JP7063133B2 - 物品輸送環境保障システム - Google Patents

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Description

本発明は、非接触で情報を交信する温度センサ内蔵RFIDタグおよびこの温度センサ内蔵RFIDタグを用いた荷物の物品輸送環境保障システムに関し、特に、荷物を輸送する配達員や配送センタの関係者等の間で荷物の経由した環境情報を連携させる物品輸送環境保障システムに関する。
従来、荷物の輸送または保管中における環境保障システムとして、特許文献1の様に、荷物に温度センサ内蔵RFIDタグを装着して、輸送または保管中の荷物の環境の変化をICに記憶させ輸送または保管を終えた後記憶内容を読出して輸送中または保管中の環境が予め設定された許容範囲内であったことを確認する方法が提案されている。
特許文献1の技術では、荷物の受け入れゲートおよび引渡しゲート、又はリーダ/ライタが温度センサ内蔵RFIDタグと通信して温度センサ内蔵RFIDタグの測定温度情報をゲート又はリーダ/ライタを管理する配送センタのコンピュータシステムが受信していた。
特開2006-059182号公報 特開2016-162230号公報
しかし、配送センタのコンピュータに蓄積した温度センサ内蔵RFIDタグの情報を別輸送業者へ伝達するデータ連携が困難な問題があり、また、エンドユーザが荷物の環境管理情報にアクセスすることが困難な問題があった。
エンドユーザや配達員や配送センタ関係者が荷物の環境管理情報にアクセスできるようにするために、特許文献2などで、液晶や電子ペーパなどの表示部を持たせた温度センサ内蔵RFIDタグを用いる技術が提案されている。
しかし、温度センサ内蔵RFIDタグに表示部を持たせた場合、温度センサ内蔵RFIDタグに高いコストがかかる問題があった。
そこで、本発明の課題は、温度センサ内蔵RFIDタグを用いた物品輸送環境保障システムにおいて、高いコストをかけずに、エンドユーザや配達員が荷物の環境管理情報にアクセスできるようにした物品輸送環境保障システムを得ることにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、配達する荷物に添付する温度センサ内蔵RFIDタグと、RFタグリーダと配達員の携帯端末装置と基準温度計とモバイルプリンタと環境情報ラベルとで構成する物品輸送環境保障システムであって、
前記温度センサ内蔵RFIDタグが、温度を測定する温度センサと温度管理手段を備え、配達員が前記荷物に前記温度センサ内蔵RFIDタグを設置して配達し、
前記温度管理手段が、前記温度センサで温度を測定し、該測定温度を温度保障範囲と比較する温度管理処理を行い、前記温度管理処理の結果を、前記RFタグリーダを介して前記
配達員の携帯端末装置に送信し、
前記配達員の携帯端末装置が、前記モバイルプリンタによって前記環境情報ラベルに前記温度管理処理の結果を印刷し該環境情報ラベルを前記荷物に設置して表示する
ことを特徴とする物品輸送環境保障システムである。
本発明は、この構成により、温度センサ内蔵RFIDタグが荷物の温度を測定し、温度管理処理を行い、その結果を環境情報ラベルに印刷する事で、高いコストをかけずに、荷物の輸送中または保管中の環境条件を確実に明示して保障することができる環境保障システムが得られる効果がある。
また、本発明は、上記の物品輸送環境保障システムであって、前記温度センサ内蔵RFIDタグが、前記温度センサと前記温度管理手段を備えた温度センサ付ICパッケージ基板と、前記RFタグリーダを介して、前記配達員の携帯端末装置にデータを送信するアンテナと、前記温度センサ付ICパッケージ基板と前記アンテナを接続するリード線を有し、
配達員が前記荷物に前記温度センサ付ICパッケージ基板を設置して配達する
ことを特徴とする物品輸送環境保障システムである。
また、本発明は、上記の物品輸送環境保障システムであって、配達品保管庫を用い、前記荷物と前記温度センサ付ICパッケージ基板を前記配達品保管庫に収納し、前記アンテナを前記配達品保管庫の外に設置して前記RFタグリーダと通信させることを特徴とする物品輸送環境保障システムである。
また、本発明は、上記の物品輸送環境保障システムであって、前記温度センサ内蔵RFIDタグが、前記配達員の携帯端末装置から前記RFタグリーダを介して温度管理開始指示信号を受信すると、前記温度管理手段が、前記温度センサで温度を測定し、該測定温度を温度保障範囲と比較する温度管理処理を開始する
ことを特徴とする物品輸送環境保障システムである。
また、本発明は、上記の物品輸送環境保障システムであって、前記携帯端末装置に、前記基準温度計の測定した環境温度を受信させ、前記携帯端末装置が前記温度センサ内蔵RFIDタグから受信した測定温度と比較させることで、前記温度センサ内蔵RFIDタグの測定温度の正しさを確認させることを特徴とする物品輸送環境保障システムである。
