JP7056445B2 - ワークフロー共有システム、アプリケーションプログラム、サーバおよびワークフローの共有方法 - Google Patents

ワークフロー共有システム、アプリケーションプログラム、サーバおよびワークフローの共有方法 Download PDF

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Description

本明細書に開示される技術分野は、ワークフローを共有するワークフロー共有システム、アプリケーションプログラム、サーバおよびワークフロー共有方法に関する。
画像データを入力する入力側の装置で実行される処理と、該画像データを出力する出力側の装置で実行される処理と、を含む連携処理が示されたデータであるワークフローを作成するアプリケーションプログラムが知られている。情報処理装置がワークフローを読み出し、ワークフローが示す連携処理を所定のパラメータに従って実行することで、繰り返し実行する必要がある連携処理について作業の効率化を図ることができる。
ワークフローのような連携処理を示すデータを作成する技術を開示した文献としては、例えば特許文献1がある。特許文献1には、タスク連携処理フロー(以下、タスクと呼ぶ)を第1のユーザと他のユーザとの間で共有可能にするシステムが開示されている。該システムは、サーバと、情報処理装置と、を含む。第1のユーザが情報処理装置において作成したタスクをサーバに登録する。このとき、該タスクの属性がユーザ個人タスクであった場合、サーバは他のユーザのユーザ情報を取得し、該タスクのパラメータを取得したユーザ情報に書き換えたタスクを、他のユーザのタスクとして登録する。
特開2007-129580号公報
ワークフローを複数のユーザで共有することで、共有したユーザの間で作業を効率化することが期待される。しかしながら、ワークフローにより示される連携処理の実行に用いられるパラメータに、ユーザの個人情報に関わるパラメータが含まれると、そのワークフローを他のユーザが利用できないことがある。特許文献1に開示されている技術では、サーバがタスクのパラメータを、各ユーザに適したパラメータに書き換えることで、他のユーザでもタスクを利用できるようになる。しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、タスクを共有する前に、あらかじめサーバにユーザ情報が記憶されている必要がある。そのため、サーバ管理者あるいはタスクを共有する各ユーザに、ユーザ情報をサーバに記憶させる手間がかかる。
本明細書は、サーバを介してワークフローを共有するワークフロー共有システムについて、ユーザ情報を事前にサーバに記憶させることなく、ワークフローを複数のユーザで共有する技術を開示する。
上述した課題の解決を目的としてなされたワークフロー共有システムは、共有元装置と、共有先装置と、サーバとを備えるワークフロー共有システムであって、前記共有元装置は、前記共有元装置の操作部を介してワークフローの登録を受け付けた場合に、前記ワークフローを前記共有元装置に登録する共有元登録部であって、前記ワークフローは、画像データを入力する入力側の装置で実行される処理と、前記画像データを出力する出力側の装置で実行される処理と、を含む連携処理が示されたデータであり、前記連携処理は、所定のパラメータに従って実行される処理である、前記共有元登録部を備え、前記共有元装置と前記サーバとのいずれか一方は、前記共有元装置に登録された前記ワークフローである共有元ワークフローにより示される前記連携処理の実行に用いられる前記所定のパラメータに、非共用パラメータが含まれるか否かを判断する判断部であって、前記非共用パラメータは、前記共有元ワークフローを共有する前記共有先装置によって利用されないパラメータである、前記判断部と、前記判断部にて前記所定のパラメータに前記非共用パラメータが含まれると判断された場合、前記非共用パラメータを示す特定情報を作成する作成部と、を備え、前記サーバは、前記作成部にて作成された前記特定情報を前記共有元ワークフローと関連付けて前記サーバのメモリに記憶する記憶制御部を備え、前記共有先装置は、前記サーバから前記特定情報と関連付けられた前記共有元ワークフローを受信する受信部と、前記共有先装置の操作部を介して、前記受信部にて受信された前記特定情報が関連付けられた前記共有元ワークフローを利用して、代替パラメータの入力を受け付けるパラメータ受付部であって、前記代替パラメータは、前記特定情報が関連付けられた前記共有元ワークフローにおいて、前記特定情報により示される前記非共用パラメータの代わりとなるパラメータである、前記パラメータ受付部と、前記パラメータ受付部により前記代替パラメータが受け付けられた場合に、代替ワークフローを前記共有先装置に登録する共有先登録部であって、前記代替ワークフローは、前記受信部にて受信された前記共有元ワークフローの前記非共用パラメータが、前記パラメータ受付部にて受け付けられた前記代替パラメータに置き換えられたワークフローである、前記共有先登録部と、を備える、ことを特徴としている。
本明細書に開示されるワークフロー共有システムは、共有元装置にて登録を受け付けたワークフローをサーバに記憶する。そして、共有元装置またはサーバが、登録されたワークフローに非共用パラメータが含まれるか否かを判断し、含まれると判断された場合に非共用パラメータを示す特定情報を作成する。そして、共有先装置は、ワークフローを受信し、特定情報によって示される非共用パラメータを共有先装置にて受け付けた代替パラメータに置き換えて、ワークフローを自装置に登録する。これにより、代替パラメータを示すユーザ情報を事前にサーバに記憶させなくても、ワークフローを複数のユーザで共有できる。
上記装置の機能を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
本明細書に開示される技術によれば、ユーザ情報を事前にサーバに記憶させることなく、ワークフローを複数のユーザで共有できる技術が実現される。
本形態のシステムの電気的構成を示すブロック図である。 ワークフローを作成する手順の例を示す説明図である。 ワークフローを共有する動作の例を示す説明図である。 WFデータベースの例を示す説明図である。 WF処理の手順を示すフローチャートである。 共有WF登録処理の手順を示すフローチャートである。 登録画面の例を示す説明図である。 WF共有処理の手順を示すフローチャートである。 パラメータ設定画面の例を示す説明図である。 作成WF登録処理の手順を示すフローチャートである。 WF管理処理の手順を示すフローチャートである。
ワークフロー(以下、「WF」とする)を複数の装置で共有するシステムを具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、複数のパーソナルコンピュータ(以下、「PC」とする)にて、WFを共有するためのアプリケーションプログラム(以下、「アプリ」とする)を実行するシステムを開示するものである。
本形態のシステムは、図1に示すように、ネットワーク200を介して、PC1と、サーバ2と、PC3と、PC4と、複合機(以下、「MFP」とする)5と、が互いに通信可能に接続されて構成されている。ネットワーク200は、有線でも無線でもよく、複数の通信方式のものが混在していても良い。本形態のシステムは、「ワークフロー共有システム」の一例である。
まず、PC1、PC3、PC4について説明する。本形態では、PC3とPC4は、PC1と同様の構成であり、以下では、まとめて「PC1等」と記載する。PC1等は、各種のプログラムの実行が可能な装置である。PC1等は、「共有元装置」の一例となることも、「共有先装置」の一例となることもある。また、PC1等は、「情報処理装置」の一例である。なお、PC1等は、例えば、タブレットコンピュータ、スマートフォンであってもよい。
本形態のPC1は、図1に示すように、CPU11と、ROM12と、RAM13と、不揮発性メモリ14と、を含むコントローラ10を備えている。さらに、表示部15と、操作部16と、通信部17と、を備え、これらがコントローラ10に電気的に接続されている。CPU11は、「コンピュータ」の一例である。CPU11のバッファ、ROM12、RAM13、不揮発性メモリ14は、「メモリ」の一例である。通信部17は、「受信部」及び「送信部」の一例である。
ROM12には、PC1を起動するための起動プログラム等が記憶されている。RAM13は、各種の処理が実行される際の作業領域として、あるいは、データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。不揮発性メモリ14は、例えば、HDD、フラッシュメモリであり、WF登録アプリ18を含む各種のプログラム、画像データやWF等の各種のデータ、各種設定などを記憶する領域として利用される。WFやWF登録アプリ18の詳細については、後述する。
