JP7054896B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
上記実施形態では、第一通常図柄101nよりも第二通常図柄102nの方が、図柄変化演出が発生しやすく設定されていることを説明したが、第一通常図柄101nに限って図柄変化演出が発生するように設定されていてもよい。つまり、第二通常図柄102nが擬似停止した場合には、当該図柄が特別図柄10sに変化することがない設定としてもよい(上述した第二図柄変化演出が発生しないように設定されていてもよい)。このようにすれば、特別図柄10sと同じキャラクタを含む第一通常図柄101nのみが特別図柄10sに変化しうるということになるから、図柄変化演出に関わる遊技性が分かりやすくなる。
上記実施形態では、図柄変化演出が発生した場合、煽り演出の発生が確定するものであることを説明したが、煽り演出が発生する蓋然性が高まるということに留まる設定としてもよい。つまり、図柄変化演出が発生して特別図柄10sが表示された場合の方が、図柄変化演出が発生せずに特別図柄10sが表示される場合よりも、煽り演出が発生する蓋然性が高くなるように設定された構成とする。このようにしても、図柄変化演出が発生した場合には、(発生しない場合に比して)煽り演出の発生頻度が高まるのであるから、遊技の趣向性の低下を抑制することができるといえる。
上記実施形態では、図柄変化演出が発生した場合、煽り演出の発生が確定することを説明した。また、上記第二具体例では、図柄変化演出が発生した場合、煽り演出が発生する蓋然性が高まることを説明した。これらは、図柄変化演出の発生と煽り演出の関係を特定したものであるが、このような関係ではなく、図柄変化演出の発生と特別リーチの関係が特定された構成としてもよい。例えば、図柄変化演出が発生して特別図柄10sが擬似停止した場合の方が、図柄変化演出が発生せずに特別図柄10sが擬似停止した場合に比して、特別リーチが構築される蓋然性が高い設定とする。図柄変化演出が発生して特別図柄10sが擬似停止した場合には、特別リーチが構築されることが確定するような設定としてもよい。なお、上記実施形態や第二具体例においても、煽り演出が発生した場合には発生していない場合に比して特別リーチが構築される蓋然性が高まるのであるから、当該煽り演出の発生を招く図柄変化演出の発生は、実質的には、特別リーチが構築される蓋然性が高まったことを示唆しているといえる。
上記実施形態にて説明した各識別図柄10の態様は、特定のモードにおいてのみ表示される構成としてもよい。つまり、当否判定結果を報知する報知演出の基本的態様が異なる複数種のモードが設定されており、当該複数種のモードのいずれかにおいて、上記のような態様の識別図柄10が表示されるようにしてもよい。そして、当該特定のモードが設定されているときにおいてのみ、上記のような図柄変化演出や煽り演出が発生しうる構成としてもよい。
第一通常図柄101nから特別図柄10sへの変化が生じる図柄変化演出が発生した場合、特別図柄10sのキャラクタ(付随部12)が、変化前の第一通用図柄のキャラクタ(付随部12)のみを含むものに変化する構成とする。例えば、主要部11が「3」、付随部12が「キャラクタC」の第一通常図柄101nが特別図柄10sに変化する図柄変化演出の発生時には、変化後の特別図柄10sは、主要部11は「7」で変わらないものの、付随部12は「キャラクタC」のみを含む態様とする(図8参照)。つまり、特別図柄10sについて、変化前に「キャラクタC」と「キャラクタE」を含む図柄であったものが、図柄変化演出の発生により、「キャラクタC」のみを含む図柄となる(図8(c)参照)ような構成とする。このようにすることで、複数の第一通常図柄101nのうちのいずれが特別図柄10sに変化したのかということを変化後も把握することが可能となる。
第五具体例のような図柄変化演出が発生した場合、煽り演出にて停止しそうな状況であることが示される特別図柄10s(上記実施形態に則していえば右の識別図柄群10gに含まれる特別図柄10s)を、既に擬似停止している特別図柄10s(上記実施形態に則していえば左に擬似停止している特別図柄10s)と同じ態様とする。例えば、既に擬似停止している特別図柄10sの付随部12が「キャラクタC」を含むものに変化しているのであれば、煽り演出の対象として表示される特別図柄10sも「キャラクタC」と「キャラクタE」の両方を含むものではなく、「キャラクタC」のみを含むものに変化させる(図9参照)。このようにすることで、特別リーチが構築されたときに当該リーチを構築する図柄の態様が同じものとなるため、当該リーチが構築されたことを分かりやすく示すことが可能となる。
