JP7060328B2 - 断熱構造及び断熱方法 - Google Patents

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Description

本発明は、断熱材収容袋、断熱構造及び断熱方法に関するものである。
床下の断熱性能を向上させるための技術として、例えば下記特許文献1に記載の構成が知られている。下記特許文献1に記載の構成は、建物の新築時において、基礎を設置した後、土間表面を覆うように断熱・防湿層を設置している。
近時では、エネルギー効率の向上や居住環境の改善等を目的として、既存建物の断熱性能を向上させる断熱リフォームが行われる場合がある。断熱リフォームのうち、特に床の断熱性能を向上させる方法(以下、床断熱リフォームという。)として、床上に断熱材を設置する方法がある。
床上に断熱材を配置する場合には、階高に影響が及ぶという課題がある。階高への影響を抑えるには、既存断熱材を撤去した上で、断熱性能に優れた新設断熱材を設置する必要がある。しかしながら、仮に既存断熱材を撤去したとしても、床上に設置できる新設断熱材の厚みは制限される。
特開2000-320037号公報
ここで、階高への影響を抑える床断熱リフォームとして、床下に断熱材を設置する方法も考えられる。この種の床断熱リフォームには、例えば第一の方法として、床を一旦撤去した後、床下空間に断熱材を設置する方法がある。しかしながら、第一の方法では、リフォーム工事期間の長期化や、リフォーム費用の増加に繋がる等の課題がある。
床断熱リフォームの第二の方法として、床下空間に連通する連通口を床等に形成し、連通口を通して断熱材を充填する方法も考えられる。しかしながら、第二の方法では、第一の方法に比べてリフォームの簡易化が図れるものの、断熱材の飛散等により、床下空間の所望の範囲に断熱材を充填することが難しい。その結果、所望の断熱性能を得ることができないおそれがある。
床断熱リフォームの第三の方法として、床裏面に断熱材を設置する方法がある。しかしながら、床裏面に断熱材を設置するには、作業員が断熱材の断熱対象となる床下空間(グリッド)に潜って行う必要がある。そのため、床下空間の全体に断熱材を設置するには、作業性の向上を図る点で改善の余地がある。
そこで、本発明は、上述した事情に考慮してなされたもので、低コスト化や、リフォーム工事期間の短縮、作業性の向上を図った上で、所望の断熱性能を得ることができる断熱構造及び断熱方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
本発明の一態様に係る断熱構造は、仕切部材を隔てて室内空間の外側に位置するとともに、複数のグリッドに区画された施工空間と、前記施工空間に断熱材を設置するための断熱材収容袋と、を備えた断熱構造であって、前記断熱材収容袋は、前記断熱材が充填される充填口、及び気体を排出させる排出口が形成された袋体を備え、前記袋体は、前記断熱材の未充填時において、前記グリッドに連通する第1連通口を通じて前記グリッド内に進入可能な大きさに折り畳み可能に構成される一方、前記充填口を通じた前記断熱材の充填に伴い膨張し、前記袋体は、折り畳まれた状態で前記第1連通口を通じて前記グリッド内に進入して配設され、前記グリッド内に配設された前記袋体の前記充填口を通じて前記断熱材が充填され、前記袋体の容積は、前記グリッドの容積よりも大きく、前記第1連通口のうち前記仕切部材に形成された連通口は、前記室内空間と前記グリッド内とを連通させるとともに、前記グリッド内に前記断熱材収容袋が配設された状態で、蓋部材によって閉塞されている。
本態様によれば、断熱材収容袋内に断熱材を充填することで、断熱材の充填時において、断熱材の飛散を断熱材収容袋内で留めることができる。そのため、断熱材収容袋の容積以上に断熱材が広がるのを抑制できる。すなわち、上述した第二の方法と異なり、断熱材の充填範囲を所定の範囲内で規制できるので、所望の範囲で所望の断熱効果を発揮させることができる。
しかも、断熱材を断熱材収容袋内に充填することで、災害(水害等)時や解体時等に断熱材を搬出、交換する場合には、例えば仕切部材を取り外した後、施工空間から断熱材収容袋を取り出す。これにより、施工空間に設置された断熱材をまとめて取り除くことができ、作業性の向上を図ることができる。
しかも、本態様では、袋体に排出口が形成されているため、断熱材の充填時に断熱材とともに袋体内に供給される気体が、排出口を通じて袋体から排出される。これにより、断熱材を袋体内にスムーズ、かつ隙間なく充填できる。
上記態様において、前記袋体は、防湿性を有していてもよい。
