JP7052670B2 - 地際推定方法、地際推定装置及びプログラム - Google Patents

地際推定方法、地際推定装置及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、点群等を用いて電柱等の柱状物体を三次元モデル化する際に地際(地面と柱状物体との境目)の位置を推定する地際推定方法、地際推定装置及びプログラムに関する。
MMS(例えば、非特許文献1を参照。)と呼ばれる計測車両により測定された点群データを用いて、電柱の3次元オブジェクト(電柱3Dモデル)を生成し、その形状、位置及び標高を取得する手段がある(例えば、特許文献1を参照。)。電柱3Dモデルは電柱の形状を保存したCADモデルであり、電柱の一定の高さにおける、電柱切断面の中心点、半径などの情報が取得可能である。電柱3Dモデルから、例えば、電柱の建柱位置を正確に把握するためには、電柱と地面との接続面(地際)の標高を取得することが必要となる。
特開2015-078849号公報
「三菱モービルマッピングシステム高精度GPS移動計測装置」、http://www.mitsubishielectric.co.jp/mms/、https://www.mitsubishielectric.co.jp/mms/pdf/mms.pdf(2018年9月25日検索)
しかしながら、電柱3Dモデル生成時に生け垣やガードレール等の遮蔽物により、電柱根元付近が遮蔽されることで電柱上に点群が生成されず、電柱3Dモデルの最下面が必ずしも地際と一致していないことがある。この場合、電柱3Dモデルが電柱の天面まで生成されていれば、電柱の規格上の長さと根入れ長を用いて地際の標高を容易に算出することができる。しかし、電柱3Dモデルは必ずしも電柱の天面まで生成されている訳ではなく、そのような場合には、地際の標高を取得することが困難という課題がある。
例えば、『地理院地図(国土地理院,http://maps.gsi.go.jp/)』のように、指定した座標における標高を提示するシステムがある。前述のMMS計測等により電柱の中心点の座標を事前に取得しておけば、このようなシステムを用いることにより遮蔽物で電柱の根元が遮蔽されていても地際の標高を取得することが可能である。
しかしながら、MMS計測等による電柱座標の取得に加え、別システムを使用することにより処理が複雑となり処理時間の短縮が困難、さらに、当該地図システムにおける標高精度は場所に依存するため高精度の測定が困難という課題があった。
そこで、本発明は、前記課題を解決するために、電柱の観測時に遮蔽物で電柱の根元が遮蔽されていても短時間かつ高精度に電柱の地際の標高を取得できる地際推定方法、地際推定装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る地際推定方法は、観測した電柱等の柱状物体の3次元モデルの柱状形状と規格によって定められた形状との水平方向の寸法が等しい位置の高さの差分を求め、この高さの差分から規格によって定められた根入れ長を減算することで柱状物体の地際の遮蔽部分の高さを求めることとした。
具体的には、本発明に係る地際推定方法は、
観測した、地面に一部が埋設されている水平方向の寸法が高さに対して一意に規定された形状の柱状物体の三次元モデルが入力される外部データ入力工程と、
前記柱状物体の規格形状が入力される内部データ入力工程と、
前記三次元モデルと前記柱状物体の規格形状との水平方向の寸法が等しい位置の高さの差分を取得し、前記高さの差分から前記柱状物体の地面に埋設されている規格上の長さを減算することで、前記柱状物体を観測したときに遮蔽されて観測されなかった遮蔽部分の長さを計算し、前記三次元モデルの高さと前記遮蔽部分の長さより前記柱状物体の地際標高を演算する計算工程と、
を行う。
また、本発明に係る地際推定装置は、
観測した、地面に一部が埋設されている水平方向の寸法が高さに対して一意に規定された形状の柱状物体の三次元モデルが入力される外部データ入力部と、
前記柱状物体の規格形状が入力される内部データ入力部と、
前記三次元モデルと前記柱状物体の規格形状との水平方向の寸法が等しい位置の高さの差分を取得し、前記高さの差分から前記柱状物体の地面に埋設されている規格上の長さを減算することで、前記柱状物体を観測したときに遮蔽されて観測されなかった遮蔽部分の長さを計算し、前記三次元モデルの高さと前記遮蔽部分の長さより前記柱状物体の地際標高を演算する計算部と、
