JP7056331B2 - 液質検出器及び液質分析システム - Google Patents

液質検出器及び液質分析システム Download PDF

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Description

本発明は、液質検出器及び液質分析システムに関する。
水素イオン濃度(pH)等の液体の物性値を検出可能な液質検出器として、外周壁と、第1内部電極を有するとともに前記外周壁の内側に形成された測定電極部と、第2内部電極と液絡部とを有するとともに前記外周壁の内側に形成された比較電極部と、前記外周壁よりも軸方向基端側に配置された、比較電極部を外部流体コネクタに流体接続させるための流体コネクタと、を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような液質検出器は、特許文献1に記載されるように、液質検出時に、挿入開口を区画する挿入支持部を有するホルダによって、挿入開口に前記外周壁が軸方向基端側に向けて挿入された状態で支持される場合がある。
特許文献2には、外部電気コネクタと結合可能な電気コネクタを有する液質検出器が記載されている。また、特許文献2の図2には、液質検出器と、マン・マシン・インタフェース部を有する分析装置と、外部電気コネクタを有するアダプタに設けられるとともに、外部電気コネクタから入力されるアナログ信号を変換したデジタル信号を分析装置に出力可能な信号変換部と、を備えるシステムが記載されている。
特開昭58-61457号公報 特開2017-117482号公報
特許文献1に記載されるような内部液供給型の液質検出器に、特許文献2に記載されるような電気コネクタを設けることにより、電気コネクタを有する内部液供給型の液質検出器を得ることができる。また、そのような液質検出器と、外部流体コネクタを有する内部液供給装置と、外部電気コネクタと、第1内部電極と前記第2内部電極との電位差に応じたアナログ信号を物性値を示すデジタル信号に変換する信号変換部と、マン・マシン・インタフェース部を有する分析装置と、によって液質分析システムを構成することができる。
しかし、内部液供給型の液質検出器に電気コネクタを設けると、電気コネクタと流体コネクタとの周辺部の外径寸法が増加し、省スペースの観点等から望ましくないという問題があった。また、液質検出器における電気コネクタと流体コネクタとの周辺部の外径寸法が増加すると、例えば上述したような挿入支持部を有するホルダを用いる場合に、既存のホルダを使用できないという不都合を生じる可能性も増加する。
本発明は、このような問題に鑑み、電気コネクタと流体コネクタとの周辺部の外径寸法を抑制できる液質検出器及び液質分析システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る液質検出器は、
基端部と先端部とを有する筒状の外周壁と、
第1内部電極を有するとともに前記外周壁の内側に形成された測定電極部と、
第2内部電極と液絡部とを有するとともに前記外周壁の内側に形成された比較電極部と、
前記外周壁よりも、前記外周壁の軸方向に沿って前記先端部から前記基端部に向かう軸方向基端側に配置された、前記第1内部電極及び前記第2内部電極の両方を外部電気コネクタに電気接続させるための電気コネクタと、
前記外周壁よりも前記軸方向基端側に配置された、前記比較電極部を外部流体コネクタに流体接続させるための流体コネクタと、を備え、
前記電気コネクタと前記流体コネクタとは、前記軸方向に直列配置されている。
本発明に係る液質検出器は、
前記外周壁が、前記基端部に位置する外周面を有してもよく、
前記電気コネクタが、外周面を有してもよく、
前記流体コネクタが、外周面を有してもよく、
前記電気コネクタの前記外周面と前記流体コネクタの前記外周面とがそれぞれ、前記外周壁の前記外周面を前記軸方向基端側に延長した仮想外周面内に収まっていてもよい。
