JP7056603B2 - 機器操作システム、機器操作方法、及び機器操作プログラム - Google Patents

機器操作システム、機器操作方法、及び機器操作プログラム Download PDF

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Description

本発明は、券売機、自動改札機などの機器を操作端末により操作する機器操作システム、機器操作方法、及び機器操作プログラムに関する。
券売機、自動改札機などの機器において、様々な異常、故障などのイベントが発生する場合がある。例えば、駅務機器において、乗車券、各種カード、貨幣などが機器内に詰まったり、乗車券となる紙及びカードなどの媒体が不足したり、機器を構成する部品が故障したりする場合がある。このような場合に、駅係員、保守員などの作業員は、駅務機器の修理及び復帰作業を行う。また、作業員は、前記駅務機器を定期的に点検したり各種の設定を変更したりする通常作業を行う。
従来、駅務機器に保守作業用の操作パネルを設け、当該操作パネルに駅務機器の保守履歴、電子マニュアルなどを表示させることにより保守員の保守作業を支援するシステムが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2002-133459号公報
しかしながら、従来の技術では、各機器に保守作業用の操作パネルが必要になるため、システム全体として構成が複雑化する。そこで、各機器から前記操作パネルを排除して、作業員(駅係員又は保守員)が所持する操作端末を、無線通信により操作対象の機器に接続して機器の作業を行うことが考えられる。この場合、例えば機器が無線通信エリア内に複数存在する場合に、作業員は、複数の機器の中から操作対象の機器を選択しなければならならい。しかし、一般的に、無線通信により接続された操作端末において表示される、機器を識別するアドレス情報(例えば、Bluetooth device address)は、作業員が機器を容易に特定することが可能な情報とは言えない。このため、作業員は、操作端末で操作可能な機器を判別することが困難である。
本発明の目的は、複数の機器のうち操作端末で操作可能な機器をユーザーが容易に判別することが可能な機器操作システム、機器操作方法、及び機器操作プログラムを提供することにある。
本発明の一の局面に係る機器操作システムは、複数の機器と、前記複数の機器を操作可能な操作端末とを含む機器操作システムであって、前記操作端末と前記複数の機器のそれぞれとを無線通信により互いに接続させる接続処理部と、前記接続処理部により前記操作端末に接続される前記複数の機器のそれぞれに対して、前記複数の機器のそれぞれを識別する複数の識別情報を決定する決定処理部と、前記決定処理部により決定される前記複数の識別情報を、前記操作端末に表示させる表示処理部と、前記決定処理部により決定される前記複数の識別情報のそれぞれを、前記接続処理部により前記操作端末に接続される前記複数の機器のそれぞれに報知させる報知処理部と、を備える。
上記の構成によれば、操作端末に接続された複数の機器のそれぞれを識別する複数の識別情報を操作端末に表示させるとともに、前記複数の識別情報のそれぞれを各機器において報知させる。これにより、ユーザーは、操作端末に接続されている機器を容易に把握することができる。よって、複数の機器のうち操作端末で操作可能な機器をユーザーが容易に判別することが可能となる。
前記機器操作システムでは、前記表示処理部は、前記決定処理部により決定される前記複数の識別情報のそれぞれに対応する複数の第1画像のそれぞれと、前記接続処理部により前記操作端末に接続される前記複数の機器それぞれに対応する複数の第2画像のそれぞれとを、互いに対応付けて前記操作端末に表示させる。
前記機器操作システムでは、前記表示処理部は、前記接続処理部により前記操作端末に接続される前記複数の機器のうち操作対象とする機器を選択する選択画面において、前記複数の第1画像のそれぞれと、前記複数の第2画像のそれぞれとを対応付けて表示させてもよい。これにより、ユーザーは、操作端末を見て直感的に、操作端末で操作可能な機器を認識することが可能となる。
前記機器操作システムでは、前記第1画像及び前記第2画像の少なくともいずれかは、ユーザーにより選択可能に表示されてもよい。また、前記表示処理部は、前記選択画面において前記複数の識別情報のうちユーザーにより選択された前記第1画像又は前記第2画像に対応する前記機器を操作するための操作画面を前記操作端末に表示させる。これにより、ユーザーが操作対象として意図している機器の操作画面を確実に表示させることができる。
前記機器操作システムでは、前記識別情報は色情報であり、前記決定処理部は、予め設定された複数の色の中から任意の色の前記色情報を、前記接続処理部により前記操作端末に接続される前記複数の機器のそれぞれに割り当ててもよい。これにより、各機器に個別の色情報を設定することができる。
前記機器操作システムでは、前記識別情報は色情報であり、前記表示処理部及び前記報知処理部は、前記機器ごとに異なる色を表示させてもよい。これにより、ユーザーは、設置されている複数台の機器のうち、操作端末に表示されている機器がいずれであるかを直感的に認識することができる。
前記複数の機器のそれぞれは、LEDを備え、前記報知処理部は、前記色情報に応じた色で前記LEDを発光させてもよい。
本発明の他の局面に係る機器操作方法は、操作端末と複数の機器のそれぞれとを無線通信により互いに接続させる接続ステップと、前記接続ステップにより前記操作端末に接続される前記複数の機器のそれぞれに対して、前記複数の機器のそれぞれを識別する複数の識別情報を決定する決定ステップと、前記決定ステップにより決定される前記複数の識別情報を、前記操作端末に表示させる表示ステップと、前記決定ステップにより決定される前記複数の識別情報のそれぞれを、前記接続ステップにより前記操作端末に接続される前記複数の機器のそれぞれに報知させる報知ステップと、を一又は複数のプロセッサーにより実行する。