本態様によれば、袋体が防湿性を有しているため、施工空間に断熱材を設置した際、水分(湿気)等による断熱材の劣化を抑制できる。
上記態様において、前記袋体には、前記袋体内の圧力が所定値以上の場合に前記排出口を開口し、前記袋体内の圧力が所定値未満の場合に前記排出口を閉塞する弁体が設けられていてもよい。
本態様によれば、断熱材の充填後、排出口が弁体により開閉されるため、排出口を通した袋体内への水分等の進入を抑制できる。これにより、断熱材の劣化を確実に抑制できる。
本発明の一態様に係る断熱方法は、上記態様の断熱構造を用いた断熱方法であって、前記第1連通口を通じて前記グリッド内に前記袋体を進入させる袋体セット工程と、前記袋体の前記充填口を通して前記袋体内に前記断熱材を充填する断熱材充填工程と、を有し、前記断熱材充填工程では、前記断熱材収容袋を空気により膨張させた後、前記断熱材収容袋内に前記断熱材を充填する
本態様によれば、第1連通口を通じて施工空間に断熱材収容袋をセットした後、断熱材を充填することで、施工空間の所望の範囲に所望の量の断熱材を設置できる。これにより、従来のように床上に断熱材を設置する場合と異なり、階高に影響が及ぶことがないので、断熱材の設置に自由度を持たせることができる。
また、上述した第一の方法と異なり、断熱材収容袋が進入可能な第1連通口さえあれば、施工空間に断熱材を設置できる。その結果、住まいながらに簡単に床断熱リフォームを行うことができ、低コスト化や、リフォーム工事期間の短縮を図ることができる。
しかも、上述した第三の方法と異なり、断熱材の断熱対象となる施工空間全てに作業員が直接進入する必要がない。すなわち、断熱材収容袋が進入可能な連通口さえあれば、施工空間に断熱材を設置できるので、作業性を向上させ、更なる低コスト化や、リフォーム工事期間の短縮を図ることができる。
上記態様において、前記袋体セット工程では、前記袋体を折り畳んだ状態で前記グリッド内に進入させてもよい。
本態様によれば、第1連通口が袋体に対して小さい場合であっても、袋体を施工空間に進入させることができる。この場合、特に床断熱リフォームに伴い新たに第1連通口を形成する場合には、第1連通口の小型化を図り、連通口を形成する手間を削減できる。
本発明の一態様に係る断熱方法は、断熱材が充填される充填口、及び気体を排出させる排出口が形成された袋体を備えた断熱材収容袋を用い、仕切部材を隔てて室内空間の外側に位置する施工空間に前記断熱材を設置するための断熱方法であって、前記施工空間に連通する第1連通口を通じて前記袋体を進入させる袋体セット工程と、前記袋体の前記充填口を通して前記袋体内に前記断熱材を充填する断熱材充填工程と、を有し、前記断熱材充填工程は、前記施工空間に連通する第2連通口を通じて前記施工空間に押し込み部材を進入させ、前記袋体を押し広げる拡張工程を有し、前記押し込み部材は、内部に流体が充填されることで、膨張可能に構成され、前記拡張工程では、前記第2連通口を通じて前記押し込み部材を進入させた状態で、前記押し込み部材に流体を充填し、前記拡張工程の終了後、前記押し込み部材内の流体を排出することで、前記第2連通口を通じて前記押し込み部材を前記施工空間から退避させてもよい。
本態様によれば、拡張工程を行うことで、断熱材収容袋が施工空間にスムーズに広がることになる。これにより、施工空間の全体に隙間なく断熱材を設置でき、断熱性能を確保できる。また、断熱材収容袋が広がりきらないまま、断熱材が局所的に充填されるのを抑制できるので、断熱材収容袋の破損等も抑制できる。
しかも、施工空間で押し込み部材を膨張させることで、押し込み部材と断熱材収容袋との外面同士が、互いの外面形状に倣って柔軟に変形し合うことになる。これにより、断熱材収容袋を均等に押し広げることが可能になり、作業性の更なる向上を図ることができる。
上記態様において、前記施工空間は、床下空間であり、前記第1連通口は、基礎換気口及び床下点検口の少なくとも何れかであってもよい。
本態様によれば、袋体を施工空間に進入させる第1連通口として、基礎換気口や床下点検口を用いることで、床断熱リフォームに伴い別途第1連通口を形成する必要がない。そのため、建物の美観を維持できる。
本発明の一態様によれば、低コスト化や、リフォーム工事期間の短縮、作業性の向上を図った上で、所望の断熱性能を得ることができる。
