JP7051851B2 - 予測ベースクライアント制御 - Google Patents

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Description

多様な実施形態は、例えば自動化された/自律的な車両が関与するシナリオにおいて、ネットワーク内でクライアントを制御するための方法、装置、コンピュータプログラムプロダクト及びシステムに関する。
人間により運転される車両から自動化された/自律的な車両への進化によって、産業、例えば自動車産業は、画期的な技術シフトを経験しつつある。自動化された又は自律的な車両は、人為的な誤りを是正し及び回避することにより、道路交通システムの安全性を改善するであろう。
適応クルーズ制御(ACC)は、先進運転支援システム(ADAS)製品において既に商業的に投入されている。ACCの目標は、先行車両と同じ速度を達成し、同時に所望の車間距離を維持することである。ACCにおける操作決定を、先行車両との比較における速度差の是正、及び実車間距離と所望値との間の差の是正として見なすことができる。
近年、システム性能をさらに改善するために、協調型適応クルーズ制御(CACC)が提案された。車両対車両(V2V)通信によって、ホスト車両は、現行の速度及び加速度といった先行車両のステータスを認識し得る。
クルーズ制御方法では、先行車両に対する所望の距離は、現行の速度に比例するものと想定される。例えば、その距離は、次式に示したように評価され得る:
desired=t・v+Smin
この式において、tは、時間間隔を表し、vは現行の速度を表し、Sminは当該車両と先行車両との間の受け入れ可能な最小距離を表す。安定的な交通システムにおいて、外乱は、上流へは伝播せず、又は交通フロー内で増幅しないはずである。安定性レベルは、システムへ取り込まれる外乱を解決するシステムケイパビリティを示す。概して、システムを安定に維持するためには最小限の時間間隔を要し、時間間隔がより大きくなるほどより高いシステムの安定性がもたらされる。しかしながら、時間間隔の値が増加すれば、交通スループット(ある時間単位において通過する車両の数)は減少する。
ACCシステムにとっての時間間隔の所要値は、通常、1.1秒から2.2秒の範囲内である。CACCシステムは、ACCシステムに匹敵するシステムの安定性レベルに達することができ、但しその時間間隔の値はより小さい(0.6秒と1.1秒との間である)。相対的に、CACCシステムは、ACCシステムよりも高い交通スループットを達成することができる。
隊列走行(platooning)の概念は、車両群が車両間の間隔を極端に小さくして移動することを可能にする。隊列のリーダに後続する車両は、リーダから直接的にステアリング指令を受信し、隊列のリーダと同じ形に振る舞う。車両隊列走行に関する研究は、複数のトラックがそれらの間で間隔を小さくして(例えば、1.2メートル)移動した場合に、空気抵抗を低減することができることを示している。よって、小さい車間距離を維持することは、燃料の消費量を低減することを助ける。
既存のACC及びCACCシステムを速度及び車間距離の誤差を排除する誤差フィードバックループであると見なすことができるが、それらは、例えば1.2メートルにまで車間距離を最小化する目的での最適な操作決定を提供し得ない。ACC/CACCシステムの仕組みは、安定性に悩まされ、システムを安定に維持するためにあるレベルの時間間隔(及び、よって車間距離)を要する。そのため、ACCもCACCも、最適な交通スループット及び最適な燃費を達成することができない。
車両群が1つの隊列として移動し及び高度な一体性をもって振る舞う場合には車間距離をより小さくし得るものの、それは安定性の理由で最適とはなり得ない。さらに、隊列内では、個々の車両レベルで柔軟性が失われる。隊列内の個々の車両は、もはや個々の決定を行うことができず、隊列のリーダの振る舞いを模倣するだけである。これは、隊列からの離脱又は隊列への加入を複雑なものとし、システムレベルの協調を必要とする。
そのうえ、ACC及びCACCシステムの全体的なシステムレイテンシ、例えば通信及び処理の遅延、並びに/又は適応を履行するために要する機械的な遅延は、過去に収集された陳腐化した情報に基づいて将来の操作決定がなされるという課題をもたらす。これは、操作決定を準最適(sub-optimal)にし、特に、隊列内の後続車両が隊列のリーダと同じステアリング動作をある時間遅延を伴って行う場合に、危険な状況をもたらしかねない。
したがって、既存のシステム(例えば、ACC及びCACC)を改善して、交通スループット及び燃費を最適化するために上で言及した問題を軽減するというニーズが存在する。
このニーズは、独立請求項の特徴によって充足され、その中で、クライアントは車両であり得る。従属請求項は、改良及び実施形態を定義する。
ある観点によれば、クライアントを制御するための方法が提供される。上記方法は、ある時点Tでの少なくとも1つの第1クライアントの位置を決定することを可能にする、上記少なくとも1つの第1クライアントの第1情報を受信すること、を含む。上記方法は、さらに、上記時点Tでの交通状況を上記第1情報を用いて予測することと、上記時点Tでの予測される上記交通状況に基づいて、第2クライアントの少なくとも1つの制御パラメータの変更を決定することと、上記決定の結果に基づいて、上記第2クライアントの上記少なくとも1つの制御パラメータを変更することと、を含む。
他の観点によれば、クライアントを制御するための装置が提供される。上記装置は、ある時点Tの少なくとも1つの第1クライアントの位置を決定することを可能にする上記少なくとも1つの第1クライアントの第1情報を受信する、ように構成される第1モジュール、を備える。上記装置は、さらに、上記時点Tでの交通状況を上記第1情報を用いて予測する、ように構成される第2モジュールと、上記時点Tでの予測される上記交通状況に基づいて、第2クライアントの少なくとも1つの制御パラメータの変更を決定する、ように構成される第3モジュールと、上記決定の結果に基づいて、上記第2クライアントの上記少なくとも1つの制御パラメータを変更する、ように構成される第4モジュールと、を備える。
さらなる観点によれば、クライアントを制御するための他の装置が提供される。上記他の装置は、少なくとも1つのプロセッサを備える。上記少なくとも1つのプロセッサは、上記少なくとも1つのプロセッサにより実行可能な命令群を含むプログラムを収容するメモリを含み得る。上記少なくとも1つのプロセッサは、ある時点Tでの少なくとも1つの第1クライアントの位置を決定することを可能にする、上記少なくとも1つの第1クライアントの第1情報を受信する、ように構成される。上記少なくとも1つのプロセッサは、さらに、上記時点Tでの交通状況を上記第1情報を用いて予測し、上記時点Tでの予測される上記交通状況に基づいて、第2クライアントの少なくとも1つの制御パラメータの変更を決定し、上記決定の結果に基づいて、上記第2クライアントの上記少なくとも1つの制御パラメータを変更する、ように構成される。
他の観点によれば、コンピュータプログラムが提供される。上記コンピュータプログラムは、装置の少なくとも1つのプロセッサにより実行されるプログラムコードを含み、上記プログラムコードの実行は、上記少なくとも1つのプロセッサに、クライアントを制御するための方法を行わせる。上記方法は、ある時点Tでの少なくとも1つの第1クライアントの位置を決定することを可能にする、上記少なくとも1つの第1クライアントの第1情報を受信すること、を含む。上記方法は、さらに、上記時点Tでの交通状況を上記第1情報を用いて予測することと、上記時点Tでの予測される上記交通状況に基づいて、第2クライアントの少なくとも1つの制御パラメータの変更を決定することと、上記決定の結果に基づいて、上記第2クライアントの上記少なくとも1つの制御パラメータを変更することと、を含む。
さらなる観点によれば、クライアントを制御するための方法が提供される。上記方法は、時点T-pにおいて上記クライアントの第1情報を収集することと、時点Tでの上記クライアントの位置を決定することを可能にする第2情報を、上記第1情報に基づいて生成することと、を含む。上記方法は、さらに、上記第2情報を制御エンティティへ送信することと、上記制御エンティティから少なくとも1つの変更後の第1制御パラメータを受信することと、上記少なくとも1つの変更後の第1制御パラメータに基づいて、少なくとも1つの第2制御パラメータの変更を決定することと、時点Tにおいて、又はTから適応遅延Dadapを減算した時点において、上記クライアントにおける変更後の上記少なくとも1つの第2制御パラメータを履行することと、を含む。
さらなる観点によれば、クライアントが提供される。上記クライアントは、時点T-pにおいて上記クライアントの第1情報を収集する、ように構成される第1モジュールと、時点Tでの上記クライアントの位置を決定することを可能にする第2情報を、上記第1情報に基づいて生成する、ように構成される第2モジュールと、を備える。上記クライアントは、さらに、上記第2情報を制御エンティティへ送信する、ように構成される第3モジュールと、上記制御エンティティから少なくとも1つの変更後の第1制御パラメータを受信する、ように構成される第4モジュールと、上記少なくとも1つの変更後の第1制御パラメータに基づいて、少なくとも1つの第2制御パラメータの変更を決定する、ように構成される第5モジュールと、時点Tにおいて、又はTから適応遅延Dadapを減算した時点において、上記クライアントにおける変更後の上記少なくとも1つの第2制御パラメータを履行する、ように構成される第6モジュールと、を備える。
さらなる観点によれば、他のクライアントが提供される。上記他のクライアントは、少なくとも1つのプロセッサを備える。上記少なくとも1つのプロセッサは、上記少なくとも1つのプロセッサにより実行可能な命令群を含むプログラムを収容するメモリを含み得る。上記少なくとも1つのプロセッサは、時点T-pにおいて上記クライアントの第1情報を収集し、時点Tでの上記クライアントの位置を決定することを可能にする第2情報を、上記第1情報に基づいて生成する、ように構成される。上記少なくとも1つのプロセッサは、さらに、上記第2情報を制御エンティティへ送信し、上記制御エンティティから少なくとも1つの変更後の第1制御パラメータを受信し、上記少なくとも1つの変更後の第1制御パラメータに基づいて、少なくとも1つの第2制御パラメータの変更を決定し、時点Tにおいて、又はTから適応遅延Dadapを減算した時点において、上記クライアントにおける変更後の上記少なくとも1つの第2制御パラメータを履行する、ように構成される。
他の観点によれば、コンピュータプログラムが提供される。上記コンピュータプログラムは、装置の少なくとも1つのプロセッサにより実行されるプログラムコードを含み、上記プログラムコードの実行は、上記少なくとも1つのプロセッサに、クライアントを制御するための方法を行わせる。上記方法は、時点T-pにおいて上記クライアントの第1情報を収集することと、時点Tでの上記クライアントの位置を決定することを可能にする第2情報を、上記第1情報に基づいて生成することと、を含む。上記方法は、さらに、上記第2情報を制御エンティティへ送信することと、上記制御エンティティから少なくとも1つの変更後の第1制御パラメータを受信することと、上記少なくとも1つの変更後の第1制御パラメータに基づいて、少なくとも1つの第2制御パラメータの変更を決定することと、時点Tにおいて、又はTから適応遅延Dadapを減算した時点において、上記クライアントにおける変更後の上記少なくとも1つの第2制御パラメータを履行することと、を含む。
さらなる観点によれば、クライアントを制御するためのシステムが提供される。上記システムは、前述した観点のうちの1つに係る、少なくとも1つの第1のクライアント及び装置を含む。
さらなる観点によれば、クライアントを制御するための他のシステムが提供される。上記システムは、前述した観点のうちの1つに係るクライアントと、前述した観点のうちの1つに係る装置とを含む。
ACC及びCACCとは対照的に、説明される解決策は、安定的なシステム動作点で作動しながら、最小化されたクライアント(車両)間距離でクライアント(例えば、車両)が移動することを可能にする。言い換えると、システムの制約の下で、改善された交通スループット及び(空気抵抗の最小化に起因する)低減された燃費を同時に達成することができる。
操作決定は、予測された「最新の」交通状況に基づいてなされ、旧来のACC及びCACCの制御方法で使用される陳腐化した情報又は知識に由来する不安定性の問題及び危険な状況を回避する。
車両の操作決定を、それぞれ予測された交通状況に基づいて、各車両について個別に行うことができる。少なくともいくつかの周囲の車両及び/又は環境から情報が受信される場合に、隊列走行システムと同程度の高度な一体性をもって車両群を共に動かすことができる。それぞれの交通状況に反応する個々の車両の柔軟性が保たれ、これにより、例えば隊列走行システムについての複雑な合流及び分離の仕組みが回避される。
旧来のACC及びCACCと比較して、複数の自律的な車両が互いに前後して走行する限り、優れた性能が提供される。均質な自律的車両という環境において利点は最大化されるものの、自律的な車両及び非自律的な車両の双方が存在するハイブリッド的な交通状況もまた、説明される解決策から恩恵を受けることができる。
要約すると、上述したような複数の観点が、交通スループット及びクライアント(例えば、車両)の燃料/エネルギー消費の最適化を可能にする。より安定的なシステムの設計が可能になり、より安定的なシステムは、例えば、クライアント(例えば、隊列内の車両)間の間隔を最適化(低減)することを可能にする。さらに、クライアント及び/又はクライアントと1つ以上のネットワークエンティティとの間の通信レイテンシの悪影響が軽減される。
理解されるべきこととして、上述した特徴及び以下で説明される特徴は、本発明のスコープから逸脱することなく、それぞれの示される組合せのみならず他の組合せでも又は単独でも使用されることができる。上述した観点及び実施形態の特徴を、他の実施形態において、互いに組み合わせることができる。
本発明の前述した及び追加的な特徴及び作用が、以下の詳細な説明から、例示的な実施形態を示す添付図面と併せて読めば明らかとなるであろう。図面に示した要素及びステップは、多様な実施形態を例示しており、オプション的な要素及びステップをも示している。
車両1-2の視点からクライアントとして車両を含む非集中型システムの例示的な実施形態を示している。 車両1-2の視点からクライアントとして中央ネットワークエンティティ及び車両を含む集中型システムの例を示している。 図1に示した非集中型のアプローチのためのメッセージフロー図の例示的な実施形態を示している。 図2に示した集中型のアプローチのためのメッセージフロー図の例示的な実施形態を示している。 非集中型のアプローチの2つの例示的な実施形態のタイミング図を示している。 集中型のアプローチの2つの例示的な実施形態のタイミング図を示している。 非集中型のアプローチのための方法の例示的な実施形態を示している。 集中型のアプローチのための方法の例示的な実施形態を示している。 クライアントの例示的な実施形態を示している。 ネットワークエンティティの例示的な実施形態を示している。 クライアント又はネットワークエンティティの別の例示的な実施形態を示している。 集中型のアプローチにおけるクライアントのための方法の例示的な実施形態を示している。 集中型のアプローチにおけるクライアントの例示的な実施形態を示している。