本発明の環境保障システムによれば、温度センサ内蔵RFIDタグが荷物の温度を測定し、温度管理処理を行い、その結果を環境情報ラベルに印刷する事で、高いコストをかけずに、荷物の輸送中または保管中の環境条件を確実に明示する。
温度管理処理の結果を印刷した環境情報ラベルを荷物に添付することで、流通過程での環境管理を確認したことのエビデンスにできる、輸送中または保管中の環境条件を確実に保障することができる環境保障システムが得られる効果がある。
また、本発明の環境保障システムは、持ち運び可能なモバイルプリンタで環境情報ラベルに印刷する事で、環境情報ラベルに印刷する情報は容易に変更できるので、あらかじめ決まった情報だけでなく、現場に出向いて微調整した結果を反映した情報とすることができる効果がある。
また、管理情報表示フォーマットの変更はプリンタ側の変更で可能であり、環境管理用の装置側のアップデートは必要ないので容易にできる。例えば、配達などの現場を移動す
る人が管理情報を更新することができる融通性に富んだ環境保障システムが得られる効果がある。
また、配達品保管庫とする箱の外に環境情報ラベルを貼って、箱の中に温度センサ付ICパッケージ基板を入れる、といったように、環境情報ラベルを温度センサ付ICパッケージ基板とは分けて取り付けることができる効果がある。
また、携帯端末装置に、基準温度計の測定した環境温度を受信させ、温度センサ内蔵RFIDタグから受信した測定温度と比較させることで、温度センサ内蔵RFIDタグの測定温度の正しさを確認させることで、配送途中で温度センサ内蔵RFIDタグの温度センサが故障した場合、途中でその異変に気付くことができる効果がある。
本発明の第1の実施形態の物品輸送環境保障システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態の温度センサ内蔵RFIDタグのブロック構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態で印刷する環境情報ラベルの印刷パターンの一例を示す図(その1)である。 本発明の第1の実施形態で印刷する環境情報ラベルの印刷パターンの一例を示す図(その2)である。 本発明の第1の実施形態の物品輸送環境保障システムの処理手順を示すフローチャート(その1)である。 本発明の第1の実施形態の物品輸送環境保障システムの処理手順を示すフローチャート(その2)である。 本発明の第1の実施形態の物品輸送環境保障システムの処理手順を示すフローチャート(その3)である。 本発明の第2の実施形態の物品輸送環境保障システムの処理手順を示すフローチャートである。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。本発明の物品輸送環境保障システムは、図1の様に、配達する荷物10に添付する温度センサ内蔵RFIDタグ20と、その温度センサ内蔵RFIDタグ20のデータを読み出すRFタグリーダ100と、配達員の携帯端末装置200と、配達品保管庫300と、基準温度計310と、モバイルプリンタ400と、モバイルプリンタ400が印刷して荷物10に貼り付ける環境情報ラベル40とで構成する。
荷物10を配達品保管庫300内に収納し、温度センサ内蔵RFIDタグ20の温度センサ付ICパッケージ基板21を荷物10に添付し、アンテナ基板30は配達品保管庫300の外等の、RFタグリーダ100と通信可能な位置に設置する。
(変形例1)
変形例1として、配達車両に備えた、複数の荷物10を収納する荷物収納冷蔵庫等を用いることができる。その場合は、荷物収納冷蔵庫の中にRFタグリーダ100を設置し、そのRFタグリーダ100を、各荷物10毎の配達品保管庫300の外のアンテナ基板30のアンテナ1と通信させることができる。荷物収納冷蔵庫を用いる場合は、各荷物10毎の配達品保管庫300を簡易な梱包手段で済ますことができる。
(基準温度計310)
基準温度計310を配達員が保持し、配達員が、必要に応じて荷物10を収納した配達品保管庫300内に基準温度計310を設置して配達品保管庫300内の環境温度を測定する。基準温度計310は、配達員の携帯端末装置200と通信し、配達員の携帯端末装置200に環境温度のデータを送信する。
基準温度計310は、基準温度計310の通信手段が、配達員の携帯端末装置200と直接に通信する様に構成することもでき、また、基準温度計310の通信手段がRFタグリーダ100を介して配達員の携帯端末装置200と通信するように構成することもできる。
そして、携帯端末装置200に、その環境温度を、携帯端末装置200が温度センサ内蔵RFIDタグ20から受信した測定温度D5と比較させることで、温度センサ内蔵RFIDタグ20の測定温度D5が正しい事を確認させることができる。
それにより、配送途中で温度センサ内蔵RFIDタグの温度センサが故障した場合、途中でその異変に気付くことができる効果がある。
また、配達車両に備えた、複数の荷物10を収納する荷物収納冷蔵庫等を用いることができる。その場合は、各荷物10毎の配達品保管庫300を簡易な梱包手段で済まし、その荷物10を荷物収納冷蔵庫に収納する。そして、その荷物収納冷蔵庫内に基準温度計310を設置して荷物収納冷蔵庫内の温度を測定させ、配達員の携帯端末装置200に環境温度のデータを送信させる。