実施形態に係る建物の概略構成図である。 実施形態に係る基礎の部分平面図である。 断熱材が充填されていない状態を示す断熱材収容袋の斜視図である。 断熱材が充填された状態を示す断熱材収容袋の斜視図である。 第1実施形態に係る床断熱リフォーム方法を説明するための工程図である。 第1実施形態に係る床断熱リフォーム方法を説明するための工程図である。 第1実施形態に係る床断熱リフォーム方法を説明するための工程図である。 第1実施形態に係る床断熱リフォーム方法を説明するための工程図である。 第1実施形態の他の構成に係る床断熱リフォーム方法を説明するための工程図である。 第2実施形態における断熱構造を説明するための断面図である。 第3実施形態における断熱材充填工程を説明するための工程図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明では、本発明の断熱材収容袋、断熱構造及び断熱方法を既存建物の床下に採用した場合を例にして説明する。
(第1実施形態)
[既存建物]
図1は、実施形態に係る建物1の概略構成図である。
図1に示す建物1は、所定(例えば、305mm)のモジュールを有する工業化住宅である。すなわち、建物1は、規格化された複数の部材の組み合わせにより躯体が構成されている。
建物1の躯体は、基礎2と、基礎2に固定された架構3と、を有している。
基礎2は、例えばRC造の連続布基礎である。基礎2は、上下方向に沿う断面視で逆T字状に形成されている。具体的に、基礎2は、地中に埋設されたフーチング部11と、フーチング部11から上方に突出する立ち上がり部12と、を有している。なお、基礎2は、ベタ基礎であっても構わない。
架構3は、例えば鉄骨ラーメン構造である。すなわち、架構3は、角形鋼管等からなる柱(例えば、1階柱や2階柱)や、H形鋼等からなる梁(例えば、基礎梁15や2階梁17、R階梁(若しくは屋根梁)18)等が連結(剛接合)されて構成されている。
基礎2及び基礎梁15上や2階梁17上には、それぞれ床(1階床(仕切部材)21及び2階床22)が敷設されている。1階床21は、室内空間25と、床下空間(施工空間)26と、を仕切っている。各床21,22は、例えばALCパネル(Autoclaved Lightweight aerated Concretepanels)や合板、床仕上げ材等が積層されて構成されている。
また、2階梁17の下面や、R階梁(若しくは屋根梁)18の下面には、それぞれ天井材23が敷設されている。
図2は、基礎2の部分平面図である。
図2に示すように、上述した基礎2は、床下空間26を複数のグリッド31に区画している。グリッド31は、基礎2の立ち上がり部12により四辺が取り囲まれた領域である。なお、各グリッド31の底面には、地面G(図1参照)が露出している。但し、各グリッド31の底面には、土間コンクリート等が打設されていても構わない。
基礎2の立ち上がり部12において、各グリッド31の少なくとも一辺に対応する部分には、グリッド31内にそれぞれ連通する基礎換気口(第1連通口)32が形成されている。一のグリッド31は、隣り合うグリッド31のうち、少なくとも何れかのグリッド31に基礎換気口32を通じて連通している。各グリッド31のうち、建物1の最外周に位置するグリッド31は、基礎換気口32を通じて建物1の外部に連通している。各グリッド31のうち、何れかのグリッド31は、1階床21に形成された床下点検口(第1連通口)33を通じて室内空間25(1階空間)内に連通している。なお、各グリッド31の大きさ(平面視での外形)は、適宜変更が可能である。また、図2の例では、各グリッド31をそれぞれ同等の大きさに形成しているが、この構成のみに限らず、各グリッド31の大きさを互いに異ならせても構わない。
[床断熱リフォーム]
次に、上述した建物1の床断熱リフォームについて説明する。本実施形態の床断熱リフォームは、上述した基礎2で区画された各グリッド31内に、断熱材収容袋52(図3参照)を用いて断熱材51を設置する。
<断熱材収容袋>
まず、上述した断熱材収容袋52について説明する。図3は、断熱材51が充填されていない状態を示す断熱材収容袋52の斜視図である。図4は、断熱材51が充填された状態を示す断熱材収容袋52の斜視図である。
図3、図4に示すように、断熱材収容袋52は、断熱材51を収容可能な袋体53を備えている。袋体53は、図3に示す断熱材51の未充填時には折り畳み可能に構成されている。そして、袋体53は、図4に示すように断熱材51の充填に伴い膨張する。なお、袋体53の容積は、最大膨張時において、グリッド31の容積よりも大きいことが好ましい。