本発明に係る液質検出器は、前記電気コネクタが、前記流体コネクタよりも前記軸方向基端側に配置されていてもよい。
本発明に係る液質検出器は、
前記電気コネクタが、前記外部電気コネクタと結合可能な筒壁を有してもよく、
前記液質検出器が、前記筒壁を包囲する包囲壁と、前記包囲壁と前記外周壁とを連結する連結壁と、前記第1内部電極及び前記第2内部電極と前記電気コネクタとを電気接続するケーブルと、を備えてもよく、
前記連結壁が、前記ケーブルを前記流体コネクタに向けて露出させる半身形状を有してもよい。
本発明に係る液質検出器は、前記電気コネクタの前記筒壁が、前記包囲壁に区画された切り欠きに配置されたU字締結具によって前記包囲壁に固定されていてもよい。
本発明に係る液質検出器は、前記包囲壁が、前記外部流体コネクタと流体接続されたチューブを嵌合可能なチューブ支持部を有してもよい。
本発明に係る液質検出器は、
前記外周壁と前記流体コネクタとを有する第1ハウジングと、
前記包囲壁と前記連結壁とを有する第2ハウジングと、を備えてもよく、
前記流体コネクタが、雄ねじ部を有してもよく、
前記第2ハウジングが、前記雄ねじ部への環状ナットの締結によって前記第1ハウジングに固定されてもよく、
前記外部流体コネクタが、前記環状ナットが締結された前記雄ねじ部に締結されてもよい。
本発明の一態様に係る液質分析システムは、
本発明に係る液質検出器と、
前記外部流体コネクタと、前記外部流体コネクタに流体接続された一端部を有するチューブと、前記チューブの他端部に流体接続されるとともに前記比較電極部に供給するための内部液を収容する供給容器と、を有する内部液供給装置と、
前記外部電気コネクタと、
前記第1内部電極と前記第2内部電極との電位差に応じたアナログ信号を物性値を示すデジタル信号に変換する信号変換部と、
マン・マシン・インタフェース部を有する分析装置と、を備え、
前記信号変換部は、
前記外部電気コネクタを有するアダプタに設けられるとともに、前記外部電気コネクタから入力される前記アナログ信号を変換した前記デジタル信号を前記分析装置に出力可能であるか
前記分析装置に設けられるとともに、前記外部電気コネクタから入力される前記アナログ信号を前記デジタル信号に変換可能であるか、又は、
前記液質検出器に設けられるとともに、前記デジタル信号を、前記外部電気コネクタを通じて前記分析装置に出力可能である。
本発明に係る液質分析システムは、
前記電気コネクタが、前記外部電気コネクタと結合することで、前記電気コネクタと前記外部電気コネクタとを電気接続させる電気コネクタ結合部を形成可能であってもよく、
前記流体コネクタが、前記外部流体コネクタと結合することで、前記流体コネクタと前記外部流体コネクタとを流体接続させる流体コネクタ結合部を形成可能であってもよく、
前記外周壁が、前記基端部に位置する外周面を有してもよく、
前記電気コネクタ結合部が、外周面を有してもよく、
前記流体コネクタ結合部が、外周面を有してもよく、
前記電気コネクタ結合部の前記外周面と前記流体コネクタ結合部の前記外周面とがそれぞれ、前記外周壁の前記外周面を前記軸方向基端側に延長した仮想外周面内に収まっていてもよい。
本発明によれば、電気コネクタと流体コネクタとの周辺部の外径寸法を抑制できる液質検出器及び液質分析システムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る液質検出器を示す側面図である。 図1に示す液質検出器を他の角度で示す側面図である。 図1に示す液質検出器を示す斜視図である。 図1に示す液質検出器を示す分解斜視図である。 図1に示す第2ハウジングを示す側面図である。 図1に示す第2ハウジングを他の角度で示す側面図である。 図1に示す第2ハウジングを示す上面図である。 図1に示す第2ハウジングを示す底面図である。 図1に示す液質検出器を示す上面図である。 図1に示す液質検出器を備える液質分析システムの一例を示す図である。 図1に示す液質検出器を備える液質分析システムの他の例を示す図である。 図7に示す液質分析システムにおいて液質検出器をホルダで支持した状態を示す一部断面側面図である。 参考例としての液質検出器を示す側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る液質検出器及び液質分析システムについて詳細に例示説明する。
