JP7066081B1 - コントローラユニット及び汎用オペレーティングシステムの電源操作方法 - Google Patents

コントローラユニット及び汎用オペレーティングシステムの電源操作方法 Download PDF

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Abstract

プログラマブルコントローラを構成するコントローラユニット(120)は、リアルタイムOSを実行する第1プロセッサを有するリアルタイムOS実行部(51)と、汎用OSを実行する第2プロセッサを有する汎用OS実行部(52)と、を備える。リアルタイムOS実行部(51)は、汎用OSの起動及び停止を含む電源状態の変更を指示するためのデバイス値を受信する受信回路(5111,5121)と、汎用OSを起動する電源操作回路(516)と、をさらに有し、汎用OSを起動するためのデバイス値が受信回路(5111,5121)によって受信された場合に、電源操作回路(516)を用いて汎用OSを起動する。汎用OS実行部(52)は、汎用OSを停止するためのデバイス値が受信回路(5111,5121)によって受信された場合に、汎用OSを停止する。

Description

本開示は、コントローラユニット及び汎用オペレーティングシステムの電源操作方法に関する。
FA(Factory Automation)の現場では、機器を制御する制御装置としてのプログラマブルコントローラが用いられることが多い。この種のプログラマブルコントローラは、例えばリアルタイムオペレーティングシステム上のアプリケーションを実行することで多数の機器の協調制御を実現している。
近年のデータ収集及びデータ分析の需要の高まりに伴って、一般的な情報処理を実行するために汎用オペレーティングシステムを搭載したプログラマブルコントローラが求められている。そこで、リアルタイムオペレーティングシステム及び汎用オペレーティングシステムの双方を実行可能な制御装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1には、リアルタイムOS(Operating System)を実行する分散制御CPU(Central Processing Unit)と、汎用OSを実行する情報処理CPUと、がシリアルインターフェースを介して接続される構成を有する制御装置について記載されている。この制御装置では、分散制御CPUが、情報処理CPUの稼働状態を定期的に測定し、測定した稼働状態に応じて情報処理CPUに対してタスクの実行を要求するか否かを判定する。これにより、情報処理の負荷を分散することができる。
特許第6808090号公報
プログラマブルコントローラは、通常、長時間にわたって稼働を継続する。このため、特許文献1に記載の制御装置では、汎用OSを担う情報処理CPUによる消費電力量が大きくなる。したがって、汎用オペレーティングシステムを搭載したプログラマブルコントローラの消費電力量を低減する余地がある。
本開示は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、汎用オペレーティングシステムを搭載したプログラマブルコントローラの消費電力量を低減させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示のコントローラユニットは、プログラマブルコントローラを構成するコントローラユニットであって、リアルタイムオペレーティングシステムを実行する第1プロセッサを有するリアルタイムオペレーティングシステム実行手段と、汎用オペレーティングシステムを実行する第2プロセッサを有する汎用オペレーティングシステム実行手段と、を備え、リアルタイムオペレーティングシステム実行手段は、汎用オペレーティングシステムの起動及び停止を含む電源状態の変更を指示するための指示データを受信する受信手段と、汎用オペレーティングシステムを起動する電源操作回路と、をさらに有し、汎用オペレーティングシステムを起動するための指示データが受信手段によって受信された場合に、電源操作回路を用いて汎用オペレーティングシステムを起動し、汎用オペレーティングシステム実行手段は、汎用オペレーティングシステムを停止するための指示データが受信手段によって受信された場合に、汎用オペレーティングシステムを停止する。
本開示によれば、汎用オペレーティングシステムを搭載したプログラマブルコントローラの消費電力量を低減させることができる。
実施の形態1に係る制御システムの構成を示す図 実施の形態1に係るコントローラユニットのハードウェア構成を示す図 実施の形態1に係るコントローラユニットの機能的な構成を示す図 実施の形態1に係るデバイス値について説明するための図 実施の形態1に係る電源操作回路の構成を示す図 実施の形態1に係る汎用OSの電源を操作する流れを示す図 実施の形態2に係るPLCの構成を示す図
以下、本開示の実施の形態に係るプログラマブルコントローラについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
実施の形態1.
