JP7052680B2 - 電池ケース - Google Patents

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Description

本発明は、電池ケースに関する。
上ケース及び下ケースにアルミニウム板を用い、そのアルミニウム板に凹凸状の補強部を設けた電池ケースが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、単電池を押圧した状態で収容する収容ケースにおいて、単電池の電極の積層方向に沿って収容ケースの中央部分をその中央部分の外周部分と段違いに形成した収容ケースも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11-176400号公報 特開2016-035876号公報
ところで、ケース外側に突出した凸状の補強部を設けた電池ケースに対してケース側面から外力を一方向に加えると、電池ケースは外力に対する十分な反力を維持できずにケース中央部分から外側へ一方向に膨らんで変形し、破損するおそれがある。外力に対する高い反力を得る場合、例えば電池ケースの板厚を厚くすることなども想定されるが、この場合、電池ケースの重量が増加するという問題がある。
本発明では、電池ケースの板厚を変えずに反力を向上することを目的とする。
本発明に係る電池ケースは、電池を収容する電池ケースであって、底の中央部分が前記電池ケースの内側に凹んだ凹部を含む箱と、前記箱の内側で前記凹部を横切って延伸し、前記凹部の稜線と交差するリブと、を有し、前記稜線が前記凹部の中心に向けて突出した円弧状であることを特徴とする。
本発明によれば、電池ケースの板厚を変えずに反力を向上することができる。
図1は電池ケースの分解斜視図の一例である。 図2は電池ケースのA-A断面図の一例である。 図3は補強リブの配置関係を説明するための図である。 図4は第2ケース部材のB-B断面図の一部である。 図5(a)は座屈モードのモード次数m=3の場合の反力の一例を説明するための図である。図5(b)は座屈モードのモード次数m=1の場合の反力の一例を説明するための図である。 図6は比較例を説明するための図である。 図7は実施形態を説明するための図である。 図8は比較例と実施形態の関係の一例を説明するためのグラフである。
以下、本件を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は電池ケース100の分解斜視図の一例である。図2は電池ケース100のA-A断面図の一例である。図1に示すように、電池ケース100は、ラミネートシート容器5を内部に収容する。電池ケース100はそれぞれ箱としての第1ケース部材10と第2ケース部材20を備えている。第1ケース部材10と第2ケース部材20は基本的に同じ形状であるため上下関係を逆にしてもよい。第1ケース部材10と第2ケース部材20を組み合わせることにより電池ケース100が構成される。
まず、ラミネートシート容器5について説明する。ラミネートシート容器5はラミネートシート6を備えている。ラミネートシート6はアルミニウム箔やニッケル箔に例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムやPE(ポリエチレン)などをラミネートしたシートである。ラミネートシート6の内部には、例えば正極と負極をセパレータを介して積層して形成した発電要素が非水電解液と共に封入されている。すなわち、発電要素と非水電解液を収容したラミネートシート容器5はリチウムイオン二次電池といった非水電解質二次電池に相当する。ラミネートシート容器5の封止部からは、内部の発電要素の正極に接続された正極リード線7と負極に接続されたが負極リード線8がそれぞれ引き出されている。
次に、第1ケース部材10と第2ケース部材20について説明する。図1及び図2に示すように、第1ケース部材10における天板11の中央部分は天板11における中央部分以外である外周部分から電池ケース100のケース内側に向けて凹んでいる。これにより、第1の凹み部分(以下、第1凹部という)12が第1ケース部材10に形成され、第1凹部12の稜線12aが第1ケース部材10に出現する。同様に、第2ケース部材20における底板21の中央部分は底板21における中央部分以外である外周部分から電池ケース100のケース内側に向けて凹んでいる。これにより、第2の凹み部分(以下、第2凹部という)22が第2ケース部材20に形成され、第2凹部22の稜線22aが第2ケース部材20に出現する。尚、第1凹部12及び第2凹部22の具体的な凹みの量については後に第2凹部22を代表して詳しく説明する。
