JP7060002B2 - 多心ケーブル - Google Patents

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Description

本発明は、多心ケーブルに関する。
近年、生産性向上対策として人協働型ロボットや小型多関節ロボットの市場が拡大している。このようなロボットに使用されるロボットケーブルとして、ロボットの可動部に配線される可動部用のケーブルと、ロボットと制御機器とを接続する固定部用のケーブルとが用いられている。
可動部用のケーブルとして、複数本の電線を撚り合わせた集合コアの周囲に、編組シールドからなるシールド層、及びシースを設けた多心ケーブルが知られている。このような多心ケーブルは、ロボットケーブルに限らず、例えば自動車のバネ下の配線等にも用いられている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、特許文献1がある。
特許6394721号公報
上述の従来の多心ケーブルでは、繰り返し曲げが加えられると、シールド層に用いられている編組シールドと絶縁体との間で側圧摩擦が生じ、電線の絶縁体が摩耗して局部的に摩り減る等して、特性劣化や導体とシールド層間でのショート、あるいは断線等の不具合が発生してしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、繰り返し曲げた際に断線等の不具合が発生しにくい多心ケーブルを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、導体、及び前記導体の周囲を覆う絶縁体を有する電線を複数本撚り合わせてなる集合コアと、前記集合コアの周囲にテープ部材を螺旋状に巻き付けてなる摩耗抑制層と、前記摩耗抑制層の外周を覆う編組シールドからなるシールド層と、前記シールド層の周囲を覆うシースと、を備え、前記摩耗抑制層は、前記テープ部材の前記集合コアに対向する面および前記シールド層に対向する面がフッ素樹脂によって構成されており、前記テープ部材の幅方向の一部が重なり合うように前記テープ部材が非接着で重ね巻きされている、多心ケーブルを提供する。
本発明によれば、繰り返し曲げた際に断線等の不具合が発生しにくい多心ケーブルを提供できる。
本発明の一実施の形態に係る多心ケーブルを示す図であり、(a)はケーブル長手方向に垂直な断面を示す断面図、(b)はそのA部拡大図である。 (a)はテープ部材の斜視図、(b)~(d)はテープ部材の断面図である。 本発明の一変形例に係る多心ケーブルを示す図であり、ケーブル長手方向に垂直な断面を示す断面図である。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本実施の形態に係る多心ケーブルを示す図であり、(a)はケーブル長手方向に垂直な断面を示す断面図、(b)はそのA部拡大図である。
図1(a),(b)に示すように、多心ケーブル1は、導体21、及び導体21の周囲を覆う絶縁体22を有する電線2を複数本撚り合わせてなる集合コア3の周囲に、摩耗抑制層4、シールド層5、及びシース6を順次設けて構成されている。多心ケーブル1は、例えば、工場等で用いられるロボットの内部あるいは外部の配線、あるいは自動車におけるバネ下の配線(すなわち、車輪に設けた装置(例えばブレーキ装置やセンサ類)と車体に設けた装置(例えば制御装置)とを接続する配線)等に用いられるものであり、その少なくとも一部が可動部や揺動部をまたいで配設されるものである。
(電線2)
電線2の導体21は、銅等からなる金属素線を複数本撚り合わせた子撚り線を複数用い、さらに複数の子撚り線を撚り合わせた複合撚り線からなる。子撚り線は、複数本の金属素線を集合撚りして構成され、導体21は、複数本の子撚り線を同心撚りして構成される。導体21を複合撚りで構成することで、多心ケーブル1の可とう性を高めて配線しやすくでき、また可動部で繰り返し屈曲や捻回を加えても金属素線に断線が発生しにくくなり、耐屈曲性及び耐捻回性が向上する。また、導体21は、上述した複合撚り線とすることにより、多心ケーブル1に対してしごくような負荷がかかった場合であっても、断線等を生じにくくすることに有効である。
