JP7056110B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、定着装置および画像形成装置に関するものである。
従来、定着ベルトの端部から潤滑剤が漏れ出ることの対策を施した像加熱装置等の定着装置としては、例えば、下記特許文献1,2に記載されているものが知られている。
特許文献1には、摺動部材と、摺動部材を支持する支持部材と、摺動部材に沿って長手方向と直交する方向に回転する筒状ベルトと、筒状ベルトを介して摺動部材とニップを形成する加圧体とを有し、筒状ベルトと摺動部材との間に潤滑剤が塗布されている像加熱装置が示されている。
また、その像加熱装置については、摺動部材と支持部材とにより前記ニップに対して筒状ベルトの回転方向上流側で長手方向に延びる段差を形成しており、その段差を筒状ベルトが覆うことにより形成された潤滑剤を溜める空間を有し、その空間の長手方向に垂直な断面積は、空間の両端部側で空間に支持部材から凸状部材を突出させることで中央部よりも小さくしていることが開示されている。
特許文献2には、加熱体と、加熱体を保持する支持部材と、支持部材に外嵌される無端形状のフィルムと、支持部材の両端部においてフィルムの端部位置を規制する規制部材と、フィルムを介して加熱体に圧接しつつフィルムを回動させる加圧部材と、加熱体とフィルムの間に介在させる潤滑剤とを有する像加熱装置が示されている。
また、その像加熱装置については、支持部材が、加熱体よりフィルムの回動方向下流側であって且つフィルムの回動方向と直交する方向の両端部に対応する位置に、潤滑剤がフィルムの端部から横溢するのを防止するための潤滑剤溜め凹部を有することが開示されている。
特許第4532933号公報 特開2008-76589号公報
この発明が解決しようとする課題は、定着ベルトの幅方向における端部から潤滑剤が漏れ出ることを抑制できる定着装置およびその定着装置を用いた画像形成装置を提供することにある。
この発明(A1)の定着装置は、請求項1に記載されている通り、
回転可能な定着ベルトと、
前記定着ベルトの内周面の幅方向に接触する接触部と、
前記定着ベルトの内周面側に配置されて当該定着ベルトを案内して保持する保持部と、
前記定着ベルトを前記接触部に押し付ける加圧部と、
前記保持部のうち前記接触部よりも前記定着ベルトの回転方向上流側にある部位に設けられて当該定着ベルトの内周面の幅方向に接触する突起と、
前記保持部における前記突起と前記接触部との間の部位に前記定着ベルトが接触せずに当該定着ベルトの幅方向に存在する隙間を形成する隙間形成部と、
前記定着ベルトの内周面に付与される潤滑剤と、
を備え、
少なくとも前記定着ベルト、突起および隙間形成部に囲まれる空間は、前記定着ベルトの回転方向に沿う寸法が前記定着ベルトの幅方向の端部側とその中央部側とで同じであって、その縦断面積が前記定着ベルトの幅方向の端部側よりもその中央部側が大きくなるよう構成されているものである。
この発明(A2)の定着装置は、上記発明A1の定着装置において、前記空間は、前記隙間形成部を、その前記定着ベルトの内周面と離れる寸法が前記定着ベルトの幅方向の端部側よりもその中央部側で大きくなる形状にして構成されているものである。
この発明(A3)の定着装置は、上記発明Aの定着装置において、前記隙間形成部の前記中央部側がその端部側よりも粗面として構成されているものである。
この発明(A4)の定着装置は、上記発明A1からA3のいずれかの定着装置において、前記接触部は、前記隙間形成部よりも前記定着ベルトの内周面にむけて突出して配置されており、前記空間は、前記定着ベルト、突起、隙間形成部および接触部に囲まれる空間として構成されているものである。
また、この発明(B1)の画像形成装置は、請求項に記載されている通り、
未定着像を記録媒体に定着させる定着装置を備え、前記定着装置が上記発明A1からAのいずれかの定着装置にて構成されているものである。
上記発明A1の定着装置によれば、定着ベルトの幅方向における端部から潤滑剤が漏れ出ることを抑制できる。
上記発明A2の定着装置では、突起の形状を変更することなく、空間を容易に構成することができる。
上記発明A3の定着装置では、隙間形成部の中央部側をその端部側よりも粗面として構成しない場合に比べて、定着ベルトの端部からの潤滑剤の漏れを更に抑制できる
上記発明A4の定着装置では、空間が定着ベルト、突起、隙間形成部および接触部に囲まれる空間でない場合に比べて、接触部が空間を形成する壁面の一部になることで接触部の隣にも空間が存在し、定着ベルトの端部からの潤滑剤の漏れを確実に抑制できる
上記発明B1の画像形成装置によれば、定着装置において定着ベルトの幅方向における端部から潤滑剤が漏れ出ることを抑制でき、かかる潤滑剤の漏れに起因した画質不良等の不具合の発生を回避できる。
実施の形態1に係る画像形成装置の全体の構成を示す概念図である。 実施の形態1に係る定着装置の要部の構成を示す一部断面説明図である。 図2の定着装置のQ-Q線に沿う概略断面図である。 図2の定着装置における一部(加圧ロールの配置側から加圧ロールを除いてみたときの部分)の構成を示す概念図である。 図4の定着装置における一部のQ1-Q1線に沿う概略断面図である。 (a)は図4の定着装置における一部のQ2-Q2線に沿う概略断面図、(b)は図4の定着装置における一部のQ3-Q3線およびQ4-Q4線に沿う概略断面図である。 図2の定着装置における一部の作用効果を示す概念図である。 実施の形態2に係る定着装置の一部(加圧ロールの配置側から加圧ロールを除いてみたときの部分)の構成を示す概念図である。 (a)は図8の定着装置における一部のQ2-Q2線に沿う概略断面図、(b)は図8の定着装置における一部のQ3-Q3線に沿う概略断面図である。 図8の定着装置における一部のQ1-Q1線に沿う概略断面図である。 図8の定着装置における一部の作用効果を示す概念図である。 定着装置における隙間形成部の他の構成例を示す概略断面図である。 定着装置における隙間形成部および上流側突起の別の構成例を示す概念図である。 定着装置における隙間形成部の更に別の構成例を示す概略断面図である。
