JP7060537B2 - 情報処理システム、移動局数推計方法、人口推計方法及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、移動局数推計方法、人口推計方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、移動局と基地局との通信のログ情報に基づいて情報処理を行う情報処理システム、移動局数推計方法、人口推計方法及びプログラムに関する。
従来、特定時間帯のセルに在圏する移動局の数を推計するシステムとして、特許文献1に開示された端末数推計装置が知られている。この端末数推計装置では、観測対象のセクタ(基地局が形成するセル)で所定の観測期間(特定時間帯)内に定期的に発信された各端末(移動局)の位置登録信号を観測し、これに基づいて当該観測期間内における各端末の位置情報(セクタ番号)とその取得時刻とを含む位置データ(在圏ログ情報)を得る。その後、各端末の位置データそれぞれについて、当該位置データ(第一位置データ)の直前に取得された当該端末の第二位置データの取得時刻t2と、当該第一位置データの直後に取得された当該端末の第三位置データの取得時刻t3との差分値を、当該第一位置データの特徴量として算出する。そして、当該セクタについての観測期間内における全端末の全位置データの特徴量の総和を、観測期間長の2倍によって除して得られた数値を、当該観測期間の当該セクタに在圏する端末数として推計する。なお、前記差分値が1時間を超えるような第二位置データや第三位置データについてはその差分値として1時間を用いるというエラー処理も行っている。
特許第5470469号公報
特定時間帯のセルに在圏する移動局の数は、例えば、特定時間帯に当該セルに滞在しているすべての移動局の滞在時間の総和を当該特定時間帯の時間長で除算することにより推計される。従来の推計方法では、各移動局から定期的に発信される位置登録信号の観測結果を用いているため、各移動局が当該セルに対して在圏し始めた時刻や在圏し終えた時刻の情報を正確に得ることができない。そのため、各移動局が当該セルに滞在する滞在時間の推定精度が低く、特定時間帯のセルに在圏する移動局の数の推計精度も低い。
本発明の一態様に係る情報処理システムは、移動局が基地局への接続を開始した接続開始時刻と該移動局が該基地局への接続を終了した接続終了時刻とを含む該移動局と該基地局との通信の制御ログ情報を取得する情報取得部と、前記接続開始時刻と前記接続終了時刻とを含む前記制御ログ情報に基づいて、特定時間帯に前記基地局が形成するセルに在圏する移動局の数を推計する移動局数推計部と、を備える。
前記情報処理システムにおいて、前記移動局数推計部は、前記特定時間帯に占める各移動局の接続時間の割合を用いて、該特定時間帯の前記セルに在圏する移動局の数を推計してもよい。
また、前記情報処理システムにおいて、前記移動局数推計部は、前記移動局の通信事業者のシェア率を取得し、該シェア率を用いて前記移動局の数の推定結果を補正してもよい。
また、前記情報処理システムにおいて、前記移動局数推計部は、前記移動局のユーザ属性情報ごとに、前記特定時間帯の前記セルに在圏する移動局の数を推計してもよい。
また、前記情報処理システムにおいて、前記接続開始時刻は、前記移動局の電源ON時、前記セルを形成する基地局から切断されたアイドル状態にある前記移動局が該基地局に再接続するリセレクション時、他の基地局から前記セルを形成する基地局へのハンドオーバー時、前記移動局が圏外状態から圏内状態へ遷移した時のうちの少なくとも1つの時に、前記移動局から送信される制御信号を前記基地局が受信した時刻であってもよい。
また、前記情報処理システムにおいて、前記接続終了時刻は、前記移動局の電源OFF時、前記セルを形成する基地局に接続している前記移動局がアイドル状態に遷移する時、前記セルを形成する基地局から他の基地局へのハンドオーバー時、前記移動局が圏内状態から圏外状態へ遷移した時のうちの少なくとも1つの時に、前記移動局から送信される制御信号を前記基地局が受信した時刻であってもよい。
また、前記情報処理システムにおいて、前記移動局数推計部の推計結果に基づいて、前記特定時間帯における人口推計単位エリアの人口を推計する人口推計部を有してもよい。
また、前記情報処理システムにおいて、前記人口推計部は、前記セルの面積に対する前記セルと前記人口推計単位エリアとの重複部分の面積の割合、及び、該人口推計単位エリアの人口分布特徴情報の少なくとも一方を用いて、前記特定時間帯における該人口推計単位エリアの人口の推計結果を補正してもよい。
また、本発明の他の態様に係る移動局数推計方法は、移動局が基地局への接続を開始した接続開始時刻と該移動局が該基地局への接続を終了した接続終了時刻とを含む該移動局と該基地局との通信の制御ログ情報を取得することと、前記接続開始時刻と前記接続終了時刻とを含む前記制御ログ情報に基づいて、特定時間帯の前記セルに在圏する移動局の数を推計すること、とを含む。
また、本発明の更に他の態様に係る人口推計方法は、移動局が基地局への接続を開始した接続開始時刻と該移動局が該基地局への接続を終了した接続終了時刻とを含む該移動局と該基地局との通信の制御ログ情報を取得することと、前記接続開始時刻と前記接続終了時刻とを含む前記制御ログ情報に基づいて、特定時間帯に前記基地局が形成するセルに在圏する移動局の数を推計すること、その推計結果に基づいて、前記特定時間帯における人口推計単位エリアの人口を推計すること、とを含む。
また、本発明の更に他の態様に係るプログラムは、情報処理システムのコンピュータ又はプロセッサを機能させるプログラムであって、移動局が基地局への接続を開始した接続開始時刻と該移動局が該基地局への接続を終了した接続終了時刻とを含む該移動局と該基地局との通信の制御ログ情報を取得する情報取得部、及び、前記接続開始時刻と前記接続終了時刻とを含む前記制御ログ情報に基づいて、特定時間帯の前記セルに在圏する移動局の数を推計する移動局数推計部として、前記コンピュータ又は前記プロセッサを機能させる。
前記プログラムにおいて、前記移動局数推計部の推計結果に基づいて、前記特定時間帯における人口推計単位エリアの人口を推計する人口推計部として、前記コンピュータ又は前記プロセッサを機能させてもよい。
本発明によれば、移動局の基地局への接続開始時刻及び接続終了時刻を含む通信の制御ログ情報から、移動局が当該基地局のセルに対して在圏し始めた時刻と在圏し終えた時刻を得ることができるので、特定時間帯のセルに在圏する移動局の数を高い精度で推計することができる。