以下の説明では、限定ではなく説明の目的で、本発明の網羅的な理解を提供するために、例えば、自律的な車両に関する具体的なネットワーク環境の実施形態など、特定の詳細が説示される。本発明は、それら特定の詳細から離れた他の実施形態で実践されてもよいことが、当業者には明白であろう。例えば、当業者は、本発明が例えば、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、GSM(Global System for Mobile Communications)、LTE(Long Term Evolution)又は5G(例えばマシンツーマシン型の通信をサポートする、第5世代モバイルネットワーク)のような任意のワイヤレスネットワークと共に実践され得ることを理解するであろう。他の例として、本発明は、WLAN(Wireless Local Area Network)、Bluetooth、WiFi(WLANと同義語)又はV2X(Vehicle to anything)システムといった近距離ワイヤレスネットワークにおいて実装されてもよい。
以下、添付図面を参照しながら実施形態を詳細に説明する。本発明のスコープは、これ以降で説明される実施形態により又は図面により限定されることを意図されず、それらは例示的なものに過ぎないと解釈される。図面に示される要素又はステップはオプション的であってよく、及び/又は、それらの順序は入れ替え可能であってよい。
図面は、例示的かつ概略的な表現であるとみなされるべきであり、図面に示されるフロー図及び要素は、必ずしも等尺で示されていない。むしろ、多様な要素が、それらの機能及び概略的な目的が当業者にとって明らかとなるように表現されている。また、図面に示され又はここで説明される機能ブロック、デバイス、コンポーネント若しくは他の物理的な若しくは機能的なユニットの間の任意の接続又は結合は、間接的な接続又は結合によって実装されてもよい。また、コンポーネント間の結合を、任意のワイヤレス接続上で確立することができる。機能ブロックは、ハードウェア(HW)、ファームウェア、ソフトウェア(SW)、又はそれらの組合せで実装されてもよい。
以下の説明では、クライアントが典型的には車両である道路上の交通のシナリオを基準として、詳しい例示的な実施形態が説明される。しかしながら、これは限定として解釈されないものとする。説明される方法及びエンティティ又はクライアントは、交通状況の予測が適用可能であり得る任意のシナリオにおいて使用されることができる。例えば、クライアントは、動き回っていて、発生しつつある危険な状況について自身のモバイルデバイスを介して警告をなされる歩行者であってもよく、又は、クライアントは、予測される交通状況に基づいて制御されるか、若しくは他のクライアント(車両)を制御するための入力として使用される情報を提供する、信号機若しくは調整可能な速度制限標識であってもよい。さらなる交通のシナリオは、道路又は街路に限定されず、例えば、列車若しくは空路の交通又は大気圏外の交通のような他の任意の交通にも関連し得る。
クライアントは、(例えば、自動車、トラック、バイク、オートバイ、飛行機、ドローン、ボート、潜水艦などのような)車両、(例えば、ロボットのような)任意の自走エンティティ、(例えば、スマートフォン、タブレット、ラップトップなど、車両内に位置し若しくは歩行者により運ばれ得る)モバイルデバイス、又は、(例えば交通標識、信号機、若しくは路側キャビネットのような)基盤的要素であってもよい。クライアントは、さらに、車両、モバイルデバイス、又は基盤的要素に関連する少なくとも部分的な機能性を備えるモジュールであってもよい。クライアントは、車両へ統合されてもよく、又は車両の一部であってもよい。車両は、自律的な車両であってもよい。
自律的な車両は、自律的な又は部分的に自律的な運転をサポートする任意の車両であって、その周囲の他の車両及び/又は基盤デバイスと通信することができる任意の車両であり得る。部分的に自律的な運転は、例えば、ACC又はCACCに関連し得る。
V2V(vehicle to vehicle)及び/又はV2X(vehicle to anything)通信は、専用リンク(例えば、「サイドリンク」)、セルラーネットワーク接続、WLAN、WiFi、又は任意の他のワイヤレスアクセス技術を介して行われてよい。また、車両は、直接的な(例えば、ワイヤレスの)接続が可能ではないであろう2つの車両間の接続を確立するために、相互に情報を中継してもよい。
ネットワークエンティティは、サーバ(例えば、道路当局の交通管理センタに位置するアプリケーションサーバ)、クライアントの近くに位置する(例えば、路側キャビネット若しくは基地局サイト内に位置する)エンティティであってもよく、又は、コア若しくはアクセスネットワーク内の通信ノードの内部に統合されてもよい(例えば、あるエリアにサービスする基地局へ統合される)。ネットワークエンティティは、例えば、隊列のリーダ又はクライアントの集合のためのコーディネータのような「特殊な」クライアントの一部であってもよい。ネットワークエンティティは、(例えば、クライアントから情報を受信し、時点Tでの交通状況を予測し、予測された交通状況に基づいてクライアント固有の制御パラメータを変更し、変更後の制御パラメータについてクライアントへ通知する)特許請求される機能性を実行する中央コントローラであってもよい。
認識エリアは、1つ以上のクライアントの周りの領域であってよく、認識エリア内のイベントがクライアントの振る舞いに影響を及ぼし得る。認識エリアは、例えば、クライアントが他のクライアントと直接的に通信することができる限られた領域、定義された領域、又はクライアントと共に移動する当該クライアントの周りの固定的な領域であってもよい。認識エリアの形状は、2次元又は3次元であってよく、例えば、正方形、長方形、円形、楕円形、立方体状、又は任意の種類の球体状であってもよい。
クライアントのセンサは、クライアントに関連する任意の種類のセンサであってよい。センサは、環境パラメータ(例えば、温度、気象条件、光条件など)、クライアントの特性(例えば、速度、運転方向、加速度など)、又は(例えば、レーダ若しくは何らかの他の手段を介してクライアントの周囲のクライアントを監視することによる)他クライアントの特性を検出し得る。
制御パラメータは、クライアントの機能性を(少なくとも部分的に)制御する任意の種類のパラメータであってよい。制御パラメータは、速度(加速度、減速度)に関連するパラメータ、及び/又はクライアントの進行(運転)方向に影響するパラメータであってもよい。しかしながら、他の制御パラメータを意味してもよい(例えば、クライアントが車両である場合、制御パラメータは、その車両のライト、フロントガラスワイパ又は警報手段の機能性を制御し得る)。
クライアントのステータス情報は、クライアントの速度、クライアントが向かっている方向、クライアントの位置、クライアントの加速度若しくは減速度、クライアントにより収集される環境データ、又はクライアントにより使用される操作決定、に関連してもよい。ステータス情報は、特定の時点(例えば、図5A及び図5Bに示されるような時点T-p(5-7))に関連してもよい。概して、ステータス情報は、定義された時点でクライアントにより収集され及び/又は検出されるいかなる情報であってもよい。
交通状況は、定義された時点(例えば、時点T)における交通状況を反映し得る。交通状況は、時点Tにおける1つ以上のクライアント(例えば車両)の位置情報、クライアントの速度及び/若しくは進行方向(若しくはクライアントに関連する任意の他のパラメータ)、周囲の条件(例えば、気象若しくは道路の条件)、交通信号ステータス、適応可能な交通標識のステータス(例えば、可変速度制限標識)、又は、(交通状況の一部であり得る)車両が将来どのように振る舞うかに影響を及ぼし得る任意の他のパラメータを含んでもよい。交通状況は、認識エリアに限られてもよい。
ワイヤレス通信は、例えば、WLAN、WiFi、(例えば、GSM、UMTS、LTE、5Gのような)セルラアクセス、又はサイドリンクのような、いかなる種類のワイヤレス通信であってもよい。
環境情報は、ローカルセンサを介して収集されるか又は(例えば、車両、街路センサ、路側キャビネット、信号機、可変信号機、若しくは関連情報を提供する他のネットワーク要素などの他のクライアントのような)リモートデバイスから受信される環境データであってもよい。環境データは、道路条件、気象条件、交通条件(例えば、交通密度、速度、危険状況情報など)、信号機のステータス及び将来の振る舞い、可変交通標識のステータス、又は、例えばクライアントについて車両の操作決定を行う際に考慮され得る任意の他の種類の情報、に関連してもよい。
操作ルールは、クライアント制御パラメータを計算するために使用されることのできる任意のルールであり得る(例えば、ACC及びCACCは、自律的な車両のための操作ルールである)。
共通の時間ベースに同期されることは、関係するクライアント及び/又は関係する1つ以上のネットワークエンティティが共通の時間ソースに同期され及び同期的な形で自身のアクションを実行することを意味する。例えば、関係するクライアントにおける少なくとも1つの制御パラメータの上記変更は、同じ時点Tにおいて同期的な形で実行されてもよい。また、他の特許請求されるステップが、異なる複数のクライアント又はエンティティにおいて同期的な形で実行されてもよい。時間ベースは、(例えば、電気通信ネットワーク内に位置する)外部の同期ソースであってもよく、又は、例えば、GPS(Global Positioning System)若しくはGNSS(Global Navigation Satellite System)のような外部ソースであってもよい。
通信及び処理遅延の存在に起因して、クライアント(例えば、車両)の制御システムは、例えばワイヤレス通信手段を介して情報を共有するクライアント及び基盤的要素からのセンサによって過去に(例えば、時点T-pで)収集された当該情報を使用するかもしれない。この情報を、クライアントについての操作決定を行うために制御システムにより使用することができ、操作決定は、通信された後に時点Tでクライアントにより機械的に実行されることになる。時点Tでの実際の交通状況(例えば、クライアントの実際の位置、速度、加速度)と比較して、時点T-pで取得された情報は、時点Tで実行される上記決定を行うには古いと考えられる。提案される解決策は、この問題を解決する(又は少なくとも軽減する)。
時刻T-pで情報を収集する時間同期システムが提案される。収集される情報は、クライアント固有の操作ルールの知識を含んでもよい。概して、将来の時点Tにおけるクライアントの近傍の交通状況を予測することが提案される。予測される時点Tにおける交通状況を用いて、オプションとして(利用可能であれば)クライアントのローカルセンサからの最新の情報を共に用いて、制御システムは、時点Tにおけるそのクライアントについての最適な操作決定を行うことができ、クライアント間のより高いレベルの協調と改善された交通効率とが可能になる。
説明される解決策は、他のクライアントから以前に収集した情報及び環境に関する情報に基づき、予測される(道路)交通状況を用いて、クライアントのための操作決定を行うことを可能にする。この解決策は、例えば、次の時間インターバルpの終了時に前方を行くクライアント車両に対するクライアント車両での所望の距離に到達することを狙いとし得る。2つの非限定的な実施形態が、集中型システムアーキテクチャ及び分散型システムアーキテクチャをそれぞれ用いて説明されるであろう。双方の実施形態が、有効化されたクライアントが同期された形で自身の操作決定を周期的に更新する時間同期システムを説明する。
集中型システムアーキテクチャでは、クライアントのための制御システムは、中央ネットワークエンティティ、例えば遠隔車両制御センタに実装される。例えば、異なるサブエリアに位置するクライアントへサービスするいくつかの中央ネットワークエンティティがあってもよい。分散型システム・アーキテクチャについて、制御システムは、複数のクライアントの間で分散され、例えば、各クライアントは、他のクライアント及び/又は環境からの入力を考慮に入れることによって、自己のための制御決定を行い得る。双方のケースにおいて、クライアントは共通の時間ベースへ同期される。
以下の例示的な実施形態は、クライアントのための例として車両を用いて説明されるが、これは限定として解釈されないものとする。
双方のシステム(集中型又は分散型)において、制御システムは、例えば、次の時間インターバルの後に車両とその前を行く車両との間の所望の距離に到達する目的で、車両のための操作決定を判定してもよい。例えば、2つの隣接する車両間の現在の間隔が、前を行く車両の意図を意識して、所望の値よりも大きい場合、後続の車両は、最大の加速能力の制約の下で、その加速度を適切な値に調整するはずであり、それにより、次の時間インターバルにおいて新たな加速度に従って後続の車両が移動した後、所望の車間距離を達成することができる。交通状況予測の支援を得て、各車両における来るべき操作決定は、来るべき操作決定が行われる際の予測される道路交通状況に適合する。この手法で、車両制御システムは、各車両の制御システムが他の車両から情報を受信し得る場合に、同時に最小限の車間距離とシステム安定性とを維持することができる。言い換えると、この制御方法は、システム安定性の制約の下で交通のスループットを最適化するという点で最適な選択であり得る。
図1は、制御システムが自律的な車両に実装される分散型のシステムアーキテクチャの一例を示している。自律的な車両1-1、1-2、1-3及び1-4がハイウェイ1-13を走行している。操作決定は、対応する車両に実装される制御システムにより、各車両について行われる。各車両の制御システムは、ワイヤレス通信手段を用いて環境及び周囲の車両と情報を交換し得る。互いに通信することができない車両(例えば、図1には示されていない、自律走行をサポートしていないレガシー車両)に関する情報は、自律的な車両の制御システムにより、例えばレーダを利用してレガシー車両及び(例えば、レガシー車両の速度、走行方向のような)関連する特性を検出することで、周囲を監視することによって判定されてもよい。レガシー車両に関する収集された情報が自律的な車両間で交換されてもよい。それにより、レガシー車両を検出できない自律的な車両、又は検出レンジ内にレガシー車両がいない自律的な車両が、自身の操作決定を行う際に他の自律的な車両から受信されるレガシー車両に関する収集された情報をも考慮することが可能となる。