本実施の形態に係るPLC(Programmable Logic Controller)100は、外部からの指示に従って汎用OSを起動及び停止するコントローラユニット120を有する。当該コントローラユニット120は、汎用OSによる情報処理を必要とする外部の装置からの要求に応じて汎用OSを起動し、情報処理が完了したときには汎用OSを停止する。以下、PLC100の概要、及び、コントローラユニット120について順に説明する。
PLC100は、図1に示されるように、スイッチ103及び半導体製造装置104とともに制御システム10を構成する。制御システム10は、工場に設置されるFAシステムの一部に相当する。制御システム10は、インターネットに代表されるネットワーク300を介してクラウドサーバ30に接続される。また、制御システム10は、工場内の産業用ネットワーク200を介して、制御システム10と同様にFAシステムの一部に相当する外部システム20に接続される。
制御システム10のPLC100は、機器を制御する制御装置である。詳細には、PLC100は、スイッチ103の状態を含む入力に応じて半導体製造装置104を制御することで、半導体製品の生産ラインを稼働させる。また、PLC100は、複数のモジュールを組み合わせることで構成されるビルディングブロック形式のプログラマブルコントローラである。詳細には、PLC100は、電力を他のモジュールに供給する電源モジュール110と、他のモジュールを制御してPLC100の動作を決定するCPU(Central Processing Unit)モジュールに相当するコントローラユニット120と、スイッチ103の状態を示す信号が入力される入力モジュール130と、半導体製造装置104から信号が入力される入力モジュール140と、半導体製造装置104に信号を出力する出力モジュール150と、産業用ネットワーク200を介して通信するためのネットワークモジュール160とを、ベースモジュール170に装着することで構成される。
電源モジュール110は、図1中の太線の矢印で示されるように、ベースモジュール170内の電源線を介して他のモジュールに電力を供給する。ベースモジュール170は、図1中の破線で示されるように、モジュール間で通信するための信号線としてのPLCバス171を有する。コントローラユニット120は、ベースモジュール170を介して、スイッチ103の状態を示すデータを入力モジュール130から取得するとともに半導体製造装置104から出力されるデータを入力モジュール140から取得する。また、コントローラユニット120は、ベースモジュール170を介して出力モジュール150へ、半導体製造装置104に対する制御指令を送信することで、半導体製造装置104を制御する。さらに、コントローラユニット120は、ベースモジュール170及びネットワークモジュール160を介して、外部システム20の装置と連携して動作する。なお、コントローラユニット120は、ベースモジュール170を介することなく、ネットワーク300に接続されて直接通信する機能を有する。
外部システム20は、制御システム10のPLC100と同様に複数のモジュールで構成されるPLC21と、不図示の機器に接続されて当該機器からの信号が入力されるネットワーク接続入力モジュール22と、不図示の機器に接続されて当該機器へ信号を出力するネットワーク接続出力モジュール23と、を有する。PLC21、ネットワーク接続入力モジュール22及びネットワーク接続出力モジュール23はいずれも、産業用ネットワーク200に接続されてPLC100のネットワークモジュール160と互いに通信する。PLC21は、PLC100と協働することにより多数の機器の協調制御を実現する。ネットワーク接続入力モジュール22及びネットワーク接続出力モジュール23は、PLC100の入力モジュール140及び出力モジュール150と同等の機能を、産業用ネットワーク200を介して発揮する装置である。PLC100は、ネットワーク接続入力モジュール22に入力された信号に基づく制御を実行してもよいし、ネットワーク接続出力モジュール23に接続される機器を制御してもよい。
図2には、コントローラユニット120のコンピュータとしてのハードウェア構成の概要が示されている。コントローラユニット120は、そのハードウェア構成として、第1プロセッサ411及び第1主記憶部412を有するリアルタイムOS実行部51と、第2プロセッサ421及び第2主記憶部422を有する汎用OS実行部52と、補助記憶部43と、入力部44と、出力部45と、通信部46と、を有する。第1主記憶部412、第2主記憶部422、補助記憶部43、入力部44、出力部45及び通信部46はいずれも、内部バス47を介して第1プロセッサ411及び第2プロセッサ421に接続される。
第1プロセッサ411及び第2プロセッサ421はそれぞれ、集積回路であるCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)を含む。第1プロセッサ411は、補助記憶部43に記憶されるプログラム431を実行することにより、リアルタイムOS実行部51の種々の機能を実現して、後述の処理を実行する。プログラム431は、ソフトウェアとしてのリアルタイムOS、及び、機器を制御するためのラダープログラムを含む。リアルタイムOSは、リアルタイム処理のためのOSである。リアルタイムOSでは、演算処理のリアルタイム性を保証するために、演算処理を実行するための命令の発行から当該演算処理の完了までの時間の上限値が予め規定される。