を備える。
本発明は、観測した電柱の3次元モデルと記憶している規格上の円錐台形状とを比較して遮蔽部分の長さを取得する。従って、本発明は、電柱の観測時に遮蔽物で電柱の根元が遮蔽されていても短時間かつ高精度に電柱の地際の標高を取得できる地際推定方法及び地際推定装置を提供することができる。
さらに、本発明に係る地際推定方法は、
前記計算工程で演算した地際標高と、
前記柱状物体に最も近い既知の標高、前記柱状物体の所定の位置に取り付けられた付属物を検出し、検出した前記付属物の高さから推定した前記柱状物体の地際標高、及びその他の標高のうちの少なくとも1つの標高と、
を組み合わせて前記柱状物体の組み合わせ地際標高を演算する組み合わせ処理工程をさらに行うことが好ましい。
また、本発明に係る地際推定装置の前記計算部は、
演算した地際標高と、
前記柱状物体に最も近い既知の標高、前記柱状物体の所定の位置に取り付けられた付属物を検出し、検出した前記付属物の高さから推定した前記柱状物体の地際標高、及びその他の標高のうちの少なくとも1つの標高と、
を組み合わせて前記柱状物体の組み合わせ地際標高を演算することが好ましい。
他の手法で得られた情報も組み合わせることで地際の標高の推定精度が向上する。
本発明に係るプログラムは、前記地際推定装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。本発明に係る地際推定装置はコンピュータとプログラムによっても実現でき、プログラムを記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
本発明は、電柱の観測時に遮蔽物で電柱の根元が遮蔽されていても短時間かつ高精度に電柱の地際の標高を取得できる地際推定方法、地際推定装置及びプログラムを提供することができる。
本発明に係る地際推定方法を説明するフローチャートである。 本発明に係る地際推定装置を説明するブロック図である。 電柱、遮蔽部、及び各部分の呼び名を説明する図である。 本発明に係る地際推定方法を説明するフローチャートである。 本発明に係る地際推定方法を説明する解説図である。 本発明に係る地際推定方法を説明する解説図である。 本発明に係る地際推定方法を説明する解説図である。 本発明に係る地際推定方法を説明するフローチャートである。 本発明に係る地際推定方法を説明する解説図である。 本発明に係る地際推定方法を説明する解説図である。 本発明に係る地際推定方法を説明するフローチャートである。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
図1は、本実施形態の地際推定方法を説明するフローチャートである。地際推定方法は、遮蔽された地際の推定処理を少なくとも1つ行い(ステップS01)、これらの結果を組み合わせた処理、例えば平均化処理を行う(ステップS02)。ステップS01で行う地際推定処理の方法は複数存在する。その方法を以下に説明する。
(地際推定方法1)
図2は、本実施形態の地際推定装置301を説明するブロック図である。地際推定装置301は、
観測した、地面に一部が埋設されている水平方向の寸法が高さに対して一意に規定された形状の柱状物体の三次元モデルが入力される外部データ入力部11と、
前記柱状物体の規格形状が入力される内部データ入力部12と、
前記三次元モデルと前記柱状物体の規格形状との水平方向の寸法が等しい位置の高さの差分を取得し、前記高さの差分から前記柱状物体の地面に埋設されている規格上の長さを減算することで、前記柱状物体を観測したときに遮蔽されて観測されなかった遮蔽部分の長さを計算し、前記三次元モデルの高さと前記遮蔽部分の長さより前記柱状物体の地際標高を演算する計算部13と、
を備える。
柱状物体とは、例えば、観測対象が電柱であれば円錐台物体である。
また、地際推定装置301は、電柱などの円錐台物体の規格形状が記憶される設備データ10を備えていてもよい。
MMS100は、非特許文献1に記載されるような観測車両であり、路上を走行しながら屋外構造物の表面上の点の3次元(XYZ)座標を3次元点群データとして取得する。例えば、MMS100は周囲にレーザ照射を行い、照射したレーザ光の仰角や方向、当該レーザ光が反射して戻ってくるまでの時間から反射点の方向、距離、高さを取得し、GPSで取得した自身の位置に基づいて前記3次元(XYZ)座標を取得する。
