JP7064372B2 - ミキサ車 - Google Patents

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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Description

本発明は、ミキサ車に関するものである。
特許文献1には、車体フレーム上に設けられる支持フレームによりミキサドラムを回転自在に支持するミキサ車が開示されている。
特開2010-149635号公報
特許文献1に記載されるようなミキサ車に搭載されるミキサドラムのサイズは、積載容量に応じて異なる。ミキサドラムのサイズが異なると車両の前後方向における長さが変わるため、支持フレームもミキサドラムのサイズに合わせて複数種類用意する必要がある。このように、ミキサドラムのサイズ毎に異なる支持フレームを作製する必要があることから、支持フレームを構成する部材の共通化が困難であり、結果として、ミキサ車の製造コストの上昇を招くおそれがある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ミキサ車の製造コストを低減することを目的とする。
第1の発明は、ミキサ車が、車両の前後方向に延びる車体フレームと、車体フレーム上に設けられ、ミキサドラムの前方を支持する前方支持フレームと、車体フレーム上に設けられ、ミキサドラムの後方を支持する後方支持フレームと、を備え、前方支持フレームと後方支持フレームとの何れか一方は、高さ調整鋼材が設けられることでミキサドラムを支持する高さをミキサドラムのサイズに合わせて変更可能であることを特徴とする。
第1の発明では、前方支持フレームと後方支持フレームとの何れか一方に高さ調整鋼材が設けられることにより、前方支持フレームと後方支持フレームとの何れか一方がミキサドラムを支持する高さが変更される。したがって、前方支持フレームと後方支持フレームとの何れか他方を変更することなく、異なる大きさのミキサドラムを支持することが可能である。このように、異なる大きさのミキサドラムが搭載される場合であっても、大部分の部品を流用することで可能である。
第2の発明は、高さ調整鋼材の高さが、ミキサドラムの搭載角度が所定の角度となるように設定されることを特徴とする。
第2の発明では、ミキサドラムの搭載角度が所定の角度となるように高さ調整鋼材の高さが設定される。このように設定された高さ調整鋼材を前方支持フレームと後方支持フレームとの何れか一方に設けることで、異なる大きさのミキサドラムを従来と同様に所定の角度で支持することができる。
第3の発明は、高さ調整鋼材が、前方支持フレームに設けられることを特徴とする。
第3の発明では、前方支持フレームに高さ調整鋼材が設けられる。このため、異なる大きさのミキサドラムが搭載される場合であっても、後方支持フレームを変更することなく流用することが可能である。
第4の発明は、前方支持フレームが、車体フレーム上に配置される前方ベースフレームと、ミキサドラムを支持する前方支持部と、を有し、高さ調整部材が、前方ベースフレームと前方支持部との間に設けられ、前方支持フレームが、車両前方側において前方支持部と高さ調整部材とを結合する結合部材をさらに有し、結合部材は、一端側が前方支持部の車両前方側に接合され、他端側が前方支持部よりも車両前方側において高さ調整部材に接合されることを特徴とする。
第4の発明では、車両前方側において、前方支持部と高さ調整部材とが結合部材によって結合される。このように、車両前方側において前方支持部と高さ調整部材とを結合部材によって結合することによって、前方支持フレームの剛性が向上し、結果として、ミキサドラムの重量により前方支持フレームを構成する各部材が変形してしまうことを抑制することができる。
第5の発明は、前方支持フレームと後方支持フレームとの間には、前方支持フレームと後方支持フレームとの間隔を保持するための間隔保持部材が設けられ、間隔保持部材の車両の前後方向における長さは、ミキサドラムの搭載角度が所定の角度となるように設定されることを特徴とする。
第5の発明では、前方支持フレームと後方支持フレームとの間隔が、間隔保持部材によって保持される。このように、間隔保持部材が設けることで、前方支持フレームと後方支持フレームとの間隔が拡がったり狭まったりすることを抑制することができるため、異なる大きさのミキサドラムを支持する場合であっても、ミキサドラムを安定して支持することができる。
