JP7052889B2 - 回転電機の回転子 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機の回転子および回転電機の回転子の組立て方法に関する。
特許文献1は、回転電機の例を開示する。回転電機は、回転子を備える。回転子は、接着剤により接着される複数の永久磁石を有する。回転子は、第1の突出部および第2の突出部を有する。第1の突出部および第2の突出部は、永久磁石を接着する接着剤のはみ出しが当該永久磁石に隣接する永久磁石を接着する部分に流入することを抑制する。
国際公開2018/105046号
しかしながら、特許文献1の回転電機において、第1の突出部および第2の突出部は、円筒状部材を切削加工することにより形成される。このため、回転子本体の製作工数が増加する。
本発明の目的は、永久磁石を接着する接着剤のはみ出しの当該永久磁石に隣接する永久磁石を接着する部分への流入を抑制する仕切りが容易に形成できる回転電機の回転子およびその組立て方法を提供することである。
本発明に係る回転電機の回転子は、回転対称に設けられる電機子の対称軸のまわりに回転可能に設けられ、軸方向に延びる複数の凸部を円周方向において等間隔に有し、円周方向において側面を一周する仕切り溝が設けられる回転体と、前記電機子に各々が対向し、前記複数の凸部および前記仕切り溝によって仕切られる複数の貼付面の各々に接着剤によって接着される複数の永久磁石と、各々の形状が円弧状である複数の仕切り片を有し、前記仕切り溝の全周にわたって設けられ、前記回転体の側面から径方向に突出する仕切り板と、を備え、前記仕切り板は、前記接着剤によって前記仕切り溝に接着され、前記複数の仕切り片の各々は、前記接着剤が流入する複数の流入溝が側面に設けられる
本発明によれば、回転電機の回転子の回転体は、軸方向に延びる凸部を円周方向において等間隔に有する。円周方向において側面を一周する仕切り溝が回転体に設けられる。複数の貼付面は、複数の凸部および仕切り溝によって仕切られる。仕切り板は、各々の形状が円弧状である複数の仕切り片を有する。仕切り板は、仕切り溝の全周にわたって設けられる。仕切り板は、回転体の側面から径方向に突出する。複数の永久磁石は、複数の貼付面の各々に接着剤によって接着される。これにより、永久磁石を接着する接着剤のはみ出しの隣接する貼付面への流入を抑制する仕切りが容易に形成される。
実施の形態1に係る回転電機の正面図である。 実施の形態1に係る回転子を示す斜視図である。 実施の形態1に係る回転子を示す分解斜視図である。 実施の形態1に係る回転子を示す斜視図である。 実施の形態1に係る回転子の要部拡大図である。 実施の形態1に係る回転子を示す側面図である。 実施の形態2に係る仕切り板を示す正面図である。
本発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る回転電機の正面図である。
回転電機1は、例えば永久磁石同期電動機である。回転電機1は、電機子2と、軸体3と、回転子5と、を備える。
電機子2は、中心軸に関して回転対称に設けられる。電機子2の中心軸は、図1の紙面に垂直な向きの軸である。電機子2は、電機子コイル4を備える。電機子コイル4は、電機子2の内面の内側に設けられる。
軸体3は、電機子2の中心に設けられる。軸体3は、電機子2の内側に設けられる。軸体3は、例えば円柱状の部材である。軸体3の中心軸は、電機子2の中心軸と同軸上に設けられる。
回転子5は、電機子2の内側に設けられる。回転子5は、軸体3のまわりに回転可能に設けられる。回転子5は、回転体6と、複数の永久磁石7と、を備える。
回転体6は、軸体3のまわりに回転可能に設けられる。回転体6は、例えば軸方向に延びる正多角柱状の部材である。回転体6は、複数の凸部8を側面に有する。複数の凸部8の各々は、回転体6の軸方向に延びる。複数の凸部8は、円周方向において等間隔に配置される。複数の凸部8の各々は、例えば正多角柱状の部材である回転体6の側面の辺上に設けられる。
