JP7055698B2 - 通信装置、通信システム - Google Patents

通信装置、通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP7055698B2
JP7055698B2 JP2018090855A JP2018090855A JP7055698B2 JP 7055698 B2 JP7055698 B2 JP 7055698B2 JP 2018090855 A JP2018090855 A JP 2018090855A JP 2018090855 A JP2018090855 A JP 2018090855A JP 7055698 B2 JP7055698 B2 JP 7055698B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
cable
communication device
ground portion
ground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018090855A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019197994A (ja
Inventor
俊勝 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2018090855A priority Critical patent/JP7055698B2/ja
Priority to EP19172727.0A priority patent/EP3567671B1/en
Priority to US16/406,485 priority patent/US10594362B2/en
Publication of JP2019197994A publication Critical patent/JP2019197994A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7055698B2 publication Critical patent/JP7055698B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/74Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission for increasing reliability, e.g. using redundant or spare channels or apparatus
    • H04B1/745Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission for increasing reliability, e.g. using redundant or spare channels or apparatus using by-passing or self-healing methods
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
    • H01Q1/38Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith formed by a conductive layer on an insulating support
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/27Adaptation for use in or on movable bodies
    • H01Q1/32Adaptation for use in or on road or rail vehicles
    • H01Q1/325Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the location of the antenna on the vehicle
    • H01Q1/3275Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the location of the antenna on the vehicle mounted on a horizontal surface of the vehicle, e.g. on roof, hood, trunk
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/48Earthing means; Earth screens; Counterpoises
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/50Structural association of antennas with earthing switches, lead-in devices or lightning protectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/28Combinations of substantially independent non-interacting antenna units or systems
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q23/00Antennas with active circuits or circuit elements integrated within them or attached to them

Description

本発明は、通信装置、及び通信システムに関する。
インターネットなどのネットワークに接続する通信機能を有する車両や、通信機能を利用して車両の情報を送信したりネットワーク上の情報を取得したりする車両が増えている。一定の定義はないが通信機能を利用して種々のサービスを実現する車両をコネクテッドカーという。コネクテッドカーにより実現されるサービスの1つとして、緊急状態を検知して運転者本人が通報しなくても自動で警察や消防又は担当施設に通報するシステムが知られている。このようなシステムを「eCall」といい、国や地域によっては車両が「eCall」に対応することが義務づけられている。
