JP2008256544A - ガスセンサユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】確実にキャップ端子を端子包囲部の内部に保持させ、ガスセンサからセンサキャップを取り外すことができるガスセンサユニットを提供することを目的とする。
【解決手段】ガスセンサとガスセンサキャップ150とが着脱可能なガスセンサユニットであって、挿通孔1521aには、自身の内壁から径方向内側に向かって突出し、キャップ端子151を支持するリブ1522aを有し、端子包囲部152aには、自身の後端部よりも先端部が径小であり、且つ先端部と後端部を繋ぐ連結部1523aを有し、連結部1523aは、リブ1522aよりも先端側に配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明はガス検出素子を有するガスセンサとこれに装着されガスセンサの出力を外部に伝えるセンサキャップとを組み合わせたガスセンサユニットに関する。
従来より、ガス検出素子を有するガスセンサとして、様々なものが提案されている。これらのガスセンサとしては、例えば、酸素イオン導電性のジルコニアからなるガス検出素子を有し、内燃機関の排気管に取付けられて、排気中の酸素濃度を検知するものが挙げられる(例えば、特許文献1参照)
特許文献1のガスセンサユニット900は、図8に示すようにガスセンサ1とセンサキャップ100を備えており、ガスセンサ1とセンサキャップ100とは着脱可能な形態とされている。
このうち、ガスセンサ1の主要な構成は、軸線方向に向かって延び、先端側が被測定ガスに晒される有底筒状のガス検出素子2と、ガス検出素子2の周囲を取り囲む主体金具3とを有している。このガス検出素子2は、外側電極4及び内側電極5を有しており、ガス検出素子2の後端側の内部に、内側電極5と接続し、ガス検出素子2からの出力信号を外部に出力する端子部材6が挿入されている。また、主体金具3の後方側には、ガス検出素子2の後端側及び端子部材6を取り囲み、主体金具3に保持されたセラミック包囲体7が備えられている。
他方、センサキャップ100の主要な構成は、ガスセンサ1の端子部材6と接続し、出力信号を外部装置に送信するキャップ端子101と、キャップ端子101とセラミック包囲体7の後端側とを取り囲む挿通孔110を有する弾性部材(例えば、ゴム部材)からなる筒状の端子包囲部102とを有している。さらに、センサキャップ100には、端子包囲部102から径方向外側に向かって突出し、キャップ端子101と接続するリード線103の周囲を覆うリード線包囲部104、端子包囲部102の径方向外側に向かって突出し、端子包囲部102の内部と外部とを連通する連通孔111を有するフィルタ包囲部105を有している。このフィルタ包囲部105の内部には、連通孔111を塞ぐように、通気性及び撥水性を有するフィルタ部材106が配置されている。
特開2006−162597
ところで、このガスセンサユニット900においては、ガスセンサ1からセンサキャップ100を取り外す際、リード線包囲部104及びフィルタ包囲部105の先端面を、後端に向かう方向(図8の矢印の方向)に押圧する。このとき端子包囲部102の挿通孔110には、自身の内壁から径方向内側に向かって突出した係合部107が形成されており、係合部107にキャップ端子101を支持させる(または係止させる)ことで、キャップ端子101が端子包囲部102の内部に保持された状態でガスセンサ1からセンサキャップ100が取り外される。
しかしながら、ガスセンサ1の出力信号を的確に取り出すために、ガスセンサユニット900の形態で、端子部材6とキャップ端子101とを強固に当接させることがある。具体的には、端子部材6またはキャップ端子101に凹凸部や、切り込み部等を形成し、端子部材6とキャップ端子101とを係合させることがある。この形態のガスセンサユニット900において、ガスセンサ1からセンサキャップ100を取り外そうとすると、図9のように、係合部107がキャップ端子101に引っかかり、係合部107よりも先端側の端子包囲部102がたわんで(変形して)径方向外側に向かって広がることがある。これは、端子包囲部材102が弾性部材から形成されているのに対して、キャップ端子101は金属部材から形成されており、端子部材6とキャップ端子101との係合力よりも弱い力で係合部107がキャップ端子101を支持しているためである。そして、後端に向かう方向に押圧すればするほど(ガスセンサ1からセンサキャップ100を取り外そうとすればするほど)端子包囲部102はどんどん外側に向かって広がり、最終的には、キャップ端子101を係合部107にて支持できなくなる虞がある。つまり、キャップ端子101が係合部107から外れてしまう虞がある。すると、図10に示されるように、ガスセンサ1とキャップ端子101が一体となって端子包囲部102から外れてしまい、その結果、キャップ端子101のうち、リード部103の芯線との加締め部が変形したり、切れたりして最終的にはガスセンサの出力信号を取り出せなく虞がある。