実施形態に係る情報処理システムを含む通信システムの概略構成の一例を示す説明図。 基地局のアンテナ情報を説明するための説明図。 実施形態における移動局数推計処理及び人口推計処理を含む一連の情報処理の一例を示すフローチャート。 9時から10時までの時間窓について、あるセルに在圏する移動局数の確率的な個数を説明するための説明図。 表3のデータを加工して他の事業者を含む移動局全体の移動局数推計値又は他の事業者を含むユーザ全体について人口推計値を推計する拡大推計を説明するための説明図。 (a)及び(b)は、各メッシュの地理的性質を考慮した修正面積按分により、セルSの人口推計値を各メッシュに分配する例を示す説明図。
以下、図面を参照して本発明に係る情報処理システムの一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理システムを含む通信システムの概略構成の一例を示す説明図である。
本実施形態の通信システムは、複数の移動局(端末装置、ユーザ装置(UE)、通信端末などとも呼ばれる。)10A,10B,・・・(以下、便宜上、2つの移動局10A,10Bのみについて言及する。)と、これらの移動局10A,10Bと無線通信する1又は2以上の基地局20と、SGW(Serving Gateway)及びPGW(PDN(Packet Data Network) Gateway)からなるS/PGW30と、MME(Mobility Management Entity)40と、HSS(Home Subscriber Server)50と、基地局情報蓄積サーバ60と、顧客情報サーバ70と、情報処理システムを構成する情報処理装置としての情報処理サーバ(以下「サーバ」という。)100とを有する。
サーバ100は、移動通信網1に設けられ、例えば単一又は複数のコンピュータ装置又はプロセッサで構成され、所定のプログラムが実行されることにより移動局数推計装置及び人口推計装置の少なくとも一方の装置して機能する。サーバ100は、移動通信網1のコアネットワークに設けてもよいし、コアネットワークの外部に設けてもよい。また、サーバ100は、移動通信網1の外部に設けてもよい。
なお、本実施形態の情報処理システムは、サーバ100のほか、SGW、基地局情報蓄積サーバ60などの他の装置の全体又はその一部を含んでもよく、それらのサーバ及び装置はネットワークを介して通信可能に構成してもよい。
本実施形態の移動局10A,10Bは、移動通信用の移動通信部11が組み込まれた携帯電話機、スマートフォン等のユーザ装置(UE)である。移動通信部11は、例えば通信モジュールとして構成される。移動局10A,10Bは、移動通信部11により、所定の無線通信方式で基地局20と無線通信を行い、移動通信網1側に接続することができ、移動通信網1との間で制御信号の送受信を行う通信や、移動通信網1を介してIP(Internet Protocol)を用いた通信などを行うことができる。また、本実施形態の移動局10A,10Bは、自身の現在位置情報として、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)衛星等のGNSS(Global Navigation Satellite System)衛星から電波を受信して情報を取得するためのGNSS通信部12も組み込まれている。
基地局20は、無線アクセス網(RAN)を構成し、例えば、eNodeB、gNodeB等と呼ばれたり、自局が形成するセルのサイズによりマクロセル基地局やスモールセル基地局などと呼ばれたりする。基地局20は、例えば、無線信号の送受信をする無線部(RRH)と、デジタルベースバンド信号処理を行うベースバンド部(BBU)を備える。RRHは、例えば、BBUから受信したデジタルベースバンド信号をRF信号に変換し、所定の信号レベルに電力増幅して移動局10A,10Bに送信する。また、RRHは、移動局10A,10Bの移動通信部11から受信したRF信号をデジタルベースバンド信号に変換し、BBUへ送信する。
移動通信網1に含まれるコアネットワークは、例えばLTE/LTE-AdvancedにおいてEPC(Evolved Packet Core)とも呼ばれ、所定の通信インターフェースを介して基地局20が接続される。コアネットワークは、S/PGW30、MME40、HSS50等の各種ノードも有している。コアネットワークは、SCEF(Service Capability Exposure Function)や、PCRF(Policy and Charging Rules Function)等の他のノードを有していてもよい。
S/PGW30は、基地局20との間では、IP(Internet Protocol)を用いずに移動通信網を通じてデータ通信を行い、IP通信網側との間では、IPを用いてデータ通信を行う。S/PGW30は、移動局10A,10BとIP通信網側の装置との間において、IPを用いたデータ通信を行う際のパケット転送を行うノードとして機能する。詳しくは、移動局10A,10Bの移動通信部11にIPアドレスを割り当ててパケットデータ転送の処理を行う。例えば、P-GWの機能として、移動局10A,10BへのIPアドレスの払出し、パケット網への接続に関するユーザ認証、課金用の通信利用データ(例えばCDR:Call Data Record)の作成、DHCPサーバ機能等を有する。また、S-GWの機能として、基地局20等を有するRANのアンカーポイントとなり、P-GWの間でユーザパケットデータの中継処理を行う。
MME40は、基地局20を収容して無線通信ネットワーク制御、モビリティ制御、ハンドオーバー制御、ユーザ認証制御等を行うノードである。MME40は、HSS50の登録情報(位置登録情報など)に基づいて、移動局10A,10Bから基地局20を介して送信されてきたデータを他の移動局やサーバ100へ転送したり、他の移動局やサーバ100から送られてきた移動局10A,10B宛のデータや送信要求などの制御信号を基地局20に転送したりする。
顧客情報サーバ70は、移動通信システムを用いた通信サービスを利用するユーザ(加入者)の情報のデータベースであり、例えば、各移動局10A,10Bのユーザ契約情報やユーザ認証情報を管理し、それらの情報を位置登録契機でMME40へ通知する。ユーザ契約情報には、例えば、ユーザID、性別、年齢層(年代)、契約住所などのユーザ属性情報が含まれる。
また、基地局情報蓄積サーバ60は、本実施形態の通信システムを構成する複数の基地局それぞれについて、基地局メタ情報(例えば、AGPS(アシスト型GPS)サーバに登録されている基地局位置情報)、基地局の制御データに含まれるセル識別情報としてのE-CGI(E-UTRAN Cell Global ID)の情報、基地局が備える1又は2以上のアンテナの識別情報、電波範囲(すなわち、基地局20が形成するセル)などのセル情報としてのアンテナ情報などを格納する機能を有する。E-CGIは、例えば、基地局(eNB)を一意的に識別可能な識別情報(例えば、eNB ID)、基地局(eNB)の種別情報、基地局(eNB)が形成するセルを識別するセル識別子(セルID)を含む。