CPU11は、ROM12や不揮発性メモリ14から読み出したプログラムに従って、また、ユーザの操作に基づいて、各種の処理を実行する。なお、図1中のコントローラ10は、PC1の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際にPC1に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
表示部15は、情報の表示を行うハードウェアを含む。また、操作部16は、例えば、キーボード、マウスであり、ユーザによる操作を受け付けるハードウェアを含む。PC1は、表示部15と操作部16との組に代えて、入力機能と出力機能との両方を備えるタッチパネルを備えていても良い。
通信部17は、ローカルネットワークを介して外部装置との通信を行うハードウェアや、ネットワーク200を介して外部装置と通信を行うためのハードウェアを含む。PC1は、通信方式の異なる複数の通信部17を備えていてもよい。
サーバ2は、図1に示すように、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、を備え、プログラムの実行と情報の記憶とを行う装置である。記憶部22は、「メモリ」の一例である。サーバ2は、PC1等との通信が可能であれば良く、例えば、ローカルサーバでも良いし、クラウドサーバでも良い。
サーバ2の制御部21には、CPUが含まれる。記憶部22には、図1に示すように、WFを管理するプログラムであるWF管理アプリ24と、WFに関するデータベースであるWFデータベース25と、が記憶されている。WF管理アプリ24とWFデータベース25とについては、後述する。
MFP5は、画像処理に関する種々の機能を有する装置である。MFP5は、「画像処理装置」の一例である。MFP5は、PC1等の外部装置との通信機能を備え、さらに、例えば、原稿の画像を読み取って画像データを生成するスキャン機能、画像データに基づいてシートに画像を形成するプリント機能、電話回線を介して画像データを送信または受信するFAX通信機能の少なくとも1つを有している。MFP5は、サーバ2との通信機能を備えていなくても良い。MFP5は、PC1等からの指示に基づいて、また、自装置のパネルから受け付けた指示に基づいて、各種の機能を実行する。
次に、WFについて説明する。本明細書では、MFP5の機能を利用して画像処理を実行するためのWFを想定している。つまり、本形態で用いるWFは、画像データを入力する処理である入力処理と、画像データを出力する処理である出力処理と、を順に実行する連携処理を示すデータである。入力処理を実行する入力側の装置と、出力処理を実行する出力側の装置とは、同じ装置であっても良いし、異なる装置であっても良い。入力処理にて実行される機能は、例えば、スキャン、PCからの読み出しであり、出力処理にて実行される機能は、例えば、印刷、PCへの記憶、メール送信、FAX送信である。WFの処理としては、図示しないクラウドサーバからの画像データの取得や、クラウドサーバへの画像データのアップロード等を含んでも良い。
WFは、ユーザの指示に基づいて、PC1等にて作成される。PC1等は、WF登録アプリ18が実行されることで、入力処理と出力処理との機能の設定を受け付け、さらに、設定された各機能に必要なパラメータの設定を受け付ける。そして、PC1等は、受け付けた入力処理の情報と出力処理の情報とを含むWFを、不揮発性メモリ14に記憶する。
図2は、PC1等でWF登録アプリ18が実行され、WFを作成する指示を受け付けた際、表示部15に表示される画面遷移の例を示している。図2の(A)は、WF設定画面52とパラメータ入力画面53との例を示している。WF設定画面52は、入力処理110にて実行される機能である入力機能111と出力処理120にて実行される機能である出力機能121との選択を受け付ける画面である。パラメータ入力画面53は、入力機能111や出力機能121の選択を受け付けた後、選択された機能に設定される各種のパラメータの選択を受け付ける画面である。
図2の(A)に示した例では、WF設定画面52には、入力機能111として「スキャン」が選択され、出力機能121は未選択である状態が表示され、パラメータ入力画面53には、入力処理110のパラメータ112として、スキャンの設定が選択可能に表示されている。スキャンの設定としては、例えば、用紙サイズ、カラー設定、解像度、両面スキャンの有無、スキャナ選択等が含まれる。同様に、出力機能121が選択されると、出力処理120のパラメータが選択可能に表示される。出力機能121として、例えば、「PCへ保存」が選択された場合、出力処理120のパラメータには、画像データを記憶させる場所の情報やファイル形式等の設定が含まれる。
図2の(B)は、WF名称入力画面54の例を示している。WF名称入力画面54は、設定されたWFの名称の入力を受け付ける画面である。WF登録アプリ18は、WF名称入力画面54にて入力された名称と、WF設定画面52にて設定された入力処理110と出力処理120とを含む連携処理とを関連付けたデータを、WF100として不揮発性メモリ14に記憶させる。
PC1等は、自装置の不揮発性メモリ14に記憶されているWFを読み出し、読み出したWFに設定されている各処理を実行することができる。例えば、PC1等にて図2に示したWF100の実行指示を受け付けた場合、PC1等は、選択されているスキャナにパラメータ112の設定でスキャンを行わせ、スキャナから画像データを取得して、取得した画像データを出力処理120に設定されている機能で出力する。
続いて、WFの共有動作について図3を参照して説明する。本形態のシステムでは、PC1等のいずれかで作成されたWFを、ネットワーク内の他の装置で共有することができる。ただし、例えば、WFにパラメータとして個人情報が含まれている場合には、そのパラメータを含んだままでWFを共有することは、個人情報の流出の可能性があるため望ましくない。そこで、本形態では、共有元装置で作成されたWFが非共用パラメータを含むWFであれば、そのWFから非共用パラメータが削除されたWFが共有先装置に共有される。非共用パラメータは、共有先装置にて利用されないパラメータであり、例えば、共有元装置のローカルフォルダ、メールアドレス、クラウドサーバへのアクセスに用いる認証情報である。
なお、非共用パラメータが削除されたWFには、非共用パラメータに代えて、例えば、NULLが設定される。NULLは、パラメータが無いことを意味する情報である。NULLが設定されていることで、そのパラメータは非共用パラメータであったことが示される。NULLを示すパラメータは、「特定情報」の一例である。なお、非共用パラメータに代わって設定される情報は、NULLに限らず、他の情報から識別できる情報であればよく、文字列やコードであってもよい。
図3では、PC1にて作成されたWFをPC3が利用する例を示している。この場合、PC1が共有元装置であり、PC3が共有先装置である。まず、(A)~(E)の手順で、PC1にて作成されたWFが、サーバ2に送信されて記憶される。
(A)PC1は、ユーザの指示に基づいて、WFを作成し自装置の不揮発性メモリ14に記憶する。手順(A)にて作成され、PC1に記憶されたWFは、「共有元ワークフロー」の一例である。
(B)PC1は、作成されたWFをサーバ2に送信する。
(C)サーバ2は、受信したWFに非共用パラメータが含まれるか否かを判断する。
(D)サーバ2は、非共用パラメータが含まれると判断した場合には、非共用パラメータを削除した仮WFを作成する。仮WFは、「特定情報が関連付けられた共有元ワークフロー」の一例である。
(E)サーバ2は、自装置の記憶部22にWFを記憶する。非共用パラメータが含まれると判断した場合には、サーバ2は、非共用パラメータが削除された仮WFを記憶部22のWFデータベース25に記憶する。
一方、PC3のユーザがサーバ2に記憶されているWFを利用したい場合、以下の(F)~(K)の手順が実行される。
(F)PC3は、自装置の情報をサーバ2に送信する。
(G)サーバ2は、PC3から送信された情報に基づいて、WFデータベース25に記憶されている複数のWFの中から抽出したWFをPC3に送信する。サーバ2に多くのWFが記憶されていても、サーバ2が抽出して送信することで、PC3のユーザが利用したいWFを選択しやすい。
(H)PC3は、サーバ2から受信したWFを表示部15に表示する。
(I)PC3は、ユーザによるWFの選択指示を受け付ける。さらに、PC3は、選択されたWFが仮WFである場合、NULLが設定されているパラメータに代わる代替パラメータの入力を受け付ける。