本発明によれば、ミキサ車の製造コストを低減することができる。
本発明の第1実施形態に係るミキサ車の側面図である。 図1の前方支持フレームを拡大して示した拡大斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るミキサ車の側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るミキサ車について説明する。
<第1実施形態>
まず、図1及び図2を参照して、第1実施形態に係るミキサ車100について説明する。図1に示されるミキサ車100は、モルタルやレディミクストコンクリート等のいわゆる生コンクリート(以下、「生コン」と称する。)を運搬する車両である。以下の説明では、ミキサ車100が積載物として生コンを積載する場合について説明する。
ミキサ車100は、生コンが積載されるミキサドラム10と、ミキサドラム10を回転駆動する駆動装置12と、外部から投入される生コンをミキサドラム10内へと導くホッパ14と、ミキサドラム10から排出される生コンを所定位置に誘導するシュート16と、車両の前後方向に延びる車体フレーム20と、車体フレーム20上に設けられミキサドラム10の前方を支持する前方支持フレーム30と、車体フレーム20上に設けられミキサドラム10の後方を支持する後方支持フレーム40と、前方支持フレーム30と後方支持フレーム40との間に配置される間隔保持部材としての中間フレーム50と、を備える。
ミキサドラム10は、後端が開口端として形成された円筒状部材であって、車体フレーム20上に回転軸心C1を中心として回転自在に搭載されている。
ミキサドラム10の前端にはミキサドラム10の回転軸心C1に沿って延在する駆動軸10aが設けられ、ミキサドラム10の後部外周には円環状のローラリング10bが設けられる。ミキサドラム10の駆動軸10aは、前方支持フレーム30に載置された駆動装置12内に設けられる油圧モータ(図示省略)にギアボックス(図示省略)を介して連結される。ミキサドラム10は、油圧モータによって正回転又は逆回転するように構成される。なお、ミキサドラム10を回転駆動させるモータとしては、油圧モータに限定されず、電動モータが用いられてもよい。
ミキサドラム10の前方側は、駆動装置12を介して、車体フレーム20の前方に配置された前方支持フレーム30によって下方から支持される。ミキサドラム10の後方側は、ローラリング10bを介して、車体フレーム20の後方に配置された後方支持フレーム40によって下方から支持される。ミキサドラム10は、前方よりも後方が上方に持ち上げられた前下がり姿勢で車体フレーム20上に配置される。具体的には、回転軸心C1と車体フレーム20とが成す角度であるミキサドラム10の搭載角度αが所定の角度、例えば16°となるようにミキサドラム10は配置されている。
ミキサドラム10内には、図示しないドラムブレードがドラム内壁面に沿って螺旋状に配設されている。ミキサドラム10とともに回転するドラムブレードによって、ミキサドラム10内に積載された生コンの攪拌等が行われる。
ミキサドラム10が正回転する場合には、ドラムブレードは、ミキサドラム10内の生コンを攪拌しながら前方に移動させる。一方、ミキサドラム10が逆回転する場合には、ドラムブレードは、生コンを攪拌しながら後方に移動させる。このようにミキサドラム10を逆回転させることで、ミキサドラム10の開口端から生コンを排出することができる。ミキサドラム10から排出された生コンは、後方支持フレーム40の下方に旋回自在に設けられたシュート16を介して所定位置に誘導される。
なお、後方支持フレーム40の上方に設けられたホッパ14を介して、ミキサドラム10内へ生コンを投入する場合には、攪拌時よりもミキサドラム10を高速で正回転させて、投入された生コンを速やかにミキサドラム10の前方へ移動させる。
車体フレーム20は、車両の前後方向に延びる一対のサイドレール21と、車両の左右方向に延び一対のサイドレール21を連結する図示しないクロスメンバと、を有する。