以下、この発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。
[実施の形態1]
図1及び図2は、実施の形態1に係る定着装置を備えた画像形成装置を示すものである。図1はその画像形成装置の全体の構成を概念的に示し、図2はその定着装置の要部の構成を概念的に示している。図2以降の各図面中に符号X,Y,Zで示す矢印は、各図面において想定した3次元空間の幅、高さ及び奥行の各方向を示す直交座標軸(およびその方向)である。また、図2における直交座標軸の丸印は、奥行き方向を示す矢印Zが紙面の垂直下方を向く方向であることを示している。
<画像形成装置の全体の構成>
画像形成装置1は、現像剤で構成される画像を記録媒体の一例である記録用紙9に形成するものである。また、画像形成装置1は、例えば、情報端末機等の外部機器から取得される画像情報に対応する画像の形成を行うプリンタとして構成されている。
この画像形成装置1は、全体が箱状の外観からなる筐体10を有している。また、この画像形成装置1は、その筐体10の内部空間に、図1に示されるように、作像ユニット20、中間転写装置30、給紙装置40、定着装置5等を配置している。
筐体10の上面部には、画像が形成された後の記録用紙9を排出して積載した状態で収容するための排出収容部12が設けられている。図1中に示す一点鎖線は、記録用紙9の主な搬送経路である。
上記作像ユニット20は、現像剤としてのトナーで構成されるトナー像を形成する作像用のユニットである。
実施の形態1における作像ユニット20は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色の現像剤(トナー)像をそれぞれ個別に形成する4つの作像ユニット20Y,20M,20C,20Kにて構成されている。
この4つの作像ユニット20(Y,M,C,K)はいずれも、矢印Aで示す方向に回転駆動するドラム形態の感光体である感光ドラム21を有し、その感光ドラム21の周囲に以下の機器を配置して構成されている。すなわち、各作像ユニット20(Y,M,C,K)は、その感光ドラム21の周囲に、帯電装置22、露光装置23、現像装置24(Y,M,C,K)、一次転写装置25、ドラム清掃装置26等の機器が配置されている。図1では、符号21から26についてブラック(K)の作像ユニット20Kのみに全部記載し、他の色の作像ユニット20(Y,M,C)にはその一部のみを記載するかまたはその全部の記載を省略している。
このうち帯電装置22は、感光ドラム21の像形成領域となる外周面を所要の電位に帯電させる装置であり、例えば感光ドラム21の外表面に接触させるロール等の帯電部材を備えて構成されている。露光装置23は、帯電後の感光ドラム21の外周面に所要の画像情報に基づいて各色成分に分解構成された光を照射して各色成分の静電潜像を形成する装置であり、図示しない画像処理部等に接続されている。現像装置24(Y,M,C,K)は、その静電潜像を各色成分のトナーにより現像して上記各色(Y,M,C,K)のトナー像として顕像化する装置である。
また、一次転写装置25は、感光ドラム21上のトナー像を中間転写装置30(の中間転写ベルト31)に一次転写させる装置であり、例えば後述する中間転写ベルト31を介して感光ドラム21の外表面に接触させるロール等の転写部材を備えて構成されている。この一次転写装置25は、後述するように中間転写装置30の一部も構成するものである。ドラム清掃装置26は、一次転写が終了した感光ドラム21の外周面に残留するトナー等の不要物を除去して清掃する装置であり、例えばブレード等の清掃部材や回収部等を備えて構成されている。
このような各作像ユニット20(Y,M,C,K)では、図示しない制御部が外部の接続端末、画像形成装置上の操作部等から画像形成動作の要求指令を受けつけると、次のように動作する。
はじめに、各感光ドラム21が回転始動し、各帯電装置22がその各感光ドラム21の外周面を所要の電位にそれぞれ帯電させた後、露光装置23が各色成分の画像信号に対応した光をその帯電した各感光ドラム21の外周面に対してそれぞれ照射してその各色成分の静電潜像を形成する。
続いて、各作像ユニット20(Y,M,C,K)では、現像装置24(Y,M,C,K)が各感光ドラム21の外周面上における各色成分の静電潜像をその各色成分に対応する上記4色(Y,M,C,K)のいずれかの色のトナーによりそれぞれ現像する。これにより、各作像ユニット20(Y,M,C,K)における各感光ドラム21には、上記4色のいずれかの色のトナー像が個別に形成される。例えば、作像ユニット20Yにおける感光ドラム21には、イエロー(Y)色のトナー像が形成される。
続いて、各作像ユニット20(Y,M,C,K)の感光ドラム21に形成される各色のトナー像は、各一次転写装置25が中間転写装置30(の中間転写ベルト31)と対向する一次転写位置にそれぞれ搬送され、後述する一次転写が行われる。その一次転写が終了した各感光ドラム21は、各ドラム清掃装置26で清掃されて次の作像工程に備える。
上記中間転写装置30は、作像ユニット20で形成されるトナー像を一次転写して保持した後に搬送し、最終的に記録用紙9に二次転写する装置である。
この中間転写装置30は、作像ユニット20(Y,M,C,K)の感光ドラム21からトナー像が転写されて保持する無端状の中間転写ベルト31を有しており、その中間転写ベルト31の周囲に以下の機器を配置して構成されている。
まず中間転写ベルト31は、作像ユニット20(Y,M,C,K)の各一次転写位置を順次通過して回転(周回移動)するように複数の支持ロール32a~32eにより支持されている。支持ロール32aは、駆動ロールおよび二次転写バックアップロールとして構成されている。
一方、この中間転写ベルト31の内側には、各作像ユニット20(Y,M,C,K)の上記一次転写装置25が配置されている。また、中間転写ベルト31の支持ロール32aに支持される外周面部分には、記録用紙9を通過させて中間転写ベルト31上のトナー像を二次転写するロール等の二次転写部材を備えた二次転写装置35が配置されている。さらに、中間転写ベルト31の外側の周囲には、二次転写後の中間転写ベルト31の外周面に残留するトナー等の不要物を除去して清掃するベルト清掃装置36が配置されている。