本発明は、かかる現状を鑑みてなされたものであって、確実にキャップ端子を端子包囲部の内部に保持させ、ガスセンサからセンサキャップを取り外すことができるガスセンサユニットを提供することを目的とする。
その解決手段として、本発明のガスセンサユニットは、軸線方向に向かって延び、先端側が被測定ガスに晒される有底筒状のガス検出素子と、上記ガス検出素子の周囲を取り囲む主体金具と、絶縁性セラミックからなる筒状で、上記ガス検出素子の後端側の周囲を取り囲み、自身の後端側を主体金具の後端より突出させる形態で当該主体金具に保持されるセラミック包囲体と、上記ガス検出素子の内周面に形成した内側電極と接続し上記ガス検出素子からの出力信号を外部に出力する端子部材と、を有するガスセンサと、
上記ガスセンサの上記端子部材と接続し、上記出力信号を外部装置に送信するキャップ端子と、当該キャップ端子と上記セラミック包囲体の後端側とを取り囲む挿通孔を有する弾性部材からなる筒状の端子包囲部と、を有するガスセンサキャップと、を備え、前記ガスセンサと前記ガスセンサキャップとが着脱可能なガスセンサユニットであって、
前記挿通孔には、自身の内壁から径方向内側に向かって突出し、前記キャップ端子を支持する係合部を有し、前記端子包囲部は、自身の後端部よりも先端部が径小であり、且つ先端部と後端部を繋ぐ連結部を有し、該連結部は、前記係合部よりも先端側に配置されていることを特徴とする。
このように、端子包囲部に後端部と後端部よりも径小となる先端部とを繋ぎ、且つ係合部よりも先端側に配置された連結部を設ける。これにより、ガスセンサユニットのガスセンサからセンサキャップを取り外す際、連結部を押圧することで連結部を押圧する力の分力が径方向内側に向かって働くことになる。すると、係合部がキャップ端子に引っかかり、係合部よりも先端側の端子包囲部がたわんで(変形して)径方向外側に向かって広がろうとするが、その係合部よりも先端側にある連結部を押圧することで、端子包囲部が径方向外側に向かって広がることを防止でき、キャップ端子が係合部にて支持できなくなることを抑制できる。(キャップ端子が係合部から外れてしまうことを抑制できる。)その結果、ガスセンサとキャップ端子が一体となって端子包囲部から外れることを抑制でき、リード部の芯線との加締め部が変形したり、切れたりしてガスセンサの出力信号を取り出せなくことを抑制できる。
なお、端子包囲部をなす弾性部材としては、弾性を有する高分子材料を例示することができる。但し、端子包囲部の耐熱性や弾性等を考慮して、適宜の材質を選択することが好ましい。さらに、変形の容易性などを考慮すると、ゴム弾性を有する高分子材料を用いることが好ましい。具体的には、ネオプレンゴム、クロロプレンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴムなどの材料を用いることができ、耐熱性を要求される場合にはフッ素ゴムを用いるのが好ましい。
また、端子部材とキャップ端子とはガスセンサ素子の出力信号を取り出すために接続できる形態であればよく、例えば、端子部材が円筒形状を有し、且つキャップ端子が棒状を有し、端子部材の内部にキャップ端子を差し込む形態で接続しても良い。また、端子部材が棒状を有し、且つキャップ端子が円筒形状を有し、キャップ端子の内部に端子部材を差し込む形態で接続しても良い。
また、連結部は、端子包囲部の後端部と先端部を繋ぐ形態であればよく、例えば、先端側に向かうに連れて徐々に径方向内側に縮径するテーパ形状、凸のR形状や凹のR形状であっても良い。さらには、テーパ形状にさらに凸部が形成された形状であっても良い。さらに、「連結部が係合部よりも先端側に配置されている」とは、連結部と係合部が軸線方向において重なり部がある形態(いわゆる、連結部の後端が係合部の先端よりも後端側にある形態)でもよいが、連結部と係合部が軸線方向において重なり部がない形態(いわゆる、連結部の後端が係合部の先端よりも先端側にある形態)がより好ましい。なお、連結部の後端と係合部の先端との軸線方向の距離については適宜選択すればよい。
また、係合部は、端子包囲部の内壁から径方向内側に向かって突出している形態であればよく、例えば、係方向に平行に突出する形態であっても良いし、それよりも後端に向かって突出する形態でも良い。また、先端に向かうに連れて徐々に径方向内側に縮径する形態であっても良い。
さらに、本発明のガスセンサユニットは、係合部が先端に向かって径方向内側に縮径してなることが好ましい。端子包囲部は弾性部材からなり、射出成形にて一体に形成されることが多い。具体的には、端子包囲部の挿通孔を形成するコアと上型、下型の3つの冶具を組み合わせて端子包囲部の形状を有する内部空間を形成し、この内部空間に弾性部材を射出する。その後、上型、下型を取り外し、さらに、コアを抜き取ることで端子包囲部が形成される。この際、端子包囲部に一体に形成される係合部が先端に向かって径方向内側に縮径してなる形態であれば、コアを抜き取る時に係合部がコアに引っかかることが無く、係合部が端子包囲部から脱落することが防止できる。