前方支持フレーム30は、車体フレーム20に沿って配置される前方ベースフレーム31と、駆動装置12を介してミキサドラム10を支持する前方支持部33と、前方ベースフレーム31と前方支持部33との間に設けられる高さ調整部材35と、を有する。前方ベースフレーム31の車両後方側の端面にはフランジ部32が設けられる。フランジ部32は、後述の中間フレーム50の前方フランジ部52に接合される。
前方支持フレーム30は、U字状ボルト等からなる締付部70によって前方ベースフレーム31が車体フレーム20に締め付けられることで車体フレーム20に固定される。
図2に示すように、高さ調整部材35は、前方ベースフレーム31に溶接固定される中空状の角パイプ鋼であり、その高さHを変えることで、前方支持部33がミキサドラム10を支持する高さを変更することができる。なお、高さ調整部材35は、角パイプ鋼に限定されず、中実鋼や溝形鋼、C字形鋼であってもよく、その高さを変更することができれば、板材を重ね合わせたものであってもよい。ただし、軽量化の観点からは、角パイプ鋼や溝形鋼を用いることが好ましい。
また、前方支持フレーム30は、前方支持部33と高さ調整部材35とを車両前方側において互いに結合する結合部材36を有する。結合部材36は、一対の板状の鋼材であり、一端側36aが前方支持部33の車両前方側に溶接接合され、他端側36bが前方支持部33よりも車両前方側において高さ調整部材35に溶接接合されることにより前方支持部33と高さ調整部材35とを結合している。前方支持部33に溶接接合される結合部材36の一端側36aは、高さ調整部材35よりも上方において前方支持部33に溶接接合されている。このように、車両前方側から前方支持部33を支えるように結合部材36を高さ調整部材35から前方支持部33へと延ばして設けることによって、前方支持部33に作用する荷重が分散されるため、前方支持部33が車両前方へと倒れるように変形することを抑制することが可能である。なお、結合部材36の一端側36aが前方支持部33に溶接接合される範囲は、高さ調整部材35よりも上方の部分だけではなく、高さ調整部材35よりも上方から高さ調整部材35と同じ高さまでとすることが剛性向上の観点からは好ましい。また、結合部材36は、前方支持部33と高さ調整部材35とに加えて、前方ベースフレーム31に溶接接合されていてもよい。
ここで、前方支持部33は、前下がり姿勢で配置されるミキサドラム10の前方を支持していることから、特に前方支持部33の車両前方側の部分には、車両の制動時等にミキサドラム10の大部分の重量が作用するため、応力が集中することになる。このように、応力が集中する部分に結合部材36を設けることによって前方支持フレーム30の剛性を向上させることで、ミキサドラム10の重量により前方支持フレーム30を構成する各部材が変形してしまうことを抑制することができる。
なお、結合部材36は、1枚の鋼材に限定されず、複数枚の鋼材を重ね合わせたものであってもよい。また、結合部材36は、前方支持部33と高さ調整部材35とに溶接接合されるものに限定されず、前方ベースフレーム31と前方支持部33と高さ調整部材35との3つの部材に溶接接合されるものであってもよいし、また、例えば、前方ベースフレーム31と高さ調整部材35とを結合する第1結合部材と、この第1結合部材と前方支持部33とを結合する第2結合部材と、から構成されてもよい。この場合、第1結合部材は、前方ベースフレーム31と前方支持部33と高さ調整部材35との3つの部材のうちの2つの部材を結合し、第2結合部材は、第1結合部材と少なくとも残りの部材とを結合する。
後方支持フレーム40は、車体フレーム20に沿って配置される後方ベースフレーム41と、ローラリング10bに接する図示しないローラ部を介してミキサドラム10を支持する後方支持部43と、を有する。後方ベースフレーム41の車両前方側の端面にはフランジ部42が設けられる。フランジ部42は、後述の中間フレーム50の後方フランジ部53に接合される。また、後方支持部43には、上述のホッパ14及びシュート16が組み付けられている。
後方支持フレーム40も、前方支持フレーム30と同様に、締付部70によって後方ベースフレーム41が車体フレーム20に締め付けられることで車体フレーム20に固定される。