基地局20は、図2に示すように、1又は2以上のアンテナ20aを備え、アンテナ数に応じた数のセルSを形成する。アンテナ情報は、アンテナ(セル)を識別するアンテナIDと、アンテナの向き(方位)、高度h、予め測定された電波の放射角θ及び電波出力強度の情報(例えば、電界強度分布のシミュレーション情報)と、アンテナに対応するセルを識別するセル識別情報(セルID)とを含む。アンテナの向き(方位)、高度h、電波の放射角θ及び電波出力強度の情報を用いたコンピュータシミュレーションにより、当該アンテナの電波到達範囲(セルSの領域)を特定するセル位置情報を得ることができる。セル位置情報は、例えば、当該セルSの領域の中心位置を示す緯度情報及び経度情報と、当該中心位置からセルSの外縁までの距離を示す水平誤差情報とを含む。
なお、図1では、図示の都合上、移動局10A,10Bを2台のみ示しているが、移動局10A,10Bは3台以上であってもよい。同様に、図1では、図示の都合上、基地局20を1つのみ示しているが、基地局20は2つ以上であってもよい。
本実施形態のサーバ100は、基地局20と移動局10A,10Bとの間の通信の制御ログ情報を取得する情報取得部101と、情報取得部101が取得した制御ログ情報を蓄積する情報記憶部102と、情報記憶部102に記録された制御ログ情報に基づいて、特定時間帯に基地局20が形成するセルに在圏する移動局10A,10Bの数を推計する移動局数推計部103と、移動局数推計部103の推計結果に基づいて、特定時間帯における人口推計単位エリアの人口を推計する人口推計部104とを備えている。
情報取得部101は、MME40とS/PGW30との間のインターフェース(例えばS11インターフェース)から、基地局20と各移動局10A,10Bとの通信の制御信号の内容を含む制御ログ情報を取得して収集する。制御ログ情報は、各移動局10A,10Bが基地局20への接続を開始した接続開始時刻と、各移動局10A,10Bが基地局20への接続を終了した接続終了時刻とを含む。収集した基地局20と各移動局10A,10Bとの間の制御ログ情報は、情報記憶部102に蓄積される。
制御ログ情報には、各移動局10A,10Bの接続開始時刻及び接続終了時刻のほか、各移動局10A,10Bの端末識別情報(端末ID)、各移動局10A,10Bが接続する基地局20のセルを識別可能なセル識別情報(例えば、前述のE-CGI)、各移動局10A,10Bが在圏する又は在圏予定のトラッキングエリアを識別可能なTAI(Tracking Area Identifier)などが含まれる。TAIは、例えば、事業者の国コードであるMCC(Mobile Country Code)、事業者のネットワークコードであるMNC(Mobile NW. Code)、TAC(Tracking Area Code)から構成される情報である。
各移動局10A,10Bが基地局20への接続を開始するタイミングは、例えば、当該基地局20のセル内で各移動局10A,10Bの電源が投入された時(電源ON時)、基地局20から切断されたアイドル状態にある各移動局10A,10Bが当該基地局20へ再接続した時(リセレクション時)、各移動局10A,10Bが通信状態で他の基地局から当該基地局20へハンドオーバーした時(ハンドオーバー時)、当該基地局20のセル内で各移動局10A,10Bの状態が圏外状態から圏内状態へ遷移した時(圏内遷移時)である。本実施形態では、これらのうちの少なくとも1つのタイミングを示す時刻を、基地局20への接続開始時刻として収集し、蓄積する。
このような接続開始時刻は、例えば、上記所定のタイミングにMME40からS/PGW30へ所定のインターフェース(例えばS11インターフェース)を介して送信される制御信号に含まれるタイムスタンプ(時刻情報)から得ることができる。
例えば、移動局10Aの電源ON時には、移動局10Aが基地局20から送信される報知情報に基づいて基地局20との無線通信を確立すると、MME40により、HSS50の登録情報を用いたユーザ認証制御が実行され、ユーザ認証がなされると、HSS50の登録情報へ移動局10Aの位置登録がなされる。その後、移動局10AはMME40に対してサービス開始要求を送信すると、MME40はS/PGW30に対して通信路設定要求(制御信号)を所定のインターフェースにより送信する。S/PGW30は、この通信路設定要求を受けたら、移動局10AへのIPアドレスの払出し等の通信開始処理を行い、移動局10Aのデータ通信やVoIP通信など、通信チャネルによるユーザデータ通信が開始される。
本実施形態において、S/PGW30は、移動局10Aの電源ON時に移動局10Aの通信路設定要求(制御信号)を受けたとき、その制御信号の内容をサーバ100へ送信する。具体的には、通信路設定要求(制御信号)に含まれる、当該移動局10Aの識別情報である端末IDと、当該移動局10Aが接続した基地局20のセル識別情報(E-CGI)とタイムスタンプ(時刻情報)とを送信する。サーバ100の情報取得部101は、MME40とS/PGW30との間のインターフェース(例えばS11インターフェース)から受信した制御信号の内容を取得し、情報記憶部102に記憶させる。制御信号の内容に含まれるタイムスタンプの時刻は、当該端末IDに対応する移動局10Aが当該セル識別情報(E-CGI)に対応する基地局20への接続を開始した接続開始時刻として、記録される。
また、移動局10Aのハンドオーバー時には、移動局10Aが他の基地局(ハンドオーバー元基地局)との通信中に移動局10Aが周辺基地局との通信品質測定結果(MR:Measurement Report)をハンドオーバー元基地局へ送り、ハンドオーバー元基地局が基地局20へハンドオーバーすることを決定したら、ハンドオーバー元基地局から基地局20へハンドオーバー要求が送信される。基地局20がハンドオーバー要求を許可すると、ハンドオーバー元基地局から移動局10Aにハンドオーバー指示が送信され、移動局10Aと基地局20(ハンドオーバー先基地局)との間で無線通信が確立される。その後、基地局20がMME40に対してパス切替要求を送信すると、MME40はS/PGW30に対してハンドオーバー先の基地局20の通知(制御信号)を所定のインファーフェースにより送信する。S/PGW30は、この通知を受けたら、移動局10Aとのユーザデータ通信のパスをハンドオーバー先の基地局20へ切り替える処理を行い、ユーザデータ通信が継続される。