本発明の他の局面に係る機器操作プログラムは、操作端末と複数の機器のそれぞれとを無線通信により互いに接続させる接続ステップと、前記接続ステップにより前記操作端末に接続される前記複数の機器のそれぞれに対して、前記複数の機器のそれぞれを識別する複数の識別情報を決定する決定ステップと、前記決定ステップにより決定される前記複数の識別情報を、前記操作端末に表示させる表示ステップと、前記決定ステップにより決定される前記複数の識別情報のそれぞれを、前記接続ステップにより前記操作端末に接続される前記複数の機器のそれぞれに報知させる報知ステップと、を一又は複数のプロセッサーに実行させるための機器操作プログラムである。
本発明によれば、操作対象の機器を無線通信を介して操作端末により容易に操作を行うことが可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る駅務システムのネットワーク構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る駅務システムが適用される券売機の構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る駅務システムが適用される券売機の外観を示す斜視図である。 図4は、本発明の実施形態に係る駅務システムが適用される操作端末の構成を示すブロック図である。 図5は、本発明の実施形態に係る駅務システムで使用される表示色情報の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る操作端末に表示される操作対象機器を選択する機器選択画面の一例を示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係る駅務システムにおける操作端末及び券売機の配置を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係る駅務システムにおいて操作端末及び券売機が接続された状態を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係る操作端末に表示される選択画面の一例を示す図である。 図10は、本発明の実施形態に係る操作端末に表示される操作画面の一例を示す図である。 図11は、本発明の実施形態に係る操作端末に表示される選択画面の他の例を示す図である。 図12は、本発明の実施形態に係る駅務システムにおいて実行される機器操作処理の一例を示すフローチャートである。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[駅務システム100]
図1は、本発明の実施形態に係る駅務システム100(本発明の機器操作システムの一例)を示すネットワーク図である。駅務システム100は、鉄道事業者が運営管理する鉄道の駅8の券売所6に設けられた複数の券売機1、改札口7に設けられた複数の自動改札機3などの駅務機器に適用される。券売機1及び自動改札機3は、本発明の機器の一例である。図1に示すように、駅務システム100は、券売機1、自動改札機3、操作端末2、駅サーバ4、及び、センタ装置5などを含んで構成されている。
駅8には複数の駅務機器が属しており、具体的には、券売機1、操作端末2、自動改札機3、駅サーバ4、精算機(不図示)などの駅務機器が駅8の改札口7の周辺に設置されている。これらの駅務機器は、LAN等のネットワークN1を介して互いに通信可能に接続されている。また、駅8の駅サーバ4は、専用回線や公衆回線等のネットワークN2を介して、鉄道事業者(鉄道会社)が管理するサーバ装置であるセンタ装置5に通信可能に接続されている。センタ装置5は、駅8を含む鉄道事業を運営する鉄道事業者が管理する中央監視装置であり、鉄道事業者が運営する全ての駅8の駅サーバ4、券売機1、自動改札機3などの駅務機器を管理する。図1に示すように、センタ装置5は、無線によりネットワークN2に接続し、所定の通信プロトコルに従って、ネットワークN2を介して駅サーバ4、他の駅務機器との間でデータ通信を実行する。
なお、本発明の機器操作システムは、駅8の駅務機器に適用されるものに限られず、例えば、空港に設置される発券機、通行セキュリティゲートなどの機器や、有料道路の料金所に定められた複数のETCゲートに設けられた自動ゲート装置にも適用可能である。
ここで、複数の駅務機器において異常、故障、メンテナンス通知などのイベントが発生した場合や、定期点検を行う場合に、駅係員、保守員などの作業員は、操作端末2を用いて、対象の駅務機器の修理、点検などの作業を行う。操作端末2は、各作業員が所持する携帯端末装置である。操作端末2は、本発明の操作端末の一例である。以下では、駅務機器の一例として、券売機1を挙げて説明する。
例えば、作業員は、複数の券売機1のうち特定の券売機1の点検を行うために、自身の操作端末2を持って券売所6に向かう。
なお、券売所6は、乗車券などを購入するために券売機1を利用する利用者がアクセスするエリア(フロントヤード)と、作業員が券売機1の作業を行うためにアクセスするエリア(バックヤード)とが含まれる。作業員は、主にバックヤードに進入して券売機1の背面側(図3のA方向)から作業を行う。
作業員が操作端末2を持って複数の券売機1に近づくと、操作端末2は、操作端末2から所定の通信エリアに属する複数の券売機1と接続する。操作端末2は、接続された複数の券売機1それぞれに対応する個別の識別情報(例えば、色情報)を自身の表示部(後述の操作表示部23)に表示する(図9参照)。また複数の券売機1のそれぞれは、個別の前記識別情報を報知部(後述のLED19)に報知する(図9参照)。作業員は、表示された画面(選択画面(図9参照))において、前記識別情報を参考にして操作対象(点検対象)の券売機1を選択する。操作端末2は、選択された券売機1を操作するための操作画面(図10参照)を表示する。作業員は、前記操作画面を見ながら前記券売機1の作業を行う。
この構成によれば、操作端末2に接続された複数の券売機1それぞれに対応する個別の識別情報が操作端末2に表示される。また、複数の券売機1それぞれにも、前記個別の識別情報が報知される。このため、作業員は操作端末2に接続されている券売機1を容易に把握することができる。また、各券売機1に報知された個別の識別情報が、操作端末2に表示されるため、作業員は、操作対象の券売機1を一見して認識することができ、操作対象の券売機1を確実に選択することができる。よって、操作対象の券売機1を無線通信を介して操作端末2により容易に操作を行うことが可能となる。
