JP7066370B2 - 固体燃料供給管及び粉砕装置並びに固体燃料供給方法 - Google Patents
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Description
本開示の一態様に係る固体燃料供給管は、内部を固体燃料が流通し、該固体燃料を固体燃料供給機から粉砕機に供給する固体燃料供給管であって、前記固体燃料の流通方向上流側を構成する管状の固定部と、前記固体燃料供給管の軸方向に沿う中心軸を中心として回転する管状の回転部と、を備え、前記回転部の上流側は前記固定部の下流側に接続されるとともに、前記回転部の下流側は前記粉砕機に接続され、前記回転部は、該回転部の内部に収容されて該回転部の内周面に沿うように配置されるスクレーパを有し、前記固定部よりも外径が小さく形成されている。
これにより、固体燃料供給管の全体を固定部で構成する構造と比較して、固体燃料供給管の粉砕機側を小型化することができる。したがって、固体燃料供給管の占有スペースを低減することができ、固体燃料供給管近傍のレイアウト性を向上させることができる。また、固体燃料供給管の全体を固定部で構成する構造と比較して、固体燃料供給管全体の重量を軽量化することができる。これにより、固体燃料供給管の据え付け作業を容易化することができる。
一方、固体燃料供給管の全体を回転部で構成する構造と比較して、回転部の長さが短くなる。これにより、回転部を回転させる際の駆動力を低減させることができる。また、回転部を設置する際には、回転時の回転軌道に歪みが生じないようにするために、また、回転部の内周面にスクレーパが沿うように、回転部とスクレーパとの相対位置を所定の位置とするために、回転部を据え付ける際には、芯出し作業を行う必要がある。このような芯出し作業は、回転部の長さが長いほど、精密さが求められるが、上記構成では、回転部の長さが短くなるので、回転部の芯出し作業を容易に行うことができる。これにより、固体燃料供給管の全体を回転部で構成する構造と比較して、固体燃料供給管の据え付け作業を容易化することができる。
また、固体燃料供給管の軸方向に沿った中心軸を中心として回転する回転部には、駆動機構を備えるロータリバルブを設けることは難しい。上記構成では、固定部にロータリバルブを設けているので、固体燃料供給管において、回転部を有する構成であって、かつ、ロータリバルブを設けた構成とすることができる。したがって、固体燃料供給管の占有スペースを低減及び軽量化を実現しつつ、固体燃料供給管よりも上流側に粉砕機内の搬送用ガスと微粉燃料が吹き抜けることを防止することができる。
なお、固定部の長さは、固体燃料供給管全体の長さの20%以上であって50%未満であるとより好適である。
また、回転部を設置する際には、回転時の回転軌道に歪みが生じないようにするために、また、回転部の内周面にスクレーパが沿うように、回転部とスクレーパとの相対位置を所定の位置とするために、回転部を据え付ける際には、芯出し作業を行う必要がある。このような芯出し作業は、回転部の長さが長いほど、精密さが求められるが、上記構成では、回転部の長さが短くなるので、回転部の芯出し作業を容易に行うことができる。これにより、固体燃料供給管の据え付け作業を容易化することができる。
なお、固定部の長さは、固体燃料供給管全体の長さの50%よりも長く、75%以下であるとより好適である。
また、重複領域における固定部の外周面と回転部の内周面との間に形成される隙間は、固体燃料供給管の延在方向に延びるものとなる。これにより、固定部が固体燃料供給管の延在方向に移動した場合であっても、当該隙間の閉塞が発生せず、固定部と回転部との干渉を防止することができる。したがって、例えば、固体燃料供給管が鉛直上下方向に延びていて、固体燃料供給管よりも上流側において、固体燃料が貯留されることで、固定部に作用する下方への荷重が増大し、固体部が下方に移動した場合であっても、当該隙間の閉塞が発生せず、固定部と回転部との干渉を防止することができる。
また、重複領域に形成された当該隙間の一端は固体燃料供給管の内部に連通し、他端は固体燃料供給管の外部に連通するとともに、隙間の一端(固体燃料供給管の内部に連通する端部)から見て、隙間は、固体燃料の流通方向と逆方向に延びるものとなる。これにより、隙間に固体燃料が流入し難くすることができるとともに、隙間内を固体燃料が流通し難くすることができる。したがって、隙間を介して固体燃料が固体燃料供給管の外部に流出することを抑制することができる。