そして、配達員の携帯端末装置200に、その環境温度を、荷物10に添付した温度センサ内蔵RFIDタグ20から受信した測定温度D5と比較させることで、温度センサ内蔵RFIDタグ20の測定温度D5が正しい事を確認させることができる。
それにより、配送途中で温度センサ内蔵RFIDタグの温度センサが故障した場合、途中でその異変に気付くことができる効果がある。
(温度センサ内蔵RFIDタグ20)
図2を参照して温度センサ内蔵RFIDタグ20を説明する。本発明の温度センサ内蔵RFIDタグ20は、温度センサ付ICパッケージを回路基板に実装した温度センサ付ICパッケージ基板21と、外部装置との通信を行うためのアンテナ1を設置したアンテナ基板30を備えている。
その温度センサ付ICパッケージ基板21とアンテナ基板30とは、リード線27によって電気的に接続された別体として形成する。そして、温度センサ付ICパッケージ基板21を、配達品保管庫300内の荷物10に添付し、RFタグリーダ100と通信するアンテナ1を保持するアンテナ基板30は、配達品保管庫300の外等の、RFタグリーダ100と通信可能な位置に設置し、温度センサ付ICパッケージ基板21とアンテナ基板30のアンテナ1をリード線27で接続する。
例えば荷物10が金属製容器の配達品保管庫300の中に配置されていても、荷物10に添付した温度センサ付ICパッケージ基板21にリード線27で接続するアンテナ基板30を配達品保管庫300の外等のRFタグリーダ100と通信可能な位置に設置することで通信を可能にする。
ここで、アンテナ基板30は、配達品保管庫300に固定して設置し、そのアンテナ基板30に接続したリード線27を、配達品保管庫300内の温度センサ付ICパッケージ
基板21に接続するように、リード線27と温度センサ付ICパッケージ基板21を分離可能に構成することができる。
温度センサ付ICパッケージ基板21の回路基板の基材には、フレキシブルな材料を用いることで、温度D5を測定する荷物10の面が凹凸を有して平面でなくても、荷物10の表面形状への追従性を良くし良好な密着性が得られる基材を用いることが望ましい。
温度センサ付ICパッケージ基板21に設置する電子回路は、メモリ22と温度センサ23と制御部24と通信部25と電源回路26を有する。
温度センサ内蔵RFIDタグ20は、RFタグリーダ100からアンテナ1に給電された電力を、リード線27を介して、温度センサ付ICパッケージ基板21の電源回路26に給電して動作する。温度センサ内蔵RFIDタグ20の電源回路26は、電力を蓄積するための電池を備え、その電池の電力により動作して定期的に温度D5を測定する温度管理処理を行う。
温度センサ内蔵RFIDタグ20は、RFタグリーダ100からアンテナ1を介してICタグ情報要求信号を受信すると、温度センサ23を用いて荷物10の温度D5を測定し、その温度データと、メモリ22が記憶しているICタグ識別コードD1を、配達品保管庫300の外に設置したアンテナ1による無線通信によって、RFタグリーダ100に送信する。
また、温度センサ内蔵RFIDタグ20は、RFタグリーダ100からアンテナ1を介して温度管理開始指示信号を受信すると、定期的に温度センサ23で温度D5を測定した上で、測定結果の温度の情報と測定時刻をメモリ22に記憶し、また、測定温度D5の情報を、配送指定温度D6よりも厳しい温度保障範囲と比較する温度管理処理を開始する。
(RFタグリーダ100)
RFタグリーダ100は、配達品保管庫300の外等に、配達員の携帯端末装置200と通信が可能な位置に設置する。配達員がRFタグリーダ100を、携帯端末装置200と一緒に保持しても良い。また、携帯端末装置200に、RFタグリーダ100の機能を備えさせても良い。
RFタグリーダ100は、配達員の携帯端末装置200からの指令に従って、荷物10に添付した温度センサ内蔵RFIDタグ20と、そのアンテナ1を介して無線通信することで、温度センサ内蔵RFIDタグ20のデータを読み取り、そのデータを配達員の携帯端末装置200に送信する。
(配達員の携帯端末装置200)
配達員の携帯端末装置200は、RFタグリーダ100から、温度センサ内蔵RFIDタグ20の、ICタグ識別コードD1と、温度情報データを受信する。
そして、携帯端末装置200は、RFタグリーダ100から受信した、温度センサ内蔵RFIDタグ20のICタグ識別コードD1と温度D5と、その温度D5の測定時刻D4bや温度D5を測定した輸送経由地点の情報等から成る環境情報を加えたデータをモバイルプリンタ400に送信し、モバイルプリンタ400に、それらの情報を環境情報ラベル40に印刷させる。
配達員は、モバイルプリンタ400が印刷した環境情報ラベル40を荷物10又は配達品保管庫300に貼り付ける。