本実施形態において、S/PGW30は、MME40から所定のインターフェース(例えばS11インタフェース)を介してハンドオーバー先の基地局20の通知(制御信号)を受ける。その通知(制御信号)は、当該移動局10Aの識別情報である端末IDと、ハンドオーバー先の基地局20のセル識別情報(E-CGI)とタイムスタンプとを含む。サーバ100の情報取得部101は、MME40とS/PGW30との間のインターフェース(例えばS11インターフェース)から受信した制御信号の内容を取得し、情報記憶部102に記憶させる。制御信号の内容に含まれるタイムスタンプの時刻は、当該端末IDに対応する移動局10Aが当該セル識別情報(E-CGI)に対応する基地局20への接続を開始した接続開始時刻として、記録される。
また、リセレクション時や圏内遷移時においても、MME40とS/PGW30との間のインターフェース(例えばS11インターフェース)から取得した制御信号に基づき、移動局10Aの端末IDと基地局20のセル識別情報(E-CGI)とタイムスタンプとが、そのタイムスタンプの時刻が基地局20への接続開始時刻として記録される。
また、各移動局10A,10Bが基地局20への接続を終了するタイミングは、例えば、当該基地局20のセル内で各移動局10A,10Bの電源がOFFされた時(電源OFF時)、当該基地局20に接続している各移動局10A,10Bがアイドル状態に遷移する時、各移動局10A,10Bが通信状態で当該基地局20から他の基地局へハンドオーバーした時(ハンドオーバー時)、当該基地局20のセル内で各移動局10A,10Bの状態が圏内状態から圏外状態へ遷移した時(圏外遷移時)である。本実施形態では、これらのうちの少なくとも1つのタイミングを示す時刻を、基地局20への接続終了時刻として収集し、蓄積する。
このような接続終了時刻は、接続開始時刻の場合と同様、例えば、MME40からS/PGW30へ所定のインターフェース(例えばS11インターフェース)を介して送信される制御信号に含まれるタイムスタンプから得ることができる。
例えば、移動局10Aのハンドオーバー時には、移動局10Aがハンドオーバー元の基地局20との通信中に移動局10Aが周辺基地局との通信品質測定結果を基地局20へ送り、基地局20が他の基地局(ハンドオーバー先基地局)へハンドオーバーすることを決定したら、基地局20からハンドオーバー先基地局へハンドオーバー要求が送信される。ハンドオーバー先基地局がハンドオーバー要求を許可すると、ハンドオーバー元の基地局20から移動局10Aにハンドオーバー指示が送信され、移動局10Aとハンドオーバー先基地局との間で無線通信が確立される。その後、ハンドオーバー先基地局がMME40に対してパス切替要求を送信すると、MME40はS/PGW30に対して、ハンドオーバー元の基地局20からハンドオーバー先基地局への切り替え通知(制御信号)を所定のインターフェース(例えばS11インターフェース)により送信する。S/PGW30は、この通知を受けたら、移動局10Aとのユーザデータ通信のパスをハンドオーバー先基地局へ切り替える処理を行い、ユーザデータ通信が継続される。
本実施形態において、S/PGW30は、MME40から所定のインターフェース(例えばS11インターフェース)を介して、ハンドオーバー元の基地局20からハンドオーバー先基地局への切り替え通知(制御信号)を受ける。その切り替え通知(制御信号)は、当該移動局10Aの識別情報である端末IDと、ハンドオーバー元の基地局20のセル識別情報(E-CGI)とタイムスタンプとを含む。サーバ100の情報取得部101は、MME40とS/PGW30との間のインターフェース(例えばS11インターフェース)から受信した制御信号の内容を取得し、情報記憶部102に記憶させる。制御信号の内容に含まれるタイムスタンプの時刻は、当該端末IDに対応する移動局10Aが当該セル識別情報(E-CGI)に対応する基地局20からハンドオーバー先基地局へ接続が切り替わった時刻として記録される。
また、電源OFF時、アイドル状態への遷移時や圏外遷移時においても、MME40とS/PGW30との間のインターフェース(例えばS11インターフェース)から取得した制御信号に基づき、接続終了時刻が記録される。
なお、本実施形態では、MME40からS/PGW30へ送信される制御信号に基づき、接続開始時刻や接続終了時刻を記録しているが、接続開始時刻及び接続終了時刻の少なくとも一方は、他のノード間で送受信される制御信号に基づいて記録してもよい。
また、このような接続開始時刻や接続終了時刻を含む制御ログ情報は、サーバ100で収集され、情報記憶部102に記録されるが、サーバ100とは別の装置で収集されてもよい。例えば、基地局20において収集して記録しておき、これを所定のタイミングでサーバ100へ送信して、サーバ100の情報記憶部102に記録するようにしてもよい。
本実施形態のサーバ100の情報記憶部102には、制御ログ情報として、アンテナID、端末ID、接続開始時刻、接続終了時刻のデータが蓄積されていく。本実施形態のサーバ100では、移動局数推計部103において、情報記憶部102に記録された制御ログ情報に基づいて、特定時間帯に占める各移動局10A,10Bの接続時間の割合を用いて、特定時間帯に基地局20が形成するセルに在圏する移動局10A,10Bの数を推計する。その後、人口推計部104において、移動局数推計部103の推計結果に基づいて特定時間帯における人口推計単位エリアの人口を推計する。
人口推計部104で人口推計を行うにあたっては、上述した情報(端末ID、接続開始時刻、接続終了時刻)だけでは足りないので、本実施形態では、移動局数推計や人口推計に必要な他の情報もサーバ100の情報取得部101によって取得し、これを情報記憶部102に追加する処理を行う。これにより、情報記憶部102には、表1に示すようなデータが蓄積されていく。
Figure 0007060537000001
具体的には、サーバ100の情報取得部101は、所定のタイミングで、基地局情報蓄積サーバ60から、制御ログ情報の各レコードのセル識別情報に対応するセル位置情報を取得する。取得するセル位置情報には、例えば、アンテナIDと、これに対応するアンテナが形成するセルSの領域の中心位置を示す緯度情報及び経度情報と、当該中心位置からセルSの外縁までの距離を示す水平誤差情報とが含まれる。
また、サーバ100の情報取得部101は、所定のタイミングで、顧客情報サーバ70から、制御ログ情報の各レコードの端末識別情報(端末ID)に対応するユーザ契約情報(ユーザ属性情報)を取得する。取得するユーザ契約情報には、ユーザID、端末ID、性別、年齢層(年代)、契約住所(契約ユーザの居住地の住所)が含まれる。
