JP2001069700A - 永久磁石回転電機 - Google Patents

永久磁石回転電機

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JP2001069700A
JP2001069700A JP24481599A JP24481599A JP2001069700A JP 2001069700 A JP2001069700 A JP 2001069700A JP 24481599 A JP24481599 A JP 24481599A JP 24481599 A JP24481599 A JP 24481599A JP 2001069700 A JP2001069700 A JP 2001069700A
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permanent magnet
iron core
magnet
electric machine
rotating electric
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JP24481599A
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Isao Matsuda
功 松田
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数に分割した永久磁石で複数極の中の1極
分の磁極を形成する場合において、永久磁石の固定を容
易且つ経済的に行うことができる永久磁石回転電機を提
供する。 【解決手段】 磁性体で形成したマグネットスペーサ1
3を、回転子鉄心11の軸方向に関する中央部に、回転
子鉄心11の径方向に突出させてこの回転子鉄心11の
周方向に亘って設け、さらに軸方向で隣接する永久磁石
12a、12bを相対向させ、これらの永久磁石12
a、12bを前記マグネットスペーサ13の両面にその
磁力によりそれぞれ吸着させて永久磁石12a、12b
を固定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は永久磁石回転電機に関
し、特に回転子鉄芯の表面に永久磁石を貼着して界磁を
形成した永久磁石電動機に適用して有用なものである。 【0002】 【従来の技術】円柱状の回転子の表面に永久磁石を貼着
して界磁を形成した永久磁石回転電機において、回転子
の軸方向長さが長くなり、長い永久磁石が必要になった
場合、これを単体の永久磁石で形成するのには限界があ
るため、単体の永久磁石を幾つか並べて一つの磁極を形
成している。すなわち、図10に示すように、回転子鉄
心1の表面に貼着される永久磁石は、この回転子鉄心1
の軸方向に例えば2分割した永久磁石2a、2bで2分
割して形成してある。ここで、永久磁石2a、2bは、
回転子鉄心1の中央部で相対向して当接され、1極分の
磁極を形成するともに、両端面である永久磁石2aの左
端面及び永久磁石2bの右端面をエンドカバー3、4に
当接させて固定してある。エンドカバー3、4は回転子
鉄心1の両端面にボルト5、6でそれぞれ固着してあ
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来技術に
おいては、複数の永久磁石2a、2bを回転子鉄心1の
表面に並べて組み立てるとき、周方向で隣接する永久磁
石2a、2b同志が反発するため組立が困難である。す
なわち、永久磁石2a2bを回転子鉄心1の表面に並べ
て組み立てるとき、永久磁石同志の反発力で離れるた
め、各永久磁石2a、2bを強制的に固定する必要があ
り、作業性が悪いという問題がある。また、永久磁石の
両端面を固定するためのエンドカバー3、4が必要にな
り、部品点数の増加及びコストの高騰を招来するという
問題もある。 【0004】なお、未着磁の永久磁石の素材を組み立て
た後に着磁するという方法もあるが、着磁装置が大がか
りになるため、予め着磁された永久磁石を使うことが多
い。 【0005】本発明は、上記従来技術に鑑み、複数に分
割した永久磁石で複数極の中の1極分の磁極を形成する
場合において、永久磁石の固定を容易且つ経済的に行う
ことができる永久磁石回転電機を提供することを目的と