以下、駅務システム100が適用される券売機1及び操作端末2の構成について説明する。
[券売機1]
図2は、券売機1の構成を示すブロック図であり、図3は、券売機1の外観を示す斜視図である。
券売機1は、駅8の券売所6に設置されるものであり、利用者に対して発券処理などを行う。また券売機1は、複数台が並んで配置される。
券売機1は、制御部11、記憶部12、操作表示部13、発券部14、貨幣処理部15、カード処理部16、通信部17、無線通信部18、LED19などを備える。複数の券売機1のそれぞれは、互いに同一の構成を備える。
通信部17は、券売機1を有線又は無線でネットワークN1に接続し、所定の通信プロトコルに従って、ネットワークN1を介して自動改札機3、駅サーバ4などの駅務機器との間でデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
無線通信部18は、券売機1を無線でネットワークに接続し、所定の通信プロトコルに従って、ネットワークを介して操作端末2との間でデータ通信を実行するための通信インターフェースである。すなわち、無線通信部18は、操作端末2との間における無線通信を行う。例えば、無線通信部18は、無線LAN、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などを利用した無線通信を行う。無線通信部18が通信可能な通信エリアは、通信方式に応じて適宜設定される。
記憶部12は、各種の情報を記憶するHDD又はSSDなどを含む不揮発性の記憶媒体である。記憶部12には、券売機1で実行される各種演算処理を制御部11に実行させるための制御プログラム、前記各種演算処理に用いられる各種のデータなどが記憶されている。また、記憶部12には、乗車券などの券を発券するための各種情報、例えば、区間、料金、日時、時刻表などの情報が記憶されている。
操作表示部13は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどの操作部とを備えるユーザインターフェースである。図3に示すように、操作表示部13は、券売機1の本体正面に設けられ、利用者が乗車券を購入したり、ICカードに金額をチャージしたりするための操作画面などを表示する。また図3に示すように、操作表示部13の下には、テンキーを有するキー操作部13a等の入力デバイスが設けられている。なお、券売機1は、作業員が作業を行うための作業専用の操作表示部は備えていない。このため、例えば操作表示部13は、作業者が作業を行うための操作画面を表示可能であってもよい。
発券部14は、乗車券を発券する。図3に示すように、発券部14は、券売機1の本体正面に設けており、利用者が購入した乗車券を外部に放出する。
貨幣処理部15は、硬貨及び紙幣を処理する。具体的には、貨幣処理部15は、乗車券の発券等にかかる取引金額の精算に用いる硬貨を受け付けるとともに、利用者に対して釣銭硬貨の放出を行う硬貨処理部と、乗車券の発券等にかかる取引金額の精算に用いる紙幣を受け付けるとともに、利用者に対して釣銭紙幣の放出を行う紙幣処理部と、を備える。図3に示すように、貨幣処理部15は、紙幣投入口15a、硬貨投入口15b、紙幣放出口15c、釣銭硬貨受皿15dなどを備える。また貨幣処理部15は、利用者が投入した硬貨及び紙幣、釣銭として放出する釣銭硬貨及び釣銭紙幣について、金種、真偽を識別する貨幣識別部を備えている。
カード処理部16は、乗車券として利用できる非接触式ICカード、クレジットカード等の決済カードを処理する。カード処理部16は、券売機1の本体正面に設けられている。カード処理部16は、カード挿入口に挿入された非接触式ICカードのICに対してカードデータの読み取り及びカードデータの書き込みを行う機能を備えている。また、カード処理部16は、カード挿入口に挿入されたクレジットカードのカードデータの読み取りを行う機能を備えている。さらに、カード処理部16は、カード挿入口に挿入された磁気カードの磁気ストライプに対してカードデータの読み取り及びカードデータの書き込みを行う機能を備えている。これらの機能を実現する構成については、公知であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
LED19は、外部に光を発する発光部である。LED19は、本発明の報知部の一例である。LED19は、制御部11の命令に従って所定の色を発光する。例えば、LED19は、券売機1に異常又は故障が発生した場合に発光する。また、LED19は、券売機1のメンテナンス時期が来ると発光する。すなわち、LED19は、券売機1にイベントが発生した場合に当該イベントの発生を外部に報知する。
また、LED19は、操作端末2から取得する通知(後述)に基づいて、所定の色(本発明の識別情報の一例)を発光する。
制御部11は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部11は、前記ROM又は記憶部12に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより券売機1を制御する。
図2に示すように、制御部11は、受付処理部111、接続処理部112、状態通知処理部113、点灯処理部114などの各種の処理部を含む。
制御部11は、前記CPUが前記制御プログラムに従った各種の演算処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。言い換えると、前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、受付処理部111、接続処理部112、状態通知処理部113、点灯処理部114などの処理部として機能する。また、制御部11に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。また、前記制御プログラムは、複数のプロセッサーを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。なお、制御部11又は前記CPUが、前記制御プログラムを実行するコンピュータの一例である。