耐屈曲性及び耐捻回性を十分に得るために、導体21に用いる金属素線としては、引張強さが220MPa以上であり、かつ伸びが5%以上であるものを用いるとよい。また、長距離伝送時の減衰量を小さく抑えるために、導体21の導体断面積は0.75mm以上であるとよい。本実施の形態では、例えば、導体21に用いる金属素線として素線径0.08mmのすずめっき軟銅線を用い、30本のすずめっき軟銅線を撚り合わせた子撚り線を7本同心撚りすることで、導体21を構成することができる。このときの導体21の外径は、約1.41mm、導体断面積は約1.04mmである。
電線2の絶縁体22は、導体21の周囲を覆うように形成されている。絶縁体22としては、例えば、PVC(ポリ塩化ビニル)、PE(ポリエチレン)、ETFE(テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体)等からなる単層構造のものを用いることができる。また、絶縁体22としては、例えば、内層をPVC、外層をETFEとした2層構造、あるいは、内層を発泡ポリエチレン、外層を非発泡ポリエチレンとした2層構造のものを用いることができる。
なお、高周波信号の伝送特性を向上させる(より詳細には、例えば、10MHz~6GHzの帯域の高周波信号を長距離伝送した際に減衰しにくくする)場合、絶縁体22としては、なるべく誘電率が低いものを用いることが望ましい。例えば、絶縁体22としては、導体21の外周に低誘電率の非発泡樹脂材料を用いてチューブ押出しによって設けられた非充実押出層と、非充実押出層の外周に非接着に設けられた発泡層と、発泡層の外周に接着して設けられた非発泡層と、を有する3層構造のものを用いることができる。非充実押出層としては、例えば、FEP(テトラフルオロエチレン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体)や、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)等からなるふっ素樹脂材料を用いることができる。また、発泡層は、非充実押出層に用いる樹脂材料よりも低融点の樹脂材料を用いるとよい。例えば、照射架橋発泡ポリエチレンや発泡ポリプロピレン等からなるものを用いることができる。さらに、非発泡層は、発泡層と同じ樹脂材料からなることがよい。例えば、非発泡ポリプロピレンや、照射架橋ポリエチレン等からなるものを用いることができる。
(集合コア3)
集合コア3は、3本の電線2をより合わせて構成されている。ただし、集合コア3を構成する電線2の本数はこれに限定されない。また、本実施の形態では、集合コア3を構成する全ての電線2を同じ構成としたが、これに限らず、例えば外径や導体断面積が異なるものも用いることができる。さらに、多心ケーブル1の外形を円形状に近づけるために、電線2と共に介在を撚り合わせて集合コア3を構成してもよい。介在としては、例えば、スフ糸等の糸状体、あるいはポリエチレン等からなる線状体を用いることができる。
(摩耗抑制層4)
摩耗抑制層4は、集合コア3の周囲にフッ素樹脂テープからなるテープ部材41を螺旋状に巻き付けて構成されている。例えば、摩耗抑制層4を押出成形によって設けることも考えられるが、この場合、摩耗抑制層4が筒状となるために非常に硬く曲げにくくなってしまい、多心ケーブル1の可とう性が低下してしまう。つまり、本実施の形態では、多心ケーブル1の可とう性の低下を抑制するとともに、多心ケーブル1を繰り返し曲げたときに、複数本の金属素線で構成されるシールド層5と絶縁性の樹脂材料で構成される絶縁体22との間で生じる側圧摩耗によって絶縁体22が摩耗することを抑制するために、絶縁体22の周囲にフッ素樹脂テープからなるテープ部材41を螺旋状に巻き付けることで、摩耗抑制層4を形成している。なお、テープ部材41の巻き方向は、集合コア3の撚り方向と同じ方向であるとよい。これにより、テープ部材41が集合コア3の凹部(谷間部分)、すなわち周方向に隣り合う電線2の間の谷間部分に入り込み易くなり、テープ部材41と電線2との接触面積を増やして、シールド層5による電線2の摩耗をより抑制することが可能になる。本実施の形態では、周方向に隣り合う電線2の間の谷間部分にテープ部材31が入り込むと、この谷間部分に入り込んだテープ部材41とシールド層5との間に、空気層が形成されることになる。