する。 【0006】上記目的を達成する本発明の構成は、次の
点を特徴とする。 【0007】1) 円柱状の鉄芯の周方向に関する複数
箇所で、この鉄芯の外周面に永久磁石を配置するととも
に、各永久磁石を軸方向に複数に分割して構成した回転
子を有する永久磁石回転電機において、磁性体で形成し
たマグネットスペーサを、鉄芯の軸方向に関する中央部
に、鉄芯の径方向に突出させてこの鉄芯の周方向に亘っ
て設け、さらに軸方向で隣接する永久磁石を相対向さ
せ、これらの永久磁石を前記マグネットスペーサの両面
にその磁力によりそれぞれ吸着させた回転子を有するこ
と。 【0008】2) 上記1)に記載する永久磁石回転電
機において、マグネットスペーサは、環状部材で形成し
たこと。 【0009】3) 上記1)に記載する永久磁石回転電
機において、マグネットスペーサは、永久磁石の横断面
形状と同形状の複数の扇形部材で形成したこと。 【0010】4) 上記1)に記載する永久磁石回転電
機において、マグネットスペーサは、針金状の部材で形
成したこと。 【0011】5) 上記1)に記載する永久磁石回転電
機において、マグネットスペーサは、鉄芯の周方向に形
成した溝に下端部を挿入することができるように形成す
るとともに、一箇所を切り欠いてC形に開くことができ
るように形成した環状部材であること。 【0012】6) 上記1)に記載する永久磁石回転電
機において、マグネットスペーサは、鉄芯の周方向に形
成した溝に挿入する下端部と、この下端部に上方で連続
する永久磁石の横断面形状と同形状の吸着部とを有する
複数の扇形部材で形成したこと。 【0013】7) 上記1)に記載する永久磁石回転電
機において、マグネットスペーサは、鉄芯を機械加工す
ることにより鉄芯の軸方向に関する中央部に、鉄芯の径
方向に突出させてこの鉄芯の周方向に亘って設けたこ
と。 【0014】8) 円柱状の鉄芯の周方向に関する複数
箇所で、この鉄芯の外周面に永久磁石を配置するととも
に、各永久磁石を軸方向に複数に分割して構成した回転
子を有する永久磁石回転電機において、鉄芯は鋼板を軸
方向に積層して形成するとともに、この積層鋼板の一枚
を、鉄芯の軸方向に関する中央部で、鉄芯の径方向に突
出する突出部を有するマグネットスペーサとし、さらに
このマグネットスペーサの突出部の両面に、軸方向で隣
接する永久磁石を相対向させてその磁力によりそれぞれ
吸着させた回転子を有すること。 【0015】9) 円柱状の鉄芯の周方向に関する複数
箇所で、この鉄芯の外周面に永久磁石を配置するととも
に、各永久磁石を軸方向に複数に分割して構成した回転
子を有する永久磁石回転電機において、磁性体で形成し
た少なくとも3個のマグネットスペーサを、鉄芯の軸方
向に関する両端部とこの両端部の間とに、鉄芯の径方向
に突出させてこの鉄芯の周方向に亘って設けるととも
に、各マグネットスペーサの下端部には、凸部である爪
部を軸方向に突出させて設け、さらに軸方向で隣接する
マグネットスペーサ間に永久磁石をその磁力によりそれ
ぞれ吸着させた回転子を有すること。 【0016】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づき詳細に説明する。 【0017】各実施の形態は、その回転子に特徴がある
ので、この回転子部分のみを抽出して説明する。各実施
の形態における回転子は、円柱状の回転子鉄心の周方向
に関する複数箇所で、この回転子鉄心の外周面に、軸方
向に関し複数分割した永久磁石を配置したものであり、
磁性体で形成したマグネットスペーサを有する点を共通
の特徴とするものである。マグネットスペーサは、回転
子鉄心の軸方向に関する中央部に、その径方向に突出さ
せてその周方向に亘って設けてある。 【0018】図1は本発明の第1の実施の形態に係る永
久磁石回転電機の回転子を示す縦断面図(a)及びその
マグネットスペーサを示す側面図(b)である。図1
(a)に示すように、回転子鉄心11には、磁性体で形
成したマグネットスペーサ13が、回転子鉄心11の軸
方向に関する中央部に、この回転子鉄心11の径方向に
突出させてその周方向に亘って設けてある。ここで、マ
グネットスペーサ13は、図1(b)にこの部分を抽出
して示すように、永久磁石12a、12bが当接する部
分が幅広の扇形形状となった環状部材で形成してある。