袋体53は、例えば2枚のシート54を互いに重ね合わせるとともに、シート54の外周部分同士を互いにシールして形成されている。各シート54は、少なくとも防湿性を有する材料により形成されていることが好ましい。このような材料としては、例えばJIS A6930住宅用プラスチック系防湿フィルムや、JIS Z1702包装用ポリエチレンフィルム、JIS K6781農業用ポリエチレンフィルム等の透湿抵抗のある防湿フィルム等が挙げられる。さらに、シート54は、防湿性に加えて防蟻性を有する材料であることがより好ましい。本実施形態において、シート54は例えばポリエチレン(厚さが0.1mm以上)により形成されている。なお、袋体53の構成は、適宜変更が可能である。例えば、袋体53のうち、各シート54間にマチ部を形成しても構わない。また、袋体53は、筒状に形成されたシートの両端開口部をシールして形成しても構わない。
袋体53の一部には、袋体53内に断熱材51を充填するための充填口55が形成されている。充填口55は、一方のシート54における第1辺寄りに形成されている。但し、充填口55の形成位置は、適宜変更が可能である。充填口55は、例えば各シート54のシール部分に形成しても構わない。袋体53において、充填口55の開口縁部には、充填側弁体56が配設されていても構わない。充填側弁体56は、断熱材51の充填時に充填口55を開放し、断熱材51の非充填時に充填口55を閉塞する。
袋体53の一部には、袋体53内の空気(気体)を外部に排出するための排出口61が形成されている。排出口61は、各シート54の各角部にそれぞれ形成されている。但し、各排出口61の形成位置や数等は、適宜変更が可能である。排出口61は、例えば各シート54のシール部分に形成しても構わない。
袋体53において、各排出口61の開口縁部には、排出側弁体62が設けられていても構わない。排出側弁体62は、袋体53内の圧力が所定値以上の場合に排出口61を開口し、袋体53内の圧力が所定値未満の場合に排出口61を閉塞する。なお、袋体53は、各弁体56,62を有さない構成であっても構わない。また、排出口61の開口径は、断熱材51の充填時に、断熱材51が漏れ出ない程度の大きさに形成されていることが好ましい。
<床断熱リフォーム方法>
続いて、上述した断熱材収容袋52を用いた床断熱リフォーム方法(断熱方法)について説明する。図5~図8は、床断熱リフォーム方法を説明するための工程図である。
本実施形態の床断熱リフォーム方法は、袋体セット工程と、断熱材充填工程と、確認工程と、を主に有している。本実施形態では、各グリッド31にそれぞれ一つずつの断熱材収容袋52を用いて断熱材51を設置する。以下の説明では、図2、図5に示す各グリッド31のうち、建物1の外部に面していないグリッド31(以下、内側グリッド31aという。)内に断熱材51を設置する方法を例にして説明する。本実施形態において、内側グリッド31aは、床下点検口33を通じて隣接するグリッド(以下、隣接グリッド31bという。)内に連通している。隣接グリッド31bは、床下点検口33を通じて室内空間25に連通している。
図5に示すように、袋体セット工程では、まず床下点検口33を開放して、作業員が隣接グリッド31b内に進入する。続いて、断熱材充填用の充填チューブ70を、充填口55(図3参照)に差し込む。この状態で、基礎換気口32を通じて内側グリッド31a内に断熱材収容袋52を進入させる。このとき、断熱材収容袋52は、基礎換気口32を通過可能な大きさに折り畳んだ(若しくは丸めた)状態で内側グリッド31aに進入させる。なお、充填チューブ70の上流端は、断熱材51の供給源(不図示)に接続されている。
続いて、図6に示すように、断熱材充填工程では、充填チューブ70を通じて供給源から断熱材収容袋52内に断熱材51を充填する。本実施形態で用いる断熱材51は、粒状体(スチレンビーズやALC粉体、ネオマフォーム(登録商標)廃材の粒体等)や吹込み材(吹込みグラスウールや吹込みロックウール、セルロースファイバ)、発泡材(ウレタンフォーム等)が好適に用いられる。
図7に示すように、供給源から断熱材51を供給すると、充填チューブ70を通じて断熱材収容袋52内に空気とともに断熱材51が充填される。そして、断熱材51の充填に伴い、内側グリッド31a内で断熱材収容袋52が徐々に膨張することで、断熱材収容袋52が内側グリッド31a内に広がっていく。断熱材収容袋52の膨張に伴い、断熱材収容袋52内の圧力が所定値以上になると、排出側弁体62が開弁して排出口61が開放される。これにより、排出口61を通じて断熱材収容袋52から空気が排出される。なお、まずは空気により断熱材収容袋52を膨張させて、その後に供給源から断熱材51を断熱材収容袋52に充填させてもよい。
そして、図8に示すように、内側グリッド31a内において、断熱材収容袋52が所定範囲まで広がった時点(本実施形態では、内側グリッド31a内の全体に断熱材収容袋52が広がった時点)で断熱材51の充填を停止する。