そして、MMS100は、特許文献1に記載されるような方法で電柱などの3DモデルI-1を生成する。特許文献1には以下のような、電柱、ケーブル、クロージャ等の設備の実際の状態を正確に検出し、その設備の実際の状態を判断する設備状態検出方法が記載されている。特許文献1の方法は、まず、MMSで屋外構造物の表面上の点に対応する3次元点群データを得る。そして、記憶している設備管理データ(例えば、図2の設備データ10でもよい)から検査対象の電柱の位置(XY座標)を得て、その位置を中心とする所定の円柱空間を形成し、取得した3次元点群データの中から当該円柱空間に含まれるデータのみを選抜する。そして、選抜したデータのうち、任意の高さにおける平面投影点から円弧を探し出す。ここで、複数の平面投影点から各々円弧を検出できた場合、複数の平面投影点から検出した円弧から平面投影点毎の円とその中心点を算出し、記憶している設備管理データから電柱の仕様を得て、当該仕様と平面投影点毎に算出した円及び中心点とを比較して電柱(円錐台形)を検出し、当該電柱の3DモデルI-1を生成する。
設備データ10が記憶している設備管理データとは、電柱を設置した際のデータであり、例えば、電柱の名前をキーに電柱の位置(座標)および種別(柱長及び設計強度)などが記載されたOptosデータ(http://www.joem.or.jp/2017-3-2.pdf参照。)である。
ここで、MMS100が生成する3DモデルI-1には次のような課題がある。MMS100からは常に屋外構造物と地面との境界(地際)が見えるわけではない。ガードレール、駐車車両、盛り土、その他の遮蔽物がある場合、遮蔽物で遮蔽された地際を含む部分の3次元(XYZ)座標を得ることができない。このような場合、MMS100だけでは当該屋外構造物の地際標高を正しく取得できない。
そこで、地際推定装置301は、次のように屋外構造物の地際標高を推定する。
地際推定装置301は、
観測した、地面に一部が埋設されている水平方向の寸法が高さに対して一意に規定された形状の柱状物体の三次元モデルが入力される外部データ入力工程と、
前記柱状物体の規格形状が入力される内部データ入力工程と、
前記三次元モデルと前記柱状物体の規格形状との水平方向の寸法が等しい位置の高さの差分を取得し、前記高さの差分から前記柱状物体の地面に埋設されている規格上の長さを減算することで、前記柱状物体を観測したときに遮蔽されて観測されなかった遮蔽部分の長さを計算し、前記三次元モデルの高さと前記遮蔽部分の長さより前記柱状物体の地際標高を演算する計算工程と、
を行う。
まず、外部データ入力工程では、外部データ入力部11がMMS100から例えば遮蔽物で遮蔽された電柱の3DモデルI-1を受け取る。続いて、内部データ入力工程では、内部データ入力部12が設備データ10から当該電柱についての情報(例えば、当該電柱の規格形状)を受け取る。そして、計算工程では、計算部13が図3のように遮蔽物の高さoを計算する。
例えば、電柱は1/75のテーパを持っている。また標準的な工法として全長の1/6が地中に埋設されている。また柱種ごとに底面の直径、天面の直径も規格によって定められている。
例えば、底面の直径が20cm、柱長が9mであれば、地際における直径は、
0.2[m]-(9[m]×1/6×1/75)=0.18[m]
となり、遮蔽物がない場合には、電柱の3DモデルI-1の最下面の直径は18cmとなる。
一方、遮蔽物により地際が隠蔽された場合、電柱の3DモデルI-1の最下面の直径は、18cmより小さくなる。例えば、17.25cm等である。この場合、本来の底面の直径と3DモデルI-1の最下面の直径との差分から、3DモデルI-1の最下面の地面からの高さを推定することができる。
計算部13が行う当該推定方法を図4のフローチャートに示す。図4のフローチャートは、図1のステップS01の一例である。また、図6は、当該推定方法を説明するイメージである。
まず、計算部13は、観測した電柱の3DモデルI-1を読み込む(ステップS11)。計算部13は、当該3DモデルI-1を解析し、電柱の一定の高さ毎の、最下面から最上面までの直径の配列Aを取得する(ステップS12)。
続いて、計算部13は、観測した電柱の中心座標に基づき、設備データ10より、該当電柱の柱種を取得する(ステップS13)。さらに、計算部13は、設備データ10より、該当柱種の規格形状(柱長、元口径(底面直径)、末口径(天面直径)、及び根入れ長r)を取得する(ステップS14)。そして、計算部13は、該当柱種の柱長、元口径(底面直径)、及び末口径(天面直径)から、図5の単回帰直線αの傾きa1と切片b1を求める(ステップS15)。