そして、端子包囲部に形成される係合部が先端に向かって径方向内側に縮径する形態であっても、本発明のガスセンサユニットのように、端子包囲部に後端部と後端部よりも径小となる先端部とを繋ぎ、且つ係合部よりも先端側に配置された連結部を設けることで、端子包囲部が径方向外側に向かって広がることを防止でき、キャップ端子が係合部にて支持できなくなることを抑制できる。
さらに、本発明のガスセンサユニットは、係合部がセラミック包囲体と当接するリブの後端側向き面であることが好ましい。ガスセンサとの係合を強固にするため、端子包囲体の挿通孔の内壁から突出する形態でリブが設けられている。このリブは、ガスセンサとセンサキャップとが組みつけられたときにセラミック包囲体に当接することになる。このリブを係合部として用いることで、別途、係合部を設ける必要が無く、センサキャップを容易に形成することができる。なお、リブは、挿通孔の内壁から周方向にわたって突出するものが好ましい。さらに、リブは、1つでも良いが、よりガスセンサとの係合を強固にするために、複数箇所設けてもよい。
さらに本発明のガスセンサユニットは、連結部が先端側に向かうに径方向に縮径するテーパ面となっていることが好ましい。これにより、連結部を押圧する力の分力が的確に径方向内側に向かって働くことになるため、端子包囲部が径方向外側に向かって広がることをより確実に防止でき、キャップ端子が係合部にて支持できなくなることを抑制できる。
さらに本発明のガスセンサユニットは、連結部のテーパ面に垂直方向の領域に係合部が形成されていることが好ましい。これにより、連結部を押圧する力の方向に係合部が形成されていることになる。その結果、連結部を押圧する力の分力が的確に径方向内側に向かって働くと同時に、連結部を押圧する力が直接、係合部に働くため、キャップ端子が係合部にて確実に支持することができる。なお、「連結部のテーパ面に垂直方向の領域」とは、連結部の後端及び先端にテーパ面と垂直方向の仮想線を引いた場合の、2つの仮想線間の領域を指す。
なお、係合部が連結部のテーパ面に垂直方向の領域に一部でも形成されていれば良いが、係合部の全てが連結部のテーパ面に垂直方向の領域に形成されていることがより好ましい。また、係合部と連結部が共にテーパ面を有する場合に、係合部と連結部のテーパ面の角度が略同一であると連結部を押圧する力が減少せずに直接、係合部に働くため、キャップ端子が係合部にてより確実に支持することができる。
さらに、本発明のガスセンサユニットは、端子包囲部の後端部に径方向外側に向かって突出し、前記キャップ端子と接続するリード線の周囲を覆うリード線包囲部を有する形態であっても、端子包囲部に後端部と後端部よりも径小となる先端部とを繋ぎ、且つ係合部よりも先端側に配置された連結部を設けているので、係合部よりも先端側にある連結部を押圧することで、端子包囲部が径方向外側に向かって広がることを防止でき、キャップ端子が係合部にて支持できなくなることを抑制できる。
さらに、本発明のガスセンサユニットは、端子包囲部の後端部に径方向外側に向かって突出し、端子包囲部の内部と外部とを連通する連通孔を有するフィルタ包囲部を有し、該フィルタ包囲部の内部に通気性及び撥水性を有するフィルタ部材が該連通孔を塞ぐように配置されている形態であっても、端子包囲部に後端部と後端部よりも径小となる先端部とを繋ぎ、且つ係合部よりも先端側に配置された連結部を設けているので、係合部よりも先端側にある連結部を押圧することで、端子包囲部が径方向外側に向かって広がることを防止でき、キャップ端子が係合部にて支持できなくなることを抑制できる。
発明の実施形態1について、図面を参照しつつ説明する。図1は、実施形態1にかかるガスセンサユニット200、およびこれを使用に供したときの様子を示す説明図である。この図1から理解できるように、本実施形態1にかかるガスセンサユニット200は、ガスセンサ21とこのガスセンサ21の軸線O方向後端側(図1中、上方)に配置されたセンサキャップ150とからなる。このガスセンサユニット200は、車両の排気管に、ガスセンサ21の先端部分を排気管内に突出させる形態で締結し、排気ガス中の酸素濃度を計測する酸素センサである。
このうち、ガスセンサ21は、図2に示すように、ガス検出素子22、セラミック包囲体23、端子部材24、及び主体金具25を備える。
なお、以下の説明では、軸線Oに沿う方向のうち、センサキャップの取り付けられる側を後端側とし、この逆側を先端側として説明する。
主体金具25はSUS430からなり、円筒状に形成されている。この主体金具25には、後述するガス検出素子22の鍔部22bを支持するための内周受け部25aであって、先端側(図2中、下方)に向かって縮径するテーパ形状の内周受け部25aが、内周面から径方向内側に突出する形態で周設されている。また、この主体金具25の外側には、ガスセンサ21を排気管に取付けるためのネジ部25bが形成されており、このネジ部25bの後端側(図2中、上方)には、ネジ部25bを排気管に螺挿するための取付工具を係合させる六角部25cが周設されている。また、主体金具25の先端側には、後述するガス検出素子22の先端部22aを覆うプロテクタ26が取付けられている。プロテクタ26は、金属製、円筒状の有底筒体で、排気管内の排気をガスセンサ21の内部に導入するための通気孔26aを複数有している。