中間フレーム50は、前方支持フレーム30と後方支持フレーム40との間に車体フレーム20に沿って配置される中空状部材であり、車両前方側の端面に設けられフランジ部32に接合される前方フランジ部52と、車両後方側の端面に設けられフランジ部42に接合される後方フランジ部53と、を有する。中間フレーム50は、前方支持フレーム30と後方支持フレーム40との間隔が、拡がったり狭まったりしないように設けられる。このように、中間フレーム50を設けることで前方支持フレーム30に対する後方支持フレーム40の位置を保持することによって、前方支持フレーム30と後方支持フレーム40とによるミキサドラム10の支持を安定させることができる。また、中間フレーム50は、図示しないデフケースを覆うようにして設けられる図示しないデフカバーを車両に取り付けるために用いられる。
なお、中間フレーム50は、中空状部材に限定されず、例えばL字状部材であってもよく、前方支持フレーム30と後方支持フレーム40との間隔を保持することが可能な部材であれば、どのような部材であってもよい。また、中間フレーム50と、前方支持フレーム30及び後方支持フレーム40と、の接合は、フランジ接合に限定されず、溶接接合であってもよい。
また、前方支持フレーム30及び後方支持フレーム40と同様に、締付部70によって中間フレーム50を車体フレーム20に固定してもよい。
次に、異なる大きさのミキサドラム10を搭載する場合の変更点について説明する。
ミキサドラム10のサイズは、積載容量に応じて異なり、ミキサドラム10のサイズが変わると、前方支持フレーム30に支持される位置から後方支持フレーム40に支持される位置までの回転軸心C1に沿った支持長さL(図1参照)が変化する。
上記構成のミキサ車100では、異なる大きさのミキサドラム10の搭載に対応するため、前方支持フレーム30、後方支持フレーム40及び中間フレーム50の仕様は、最も容量が大きいミキサドラム10、すなわち、最も支持長さLが長いミキサドラム10に合せて設定される。
具体的には、最も支持長さLが長いミキサドラム10が搭載される場合、前方支持フレーム30は、高さ調整部材35が設けられず、前方ベースフレーム31と前方支持部33とが直接接合され、後方支持フレーム40は、ミキサドラム10を支持する高さが比較的高い位置となるように形成される。そして、後方支持フレーム40がミキサドラム10を支持する高さと、前方支持フレーム30と後方支持フレーム40との間隔を保持する中間フレーム50の長さと、は、ミキサドラム10の搭載角度αが所定の角度、例えば16°となるようにそれぞれ設定される。
このような設定のミキサ車100にサイズが小さいミキサドラム10、すなわち、支持長さLが短いミキサドラム10を搭載する場合、後方支持フレーム40は、何ら変更なく用いられる一方、前方支持フレーム30は、所定の高さHを有する高さ調整部材35が前方ベースフレーム31と前方支持部33との間に設けられたものが用いられる。また、中間フレーム50の長さは、最も容量が大きいミキサドラム10が搭載される場合と比較し短く設定される。そして、高さ調整部材35の高さHと中間フレーム50の長さとは、ミキサドラム10の搭載角度αが所定の角度となるように設定される。
このように、上記構成のミキサ車100では、異なる大きさのミキサドラム10が搭載される場合であっても、後方支持フレーム40を共通化できるとともに、前方支持フレーム30を構成する前方ベースフレーム31及び前方支持部33を流用することができる。したがって、搭載されるミキサドラム10のサイズ毎に異なる支持フレームを作製する必要がないため、ミキサ車100の製造コストを低減することができる。また、高さ調整部材35の高さHと中間フレーム50の長さとを変更するだけで、異なる大きさのミキサドラム10を搭載することが可能である。
また、後方支持フレーム40には、上述のように、ホッパ14及びシュート16が組み付けられているが、上記構成のミキサ車100では、異なる大きさのミキサドラム10が搭載される場合であっても、後方支持フレーム40は共通であるため、ホッパ14及びシュート16が設けられる高さは変化しない。したがって、異なる大きさのミキサドラム10が搭載される場合であっても、ミキサドラム10への生コン投入時やミキサドラム10からの生コン排出時における操作性を維持することができる。
以上の第1実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