確認工程では、断熱材51の設置後に、内側グリッド31aにおける断熱材収容袋52の到達状況を確認する。確認工程では、例えば建物1の外部に面する基礎換気口32や、作業員やカメラ等が進入可能な隣接グリッド31bの基礎換気口32を通して内側グリッド31a内を観察し、断熱材収容袋52の到達状況を確認する。なお、上述した方法による観察が難しい場合には、図8に示す方法により確認工程を行っても構わない。まず1階床21における内側グリッド31aの四隅に対応する部分に、観察孔72を形成する。観察孔72は、例えば内径が20(mm)~50(mm)程度に形成する。続いて、観察孔72を通じて内視鏡型カメラ等を進入させ、内側グリッド31a内を確認する。なお、観察孔72は、袋体セット工程の前に形成しておいても構わない。また、観察孔72の形成位置や数等は、適宜変更が可能である。
確認工程において、内側グリッド31a内での断熱材収容袋52の到達状況が不十分の場合には、上述した断熱材充填工程を継続する。一方、内側グリッド31a内での断熱材収容袋52の到達状況が十分の場合には、断熱材充填工程を終了する。すなわち、断熱材充填工程の終了時において、内側グリッド31a内には、断熱材収容袋52と、断熱材収容袋52内に充填された断熱材51と、が設置される(断熱構造)。
断熱材充填工程を終了させる場合には、充填チューブ70を充填口55から抜き取り、充填側弁体56を閉弁する。これにより、充填口55が閉塞される。なお、充填口55は、防湿性を有するシール部材(例えば、ブチルテープ等)によって別途閉塞しても構わない。また、断熱材51の充填を停止することで、断熱材収容袋52の圧力が所定値未満に維持されるため、排出側弁体62が閉弁する。これにより、排出口61が閉塞される。
上述した床断熱リフォーム方法では、内側グリッド31a内に断熱材収容袋52を設置する構成について説明したが、他のグリッド31についても上述した方法に倣って断熱材収容袋52を設置することが可能である。例えば建物1の最外周に位置するグリッド31(図2における外側グリッド31c)に断熱材収容袋52を設置する場合には、建物1の外部から基礎換気口32を通じて上述した方法と同様の方法を行う。これにより、外側グリッド31c内に断熱材収容袋52を設置できる。
また、図9に示すように、グリッド31のうち、建物1の外部や何れのグリッド31に連通してないグリッド31(図9における閉塞グリッド31d)に断熱材収容袋52を設置する場合には、例えば1階床21に断熱材収容袋52が通過可能な連通口(第1連通口)73を形成する。その後、連通口73を通じて上述した方法と同様の方法を行う。これにより、閉塞グリッド31d内に断熱材収容袋52を設置できる。閉塞グリッド31d内への断熱材収容袋52の設置後は、連通口73を蓋部材等で閉塞する。なお、連通口73の形成位置は、建物1の内観意匠を損なわない位置(例えば、クローゼット等)に形成することが好ましい。
このように、本実施形態では、断熱材収容袋52を用いて床下空間26内に断熱材51を設置する構成とした。
この構成によれば、断熱材収容袋52内に断熱材51を充填することで、断熱材51の充填時において、断熱材51の飛散を断熱材収容袋52内で留めることができる。そのため、断熱材収容袋52の容積以上に断熱材51が広がるのを抑制できる。すなわち、上述した第二の方法と異なり、断熱材51の充填範囲を所定の範囲内で規制できるので、所望の範囲で所望の断熱効果を発揮させることができる。
しかも、断熱材51を断熱材収容袋52内に充填することで、災害(水害等)時や解体時等に断熱材51を搬出、交換する場合には、例えば1階床21を取り外した後、グリッド31から断熱材収容袋52を取り出す。これにより、グリッド31内に設置された断熱材51をまとめて取り除くことができ、作業性の向上を図ることができる。
しかも、本実施形態では、袋体53に排出口61が形成されているため、断熱材51の充填時に断熱材51とともに袋体53内に供給される空気が、排出口61を通じて袋体53から排出される。これにより、断熱材51を袋体53内にスムーズ、かつ隙間なく充填できる。
本実施形態では、袋体53が防湿性を有しているため、床下空間26(グリッド31)内に断熱材51を設置した際、水分(湿気)等による断熱材51の劣化を抑制できる。
本実施形態では、少なくとも排出口61が排出側弁体62により開閉されるため、排出口61を通した袋体53内への水分等の進入を抑制できる。これにより、断熱材51の劣化を確実に抑制できる。
そして、本実施形態の断熱構造は、断熱材51が充填された断熱材収容袋52が床下空間26に設置されるため、所望の断熱効果を発揮させることができる。
ここで、本実施形態の床断熱リフォーム方法では、袋体セット工程と、断熱材充填工程と、を有する構成とした。