ガス検出素子22は、酸素イオン伝導性を有する固体電解質からなり、先端部22aが閉塞された有底で、軸線O方向に延びる円筒状を有している。このガス検出素子21の外周には、径方向外向きに突出した鍔部22bが設けられており、この鍔部22bの先端側面と主体金具25の内周受け部25aの表面との間に金属製のパッキン27を介在させた状態で、ガス検出素子22は主体金具25内に配置されている。なお、ガス検出素子22を構成する固体電解質としては、例えば、Y2O3またはCaOを固溶させたZrO2が代表的なものであるが、それ以外のアルカリ土類金属または希土類金属の酸化物とZrO2との固溶体を使用しても良い。さらには、これにHfO2が含有されていても良い。
このガス検出素子22の先端部22aには、外周面に外側電極28が形成されている。この外側電極28は、PtあるいはPt合金を多孔質に形成したものである。この外側電極28は、鍔部22bの先端側面まで設けられており、金属製のパッキン27を介して主体金具25に電気的に接続される。このため外側電極28の電位は、主体金具25から取り出すことができる。
一方、ガス検出素子22の内周面にも、内側電極29が形成されている。この内側電極29も、PtあるいはPt合金を多孔質に形成したものである。
セラミック包囲体23は、絶縁性セラミック(具体的には、アルミナ)からなり、円筒状を有している。このセラミック包囲体23は、そのうちの肉厚とされた先端側部分23aが、ガス検出素子22のうち、鍔部22bよりも後端側の部分の周囲を取り囲む形態で、タルクから形成されたセラミック粉末30と共に、ガス検出素子22と主体金具25との間に介在するように保持されている。
端子部材24は、例えばインコネル(英インコネル社、商標名)からなり、筒状で、出力側端子部24a、素子側端子部24b、及び両者を連結する端子接続部24cを有している。
このうち、出力側端子部24aは、軸線Oに直交する断面が略C字形状の筒状である。この出力側端子部24aは、後述するキャップ端子151のセンサ接続部151a(図3参照)を、軸線Oに沿う方向(図1、2中、上下方向)に相対移動させて、自身の内側に挿入したときに、弾性的に拡径するように構成されている。さらに、この出力側端子部24aのうち後端側(図2中、上方)の周方向4カ所には、径方向内側に突出した凸状部241aが形成されている。
さらに、出力側端子部24aのうち、凸状部241aより先端側(図2中、下方)の周方向3カ所には、この出力側端子部24aの一部を打ち抜いて径方向内側に折り曲げた内側屈曲部242aと、径方向外側に折り曲げられた外側屈曲部243aとが形成されている。このうち、内側屈曲部242aは、後述するように、キャップ端子151の挿入部1513a(図4参照)を出力側端子部24aの内側に挿入して接続するときに、弾性的に径方向外側に屈曲し、挿入部1513aが所定位置まで挿入されたときに、屈曲が戻ってクリック感を生じさせるように形成されている。また、外側屈曲部243aは、図2に示すように、ガスセンサ21にこの端子部材24が組み付けられた時点で、セラミック包囲体23の段差部23bの先端面(段差面)に当接して、出力側端子部24a(端子部材24)の抜け防止の役割を果たしている。
一方、端子部材24のうち、素子側端子部24bも、軸線Oに直交する断面が略C字形状の筒形状を有している。この素子側端子部24bは、図2に示すように、弾性的に縮径しつつガス検出素子22内に挿入されて、内側電極29と電気的に接続している。従って、本実施形態1のガスセンサ21では、素子側端子部24bが、内側電極29を内側から径方向外側に向かって押圧しつつ電気的に接続している。
このような端子部材24は、所定形状の単一の金属板を用いて、プレス加工によって一体成形で形成する。このため、形成容易で、低コストである。また、本実施形態1の端子部材24では、金属板を曲げ加工し、出力側端子部24a及びこれより軸線O方向先端側(図2中、下方)に位置する素子側端子部24bを筒状に成形しているので、センサキャップ150内に取り込まれた基準ガス(外気)を、ガス検出素子22の内側(内側電極29)まで導入することができる。
このようなガスセンサ21は、次のようにして製造する。
まず、図2に示すように、主体金具25とプロテクタ26とを一体にする。次いで、外側電極28及び内側電極29が設けられたガス検出素子22をパッキン27と共に主体金具25の内部に挿入する。次いで、ガス検出素子22の鍔部22bの後端側にリングパッキン31を配置し、セラミック粉末30を主体金具25とガス検出素子22との間隙部分に所定量充填する。次いで、セラミック包囲体23を先端側部分23aがガス検出素子22と主体金具25との間に介在するように挿入し、セラミック粉末30に当接させる。次いで、セラミック包囲体23を先端側に向かって加圧し、その加圧状態下で、主体金具25の加締め部25dとセラミック包囲体23との間に加締めリング32を介在させて加締め部25dを加締めることで、上記構成部品を一体に固定する。