〔第1実施形態〕
以下、第1実施形態について、図1から図4を用いて説明する。
図1には、本実施形態に係る粉砕機を備えたボイラ設備1が示されている。なお、本実施形態では上方とは鉛直上側方向を、下方とは鉛直下側方向を示している。
粉砕機5は、石炭のみを粉砕する形式であってもよく、バイオマス燃料のみを粉砕する形式であってもよく、石炭とともにバイオマス燃料を粉砕する形式であってもよい。ここで、バイオマス燃料とは、再生可能な生物由来の有機性資源であり、例えば、間伐材、廃材木、流木、草類、廃棄物、汚泥、タイヤ及びこれらを原料としたリサイクル燃料(ペレットやチップ)などであり、ここに提示したものに限定されることはない。バイオマス燃料は、バイオマスの成育過程において二酸化炭素を取り込むことから、地球温暖化ガスとなる二酸化炭素を排出しないカーボンニュートラルとされるため、その利用が種々検討されている。
粉砕機5には、固体燃料用サイロ(図示省略)に貯蔵された固体燃料がバンカ13を介して固体燃料供給管20から導かれる。
本実施形態では、粉砕機5は、加圧式とされた竪型ミルとされており、石炭燃料やバイオマス燃料などの固形物を粉砕する。粉砕機5の詳細については図示していないが、粉砕機5は、鉛直方向に延在する中心軸線回りを回転する粉砕テーブル(図示省略)と、粉砕テーブルの上面に対向して設けられた粉砕ローラ(図示省略)とを備えている。粉砕テーブルと粉砕ローラとの間で石炭燃料やバイオマス燃料(ペレット)が粉砕される。粉砕された燃料は、熱空気供給管(図示省略)から供給された搬送ガスとして例えば熱空気によって巻き上げられ、粉砕機5の上部空間に設けたロータリセパレータ(図示省略)を通過する際に所望の微粉のサイズで分級された後に、微粉燃料供給管7(図1参照)を通りボイラ本体3のバーナ9へと導かれる。
一方、後述するように、ペレット状のバイオマス燃料を原料とする場合、バイオマス燃料の粒径が石炭燃料の粒径よりも大きいことなどから、ダウンスパウト17内の充填層でのシール性が石炭燃料の場合よりも劣り、粉砕機5からバンカ13への微粉燃料を含む搬送ガスの吹き抜けが発生しシール性が劣る可能性がある。このため固定式供給管22にロータリバルブ50が設ける場合もある(ロータリバルブ50を設けた構成については、第2実施形態で説明する)。
隙間G1は、重複領域60を上下方向に延びるように形成されていて、隙間G1の下端部は固体燃料供給管20の内部に連通し、隙間G1の上端部は固体燃料供給管20の外部に連通している。
本実施形態では、固体燃料供給管20が、固定式供給管22と固定式供給管22よりも直径が小さい回転式供給管21とを有している。
これにより、固体燃料供給管20の全体を固定式供給管22で構成する構造と比較して、固体燃料供給管20を小型化することができる。したがって、固体燃料供給管20の占有スペースを低減することができ、固体燃料供給管20近傍のレイアウト性を向上させることができる。また、固体燃料供給管20の全体を固定式供給管22で構成する構造と比較して、固体燃料供給管20全体の重量を軽量化することができる。これにより、固体燃料供給管20の据え付け作業を容易化することが出来る。
また、固体燃料供給管20の全体を回転式供給管21で構成する構造と比較して、回転式供給管21の長さが短くなる。これにより、回転式供給管21を回転させる際の駆動力を低減させることができる。また、回転式供給管21を設置する際には、回転時の回転軌道に歪みが生じないようにするために、また、回転式供給管21の内周面にスクレーパ29が沿うように、回転式供給管21とスクレーパ29との相対位置を所定の位置とするために、回転式供給管21を据え付ける際には、芯出し作業を行う必要がある。このような芯出し作業は、回転式供給管21の長さが長いほど、精密さが求められるが、上記構成では、回転式供給管21の長さが短くなるので、回転式供給管21の芯出し作業を容易に行うことができる。これにより、固体燃料供給管20の全体を回転式供給管21で構成する構造と比較して、固体燃料供給管20の据え付け作業を容易化することができる。