このとき、環状の内径は回転子鉄心11の外径と略同一
に形成してあり、回転子鉄心11に嵌め込んで固定し得
る。また、図1(a)に示すように、永久磁石12a、
12bは、2分割されて複数極のうちの1極を形成する
ものであり、前記マグネットスペーサ13の両面にその
磁力によりそれぞれ吸着させてある。このことにより、
永久磁石12a、12bをマグネットスペーサ13に固
定することができる。 【0019】かくして、マグネットスペーサ13は、周
方向で隣接する永久磁石12a、12b同志の反発を抑
え、当該永久磁石12a、12bの固定を簡単にする。
このとき、本形態によれば、マグネットスネペーサ13
の製造工程が簡潔になり、コストダウンを図ることもで
きる。 【0020】図2は本発明の第2の実施の形態に係る永
久磁石回転電機の回転子を示す縦断面図(a)及びその
マグネットスペーサを示す側面図(b)である。本形態
は、図1に示す第1の実施の形態に対し、マグネットス
ペーサ23の構成のみが異なる。そこで、図1と同一部
分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。本形
態に係るマグネットスペーサ23は、図2(b)にこの
部分を抽出して示すように、永久磁石12a、12bの
横断面形状と同形状の複数の扇形部材で形成してある。
すなわち、各扇形部材を回転子鉄心11の表面に周方向
に亘り配設・固定したものである。永久磁石12a、1
2bは前記マグネットスペーサ23の両面にその磁力に
よりそれぞれ吸着させてある。 【0021】かくして、マグネットスペーサ23は、周
方向で隣接する永久磁石12a、12b同志の反発を抑
え、当該永久磁石12a、12bの固定を簡単にする。
このとき、本形態によれば、マグネットスネペーサ13
の製造工程が簡単になり、コストダウンを図ることもで
きる。また、第1の実施の形態に場合よりも磁束漏れの
低減が可能になる。 【0022】図3は本発明の第3の実施の形態に係る永
久磁石回転電機の回転子を示す縦断面図(a)及びその
マグネットスペーサを示す側面図(b)である。本形態
は、図1に示す第1の実施の形態に対し、マグネットス
ペーサ33の構成のみが異なる。そこで、図1と同一部
分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。本形
態に係るマグネットスペーサ33は、図3(b)にこの
部分を抽出して示すように、針金状の部材で形成してあ
る。すなわち、各針金状の部材を回転子鉄心11の表面
に周方向に亘り配設・固定したものである。永久磁石1
2a、12bは前記マグネットスペーサ33の両面にそ
の磁力によりそれぞれ吸着させてある。 【0023】かくして、マグネットスペーサ33は、周
方向で隣接する永久磁石12a、12b同志の反発を抑
え、当該永久磁石12a、12bの固定を簡単にする。
このとき、本形態によれば、マグネットスペーサ33の
作製が最も簡単であり、コストダウンを図ることができ
る。 【0024】図4は本発明の第4の実施の形態に係る永
久磁石回転電機の回転子を示す縦断面図(a)及びその
マグネットスペーサを示す側面図(b)である。本形態
は、図1に示す第1の実施の形態に対し、回転子鉄心4
1及びマグネットスペーサ43の構成のみが異なる。そ
こで、図1と同一部分には同一番号を付し、重複する説
明は省略する。本形態に係る回転子鉄心41の軸方向に
関する中央部には周方向に亘り溝41aが形成してあ
る。マグネットスペーサ43は、図4(b)にこの部分
を抽出して示すように、回転子鉄心11の上記溝41a
に下端部を挿入することができるように形成するととも
に、一箇所を切り欠いてC形に開くことができるように
形成した環状部材である。このマグネットスペーサ43
を回転子鉄心11に装着する際には、C形の環状部材の
切欠部分43aを開いて溝41aに嵌め込むことにより
回転子鉄心41に固定する。永久磁石12a、12bは
前記マグネットスペーサ43の両面にその磁力によりそ
れぞれ吸着させてある。 【0025】かくして、マグネットスペーサ43は、周
方向で隣接する永久磁石12a、12b同志の反発を抑
え、当該永久磁石12a、12bの固定を簡単にする。
このとき、本形態によれば、回転子鉄心41の溝41a
により永久磁石12a、12bの軸方向の位置決めがで