(J)PC3は、選択された仮WFのNULLが設定されているパラメータに代えて代替パラメータを設定した代替WFを、自装置に登録する。手順(J)にてPC3に登録されたWFは、「共有先ワークフロー」の一例である。
(K)PC3は、WFを登録したことをサーバ2に通知する。
この構成によれば、PC1にて作成されたWFに非共用パラメータが含まれていれば、PC3は、非共用パラメータがNULLに置き換えられたWFを受信する。NULLに代わる代替パラメータは、PC3のユーザによって入力されるので、サーバ2にユーザ情報を記憶させる必要はない。そして、PC3には、非共用パラメータが代替パラメータに変更されたWFが登録される。これにより、個人情報の流出や、実行できないWFの共有を防ぐことができる。
図3に示した動作を実現するために、サーバ2の記憶部22には、WFデータベース25が記憶される。WFデータベース25の例を、図4に示す。WFデータベース25には、各WFのWF識別情報251に関連付けて、作成者252と、WF名称253と、入力機能254と、入力設定255と、出力機能256と、出力設定257と、カウンタ258と、の各情報が1つのレコードとして記憶される。WF識別情報251は、各WFを識別する情報である。サーバ2は、例えば、WFを記憶する際に連番のWF識別情報251を設定する。
作成者252は、WFを作成したユーザを特定する情報である。サーバ2は、受信したWFを送信した装置の情報に基づいて、作成者252を設定する。すなわち、作成者252は、WFを送信した装置の情報そのものであっても良いし、装置の情報に関連付けられたユーザの情報であっても良い。
WF名称253から出力設定257までは、各WFの設定内容に対応する。WF名称253は、WFの作成者によって各WFに付けられた名称である。前述したように、WFの作成時には、図2の(B)に示したWF名称入力画面54にて入力を受け付けた名称が、WFのデータに関連付けて記憶されている。例えば、図3の手順(B)にてPC1からサーバ2にWFを送信する際には、PC1は、WFの名称の情報も送信する。
入力機能254と入力設定255と出力機能256と出力設定257とは、WFの処理内容を示す情報である。入力機能254と入力設定255と出力機能256と出力設定257とは、例えば、図2の(A)に示したWF設定画面52にて設定を受け付けた各機能及び各パラメータを示している。入力機能254は、例えば、WF設定画面52の入力処理110の入力機能111として選択された機能を示す情報であり、入力設定255は、入力機能111のパラメータ112として選択されたパラメータを示す情報である。また、出力機能256は、出力処理120の出力機能121として選択された機能を示す情報であり、出力設定257は、出力機能121のパラメータとして選択されたパラメータを示す情報である。
カウンタ258は、当該WFが他の装置に登録された回数をカウントするカウンタの値を示す情報である。カウンタ258については、後述する。なお、図4中の「(NULL)」は、NULLが設定されているパラメータを示している。
続いて、このWFの共有動作を実現するためにPC1等にて実行されるWF処理の手順について、図5のフローチャートを参照して説明する。WF処理は、PC1等にて、WF登録アプリ18が起動されたことを契機に、PC1等のCPU11にて実行される。
なお、以下の説明における処理およびフローチャートの各処理ステップは、基本的に、各プログラムに記述された命令に従った各CPUの処理を示す。本明細書では、OSの記載を省略して各プログラムの動作を説明する。また、「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。
WF処理では、CPU11は、まず、デバイスが選択されているか否かを判断する(S101)。前述したように、本明細書では、登録対象となるWFとして、入力処理と出力処理との少なくとも一方に画像処理を含むWFを想定している。S101では、CPU11は、WFの各処理を実行する画像処理装置が選択されているか否かを判断する。そして、デバイスが選択されていないと判断した場合(S101:NO)、CPU11は、デバイスの選択を受け付ける(S102)。
S102の後、または、デバイスが選択済みであると判断した場合(S101:YES)、CPU11は、WF作成指示を受け付けたか否かを判断する(S103)。CPU11は、WF登録アプリ18を起動した際に表示されるトップ画面に含まれるWF作成ボタンの操作を受け付けた場合、WF作成指示を受け付けたと判断する。
WF作成指示を受け付けたと判断した場合(S103:YES)、CPU11は、共有WF登録処理を実行する(S104)。共有WF登録処理は、他の装置によって作成されて、サーバ2に記憶されているWFを、自装置に登録する処理である。共有WF登録処理を実行するPC1は、「共有先装置」の一例である。共有WF登録処理の手順について、図6のフローチャートを参照して説明する。
共有WF登録処理では、CPU11は、自装置の情報をサーバ2に送信する(S201、図3の(F))。自装置の情報としては、例えば、自装置に記憶されているWFの情報、自装置に接続されているデバイスの情報が含まれる。デバイスの情報は、WF登録アプリ18にて選択デバイスとして設定されている装置の情報であり、例えば、WF処理のS102にて選択されたデバイスの情報である。デバイスの情報は、シリアルナンバーやIPアドレス等の個々の装置を識別する情報であっても良いし、デバイスの機種情報や実行可能な機能の範囲を示す能力情報であっても良い。S201にて送信されるデバイスの情報は、「共有先デバイス識別情報」の一例である。
そして、CPU11は、通信部17を介して、WF及び各WFのカウント値をサーバ2から受信する(S202、図3の(G))。S202は、「受信処理」の一例である。カウント値は、「カウンタ情報」の一例である。カウント値は、図4に示したWFデータベース25のカウンタ258の値である。図3の(K)に示したように、サーバ2に記憶されているWFを自装置に登録した装置は、登録したことをサーバ2に通知する。サーバ2は、WFごとに登録された回数をカウントし、WFデータベース25のカウンタ258に記憶している。つまり、カウント値が大きいWFは、多くの装置で共有されているWFであり、人気の高いWFである。
なお、サーバ2は、S101にてPC1から送信される情報に基づいて、WFデータベース25に記憶されているWFの中からS202にて送信するWFを抽出する。サーバ2の動作については、後述する。
CPU11は、サーバ2から受信した情報に基づいて、図7に示すように、表示部15に登録画面51を表示させる(S203、図3の(H))。登録画面51は、サーバ2から受信したWFの一覧を表示し、WFの選択を受け付ける画面である。登録画面51の表示項目には、WFごとに、例えば、WFの作成者511、WFの名称512、WFの入力機能513、入力設定514、WFの出力機能515、出力設定516が含まれる。また、登録画面51には、さらに、追加ボタン517と、キャンセルボタン518と、が表示される。
WFの作成者511は、WFデータベース25の作成者252によって示される情報であり、WFを作成したユーザを示す情報である。WFの名称512は、WFデータベース25のWF名称253によって示される情報であり、WFの名称を示す情報である。WFの名称を表示することで、WFの内容をユーザが把握し易い。WFの入力機能513、入力設定514、WFの出力機能515、出力設定516は、それぞれ、WFデータベース25の入力機能254、入力設定255、出力機能256、出力設定257によって示される情報である。
CPU11は、登録画面51で、入力設定514や出力設定516のうち、WFデータベース25にてNULLが設定されているパラメータを、NULLが設定されていないパラメータと異なる表示態様で表示させる。異なる表示態様としては、例えば、下地色の違い、強調枠表示の有無、パラメータが未設定であることを示す符号表示の有無、が該当する。図7では、NULLの欄を四角枠で示している。異なる表示態様で表示することで、NULLが設定されているパラメータをユーザが認識しやすい。
なお、CPU11は、登録画面51で、NULLが含まれるWFを、含まれないWFと異なる表示態様で表示させても良い。異なる表示態様としては、例えば、文字色や下地色の違い、フォントの違い、NULLを含むWFであることを示すマークの表示有無、が該当する。
また、CPU11は、登録画面51で、カウント値が所定の値よりも大きいWFを、カウント値が所定の値以下のWFよりも強調して表示させる。強調表示の態様としては、例えば、カウント値が大きいWFほど先頭側に表示させる、文字色や背景色やフォントを変えて表示させる、特定のマークを加えて表示させる、が該当する。特定のマークとしては、例えば、図7に示すように、登録画面51に設けた特徴欄519にて、カウント値が所定の値よりも大きいWFに付加される、人気であることを示すマークであっても良い。