また、隙間G1は、固体燃料供給管20の延在方向である上下方向に延びるものとなる。これにより、固体燃料供給管20よりも上流側のバンカ13において、固体燃料が貯留されることで、固定式供給管22に作用する下方への荷重が増大し、固定式供給管22が下方に移動した場合であっても、当該隙間G1が閉塞しない。したがって、このような場合であっても、固定式供給管22と回転式供給管21との干渉を防止することができる。なお、固定式供給管22に対して固定されているシール構造30と回転式供給管21との間に形成される隙間G2、G3及びG4も、上下方向に連通する隙間であるので、隙間G1と同様に、固定式供給管22が下方に移動した場合であっても閉塞しない構造となっている。したがって、シール構造30と回転式供給管21との干渉も防止することができる。
また、第2シールボックス32と、外部とを連通する隙間G3及びG4には、第3シールボックス内にメカニカルシール35を設けることで、シールエアの外部への流出(図4の破線矢印A6参照)を防止している。シールエアの外部への流出を防止することで、笛吹音の発生を防止することができる。
続いて、第2実施形態について、図5を用いて説明する。本実施形態に係るボイラ設備1は、固定式供給管22にロータリバルブ50が設けられている点等で第1実施形態と異なる。第1実施形態と同様の構成は、同一の符号を付してその説明は省略する。
これは、バイオマス燃料はペレット状であるため、バイオマス燃料間の隙間が大きく、石炭と比較してバンカ13内部での逆流した搬送ガスの通過を阻止する吹上シール性が劣ることに起因する。
通常、石炭を粉砕機5で粉砕する場合、燃料供給機15にシールエアを供給するなどして、燃料供給機15の内圧を粉砕機5の内圧より大きい値に設定してある。これは粉砕機5内の熱ガスが燃料供給機15へ流入することを防止することを目的としている。燃料供給機15の内圧を大きくするために、バンカ13と燃料供給機15とを接続するダウンスパウト17内に構成される石炭充填層のシール性により、燃料供給機15内からバンカ13側へ流れが発生することを防止している。
一方、ペレット状のバイオマス燃料を原料とする場合、バイオマス燃料の粒径が石炭燃料の粒径よりも大きいことなどから、ダウンスパウト17内の充填層でのシール性が石炭燃料の場合よりも劣る。このため、ダウンスパウト17に構成されるバイオマス充填層のシール性は不十分となり、粉砕機5からバンカ13への微粉燃料を含む搬送ガスの吹き抜けが発生し得ることとなる。
本実施形態では、ロータリバルブ50が設けられている。これにより、粉砕機5内から固体燃料供給管20内に流入した微粉燃料を含む搬送ガスは、ロータリバルブ50によって遮られる。したがって、粉砕機5内の微粉燃料を含む搬送ガスが固体燃料供給管20の内部を逆流(すなわち、固体燃料の流通方向と逆の方向に流通すること)し、固体燃料供給管20よりも上流側に吹き抜けることを防止することができる。
また、ロータリバルブ50を回転式供給管21に設ける場合には、ロータリバルブ50の駆動部分があることから設置が難しい。すなわち、回転式供給管21とともにロータリバルブ50が回転することを防止しつつ、ロータリバルブ50を固定する必要がある。このため、ロータリバルブ50を回転式供給管21に設ける場合には、ロータリバルブ50の上流側及び下流側にシール構造を設けなくてはならず、構造が複雑となる。本実施形態では、固定式供給管22にロータリバルブ50を設けているので、このような複雑な構造を設ける必要がない。これにより、回転式供給管21を有する構成であって、かつ、ロータリバルブ50を設けた固体燃料供給管20を簡素な構成で実現することができる。したがって、占有スペースを低減及び軽量化を実現しつつ、簡素な構成で粉砕機5からバンカ13への微粉燃料を含む搬送ガスの吹き抜けを防止することができる。
特に、スペース等の関係から、固定式供給管22のような径の大きい配管を接続することができず、径の小さい回転式供給管を採用せざるを得ない小型の粉砕機において、バイオマス燃料を粉砕する場合には、本実施形態の固体燃料供給管20を採用することによって、簡素な構成で粉砕機5からバンカ13への微粉燃料を含む搬送ガスの吹き抜けを防止することができるので有効である。ここでいう小型の粉砕機とは、接続可能な固体燃料供給管のうち最も内径が大きいものを採用した場合でも、配管の内周面に付着する固体燃料が自重により落下する前に配管を閉塞してしまう可能性のある粉砕機のことである。
固定式供給管22と回転式供給管21と割合は、各粉砕装置2の運用条件に応じて選択するのが好適である。