上記実施形態のように、特別図柄10sの付随部12が二つのキャラクタを含むものである構成において、第五具体例のような図柄変化演出が発生した場合、煽り演出にて停止しそうな状況であることが示される特別図柄10s(上記実施形態に則していえば右の識別図柄群10gに含まれる特別図柄10s)を、既に擬似停止している特別図柄10s(上記実施形態に則していえば左に擬似停止している特別図柄10s)とは異なる態様とする。例えば、既に擬似停止している特別図柄10sの付随部12が「キャラクタC」を含むものに変化しているのであれば、煽り演出の対象として表示される特別図柄10sを「キャラクタE」のみを含むものに変化させる(図10参照)。つまり、元々特別図柄10s(特別図柄10sのデフォルトの態様)は、「キャラクタC」と「キャラクタE」という二つの図柄を含むものであったのであるから、特別リーチを構築する一方の図柄のキャラクタと他方の図柄のキャラクタが、「キャラクタC」と「キャラクタE」で異なるというような態様としてもそれほど違和感はないといえる。
表示装置において、それぞれが複数種の識別図柄を含む複数の識別図柄群が変動表示され、当該複数の識別図柄群から選択されて表示された識別図柄の組み合わせにより当否判定結果が報知される遊技機であって、
前記複数種の識別図柄は、特別図柄と通常図柄を含み、当該特別図柄でリーチ状態が構築される特別リーチが発生したときには、当該通常図柄でリーチ状態が構築される通常リーチが発生したときよりも当否判定結果が当たりとなる蓋然性が高くなるように設定されており、
一の識別図柄群から選択されて擬似停止した前記通常図柄が前記特別図柄に変化する図柄変化演出が発生したとき、前記特別リーチが発生する可能性があることを示す煽り演出が発生するように構成されていることを特徴とする遊技機。
上記遊技機では、遊技者にとって有利な特別図柄に変化する図柄変化演出が発生にしたときには、特別リーチが発生する可能性があることを示す煽り演出が発生する。つまり、特別図柄への変化が発生したにも拘わらず、煽り演出すら発生しないというような状況が発生してしまうことで遊技者が苛立ち、遊技の趣向性が低下してしまうのを抑制することが可能である。
前記図柄変化演出が発生せずに一の識別図柄群から選択されて前記特別図柄が擬似停止したとき、前記煽り演出が発生しない場合があることを特徴とする手段1-1に記載の遊技機。
図柄変化演出を経ずに特別図柄が擬似停止したときには、遊技者はそれほど特別図柄が擬似停止したことに注目していないであろうから、煽り演出が発生しないことがあってもよい。また、特別図柄が擬似停止したときに、必ず煽り演出が発生するようになってしまうことによる遊技の単調化が防止される。
前記通常図柄として、第一通常図柄および第二通常図柄が設定されており、
前記図柄変化演出は、一の識別図柄群から選択されて前記第一通常図柄が擬似停止した場合の方が、前記第二通常図柄が擬似停止した場合よりも発生する蓋然性が高いことを特徴とする手段1-1または手段1-2に記載の遊技機。
このような構成とすれば、遊技者は、どの通常図柄が擬似停止するかにも注目することとなるため、遊技の趣向性を向上させることが可能である。
前記図柄変化演出は、一の識別図柄群から選択されて前記第一通常図柄が擬似停止した場合に限り発生するように設定されていることを特徴とする手段1-3に記載の遊技機。
このように、第一通常図柄が擬似停止した場合に限り、図柄変化演出が発生するようにすることで、図柄変化演出発生の発生しやすい状況が分かりやすくなる。
前記第一通常図柄は、前記特別図柄と同じ種類のキャラクタを含む図柄であることを特徴とする手段1-3または手段1-4に記載の遊技機。
このようにすることで、第一通常図柄と特別図柄が何らかの関係性を有しているものであることが遊技者に示唆される。具体的には、第一通常図柄が、図柄変化演出が発生しやすい図柄であることが遊技者に示唆(暗示)される。
複数の前記第一通常図柄が設定されており、当該各第一通常図柄はそれぞれ異なる種類のキャラクタを含み、
前記特別図柄は、前記各第一通常図柄が含む異なる種類のキャラクタ全てを含む図柄であることを特徴とする手段1-5に記載の遊技機。
このような構成とすることで、複数の第一通常図柄について、特別図柄と何らかの関係性を有しているものであることが遊技者に示唆される。具体的には、複数の第一通常図柄が、図柄変化演出が発生しやすい図柄であることが遊技者に示唆(暗示)される。
表示装置において、それぞれが複数種の識別図柄を含む複数の識別図柄群が変動表示され、当該複数の識別図柄群から選択されて表示された識別図柄の組み合わせにより当否判定結果が報知される遊技機であって、