テープ部材41は、フッ素樹脂テープの幅方向の一部が重なり合うように重ね巻きされて集合コア3の外周に螺旋状に巻き付けられている。このとき、テープ部材41は、多心ケーブル1を屈曲、揺動させたり、あるいは多心ケーブル1にしごくような動きをさせたりしたときに、電線2(絶縁体22)の表面がテープ部材41の重なり合う部分から露出しない状態が維持されるように重ね巻きされている。また、テープ部材41は、重なり合う部分が接着されておらず、多心ケーブル1を屈曲、揺動させたり、あるいは多心ケーブル1にしごくような動きをさせたりしたときに、重なり合ったテープ部材41同士が互いに多心ケーブル1の長手方向へスライドするように動くことができる。
また、テープ部材41を構成するフッ素樹脂テープは、各電線2の絶縁体22及びシールド層5のそれぞれに対して非接着性の表面を有することが望ましい。なお、ここでいう「フッ素樹脂テープからなるテープ部材」とは、フッ素樹脂によって一様に形成されたテープで構成されるものを意味する。また、テープ部材41は、上述した作用及び効果を得るために、フッ素樹脂テープの重なり合う部分がフッ素樹脂テープの幅(例えば、15mm~35mm)の0.3倍以上0.5倍以下となるように重ね巻きされていることが望ましい。
多心ケーブル1を繰り返し曲げた際(特にしごくような負荷がかかった際)には、多心ケーブル1が側圧を受けることになるが、本実施の形態に係る多心ケーブル1では、上述した摩耗抑制層4を各電線2の絶縁体22とシールド層5との間に備えることで、側圧によって各電線2の絶縁体22とシールド層5とが擦れて絶縁体22が摩耗してしまうことを抑制できる。つまり、摩耗抑制層4を備えることで、各電線2の絶縁体22に接触する摩耗抑制層4の面とシールド層5に接触する摩耗抑制層4の面とが側圧によって摩耗しにくいため、多心ケーブル1を繰り返し曲げた際の耐久性、特にしごくような負荷がかかった場合の耐久性(以下、単にしごきに対する耐久性という)を向上することができる。
多心ケーブル1を屈曲、揺動させたり、あるいは多心ケーブル1にしごくような動きをさせたりしたときに、シールド層5が摩耗抑制層4に対して滑るように動くことができるように、摩耗抑制層4は、その表面の滑りがよいこと(摩擦係数が絶縁体22の表面の摩擦係数よりも低いこと)が望まれる。テープ部材41に用いるフッ素樹脂テープとしては、例えば、ETFE(テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体)テープやPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)テープ等が挙げられる。本実施の形態では、表面の滑りがよく、また誘電率も低いPTFEからなるテープ部材41を用いた。
テープ部材41の厚さは、25μm以上150μm以下であるとよい。テープ部材41の厚さが25μm以上であると、繰り返し摩耗により破断しにくくなり、テープ部材41の厚さが150μm以下であると、多心ケーブル1の可とう性を低下しにくくすることが可能な摩耗抑制層4の硬さが得られるためである。本実施の形態では、例えば、厚さ100μmのPTFEテープからなるテープ部材41を用いることができる。
本実施の形態では、図2(a),(b)に示すように、1層のフッ素樹脂層411を有する(単層の)フッ素樹脂テープからなるテープ部材41を用いたが、これに限らず、テープ部材41は、その集合体3に対向する面41aおよびシールド層5に対向する面41bがフッ素樹脂によって構成されていればよい。例えば、テープ部材41は、図2(c),(d)に示すように、2層以上の多層構造となっていてもよい。図2(c)では、フッ素樹脂層411を多層(図示例では2層)に積層させることによって面41a,41bがともにフッ素樹脂によって構成される例を示している。図2(c)のテープ部材41は、例えば、フッ素樹脂からなるフィルムを貼り合わせること等によって形成することができる。また、図2(d)では、基材412の両面にフッ素樹脂層411が設けられていることによって面41a,41bがともにフッ素樹脂によって構成される例を示している。図2(d)のテープ部材41は、例えば、基材412の両面全体にフッ素樹脂を塗布し硬化させてフッ素樹脂層411を形成する、あるいは、基材412の両面全体にフッ素樹脂からなるフィルムを貼り合わせ、当該フィルムと基材412とを融着させること等によって形成することができる。
(シールド層5)