コネクテッドカーが搭載する通信装置の名称はメーカなどによって必ずしも同じでないが、テレマティクスコントールユニット(TCU)又はデータコミュニケーションモジュール(DCM)などといい、通信装置はアンテナを介して通信事業者の基地局と通信する。
通信装置が使用するアンテナの形状は、電波の周波数帯や技術開発によって、ロッドアンテナからルーフアンテナなどに変遷し、現在ではシャークフィンアンテナが搭載される車両が増えつつある。
図1は、通信装置に接続されたシャークフィンアンテナの外観図の一例を示し、図2は、通信装置の概略構成図を示す。なお、シャークフィンアンテナ20と通信装置10をまとめて通信システム100という場合がある。シャークフィンアンテナ20は図示するようにケース21に内蔵されている。ケース21は意匠性や車高抑制等を考慮して車両のルーフの後部に設置されることが多いが、電波の受信感度が基準を満たせば設置される位置は図1に示す位置に限られない。通信装置10は車両に設置される。通信装置10の設置位置にも決まりはないが、シャークフィンアンテナ20に電気信号を送信するRFケーブル22の長さを考慮するとシャークフィンアンテナ20に近い場所に設置されることが好ましい。また、RFケーブル22の長さが短いほど切断の可能性を低減でき、切断箇所の特定も容易になる。図1では車室の天井部分に設置されている。
ところで、「eCall」では車両に大きな衝撃が加わった場合に外部と通信することが必要になるが、事故などで大きな衝撃が加わった場合、シャークフィンアンテナ20に異常が生じたり又はRFケーブル22が切断されたりするおそれがある。このため、シャークフィンアンテナ20に異常が生じたりRFケーブル22が切断したりしても通信が可能となるように、通信装置10のプリント基板上に、第一のアンテナであるシャークフィンアンテナ20のバックアップ手段として、第二のアンテナであるバックアップアンテナ11(BUA)が内蔵されている。
図2に示すように、通信モジュール13はRFスイッチ12を介してシャークフィンアンテナ20又はバックアップアンテナ11と接続されているが、RFスイッチ12により同時にはどちらか一方とのみ電気的に接続される。つまり、RFスイッチ12はシャークフィンアンテナ20又はバックアップアンテナ11を切り替える。仮にシャークフィンアンテナ20に異常が生じたり又はRFケーブル22が切断されたりしても、通信装置10はバックアップアンテナ11によりネットワークに接続できる(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には電界強度により外部アンテナの故障を検出して、内部アンテナに切り替える車両盗難通報装置が開示されている。
特開2004-123055号公報
しかしながら、従来の通信装置10は、バックアップアンテナ11に切り替えられた場合にバックアップアンテナ11のアンテナ特性が劣化するという問題があった。図を用いて説明する。まず、図2のような構成では、通信装置10のメーカの担当者が設計時にシャークフィンアンテナ20と通信装置10がケーブルを介して接続された状態でバックアップアンテナ11のチューニングを行う。なお、バックアップアンテナ11のチューニングは異常時を想定して行うことがより好ましい。
図3、図4はシャークフィンアンテナ20に異常が生じるか又はRFケーブル22が切断されることで通信装置10がシャークフィンアンテナ20を用いた通信が困難になった状態を示す。車両の事故などにより、シャークフィンアンテナ20を用いて通信装置10が通信することが困難になった場合、上記のようにアンテナ特性は周辺金属の影響を受けやすいため、チューニングした時と電気的な状態が異なることで、アンテナ特性が崩れてバックアップアンテナ11の性能が大幅に低下するおそれがある。
一方、車両のメーカはバックアップアンテナ11に対して非常に高い性能を要求しており、車両の事故等が生じてもバックアップアンテナ11を用いた通信性能が低下しないよう配慮することが通信装置10のメーカに求められている。
本発明は、上記課題に鑑み、バックアップ用の第二のアンテナのアンテナ特性が劣化することが抑制された通信装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、第一のケーブルを介して第一のアンテナと電気的に接続された通信装置であって、前記第一のアンテナの代用となりうる第二のアンテナと、前記第一のアンテナを接地するための第二のケーブルが接続される第一のグラウンド部分と、前記第一のアンテナの状態を検出するアンテナ検出回路と、前記アンテナ検出回路が前記第一のアンテナの異常を検出した場合、前記第一のアンテナから前記第二のアンテナに切り替えるアンテナ切替部と、前記アンテナ検出回路が前記第一のアンテナの異常を検出した場合、前記第一のグラウンド部分を、前記第一のグラウンド部分の周囲の第二のグラウンド部分から絶縁させる絶縁部と、を有し、前記第二のアンテナが前記第二のグラウンド部分に接地されていることを特徴とする。

バックアップ用の第二のアンテナのアンテナ特性が劣化することが抑制された通信装置を提供することができる。
通信装置に接続されたシャークフィンアンテナの外観図の一例を示す。 通信装置の概略構成図の一例である。 通信装置と断線したシャークフィンアンテナの外観図の一例を示す。 シャークフィンアンテナと断線した通信装置の概略構成図の一例である。 従来の通信装置の不都合を説明する図の一例である。 本実施形態の通信装置の概略構成図の一例である。 アンテナ検出回路の一例の構成図である。 マイコンが有する機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 主にマイコンの動作を説明する一例のフローチャート図である。 通信装置におけるベタグラウンドの形成例を示す図である。 バックアップアンテナのチューニング時の通信装置の状態を説明する図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
<用語について>
電気的な接続・切断とは、物理的な接点の有無にかかわらず、電気信号(電流)が流れるか否かをいう。電気信号(電流)が流れる状態を接続、流れない状態を切断という。
第一のアンテナの状態とは通信に関する状態をいい、少なくとも通信できる状態かどうかを推定できればよい。また、第一のアンテナの異常とは第一のアンテナを用いた通信が困難になることをいう。
第二のアンテナは第一のアンテナによる通信が困難になった場合のバックアップ手段(バックアップ用のアンテナ)である。本実施形態ではバックアップアンテナ11という用語で説明する。
