JP7052542B2 - エンジンの停止制御装置 - Google Patents

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本発明は、エンジンを停止させる際の回転速度を制御する停止制御装置に関する。
従来、エンジンが停止される際に、エンジンの回転速度が閾値よりも低下したことを検知すると、ジェネレータのステータコイルをエンジンが停止状態になるまで短絡させる装置がある(特許文献1参照)。特許文献1に記載の装置は、より短時間でエンジンを停止させることで、エンジンの回転速度が共振域を速く越えるようにしている。
特開2012-202407号公報
ところで、特許文献1に記載の装置は、エンジンの回転速度が共振域を越えて低下する際に、エンジンのピストンの状態を考慮していない。このため、共振域においてピストンが上死点を通過し、エンジンの回転速度が共振域に留まる時間が長くなり、振動が増大するおそれがある。
本発明は、こうした課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、エンジンの回転速度が共振域に留まる時間をさらに短くすることのできるエンジンの停止制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するための第1の手段は、
上死点と下死点との間を往復するピストンを有するエンジン(10)に、負荷トルクを作用させることが可能な回転電機(21)と、前記エンジンを停止させる際に前記回転電機により作用させる前記負荷トルクを制御する制御部(40、27)と、を備えるエンジンの停止制御装置であって、
前記制御部は、
前記エンジンが共振する回転速度域である共振域よりも高い第1回転速度域内に、前記エンジンの回転速度が前記共振域の上限回転速度よりも低下する直前の前記上死点である第1上死点における前記エンジンの第1目標回転速度を設定する第1設定部と、
前記共振域よりも低い第2回転速度域内に、前記第1上死点の次の前記上死点である第2上死点における前記エンジンの第2目標回転速度を設定する第2設定部と、
前記上死点における前記エンジンの回転速度を、前記第1設定部により設定された前記第1目標回転速度に制御した後に、前記第2設定部により設定された前記第2目標回転速度に制御するように、前記回転電機により前記負荷トルクを作用させる作用部と、
を備え、
前記第1回転速度域は、前記共振域よりも高く、且つ前記第1上死点から前記回転電機により最大負荷トルクを作用させた場合に、前記第2上死点における前記エンジンの回転速度を前記第2目標回転速度に制御可能な回転速度域であり、
前記第2回転速度域は、前記共振域よりも低く、且つ前記第2上死点における前記エンジンの回転速度が前記第2目標回転速度になった後に、前記エンジンの回転速度が前記共振域の下限回転速度よりも低くなる回転速度域である。
上記構成によれば、エンジンにおいて、上死点と下死点との間をピストンが往復する。制御部によって、エンジンを停止させる際に回転電機によりエンジンに作用させる負荷トルクが制御される。ここで、エンジンが共振する回転速度域である共振域を越えてエンジンの回転速度が低下する際に、共振域においてピストンが上死点を通過するおそれがある。その場合、エンジンの回転速度が共振域に留まる時間が長くなり、エンジンの振動が増大するおそれがある。
この点、第1設定部により、共振域よりも高い第1回転速度域内に、エンジンの回転速度が共振域の上限回転速度よりも低下する直前の上死点である第1上死点におけるエンジンの第1目標回転速度が設定される。また、第2設定部により、共振域よりも低い第2回転速度域内に、第1上死点の次の上死点である第2上死点におけるエンジンの第2目標回転速度が設定される。そして、作用部は、上死点におけるエンジンの回転速度を、第1目標回転速度に制御した後に、第2目標回転速度に制御するように、回転電機により負荷トルクを作用させる。
このため、第1上死点において、エンジンの回転速度が共振域よりも高い第1回転速度域内に設定された第1目標回転速度に制御される。ここで、第1回転速度域は、共振域よりも高く、且つ第1上死点から回転電機により最大負荷トルクを作用させた場合に、第2上死点におけるエンジンの回転速度を第2目標回転速度に制御可能な回転速度域である。このため、最大でも第1上死点から回転電機により最大負荷トルクを作用させれば、第1上死点の次の上死点である第2上死点において、エンジンの回転速度を共振域よりも低い第2回転速度域内に設定された第2目標回転速度に制御することができる。したがって、共振域においてピストンが上死点を通過することを抑制することができる。