図1の例は、自律的な車両1-2及びその制御システムの視点から分散型システムを示している(レガシー車両及び車両1-1、1-3及び1-4へ送信される情報は示されていない)。自律的な車両1-1、1-2、1-3及び1-4は、車両に同期1-15を提供する共通の時間ベース1-14へ同期される。車両1-1、1-3、及び1-4は、時点T-pにおけるローカル情報(例えば、位置、現在速度、進行方向、加速率、ローカル操作ルール、先行車両までの距離などのような動的な情報)を収集する。その情報は、ローカルセンサから収集され得る。時点T-pで収集された情報は、オプションとして、車両が使用している操作ルールに関する情報と共に、ワイヤレス通信を用いて周囲の車両へ(図1では車両1-2向けのみが示されている)ブロードキャストされ得る(又は要求に応じて送信され得る1-6、1-7、1-8)。各車両は、近隣の他の車両によりブロードキャストされた情報を受信する。
図1に示すように、車両1-2は、T-pで収集された情報1-6、1-7及び1-8を周囲の車両1-1、1-3及び1-4から受信し得る。加えて、車両1-2は、環境に関する情報(例えば気象及び道路条件の情報、又は、例えば図1には示していない信号機若しくは可変交通標識のような近傍の基盤的要素からの情報)を受信1-9し得る。車両1-2は、ブロードキャストメッセージを介して周期的に情報を受信するか、又は(例えば、個別の要求若しくはグループ要求を介して)情報を要求するかのいずれかであり得る。その情報はある時間的周期に1度かつある頻度で要求されてもよく、そのようにして同じ車両/クライアントへその時間的周期内に頻繁な要求を送信することが回避される。
周囲の車両及び/又は環境から情報を(例えば、要求することによって)引き出して処理する前に、車両1-2は、その実効的な通信レンジ及び計算ケイパビリティにより制限され得る自身の認識エリア1-12を決定してもよい。代替的に、認識レンジは、(例えば、固定的な直径を有する円として)固定的に定義されてもよい。認識レンジ1-12の外側の車両又は他のクライアント(例えば、信号機又は交通標識のような基盤的要素)からの情報は、車両1-2にとって交通予測が有用である領域(例えば、認識エリア)に処理の労力を制限する目的で、車両1-2により無視されてもよい。予測処理を最適化する目的で、車両1-2は、車両1-2についての操作決定に影響を及ぼさないはずである場合には、認識エリア内の車両をも除外してもよい(例えば、ハイウェイの反対側を走行する車両1-が除外されてもよく、よって車両1-4から受信される情報1-6が無視され得る)。認識エリアの決定は、オプション的であり、例えば、車両1-2の実効的なワイヤレス通信レンジにより領域が自動的に制限される場合には必要とされなくてもよい。認識レンジが実効的なワイヤレス通信レンジを上回る場合には、通信レンジの外側のクライアント(車両)との通信が、例えば、他のクライアント(車両)又はワイヤレス基盤要素(例えば、基地局)により情報及び/若しくは要求を中継することによって達成されてもよい。
図1の例では、車両1-2は、車両1-1(情報1-8)、車両1-3(情報1-8)及び車両1-4(情報1-6)から情報を受信する。車両1-3は、認識エリア1-12の外側にあり、したがって、車両1-2によって受信される情報1-8は、無視され得る。加えて、車両1-4はハイウェイの反対側を逆方向に走行していて車両1-2の操作決定(制御)に何ら影響しないであろうことから、車両1-2は、認識エリア1-12の内側に位置する車両1-4からの情報1-6を無視し得る。
そして、車両1-2は、時点Tにおける交通状況を予測する(例えば、その認識エリア1-12内の周囲の車両1-1の位置、速度、加速率、及び、オプションとして、時刻Tにおける車両1-1の操作決定をも予測する)。これは、例えば所望の距離を指向する車両操作ルールといった同一の車両操作ルールが全ての車両で使用されるものと想定することにより行われてもよい。代替的に、ワイヤレス通信ごとに周囲の車両から車両操作ルールが受信されてもよい(1-7)。Tは、次の操作決定がそれら車両により同期的に実行されることになる将来の時点である。将来の時刻Tにおけるその周囲の(例えば前を行く)車両における操作決定を予測する目的で、車両1-2の制御システムは、好ましくはその知覚範囲1-12内で最も離れた先行車両から始めて、車両1つずつ予測を実行し得る。
代替的に、車両1-1は、時点T-pで自身の操作決定を実行した後、時点Tでの自身の位置及び特性を自ら予測し、そして予測した情報(1-7)を車両1-2へ送信/ブロードキャストしてもよい。これにより、車両1-2における計算リソースが節約され、なぜなら車両1-2が各車両についての予測を単独で実行しなくてよいからであり、代わりに、車両1-2は、時点Tにおけるその周囲の交通状況を予測するために受信情報1-7を簡易に組合せることができるであろう。
時刻Tにおける交通状況が予測された後、車両1-2は、予測された(道路)交通状況に基づいて、及びオプションとして最新のローカルセンサ情報(例えば、車両1-2の現在位置及び速度)並びに環境1-9に関する利用可能な情報を考慮に入れて、自己の操作決定を判定する。環境に関する情報は、温度、道路条件、他の気象条件、交通信号ステータス、可変交通標識ステータスなどであってもよく、これらは、ローカルセンサを介して検出されてもよく、又は、路側キャビネット、信号機、可変交通標識若しくは他のネットワーク要素から受信1-9されてもよい。
時刻Tにおいて、車両1-2は、他の自律的な車両と共に、判定された操作決定を同期的な形で(例えば同時に)実行する。その後、時点T+pである次の実行時に向けて上記処理が繰り返される。
図2は、ネットワークエンティティ2-10に実装される集中型の制御システムについての例示的な実施形態を示している。ネットワークエンティティ2-10は、例えば、アプリケーションサーバであってもよく、クライアント(車両)の近くに位置するエンティティであってもよく、例えば、路側キャビネットに含まれ又は基地局と共設され若しくは統合されてもよい。例えば異なる地理的エリアのための集中的な制御システムの機能性を実装するいくつかのネットワークエンティティ2-10が存在してもよい。
図2は、道路2-13及び自律的な車両2-1、2-2、2-3及び2-4を伴う図1と同様の交通シナリオを示している。図1と同様に、図2もまた、ネットワークエンティティ2-10により制御される車両2-2の視点からのシナリオを示している。他の車両2-1、2-3及び2-4もまた、ネットワークエンティティ2-10により制御されてもよく、但しこれは図2には示されていない。自律的な車両と同様に、ネットワークエンティティ2-10もまた、同期2-15を介して共通の時間ベース2-14へ同期される。
ネットワークエンティティ2-10は、中央コントローラとして動作し、例えばワイヤレス通信手段2-11を用いて自律的な車両と通信する。ネットワークエンティティ2-10は、自律的な車両に操作決定(2-16、ここでは車両2-2についてのみ示されている)を送信することにより、車両の動きを制御する(又は少なくとも影響を及ぼす)。
図1と同様に、車両2-1、2-2、2-3及び2-4は、時点T-pでローカル情報を収集する。各車両は、時点T-pで収集された情報(2-5、2-6、2-7、2-8)をネットワークエンティティ2-10へブロードキャスト(又は要求に応じて送信)し得る。代替的に、車両2-1、2-2、2-3及び2-4は、時点T-pで自身の操作決定を実行した後、時点Tでの自身の位置及び特性を自ら予測し、そして予測した情報(2-5、2-6、2-7、2-8)をネットワークエンティティ2-10へ送信/ブロードキャストしてもよい。これにより、ネットワークエンティティ2-10における計算リソースが節約され、なぜならネットワークエンティティ2-10が各車両についての予測を単独で実行しなくてよいからであり、代わりに、ネットワークエンティティ2-10は、時点Tにおける交通状況を予測するために、受信した予測情報2-5、2-6、2-7及び2-8を簡易に組合せることができるであろう。
図1の情報1-6、1-7及び1-8の内容と比較して、図2の情報2-5、2-6、2-7及び2-8は、各車両の認識エリア2-12に関する情報を追加的に含んでもよい。代替的に、図1の車両1-2に関して述べたものと同等のやり方で、ネットワークエンティティ2-10によって認識エリアが決定されてもよい。ネットワークエンティティ2-10は、車両固有の認識エリアを決定するために各車両の位置データを利用してもよく、若しくは、車両の集合(例えば、同じ位置にいる車両群)について認識エリアを決定してもよく、又は、1つ以上の固定的な定義済みの認識エリアを適用してもよい。
ネットワークエンティティ2-10は、追加的に、(図1において車両1-2により収集される環境情報1-9と同等の)環境情報2-9を収集してもよい。
ネットワークエンティティ2-10は、車両から情報2-5、2-6、2-7及び2-8を受信し、時刻Tにおける交通状況を予測する。Tは、次の車両の操作決定がそれら車両により実行されることになる将来の時点である。
次いで、ネットワークエンティティ2-10は、例えばACC又はCACCのような所望の距離を指向する車両操作ルールといった固有の操作ルールに従って、時点Tでの予測される交通状況に基づいて、各車両についての時点Tでの操作決定を判定する。計算の労力を最適化(よって、例えば計算遅延を最小化)する目的で、ネットワークエンティティ2-10は、各車両についての交通状況の予測を、車両の認識エリアに制限してもよく、又は、より小さい領域にまで制限してもよい。
先行車両の操作決定は、後続の車両の操作決定に先行車両の決定を考慮に入れることができるように、先になされてもよい。オプションとして、ネットワークエンティティ2-10は、操作決定を判定する際に環境データ1-9をも考慮に入れてもよい。
操作決定が判定されると、コントローラ(ネットワークエンティティ2-10)は、操作決定を対応する車両へ送信する(例えば、車両2-2向けの操作決定2-16)。操作決定は、時点Tで変更されるべき1つ以上の制御パラメータの情報として、各車両へ送信されてもよい。
ネットワークエンティティ2-10から操作決定に関する情報(例えば、変更されるべき制御パラメータ)を受信(例えば、車両2-2の場合、2-16)した後、車両は、最新のローカルセンサデータに基づいて、受信した操作決定/制御パラメータを評価し、及び必要ならば修正してもよく、例えばそれは、通信遅延に起因して生じ得る差し迫った危険な状況を防ぐため、又はネットワークエンティティ2-10への情報の送信(例えば、車両2-2の場合、情報2-5の送信)が行われた後に生じたローカルの変更に操作決定を適応させるためである。
受信される車両固有の操作決定(例えば、車両2-2についての変更後の制御パラメータ2-16)は、その後、同期的な形で(例えば、同時に)車両において時点Tで実行(履行)される。実行とは、決定/変更が、その決定に従って、例えば車両の加速又は減速を機械的に適応させることにより履行されることを意味する。実行中のあり得る車両内部の遅延(適応遅延とも呼ばれる)を補償する目的で、変更後の制御パラメータの実際の履行は、例えば、時点Tよりも前に、Tから適応遅延を減算した時点で既に行われていてもよい。
上記決定を実行した後、車両は、上記処理を繰り返し、情報2-5、2-6、2-7及び2-8をネットワークエンティティ2-10へ報告し、但し今やそれら情報は時点Tに関連する。そして、上記処理の全体がpという周期で繰り返されることになる。
双方のシナリオ(図1及び図2に示した通りの集中型の及び分散型のシステム)について、時点T-pで各車両のその時点の情報(例えば、T-pでの移動ステータス及び/又は環境情報)をブロードキャスト/送信する代わりに、車両は、時点Tについての自身のステータスを予測し、及び時点Tでのその予測した情報を直接的にブロードキャスト/送信してもよい。これは、他の車両(例えば、車両1-2)又はネットワークエンティティ2-10が交通状況の予測を遂行し及び最適な操作決定を行うことを助けるであろう。時点Tで車両の予測データを送信することによって、受信側の車両1-2又はネットワークエンティティ2-10は、もはや各車両について予測を行う必要がなく、それら車両から受信される予測情報を組合せて、予測される交通状況を判定するだけでよい。これにより、受信側の車両1-2又はネットワークエンティティ2-10における処理の労力が節約され、受信側の車両1-2又はネットワークエンティティ2-10における短縮される処理時間に起因して、処理全体を高速化することができる。
図3は、1つ以上の第1クライアント3-1と第2クライアント3-2とが関与する、図1に示した分散型システムのシナリオについての一例としてのメッセージフロー図であり、クライアント3-1及び3-2が図1の車両1-1及び1-2に対応し得る。そのメッセージフロー図は、第2クライアント3-2の視点からの処理を示しており、第2クライアント3-2は自身向けの制御システムを実装し、当該制御システムは、ステップ3-14において受信される1つ以上の第1クライアント3-1からの入力に基づいて、並びに、オプションとして、ステップ3-16において受信され及び/又は検出される環境データに基づいて動作する。
ステップ3-11において、第2クライアント3-2は、自身の認識エリア(例えば、図1の1-12)を決定し得る。ステップ3-11はオプションであり、例えばステップ3-14と3-15との間など、処理の後の段階で実行されてもよい。
オプションとしてのステップ3-12において、第2クライアント3-2は、第3情報を求める第1クライアント3-1から要求を受信してもよい。要求される第3情報は、第2クライアント3-2により時点Tの後のステップ3-21において送信され得る、時点Tにおける次の操作ルールの実行(変更後の制御パラメータの履行)の後の第2クライアント3-2のステータスに関する情報を含み得る。第2クライアント3-2のステータスデータは、例えば、時点Tの後の第2クライアント3-2の速度、運転方向、加速度、又は使用される操作ルールを含んでもよい。
オプションとしてのステップ3-13において、第2クライアント3-2は、時点T-pにおける最後の操作ルールの実行(又は変更後の制御パラメータの履行)後の1つ以上の第1クライアント3-1のステータスに関する情報を含み得る第1情報を、少なくとも1つの第1のクライアント3-1に要求する。1つ以上の第1クライアント3-1の上記ステータスデータは、例えば、時点T-pの後の第1クライアント3-1の速度、運転方向、加速度、又は使用される操作ルールを含んでもよい。ステップ3-13における要求は、認識レンジ内の第1クライアント3-1にのみ送信されてもよい。ステップ3-13はオプションであり、なぜなら、第1クライアント3-1は、要求が必要とされないように、例えば第1情報を周期的に(例えば、図1及び図2に関連して述べた時間ベースへ同期して同期的な形で)ブロードキャストしてもよいからである。
ステップ3-14において、第2クライアント3-2は、第1クライアント3-1のうちの1つ以上から、(要求後かブロードキャストを介するかのいずれかで)第1情報を受信する。第1情報は、クライアント3-1において最新の操作決定が実行された(制御パラメータの変更が履行された)時点T-p以降のクライアント3-1のステータスを反映する。第1情報は、クライアントの位置、又は、例えば時点Tにおけるクライアントの位置を決定することを可能にするステータス情報を含んでもよい。