図1に示すように、第2ケース部材20におけるラミネートシート容器5の収容部分には複数本の補強リブ23が設けられている。補強リブ23の幅はいずれも数ミリメートル程度である。一方、補強リブ23の高さは、図2に示すように、第2ケース部材20の側壁24より低い。また、第2凹部22の存在により、補強リブ23の高さは底板21の外周部分と中央部分で異なっている。具体的には、底板21の外周部分に位置する補強リブ23の方が底板21の中央部分に位置する補強リブ23より高く(又は厚く)なっている。
尚、第1ケース部材10にも、いずれも幅が数ミリメートル程度である複数本の補強リブが設けられているが、図1では、天板11により隠れているため、補強リブが示されていない。図2に示すように、第1ケース部材10に設けられる補強リブ13の高さは第1ケース部材10の側壁14より低く、また、第1凹部12の存在により、補強リブ13の高さは天板11の外周部分と中央部分で異なっている。
図1及び図2に示すように、第1ケース部材10の側壁14の外側にはバンパー15が設けられている。また、側壁14と面が共通する第2ケース部材20の側壁24の外側にもバンパー25が設けられている。図2では、バンパー15の天面と天板11の天面が平坦になるようにバンパー15が設けられているが、バンパー15の天面と天板11の天面の間に段差があってもよい。同様に、バンパー25の底面と底板21の底面が平坦になるようにバンパー25が設けられているが、バンパー25の底面と底板21の底面の間に段差があってもよい。
バンパー15,25には、図2に示すように、電池ケース100の圧壊試験に利用する試験用押し子(以下、単に押し子という)30が当接する。押し子30の材料は金属であり、押し子30の形状は円柱である。圧壊試験ではバンパー15,25と逆側の側壁14,24が固定されている。図2に示すように、押し子30が矢印Pの方向に進行すると、押し子30は最初にバンパー15,25に当接する。その後、押し子30が進行を継続すると、電池ケース100が押圧され、電池ケース100に外力(即ち荷重)が加えられる。詳細は後述するが、電池ケース100は押し子30により外力が加えられると、第1凹部12、第2凹部22、補強リブ13,23に基づいて電池ケース100には外力に対する反力が発生する。この反力の大きさを計測し、その大きさが所定の基準を満たした場合に、電池ケース100の圧壊試験を通過することができる。
尚、図2では、バンパー15,25の高さを同じ一定の高さで示しているが、バンパー15の最上端及びバンパー25の最下端がもっとも早く押し子30に当接するように、バンパー15及びバンパー25の断面形状を台形などの形状にするようにしてもよい。
ここで、第1ケース部材10及び第2ケース部材20の作製工程を説明する。天板11及び底板21の作製工程と補強リブ13,23、側壁14,24及びバンパー15,25の作製工程は相違する。天板11については、まず、織物や一方向繊維で強化したCFRTP(カーボン繊維強化熱可塑性プラスチック)を加熱し、加熱したCFRTPを所定の金型に挿入して型締めを行う。これにより、加熱したCFRTPが第1凹部12を有する天板11にプレス成形される。底板21については天板11と同様である。その後、第1凹部12を有する天板11に対して、短繊維で強化したCFRTPを溶融後に射出成形する。これにより、天板11に補強リブ13、側壁14及びバンパー15を設けた第1ケース部材10が完成する。補強リブ23、側壁24及びバンパー25を底板21に設けた第2ケース部材20についても第1ケース部材10の場合と同様である。
次に、図3を参照して、第2ケース部材20をさらに詳しく説明する。尚、上述したように、第1ケース部材10と第2ケース部材20は基本的に同じ形状であるため、第1ケース部材10の詳細な説明については省略する。