図1~図3に示すように、本実施形態に係る液質検出器1は、外周壁2、測定電極部3、比較電極部4、電気コネクタ5及び流体コネクタ6を備えている。また、本実施形態に係る液質分析システム7は、図7に示すように、本実施形態に係る液質検出器1、内部液供給装置8、外部電気コネクタ9、信号変換部10及び分析装置11を備えている。本実施形態では、信号変換部10は、外部電気コネクタ9を有するアダプタ12に設けられている。
液質検出器1は、本実施形態では、ガラス電極によって測定電極部3を構成することにより、被測定液の物性値としてpHを検出可能なpH検出器として構成されている。しかし、液質検出器1は、pH検出器に限られず、例えば、金属電極によって測定電極部3を構成することにより、被測定液の物性値として酸化還元電位を検出可能なORP検出器として構成されてもよいし、ガラス膜型等のイオン電極によって測定電極部3を構成することにより、被測定液の物性値として所望のイオンの濃度を検出可能なイオン濃度検出器として構成されてもよい。
外周壁2は、基端部2aと先端部2bとを有する筒状をなしている。より具体的には、外周壁2は、上下方向中間部に円環状のフランジ2cを有する円筒状をなしている。しかし、外周壁2は、フランジ2cを有していなくてもよいし、円筒状以外の筒状(例えば、上面視多角形状の筒状等)をなしていてもよい。本明細書において、単に「軸方向」というときは、外周壁2の軸方向を意味する。また、単に「軸方向基端側」というときは、外周壁2の軸方向に沿って先端部2bから基端部2aに向かう方向を意味し、単に「軸方向先端側」というときは、「軸方向基端側」の反対方向を意味する。また、「軸方向」を「上下方向」、「軸方向基端側」を「上方」、「軸方向先端側」を「下方」ともいう場合がある。
図1に示すように、測定電極部3は、外周壁2の内側に形成されている。測定電極部3は、第1内部電極3aを有している。本実施形態では、測定電極部3は、感応部を有するガラス管3bと、ガラス管3bの内部に充填された内部液3cと、を有しており、第1内部電極3aは内部液3cに侵漬されている。測定電極部3の内部液3cは、例えば、塩化カリウム(KCl)溶液であってよい。
図1~図2に示すように、比較電極部4は、外周壁2の内側に形成されている。比較電極部4は、第2内部電極4aと液絡部4bとを有している。また、比較電極部4は、内部液4cを収容する収容空間4dを区画する収容部4e有している。第2内部電極4aは、収容空間4dに配置され、内部液4cに侵漬されている。液絡部4bは、収容部4eに設けられている。比較電極部4の内部液4cは、例えば、塩化カリウム(KCl)溶液であってよい。
図示は省略するが、本実施形態では、外周壁2の内側には、測温部も形成されている。測温部によって検出した被測定液の温度に基づいてpHの測定値の校正が可能である。なお、このような測温部を設けない構成としてもよい。また、他の物理量を検出可能な他の検出部を外周壁2の内側に追加的に設けてもよい。
図1~図3に示すように、電気コネクタ5は、外周壁2よりも軸方向基端側に配置されている。また、電気コネクタ5は、第1内部電極3a及び第2内部電極4aの両方を外部電気コネクタ9に電気接続させるためのものである。本実施形態では、電気コネクタ5は、外部電気コネクタ9と結合可能な筒壁5aを有している。当該筒壁5aは、外周壁2の軸方向に延在している。電気コネクタ5は、外部電気コネクタ9と結合することで、電気コネクタ5と外部電気コネクタ9とを電気接続させる電気コネクタ結合部13を形成することができる。電気コネクタ5は、第1内部電極3aに電気接続された第1端子と第2内部電極4aに電気接続された第2端子とを有している。また、外部電気コネクタ9は、第1外部端子と第2外部端子とを有している。そして、電気コネクタ5と外部電気コネクタ9との電気接続は、第1外部端子と第1端子とが電気接続されるとともに第2外部端子と第2端子とが電気接続されることによってなされる。電気コネクタ5と外部電気コネクタ9とは、ねじ部を介して互いに着脱できるように構成されている。しかし、電気コネクタ5と外部電気コネクタ9とは、ねじ部以外の係合部を介して互いに着脱できるように構成されてもよい。