シールド層5は、外部ノイズを遮蔽するためのものである。摩耗抑制層4の外周を覆う多心ケーブル1の可とう性を確保するために、シールド層5は、金属素線を編み込んだ編組シールドから構成されている。本実施の形態では、シールド層5は、編組シールドを複数層積層して構成されている。ここでは、編組シールドを2層積層してシールド層5を構成する場合を説明するが、編組シールドを3層以上積層してシールド層5を構成してもよい。以下、径方向内方に設けられる編組シールドを内側編組シールド51、径方向外方に設けられる編組シールドを外側編組シールド52と呼称する。
本実施の形態に係る多心ケーブル1では、周方向の一部において、シールド層5(内側編組シールド51)と摩耗抑制層4との間に空気層7が形成されていてもよい。空気層7を形成するためには、内側編組シールド51の内径を、摩耗抑制層4の外径よりも大きくすればよい。本実施の形態では、内側編組シールド51の形成時に摩耗抑制層4の外周に例えば編組形成装置に組み込まれた棒状のスペーサをケーブル長手方向に沿うように配置し、当該スペーサ上で金属素線を編み込んで内側編組シールド51を形成し、形成された内側編組シールド51をスペーサから離脱させるように編組形成装置から順次送り出すことで、空気層7を形成することができる。なお、このような製造法を行わない場合であっても、テープ部材41の段差部分(テープ部材41の幅方向の一部が重なり合うことで生じる段差部分)や内側編組シールド51の金属素線間にも微小な隙間が生じるが、このような隙間は本発明の空気層7に含まれない。また、スペーサの形状は棒状に限定されない。空気層7の大きさは、摩耗抑制層4の表面からシールド層5の内面(摩耗抑制層4の表面に対向する面)までの最大距離が5μm以上30μm以下である範囲内で、シールド層5が摩耗抑制層4の表面からシース6側へ浮いている状態をいう。最大距離は、多心ケーブル1を所定の位置で切断した後、切断した部分の横断面(ケーブル長手方向に垂直な断面)を光学顕微鏡あるいは電子顕微鏡を用いて観察したときに、摩耗抑制層4の表面からシールド層5の内面までの直線距離の最大値を測定することによって得られる。
シールド層5(内側編組シールド51)と摩耗抑制層4間に空気層7を形成することで、シールド層5による締付けを抑制し、多心ケーブル1を屈曲、揺動、あるいはしごいた際に、シールド層5(内側編組シールド51)と摩耗抑制層4とが多心ケーブル1の長手方向に対して容易に相対移動できるようになり、耐屈曲性、耐捻回性、及びしごきに対する耐久性を向上することが可能になる。
外側編組シールド52は、通常の編組シールドの製法と同様に、内側編組シールド51の外周上で金属素線を編み込んで形成される。内側編組シールド51と外側編組シールド52間に空気層を形成すると、シールド層5内での接触抵抗が高くなり特性劣化のおそれが生じてしまうためである。
両編組シールド51,52に用いられる金属素線は、耐屈曲性及び耐捻回性を十分に得るために、引張強さが340MPa以上であり、かつ伸びが5%以上であるものが用いられる。本実施の形態では、例えば、両編組シールド51,52に用いられる金属素線として、素線径0.08mmのすずめっき銅合金からなるものを用いることができる。また、両編組シールド51,52の密度は約90%とした。なお、両編組シールド51,52に用いられる金属素線は、素線径が同じであっても異なっていてもよい。
さらに、本実施の形態では、両編組シールド51,52に、潤滑剤が塗布された金属素線を用いることができる。潤滑剤としては、例えば流動パラフィンを用いることができる。これにより、シールド層5と摩耗抑制層4とがより滑りやすくなり、耐屈曲性、耐捻回性、及びしごきに対する耐久性をより向上することが可能になる。
ところで、内側編組シールド51の編組角度が大きいと、摩耗抑制層4との擦れが激しくなってしまうおそれがある。また、曲げによる影響を受けやすい外側編組シールド52の編組角度が小さいと、金属素線に断線が発生しやすくなり耐屈曲性が低下してしまうおそれがある。さらに、両編組シールド51,52の編組角度が同じであると、両編組シールド51,52間の摩耗が大きくなるおそれがある。よって、内側編組シールド51の編組角度は、外側編組シールド52の編組角度よりも小さいとよい。シールド層5が3層以上の編組シールドを有する場合、径方向において最も内方に設けられる編組シールドの編組角度が、当該編組シールドよりも外方に設けられる編組シールドの編組角度よりも小さいとよい。なお、編組角度とは、金属素線の長手方向と多心ケーブル1の長手方向とのなす角度(絶対値)である。