図3は補強リブ23の配置関係を説明するための図である。図3では第2ケース部材20の平面図とその平面図の一部を部分的に拡大した部分拡大図が示されている。図3に示すように、第2ケース部材20には上述した補強リブ23としてX軸方向に延伸する複数本の補強リブ23aとY軸方向に延伸する複数本の補強リブ23bが設けられている。特に、複数本の補強リブ23aはいずれも押し子30による外力が集中する部分及びその付近から放射状に配置されている。また、補強リブ23aはバンパー25が設けられた側壁24からその側壁24と対向する側壁24にかけて延伸している。補強リブ23bも補強リブ23aと同様に放射状に配置され、延伸している。したがって、補強リブ23a,23bはいずれも第2凹部22を横切っている。
第2ケース部材20のX軸方向の寸法とY軸方向の寸法が同じ寸法である場合には、補強リブ23aの本数と補強リブ23bの本数は基本的に同数になる。尚、第2ケース部材20のX軸方向の寸法とY軸方向の寸法が異なる寸法としてもよく、この場合、補強リブ23aの本数と補強リブ23bの本数を異数としてもよい。本実施形態では、補強リブ23aの本数と補強リブ23bの本数はいずれも3本である。補強リブ23a及び補強リブ23bに基づく反力を考慮して補強リブ23aの本数と補強リブ23bの本数を増減してもよいが、電池ケース100の重量増加を回避することも考慮して、補強リブ23aの本数と補強リブ23bの本数は少なくとも3本であることが望ましい。
また、図3の部分拡大図に示すように、複数本の補強リブ23aはいずれも稜線22aと交差するように配置される。交差は直交であることが望ましいが、完全な直交でなくてもよく、概ね直交であればよい。部分拡大図で示されていない残りの部分についても同様である。したがって、補強リブ23bについても補強リブ23aと同様に配置されている。ここで、図3の平面図に示すように、第2凹部22の稜線22aが共通して含む対称的な4本の円弧状の曲線の中心はいずれも第2凹部22の中心に向けて窪んでいる。言い換えれば、4本の曲線が押し子30に対し円弧になるように稜線22aの4つの曲線の中心は第2凹部22の中心に向けて窪んでいる。このような稜線22aが出現するように第2凹部22は第2ケース部材20に形成される。
図3において、第2凹部22の中心を直線的に横切る1本の補強リブ23aは、対向してY軸方向に延伸する2本の曲線と交差する。第2凹部22の中心以外の部分を曲線的に横切る残り2本の補強リブ23aは対向してY軸方向に延伸する稜線22aの2本の曲線と交差する。特に、これら残り2本の補強リブ23aは、対向してY軸方向に延伸する稜線22aの2本の曲線の形状と逆方向に湾曲している。尚、補強リブ23bの交差については基本的に補強リブ23aの場合と同様であるため、説明を省略する。
このように、複数本の補強リブ23aと複数本の補強リブ23bが配置された第2ケース部材20の中心部に向かって押し子30が進行すると、図3に示すように、押し子30はバンパー25に当接する。そして、押し子30が進行を継続すると、押し子30からバンパー25に外力が加えられ、その外力はバンパー25と底板21との接合面付近に集中して底板21上又は底板21内を広がるように放射状に作用して伝搬する。
これに対し、外力が集中する部分及びその付近から放射状に配置された複数本の補強リブ23aには反力が発生して押し子30の進行に抵抗する。特に、第2凹部22により底板21には段差が形成されており、複数本の補強リブ23aはその段差を表す稜線22aに含まれる円弧状の曲線と交差するため、強固な反力が発生する。このように、本実施形態によれば、X軸方向に進行する押し子30の外力に対し、外力が集中する箇所から放射状に配置された複数本の補強リブ23aと第2凹部22の稜線22aの形状により、強力な反力を得ることができる。
次に、図4及び図5を参照して、第2凹部22の凹みの量について説明する。
図4は第2ケース部材20のB-B断面図の一部である。図5(a)は座屈モードのモード次数m=3の場合の反力の一例を説明するための図である。図5(b)は座屈モードのモード次数m=1の場合の反力の一例を説明するための図である。特に、図5(a)及び(b)では一端が固定され、他端が自由である場合の反力が示されている。