ステップ3-15において、クライアント3-2は、オプションとして、ステップ3-11で決定された認識エリアを考慮に入れることにより、ステップ3-14において受信された第1情報を利用して、時点Tでのその周囲の交通状況のステータスを予測する。その予測は、第2クライアント3-2から最も離れた第1クライアント3-1から始めて行われてもよく、オプションとして、(第1クライアント3-1が第2クライアント3-2の前方を走行しているかを識別する目的で)第1クライアント3-1の位置及び進行方向をも考慮して行われてもよい。
第2クライアント3-2が時点Tにおける交通状況を予測した後、クライアント3-2は、ステップ3-18において、予測された交通状況Tに反応する目的で変更すべき第2クライアント3-2の少なくとも1つの制御パラメータを決定することになる。ステップ3-18における少なくとも1つの制御パラメータの決定は、オプションとして、受信される環境データ/情報(オプションとしてのステップ3-16)及び第2クライアント3-2からのその時点のローカルデータ(例えば、現在速度、現在進行方向、現在位置、現在加速度などのような、ローカルセンサから検出されるその時点のデータ)を含む検出された第2情報(ステップ3-17)を考慮に入れてなされてもよい。環境データは、例えば、信号機からのステータスデータであってもよく、これには、信号機、交通標識データ、道路条件データ又は気象データの将来の変化のインジケーションが含まれる。
ステップ3-18における決定の結果に基づいて、第2クライアント3-2は、ステップ3-19において、少なくとも1つの制御パラメータを変更する。この変更は、第2クライアント3-2により使用される固有の操作ルールに関連してもよい。
ステップ3-20において、少なくとも制御パラメータの上記変更が、時点Tで(他のクライアント、例えば、少なくとも1つの第1クライアント3-1と同期して)第2クライアント3-2において履行され得る。図5Aに関連してより詳細に述べたように、上記変更の履行が、あり得る適応遅延を補償するために時点Tの前に行われてもよい。
最後に、オプションのステップ3-21において、第2クライアント3-2は、その周囲のクライアントへ第3情報を報告する。これは、例えば、判定される認識エリア内の1つ以上の第1クライアント3-1に対するものへ限定されてもよい。先に述べたように、これは、オプションとしてのステップ3-12で受信される1つ以上の要求に応じて、又は、少なくとも1つの制御パラメータの変更がステップ3-20で履行された後に行われるブロードキャスト又はマルチキャスト移送として行われ得る。
図4は、1つ以上の第1クライアント4-1、第2クライアント4-2、及びネットワークエンティティ4-10が関与する、図2に示した集中型システムのシナリオについての一例としてのメッセージフロー図を示しており、クライアント4-1及び4-2が図2の車両2-1及び2-2に対応し、ネットワークエンティティ4-10が図2のネットワークエンティティ2-10に対応し得る。そのメッセージフロー図は、第2クライアント4-2の視点からの処理を示しており、ネットワークエンティティ4-10が上記クライアント向けの制御システムを実装する(図4では、クライアント4-2向けのみ示されている)。制御システム(ネットワークエンティティ4-10)は、(ステップ4-14及び4-22に示されている)1つ以上の第1クライアント4-1及び第2クライアント4-2からの入力と、ステップ4-16でオプションとして受信され及び/又は検出される環境データとに基づいて動作する。
オプションとしてのステップ4-11において、ネットワークエンティティ4-10は、各クライアントについて、又は代替的に、同じ場所に位置し若しくは互いに近接して位置し得るクライアントの集合について、認識エリアを決定し得る。認識エリアは、クライアントから受信される情報に基づいて決定されてもよく、そのため、ステップ4-11は、クライアント4-2から受信(4-22)される最新の情報に基づいて例えばクライアント4-2の認識エリアを決定する目的でステップ4-22の後に実行されてもよい。代替的に、認識エリアは、クライアントにより決定され(図示せず)及びクライアントからの情報と共に(例えば、クライアント4-2から受信される第4情報4-22と共に)ネットワークエンティティ4-10へ送信されてもよい。
オプションとしてのステップ4-25において、第2クライアント4-2は、時点T-pにおける自身に関するステータス情報(例えば、第2クライアントの位置、速度、加速度、又は進行方向のうちの1つ以上)を収集してもよい。オプションとしてのステップ4-26において、第2クライアント4-2は、収集された情報を用いて、時点Tでの第2クライアント4-2のステータス情報を予測してもよい。オプションとしてのステップ4-27において、第2クライアント4-2は、ステップ4-25で収集した情報若しくはステップ4-27で予測した情報、又はそれら双方の組合せであり得る第4情報を生成してもよい。
ステップ4-14及び4-22において、ネットワークエンティティ4-10は、1つ以上の第1クライアント4-1及び第2クライアント4-2から第1及び第4情報を受信する。第1情報は、例えば、図3の情報3-14又は図1の情報2-7であってもよく、第1情報は、時点T-pにおけるそれぞれのクライアントに関する情報、又は時点Tにおけるそれぞれのクライアントの予測された情報を含んでもよい。第1及び第4情報は、それぞれのクライアントの位置を含むステータス情報、又は例えば時点Tにおけるそれぞれのクライアントの位置の決定を可能にするステータス情報を含んでもよい。第1及び第4情報は、クライアントの認識エリアに関する詳細、又はクライアントにより収集される環境データに関する詳細を追加的に含んでもよい。
ステップ4-15において、ネットワークエンティティ4-10は、ステップ4-14及び4-22において受信される情報に基づいて、時点Tにおける交通状況を予測する。交通状況は、(例えば、図2及び図4に示したようなクライアント2-2又は4-2の視点から)あるクライアントに固有であってもよく、又はクライアントの集合に若しくはあるエリアに固有であってもよい。その領域は、例えば、ステップ4.11で決定され又はステップ4-14若しくは4-22でクライアントから受信された認識エリアであってもよい。例えば、ここで示したような第2クライアント4-2のような特定のクライアントの視点から上記予測が行われる場合、その予測は、第2クライアント4-2から最も離れた第1クライアント4-1から始めて行われてもよく、(例えば、第1クライアント4-1が第2クライアント4-2の前方を走行しているかを識別する目的で)オプションとして第1クライアント4-1の位置及び進行方向も考慮してもよい。
ネットワークエンティティ4-10が時点Tにおける交通状況を(例えば、第2クライアント4-2の視点から)予測した後、ネットワークエンティティ4-10は、ステップ4-18において、予測された交通状況Tに反応する目的で変更すべき第2クライアント4-2の少なくとも1つの制御パラメータを決定することになる。ステップ4-18における少なくとも1つの制御パラメータの決定は、オプションとして、ネットワークエンティティ4-10により、受信される最新の環境データ(オプションとしてのステップ4-16)を考慮に入れてもよい。環境データは、例えば、信号機からのステータスデータであってもよく、これには、信号機の将来の変更インジケーション、交通標識データ、道路条件データ、又は気象データが含まれる。
ステップ4-18における決定の結果に基づいて、ネットワークエンティティ4-10は、ステップ4-19において、少なくとも1つの制御パラメータの変更を決定する。この変更は、第2クライアント4-2によって使用される固有の操作ルールに関連してもよい。
最後に、ネットワークエンティティ4-10は、ステップ4-23において、変更後の少なくとも1つの制御パラメータを第2クライアント4-2に送信する。
ネットワークエンティティ4-10から操作決定に関する情報(例えば、変更後の少なくとも1つの制御パラメータ)を受信4-23した後、第2クライアント4-2は、(例えば、ローカルセンサを介して検出された)第2クライアント4-2からの最新の検出された第2情報4-17に基づいて、及び/又は受信された環境データ4-25(例えば、信号機若しくは交通標識からのデータ)に基づいて、受信された操作決定/制御パラメータを評価し、及び必要ならば修正又は変更してもよい。これは、ステップ4-22とステップ4-23との間の通信及び処理の遅延に起因して生じ得る、あり得る差し迫った危険な状況を防ぐために行われてもよい。受信した操作ルール/制御パラメータの修正又は変更は、図4のステップ4-28で行われる。
次いで、第2クライアント4-2は、ステップ4-24において、時点Tで、変更後の少なくとも1つの制御パラメータを履行する(よって、新たな操作決定を実行する)。履行時点Tは、複数のクライアントにおいて同期され、同時に生じる。図5Bに関連してより詳細に述べたように、上記変更の履行が、あり得る適応遅延を補償するために時点Tの前に行われてもよい。
ステップ4-24での第2クライアント4-2における変更後の少なくとも1つの制御パラメータの履行の後、上記処理の全体が再度開始し、クライアント(4-1、4-2)は、時点Tにおけるクライアントのステータス又は時点T+pについて予測されるステータスを反映した新たな第1及び第4情報を報告し、ネットワークエンティティは、時点T、…における交通状況を予測する。
図4に関して上で第2クライアント4-2について示したものと同様のやり方で、ネットワークエンティティ10は、例えば1つ以上の第1クライアント4-1のような他のクライアントの操作決定を制御し(又は少なくとも影響を及ぼし)てもよい。
次に、図5A及び図5Bに移る。集中型アーキテクチャ及び分散型アーキテクチャにおいて、クライアント(車両)は、共通の時間ベースに同期される。車両は、周期的に、制御システムによってなされる(例えば、車両向けの制御パラメータの変化に反映される)車両操作決定に従って、同期的な形で(例えば、同時に)それらの動き(例えば、加速度)を適応させる。車両は、各時間インターバルpの範囲内で、同じ加速又は減速を維持してもよい。概して、時間インターバルpは、車両が周囲の車両、基盤、又は車両制御センタ(中央ネットワークエンティティ、例えば、図2のネットワークエンティティ2-10、図4のネットワークエンティティ4-10、又は図5Bのネットワークエンティティ5-3若しくは5-5)と情報を交換するための通信時間Dcom、車両制御システムが例えば固有の車両操作ルールに従って車両操作決定を判定するための処理時間Dproc、及び車両がその車両操作決定を実行するための機械的適応時間Dadapを包含する程度に十分大きいものとする。時間インターバルpは、実時間の車両操作のために十分小さいものとし、例えば10msである。
図5A及び5Bは、分散型アプローチ(図5A)及び集中型アプローチ(図5B)についての通信(Dcom)、処理(Dproc)及び適応(Dadap)遅延を考慮した時間インターバルの周期p(5-10)の例を示している。例えば、時間インターバルp(5-10)の範囲内で、図3及び図4のフロー図に記述した処理、又は図6及び図7に記述した方法が実行されることになる。
機械的適応時間Dadapは、車両操作決定が車両(図5A)によって処理されるか又は制御システム(図5B)から受信された際に開始してよく、例えば決定された値に加速度を適応させることで時点Tにおいて車両の機械的システムによりその決定が実行されるまで続く。
GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機が、車両間の時間同期を達成するために使用されてもよい。しかしながら、他の手段(例えば、ネットワーク内部の同期ソース)が、複数の車両を時間同期させるために使用されてもよい。
図5Aは、非集中型のアプローチの2つの例示的な実施形態を示しており、一方において、クライアントは時点T-pでのステータス情報を報告し(図5Aの上部を参照)、もう一方において、クライアントは、時点Tでのステータス情報を予測し及び予測した当該ステータス情報を他のクライアントへ送信する(図5Aの下部を参照)。
次に、クライアント5-1の実装の観点からの非集中型のアプローチを示す図5Aの上部に移る。クライアント5-1は、期間Dcom(5-11)の間に時点T-p(5-7)で収集した自分のステータス情報を、その周囲の他のクライアントへ通信する。並行して、クライアント5-1は、その周囲(例えば、その認識エリア内)のクライアントから報告される時点T-p(5-7)でのステータス情報を受信する。Dcom(5-11)の終わりに、クライアント5-1は、その周囲のクライアントからステータス情報を受信済みであり、(例えば、図1及び図3に関連して説明したように)時点Tでのクライアント5-1の周りの交通状況を予測するために、Dproc(5-12)の間の受信データの処理を開始する。時点Tにおける交通状況が予測された後、クライアント5-1は、時点Tにおける予測された交通状況に基づいて、少なくとも1つの制御パラメータ及び少なくとも1つの制御パラメータの変更を決定する(これは、依然としてDproc(5-12)内で起こる)。少なくとも1つの制御パラメータの決定は、クライアント5-1の現在の(ローカルな)ステータス情報を考慮してなされてもよく、オプションとして、環境に関する収集され及び/又は受信された情報(例えば、気象データ、道路条件データ、信号機、及び交通標識関連データ)を考慮してなされてもよい。上記決定は、時点Tについて予測された交通状況の変化に反応する目的、並びに/又は、現在の環境ステータス及びクライアント5-1からの現在のステータス情報に反応する目的でなされる(例えば、クライアント5-1からの現在のローカル情報に基づいて識別される危険な状況を回避するために、変更が必要とされてもよい)。
少なくとも1つの制御パラメータの変更がDproc(5-12)の間に決定された後、少なくとも1つの制御パラメータの変更は、クライアント5-1において、時点T(5-8)か、又はクライアント5-1であり得る適応遅延5-13を補償する目的で時点T-Dadapかのいずれかで履行され、それにより、クライアント5-1は時点Tにおけるその変更への物理的な反応を開始する。例えば、クライアント5-1のコントローラは、時点T-Dadapで自身の制御パラメータを適合させる一方、クライアント自身(例えば車両のエンジン)が時点Tでその変更を履行する。適応遅延Dadapは、クライアント5-1の変化の内部的な処理遅延及び/又はクライアント5-1における適応を行うための機械的遅延によって引き起こされ得る。適応遅延Dadap(5-13)は、クライアント固有であってもよく、又は、異なるクライアント若しくはクライアントのタイプごとに異なってもよい。機械的遅延は、例えば、エンジン内の燃料供給を調整することによって車両が所望のトルクに到達するための時間であり得る。