き、またマグネットスペーサ43の固定も図ることがで
きる。 【0026】図5は本発明の第5の実施の形態に係る永
久磁石回転電機の回転子を示す縦断面図(a)及びその
マグネットスペーサを示す側面図(b)である。本形態
は、図1に示す第1の実施の形態に対し、回転子鉄心5
1及びマグネットスペーサ53の構成のみが異なる。そ
こで、図1と同一部分には同一番号を付し、重複する説
明は省略する。本形態に係る回転子鉄心51の軸方向に
関する中央部には周方向に亘り溝51aが形成してあ
る。マグネットスペーサ53は、図5(b)にこの部分
を抽出して示すように、回転子鉄心41の上記溝51a
に挿入する下端部と、この下端部に上方で連続する永久
磁石12a、12bの横断面形状と同形状の吸着部とを
有する複数の扇形部材で形成したものである。このマグ
ネットスペーサ53を回転子鉄心53に固定する際に
は、扇形部材である各マグネットスペーサ53を溝51
aに嵌め込むことにより回転子鉄心51に固定する。永
久磁石12a、12bは前記マグネットスペーサ43の
両面にその磁力によりそれぞれ吸着させてある。 【0027】かくして、マグネットスペーサ53は、周
方向で隣接する永久磁石12a、12b同志の反発を抑
え、当該永久磁石12a、12bの固定を簡単にする。
このとき、本形態によれば、上記第4の実施の形態と同
様に、回転子鉄心51の溝51aにより永久磁石12
a、12bの軸方向の位置決めができ、またマグネット
スペーサ53の固定も図ることができる。さらに、第4
の実施の形態よりも磁束の漏れを低減することができ
る。 【0028】図6は本発明の第6の実施の形態に係る永
久磁石回転電機の回転子を示す縦断面図(a)及びその
マグネットスペーサを示す側面図(b)である。本形態
は、図1に示す第1の実施の形態に対し、回転子鉄心6
1及びマグネットスペーサ63の構成のみが異なる。そ
こで、図1と同一部分には同一番号を付し、重複する説
明は省略する。本形態に係る回転子鉄心61はマグネッ
トスペーサ63を一体的に有するものである。すなわ
ち、マグネットスペーサ63は、回転子鉄心61を機械
加工することにより回転子鉄心61の軸方向に関する中
央部に、回転子鉄心61の径方向に突出させてその周方
向に亘って形成したものである。永久磁石12a、12
bは前記マグネットスペーサ63の両面にその磁力によ
りそれぞれ吸着させてある。 【0029】かくして、マグネットスペーサ63は、周
方向で隣接する永久磁石12a、12b同志の反発を抑
え、当該永久磁石12a、12bの固定を簡単にする。
このとき、本形態によれば、回転子鉄心61とマグネッ
トスペーサ63が同一の部品となるので、部品点数が減
り、この点でコストダウンを図ることができる。 【0030】図7は本発明の第7の実施の形態に係る永
久磁石回転電機の回転子を示す縦断面図(a)及びその
マグネットスペーサを示す側面図(b)である。本形態
は、図1に示す第1の実施の形態に対し、回転子鉄心7
1及びマグネットスペーサ73の構成のみが異なる。そ
こで、図1と同一部分には同一番号を付し、重複する説
明は省略する。本形態に係る回転子鉄心71は、鋼板を
軸方向に積層して形成するとともに、この積層鋼板の一
枚を、当該回転子鉄心71の軸方向に関する中央部で、
その径方向に突出する突出部を有するマグネットスペー
サ73としたものである。永久磁石12a、12bは前
記マグネットスペーサ73の両面にその磁力によりそれ
ぞれ吸着させてある。 【0031】かくして、マグネットスペーサ73は、周
方向で隣接する永久磁石12a、12b同志の反発を抑
え、当該永久磁石12a、12bの固定を簡単にする。
このとき、本形態によれば、マグネットスペーサ73が
積層鋼板と一緒に固定されるので、永久磁石12a、1
2bの軸方向の位置決めができ、またマグネットスペー
サ73自体の固定も図ることができる。 【0032】図8は本発明の第8の実施の形態に係る永
久磁石回転電機の回転子を示す縦断面図(a)及びその
マグネットスペーサを示す側面図(b)である。また、
図9(a)はこの回転子を一部切り欠いて示す斜視図、
図9(b)はその爪部を抽出して示す拡大図である。本
形態は、図1に示す第1の実施の形態に対し、回転子鉄
心81及びマグネットスペーサ83、84、85の構成