上記給紙装置40は、中間転写装置30の二次転写を行う二次転写位置に供給するための記録用紙9を収容して送出する装置である。
この給紙装置40は、筐体10に対して引出し自在に取り付けられ、所望のサイズ、種類等の記録用紙9を積載板42の上に積み重ねた状態で収容する用紙収容体41と、用紙収容体41から記録用紙9を1枚ずつ送り出す送出装置43を備えている。
給紙装置40では、画像形成時になると、所要の記録用紙9を用紙収容体41から送出装置43により1枚ずつ送り出す。給紙装置40から送り出された記録用紙9は、一点鎖線で示す搬送経路に沿って進み、その搬送経路上に配置された搬送時期調整ロール対44により二次転写タイミングに合わせて中間転写装置30の二次転写位置(中間転写ベルト31と二次転写装置35の間の位置)に最終的に送り込まれる。
中間転写装置30では、作像ユニット20(Y,M,C,K)の各感光ドラム21上に形成される各色のトナー像を、矢印で示す方向に回転する中間転写ベルト31の外周面に対して、各一次転写装置25の転写作用により位置合わせした状態で順次一次転写する。
続いて、中間転写装置30では、中間転写ベルト31の外周面に一次転写されたトナー像を、回転する中間転写ベルト31に保持して二次転写装置35と対向する二次転写位置まで搬送した後、給紙装置40から搬送経路を通して二次転写位置まで供給される記録用紙9に対して、二次転写装置35の転写作用により二次転写する。二次転写後の中間転写ベルト31の外周面は、ベルト清掃装置36で清掃されて次の作像工程に備える。
上記定着装置5は、中間転写装置30で記録用紙9に二次転写された未定着像であるトナー像をその記録用紙9に定着させる装置である。
この定着装置5は、箱状の筐体50の内部空間に、定着ベルトユニット51と、加圧ロール59等を配置して構成されている。このうち定着ベルトユニット51は加熱する機能を有している。また、加圧ロール59は、定着ベルトユニット51に記録用紙9を押し付けて通過させることにより定着処理(加熱および加圧)を行う定着処理部(定着ニップ)FNを形成するようになっている。なお、定着装置5の詳細については後述する。
この定着装置5では、中間転写装置30でトナー像T(図2)が二次転写された記録用紙9が、図1に一点鎖線で示す搬送経路に沿って進んで筐体50の内部に導入された後、定着ベルトユニット51と加圧ロール59との間の定着処理部FNに送り込まれる。この際、定着装置5では、その記録用紙9がトナー像Tと共に定着処理部FNを通過するときに加圧下で加熱され、これにより、そのトナー像Tが溶融して記録用紙9に定着させられる。
定着が終了した後の記録用紙9は、定着装置5の筐体50の内部から排出された後、図1に一点鎖線で示す搬送経路を進むとともに、その搬送経路の終端部に配置された排出ロール対48により筐体10の外部に搬出され、最終的に排出収容部12に収容される。
以上の各動作により、画像形成装置1による記録用紙9の片面に画像を形成する基本的な動作が終了する。
この画像形成装置1によれば、4つの作像ユニット20(Y,M,C,K)の全部又は他の複数(少なくとも複数色のトナー)を選択して作動させることにより、4色(Y,M,C,K)のトナーの全部又はその他の複数色のトナーを組み合わせて構成されるカラー画像を形成することができる。また、4つの作像装置ユニット20(Y,M,C,K)のいずれか1つを作動させることにより、例えばブラック等の1色のトナーで構成される単色画像を形成することもできる。
<定着装置の構成>
定着装置5は、図1に示す筐体50の内部に、前述した定着ベルトユニット51と、加圧部の一例である加圧ロール59等が配置されている。
定着ベルトユニット51は、図2、図3等に示されるように、回転可能な定着ベルト52、定着ベルト52の内周面の幅方向Dに接触する接触部の一例である加熱部材53、定着ベルト52の内周面側に配置されて定着ベルト52を案内して保持する保持部の一例である案内保持部材54、定着ベルト52の内周面から端部を回転可能に案内して支持する一対の端部支持部材55A,55B等で構成されている。
まず、上記加圧ロール59は、例えば金属等の材料からなる円柱状のロール芯材591と、ロール芯材591の外周面に設けるゴム等の材料からなる弾性層592と、弾性層592の外周面に設ける離型性を有する表面層593とからなる構造の部材である。
この加圧ロール59は、ロール芯材591の両端部から突出する軸部591a,591bが、筐体50の図示しない取付け部に図示しない軸受を介して回転可能に且つ定着ベルトユニット51の加熱部材53に対して接近および離間する方向に移動可能に設けられている。また、この加圧ロール59は、図示しない加圧機構により、そのロール芯材591の軸部591a,591bが軸受を介して定着ベルトユニット51における定着ベルト52を介して加熱部材53に所要の加圧力Fで押し付けられている。さらに、この加圧ロール59は、そのロール芯材591の軸部591a,591bに図示しない回転駆動装置から回転動力が伝達されることにより、矢印Bで示す方向に所要の速度で回転駆動する。
なお図3においては、上記定着処理部FNの位置等をわかりやすくする観点から便宜上、加圧ロール59を定着ベルトユニット51の定着ベルト52から少し離間させた状態で示している。
次に、定着ベルトユニット51における定着ベルト52は、定着に必要な幅と所要の長さおよび厚さを有する筒状の形状に成形されたベルト材である。
この定着ベルト52は、例えばポリイミド等の材料にてベルト基材が形成され、そのベルト基材の外周面に離型層等が形成されて構成されている。また、この定着ベルト52は、上記定着処理部FNで接触する加圧ロール59の回転動力を受けて矢印Cに示す方向に連れ回るよう従動回転する。
定着ベルトユニット51における加熱部材53は、例えば、定着ベルト52を加熱するための面状ヒータを含んで構成される部材である。