また、配達員が、基準温度計310を配達品保管庫300内に設置して温度D5を測定し、携帯端末装置200で環境温度を受信することができる。そして、携帯端末装置200に、その環境温度を、温度センサ内蔵RFIDタグ20から受信した測定温度D5と比較させることで、温度センサ内蔵RFIDタグ20から受信した測定温度D5が正しい事を確認することができる。
(環境情報ラベル40)
図3と図4に、荷物10の配達過程で、配達員の携帯端末装置200がモバイルプリンタ400を用いて環境情報ラベル40へ印刷する情報の一例を示す。環境情報ラベル40へ印刷する情報は、温度センサ内蔵RFIDタグ20のICタグ識別コードD1と、温度センサ内蔵RFIDタグ20が測定した荷物10の温度D5と、温度D5を測定した時刻情報D4bやラベル印字時刻D4と、配送指定温度D6と管理状態D7の情報を印字する。また、ICタグ識別コードD1や管理状態D7の情報を、二次元コードD1bやバーコードにして環境情報ラベル40へ印刷することができる。
ここで、配送指定温度D6よりも温度保障範囲を厳しくして管理して、配送指定温度D6は確実に守れるように管理する。また、環境情報ラベル40へ印刷する情報は、その他に、荷物番号D2や配達担当者名D3や、必要に応じて、測定場所の情報等や基準温度計310が測定した環境温度情報を加えた環境情報を環境情報ラベル40へ印刷することもできる。
また、管理情報を変更するなどの情報変更があった場合は、最新情報が印字された環境情報ラベル40を印刷して、荷物10に貼付済のラベルの上から重ねて貼付することができる。
この環境情報ラベル40に、温度D5と温度D5を測定した時刻情報D4bと管理状態D7等の温度管理処理の結果の情報を印刷して荷物10に添付することで、流通過程での環境管理を確認したことのエビデンスにできる、輸送中または保管中の環境条件を確実に保障することができる環境保障システムが得られる効果がある。
(処理の概要)
本実施形態の物品輸送環境保障システムは、荷物10の輸送過程において、温度センサ内蔵RFIDタグ20が、定期的に温度センサ23で温度D5を測定し、その測定温度D5を温度保障範囲と比較し、比較結果の管理情報と、測定温度D5と測定時刻情報をメモリ22に記憶する。
そして、温度センサ内蔵RFIDタグ20は、測定した温度が温度保障範囲から外れた場合は、RFタグリーダ100を介して配達員の携帯端末装置200に警告信号を送信する。その警告信号を受信した携帯端末装置200は、警告音を発して配達員に通知する。
また、配達員の携帯端末装置200からRFタグリーダ100を介してICタグ情報要求信号を受信した温度センサ内蔵RFIDタグ20は、メモリ22に記憶していた、定期的に測定した温度情報と測定時刻情報を、RFタグリーダ100を介して携帯端末装置200に送信する。
そして、携帯端末装置200は、温度センサ内蔵RFIDタグ20の温度センサ23が定期的に測定した複数の温度情報と測定時刻情報を環境情報ラベル40に印刷する。
(配達処理)
次に、図5から図7のフローチャートを参照して、第1の実施形態の温度センサ内蔵RFIDタグ20を用いた荷物10の配達処理における環境保障システムの処理手順を説明する。
配達員は、図5から図7のフローチャートに従って、配送センタから荷物10を受け取り、別の配送センタまで荷物10を配達し、最終的に受取人まで荷物10を配達する。
(配送センタからの荷物10の受け取り処理)
先ず、配達員は、配送センタから荷物10を受け取り、荷物10を収納する部分の温度を所定の温度(0℃以下)に維持した配達品保管庫300に荷物10を保管する。そして、温度センサ内蔵RFIDタグ20の温度センサ付ICパッケージ基板21を荷物10に装着し、温度センサ内蔵RFIDタグ20のアンテナ基板30は、配達品保管庫300の外等の、RFタグリーダ100と通信可能な位置に設置し、温度センサ付ICパッケージ基板21とアンテナ基板30のアンテナ1をリード線27で接続する。
(ステップS1)
次に、配達員が、携帯端末装置200からICタグ情報要求信号を、RFタグリーダ100を介して、温度センサ内蔵RFIDタグ20のアンテナ1とリード線27を介し温度センサ付ICパッケージ基板21に送信する。
(ステップS2)
ICタグ情報要求信号を受信した温度センサ内蔵RFIDタグ20の温度センサ付ICパッケージ基板21は、温度センサ23を用いて温度D5を測定して測定温度D5と測定時刻情報をメモリ22に記憶する。
(ステップS3)
また、温度センサ内蔵RFIDタグ20は、測定温度D5を、メモリ22が記憶する温度保障範囲と比較する。そして、温度センサ内蔵RFIDタグ20は、比較の結果、測定温度D5がメモリ22が記憶する温度保障範囲から外れた場合は、保障範囲外警告データを比較結果の管理情報としてメモリ22に記憶する。
(ステップS4)
そして、温度センサ内蔵RFIDタグ20は、ICタグ情報として、ICタグ識別コードD1と、測定温度D5と測定時刻情報と管理情報を、RFタグリーダ100を介して携帯端末装置200に送信する。
(ステップS5)
配達員の携帯端末装置200は、RFタグリーダ100を介して温度センサ内蔵RFIDタグ20から受信したICタグ情報を記憶する。
