JP7054999B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、オフィス等において好適に使用され得る事務用の椅子に関するものである。
従来、オフィス等において好適に使用され得る事務用回転椅子では、着座者の使用感或いは好適に使用し得るよう、背凭れの上端或いはその近傍にオプション部材を適宜取付け得る態様のものが周知である。斯かる椅子では、背凭れ或いは背凭れを後方から支持している背フレームに予め設けられた取付部に、着座者の頭部を支持するためのヘッドレストや、着座者等が着衣していた上着を一時的に掛けおくことができるハンガーといったオプション部材を取り付け得るようにしてある。
そして近年、椅子自体のデザインに統一感を持たせる目的や、意匠性を高める目的の下、背凭れに設ける張り地を使用者の背を支持する前面側ばかりでは無く、前後共々同じ張り地にて椅子も着目されているのが現状である(例えば、特許文献1参照)。
現在、このような背凭れの略全ての部分を張り地により覆った態様としている椅子の背凭れにつけるオプション部材は、当該オプション部材を取り付けるための土台部分に相当する張り地を予め切り欠いておくといった態様が通常実施されている。斯かる椅子の場合、オプション部材を取り付けないときは上記特許文献1の図7等に記載の如く、土台部分を露出すべく予め張り地の切り欠いた部分を、例えばカバー状をなす部品によってオプション部材の代わりに覆っておく別異の部品を取り付けておくといった態様とするのが通常である。
特許第5507853号公報
しかしながら上記特許文献に記載のようなものであれば、背凭れにオプション部材を取り付ける際、上記の土台部分を覆っておいた別異の部品を取り外さなければならない。
また、上記土台部分を露出させるために張り地を敢えて切り欠いて開口させたものとしながらも、当該開口部分から張り地がさらに裂けたり、変形したりすることによる見栄えが低下したりすることも防がなくてはならない。
本発明は、上記のような課題を解消することを目的としており、簡素な構成を有しながら張り地に覆われた背に容易に見栄え良くオプション部材を取り付けることができる椅子を提供することを目的とするものである。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係る椅子は、背凭れにオプション部材が取り付けられる椅子であって、前記オプション部材が、オプション部材本体と、前記背凭れの後向面に当接して位置および向きが決められる被位置決め部とを具備し、背凭れは前記後向面に、前記被位置決め部を当接させることで位置および向きを決める位置決め部を有し、少なくとも前記位置決め部を隠蔽するように前記後向面側が張り地で覆われ、前記被位置決め部を張り地を挟んで前記位置決め部に当接し、この状態で止着具により前記オプション部材を背凭れに取り付けてなることを前提とする。
このようなものであれば、オプション部材の取付前は、位置決め部は張り地内に隠れているため、外観を棄損することがない。そして、オプション部材取付時には、張り地は被位置決め部と位置決め部に挟み込まれるので、張り地を適切に押えてずれやほつれを防止することができる。
そして、より確実に止着具が張り地を挟み込み得るようにするために、被位置決め部を凸部とするとともに位置決め部を凹部とし、オプション部材が複数の凸部及び複数の凹部によって位置決めされるようにし、オプション部材を強固に固定し得るようにするために、凸部はボス孔状であって、このボス孔は被位置決め部を貫通して設けられているとともに、凹部は大径部と小径部からなる段付き孔状であって、小径部又は前記小径部の奥にねじ孔を設け、凸部を大径部に嵌め合わせた状態で、ボス孔を挿入した止着具をねじ孔に締着するようにしており、オプション部材を取り付けない状態では前記凹部に対して前記張り地は非固定状態にあり、オプション部材の取り付けに伴って前記凹部と前記オプション部材側の凸部との間に前記張り地を挟み込んで固定することを特徴とする。
張り地を好適に挟み込み支持し得るようにするための具体的な態様として、凸部と凹部には、位置決め時に張り地を挟んで押圧する対向面が配置されていて、当該対向面によって張り地の位置ずれや伸びを抑制して止着具による固定が可能となっている。これにより、凸部と凹部の嵌めあいによって、その部分の張り地が仮固定され、その後ネジ等の止着具を貫通固定する際に張り地に孔が穿たれたとしても当該孔が広がったり破れたりすることが無い。
