JP7055681B2 - 射出成形機 - Google Patents

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Description

本発明は、射出成形機に関する。
固定プラテンがフレームに対し固定され、固定プラテンとトグルサポートとが型開閉方向と平行に配置されるタイバーにより間隔をおいて連結され、トグルサポートの脚部がフレーム上に型開閉方向に移動自在に載置される構成の射出成形機が知られている(特許文献1)。このような構成の射出成形機において、型締の際、型締力に応じてタイバーが伸びるため、トグルサポートの脚部はフレーム上で型開閉方向に摺動する。
特開2014-54748号公報
ところで、トグルサポートとフレームの摺動面に潤滑剤を供給した場合、摺動面から流れ出た潤滑剤がトグルサポートの脚部の下に溜まる。このため、従来の射出成形機では、トグルサポートが型開閉方向に前後進することにより、潤滑剤の飛散や垂れが生じ、射出成形機が潤滑剤で汚れるおそれがあった。
そこで、本発明は、潤滑剤による装置の汚れを防止する射出成形機を提供することを目的とする。
実施形態の一態様の射出成形機は、フレームに固定される固定プラテンと、タイバーを介して前記固定プラテンと連結され、前記フレームに載置されるトグルサポートと、前記トグルサポートに支持されるトグル機構と、を備える射出成形機であって、前記トグルサポートの脚部の底面と前記フレームの載置面とで形成される潤滑部に潤滑剤を供給する供給部と、前記潤滑部から潤滑剤を回収する回収部と、を備え、前記回収部は、前記脚部に形成される、又は、前記脚部に収集ブロックが配置されることにより形成されることを特徴とする。
本発明によれば、潤滑剤による装置の汚れを防止する射出成形機を提供することができる。
第1実施形態による射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。 第1実施形態による射出成形機の型締時の状態を示す図である。 第1実施形態に係る射出成形機のトグルサポート周りの斜視図である。 第1実施形態に係る射出成形機のトグルサポートの脚部周りの部分拡大斜視図である。 トグルサポートの脚部の斜視図である。 収集ブロックの斜視図である。 第1実施形態に係る射出成形機のトグルサポートの脚部周りの断面図である。 第2実施形態に係る射出成形機のトグルサポートの脚部周りの部分拡大斜視図である。 第3実施形態に係る射出成形機のトグルサポートの脚部周りの部分拡大斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図面において、同一の又は対応する構成については同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。
≪第1実施形態≫
(射出成形機)
図1は、第1実施形態による射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。図2は、第1実施形態による射出成形機の型締時の状態を示す図である。図1~図2において、X方向、Y方向およびZ方向は互いに垂直な方向である。X方向およびY方向は水平方向を表し、Z方向は鉛直方向を表す。型締装置100が横型である場合、X方向は型開閉方向であり、Y方向は射出成形機10の幅方向である。図1~図2に示すように、射出成形機10は、型締装置100と、エジェクタ装置200と、射出装置300と、移動装置400と、制御装置700と、フレーム900とを有する。以下、射出成形機10の各構成要素について説明する。
(型締装置)
型締装置100の説明では、型閉時の可動プラテン120の移動方向(図1および図2中右方向)を前方とし、型開時の可動プラテン120の移動方向(図1および図2中左方向)を後方として説明する。
型締装置100は、金型装置800の型閉、型締、型開を行う。型締装置100は例えば横型であって、型開閉方向が水平方向である。型締装置100は、固定プラテン110、可動プラテン120、トグルサポート130、タイバー140、トグル機構150、型締モータ160、運動変換機構170、および型厚調整機構180を有する。
固定プラテン110は、フレーム900に対し固定される。固定プラテン110における可動プラテン120との対向面に固定金型810が取付けられる。
可動プラテン120は、フレーム900に対し型開閉方向に移動自在とされる。フレーム900上には、可動プラテン120を案内するガイド101が敷設される。可動プラテン120における固定プラテン110との対向面に可動金型820が取付けられる。
固定プラテン110に対し可動プラテン120を進退させることにより、型閉、型締、型開が行われる。固定金型810と可動金型820とで金型装置800が構成される。
トグルサポート130は、固定プラテン110と間隔をおいて連結され、フレーム900上に型開閉方向に移動自在に載置される。尚、トグルサポート130は、フレーム900上に敷設されるガイドに沿って移動自在とされてもよい。トグルサポート130のガイドは、可動プラテン120のガイド101と共通のものでもよい。
尚、本実施形態では、固定プラテン110がフレーム900に対し固定され、トグルサポート130がフレーム900に対し型開閉方向に移動自在とされるが、トグルサポート130がフレーム900に対し固定され、固定プラテン110がフレーム900に対し型開閉方向に移動自在とされてもよい。
タイバー140は、固定プラテン110とトグルサポート130とを型開閉方向に間隔Lをおいて連結する。タイバー140は、複数本(例えば4本)用いられてよい。各タイバー140は、型開閉方向に平行とされ、型締力に応じて伸びる。少なくとも1本のタイバー140には、タイバー140の歪を検出するタイバー歪検出器141が設けられてよい。タイバー歪検出器141は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。タイバー歪検出器141の検出結果は、型締力の検出などに用いられる。
尚、本実施形態では、型締力を検出する型締力検出器として、タイバー歪検出器141が用いられるが、本発明はこれに限定されない。型締力検出器は、歪ゲージ式に限定されず、圧電式、容量式、油圧式、電磁式などでもよく、その取付け位置もタイバー140に限定されない。
トグル機構150は、可動プラテン120とトグルサポート130との間に配設され、トグルサポート130に対し可動プラテン120を型開閉方向に移動させる。トグル機構150は、クロスヘッド151、一対のリンク群などで構成される。各リンク群は、ピンなどで屈伸自在に連結される第1リンク152および第2リンク153を有する。第1リンク152は可動プラテン120に対しピンなどで揺動自在に取付けられ、第2リンク153はトグルサポート130に対しピンなどで揺動自在に取付けられる。第2リンク153は、第3リンク154を介してクロスヘッド151に取付けられる。トグルサポート130に対しクロスヘッド151を進退させると、第1リンク152および第2リンク153が屈伸し、トグルサポート130に対し可動プラテン120が進退する。