これらの追加情報を情報記憶部102に追加するにあたっては、ユーザIDと端末IDはいずれか1つで足りるため、ここでは、表1に示すように、端末IDを削除し、ユーザIDを残す。また、以後の処理負荷を軽減するため、表1に示すように、接続終了時刻の情報を、滞在時間(秒)の情報に換算して用いている。この滞在時間は、同一セル内(同じアンテナIDに対応するセル内)に各移動局10A,20Bが滞在した時間の長さを示し、接続開始時刻から接続終了時刻までの経過時間を示す。したがって、接続開始時刻と接続終了時刻との情報の組み合わせは、接続開始時刻と滞在時間との情報の組み合わせと等価である。
なお、表1のデータには、後述の人口推計の精度を高めるために、法人契約の移動局のデータを含めないで、プライベートで使用する個人契約の移動局のデータのみ含めるようにしてもよい。また、一人のユーザが複数の移動局を使用している場合は、2台目以降の移動局のデータを含めないようにしてもよい。
以下、サーバ100の情報記憶部102に収集、蓄積されたデータ(制御ログ情報)を用いて、移動局数推計部103により特定時間帯のセルに在圏する移動局の数を推計する移動局数推計処理と、人口推計部104により移動局数推計部103の推計結果に基づいて特定時間帯における人口推計単位エリアの人口を推計する人口推計処理とを含む一連の情報処理について説明する。
図3は、移動局数推計処理及び人口推計処理を含む一連の情報処理の一例を示すフローチャートである。
まず、サーバ100では、上述したように、情報取得部101により制御ログ情報を取得し、表1に示すように、情報記憶部102に制御ログ情報を収集して蓄積していく(S1)。このようにして蓄積された制御ログ情報に対し、移動局数推計部103は、特定時間帯としての時間窓ごとの各移動局(ユーザID)の確率的な個数を算出する(S2)。これにより、表1に示すデータは、表2に示すデータに加工することができる。なお、ここでは、時間窓として、午前0時から1時間ごとの時間窓を設定している。
Figure 0007060537000002
例えば、表1に示すデータの1列目(ユーザID=001)の制御ログ情報について見ると、接続開始時刻は午前0時2分53秒であり、滞在時間は9260秒(154分20秒)である。この移動局(ユーザID=001)は、午前0時から午前1時までの時間窓(0:00)では、午前0時2分53秒から午前1時0分0秒まで滞在しているため、この時間窓(0:00)における当該移動局(ユーザID=001)の確率的な個数は、表2のデータの1列目に示すように、「0.95」である。また、この移動局(ユーザID=001)は、午前1時から午前2時までの時間窓(1:00)では、午前1時0分0秒から午前2時0分0秒まで滞在しているため、この時間窓(1:00)における当該移動局(ユーザID=001)の確率的な個数は、表2のデータの4列目に示すように、「1.00」である。
以上により、表2のデータに示すように、時間窓ごとの各移動局(ユーザID)の確率的な個数が算出されることで、それぞれの時間窓について、全移動局の確率的な個数を合算することにより、それぞれの時間窓に基地局20のセル(アンテナID)に在圏する移動局10A,10Bの数を推計することができる。すなわち、本実施形態では、表2のデータに基づき、それぞれの時間窓について全移動局の確率的な個数を合算した値を、それぞれの時間窓に基地局20のセル(アンテナID)に在圏する移動局10A,10Bの数の推計値とする。
図4を用いて説明すると、午前9時から午前10時までの時間窓(9:00)に4つの移動局10A~10Dが基地局20のセルに在圏していた場合、移動局10Aは、その時間窓の全期間(60分間)にわたって在圏しているので、その時間窓についての当該移動局10Aの確率的な個数は1である。また、移動局10Bは、その時間窓の半分の期間(30分間)だけ在圏しているので、その時間窓についての当該移動局10Bの確率的な個数は0.5である。また、移動局10Cは、その時間窓の1/3の期間(20分間)だけ在圏しているので、その時間窓についての当該移動局10Cの確率的な個数は0.33である。また、移動局10Dは、その時間窓の1/4の期間(15分間)だけ在圏しているので、その時間窓についての当該移動局10Dの確率的な個数は0.25である。この場合、その時間窓(9:00)について全移動局の確率的な個数を合算した値は、2.08となり、これが当該時間窓(9:00)に基地局20のセルに在圏する移動局数の推計値となる。
また、本実施形態において、このようにして算出される時間窓ごとのセル(アンテナID)に在圏する移動局数の推計値は、時間窓ごとのセル(アンテナID)の領域内に居るユーザ数(人口)の推計値としても用いることができる。すなわち、各セルの領域を人口推計単位エリアとした場合、時間窓ごとの各セル(人口推計単位エリア)の人口を推計することができる。
ここで、このような移動局数や人口の推計データについては、個人識別性を持つ情報を除去するための非識別化処理を行うのが好ましい場合がある。そこで、本実施形態では、表2に示すデータからユーザIDを削除する(S3)。
なお、図3のフローチャートの例では、上記非識別化処理をステップS2の後に行っているが、上記非識別化処理は、S4の後、S5の後、又は、S6の後に行ってもよい。
また、契約住所は実際の住所と合致していない場合を考慮し、より精度よく人口を推計するため、各移動局の過去のデータから推定した住所を用いてもよい(例えば、図3の破線で示した「各移動局の住所推定処理」参照)。住所を推定する方法として、過去1か月に午前2時から4時の間に最も頻繁に滞在した地域を住所としてもよい。
また、本実施形態では、より高精度な移動局数推計や人口推計を行うために、後述する拡大推計処理を行う。そのため、前処理として、表2に示すデータについて、アンテナID、性別、年代及び契約住所の単位で情報を集約し(S4)、アンテナID、性別、年代及び契約住所が共通する移動局について、時間窓ごとの確率的な個数の合算値を算出する。これにより、表2に示すデータは、表3に示すデータに加工することができる。
Figure 0007060537000003
例えば、表1に示すデータの1列目(ユーザID=001)と4列目(ユーザID=004)と7列目(ユーザID=007)の制御ログ情報について見ると、アンテナID(=1111)、性別(=男性)、年代(=20代)及び契約住所(=A市)が共通している。そのため、表3のデータの1列目では、時間窓(0:00)について、これらの3つの移動局(ユーザID=001、004、007)の確率的な個数の合算値(=2.02)が計上されている。
ここで、本実施形態においては、サーバ100又は外部装置において、性別、年代及び契約住所の単位で統計された移動局の通信事業者(以下「対象事業者」という。)のシェア率のデータが保持されている。表3に示すデータは、対象事業者に契約しているユーザのみを対象としたデータであるが、対象事業者のシェア率を用いることで、表3に示す対象事業者のみのデータから、他の通信事業者を含む移動局全体あるいはユーザ全体についての拡大推計を取ることができる。
