JP7054977B2 - 取付物取付構造及びその施工方法 - Google Patents
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Description
これによれば、機械式のアンカーをアスファルト舗装の内部に固定して取付物を固定することにより、ワイヤーロープ式防護柵等の取付物に衝撃荷重がかかってアスファルト舗装構造に破損が生じた場合でも、アスファルト舗装のコンクリート層等の下層が破壊されることを防止することができる。従って、アスファルト舗装構造に破損が生じても破損の補修作業に要する労力を低減することができる。また、スリーブの外径に対して1.5倍以上の外径を有する拡径部が設けられている機械式のアンカーをアスファルト舗装の内部に固定することにより、取付物の取り付けに必要な取付強度を確保することができる。また、取付物に衝撃荷重がかかってアスファルト舗装が破損する場合、取付ボルトの曲がり、スリーブへの荷重負荷、アスファルト舗装のアンカーの固定部分への荷重負荷、アスファルト舗装の延性による伸び、アスファルト舗装の延性破壊の順で衝撃を吸収しながらアスファルト舗装の破損が生ずるため、衝撃吸収力が高い。そのため、例えばワイヤーロープ式防護柵等の取付物に車両が衝突した場合に車両を急激にはじくことなく、衝撃を吸収することができ、衝撃を加えた車両等の対象に与えるダメージを緩和することができる。また、アスファルト舗装の内部に固定される機械式のアンカーに雌ねじ部が設けられていることにより、アスファルト舗装から突出する取付ボルトの交換が可能である。従って、必ずしもアスファルト舗装が破損せずとも、取付ボルトの取り外しによって取付物を取り外し、他の取付物と交換することも可能である。
これによれば、アスファルト舗装のアンカーと隣接する領域に充填材を浸透させて空隙率を低下させることにより、アンカーの埋め込む深さを浅くしても必要な定着力、固定強度を確実に得ることができると共に、アスファルト舗装の骨材のムラや温度の影響を受けにくくし、アンカーの定着をより安定化させることができる。特に、高機能なポーラスアスファルト舗装が夏場の高温で柔らかくなってしまうような場合にも、アンカー定着の確実性、安定性を高めることができる。
これによれば、穿孔におけるアンカーの周囲の隙間を注入材で埋めることにより、アスファルト舗装に対するアンカーの定着力、固定強度を一層高めることができる。
これによれば、充填材が充填された領域内にアンカーを打設する穿孔を形成することにより、より正確な形状と大きさの穿孔を形成することができる。また、充填材が充填された領域で孔壁を形成できるので、拡張片の係止力を高めることができる。
これによれば、拡径孔部により、拡張片をスリーブの外径に対して1.5倍以上の外径を有するように容易化且つ確実に拡開して孔壁に係止することができる。
これによれば、スリーブの外径に対して1.5倍以上の外径を有するように拡開させた拡張片の状態、アンカーの設置状態をより安定させることができ、アンカーの定着力、固定強度を一層高めることができる。
これによれば、拡張片を拡開する機械式のアンカー以外のアンカーを用い、本発明の取付物取付構造を構築することができ、適用する機械式のアンカーの自由度を高めることができる。また、充填材が充填された領域内にアンカーを打設する穿孔を形成することにより、より正確な形状と大きさの穿孔を形成することができる。
本発明による実施形態の取付物取付構造は、図1及び図2に示すように、アスファルト舗装構造100にワイヤーロープ式防護柵等の取付物200を機械式のアンカー1によって取り付けるものである。本実施形態における取付物200が取り付けられるアスファルト舗装構造100は、コンクリート床板101の上に接着層102、防水層103が順に積層され、その上にアスファルト舗装104が積層して設けられているものであり、アスファルト舗装104は下層の基層アスファルト舗装104mと、上層の表層アスファルト舗装104nとから構成されている(図2、図10参照)。
本明細書開示の発明は、発明として列記した各発明、実施形態の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な内容を本明細書開示の他の内容に変更して特定したもの、或いはこれらの内容に本明細書開示の他の内容を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な内容を部分的な作用効果が得られる限度で削除して上位概念化して特定したものを包含する。そして、本明細書開示の発明には下記追加内容や変形例も含まれる。
Claims (7)
- 雌ねじ部が設けられ且つスリーブの外径に対して1.5倍以上の外径を有する拡径部が設けられている機械式のアンカーが、前記拡径部を先端側にしてアスファルト舗装の内部に固定され、
後端部が前記アスファルト舗装から突出するようにして取付ボルトが前記雌ねじ部に螺着され、
前記取付ボルトの突出した前記後端部に取付物が固定されていることを特徴とする取付物取付構造。 - 前記アスファルト舗装の前記アンカーと隣接する領域に充填材が浸透するように充填されて硬化しており、
前記アスファルト舗装の前記充填材が充填された領域の空隙率が前記アスファルト舗装のそれ以外の領域の空隙率よりも低くなっていることを特徴とする請求項1記載の取付物取付構造。 - 前記アンカーが打設されている前記アスファルト舗装の穿孔の隙間を埋めるようにして、注入材が注入されて硬化していることを特徴とする請求項1又は2記載の取付物取付構造。
- 請求項2記載の取付物取付構造の施工方法であって、
機械式のアンカーが打設されるアスファルト舗装の内部の領域に充填材を浸透させるように充填して硬化させる第1工程と、
前記充填材が充填された領域内に穿孔を形成する第2工程と、
前記穿孔に前記アンカーを内挿し、前記アンカーの拡張片を拡開して前記穿孔の孔壁に係止し、前記アンカーのスリーブの外径に対して1.5倍以上の外径を有する拡径部を拡開した前記拡張片で構成する第3工程と、
前記アンカーの雌ねじ部に螺着された取付ボルトの前記アスファルト舗装から突出した後端部に取付物を固定する第4工程
を備えることを特徴とする取付物取付構造の施工方法。 - 前記第2工程において、前記穿孔の底部近傍に拡径孔部を形成し、
前記第3工程において、拡開した前記拡張片を前記拡径孔部の孔壁に係止することを特徴とする請求項4記載の取付物取付構造の施工方法。 - 前記第3工程において、前記アンカーを内挿する前に前記穿孔に注入材を注入し、前記注入材が硬化する前に前記穿孔に前記アンカーを内挿して前記拡張片を拡開させることを特徴とする請求項4又は5記載の取付物取付構造の施工方法。
- 請求項2記載の取付物取付構造の施工方法であって、
機械式のアンカーが打設されるアスファルト舗装の内部の領域に充填材を浸透させるように充填して硬化させる第1工程と、
前記充填材が充填された領域内に穿孔を形成する第2工程と、
前記穿孔に注入材を注入し、スリーブの外径に対して1.5倍以上の外径を有する拡径部が形成されている前記アンカーを前記注入材が硬化する前に前記穿孔に内挿し、前記アンカーが内挿された状態で前記注入材を硬化させる第3工程と、
前記アンカーの雌ねじ部に螺着された取付ボルトの前記アスファルト舗装から突出した後端部に取付物を固定する第4工程
を備えることを特徴とする取付物取付構造の施工方法。
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