尚、トグル機構150の構成は、図1および図2に示す構成に限定されない。例えば図1および図2では、各リンク群の節点の数が5つであるが、4つでもよく、第3リンク154の一端部が、第1リンク152と第2リンク153との節点に結合されてもよい。
型締モータ160は、トグルサポート130に取付けられており、トグル機構150を作動させる。型締モータ160は、トグルサポート130に対しクロスヘッド151を進退させることにより、第1リンク152および第2リンク153を屈伸させ、トグルサポート130に対し可動プラテン120を進退させる。型締モータ160は、運動変換機構170に直結されるが、ベルトやプーリなどを介して運動変換機構170に連結されてもよい。
運動変換機構170は、型締モータ160の回転運動をクロスヘッド151の直線運動に変換する。運動変換機構170は、ねじ軸171と、ねじ軸171に螺合するねじナット172とを含む。ねじ軸171と、ねじナット172との間には、ボールまたはローラが介在してよい。
型締装置100は、制御装置700による制御下で、型閉工程、型締工程、型開工程などを行う。
型閉工程では、型締モータ160を駆動してクロスヘッド151を設定速度で型閉完了位置まで前進させることにより、可動プラテン120を前進させ、可動金型820を固定金型810にタッチさせる。クロスヘッド151の位置や速度は、例えば型締モータエンコーダ161などを用いて検出する。型締モータエンコーダ161は、型締モータ160の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。尚、クロスヘッド151の位置を検出するクロスヘッド位置検出器、およびクロスヘッド151の速度を検出するクロスヘッド速度検出器は、型締モータエンコーダ161に限定されず、一般的なものを使用できる。また、可動プラテン120の位置を検出する可動プラテン位置検出器、および可動プラテン120の速度を検出する可動プラテン速度検出器は、型締モータエンコーダ161に限定されず、一般的なものを使用できる。
型締工程では、型締モータ160をさらに駆動してクロスヘッド151を型閉完了位置から型締位置までさらに前進させることで型締力を生じさせる。型締時に可動金型820と固定金型810との間にキャビティ空間801(図2参照)が形成され、射出装置300がキャビティ空間801に液状の成形材料を充填する。充填された成形材料が固化されることで、成形品が得られる。キャビティ空間801の数は複数でもよく、その場合、複数の成形品が同時に得られる。
型開工程では、型締モータ160を駆動してクロスヘッド151を設定速度で型開完了位置まで後退させることにより、可動プラテン120を後退させ、可動金型820を固定金型810から離間させる。その後、エジェクタ装置200が可動金型820から成形品を突き出す。
型閉工程および型締工程における設定条件は、一連の設定条件として、まとめて設定される。例えば、型閉工程および型締工程におけるクロスヘッド151の速度や位置(型閉開始位置、速度切替位置、型閉完了位置、および型締位置を含む)、型締力は、一連の設定条件として、まとめて設定される。型閉開始位置、速度切替位置、型閉完了位置、および型締位置は、後側から前方に向けてこの順で並び、速度が設定される区間の始点や終点を表す。区間毎に、速度が設定される。速度切替位置は、1つでもよいし、複数でもよい。速度切替位置は、設定されなくてもよい。型締位置と型締力とは、いずれか一方のみが設定されてもよい。
型開工程における設定条件も同様に設定される。例えば、型開工程におけるクロスヘッド151の速度や位置(型開開始位置、速度切替位置、および型開完了位置を含む)は、一連の設定条件として、まとめて設定される。型開開始位置、速度切替位置、および型開完了位置は、前側から後方に向けて、この順で並び、速度が設定される区間の始点や終点を表す。区間毎に、速度が設定される。速度切替位置は、1つでもよいし、複数でもよい。速度切替位置は、設定されなくてもよい。型開開始位置と型締位置とは同じ位置であってよい。また、型開完了位置と型閉開始位置とは同じ位置であってよい。
尚、クロスヘッド151の速度や位置などの代わりに、可動プラテン120の速度や位置などが設定されてもよい。また、クロスヘッドの位置(例えば型締位置)や可動プラテンの位置の代わりに、型締力が設定されてもよい。
ところで、トグル機構150は、型締モータ160の駆動力を増幅して可動プラテン120に伝える。その増幅倍率は、トグル倍率とも呼ばれる。トグル倍率は、第1リンク152と第2リンク153とのなす角θ(以下、「リンク角度θ」とも呼ぶ)に応じて変化する。リンク角度θは、クロスヘッド151の位置から求められる。リンク角度θが180°のとき、トグル倍率が最大になる。
金型装置800の交換や金型装置800の温度変化などにより金型装置800の厚さが変化した場合、型締時に所定の型締力が得られるように、型厚調整が行われる。型厚調整では、例えば可動金型820が固定金型810にタッチする型タッチの時点でトグル機構150のリンク角度θが所定の角度になるように、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整する。
型締装置100は、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整することで、型厚調整を行う型厚調整機構180を有する。型厚調整機構180は、タイバー140の後端部に形成されるねじ軸181と、トグルサポート130に回転自在に保持されるねじナット182と、ねじ軸181に螺合するねじナット182を回転させる型厚調整モータ183とを有する。
ねじ軸181およびねじナット182は、タイバー140ごとに設けられる。型厚調整モータ183の回転は、回転伝達部185を介して複数のねじナット182に伝達されてよい。複数のねじナット182を同期して回転できる。尚、回転伝達部185の伝達経路を変更することで、複数のねじナット182を個別に回転することも可能である。
回転伝達部185は、例えば歯車などで構成される。この場合、各ねじナット182の外周に受動歯車が形成され、型厚調整モータ183の出力軸には駆動歯車が取付けられ、複数の受動歯車および駆動歯車と噛み合う中間歯車がトグルサポート130の中央部に回転自在に保持される。尚、回転伝達部185は、歯車の代わりに、ベルトやプーリなどで構成されてもよい。
型厚調整機構180の動作は、制御装置700によって制御される。制御装置700は、型厚調整モータ183を駆動して、ねじナット182を回転させることで、ねじナット182を回転自在に保持するトグルサポート130の固定プラテン110に対する位置を調整し、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整する。
間隔Lは、型厚調整モータエンコーダ184を用いて検出する。型厚調整モータエンコーダ184は、型厚調整モータ183の回転量や回転方向を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。型厚調整モータエンコーダ184の検出結果は、トグルサポート130の位置や間隔Lの監視や制御に用いられる。尚、トグルサポート130の位置を検出するトグルサポート位置検出器、および間隔Lを検出する間隔検出器は、型厚調整モータエンコーダ184に限定されず、一般的なものを使用できる。