最後に、端子部材24をセラミック包囲体23及びガス検出素子22の内側に挿入する。具体的には、端子部材24の素子側端子部24bを、弾性的に縮径させつつガス検出素子22内に挿入して、内側電極29と電気的に接続させる。これと共に、出力側端子部24aを先端側に押しこんで、出力側端子部24aの後端から、軸線Oに直交し、径方向外側に向かう花びら状に形成された止め部244aを、セラミック包囲体23の後端面に当接させる。こうして、出力側端子部24aをセラミック包囲体23の内側に配置する。
なお、止め部244aがセラミック包囲体23の後端面に当接するまで出力側端子部24aを押しこむことで、径方向内側に屈曲していた外側屈曲部243aが解放されて戻り、セラミック包囲体23の段差部23bの先端面(段差面)に係合するようになるので、端子部材24の抜け防止を図ることができる。このようにして、ガスセンサ100が完成する。
次に、本実施形態1のセンサキャップ150について、図面を参照しつつ説明する。図3は、センサキャップ150の部分破断断面図である。センサキャップ150は、キャップ端子151、このキャップ端子151を被覆し保持する被覆部材152、リード線153、及びフィルタ部材154を備えている。
キャップ端子151(図3及び図4参照)は、例えばステンレス鋼(SUS310S等)からなり、板材を絞り加工等によって成形してなる。このキャップ端子151は、二重略円筒形状のセンサ接続部151aと、このセンサ接続部151aに一体に形成されリード線153の芯線を加締めて電気的に接続する芯線加締め部151bとを有している。
このうち、センサ接続部151aは、軸線Oについて同心環状で板状の環状部1511aと、環状部1511aの外周縁に連なって軸線Oに沿う一方側(図4(a)中、下方)に突出する外周面把持部1512aと、環状部1511aの内周縁に連なって外周面把持部1512aと同じ側に突出する円筒状の挿入部1513aと、を有する。環状部1511a、外周面把持部1512a、及び挿入部1513aは、互いに一体に成型されている。
このうち外周面把持部1512aは、図4に示すように、環状部1511aの外周縁に連なって、C字状に突出する基端部1512aaと、この基端部1512aaからスリットSL1,SL2によって3つに分割されて延びる分割把持部1512abとを有する。また、C字状の基端部1512aaの周方向両端の間には、第3スリットSL3が存在する。スリットSL1,SL2,SL3は、軸線O方向に延びた形状とされている。
上述の分割把持部1512abには、それぞれ、内側に向けて突出する突起部1512acが形成されている。具体的には、3つの突出部1512acが、互いに120度ずつ隔たった角度で周方向に配置されている。
後述するように、ガスセンサ21のセラミック包囲体23の外周面23c(図2参照)に3つの突起部1512acをそれぞれ当接させ、センサ接続部151aの外周面把持部1512aがセラミック包囲体23の後端部を包囲するようにして、この部分に嵌め込む。この場合に(図1参照)、分割スリットSL1,SL2,SL3の存在により、3つの分割把持部1512abは、それぞれ径方向外側に弾性的に屈曲する。そして、この反力によって、キャップ端子151が弾性的にセラミック包囲体23を保持する。
一方、挿入部1513aは、前述したように、軸線Oを中心とする円筒状で、縮径、拡径等の変形が生じがたい剛性を有する。従って、後述するように、ガスセンサ21の出力側端子部24a内に挿入してこれに当接させたときに、自身は変形することなく、出力側端子部24aを拡径させることができる。
この挿入部1513aは、環状部1511a側から、比較的径大の円筒状で軸線O方向に比較的長い導通部1513aa、この導通部1513aaよりも径小の径小部1513ab、この径小部1513abよりも径大の挿入先端部1513acを、この順に備える。
ガスセンサ21のセラミック包囲体23にセンサ接続部151aの外周面把持部1512aを嵌め込んだ場合(図1参照)、挿入部1513aは、セラミック包囲体23の内側で、かつ、端子部材24の出力側端子部24aの内側に挿入される。この際、導通部1513aaは、出力側端子部24aの凸状部241aに当接して、出力側端子部24aと電気的に導通する。また、径小部1513abの径方向外側には、出力側端子部24aの内側屈曲部242aが位置しており、端子部材24からキャップ端子151を脱着する際に、この内側屈曲部242aが挿入先端部1513acに係合して、容易には抜けないようにしている。また、キャップ端子151の挿入部1513aを端子部材24の出力側端子部24a内に挿入完了した際に、内側屈曲部242aが挿入先端部1513acに当接していた状態から解放され、クリック感が生じる。
なお、環状部1511aは、図1に示すように、挿入部1513aが端子部材24の出力側端子部24a内に挿入された状態において、セラミック包囲体23の後端面上に位置する出力側端子部24aの止め部244aに当接することで、キャップ端子151の挿入部1513aがさらに先端側に挿入されることを防止している。