受付処理部111は、利用者の操作を受け付ける。具体的には、受付処理部111は、操作表示部13において入力される操作、例えば乗車券を購入する操作、ICカードに金額をチャージする操作などを受け付ける。なお、受付処理部111は、操作表示部13において入力される作業員の操作を受け付けてもよい。
制御部11は、受付処理部111により受け付けられた操作に応じて各種の処理を行う。例えば、制御部11は、乗車券を発券する処理を発券部14に実行させたり、決済カードに対するカード処理をカード処理部16に実行させたりする。
接続処理部112は、無線通信部18の無線通信により券売機1を操作端末2に接続させる。具体的な接続方法については後述する。
状態通知処理部113は、無線通信により接続された操作端末2に券売機1の状態を通知する。具体的には、状態通知処理部113は、券売機1の現在の状態が、券詰まりなどの異常が発生している状態であるか、センサなどの部品が故障している状態であるか、乗車券となる紙及びカードなどの媒体が不足している状態であるか、メンテナンス時期が到来している状態であるか、正常な状態であるか、などを操作端末2に通知する。状態通知処理部113は、操作端末2から要求を受信した場合に現在の券売機1の状態を操作端末2に通知する。なお、状態通知処理部113は、券売機1の現在の状態を定期的に操作端末2に通知してもよいし、当該状態が変化する度に操作端末2に通知してもよい。状態通知処理部113は、さらに前記券売機1の状態を駅サーバ4に通知してもよい。なお、券売機1において、状態通知処理部113は省略されてもよい。
点灯処理部114は、LED19を所定の色(本発明の識別情報の一例)で点灯させる。点灯処理部114は、本発明の報知処理部の一例である。具体的には、点灯処理部114は、券売機1が操作端末2に接続された場合に、操作端末2から取得する通知(後述)に基づいて、LED19を所定の色で点灯させる。また点灯処理部114は、操作端末2に接続された複数の券売機1において互いに異なる色で点灯させる。例えば、複数の券売機1が操作端末2に接続された場合に、操作端末2に表示される各券売機1に対応する個別の色が、各券売機1のLED19に表示される。これにより、操作端末2の各表示色と各券売機1の表示色とが一致するため、作業員は、操作端末2で操作しようとする操作対象の券売機1を一見して認識することが可能となる。
また、点灯処理部114は、前記イベントが発生している券売機1では、LED19を当該券売機1に対応する色で点滅させてもよいし、他の券売機1のLED19よりも明るく点灯させてもよい。これにより、作業員は、前記イベントが発生している券売機1を容易に認識することができる。さらに、点灯処理部114は、前記イベントの内容に基づいて、点滅速度を変化させてもよい。
[操作端末2]
図4は、操作端末2の構成を示すブロック図である。操作端末2は、鉄道において駅務作業を行う駅係員、保守点検作業を行う保守員などの作業員が利用する端末装置であり、例えば、作業員が携帯して所持可能なスマートフォン、携帯電話、又はタブレット端末などの携帯端末である。
作業員は、操作端末2を操作することにより、操作端末2が受信した各種情報を閲覧、確認することができ、また、複数の券売機1の操作を行うことができる。例えば、作業員は、操作端末2を用いて、券売機1の現在の状態を確認したり、点検及び修理を行ったり、メンテナンスを行ったりする。また、作業員は、操作端末2を操作して券売機1の設定を行ったり、設定内容を変更したりする。
図4では、駅8の券売所6に設置された複数の券売機1に対して1台の操作端末2を示している。図4に示すように、操作端末2は、制御部21、記憶部22、操作表示部23、通信部24、無線通信部25などを備える。各操作端末2は、互いに同一の構成を備える。
通信部24は、操作端末2を有線又は無線でネットワークN1に接続し、所定の通信プロトコルに従って、ネットワークN1を介して駅サーバ4などの駅務機器との間でデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
無線通信部25は、操作端末2を無線でネットワークに接続し、所定の通信プロトコルに従って、ネットワークを介して券売機1との間でデータ通信を実行するための通信インターフェースである。すなわち、無線通信部25は、券売機1との間における無線通信を行う。例えば、無線通信部25は、無線LAN、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などを利用した無線通信を行う。無線通信部25が通信可能な通信エリアは、通信方式に応じて適宜設定される。
記憶部22は、各種の情報を記憶するHDD又はSSDなどを含む不揮発性の記憶媒体である。記憶部22には、操作端末2で実行される後述の機器操作処理(図12参照)に用いられる機器操作プログラムが記憶されている。例えば、前記機器操作プログラムは、USB、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、操作端末2に電気的に接続されるUSBドライブ、CDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部22に記憶される。また、前記機器操作プログラムは、操作端末2からアクセス可能なサーバからダウンロードされて、記憶部22に記憶されてもよい。
なお、本実施形態では、記憶部22が操作端末2に設けられた構成を例示するが、例えば、記憶部22内の各種情報の一部又は全部が、ネットワークN1,N2などを通じて操作端末2とデータ通信可能な他のサーバ装置やネットワーク接続可能な記憶装置などの外部装置に記憶されていてもよい。
また、記憶部22には、表示色情報D1などのデータが記憶される。図5は表示色情報D1の一例を示す図である。