図6の説明に戻り、CPU11は、S203で表示した登録画面51にてWFが選択された状態で、図7の登録画面51中の追加ボタン517が操作されたか否かを判断する(S204)。追加ボタン517は、選択中のWFを自装置に登録する際に、ユーザにて操作される。追加ボタン517が操作されていないと判断した場合(S204:NO)、CPU11は、登録画面51中のキャンセルボタン518が操作されたか否かを判断する(S205)。キャンセルボタン518が操作されていないと判断した場合(S205:NO)、CPU11は、追加ボタン517またはキャンセルボタン518が操作されるまで待機する。
WFが選択された状態で追加ボタン517が操作されたと判断した場合(S204:YES)、CPU11は、WF共有処理を実行する(S206)。WF共有処理は、選択されたWFを共有する処理、すなわち、選択されたWFを自装置で利用するための処理である。WF共有処理の手順について、図8のフローチャートを参照して説明する。
WF共有処理では、CPU11は、選択されたWFにNULLが含まれているか否かを判断する(S301)。そして、選択されたWFにNULLが含まれていると判断した場合(S301:YES)、CPU11は、自装置の不揮発性メモリ14に登録されているWFの中に、選択されたWFのNULLがパラメータとして設定されている機能と同じ機能を、入力処理または出力処理として含むWFが有るか否かを判断する(S302)。S302を行うCPU11は、「共有先側抽出部」の一例である。
例えば、図7に示した登録画面51では、各WFのいずれかのパラメータがNULLであり、どれが選択されても、CPU11はS301にてYESと判断する。例えば、4行目の作成者511が「Dさん」であるWFは、出力機能515がメール送信機能であって、その出力設定516がNULLである。このWFが選択された場合、CPU11は、自装置に登録済みのWFのうち、画像データをメールで送信する処理を含むWFの抽出を試み、抽出されたWFが有るか否かを判断する。
パラメータがNULLである機能と同じ機能を含むWFが有ると判断した場合(S302:YES)、CPU11は、抽出されたWFが複数有るか否かを判断する(S303)。複数ではないと判断した場合(S303:NO)、CPU11は、NULLが設定されている機能のパラメータの初期値として、抽出されたWFにて設定されているパラメータを用いると決定する(S304)。一方、複数有ると判断した場合(S303:YES)、CPU11は、実行回数の最も多いWFにて設定されているパラメータを、パラメータの初期値とする(S305)。
パラメータがNULLである機能と同じ機能を含むWFが有る場合、当該機能が含まれる処理は、「特定処理」の一例である。そして、特定処理のパラメータが、パラメータの初期値として設定される。実行回数の判断のために、PC1等は、自装置に登録されたWFを実行した場合、実行したWF100の実行回数をカウントして記憶するとよい。
なお、S305では、CPU11は、実行回数の最も多いWFに設定されているパラメータに代えて、最も多くのWFに設定されているパラメータとしても良いし、最新に実行されたWFに設定されているパラメータとしても良いし、最新に登録されたWFに設定されているパラメータとしても良い。
そして、S304の後、S305の後、または、NULLが設定されている機能と同じ機能を含むWFが無いと判断した場合(S302:NO)、CPU11は、表示部15に、例えば、図9に示すような、パラメータ入力画面55を表示させ、パラメータの入力を受け付ける(S306)。S306は、「パラメータ受付処理」及び「パラメータ入力ステップ」の一例である。パラメータ入力画面55は、「入力画面」の一例である。
S306にて表示させるパラメータ入力画面55では、CPU11は、S304またはS305にて、パラメータの初期値が決定されている場合には、その初期値をパラメータの候補として入力欄551に表示させる。PC1に登録済みのWFに基づいてパラメータの初期値をあらかじめ決定しておき、NULLに代替させるパラメータの候補として表示することで、ユーザがパラメータを設定し易くなる。初期値が決定されていない場合には、CPU11は、空欄の入力欄551を表示させる。パラメータ入力画面55の入力欄551への入力を受け付けるCPU11は、「パラメータ受付部」の一例である。パラメータ入力画面55の入力欄551へ入力されたパラメータは、「代替パラメータ」の一例である。
CPU11は、図9に示したパラメータ入力画面55の入力欄551にパラメータが入力された状態で、OKボタン552が操作されたか否かを判断する(S307)。OKボタン552が操作されていないと判断した場合(S307:NO)、CPU11は、OKボタン552が操作されるまで待機する。そして、OKボタン552が操作されたと判断した場合(S307:YES)、または、選択されたWFにNULLが含まれていないと判断した場合(S301:NO)、CPU11は、選択されたWFを自装置に登録する(S308、図3の(J))。S308は、「共有先登録処理」及び「共有先登録ステップ」の一例である。S308を実行するCPU11は、「共有先登録部」の一例である。
選択されたWFにNULLが含まれていた場合、S308では、CPU11は、選択されたWFのNULLに代えてパラメータ入力画面55にて入力された代替パラメータを設定したWFを自装置に登録する。選択されたWFのNULLに代えて代替パラメータが設定されているWFは、「代替ワークフロー」の一例である。つまり、他の装置で登録されたWFに個人情報が含まれていたとしても、他の装置の個人情報がPC1の表示部15に表示されることはなく、他の装置の個人情報を含むパラメータがPC1の不揮発性メモリ14に記憶されることはない。一方、選択されたWFにNULLが含まれていない場合には、選択されたWFがそのまま登録される。
WFを自装置に登録した後、CPU11は、通信部17を制御して、登録通知をサーバ2に送信させ(S309、図3の(K))、WF共有処理を終了する。登録通知は、登録されたWFの識別情報を含み、サーバ2から受信したWFの1つを自装置に登録したことをサーバ2に通知する情報である。
図6の説明に戻り、S206のWF共有処理の後、または、キャンセルボタン518が操作されたと判断した場合(S205:YES)、CPU11は、S202にて受信したWFのうち、登録指示を受け付けなかったWFを全て削除し(S207)、共有WF登録処理を終了して、WF処理に戻る。
図5の説明に戻り、S104の共有WF登録処理の後、CPU11は、作成WF登録処理を実行する(S105)。作成WF登録処理は、既存のWFを登録するのではなく、新たにWFを作成する処理である。作成WF登録処理を実行するPC1は、「共有元装置」の一例である。作成WF登録処理の手順について、図10のフローチャートを参照して説明する。
作成WF登録処理では、CPU11は、例えば、図2に示したように、表示部15にWF設定画面52を表示させる(S401、図3の(A))。WF設定画面52は、前述したように、WFを設定するための画面である。CPU11は、入力処理110の入力機能111または出力処理120の出力機能121が選択された場合、選択された機能に対応するパラメータ112の設定を受け付けるパラメータ入力画面53を表示する(S402)。CPU11は、WF設定画面52やパラメータ入力画面53への入力を受け付け、WFの入力処理110と出力処理120とを設定する。
そして、CPU11は、WF設定画面52中のOKボタン521が操作されたか否かを判断する(S403)。OKボタン521が操作されていないと判断した場合(S403:NO)、CPU11は、キャンセルボタン522が操作されたか否かを判断する(S404)。キャンセルボタン522が操作されたと判断した場合(S404:YES)、CPU11は、作成WF登録処理を終了する。一方、キャンセルボタン522が操作されていないと判断した場合(S404:NO)、CPU11は、OKボタン521またはキャンセルボタン522が操作されるまで待機する。
OKボタン521が操作されたと判断した場合(S403:YES)、CPU11は、入力処理110の入力機能111や出力処理120の出力機能121及び各パラメータが設定されているか否かを判断する(S405)。各処理のうちに未設定のものが有ると判断した場合(S405:NO)、CPU11は、S401に戻って、各機能やパラメータの設定を受け付ける。