また、第2プロセッサ421は、補助記憶部43に記憶されるプログラム432を実行することにより、汎用OS実行部52の種々の機能を実現して、後述の処理を実行する。プログラム432は、ソフトウェアとしての汎用OS、及び、汎用OS上で実行されるアプリケーションソフトウェアを含む。汎用OSは、一般的な情報処理のためのOSである。汎用OSでは、リアルタイムOSにおいて保証される演算処理の実行時間の上限値が保証されない。制御システム10において、汎用OS及び汎用OS上のアプリケーションソフトウェアによる情報処理は、制御システム10においては必ずしも常時必要とはされない。このような情報処理は、例えば、異常発生時の情報の分析、並びに、一定時間稼働後のデータの収集及び分析のように、必要とされる状況が限定される。
第1主記憶部412及び第2主記憶部422はそれぞれ、RAM(Random Access Memory)を含む。第1主記憶部412には、補助記憶部43からプログラム431がロードされる。そして、第1主記憶部412は、第1プロセッサ411の作業領域として用いられる。また、第2主記憶部422には、補助記憶部43からプログラム432がロードされる。そして、第2主記憶部422は、第2プロセッサ421の作業領域として用いられる。
補助記憶部43は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)及びHDD(Hard Disk Drive)に代表される不揮発性メモリを含む。補助記憶部43は、プログラム431,432の他に、第1プロセッサ411及び第2プロセッサ421の処理に用いられる種々のデータを記憶する。補助記憶部43は、第1プロセッサ411の指示に従って、第1プロセッサ411によって利用されるデータを第1プロセッサ411に供給し、第1プロセッサ411から供給されたデータを記憶する。また、補助記憶部43は、第2プロセッサ421の指示に従って、第2プロセッサ421によって利用されるデータを第2プロセッサ421に供給し、第2プロセッサ421から供給されたデータを記憶する。
なお、図2では、単一の補助記憶部43が設けられているが、リアルタイムOS実行部51によって利用される補助記憶部43と、汎用OS実行部52によって利用される補助記憶部43と、を別個に設けてもよい。別個に設けられた補助記憶部43は、リアルタイムOS実行部51及び汎用OS実行部52にそれぞれ含まれてもよい。また、リアルタイムOS実行部51及び汎用OS実行部52は、異なる基板上に実装されてもよいし、単一の基板上に実装されてもよい。リアルタイムOS実行部51は、コントローラユニット120において、リアルタイムOSを実行する第1プロセッサを有するリアルタイムオペレーティングシステム実行手段の一例に相当する。汎用OS実行部52は、コントローラユニット120において、汎用OSを実行する第2プロセッサを有する汎用オペレーティングシステム実行手段の一例に相当する。
入力部44は、入力キー及びポインティングデバイスに代表される入力デバイスを含む。入力部44は、PLC100のユーザによって入力された情報を取得して、取得した情報を第1プロセッサ411及び第2プロセッサ421に通知する。入力部44によって取得される情報は、例えば、PLC100の動作を決定するパラメータを含む。
出力部45は、LED(Light Emitting Diode)、LCD(Liquid Crystal Display)及びスピーカに代表される出力デバイスを含む。出力部45は、第1プロセッサ411及び第2プロセッサ421の指示に従って、種々の情報をユーザに提示する。
通信部46は、外部の装置とEthernetフレームを送受するためのネットワークインタフェース回路、及び、ベースモジュール170内のPLCバス171を介してデータを送受するための通信インタフェース回路を含む。通信部46は、外部から信号を受信して、この信号により示されるデータを第1プロセッサ411及び第2プロセッサ421へ出力する。また、通信部46は、第1プロセッサ411及び第2プロセッサ421から出力されたデータを示す信号を外部の装置へ送信する。
上述のハードウェア構成が協働することでコントローラユニット120は、リアルタイムOSと汎用OSをそれぞれ独立して実行する機能を有する。詳細には、図3に示されるように、コントローラユニット120は、その機能として、リアルタイムOSを実行するリアルタイムOS実行部51と、汎用OSを実行する汎用OS実行部52と、OS間で通信するためのOS間通信部53と、を有する。OS間通信部53は、図2の内部バス47に対応する。
リアルタイムOS実行部51は、PLCバス171を介して通信するためのPLCバス通信I/F(Interface)511と、ネットワーク300を介して通信するためのネットワーク通信I/F512と、ネットワーク300及び産業用ネットワーク200を介して予め定められた専用のプロトコルで通信するための専用プロトコル通信部513と、汎用OSに対する電源状態の変更指示の内容を示すデバイス値を記憶して管理するデバイス値管理部514と、リアルタイムOS実行部51の構成要素を制御する制御部515と、汎用OSを起動する電源操作回路516と、を有する。デバイス値管理部514によって管理されるデバイス値は、汎用OSの起動及び停止を含む電源状態の変更を指示するための指示データの一例に相当する。デバイス値管理部514は、指示データが格納される記憶手段の一例に相当する。