時点Tの後、上記処理の全体が、次の通信フェーズDcomを伴う次の周期pに向けて再開される。
図5Aの下部は、クライアント5-2の実装の観点から、非集中型のアプローチの異なる実施形態を示している。(図5Aの上部について上述したように)時点T-pで収集されたクライアント5-2のステータス情報を通信する代わりに、クライアント5-2は、まず、Dpred(5-21)の間に時点T(5-8)での自身のステータス情報(例えば、自身の位置、速度、加速度、…)の予測を行い、そしてDcom(5-22)の間に予測結果を周囲の他のクライアントへ通信する。並行して、クライアント5-2は、その周囲(例えば、その認識エリア内)のクライアントから報告される時点T(5-8)についての予測ステータス情報を受信する。Dcom(5-22)の終わりに、クライアント5-2は、その周囲のクライアントからステータス情報を受信済みであり、(例えば、図5Aの上部のクライアント5-1に関連して説明したように)時点Tでのクライアント5-2の周りの交通状況を予測するために、Dproc(5-23)の間の受信データの処理を開始する。クライアント5-2は、時点Tにおいて周囲のクライアントの予測位置を既に受信していることから、時点Tにおける交通状況を予測する処理の期間中に、それらの予測を単独で行う必要がない。これは、クライアント5-2における処理リソース及び処理時間を節約する(そのため、Dproc5-23により生じる遅延が低減される)。
クライアント5-2により実行される以下のステップ(変更すべき少なくとも1つの制御パラメータの決定、当該少なくとも1つの制御パラメータの変更、及び時点T(5-8)又は時点T-Dadap(5-24)での変更の履行)は、上記の図5Aのクライアント5-1について説明したものと同様である。
pred(5-21)の間に時点T(5-8)でのクライアント5-2のステータス情報を自ら全体として予測すること、及びその予測の結果を周囲のクライアントへ送信することは、当該予測をクライアント5-2により一度だけ実行することを必要とすることから、より効率的であると考えらえる。図5Aの上部に関連してクライアント5-1について説明した実施形態とは対照的に、時点Tにおけるクライアント5-1のステータス情報の予測は、例えば、クライアント5-1のステータス情報をT-pにおいて受信し及びそれを時点Tにおける交通状況の予測に使用することで、複数のクライアントにより並列的に行われ得る。このようにして、複数のクライアントが同様の処理(例えば、時点Tでのクライアント5-1の位置のようなステータス情報の予測)を並列的に実行することになり、これは処理パワー及びリソースの浪費であると考えられる。
図5Bは、集中型のアプローチの2つの例示的な実施形態を示しており、一方において、クライアント5-4は時点T-pでの自身のステータス情報をネットワークエンティティ5-3へ報告し(図5Bの上部を参照)、もう一方において、クライアント5-6は、時点T(5-8)での自身のステータス情報を予測し及び予測した当該ステータス情報をネットワークエンティティ5-5へ送信する(図5Bの下部を参照)。
少なくとも1つの制御パラメータの変更が、ネットワークエンティティ5-3によってDproc(5-32)の間に決定された後、当該少なくとも1つの制御パラメータの変更は、Dcom (5-33、5.43)の間にクライアント5-4へ通信されることになる。クライアント5-4は、当該少なくとも1つの制御パラメータを変更するための情報/指示を受信した後、時点T(5-8)か又はクライアント5-4においてあり得る適応遅延5-44を補償する目的で時点T-Dadap(5-44)かのいずれかで、当該少なくとも1つの制御パラメータの変更を履行し、それにより、クライアント5-4は、(上で図5Aに関連してより詳細に説明したように)時点Tでその変化への物理的な反応を開始する。時点Tの後、上記処理の全体が、次の通信フェーズDcom1を伴う次の周期pに向けて再開される。
少なくとも1つの制御パラメータの変更が、ネットワークエンティティ5-3によってDproc(5-32)の間に決定された後、当該少なくとも1つの制御パラメータの変更は、Dcom1(5-33、5.43)の間にクライアント5-4へ通信されることになる。クライアント5-4は、当該少なくとも1つの制御パラメータを変更するための情報/指示を受信した後、時点T(5-8)か又はクライアント5-4においてあり得る適応遅延5-44を補償する目的で時点T-Dadap(5-44)かのいずれかで、当該少なくとも1つの制御パラメータの変更を履行し、それにより、クライアント5-4は、(上で図5Aに関連してより詳細に説明したように)時点Tでその変化への物理的な反応を開始する。時点Tの後、上記処理の全体が、次の通信フェーズDcom1を伴う次の周期pに向けて再開される。
図5Bの下部は、クライアント5-6の実装の観点から、集中型のアプローチの異なる実施形態を示している。(図5Bの上部について上述したように)時点T-pで収集されたクライアント5-6のステータス情報を通信する代わりに、クライアント5-6は、Dpred(5-61)の間に時点T(5-8)での自身のステータス情報(例えば、自身の位置、速度、加速度、…)の予測を行い、そしてDcom(5-62、5-52)の間に予測結果をネットワークエンティティ5-5へ通信する。並行して、ネットワークエンティティ5-5は、クライアント5-6の周囲(例えば、その認識エリア内)のクライアントから報告される時点T(5-8)についての予測ステータス情報を受信する。Dcom(5-62、5-52)の終わりに、ネットワークエンティティ5-5は、クライアント5-6及びその周囲のクライアントからステータス情報を受信しており、(例えば、図5Bの上部のクライアント5-4に関連して説明したように)時点Tでのクライアント5-6の周りの交通状況を予測するために、Dproc(5-53)の間の受信データの処理を開始する。ネットワークエンティティ5-5は、時点Tにおいてクライアントの予測位置を既に受信していることから、時点Tにおける交通状況を予測する処理の期間中に、それらの予測を単独で行う必要がない。これは、ネットワークエンティティ5-5における処理リソース及び処理時間を節約する(そのため、Dproc5-53により生じる遅延が低減される)。
ネットワークエンティティ5-5及びクライアント5-6により実行される以下のステップ(変更すべき少なくとも1つの制御パラメータの決定、当該少なくとも1つの制御パラメータの変更、クライアント5-6へのその変更の通信、及び時点T(5-8)又は時点T-Dadap(5-24)での変更の履行)は、上記の図5Bのネットワークエンティティ5-3及びクライアント5-4について説明したものと同様である。
pred(5-61)の間の時点T(5-8)におけるクライアント5-6のステータス情報を自ら全体として予測すること、及びその予測の結果をネットワークエンティティ5-5へ送信することは、例えば、ネットワークエンティティ5-5の視点からより効率的であると考えられる。なぜなら、ネットワークエンティティ5-5が、時点Tにおける全てのクライアントについてのステータス情報の予測を実行する必要がないからであり、これが処理リソースを保護し及びネットワークエンティティ5-5におけるDproc5-53の間の処理遅延を低減する。
いくつかのクライアントが時点T-pでのステータスに関連する情報を報告する一方で他のクライアントが時点Tについて予測される情報を報告し得る複合的なシナリオを可能にする目的で、クライアントは、その情報が時点T-pに関連する情報なのか又は時点Tについて予測された情報なのかのインジケーションをその情報と共に送信してもよい。クライアントから当該情報を受信するクライアント又はネットワークエンティティは、時点Tについての予測をやはりクライアントについて行う必要があるのか、又は受信した当該情報が既に予測されたステータス情報を含むために予測を省略し得るのかを判定する目的で、上記インジケーションを抽出してもよい。受信される情報が時点Tにおける予測情報を含むのか又は時点T-pにおけるステータス情報を含むのかのインジケーションは、例えば、図1の部分的情報1-6、1-7、1-8、図2の情報2-5、2-6、2-7、2-8、図3の第1情報3-14、又は図4の第1情報4-14若しくは第4情報4-22であってもよい。そのインジケーションは、図6又は図7のステップ6-14、7-14又は7-22において受信される情報の一部であってもよい。
第1のオプションとしてのステップ6-11において、第2クライアントは、その認識エリアを決定し得る。認識エリアは、固有のサイズを伴う固有の形態(例えば、円、長方形、楕円、立方体)を有し得る第2クライアントの周りの領域であり得る。そのサイズ及び形態は、固定的であってもよく、又は、例えば第2クライアントの速度若しくは進行方向といった何らかの特性に依存して可変であってもよい。また、認識エリアは、第2クライアントが達成可能なワイヤレス通信距離に基づいて定義されてもよい。
第1のオプションとしてのステップ6-11において、第2クライアントは、その認識エリアを決定し得る。認識エリアは、固有のサイズを伴う固有の形態(例えば、円、立方体、楕円、立方体)を有し得る第2クライアントの周りの領域であり得る。そのサイズ及び形態は、固定的であってもよく、又は、例えば第2クライアントの速度若しくは進行方向といった何らかの特性に依存して可変であってもよい。また、認識エリアは、第2クライアントが達成可能なワイヤレス通信距離に基づいて定義されてもよい。
オプションとしてのステップ6-12において、第2クライアントは、少なくとも1つの第1クライアントから第3情報を求める要求を受信し得る。要求される第3情報は、時点T-pにおける第2クライアントのステータス情報、又は将来の時点Tについての第2クライアントの予測されるステータス情報であってもよい。
オプションとしてのステップ6-13において、第2クライアントは、第1情報を求める要求を少なくとも1つの第1クライアントへ、好ましくは認識エリア内に位置する第1クライアントのみへ送信し得る。
ステップ6-12及び6-13における要求は、どのタイプの情報が要求されるのか(時点T-pでの情報、又は時点Tでの予測される情報)を指し示してもよい。
ステップ6-14において、第2クライアントは、少なくとも1つの第1クライアントから第1情報を受信する。第1情報は、ステップ6-13で送信されたオプションとしての要求に応じて受信されてもよく、又は少なくとも1つの第1クライアントから周期的に送信されるブロードキャストメッセージを介して受信されてもよい。第1情報は、時点T-pでのステータス情報又は時点Tについて予測されるステータス情報であり得る、少なくとも1つの第1クライアントのステータス情報を含む。第1情報は、当該第1情報が時点T-pでのステータス情報を含むのか又は時点Tでの予測されるステータス情報を含むのかのインジケーションを含んでもよい。そのステータス情報は、例えば、少なくとも1つの第1クライアントの速度、進行方向、位置、加速度、センサデータ、及び操作ルールのインジケーション、のうちの少なくとも1つであってもよい。センサデータは、例えば、検出された外部温度、検出されたワイパ活動度、検出された外部光ステータス、又は例えばクライアントのビルトインレーダにより検出された近傍の他のクライアントの特性に関連してもよい。
ステップ6-15において、第2クライアントは、少なくとも1つの第1クライアントから受信された第1情報を考慮に入れて、時点Tにおける(好ましくは、認識エリアに制限される)交通状況の予測を実行する。第2クライアントは、最も遠い第1クライアント、好ましくは第2クライアントの前方に位置する最も遠い第1クライアントから始まる形で予測を実行してもよい。
時点Tにおける交通状況が検出されると、第2クライアントは、ステップ6-18において、時点Tにおける予測される交通状況に基づいて、第2クライアントの少なくとも1つの制御パラメータの変更を決定して、例えば前を行くクライアントとの所定の距離を維持する目的で、第2クライアントの加速度若しくは減速度、及び/又は運転方向を調整する。少なくとも1つの制御パラメータのその決定は、時点Tでの予測される交通状況に加えて、オプションとして、ステップ6-16において、第2クライアントの環境に関して受信されるデータ(例えば、交通標識データ、信号機データ、道路条件、気象条件)をも考慮に入れてなされてよい。加えて、ステップ6-17において、第2クライアントの検出される第2情報もまた考慮されてよく、第2情報は、例えば第2クライアントの実際の速度若しくは向き又は第2クライアントにより測定される実際の外部温度といった、第2クライアントの実際の情報を含んでもよい。
ステップ6-19において、第2クライアントは、上記決定の結果に基づいて少なくとも1つの制御パラメータを変更し、ステップ6-20において、その変更は、時点Tにおいて、又は(第2クライアントにより引き起こされる処理上の及び/又は機械的な遅延を補償するために)時点T-Dadapにおいて、第2クライアントにより履行され得る。
最後に、ステップ6-21において、第2クライアントは、第3情報を少なくとも1つの第1クライアントへ、好ましくは認識エリア内に位置する第1クライアントへ送信し得る。第3情報は、時点Tにおける(少なくとも1つの制御パラメータの変更が履行された後の)第2クライアントのステータス情報、又は時点T+pについて予測されるステータス情報であってもよい。第3情報は、第2クライアントがステップ6-12で受信したであろう要求に対する応答としてステップ6-21で送信されてもよく、又は、ステップ6-20の後に少なくとも1つの第1クライアントへブロードキャスト若しくはマルチキャストメッセージとして送信されてもよい。第3情報は、当該第3情報が時点Tでのステータス情報を含むのか又は時点T+pでの予測されるステータス情報を含むのかのインジケーションを含んでもよい。
次いで、本方法は、繰り返され、次の周期p(T~T+p)に向けて全体として再開され得る。
第1のオプションとしてのステップ7-11において、ネットワークエンティティは、第2クライアントについての認識エリアを決定し得る。認識エリアは、固有のサイズを伴う固有の形態(例えば、円、長方形、楕円、立方体)を有し得る第2クライアントの周りの領域であり得る。そのサイズ及び形態は、固定的であってもよく、又は、例えば第2クライアントの速度若しくは進行方向といった何らかの特性に依存して可変であってもよい。また、認識エリアは、第2クライアントが達成可能なワイヤレス通信距離に基づいて定義されてもよい。
第1のオプションとしてのステップ7-11において、ネットワークエンティティは、第2クライアントについての認識エリアを決定し得る。認識エリアは、固有のサイズを伴う固有の形態(例えば、円、立方体、楕円、立方体)を有し得る第2クライアントの周りの領域であり得る。そのサイズ及び形態は、固定的であってもよく、又は、例えば第2クライアントの速度若しくは進行方向といった何らかの特性に依存して可変であってもよい。また、認識エリアは、第2クライアントが達成可能なワイヤレス通信距離に基づいて定義されてもよい。