一方、各処理が設定済みであると判断した場合(S405:YES)、CPU11は、図2の(B)に示したように、表示部15にWF名称入力画面54を表示させる(S401)。そして、CPU11は、名称が入力された状態でOKボタン541が操作されたか否かを判断する(S407)。OKボタン541が操作されていないと判断した場合(S407:NO)、CPU11は、OKボタン541が操作されるまで待機する。なお、CPU11は、WF名称入力画面54のキャンセルボタン542が操作された場合、WF名称入力画面54の表示を終了して、WF設定画面52を表示させてもよい。
名称が入力された状態でOKボタン541が操作されたと判断した場合(S407:YES)、CPU11は、設定されたWFを登録する(S408)。S408は、「共有元登録処理」及び「共有元登録ステップ」の一例であり、S408を実行するCPU11は、「共有元登録部」の一例である。具体的には、CPU11は、WF設定画面52にて設定されたWFと、WF名称入力画面54にて入力された名称とを関連付けて、不揮発性メモリ14に記憶させる。さらに、CPU11は、登録したWF100を、サーバ2へ送信して(S409、図3の(B))、作成WF登録処理を終了する。
図5の説明に戻り、S105の作成WF登録処理の後、または、WF作成指示を受け付けていないと判断した場合(S103:NO)、CPU11は、WF実行指示を受け付けたか否かを判断する(S106)。WF登録アプリ18を起動した際に表示されるトップ画面には、前述したWF作成ボタンに加え、自装置に登録済みのWFを示すアイコンとWF実行ボタンが表示される。CPU11は、自装置に登録済みのWFの1つが選択された状態で、WF実行ボタンの操作を受け付けた場合、WF実行指示を受け付けたと判断する。
WF実行指示を受け付けたと判断した場合(S106:YES)、CPU11は、WFを実行する(S107)。CPU11は、選択されているWFに設定されている入力処理と出力処理とを順に実行する。
例えば、入力処理として「スキャン」が設定され、出力処理として「PCへの保存」が設定されているWFの実行指示を受け付けた場合、PC1は、まず、選択デバイスにスキャンを指示するコマンドを送信する。コマンドには、入力機能であるスキャンに設定されている各パラメータの情報も含まれる。このコマンドを受信したデバイスは、原稿の画像を読み取って画像データを取得し、取得した画像データをPC1に送信する。PC1は、デバイスから画像データを受信し、出力機能に設定されているパラメータに基づいて、パラメータにて指定されている保存先に画像データを記憶する。
S107の後、または、WF実行指示を受け付けていないと判断した場合(S106:NO)、CPU11は、WF登録アプリ18の終了指示を受け付けたか否かを判断する(S108)。終了指示を受け付けていないと判断した場合(S108:NO)、CPU11は、S103に戻り、S103とS106とS108との判断を繰り返す。終了指示を受け付けたと判断した場合(S108:YES)、CPU11は、WF処理を終了する。
次に、WFの共有動作を実現するためにサーバ2にて実行されるWF管理処理の手順について、図11のフローチャートを参照して説明する。WF管理処理は、例えば、サーバ2の起動によりWF管理アプリ24が起動されたことを契機に、サーバ2の制御部21にて実行される。
WF管理処理では、制御部21は、PC1等からWFを受信したか否かを判断する(S501)。WFを作成したPC1等は、作成WF登録処理のS409(図10参照)にて、作成したWFをサーバ2に送信する。S501にてWFを受信する処理は、「サーバ受信処理」の一例である。
PC1等からWFを受信したと判断した場合(S501:YES)、制御部21は、受信したWFに非共用パラメータが含まれるか否かを判断する(S502、図3(C))。S502は、「判断処理」及び「判断ステップ」の一例である。S502を実行する制御部21は、「判断部」の一例である。
非共用パラメータは、前述したように、共有先装置にて利用されないパラメータである。非共用パラメータとしては、例えば、ファイルの記憶先を示す情報、メールの送信先を示すメールアドレスの情報、クラウドサーバへのアクセスに用いられるアカウント情報が含まれる。ファイルの記憶先を示す情報は、「記憶先情報」の一例である。アカウント情報は、「認証情報」の一例である。
サーバ2の制御部21は、S502にて、WFのパラメータに、例えば、ファイルの記憶先の特定のドライブを示す文字列、メールアドレスに含まれる「@」等の文字列、クラウドサーバを示すURLを示す文字列が含まれるか否かを判断し、これらの少なくとも1つが含まれると判断した場合、そのパラメータを非共用パラメータであると判断する。制御部21は、WFの入力処理と出力処理との少なくとも一方のパラメータに特定の文字列が含まれる場合、非共用パラメータが含まれるWFであると判断する。特定の文字列との照合によって判断することで、判断のための処理がシンプルになる。
制御部21は、また、WFのパラメータとして、ファイルの記憶先を示す記憶先情報が含まれると判断した場合、その情報に基づく記憶先への通信を試行しても良い。ファイルの記憶先が、共有設定ではない記憶先、例えば、WFを作成したPC1等のローカルドライブ中のフォルダであれば、制御部21は、通信に失敗する可能性が高い。制御部21は、通信に失敗した場合に、S502にて、WFに非共用パラメータが含まれていると判断しても良い。直接通信して判断することで、正確な判断結果が得られる。なお、記憶先情報には、画像データの書き込み先と、画像データの読み出し先と、が含まれる。
受信したWFに非共用パラメータが含まれると判断した場合(S502:YES)、制御部21は、受信したWFの非共用パラメータをNULLに変更した仮WFを作成する(S503、図3の(D))。S503は、「作成処理」及び「作成ステップ」の一例である。S503を実行する制御部21は、「作成部」の一例である。制御部21は、例えば、WFのパラメータにメールアドレスが含まれる場合、メールアドレスをNULLに書き換えたWFを仮WFとして作成する。
なお、サーバ2は、S503にて、非共用パラメータをNULLに変更した仮WFを作成する代わりに、WFに含まれるパラメータは変更せず、非共用パラメータを特定する情報をヘッダに追加したWFを作成しても良い。ただし、仮WFを記憶する方が、個人情報が記憶されないことから、個人情報が漏洩する可能性を低減できる。
S503の後、または、受信したWFに非共用パラメータが含まれないと判断した場合(S502:NO)、制御部21は、WFに新たな識別情報を付けて、WFデータベース25(図4参照)に追加して記憶する(S504、図3の(E))。S503の後に実行されるS504は、「記憶制御処理」及び「記憶制御ステップ」の一例である。S503とS504を実行する制御部21は、「記憶制御部」の一例である。
S503の後にS504を実行する場合は、制御部21は、S503にて作成した仮WFを記憶する。従って、受信したWFに個人情報が含まれていたとしても、個人情報がサーバ2に記憶されることはない。一方、S502にてNOと判断した場合は、制御部21は、受信したWFを記憶する。さらに、制御部21は、WFデータベース25に追加したWFのカウンタ258の欄に、数値の「0」を示す情報を記憶する(S505)。
S505の後、または、WFを受信していないと判断した場合(S501:NO)、制御部21は、装置情報を受信したか否かを判断する(S506)。装置情報は、図6のWF登録処理のS201にて、PC1等から送信される情報である。装置情報を受信したと判断した場合(S506:YES)、制御部21は、WFデータベース25に記憶されているWFのうち、装置情報を送信した装置に送信するWFを抽出して(S507)、装置情報を送信したPC1等に送信する(S508、図3の(G))。S508は、「送信処理」の一例である。S508では、制御部21は、WFデータベース25に記憶されているカウンタ258の情報も送信する。
制御部21は、S507にて、受信した装置情報に基づいて、装置情報を送信した装置のユーザが利用する可能性が高いWFを抽出する。制御部21は、例えば、装置情報を送信した装置で作成されたWF、及び、装置情報を送信した装置に登録済みのWFを抽出しない。
また、制御部21は、装置情報に含まれるデバイスの情報に基づいて、WFのパラメータとして当該デバイスの情報が含まれているWFを抽出するとしてもよい。WFに含まれるデバイスの情報は、「共有元デバイス識別情報」の一例である。例えば、図2に示した入力処理110のパラメータ112中のスキャナ選択にて選択されているスキャナが、装置情報を送信した装置に接続されていない場合、制御部21は、装置情報を送信した装置にそのWFを送信しない。装置情報を送信した装置に接続されていないデバイスがパラメータとして含まれているWFは、装置情報を送信した装置での利用価値が低い。装置情報を送信した装置へ送信するWFを、装置情報を送信した装置に接続されているデバイスが含まれるWFに限定することで、ユーザがWFを選択し易い。デバイスの情報に基づいてWFを抽出する制御部21は、「サーバ側抽出部」の一例である。