ただし、一般にエンジンの回転速度は、ピストンが上死点を通過した後に上昇する。このため、第2上死点におけるエンジンの回転速度を第2目標回転速度に制御したとしても、その後にエンジンの回転速度が上昇して共振域に入るおそれがある。その場合、エンジンの振動が増大するおそれがある。
この点、第2回転速度域は、共振域よりも低く、且つ第2上死点におけるエンジンの回転速度が第2目標回転速度になった後に、エンジンの回転速度が共振域の下限回転速度よりも低くなる回転速度域である。したがって、第2上死点におけるエンジンの回転速度を第2目標回転速度に制御した後に、エンジンの回転速度が上昇して共振域に入ることを抑制することができる。よって、上記エンジンの停止制御装置は、エンジンの回転速度が共振域に留まる時間を短くすることができ、エンジンの振動を抑制することができる。
第2の手段では、前記第2設定部は、前記第2目標回転速度を0以下に設定する。
上記構成によれば、第2上死点におけるエンジンの第2目標回転速度が0以下に設定されるため、第2上死点までにエンジンを停止させることができる。このため、上死点までのピストンの減速による振動、及び上死点からのピストンの加速による振動の発生回数を減らすことができ、エンジンの振動をさらに抑制することができる。
第3の手段では、前記第1設定部は、前記第1目標回転速度を前記第1回転速度域の中央値に設定する。
上記構成によれば、第1上死点におけるエンジンの第1目標回転速度が、第1回転速度域の中央値に設定される。このため、第1上死点におけるエンジンの回転速度が第1目標回転速度からずれたとしても、第1上死点におけるエンジンの回転速度が第1回転速度域から外れることを抑制することができる。したがって、第1上死点におけるエンジンの回転速度が、共振域に入ることを抑制することができる。
第4の手段では、前記第2設定部は、前記第2目標回転速度を前記第2回転速度域の上限回転速度よりも低い値に設定する。
上記構成によれば、第2上死点におけるエンジンの第2目標回転速度が、第2回転速度域の上限回転速度よりも低い値に設定される。このため、第2上死点におけるエンジンの回転速度が第2目標回転速度からずれたとしても、第2上死点におけるエンジンの回転速度が第2回転速度域から外れることを抑制することができる。したがって、第2上死点の後に、エンジンの回転速度が上昇して共振域に入ることをさらに抑制することができる。
第5の手段では、前記回転電機の前記負荷トルク以外に前記エンジンに作用する負荷トルクが大きいほど、前記第1回転速度域の上限回転速度を高く設定する第3設定部を備える。
エンジンの暖機状態や、補機の負荷、変速機の負荷等により、回転電機の負荷トルク以外にエンジンに作用する負荷トルクの大きさが変化する。そして、回転電機の負荷トルク以外にエンジンに作用する負荷トルクの大きさが変化すると、エンジンの回転速度の低下速度が変化する。その結果、回転電機によりエンジンに負荷トルクを作用させて、エンジンの回転速度を第1目標回転速度や第2目標回転速度に制御する際の制御性が低下するおそれがある。
この点、上記構成によれば、第3設定部により、回転電機の負荷トルク以外にエンジンに作用する負荷トルクが大きいほど、第1回転速度域の上限回転速度が高く設定される。このため、第1上死点におけるエンジンの回転速度や、第2上死点におけるエンジンの回転速度が、共振域に入ることを抑制することができる。
第6の手段では、前記回転電機の前記負荷トルク以外に前記エンジンに作用する負荷トルクが大きいほど、前記第2回転速度域の上限回転速度を高く設定する第4設定部を備える。
例えば、第2回転速度域の上限回転速度が必要以上に低く設定されると、第1目標回転速度を低く設定する必要がある。その場合、第1上死点におけるエンジンの回転速度が共振域に入るおそれがある。また、第2回転速度域の上限回転速度が過剰に高く設定されると、第2上死点におけるエンジンの回転速度が共振域に入ったり、第2上死点の後にエンジンの回転速度が上昇して共振域に入ったりするおそれがある。
この点、上記構成によれば、第4設定部により、回転電機の負荷トルク以外にエンジンに作用する負荷トルクが大きいほど、第2回転速度域の上限回転速度が高く設定される。このため、エンジンの回転速度の低下速度に応じて、第2回転速度域の上限回転速度を適切に設定することができる。したがって、エンジンの回転速度が共振域に留まる時間をさらに短くすることができる。
第7の手段では、前記作用部は、前記エンジンの現在の回転速度が前記第1目標回転速度よりも高い場合に、前記エンジンの現在の回転エネルギと前記第1目標回転速度での回転エネルギとの差分に基づいて、前記回転電機により作用させる前記負荷トルクを変更し、前記エンジンの現在の回転速度が前記第1目標回転速度よりも低く前記第2目標回転速度よりも高い場合に、前記エンジンの現在の回転エネルギと前記第2目標回転速度での回転エネルギとの差分に基づいて、前記回転電機により作用させる前記負荷トルクを変更する。