被覆部材152は、絶縁性のフッ素系ゴムを用いて中空状に成形してなり、キャップ端子151を収容するキャップ端子収容空間SPSを構成している。この被覆部材152は、キャップ端子151及びガスセンサユニット200時(図1参照)のセラミック包囲体23の後端側を包囲する挿通孔1521aを有する端子包囲部152a、リード線153の周囲を包囲するリード線包囲部152b、連通孔1521cを塞ぐように配置されたフィルタ部材154の周囲を包囲するフィルタ包囲部152cを備える。
端子包囲部152aのうち、後端側(図中、上方)には、キャップ端子151の外周面把持部1512aの周囲に位置している。一方、端子包囲部152aの先端側(図中、下方)には、ガスセンサ21のセラミック包囲体23の外周面23c(図2参照)に密着する寸法とされたリブ1522aを有する。このリブ1522aは、軸線O方向に2つ設けられている。
このリブ1522aのうち後端側(図中、上方)のリブ1522aの後端向き面1522aaに、キャップ端子151の外周面把持部1512aの先端が係合されており、リブ1522aによって、キャップ端子151を端子包囲部152a内に支持している。
そして、端子包囲部152aの外周面には、連結部1523aを備えている。そして、この連結部1523a後端側より先端側が径小となっており、連結部1523aは、軸線O方向よりも後端側に向く(後端側から先端側に向かって径小となる)テーパ形状を有している。さらに、この連結部1523aは、キャップ端子151を支持するリブ1522aの後端向き面1522aaよりも先端側に形成されている。
このように、端子包囲部152aに軸線O方向よりも後端側に向き、且つリブ1522aの後端向き面1522aaよりも先端側に配置された連結部1523aを設けることで、ガスセンサユニット200のガスセンサ21からセンサキャップ150を取り外す際、連結部1523aを押圧することで連結部1523aを押圧する力の分力が径方向内側に向かって働くことになる。すると、リブ1522aの後端向き面1522aaがキャップ端子151の外周面把持部1512aに引っかかり、後端向き面1522aaよりも先端側の端子包囲部152aがたわんで(変形して)径方向外側に向かって広がろうとする現象を防止できる。よって、キャップ端子151が後端向き面1522aaにて支持できなくなることを抑制できる。その結果、ガスセンサ21とキャップ端子151が一体となって端子包囲部152aから外れることを抑制でき、リード線153の芯線との芯線加締め部151bが変形したり、切れたりしてガスセンサ21の出力信号を取り出せなくことを抑制できる。
さらに、リブ1522aの後端向き面1522aaが先端に向かって径方向内側に縮径してなることで、一体形成時の射出成形する際のコアを抜き取る時にリブ1522aがコアに引っかかることが無く、リブ1522aが端子包囲部152aから脱落することが防止できる。
そして、端子包囲部152aに形成されるリブ1522aの後端向き面1522aaが先端に向かって径方向内側に縮径する形態であっても、端子包囲部152aに連結部1523aを設けることで、端子包囲部152aが径方向外側に向かって広がることを防止でき、キャップ端子151がリブ1522aにて支持できなくなることを抑制できる。
さらに、連結部1523aが先端側に向かうに径方向に縮径するテーパ面となっているので、連結部1523aを押圧する力の分力が的確に径方向内側に向かって働くことになるため、端子包囲部152aが径方向外側に向かって広がることをより確実に防止でき、キャップ端子151がリブ1522aにて支持できなくなることを抑制できる。
さらに、連結部1523aのテーパ面に垂直方向の領域(図3の領域A)にリブ1522aが形成されているので、連結部1523aを押圧する力の方向にリブ1522aが形成されていることになる。その結果、連結部1523aを押圧する力の分力が的確に径方向内側に向かって働くと同時に、連結部1523aを押圧する力が直接、リブ1522aに働くため、キャップ端子151がリブ1522aにて確実に支持することができる。
ついで、リード線包囲部152bについて説明する(図3参照)。このリード線包囲部152bは、リード線153を包囲しており、端子包囲部152aの後端側から径方向に突出している。このリード線包囲部152bには、リード線153を連通するリード線連通孔1521bを有する。
リード線153は、芯線のほか、第1被覆材を有している。このリード線153は、前述したように、芯線の先端がキャップ端子151の芯線カシメ部151bで加締められてセンサ接続部151aと電気的に接続している。このため、このリード線153を通じて、ガスセンサ21のガス検出素子22の内側電極29からの出力信号を、外部装置(例えば、エンジンコントロールユニット(ECU))に送信することが可能となる。
このように、端子包囲部152aの後端部に径方向外側に向かって突出し、キャップ端子151と接続するリード線153の周囲を覆うリード線包囲部152bを有する形態であっても、端子包囲部152aに連結部1523aを設けているので、端子包囲部152aが径方向外側に向かって広がることを防止でき、キャップ端子151がリブ1522aにて支持できなくなることを抑制できる。