流体コネクタ6は、外周壁2よりも軸方向基端側に配置されている。また、流体コネクタ6は、比較電極部4を外部流体コネクタ8aに流体接続させるためのものである。外部流体コネクタ8aは、比較電極部4に内部液4cを供給するためのものであり、図7に示す内部液供給装置8の一部である。内部液供給装置8は、外部流体コネクタ8a、チューブ8b及び供給容器8cを有している。供給容器8cは、比較電極部4に供給するための内部液4cを収容するように構成されている。より具体的には、供給容器8cは、比較電極部4の収容空間4dに供給するための内部液4cを収容する内部空間を区画している。チューブ8bは、外部流体コネクタ8aに流体接続された一端部と、供給容器8cに流体接続された他端部と、を有している。より具体的には、チューブ8bは、供給容器8cの内部空間に連通する内部流路を区画している。外部流体コネクタ8aは、チューブ8bの内部流路に連通する外部接続口を有している。
図1~図3に示すように、流体コネクタ6は、外部流体コネクタ8aと結合可能な筒壁6aを有している。当該筒壁6aは、外周壁2の軸方向に延在している。流体コネクタ6は、外部流体コネクタ8aと結合することで、流体コネクタ6と外部流体コネクタ8aとを流体接続させる流体コネクタ結合部14を形成することができる。流体コネクタ6は、比較電極部4の収容空間4dに流体接続された接続口を有する。流体コネクタ6と外部流体コネクタ8aとの流体接続は、外部接続口と接続口とが流体接続されることによってなされる。流体コネクタ6と外部流体コネクタ8aとは、詳細は後述するが、ねじ部を介して互いに着脱できるように構成されている。しかし、流体コネクタ6と外部流体コネクタ8aとは、ねじ部以外の係合部を介して互いに着脱できるように構成されてもよい。
本実施形態では、電気コネクタ5は、流体コネクタ6よりも軸方向基端側に配置されている。そして、液質検出器1は、電気コネクタ5の筒壁5aを包囲する包囲壁15と、包囲壁15と外周壁2とを連結する連結壁16と、第1内部電極3a及び第2内部電極4aと電気コネクタ5とを電気接続するケーブル17と、を備えている。ケーブル17は、第1内部電極3aと第1端子とを電気接続する第1芯線と第2内部電極4aと第2端子とを電気接続する第2芯線とを内部に有している。連結壁16は、ケーブル17を流体コネクタ6に向けて露出させる半身形状を有している。すなわち、連結壁16は、上面視で流体コネクタ6に向けて開口するU字形状をなしている。したがって、流体コネクタ6に外部流体コネクタ8aを取り付ける際の作業空間を確保し、取り付け作業を容易にすることができる。しかし、包囲壁15及び連結壁16の形状は適宜変更が可能である。
図3~図4に示すように、電気コネクタ5の筒壁5aは、包囲壁15に区画された切り欠き15aに配置されたU字締結具18によって包囲壁15に固定されている。U字締結具18の両端部には一対の雌ねじが設けられている。そして、当該一対の雌ねじに、包囲壁15に設けられた一対の孔を通じて一対のねじ19を締結することにより、U字締結具18の内面と包囲壁15の内面とで電気コネクタ5の筒壁5aを締め付けて固定することができる。しかし、このようなU字締結具18以外の手段によって電気コネクタ5を固定する構成としてもよい。電気コネクタ5が固定されていることにより、外部電気コネクタ9を電気コネクタ5にねじ込んで結合させる際に、ケーブル17におけるねじれの発生を抑制することができる。