この加熱部材53の面状ヒータは、平面状の発熱領域を備えた板状の形態からなる発熱構造物であり、定着ベルト52の回転移動方向および幅方向に沿って広がる面形状と所要の厚さを有している。また、加熱部材53の面状ヒータは、図示しない温度センサにより温度を測定されながら所要の温度に保たれるよう図示しない給電装置等によりその加熱動作が制御されている。さらに、加熱部材53の面状ヒータは、例えば案内保持部材54における後述の取付け部に取り付けられる。
定着ベルトユニット51における案内保持部材54は、上記定着処理部FNを形成する位置に定着ベルト52の幅方向Dに沿って配置される本体部541と、本体部541に設けられて定着ベルト52の内周面の一部に接触して案内するベルト案内部542とを有する部材である。
このうち本体部541は、定着ベルト52の幅方向Dに長いほぼ長方形の板状に形成されている部分である。
また、ベルト案内部542は、本体部541のうち定着ベルト52の幅方向Dに沿う長辺端部であって定着処理部FNに達する手前の定着ベルト52を案内する上流側案内部分542Aと、定着処理部FNを通過した後の定着ベルト52を案内する下流側案内部分542Bとで構成されている。また、この上流側案内部分542Aと下流側案内部分542Bはいずれも、定着ベルト52の幅方向Dに対して所要の間隔をあけて存在するよう複数に分割された案内部分として構成されている。
また、案内保持部材54の本体部541のうち加圧ロール59とは反対側に存在する側の部分(第1面)には、案内保持部材54を筐体50内で支持するための支持部材56の一部を嵌め込む長溝状の取付け部543が設けられている。
支持部材56は、例えば定着ベルト52の幅方向に延びる板材の長手方向の長辺を定着処理部FN側にむけて折り曲げて断面がコの字状に成形した部材である。また、支持部材56は、図3に二点鎖線で示されているように、案内保持部材54の長手方向とほぼ同じ程度の長さを有する部材として構成されている。
この支持部材56は、その折り曲げた部分の端部56a,56bを上記第2面における取付け部543に嵌め込むようになっている。また、この支持部材56は、その長手方向の両端部56c,56dが定着装置5の筐体50の取付け部に固定して取り付けられるようになっている。この支持部材56の固定により、案内保持部材54を含む定着ベルトユニット51が筐体50に対して位置が固定された状態で配置される。
一方、案内保持部材54の本体部541のうち加圧ロール59(又は定着ベルト52の内周面)と対峙する側の部分(第2面)には、加熱部材53を装着するための装着部544が設けられている。
装着部544は、加圧ロール59で形成する定着処理部FNと向き合うよう本体部541の長手方向に沿って延びた形状であって加圧ロール59とは反対側の方向に窪んだ形状の部位である。加熱部材53の面状ヒータは、この装着部544に固定されるよう装着されている。
また、案内保持部材54の本体部541における第2面には、図2や図4等に示されるように、定着処理部FN(加熱部材53またはその装着部544)よりも定着ベルト52の回転方向Cの上流側にある端部に、第1突起としての上流側突起61が設けられている。また、本体部541における第2面には、定着処理部FNよりも定着ベルト52の回転方向Cの下流側にある端部に、第2突起としての下流側突起62が設けられている。
上流側突起61と下流側突起62はいずれも、図2等に示されるように、本体部541の第2面から加圧ロール59が存在する側にむけて突出する突起である。また、上流側突起61と下流側突起62はいずれも、図4に示されるように、本体部541の第2面において定着ベルト52の幅方向Dに沿い連続して存在するような形状(突条)で形成されている。
この上流側突起61と下流側突起62はいずれも、定着ベルト52の内周面の幅方向Dに接触するように存在する。これにより、定着ベルト52は、定着処理部FNに突入する直前と定着処理部FNを通過した直後における状態が各突起61、62の形状に倣った状態に保たれるようになる。また、このように定着ベルト52の状態が保たれることにより、定着処理部FNに導入されて通過する記録用紙9に定着ベルト52の幅方向Dにおけるしわが発生しにくくなる。
さらに、案内保持部材54の本体部541における第2面には、図2や図4等に示されるように、上流側突起61と接触部の加熱部材53との間の部位に定着ベルト52が接触せずに定着ベルト52の幅方向Dに存在する隙間72を形成する隙間形成部71が設けられている。
この隙間形成部71は、上流側突起61と加熱部材53との間で、定着ベルト52の幅方向Dに延びて定着ベルト52の内周面と非接触の状態で対向する対向面710を有する部分である。
この対向面710は、一般に、図5に示されるように、定着ベルト52の内周面と離れる寸法mが一定の値m1になる平面として構成されている。また、この対向面710における寸法m1は、例えば、その対向面710が上流側突起61の頂部から離れる寸法と加熱部材53の定着ベルト52の内周面に接触する面から離れる寸法とを調整することで確保される。この対向面710は、加熱部材53との間で段差が生じるように構成されることがある。
この他、案内保持部材54の本体部541における第2面には、図2や図4等に示されるように、接触部の加熱部材53と下流側突起62との間の部位に、定着ベルト52が接触せずに定着ベルト52の幅方向Dに存在する隙間76が形成される部分が設けられている。
また、案内保持部材54の本体部541には、図4に示されるように、その長手方向の端部側に、端部支持部材55A,55Bを取り付けるための取付け面部546が形成されている。この取付け面部546は、加熱部材53の装着部544や上流側突起61及び下流側突起62や隙間形成部71が存在しない平面状(または平板状)の部分として構成されている。
定着ベルトユニット51における端部支持部材55A,55Bはいずれも、図3に示されるように、定着ベルト52の両端部52a、52bから内側に嵌め入れて定着ベルト52の内周面端部を回転可能に案内して支持する円弧状の支持面が形成された支持本体部分551と、支持本体部分551の各外側において定着ベルト52の両端部52a、52bの位置を規制するよう上記支持面から突出した状態で形成された位置規制部分552とを有する部材である。