すなわち、表3に示すデータは、アンテナID、性別、年代及び契約住所の単位で情報が集約されているため、時間窓ごとの各アンテナIDについての移動局の確率的個数の合算値を、対応する性別、年代及び契約住所についてのシェア率で除算することにより、他の通信事業者を含む移動局全体の移動局数推計値、あるいは、他の通信事業者を含む移動局のユーザ全体についての人口推計値を得ることができる。よって、表3に示すデータは、表4に示すデータに加工することができる。
Figure 0007060537000004
例えば、図5に示すように、性別が男性で、年代が20代で、契約住所がA市であるユーザ属性に対応するシェア率が18.02%であったとすると、表3に示すデータの1列目、すなわち、時間窓(0:00)のアンテナID(=1111)に対応するセルに在圏する対象事業者のみの移動局数推計値(=2.02)から、当該時間窓の当該セルに在圏する他の通信事業者を含む移動局全体の拡大推計値(=11.21)を得ることができる。
同様に、例えば、図5に示すように、性別が男性で、年代が35代で、契約住所がB市であるユーザ属性に対応するシェア率が20.02%であったとすると、表3に示すデータの1列目、すなわち、時間窓(0:00)のアンテナID(=2222)に対応するセルに在圏する対象事業者のみの移動局数推計値(=1.78)から、当該時間窓の当該セルに在圏する他の通信事業者を含む移動局全体の拡大推計値(=8.89)を得ることができる。
以上により、表4のデータに示すように、他の通信事業者の移動局を含む移動局全体について、時間窓ごとの各セル(アンテナID)に在圏する移動局数の推計値(拡大推計値)を推計することができる。また、本実施形態において、各セルの領域を人口推計単位エリアとした場合、このようにして算出される移動局数の推計値は、他の通信事業者の移動局を含むユーザ全体について、時間窓ごとの各セル(アンテナID)の領域内に居るユーザ数(人口)の推計値としても用いることができる。
また、移動局を使用する移動通信サービスに加入していない人の存在を考慮して人口をより精度よく推計するために、前述のシェア率による補正後の移動局数の推計値を、移動通信サービスへの加入者率(人口に対する移動通信サービスの加入者の比率)を用いて更に補正してもよい。例えば、各セル(アンテナID)の領域内に居るユーザ数(人口)の推計値を、その領域又は全国の加入者率で割って補正してもよい。
次に、各セルの領域ではなく、別の区分を人口推計単位エリアとした場合の人口推計を行う処理について説明する。
人口推計では、しばしば、都市計画や防災対策などで用いられる地域の分割の仕方に合わせて、メッシュ単位の人口推計を行うことが求められる。そこで、本実施形態では、一例として、このメッシュを人口推計単位エリアとし、各時間窓のセル単位の人口推計値を、各時間窓のメッシュ単位の人口推計値に変換する処理を実施する(S6)。
なお、本実施形態のメッシュは、日本全国又は特定の地域を一辺100mの正方形状メッシュに区分したものであるが、メッシュの大きさや形状は適宜変更可能である。例えば、一辺500m又は1000mの正方形状メッシュを用いてもよい。また、人口推計単位エリアは、このようなメッシュに限らず、人口推計の用途に応じて適宜設定可能であり、例えば、行政区画単位(例えば、都道府県又は市区町村のエリア単位)、各種施設単位などを用いることもできる。
本実施形態では、セル領域単位の人口推計値を、面積按分により、メッシュごとの人口推計値に分配する。ただし、単純な面積按分では、当該セルに占める各メッシュの面積割合に応じて、セル領域単位の人口推計値をメッシュごとの人口推計値に分配することになる。この場合、メッシュごとの基礎的な人口分布の特徴が考慮されず、各メッシュの人口推計値の精度が落ちる。例えば、海、川、湖、池などの水域領域であるメッシュは、地上領域であるメッシュと比較すると、人口分布の割合が大幅に少ないか、実質的にゼロであるという特徴がある。また、地上領域であっても、例えば、山岳地帯や森林などの領域(森林領域)であるメッシュは、市街地などの領域(その他の領域)のメッシュと比較すると、人口分布の割合が大幅に少ないという特徴がある。
そこで、本実施形態では、単純な面積按分ではなく、各メッシュの人口分布の特徴に関する人口分布特徴情報としての地理的性質(水域領域、森林領域、山岳領域、その他の領域)を考慮した面積按分(以下「修正面積按分」という。)を行う。これにより、各メッシュの人口推計値の精度を高めることができる。本実施形態においては、サーバ100又は外部装置において、メッシュごとに、位置情報と、当該メッシュの地理的性質情報(水域領域、森林領域、その他の領域の区分)に応じた基礎的人口分布割合とを示すデータが保持されている。
なお、本実施形態において、各地理的性質情報に応じた基礎的人口分布割合は、水域領域をゼロとし、森林領域よりもその他の領域の区分の方が大きな割合となるように設定してあるが、適宜設定可能である。例えば、森林領域や山岳領域であっても、特別地域(例えば、富士山の山頂エリア)、観光地、道路を含む領域などについては、例外的に人口分布割合を大きくするように設定することにより、特別地域を考慮してより精度よく人口分布を推計することができるようにしてもよい。
図6(a)及び(b)は、人口推計値が9.0(人)であると推計されたセルSを、修正面積按分により、そのセルSが重複している複数のメッシュM1~M8に分配する例を示すものである。
なお、図6(a)及び(b)の例では、セル領域がメッシュよりも広い関係となっているが、メッシュがセル領域よりも広い関係であってもよい。また、図示の例では、セル形状が円形の場合について示しているが、対象の基地局について予め測定された電界強度分布のシミュレーション結果に基づいて、その電界強度分布のエリアを、そのエリアが重複している複数のメッシュに分配するようにしてもよい。これにより、人口の推計値のメッシュへの面積按分の精度を高めることができる。
図6(a)及び(b)の例において、サーバ100の人口推計部104は、メッシュM1~M8ごとの位置情報とそれぞれのメッシュの地理的性質情報に応じた基礎的人口分布割合とを示すデータを取得する。その後、まず、各メッシュM1~M8の位置情報と当該セルSの位置情報とから、当該セルSに占める各メッシュM1~M8の面積割合を算出する。そして、人口推計部104は、メッシュM1~M8ごとに、当該メッシュの面積割合と当該メッシュに対応する基礎的人口分布割合とを乗じて得られる修正面積按分率(図6(a)に示す各数値)を算出する。その後、当該セルSの人口推計値に対し、それぞれのメッシュM1~M8の修正面積按分率を乗じ、その算出結果を、それぞれのメッシュM1~M8の人口推計値(図6(b)に示す各数値)とする。