上記構成によれば、エンジンの現在の回転エネルギと第1目標回転速度での回転エネルギとの差分、及びエンジンの現在の回転エネルギと第2目標回転速度での回転エネルギとの差分に基づいて、それぞれ回転電機により作用させる負荷トルクが変更される。このため、第1上死点におけるエンジンの回転速度を第1目標回転速度に制御する際に作用させる負荷トルク、及び第2上死点におけるエンジンの回転速度を第2目標回転速度に制御する際に作用させる負荷トルクを、それぞれ精度よく算出することができる。
第8の手段では、前記作用部は、前記第1上死点における前記エンジンの回転速度を前記第1目標回転速度に制御する際に、前記上死点における前記エンジンの回転速度が前記共振域に入った場合に、前記回転電機により前記最大負荷トルクを作用させる。このため、共振域においてピストンが上死点を通過することを回避できなかった場合は、エンジンの回転速度を速やかに低下させることができる。しだかって、共振域においてピストンが上死点を通過することを回避できなかった場合であっても、振動の増大を最小限にすることができる。
エンジンシステムを示す模式図。 エンジンECU及び回転電機ユニットを示す回路図。 回転電機回転速度と発電作動及び制動作動の最大負荷トルクとの関係を示す特性図。 上死点におけるエンジン回転速度及び共振域を示す図。 上死点におけるエンジン回転速度、共振域、第1回転速度域、及び第2回転速度域を示す図。 エンジン停止制御の手順を示すフローチャート。 上死点におけるエンジン回転速度、共振域、第1目標回転速度、及び第2目標回転速度を示す図。 エネルギの差分と負荷トルクとの関係を示すグラフ。 上死点におけるエンジン回転速度が共振域に入った場合の制御を示すチャート。 第2目標回転速度の変更例を示す図。 第1回転速度域及び第2回転速度域の変更例を示す図。
以下、車両に搭載されるエンジンシステムに具体化した一実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、エンジンシステム100は、エンジン10、回転電機ユニット20、エンジンECU40(Electronic Control Unit)等を備えている。エンジン10は、ガソリンや軽油等の燃料の燃焼により駆動される多気筒内燃機関であり、周知のとおりピストン、燃料噴射弁50、点火装置等を備えている。
エンジン10の駆動軸(図示略)には、プーリ及びベルト等を含んで構成される伝動部16を介して、回転電機ユニット20がトルクを伝達可能に接続されている。回転電機ユニット20は、エンジン10へ駆動力を供給する際に電動機として作動したり、エンジン10の駆動力を電力に変換する際に発電機として作動したりする。
回転電機ユニット20の構成を、図2を参照して説明する。本実施形態において、回転電機ユニット20は、モータ機能付発電機、例えばISG(Integrated Starter Generator)を想定している。回転電機ユニット20は、回転電機21、駆動回路25、回転電機ECU27等を備えている。回転電機21は、駆動回路25を介して、バッテリ30に接続されている。
回転電機21は、詳しくは三相交流の電動発電機であり、三相の電機子巻線22a~22cを含む固定子22と、界磁巻線23aを含む回転子23とを備えている。回転電機21は調節部24を備えており、調節部24は回転電機ECU27の指令に基づいて、界磁巻線23aに流す励磁電流の大きさを調節する。
駆動回路25は、スイッチング素子であるMOSFETを複数備えるインバータ回路である。具体的には、駆動回路25は、MOSFET25a~25fを備えている。MOSFET25a,25bの接続点には、固定子22のU相の電機子巻線22aの第1端が接続されている。MOSFET25c,25dの接続点には、固定子22のV相の電機子巻線22bの第1端が接続されている。MOSFET25e,25fの接続点には、固定子22のW相の電機子巻線22cの第1端が接続されている。電機子巻線22a,22b,22cのそれぞれの第2端は、互いに中性点で接続されている。駆動回路25はスイッチ制御部26を備えており、スイッチ制御部26は回転電機ECU27の指令に基づいて、各MOSFET25a~25fの開閉動作を制御する。
回転電機ECU27は、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェース等を含むマイコンとして構成されている。回転電機ECU27は、界磁巻線23aに流す励磁電流を調節部24により調節させる。また、回転電機ECU27は、駆動回路25を構成するMOSFET25a~25fの開閉動作をスイッチ制御部26により制御させる。