型厚調整機構180は、互いに螺合するねじ軸181とねじナット182の一方を回転させることで、間隔Lを調整する。複数の型厚調整機構180が用いられてもよく、複数の型厚調整モータ183が用いられてもよい。
尚、本実施形態の型締装置100は、型開閉方向が水平方向である横型であるが、型開閉方向が上下方向である竪型でもよい。
尚、本実施形態の型締装置100は、駆動源として、型締モータ160を有するが、型締モータ160の代わりに、油圧シリンダを有してもよい。また、型締装置100は、型開閉用にリニアモータを有し、型締用に電磁石を有してもよい。
(エジェクタ装置)
エジェクタ装置200の説明では、型締装置100の説明と同様に、型閉時の可動プラテン120の移動方向(図1および図2中右方向)を前方とし、型開時の可動プラテン120の移動方向(図1および図2中左方向)を後方として説明する。
エジェクタ装置200は、金型装置800から成形品を突き出す。エジェクタ装置200は、エジェクタモータ210、運動変換機構220、およびエジェクタロッド230などを有する。
エジェクタモータ210は、可動プラテン120に取付けられる。エジェクタモータ210は、運動変換機構220に直結されるが、ベルトやプーリなどを介して運動変換機構220に連結されてもよい。
運動変換機構220は、エジェクタモータ210の回転運動をエジェクタロッド230の直線運動に変換する。運動変換機構220は、ねじ軸と、ねじ軸に螺合するねじナットとを含む。ねじ軸と、ねじナットとの間には、ボールまたはローラが介在してよい。
エジェクタロッド230は、可動プラテン120の貫通穴において進退自在とされる。エジェクタロッド230の前端部は、可動金型820の内部に進退自在に配設される可動部材830と接触する。エジェクタロッド230の前端部は、可動部材830と連結されていても、連結されていなくてもよい。
エジェクタ装置200は、制御装置700による制御下で、突き出し工程を行う。
突き出し工程では、エジェクタモータ210を駆動してエジェクタロッド230を設定速度で待機位置から突き出し位置まで前進させることにより、可動部材830を前進させ、成形品を突き出す。その後、エジェクタモータ210を駆動してエジェクタロッド230を設定速度で後退させ、可動部材830を元の待機位置まで後退させる。エジェクタロッド230の位置や速度は、例えばエジェクタモータエンコーダ211を用いて検出する。エジェクタモータエンコーダ211は、エジェクタモータ210の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。尚、エジェクタロッド230の位置を検出するエジェクタロッド位置検出器、およびエジェクタロッド230の速度を検出するエジェクタロッド速度検出器は、エジェクタモータエンコーダ211に限定されず、一般的なものを使用できる。
(射出装置)
射出装置300の説明では、型締装置100の説明やエジェクタ装置200の説明とは異なり、充填時のスクリュ330の移動方向(図1および図2中左方向)を前方とし、計量時のスクリュ330の移動方向(図1および図2中右方向)を後方として説明する。
射出装置300は、フレーム900に対し進退自在なスライドベース301に設置され、金型装置800に対し進退自在とされる。射出装置300は、金型装置800にタッチし、金型装置800内のキャビティ空間801に成形材料を充填する。射出装置300は、例えば、シリンダ310、ノズル320、スクリュ330、計量モータ340、射出モータ350、圧力検出器360などを有する。
シリンダ310は、供給口311から内部に供給された成形材料を加熱する。成形材料は、例えば樹脂などを含む。成形材料は、例えばペレット状に形成され、固体の状態で供給口311に供給される。供給口311はシリンダ310の後部に形成される。シリンダ310の後部の外周には、水冷シリンダなどの冷却器312が設けられる。冷却器312よりも前方において、シリンダ310の外周には、バンドヒータなどの加熱器313と温度検出器314とが設けられる。
シリンダ310は、シリンダ310の軸方向(図1および図2中左右方向)に複数のゾーンに区分される。各ゾーンに加熱器313と温度検出器314とが設けられる。ゾーン毎に、温度検出器314の検出温度が設定温度になるように、制御装置700が加熱器313を制御する。
ノズル320は、シリンダ310の前端部に設けられ、金型装置800に対し押し付けられる。ノズル320の外周には、加熱器313と温度検出器314とが設けられる。ノズル320の検出温度が設定温度になるように、制御装置700が加熱器313を制御する。
スクリュ330は、シリンダ310内において回転自在に且つ進退自在に配設される。スクリュ330を回転させると、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って成形材料が前方に送られる。成形材料は、前方に送られながら、シリンダ310からの熱によって徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ330の前方に送られシリンダ310の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ330が後退させられる。その後、スクリュ330を前進させると、スクリュ330前方に蓄積された液状の成形材料がノズル320から射出され、金型装置800内に充填される。
スクリュ330の前部には、スクリュ330を前方に押すときにスクリュ330の前方から後方に向かう成形材料の逆流を防止する逆流防止弁として、逆流防止リング331が進退自在に取付けられる。
逆流防止リング331は、スクリュ330を前進させるときに、スクリュ330前方の成形材料の圧力によって後方に押され、成形材料の流路を塞ぐ閉塞位置(図2参照)までスクリュ330に対し相対的に後退する。これにより、スクリュ330前方に蓄積された成形材料が後方に逆流するのを防止する。
一方、逆流防止リング331は、スクリュ330を回転させるときに、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って前方に送られる成形材料の圧力によって前方に押され、成形材料の流路を開放する開放位置(図1参照)までスクリュ330に対し相対的に前進する。これにより、スクリュ330の前方に成形材料が送られる。
逆流防止リング331は、スクリュ330と共に回転する共回りタイプと、スクリュ330と共に回転しない非共回りタイプのいずれでもよい。
尚、射出装置300は、スクリュ330に対し逆流防止リング331を開放位置と閉塞位置との間で進退させる駆動源を有していてもよい。
計量モータ340は、スクリュ330を回転させる。スクリュ330を回転させる駆動源は、計量モータ340には限定されず、例えば油圧ポンプなどでもよい。