図4に示すように、第2ケース部材20の底板21はその外周部分から電池ケース100の内側に向けて凹んだ第2凹部22を有する。図4において、「L」は第2凹部22の凹み量を表し、「t」は底板21の板厚を表している。本実施形態では、座屈モードのモード次数m=3を実現するため、第2凹部22の凹み量は底板21の板厚より内側に入っている。すなわち、本実施形態ではL>tが成立する。仮に、第2凹部22が底板21の板厚より内側に入っていても、L=tの場合には、モード次数m=3を実現できない可能性があるため、本実施形態ではL=tは除外している。
ここで、上述したように、押し子30が第2ケース部材20に当接して押圧した場合、第2凹部22が電池ケース100の内側に向けて膨らむように変形する。特に、図2を参照して説明したように、押し子30がバンパー25に当接した状態でX軸の負方向に進行を継続した場合、外力はバンパー25と底板21との接合面付近に集中して底板21上又は底板21内を広がるように放射状に作用していく。このため、図5(a)に示すように、第2ケース部材20の底板21は高次(本実施形態では3次)の変形となる。すなわち、図4に示す第2凹部22が電池ケース100の内側に向けて膨らむように変形し、底板21における第2凹部22以外の外周部分が電池ケース100の外側に向けて膨らむように変形する。
仮に、第2ケース部材20の底板21がその外周部分からケース外側に向けて突出した凸部(不図示)を有する場合に、押し子30が第2ケース部材20に当接して押圧すると、その凸部はケース外側に向けて膨らむように変形する。この場合、押し子30が上述したように進行を継続すると、図5(b)に示すように、第2ケース部材20の底板21は低次(本実施形態では1次)の変形となる。すなわち、凸部も底板21における凸部以外の外周部分もケース外側に向けて膨らむように変形する。
ここで、以下の数式(1)に示すように、モード次数が高次になると反力が増加することが知られている。
P=(2m+1)×(πEI/4l)・・・(1)
Pは反力を表している。mは座屈モードのモード次数を表している。Eは縦弾性係数を表している。Iは断面二次モーメントを表しており、本実施形態では底板21の断面の二次モーメントに相当する。l(エル)は座屈長さを表しており、本実施形態では底板21の長さに相当する。このように、数式(1)によれば、モード次数が増加するほど反力が増加するため、底板21が上述した凸部を有する場合に比べて、第2凹部22を有する場合の方が反力は増加する。
このように、本実施形態によれば、底板21に設けた第2凹部22により座屈モードが高次になり外力に対する反力が増加する。また、図3を参照して説明したように、外力が集中する部分及びその付近を中心に放射状に配置された補強リブ23は、第2凹部22の稜線22aが含む円弧状の曲線に対して交差するため、第2凹部22に基づく反力がより一層増加する。尚、第2ケース部材20を代表して説明したが、第1ケース部材10についても第2ケース部材20と同様である。
続いて、図6乃至図8を参照して、比較例と対比した本実施形態を説明する。
図6は比較例を説明するための図である。図7は実施形態を説明するための図である。図8は比較例と実施形態の関係の一例を説明するためのグラフである。図6では、凸部52を有する第3ケース部材50及び凸部62を有する第4ケース部材60の断面図が示されている。第3ケース部材50の天板51の板厚は図7に示す第1ケース部材10の天板11の板厚と同等である。第4ケース部材60の底板61の板厚は図7に示す第2ケース部材20の底板21の板厚と同等である。
第3ケース部材50には複数本の補強リブ53が設けられている。補強リブ53は本実施形態に係る補強リブ13と重量は同等だが、第3ケース部材50に対する配置は相違する。すなわち、第3ケース部材50には図3を参照して説明した特定の配置関係と異なる配置関係で複数本の補強リブ53が設けられている。同様に、第4ケース部材60には複数本の補強リブ63が設けられている。補強リブ63は本実施形態に係る補強リブ23と重量は同等だが、第4ケース部材60に対する配置は相違する。すなわち、第4ケース部材60には図3を参照して説明した特定の配置関係と異なる配置関係で複数本の補強リブ63が設けられている。