図1に戻り、エンジンECU40は、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェース等を含むマイコンとして構成されている。エンジンECU40は、エンジンシステム100全体を統括して制御する。なお、回転電機21、エンジンECU40、及び回転電機ECU27により、エンジンの停止制御装置が構成されている。エンジンECU40及び回転電機ECU27により、制御部が構成されている。
エンジンECU40は、回転電機ユニット20が備える上記回転電機ECU27と電気的に接続されており、回転電機ECU27を介して回転電機21及び駆動回路25を制御する。これにより、エンジンECU40は、回転電機ユニット20を力行作動、発電作動、及び制動作動させる。力行作動においては、界磁巻線23aに流す励磁電流の大きさ、及び電機子巻線22a~22cに流す電流が制御される。発電作動においては、界磁巻線23aに流す励磁電流の大きさが制御され、駆動回路25により発電電流が整流される。制動作動においては、界磁巻線23aに流す励磁電流の大きさが制御され、例えばMOSFET25b,25d,25fを閉じることで、駆動回路25により電機子巻線22a~22cが短絡される。
車両は、アクセルセンサ42、ブレーキセンサ44、クランク角センサ45等を備えている。アクセルセンサ42は、アクセル操作部材としてのアクセルペダル41の操作量を検出する。ブレーキセンサ44は、ブレーキ操作部材としてのブレーキペダル43の操作量を検出する。クランク角センサ45は、エンジン10の駆動軸としてのクランクシャフトの回転角度(クランク角)を検出する。これらのセンサからの検出信号はエンジンECU40に逐次入力される。エンジンECU40は、クランク角センサ45により検出されたクランク角に基づいて、エンジン10の回転速度(以下、「エンジン回転速度」という)を算出する。
エンジンECU40は、各センサの検出信号に基づいて、燃料噴射弁50による燃料噴射制御及び点火装置による点火制御等を実行する。
エンジンECU40は、車両走行中において所定の自動停止条件が成立した場合に、エンジン10を自動停止させる。そして、エンジン10が自動停止させられ、且つ所定の再始動条件が成立した場合に、エンジン10を自動再始動させる。なお、自動停止条件としては、例えば車速が所定車速未満であること、アクセルセンサ42により検出されたアクセル操作量が0であること、ブレーキセンサ44により検出されたブレーキ操作量が所定操作量よりも多いことの少なくとも1つを含む。また、自動再始動条件としては、例えばアクセルセンサ42により検出されたアクセル操作量が所定操作量よりも多いこと、ブレーキセンサ44により検出されたブレーキ操作量が0であることの少なくとも1つを含む。また、エンジンECU40は、所定の燃料カット条件が成立した場合に、燃料噴射弁50による燃料噴射を停止させる。燃料カット条件としては、例えばアクセルセンサ42により検出されたアクセル操作量が0であること、エンジン回転速度が所定回転速度よりも高いこと等を含む。
エンジン10は、エンジン10が共振する回転速度域である共振域を有している。共振域は、エンジン10の特性により決まっており、実験等に基づいて予め取得されている。例えば、3気筒エンジンの共振域は400~600rpmであり、4気筒エンジンの共振域は300~450rpmであり、6気筒エンジンの共振域は200~300rpmである。そして、エンジン10を自動停止させる際に共振域にエンジン回転速度が入ると、エンジン10の振動が大きくなる。
これに対して、エンジンECU40は、エンジン10を自動停止させる際に、回転電機21(回転電機ユニット20)によりエンジン10に負荷トルクを作用させて、エンジン回転速度が共振域を速く越えるようにしている。その場合に、回転電機21を発電作動させた時と、回転電機21を制動作動させた時とで、回転電機21の回転速度に対する最大負荷トルクの大きさは図3のように変化する。エンジンECU40は、回転電機21の回転速度が高い領域において発電作動させ、回転電機21の回転速度が低い領域において制動作動させる。そして、エンジンECU40は、回転電機ECU27を介して界磁巻線23aに流す励磁電流、及び駆動回路25の駆動状態等を制御することで、負荷トルクの大きさを制御する。なお、図3の特性を、バッテリ30の電圧や温度に応じて取得してもよい。
ここで、図4に示すように、共振域においてピストンが上死点(TDC(N))を通過すると、エンジン回転速度(NE)が共振域に留まる時間が長くなり、エンジン10の振動が増大するおそれがある。