オプション部材を強固に固定し得るようにする態様としては、止着具が、凸部及び凹部の対向面で挟まれた張り地を貫通して止着する態様を挙げることができる。
背凭れに取り付けたオプション部材が安定して支持され得るようにするための具体的な構成として、凹部は背凭れの後向面の三か所に設けられ、凸部も凹部に対応する三か所に三角形の頂点をなす関係に設けられる構成を挙げることができる。
また本発明に係るオプション部材として好適な例としてはヘッドレストやハンガーを挙げることができるが勿論、これらの態様に限られず、椅子の背凭れに取り付け得る種々の装備を適用し得る。
本発明は、以上説明した構成であるから、簡素な構成を有しながら張り地に覆われた背凭れに容易に見栄え良くオプション部材を取り付けることができる椅子を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る外観図。 同上。 同実施形態に係る正面図。 同背面図。 同右側面図。 図実施形態に係る分解斜視図。 同上。 同3のA-A線に係る部分において凸部及び凹部を示す要部を模式的に示す断面図。 図8のB部に係る要部の拡大図。 図9に係る作用説明図。 同上。
以下、本発明の一実施形態を、図1~図11を参照して説明する。
本実施形態の椅子は、例えばオフィスや会議室にて好適に使用され得る事務用回転椅子とも称されるものである。
当該椅子は、通常の事務用回転椅子同様、床面にキャスタを介して容易に移動可能に構成された脚体と、この脚体に支持されている座と、当該座に対して相対動作し得るように構成された背凭れ1とを有したものである。また勿論、座は脚体に対し別途支持基部を介して当該支持基部に傾動可能に設けられていたり、背凭れ1がこの支持基部に対して動作可能に取り付けられて座とは独立して動作可能な態様であったり、座の両側に別途肘掛けが設けられている態様であったりすることを何ら否定するものではない。
すなわち本実施形態に係る椅子は、オプション部材が取り付けられている点を満たせば既存の種々の態様のものに適用され得るものである。そして本実施形態では当該オプション部材の一例として、ヘッドレスト2を図示並びに開示しているが勿論、オプション部材としては使用者の上着等を掛け置くことができるハンガーであったても良い。また背凭れ1に取り付けるオプション部材は同じ箇所に単一のものを取り付ける態様に限られることはない。すなわち背凭れ1に対し、同時にヘッドレスト2及びハンガーを取り付ける態様を否定するものではない。
また、本実施形態では当該椅子に対し、背凭れ1上部より下方の部分の図示を説明の便宜上、省略する。また本実施形態に係る椅子は勿論、後述するオプション部材を取り付けていない態様であっても事務用回転椅子としての機能を十分に果たし得るものであることはいうまでもない。
ここで、本実施形態に係る椅子は、背凭れ1にオプション部材たるヘッドレスト2が取り付けられる椅子であって、ヘッドレスト2が、本体21と、背凭れ1の後向面1aに当接して位置および向きが決められる被位置決め部22とを具備し、背凭れ1はその後向面1aに、被位置決め部22を当接させることで位置および向きを決める位置決め部11を有し、少なくとも位置決め部11を隠蔽するように後向面1a側が張り地12で覆われ、被位置決め部22を張り地12を挟んで位置決め部11に当接し、この状態で止着具たるボルト24によりヘッドレスト2を背凭れ1に取り付けてなることを特徴とする。
具体的には、位置決め部11の複数箇所に凹部13を設けるとともに、被位置決め部22のうち凹部13に対応する位置に凹部13と嵌り合う凸部25を設け、被位置決め部22を張り地12を挟んで位置決め部11を当てがうに伴って、凸部25を張り地12を介して凹部13に嵌め合わせ、この状態で止着具たるボルト24を張り地12を貫通させて止着することにより、ヘッドレスト2を背凭れ1に取り付けてなる。
以下、本実施形態に係る椅子について、背凭れ1並びにヘッドレスト2の構成について順次説明していく。
また、本実施形態では図2、図4~図7に示す通り、ヘッドレスト2の被位置決め部22を後方から隠蔽するためのカバー3を別途設けている。なお、カバー3は、例えば樹脂の一体成形からなるものであり、ヘッドレスト2のうち、被位置決め部22の周縁の複数箇所にて凹凸係合することにより取り付けられる。これにより、カバー3は背凭れ1の背面側にある被位置決め部22を好適に隠蔽し得る。