包囲壁15は、外部流体コネクタ8aと流体接続されたチューブ8bを嵌合可能なチューブ支持部20を有している。チューブ支持部20は、軸方向の全長に亘る切り欠き20aが形成された筒状をなしており、所定の抵抗力を越えた押圧力でチューブ8bが押し付けられたときにチューブ8bが切り欠き20aを通過してチューブ支持部20の内側に嵌合するように構成されている。チューブ支持部20の構造は、適宜変更が可能である。また、包囲壁15がチューブ支持部20を有さない構成としてもよい。
本実施形態では、液質検出器1は、外周壁2と流体コネクタ6とを有する第1ハウジング21と、包囲壁15と連結壁16とを有する第2ハウジング22(図5A~図5D参照)と、を備えている。第1ハウジング21は、測定電極部3の設置空間を区画している。また、第1ハウジング21は、比較電極部4の内部液4cを収容する収容空間4dを区画している。第1ハウジング21は、複数の部材によって構成されている。第2ハウジング22は、単一の部材によって構成されている。しかし、第2ハウジング22は、複数の部材によって構成されてもよい。第1ハウジング21及び第2ハウジング22は、例えば合成樹脂製であってよい。
図4に示すように、流体コネクタ6は、雄ねじ部23を有している。第2ハウジング22は、雄ねじ部23への環状ナット24の締結によって第1ハウジング21に固定されるように構成されている。また、外部流体コネクタ8aは、環状ナット24が締結された雄ねじ部23に締結されるように構成されている。このように、流体コネクタ6の雄ねじ部23を、第2ハウジング22の固定と、外部流体コネクタ8aの固定との両方に用いる構成とすることで、省スペース化を図ることができる。第2ハウジング22の底面には、図5A、図5B及び図5Dに示すように、一対の位置決め突起25が設けられている。一対の位置決め突起25は、第2ハウジング22を第1ハウジング21に固定する際に、図4に示される一対の位置決め凹部26に挿入されることで、第1ハウジング21に対する第2ハウジング22の位置を定めることができる。なお、位置決め突起25及び位置決め凹部26の数は適宜増減が可能である。また、位置決め突起25及び位置決め凹部26を設けない構成としてもよい。
図1~図2及び図6に示すように、本実施形態では、電気コネクタ5と流体コネクタ6とは、軸方向に直列配置されている。本明細書において、電気コネクタ5と流体コネクタ6とが「軸方向に直列配置されている」という表現は、軸方向に視たときに電気コネクタ5と流体コネクタ6とが互いに重なる部分(図6においてハッチングで示された重複部分P)を有していることを意味する。このような配置により、電気コネクタ5と流体コネクタ6との周辺部における液質検出器1の外径寸法を抑制することができる。
図6に示すように、外周壁2は基端部2aに位置する外周面S1を有しており、電気コネクタ5は外周面S2を有しており、流体コネクタ6は外周面S3を有している。そして、本実施形態では、上記のような「直列配置」により、電気コネクタ5の外周面S2と流体コネクタ6の外周面S3とがそれぞれ、外周壁2の外周面S1を軸方向基端側に延長した仮想外周面S0内に収まっている。
また、前述した電気コネクタ結合部13は外周面S4を有しており、前述した流体コネクタ結合部14は外周面S5を有している。そして、本実施形態では、上記のような「直列配置」により、電気コネクタ結合部13の外周面S4と流体コネクタ結合部14の外周面S5とがそれぞれ、仮想外周面S0内に収まっている。