以上のような修正面積按分を行うことにより、表4に示すデータは、表5に示すデータに加工することができる。その結果、表5に示すデータのように、ユーザ属性ごとに、時間窓ごとの各メッシュ(メッシュコード)の人口推計値を推計することができる。このとき、ユーザ属性に応じた時間窓ごとの各メッシュの人口推計値を合計すれば、ユーザ属性を考慮しない時間窓ごとの各メッシュの人口推計値を得ることができる。
Figure 0007060537000005
本実施形態では、メッシュ(人口推計単位エリア)の人口分布特徴情報として、水域領域、森林領域、その他の領域という各メッシュの地理的性質情報を用いているが、人口分布に影響を与える他の地理的性質情報を用いてもよい。例えば、商業施設、高層マンションなどの地理的性質情報を用い、それらの地理的性質に応じた基礎的人口分布割合を適宜設定する。
また、メッシュ(人口推計単位エリア)の人口分布特徴情報としては、地理的性質情報に限らず、他の情報を用いてもよい。例えば、官庁や民間企業が提供する全国人口統計(例えば国勢調査の全国人口)などの情報を用い、その情報に基づいて各メッシュ(人口推計単位エリア)の基礎的人口分布割合を適宜補正するようにしてもよい。例えば、上記人口推計で得られた各メッシュの人口分布を集計し、その集計した全国の人口の推計値を全国人口統計(例えば国勢調査の全国人口)で割った値を補正係数として求め、各メッシュ(人口推計単位エリア)の基礎的人口分布割合を補正係数で割って補正してもよい。これにより、各メッシュの基礎的人口分布割合の精度を高めることができる。
また、例えば、各移動局10A,10Bから収集されるGNSS情報(各移動局10A,10Bの位置情報)から各メッシュの移動局分布を集計し、集計した各メッシュの移動局分布を人口分布特徴情報として用い、各メッシュ(人口推計単位エリア)の基礎的人口分布割合を補正してもよい。
なお、表5に示すデータにおいて、ユーザ属性に応じた時間窓ごとの各メッシュの人口推計値が少ないレコード(所定の閾値以下のレコード)については、個別の通信や特定の個人を識別する可能性が高まることから、表6に示すように、例えば人口推計値のデータをマスキングするようにしてもよい。
Figure 0007060537000006
本実施形態における各種処理工程は、単一の装置内で実施されてもよいが、複数の装置で分散処理されてもよい。したがって、例えば、サーバ100の情報取得部101、情報記憶部102、移動局数推計部103、人口推計部104のうちの少なくとも一部の機能は、サーバ100と通信可能な他の外部装置によって実現されていてもよい。また、逆に、サーバ100と通信可能な外部装置の機能(例えば基地局情報蓄積サーバ60のセル情報格納機能、顧客情報サーバ70の機能など)を、サーバ100によって実現してもよい。
また、上記実施形態では、移動通信網1がLTE/LTE-Advancedに準拠した第4世代(4G)の移動通信システムの構成を有する場合について説明したが、移動通信網1は、第3世代(3G)又は第5世代(5G)等の次世代の移動通信システムの構成を有する移動通信網であってもよいし、第3世代、第4世代及び第5世代等の次世代の移動通信システムの一部又は全部が混在した移動通信網であってもよい。
なお、本明細書で説明された処理工程並びに通信システム、サーバ、基地局及び移動局の構成要素は、様々な手段によって実装することができる。例えば、これらの工程及び構成要素は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又は、それらの組み合わせで実装されてもよい。
ハードウェア実装については、実体(例えば、各種無線通信装置、eNodeBやgNode等の各種基地局装置、移動通信部、ハードディスクドライブ装置、又は、光ディスクドライブ装置)において前記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、1つ又は複数の、特定用途向けIC(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明された機能を実行するようにデザインされた他の電子ユニット、コンピュータ、又は、それらの組み合わせの中に実装されてもよい。
また、ファームウェア及び/又はソフトウェア実装については、前記構成要素を実現するために用いられる各部は、本明細書で説明された機能を実行するプログラム(例えば、プロシージャ、関数、モジュール、インストラクション、などのコード)で実装されてもよい。一般に、ファームウェア及び/又はソフトウェアのコードを明確に具体化する任意のコンピュータ/プロセッサ読み取り可能な媒体が、本明細書で説明された前記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段の実装に利用されてもよい。例えば、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば制御装置や記憶装置において、メモリに記憶され、コンピュータやプロセッサにより実行されてもよい。そのメモリは、コンピュータやプロセッサの内部に実装されてもよいし、又は、プロセッサの外部に実装されてもよい。また、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、FLASHメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、磁気又は光データ記憶装置、などのような、コンピュータやプロセッサで読み取り可能な媒体に記憶されてもよい。そのコードは、1又は複数のコンピュータやプロセッサにより実行されてもよく、また、コンピュータやプロセッサに、本明細書で説明された機能性のある態様を実行させてもよい。
また、前記媒体は非一時的な記録媒体であってもよい。また、前記プログラムのコードは、コンピュータ、プロセッサ、又は他のデバイス若しくは装置機械で読み込んで実行可能であれよく、その形式は特定の形式に限定されない。例えば、前記プログラムのコードは、ソースコード、オブジェクトコード及びバイナリコードのいずれでもよく、また、それらのコードの2以上が混在したものであってもよい。
また、本明細書で開示された実施形態の説明は、当業者が本開示を製造又は使用するのを可能にするために提供される。本開示に対するさまざまな修正は当業者には容易に明白になり、本明細書で定義される一般的原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用可能である。それゆえ、本開示は、本明細書で説明される例及びデザインに限定されるものではなく、本明細書で開示された原理及び新規な特徴に合致する最も広い範囲に認められるべきである。