ステップ7-14において、ネットワークエンティティは、少なくとも1つの第1クライアントから第1情報を受信する。第1情報は、少なくとも1つの第1クライアントへネットワークエンティティにより送信されるオプションとしての要求に応じて受信されてもよく、又は、少なくとも1つの第1クライアントからネットワークエンティティへ周期的に送信されるメッセージを介して受信されてもよい。そのオプションとしての要求は、どのタイプの情報が要求されるのか(時点T-pでの情報、又は時点Tでの予測される情報)を指し示してもよい。第1情報は、時点T-pでのステータス情報又は時点Tについて予測されるステータス情報であり得る、少なくとも1つの第1クライアントのステータス情報を含む。第1情報は、当該第1情報が時点T-pでのステータス情報を含むのか又は時点Tでの予測されるステータス情報を含むのかのインジケーションを含んでもよい。そのステータス情報は、例えば、少なくとも1つの第1クライアントの速度、進行方向、位置、加速度、センサデータ、及び操作ルールのインジケーション、のうちの少なくとも1つであってもよい。センサデータは、例えば、検出された外部温度、検出されたワイパ活動度、検出された外部光ステータス、又は例えばクライアントのビルトインレーダにより検出された近傍の他のクライアントの特性に関連してもよい。
ステップ7-22において、ネットワークエンティティは、第2クライアントから第4情報を受信する。第4情報は、第2クライアントへネットワークエンティティにより送信されるオプションとしての要求に応じて受信されてもよく、又は、第2クライアントからネットワークエンティティへ周期的に送信されるメッセージを介して受信されてもよい。そのオプションとしての要求は、どのタイプの情報が要求されるのか(時点T-pでの情報、又は時点Tでの予測される情報)を指し示してもよい。第4情報は、第2クライアントにおけるステータス情報を含み、この情報は上述した第1情報に相応する。
ステップ7-15において、ネットワークエンティティは、受信した第1情報及び第4情報を考慮に入れて、第2クライアントの時点Tにおける交通状況の予測を実行する。時点Tにおける予測される交通状況は、第2クライアントの認識エリアにより制限されてもよい。ネットワークエンティティは、第2クライアントから最も遠い第1クライアント、好ましくは第2クライアントの前方に位置する最も遠い第1クライアントから始まる形で予測を実行してもよい。
時点Tにおける交通状況が予測されると、ネットワークエンティティは、ステップ7-18において、時点Tにおける予測される交通状況に基づいて、第2クライアントの少なくとも1つの制御パラメータの変更を決定して、例えば前を行くクライアントとの所定の距離を維持する目的で、第2クライアントの加速度若しくは減速度、及び/又は運転方向を調整する。少なくとも1つの制御パラメータのその決定は、時点Tでの予測される交通状況に加えて、オプションとして、ステップ7-16において、第2クライアントに関連する環境に関して受信されるデータ(例えば、交通標識データ、信号機データ、道路条件、気象条件)をも考慮に入れてなされてよい。
ステップ7-19において、ネットワークエンティティは、決定の結果に基づいて少なくとも1つの制御パラメータを変更し、ステップ7-23において、変更後の少なくとも1つの制御パラメータを、時点Tに先立って第2クライアントへ送信する。
次いで、本方法は、繰り返され、次の周期p(T~T+p)に向けて全体として再開され得る。
図11は、クライアント(例えば、図2のクライアント2-2、図4の第2クライアント4-2又は図5Bのクライアント5-4若しくは5-6)により実行される集中型のアプローチについての方法の例示的な実施形態を示している。図11に示すステップは、第2クライアント4-2について図4のメッセージフロー図に示したステップと軌を一にする。以下の説明において、ステップ11-01~11-08は、時点T-pと時点とTの間の1回の周期pの間に行われてよく、ステップ11-09は、時点Tにおいて又は時点Tの直後に行われてよい。
ステップ11-01において、クライアントは第1情報を収集する。第1情報は、センサを介して収集されてもよいクライアントの時点T-pでのステータス情報に関連し、速度、進行方向、加速度、選択された操作ルール、又は当該クライアントの位置であり得る。
オプションとして、クライアントは、ステップ11-02において、時点Tにおけるクライアントの予測されるステータス情報であり得る第3情報を予測し得る。その予測は、第1情報に基づいてもよい。
ステップ11-03において、クライアントは、第1情報、時点Tについて予測された第2情報、又はそれら双方の組合せ、のうちの1つに基づいて、第2情報を生成する。第2情報は、時点Tにおけるクライアントの位置を決定することを可能にし、時点Tにおけるクライアントの予測位置を含んでもよい。
ステップ11-04において、クライアントは、第2情報を、例えばクライアントを制御し得る中央制御機能を実行するネットワークエンティティ(例えば、図4のネットワークエンティティ4-10)へ送信する。
ステップ11-05において、クライアントは、制御エンティティから少なくとも1つの変更される第1の制御パラメータを受信する。少なくとも1つの変更される第1の制御パラメータは、予測される交通状況に基づいてネットワークエンティティ(例えば、中央制御機能)によって決定されたクライアント向けの制御パラメータであってもよく、その予測される交通状況は、第2情報を考慮することによりネットワークエンティティにおいて決定されてもよい。
オプションとしてのステップ11-06において、クライアントは、第4情報を検出してもよい。第4情報は、例えばクライアントの実際の速度、進行方向、加速度、選択された操作ルール、又は実際の位置のような、クライアントの実際の情報であってよい。
オプションとしてのステップ11-07において、クライアントは、信号機、交通標識、又は気象データからの情報であり得る環境データを受信してもよい。
次いで、クライアントは、ステップ11-05で受信された少なくとも1つの変更後の第1の制御パラメータに基づいて、ステップ11-08において、少なくとも1つの第2の制御パラメータの変更を決定する。少なくとも1つの第2の制御パラメータの変更は、少なくとも1つの第1の制御パラメータの変更と同様であってもよく、又は、例えば、ステップ11-04での第2情報の送信後のクライアントのステータス若しくはその周囲の変化に起因して起こり得る危険な状況を防止するために第4情報及び/若しくは環境データを考慮した、少なくとも1つの第1の制御パラメータの変更の修正であってもよい。
最後に、クライアントは、ステップ11-09において、変更後の少なくとも1つの第2の制御パラメータを履行している。図5Bに関連してより詳細に述べたように、上記履行は、時点Tにおいて行われてもよく、又は、あり得る適応遅延を補償するために時点Tの前に行われてもよい。
クライアントにおける変更後の少なくとも1つの第2の制御パラメータの履行の後、上記処理は全体として再開され得る。
図8は、図6に示したような方法を実行するように適合されたクライアント8-1の例示的な実施形態を示している。当該クライアントは、例えば、図1に示したような第2クライアント1-2、図3に示したような第2クライアント3-2、又は図5Aに示したようなクライアント5-1/5-2であり得る。
クライアント8-1は、同期モジュール8-15を備えてよく、同期モジュール8-15は、ネットワーク要素(例えば、同期ソース)から又はGPS信号を介して同期信号8-4を受信し得る。同期信号は、第2クライアントにより実行されるステップ及びアクションを、他のクライアント及び/又はネットワーク要素(例えば、図2、図4、図5B及び図7に関して説明したような集中型アーキテクチャにおける中央コントローラ/ネットワークエンティティ)により実行されるステップ又はアクションと同期させるために使用され得る。
第2クライアント8-1は、図3のステップ3-14又は図6のステップ6-14に示したように第1情報8-2を受信する受信機モジュール8-11をさらに備える。受信機モジュール8-11は、さらに、図3のステップ3-12若しくは図6のステップ6-12に示したように第3情報を、又は図3のステップ3-16若しくは図6のステップ6-16に示したように環境データを求める要求を受信し得る。
さらに、第2クライアント8-1は、送信機モジュール8-12を備え、送信機モジュール8-12は、例えば図3のステップ3-13若しくは図6のステップ6-13に示したように第1情報を又は図3のステップ3-21若しくは図6のステップ6-21に示したように第3情報を求める要求といった、情報8-3を送信し得る。
第2クライアント8-1の受信機モジュール8-11及び送信機モジュール8-12は、送受信機モジュール8-10に組み合わされてもよい。
さらに、第2クライアント8-1は、第2クライアントの認識エリアを決定するための決定モジュール8-21を備えてもよい。当該決定は、図1、図3のステップ3-11又は図6のステップ6-11に関連して説明した通りに実行されてよい。
第2クライアント8-1は、時点Tにおける交通状況を予測するための予測モジュール8-22を備える。当該予測は、図1、図3のステップ3-15、又は図6のステップ6-15に関連して説明した通りに実行されてよい。
さらに、第2クライアント8-1は、第2クライアントからの第2情報を検出するための検出モジュール8-27を備えてよく、第2情報は、第2クライアントの実際の情報を含み得る。当該検出は、図1、図3のステップ3-17又は図6のステップ6-17に関連して説明した通りに実行されてよい。その検出は、第2情報を検出するためのローカルセンサ8-26を利用してもよい。
またさらに、第2クライアント8-1は、時点Tにおける予測された交通状況に基づいて第2クライアントの少なくとも1つの制御パラメータの変更を決定するための決定モジュール8-23を備える。当該決定は、図1、図3のステップ3-18又は図6のステップ6-18に関連して説明した通りに実行されてよく、追加的にその決定のために第2情報及び環境データを使用してもよい。
第2クライアント8-1は、モジュール8-23の決定の結果に基づいて第2クライアントの上記少なくとも1つの制御パラメータを変更するための変更モジュール8-24、をさらに備える。当該変更は、図1、図3のステップ3-19又は図6のステップ6-19に関連して説明した通りに実行されてよい。
またさらに、第2クライアント8-1は、時点T又は時点T-Dadapにおける上記少なくとも1つの制御パラメータの変更を履行するための履行モジュール8-25、を備えてもよい。当該履行は、図1、図3のステップ3-20又は図6のステップ6-20に関連して説明した通りに実行されてよい。
最後に、モジュール8-21、8-22、8-23、8-24、8-25及び8-27は、HW、1つ以上のプロセッサにより実行されるSW、又はそれら双方の組合せで実装されてよい(8-20)。
図9は、図7に示したような方法を実行するように適合されたネットワークエンティティ9-1の例示的な実施形態を示している。当該ネットワークエンティティは、例えば、図2に示したようなネットワークエンティティ2-10、図4に示したようなネットワークエンティティ4-10、又は図5Bに示したようなネットワークエンティティ5-3/5-5であり得る。
ネットワークエンティティ9-1は、同期モジュール9-15を備えてよく、同期モジュール9-15は、ネットワーク要素(例えば、同期ソース)から又はGPS信号を介して同期信号9-4を受信し得る。同期信号は、ネットワークエンティティにより実行されるステップ及びアクションを、クライアント(例えば、図2、図4、図5B及び図7に関して説明したような集中型アーキテクチャにおける、図2のクライアント2-1、2-2、2-3及び2-4)により実行されるステップ又はアクションと同期させるために使用され得る。
ネットワークエンティティ9-1は、図4のステップ4-14又は図7のステップ7-14に示したように第1情報9-2を受信する受信機モジュール9-11をさらに備える。受信機モジュール9-11は、さらに、図4のステップ4-22若しくは図7のステップ7-22に示したように第4の情報を、又は図4のステップ4-16若しくは図7のステップ7-16に示したように環境データを受信し得る。
さらに、ネットワークエンティティ9-1は、送信機モジュール9-12を備え、送信機モジュール9-12は、情報9-3を送信し、例えば図4のステップ4-23又は図7のステップ7-23に示したように変更後の少なくとも1つの制御パラメータを第2クライアントへ送信し得る。
ネットワークエンティティ9-1の受信機モジュール9-11及び送信機モジュール9-12は、送受信機モジュール9-10に組み合わされてもよい。
さらに、ネットワークエンティティ9-1は、第2クライアントについて認識エリアを決定するための決定モジュール9-21、を備えてもよい。当該決定は、図2、図4のステップ4-11又は図7のステップ7-11に関連して説明した通りに実行されてよい。
ネットワークエンティティ9-1は、第2クライアントについて時点Tでの交通状況を予測するための予測モジュール9-22、を備える。当該予測は、図2、図4のステップ4-15又は図7のステップ7-15に関連して説明した通りに実行されてよい。
またさらに、ネットワークエンティティ9-1は、時点Tにおける予測された交通状況に基づいて第2クライアントの少なくとも1つの制御パラメータの変更を決定するための決定モジュール9-23、を備える。当該決定は、図2、図4のステップ4-18又は図7のステップ7-18に関連して説明した通りに実行されてよく、その決定のために環境データを使用してもよい。
ネットワークエンティティ9-1は、モジュール9-23の決定の結果に基づいて第2クライアントの上記少なくとも1つの制御パラメータを変更するための変更モジュール9-24、をさらに備える。当該変更は、図2、図4のステップ4-19又は図7のステップ7-19に関連して説明した通りに実行されてよい。
最後に、モジュール9-21、9-22、9-23及び9-24は、HW、1つ以上のプロセッサにより実行されるSW、又はそれら双方の組合せで実装されてよい(9-20)。
図12は、図11に示したような方法を実行するように適合されたクライアント12-1の例示的な実施形態を示している。当該クライアントは、例えば、図2に示したような第2クライアント2-2、図4に示したような第2クライアント4-2、又は図5Bに示したようなクライアント5-4/5-6であり得る。
クライアント12-1は、同期モジュール12-15を備えてよく、同期モジュール12-15は、ネットワーク要素(例えば、同期ソース)から又はGPS信号を介して同期信号12-4を受信し得る。同期信号は、クライアントにより実行されるステップ及びアクションを、他のクライアント(例えば、図2、図4、図5B、図7及び図11に関して説明したような集中型アーキテクチャにおける図2のクライアント2-1、2-2、2-3及び2-4)又はクライアントを制御する中央ネットワークエンティティにより実行されるステップ又はアクションと同期させるために使用され得る。