ここで、図6に示すように、第3ケース部材50及び第4ケース部材60に対して押し子30が当接して進行すると、第3ケース部材50及び第4ケース部材60は変形する。特に、上述したように、第3ケース部材50及び第4ケース部材60はそれぞれ凸部52,62を有するため1次モードで変形する。すなわち、図6に示すように、第3ケース部材50及び第4ケース部材60はいずれもケース外側に向けて膨らむように変形する。
図7では、上述した第1凹部12を有する第1ケース部材10及び上述した第2凹部22を有する第2ケース部材20の断面図が示されている。第1ケース部材10には複数本の補強リブ13が設けられている。具体的には、第1ケース部材10には図3を参照して説明した特定の配置関係で複数本の補強リブ13が設けられている。同様に、第2ケース部材20には複数本の補強リブ23が設けられている。具体的には、第2ケース部材20には図3を参照して説明した特定の配置関係で複数本の補強リブ23が設けられている。
ここで、図7に示すように、第1ケース部材10及び第2ケース部材20に対して押し子30が当接して進行すると、第1ケース部材10及び第2ケース部材20は変形する。具体的には、上述したように、第1ケース部材10は第1凹部12を有するため、第1ケース部材10は3次モードで変形する。また、第2ケース部材20は第2凹部22を有するため、第2ケース部材20も3次モードで変形する。すなわち、図7に示すように、第1ケース部材10及び第2ケース部材20では第1凹部12及び第2凹部22がそれぞれ電池ケース100の内側に向けて膨らむように変形し、第1凹部12以外の外周部分及び第2凹部22以外の外周部分がそれぞれ電池ケース100の外側に向けて膨らむように変形する。
ここで、上述したように、補強リブ53の重量と補強リブ13の重量は同等である。同様に、補強リブ63の重量と補強リブ23の重量は同等である。したがって、第3ケース部材50における補強リブ53以外の重量と第1ケース部材10における補強リブ13以外の重量が同等であり、第4ケース部材60における補強リブ63以外の重量と第2ケース部材20における補強リブ23以外の重量が同等であれば、図8に示すように、比較例に係る電池ケースと本実施形態に係る電池ケース100の重量は同等になる。
しかしながら、本実施形態では、比較例と異なり、第1ケース部材10は電池ケース100の内側に凹む第1凹部12を有し、第2ケース部材20は電池ケース100の内側に凹む第2凹部22を有する。また、本実施形態では、比較例と異なり、第1ケース部材10には特定の配置関係で複数本の補強リブ13が設けられており、第2ケース部材20には特定の配置関係で複数本の補強リブ23が設けられている。このような構成により、比較例に係る電池ケースと本実施形態に係る電池ケース100の重量が同等であっても、本実施形態に係る電池ケース100の反力は比較例に係る電池ケースに比べて25%程度向上する。
以上、本実施形態に係る電池ケース100はラミネートシート容器5を収容する。そして、電池ケース100は底板21の中央部分が電池ケース100の内側に凹んだ第2凹部22を含む第2ケース部材20と、第2ケース部材20の内側で第2凹部22を横切って延伸し、第2凹部22の稜線22aと交差する補強リブ23と、を有し、稜線22aが第2凹部22の中心に向けて突出した円弧状であることを特徴とする。これにより、電池ケース100の板厚を変えずに反力を向上することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上述した実施形態では、電池ケース100の材料としてCFRTPを利用したが、材料は特に限定されず、例えばアルミニウムなどの金属であってもよい。
5 ラミネートシート容器
10 第1ケース部材
12 第1凹部
12a 稜線
13 補強リブ
20 第2ケース部材
22 第2凹部
22a 稜線
23 補強リブ
100 電池ケース

Claims (1)

  1. 電池を収容する電池ケースであって、
    底の中央部分が前記電池ケースの内側に凹んだ凹部を含む箱と、
    前記箱の内側で前記凹部を横切って延伸し、前記凹部の稜線と交差するリブと、を有し、
    前記稜線が前記凹部の中心に向けて突出した円弧状であることを特徴とする電池ケース。
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