射出モータ350は、スクリュ330を進退させる。射出モータ350とスクリュ330との間には、射出モータ350の回転運動をスクリュ330の直線運動に変換する運動変換機構などが設けられる。運動変換機構は、例えばねじ軸と、ねじ軸に螺合するねじナットとを有する。ねじ軸とねじナットの間には、ボールやローラなどが設けられてよい。スクリュ330を進退させる駆動源は、射出モータ350には限定されず、例えば油圧シリンダなどでもよい。
圧力検出器360は、射出モータ350とスクリュ330との間で伝達される圧力を検出する。圧力検出器360は、射出モータ350とスクリュ330との間の力の伝達経路に設けられ、圧力検出器360に作用する圧力を検出する。
圧力検出器360は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。圧力検出器360の検出結果は、スクリュ330が成形材料から受ける圧力、スクリュ330に対する背圧、スクリュ330から成形材料に作用する圧力などの制御や監視に用いられる。
射出装置300は、制御装置700による制御下で、計量工程、充填工程および保圧工程などを行う。
計量工程では、計量モータ340を駆動してスクリュ330を設定回転数で回転させ、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って成形材料を前方に送る。これに伴い、成形材料が徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ330の前方に送られシリンダ310の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ330が後退させられる。スクリュ330の回転数は、例えば計量モータエンコーダ341を用いて検出する。計量モータエンコーダ341は、計量モータ340の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。尚、スクリュ330の回転数を検出するスクリュ回転数検出器は、計量モータエンコーダ341に限定されず、一般的なものを使用できる。
計量工程では、スクリュ330の急激な後退を制限すべく、射出モータ350を駆動してスクリュ330に対して設定背圧を加えてよい。スクリュ330に対する背圧は、例えば圧力検出器360を用いて検出する。圧力検出器360は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。スクリュ330が計量完了位置まで後退し、スクリュ330の前方に所定量の成形材料が蓄積されると、計量工程が完了する。
充填工程では、射出モータ350を駆動してスクリュ330を設定速度で前進させ、スクリュ330の前方に蓄積された液状の成形材料を金型装置800内のキャビティ空間801に充填させる。スクリュ330の位置や速度は、例えば射出モータエンコーダ351を用いて検出する。射出モータエンコーダ351は、射出モータ350の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。スクリュ330の位置が設定位置に達すると、充填工程から保圧工程への切替(所謂、V/P切替)が行われる。V/P切替が行われる位置をV/P切替位置とも呼ぶ。スクリュ330の設定速度は、スクリュ330の位置や時間などに応じて変更されてもよい。
尚、充填工程においてスクリュ330の位置が設定位置に達した後、その設定位置にスクリュ330を一時停止させ、その後にV/P切替が行われてもよい。V/P切替の直前において、スクリュ330の停止の代わりに、スクリュ330の微速前進または微速後退が行われてもよい。また、スクリュ330の位置を検出するスクリュ位置検出器、およびスクリュ330の速度を検出するスクリュ速度検出器は、射出モータエンコーダ351に限定されず、一般的なものを使用できる。
保圧工程では、射出モータ350を駆動してスクリュ330を前方に押し、スクリュ330の前端部における成形材料の圧力(以下、「保持圧力」とも呼ぶ。)を設定圧に保ち、シリンダ310内に残る成形材料を金型装置800に向けて押す。金型装置800内での冷却収縮による不足分の成形材料を補充できる。保持圧力は、例えば圧力検出器360を用いて検出する。圧力検出器360は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。保持圧力の設定値は、保圧工程の開始からの経過時間などに応じて変更されてもよい。
保圧工程では金型装置800内のキャビティ空間801の成形材料が徐々に冷却され、保圧工程完了時にはキャビティ空間801の入口が固化した成形材料で塞がれる。この状態はゲートシールと呼ばれ、キャビティ空間801からの成形材料の逆流が防止される。保圧工程後、冷却工程が開始される。冷却工程では、キャビティ空間801内の成形材料の固化が行われる。成形サイクル時間の短縮のため、冷却工程中に計量工程が行われてよい。
尚、本実施形態の射出装置300は、インライン・スクリュ方式であるが、プリプラ方式などでもよい。プリプラ方式の射出装置は、可塑化シリンダ内で溶融された成形材料を射出シリンダに供給し、射出シリンダから金型装置内に成形材料を射出する。可塑化シリンダ内にはスクリュが回転自在にまたは回転自在に且つ進退自在に配設され、射出シリンダ内にはプランジャが進退自在に配設される。
また、本実施形態の射出装置300は、シリンダ310の軸方向が水平方向である横型であるが、シリンダ310の軸方向が上下方向である竪型であってもよい。竪型の射出装置300と組み合わされる型締装置は、竪型でも横型でもよい。同様に、横型の射出装置300と組み合わされる型締装置は、横型でも竪型でもよい。
(移動装置)
移動装置400の説明では、射出装置300の説明と同様に、充填時のスクリュ330の移動方向(図1および図2中左方向)を前方とし、計量時のスクリュ330の移動方向(図1および図2中右方向)を後方として説明する。
移動装置400は、金型装置800に対し射出装置300を進退させる。また、移動装置400は、金型装置800に対しノズル320を押し付け、ノズルタッチ圧力を生じさせる。移動装置400は、液圧ポンプ410、駆動源としてのモータ420、液圧アクチュエータとしての液圧シリンダ430などを含む。
液圧ポンプ410は、第1ポート411と、第2ポート412とを有する。液圧ポンプ410は、両方向回転可能なポンプであり、モータ420の回転方向を切り替えることにより、第1ポート411および第2ポート412のいずれか一方から作動液(例えば油)を吸入し他方から吐出して液圧を発生させる。尚、液圧ポンプ410はタンクから作動液を吸引して第1ポート411および第2ポート412のいずれか一方から作動液を吐出することもできる。
モータ420は、液圧ポンプ410を作動させる。モータ420は、制御装置700からの制御信号に応じた回転方向および回転トルクで液圧ポンプ410を駆動する。モータ420は、電動モータであってよく、電動サーボモータであってよい。
液圧シリンダ430は、シリンダ本体431、ピストン432、およびピストンロッド433を有する。シリンダ本体431は、射出装置300に対して固定される。ピストン432は、シリンダ本体431の内部を、第1室としての前室435と、第2室としての後室436とに区画する。ピストンロッド433は、固定プラテン110に対して固定される。