なお、WFの抽出方法としては、この他に、タイムスタンプによる抽出や、装置情報を送信した装置に登録済みのWFとの入出力機能の比較による抽出、が該当する。例えば、サーバ2は、各PCから最後に装置情報を受信した時刻をタイムスタンプとして記憶し、その時刻より後で登録されたWFを抽出するとしても良い。また、サーバ2は、PC1等に登録済みのWFと、入力処理と出力処理との両方の機能が同じWFは抽出しないとしても良い。
共有先装置がサーバ2に記憶されているWFから登録対象を選択する際、選択肢が多いとユーザはどのWFを選択すべきか困惑する可能性が有る。各WFの選択の可能性は、登録先である共有先装置ごとに異なり、サーバ2に記憶されているWFの中には選択の可能性が低いものも含まれる。このようなWFが、ユーザの困惑を招く一因になり得る。サーバ2にて登録される可能性の高いWFを抽出して送信することで、共有先装置でのユーザの選択が容易になる。
図11の説明に戻り、S508の後、または、装置情報を受信していないと判断した場合(S506:NO)、制御部21は、登録通知を受信したか否かを判断する(S509)。登録通知は、図8に示したWF共有処理のS309にて、登録を実行したPC1等から送信される。登録通知には、登録されたWFの識別情報が含まれる。登録通知を受信したと判断した場合(S509:YES)、制御部21は、登録されたWFのカウンタ258の値をカウントアップする(S510)。S510を実行する制御部21は、「カウントアップ部」の一例である。
WFごとに登録回数をカウントしてサーバ2のWFデータベース25に記憶することで、WFを受信するPC1等では、前述したように、人気があるWFを強調して登録画面51に表示できる。これにより、ユーザが利用するWFを選択し易い。
S510の後、または、登録通知を受信していないと判断した場合(S509:NO)、制御部21は、終了指示を受け付けたか否かを判断する(S511)。終了指示を受け付けていないと判断した場合(S511:NO)、制御部21は、S501に戻り、S501、S506、S509、S511の各判断を繰り返す。終了指示を受け付けたと判断した場合(S511:YES)、制御部21は、WF管理処理を終了する。
以上、詳細に説明したように、本形態のシステムによれば、共有元のPC1等で登録された共有元WFに非共用パラメータが含まれる場合であっても、非共用パラメータを示すNULLが関連付けられた共有元WFがサーバ2に記憶される。共有先のPC1等は、NULLおよび共有元WFをサーバ2から受信し、非共用パラメータを代替する代替パラメータの入力を受け付け、非共用パラメータが代替パラメータに置き換えられた代替WFを登録する。この構成によれば、WFを共有する前にあらかじめユーザ情報をサーバ2に記憶させておかなくても、WFを複数のユーザで共有できる。さらに、サーバ2でユーザ情報を管理する必要がないことから、サーバ2の管理者の作業負担が小さい。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本明細書に開示される技術は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、システムに含まれる情報処理装置や画像処理装置の種類や数は、図1の例に限らない。少なくとも2以上の情報処理装置と1以上の画像処理装置とサーバ2とが含まれていれば良く、いずれも複数の種類の装置であっても良い。
また、実施の形態では、WFに非共用パラメータが含まれるか否かの判断と、含まれる場合にNULLに置き換えたWFを作成する処理を、サーバ2が実行するとしたが、WFを作成した共有元のPC1等で行っても良い。つまり、共有元装置は、自装置で作成したWFをサーバ2に送信する際、非共用パラメータをNULLに置き換えたWFを送信してもよい。サーバ2で判断を行えば、判断条件を変更する場合でもサーバ2のプログラムのアップデートで対応できるため、判断条件の変更が容易になる。一方、共有元のPC1等でWFの判断およびNULLへの置き換えを行えば、サーバ2の処理負担を軽減できる。
また、実施の形態では、サーバ2において送信するWFを抽出するとしたが、当該抽出をしなくても良い。例えば、サーバ2は、WFデータベース25に記憶されている全てのWFを送信し、受信したPC1等が登録画面51に表示するWFを抽出しても良い。この場合でも、抽出の判断は、実施の形態と同様にすればよい。受信した装置でWFを抽出する場合には、WF登録処理のS201で送信する自装置の情報に、デバイスの情報は含まれなくてもよい。
また、実施の形態では、装置情報を受信したサーバ2は、抽出したWFをその装置に送信するとしたが、抽出したWFの名称等の情報を含むリストのみを送信するとしてもよい。その場合、装置情報を送信した装置は、リストからWFの選択を受け付け、WFを登録する指示を受け付けた場合にサーバ2にWFの内容を要求する信号を送信して、WFのデータを受信するとしてもよい。
また、例えば、WF登録処理の実行契機は、WFの作成指示の受け付けに限らず、WF登録アプリ18の起動時であっても良い。また、WF管理処理の実行契機は、サーバ2の起動時に限らず、実行指示を受け付けた時としても良い。
また、図2、図7、図9に示したユーザインタフェースは、いずれも一例であり、これに限るものではない。画面中の各選択項目の配置や表示態様は、どのようなものであっても良い。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
1、3、4 PC
2 サーバ
5 MFP
11 CPU
14 不揮発性メモリ
18 WF登録アプリ
21 制御部
22 記憶部
24 WF管理アプリ
25 WFデータベース

Claims (17)

  1. 共有元装置と、共有先装置と、サーバとを備えるワークフロー共有システムであって、
    前記共有元装置は、
    前記共有元装置の操作部を介してワークフローの登録を受け付けた場合に、前記ワークフローを前記共有元装置に登録する共有元登録部であって、前記ワークフローは、画像データを入力する入力側の装置で実行される処理と、前記画像データを出力する出力側の装置で実行される処理と、を含む連携処理が示されたデータであり、前記連携処理は、所定のパラメータに従って実行される処理である、前記共有元登録部を備え、
    前記共有元装置と前記サーバとのいずれか一方は、
    前記共有元装置に登録された前記ワークフローである共有元ワークフローにより示される前記連携処理の実行に用いられる前記所定のパラメータに、非共用パラメータが含まれるか否かを判断する判断部であって、前記非共用パラメータは、前記共有元ワークフローを共有する前記共有先装置によって利用されないパラメータである、前記判断部と、
    前記判断部にて前記所定のパラメータに前記非共用パラメータが含まれると判断された場合、前記非共用パラメータを示す特定情報を作成する作成部と、
    を備え、
    前記サーバは、
    前記作成部にて作成された前記特定情報を前記共有元ワークフローと関連付けて前記サーバのメモリに記憶する記憶制御部を備え、
    前記共有先装置は、
    前記サーバから前記特定情報と関連付けられた前記共有元ワークフローを受信する受信部と、
    前記共有先装置の操作部を介して、前記受信部にて受信された前記特定情報が関連付けられた前記共有元ワークフローを利用して、代替パラメータの入力を受け付けるパラメータ受付部であって、前記代替パラメータは、前記特定情報が関連付けられた前記共有元ワークフローにおいて、前記特定情報により示される前記非共用パラメータの代わりとなるパラメータである、前記パラメータ受付部と、
    前記パラメータ受付部により前記代替パラメータが受け付けられた場合に、代替ワークフローを前記共有先装置に登録する共有先登録部であって、前記代替ワークフローは、前記受信部にて受信された前記共有元ワークフローの前記非共用パラメータが、前記パラメータ受付部にて受け付けられた前記代替パラメータに置き換えられたワークフローである、前記共有先登録部と、
    を備える、
    ことを特徴とするワークフロー共有システム。
  2. 請求項1に記載するワークフロー共有システムにおいて、
    前記サーバの前記記憶制御部は、
    前記非共用パラメータが前記作成部にて作成された前記特定情報に書き換えられた前記共有元ワークフローを、前記サーバの前記メモリに記憶することで、前記特定情報を前記共有元ワークフローと関連付けて前記サーバの前記メモリに記憶し、
    前記特定情報が関連付けられた前記共有元ワークフローは、前記非共用パラメータが前記特定情報に書き換えられた前記共有元ワークフローである、