一方、計算部13は、3DモデルI-1の最下面から最上面までの配列Aから、図5の単回帰直線βの傾きa2と切片b2を求める(ステップS16)。そして、計算部13は、電柱の3DモデルI-1の最下面及び最上面の高さ(標高)を取得し、所定の高さ、例えば、3DモデルI-1の最下面と最上面との間の中央の高さ(最下面と最上面との高さの差をtとして、最下面の高さにt/2を加えた高さ)の単回帰直線βの位置p1の直径X1を求める(ステップS17)。また、計算部13は、図6のように該当柱種の規格形状の底面と3DモデルI-1の最下面とを合わせ、図5のグラフのように単回帰直線αから直径X1となる位置p2を求める(ステップS18)。計算部13は、位置p1と位置p2の高さの差分hから根入れ長rを減算し、遮蔽部分の高さoを求める(ステップS19、図6参照)。
最後に、計算部13は、3DモデルI-1の最下面の高さ(標高)から遮蔽部分の高さoを減算し、地際標高を求める(ステップS20)。
(地際推定方法2)
図7は本地際推定方法を説明する図である。図2に示した通り、MMS100は路上を走行しながらGPS等で自車の位置と標高を含む車両位置情報I-2を取得することができる。地際推定装置301の外部データ入力部11は、MMS100からの車両位置情報I-2を受信する。また、地際推定装置301の外部データ入力部11は、MMS100から観測対象の電柱の3DモデルI-1も受信している。計算部13は、MMS100が電柱に最も近接したときに受信した車両位置情報I-2の標高を用いて当該電柱の地際標高を計算する。
図8は、本地際推定方法を説明するフローチャートである。まず、計算部13は、外部データ入力部11を介してMMS100より前述した3DモデルI-1を取得する(ステップS30)。計算部13は、外部データ入力部11を介してMMS100より車両位置情報I-2を取得する(ステップS31)。車両位置情報I-2には、車両走行軌跡(一定時間ごとの車両座標及び標高のデータ)のデータフレームCが含まれる。計算部13は、3DモデルI-1の最下面の中心座標とデータフレームCの座標項目の車両座標とから距離を計算し、座標距離項目として新規にデータフレームCへ格納する(ステップS32)。計算部13は、これらのデータフレームCの中から前記距離が最小のデータフレームC(イデックスD)を検出する(ステップS33)。計算部13は、データフレームCをイデックスDで検索し、そのレコードの標高Eを取得し、地際標高とする(ステップS34)。計算部13は、さらに3Dモデルの最下面の標高から標高Eを減算し、遮蔽部分の高さoを求めてもよい(ステップS35)。
なお、ステップS33及びS44において、距離が最小のレコードだけでなく、距離が2番目、3番目、・・・に小さいレコードも利用し、これらを平均して標高Eを算出し、地際標高としてもよい。
(地際推定方法3)
図9は本地際推定方法を説明する図である。本地際推定方法は、図10のように設置する高さが決められている電柱の添架物や付属物を利用して地際標高を推定する。図2に示した通り、MMS100は路上を走行しながらカメラ等で電柱画像I-3を取得することができる。地際推定装置301の外部データ入力部11は、MMS100からの電柱画像I-3を受信する。また、地際推定装置301の外部データ入力部11は、MMS100から観測対象の電柱の3DモデルI-1も受信している。計算部13は、3DモデルI-1と電柱画像I-3とを重畳し、添架物や付属物を利用して地際標高を計算する。
例えば、電柱に添架されているケーブルの高さは規定されている。3DモデルI-1の最下面からケーブルの高さまでの長さとケーブルの高さの規定値との差分を遮蔽部分の高さoとする。ケーブル以外にも、高さが規定されている付属物(銘板等)が本地際推定方法に利用できる。また、電柱付属物のみならず近接地物であって、高さが規格で定められている物(ガードレール等)であれば本地際推定方法に利用できる。
図11は、本地際推定方法を説明するフローチャートである。まず、計算部13は、外部データ入力部11を介してMMS100より電柱画像I-3と3DモデルI-1を取得する(ステップS40、S41)。計算部13は、設備データ10から内部データ入力部11を介してケーブル架渉位置、銘板、その他の規格高さを読み込む(ステップS42)。計算部13は、電柱画像I-3と3DモデルI-1との重畳を行う(ステップS43)。計算部13は、重畳画像より銘板等特定点の画像内の位置を特定する(ステップS44)。計算部13は、ステップS44で特定した特定点(架渉位置高さ、銘板高さ等)の標高を得る(ステップS45)。計算部13は、特定点の標高から規格高さを減算して地際標高を計算する(ステップS46)。