複数の永久磁石7の各々は、回転体6の側面に設けられる。複数の永久磁石7の各々は、電機子コイル4に対向する。複数の永久磁石7の各々は、例えば正多角柱状の部材である回転体6の側面上に設けられる。
図2は、実施の形態1に係る回転子の斜視図である。
回転体6は、複数の仕切り溝9を有する。複数の仕切り溝9の各々は、円周方向において回転体6の側面を一周する。複数の仕切り溝9の各々は、複数の凸部8の各々を軸方向において分割する。
回転体6は、複数の貼付面10を外側面に有する。複数の貼付面10の各々は、複数の凸部8および複数の仕切り溝9によって仕切られる領域である。複数の凸部8の各々は、円周方向において隣接する一対の貼付面10の境界に設けられる。複数の仕切り溝9の各々は、軸方向において隣接する一対の貼付面10の境界に設けられる。この例において、複数の貼付面10は、円周方向に3列に並んで設けられる。
複数の永久磁石7の各々は、複数の貼付面10の各々に接着剤によって接着される。複数の永久磁石7の各々は、複数の貼付面10の各々に1つずつ接着される。
回転子5は、複数の仕切り板11を備える。複数の仕切り板11の各々は、円環状の部材である。複数の仕切り板11の各々は、複数の仕切り溝9の各々に径方向の外側から挿入される。複数の仕切り板11の各々は、磁性材料または非磁性材料のいずれの材料で形成されてもよい。
図3は、実施の形態1に係る回転子を示す分解斜視図である。図3において、複数の永久磁石7は図示されない。
複数の仕切り板11の各々は、複数の仕切り片12を備える。この例において、複数の仕切り板11の各々は、4つの仕切り片12を備える。複数の仕切り片12の各々は、円弧状の形状の部材である。複数の仕切り片12の各々は、回転体6の円周方向の一端に接続凸部13を有する。複数の仕切り片12の各々は、回転体6の円周方向の他端に接続凹部14を有する。接続凸部13は、例えば回転体6の径方向の外側に向けて突出する部分である。接続凹部14は、例えば回転体6の径方向の内側に向けて開く穴を有する部分である。接続凹部14は、接続凸部13がはめ込まれる部分である。
複数の仕切り片12の各々は、複数の仕切り溝9の各々に径方向の外側から挿入される。複数の仕切り片12の各々は、複数の仕切り溝9の各々に圧入固定されてもよい。回転体6の径方向における複数の仕切り片12の各々の高さは、複数の仕切り溝9の各々の深さより高い。複数の仕切り片12の各々は、少なくとも一方の側面に複数の流入溝15を有する。複数の仕切り片12の各々の側面は、回転体6の軸方向を向く面である。複数の流入溝15の各々は、径方向の内側に向けて開く溝である。図3に示す例において、複数の流入溝15は、円周方向において等間隔に並ぶ。複数の流入溝15は、円周方向において不等間隔に並んでもよい。
図4は、実施の形態1に係る回転子の斜視図である。図4において、複数の永久磁石7は図示されない。
円周方向に隣接する一対の仕切り片12は、一方の仕切り片12の接続凸部13が他方の仕切り片12の接続凹部14にはめ込まれることによって連結される。複数の仕切り片12は、端部が連結されることによって、円環状の複数の仕切り板11の各々を形成する。
複数の仕切り板11の各々は、複数の仕切り溝9の各々の全周にわたって設けられる。複数の仕切り板11の各々は、回転体6の側面から径方向の外側に向かって突出する。
続いて、図5および図6を用いて、実施の形態1に係る回転子の組立て方法を説明する。図5は、実施の形態1に係る回転子の要部拡大図である。図6は、実施の形態1に係る回転子の側面図である。
回転子5の組立て方法は、仕切り板取付け工程と、永久磁石接着工程と、を備える。この例において、永久磁石接着工程は、仕切り板取付け工程の後の工程である。
まず、図5を用いて、仕切り板取付け工程の作業を説明する。図5において、複数の永久磁石7が接着されていない状態の回転子5が示される。