しかしながら本実施形態では、カバー3についての具体的な構成は既存の構成を種々適用し得るものである。そのため、その具体的な説明を省略するとともに、図8~図11におけるカバー3の図示を省略する。
背凭れ1は、張り地12により前後に亘る略全域が覆われた態様を適用している。すなわち、前記後向面側である後向面1aに位置付けられた、ヘッドレスト2等といったオプション部材を取り付けるための位置決め部11を、張り地12に覆われた状態としている。
位置決め部11は、三角形の頂点をなす関係に設けられる三か所に、具体的には概略逆三角形状に配された3つの凹部13からなるものである。ここで凹部13は、三か所であっても一直線状ではなく、逆三角形状に配されている。すなわち位置決め部11の三か所に設けられ当該凹部13は、両側に設けられた対をなす側凹部16と、これら側凹部16の幅方向中央に形成された中央凹部17とを有している。これら凹部13は、径を大きく形成した大径部14と、この大径部14の中央に位置付けられ背凭れ1の素材を略貫通するように形成された小径部15とを有している。大径部14は、小径部15の周囲において張り地12を介してヘッドレスト2側に当接する位置決め面19を有している。小径部15は、その内面に雌ねじ面が形成されたインサートナット18を有している。
張り地12は、例えばメッシュ地やその他の種々の素材からなり背凭れ1の動作や着座者からの荷重に応じて適宜変形並びに伸縮し得るように設定されたものであり、着座者に直接接するために外方に露出した張り地本体12aと、位置決め部11においてヘッドレスト2が取り付けられた際に形成される開口12b(図11)と、当該開口12bの周囲において凸部25及び凹部13に挟持されてなる被挟持部12cとを有している。なお本実施形態では図1、図2及び図6について図示の便宜上、張り地12の一部を破断して敢えて背凭れ1の内部構造を示している。
オプション部材たるヘッドレスト2は、背凭れ1に固定された位置決め状態(P)において着座者の頭部を好適に支持し得るように構成された本体21と、背凭れ1に直接固定するために本体21とは別体に構成されたあて板たる被位置決め部22と、これら本体21及び被位置決め部22を相対回動可能に接続することによって本体21を前後方向に回動可能に支持するヒンジ部と、被位置決め部22を背凭れ1の後向面1aに対し直接固定するための止着具たる3本のボルト24とを有している。
あて板たる被位置決め部22は、上記凹部13に対応する逆三角形状をなす三箇所に凸部25を有している。この凸部25は、両側に位置付けられた対をなす側凸部26と、これら側凹部16に対し幅方向中間且つ下方の所定位置に形成された中央凸部27とを有している。すなわち被位置決め部22はオプション部材本体21とは別体をなす当て板であり、被位置決め部22を背凭れ1に位置決めした後、当て板たる被位置決め部22を介してボルト24を背凭れ1に止着するようにしている。つまり、オプション部材であるヘッドレスト2は複数の凸部25及び複数の凹部13によって位置決めされる。
そしてこの凸部25は、上記大径部14の位置決め面19に当接し得る被位置決め面29を有している。具体的に説明すると、凸部25はボス孔状であって、ボス孔は被位置決め部22を貫通して設けられているとともに、凹部13は大径部14と小径部15からなる段付き孔状であって、小径部15にインサートナット18が埋設してあり、凸部25を大径部14に嵌め合わせた状態で、ボス孔を挿入したボルト24をインサートナット18に締着するようにしている。
そして本実施形態では図8、及び当該図8の要部たるB部を示す図9~図11に示すように、被位置決め部22を張り地12を挟んで位置決め部11を当てがうに伴って、凸部25を張り地12を介して凹部13に嵌め合わせ、ヘッドレスト2を背凭れ1に取り付けてなるようにしている。ここで本実施形態では、凸部25が概略ボス孔状であって、このボス孔たる凸部25は被位置決め部22を貫通して設けられているとともに、凹部13は大径部14と小径部15からなる段付き孔状であって、小径部15にナットたるインサートナット18を配置し、凸部25を大径部14に嵌め合わせた状態で、ボス孔たる凸部を挿入した止着具たるボルト24をインサートナット18に締着するようにしている。