ミキサ車100では、前方支持フレーム30の前方ベースフレーム31と前方支持部33との間に所定の高さHを有する高さ調整部材35を設けることによって、後方支持フレーム40を変更することなく、異なる大きさのミキサドラム10を支持することが可能である。このように、異なる大きさのミキサドラム10が搭載される場合であっても、後方支持フレーム40を共通化できるとともに、前方支持フレーム30を構成する前方ベースフレーム31及び前方支持部33を流用することができることから、ミキサ車100の製造コストを低減することができる。
<第2実施形態>
次に、図3を参照して、本発明の第2実施形態に係るミキサ車200について説明する。以下では、第1実施形態と異なる点を中心に説明し、第1実施形態と同様の構成には、同一の符号を付し説明を省略する。
図3に示されるように、ミキサ車200の基本的な構成は、第1実施形態に係るミキサ車100と同様である。ミキサ車200は、高さ調整部材45が後方支持フレーム40の後方ベースフレーム41と後方支持部43との間に設けられる点で第1実施形態に係るミキサ車100と相違する。
ミキサ車200は、前方ベースフレーム31と、前方ベースフレーム31上に接合される前方支持部33と、を有する前方支持フレーム30と、後方ベースフレーム41と、後方支持部43と、後方ベースフレーム41と後方支持部43との間に設けられる高さ調整部材45と、を有する後方支持フレーム40と、を備える。
上記構成のミキサ車200では、第1実施形態に係るミキサ車100とは異なり、異なる大きさのミキサドラム10の搭載に対応するため、前方支持フレーム30、後方支持フレーム40及び中間フレーム50の仕様は、最も容量が小さいミキサドラム10、すなわち、最も支持長さLが短いミキサドラム10に合せて設定される。
具体的には、最も支持長さLが短いミキサドラム10が搭載される場合、後方支持フレーム40は、高さ調整部材45が設けられず、後方ベースフレーム41と後方支持部43とが直接接合され、前方支持フレーム30は、ミキサドラム10を支持する高さが比較的低い位置となるように形成される。そして、前方支持フレーム30がミキサドラム10を支持する高さと、前方支持フレーム30と後方支持フレーム40との間隔を保持する中間フレーム50の長さと、は、ミキサドラム10の搭載角度αが所定の角度、例えば16°となるようにそれぞれ設定される。
このような設定のミキサ車200にサイズが大きいミキサドラム10、すなわち、支持長さLが長いミキサドラム10を搭載する場合、前方支持フレーム30は、何ら変更なく用いられる一方、後方支持フレーム40は、所定の高さを有する高さ調整部材45が後方ベースフレーム41と後方支持部43との間に設けられたものが用いられる。また、中間フレーム50の長さは、最も容量が小さいミキサドラム10が搭載される場合と比較し長く設定される。そして、高さ調整部材45の高さと中間フレーム50の長さとは、ミキサドラム10の搭載角度αが所定の角度となるように設定される。
このように、上記構成のミキサ車200では、異なる大きさのミキサドラム10が搭載される場合であっても、前方支持フレーム30を共通化できるとともに、後方支持フレーム40を構成する後方ベースフレーム41及び後方支持部43を流用することができる。したがって、搭載されるミキサドラム10のサイズ毎に異なる支持フレームを作製する必要がないため、ミキサ車200の製造コストを低減することができる。また、高さ調整部材45の高さと中間フレーム50の長さとを変更するだけで、異なる大きさのミキサドラム10を搭載することが可能である。
以上の第2実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
ミキサ車200では、後方支持フレーム40の後方ベースフレーム41と後方支持部43との間に所定の高さを有する高さ調整部材45を設けることによって、前方支持フレーム30を変更することなく、異なる大きさのミキサドラム10を支持することが可能である。このように、異なる大きさのミキサドラム10が搭載される場合であっても、前方支持フレーム30を共通化できるとともに、後方支持フレーム40を構成する後方ベースフレーム41及び後方支持部43を流用することができることから、ミキサ車200の製造コストを低減することができる。
続いて、上記各実施形態の変形例について説明する。