また、例えば、図6(b)で示すように、接続される位置を燃料供給機15側に設定し、回転式供給管21を長くした場合には、直径が大きい固定式供給管22の長さが短くなるので、固体燃料供給管20を小型化することが出来る。これにより、固体燃料供給管20の占有スペースを低減することができ、固体燃料供給管20近傍のレイアウト性を向上させることが出来る。また、固体燃料供給管20全体の重量を軽量化することができる。これにより、固体燃料供給管20の据え付け作業を容易化することが出来る。
なお、図6は、固定式供給管22と回転式供給管21との接続位置(図中の二点鎖線で示す位置)を説明する模式的な図であって、固定式供給管22及び回転式供給管21の管径を正確に示したものではない。
図7に示すグラフの横軸は、固体燃料供給管20全体の長さに対する固定式供給管22及び回転式供給管21の長さの割合を表し、左端(固定式供給管100%)は固定式供給管22のみで固体燃料供給管20を構成した場合を、右端(回転式供給管100%)は回転式供給管21のみで固体燃料供給管20を構成した場合を表している。また、図6に示すグラフの縦軸は、各種の項目について評価結果を表していて、縦軸の上側に向かうほど良い結果であることを示している一方、縦軸の下側にあるから必ずしも不良としたものではなく、相対的な比較を示している。以下で、各種評価について説明する。
縮径部25の摩耗し難さは、回転式供給管21の長さ割合が高くなるほど、評価が高くなる。すなわち、摩耗し難くなる。これは、固定式供給管22が長くなるほど、燃料供給機15から固体燃料供給管20内に投入された固体燃料における縮径部25までの落下距離が長くなり、衝突速度が上がることにより、縮径部25が摩耗し易くなり、また逆に、固定式供給管22が短くなるほど、固体燃料の衝突速度が下がり、縮径部25が摩耗し難くなることによるものである。また、回転式供給管21の長さの割合が50%を超えた近辺から、急激に評価が高くなる。これは、縮径部25までの落下距離が長くなることで、固体燃料がより加速していくことによる。
省動力性は、回転式供給管21の長さ割合が高くなるほど、評価が低くなる。すなわち、駆動する動力が増加する。これは、回転式供給管21の長さが長くなるほど、回転式供給管21の重量が増加することによる。
据え付け調整費の安さ(換言すれば、固体燃料供給管20の設置費用)は、回転式供給管21の長さ割合が高くなるほど、評価が低くなる。これは、回転式供給管21の長さが長くなるほど、回転式供給管21の芯出し作業が煩雑になり調整費用が増加することによる。
また、据付け調整費の安さと固体燃料供給管20全体の重量の軽さは、回転式供給管21の長さ割合に対して、逆の関係にある。このため実際の据付け作業性においては、回転式供給管21の長さ割合が高くなると、途中で据え付け作業性の評価が上がるが、その後は低くなる。これは、回転式供給管21の長さが長くなりすぎると、固体燃料供給管20は軽量となって作業性は向上して評価が高くなるが、回転式供給管21の長さが長くなりすぎると、回転式供給管21の芯出し作業が煩雑になり調整費用が増加することによる。
ロータリバルブ50のメンテナンス性(換言すれば、取付けや取外し等のロータリバルブ50のメンテナンスのし易さ)は、第2実施形態のように、固定式供給管22にロータリバルブ50を設けた際の指標である。ロータリバルブ50のメンテナンス性は、回転式供給管21の長さが長くなるほど、評価が低くなる。これは、回転式供給管21の長さが長くなるほど、ロータリバルブ50の設置位置が高くなることによる。なお、ロータリバルブ50のメンテナンス性の評価が、回転式供給管21の長さを長くしていった途中位置で、ゼロになっているのは、固定式供給管22の長さが所定の長さ以下となった場合には、ロータリバルブ50を設けることができなくなるからである。
なお、固定式供給管22にロータリバルブ50を設ける場合には、固定式供給管22の長さは、最少としてもロータリバルブ50を設置できる長さを加えた長さが必要となる。
また、回転式供給管21の長さが長くなり固定式供給管22が短くなるほど、ロータリバルブ50の設置位置が高くなりメンテナンス性が低下するため、固定式供給管22の長さの割合が、50%以上75%以下の状態がより好適である。
また、回転式供給管21の長さは、最少としても縮径部25および駆動装置27を取り付ける長さが必要となる。
例えば、上記各実施形態では、縮径部25の内周面のみに耐摩耗材28を設けているが、固体燃料供給管20全体の内周面に耐摩耗材を設けてもよい。