仕切り板取付け工程において、回転子5の組立て作業の作業員は、複数の仕切り板11の各々を、回転体6の側面から径方向に突出するように複数の仕切り溝9の各々の全周にわたって設ける。作業員は、複数の仕切り片12の一つを複数の仕切り溝9のいずれかに挿入する。作業員は、当該仕切り片12に隣接する仕切り片12を、当該仕切り溝9に挿入する。このとき、作業員は、一方の仕切り片12の接続凸部13を他方の仕切り片12の接続凹部14にはめ込むことで、互いに隣接する一対の仕切り片12を連結する。作業員は、複数の仕切り片12の連結を一周分繰り返すことで、円環状の仕切り板11を形成する。このとき形成された仕切り板11は、挿入されている仕切り溝9の全周にわたって一円状に設けられる。当該仕切り板11は、回転体6の側面から突出する。
次に、図6を用いて、永久磁石接着工程の作業を説明する。
永久磁石接着工程において、作業員は、複数の永久磁石7の各々を、複数の貼付面10の各々に接着剤によって接着する。作業員は、例えば永久磁石7を接着する貼付面10に接着剤を塗布する。作業員は、永久磁石7を貼付面10に接着するために必要な最低限の量より多く接着剤を塗布する。
作業員は、接着剤を塗布した貼付面10に永久磁石7を貼り付ける。貼付面10に塗布された接着剤は、貼付面10と永久磁石7との間に充填される。接着剤は、永久磁石7を貼付面10に接着するために必要な最低限の量より多く塗布されているので、余剰の接着剤が貼付面10からはみ出す。作業員は、はみ出した余剰の接着剤をふき取らない。
貼付面10から円周方向にはみ出した接着剤は、当該貼付面10を仕切る凸部8の側面と永久磁石7との間に充填される。貼付面10から軸方向にはみ出した接着剤は、当該貼付面10を仕切る仕切り溝9に挿入されている仕切り板11の側面にそって当該仕切り溝9に流入する。このとき、当該仕切り溝9に流入した接着剤は、当該仕切り板11の複数の仕切り片12に設けられる複数の流入溝15の各々に充填される。当該仕切り板11は、複数の流入溝15の各々に充填された接着剤によって当該仕切り溝9に接着される。
作業員は、接着剤の塗布と永久磁石7の貼付けを繰り返し、回転体6の側面における全ての貼付面10に一個ずつ永久磁石7を貼り付ける。
以上に説明したように、実施の形態1に係る回転子5は、回転体6と、永久磁石7と、仕切り板11と、を備える。回転体6は、回転対称に設けられる電機子2の対称軸のまわりに回転可能に設けられる。回転体6は、複数の凸部8を円周方向において等間隔に有する。複数の凸部8の各々は、軸方向に延びる。回転体6は、仕切り溝9を有する。仕切り溝9は、円周方向において側面を一周する。複数の永久磁石7の各々は、電機子2に対向する。複数の永久磁石7の各々は、複数の貼付面10の各々に接着剤によって接着される。複数の貼付面10の各々は、複数の凸部8および仕切り溝9によって仕切られる。仕切り板11は、複数の仕切り片12を有する。複数の仕切り片12の各々の形状は、円弧状である。仕切り板11は、仕切り溝9の全周にわたって設けられる。仕切り板11は、回転体6の側面から径方向に突出する。
また、実施の形態1に係る回転子5の組立て方法は、仕切り板取付け工程と、永久磁石接着工程と、を備える。仕切り板取付け工程において、仕切り板11は、仕切り溝9に、回転体6の側面から径方向に突出するように仕切り溝9の全周にわたって設けられる。永久磁石接着工程において、複数の貼付面10の各々に接着剤によって複数の永久磁石7の各々が接着される。
回転体6の複数の凸部8の各々は、軸方向の一方向にのみ延びる単純な形状である。このため、回転体6の製作において、複雑な形状の仕切りを切削加工などにより形成する必要がない。仕切り板11は、円周方向に設けられる仕切り溝9の全周にわたって設けられる。仕切り板11は、回転体6の側面から径方向に突出する。これにより、回転体6に設けられた仕切り板11および回転体6の凸部8は、永久磁石7が接着される貼付面10からはみ出した接着剤が当該貼付面10に隣接する貼付面10に流入することを抑制する。これにより、永久磁石7を接着する接着剤のはみ出しの隣接する貼付面10への流入を抑制する仕切りが容易に形成される。
