JP7058148B2 - 立体色見本成形体および色の調整方法 - Google Patents
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Description
こうしたプラスチック製の中空容器では、意匠性の向上のためにプラスチック製中空容器そのものを着色する事がある。
こうした着色方法では設計者のイメージと用意した着色原材料による色が必ずしも合致するとは限らないため、実際の作業では、プラスチック製中空容器の設計者が印象や美観を考慮してイメージした色と実際の成形品の色が同じイメージとなっているかを確認し、イメージと実際の成形品の色に違いが生じる場合は、設計者と着色原材料の配合を調整する者との間で色の調整方向を決定する作業がとられる。
また、ブロー成形機のようなプラスチック製中空容器を作るための成形機において異なる色のプラスチック製中空容器を成形する場合、ある着色原材料の容器を成形した後、別の色の中空容器を成形するためには、前の着色原材料が次の着色原材料に切り替わるまで、一定時間の間、次の着色原材料を成形機内に流して色を替える作業が必要であり、この色替え作業に多くの時間と着色原材料を必要とする。
しかし、プラスチック製中空容器は曲面を持った立体成形品であるものが多いため、光の反射により曲面の部分は平板とは異なる色の印象、美観を示すため、プラスチック製中空容器の設計者と着色原材料の配合を調整する者との間で、従来のように平板状のプラスチック製プレートを用いて色の印象や美観まで考慮した色の配合を予測して調整することが難しかった。
また、光がプラスチック製中空容器内へ入射して透過するまでに容器の壁を2回透過するため、設計者が2回透過した後の色のイメージをしている場合、平板状のプラスチック製プレートではイメージに合わせた着色原材料の配合を予測して調整することが難しかった。
すなわち、本発明の立体色見本成形体は、プラスチック製中空容器の開口部を有する首部と、前記首部の径よりも太い胴部と、前記胴部と首部を繋ぐ肩部と、底部を、前記首部から底部に渡り二分した形状を有する成形体ピースからなり、前記成形体ピースの2つを二分した面同士を向かい合わせに固定されることを特徴とする立体色見本とすることもできる。
本発明は底部を持たない首部と、胴部と、肩部と、底部を備えた立体色見本成形体とすることができ、首部と、胴部と、肩部を備えた底部を持たない立体色見本成形体とすることもできる。
前記着色プラスチック材料、またはプラスチック材料と着色剤の前記混合物を用いて
プラスチック製中空容器の開口部を有する首部と、前記首部の径よりも太い胴部と、前記胴部と首部を繋ぐ肩部を、前記首部から胴部に渡り二分した形状を有する成形体ピースを射出成形機により作成し、
前記成形体ピースの2つを面同士を向かい合わせに固定した立体色見本成形体とし、
前記立体色見本成形体の色調を目視評価により判定し、
判定の結果から着色プラスチック材料と着色剤の混合物の種類または配合を調整することを特徴とする。
図2に示すように、本実施の形態に係る立体色見本成形体2は、開口部を形成する首部と、前記首部の径よりも太い胴部と、前記胴部と前記首部とを繋ぐ肩部を有するプラスチック製中空容器を首部から胴部に渡る高さ方向に二分した形状のプラスチック製の成形体ピースの2つを、図2のように組み合わせることで構成される。
前記成形体ピース1は、着色原材料を射出成形機に投入して、金型に溶融した着色原材料を流し、成型することで、着色された成形体ピースとして得ることができる。
また、前記成形体ピースはブロー成形機のようなプラスチック原料に空気を吹き込む特殊な成形機を必要とせず、射出成形機において少量の着色原材料で短時間に前記形状を作成することが可能であり、前記立体色見本成形体を前記成形体ピースを組み合わせることで短時間に作成できる。
本発明における立体色見本成形体は、図4に示すように、立体色見本成形体12は、中空容器の開口部を形成する首部と、前記首部の径よりも太い胴部と、前記胴部と前記首部とを繋ぐ肩部と、さらに胴部の底側に底部を有する中空容器を高さ方向21に二分した形状のプラスチック製の成形体ピースの2つを、図4に示すように組み合わせることで構成することもできる。
前記変更実施例の場合、前記成形体ピース11は図3に示すように、プラスチック製の中空容器の首部、肩部、胴部、底部を首部から底部に渡る高さ方向21に二分した形状となる。前記成形体ピース11は、首部3、肩部5、胴部4、及び底部6が一体成型された構成となる。
また、本発明では、立体色見本成形体の半透明、不透明に関わらず、肩部や胴部の曲面における光の反射に伴う色の変化も観察する事ができ、特に真珠光沢や金属光沢といった光沢や光輝感を伴う立体色見本成形体とした場合、光の曲面への反射角度の違いによる複雑な色を示す立体色見本成形体としても利用することができる。
3:成形体ピースの首部、4:成形体ピースの胴部、
5:成形体ピースの肩部、6:成形体ピースの底部、
7:立体色見本成形体の首部、8:立体色見本成形体の胴部、
9:立体色見本成形体の肩部、10:立体色見本成形体の底部、
13:厚み断面、14:合わせ面
11:変更形態の成形体ピース、12:変更実施形態の立体色見本成形体
21:高さ方向
Claims (3)
- 中空容器用立体色見本成形体を用意し、当該中空容器用立体色見本成形体の色調を目視評価により判定し、判定の結果から着色プラスチック材料と着色剤の混合物の種類または配合を調整する色の調整に用いられる中空容器用立体色見本成形体であって、
前記中空容器用立体色見本成形体は、成形体ピースの2つを組み合わせて構成され、
前記成形体ピースは、中空容器の開口部を有する首部と前記首部の径よりも太い胴部と、前記胴部と首部を繋ぐ肩部を、前記首部から胴部に渡り二分した形状を有し、
当該成形体ピースの2つを、厚み断面同士を向かい合わせに固定されることを特徴とする中空容器用立体色見本成形体。 - 前記成形体ピースが、中空容器の開口部を有する首部と、前記首部の径よりも太い胴部と、前記胴部と首部を繋ぐ肩部と、底部を、前記首部から底部に渡り二分した形状を有し、
当該成形体ピースの2つを、厚み断面同士を向かい合わせに固定されることを特徴とする請求項1に記載の中空容器用立体色見本成形体。 - 着色されたプラスチック製中空容器を成形するための原材料となる着色プラスチック材料、または着色プラスチック材料と着色剤の混合物の、配合を調整するための色の調整方法であって、前記着色プラスチック材料、またはプラスチック材料と着色剤の前記混合物を用いて中空容器の開口部を有する首部と、前記首部の径よりも太い胴部と、前記胴部と首部を繋ぐ肩部を、前記首部から胴部に渡り二分した形状を有する成形体ピースを射出成形機により作成し、前記成形体ピースの2つを、厚み断面同士を向かい合わせに固定した中空容器用立体色見本成形体とし、前記中空容器用立体色見本成形体の色調を目視評価により判定し、判定の結果から着色プラスチック材料と着色剤の混合物の種類または配合を調整する色の調整方法。
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