この点、本実施形態では、図5に示すように、エンジンECU40は、上死点におけるエンジン回転速度を、第1回転速度域内に設定された第1目標回転速度NE1に制御した後に、第2回転速度域内に設定された第2目標回転速度NE2に制御するように、回転電機21により負荷トルクを作用させる。なお、エンジン回転速度が共振域の上限回転速度NUよりも低下する直前の上死点(第1上死点)を、TDC(Nー1)とする。TDC(Nー1)の次の上死点(第2上死点)をTDC(N)とする。エンジン10は、多気筒内燃機関であるため、TDC(Nー1)となるピストンと、TDC(N)となるピストンとは異なる。
第1回転速度域は、共振域よりも高く、且つTDC(Nー1)から回転電機21により最大負荷トルクを作用させた場合に、TDC(N)におけるエンジン回転速度を第2目標回転速度NE2に制御可能な回転速度域である。本実施形態では、第1回転速度域は、予め実験等により取得した固定の領域に設定されている。
第2回転速度域は、共振域よりも低く、且つTDC(N)におけるエンジン回転速度が第2目標回転速度NE2になった後に、エンジン回転速度が共振域の下限回転速度NLよりも低くなる回転速度域である。エンジン回転速度は、ピストンがTDC(N)を通過した後に上昇する。このため、TDC(N)におけるエンジン回転速度を第2目標回転速度NE2に制御したとしても、その後にエンジン回転速度が上昇して共振域に入るおそれがある。本実施形態では、第2目標回転速度NE2からエンジン回転速度が上昇したとしても、エンジン回転速度が共振域の下限回転速度NLよりも低くなるように第2回転速度域が設定されている。第2回転速度域は、予め実験等により取得した固定の領域に設定されている。
図6は、エンジン停止制御の手順を示すフローチャートである。この一連の処理は、エンジンECU40により実行される。
まず、エンジン10の停止要求が成立したか否か判定する(S10)。具体的には、上記自動停止条件が成立したか否か判定する。この判定において、エンジン10の停止要求が成立していないと判定した場合(S10:NO)、S10の処理を再度実行する。一方、エンジン10の停止要求が成立したと判定した場合(S10:YES)、燃料噴射弁50による燃料噴射を停止させる(S11)。
続いて、エンジン10が完全に停止したか否か判定する(S12)。具体的には、クランク角センサ45により検出されたクランク角に基づき算出したエンジン回転速度が、0になったか否か判定する。この判定において、エンジン10が完全に停止していないと判定した場合(S12:NO)、エンジン10のピストン位置が上死点であるか否か判定する(S13)。具体的には、クランク角センサ45により検出されたクランク角に基づいて、いずれかの気筒のピストンが上死点であるか否か判定する。
S13の判定において、エンジン10のピストン位置が上死点でないと判定した場合(S13:NO)、S13の判定を再度実行する。一方、エンジン10のピストン位置が上死点であると判定した場合(S13:YES)、クランク角センサ45により検出されたクランク角に基づいて、現在のエンジン回転速度を算出する(S14)。現在のエンジン回転速度は、なまされたエンジン回転速度ではなく、エンジン回転速度の瞬時値である。
続いて、現在のエンジン回転速度が上記第1回転速度域内であるか否か判定する(S15)。この判定において、現在のエンジン回転速度が上記第1回転速度域内でないと判定した場合(S15:NO)、現在のエンジン回転速度が第1回転速度域よりも高いか否か判定する(S16)。
S16の判定において、現在のエンジン回転速度が第1回転速度域よりも高いと判定した場合(S16:YES)、第1回転速度域内に上記TDC(Nー1)における上記第1目標回転速度NE1を設定する(S17)。詳しくは、図7に示すように、第1目標回転速度NE1を第1回転速度域の中央値に設定する。
続いて、エンジン10の現在の回転エネルギと第1目標回転速度NE1での回転エネルギとの差分ΔEを算出する(S18)。具体的には、以下の式により、差分ΔEを算出する。
ΔE=J×(NE^2-NE1^2)/2
Jはエンジン10の慣性モーメント、NEは現在のエンジン回転速度、NE1は第1目標回転速度である。なお、A^2はAの二乗を表す。
続いて、差分ΔEに基づいて負荷トルクTr1を算出する(S19)。具体的には、TDC(Nー1)から上記TDC(N)までに、エンジン10の回転エネルギを差分ΔEだけ減少させるために必要な負荷トルクTr1を算出する。例えば、図8に示すグラフを参照して、差分ΔEに基づいて負荷トルクTr1を算出する。なお、図8に示すグラフは、予め実験等に基づいて取得しておくことができ、エンジン10の冷却水温等に応じて取得してもよい。
続いて、回転電機ECU27を介して回転電機21により、負荷トルクTr1を作用させる(S20)。詳しくは、図3の特性図を参照して、現在の回転電機回転速度及び負荷トルクTr1に基づいて、回転電機21の発電作動又は制動作動を選択して負荷トルクTr1を作用させる。すなわち、回転電機21の回転速度が所定回転速度よりも高い場合に発電作動させ、回転電機21の回転速度が所定回転速度よりも低い場合に制動作動させる。そして、界磁巻線23aに流す励磁電流、及び駆動回路25の駆動状態等を制御することで、負荷トルクの大きさを負荷トルクTr1に制御する。