図5に示すように、表示色情報D1には、操作端末2に接続された券売機1ごとに設定された表示色の情報が含まれる。表示色情報D1において、「表示色」は、予め設定された色情報(本発明の識別情報の一例)である。表示色情報D1には、互いに異なる複数の色の情報が予め登録される。「券売機」は、操作端末2に接続された券売機1を示す情報(名称など)である。図6に示す例では、5台の券売機1(券売機A,B,C,D,E)が操作端末2に接続されて、各券売機1の情報に個別の色の情報が対応付けられていることを示している。各券売機1に対応付けられる色は任意に決定される。例えば、複数の券売機1は、操作端末2に接続された順に、「赤色」、「青色」、「緑色」、「黄色」、「紫色」、…、の順に表示色が対応付けられる。表示色情報D1は、操作端末2に接続される券売機1が変化する度に、制御部21の処理により登録、更新される。
操作表示部23は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどの操作部とを備えるユーザインターフェースである。操作表示部23は、駅係員又は保守員がログイン操作を行うためのログイン画面、操作対象機器(例えば、「券売機」又は「自動改札機」)を選択するための機器選択画面(図6参照)、複数の券売機1のうち操作対象の券売機1を選択するための選択画面(図9参照)、券売機1を点検、修理、メンテナンス、設定などの操作を行うための操作画面(図10等参照)などを表示する。また、操作表示部23は、制御部21の命令に従って、前記選択画面及び前記操作画面に、券売機1に対応する色情報などを表示する。
制御部21は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部21は、前記ROM又は記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより操作端末2を制御する。
具体的に、制御部21は、図4に示されるように、受付処理部211、接続処理部212、状態取得処理部213、判定処理部214、決定処理部215、表示処理部216、通知処理部217などの各種の処理部を含む。なお、制御部21は、前記CPUで前記機器操作プログラムに従った各種の処理を実行することによって、受付処理部211、接続処理部212、状態取得処理部213、判定処理部214、決定処理部215、表示処理部216、通知処理部217として機能する。また、制御部21に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記機器操作プログラムは、複数のプロセッサーを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
受付処理部211は、作業員の操作を受け付ける。具体的には、受付処理部111は、操作表示部23において入力される操作、例えば作業員によるログイン操作、操作対象機器を選択する操作、複数の券売機1の中から操作対象の券売機1を選択する操作、券売機1を点検、修理、メンテナンス、設定する操作などを受け付ける。例えば、操作端末2にログインした作業員(駅係員)が、図6に示す機器選択画面において、「券売機」を選択した場合、受付処理部211は、当該操作情報を取得する。以下では、駅係員が券売機1を操作する例を挙げて説明する。
接続処理部212は、無線通信部25の無線通信により操作端末2を券売機1に接続させる。接続処理部212は、本発明の接続処理部の一例である。例えば、複数の券売機1のそれぞれの無線通信部18が、予め設定された強度の電波を繰り返し発信する。操作端末2の無線通信部25は、各券売機1が発信している電波を受信し、接続処理部212は、前記電波の受信強度を検出する。接続処理部212は、前記受信強度が閾値を超える券売機1との間で無線通信の接続を確立する。これにより、操作端末2と券売機1とがデータ通信可能となる。すなわち、前記受信強度が閾値を超えるエリアが前記通信エリアとなる。よって、券売所6に設置された全ての券売機1が前記通信エリアに属する場合は、操作端末2は全ての券売機1と接続してデータ通信を行い、全ての券売機1のうち1又は複数の券売機1が前記通信エリアに属する場合は、操作端末2は1又は複数の券売機1と接続してデータ通信を行う。このため、操作端末2がデータ通信を行う対象の券売機1は、操作端末2の位置、すなわち操作端末2を所持する駅係員の位置に応じて変化する。
図7は、操作端末2と、券売所6に設置された全ての券売機1とを示す図である。一般的に作業員はバックヤードにおいて券売機1の操作を行うため、操作端末2は、券売機1の背面側に配置される。図7では、操作端末2と各券売機1とが未接続の状態を示している。図8は、図7に示す複数の券売機1のうち5台の券売機1A~1Eと、操作端末2とが接続された状態を示している。操作端末2は、券売機1A~1Eのそれぞれとデータ通信を行う。
状態取得処理部213は、接続処理部212により操作端末2に接続された複数の券売機1のそれぞれの状態を取得する。例えば、状態取得処理部213は、複数の券売機1のそれぞれから、券詰まり、紙幣詰まりなど異物の詰まりに関する異常を示す「処理異常」の状態、券媒体の不足、満杯(受容限度)に関する異常を示す「媒体切れ/満杯」の状態、券媒体の不足、満杯(受容限度)の予告に関する通知を示す「媒体切れ/満杯の予告」の状態、センサなどの部品の故障に関する異常を示す「機器異常」の状態、予め設定されたメンテナンス時期の到来に関する通知を示す「メンテナンス」の状態、異常などイベントが発生していない「正常」の状態、のいずれかを取得する。例えば、図8に示す通信状態である場合、状態取得処理部213は、券売機1A~1Eのそれぞれの状態を取得する。なお、操作端末2において、状態取得処理部213は省略されてもよい。
判定処理部214は、状態取得処理部213により取得される複数の券売機1のそれぞれの状態に基づいて、複数の券売機1のそれぞれにおいて所定のイベントが発生しているか否かを判定する。前記所定のイベントは、例えば、上述の各状態のうち、異常の発生、予告、メンテナンス通知である。よって、券売機1が正常な状態である場合、判定処理部214は、当該券売機1については所定のイベントが発生していないと判定する。なお、操作端末2において、判定処理部214は省略されてもよい。