携帯端末装置200は、受信したICタグ情報の管理情報に保障範囲外警告データが有った場合は、警告音を発して配達員に通知する。
(ステップS6)
次に、配達員の携帯端末装置200は、環境温度の情報を、基準温度計310から受信して記憶する。ここで、配達員は、基準温度計310を配達品保管庫300内に設置して温度D5を測定して携帯端末装置200で環境温度を受信することができる。そして、携帯端末装置200に、その環境温度を、温度センサ内蔵RFIDタグ20から受信した測定温度D5と比較させることで、温度センサ内蔵RFIDタグ20から受信した測定温度D5が正しい事を確認する。
(ステップS7)
配達員の携帯端末装置200は、RFタグリーダ100を介して、温度センサ内蔵RFIDタグ20に、温度の測定時間間隔、および、温度保障範囲を指定した温度管理開始指示信号を送信する。
(ステップS8)
配達員の携帯端末装置200からRFタグリーダ100を介して温度管理開始指示信号を受信した温度センサ内蔵RFIDタグ20は、温度管理開始処理を行う。すなわち、温度センサ内蔵RFIDタグ20は、受信した温度保障範囲をメモリ22に記憶し、定期的に温度センサ23で温度D5を測定する処理を開始する。そして、測定温度D5と測定時刻と管理情報をメモリ22に記憶して情報を蓄積する。
次に、温度センサ内蔵RFIDタグ20は、温度管理開始応答信号を、RFタグリーダ100を介して携帯端末装置200に送信する。
(ステップS9)環境情報ラベル40の印刷
配達員の携帯端末装置200は、温度センサ内蔵RFIDタグ20からRFタグリーダ100を介して温度管理開始応答信号を受信した場合は、ICタグ識別コードD1と、先に温度センサ内蔵RFIDタグ20から受信した温度の情報と、保管庫の基準温度計310から受信した環境温度の情報と、温度測定時刻のデータを、必要に応じて測定場所の情報等も加えて、モバイルプリンタ400に送信し、モバイルプリンタ400にそれらの情報を、図3(a)の様な書式で環境情報ラベル40に印刷させる。
ここで、環境情報ラベル40に印刷する情報は、あらかじめ決まった情報だけでなく、現場で印刷する情報の順番を変えたり、印刷する情報を追加したり、配達員が伝えようとする情報を追加して環境情報ラベル40に印刷することもできる。
また、プリンタ側の変更により、管理情報表示フォーマットの変更をすることも可能である。その場合は、環境管理用の携帯端末装置200のプログラムの変更は必要ないので容易にできる。それらにより、配達員が管理情報を更新することができる融通性に富んだ環境保障システムが得られる効果がある。
(ステップS10)
配達員は印刷した環境情報ラベル40を荷物10又は配達品保管庫300に貼り付ける。
(ステップS11)配達途中での温度測定処理
配達員が荷物10を配達している途中に、温度センサ内蔵RFIDタグ20が、定期的に温度センサ23で温度D5を測定し、その測定温度D5と測定時刻をメモリ22に記憶する。
(ステップS12)
また、温度センサ内蔵RFIDタグ20は、測定温度D5を、メモリ22が記憶する温度保障範囲と比較する。そして、温度センサ内蔵RFIDタグ20は、比較の結果、測定温度D5がメモリ22が記憶する温度保障範囲から外れた場合は、保障範囲外警告データを比較結果の管理情報としてメモリ22に記憶する。
温度センサ内蔵RFIDタグ20は、保障範囲外警告データを作成した場合は、警告信号を、RFタグリーダ100を介して携帯端末装置200に送信する。
(ステップS12’)
配達員の携帯端末装置200は、温度センサ内蔵RFIDタグ20からRFタグリーダ100を介して警告信号を受信した場合は、警告音を発して配達員に通知する。
(ステップS13)別の配送センタへの荷物10の引渡し処理
配達員は、別の配送センタへの荷物10を運び込んだ際に、携帯端末装置200からICタグ情報要求信号を、RFタグリーダ100を介して温度センサ内蔵RFIDタグ20に送信する。
(ステップS14)
ICタグ情報要求信号を受信した温度センサ内蔵RFIDタグ20は、温度センサ23で最新の温度D5を測定し、その測定温度D5と測定時刻情報をメモリ22に記憶する。
(ステップS15)
また、温度センサ内蔵RFIDタグ20は、測定温度D5を、メモリ22が記憶する温度保障範囲と比較する。そして、温度センサ内蔵RFIDタグ20は、比較の結果、測定温度D5がメモリ22が記憶する温度保障範囲から外れた場合は、保障範囲外警告データを比較結果の管理情報としてメモリ22に記憶する。
(ステップS16)
そして、温度センサ内蔵RFIDタグ20は、ICタグ情報として、ICタグ識別コードD1と、荷物10の配達途中に定期的に測定した測定温度D5と測定時刻情報と管理情報と、最新の測定温度D5等を、RFタグリーダ100を介して携帯端末装置200に送信する。
(ステップS17)
配達員の携帯端末装置200は、RFタグリーダ100を介して温度センサ内蔵RFIDタグ20から受信したICタグ情報を記憶する。