のみが異なる。そこで、図1と同一部分には同一番号を
付し、重複する説明は省略する。本形態に係る回転子
は、磁性体で形成した3個のマグネットスペーサ83、
84、85を、回転子鉄心81の軸方向に関する両端部
とその中央部とに(必ずしもこの様な3箇所に限定する
必要はない。永久磁石12a、12bの数に合わせて適
宜設ければ良い。)、この回転子鉄心81の径方向に突
出させてこの回転子鉄心81の周方向に亘って設けてあ
る。すなわち、本形態では中央部のみならず、両端部に
もマグネットスペーサ84、85を設け、これらマグネ
ットスペーサ84、85で永久磁石12a、12bの左
端面若しくは右端面の位置を規制するようになってい
る。また、各マグネットスペーサ83〜85の下端部に
は、凸部である爪部83a、83b、84a、84b、
85a、85bが軸方向に突出させて設けてある。爪部
83a、83b、84a、84b、85a、85bは磁
極の数(周方向に関する永久磁石12a、12bの数)
に合わせて周方向に関し、複数個設ける。永久磁石12
a、12bは前記マグネットスペーサ(83,84)、
(83,85)の端面にその磁力によりそれぞれ吸着さ
せてある。かかる状態の永久磁石12a、12bは爪部
83a、83b、84b、85aを介してマグネットス
ペーサ83、84、85をその中心方向に押さえる役目
を果たす。 【0033】かくして、マグネットスペーサ83〜85
は、周方向で隣接する永久磁石12a、12b同志の反
発を抑え、当該永久磁石12a、12bの固定を簡単に
する。このとき、本形態によれば、マグネットスペーサ
84、85が永久磁石12a、12bの軸方向の位置を
規制するので、これら永久磁石12a、12bが軸方向
にずれることはない。また、永久磁石12a、12bは
爪部83a、83b、84b、85aを介してマグネッ
トスペーサ83、84、85をその中心方向に押さえて
いるので、マグネットスペーサ83〜85の遠心方向へ
の抜けを防止することもできる。 【0034】なお、上記第2、第3又は第5の実施の形
態におけるマグネットスペーサ23、33、53は永久
磁石12a、12bの固定後において、取り外すことも
できる。 【0035】 【発明の効果】以上実施の形態とともに詳細に説明した
通り、本発明によれば、分割した永久磁石をマグネット
スペーサにその磁力により吸着するようにしたので、永
久磁石同志の反発を抑え、その回転子鉄心の表面に対す
る固定を簡単に行うことができる。さらに、〔請求項
9〕に記載する発明によれば、永久磁石の軸方向のずれ
を防止するとともに、遠心方向への抜けを防止して回転
子と固定子間のギャップを最小に保持することができ、
同時にこのマグネットスペーサの固定鉄心に対する接触
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施の形態に係る永久磁石回転
電機の回転子を示す図で、(a)はその縦断面図、
(b)はそのマグネットスペーサを示す側面図である。 【図2】本発明の第2の実施の形態に係る永久磁石回転
電機の回転子を示す図で、(a)はその縦断面図、
(b)はそのマグネットスペーサを示す側面図である。 【図3】本発明の第3の実施の形態に係る永久磁石回転
電機の回転子を示す図で、(a)はその縦断面図、
(b)はそのマグネットスペーサを示す側面図である。 【図4】本発明の第4の実施の形態に係る永久磁石回転
電機の回転子を示す図で、(a)はその縦断面図、
(b)はそのマグネットスペーサを示す側面図である。 【図5】本発明の第5の実施の形態に係る永久磁石回転
電機の回転子を示す図で、(a)はその縦断面図、
(b)はそのマグネットスペーサを示す側面図である。 【図6】本発明の第6の実施の形態に係る永久磁石回転
電機の回転子を示す図で、(a)はその縦断面図、
(b)はそのマグネットスペーサを示す側面図である。 【図7】本発明の第7の実施の形態に係る永久磁石回転
電機の回転子を示す図で、(a)はその縦断面図、
(b)はそのマグネットスペーサを示す側面図である。 【図8】本発明の第8の実施の形態に係る永久磁石回転
電機の回転子を示す図で、(a)はその縦断面図、
(b)はそのマグネットスペーサを示す側面図である。 【図9】図8に示す回転子を一部切り欠いて示す斜視図
(a)及びその爪部を抽出して示す拡大図(b)であ
