JP7063040B2 - ロータコアの製造装置、ロータコアの製造方法、及びカルプレート - Google Patents
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また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、周方向に間隔をおいて複数の磁石収容孔が形成された円筒状のコア本体と、前記複数の磁石収容孔にそれぞれ収容された複数の磁石と、前記複数の磁石収容孔のそれぞれに充填されて硬化した樹脂と、を備えるロータコアの製造に用いられるカルプレートであって、樹脂を前記複数の磁石収容孔のそれぞれに導くと共に前記複数の磁石収容孔に充填されなかった樹脂の硬化物であるカルを保持する充填ポットが、前記複数の磁石収容孔のうち周方向に隣り合った2つの磁石収容孔毎に1つずつ形成されており、それぞれの前記充填ポットは、前記コア本体と反対側の平面に開口する接続部と、前記接続部の底壁を貫通して前記接続部と前記2つの磁石収容孔とを連通する4つ以上のノズル部と、を有し、前記接続部は、前記平面から見て円形状に形成されており、前記接続部と前記2つの磁石収容孔とが、それぞれ複数の前記ノズル部によって連通されており、前記4つ以上のノズル部の全てが前記接続部の周縁部に開口している、カルプレートを提供する。
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本実施の形態に係るロータコアの製造装置で製造するロータコアを示す図であり、(a)は斜視図、(b)は中心軸線を含む断面を示す断面図である。図1(a),(b)に示すように、ロータコア10は、コア本体11と、コア本体11に形成された磁石収容孔13に収容された磁石14と、磁石収容孔13に充填され硬化された樹脂15と、を有している。
図2は、本実施の形態に係るロータコアの製造装置を示す断面図である。図2に示すように、ロータコアの製造装置1は、コア本体11に形成された磁石収容孔13に磁石14を収容し、磁石14を収容した磁石収容孔13内に樹脂を充填し硬化させて、コア本体11に磁石14を固定する装置である。ロータコアの製造装置1は、固定型2と、可動型3と、カルプレート4と、を備えている。
図3は、カルプレート4を示す図であり、(a)は平面図、(b)は充填ポット41の近傍を拡大した平面図である。また、図4(a)は図3(b)のA-A線断面図であり、図4(b)はノズル部の形状を示す破断面図である。
図6は、本実施の形態に係るロータコアの製造方法の手順を示すフロー図である。図6に示すように、本実施の形態に係るロータコアの製造方法では、まず、ステップS1にて、コア本体11を形成するコア本体形成工程を行う。ステップS1のコア本体形成工程では、電磁鋼板をプレスして鉄心片12を形成し、形成した鉄心片12を複数積層して上下からプレスしてコア本体11を形成する。なお、コア本体11を形成する具体的な工程については、これに限定されるものではない。
以上説明したように、本実施の形態に係るロータコアの製造装置1では、カルプレート4の充填ポット41が、上面に開口し可動型3の樹脂流入口33と連通する接続部41aと、接続部41aの底壁を貫通し、接続部41aと磁石収容孔13とを連通するノズル部41bと、を有し、接続部41aと1つの磁石収容孔13とが、複数のノズル部41bによって連通されている。
Claims (4)
- コア本体に形成された複数の磁石収容孔のそれぞれに磁石を収容し、前記複数の磁石収容孔内に樹脂を充填し硬化させて、前記コア本体に複数の前記磁石を固定する装置であって、
前記複数の磁石収容孔のそれぞれに前記磁石を収容した前記コア本体が載置される固定型と、
前記コア本体上に設けられ、樹脂流入口を有する可動型と、
前記コア本体と前記可動型との間に配置され、前記樹脂流入口から流入した樹脂を前記複数の磁石収容孔に導くと共に、前記樹脂の不要な硬化物であるカルを保持する複数の充填ポットが形成されたカルプレートと、を備え、