この端部支持部材55A,55Bは、図3に示されるように、位置規制部分552の加圧ロール59に近い部分に内側に切り込まれる切欠き部553が設けられており、その切欠き部553を案内保持部材54における取付け面部546(図4)に嵌め入れることで案内保持部材54に固定される。
また、この定着装置5においては、定着ベルト52の内周面が接触して通過する部分(加熱部材53等)との間の摩擦抵抗を軽減するため、定着ベルト52の内周面に潤滑剤8を付与している。
この潤滑剤8は、例えば、定着ベルト52の内周面に予め塗布している。また、潤滑剤8としては、例えば、常温で粘性のある液体である潤滑用のオイルや、常温で固形状であるグリース等が用いられる。
<定着装置の動作>
まず、この定着装置5においては、図2や図3に示されるように、加圧ロール59が定着ベルトユニット51における定着ベルト52を介して加熱部材53に所要の加圧力Fで圧接されることで、加圧ロール59と定着ベルト52の外周面との間に上記した定着処理部(定着ニップ)FNが形成される。
このときの定着処理部FNは、加圧ロール59が定着ベルト52を介して加熱部材53の面状ヒータに圧接した際に加圧ロール59の弾性層592が弾性変形することにより、定着ベルト52の幅方向Dはもとより、定着ベルト52の回転方向Cに対して所要の幅を有する比較的広い圧接領域として形成される。これにより、定着装置5では、効率の良い優れた定着性能が得られる。
そして、この定着装置5は、定着動作が必要な時期になると、加圧ロール59が矢印Bで示す方向に所要の速度で回転駆動し、これにより定着ベルトユニット51における定着ベルト52が矢印Cで示す方向に従動回転する。また、このときの定着装置5では、定着ベルトユニット51における加熱部材53が加熱動作を開始し、加熱部材53を通過する際に定着ベルト52を定着に必要な温度に加熱する。
続いて、定着装置5では、定着動作が可能な状態になると、図2に示されるようにトナー像Tが二次転写された記録用紙9が定着ベルトユニット51と加圧ロール59との間の定着処理部FNに送り込まれる。この際、定着装置5では、上述したように記録用紙9がトナー像Tと共に定着処理部FNを通過するときに加圧下で加熱し、これによりトナー像Tを溶融させて記録用紙9に定着させる。
また、この定着装置5においては、定着ベルト52が定着処理部FNにおいて加圧ロール59により加圧力Fの力で加熱部材53に押し付けられた状態で通過するように回転する。この際、定着ベルト52の内周面と加熱部材53との間に摩擦抵抗が発生する。
しかし、定着装置5では、定着ベルト52の内周面に潤滑剤8が付与されているので、その摩擦抵抗が潤滑剤8の介在により軽減される。
このため、定着装置5では、定着ベルト52が定着処理部FNを比較的円滑に通過して回転し、これにより定着装置5による良好な定着動作も可能になる。
<定着装置の詳細な構成>
そして、この定着装置5Aにおいては、定着ベルト52の幅方向Dにおける端部52a,52bから潤滑剤8が漏れ出ることを抑制する観点から、次の構成を採用している。
すなわち、実施の形態1に係る定着装置5Aは、図5や図6に示されるように、定着ベルト52、上流側突起61、隙間形成部71および加熱部材53に囲まれる空間(隙間形成部71で形成される隙間72の空間に相当する)について、その縦断面積Sが定着ベルト52の幅方向Dの端部側よりもその中央部側で大きくなるよう構成している。
ここで、上記縦断面積Sとは、上記空間(72)を定着ベルト52の幅方向Dに沿う方向に対して垂直な面で切断したときの断面の面積である。また、定着ベルト52の幅方向Dの端部側とは、定着ベルト52の端部52a,52bそのものか、あるいはその端部52a,52bから最大幅の記録用紙9が通過するときの領域(通紙領域)の端部までの領域とする。さらに、上記定着ベルト52の中央部側とは、上記端部側の領域を除く内側に存在する領域とする。
また、この定着装置5Aは、具体的に説明すると、上記空間(72)については、隙間形成部71をその定着ベルト52の内周面と離れる寸法mが定着ベルト52の幅方向Dの端部側よりもその中央部側で大きくなる形状からなる隙間形成部71Aにすることで構成している。
このときの隙間形成部71Aは、図5に示されるように、定着ベルト52の内周面と対向する対向面710Aとして、定着ベルト52の内周面と離れる寸法mが定着ベルト52の端部52a,52bに相当する位置よりも少し内側の各位置P1,P2から定着ベルト52の幅方向Dにおける中央位置P3にむけて徐々に大きくなる湾曲面を有する対向面を採用している。一方、この対向面710Aは、上流側突起61と加熱部材53の間に存在する部分であって定着ベルト52の回転方向Cに沿う寸法J(図4)が、定着ベルト52の幅方向Dの全域において一定の値J1(図6)になる形状になっている。
これにより、隙間形成部71Aは、図5に示されるように、その対向面710Aの定着ベルト52の内周面と離間する寸法mが、定着ベルト52の幅方向Dの端部52a,52b側の領域における当該寸法m1よりもその中央部側の領域における当該寸法m2、m3、m4の方が大きい関係になる隙間72(の空間)を形成する。
この場合、寸法m1は対向面710Aの端部側の位置P1,P2における値である。また、寸法m2は対向面710Aの中央位置P3での値、寸法m3,m4は端部側の位置P1,P2と中央位置P3のほぼ中間位置における値であり、これらはm2>m3(またはm4)の大小関係にある。
また、図6における符号m6は、加熱部材53と下流側突起62との間に形成される隙間62における定着ベルト52の内周面と離間する寸法を示す。この寸法m6は、定着ベルト52の幅方向Dの全域において一定である。
したがって、定着装置5Aでは、図6に示されるように、上記空間(72)の中央部側の領域における縦断面積S3が、その端部側の領域における縦断面積S1(またはS2)よりも大きい関係になっている。つまり、S3>S1(またはS2)の大小関係にある。
しかも、この定着装置5Aにおける空間(72)の中央部側の領域における縦断面積S3は、対向面710Aにおける上記寸法Jが一定(J1)であることを前提としたうえで上記寸法mが中央位置P3にむけて徐々に大きい値になる関係であることから、対向面710Aにおける端部側の位置P1,P2からその中央位置P3に近づくにつれて徐々に大きくなっている。実際、寸法m(m2)が最大となる中央位置P3における縦断面積Sが最大になる。