したがって、本実施形態に係る液質検出器1は、図9に示すように、液質の検出時に既存のホルダ27を用いることができる可能性が大きい。例えば、図10に示すように、液質検出器1に電気コネクタ5と流体コネクタ6との両方を設けるために、流体コネクタ6を外周壁2よりも径方向外側に張り出すように配置した場合には、図9に示すような既存のホルダ27に収めることができなくなる。すなわち、既存のホルダ27が、例えば、挿入開口27aを区画する挿入支持部27bを有するとともに、挿入開口27aに液質検出器1の外周壁2が軸方向基端側に向けて挿入された状態で液質検出器1を支持可能に構成されている場合においては、電気コネクタ5と流体コネクタ6との周辺部の径寸法が増加すると、径寸法が増加した当該部分が挿入開口27aに挿入できないことにより、ホルダ27を利用できなくなる可能性が増加する。これに対し、本実施形態に係る液質検出器1は、図6を参照して前述したように、電気コネクタ結合部13の外周面S4と流体コネクタ結合部14の外周面S5とがそれぞれ、仮想外周面S0内に収まっているので、図9に示すようなホルダ27を用いることが可能となる。
前述したように、本実施形態に係る液質分析システム7は、図7に示すように、液質検出器1、内部液供給装置8、外部電気コネクタ9、信号変換部10及び分析装置11を備えている。信号変換部10は、第1内部電極3aと第2内部電極4aとの電位差に応じたアナログ信号を物性値を示すデジタル信号に変換するように構成されている。分析装置11は、マン・マシン・インタフェース部を有している。
本実施形態では、信号変換部10は、外部電気コネクタ9を有するアダプタ12に設けられるとともに、外部電気コネクタ9から入力されるアナログ信号を変換したデジタル信号を分析装置11に出力可能である。第1内部電極3aと第2内部電極4aとの電位差に応じたアナログ信号は、外部電気コネクタ9の第1外部端子及び前記第2外部端子から入力される。
このような構成に代えて、信号変換部10は、図8に示すように、分析装置11’に設けられるとともに、外部電気コネクタ9から入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換可能であってもよい。
あるいは、信号変換部10は、図示は省略するが、液質検出器1に設けられるとともに、デジタル信号を、外部電気コネクタ9を通じて分析装置11に出力可能であってもよい。液質分析システム7は、その他の種々の変更が可能である。
前述した本実施形態は、本発明の実施形態の一例にすぎず、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 液質検出器
2 外周壁
2a 基端部
2b 先端部
2c フランジ
3 測定電極部
3a 第1内部電極
3b ガラス管
3c 内部液
4 比較電極部
4a 第2内部電極
4b 液絡部
4c 内部液
4d 収容空間
4e 収容部
5 電気コネクタ
5a 筒壁
6 流体コネクタ
6a 筒壁
7 液質分析システム
8 内部液供給装置
8a 外部流体コネクタ
8b チューブ
8c 供給容器
9 外部電気コネクタ
10 信号変換部
11、11’ 分析装置
12 アダプタ
13 電気コネクタ結合部
14 流体コネクタ結合部
15 包囲壁
15a 切り欠き
16 連結壁
17 ケーブル
18 U字締結具
19 ねじ
20 チューブ支持部
20a 切り欠き
21 第1ハウジング
22 第2ハウジング
23 雄ねじ部
24 環状ナット
25 位置決め突起
26 位置決め凹部
27 ホルダ
27a 挿入開口
27b 挿入支持部
P 重複部分
S0 仮想外周面
S1~S5 外周面

Claims (9)

  1. 基端部と先端部とを有する筒状の外周壁と、
    第1内部電極を有するとともに前記外周壁の内側に形成された測定電極部と、
    第2内部電極と液絡部とを有するとともに前記外周壁の内側に形成された比較電極部と、
    前記外周壁よりも、前記外周壁の軸方向に沿って前記先端部から前記基端部に向かう軸方向基端側に配置された、前記第1内部電極及び前記第2内部電極の両方を外部電気コネクタに電気接続させるための電気コネクタと、
    前記外周壁よりも前記軸方向基端側に配置された、前記比較電極部を外部流体コネクタに流体接続させるための流体コネクタと、を備え、
    前記電気コネクタと前記流体コネクタとは、前記軸方向に直列配置されている、