クライアント12-1は、情報12-2、例えば図4のステップ4-23又は図11のステップ11-05に示すような少なくとも1つの変更後の制御パラメータを受信するように構成される受信機モジュール12-11、をさらに備える。受信機モジュール12-11は、図4のステップ4-25又は図11のステップ11-07に示した通りに環境データを受信する、ようにさらに構成されてもよい。
さらに、クライアント12-1は、送信機モジュール12-12を備え、送信機モジュール12-12は、情報12-3を送信し、例えば図4のステップ4-22に示すように第4情報を、又は図11のステップ11-04に示すように第2情報を送信する、ように構成される。
クライアント12-1の受信機モジュール12-11及び送信機モジュール12-12は、送受信機モジュール12-10に組み合わされてもよい。
さらに、クライアント12-1は、クライアントのステータス情報を検出するための検出モジュール12-26を備えてもよく、ステータス情報は、例えば、クライアントの実際のステータス情報を反映する情報であってもよい。当該検出は、センサ12-25を用いて行われてもよく、検出される情報は、クライアント12-1の他のモジュール、例えば収集モジュール12-21又は決定モジュール12-28により入力として使用されてもよい。検出される情報は、図4のステップ4-17又は図11のステップ11-06に関連して説明した通りの情報であってもよい。
クライアント12-1は、さらに、時点T-pにおけるクライアントに関する情報を収集するための収集モジュール12-21、を備える。その情報は、図4のステップ4-25又は図11のステップ11-01に関連して説明した通りの情報であってもよい。
クライアント12-1は、さらに、時点Tにおけるクライアントに関する情報を予測するための予測モジュール2-22を備えてもよい。予測される情報は、図4のステップ4-26又は図11のステップ11-02に関連して説明した通りの情報であってもよい。
さらに、クライアント12-1は、第1情報に基づいて第2情報を生成するための生成モジュール12-23、を備える。生成される第2情報は、図4のステップ4-27又は図11のステップ11-03に関連して説明した通りの情報であってもよい。第2情報は、時点Tにおけるクライアント12-11の位置を決定することを可能にする。
クライアント12-1は、受信される少なくとも1つの第1の制御パラメータに基づいて、少なくとも1つの第2の制御パラメータの変更を決定するための決定モジュール12-28、をさらに備える。少なくとも1つの第2の制御パラメータの決定される変更は、図4のステップ4-28又は図11のステップ11-08に関連して決定される変更であってもよい。
またさらに、クライアント12-1は、時点T又は時点T-Dadapにおける少なくとも1つの第2の制御パラメータの変更を履行するための履行モジュール12-29、を備える。当該履行は、図2、図4のステップ4-24又は図11のステップ11-09に関連して説明した通りに実行されてよい。
最後に、モジュール12-21、12-22、12-23、12-26、12-28及び12-29は、HW、1つ以上のプロセッサにより実行されるSW、又はそれら双方の組合せで実装されてよい(12-20)。
図10は、クライアント8-1若しくはクライアント12-1(例えば、車両)又はネットワークエンティティ9.1(例えば、中央コントローラ)の実施形態を示す例示的なブロック図である。クライアント8-1又は12-1は、例えば、モバイルデバイス(モバイルフォン、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)若しくはポータブルコンピュータ(例えば、ラップトップ、タブレット)など)、車両(例えば、自動車、トラック、バイク、飛行機、船舶、又は潜水艦など)、マシンツーマシンデバイス(例えば、センサなど)、又はワイヤレス通信を提供可能な任意の他のデバイスであってよい。また、クライアントは、例えば地上、空中、若しくは水中を移動し得る自動車若しくは車両のような、別のデバイス内の無線ノード、ユーザ機器(UE)、又はオンボードユニット(若しくはモジュール)として言及されてもよい。ネットワークエンティティの例は、サーバ、基地局、路側キャビネット、コントローラ、又はアクセスポイントであってもよい。
クライアント/ネットワークエンティティは、インタフェース10-2、プロセッサ10-12、及びメモリ10-13を備えてもよい。インターフェース10-2は、受信機10-11及び送信機10-14をさらに備えてもよい。受信機10-11及び送信機10-14は、送受信機に組み合わされてもよい。受信機は要素10-1から信号10-3を受信し、送信機は要素10-1へ信号10-4を送信し得る。信号は、(例えば、図示していないアンテナを介して)ワイヤレスに送信されてよい。プロセッサ10-12は、ネットワークエンティティ又はクライアントにより提供されるものとして上で説明した機能性のいくつか又はすべてを提供するための命令を実行し得る。メモリ10-13は、プロセッサ10-12により実行される命令、例えば(クライアント向けの)図6、(ネットワークエンティティ向けの)図7又は(クライアント向けの)図11において説明した通りの方法を実行するための命令を記憶し得る。
プロセッサ10-12は、命令を実行し及び情報/データを操作して、10-1(例えば、クライアント又はネットワークエンティティ)の説明した機能の一部又は全部を実行するための、ハードウェア及び1つ以上のモジュールに実装されるソフトウェアのいかなる適切な組合せを備えてもよい。いくつかの実施形態において、プロセッサ10-12は、1つ以上のコンピュータ、1つ以上のCPU(central processing unit)、1つ以上のマイクロプロセッサ、1つ以上のアプリケーション、及び/又は他のロジックを含み得る。
メモリ10-13は、概して、コンピュータプログラム、ソフトウェア、ロジック、ルール、アルゴリズム、コード、テーブルなどのうちの1つ以上を含むアプリケーション、及び/又はプロセッサにより実行可能な他の命令、といった命令群を記憶するように動作可能であり得る。メモリ10-13の例は、コンピュータメモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)若しくは読取り専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(例えば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(例えば、コンパクトディスク(CD)若しくはデジタルビデオディスク(DVD))、並びに/又は情報を記憶する任意の他の揮発性若しくは不揮発性の非一時的なコンピュータ読取可能な及び/若しくはコンピュータ実行可能なメモリデバイスを含み得る。
クライアント8-1又は12-1及びネットワークエンティティ9-1の代替的な実施形態は、図8~図10及び図12に示したもの以外の追加的なコンポーネントを含んでもよい。これらの追加のコンポーネントは、(ここで説明した解決策をサポートするために必要な任意の機能性を含めて)ここで説明した機能性のいずれか及び/又は任意の追加的な機能性を含む、ある観点の機能性を提供し得る。
多様な異なるタイプの要素が、同一の物理的なハードウェアを有するコンポーネントを備えてもよいが、異なる無線アクセス技術を(例えば、プログラミングを介して)サポートするように構成されてもよく、又は部分的に若しくは全体的に異なる物理的なコンポーネントを表してもよい。
異なるタイプの車両(例えば、人間が運転する車両、ACC制御車両、CACC制御車両)が混在する交通シナリオを検討すると、説明した集中型の又は分散型の制御方法を用いる車両は、他の車両と共存するためにそれらの動作パラメータを調整してもよい。例えば、前方の車両が人間により運転される車両又は(C)ACC制御の車両であって、車両間の又は車両対基盤の通信デバイスを具備していない場合、前を行くその車両の運転環境を隣接する車両が知得することができず、その操作決定を予測することができない。このケースにおいて、説明した制御方法を用いる後続の車両は、例えば実質的に旧来のACCへフォールバックするなど、システムの安定性を保証するために、拡大された車両間の時間間隔を必要としてもよい。
(前方を走行する車両を含む)隣接する車両が全て、説明した制御方法をサポートする車両間の又は車両対基盤の通信デバイスを有する自律的な車両である場合、先行車両の操作を予測することができ、それらの間の所望の距離を低減することができる。即ち、先行車両のタイプに依存して、説明した制御方法を用いる車両は、それに応じて調整されたパラメータで走行してよく、そのようにして、説明した制御方法をサポートする車両と、それをサポートしないレガシー車両とが混在するシナリオにおいて、全体的な交通スループットが向上するはずである。説明した制御方法をサポートする車両の量が多いほど、全体のスループットの向上は大きくなるであろう。よって、説明した制御方法は、混在シナリオにおける交通スループット及び燃費の観点からの利点をも提供する。加えて、提案した制御方法をサポートする車両の反応時間の短縮/最適化に起因して、安全性が向上される。
説明した車両制御方法は、複数の自律的な車両が互いに前後して走行する限り、旧来のACC及びC-ACCよりも優れた性能を提供する。これはまた、自律的な車両及び非自律的な車両の双方が存在するハイブリッド的な交通状況においても提案した制御方法が有益でもあることを意味し、但し、その利点は均質な自律的車両の環境において最大化される。
本開示のいくつかの実施形態は、1つ以上の技術的利点を提供し得る。いくつかの実施形態は、それらの利点のいくつか、全く、又は全てから恩恵を受け得る。当業者によって容易に他の技術的利点が解明され得る。
第1の観点において、クライアントを制御するための方法の例示的な実施形態が提供される。上記方法は、ある時点Tでの少なくとも1つの第1クライアントの位置を決定することを可能にする、上記少なくとも1つの第1クライアントの第1情報を受信すること、を含む。上記方法は、さらに、上記時点Tでの交通状況を上記第1情報を用いて予測することと、上記時点Tでの予測される上記交通状況に基づいて、第2クライアントの少なくとも1つの制御パラメータの変更を決定することと、上記決定の結果に基づいて、上記第2クライアントの上記少なくとも1つの制御パラメータを変更することと、を含む。
第1の観点に係る上記方法の精緻化は、次のうちの1つ以上を含み得る:
- 上記方法は、周期pで繰り返されてもよく、
- 上記クライアントの制御が、共通の時間ベースへ同期してなされてもよく、
- 上記第1情報は、時点T-pでの又は時点Tについて予測される、上記少なくとも1つの第1クライアントのセンサ情報、ステータス情報及び制御情報のうちの少なくとも1つを含んでもよく、
- 上記第1情報は、時点T-pでの又は時点Tについて予測される上記少なくとも1つの第1クライアントの、
- 速度、
- 進行方向、
- 位置、
- 加速度、
- 減速度、
- センサデータ、及び、
- 操作ルールインジケーション、
のうちの少なくとも1つを含んでもよく、
- 上記第2クライアントの上記少なくとも1つの制御パラメータは、
- 速度、
- 加速度、
- 減速度、
- 進行方向、及び、
- 選択される操作ルール、のうちの少なくとも1つを含んでもよく、
- 上記第2クライアントについての認識エリアが決定され、上記認識エリア内に位置するクライアントから受信される情報が時点Tでの上記交通状況を予測するために使用され、上記少なくとも1つの第1クライアントは、上記認識エリア内に位置し、
- 時点Tでの上記交通状況の上記予測は、上記認識エリア内で最も遠くにあるクライアントから始めて別々に、上記少なくとも1つの第1クライアントの各々について予測を行うこと、を含んでもよく、
- 上記環境についてのデータが受信され、上記第2クライアントの上記少なくとも1つの制御パラメータの上記変更の上記決定は、当該決定のために上記環境についての上記データを用いること、をさらに含んでもよく、
- 上記データは、
- 交通標識データ、
- 信号機データ、
- 道路条件データ、及び、
- 気象データ、のうちの少なくとも1つを含んでもよく、
- 上記方法は、上記第2クライアントにおいて実行されてもよく、
- 上記第2クライアントの実際の情報を含み得る第2情報が検出され、上記第2クライアントの上記少なくとも1つの制御パラメータの上記変更の上記決定は、当該決定のために上記第2情報を用いること、をさらに含んでもよく、
- 時点Tにおいて、上記第2クライアントにおける上記少なくとも1つの制御パラメータの上記変更が履行されてもよく、
- Tから適応遅延Dadapを減算した時点において、上記第2クライアントにおける上記少なくとも1つの制御パラメータの上記変更が履行されてもよく、
- 上記第2クライアントについての第3情報が上記少なくとも1つの第1クライアントへ送信されてもよく、上記第3情報が時点T+pでの上記第2クライアントの上記位置を予測することを可能にしてもよく、
- 上記少なくとも1つの第1クライアント及び上記第2クライアントは、上記共通の時間ベースへ時間同期されてもよく、
- 時点Tでの上記第2クライアントの上記位置を予測することを可能にする、上記第2クライアントの第4情報が受信されてもよく、変更後の上記少なくとも1つの制御パラメータが上記第2クライアントへ送信されてもよく、上記第4情報は、時点Tでの上記交通状況を予測する際に使用され、上記方法がネットワークエンティティにおいて実行されてもよく、
上記少なくとも1つの第1クライアント又は上記第2クライアントは、車両、モバイルデバイス、車両内のモバイルデバイス、モジュール、又は車両内に取り付けられるモジュール、のうちの1つを含んでもよい。
第2の観点において、クライアントを制御するための装置の例示的な実施形態が提供される。上記装置は、ある時点T(5-8)の少なくとも1つの第1クライアントの位置を決定することを可能にする上記少なくとも1つの第1クライアントの第1情報を受信する、ように構成される第1モジュール、を備える。上記装置は、さらに、上記時点Tでの交通状況を上記第1情報を用いて予測する、ように構成される第2モジュールと、上記時点Tでの予測される上記交通状況に基づいて、第2クライアントの少なくとも1つの制御パラメータの変更を決定する、ように構成される第3モジュールと、上記決定の結果に基づいて、上記第2クライアントの上記少なくとも1つの制御パラメータを変更する、ように構成される第4モジュールと、を備える。
第3の観点において、クライアントを制御するための装置の例示的な実施形態が提供される。上記装置は、少なくとも1つのプロセッサを備え、上記少なくとも1つのプロセッサは、ある時点Tでの少なくとも1つの第1クライアントの位置を決定することを可能にする、上記少なくとも1つの第1クライアントの第1情報を受信する、ように構成される。上記少なくとも1つのプロセッサは、さらに、上記時点Tでの交通状況を上記第1情報を用いて予測し、上記時点Tでの予測される上記交通状況に基づいて、第2クライアントの少なくとも1つの制御パラメータの変更を決定し、上記決定の結果に基づいて、上記第2クライアントの上記少なくとも1つの制御パラメータを変更する、ように構成される。