2 粉砕装置
3 ボイラ本体
5 粉砕機
7 微粉燃料供給管
9 バーナ
13 バンカ
15 燃料供給機
16 ベルトコンベア
17 ダウンスパウト
20 固体燃料供給管
21 回転式供給管(回転部)
22 固定式供給管(固定部)
24 大径部
25 縮径部
26 小径部
27 駆動装置
28 耐摩耗材(耐摩耗部)
29 スクレーパ
30 シール構造
31 第1シールボックス
32 第2シールボックス
33 第3シールボックス
34 ガスケット
35 メカニカルシール
40 ギアボックス
41 駆動軸
42 モータ
43 小スプロケット
44 大スプロケット
45 チェーン
46 台板
47 支持具
48 深溝玉軸受
50 ロータリバルブ
A1~A6 方向
G1~G4 隙間
S1~S3 空間
Claims (9)
- 内部を固体燃料が流通し、該固体燃料を粉砕機に供給する固体燃料供給管であって、
前記固体燃料の流通方向の上流側を構成する管状の固定部と、
大径部、縮径部及び小径部を有し、前記固体燃料供給管の軸方向に沿う中心軸を中心として回転する管状の回転部と、を備え、
前記回転部の上流側は前記固定部の下流側に接続されるとともに、前記回転部の下流側は前記粉砕機に接続可能とされ、
前記回転部は、該回転部の内部に収容されて該回転部の内周面に沿うように配置されるスクレーパを有し、
前記小径部は、前記固定部よりも外径が小さく形成されていて、
前記固体燃料供給管の長さに対する前記固定部の長さの割合が、20%以上75%以下とされていて、
前記固定部には、ロータリバルブが設けられている固体燃料供給管。 - 前記固定部の長さは、前記回転部の長さよりも短い請求項1に記載の固体燃料供給管。
- 前記ロータリバルブが設けられている場合は、前記固定部の長さは、前記回転部の長さよりも長い請求項1に記載の固体燃料供給管。
- 前記固定部と前記回転部との接続部分には、前記流通方向の下流側に向かうほど直径が小さくなる前記縮径部が形成され、
前記縮径部の内周面には、耐摩耗部が設けられている請求項1から請求項3のいずれかに記載の固体燃料供給管。 - 前記固定部の下流端部には、前記回転部の上流端部に挿入された重複領域が形成され、
前記重複領域において、前記固定部の前記下流端部の外周面と前記回転部の前記上流端部の内周面とは、離間している請求項1から請求項4のいずれかに記載の固体燃料供給管。 - 前記重複領域において前記固定部の外周面と前記回転部の内周面との間に形成された隙間をシールするシール構造を備え、
前記シール構造にはシールガスが供給される請求項5に記載の固体燃料供給管。 - 内部を固体燃料が流通し、該固体燃料を粉砕機に供給する固体燃料供給管であって、
前記固体燃料の流通方向の上流側を構成する管状の固定部と、
大径部、縮径部及び小径部を有し、前記固体燃料供給管の軸方向に沿う中心軸を中心として回転する管状の回転部と、を備え、
前記回転部の上流側は前記固定部の下流側に接続されるとともに、前記回転部の下流側は前記粉砕機に接続可能とされ、
前記回転部は、該回転部の内部に収容されて該回転部の内周面に沿うように配置されるスクレーパを有し、
前記小径部は、前記固定部よりも外径が小さく形成されていて、
前記固定部には、ロータリバルブが設けられている固体燃料供給管。 - 請求項1から請求項7のいずれかに記載の固体燃料供給管と、
前記固体燃料供給管によって前記固体燃料が供給される粉砕機と、を備えた粉砕装置。 - 内部を固体燃料が流通し、該固体燃料を粉砕機に供給する固体燃料供給管であって、
前記固体燃料の流通方向の上流側を構成する管状の固定部と、
大径部、縮径部及び小径部を有し、前記固体燃料供給管の軸方向に沿う中心軸を中心として回転する管状の回転部と、を備え、
前記回転部の上流側は前記固定部の下流側に接続されるとともに、前記回転部の下流側は前記粉砕機に接続可能とされ、
前記回転部は、該回転部の内部に収容されて該回転部の内周面に沿うように配置されるスクレーパを有し、
前記小径部は、前記固定部よりも外径が小さく形成されていて、
前記固体燃料供給管の長さに対する前記固定部の長さの割合が、20%以上75%以下とされていて、
前記固定部には、ロータリバルブが設けられている固体燃料供給管による固体燃料供給方法。
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