PLCバス通信I/F511及びネットワーク通信I/F512はそれぞれ、通信部46に対応する。PLCバス通信I/F511は、コントローラユニット120以外のモジュールからPLCバス171を介してデータを受信する受信回路5111及び当該モジュールに対してデータを送信する送信回路5112を有する。また、ネットワーク通信I/F512は、ネットワーク300を介してデータを受信する受信回路5121及びデータを送信する送信回路5122を有する。受信回路5111,5121はそれぞれ、コントローラユニット120において、指示データを受信する受信手段の一例に相当する。
専用プロトコル通信部513は、主として第1プロセッサ411によって実現される。専用プロトコル通信部513は、ネットワーク通信I/F512を介して、ネットワーク300上のクラウドサーバ30と専用のプロトコルで通信する。また、専用プロトコル通信部513は、PLCバス通信部I/F511及びネットワークモジュール160を介して産業用ネットワーク200上の外部システム20と専用のプロトコルで通信する。
デバイス値管理部514は、主として第1プロセッサ411及び補助記憶部43の協働により実現される。デバイス値管理部514は、デバイス値がそれぞれ格納される複数の領域を含む記憶領域5141を有する。記憶領域5141は、図4に例示されるように、名称及び使用目的が予め設定される入力デバイス値の領域と出力デバイス値の領域とを有する。入力デバイス値の領域は、汎用OSの電源状態に関する指示が入力される領域を含む。例えば、「X0」として他の領域から識別される領域には、汎用OSの起動指示についての入力値が格納される。この入力値は、例えば「1」のときに指示が入力されたことを示し、「ゼロ」のときに指示が入力されていないことを示す。
汎用OSの起動は、汎用OS実行部52が電力をまったく消費していない電源OFFの状態から、電力を消費して汎用OSの機能を発揮することが可能な電源ONの状態への移行、及び、必要に応じて情報を第2主記憶部422に格納しておいて電力の消費を抑えたスタンバイ状態からの復帰、及び、電源をONの状態から一旦OFF状態に変更した上で再度ONの状態に移行する再起動を含む。
また、「X1」の領域には、汎用OSのシャットダウン指示についての入力値が格納され、「X2」の領域には、汎用OSのスタンバイ指示についての入力値が格納される。シャットダウンは、電源ONの状態から電源OFFの状態への移行を意味し、スタンバイ指示は、電源ONの状態からスタンバイ状態への移行の指示を意味する。これらのシャットダウン指示及びスタンバイ指示は、汎用OSを停止する指示の一例に相当する。
また、出力デバイス値の領域には、汎用OSの電源状態に関してコントローラユニット120の外部の装置に対する通知の内容が格納される。例えば、「Y0」の領域には、汎用OSが再起動中であるか否かを示す出力値が格納される。この出力値は、例えば「1」のときに汎用OSが再起動中であることを示し、「ゼロ」のときに再起動中ではないことを示す。また、「Y2」の領域には、汎用OSの現在の電源状態が、電源ON、電源OFF、及び、スタンバイ、のいずれであるかを示す出力値が格納される。
記憶領域5141に格納されるこれらのデバイス値は、コントローラユニット120の外部の装置内のデータと同期され、又は、外部の装置による読み出し及び書き込みの対象となる。ここで、外部の装置とコントローラユニット120内のデバイス値との関係について説明する。
コントローラユニット120とともにベースモジュール170に装着された他のモジュールはそれぞれ、PLCバス171及びPLCバス通信I/F511を介して記憶領域5141内のデバイス値にアクセスする。このようなアクセスにより、モジュール間でデバイス値が同期され、記憶領域5141内のデバイス値が他のモジュールによる読み出し及び書き込みの対象となる。例えば、PLC100に対する事前のパラメータ設定において、「X0」のデバイス値を、入力モジュール130に対するスイッチ103の入力に割り付けて同期させる場合には、スイッチ103への入力が直ちに「X0」の値に反映される。スイッチ103が例えば生産ラインの非常停止スイッチであれば、生産ラインの停止と同時に汎用OSに対する起動指示が入力されることとなる。同様に、「Y1」のデバイス値を出力モジュール150から半導体製造装置104への出力に割り付けて同期させる場合には、「Y1」のデバイス値が直ちに半導体製造装置104への出力に反映される。例えば、非常停止についての汎用OSによる原因分析が完了して生産ラインを再稼働させる際に、汎用OSのシャットダウン完了とともに半導体製造装置104への制御指令が通知されることとなる。