図8及び図9は、背凭れ1の後向面1aにヘッドレスト2を当てがう際の模式的な断面を図示している。同図に示すように、ヘッドレスト2の当て板たる被位置決め部22を背凭れ1側の位置決め部11に押し付けながら凹部13と凸部25とを位置合わせしようとしている段階を示している。上述したように凹部13並びに凸部25は互いに対応した逆三角形状をなすようにはいされているため、凹部13及び凸部25が位置決めされてしまえば、すなわち正確に位置が決定されたこととなる。
図10は、図9の状態から止着具たるボルト24を締結する状態を示している。このように、凹部13及び凸部25が位置決めされると、ボルト24を容易に締結し得る状態となる。なお本実施形態ではボルト24の態様を+形状をなすドライバにて締結し得るものを開示しているが勿論、-形状をなすドライバにて締結し得る態様や、正六角形状の凹みが形成されてなるボルト24を採用することを妨げるものではない。
図11は、図10に示した状態から、止着具たるボルト24が、凸部25内に挿入された状態で凹部13側で締着する態様を図示したものである。ここで、ボルト24が締着されることによって、張り地12はボルト24の位置で一部破断されることにより開口12bが形成される。しかしながら、当該開口12bの周りの張り地12は、背凭れ1側の位置決め面19及びヘッドレスト2側の被位置決め面29に挟持された被挟持部12cとなる。これにより、張り地12の一部がボルト24により破断されたところで、張り地12の裂け目が更に外方へ伝わることが無い。その結果、ヘッドレスト2を取り付けても取付け箇所の張り地12は取付け前同様の見た目を好適に維持し得るものとなっている。
以上のように、本実施形態に係る本発明に係る椅子は、ヘッドレスト2の取付前は、位置決め部11や凹部13は張り地12内に隠れているため、外観を棄損することがない。そして、ヘッドレスト2取付時には、張り地12は被位置決め部22と位置決め部11に挟み込まれ張り地12を適切に押さえることができる。より具体的には、凸部25の外周と凹部13の内周の間にも挟み込まれるので、張り地12を適切に押えてずれやほつれを防止することができる。
より確実に張り地12を挟み込み得るようにするために本実施形態では、オプション部材であるヘッドレスト2は複数の凸部25及び複数の凹部13によって位置決めされる構成を適用している。
張り地12を好適に挟み込み支持し得るようにするための具体的な態様として本実施形態では、凸部と凹部には、位置決め時に張り地を挟んで押圧する対向面が配置されていて、当該対向面によって張り地の位置ずれや伸びを抑制して止着具による固定が可能なようにしている。その結果、止着具たるボルト24が、凸部25及び凹部13の対向面である被位置決め面29、位置決め面19で挟まれた張り地12を貫通して止着するものであるところ、凸部25と凹部13の嵌めあいによって、その部分の張り地12が仮固定され、その後止着具たるボルト24を貫通固定する際に張り地12に孔である開口12bが穿たれても当該開口12bが不要に広がったり当該開口12bを起点として更に破れたりすることが無い。
背凭れ1に取り付けたヘッドレスト2が安定して支持され得るようにするための具体的な構成として本実施形態では、凹部13は位置決め部11おける三角形の頂点をなす関係にある三か所に設けられ、凸部25も被位置決め部22の三角形の頂点をなす関係にある三か所に設けられるという構成を適用している。特に本実施形態では、凹部13及び凸部を逆三角形の頂点をなす関係にある三か所に設けているので、凹部25と凸部13の上方に位置付けられたオプション本体である本体21に着座者の頭部の動作による種々の方向からの荷重が掛かっても上側二箇所にある凹部25、凸部13及びボルト24に荷重が好適に分散され、その結果、荷重の方向に拘わらず強く安定した取付けが実現されている。
本実施形態ではヘッドレスト2を強固に固定し得るようにするため凸部25が概略ボス孔状であって、このボス孔たる凸部25は被位置決め部22を貫通して設けられているとともに、凹部13は大径部14と小径部15からなる段付き孔状であって、小径部15にねじ孔たるインサートナット18を配置し、凸部25を大径部14に嵌め合わせた状態で、ボス孔たる凸部を挿入した止着具たるボルト24をインサートナット18に締着するようにしている。なお本実施形態では小径部15にねじ孔たるインサートナット18を配置したが、勿論、小径部15よりも奥側に別途ねじ孔を有する別体をなすナット等を配する構成を否定するものでは無い。