    ことを特徴とするワークフロー共有システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載するワークフロー共有システムにおいて、
    前記共有先装置の前記共有先登録部は、
    前記受信部にて前記サーバから受信された前記共有元ワークフローの登録を受け付ける登録画面であって、複数のパラメータを含む前記登録画面を、前記共有先装置の表示部に表示させ、前記登録画面において、前記複数のパラメータのうちの前記非共用パラメータの表示態様が、前記複数のパラメータのうちの前記非共用パラメータ以外のパラメータの表示態様と異なる、
    ことを特徴とするワークフロー共有システム。
  4. 請求項3に記載するワークフロー共有システムにおいて、
    前記共有元ワークフローには、ワークフローの名称を示す情報が含まれ、
    前記共有先装置の前記共有先登録部は、
    前記登録画面の表示項目に、前記共有元ワークフローに含まれる前記名称を含める、
    ことを特徴とするワークフロー共有システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載するワークフロー共有システムにおいて、
    前記共有先装置として、第1の共有先装置と、第2の共有先装置と、があり、
    前記第1の共有先装置の前記受信部は、
    前記サーバから前記共有元ワークフローを受信する際、送信対象の前記共有元ワークフローを識別する識別情報を、さらに受信し、
    前記第1の共有先装置は、
    前記サーバから送信された前記共有元ワークフローが前記第1の共有先装置に登録された場合に、前記サーバに登録通知を送信する送信部であって、前記登録通知は、前記第1の共有先装置に前記共有元ワークフローが登録されたことを示し、登録された前記共有元ワークフローに対応する前記識別情報を含む、前記送信部を備え、
    前記サーバは、
    前記メモリに記憶される共有元ワークフローごとにカウンタを有し、
    前記第1の共有先装置から前記登録通知が受信された場合に、前記登録通知に含まれる前記識別情報により示される前記共有元ワークフローに対応するカウンタをカウントアップするカウントアップ部を備え、
    前記第2の共有先装置の前記受信部は、
    前記サーバの前記カウンタの値を示すカウンタ情報を、更に受信し、
    前記第2の共有先装置の前記共有先登録部は、
    前記受信部にて前記サーバから受信された前記共有元ワークフローの登録を受け付ける登録画面を、前記共有先装置の表示部に表示させ、前記登録画面において、前記カウンタ情報によって示される前記カウンタの値が第1値の前記共有元ワークフローを、前記カウンタ情報が示す前記カウンタの値が前記第1値よりも小さい第2値の前記共有元ワークフローと比較して、強調表示する、
    ことを特徴とするワークフロー共有システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載するワークフロー共有システムにおいて、
    前記共有先装置は、
    前記受信部にて前記特定情報と関連付けられた前記共有元ワークフローが受信された場合に、前記共有先装置に登録済みの前記ワークフローである共有先ワークフローの中から特定処理のパラメータを抽出する共有先側抽出部であって、前記特定処理は、前記受信部にて受信された前記特定情報によって示される前記非共用パラメータが使用される機能が含まれる処理である、前記共有先側抽出部を備え、
    前記共有先装置の前記パラメータ受付部は、
    前記代替パラメータを入力する入力画面を、前記共有先装置の表示部に表示させ、前記入力画面において、前記共有先側抽出部によって抽出された前記特定処理のパラメータを、前記代替パラメータの候補として表示する、
    ことを特徴とするワークフロー共有システム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載するワークフロー共有システムにおいて、
    前記共有元ワークフローには、前記所定のパラメータに、画像処理装置を識別する共有元デバイス識別情報が含まれ、前記画像処理装置は、前記連携処理の少なくとも一部の処理を実行し、前記入力側の装置または前記出力側の装置であり、
    前記共有先装置は、
    前記共有先装置と接続する画像処理装置を識別する共有先デバイス識別情報を、前記サーバに送信し、
    前記サーバは、
    前記メモリに記憶されている前記共有元ワークフローのうち、前記共有先装置から送信された前記共有先デバイス識別情報と一致する前記共有元デバイス識別情報が含まれる前記共有元ワークフローを抽出するサーバ側抽出部を備え、
    前記共有先装置の前記受信部は、
    前記サーバ側抽出部にて抽出された前記共有元ワークフローを受信する、
    ことを特徴とするワークフロー共有システム。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載するワークフロー共有システムにおいて、
    前記共有元装置が前記判断部および前記作成部を備え、
    前記共有元装置は、
    前記判断部にて前記所定のパラメータに前記非共用パラメータが含まれると判断された場合、前記作成部にて作成される前記特定情報および前記共有元ワークフローを、前記サーバに送信する、
    ことを特徴とするワークフロー共有システム。
  9. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載するワークフロー共有システムにおいて、
    前記サーバが前記判断部および前記作成部を備え、
    前記共有元装置は、
    前記共有元登録部にて登録された前記共有元ワークフローを、前記サーバに送信し、
    前記サーバの前記判断部は、
    前記共有元ワークフローが前記共有元装置から受信された場合に、受信された前記共有元ワークフローにより示される前記連携処理の実行に用いられる前記所定のパラメータに、前記非共用パラメータが含まれるか否かを判断する、
    ことを特徴とするワークフロー共有システム。
  10. 請求項9に記載するワークフロー共有システムにおいて、
    前記判断部は、
    前記共有元ワークフローにより示される前記連携処理の実行に用いられる前記所定のパラメータに、前記画像データの記憶先を示す記憶先情報が含まれる場合、前記記憶先情報により示される記憶先への通信を実行し、前記通信に失敗した場合、前記所定のパラメータに、前記非共用パラメータが含まれると判断し、
    前記共有先装置の前記パラメータ受付部は、
    前記代替パラメータとして、前記画像データの記憶先の入力を受け付ける、
    ことを特徴とするワークフロー共有システム。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1つに記載するワークフロー共有システムにおいて、
    前記判断部は、
    前記共有元ワークフローにより示される前記連携処理の実行に用いられる前記所定のパラメータに、前記画像データの記憶先を示す記憶先情報が含まれ、前記記憶先情報に特定の文字列が含まれる場合、前記所定のパラメータに、前記非共用パラメータが含まれると判断し、
    前記共有先装置の前記パラメータ受付部は、
    前記代替パラメータとして、前記画像データの記憶先の入力を受け付ける、
    ことを特徴とするワークフロー共有システム。
  12. 請求項1から請求項10のいずれか1つに記載するワークフロー共有システムにおいて、
    前記判断部は、
    前記共有元ワークフローにより示される前記連携処理の実行に用いられる前記所定のパラメータに、前記画像データの送信先を示すメールアドレスが含まれる場合、前記所定のパラメータに、前記非共用パラメータが含まれると判断し、
    前記共有先装置の前記パラメータ受付部は、
    前記代替パラメータとして、前記画像データの送信先のメールアドレスの入力を受け付ける、
    ことを特徴とするワークフロー共有システム。
  13. 請求項1から請求項10のいずれか1つに記載するワークフロー共有システムにおいて、
    前記判断部は、
    前記共有元ワークフローにより示される前記連携処理の実行に用いられる前記所定のパラメータに、クラウドサーバへのアクセスに用いる認証情報が含まれる場合、前記所定のパラメータに、前記非共用パラメータが含まれると判断し、
    前記共有先装置の前記パラメータ受付部は、
    前記代替パラメータとして、前記クラウドサーバへの認証情報の入力を受け付ける、