    液質検出器。
  2. 前記外周壁は、前記基端部に位置する外周面を有し、
    前記電気コネクタは、外周面を有し、
    前記流体コネクタは、外周面を有し、
    前記電気コネクタの前記外周面と前記流体コネクタの前記外周面とがそれぞれ、前記外周壁の前記外周面を前記軸方向基端側に延長した仮想外周面内に収まっている、
    請求項1に記載の液質検出器。
  3. 前記電気コネクタは、前記流体コネクタよりも前記軸方向基端側に配置されている、
    請求項1又は2に記載の液質検出器。
  4. 前記電気コネクタは、前記外部電気コネクタと結合可能な筒壁を有し、
    前記液質検出器は、前記筒壁を包囲する包囲壁と、前記包囲壁と前記外周壁とを連結する連結壁と、前記第1内部電極及び前記第2内部電極と前記電気コネクタとを電気接続するケーブルと、を備え、
    前記連結壁は、前記ケーブルを前記流体コネクタに向けて露出させる半身形状を有する、
    請求項3に記載の液質検出器。
  5. 前記電気コネクタの前記筒壁は、前記包囲壁に区画された切り欠きに配置されたU字締結具によって前記包囲壁に固定されている、
    請求項4に記載の液質検出器。
  6. 前記包囲壁は、前記外部流体コネクタと流体接続されたチューブを嵌合可能なチューブ支持部を有する、
    請求項4又は5に記載の液質検出器。
  7. 前記外周壁と前記流体コネクタとを有する第1ハウジングと、
    前記包囲壁と前記連結壁とを有する第2ハウジングと、を備え、
    前記流体コネクタは、雄ねじ部を有し、
    前記第2ハウジングは、前記雄ねじ部への環状ナットの締結によって前記第1ハウジングに固定され、
    前記外部流体コネクタは、前記環状ナットが締結された前記雄ねじ部に締結される、
    請求項4~6のいずれか一項に記載の液質検出器。
  8. 請求項1~7のいずれか一項に記載の液質検出器と、
    前記外部流体コネクタと、前記外部流体コネクタに流体接続された一端部を有するチューブと、前記チューブの他端部に流体接続されるとともに前記比較電極部に供給するための内部液を収容する供給容器と、を有する内部液供給装置と、
    前記外部電気コネクタと、
    前記第1内部電極と前記第2内部電極との電位差に応じたアナログ信号を物性値を示すデジタル信号に変換する信号変換部と、
    マン・マシン・インタフェース部を有する分析装置と、を備え、
    前記信号変換部は、
    前記外部電気コネクタを有するアダプタに設けられるとともに、前記外部電気コネクタから入力される前記アナログ信号を変換した前記デジタル信号を前記分析装置に出力可能であるか
    前記分析装置に設けられるとともに、前記外部電気コネクタから入力される前記アナログ信号を前記デジタル信号に変換可能であるか、又は、
    前記液質検出器に設けられるとともに、前記デジタル信号を、前記外部電気コネクタを通じて前記分析装置に出力可能である、
    液質分析システム。
  9. 前記電気コネクタは、前記外部電気コネクタと結合することで、前記電気コネクタと前記外部電気コネクタとを電気接続させる電気コネクタ結合部を形成可能であり
    前記流体コネクタは、前記外部流体コネクタと結合することで、前記流体コネクタと前記外部流体コネクタとを流体接続させる流体コネクタ結合部を形成可能であり
    前記外周壁は、前記基端部に位置する外周面を有し、
    前記電気コネクタ結合部は、外周面を有し、
    前記流体コネクタ結合部は、外周面を有し、
    前記電気コネクタ結合部の前記外周面と前記流体コネクタ結合部の前記外周面とがそれぞれ、前記外周壁の前記外周面を前記軸方向基端側に延長した仮想外周面内に収まっている、
    請求項8に記載の液質分析システム。
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