一方、S16の判定において、現在のエンジン回転速度が第1回転速度域よりも高くないと判定した場合(S16:NO)、回転電機ECU27を介して回転電機21により、最大負荷トルクを作用させる(S21)。詳しくは、図3の特性図を参照して、現在の回転電機回転速度に基づいて、より大きな負荷トルクを作用させることのできる作動態様を、回転電機21の発電作動及び制動作動から選択して最大負荷トルクを作用させる。
S20の処理又はS21の処理の後、S12の処理から再度実行する。そして、S12~S15の処理が実行され、S15の判定において、現在のエンジン回転速度が上記第1回転速度域内であると判定した場合(S15:YES)、上記第2回転速度域内に上記TDC(N)における上記第2目標回転速度NE2を設定する(S22)。詳しくは、図7に示すように、第2目標回転速度NE2を、第2回転速度域の上限回転速度NU2よりも低く設定する。
続いて、エンジン10の現在の回転エネルギと第2目標回転速度NE2での回転エネルギとの差分ΔEを算出する(S23)。差分ΔEに基づいて負荷トルクTr2を算出する(S24)。回転電機ECU27を介して回転電機21により、負荷トルクTr2を作用させる(S25)。S23~S25の処理は、第1目標回転速度NE1を第2目標回転速度NE2に代え、負荷トルクTr1を負荷トルクTr2に代えた点を除いて、S18からS20の処理と同一である。すなわち、エンジン10の現在の回転速度が第1目標回転速度NE1よりも低く第2目標回転速度NE2よりも高い場合に、エンジン10の現在の回転エネルギと第2目標回転速度NE2での回転エネルギとの差分ΔEに基づいて、回転電機21により作用させる負荷トルクの大きさを負荷トルクTr2に制御する。S25の処理の後、S12の処理から再度実行する。
S12の判定において、エンジン10が完全に停止したと判定した場合(S12:YES)、回転電機ECU27を介して回転電機21により、負荷トルクを作用させることを停止する(S26)。その後、この一連の処理を終了する(END)。
なお、S17の処理が第1設定部としての処理に相当し、S16~S21の処理が作用部としての処理に相当し、S22の処理が第2設定部としての処理に相当し、S15,S22~S25の処理が作用部としての処理に相当する。
図9に破線で示すように、TDC(N-1)におけるエンジン10の回転速度を第1目標回転速度NE1に制御する際に、実線で示すように上死点におけるエンジン10の回転速度が共振域に入った場合に、S21の処理が実行される。また、エンジン回転速度を第2目標回転速度NE2に制御した後、エンジン10が完全に停止するまでにピストン位置がTDC(N)の次のTDC(N+1)になった場合も、S21の処理が実行される。
以上詳述した本実施形態は、以下の利点を有する。
・TDC(N-1)において、エンジン回転速度が共振域よりも高い第1回転速度域内に設定された第1目標回転速度NE1に制御される。ここで、第1回転速度域は、共振域よりも高く、且つTDC(N-1)から回転電機21により最大負荷トルクを作用させた場合に、TDC(N)におけるエンジン回転速度を第2目標回転速度NE2に制御可能な回転速度域である。このため、最大でもTDC(N-1)から回転電機21により最大負荷トルクを作用させれば、TDC(N-1)の次の上死点であるTDC(N)において、エンジン回転速度を共振域よりも低い第2回転速度域内に設定された第2目標回転速度NE2に制御することができる。したがって、共振域においてピストンが上死点を通過することを抑制することができる。
・第2回転速度域は、共振域よりも低く、且つTDC(N)におけるエンジン回転速度が第2目標回転速度NE2になった後に、エンジン回転速度が共振域の下限回転速度NLよりも低くなる回転速度域である。したがって、TDC(N)におけるエンジン回転速度を第2目標回転速度NE2に制御した後に、エンジン回転速度が上昇して共振域に入ることを抑制することができる。よって、エンジンシステム100は、エンジン回転速度が共振域に留まる時間を短くすることができ、エンジン10の振動を抑制することができる。
・TDC(N-1)におけるエンジン10の第1目標回転速度NE1が、第1回転速度域の中央値に設定される。このため、TDC(N-1)におけるエンジン回転速度が第1目標回転速度NE1からずれたとしても、TDC(N-1)におけるエンジン回転速度が第1回転速度域から外れることを抑制することができる。したがって、TDC(N-1)におけるエンジン回転速度が、共振域に入ることを抑制することができる。