また、外部システム20の装置は、産業用ネットワーク200を介して予め定められた専用のプロトコルに従ってネットワークモジュール160と通信し、ネットワークモジュール160、PLCバス通信I/F511及び専用プロトコル通信部513を介して記憶領域5141内のデバイス値にアクセスする。このようなアクセスにより、コントローラユニット120と外部システム20との間でデバイス値が同期され、記憶領域5141内のデバイス値が外部システム20の装置による読み出し及び書き込みの対象となる。例えば、PLC100のユーザによる事前のパラメータ設定において、PLC21、ネットワーク接続入力モジュール22及びネットワーク接続出力モジュールの有する値が、記憶領域5141のデバイス値に割り付けられる。そして、PLC21が実行する制御プログラムによる値の変更、或いは、ネットワーク接続入力モジュール22への入力値が、記憶領域5141の入力デバイス値に反映される。また、記憶領域5141の出力デバイス値が、PLC21によって利用される値、或いは、ネットワーク接続出力モジュール23からの出力値に反映される。
PLC100の各モジュール及び外部システム20の各装置は、記憶領域5141の出力デバイス値を参照することによりコントローラユニット120における汎用OSの電源状態を把握し、汎用OSが停止状態であるときに汎用OSによる情報処理が必要になった場合には汎用OSの起動指示を示す入力デバイス値を記憶領域5141に書き込む。そして、必要な情報処理が完了した場合には、PLC100の各モジュール及び外部システム20の各装置は、汎用OSの停止指示を示す入力デバイス値を記憶領域5141に書き込む。
さらに、記憶領域5141のデバイス値は、ネットワーク300、ネットワーク通信I/F512及び専用プロトコル通信部513を介して、クラウドサーバ30によってアクセスされてもよい。クラウドサーバ30は、デバイス値を定期的に収集してその履歴を管理してもよい。
図3に戻り、制御部515は、主として第1プロセッサ411によって実現される。制御部515は、PLCバス通信I/F511、ネットワーク通信I/F512、専用プロトコル通信部513、及び、デバイス値管理部514を制御して、デバイス値を利用して生産ラインを稼働させる。例えば、制御部515は、スイッチ103の入力値を示すデバイス値に基づいて、半導体製造装置104に対する制御指令を示すデバイス値を決定する。また、制御部515は、「X0」及び「X3」のデバイス値を監視して、汎用OSに対する起動指示が入力された場合に、電源操作回路516を用いて汎用OSを起動する。さらに、制御部515は、「X1」及び「X2」のデバイス値を監視して、汎用OSに対する停止指示が入力された場合に、OS間通信部53を介して停止指示の内容を汎用OS実行部52の電源管理部521に通知してもよい。
電源操作回路516は、図5に示されるように、汎用OS実行部52に対して汎用OSの起動指示を入力する電源ONスイッチ5161と、汎用OS実行部52に対して汎用OSの再起動指示を入力するリセットスイッチ5162と、を有する。これらのスイッチはそれぞれ、制御部515から出力される信号に応じてON状態とOFF状態とを切り替える。汎用OSが電源OFFの状態又はスタンバイ状態であるときには、電源操作回路516が電源ONスイッチ5161をON状態にして導通させることで、汎用OS実行部52に電力が投入されて汎用OSが起動することとなる。
図3に戻り、汎用OS実行部52は、汎用OSを停止する電源管理部521と、OS間通信部53を介してデバイス値管理部514のデバイス値にアクセスするデバイス値アクセス部522と、ネットワーク300を介して通信するためのネットワーク通信I/F523と、汎用OS上で動作する情報処理プログラム524と、を有する。
電源管理部521は、主として第2プロセッサ421によって実現される。電源管理部521は、汎用OSの一部の機能に相当してもよいし、汎用OS上のアプリケーションソフトウェアに相当してもよい。電源管理部521は、リアルタイムOS実行部51からOS間通信部53を介して、汎用OSの停止指示が入力されたことが通知されると、汎用OSを停止する。詳細には、電源管理部521は、汎用OSのシャットダウン又はスタンバイへの移行を指示するコマンドを実行する。なお、電源管理部521は、デバイス値アクセス部522を介して記憶領域5141のデバイス値を監視して、停止指示の有無を確認してもよい。
また、電源管理部521は、汎用OSの電源状態を、OS間通信部53を介して制御部515に定期的に通知する。さらに、電源管理部521は、デバイス値アクセス部522を介して記憶領域5141の出力デバイス値を、汎用OSの電源状態を示す値に更新する。例えば、電源管理部521は、汎用OSが立ち上がったときに上述の出力デバイス値を「電源ON」に対応する値に更新し、汎用OSを停止するためのコマンドの生成と同時に上述の出力デバイス値を「電源OFF」に対応する値に更新してから汎用OSを停止する。このように更新されることで、デバイス値は、汎用OSの電源状態をリアルタイムに示す。制御部515は、汎用OSの電源状態を示すデバイス値の確認、及び、電源管理部521からの直接の通知、の少なくとも一方により汎用OSの電源状態を把握すればよい。