何らかのケーブルが切断されることを、破損、損傷、ダメージ、又は断線などといってもよい。
代用とは他のものに変えて使用することをいい、本実施形態ではバックアップという用語で説明される。代替と称してもよい。
<従来の通信装置に関する補足>
図5を用いて従来の通信装置10に関する不都合について補足して説明する。図5は、従来の通信装置10の不都合を説明する図の一例である。図5(a)に示すようにシャークフィンアンテナ20と通信装置10がケーブル24を介して接続されている。ケーブル24にはRFケーブル22(第一のケーブル)とグラウンドケーブル23(第二のケーブル)の信号経路が確保されており、RFケーブル22とグラウンドケーブル23はそれぞれシャークフィンアンテナ20と接続されている。
通信装置10はプリント基板に各部品が配置されている構造になっており、グラウンド15を広く設けることで、ノイズ対策が施されている。このようなグラウンド15をベタグラウンドという場合がある。ベタグラウンドには銅箔が貼付されている。図5(a)では部品がない部分はほぼベタグラウンド(グラウンド15)である。RFケーブル22はシャークフィンアンテナ20と接続され、シャークフィンアンテナ20はグラウンドケーブル23と接続され、グラウンドケーブル23はグラウンド15に接地されている。したがって、シャークフィンアンテナ20はグラウンドを利用したモノポールアンテナの一種であり、こうすることでダイポールアンテナよりも短いアンテナで良好な通信を可能にする。
図5(b)に示すように、シャークフィンアンテナ20とグラウンドケーブル23の信号経路が確保されたケーブル24が断線した場合を考える。車両への衝撃時にケーブル24がどのように切断されるかは衝撃の生じ方によって異なる場合が多いが、ケーブル24と通信装置10の境界(コネクタ)でケーブル24が断線しない限り、グラウンドケーブル23の一部が通信装置10と接続されたままになる。
シャークフィンアンテナ20を用いた通信が困難になった場合、RFスイッチ12により通信モジュール13はバックアップアンテナ11と接続されるため、RFケーブル22には信号が流れない。しかし、バックアップアンテナ11はグラウンド15に接地されているため、グラウンドケーブル23の一部が通信装置10から延接されていることにより、周辺金属の影響によりアンテナ特性が劣化し(例えば、グラウンドケーブル23の一部がアンテナのように動作し)、バックアップアンテナ11の通信性能が低下してしまう。
<本実施形態の通信装置の構造>
以上のような不都合を解決するため、本実施形態の通信装置10はグラウンドケーブル23を絶縁する仕組みを有する。図6を用いて詳細に説明する。
図6は、本実施形態の通信装置10の概略構成図を示す。なお、ケーブル24を介して接続されたシャークフィンアンテナ20と通信装置10を通信システム100という。まず、図6(a)はケーブル24が切断される前の状態を説明する図である。通信装置10は、マイコン18、アンテナ検出回路14、バックアップアンテナ11、RFスイッチ12、通信モジュール13、及び、GND-GND間スイッチ17を有している。またグラウンド15は絶縁部16を介して第一のグラウンド部分15aと、第一のグラウンド部分15aの周囲の第二のグラウンド部分15bに分離されている。
マイコン18は、通信装置10の全体を制御する制御装置として機能する。マイコン18にはアンテナ検出回路14、RFスイッチ12、通信モジュール13、及び、GND-GND間スイッチ17が電気的に接続されている。なお、当然ながら、マイコン18と各部品間の接続線8はグラウンド15から絶縁されている。マイコン18は、CPU、RAM、ROM、及び、入出力I/F等の一般的な構成を有するものとする。マイコン18をコンピュータ又は情報処理装置等という場合がある。
アンテナ検出回路14は、シャークフィンアンテナ20の状態を検出する回路である。通信の可否に関して異常が生じているかどうかを検出する。少なくとも接続されているかどうかを検出できればよいが、どの程度の通信性能があるかを検出できてもよい。本実施例ではRFケーブル22の切断を検出するものとして説明する。なお、RFケーブル22が切断されていなければ、グラウンドケーブル23を含めケーブル24も切断されていないと推定することができるため、アンテナ検出回路14はケーブル24の切断を検出していると考えることもできる(RFケーブル22だけが切断される場合もある)。アンテナ検出回路14はRFケーブル22に流れる電流又は電圧を常時検出し、マイコン18に出力する。これにより、マイコン18はRFケーブル22が切断されていないことを検出し、シャークフィンアンテナ20に異常が生じていないことを検出できる。なお、アンテナ検出回路14の詳細は図7にて説明する。
バックアップアンテナ11は、通信モジュール13が無線通信を行うためのアンテナであり、例えば、GSM(登録商標)(global system for mobile communications)に代表される2G、3G、LTE(Long Term Evolution)等の4G、などの無線周波数に対応している。シャークフィンアンテナ20についても同様であるが、更に、ラジオやテレビなどの地上波、GPSなどの衛星波に対応していることが好ましい。
RFスイッチ12は、高周波信号の経路を切り替えるスイッチである(アンテナ切替部の一例)。高周波スイッチとよばれる場合もある。一般のスイッチと異なり、高周波信号を通過させるために、通信モジュール13側とRFケーブル22側の特性インピーダンスを整合している。方式としては機械式(高周波リレー、同軸スイッチ等)と電子式(PINダイオードスイッチ、MESFETスイッチ、RF MEMSスイッチ等)があるが、本実施形態ではどちらを採用してもよい。一般に電子式の方が小型であるため好ましい。
RFスイッチ12は、マイコン18からの制御信号に応じて高周波信号が通過する経路のオンとオフを切り換える。より詳細には、シャークフィンアンテナ20が使用される場合はシャークフィンアンテナ20との経路をオン、バックアップアンテナ11との経路をオフする。バックアップアンテナ11が使用される場合はバックアップアンテナ11との経路をオン、シャークフィンアンテナ20との経路をオフする。