決定処理部215は、接続処理部212により操作端末2に接続された複数の券売機1のそれぞれに対して、各券売機1を識別するための個別の識別情報を決定する。決定処理部215は、本発明の決定処理部の一例である。例えば、決定処理部215は、接続処理部212により操作端末2に接続された複数の券売機1のそれぞれに対して、個別の表示色を決定する。例えば、決定処理部215は、操作端末2に接続された順に、各券売機1に、表示色情報D1(図5参照)に予め設定された表示色を割り当てる。決定処理部215は、各券売機1に対応する表示色を決定すると、表示色情報D1の「券売機」の項目に、対応する券売機1の情報を登録する。例えば、図8に示す通信状態である場合、決定処理部215は、接続処理部212により操作端末2に接続された券売機1A~1Eのそれぞれに対して、「赤色」、「青色」、「緑色」、「黄色」、「紫色」のそれぞれを割り当てて、表示色情報D1に登録する。図5は、この例で登録された表示色情報D1の一例を示している。
表示処理部216は、接続処理部212により操作端末2に接続された複数の券売機1のそれぞれを識別する複数の識別情報を操作表示部23に表示させる。具体的には、表示処理部216は、決定処理部215により決定された表示色を各券売機1に対応させて操作表示部23に表示させる。例えば、図8に示す通信状態である場合、表示処理部216は、図9に示すように、券売機1A~1Eのそれぞれに対応する「券売機A」、「券売機B」、「券売機C」、「券売機D」、「券売機E」に対応する、アイコン画像231(本発明の第2画像の一例)及び表示色画像232(本発明の第1画像の一例)を表示した選択画面を操作表示部23に表示させる。なお、表示処理部216は、アイコン画像231の領域内を表示色で塗りつぶしてもよい。また、表示処理部216は、前記選択画面において、アイコン画像231及び表示色画像232を一覧表示することが望ましい。これにより、作業員は、一見して操作端末2で操作可能な券売機1を把握することができる。また、表示処理部216は、前記選択画面において、アイコン画像231を省略して、表示色画像232のみを表示させてもよい。すなわち、前記選択画面に、各券売機1を認識可能な情報(文字、記号、図形など)が含まれていなくてもよい。
また表示処理部216は、前記選択画面において、作業員によりいずれかの券売機1の情報が選択された場合に、選択された券売機1を操作するための操作画面を操作表示部23に表示させる。アイコン画像231及び表示色画像232の少なくともいずれかは、作業員により選択可能に表示されており、選択ボタンとして機能する。例えば、図9に示す選択画面において、作業員が「券売機B」のアイコン画像231又は表示色画像232を選択した場合、表示処理部216は、図10に示すように、券売機1B(「券売機B」)を操作するための操作画面を操作表示部23に表示させる。駅係員は、例えば前記操作画面(図10参照)において、「ステータス」を選択して券売機1Bの現在の状態を確認したり、「ログ」を選択して券売機1Bの過去の異常内容、修理履歴などを確認したりする。なお、表示処理部216は、前記操作画面に「券売機B」に対応する表示色の表示色画像232を表示させてもよい。表示処理部216は、本発明の表示処理部の一例である。
通知処理部217は、接続処理部212により操作端末2に接続された複数の券売機1のそれぞれに対して、決定処理部215により決定された前記識別情報(例えば、色情報)を通知する。例えば、図8に示す通信状態である場合、通知処理部217は、券売機1Aに「赤色」の色情報を通知し、券売機1Bに「青色」の色情報を通知し、券売機1Cに「緑色」の色情報を通知し、券売機1Dに「黄色」の色情報を通知し、券売機1Eに「紫色」の色情報を通知する。図9に示すように、券売機1Aは、操作端末2から前記色情報(「赤色」)を取得するとLED19を「赤色」で発光させ、券売機1Bは、操作端末2から前記色情報(「青色」)を取得するとLED19を「青色」で発光させ、券売機1Cは、操作端末2から前記色情報(「緑色」)を取得するとLED19を「緑色」で発光させ、券売機1Dは、操作端末2から前記色情報(「黄色」)を取得するとLED19を「黄色」で発光させ、券売機1Eは、操作端末2から前記色情報(「紫色」)を取得するとLED19を「紫色」で発光させる。これにより、操作端末2の操作画面に表示される各券売機1の識別情報と、各券売機本体で報知される識別情報とが一致する。
なお、通知処理部217は、作業員に通知する各種メッセージを出力して操作表示部23に表示してもよい。通知処理部217は、本発明の通知処理部の一例である。
なお、本実施形態では、前記識別情報として表示色を挙げているが、本発明の識別情報はこれに限定されず、文字、図形、記号など、操作画面の券売機1の情報と、券売機本体で報知される情報とが1対1で対応付け可能な情報であればよい。この場合、券売機1の制御部11(本発明の報知処理部に対応)は、文字、図形、記号などを券売機1の表示部に表示させてもよい。
ここで他の実施形態として、表示処理部216は、図11に示すように、前記選択画面において、前記イベントが発生している券売機1に対応するアイコン画像231及び表示色画像232の少なくともいずれかを点滅表示させてもよい。またこの場合、通知処理部217は、前記イベントが発生している券売機1に対して、色情報を通知するとともに点滅表示を指示する。例えば、券売機1C(「券売機C」)に異常が発生している場合に、図11に示すように、表示処理部216は、前記選択画面において、「券売機C」の表示色画像232を点滅表示させる。券売機1Cは、色情報及び点滅表示の指示を取得すると、LED19を前記表示色で点滅させる。これにより、作業員は、故障などのイベントが発生している券売機1を容易に把握することができる。
表示処理部216は、状態取得処理部213により取得される各券売機1の状態(前記イベントの内容)に基づいて、点滅速度を変化させてもよい。
[機器操作処理]