携帯端末装置200は、受信したICタグ情報の管理情報に保障範囲外警告データが有った場合は、警告音を発して配達員に通知する。
(ステップS18)
次に、配達員の携帯端末装置200は、配達品保管庫300の基準温度計310から、環境温度の情報と測定時刻情報を受信して記憶する。ここで、配達員は、基準温度計310を配達品保管庫300内に設置して温度D5を測定して携帯端末装置200で環境温度を受信することができる。そして、携帯端末装置200に、その環境温度を、温度センサ内蔵RFIDタグ20から受信した測定温度D5と比較させることで、温度センサ内蔵RFIDタグ20から受信した測定温度D5が正しい事を確認する。
(ステップS19)
配達員の携帯端末装置200は、温度センサ内蔵RFIDタグ20からRFタグリーダ100を介して受信した、荷物10の配達途中に定期的に測定した測定温度D5と測定時刻情報と管理情報と、最新の測定温度D5等と、保管庫の基準温度計310から受信した環境温度の情報と、必要に応じて測定場所の情報も加えて、モバイルプリンタ400に送信し、モバイルプリンタ400にそれらの情報を、図3(b)の様な書式で環境情報ラベル40に印刷させる。
(ステップS20)
配達員は印刷した環境情報ラベル40を荷物10又は配達品保管庫300に貼り付ける。そして、その環境情報ラベル40を貼り付けた荷物10、又は、配達品保管庫300に設置した状態の荷物10を配達先の配送センタに引き渡す。
(ステップS21)受取人への荷物10の引渡し処理
ステップS1からステップS12を経て、配送センタから最終的な配達先に荷物10を運んだ配達員は、携帯端末装置200に、RFタグリーダ100を介して、温度センサ内蔵RFIDタグ20に対して、時刻情報を含めて、ICタグ情報要求信号を送信させる。
(ステップS22)
ICタグ情報要求信号を受信した温度センサ内蔵RFIDタグ20は、温度センサ23で最新の温度D5を測定し、その測定温度D5と測定時刻情報をメモリ22に記憶する。
(ステップS23)
また、温度センサ内蔵RFIDタグ20は、測定温度D5を、メモリ22が記憶する温度保障範囲と比較する。そして、温度センサ内蔵RFIDタグ20は、比較の結果、測定温度D5がメモリ22が記憶する温度保障範囲から外れた場合は、保障範囲外警告データを比較結果の管理情報としてメモリ22に記憶する。
(ステップS24)
そして、温度センサ内蔵RFIDタグ20は、ICタグ情報として、ICタグ識別コードD1と、荷物10の配達途中に定期的に測定した測定温度D5と測定時刻情報と管理情報と、最新の測定温度D5等を、RFタグリーダ100を介して携帯端末装置200に送信する。
(ステップS25)
配達員の携帯端末装置200は、RFタグリーダ100を介して温度センサ内蔵RFIDタグ20から受信したICタグ情報を記憶する。
携帯端末装置200は、受信したICタグ情報の管理情報に保障範囲外警告データが有った場合は、警告音を発して配達員に通知する。
(ステップS26)
次に、配達員の携帯端末装置200は、配達品保管庫300の基準温度計310から、環境温度の情報と測定時刻情報を受信して記憶する。ここで、配達員は、基準温度計310を配達品保管庫300内に設置して温度D5を測定して携帯端末装置200で環境温度を受信することができる。そして、携帯端末装置200に、その環境温度を、温度センサ内蔵RFIDタグ20から受信した測定温度D5と比較させることで、温度センサ内蔵RFIDタグ20から受信した測定温度D5が正しい事を確認する。
(ステップS27)
配達員の携帯端末装置200は、RFタグリーダ100を介して、温度センサ内蔵RFIDタグ20に、温度管理終了指示信号を送信する。
(ステップS28)
配達員の携帯端末装置200からRFタグリーダ100を介して温度管理終了指示信号を受信した温度センサ内蔵RFIDタグ20は、温度管理処理を終了させ、温度センサ23による定期的な温度測定処理を停止する。次に、温度センサ内蔵RFIDタグ20は、温度管理終了応答信号を、RFタグリーダ100を介して携帯端末装置200に送信する。
(ステップS29)
配達員の携帯端末装置200は、温度センサ内蔵RFIDタグ20からRFタグリーダ100を介して温度管理終了応答信号を受信した場合は、先にRFタグリーダ100を介して温度センサ内蔵RFIDタグ20から受信した、荷物10の配達途中に定期的に測定した測定温度D5と測定時刻情報と管理情報と、最新の測定温度D5等と、保管庫の基準温度計310から受信した環境温度の情報と、必要に応じて測定場所の情報も加えて、モバイルプリンタ400に送信し、モバイルプリンタ400にそれらの情報を、図4の様な書式で環境情報ラベル40に印刷させる。
(ステップS30)
配達員は印刷した環境情報ラベル40を荷物10に貼り付け、温度センサ内蔵RFIDタグ20を回収し、荷物10を最終的な配達先に引き渡す。
本実施形態によると、携帯端末装置200がRFタグリーダ100を介して温度センサ内蔵RFIDタグ20にアクセスするまでの間の期間に、温度センサ内蔵RFIDタグ20が、温度センサ23を用いて定期的に温度D5を測定して温度情報を記憶するので、荷物10の輸送中または保管中の温度をきめ細かく管理できる効果がある。