通信モジュール13は、2G、3G、LTE(Long Term Evolution)等の4G、などの無線通信に関する処理を行う。データの送信時にはマイコン18が送信したデータをDSPが圧縮して一次変調し、FDMA、TDMA、CDMA、又はOFDMAなどの無線方式にしたがって二次変調する。そして、シャークフィンアンテナ20又はバックアップアンテナ11から送信する。音声信号の送信時はマイクが取得した音声データをPCM変換してから変調する。受信時にはシャークフィンアンテナ20又はバックアップアンテナ11が受信する高周波無線をFDMA、TDMA、CDMA、又はOFDMAなどの無線方式にしたがって逆拡散して、一次変調と同じ方式で復調する。これでデジタルデータが得られるのでDSP(Digital Signal Processor)で情報を展開して復元する。復元されたデータはマイコン18に送信され、マイコン18は内容に応じた制御を行う。音声信号を受信した場合は、PCM変換の後、アンプを介してスピーカから音声を出力する。
第一のグラウンド部分15aは通信装置10のベタグラウンドのうちケーブル24が接続されている部分である。第一のグラウンド部分15aにはベタグラウンドが施されている。一方、第一のグラウンド部分15aは、ケーブル24が通信装置10と接続される矩形領域を取り囲む絶縁部16により、第二のグラウンド部分15bと絶縁されている。すなわち、絶縁部16には銅箔が形成されていないので、第一のグラウンド部分15aと第二のグラウンド部分15bとは電気的に接続されていない。
なお、第一のグラウンド部分15aの形状は矩形である必要はなく、半円形状や三角形状でもよい。また、不定形でもよいし、多角形でもよい。また、第一のグラウンド部分15aの広さは適宜設計できるが、バックアップアンテナ11を用いた通信時のノイズを低減するという観点からは第二のグラウンド部分15bを広く取ることが好ましい。また、絶縁部16の幅は、絶縁が維持されるために必要十分であればよいものとする。
GND-GND間スイッチ17は第一のグラウンド部分15aと第二のグラウンド部分15bの電気的な接続をオン又はオフする高周波スイッチ(RFスイッチ)である。GND-GND間スイッチ17は接続状態切替部の一例である。
高周波スイッチなので、第二のグラウンド部分15b側とグラウンドケーブル23側の特性インピーダンスの整合が取られている。したがって、GND-GND間スイッチ17がオンの状態ではグラウンドケーブル23と通信装置10のグラウンド15の間のインピーダンスはほぼゼロと見なせる。これに対し、GND-GND間スイッチ17がオフの状態ではグラウンドケーブル23と通信装置10のグラウンド15との間のインピーダンスは無限大又は無限大と見なせる程度に大きくなる。
マイコン18は、アンテナ検出回路14によりシャークフィンアンテナ20に異常が生じたことを検出すると、RFスイッチ12を制御して、シャークフィンアンテナ20からバックアップアンテナ11に切り替える。また、GND-GND間スイッチ17をオフにする。これにより、第一のグラウンド部分15aと第二のグラウンド部分15bが絶縁される。また、マイコン18は必要に応じて緊急状態である旨を通信モジュール13に送信させる(eCall)。なお、シャークフィンアンテナ20の異常には、ケーブル24の一部又は全体が接続されたままシャークフィンアンテナ20が故障して通信が困難になること、及び、ケーブル24の一部又は全体が切断されることで通信が困難になることのいずれも含む。
図6(b)はGND-GND間スイッチ17がオフに制御された状態の通信装置10の構成例を示す。車両の事故など、何らかの原因によってシャークフィンアンテナ20に異常が生じるか又はケーブル24が切断されたため、アンテナ検出回路14によりシャークフィンアンテナ20の異常(RFケーブル22の切断)が検出された。このため、マイコン18がRFスイッチ12を制御してシャークフィンアンテナ20からバックアップアンテナ11に切り替えると共に、GND-GND間スイッチ17をオフに制御する。これにより、RFケーブル22には電流が流れない。また、第二のグラウンド部分15bと第一のグラウンド部分15aが切断される。
このため、図6(b)の状態では、プリント基板からグラウンドケーブル23に流れ込む電流が大幅に減少するため、従来と比べてバックアップアンテナ11のアンテナ性能が改善される。
なお、図6では、GPS(Global Positioning System)受信器やバッテリなど、本実施形態の説明に直接関係のない部品は図示が省略されている。GPSは車両の座標を検出することで自動的に車両の位置をネットワークに通知することを可能にする。また、バッテリは、通信装置10に電力が供給されなくても、通信装置10が外部に通信することを可能にする。
<アンテナ検出回路>
図7は、アンテナ検出回路14の一例の構成図を示す。これまで説明したように、アンテナ検出回路14はシャークフィンアンテナ20とマイコン18に接続されている。マイコン18が有するADC39(Analog Digital Controller)、汎用入出力I/F40がアンテナ検出回路14と接続されている。また、RFスイッチ12のアンテナ接続I/F38がシャークフィンアンテナ20と接続されている。
RFケーブル22を介してシャークフィンアンテナ20が接続されているかどうかをマイコン18が判断する際、マイコン18は汎用入出力I/F40をHighに設定する。これにより、トランジスタ33がオンになり、電源31の電圧が印加されているトランジスタ32もオンになる。電源31からの電流は抵抗34、ダイオード36、及びRFチョークコイル37を介してRFケーブル22に流れる。RFケーブル22はコネクタ41によりシャークフィンアンテナ20と接続されている。なお、シャークフィンアンテナ20はRFチョークコイル42と診断用抵抗43を介して接地されている。
なお、ダイオード36はRFスイッチ12から電流がマイコンに流れるのを防止するために配置され、RFチョークコイル37は高周波がRFケーブル22に流れることを防止するために配置されている。
電源31からの電流がRFケーブル22に流れる際に抵抗35に生じる電圧は抵抗34で分圧されてマイコン18のADC39に入力されるので、マイコン18は所定の電圧が検出されるかどうかにより(電圧が閾値以上かどうかにより)シャークフィンアンテナ20に異常が生じているかどうか(RFケーブル22が切断されているか)を判断できる。
シャークフィンアンテナ20に異常が生じた場合、マイコン18が汎用入出力I/F40をHighに設定しても、RFケーブル22に電流が流れない。電源31からの電流は抵抗34を介してグラウンドに流れてしまうため、抵抗35の電圧はほぼゼロとなる。マイコン18はADC39に入力された電圧がほぼゼロである(閾値未満である)ことから、シャークフィンアンテナ20に異常が生じたこと(RFケーブル22が切断されたこと)を検出できる。