このため、定着装置5Aにおける上記空間(72)の縦断面積Sは、対向面710Aの定着ベルト52の内周面と離間する寸法mの大小関係に対応した大小関係になっている。具体的には、その縦断面積Sは、上記寸法mが相対的に大きいほど相対的に大きいものになっている。
ちなみに、上記空間(72)の縦断面積Sの大きさを確認(検証)する方法としては、例えば、次の方法を採用することができる。すなわち、その方法とは、定着装置5Aにおける隙間(空間)72を形成する壁面となる部分の位置を測定して縦断面積Sを算出する方法である。より具体的には、例えば、隙間72を形成する定着ベルト52の回転方向C(張架方向)および隙間形成部71の形状を光学顕微鏡によって観察して計測するかあるいは定規等の測定器によって直接測定して、上記寸法mを求める。そして、記録用紙9の搬送方向に対応する上記寸法mを複数個所で求めて、積分することにより縦断面積Sを算出する。
そして、この定着装置5Aにおいては、定着ベルト52の内周面に付与される潤滑剤8が隙間形成部71Aで形成される隙間72(または上記空間内)に滞留して存在するときに、その潤滑剤8が隙間(空間)72における縦断面積Sが相対的に大きくなる領域にむけて移動するようになる。
特にこの定着装置5Aでは、定着ベルト52が定着処理部FNにおいて加圧ロール59の押し付けにより加熱部材53に圧接された状態で通過することになるため、定着ベルト52の内周面に付着している潤滑剤8の一部が、その内周面から脱離して隙間(空間)72に留められる傾向にある。
この結果、定着装置5Aでは、図7に例示するように、隙間形成部71Aで形成される隙間72のうち定着ベルト52の幅方向Dにおける端部側の領域に存在する潤滑剤8a,8bが、その隙間(空間)72における縦断面積Sが相対的に大きくなる中央側の領域にむけて移動する。このときの潤滑剤8の移動は、重力方向に対する隙間72の姿勢の如何にかかわらず生じる。
以上のことから、定着装置5Aでは、潤滑剤8が隙間形成部71Aで形成される隙間72において定着ベルト52の幅方向Dにおける端部側の領域からその中央側の領域に移動するようになり、その結果として潤滑剤8の一部が定着ベルト52の端部52a,52bから漏れ出ることが抑制される。これにより、定着装置5Aでは、潤滑剤8の一部が定着ベルト52の端部52a,52bから漏れ出た場合における加圧ロール59の回転駆動時のトルクアップ、定着ベルト52の回転不良等の不具合が発生するおそれも抑制される。
また、この定着装置5Aを備えた画像形成装置1では、定着装置5Aにおいて潤滑剤8の定着ベルト52の端部52a,52bからの漏出が抑制されることにより、かかる潤滑剤の漏出に起因した画質不良(定着不良や潤滑剤の記録用紙9への付着による画質の低下)等の不具合が発生することが回避される。
上記隙間72における潤滑剤8の移動については、例えば、主に毛細管現象が作用して発生しているものと推測される。
つまり、毛細管現象は一般に液状物の表面積が大きくなるほど、その液状物の流れる(移動する)力も大きくなるという関係にあることが知られている。また、上記隙間(空間)72についても、その縦断面積Sが相対的に大きくなる領域ほど、その領域における表面積も大きくなる関係にあるといえる。このため、その隙間(空間)72に存在する液状物の1つでもある潤滑剤8についても、その隙間(空間)72の縦断面積Sが相対的に大きくなる領域の側に移動するものと考えられる。また、この点は、これ以降の実施の形態に係る定着装置における潤滑剤8の移動についても同様であると考えられる。
[実施の形態2]
図8および図9は、実施の形態2に係る定着装置の要部を示している。
実施の形態2に係る定着装置5Bは、空間(隙間72の空間)の縦断面積Sが定着ベルト52の幅方向Dの端部側よりもその中央部側で大きくなる構成として別の構成に変更した以外は、実施の形態1に係る定着装置5A(図2等)と同じ構成からなるものである。このため、定着装置5Bにおいて定着装置5Aと共通する構成部分については、図8以後の図面において同じ符号等を付し、また、以下においてその説明を原則省略している。
この定着装置5Bにおいては、定着ベルト52、上流側突起61、隙間形成部71および加熱部材53に囲まれる空間(72)について、図8や図9に示されるように、上流側突起61を、その隙間形成部71との境界部(境界線)63の加熱部材53から離れる寸法Jが定着ベルト52の幅方向Dの端部側よりもその中央部側で大きくなる形状からなる上流側突起61Bにすることで構成している。
このときの上流側突起61Bは、図8に示されるように、隙間形成部71との境界部63が、定着ベルト52の端部52a,52bに相当する位置から定着ベルト52の幅方向Dにおける中央位置P3にむけて徐々に大きくなる湾曲線をなすような形状を有する突起にしている。
これは、隙間形成部71における対向面710として観察した場合、その対向面として、加熱部材53から離れた側の長辺部が定着ベルト52の端部52a,52bに相当する位置から定着ベルト52の幅方向Dにおける中央位置P3にむけて加熱部材53から徐々に離れるように湾曲する形状の対向面710Bを採用していることになる。ちなみに、このときの対向面710Bは、図10に示されるように、定着ベルト52の内周面から離れる寸法mが定着ベルト52の幅方向Dの全域において一定の値m1になる平面形状になっている。
これにより、上流側突起61Bは、図8や図9に示されるように、その境界部63の加熱部材53から離れる寸法Jが、定着ベルト52の幅方向Dの端部52a,52b側の領域における当該寸法J1よりもその中央部側の領域における当該寸法J2,J3,J4の方が大きい関係になる。
この場合、寸法J1は対向面710Bにおいて定着ベルトの端部52a,52bより少し内側の端部側の位置における値である。また、寸法J2は対向面710Bの中央位置P3での値、寸法J3、J4は端部側の位置と中央位置P3のほぼ中間位置における値であり、これらはJ2>J3(またはJ4)の大小関係にある。