(組み合わせ処理)
計算部13は、図1のステップS02の組み合わせ処理を行ってもよい。組み合わせ処理では、前記計算工程で演算した地際標高(地際推定方法1で取得した標高)と、
前記柱状物体に最も近い既知の標高(地際推定方法2で取得した標高)、前記柱状物体の所定の位置に取り付けられた付属物を検出し、検出した前記付属物の高さから推定した前記柱状物体の地際標高(地際推定方法3で取得した標高)、及びその他の標高のうちの少なくとも1つの標高と、
を組み合わせて前記柱状物体の組み合わせ地際標高を演算する。
ここで「組み合わせ」とは、それぞれの地際推定方法で取得した標高の平均値、中央値その他の統計値を計算することを意味する。なお、組み合わせ処理では、前述した地際推定方法1~3以外で取得した標高も利用してよい。
計算部13は、組み合わせ処理を行った結果を出力部14に出力する。
[ステップS01]
地際推定方法1で推定された地際標高:15.949m(根入れ長2.66m、3Dモデルの最下面から地際までの距離0.51m)
地際推定方法2で推定された地際標高:16.030m(車両から電柱までの距離10.0m)
地際推定方法3で推定された地際標高:16.300m(銘板標高18.50m、規定された銘板高さ2.2m)
[ステップS02]
ステップS01で得られた地際標高の平均を計算する。
地際標高平均値:16.094m
10:設備データ
11:外部データ入力部
12:内部データ入力部
13:計算部
14:出力部
100:MMS
301:地際推定装置

Claims (5)

  1. 観測した、地面に一部が埋設されている水平方向の寸法が高さに対して一意に規定された形状の柱状物体の三次元モデルが入力される外部データ入力工程と、
    前記柱状物体の規格形状が入力される内部データ入力工程と、
    前記三次元モデルと前記柱状物体の規格形状との水平方向の寸法が等しい位置の高さの差分を取得し、前記高さの差分から前記柱状物体の地面に埋設されている規格上の長さを減算することで、前記柱状物体を観測したときに遮蔽されて観測されなかった遮蔽部分の長さを計算し、前記三次元モデルの高さと前記遮蔽部分の長さより前記柱状物体の地際標高を演算する計算工程と、
    を行う地際推定方法。
  2. 前記計算工程で演算した地際標高と、
    前記柱状物体に最も近い既知の標高、前記柱状物体の所定の位置に取り付けられた付属物を検出し、検出した前記付属物の高さから推定した前記柱状物体の地際標高、及びその他の標高のうちの少なくとも1つの標高と、
    を組み合わせて前記柱状物体の組み合わせ地際標高を演算する組み合わせ処理工程をさらに行うことを特徴とする請求項1に記載の地際推定方法。
  3. 観測した、地面に一部が埋設されている水平方向の寸法が高さに対して一意に規定された形状の柱状物体の三次元モデルが入力される外部データ入力部と、
    前記柱状物体の規格形状が入力される内部データ入力部と、
    前記三次元モデルと前記柱状物体の規格形状との水平方向の寸法が等しい位置の高さの差分を取得し、前記高さの差分から前記柱状物体の地面に埋設されている規格上の長さを減算することで、前記柱状物体を観測したときに遮蔽されて観測されなかった遮蔽部分の長さを計算し、前記三次元モデルの高さと前記遮蔽部分の長さより前記柱状物体の地際標高を演算する計算部と、
    を備える地際推定装置。
  4. 前記計算部は、
    演算した地際標高と、
    前記柱状物体に最も近い既知の標高、前記柱状物体の所定の位置に取り付けられた付属物を検出し、検出した前記付属物の高さから推定した前記柱状物体の地際標高、及びその他の標高のうちの少なくとも1つの標高と、
    を組み合わせて前記柱状物体の組み合わせ地際標高を演算することを特徴とする請求項3に記載の地際推定装置。
  5. 請求項3又は4に記載の地際推定装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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