<マイコンの機能について>
続いて、図8を用いて本実施形態のマイコン18の機能について説明する。図8はマイコン18が有する機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。マイコン18は、アンテナ状態検出部52、車両状態取得部53、第一スイッチ制御部54、第二スイッチ制御部55、及び、情報送信制御部56を有している。マイコン18が有するこれら各機能は、マイコン18が有するCPUなどの構成要素のいずれかが、ROMからRAMに展開されたプログラムに従ったCPUからの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
まず、アンテナ状態検出部52は、図7にて説明したようにアンテナ検出回路14を介して、シャークフィンアンテナ20に異常が生じたかどうかを判断する。異常が生じていないことをRFケーブル22とシャークフィンアンテナ20が接続されていると称し、異常が生じていることをRFケーブル22がシャークフィンアンテナ20と切断されたと称してもよい。判断結果は第一スイッチ制御部54と第二スイッチ制御部55に通知される。
第一スイッチ制御部54は、アンテナ状態検出部52がシャークフィンアンテナ20の異常を検出すると、RFスイッチ12を制御する。すなわち、通信モジュール13からシャークフィンアンテナ20への接続経路を、通信モジュール13からバックアップアンテナ11への接続経路に切り替える。
第二スイッチ制御部55は、アンテナ状態検出部52がシャークフィンアンテナ20の異常を検出すると、GND-GND間スイッチ17を制御する。すなわち、GND-GND間スイッチ17をオンからオフに制御する。
一方、車両状態取得部53は、車両側装置51から車両に一定以上の衝撃が生じた旨の通知を取得する。車両側装置51は例えば、加速度センサの信号やエアバッグ展開信号などを検出してマイコン18に通知するECU(Electronic Controller Unit)である。つまり、車両状態取得部53は車両に何らかの緊急状態が生じたことを検出する。
なお、衝撃に限らず、車両や車内の物品の盗難を検出してもよい。この場合、車両側装置51は、車室内の赤外線センサの信号やカメラセンサなど画像を解析して侵入者を検出したり、車両の移動を検出したりして車両や車内の物品の盗難を検出する。
情報送信制御部56は、車両状態取得部53から衝撃や盗難等、車両の異常を検出した旨の通知を取得すると、通信モジュール13を制御して緊急状態が生じたことを外部に通知する。例えば、警察や消防又はオペレータが常駐している担当施設等に通知することで、これら施設の担当者が運転者に安否を問い合わせることができる。
なお、アンテナ状態検出部52がシャークフィンアンテナ20の異常を検出した場合に、緊急状態が生じたことを情報送信制御部56が外部に通知してもよい。しかし、シャークフィンアンテナ20に異常が生じることなく、緊急状態が生じる場合もあるため、別途、車両状態を取得することが好ましい。
<動作手順>
図9は、主にマイコン18の動作を説明する一例のフローチャート図である。図9の処理は、例えば、車両のシステムが起動中(エンジンで走行する車両の場合はIGオン、電気モータで走行する車両の場合はシステムオン)だけでなく、駐車中も恒常的に実行されることが好ましい。シャークフィンアンテナ20を切断して通信不能にし、車両や車室内の物品を盗難しようとする者がいても、通信装置10はシャークフィンアンテナ20が切断された直後に外部に通知することが可能になる。
まず、初期設定として、第一スイッチ制御部54がRFスイッチ12をシャークフィンアンテナ20側に制御し、第二スイッチ制御部55がGND-GND間スイッチ17をオンに制御する(S10)。これにより、RFケーブル22はシャークフィンアンテナ20を介して通信装置10の第二のグラウンド部分15bに接地された状態になる。
以降、アンテナ状態検出部52は定期的にシャークフィンアンテナ20の異常の有無を判断する(S20)。定期的とは例えば数秒おきや1分おきなどである。定期的に判断するのでなく、不定期に判断してもよいし、車両側装置51から車両に不審な振動や異常が生じた旨の通知があった場合に判断してもよい。
シャークフィンアンテナ20の異常の有無の判断の結果、異常が検出されない場合(ステップS30のNo)、処理は終了する。
シャークフィンアンテナ20の異常の有無の判断の結果、異常が検出されたる場合(ステップS30のYes)、第一スイッチ制御部54がRFスイッチ12をバックアップアンテナ11側に制御し、第二スイッチ制御部55がGND-GND間スイッチ17をオフに制御する(S40)。これにより、RFケーブル22からシャークフィンアンテナ20には電流が流れない。また、切断されたグラウンドケーブル23の一部が通信装置10に接続されていても、通信装置10の第二のグラウンド部分15bと第一のグラウンド部分15aが絶縁されたので、第二のグラウンド部分15bに接続されているバックアップアンテナ11の周辺金属の状態がチューニング時と同じになり、バックアップアンテナ11の性能が低下することを抑制できる。
<ベタグラウンドの形成例>
図10は、通信装置10におけるベタグラウンドの形成例を示す図である。図10では、説明の便宜上、マイコン18などの他の部品は省略されている。図10(a)はGND-GND間スイッチ17がオンの状態を、図10(b)はGND-GND間スイッチ17がオフの状態を、それぞれ示す。図10(b)では、第一のグラウンド部分15aが第二のグラウンド部分15bと完全に絶縁されている。なお、絶縁部16は樹脂であるため、電気を通さないと考えてよい。
一方、図10(a)では第一のグラウンド部分15aと第二のグラウンド部分15bが電気的に接続されている。接続箇所が1箇所ではないのはGND-GND間スイッチ17の構造によるものであり、1箇所以上で第一のグラウンド部分15aと第二のグラウンド部分15bが電気的に接続されればよい。
また、図10に示した第一のグラウンド部分15a及びバックアップアンテナ11の位置は一例に過ぎず、第一のグラウンド部分15a及びバックアップアンテナ11の位置は適宜、決定されてよい。例えば、接続線の配線長、ノイズ及び受信感度に有利なように決定される。
<チューニング時の構成>