・TDC(N)におけるエンジン10の第2目標回転速度NE2が、第2回転速度域の上限回転速度NU2よりも低い値に設定される。このため、TDC(N)におけるエンジン回転速度が第2目標回転速度NE2からずれたとしても、TDC(N)におけるエンジン回転速度が第2回転速度域から外れることを抑制することができる。したがって、TDC(N)の後に、エンジン回転速度が上昇して共振域に入ることをさらに抑制することができる。
・エンジン10の現在の回転エネルギと第1目標回転速度NE1での回転エネルギとの差分ΔE、及びエンジン10の現在の回転エネルギと第2目標回転速度NE2での回転エネルギとの差分ΔEに基づいて、それぞれ回転電機21により作用させる負荷トルクTr1,Tr2が変更される。このため、TDC(N-1)におけるエンジン回転速度を第1目標回転速度NE1に制御する際に作用させる負荷トルクTr1、及びTDC(N)におけるエンジン回転速度を第2目標回転速度NE2に制御する際に作用させる負荷トルクTr2を、それぞれ精度よく算出することができる。
・エンジンECU40は、TDC(N-1)におけるエンジン回転速度を第1目標回転速度NE1に制御する際に、上死点におけるエンジン回転速度が共振域に入った場合に、回転電機21により最大負荷トルクを作用させる。このため、共振域においてピストンが上死点を通過することを回避できなかった場合は、エンジン回転速度を速やかに低下させることができる。しだかって、共振域においてピストンが上死点を通過することを回避できなかった場合であっても、振動の増大を最小限にすることができる。
なお、上記実施形態を、以下のように変更して実施することもできる。上記実施形態と同一の部分については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
・エンジンECU40は、回転電機21の回転速度に基づいてエンジン回転速度を算出してもよい。回転電機21の回転速度は、回転速度センサにより検出してもよいし、回転電機21の電流や電圧から推定してもよい。
・エンジンECU40は、エンジン10のピストンが上死点となったことを、外部装置からの入力信号に基づいて検出してもよいし、エンジン10の運転状態から推定してもよい。
・図10に示すように、エンジンECU40(第2設定部)は、第2目標回転速度NE2を0以下に設定してもよい。この場合、エンジンECU40は、第1目標回転速度NE1を、共振域の上限回転速度NUに近い回転速度に設定するとよい。こうした構成によれば、TDC(N)におけるエンジン10の第2目標回転速度NE2が0以下に設定されるため、TDC(N)までにエンジン10を停止させることができる。このため、上死点までのピストンの減速による振動、及び上死点からのピストンの加速による振動の発生回数を減らすことができ、エンジン10の振動をさらに抑制することができる。
・エンジン10の暖機状態や、補機の負荷、変速機の負荷等により、回転電機21の負荷トルクTr1,Tr2以外にエンジン10に作用する負荷トルクTrxの大きさが変化する。そして、負荷トルクTrxの大きさが変化すると、エンジン回転速度の低下速度が変化する。その結果、回転電機21によりエンジン10に負荷トルクTr1,Tr2を作用させて、エンジン回転速度を第1目標回転速度NE1や第2目標回転速度NE2に制御する際の制御性が低下するおそれがある。
そこで、図11に示すように、エンジンECU40(第3設定部)は、負荷トルクTrxが大きいほど、第1回転速度域の上限回転速度を高く設定してもよい。例えば、実線で示すように、負荷トルクTrxが大きい場合の第1回転速度域の上限回転速度NU12を、負荷トルクTrxが小さい場合の第1回転速度域の上限回転速度NU11よりも高く設定する。こうした構成によれば、TDC(N-1)におけるエンジン回転速度や、TDC(N)におけるエンジン回転速度が、共振域に入ることを抑制することができる。
・例えば、第2回転速度域の上限回転速度NU2が必要以上に低く設定されると、第1目標回転速度NE1を低く設定する必要がある。その場合、TDC(N-1)におけるエンジン回転速度が共振域に入るおそれがある。また、第2回転速度域の上限回転速度NU2が過剰に高く設定されると、TDC(N)におけるエンジン回転速度が共振域に入ったり、TDC(N)の後にエンジン回転速度が上昇して共振域に入ったりするおそれがある。
そこで、図11に示すように、エンジンECU40(第4設定部)は、負荷トルクTrxが大きいほど、第2回転速度域の上限回転速度を高く設定してもよい。例えば、実線で示すように、負荷トルクTrxが大きい場合の第2回転速度域の上限回転速度NU22を、負荷トルクTrxが小さい場合の第2回転速度域の上限回転速度NU21よりも高く設定する。こうした構成によれば、エンジン回転速度の低下速度に応じて、第2回転速度域の上限回転速度NU2を適切に設定することができる。したがって、エンジン回転速度が共振域に留まる時間をさらに短くすることができる。