デバイス値アクセス部522は、主として第2プロセッサ421によって実現される。デバイス値アクセス部522は、汎用OSの一部の機能に相当してもよいし、汎用OS上のアプリケーションソフトウェアに相当してもよい。ネットワーク通信I/F523は、通信部46に対応する。情報処理プログラム524は、PLC100のユーザが例えば汎用プログラミング言語で記述したソースコードに基づいて生成される、汎用OS上で動作するアプリケーションソフトウェアである。情報処理プログラム524を実行することにより、汎用OS実行部52は、デバイス値アクセス部522を介して記憶領域5141のデバイス値を参照して、制御システム10において一時的に必要とされる情報処理を実行する。この情報処理は、例えば、データ収集、及び、収集したデータの分析であって、異常の原因究明、或いは異常発生時における制御システム10の状況の分析を目的として実行される。
続いて、制御システム10において汎用OSの電源を操作する一連の流れについて、図6を参照して説明する。図6に示される外部装置60は、コントローラユニット120とともにベースモジュール170に取り付けられる他のモジュール、又は、外部システム20の装置に相当する。
外部装置60は、汎用OSの起動条件が成立するか否かを判定する(ステップS1)。例えば、外部装置60は、汎用OSによる分析を必要とすることが予め設定された、異常を含むイベントの発生を検知したか否かを判定する。起動条件が成立しないと判定した場合(ステップS1;No)、外部装置60は、ステップS1の判定を繰り返す。
一方、起動条件が成立したと判定した場合(ステップS1;Yes)、外部装置60は、汎用OSの起動指示をリアルタイムOS実行部51によって管理される記憶領域5141に書き込む(ステップS2)。ここで、外部装置60は、起動指示とともに、起動条件に関する情報を書き込む。起動条件に関する情報は、例えば、発生した異常内容を示す情報である。
次に、リアルタイムOS実行部51が、書き込まれた起動指示を検知して、電源操作回路516を用いて汎用OSを起動する(ステップS3)。これにより、汎用OS実行部52がその機能を発揮できる状態となる。汎用OS実行部52は、汎用OSの起動後に、汎用OS上で情報処理プログラム524を実行する(ステップS4)。具体的には、情報処理プログラム524を実行する汎用OS実行部52が、デバイス値アクセス部522により起動条件に関する情報を示すデバイス値を記憶領域5141から収集する。汎用OS実行部52は、収集した情報を解析して、ネットワーク通信I/F523から解析結果をクラウドサーバ30にアップロードする。
次に、汎用OS実行部52は、情報処理の完了をリアルタイムOS実行部51に通知する(ステップS5)。具体的には、汎用OS実行部52は、情報の解析が完了したことを示すデバイス値を記憶領域5141に書き込む。外部装置60は、記憶領域5141を参照して(ステップS6)、汎用OSの停止条件が成立したか否かを判定する(ステップS7)。停止条件は、例えば、外部装置60にとって十分な情報の解析が終了したときに満たされる。停止条件が成立していないと判定した場合(ステップS7;No)、外部装置60は、ステップS7の判定を繰り返す。ここで、外部装置60は、起動中の汎用OSと連携して、汎用OS上の情報処理プログラム524による再度の情報解析を実行させてもよい。
停止条件が成立したと判定した場合(ステップS7;Yes)、外部装置60は、汎用OSの停止指示を示すデバイス値をリアルタイムOS実行部51の記憶領域5141に書き込む(ステップS8)。汎用OS実行部52は、記憶領域5141を監視して、書き込まれた停止指示を取得すると(ステップS9)、汎用OSに対するシャットダウンのコマンドを実行し、汎用OSを停止する(ステップS10)。
以上、説明したように、本実施の形態に係るコントローラユニット120によれば、リアルタイムOS実行部51は、汎用OSを起動するための指示データとしてのデバイス値がPLCバス通信I/F511又はネットワーク通信I/F512によって受信された場合に、電源操作回路516を用いて汎用OSを起動し、汎用OS実行部52は、汎用OSを停止するための指示データが受信された場合に、汎用OSを停止する。これにより、必要なときに限って汎用OSを起動することができる。したがって、汎用OSを搭載したPLC100の消費電力量を低減させることができる。なお、リアルタイムOS実行部51は、汎用OSを起動する起動手段の一例に相当する。
また、リアルタイムOSに比して汎用OSのソフトウェア構成は複雑であるため、リアルタイムOSと同様に汎用OSを長時間にわたって稼働すると、PLC100の動作が不安定になりやすく異常終了するおそれがある。これに対して本実施の形態に係るコントローラユニット120によれば、汎用OSの稼働時間を短縮して、PLC100の動作を安定させることができる。さらに、汎用OSを停止することで第2主記憶部422に対する書換処理の頻度が低減し、コントローラユニット120の製品寿命を延長することができる。
また、リアルタイムOS実行部51によって管理されるデバイス値を利用して、汎用OSの電源状態が操作される。例えば、汎用OS実行部52は、リアルタイムOS実行部51の記憶領域5141を監視して、汎用OSを停止するためのデバイス値が記憶領域5141に格納された場合に汎用OSを停止する。デバイス値の同期或いは書き込み及び読み出しは、一般的なPLC100において実現されている機能である。このため、PLC100に対して汎用OSによる情報処理の機能を付加する際に、汎用OSと外部の装置との間に、汎用OSの電源を操作するための新たな回路を設ける必要がない。したがって、開発コストを抑えることができる。