図11を用いてバックアップアンテナ11のチューニング時の通信装置10の構成について説明する。図11はバックアップアンテナ11のチューニング時の通信装置10の状態を説明する図の一例である。図11の通信装置10には、通信装置10にケーブル24もシャークフィンアンテナ20も接続されていない。
すなわち、本実施形態の通信装置10では、ケーブル24が接続されていない状態でバックアップアンテナ11のチューニングが行われる。RFスイッチ12は当然ながらバックアップアンテナ11側に接続される。また、GND-GND間スイッチ17はオフである。ケーブル24が接続されていないのでGND-GND間スイッチ17はオンでもよいが、GND-GND間スイッチ17がオン又はオフでグラウンド15の形状が変わるため、バックアップアンテナ11の性能が変わるおそれがある。したがって、車両の事故等によりシャークフィンアンテナ20に異常が生じる場合を想定して、この状況と同様にGND-GND間スイッチ17がオフの状態でチューニングされることが好ましい。
なお、チューニングとは、バックアップアンテナ11の性能が基準を満たすようにバックアップアンテナ11の長さ、形状、配置位置等をメーカの担当者が調整することをいう。チューニングの方法は様々であるが、現在ではコンピュータシミュレーションを利用したり、スミスチャート(シート状でもコンピュータ画面上でもよい)を利用したりしながら、インピーダンス特性を測定するような方法が用いられる。
<効果について>
出願人は、ケーブル24(シャークフィンアンテナ20とグラウンドケーブル23)が切断された際、GND-GND間スイッチ17がない従来の通信装置10のバックアップアンテナ11の無線周波数に対する放射効率と、GND-GND間スイッチ17がオフにされた通信装置10のバックアップアンテナ11の無線周波数に対する放射効率とをシミュレーションした。なお、所定の長さのグラウンドケーブル23が通信装置10に電気的に接続された状態(切れ端が残っている状況)を想定した。シミュレーション結果によれば、GND-GND間スイッチ17がオフになることで、ケーブル24が切断される前と後で特性変化が最小限になり、本実施形態の通信装置10の方では数十%以上の性能の向上が認められた。
また、本実施形態の通信装置10によれば、チューニング時の作業負担が低減できるという効果がある。本実施形態を適用しない場合、故障モード(ケーブル24の切断位置等)を考慮してこの故障モードに有効なチューニングが必要になる。つまり、実際の故障モード(ケーブル24の切断位置等)はほぼ無限に存在するため、「どの状態でのチューニングが最も効果的か」という追加検討が必要になる。例えば、通信装置10のコネクタ端から3cmの位置でケーブル24が切断される場合、4cmの位置でケーブル24が切断される場合、5cmの位置でケーブル24が切断される場合等、ケーブル24の切断位置は事前に確定されにくい。このため、数多くのチューニングを行うか、ケーブル24の切断位置を想定してチューニングを行う必要があった。
本実施形態の通信装置10は、車種ごとにシャークフィンアンテナ20の接続位置やケーブル24の長さが異なる場合でも、これらの相違による影響を最小限に留めてチューニングしておくことができる。すなわち、チューニングすべき製品状態が明確になり、検討工数を削減できる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態では通信装置10とシャークフィンアンテナ20が車載される例を説明したが、通信装置10とシャークフィンアンテナ20は、車両以外の移動体に搭載されてもよい。例えば、二輪車(自転車、オートバイ)、車椅子、軽車両、一人又は二人乗りのモビリティ、又は、ロボットなどにも搭載できる。また、移動体でなければケーブルが切断される可能性は低いが、非移動体に通信装置10とシャークフィンアンテナ20とを搭載することができる。
また、本実施形態ではシャークフィンアンテナ20がアンテナの一例として説明されているに過ぎず、アンテナの形状、アンテナのケースの形状、アンテナ又はケースの素材、又は、アンテナの呼称は特に限定されずに本実施形態の通信装置10に適用できる。
なお、シャークフィンアンテナ20はドルフィンアンテナとも呼ばれる場合があり、その呼称はどのようなものでもよい。
また、シャークフィンアンテナ20はルーフに設置されていなくてもよく、バンパーなどにどこに設置されてもよい。
また、バックアップアンテナ11は一般にプリント基板内に設置されるが、バックアップアンテナ11が通信装置10とケーブルを介して接続されてもよい。この場合、ケーブルは車内側に延設されるなど、切断されにくいように構成されることが好ましい。
また、プリント基板が多層構造の場合、第一のグラウンド部分15aと第二のグラウンド部分15bは同じ層にある必要はない。
また、GND-GND間スイッチ17はRFスイッチに限られず、電気的な切断と接続を切り替えられれば単純なスイッチでよい。
10 通信装置
11 バックアップアンテナ
12 RFスイッチ
13 通信モジュール
14 アンテナ検出回路
15 グラウンド
15a 第一のグラウンド部分
15b 第二のグラウンド部分
16 絶縁部
17 GND-GND間スイッチ
18 マイコン
20 シャークフィンアンテナ
22 RFケーブル
23 グラウンドケーブル
24 ケーブル
100 通信システム

Claims (6)

  1. 第一のケーブルを介して第一のアンテナと電気的に接続された通信装置であって、
    前記第一のアンテナの代用となりうる第二のアンテナと、
    前記第一のアンテナを接地するための第二のケーブルが接続される第一のグラウンド部分と、
    前記第一のアンテナの状態を検出するアンテナ検出回路と、
    前記アンテナ検出回路が前記第一のアンテナの異常を検出した場合、前記第一のアンテナから前記第二のアンテナに切り替えるアンテナ切替部と、
    前記アンテナ検出回路が前記第一のアンテナの異常を検出した場合、前記第一のグラウンド部分を、前記第一のグラウンド部分の周囲の第二のグラウンド部分から絶縁させる絶縁部と、を有し、
    前記第二のアンテナが前記第二のグラウンド部分に接地されている、ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記絶縁部をまたいで配置された接続状態切替部を有し、
    前記接続状態切替部は、前記第一のグラウンド部分と前記第二のグラウンド部分とが電気的に接続された状態と切断された状態を切り替え、