ついで、フィルタ包囲部152cについて説明する(図3参照)。このフィルタ包囲部152cは、連通孔1521cを塞ぐように配置されたフィルタ部材154の周囲を包囲している。
具体的には、フィルタ部材154は、微細気孔が連続する連続多孔質構造のPTFEからなり、円柱状の本体部154aと、この本体部154aの周囲を円環状に取り囲む平滑化処理部154bとからなるフィルタ部材154である。また、フィルタ包囲部152cは、軸線Oから見て、リード包囲部152bとは反対側に設けている。
さらに、フィルタ包囲部152cの連通孔1521cに、内側に向かって突出する環状の突出部1522cを設け、この突出部1522cをフィルタ部材154の外周面に密着させて、フィルタ部材154を保持している。
このように、端子包囲部152aの後端部に径方向外側に向かって突出し、端子包囲部152aの内部と外部とを連通する連通孔1521cを有するフィルタ包囲部152cを有し、フィルタ包囲部152cの内部に通気性及び撥水性を有するフィルタ部材154が連通孔1521cを塞ぐように配置されている形態であっても、端子包囲部152aに連結部1523aを設けているので、端子包囲部152aが径方向外側に向かって広がることを防止でき、キャップ端子151がリブ1522aにて支持できなくなることを抑制できる。
次に、実施形態2にかかるガスセンサユニット600、センサキャップ700について、図5、図6を参照して説明する。実施形態2のガスセンサユニット600は、実施形態1のガスセンサユニット200と比較して、センサキャップのみが異なり、ガスセンサは同一である。具体的には、図5に示すように、実施形態1と同一のガスセンサ21と、実施形態1と異なるセンサキャップ700とを有している。
実施形態2のセンサキャップ700は、実施形態1のセンサキャップ150と比較して、被覆部材の形態と、リード線の配置位置とが異なり、その他についてはほぼ同様である。従って、以下において、実施形態2のセンサキャップ7000について、実施形態1のセンサキャップ150と異なる部分を中心に説明する。
実施形態1のセンサキャップ150では、図3に示したように、リード線連通孔1521bを設け、端子包囲部152aの後端側から径方向に突出したリード包囲部152bを用い、そのリード線連通孔1521b内にリード線153を挿通させた。
これに対し、実施形態2のセンサキャップ700では、図6に示すように、リード包囲部152bを用いず、端子包囲部752aの後端側からリード線753を挿通している。
具体的には、端子包囲部752aの後端側に突出部7521aを形成し、その突出部7521aにリード線連通孔7521bを設けている。そして、そのリード線連通孔7521bを挿通するように、軸線O方向に延びる形態でリード線753が配置されている。
そして、リード線753の先端側は、キャップ端子751の接続部7513a内まで挿入されており、その接続部7513a内にて、加締め部材755の先端部755aにて加締められている。この加締め部材755は、先端部755aよりも径大である中間部755b、中間部755bよりも径大である後端部755cを有しており、さらに後端部755cの後端側には、キャップ端子751の環状部7511aと溶接等により接合され、センサ接続部751aと電気的に接続している接合部755dを有している。さらに、中間部755bは、リード線753の被覆部を保持するように形成されており、また、後端部755cは、接続部7513aの導通部7513aaに挿通されることで、リード線753の端子包囲部752aとの位置合わせを行うことができる。
実施形態2のセンサキャップ700においても、実施形態1のセンサキャップ150と同様に、端子包囲部752aに軸線O方向よりも後端側に向き、且つリブ7522aの後端向き面7522aaよりも先端側に配置された連結部7523aを設けることで、ガスセンサユニット600のガスセンサ21からセンサキャップ700を取り外す際、連結部7523aを押圧することで連結部7523aを押圧する力の分力が径方向内側に向かって働くことになる。すると、リブ7522aの後端向き面7522aaがキャップ端子751の外周面把持部7512aに引っかかり、後端向き面7522aaよりも先端側の端子包囲部752aがたわんで(変形して)径方向外側に向かって広がろうとする現象を防止できる。よって、キャップ端子751が後端向き面7522aaにて支持できなくなることを抑制できる。その結果、ガスセンサ21とキャップ端子751が一体となって端子包囲部752aから外れることを抑制でき、加締め部材755が変形したり、キャップ端子751から脱落したりしてガスセンサ21の出力信号を取り出せなくことを抑制できる。
以上において、本発明を実施形態1、2に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態1、2のガスセンサユニット200、600では、フィルタ部材154を、円柱状の本体部154aと、この本体部154aの周囲を円環状に取り囲む平滑化処理部154bとの2部材から形成したが、これに限られず、1部材から形成しても良い。