上記各実施形態では、前方支持フレーム30と後方支持フレーム40との間に中間フレーム50が設けられている。この構成に代えて、中間フレーム50が設けられていなくとも前方支持フレーム30と後方支持フレーム40との間隔を保持することができれば、中間フレーム50は廃止されてもよい。
以上のように構成された本発明の実施形態の構成、作用、及び効果をまとめて説明する。
ミキサ車100,200は、車両の前後方向に延びる車体フレーム20と、車体フレーム20上に設けられ、ミキサドラム10の前方を支持する前方支持フレーム30と、車体フレーム20上に設けられ、ミキサドラム10の後方を支持する後方支持フレーム40と、を備え、前方支持フレーム30と後方支持フレーム40との何れか一方は、高さ調整部材35,45が設けられることでミキサドラム10を支持する高さを変更可能である。
この構成では、前方支持フレーム30と後方支持フレーム40との何れか一方に高さ調整部材35,45が設けられることにより、前方支持フレーム30と後方支持フレーム40との何れか一方がミキサドラム10を支持する高さが変更される。したがって、前方支持フレーム30と後方支持フレーム40との何れか他方を変更することなく、異なる大きさのミキサドラム10を支持することが可能である。このように、異なる大きさのミキサドラム10が搭載される場合であっても、高さ調整部材35,45以外の部品の大部分を流用することができることから、ミキサ車100の製造コストを低減することができる。加えて、異なる大きさのミキサドラム10を搭載する際の変更点が少ないため、材料の管理費が低減されるとともに各支持フレーム30,40の加工費が低減され、結果として、ミキサ車100の製造コストを低減することができる。
また、高さ調整部材35,45の高さは、ミキサドラム10の搭載角度αが所定の角度となるように設定される。
この構成では、ミキサドラム10の搭載角度αが所定の角度となるように高さ調整部材35,45の高さが設定される。このように設定された高さ調整部材35,45を前方支持フレーム30と後方支持フレーム40との何れか一方に設けることで、異なる大きさのミキサドラム10を従来と同様に所定の角度で支持することが可能である。また、高さ調整部材35,45以外の部品の大部分を流用して、異なる大きさのミキサドラム10を支持する場合であっても、ミキサドラム10の搭載角度αは変化しないため、ミキサドラム10に投入される生コンの品質を従来と同程度に保持することができる。
また、高さ調整部材35は、前方支持フレーム30に設けられる。
この構成では、後方支持フレーム40ではなく、前方支持フレーム30に高さ調整部材35が設けられる。このため、異なる大きさのミキサドラム10が搭載される場合であっても、後方支持フレーム40を変更することなく流用することが可能である。このように後方支持フレーム40を共通化することによって、異なる大きさのミキサドラム10が搭載される場合であっても、ホッパ14が設けられる高さ、すなわち、生コンプラントにおいてミキサ車100に生コンを投入する際の投入口の高さは変わらない。このため、生コンプラント側の投入口の位置を車両毎に変更することなくミキサ車100に生コンを投入することができる。また、後方支持フレーム40を共通化することによって、異なる大きさのミキサドラム10が搭載される場合であっても、シュート16が設けられる高さは同じ高さとなる。このため、ミキサドラム10から生コンを排出する際の操作や作業を車両毎に異ならせることなく、安定して行うことができる。
また、前方支持フレーム30は、車体フレーム20上に配置される前方ベースフレーム31と、ミキサドラム10を支持する前方支持部33と、を有し、高さ調整部材35は、前方ベースフレーム31と前方支持部33との間に設けられ、前方支持フレーム30は、車両前方側において前方支持部33と高さ調整部材35とを結合する結合部材36をさらに有し、結合部材36は、一端側36aが前方支持部33の車両前方側に接合され、他端側36bが前方支持部33よりも車両前方側において高さ調整部材35に接合される。