複数の永久磁石7の各々は、接着の強度を確保するためにできるだけ大きい接着面積で回転体6に接着されることが望ましい。このため、接着剤は、十分な量が塗布されることが望ましい。一方で、永久磁石7を回転体6に貼り付けるときに、余剰の接着剤は当該永久磁石7および当該永久磁石7が貼り付けられる貼付面10の間からはみ出す。はみ出した接着剤が当該貼付面10に隣接する貼付面10に流入する場合に、硬化した接着剤によって隣接する貼付面10における接着強度が低下することになる。このように、はみ出した接着剤の隣接する貼付面10への流入は、永久磁石7の接着の妨げとなる。このため、隣接する貼付面10に接着剤のはみ出しが流入する場合に、作業員は、流入した接着剤をふき取る必要がある。ここで、実施の形態1に係る回転体6に設けられた仕切り板11および回転体6の凸部8は、はみ出した接着剤の隣接する貼付面10への流入を抑制する。このため、隣接する貼付面10に流入した接着剤をふき取る作業が不要になる。したがって、回転子5の組み立て作業性が向上する。また、十分な量の接着剤を塗布できるので、永久磁石7の接着強度が確保される。また、隣接する貼付面10に接着剤が流入しないように貼付面10の間隔を空けて回転体6を設ける必要がない。このため、回転電機1の大型化および高コスト化を抑制できる。
また、複数の仕切り片12は、接続凸部13を円弧の端部に有する。当該仕切り片12に隣接する仕切り片12は、接続凸部13がはめ込まれる接続凹部14を円弧の端部に有する。
これにより、単純な構造によって、複数の仕切り片12の各々を連結することで円環状の仕切り板11が容易に形成される。このため、回転子5の組立て作業性が向上する。
また、仕切り板11は、接着剤によって仕切り溝9に接着される。
また、永久磁石接着工程において、接着剤は、仕切り溝9にはみ出すように複数の貼付面10の各々に塗布される。
これにより、仕切り溝9に仕切り板11がより確実に固定される。このため、回転子5の強度が向上する。また、仕切り板11を固定するために、別途接着剤を塗布する必要がない。このため、回転子5の組立て作業性が向上する。
また、複数の仕切り片12の各々は、複数の流入溝15を側面に有する。流入溝15は、接着剤が流入する溝である。
また、永久磁石接着工程において、接着剤は、複数の流入溝15の各々に流入するように複数の貼付面10の各々に塗布される。
貼付面10からはみ出した接着剤は、複数の流入溝15の各々に充填される。これにより、仕切り溝9の中において、貼付面10からはみ出した接着剤を取り込む容量を多くできる。このため、仕切り板11は、接着剤のはみ出しの隣接する貼付面10への流入をより効果的に抑制する。
なお、複数の仕切り片12の各々は、軸方向において両側の側面に複数の流入溝15を有してもよい。複数の流入溝15の各々は、側面の両側に貫通する切欠きであってもよい。複数の仕切り片12の各々は、軸方向において片側の側面にのみ複数の流入溝15を有してもよい。複数の仕切り片12の各々は、流入溝15を有さなくてもよい。
また、複数の仕切り板11の各々は、3種類の仕切り片12を備えてもよい。ここで、第1の種類の仕切り片12は、円弧の一端に接続凸部13を有し、円弧の他端に接続凹部14を有する。第2の種類の仕切り片12は、円弧の両端に接続凸部13を有する。第3の種類の仕切り片12は、円弧の他端に接続凹部14を有する。このとき、複数の仕切り板11の各々は、3種類の仕切り片12を組み合わせて円環状に形成される。あるいは、複数の仕切り板11の各々は、第2の種類の仕切り片12と、第3の種類の仕切り片12との2種類の仕切り片12のみを備えてもよい。このとき、複数の仕切り板11の各々は、2種類の仕切り片12を交互に組み合わせて円環状に形成される。すなわち、複数の仕切り片12の少なくともいずれかは、接続凸部13を円弧の端部に有する。当該仕切り片12に隣接する仕切り片12は、接続凹部14を円弧の端部に有する。
また、永久磁石接着工程において、作業員は、永久磁石7に接着剤を直接塗布してもよい。あるいは、作業員は、永久磁石7および貼付面10の両方に接着剤を塗布してもよい。
実施の形態2.