    ことを特徴とするワークフロー共有システム。
  14. 情報処理装置のコンピュータに、
    前記情報処理装置の操作部を介してワークフローの登録を受け付けた場合に、前記ワークフローを前記情報処理装置のメモリに登録する共有元登録処理であって、前記ワークフローは、画像データを入力する入力側の装置で実行される処理と、前記画像データを出力する出力側の装置で実行される処理と、を含む連携処理が示されたデータであり、前記連携処理は、所定のパラメータに従って実行される処理である、前記共有元登録処理と、
    前記情報処理装置に登録された前記ワークフローである共有元ワークフローにより示される前記連携処理の実行に用いられる前記所定のパラメータに、非共用パラメータが含まれるか否かを判断する判断処理であって、前記非共用パラメータは、前記共有元ワークフローを共有する他の情報処理装置によって利用されないパラメータである、前記判断処理と、
    前記判断処理にて前記所定のパラメータに前記非共用パラメータが含まれると判断された場合、前記非共用パラメータを示す特定情報を作成する作成処理と、
    前記作成処理にて作成された前記特定情報を前記共有元ワークフローと関連付けてサーバのメモリに記憶させる記憶制御処理と、
    前記サーバから前記特定情報と関連付けられた前記共有元ワークフローを受信する受信処理と、
    前記操作部を介して、前記受信処理にて受信された前記特定情報と関連付けられた前記共有元ワークフローを利用して、代替パラメータの入力を受け付けるパラメータ受付処理であって、前記代替パラメータは、前記特定情報と関連付けられた前記共有元ワークフローにおいて、前記特定情報により示される前記非共用パラメータの代わりとなるパラメータである、前記パラメータ受付処理と、
    前記パラメータ受付処理により前記代替パラメータが受け付けられた場合に、代替ワークフローを前記情報処理装置の前記メモリに登録する共有先登録処理であって、前記代替ワークフローは、前記受信処理にて受信された前記共有元ワークフローの前記非共用パラメータが、前記パラメータ受付処理にて受け付けられた前記代替パラメータに置き換えられたワークフローである、前記共有先登録処理と、
    を実行させることを特徴とするアプリケーションプログラム。
  15. 情報処理装置のコンピュータに、
    前記情報処理装置の操作部を介してワークフローの登録を受け付けた場合に、前記ワークフローを前記情報処理装置のメモリに登録する共有元登録処理であって、前記ワークフローは、画像データを入力する入力側の装置で実行される処理と、前記画像データを出力する出力側の装置で実行される処理と、を含む連携処理が示されたデータであり、前記連携処理は、所定のパラメータに従って実行される処理である、前記共有元登録処理と、
    前記共有元登録処理にて登録されたワークフローである共有元ワークフローを、サーバのメモリに記憶させる記憶制御処理と、
    前記サーバから特定情報と関連付けられた前記共有元ワークフローを受信する受信処理であって、前記特定情報は、非共用パラメータを示すものであり、前記共有元ワークフローと関連付けて前記サーバの前記メモリに記憶され、前記共有元ワークフローにより示される前記連携処理の実行に用いられる前記所定のパラメータに、前記非共用パラメータが含まれる場合に前記サーバによって作成され、前記非共用パラメータは、前記共有元ワークフローを共有する前記情報処理装置によって利用されないパラメータである、前記受信処理と、
    前記操作部を介して、前記受信処理にて受信された前記特定情報と関連付けられた前記共有元ワークフローを利用して、代替パラメータの入力を受け付けるパラメータ受付処理であって、前記代替パラメータは、前記特定情報と関連付けられた前記共有元ワークフローにおいて、前記特定情報により示される前記非共用パラメータの代わりとなるパラメータである、前記パラメータ受付処理と、
    前記パラメータ受付処理により前記代替パラメータが受け付けられた場合に、代替ワークフローを前記情報処理装置の前記メモリに登録する共有先登録処理であって、前記代替ワークフローは、前記受信処理にて受信された前記共有元ワークフローの前記非共用パラメータが、前記パラメータ受付処理にて受け付けられた前記代替パラメータに置き換えられたワークフローである、前記共有先登録処理と、
    を実行させることを特徴とするアプリケーションプログラム。
  16. メモリと、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    共有元装置から共有元ワークフローを受信するサーバ受信処理であって、前記共有元ワークフローは、前記共有元装置に登録されたワークフローであり、前記ワークフローは、画像データを入力する入力側の装置で実行される処理と、前記画像データを出力する出力側の装置で実行される処理と、を含む連携処理が示されたデータであり、前記連携処理は、所定のパラメータに従って実行される処理である、前記サーバ受信処理と、
    前記サーバ受信処理にて受信された前記共有元ワークフローにより示される前記連携処理の実行に用いられる前記所定のパラメータに、非共用パラメータが含まれるか否かを判断する判断処理であって、前記非共用パラメータは、前記共有元ワークフローを共有する共有先装置によって利用されないパラメータである、前記判断処理と、
    前記判断処理にて前記所定のパラメータに前記非共用パラメータが含まれると判断された場合、前記非共用パラメータを示す特定情報を作成する作成処理と、
    前記作成処理にて作成された前記特定情報を前記共有元ワークフローと関連付けて前記メモリに記憶する記憶制御処理と、
    前記メモリに記憶された前記特定情報と関連付けられた前記共有元ワークフローを、前記共有先装置に送信する送信処理であって、前記共有先装置は、前記特定情報と関連付けられた前記共有元ワークフローが受信された場合に、代替パラメータの入力を受け付けて代替ワークフローを前記共有先装置に登録し、前記代替パラメータは、前記特定情報と関連付けられた前記共有元ワークフローにおいて、前記特定情報により示される前記非共用パラメータの代わりとなるパラメータであり、前記代替ワークフローは、受信された前記共有元ワークフローの前記非共用パラメータが、前記代替パラメータに置き換えられたワークフローである、前記送信処理と、
    を実行することを特徴とするサーバ。
  17. 共有元装置と共有先装置とがサーバを介してワークフローを共有するワークフローの共有方法であって、
    前記ワークフローは、画像データを入力する入力側の装置で実行される処理と、前記画像データを出力する出力側の装置で実行される処理と、を含む連携処理が示されたデータであり、前記連携処理は、所定のパラメータに従って実行される処理であり、
    前記共有元装置の操作部を介して前記ワークフローの登録を受け付けた場合に、前記ワークフローを前記共有元装置に登録する共有元登録ステップと、
    前記共有元装置に登録された前記ワークフローである共有元ワークフローにより示される前記連携処理の実行に用いられる前記所定のパラメータに、非共用パラメータが含まれるか否かを判断する判断ステップであって、前記非共用パラメータは、前記共有元ワークフローを共有する前記共有先装置によって利用されないパラメータである、前記判断ステップと、
    前記判断ステップにて前記所定のパラメータに前記非共用パラメータが含まれると判断された場合、前記非共用パラメータを示す特定情報を作成する作成ステップと、
    前記作成ステップにて作成された前記特定情報を前記共有元ワークフローと関連付けて前記サーバのメモリに記憶する記憶制御ステップと、
    前記サーバから前記特定情報と関連付けられた前記共有元ワークフローが受信された場合に、前記共有先装置の操作部を介して、受信された前記特定情報と関連付けられた前記共有元ワークフローを利用して、代替パラメータの入力を受け付けるパラメータ入力ステップであって、前記代替パラメータは、前記特定情報と関連付けられた前記共有元ワークフローにおいて、前記特定情報により示される前記非共用パラメータの代わりとなるパラメータである、前記パラメータ入力ステップと、
    前記パラメータ入力ステップにより前記代替パラメータが受け付けられた場合に、代替ワークフローを前記共有先装置に登録する共有先登録ステップであって、前記代替ワークフローは、受信された前記共有元ワークフローの前記非共用パラメータが、前記パラメータ入力ステップにて受け付けられた前記代替パラメータに置き換えられたワークフローである、前記共有先登録ステップと、
    を含むことを特徴とするワークフローの共有方法。
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