・エンジンECU40は、エンジン10の目標回転速度として、第1目標回転速度NE1よりも前の上死点における第3目標回転速度を設定し、エンジン回転速度を第3目標回転速度に制御した後に、第1目標回転速度NE1に制御してもよい。こうした制御によれば、エンジン回転速度を第1目標回転速度NEに制御する制御性を向上させることができる。
・回転電機ユニット20は、ISGに限らず、MG(Motor Generator)や、オルタネータであってもよい。オルタネータの場合は、発電作動のみを行えばよい。
・エンジン10は、単気筒内燃機関であってもよい。その場合は、TDC(N-1)や、TDC(N)は同一の気筒における上死点となる。
10…エンジン、20…回転電機ユニット、21…回転電機、27…回転電機ECU、40…エンジンECU。

Claims (8)

  1. 上死点と下死点との間を往復するピストンを有するエンジン(10)に、負荷トルクを作用させることが可能な回転電機(21)と、前記エンジンを停止させる際に前記回転電機により作用させる前記負荷トルクを制御する制御部(40、27)と、を備えるエンジンの停止制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記エンジンが共振する回転速度域である共振域よりも高い第1回転速度域内に、前記エンジンの回転速度が前記共振域の上限回転速度よりも低下する直前の前記上死点である第1上死点における前記エンジンの第1目標回転速度を設定する第1設定部と、
    前記共振域よりも低い第2回転速度域内に、前記第1上死点の次の前記上死点である第2上死点における前記エンジンの第2目標回転速度を設定する第2設定部と、
    前記上死点における前記エンジンの回転速度を、前記第1設定部により設定された前記第1目標回転速度に制御した後に、前記第2設定部により設定された前記第2目標回転速度に制御するように、前記回転電機により前記負荷トルクを作用させる作用部と、
    を備え、
    前記第1回転速度域は、前記共振域よりも高く、且つ前記第1上死点から前記回転電機により最大負荷トルクを作用させた場合に、前記第2上死点における前記エンジンの回転速度を前記第2目標回転速度に制御可能な回転速度域であり、
    前記第2回転速度域は、前記共振域よりも低く、且つ前記第2上死点における前記エンジンの回転速度が前記第2目標回転速度になった後に、前記エンジンの回転速度が前記共振域の下限回転速度よりも低くなる回転速度域である、エンジンの停止制御装置。
  2. 前記第2設定部は、前記第2目標回転速度を0以下に設定する、請求項1に記載のエンジンの停止制御装置。
  3. 前記第1設定部は、前記第1目標回転速度を前記第1回転速度域の中央値に設定する、請求項1又は2に記載のエンジンの停止制御装置。
  4. 前記第2設定部は、前記第2目標回転速度を前記第2回転速度域の上限回転速度よりも低い値に設定する、請求項1~3のいずれか1項に記載のエンジンの停止制御装置。
  5. 前記回転電機の前記負荷トルク以外に前記エンジンに作用する負荷トルクが大きいほど、前記第1回転速度域の上限回転速度を高く設定する第3設定部を備える、請求項1~4のいずれか1項に記載のエンジンの停止制御装置。
  6. 前記回転電機の前記負荷トルク以外に前記エンジンに作用する負荷トルクが大きいほど、前記第2回転速度域の上限回転速度を高く設定する第4設定部を備える、請求項1~5のいずれか1項に記載のエンジンの停止制御装置。
  7. 前記作用部は、前記エンジンの現在の回転速度が前記第1目標回転速度よりも高い場合に、前記エンジンの現在の回転エネルギと前記第1目標回転速度での回転エネルギとの差分に基づいて、前記回転電機により作用させる前記負荷トルクを変更し、前記エンジンの現在の回転速度が前記第1目標回転速度よりも低く前記第2目標回転速度よりも高い場合に、前記エンジンの現在の回転エネルギと前記第2目標回転速度での回転エネルギとの差分に基づいて、前記回転電機により作用させる前記負荷トルクを変更する、請求項1~6のいずれか1項に記載のエンジンの停止制御装置。
  8. 前記作用部は、前記第1上死点における前記エンジンの回転速度を前記第1目標回転速度に制御する際に、前記上死点における前記エンジンの回転速度が前記共振域に入った場合に、前記回転電機により前記最大負荷トルクを作用させる、請求項1~6のいずれか1項に記載のエンジンの停止制御装置。
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