この構成によれば、基礎換気口32等を通じてグリッド31内に断熱材収容袋52をセットした後、断熱材51を充填することで、グリッド31内の所望の範囲に所望の量の断熱材51を設置できる。これにより、従来のように床上に断熱材を設置する場合と異なり、階高に影響が及ぶことがないので、断熱材51の設置に自由度を持たせることができる。
また、上述した第一の方法と異なり、断熱材収容袋52が進入可能な連通口さえあれば、グリッド31内に断熱材51を設置できる。その結果、住まいながらに簡単に床断熱リフォームを行うことができ、低コスト化や、リフォーム工事期間の短縮を図ることができる。
しかも、上述した第三の方法と異なり、断熱材51の断熱対象となるグリッド31内全てに作業員が直接進入する必要がない。すなわち、断熱材収容袋52が進入可能な連通口さえあれば、グリッド31内に断熱材51を設置できるので、作業性を向上させ、更なる低コスト化や、リフォーム工事期間の短縮を図ることができる。
本実施形態では、袋体セット工程において、袋体53を折り畳んだ状態でグリッド31内に進入させる構成とした。
この構成によれば、連通口(基礎換気口32や床下点検口33、連通口73)が袋体53に対して小さい場合であっても、袋体53をグリッド31内に進入させることができる。特に床断熱リフォームに伴い新たに連通口73を形成する場合には、連通口73の小型化を図り、連通口を形成する手間を削減できる。
本実施形態では、袋体53をグリッド31内に進入させる連通口として、基礎換気口32や床下点検口33を用いることで、床断熱リフォームに伴い別途連通口を形成する必要がない。そのため、建物1の美観を維持できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図10は、第2実施形態における断熱構造を説明するための断面図である。本実施形態では、一つのグリッド31内に複数の断熱材収容袋52を設置している点で、上述した実施形態と相違している。なお、以下の説明では、上述した実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、グリッド31内に梁や配管(例えば、基礎梁15)等が存在する場合には、グリッド31内が異形となる。この場合、断熱材収容袋52の広がりが梁や配管に規制され、一つの断熱材収容袋52だけではグリッド31内に隙間なく断熱材51を設置できないおそれがある。
これに対して本実施形態では、一つのグリッド31内に複数の断熱材収容袋52を設置している。具体的には、グリッド31内における基礎梁15を間に挟んで両側に、断熱材収容袋52をそれぞれ設置している。なお、各断熱材収容袋52の設置方法としては、それぞれ既存の連通口(基礎換気口32や床下点検口33)を通じて設置してもよく、連通口73を別途形成しても構わない。
本実施形態によれば、各断熱材収容袋52は、グリッド31内における基礎梁15を間に挟んで両側から基礎梁15を避けた領域に隙間なく広がる。すなわち、グリッド31内に複数の断熱材収容袋52を敷き詰めることで、グリッド31内が異形であっても、グリッド31内に断熱材51を隙間なく設置し易くなる。その結果、作業性の向上を図るとともに、断熱性能を確保できる。なお、一つのグリッド31内への断熱材収容袋52の個数は、3個以上の複数であってもよい。また、複数の断熱材収容袋52を一つのグリッド31内に設置する場合には、各断熱材収容袋52のサイズ等を互いに異ならせる等しても構わない。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図11は、第3実施形態における断熱材充填工程を説明するための工程図である。本実施形態では、断熱材充填工程において、断熱材収容袋52を押し広げる拡張工程を有している点で、上述した実施形態と相違している。
図11に示すように、拡張工程は、断熱材充填工程において、断熱材収容袋52に断熱材51が所定量充填された時点で、内側グリッド31a内にバルーン(押し込み部材)90を進入させる。バルーン90は、例えば膨張可能な袋状のものである。なお、本実施形態の拡張工程は、断熱材51の充填を継続しながら行う。但し、拡張工程において、断熱材51の充填を一旦停止しても構わない。