    前記接続状態切替部は、前記アンテナ検出回路が前記第一のアンテナの異常を検出するまでは、前記第一のグラウンド部分と前記第二のグラウンド部分とを電気的に接続し、
    前記アンテナ検出回路が前記第一のアンテナの異常を検出した場合、前記第一のグラウンド部分と前記第二のグラウンド部分とを電気的に切断する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 記第二のアンテナのチューニングは、前記接続状態切替部により前記第一のグラウンド部分と前記第二のグラウンド部分とを電気的に切断された状態で行われており、
    前記アンテナ検出回路が前記第一のアンテナの異常を検出した場合、前記第一のグラウンド部分と前記第二のグラウンド部分とが電気的に切断されることで、チューニング時と同じ周辺金属の状態で、前記第二のアンテナを用いて通信することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記アンテナ検出回路は、前記第一のケーブルの切断を検出することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記第一のアンテナはシャークフィンアンテナであることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 第一のケーブルを介して第一のアンテナと通信装置とが電気的に接続された通信システムであって、
    前記第一のアンテナの代用となりうる第二のアンテナと、
    前記第一のアンテナを接地するための第二のケーブルが接続される第一のグラウンド部分と、
    前記第一のアンテナの状態を検出するアンテナ検出回路と、
    前記アンテナ検出回路が前記第一のアンテナの異常を検出した場合、前記第一のアンテナから前記第二のアンテナに切り替えるアンテナ切替部と、
    前記アンテナ検出回路が前記第一のアンテナの異常を検出した場合、前記第一のグラウンド部分を、前記第一のグラウンド部分の周囲の第二のグラウンド部分から絶縁させる絶縁部と、を有し、
    前記第二のアンテナが前記第二のグラウンド部分に接地されている、ことを特徴とする通信システム。
JP2018090855A 2018-05-09 2018-05-09 通信装置、通信システム Active JP7055698B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018090855A JP7055698B2 (ja) 2018-05-09 2018-05-09 通信装置、通信システム
EP19172727.0A EP3567671B1 (en) 2018-05-09 2019-05-06 Communication apparatus and communication system
US16/406,485 US10594362B2 (en) 2018-05-09 2019-05-08 Communication apparatus and communication system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018090855A JP7055698B2 (ja) 2018-05-09 2018-05-09 通信装置、通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019197994A JP2019197994A (ja) 2019-11-14
JP7055698B2 true JP7055698B2 (ja) 2022-04-18

Family

ID=66429245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018090855A Active JP7055698B2 (ja) 2018-05-09 2018-05-09 通信装置、通信システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10594362B2 (ja)
EP (1) EP3567671B1 (ja)
JP (1) JP7055698B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3059437B1 (fr) * 2016-11-30 2019-01-25 Continental Automotive France Procede de diagnostic d'un lien de communication dans un vehicule automobile
US11223114B2 (en) * 2019-12-27 2022-01-11 Harman International Industries, Incorporated Antenna system for a vehicle telematics unit
JP2021141513A (ja) * 2020-03-06 2021-09-16 株式会社デンソー アンテナ装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007201598A (ja) 2006-01-24 2007-08-09 Mitsumi Electric Co Ltd アンテナ装置
WO2017007040A1 (ko) 2015-07-06 2017-01-12 재단법인 다차원 스마트 아이티 융합시스템 연구단 다중 격리도 특성을 가지는 mimo 안테나 장치
US20170373368A1 (en) 2016-06-22 2017-12-28 Skyworks Solutions, Inc. Electromagnetic coupler arrangements for multi-frequency power detection, and devices including same
WO2018072764A1 (zh) 2016-10-21 2018-04-26 中兴通讯股份有限公司 一种天线控制电路和方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11177462A (ja) * 1997-12-12 1999-07-02 Fujitsu Ten Ltd メーデーシステム用装置