また、実施形態1、2のガスセンサユニット200、600では、リブ1522a、7522が後端向き面1522aa、7522aaが先端に向かって径方向内側に縮径してなる形態であったが、これに限られず、図7(a)のように、軸線O方向に垂直な方向に突出する形態であっても良いし、図7(b)のようにそれよりも後端に向かって突出する形態でも良い。
また、実施形態1、2のガスセンサユニット200、600では、連結部1523a、7523aが、後端側から先端側に向かって径小となるテーパ形状を有していたが、これに限られず、図7(a)のように、後端側から先端側に向かって径小となる凹部であっても良いし、図7(b)のように後端側から先端側に向かって径小となる凸部でも良い。
また、実施形態1、2のガスセンサユニット200、600では、キャップ端子151、751に3つのスリットSL1、SL2、SL3を設けたが、これに限られず、3つ以上のスリットを設けても良いし、1つのスリットであっても良い。
実施形態1にかかるガスセンサユニット200の部分断面図。 実施形態1にかかるガスセンサ21の部分断面図。 実施形態1にかかるセンサキャップ150の部分断面図。 実施形態1にかかるキャップ端子151の説明図であり、(a)は正面図、(b)は底面図。 実施形態2にかかるガスセンサユニット600の部分断面図。 実施形態2にかかるセンサキャップ700の部分断面図。 実施形態1、2の変形例を示した説明図であり、(a)、(b)ともに部分拡大図。 従来例に係るガスセンサユニット900の部分断面図。 従来例のガスセンサ1からセンサキャップ100を取り外す状態の説明図。 従来例のガスセンサ1からセンサキャップ100を取り外した後の状態の説明図。
符号の説明
21 ガスセンサ
22 ガス検出素子
23 セラミック包囲体
24 端子部材
25 主体金具
150、700 センサキャップ
151、751 キャップ端子
152、752 被覆部材
153、753 リード線
154、754 フィルタ
200、600 ガスセンサユニット

Claims (7)

  1. 軸線方向に向かって延び、先端側が被測定ガスに晒される有底筒状のガス検出素子と、
    上記ガス検出素子の周囲を取り囲む主体金具と、
    絶縁性セラミックからなる筒状で、上記ガス検出素子の後端側の周囲を取り囲み、自身の後端側を主体金具の後端より突出させる形態で当該主体金具に保持されるセラミック包囲体と、
    上記ガス検出素子の内周面に形成した内側電極と接続し上記ガス検出素子からの出力信号を外部に出力する端子部材と、
    を有するガスセンサと、
    上記ガスセンサの上記端子部材と接続し、上記出力信号を外部装置に送信するキャップ端子と、
    当該キャップ端子と上記セラミック包囲体の後端側とを取り囲む挿通孔を有する弾性部材からなる筒状の端子包囲部と、
    を有するガスセンサキャップと、
    を備え、前記ガスセンサと前記ガスセンサキャップとが着脱可能なガスセンサユニットであって、
    前記挿通孔には、自身の内壁から径方向内側に向かって突出し、前記キャップ端子を支持する係合部を有し、
    前記端子包囲部は、自身の後端部よりも先端部が径小であり、且つ先端部と後端部を繋ぐ連結部を有し、該連結部は、前記係合部よりも先端側に配置されていることを特徴とするガスセンサユニット。
  2. 前記係合部は、先端に向かって径方向内側に縮径してなることを特徴とする請求項1記載のガスセンサユニット。
  3. 前記係合部は、前記セラミック包囲体と当接するリブの後端側向き面であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のガスセンサユニット。
  4. 前記連結部は、先端側に向かうに径方向に縮径するテーパ面となっていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のガスセンサユニット。
  5. 前記連結部のテーパ面に垂直方向の領域に、前記係合部が形成されていることを特徴とする請求項4記載のガスセンサユニット。
  6. 前記端子包囲部の前記後端部には、径方向外側に向かって突出し、前記キャップ端子と接続するリード線の周囲を覆うリード線包囲部を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のガスセンサ。
  7. 前記端子包囲部の前記後端部には、径方向外側に向かって突出し、前記端子包囲部の内部と外部とを連通する連通孔を有するフィルタ包囲部を有し、該フィルタ包囲部の内部には、通気性及び撥水性を有するフィルタ部材が該連通孔を塞ぐように配置されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のガスセンサ。
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