したがって、定着装置5Bでは、図9に示されるように、上記空間(72)の中央部側の領域における縦断面積S3は、その端部側の領域における縦断面積S1(またはS2)よりも大きい関係になっている。つまり、S3>S1(またはS2)の大小関係にある。
しかも、この定着装置5Bにおける空間(72)の中央部側の領域における縦断面積S3は、対向面710Bにおける上記寸法mが一定(m1)であることを前提としたうえで上記寸法Jが中央位置P3にむけて徐々に大きい値になる関係であることから、その対向面710Bにおける端部側の位置からその中央位置P3に近づくにつれて徐々に大きくなっている。
つまり、定着装置5Bにおける上記空間(72)の縦断面積Sは、上流側突起61Bにおける境界部63の加熱部材53から離れる寸法Jの大小関係に対応した大小関係になっている。具体的には、その縦断面積Sは、上記寸法Jが相対的に大きいほど相対的に大きくなる。
そして、この定着装置5Bにおいては、定着ベルト52の内周面に付与される潤滑剤8が上流側突起61B(および隙間形成部71)で形成される隙間72(または上記空間内)に滞留して存在するときに、その潤滑剤8が隙間(空間)72における縦断面積Sが相対的に大きくなる領域にむけて移動するようになる。
このため、定着装置5Bでは、図11に例示するように、上流側突起61Bおよび隙間形成部71で形成される隙間72のうち定着ベルト52の幅方向Dにおける端部側の領域に存在する潤滑剤8a,8bが、実施の形態1に係る定着装置5Aの場合とほぼ同様に、その隙間(空間)72における縦断面積Sが相対的に大きくなる中央側の領域にむけて移動する。
以上のことから、定着装置5Bでは、定着ベルト52の内周面に付与される潤滑剤8が上流側突起61Bおよび隙間形成部71で形成される隙間72において定着ベルト52の幅方向Dにおける端部側の領域からその中央側の領域に移動するようになり、その結果として潤滑剤8の一部が定着ベルト52の端部52a,52bから漏れ出ることが抑制される。
また、この定着装置5Bを備えた画像形成装置1においても、定着装置5Aを用いた実施の形態1に係る画像形成装置1の場合と同様に、定着装置5Bにおける定着ベルト52の端部からの潤滑剤の漏出に起因した画質不良等の不具合が発生することが回避される。
[他の実施の形態]
実施の形態1に係る定着装置5Aは、案内保持部材54における隙間形成部71Aに代えて、例えば図12に例示するような隙間形成部71Cを適用してもよい。
この隙間形成部71Cは、定着ベルト52の内周面と対向する対向面710Cとして、定着ベルト52の内周面と離れる寸法mが定着ベルト52の端部52a,52bに相当する位置よりも少し内側の各位置P1,P2から定着ベルト52の幅方向Dにおける中央位置P3にむけて徐々に大きくなる屈曲面を有する対向面を採用している。このときの屈曲面は、上記端部側の位置P1,P2から中央位置P3にそれぞれ至る2つの平面が中央位置P3で定着ベルト52の内周面から離れる方向の位置で屈曲して接合する面である。
この隙間形成部71Cによっても、図12に示されるように、その対向面710Cの定着ベルト52の内周面と離間する寸法mが、定着ベルト52の幅方向Dの端部52a,52b側の領域における当該寸法m1よりもその中央部側の領域における当該寸法m2の方が大きい関係になる隙間72(の空間)を形成する。
また、実施の形態2に係る定着装置5Bにおいては、案内保持部材54における上流側突起61B(および隙間形成部71の対向面710B)に代えて、隙間形成部71との境界部63が、定着ベルト52の端部52a,52bに相当する位置から定着ベルト52の幅方向Dにおける中央位置P3にむけて徐々に大きくなる屈曲線をなすような形状を有する突起を適用することも可能である。
また、実施の形態1に係る定着装置5Aにおいては、案内保持部材54における隙間形成部71Aの対向面710A(図7)について、図13に例示するように、その中央部側の領域をその端部側の領域よりも粗面712として構成することができる。
この場合、対向面710Aにおける粗面712は、その端部側の領域の表面711より表面粗さが粗い面(凹凸面)である。このような粗面712は、例えば、エンボス加工等の手法により得ることができる。また、この粗面712は、その全域で同じ表面粗さの面としてもよいが、定着ベルト52の幅方向Dにおける端部側から中央位置P3にむかうにつれて表面粗さが次第に粗くなる面とすることが好ましい。
そして、このように隙間形成部71Cの対向面710Cにおける中央部側の領域を粗面712とした場合は、上記空間(72)の中央部側の領域における縦断面積S3が、その端部側の領域における縦断面積S1(またはS2)よりも粗面にした分だけ微視的にみて表面積が増えるので更に大きい関係になる。つまり、対向面710Aにおいて粗面712とした中央部側の領域の表面積は、微視的には、端部側の領域の表面積よりも大きくなる。
これにより、この場合は、定着ベルト52の内周面に付与される潤滑剤8が隙間形成部71Cで形成される隙間72において定着ベルト52の幅方向Dにおける端部側の領域からその中央側の領域に対して更に移動するようになる。
また、実施の形態2に係る定着装置5Bにおいても、上流側突起61Bの隙間形成部71と接続する側の表面部分について、図13に例示するように、その中央部側の領域をその端部側の領域よりも粗面612として構成することができる。
この場合の粗面612は、隙間形成部71Cにおける上記粗面712と同じ構成を採用すればよい。
そして、このように上流側突起61Bの表面部分における中央部側の領域を粗面612とした場合は、上記空間(72)の中央部側の領域における縦断面積S3が、その端部側の領域における縦断面積S1(またはS2)よりも粗面にした分だけ更に大きい関係になる。
これにより、この場合においても、定着ベルト52の内周面に付与される潤滑剤8が粗面612を有する上流側突起61Bと隙間形成部71Cで形成される隙間72で定着ベルト52の幅方向Dにおける端部側の領域からその中央側の領域に対して更に移動するようになる。
なお、上記粗面712は、定着ベルト52の内周面と離れる寸法mが一定である隙間形成部71A(図7)の対向面710Aに設けるように構成してもよい。