液圧シリンダ430の前室435は、第1流路401を介して、液圧ポンプ410の第1ポート411と接続される。第1ポート411から吐出された作動液が第1流路401を介して前室435に供給されることで、射出装置300が前方に押される。射出装置300が前進され、ノズル320が固定金型810に押し付けられる。前室435は、液圧ポンプ410から供給される作動液の圧力によってノズル320のノズルタッチ圧力を生じさせる圧力室として機能する。
一方、液圧シリンダ430の後室436は、第2流路402を介して液圧ポンプ410の第2ポート412と接続される。第2ポート412から吐出された作動液が第2流路402を介して液圧シリンダ430の後室436に供給されることで、射出装置300が後方に押される。射出装置300が後退され、ノズル320が固定金型810から離間される。
尚、本実施形態では移動装置400は液圧シリンダ430を含むが、本発明はこれに限定されない。例えば、液圧シリンダ430の代わりに、電動モータと、その電動モータの回転運動を射出装置300の直線運動に変換する運動変換機構とが用いられてもよい。
(制御装置)
制御装置700は、例えばコンピュータで構成され、図1~図2に示すようにCPU(Central Processing Unit)701と、メモリなどの記憶媒体702と、入力インターフェース703と、出力インターフェース704とを有する。制御装置700は、記憶媒体702に記憶されたプログラムをCPU701に実行させることにより、各種の制御を行う。また、制御装置700は、入力インターフェース703で外部からの信号を受信し、出力インターフェース704で外部に信号を送信する。
制御装置700は、型閉工程や型締工程、型開工程などを繰り返し行うことにより、成形品を繰り返し製造する。また、制御装置700は、型締工程の間に、計量工程や充填工程、保圧工程などを行う。成形品を得るための一連の動作、例えば計量工程の開始から次の計量工程の開始までの動作を「ショット」または「成形サイクル」とも呼ぶ。また、1回のショットに要する時間を「成形サイクル時間」とも呼ぶ。
一回の成形サイクルは、例えば、計量工程、型閉工程、型締工程、充填工程、保圧工程、冷却工程、型開工程、および突き出し工程をこの順で有する。ここでの順番は、各工程の開始の順番である。充填工程、保圧工程、および冷却工程は、型締工程の開始から型締工程の終了までの間に行われる。型締工程の終了は型開工程の開始と一致する。尚、成形サイクル時間の短縮のため、同時に複数の工程を行ってもよい。例えば、計量工程は、前回の成形サイクルの冷却工程中に行われてもよく、この場合、型閉工程が成形サイクルの最初に行われることとしてもよい。また、充填工程は、型閉工程中に開始されてもよい。また、突き出し工程は、型開工程中に開始されてもよい。ノズル320の流路を開閉する開閉弁が設けられる場合、型開工程は、計量工程中に開始されてもよい。計量工程中に型開工程が開始されても、開閉弁がノズル320の流路を閉じていれば、ノズル320から成形材料が漏れないためである。
制御装置700は、操作装置750や表示装置760と接続されている。操作装置750は、ユーザによる入力操作を受け付け、入力操作に応じた信号を制御装置700に出力する。表示装置760は、制御装置700による制御下で、操作装置750における入力操作に応じた操作画面を表示する。
操作画面は、射出成形機10の設定などに用いられる。操作画面は、複数用意され、切り替えて表示されたり、重ねて表示されたりする。ユーザは、表示装置760で表示される操作画面を見ながら、操作装置750を操作することにより射出成形機10の設定(設定値の入力を含む)などを行う。
操作装置750および表示装置760は、例えばタッチパネルで構成され、一体化されてよい。尚、本実施形態の操作装置750および表示装置760は、一体化されているが、独立に設けられてもよい。また、操作装置750は、複数設けられてもよい。
<トグルサポートの脚部における潤滑構造>
次に、トグルサポート130の脚部131とフレーム900との潤滑構造について、図3を用いて説明する。図3は、第1実施形態に係る射出成形機10のトグルサポート130周りの斜視図である。
前述のように、固定プラテン110は、フレーム900に対し固定されている。トグルサポート130は、型開閉方向と平行に配置されたタイバー140を介して、固定プラテン110と連結されている。また、図3に示すように、トグルサポート130の脚部131は、フレーム900の載置面901の上に型開閉方向に移動自在に載置されている。
ここで、トグル機構150により型締力を発生させると、タイバー140は型締力に応じて伸び、トグルサポート130が後進する。また、トグル機構150による型締力を解除させると、タイバー140の伸びは復元して、トグルサポート130が前進する。これにより、トグルサポート130の脚部131は、フレーム900の載置面901上で型開閉方向(X方向)に前後進し摺動する。また、トグルサポート130の脚部131の底面と、フレーム900の載置面901とが、摺動面となる。第1実施形態に係る射出成形機10は、トグルサポート130の脚部131とフレーム900との摺動面を潤滑する潤滑構造を備えている。
脚部131とフレーム900との潤滑構造について、図4乃至図7を用いてさらに説明する。図4は、第1実施形態に係る射出成形機10のトグルサポート130の脚部131周りの部分拡大斜視図である。図5は、トグルサポート130の脚部131の斜視図である。図6は、収集ブロック60の斜視図である。図7は、第1実施形態に係る射出成形機10のトグルサポート130の脚部131周りの断面図である。なお、図4においては、内部に形成される空間や流路を破線で示している。また、図4および図6においては、図7で示すシール部材70の図示を省略している。
トグルサポート130とフレーム900との潤滑構造は、トグルサポート130の脚部131の底面とフレーム900の載置面901との間の潤滑部40に潤滑剤を供給する供給部30と、潤滑剤を回収する回収部50と、を備えている。
供給部30は、脚部131に形成されており、供給路接続口31と、第1供給路32と、第2供給路33と、供給路開口部34と、凹溝部35と、を有している。
トグルサポート130の脚部131の側面には、供給路接続口31が設けられており、供給路接続口31から水平方向に伸びる第1供給路32が設けられている。第1供給路32の他端側から垂直方向に延びる第2供給路33が設けられており、第2供給路33の他端側は脚部131の底面に設けられた供給路開口部34で開口している。また、供給路接続口31から供給路開口部34は、2組設けられている。
2つの供給路開口部34は、射出成形機10の幅方向(Y方向)についてはどちらも脚部131の底面の略中央に設けられ、型開閉方向(X方向)については脚部131の底面中央からそれぞれ反対側に離間して設けられている。また、脚部131の底面には、2つの供給路開口部34を連通する凹溝部35が形成されている。