(シース6)
シース6は、シールド層の周囲を覆うように形成されている。シース6としては、例えばPVC(ポリ塩化ビニル)やウレタンからなるものを用いることができる。本実施の形態では、PVCからなるシース6を用いた。シース6内でシールド層5が動けるように、シース6は、チューブ押出しにより形成されることが望ましい。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明したように、本実施の形態に係る多心ケーブル1では、集合コア3とシールド層5との間に、集合コア3の周囲にテープ部材41を螺旋状に巻き付けてなる摩耗抑制層4を備え、摩耗抑制層4は、テープ部材41の集合コア3に対向する面41aおよびシールド層5に対向する面41bがフッ素樹脂によって構成されており、テープ部材41の幅方向の一部が重なり合うようにテープ部材41が非接着で重ね巻きされている。これにより、繰り返し曲げた際に断線等の不具合が発生しにくい多心ケーブル1を実現でき、屈曲、揺動、及びしごきに対する耐久性が高い多心ケーブル1を実現できる。また、本実施の形態によれば、各電線2の導体21の導体断面積を比較的大きくした場合であっても、屈曲、揺動、及びしごきに対する耐久性が十分に得られるため、長距離伝送に適した電気特性を有する多心ケーブル1を容易に実現できる。
(変形例)
上記実施の形態では、集合コア3を構成する全ての電線2を同じ構成としたが、集合コア3を構成する電線2の構成は同じでなくてもよく、集合コア3の具体的な構成は特に限定されない。例えば、図3に示す多心ケーブル1aのように、集合コア3を構成する電線2として、2本の電源供給用の電源線2aと2本の信号伝送用の信号線2bとを用い、2本の信号線2bをより合わせた対撚線24と、2本の電源線2aとを撚り合わせて集合コア3を構成してもよい。
電源線2aは、導体21aの周囲に絶縁体22aを被覆して構成され、信号線2bは、導体21bの周囲に絶縁体22bを被覆して構成されている。電源線2aにおける導体21aの導体断面積は、信号線2bにおける導体21bの導体断面積よりも大きい。また、電源線2aの外径は、信号線2bの外径よりも大きい。図3では、対撚線24の周囲に内部シース23を設けた場合を示しているが、内部シース23は省略可能である。内部シース23は、例えばウレタンからなる。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]導体(21)、及び前記導体(21)の周囲を覆う絶縁体(22)を有する電線(2)を複数本撚り合わせてなる集合コア(3)と、前記集合コア(3)の周囲にテープ部材(41)を螺旋状に巻き付けてなる摩耗抑制層(4)と、前記摩耗抑制層(4)の外周を覆う編組シールドからなるシールド層(5)と、前記シールド層(5)の周囲を覆うシース(6)と、を備え、前記摩耗抑制層(4)は、前記テープ部材(41)の前記集合コア(3)に対向する面および前記シールド層(5)に対向する面がフッ素樹脂によって構成されており、前記テープ部材(41)の幅方向の一部が重なり合うように前記テープ部材(41)が非接着で重ね巻きされている、多心ケーブル(1)。
[2]前記摩耗抑制層(4)は、前記テープ部材(41)の巻き方向が前記集合コア(3)の撚り方向と同じ方向である、[1]に記載の多心ケーブル(1)。
[3]前記摩耗抑制層(4)は、前記テープ部材(41)の表面の摩擦係数が前記絶縁体(22)の表面の摩擦係数よりも低い、[1]または[2]に記載の多心ケーブル(1)。
[4]前記電線(2)のうち少なくとも1本は、前記導体(21)が、前記絶縁体(22)とは独立して動くことができるように構成されている、[1]乃至[3]の何れか1項に記載の多心ケーブル。
[5]周方向の一部において、前記シールド層(5)と前記摩耗抑制層(4)との間に空気層(7)が形成されている、[1]乃至[4]の何れか1項に記載の多心ケーブル(1)。
[6]前記シールド層(5)は、編組シールドを複数層積層して構成されており、径方向において最も内方に設けられる編組シールド(51)の編組角度が、当該編組シールド(51)よりも外方に設けられる編組シールド(52)の編組角度よりも小さい、[1]乃至[5]の何れか1項に記載の多心ケーブル(1)。