バルーン90は、1階床21において、例えば内側グリッド31aの中心に対応する部分に形成した連通口(第2連通口)91を通して内側グリッド31a内に進入させる。バルーン90を内側グリッド31a内に進入させた後、空気充填用の充填チューブ92を通してバルーン90に空気(流体)を充填する。すると、バルーン90が膨張することで、断熱材収容袋52がバルーン90によって上方から押し込まれる。これにより、断熱材収容袋52が内側グリッド31a内において水平方向に押し広げられる。断熱材収容袋52が押し広げられた後、バルーン90の空気を抜き、連通口91を通してバルーン90を内側グリッド31aから退避させる。以上により、拡張工程が終了する。なお、バルーン90は、空気を抜いた後、内側グリッド31a内で留まらせても構わない。
拡張工程の後、断熱材51の充填を継続すると、バルーン90が退避した領域にも断熱材収容袋52が広がる。これにより、内側グリッド31a内の全体に隙間なく断熱材51が設置される。
本実施形態では、拡張工程を行うことで、断熱材収容袋52がグリッド31内にスムーズに広がることになる。これにより、グリッド31内の全体に隙間なく断熱材51を設置でき、断熱性能を確保できる。また、断熱材収容袋52が広がりきらないまま、断熱材51が局所的に充填されるのを抑制できるので、断熱材収容袋52の破損等も抑制できる。
しかも、拡張工程でバルーン90を用いることで、バルーン90と断熱材収容袋52との外面同士が、互いの外面形状に倣って柔軟に変形し合うことになる。これにより、断熱材収容袋52を均等に押し広げることが可能になり、作業性の更なる向上を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、バルーン90内に空気を充填する構成について説明したが、この構成のみに限られない。すなわち、空気以外の気体の他、水等の液体をバルーン90内に充填しても構わない。
また、上述した実施形態では、バルーン90を一つのみ用いた場合について説明したが、複数のバルーン90を用いて拡張工程を行っても構わない。
また、拡張工程に用いる押し込み部材として、本実施形態の断熱材収容袋52を用いても構わない。すなわち、断熱材充填工程の途中で、連通口91を通じて一の断熱材収容袋52を進入させることで、一の断熱材収容袋52内に断熱材51を充填しながら、他の断熱材収容袋52を押し広げることが可能になる。その結果、拡張工程の終了後には、複数の断熱材収容袋52がグリッド31内に設置される。この場合には、断熱材充填工程の短縮化を図ることができる。また、拡張工程において、別途バルーン90を用いる必要がないので、低コスト化を図ることも可能である。
上述した実施形態では、押し込み部材にバルーン90を用いた場合について説明したが、この構成のみに限らず、例えば棒状の押し込み部材等を用いて断熱材収容袋52を押し広げても構わない。
本発明の技術範囲は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述した実施形態では、床下空間26内に断熱材51を設置する場合について説明したが、この構成のみに限られない。仕切部材を隔てて室内空間25の外側に位置する施工空間に断熱材51を設置する場合に、本発明の構成を採用することができる。例えば図1に示すように、最上階の天井材23を間に挟んで室内空間25の上方に形成された施工空間(天井材23と屋根100とで囲まれた空間(いわゆる、懐101))にも本発明の構成を採用できる。
このように、施工空間は、仕切部材を隔てて室内空間25の外側において断熱材51を設置する空間であって、建物1の構成要素や地面G等によって周囲を囲まれた空間が望ましく、上述の床下空間26や懐101の他、例えば、壁体内の空間等であっても良い。
上述した実施形態では、袋体53が防湿性を有する構成について説明したが、例えばベタ基礎の場合や、床下空間26内で別途防湿処理が施されている場合等では、袋体53が防湿性を有していなくても構わない。この場合、袋体53はメッシュ状であっても構わない。なお、袋体53をメッシュ状に形成した場合には、メッシュ開口が本発明の排出口として機能する。
上述した実施形態において、充填口55が袋体53に一つ形成された構成について説明したが、この構成のみに限らず、複数の充填口55を袋体53に形成しても構わない。この場合には、施工環境に応じて使用する充填口55を選択することができる。但し、充填時において、未使用の充填口55は封止することが好ましい。
上述した実施形態では、鉄骨ラーメン構造の建物1に本発明を採用した場合について説明したが、その他の鉄骨造の建物や木造(2×4工法や在来工法等)の建物に本発明を採用しても構わない。
上述した実施形態では、既存の建物1の断熱リフォームに本発明の断熱材収容袋52を用いた構成について説明したが、この構成のみに限らず、建物1の新築時に床下空間26等に本発明の断熱材収容袋52を設置しても構わない。