る。 【図10】従来技術に係る永久磁石回転電機の回転子を
示す図で、(a)はその縦断面図、(b)はその左側面
図である。 【符号の説明】 11、41、51、61、71、81 回転子鉄
心 12a、12b 永久磁石 13、23、33、43、53、63、73、83、8
4、85 マグネットスペーサ 41a、51a 溝 83a、83b、84a、84b、85a、85b
爪部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 円柱状の鉄芯の周方向に関する複数箇所
    で、この鉄芯の外周面に永久磁石を配置するとともに、
    各永久磁石を軸方向に複数に分割して構成した回転子を
    有する永久磁石回転電機において、 磁性体で形成したマグネットスペーサを、鉄芯の軸方向
    に関する中央部に、鉄芯の径方向に突出させてこの鉄芯
    の周方向に亘って設け、さらに軸方向で隣接する永久磁
    石を相対向させ、これらの永久磁石を前記マグネットス
    ペーサの両面にその磁力によりそれぞれ吸着させた回転
    子を有することを特徴とする永久磁石回転電機。 【請求項2】 〔請求項1〕に記載する永久磁石回転電
    機において、 マグネットスペーサは、環状部材で形成したことを特徴
    とする永久磁石回転電機。 【請求項3】 〔請求項1〕に記載する永久磁石回転電
    機において、 マグネットスペーサは、永久磁石の横断面形状と同形状
    の複数の扇形部材で形成したことを特徴とする永久磁石
    回転電機。 【請求項4】 〔請求項1〕に記載する永久磁石回転電
    機において、 マグネットスペーサは、針金状の部材で形成したことを
    特徴とする永久磁石回転電機。 【請求項5】 〔請求項1〕に記載する永久磁石回転電
    機において、 マグネットスペーサは、鉄芯の周方向に形成した溝に下
    端部を挿入することができるように形成するとともに、
    一箇所を切り欠いてC形に開くことができるように形成
    した環状部材であることを特徴とする永久磁石回転電
    機。 【請求項6】 〔請求項1〕に記載する永久磁石回転電
    機において、 マグネットスペーサは、鉄芯の周方向に形成した溝に挿
    入する下端部と、この下端部に上方で連続する永久磁石
    の横断面形状と同形状の吸着部とを有する複数の扇形部
    材で形成したことを特徴とする永久磁石回転電機。 【請求項7】 〔請求項1〕に記載する永久磁石回転電
    機において、 マグネットスペーサは、鉄芯を機械加工することにより
    鉄芯の軸方向に関する中央部に、鉄芯の径方向に突出さ
    せてこの鉄芯の周方向に亘って設けたことを特徴とする
    永久磁石回転電機。 【請求項8】 円柱状の鉄芯の周方向に関する複数箇所
    で、この鉄芯の外周面に永久磁石を配置するとともに、
    各永久磁石を軸方向に複数に分割して構成した回転子を
    有する永久磁石回転電機において、 鉄芯は鋼板を軸方向に積層して形成するとともに、この
    積層鋼板の一枚を、鉄芯の軸方向に関する中央部で、鉄
    芯の径方向に突出する突出部を有するマグネットスペー
    サとし、さらにこのマグネットスペーサの突出部の両面
    に、軸方向で隣接する永久磁石を相対向させてその磁力
    によりそれぞれ吸着させた回転子を有することを特徴と
    する永久磁石回転電機。 【請求項9】 円柱状の鉄芯の周方向に関する複数箇所
    で、この鉄芯の外周面に永久磁石を配置するとともに、
    各永久磁石を軸方向に複数に分割して構成した回転子を
    有する永久磁石回転電機において、 磁性体で形成した少なくとも3個のマグネットスペーサ
    を、鉄芯の軸方向に関する両端部とこの両端部の間と
    に、鉄芯の径方向に突出させてこの鉄芯の周方向に亘っ
    て設けるとともに、各マグネットスペーサの下端部に
    は、凸部である爪部を軸方向に突出させて設け、さらに
    軸方向で隣接するマグネットスペーサ間に永久磁石をそ
    の磁力によりそれぞれ吸着させた回転子を有することを
    特徴とする永久磁石回転電機。
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