また、上記粗面612も、加熱部材53から離れる寸法Jが一定である上流側突起61(図4)の該当する表面部分に設けるように構成してもよい。
以上の構成を採用した場合も、粗面712を有する隙間形成部71や粗面612を有する上流側突起61を含んで囲まれる空間(72)について、その縦断面積Sが定着ベルト52の幅方向Dの端部側よりもその中央部側で大きくなるよう構成することが可能である。
また、定着装置5は、案内保持部材54について、実施の形態1における隙間形成部71Aと実施の形態2における上流側突起61Bとの双方を採用した構成としてもよい。この場合は、その隙間形成部71Aと上流側突起61Bで形成される隙間72において、潤滑剤8が定着ベルト52の端部側からの中央部側へ移動する動きが更に期待できる。
また、実施の形態1に係る定着装置5Aや実施の形態2に係る定着装置5Bは、隙間形成部71(71A)における対向面として、図14に例示するように、加熱部材53との間に段差のない対向面711を採用することも可能である。
この対向面711を備えた隙間形成部71(71A)を採用する場合は、上記空間(72)については、その隙間形成部71(71A)、上流側突起61および定着ベルト52で囲まれる空間となる。このような対向面711とした場合は、定着処理部FNに突入するときの定着ベルト52と加熱部材53の間に潤滑剤8を導入させやすくなる。
また、この対向面711の隙間形成部71を採用した場合であっても、その空間(72)については、上記各実施の形態で説明したように、その縦断面積Sが定着ベルト52の幅方向Dの端部側よりもその中央部側で大きくなるよう構成すればよい。
この他、定着装置5(5A,5B)においては、例えば、以下の構成を採用することもできる。
例えば、定着ベルトユニット51の加熱部材53については、案内保持部材54の一部(装着部544)に保持する構成ではなく、加熱部材53を他の部材、例えば加熱部材53の専用の支持部材に保持させる構成や、筐体50の一部に直接取り付けて保持する構成としてもよい。
また、定着ベルトユニット51の定着ベルト52の内周面に定着処理部FNで接触する接触部については、加熱部材53に代えて、圧接部材(パット部材など)を採用してもよい。この圧接部材を採用する場合は、定着ベルト52として、例えば、電磁誘導加熱方式で加熱するベルトや、定着処理部FN以外の箇所に配置される加熱手段により加熱されるベルトを用いればよい。
また、定着ベルトユニット51の案内保持部材54としては、下流側突起62を備えない構造の保持部材を用いても構わない。
さらに、定着ベルト52の内周面への潤滑剤8の付与は、例えば、定着ベルト52の内周面に接触して潤滑剤8を供給する潤滑剤供給部材を配置して行うよう構成してもよい。この場合、その潤滑剤供給部材としては、例えば、潤滑剤を含浸させた耐熱性繊維で構成される不織布やフェルト状の部材、または、潤滑剤を内包した耐熱性スポンジロールの表面に多孔質のフッ素樹脂製フィルムを巻き付けたロール状の部材等を使用することができる。
また、加圧部としては、加圧ロール59に代えて、ベルト形態の加圧手段を適用してもよい。
また、本発明の定着装置を用いる画像形成装置についても、実施の形態1等で例示したカラー画像を形成する形式の画像形成装置に限定されない。
その画像形成装置としては、例えば、カラー画像を他の形式で形成する画像形成装置や、単色画像(白黒画像など)を形成する形式の画像形成装置であってもよい。
1 …画像形成装置
5 …定着装置
8 …潤滑剤
9 …記録用紙(記録媒体の一例)
52…定着ベルト
53…加熱部材(接触部の一例)
54…案内保持部材(保持部の一例)
59…加圧ロール(加圧部の一例)
61…上流側突起(突起の一例)
71…隙間形成部
72…隙間(空間)
612…上流側突起の中央部側における粗面部分
712…隙間形成部の中央部側における粗面部分
C …定着ベルトの回転方向
D …定着ベルトの幅方向
S …縦断面積
T …トナー像(未定着像の一例)

Claims (5)

  1. 回転可能な定着ベルトと、
    前記定着ベルトの内周面の幅方向に接触する接触部と、
    前記定着ベルトの内周面側に配置されて当該定着ベルトを案内して保持する保持部と、
    前記定着ベルトを前記接触部に押し付ける加圧部と、
    前記保持部のうち前記接触部よりも前記定着ベルトの回転方向上流側にある部位に設けられて当該定着ベルトの内周面の幅方向に接触する突起と、
    前記保持部における前記突起と前記接触部との間の部位に前記定着ベルトが接触せずに当該定着ベルトの幅方向に存在する隙間を形成する隙間形成部と、
    前記定着ベルトの内周面に付与される潤滑剤と、
    を備え、
    少なくとも前記定着ベルト、突起および隙間形成部に囲まれる空間は、前記定着ベルトの回転方向に沿う寸法が前記定着ベルトの幅方向の端部側とその中央部側とで同じであって、その縦断面積が前記定着ベルトの幅方向の端部側よりもその中央部側が大きくなるよう構成されている定着装置。
  2. 前記空間は、前記隙間形成部を、その前記定着ベルトの内周面と離れる寸法が前記定着ベルトの幅方向の端部側よりもその中央部側で大きくなる形状にして構成されている請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記隙間形成部の前記中央部側がその端部側よりも粗面として構成されている請求項に記載の定着装置。
  4. 前記接触部は、前記隙間形成部よりも前記定着ベルトの内周面にむけて突出して配置されており、
    前記空間は、前記定着ベルト、突起、隙間形成部および接触部に囲まれる空間として構成されている請求項1乃至3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 未定着像を記録媒体に定着させる定着装置を備え、
    前記定着装置が請求項1乃至4のいずれか1項に記載の定着装置にて構成されている画像形成装置。
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