上述した実施形態では、床下空間26の全グリッド31に断熱材収容袋52を設置する構成について説明したが、何れかのグリッド31のみに断熱材収容袋52を設置する構成であっても構わない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…建物、2…基礎、3…架構、11…フーチング部、12…立ち上がり部、15…基礎梁、17…2階梁、19…R階梁、21…1階床(仕切部材)、22…2階床、23…天井材、25…室内空間、26…床下空間(施工空間)、31…グリッド、31a…内側グリッド、31b…隣接グリッド、31c…外側グリッド、31d…閉塞グリッド、32…基礎換気口(第1連通口)、33…床下点検口(第1連通口)、51…断熱材、52…断熱材収容袋、53…袋体、54…シート、55…充填口、56…弁体、56…充填側弁体、61…排出口、62…排出側弁体、62…弁体、70…充填チューブ、72…観察孔、73…連通口(第1連通口)、90…バルーン(押し込み部材)、91…連通口(第2連通口)、92…充填チューブ、100…屋根、101…懐(施工空間)

Claims (7)

  1. 仕切部材を隔てて室内空間の外側に位置するとともに、複数のグリッドに区画された施工空間と、
    前記施工空間に断熱材を設置するための断熱材収容袋と、を備えた断熱構造であって、
    前記断熱材収容袋は、前記断熱材が充填される充填口、及び気体を排出させる排出口が形成された袋体を備え、
    前記袋体は、前記断熱材の未充填時において、前記グリッドに連通する第1連通口を通じて前記グリッド内に進入可能な大きさに折り畳み可能に構成される一方、前記充填口を通じた前記断熱材の充填に伴い膨張し、
    前記袋体は、折り畳まれた状態で前記第1連通口を通じて前記グリッド内に進入して配設され、前記グリッド内に配設された前記袋体の前記充填口を通じて前記断熱材が充填され、
    前記袋体の容積は、前記グリッドの容積よりも大きく、
    前記第1連通口のうち前記仕切部材に形成された連通口は、前記室内空間と前記グリッド内とを連通させるとともに、前記グリッド内に前記断熱材収容袋が配設された状態で、蓋部材によって閉塞されていることを特徴とする断熱構造。
  2. 前記袋体は、防湿性を有していることを特徴とする請求項1に記載の断熱構造。
  3. 前記袋体には、前記袋体内の圧力が所定値以上の場合に前記排出口を開口し、前記袋体内の圧力が所定値未満の場合に前記排出口を閉塞する弁体が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の断熱構造。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の断熱構造を用いた断熱方法であって、
    前記第1連通口を通じて前記グリッド内に前記袋体を進入させる袋体セット工程と、
    前記袋体の前記充填口を通して前記袋体内に前記断熱材を充填する断熱材充填工程と、を有し、
    前記断熱材充填工程では、前記断熱材収容袋を空気により膨張させた後、前記断熱材収容袋内に前記断熱材を充填することを特徴とする断熱方法。
  5. 前記袋体セット工程では、前記袋体を折り畳んだ状態で前記グリッド内に進入させることを特徴とする請求項4に記載の断熱方法。
  6. 断熱材が充填される充填口、及び気体を排出させる排出口が形成された袋体を備えた断熱材収容袋を用い、仕切部材を隔てて室内空間の外側に位置する施工空間に前記断熱材を設置するための断熱方法であって、
    前記施工空間に連通する第1連通口を通じて前記袋体を進入させる袋体セット工程と、
    前記袋体の前記充填口を通して前記袋体内に前記断熱材を充填する断熱材充填工程と、を有し、
    前記断熱材充填工程は、前記施工空間に連通する第2連通口を通じて前記施工空間に押し込み部材を進入させ、前記袋体を押し広げる拡張工程を有し、
    前記押し込み部材は、内部に流体が充填されることで、膨張可能に構成され、
    前記拡張工程では、前記第2連通口を通じて前記押し込み部材を進入させた状態で、前記押し込み部材に流体を充填し、
    前記拡張工程の終了後、前記押し込み部材内の流体を排出することで、前記第2連通口を通じて前記押し込み部材を前記施工空間から退避させることを特徴とする断熱方法。
  7. 前記施工空間は、床下空間であり、
    前記第1連通口は、基礎換気口及び床下点検口の少なくとも何れかであることを特徴とする請求項4から請求項6の何れか1項に記載の断熱方法。
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