また、本実施形態によると、温度センサ内蔵RFIDタグ20の温度センサ23の測定値が温度保障範囲を外れた場合に配達員に通知することで、配達員が荷物10の温度を適切に管理できる環境保障システムが得られる効果がある。
また、本実施形態では、温度センサ内蔵RFIDタグ20を荷物10などに装着して、その荷物10の温度D5を測定して環境情報ラベル40に印刷する事で、荷物10の輸送中または保管中の環境条件を確実に明示して保障することができる環境保障システムが得られる効果がある。
また、配達員は、使用後に回収した温度センサ内蔵RFIDタグ20を再使用することができる。これによって、1回あたりの環境保障コストを安くすることができ、また、その都度温度センサ内蔵RFIDタグ20を廃棄しないので環境負荷を小さくすることができる。
また、配達員が回収した温度センサ内蔵RFIDタグ20が、その荷物10の輸送中または保管中の温度を記憶しているので、その温度データを配達管理用コンピュータが読み込み分析することで、荷物10の配達条件を改善するための基礎データを得ることができる効果がある。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態は、温度センサ内蔵RFIDタグ20として、RFタグリーダ100からアンテナ1に給電された電力を、リード線27を介して、温度センサ付ICパッケージ基板21の電源回路26に給電して動作する温度センサ内蔵RFIDタグ20を用いる点が第1の実施形態と相違する。
すなわち、温度センサ内蔵RFIDタグ20の電源回路26は、コンデンサに電力を蓄積する回路で構成し、電力を蓄積するための電池は設けない。これにより、電源回路26の構成が簡単になり寿命が長くなり、温度センサ内蔵RFIDタグ20に要する費用を低減できる効果がある。
荷物10の輸送過程において、温度センサ内蔵RFIDタグ20は、定期的に低消費電
力の温度センサ23で温度D5を測定し、その測定温度D5と測定時刻をメモリ22に記憶する。また、温度センサ内蔵RFIDタグ20は、測定温度D5を、携帯端末装置200から指定された温度保障範囲と比較し、比較結果の管理情報をメモリ22に記憶する。
温度センサ内蔵RFIDタグ20は、RFタグリーダ100から無線で電力を供給された際に、供給された電力を使って通信部25を動作させ、配達員の携帯端末装置200に通知すべき管理情報である、測定温度D5が指定された温度保障範囲から外れた事を知らせる警告信号を、RFタグリーダ100に送信する。
RFタグリーダ100は、温度センサ内蔵RFIDタグ20から警告信号を受信した場合は、その警告信号を配達員の携帯端末装置200に送信して警告する。
これにより、配達員は、RFタグリーダ100を温度センサ内蔵RFIDタグ20に接近させて無線で電力を供給する事で、温度センサ内蔵RFIDタグ20から必要な警告信号を、RFタグリーダ100を介して携帯端末装置200で受信することができる。
(配達処理)
次に、第2の実施形態の温度センサ内蔵RFIDタグ20を用いた荷物10の配達処理における環境保障システムの処理手順を、第1の実施形態と同じ図5から図7のフローチャートと、図8のフローチャートを参照して説明する。
配達員は、第1の実施形態と同様に、配送センタから荷物10を受け取り、別の配送センタまで荷物10を配達し、最終的に受取人まで荷物10を配達する。
(配送センタからの荷物10の受け取り処理)
配達員が配送センタから荷物10を受け取る際に行う処理は、第1の実施形態と同様に、ステップS1からステップS10の処理で行い、環境管理ラベル40を印刷して荷物10に貼り付ける。
(配達途中での温度測定処理)
第2の実施形態では、荷物10の配達途中での処理を、第1の実施形態のステップS11とS12の替わりに、図8のステップS41からステップS46の処理を行う。
(ステップS41)配達途中での温度測定処理
配達員が荷物10を配達している途中に、温度センサ内蔵RFIDタグ20が、定期的に温度センサ23で温度D5を測定し、その測定温度D5と測定時刻をメモリ22に記憶する。
(ステップS42)
また、温度センサ内蔵RFIDタグ20は、測定温度D5を、メモリ22が記憶する温度保障範囲と比較する。そして、温度センサ内蔵RFIDタグ20は、比較の結果、測定温度D5がメモリ22が記憶する温度保障範囲から外れた場合は、保障範囲外警告データを比較結果の管理情報としてメモリ22に記憶する。
(ステップS43)
温度センサ内蔵RFIDタグ20は、保障範囲外警告データを作成した場合は、警告信号を作成し、通信の準備をする。
(ステップS44)
RFタグリーダ100が無線で電力を温度センサ内蔵RFIDタグ20に供給する。
(ステップS45)
温度センサ内蔵RFIDタグ20は、RFタグリーダ100から無線で電力が供給された場合に、供給された電力を使って通信部25を動作させ、準備していた警告信号をRFタグリーダ100に送信する。