具体的には、汎用OSが搭載されていないPLC100について、CPUモジュールをコントローラユニット120に交換してデバイス値を設定すれば、他のモジュールから汎用OSの機能を利用することができる。例えば、汎用OSに対する電源操作を示すデバイス値が、PLC100の他のモジュールに入力されるデータ又は他のモジュールから出力されるデータと同期される場合には、他のモジュールの入出力と連動して汎用OSを容易に利用することができる。この場合には、PLCバス通信I/F511の受信回路5111は、プログラマブルコントローラを構成する他のコントローラユニットに入力される入力データ又は他のコントローラユニットから出力される出力データである受信データを受信する受信手段の一例に相当し、第1プロセッサ411は、デバイス値管理部514に格納されるデバイス値を、上述の受信データと等しくなるように更新する。
また、PLC100が、産業用ネットワーク200を介して接続されるPLC21と共有するデータを、汎用OSに対する電源操作のためのデバイス値として設定すれば、PLC21の動作と連係して容易に汎用OSを利用することができる。具体的には、産業用ネットワーク200を介して接続されるPLCのモジュールが相互にアクセス可能なリンクデバイスと呼ばれる記憶領域に汎用OSの電源に関するデバイス値を格納し、当該デバイス値をリアルタイムに同期させるリフレッシュ機能を利用して、産業用ネットワーク200を介して汎用OSを容易に利用することができる。
また、汎用OSの電源状態を、デバイス値を利用して外部の装置に通知することができる。このデバイス値は、汎用OSの現在の電源状態を示す電源状態データの一例に相当する。また、送信回路5112,5122は、電源状態データを記憶手段から読み出して外部の装置に送信する送信手段の一例に相当する。
実施の形態2.
続いて、実施の形態2について、上述の実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いる。上記実施の形態1においては、汎用OS搭載するコントローラユニット120が、PLC100のCPUモジュールに相当する例について説明したが、コントローラユニット120がネットワークモジュール160に相当する形態も考えられる。
図7に示されるように、PLC100は、汎用OSを搭載していないCPUモジュール120aと、ネットワークモジュールとして機能し汎用OSを搭載するコントローラユニット120と、を有する。コントローラユニット120は、図2,3に示されるような構成を有する。ただし、リアルタイムOS実行部51のネットワーク通信I/F512は、産業用ネットワーク200を介して外部システム20の装置と通信するとともに、ネットワーク300を介してクラウドサーバ30と通信する。
以上、説明したように、コントローラユニット120がPLC100のネットワーク機能と担うモジュールに相当する場合においても、外部の装置から汎用OSの電源操作が可能になる。
以上、本開示の実施の形態について説明したが、本開示は上記実施の形態によって限定されるものではない。
例えば、汎用OSを搭載するモジュールがCPUモジュール又はネットワークモジュールである例について説明したが、これには限定されない。例えば、入力モジュール又は出力モジュールが汎用OSを搭載してもよい。また、コントローラユニット120は、汎用OSの機能の追加を主たる目的とする拡張モジュールであってもよい。
また、PLC100がビルディングブロック形式の制御装置である例について説明したが、これには限定されない。PLC100は、各モジュールが単一の筐体において一体的に含まれる制御装置であってもよい。コントローラユニット120は、このような一体的な制御装置の一部として構成されてもよい。
また、FAシステムが半導体製品を製造する例について説明したが、これには限定されない。FAシステムは、例えば、他の生産システム、又は、検査システム若しくは加工システムであってもよいし、その他のシステムであってもよい。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。つまり、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、本開示の範囲内とみなされる。
本開示は、汎用OSを搭載した制御装置に適している。
10 制御システム、 100,21 PLC、 103 スイッチ、 104 半導体製造装置、 110 電源モジュール、 120 コントローラユニット、 120a CPUモジュール、 130,140 入力モジュール、 150 出力モジュール、 160 ネットワークモジュール、 170 ベースモジュール、 171 PLCバス、 20 外部システム、 22 ネットワーク接続入力モジュール、 23 ネットワーク接続出力モジュール、 200 産業用ネットワーク、 30 クラウドサーバ、 300 ネットワーク、 411 第1プロセッサ、 412 第1主記憶部、 421 第2プロセッサ、 422 第2主記憶部、 43 補助記憶部、 431,432 プログラム、 44 入力部、 45 出力部、 46 通信部、 47 内部バス、 51 リアルタイムOS実行部、 511 PLCバス通信I/F、 5111,5121 受信回路、 5112,5122 送信回路、 512 ネットワーク通信I/F、 513 専用プロトコル通信部、 514 デバイス値管理部、 5141 記憶領域、 515 制御部、 516 電源操作回路、 5161 電源ONスイッチ、 5162 リセットスイッチ、 52 汎用OS実行部、 521 電源管理部、 522 デバイス値アクセス部、 523 ネットワーク通信I/F、 524 情報処理プログラム、 53 OS間通信部、 60 外部装置。