[7]前記シールド層(5)は、引張強さが340MPa以上であり、かつ伸びが5%以上である金属素線を編み込んだ編組シールドからなる、[1]乃至[6]の何れか1項に記載の多心ケーブル(1)。
[8]前記シールド層(5)に用いる前記金属素線が、すずめっき銅合金からなる、[7]に記載の多心ケーブル(1)。
[9]前記シールド層(5)に用いる前記金属素線には、潤滑剤が塗布されている、[7]または[8]に記載の多心ケーブル(1)。
[10]前記電線(2)のうち少なくとも1本は、前記導体(21)の導体断面積が0.75mm以上である、[1]乃至[9]の何れか1項に記載の多心ケーブル(1)。
[11]前記電線(2)のうち少なくとも1本は、前記導体(21)が、金属素線を複数本撚り合わせた子撚り線を複数用い、さらに複数の前記子撚り線を撚り合わせた複合撚り線からなる、[1]乃至[10]の何れか1項に記載の多心ケーブル(1)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。
1…多心ケーブル
2…電線
21…導体
22…絶縁体
3…集合コア
4…摩耗抑制層
41…テープ部材
5…シールド層
51…内側編組シールド
52…外側編組シールド
6…シース
7…空気層

Claims (9)

  1. 導体、及び前記導体の周囲を覆う絶縁体を有する電線を複数本撚り合わせてなる集合コアと、
    前記集合コアの周囲にテープ部材を螺旋状に巻き付けてなる摩耗抑制層と、
    前記摩耗抑制層の外周を覆う編組シールドからなるシールド層と、
    前記シールド層の周囲を覆うシースと、を備え、
    周方向の一部において、前記シールド層と前記摩耗抑制層との間に空気層を有し、
    前記摩耗抑制層は、前記テープ部材の前記集合コアに対向する面および前記シールド層に対向する面がフッ素樹脂によって構成されており、前記テープ部材の幅方向の一部が重なり合うように前記テープ部材が非接着で重ね巻きされている、
    多心ケーブル。
  2. 前記摩耗抑制層は、前記テープ部材の巻き方向が前記集合コアの撚り方向と同じ方向である、
    請求項1に記載の多心ケーブル。
  3. 前記摩耗抑制層は、前記テープ部材の表面の摩擦係数が前記絶縁体の表面の摩擦係数よりも低い、
    請求項1または2に記載の多心ケーブル。
  4. 導体、及び前記導体の周囲を覆う絶縁体を有する電線を複数本撚り合わせてなる集合コアと、
    前記集合コアの周囲にテープ部材を螺旋状に巻き付けてなる摩耗抑制層と、
    前記摩耗抑制層の外周を覆う編組シールドからなるシールド層と、
    前記シールド層の周囲を覆うシースと、を備え、
    前記摩耗抑制層は、前記テープ部材の前記集合コアに対向する面および前記シールド層に対向する面がフッ素樹脂によって構成されており、前記テープ部材の幅方向の一部が重なり合うように前記テープ部材が非接着で重ね巻きされており、
    前記シールド層は、編組シールドを複数層積層して構成されており、
    径方向において最も内方に設けられる編組シールドの編組角度が、当該編組シールドよりも外方に設けられる編組シールドの編組角度よりも小さい、
    心ケーブル。
  5. 前記シールド層は、引張強さが340MPa以上であり、かつ伸びが5%以上である金属素線を編み込んだ編組シールドからなる、
    請求項1乃至の何れか1項に記載の多心ケーブル。
  6. 前記シールド層に用いる前記金属素線が、すずめっき銅合金からなる、
    請求項に記載の多心ケーブル。
  7. 前記シールド層に用いる前記金属素線には、潤滑剤が塗布されている、
    請求項5または6に記載の多心ケーブル。
  8. 前記電線のうち少なくとも1本は、前記導体の導体断面積が0.75mm2以上である、
    請求項1乃至の何れか1項に記載の多心ケーブル。
  9. 前記電線のうち少なくとも1本は、前記導体が、金属素線を複数本撚り合わせた子撚り線を複数用い、さらに複数の前記子撚り線を撚り合わせた複合撚り線からなる、
    請求項1乃至の何れか1項に記載の多心ケーブル。
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