回収部50は、脚部131に収集ブロック60が配置されることにより形成され、収集部51と、回収路52と、回収路接続口53と、を有している。
ここで、収集ブロック60は、上面側開口部61から下面側開口部62にかけて貫通する貫通穴部を有しており、この貫通穴部にトグルサポート130の脚部131が挿入されて配置される。また、収集ブロック60は、脚部131の側面を囲う囲い部63と、収集ブロック60の上面側で脚部131の側面に向けて窄まる四角環状の窄まり部64と、を有している。即ち、囲い部63側の下面側開口部62よりも、窄まり部64側の上面側開口部61の方が、開口面積が小さくなっている。また、囲い部63の底面には、下面側開口部62を囲むように四角環状のシール溝65が形成されている。シール部材70は、収集ブロック60のシール溝65に配置され、収集ブロック60の底面とフレーム900の載置面901との間の隙間をシールする。
ここで、下面側開口部62の方が脚部131の底面よりも大きく形成されており、囲い部63と脚部131との間に内部空間である四角環状の収集部51が形成される。収集部51は、潤滑部40の端部と連通するように形成されており、潤滑部40から流出した潤滑剤が収集部51に流入することができるように構成されている。また、シール溝65に配置されたシール部材70により収集ブロック60の囲い部63の底面とフレーム900の載置面901との間の隙間がシールされており、収集部51に流入した潤滑剤がこの隙間から外空間に漏れ出さないように構成されている。これにより、収集部51は、潤滑部40から流出した潤滑剤を貯留することができるようになっている。また、囲い部63の上側には窄まり部64が形成されていることにより、収集部51で貯留された潤滑剤が外空間に飛散しにくくなっている。
また、収集ブロック60の囲い部63には、内側と外側とを貫通する回収路52が設けられており、囲い部63の外周面側に回収路接続口53が設けられている。収集ブロック60の内部空間である収集部51は、回収路52を介して、回収路接続口53と連通している。
なお、供給路接続口31には、図示しない配管を介して潤滑剤が供給される。また、回収路接続口53には、図示しない配管が接続されており、図示しない回収タンク等で潤滑剤を回収することができるようになっている。なお、潤滑剤の回収は、自然に流れてくる潤滑剤を回収する構成でもよく、図示しない吸引ポンプにより潤滑剤を吸引して回収する構成であってもよい。
脚部131と収集ブロック60とは、ボルトなどの図示しない固定手段により固定されていてもよい。脚部131に収集ブロック60が固定されることにより、脚部131の前後進に併せて収集ブロック60も前後進する。また、収集ブロック60が浮きあげることを防止して、シール部材70によるシールを確実に行うことができる。
また、脚部131と収集ブロック60とは、固定されていなくてもよい。収集ブロック60の上面側に窄まり部64が形成されていることにより、トグルサポート130の脚部131が前後進した際でも、収集部51を閉塞することなくトグルサポート130の脚部131の前後進に併せて収集ブロック60も前後進する。また、収集ブロック60の自重により収集ブロック60が浮きあげることを防止して、シール部材70によるシールを確実に行うようにしてもよい。
なお、図3から図7に示す例では、供給路接続口31が収集ブロック60の上面よりも上側に設けられるものとして図示しているが、このような構成に限定されるものではない。例えば、供給路接続口31は収集ブロック60の上面よりも下側にあり、供給路接続口31と接続する配管が、収集ブロック60の側面に設けられた配管用穴を貫通して、供給路接続口31と接続するようにしてもよい。このような構成の場合、収集ブロック60の配管用穴の内周面と配管の外周面との隙間をシールすることが好ましい。
<潤滑剤の流れ>
次に、潤滑剤の流れについて説明する。2つの供給路接続口31から供給された潤滑は、第1供給路32、第2供給路33を経由して、供給路開口部34から潤滑部40に供給される。ここで、脚部131の底面には、型開閉方向に伸びる凹溝部35が形成されており、脚部131の底面の型開閉方向の中心付近にも潤滑剤を行き渡らせることができるようになっている。このため、潤滑部40に供給された潤滑剤は、脚部131の中心側から脚部131の外側に向かって流れる。これにより、摺動面全体を潤滑する。
そして、摺動面を潤滑した潤滑剤は、潤滑部40の端から外側に流出する。ここで、脚部131に収集ブロック60が配置されていることにより、潤滑部40から流出した潤滑剤は、囲い部63で囲われた収集部51に流入して貯留される。なお、シール部材70によりシールされているため、収集ブロック60とフレーム900との隙間からは潤滑剤が漏れ出さないようになっている。そして、収集部51に貯留された潤滑剤の液面高さが回収路52の設けられた高さまで達すると、潤滑剤は回収路52に流入して回収路接続口53に接続された配管へと流れる。
また、型締力を発生または解除することにより、トグルサポート130の脚部131はフレーム900の載置面901上を型開閉方向に移動するが、収集ブロック60も脚部131と共に移動する。また、シール溝65に配置されたシール部材70も収集ブロック60と共に移動するので、収集部51の下側の隙間のシールは維持され、潤滑剤の漏れを防止する。また、収集部51の上側は、収集ブロック60の窄まり部64により収集ブロック60の上面側開口部61と脚部131の側面との隙間が狭められていることにより、潤滑剤の外空間へ飛散することを防止する。
以上、第1実施形態に係る射出成形機10によれば、トグルサポート130の脚部131とフレーム900との摺動面を潤滑する潤滑構造において、潤滑剤を供給する供給部30と、潤滑剤を回収する回収部50と、を備えている。これにより、潤滑部40を潤滑するとともに、潤滑剤を回収することができるので、潤滑剤の垂れや飛散を防止することができ、射出成形機10の清掃性・メンテナンス性が向上する。また、成形品に飛散した潤滑剤が付着することを防止することができる。
また、回収部50により潤滑剤を回収することができるので、潤滑剤を再利用することができ、ランニングコストを低減することができる。なお、回収した潤滑剤を供給側に戻す構成としてもよく、回収した潤滑剤を収容するタンクを備え、回収した潤滑剤を他の用途に再利用する構成であってもよい。
≪第2実施形態≫
次に、第2実施形態に係る射出成形機について説明する。第2実施形態に係る射出成形機は、第1実施形態に係る射出成形機と比較して、トグルサポート130の脚部131とフレーム900との潤滑構造が異なっている。その他の構成は同様であり、重複する説明を省略する。
第2実施形態に係る射出成形機の脚部131Aとフレーム900との潤滑構造について、図8を用いて説明する。図8は、第2実施形態に係る射出成形機のトグルサポート130の脚部131A周りの部分拡大斜視図である。なお、図8においては、内部の形状をかくれ線(破線)で示している。また、図8においては、後述するシール部材の図示を省略している。
脚部131Aとフレーム900との潤滑構造は、脚部131Aの底面とフレーム900の載置面901との間の潤滑部40Aに潤滑剤を供給する供給部30Aと、潤滑剤を回収する回収部50Aと、を備えている。