以下、図12を参照して、駅務システム100の券売機1の制御部11及び操作端末2の制御部21によって実行される機器操作処理の一例について説明する。制御部11,21は、操作端末2に対するユーザーの操作、例えばユーザーが操作端末2の操作表示部23に表示されるログイン画面においてログイン操作を行うことにより前記機器操作プログラムの実行を開始することによって、前記機器操作処理の実行を開始する。なお、前記機器操作処理は、操作端末2における所定の操作に応じて途中で終了されることがある。
なお、本発明は、前記機器操作処理に含まれる一又は複数のステップを実行する機器操作方法の発明として捉えることができる。
また、ここで説明する前記機器操作処理に含まれる一又は複数のステップが適宜省略されてもよい。また、前記機器操作処理における各ステップは、同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部11,21によって前記機器操作処理における各ステップが実行される場合を例に挙げて説明するが、他の実施形態では、複数のプロセッサーによって前記機器操作処理における各ステップが分散して実行されてもよい。
先ず、ステップS11において、制御部21は、ログイン操作により入力された情報に基づいてユーザー種別(「駅係員」、「保守員」など)を取得する。ここでは、制御部21が、ユーザー種別として「駅係員」を取得したものとする。
次にステップS12において、制御部21は、駅係員により選択された操作対象機器の種別を取得する。例えば、駅係員が図6に示す機器選択画面において、「券売機」を選択した場合、制御部21は、操作対象機器として「券売機」を取得する。
次にステップS13において、制御部21は、無線通信により操作端末2を複数の券売機1に接続させる(図8参照)。ステップS13は、本発明の接続ステップの一例である。
次にステップS14において、制御部21は、操作端末2に接続された複数の券売機1のそれぞれに対して、各券売機1を識別するための個別の識別情報を決定する。例えば、制御部21は、操作端末2に接続された複数の券売機1のそれぞれに対して、個別の表示色を決定する。ステップS14は、本発明の決定ステップの一例である。
次にステップS15において、制御部21は、操作端末2に接続された複数の券売機1のそれぞれを選択するための選択画面を操作表示部23に表示させる。
次にステップS16において、制御部21は、前記操作画面において、決定された識別情報(色情報)を各券売機1に対応付けて操作表示部23に表示させる。例えば、制御部21は、前記操作画面において、各券売機1に対応させて、アイコン画像231及び表示色画像232を表示させる(図9参照)。また、制御部21は、前記表示色の色情報を操作端末2に接続された複数の券売機1Bに通知する。ステップS16は、本発明の表示ステップの一例である。
次にステップS17において、複数の券売機1それぞれの制御部11は、操作端末2から個別の前記色情報を取得すると、当該色情報に応じた色でLED19を点灯させる。ステップS17は、本発明の報知ステップの一例である。
次に、前記選択画面において駅係員により操作対象の券売機1が選択された場合、制御部21は、ステップS18において、前記選択された券売機1の情報を取得し、続くステップS19において、当該券売機1を操作するための操作画面を操作表示部23に表示させる(図10参照)。なお、前記選択された券売機1の制御部11は、LED19の色を点滅させるなど、券売機1を操作中であることを示す情報を報知させてもよい。これにより、作業員が現在操作中の券売機1を、作業者自身及び第三者が容易に認識することができる。
駅係員が操作端末2を所持して移動することにより通信エリアが変化した場合には、操作端末2に接続される券売機1が変更されて、前記機器操作処理が繰り返される。なお、通信エリアに全ての券売機1が含まれ、操作端末2が全ての券売機1と接続される場合には、制御部21は、全ての券売機1の状態を一度に取得して前記機器操作処理を実行する。
以上のように、本実施形態に係る駅務システム100では、操作端末2に接続された複数の駅務機器のそれぞれを識別する複数の識別情報を操作端末2に表示させるとともに、前記複数の識別情報のそれぞれを各駅務機器において報知させる。このため、複数の駅務機器のうち操作端末2で操作可能な駅務機器を作業員が容易に判別することが可能となる。また、操作対象の駅務機器に表示される識別情報(表示色)と、操作端末2の操作画面に表示される各駅務機器の表示色とが一致するため、作業員は、操作端末2で操作しようとする操作対象の駅務機器を一見して認識することが可能となる。すなわち、作業員が作業を行う際に、操作端末2に表示された駅務機器と、操作対象として意図している目の前の駅務機器とが合致していることを確実かつ直感的に認識することができる。言い換えると、作業員は、設置されている複数台の駅務機器のうち、操作端末2に表示されている駅務機器がいずれであるかを直感的に認識することができる。
本実施形態では、券売機1、自動改札機3、及び操作端末2が本発明に係る機器操作システムに相当するが、本発明に係る機器操作システムは、券売機1、自動改札機3、操作端末2、駅サーバ4、及びセンタ装置5のうち一又は複数の構成要素を含むものであってもよい。例えば、券売機1、自動改札機3、及び操作端末2のうち複数の構成要素が協働して前記機器操作処理(図12参照)を分担して実行する場合には、その処理を実行する複数の構成要素を含むシステムを本発明に係る機器操作システムとして捉えることが可能である。また例えば、操作端末2及び駅サーバ4が本発明に係る機器操作システムを構成することが考えられる。
1 :券売機
2 :操作端末
3 :自動改札機
11 :制御部
12 :記憶部
13 :操作表示部
14 :発券部
15 :貨幣処理部
16 :カード処理部
17 :通信部
18 :無線通信部
19 :LED
21 :制御部
22 :記憶部
23 :操作表示部
24 :通信部
25 :無線通信部
100 :駅務システム
111 :受付処理部
112 :接続処理部
113 :状態通知処理部
114 :点灯処理部
211 :受付処理部
212 :接続処理部
213 :状態取得処理部
214 :判定処理部
215 :決定処理部