また本実施形態では、被位置決め部22を本体21とは別体をなす当て板とし、当て板を背凭れ1に位置決めした後、当て板を介して止着具を背凭れ1に締着するようにしている態様としているが、被位置決め部22を本体21と一体をなすようにし、被位置決め部22を背凭れ1に締着することでヘッドレスト2が固定されるようにしている態様としても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば上記実施形態では止着具の位置を凹部、凸部に対応した位置に設定していたが勿論、止着具の位置は凹部、凸部とは別異の箇所であっても良い。
加えて上記実施形態では止着具の一態様として雄ねじ面を有するボルトを採用していたがもちろん、オプション部材を背凭れへ固定し得るものであれば、雄ねじ面を有さないピンやリベットとしても良い。
また止着具が張り地を貫通する方向も問わない。また上記実施形態では背凭れの上端にオプション部材を取り付けるための土台となる位置決め部を設けたが勿論、背凭れの前側に着座者の腰部を好適に支持し得るランバーサポートを取り付ける際にも背凭れの前側の面の張り地を貫通しつつ取り付けるといった態様に対しても、併せて好適に適用され得る。
また勿論、椅子の張り地が設けられているという点では、座に対して何らかのオプション部材を取り付ける際にも別途本発明に類する構成を好適に適用することができる。
また、オプション部材の具体的内容や張り地の材質、位置決め部、被位置決め部の具体的な形状や仕様といったその他の詳細な構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1・・・背凭れ
1a・・・背凭れの後向面(後向面)
11・・・位置決め部
12・・・張り地
13・・・凹部
14・・・大径部
15・・・小径部
18・・・インサートナット
19・・・対向面(位置決め面)
2・・・オプション部材(ヘッドレスト)
21・・・本体プション部材本体(本体)
22・・・被位置決め部
24・・・止着具(ボルト)
25・・・凸部
29・・・対向面(被位置決め面)
P・・・位置決め状態

Claims (4)

  1. 背凭れにオプション部材が取り付けられる椅子であって、
    前記オプション部材が、オプション部材本体と、前記背凭れの後向面に当接して位置および向きが決められる被位置決め部とを具備し、
    背凭れは前記後向面に、前記被位置決め部を当接させることで位置および向きを決める位置決め部を有し、少なくとも前記位置決め部を隠蔽するように前記後向面側が張り地で覆われ、
    前記被位置決め部を前記張り地を挟んで前記位置決め部に当接し、この状態で止着具により前記オプション部材を背凭れに取り付けてなるものであり、
    前記被位置決め部が凸部であるとともに前記位置決め部が凹部であり、
    前記オプション部材が複数の前記凸部及び複数の前記凹部によって位置決めされるように構成され、
    前記凸部はボス孔状であって、このボス孔は被位置決め部を貫通して設けられているとともに、前記凹部は大径部と小径部からなる段付き孔状であって、前記小径部又は前記小径部の奥にねじ孔を設け、前記凸部を前記大径部に嵌め合わせた状態で、前記ボス孔を挿入した前記止着具を前記ねじ孔に締着するようにしており、
    オプション部材を取り付けない状態では前記凹部に対して前記張り地は非固定状態にあり、オプション部材の取り付けに伴って前記凹部と前記オプション部材側の凸部との間に前記張り地を挟み込んで固定することを特徴とする椅子。
  2. 前記凸部と前記凹部には、前記位置決め時に前記張り地を挟んで押圧する対向面が配置されていて、当該対向面によって前記張り地の位置ずれや伸びを抑制して前記止着具による固定が可能となっている請求項1記載の椅子。
  3. 前記止着具が、前記凸部及び前記凹部の前記対向面で挟まれた前記張り地を貫通して止着するものである請求項2記載の椅子。
  4. 前記凹部は前記背凭れの前記後向面の三か所に設けられ、前記凸部も前記凹部に対応する三か所に三角形の頂点をなす関係に設けられる請求項1~3の何れかに記載の椅子。
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