(ステップS45’)
RFタグリーダ100は、温度センサ内蔵RFIDタグ20から警告信号を受信した場合は、その警告信号を配達員の携帯端末装置200に送信して警告する。
(ステップS46)
配達員の携帯端末装置200は、温度センサ内蔵RFIDタグ20からRFタグリーダ100を介して警告信号を受信した場合は、警告音を発して配達員に警告を通知する。
(別の配送センタへの荷物10の引渡し処理)
配達員が別の配送センタへ到着した際に行う配送センタへの荷物10の引渡し処理は、第1の実施形態と同様に、ステップS13からステップS20の処理で行い、環境管理ラベル40を印刷して荷物10に貼り付けて、荷物10を配達先の配送センタに引き渡す。
(受取人への荷物10の引渡し処理)
配達員が最終的な受取人に荷物10を引渡す処理は、第1の実施形態と同様に、ステップS21からステップS30の処理で行い、環境管理ラベル40を印刷して荷物10に貼り付け、温度センサ内蔵RFIDタグ20を回収し、荷物10を最終的な配達先に引き渡す。
第2の実施形態は、温度センサ内蔵RFIDタグ20は、RFタグリーダ100から無線で電力を温度センサ内蔵RFIDタグ20に供給された場合に、通信部25を動作させ、準備していたデータをRFタグリーダ100に送信し、RFタグリーダ100がそのデータを配達員の携帯端末装置200に送信する様にすることで、温度センサ内蔵RFIDタグ20の電源回路26に蓄電池を設けず構成を簡単にして、温度センサ内蔵RFIDタグ20に要する費用を低減できる効果がある。
1・・・アンテナ、
10・・・荷物
20・・・温度センサ内蔵RFIDタグ
21・・・温度センサ付ICパッケージ基板
22・・・メモリ
23・・・温度センサ
24・・・制御部
25・・・通信部
26・・・電源回路
27・・・リード線
30・・・アンテナ基板
40・・・環境情報ラベル
100・・・RFタグリーダ
200・・・携帯端末装置
300・・・配達品保管庫
310・・・基準温度計
400・・・モバイルプリンタ
D1・・・ICタグ識別コード
D1b・・・二次元コード
D2・・・荷物番号
D3・・・担当者名
D4・・・ラベル印字時刻
D4b・・・測定時刻
D5・・・測定温度
D6・・・配送指定温度
D7・・・管理状態

Claims (5)

  1. 配達する荷物に添付する温度センサ内蔵RFIDタグと、RFタグリーダと配達員の携帯端末装置と基準温度計とモバイルプリンタと環境情報ラベルとで構成する物品輸送環境保障システムであって、
    前記温度センサ内蔵RFIDタグが、温度を測定する温度センサと温度管理手段を備え、配達員が前記荷物に前記温度センサ内蔵RFIDタグを設置して配達し、
    前記温度管理手段が、前記温度センサで温度を測定し、該測定温度を温度保障範囲と比較する温度管理処理を行い、前記温度管理処理の結果を、前記RFタグリーダを介して前記配達員の携帯端末装置に送信し、
    前記配達員の携帯端末装置が、前記モバイルプリンタによって前記環境情報ラベルに前記温度管理処理の結果を印刷し該環境情報ラベルを前記荷物に設置して表示する
    ことを特徴とする物品輸送環境保障システム。
  2. 請求項1記載の物品輸送環境保障システムであって、前記温度センサ内蔵RFIDタグが、前記温度センサと前記温度管理手段を備えた温度センサ付ICパッケージ基板と、前記RFタグリーダを介して、前記配達員の携帯端末装置にデータを送信するアンテナと、前記温度センサ付ICパッケージ基板と前記アンテナを接続するリード線を有し、
    配達員が前記荷物に前記温度センサ付ICパッケージ基板を設置して配達する
    ことを特徴とする物品輸送環境保障システム。
  3. 請求項2に記載の物品輸送環境保障システムであって、配達品保管庫を用い、前記荷物と前記温度センサ付ICパッケージ基板を前記配達品保管庫に収納し、前記アンテナを前記配達品保管庫の外に設置して前記RFタグリーダと通信させることを特徴とする物品輸送環境保障システム。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載の物品輸送環境保障システムであって、前記温度センサ内蔵RFIDタグが、前記配達員の携帯端末装置から前記RFタグリーダを介して温度管理開始指示信号を受信すると、前記温度管理手段が、前記温度センサで温度を測定し、該測定温度を温度保障範囲と比較する温度管理処理を開始する
    ことを特徴とする物品輸送環境保障システム。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載の物品輸送環境保障システムであって、前記携帯端末装置に、前記基準温度計の測定した環境温度を受信させ、前記携帯端末装置が前記温度センサ内蔵RFIDタグから受信した測定温度と比較させることで、前記温度センサ内蔵RFIDタグの測定温度の正しさを確認させることを特徴とする物品輸送環境保障システム。
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