Claims (7)

  1. プログラマブルコントローラを構成するコントローラユニットであって、
    リアルタイムオペレーティングシステムを実行する第1プロセッサを有するリアルタイムオペレーティングシステム実行手段と、
    汎用オペレーティングシステムを実行する第2プロセッサを有する汎用オペレーティングシステム実行手段と、を備え、
    前記リアルタイムオペレーティングシステム実行手段は、
    前記汎用オペレーティングシステムの起動及び停止を含む電源状態の変更を指示するための指示データを受信する受信手段と、
    前記汎用オペレーティングシステムを起動する電源操作回路と、をさらに有し、
    前記汎用オペレーティングシステムを起動するための前記指示データが前記受信手段によって受信された場合に、前記電源操作回路を用いて前記汎用オペレーティングシステムを起動し、
    前記汎用オペレーティングシステム実行手段は、前記汎用オペレーティングシステムを停止するための前記指示データが前記受信手段によって受信された場合に、前記汎用オペレーティングシステムを停止する、
    コントローラユニット。
  2. 前記リアルタイムオペレーティングシステム実行手段は、前記受信手段によって受信された前記指示データが格納される記憶手段、をさらに有し、
    前記汎用オペレーティングシステム実行手段は、前記記憶手段を監視して、前記汎用オペレーティングシステムを停止するための前記指示データが前記記憶手段に格納された場合に、前記汎用オペレーティングシステムを停止する、
    請求項1に記載のコントローラユニット。
  3. 前記受信手段は、前記プログラマブルコントローラを構成する他のコントローラユニットに入力される入力データ又は前記他のコントローラユニットから出力される出力データである受信データを受信し、
    前記第1プロセッサは、前記記憶手段に格納される前記指示データを、前記受信データと等しくなるように更新する、
    請求項2に記載のコントローラユニット。
  4. 前記記憶手段に格納される前記指示データは、前記プログラマブルコントローラが、ネットワークを介して接続される他のプログラマブルコントローラと共有するデータである、
    請求項2に記載のコントローラユニット。
  5. 前記受信手段は、前記ネットワークを介して予め定められたプロトコルで前記指示データを受信する、
    請求項4に記載のコントローラユニット。
  6. 前記汎用オペレーティングシステム実行手段は、前記汎用オペレーティングシステムの現在の電源状態を示す電源状態データを前記記憶手段に格納し、
    前記リアルタイムオペレーティングシステム実行手段は、前記電源状態データを前記記憶手段から読み出して外部の装置に送信する送信手段、をさらに有する、
    請求項2から5のいずれか一項に記載のコントローラユニット。
  7. プログラマブルコントローラを構成するコントローラユニットにおける汎用オペレーティングシステムの電源操作方法であって、
    リアルタイムオペレーティングシステムを実行する第1プロセッサを有するリアルタイムオペレーティングシステム実行手段の受信手段が、前記汎用オペレーティングシステムの起動及び停止を含む電源状態の変更を指示するための指示データを受信し、
    前記汎用オペレーティングシステムを起動するための前記指示データが前記受信手段によって受信された場合に、前記リアルタイムオペレーティングシステム実行手段が、電源操作回路を用いて前記汎用オペレーティングシステムを起動し、
    前記汎用オペレーティングシステムを停止するための前記指示データが前記受信手段によって受信された場合に、前記汎用オペレーティングシステムを実行する第2プロセッサを有する汎用オペレーティングシステム実行手段が、前記汎用オペレーティングシステムを停止する、
    ことを含む汎用オペレーティングシステムの電源操作方法。
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出原 章雄,組込み制約下での複数OS実行環境の設計,組込みシステムシンポジウム 2014 論文集,日本,情報処理学会,2014年10月15日,pp.114-119
出原 章雄: "組込み制約下での複数OS実行環境の設計", 組込みシステムシンポジウム 2014 論文集, JPN6022012380, 15 October 2014 (2014-10-15), JP, pages 114 - 119, ISSN: 0004738044 *

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