この構成では、車両前方側において、前方支持部33と高さ調整部材35とが結合部材36によって結合される。前方支持部33は、前下がり姿勢で配置されるミキサドラム10の前方を支持していることから、特に前方支持部33の車両前方側の部分には、車両の制動時等にミキサドラム10の大部分の重量が作用するため、応力が集中することになる。このように応力が集中する部分において前方支持部33と高さ調整部材35とが結合部材36によって結合されることによって、前方支持フレーム30の剛性が向上し、結果として、ミキサドラム10の重量により前方支持フレーム30を構成する各部材が変形してしまうことを抑制することができる。
また、前方支持フレーム30と後方支持フレーム40との間には、前方支持フレーム30と後方支持フレーム40との間隔を保持するための中間フレーム50が設けられ、中間フレーム50の車両の前後方向における長さは、ミキサドラム10の搭載角度αが所定の角度となるように設定される。
この構成では、前方支持フレーム30と後方支持フレーム40との間隔が、中間フレーム50によって保持される。このように、中間フレーム50が設けることで、前方支持フレーム30と後方支持フレーム40との間隔が拡がったり狭まったりすることを抑制することができるため、異なる大きさのミキサドラム10を支持する場合であっても、ミキサドラム10を前方支持フレーム30と後方支持フレーム40とにより安定して支持することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
100,200・・・ミキサ車、10・・・ミキサドラム、20・・・車体フレーム、30・・・前方支持フレーム、31・・・前方ベースフレーム、32・・・フランジ部、33・・・前方支持部、35・・・高さ調整部材、36・・・結合部材、36a・・・結合部材の一端側、36b・・・結合部材の他端側、40・・・後方支持フレーム、41・・・後方ベースフレーム、42・・・フランジ部、43・・・後方支持部、45・・・高さ調整部材、50・・・中間フレーム(間隔保持部材)、α・・・搭載角度、C1・・・回転軸心

Claims (5)

  1. 車両上に回転自在に搭載されたミキサドラムを備えるミキサ車であって、
    前記車両の前後方向に延びる車体フレームと、
    前記車体フレーム上に設けられ、前記ミキサドラムの前方を支持する前方支持フレームと、
    前記車体フレーム上に設けられ、前記ミキサドラムの後方を支持する後方支持フレームと、を備え、
    前記前方支持フレームと前記後方支持フレームとの何れか一方は、高さ調整鋼材が設けられることで前記ミキサドラムを支持する高さを前記ミキサドラムのサイズに合わせて変更可能であることを特徴とするミキサ車。
  2. 前記高さ調整鋼材の高さは、前記ミキサドラムの搭載角度が所定の角度となるように設定されることを特徴とする請求項1に記載のミキサ車。
  3. 前記高さ調整鋼材は、前記前方支持フレームに設けられることを特徴とする請求項1または2に記載のミキサ車。
  4. 車両上に回転自在に搭載されたミキサドラムを備えるミキサ車であって、
    前記車両の前後方向に延びる車体フレームと、
    前記車体フレーム上に設けられ、前記ミキサドラムの前方を支持する前方支持フレームと、
    前記車体フレーム上に設けられ、前記ミキサドラムの後方を支持する後方支持フレームと、を備え、
    前記前方支持フレームと前記後方支持フレームとの何れか一方は、高さ調整部材が設けられることで前記ミキサドラムを支持する高さを変更可能であり、
    前記前方支持フレームは、前記車体フレーム上に配置される前方ベースフレームと、前記ミキサドラムを支持する前方支持部と、を有し、
    前記高さ調整部材は、前記前方ベースフレームと前記前方支持部との間に設けられ、
    前記前方支持フレームは、車両前方側において前記前方支持部と前記高さ調整部材とを結合する結合部材をさらに有し、
    前記結合部材は、一端側が前記前方支持部の車両前方側に接合され、他端側が前記前方支持部よりも車両前方側において前記高さ調整部材に接合されることを特徴とするミキサ車。
  5. 前記前方支持フレームと前記後方支持フレームとの間には、前記前方支持フレームと前記後方支持フレームとの間隔を保持するための間隔保持部材が設けられ、
    前記間隔保持部材の前記車両の前後方向における長さは、前記ミキサドラムの搭載角度が所定の角度となるように設定されることを特徴とする請求項1から4の何れか1つに記載のミキサ車。
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