供給部30Aは、脚部131Aに形成されており、供給路接続口31Aと、第1供給路32Aと、第2供給路33Aと、供給路開口部34Aと、凹溝部35Aと、を有している。
ここで、図4に示す第1実施形態の供給部30は、型開閉方向に離間した2つの供給路開口部34から潤滑剤を供給する構成となっていたのに対し、図8に示す第2実施形態の供給部30Aでは、脚部131Aの底面の略中央に設けられた1つの供給路開口部34Aから潤滑剤を供給する構成となっている。また、脚部131Aの底面には、供給路開口部34Aと連通する凹溝部35Aが形成されている。凹溝部35Aは、幅方向(Y方向)については脚部131の底面の略中央に設けられ、型開閉方向(X方向)については脚部131の底面の略中央から両外側に向かって伸びるように設けられている。
回収部50Aは、脚部131Aに形成されており、回収路開口部51Aと、第1回収路52Aと、第2回収路53Aと、回収路接続口54Aと、を有している。
ここで、脚部131Aの底面に回収路開口部51Aが設けられており、回収路開口部51Aから垂直方向に伸びる第1回収路52Aが設けられている。第1回収路52Aの他端側から水平方向に延びる第2回収路53Aが設けられており、第2回収路53Aの他端側は脚部131Aの側面に設けられた回収路接続口54Aとなっている。また、回収路開口部51Aから回収路接続口54Aは、2組設けられている。
2つの回収路開口部51Aは、幅方向(Y方向)についてはどちらも脚部131Aの底面の略中央に設けられ、型開閉方向(X方向)については脚部131Aの底面中央からそれぞれ反対側に離間して設けられている。即ち、脚部131Aの底面には、型開閉方向(X方向)について、一方の回収路開口部51A、供給路開口部34A、他方の回収路開口部51Aをの順番で形成され、凹溝部35Aがこれらの開口部を連通するように設けられている。
また、脚部131Aの底面には、供給路開口部34A、回収路開口部51A、凹溝部35Aを囲むように四角環状のシール溝135Aが形成されている。図示を省略するシール部材は、脚部131Aのシール溝135Aに配置され、脚部131Aの底面とフレーム900の載置面901との間の隙間をシールする。ここで、脚部131Aの底面のうち、シール溝135Aで囲まれた領域の内側が潤滑部40Aとなる。一方、脚部131Aの底面のうち、シール溝135Aで囲まれた領域よりも外側は、非潤滑部41Aとなる。
<潤滑剤の流れ>
次に、潤滑剤の流れについて説明する。供給路接続口31Aから供給された潤滑は、第1供給路32A、第2供給路33Aを経由して、供給路開口部34Aから凹溝部35Aへと流れて、シール溝135Aに配置されたシール部材で囲まれた領域の内側である潤滑部40Aを潤滑する。また、脚部131Aの底面には、型開閉方向に伸びる凹溝部35Aが形成されており、脚部131Aの底面の型開閉方向の両外側に潤滑剤を行き渡りやすくしている。
ここで、脚部131Aが前後進することにより、潤滑部40Aに供給された潤滑剤は、相対的に型開閉方向の外側に向かって流れることとなる。そして、型開閉方向の両外側に設けられた回収路開口部51Aから潤滑剤が回収されるようになっている。なお、シール溝135Aに配置されるシール部材によりシールされているため、脚部131Aとフレーム900との隙間からは潤滑剤が漏れ出さないようになっている。
以上、第2実施形態に係る射出成形機によれば、トグルサポート130の脚部131Aとフレーム900との摺動面を潤滑する潤滑構造において、潤滑剤を供給する供給部30Aと、潤滑剤を回収する回収部50Aと、を備えている。これにより、潤滑部40Aを潤滑するとともに、潤滑剤を回収することができるので、潤滑剤の垂れや飛散を防止することができ、射出成形機の清掃性・メンテナンス性が向上する。また、成形品に飛散した潤滑剤が付着することを防止することができる。また、回収部50Aにより潤滑剤を回収することができるので、潤滑剤を再利用することができ、ランニングコストを低減することができる。
ここで、脚部131Aの底面のうちシール溝135より外側の非潤滑部41Aには、供給部30Aによる潤滑剤が供給されないため、非潤滑部41Aとなる脚部131Aの底面の高さを潤滑部40Aとなる脚部131Aの底面の高さよりも高くして、非潤滑部41Aで脚部131Aの底面とフレーム900の載置面901とが摺動しないようにしてもよい。
また、図8に示す構成では、内側の開口部(供給路開口部34A)から潤滑剤を供給して、型開閉方向の両外側の開口部(回収路開口部51A)から潤滑剤を回収するものとして説明したが、これに限られるものではない。第2実施形態の変形例として、両外側の開口部(回収路開口部51Aに相当)から潤滑剤を供給して、内側の開口部(供給路開口部34Aに相当)から潤滑剤を回収する構成としてもよい。もっとも、外側で供給し内側で回収する第2実施形態の変形例の潤滑構造では、両外側の開口部から供給された潤滑剤が、両外側の開口部よりもさらに外側のシール部材の付近で滞留するおそれがある。滞留する潤滑剤には摩耗粉やゴミ等の異物が混ざっているので、異物によりシール部材が損傷し、シール部材の寿命が低下するおそれがある。また、外側で供給し内側で回収する第2実施形態の変形例の潤滑構造と比較して、図8に示す内側で供給し外側で回収する第2実施形態の潤滑構造の方が、脚部131Aの前後進運動により潤滑剤を供給路開口部34Aから回収路開口部51Aへと向かわせることができるのでより好ましい。
≪第3実施形態≫
次に、第3実施形態に係る射出成形機について説明する。第3実施形態に係る射出成形機は、第1実施形態に係る射出成形機と比較して、トグルサポート130の脚部131とフレーム900との潤滑構造が異なっている。その他の構成は同様であり、重複する説明を省略する。
第3実施形態に係る脚部131とフレーム900Bとの潤滑構造について、図9を用いて説明する。図9は、第3実施形態に係る射出成形機のトグルサポート130の脚部131周りの部分拡大斜視図である。なお、図9においては、内部の形状をかくれ線(破線)で示している。
脚部131とフレーム900Bとの潤滑構造は、脚部131の底面とフレーム900Bの載置面901Bとの間の潤滑部40Bに潤滑剤を供給する供給部30と、潤滑剤を回収する回収部50Bと、を備えている。
第3実施形態の供給部30は、図4に示す第1実施形態の供給部30と同様の構成であり、脚部131に形成されており、図4に示すように、供給路接続口31と、第1供給路32と、第2供給路33と、供給路開口部34と、凹溝部35と、を有している。
一方、第3実施形態の回収部50Bは、フレーム900Bに形成されており、掘下部51Bと、回収溝52Bと、を有している。
ここで、フレーム900Bの上面には、周囲よりも掘り下げられた掘下部51Bが形成されており、この掘下部51Bの底面を脚部131を載置する載置面901Bとしている。なお、掘下部51Bは脚部131の前後進する最大範囲よりも大きく形成される。また、掘下部51Bと連通する回収溝52Bが設けられている。
<潤滑剤の流れ>