1 :移動通信網
10 :移動局
11 :移動通信部
12 :GNSS通信部
20 :基地局
20a :アンテナ
60 :基地局情報蓄積サーバ
70 :顧客情報サーバ
100 :情報処理サーバ
101 :情報取得部
102 :情報記憶部
103 :移動局数推計部
104 :人口推計部
M :メッシュ
S :セル

Claims (11)

  1. 移動局が移動通信網の基地局への接続を開始した接続開始時刻と該移動局が該基地局への接続を終了した接続終了時刻とを含む該移動局と該基地局との通信の制御ログ情報を取得する情報取得部と、
    前記接続開始時刻と前記接続終了時刻とを含む前記制御ログ情報に基づいて、特定時間帯に前記基地局が形成するセル存在する移動局の数を推計する移動局数推計部と、
    を備え、
    前記移動局数推計部は、前記情報取得部により前記制御ログ情報が取得される移動局の通信事業者のシェア率を取得し、該シェア率を用いて拡大推計して、該通信事業者の移動局だけでなく他の通信事業者の移動局を含めた、前記特定時間帯に前記セル内に存在する移動局の数を推計することを特徴とする情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記移動局数推計部は、前記特定時間帯に占める各移動局の接続時間の割合を用いて、該特定時間帯の前記セル存在する移動局の数を推計することを特徴とする情報処理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理システムにおいて、
    前記移動局数推計部は、前記情報取得部により前記制御ログ情報が取得される移動局のユーザ属性情報ごとに、前記特定時間帯の前記セル存在する移動局の数を推計することを特徴とする情報処理システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システムにおいて、
    前記接続開始時刻は、前記情報取得部により前記制御ログ情報が取得される移動局の電源ON時、前記セルを形成する基地局から切断されたアイドル状態にある前記移動局が該基地局に再接続するリセレクション時、他の基地局から前記セルを形成する基地局へのハンドオーバー時、前記移動局が圏外状態から圏内状態へ遷移した時のうちの少なくとも1つの時に、前記移動局から送信される制御信号を前記基地局が受信した時刻であることを特徴とする情報処理システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理システムにおいて、
    前記接続終了時刻は、前記情報取得部により前記制御ログ情報が取得される移動局の電源OFF時、前記セルを形成する基地局に接続している前記移動局がアイドル状態に遷移する時、前記セルを形成する基地局から他の基地局へのハンドオーバー時、前記移動局が圏内状態から圏外状態へ遷移した時のうちの少なくとも1つの時に、前記移動局から送信される制御信号を前記基地局が受信した時刻であることを特徴とする情報処理システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システムにおいて、
    前記移動局数推計部の推計結果に基づいて、前記特定時間帯における人口推計単位エリアの人口を推計する人口推計部を有することを特徴とする情報処理システム。
  7. 請求項6に記載の情報処理システムにおいて、
    前記人口推計部は、前記セルの面積に対する前記セルと前記人口推計単位エリアとの重複部分の面積の割合、及び、該人口推計単位エリアの人口分布特徴情報の少なくとも一方を用いて、前記特定時間帯における該人口推計単位エリアの人口の推計結果を補正することを特徴とする情報処理システム。
  8. 移動局が移動通信網の基地局への接続を開始した接続開始時刻と該移動局が該基地局への接続を終了した接続終了時刻とを含む該移動局と該基地局との通信の制御ログ情報を取得することと、
    前記接続開始時刻と前記接続終了時刻とを含む前記制御ログ情報に基づいて、特定時間帯に前記基地局が形成するセル存在する移動局の数を推計するにあたり、前記制御ログ情報が取得される移動局の通信事業者のシェア率を取得し、該シェア率を用いて拡大推計して、該通信事業者の移動局だけでなく他の通信事業者の移動局を含めた、前記特定時間帯に前記セル内に存在する移動局の数を推計することと、
    を含むことを特徴とする移動局数推計方法。
  9. 移動局が移動通信網の基地局への接続を開始した接続開始時刻と該移動局が該基地局への接続を終了した接続終了時刻とを含む該移動局と該基地局との通信の制御ログ情報を取得することと、
    前記接続開始時刻と前記接続終了時刻とを含む前記制御ログ情報に基づいて、特定時間帯に前記基地局が形成するセル存在する移動局の数を推計するにあたり、前記制御ログ情報が取得される移動局の通信事業者のシェア率を取得し、該シェア率を用いて拡大推計して、該通信事業者の移動局だけでなく他の通信事業者の移動局を含めた、前記特定時間帯に前記セル内に存在する移動局の数を推計することと、
    前記推結果に基づいて、前記特定時間帯における人口推計単位エリアの人口を推計することと、
    を含むことを特徴とする人口推計方法。
  10. 情報処理システムのコンピュータ又はプロセッサを機能させるプログラムであって、
    移動局が移動通信網の基地局への接続を開始した接続開始時刻と該移動局が該基地局への接続を終了した接続終了時刻とを含む該移動局と該基地局との通信の制御ログ情報を取得する情報取得部、及び、前記接続開始時刻と前記接続終了時刻とを含む前記制御ログ情報に基づいて、特定時間帯の前記基地局が形成するセル存在する移動局の数を推計する移動局数推計部として、前記コンピュータ又は前記プロセッサを機能させるものであり、
    前記移動局数推計部は、前記情報取得部により前記制御ログ情報が取得される移動局の通信事業者のシェア率を取得し、該シェア率を用いて拡大推計して、該通信事業者の移動局だけでなく他の通信事業者の移動局を含めた、前記特定時間帯に前記セル内に存在する移動局の数を推計することを特徴とするプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムにおいて、
    前記移動局数推計部の計結果に基づいて、前記特定時間帯における人口推計単位エリアの人口を推計する人口推計部として、前記コンピュータ又は前記プロセッサを機能させることを特徴とするプログラム。
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