前記識別図柄群に含まれる複数種の識別図柄のうちの一つである第一図柄の一部である第一部分要素は、それとは別の識別図柄である二以上の第二図柄のそれぞれの一部である第二部分要素と同種のものを組み合わせた態様であることを特徴とする遊技機。
上記遊技機によれば、第一図柄の部分要素が、二以上の第二図柄の部分要素と同種のものを組み合わせたものとされるという斬新なものであるため、遊技の趣向性を向上させることが可能である。
前記第一部分要素は、二以上の前記第二図柄のそれぞれが前記第二部分要素として有するキャラクタと同種のキャラクタを組み合わせた態様であることを特徴とする手段2-1に記載の遊技機。
上記のように、第一部分要素を、第二部分要素として設定されたキャラクタと同種のキャラクタが組み合わされた態様とすることができる。
一の前記識別図柄群から選択されて表示された前記識別図柄が前記第二図柄であったとき、当該第二図柄が前記第一図柄に変化する第一図柄変化演出を実行することが可能であることを特徴とする手段2-1または手段2-2に記載の遊技機。
第一部分要素は第二部分要素と同種のものを含むものであるから、第二図柄が第一図柄に変化する演出(第一図柄変化演出)が発生することの示唆となる。
一の前記識別図柄群から選択されて表示された前記識別図柄が前記第一図柄および前記第二図柄とは異なる第三図柄であったとき、当該第三図柄が前記第一図柄に変化する第二図柄変化演出を実行することが可能であり、
前記第二図柄変化演出が発生する蓋然性よりも、前記第一図柄変化演出が発生する蓋然性の方が高く設定されていることを特徴とする手段2-3に記載の遊技機。
第一部分要素は第二部分要素と同種のものを含むものであるから、第二図柄が第一図柄に変化する演出(第一図柄変化演出)が発生する蓋然性は、それ以外の図柄(第三図柄)が第一図柄に変化する蓋然性よりも高いことの示唆となる。
10 識別図柄
10g 識別図柄群
11 主要部
12 付随部
10s 特別図柄
10n 通常図柄
101n 第一通常図柄
102n 第二通常図柄
91 表示装置
911 表示領域
Claims (5)
- 表示装置において、それぞれが複数種の識別図柄を含む複数の識別図柄群が変動表示され、当該複数の識別図柄群から選択されて表示された識別図柄の組み合わせにより当否判定結果が報知される遊技機であって、
前記複数種の識別図柄は、特別図柄と通常図柄を含み、当該特別図柄でリーチ状態が構築される特別リーチが発生したときには、当該通常図柄でリーチ状態が構築される通常リーチが発生したときよりも当否判定結果が当たりとなる蓋然性が高くなるように設定されており、
一の識別図柄群から選択されて擬似停止した前記通常図柄が前記特別図柄に変化する図柄変化演出が発生したとき、前記特別リーチが発生する可能性があることを示す煽り演出が発生するように構成されていることを特徴とする遊技機。 - 前記図柄変化演出が発生せずに一の識別図柄群から選択されて前記特別図柄が擬似停止したとき、前記煽り演出が発生しない場合があることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記通常図柄として、第一通常図柄および第二通常図柄が設定されており、
前記図柄変化演出は、一の識別図柄群から選択されて前記第一通常図柄が擬似停止した場合の方が、前記第二通常図柄が擬似停止した場合よりも発生する蓋然性が高いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。 - 前記第一通常図柄は、前記特別図柄と同じ種類のキャラクタを含む図柄であることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
- 複数の前記第一通常図柄が設定されており、当該各第一通常図柄はそれぞれ異なる種類のキャラクタを含み、
前記特別図柄は、前記各第一通常図柄が含む異なる種類のキャラクタ全てを含む図柄であることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
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JP2022079561A (ja) * | 2017-11-15 | 2022-05-26 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
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