次に、潤滑剤の流れについて説明する。供給路接続口31から供給された潤滑は、第1供給路32、第2供給路33を経由して、供給路開口部34から潤滑部40Bに供給される。ここで、脚部131の底面には、型開閉方向に伸びる凹溝部35が形成されており、脚部131の底面の型開閉方向の中心付近にも潤滑剤を行き渡らせることができるようになっている。このため、潤滑部40Bに供給された潤滑剤は、脚部131の中心側から脚部131の外側に向かって流れる。これにより、摺動面全体を潤滑する。
そして、摺動面を潤滑した潤滑剤は、潤滑部40Bの端から外側に流出する。ここで、掘下部51Bの底面を載置面901Bとしていることにより、潤滑部40から流出した潤滑剤は、掘下部51Bの内部空間に流入し、掘下部51Bよりも外側に潤滑剤が広がらないようにすることができる。そして、掘下部51Bと連通する回収溝52Bから排出される。なお、回収溝52Bの先には、図示しないオイルパンが設置され、潤滑剤を回収することができる。
以上、第3実施形態に係る射出成形機によれば、トグルサポート130の脚部131とフレーム900Bとの摺動面を潤滑する潤滑構造において、潤滑剤を供給する供給部30と、潤滑剤を回収する回収部50Bと、を備えている。これにより、潤滑部40Bを潤滑するとともに、潤滑部40Bを潤滑した後の潤滑剤の移動を制限して、回収溝52Bより回収することができるので、潤滑剤の垂れや飛散を低減することができ、射出成形機の清掃性・メンテナンス性が向上する。また、成形品に飛散した潤滑剤が付着することを低減することができる。また、回収部50Bにより潤滑剤を回収することができるので、潤滑剤を再利用することができ、ランニングコストを低減することができる。
以上、射出成形機の実施形態等について説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
第3実施形態の潤滑構造では脚部131が載置される面を掘下部51Bで掘り下げた面としているが、これに限られるものではない。例えば、フレーム900の上面に脚部131を載置して、フレーム900の上面に、脚部131の前後進する最大範囲を囲むような堀を形成してもよい。この構成の場合、潤滑部の端から外側に流出した潤滑剤は、フレーム900の上面を伝わって広がるが、脚部131を囲むように形成された堀によって回収され、それ以上外側に潤滑剤が広がらないようにすることができる。なお、堀に流入した潤滑剤は、例えば、堀と連通する回収溝を介してオイルパンで回収される。本構成によれば、摺動面を掘り下げる第3実施形態と比較して、フレームの摺動面におけるレベル出し(水平出し)は容易となる。一方、本構成よりも第3実施形態の方が、潤滑剤を収容できる容積が大きいので好ましい。
また、フレーム900の上面に脚部131を載置して、脚部131の前後進する最大範囲を囲むような囲い部材を設けてもよい。この構成の場合、囲い部材よりも外側に潤滑剤が広がらないようにすることができる。なお、囲い部材に流入した潤滑剤は、例えば、囲い部材で囲われた内部と連通する回収溝を介してオイルパンで回収される。本構成によれば、フレーム900に囲い部材を固定するので、囲い部材とフレーム900との隙間のシールが第1実施形態と比較して容易となる。
また、固定プラテン110がフレーム900に対し固定されトグルサポート130がフレーム900に載置される構成におけるトグルサポート130の脚部131とフレーム900との潤滑について説明したが、これに限られるものではなく、トグルサポート130がフレーム900に対し固定され固定プラテン110がフレーム900に載置される構成において、固定プラテン110の脚部とフレーム900との潤滑に本潤滑構造を適用してもよい。
10 射出成形機
100 型締装置
110 固定プラテン
120 可動プラテン
140 タイバー
150 トグル機構
151 クロスヘッド
130 トグルサポート
131 脚部
30,30A 供給部
31,31A 供給路接続口
32,32A 第1供給路
33,33A 第2供給路
34,34A 供給路開口部
35,35A 凹溝部
40,40A 潤滑部
41A 非潤滑部
50,50A,50B 回収部
51 収集部
52 回収路
53 回収路接続口
51A 回収路開口部
52A 第1回収路
53A 第2回収路
54A 回収路接続口
51B 掘下部
52B 回収溝
60 収集ブロック
61 上面側開口部
62 下面側開口部
63 囲い部
64 窄まり部
65,135A シール溝
70 シール部材
900 フレーム
901 載置面

Claims (8)

  1. フレームに固定される固定プラテンと、
    タイバーを介して前記固定プラテンと連結され、前記フレームに載置されるトグルサポートと、
    前記トグルサポートに支持されるトグル機構と、を備える射出成形機であって、
    前記トグルサポートの脚部の底面と前記フレームの載置面とで形成される潤滑部に潤滑剤を供給する供給部と、
    前記潤滑部から潤滑剤を回収する回収部と、を備え
    前記回収部は、前記脚部に形成される、又は、前記脚部に収集ブロックが配置されることにより形成される
    ことを特徴とする射出成形機。
  2. 前記回収部は、前記潤滑部から流出した潤滑剤を収集する収集部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記潤滑部を囲う囲い部を備え、
    前記トグルサポートの脚部と前記囲い部との間を前記収集部とする
    ことを特徴とする請求項2に記載の射出成形機。
  4. 前記脚部が前記フレームの載置面で移動する際、前記囲い部も共に移動する
    ことを特徴とする請求項3に記載の射出成形機。
  5. 前記囲い部の底面には、前記フレームの載置面との間をシールするシール部材を備える
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の射出成形機。
  6. 前記トグルサポートの前記脚部の底面は、
    シール部材が配置されるシール部と、
    前記回収部とを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
  7. 前記脚部の底面には、
    前記回収部と連通する回収路開口部と、
    前記供給部と連通する供給路開口部とを備え、
    前記脚部の摺動方向にみて、前記回収路開口部、前記供給路開口部、前記回収路開口部の順に配置される
    ことを特徴とする請求項5に記載の射出成形機。
  8. フレームに載置される固定プラテンと、
    タイバーを介して前記固定プラテンと連結され、前記フレームに固定されるトグルサポートと、
    前記トグルサポートに支持されるトグル機構と、を備える射出成形機であって、
    前記固定プラテンの脚部の底面と前記フレームの載置面とで形成される潤滑部に潤滑剤を供給する供給部と、
    前記潤滑部から潤滑剤を回収する回収部と、を備え
    前記回収部は、前記脚部に形成される、又は、前記脚部に収集ブロックが配置されることにより形成される
    ことを特徴とする射出成形機。
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