前記コア本体には、周方向に間隔をおいて前記複数の磁石収容孔が形成されており、
前記カルプレートには、前記複数の磁石収容孔のうち周方向に隣り合った2つの磁石収容孔毎に1つの前記充填ポットが形成されており、
それぞれの前記充填ポットは、前記可動型に当接する上面に開口し前記可動型の前記樹脂流入口と連通する接続部と、前記接続部の底壁を貫通し、前記接続部と前記2つの磁石収容孔とを連通する4つ以上のノズル部と、を有し、
前記接続部は、前記上面から見て円形状に形成されており、
前記接続部と前記2つの磁石収容孔とが、それぞれ複数の前記ノズル部によって連通されており、
前記4つ以上のノズル部の全てが前記接続部の周縁部に開口している、
ロータコアの製造装置。 - 前記ノズル部の少なくとも前記コア本体側の端部には、前記ノズル部における前記樹脂の出口を絞る絞り部が形成されている、
請求項1に記載のロータコアの製造装置。 - コア本体に形成された複数の磁石収容孔のそれぞれに磁石を収容し、前記複数の磁石収容孔内に樹脂を充填し硬化させて、前記コア本体に複数の前記磁石を固定する方法であって、
前記複数の磁石収容孔にそれぞれ前記磁石を収容した前記コア本体を固定型に載置し、
前記コア本体上に樹脂流入口を有する可動型を設けると共に、
前記コア本体と前記可動型との間に、前記樹脂流入口から流入した樹脂を前記複数の磁石収容孔に導くと共に、前記樹脂の硬化後に前記樹脂の不要な硬化物であるカルを保持する複数の充填ポットが形成されたカルプレートを配置する準備工程と、
前記樹脂流入口から供給された前記樹脂を、前記複数の充填ポットを介して前記複数の磁石収容孔にそれぞれ流入させ充填し、前記複数の磁石収容孔に充填した前記樹脂を硬化させる樹脂封止工程と、
前記可動型を離脱させ、その後前記カルプレートを前記コア本体から取り外すことで、前記コア本体から前記カルを分離させるカル分離工程と、を備え、
前記コア本体には、周方向に間隔をおいて複数の前記磁石収容孔が形成されており、
前記カルプレートには、前記複数の磁石収容孔のうち周方向に隣り合った2つの磁石収容孔毎に1つの前記充填ポットが形成されており、
それぞれの前記充填ポットは、前記可動型に当接する上面に開口し前記可動型の前記樹脂流入口と連通する接続部と、前記接続部の底壁を貫通し、前記接続部と前記2つの磁石収容孔とを連通する4つ以上のノズル部と、を有し、
前記接続部は、前記上面から見て円形状に形成されており、
前記接続部と前記2つの磁石収容孔とが、それぞれ複数の前記ノズル部によって連通されており、
前記4つ以上のノズル部の全てが前記接続部の周縁部に開口しており、
前記樹脂封止工程では、前記2つの磁石収容孔のぞれぞれに対して、複数の前記ノズル部を介して前記樹脂を流入させる、
ロータコアの製造方法。 - 周方向に間隔をおいて複数の磁石収容孔が形成された円筒状のコア本体と、前記複数の磁石収容孔にそれぞれ収容された複数の磁石と、前記複数の磁石収容孔のそれぞれに充填されて硬化した樹脂と、を備えるロータコアの製造に用いられるカルプレートであって、
樹脂を前記複数の磁石収容孔のそれぞれに導くと共に前記複数の磁石収容孔に充填されなかった樹脂の硬化物であるカルを保持する充填ポットが、前記複数の磁石収容孔のうち周方向に隣り合った2つの磁石収容孔毎に1つずつ形成されており、
それぞれの前記充填ポットは、前記コア本体と反対側の平面に開口する接続部と、前記接続部の底壁を貫通して前記接続部と前記2つの磁石収容孔とを連通する4つ以上のノズル部と、を有し、
前記接続部は、前記平面から見て円形状に形成されており、
前記接続部と前記2つの磁石収容孔とが、それぞれ複数の前記ノズル部によって連通されており、
前記4つ以上のノズル部の全てが前記接続部の周縁部に開口している、
カルプレート。
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