216 :表示処理部
217 :通知処理部

Claims (10)

  1. 複数の機器と、前記複数の機器を操作可能な操作端末とを含む機器操作システムであって、
    前記操作端末と前記複数の機器のそれぞれとを無線通信により互いに接続させる接続処理部と、
    前記接続処理部により前記操作端末に接続される前記複数の機器のそれぞれに対して、前記複数の機器のそれぞれを識別する複数の第1識別情報を決定する決定処理部と、
    前記決定処理部により決定される前記複数の第1識別情報を前記操作端末に表示させる表示処理部と、
    前記決定処理部により決定される前記複数の第1識別情報のそれぞれを、前記接続処理部により前記操作端末に接続される前記複数の機器のそれぞれに報知させる報知処理部と、
    を備え、
    前記操作端末に接続される前記複数の機器のうち所定の機器において所定のイベントが発生している場合において、
    前記表示処理部は、前記複数の第1識別情報のそれぞれを前記複数の機器のそれぞれに対応付けて前記操作端末に表示させるとともに、前記所定のイベントが発生している機器を特定するための第2識別情報を前記所定の機器に対応付けて前記操作端末に表示させ、かつ、
    前記報知処理部は、前記複数の第1識別情報のそれぞれを前記複数の機器のそれぞれに報知させるとともに、前記第2識別情報を前記所定の機器に報知させる、機器操作システム。
  2. 前記表示処理部は、前記決定処理部により決定される前記複数の第1識別情報のそれぞれに対応する複数の第1画像のそれぞれと、前記接続処理部により前記操作端末に接続される前記複数の機器それぞれに対応する複数の第2画像のそれぞれとを、互いに対応付けて前記操作端末に表示させる、
    請求項1に記載の機器操作システム。
  3. 前記表示処理部は、前記接続処理部により前記操作端末に接続される前記複数の機器のうち操作対象とする機器を選択する選択画面において、前記複数の第1画像のそれぞれと、前記複数の第2画像のそれぞれとを対応付けて表示させる、
    請求項2に記載の機器操作システム。
  4. 前記第1画像及び前記第2画像の少なくともいずれかは、ユーザーにより選択可能に表示されている、
    請求項3に記載の機器操作システム。
  5. 前記表示処理部は、前記選択画面において前記複数の第1識別情報のうちユーザーにより選択された前記第1画像又は前記第2画像に対応する前記機器を操作するための操作画面を前記操作端末に表示させる、
    請求項4に記載の機器操作システム。
  6. 前記第1識別情報は色情報であり、
    前記決定処理部は、予め設定された複数の色の中から任意の色の前記色情報を、前記接続処理部により前記操作端末に接続される前記複数の機器のそれぞれに割り当てる、
    請求項1から5のいずれかに記載の機器操作システム。
  7. 前記第1識別情報は色情報であり、
    前記表示処理部及び前記報知処理部は、前記機器ごとに異なる色を表示させる、
    請求項1から6のいずれかに記載の機器操作システム。
  8. 前記複数の機器のそれぞれは、LEDを備え、
    前記報知処理部は、前記色情報に応じた色で前記LEDを発光させる、
    請求項7に記載の機器操作システム。
  9. 操作端末と複数の機器のそれぞれとを無線通信により互いに接続させる接続ステップと、
    前記接続ステップにより前記操作端末に接続される前記複数の機器のそれぞれに対して、前記複数の機器のそれぞれを識別する複数の第1識別情報を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにより決定される前記複数の第1識別情報を、前記操作端末に表示させる表示ステップと、
    前記決定ステップにより決定される前記複数の第1識別情報のそれぞれを、前記接続ステップにより前記操作端末に接続される前記複数の機器のそれぞれに報知させる報知ステップと、
    を一又は複数のプロセッサーが実行し、
    前記操作端末に接続される前記複数の機器のうち所定の機器において所定のイベントが発生している場合において、
    前記表示ステップにおいて、前記複数の第1識別情報のそれぞれを前記複数の機器のそれぞれに対応付けて前記操作端末に表示させるとともに、前記所定のイベントが発生している機器を特定するための第2識別情報を前記所定の機器に対応付けて前記操作端末に表示させ、かつ、
    前記報知ステップにおいて、前記複数の第1識別情報のそれぞれを前記複数の機器のそれぞれに報知させるとともに、前記第2識別情報を前記所定の機器に報知させる、機器操作方法。
  10. 操作端末と複数の機器のそれぞれとを無線通信により互いに接続させる接続ステップと、
    前記接続ステップにより前記操作端末に接続される前記複数の機器のそれぞれに対して、前記複数の機器のそれぞれを識別する複数の第1識別情報を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにより決定される前記複数の第1識別情報を、前記操作端末に表示させる表示ステップと、
    前記決定ステップにより決定される前記複数の第1識別情報のそれぞれを、前記接続ステップにより前記操作端末に接続される前記複数の機器のそれぞれに報知させる報知ステップと、
    を一又は複数のプロセッサーに実行させるための機器操作プログラムであって、
    前記操作端末に接続される前記複数の機器のうち所定の機器において所定のイベントが発生している場合において、
    前記表示ステップにおいて、前記複数の第1識別情報のそれぞれを前記複数の機器のそれぞれに対応付けて前記操作端末に表示させるとともに、前記所定のイベントが発生している機器を特定するための第2識別情報を前記所定の機器に対応付けて前記操作端末に表示させ、かつ、
    前記報知ステップにおいて、前記複数の第1識別情報のそれぞれを前記複数の機器のそれぞれに報知させるとともに、前記第2識別情報を前記所定の機器に報知させる、機器操作プログラム。
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