DE19900415B4 (de) * 1999-01-08 2008-02-21 Leopold Kostal Gmbh & Co. Kg Verfahren zum Durchführen einer schlüssellosen Zugangsberechtigungskontrolle für Kraftfahrzeuge
DE19923661A1 (de) * 1999-05-22 2000-11-23 Nokia Mobile Phones Ltd Antennenvorrichtung für ein Funktelefon in einem Fahrzeug
JP2004123055A (ja) 2002-10-07 2004-04-22 Mitsubishi Electric Corp 車両盗難通報装置
US7046119B2 (en) * 2004-05-19 2006-05-16 Lear Corporation Vehicle independent passive entry system
US8508419B2 (en) * 2010-10-22 2013-08-13 GM Global Technology Operations LLC Multiple antenna element system and method
DE102013224514A1 (de) * 2013-11-29 2015-06-03 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Fahrzeug-Kommunikationssystem und Verfahren zum Betrieb eines solchen Systems
DE102015007144A1 (de) * 2015-06-03 2016-12-08 Audi Ag Zweitnutzung einer Kraftfahrzeugantenne durch ein E-Call-Steuergerät

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007201598A (ja) 2006-01-24 2007-08-09 Mitsumi Electric Co Ltd アンテナ装置
WO2017007040A1 (ko) 2015-07-06 2017-01-12 재단법인 다차원 스마트 아이티 융합시스템 연구단 다중 격리도 특성을 가지는 mimo 안테나 장치
US20170373368A1 (en) 2016-06-22 2017-12-28 Skyworks Solutions, Inc. Electromagnetic coupler arrangements for multi-frequency power detection, and devices including same
WO2018072764A1 (zh) 2016-10-21 2018-04-26 中兴通讯股份有限公司 一种天线控制电路和方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019197994A (ja) 2019-11-14
EP3567671A1 (en) 2019-11-13
US20190349025A1 (en) 2019-11-14
US10594362B2 (en) 2020-03-17
EP3567671B1 (en) 2020-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7055698B2 (ja) 通信装置、通信システム
US9493132B2 (en) Vehicle communication device
US7382239B2 (en) System and method for improving received signal strength for an in-vehicle wireless communication system
US20110210835A1 (en) Emergency notification system and method for notifying emergency
US10777875B2 (en) Detection device and detection system
CN106465083B (zh) 通过紧急呼叫控制设备对机动车天线的二次使用
JP2013126067A (ja) 車載用無線機器および車載用無線通信システム
US20180138966A1 (en) Vehicle-mounted communication apparatus
WO2013076679A1 (en) Vehicle including an apparatus for wireless communications
JP2004193680A (ja) 車載用アンテナおよびダイバシティ受信装置
JP2001345620A (ja) 自動車電話機用アンテナ装置
US7106263B2 (en) Window-integrated antenna for LMS and diversitary FM reception in mobile motor vehicles
US20210385628A1 (en) Vehicle wireless communication device
KR20180027944A (ko) 안테나 스위칭 장치
JP5392209B2 (ja) 車載装置
CN110539719B (zh) 检测设备以及检测系统
CN209896258U (zh) 车载智能天线设备
KR102410858B1 (ko) 안테나 장치 및 그를 가지는 차량
KR102338565B1 (ko) 통신 장치, 그를 가지는 차량 및 그 제어 방법
KR20200136758A (ko) 텔레매틱스 및 긴급호출 동작을 위한 통합 안테나 시스템 및 그 제어 방법
KR100891731B1 (ko) 오토라이트 센서와 키레스 안테나를 결합한 자동차용오토라이트 장치
JP2007303862A (ja) 同軸ケーブルの結線異常検出装置
JP2010122910A (ja) 車両用緊急通報装置
JP2018113574A (ja) 車両構造
JP2006339821A (ja) 電力線通信システム及び電力線通信用のデータ受信装置並びに電力線通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7055698

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150