実施の形態2では、実施の形態1で開示された例と相違する点について詳しく説明する。実施の形態2で説明しない特徴については、実施の形態1で開示された例のいずれの特徴が採用されてもよい。
図7は、実施の形態2に係る仕切り板を示す正面図である。複数の仕切り板11の各々は、複数の架橋部16を有する。複数の架橋部16の各々は、隣接する一対の仕切り片12を円弧の端部において連結する。複数の架橋部16の各々は、連結する一対の仕切り片12の円弧を含む面内において折り曲げ可能な薄肉の部分である。複数の仕切り板11の各々の一端に設けられる仕切り片12は、接続凸部13を有する。複数の仕切り板11の各々の他端に設けられる仕切り片12は、接続凹部14を有する。
引き続き図7を用いて、実施の形態2に係る回転子5の組立て方法を説明する。
仕切り板取付け工程において、作業員は、複数の仕切り板11の各々を、回転体6の側面から径方向に突出するように複数の仕切り溝9の各々の全周にわたって設ける。作業員は、複数の仕切り片12の一つを複数の仕切り溝9のいずれかに挿入する。作業員は、当該仕切り片12に隣接する仕切り片12を、架橋部16で折り曲げて回転させることによって当該仕切り溝9に挿入する。作業員は、連結された複数の仕切り片12の両端において接続凸部13を接続凹部14にはめ込むことで、円環状の仕切り板11を形成する。接続凸部13を接続凹部14にはめ込む際に、作業員は、接続凸部13または接続凹部14の少なくとも一方が設けられる端部を回転体6の側面から径方向の外側に持ち上げてもよい。このとき形成された仕切り板11は、挿入されている仕切り溝9の全周にわたって一円状に設けられる。当該仕切り板11は、回転体6の側面から突出する。
永久磁石接着工程において、作業員は、実施の形態1に係る組立て方法と同様にして複数の永久磁石7の各々を回転体6に接着する。
以上に説明したように、実施の形態2に係る回転子5の仕切り板11は、架橋部16を有する。架橋部16は、複数の仕切り片12を円弧の端部において連結する。架橋部16は、折り曲げ可能な部分である。
このように、複数の仕切り片12は架橋部16によって連結されている。このため、仕切り板11が仕切り溝9に取り付けやすくなる。これにより、回転子5の組立て作業性が向上する。
なお、複数の仕切り板11の各々において、複数の仕切り片12および複数の架橋部16は、一体に形成されてもよい。
本発明に係る回転子は、回転電機に適用できる。本発明に係る組立て方法は、当該回転子の組立てに適用できる。
1 回転電機、 2 電機子、 3 軸体、 4 電機子コイル、 5 回転子、 6 回転体、 7 永久磁石、 8 凸部、 9 仕切り溝、 10 貼付面、 11 仕切り板、 12 仕切り片、 13 接続凸部、 14 接続凹部、 15 流入溝、 16 架橋部

Claims (3)

  1. 回転対称に設けられる電機子の対称軸のまわりに回転可能に設けられ、軸方向に延びる複数の凸部を円周方向において等間隔に有し、円周方向において側面を一周する仕切り溝が設けられる回転体と、
    前記電機子に各々が対向し、前記複数の凸部および前記仕切り溝によって仕切られる複数の貼付面の各々に接着剤によって接着される複数の永久磁石と、
    各々の形状が円弧状である複数の仕切り片を有し、前記仕切り溝の全周にわたって設けられ、前記回転体の側面から径方向に突出する仕切り板と、
    を備え
    前記仕切り板は、前記接着剤によって前記仕切り溝に接着され、
    前記複数の仕切り片の各々は、前記接着剤が流入する複数の流入溝が側面に設けられる
    回転電機の回転子。
  2. 前記仕切り板は、前記複数の仕切り片を円弧の端部において連結する折り曲げ可能な架橋部を有する
    請求項1に記載の回転電機の回転子。
  3. 前記複数の仕切り片の少なくともいずれかは、接続凸部を円弧の端部に有し、
    当該仕切り片に隣接する仕切り片は、前記接続凸部がはめ込まれる接続凹部を円弧の端部に有する
    請求項1または請求項2に記載の回転電機の回転子。
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