第2又は第3の観点に係る上記装置の精緻化は、次のうちの1つ以上を含み得る:
- 上記クライアントの上記制御は、周期pで周期的になされてもよく、
- 上記クライアントの制御が、共通の時間ベースへ同期してなされてもよく、
- 上記第1情報は、時点T-pでの又はある時点について予測される、上記少なくとも1つの第1クライアントのセンサ情報、ステータス情報及び制御情報のうちの少なくとも1つを含んでもよく、
- 上記第1情報は、時点T-pでの又は時点Tについて予測される上記少なくとも1つの第1クライアントの、
- 速度、
- 進行方向、及び、
- 位置、
- 加速度、
- 減速度、
- センサデータ、及び、
- 操作ルールインジケーション、
のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
- 上記第2クライアントの上記少なくとも1つの制御パラメータは、
- 速度、
- 加速度、
- 減速度、
- 進行方向、及び、
- 選択される操作ルール、のうちの少なくとも1つを含んでもよく、
- 上記第2クライアントについての認識エリアを決定する、ように第5モジュールが構成されてもよく、上記認識エリア内に位置するクライアントから受信される情報が時点Tでの上記交通状況を予測するために使用され、上記少なくとも1つの第1クライアントは、上記認識エリア内に位置してもよく、
- 時点Tでの上記交通状況の上記予測は、上記認識エリア内で最も遠くにあるクライアントから始めて別々に、上記少なくとも1つの第1クライアント上の各々について予測を行うこと、を含んでもよく、
- 上記第1モジュールは、上記環境についてのデータを受信する、ようにさらに構成されてもよく、上記第3モジュールは、上記決定のために上記環境についての上記データを用いる、ようにさらに構成されてもよく、
- 上記データは、
交通標識データ、
信号機データ、
道路条件データ、及び、
気象データ、のうちの少なくとも1つを含んでもよく、
- 上記第2クライアントが上記装置を含んでもよく、
- 上記第2クライアントの実際の情報を含み得る第2情報を検出する、ように第6モジュールが構成されてもよく、上記第3モジュールは、上記決定のために上記第2情報を用いる、ようにさらに構成されてもよく、
- 時点Tにおいて、又はTから適応遅延Dadapを減算した時点において、変更後の上記少なくとも1つの第2制御パラメータを履行する、ように第7モジュールが構成されてもよく、
- 上記第2クライアントについての第3情報を上記少なくとも1つの第1クライアントへ送信する、ように第8モジュールが構成されてもよく、上記第3情報は、時点T+pでの上記第2クライアントの上記位置を予測することを可能にしてもよく、
- 上記少なくとも1つの第1クライアント及び上記第2クライアントは、上記共通の時間ベースへ時間同期されてもよく、
- 変更後の上記少なくとも1つの制御パラメータを上記第2クライアントへ送信する、ように第9モジュールが構成されてもよく、上記第1モジュールは、時点Tでの上記第2クライアントの上記位置を予測することを可能にする、上記第2クライアントの第4情報を受信する、ようにさらに構成されてもよく、上記第4情報は、時点Tでの上記交通状況を予測する際に使用されてもよく、ネットワークエンティティが上記装置を含んでもよく、
上記少なくとも1つの第1クライアント又は上記第2クライアントは、車両、モバイルデバイス、車両内のモバイルデバイス、モジュール、又は車両内に取り付けられるモジュール、のうちのいずれかを含んでもよい。
第4の観点において、コンピュータプログラムの例示的な実施形態が提供される。上記コンピュータプログラムは、装置の少なくとも1つのプロセッサにより実行されるプログラムコードを含み、上記プログラムコードの実行は、上記少なくとも1つのプロセッサに、上記第1の観点に係る方法を実行させる。
上記第4の観点に係るコンピュータプログラムの精緻化は、上記第1の観点に係る上記方法の上記1つ以上の精緻化に従ってよく、又は次のうちの1つ以上に従ってよい:
- 上記コンピュータプログラムは、コンピュータプログラムプロダクトであってもよく、
上記コンピュータプログラムは、上記プログラムコードを記憶する非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体を含んでもよい。
第5の観点において、クライアントを制御するための方法の例示的な実施形態が提供される。上記方法は、時点T-pにおいて上記クライアントの第1情報を収集することと、上記第1情報に基づいて第2情報を生成することであって、上記第1又は第2情報が時点Tでの上記クライアントの位置を決定することを可能にする、上記生成することと、上記第2情報を制御エンティティへ送信することと、上記制御エンティティから少なくとも1つの変更後の第1制御パラメータを受信することと、上記少なくとも1つの変更後の第1制御パラメータに基づいて、少なくとも1つの第2制御パラメータの変更を決定することと、時点Tにおいて、又はTから適応遅延Dadapを減算した時点において、上記クライアントにおける変更後の上記少なくとも1つの第2制御パラメータを履行することと、を含む。
上記第5の観点に係る上記方法の精緻化は、次のうちの1つ以上を含み得る:
- 上記第2情報は、上記第1情報を少なくとも部分的に含んでもよく、
- 上記第1情報に基づいて、時点Tにおける上記クライアントの第3情報が予測され、上記第3情報は、上記時点Tでの上記クライアントの位置を決定することを可能にしてもよく、上記第2情報は、上記第3情報を少なくとも部分的に含んでもよく、
- 上記第2情報は、上記第2情報が関連する時点を識別することを可能にするインジケションを含んでもよく、
- 上記クライアントの実際の情報を含み得る第4情報が検出され、上記少なくとも1つの制御パラメータの上記変更の上記決定は、当該決定のために上記第4情報を用いること、をさらに含んでもよく、
上記環境についてのデータが受信され、上記少なくとも1つの第2制御パラメータの上記変更の上記決定は、上記決定のために上記環境についての上記データを用いること、をさらに含んでもよい。
第6の観点において、クライアントの例示的な実施形態が提供される。上記クライアントは、時点T-pにおいて上記クライアントの第1情報を収集する、ように構成される第1モジュールと、上記第1情報に基づいて第2情報を生成する、ように構成される第2モジュールであって、上記第1又は上記第2情報は時点Tでの上記クライアントの位置を決定することを可能にする、上記第2モジュールと、上記第2情報を制御エンティティへ送信する、ように構成される第3モジュールと、上記制御エンティティから少なくとも1つの変更後の第1制御パラメータを受信する、ように構成される第4モジュールと、上記少なくとも1つの変更後の第1制御パラメータに基づいて、少なくとも1つの第2制御パラメータの変更を決定する、ように構成される第5モジュールと、時点Tにおいて、又はTから適応遅延Dadapを減算した時点において、上記クライアントにおける変更後の上記少なくとも1つの第2制御パラメータを履行する、ように構成される第6モジュールと、を備える。
第1の観点において、クライアントを制御するための方法の例示的な実施形態が提供される。上記クライアントは、少なくとも1つのプロセッサを備え、上記少なくとも1つのプロセッサは、時点T-pにおいて上記クライアントの第1情報を収集し、第2情報であって、上記第1又は第2情報が時点Tでの上記クライアントの位置を決定することを可能にする、当該第2情報を上記第1情報に基づいて生成し、上記第2情報を制御エンティティへ送信し、上記制御エンティティから少なくとも1つの変更後の第1制御パラメータを受信し、上記少なくとも1つの変更後の第1制御パラメータに基づいて、少なくとも1つの第2制御パラメータの変更を決定し、時点Tにおいて、又はTから適応遅延Dadapを減算した時点において、変更後の上記少なくとも1つの第2制御パラメータを履行する、ように構成される。
上記第6又は第7の観点に係るクライアントの精緻化は、次のうちの1つ以上を含み得る:
- 上記第2情報は、上記第1情報を少なくとも部分的に含んでもよく、
- 上記第1情報に基づいて、時点Tにおける上記クライアントの第3情報を予測する、ように第7モジュールが構成されてもよく、上記第3情報は、上記時点Tでの上記クライアントの位置を決定することを可能にしてもよく、上記第2情報は、上記第3情報を少なくとも部分的に含んでもよく、
- 上記第2情報は、上記第2情報が関連する時点を識別することを可能にするインジケーションを含んでもよく、
- 上記クライアントの実際の情報を含み得る第4情報を検出する、ように第8モジュールが構成されてもよく、上記第5モジュールは、上記第4情報を用いて、上記少なくとも1つの第2制御パラメータの上記変更を決定する、ようにさらに構成されてもよく、
上記第4モジュールは、上記環境についてのデータを受信する、ようにさらに構成されてもよく、上記第5モジュールは、上記環境についての上記データを用いて、上記少なくとも1つの第2制御パラメータの上記変更を決定する、ようにさらに構成されてもよい。
第8の観点において、コンピュータプログラムの例示的な実施形態が提供される。上記コンピュータプログラムは、装置の少なくとも1つのプロセッサにより実行されるプログラムコードを含み、上記プログラムコードの実行は、上記少なくとも1つのプロセッサに、上記第5の観点に係る方法を実行させる。
上記第8の観点に係るコンピュータプログラムの精緻化は、上記第5の観点に係る上記方法の上記1つ以上の精緻化に従ってよく、又は次のうちの1つ以上に従ってよい:
- 上記コンピュータプログラムは、コンピュータプログラムプロダクトであってもよく、
- 上記コンピュータプログラムは、上記プログラムコードを記憶する非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体を含んでもよい。
第9の観点において、クライアントを制御するためのシステムの例示的な実施形態が提供される。上記システムは、上記第2又は第3の観点に係る少なくとも1つのクライアント及び装置を含む。
上記第9の観点に係るシステムの精緻化は、上記第2又は第3の観点に係る上記装置の上記1つ以上の精緻化に従ってよい。
例示的な実施形態の第10の観点において、クライアントを制御するためのシステムが提供される。上記システムは、第6又は第7の観点に係るクライアントと、第2又は第3の観点に係る装置とを含む。
上記第10の観点に係るシステムの精緻化は、上記第6若しくは第7の観点に係る上記クライアント又は上記第2若しくは第3の観点に係る上記装置の上記1つ以上の精緻化に従ってもよい。
略語:
5G 第5世代(第5世代モバイルネットワーク)
ACC 適応クルーズ制御
ADAS 先進運転支援システム
CACC 協調型適応クルーズ制御
CD コンパクトディスク
CPU 中央処理ユニット
DVD デジタルビデオディス
NSS 全地球航法衛星システム
GSM グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ
GPS 全地球測位システム
HW ハードウェア
LTE ロング・ターム・エボリューション
PDA パーソナル・デジタル・アシスタント
RAM ランダムアクセスメモリ
ROM 読み取り専用メモリ
SW ソフトウェア
UE ユーザ機器
UMTS ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム
V2V 車両対車両
V2X 車両対任意物(例えば、車両対基盤、V2V、車両対歩行者、…を包含)
WiFi 任意の種類のWLANネットワーク、WLANと同義
WLAN ワイヤレスローカルエリアネットワーク
略語:
5G 第5世代(第5世代モバイルネットワーク)
ACC 適応クルーズ制御
ADAS 先進運転支援システム
CACC 協調型適応クルーズ制御
CD コンパクトディスク
CPU 中央処理ユニット
DVD デジタルビデオディスク
CPU 中央処理ユニット
GNSS 全地球航法衛星システム
GSM グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ
GPS 全地球測位システム
HW ハードウェア
LTE ロング・ターム・エボリューション
PDA パーソナル・デジタル・アシスタント
RAM ランダムアクセスメモリ
ROM 読み取り専用メモリ
SW ソフトウェア
UE ユーザ機器
UMTS ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム
V2V 車両対車両
V2X 車両対任意物(例えば、車両対基盤、V2V、車両対歩行者、…を包含)
WiFi 任意の種類のWLANネットワーク、WLANと同義
WLAN ワイヤレスローカルエリアネットワーク

Claims (16)

  1. 第2クライアントを制御するための方法であって、
    ある時点Tでの第1クライアントの位置を決定することを可能にする、複数の第1クライアントの各々の第1情報を受信することと、
    前記時点Tでの前記第2クライアントの周囲の交通状況を、前記複数の第1クライアントから受信される前記第1情報を用いて予測することと、
    前記時点Tでの予測される前記交通状況に基づいて、前記第2クライアントの少なくとも1つの制御パラメータを変更するという操作決定をすることと、
    前記操作決定に基づいて、Tから適応遅延D adap を減算した時点において、前記第2クライアントの前記少なくとも1つの制御パラメータの前記変更を履行することと、を含む方法。
  2. 請求項1の方法であって、前記方法は、周期pで繰り返される、方法。
  3. 請求項1又は2の方法であって、前記第2クライアントの前記制御は、前記複数の第1クライアント及び前記第2クライアントが時間同期される共通の時間ベースへ同期して実行される、方法。
  4. 請求項1~3のいずれか1項の方法であって、前記第1情報は、時点T-pでの又は時点Tについて予測される、少なくとも1つの第1クライアントのセンサ情報、ステータス情報及び制御情報のうちの少なくとも1つを含む、方法。
  5. 請求項1~4のいずれか1項の方法であって、
    環境についてのデータを受信すること、をさらに含み、前記第2クライアントの前記少なくとも1つの制御パラメータを変更するという前記操作決定は、前記操作決定のために前記環境についての前記データを用いること、をさらに含む、方法。
  6. 請求項1~5のいずれか1項の方法であって、前記方法は、前記第2クライアントにおいて実行される、方法。
  7. 請求項1~5のいずれか1項の方法であって、
    時点Tでの前記第2クライアントの位置を予測することを可能にする、前記第2クライアントの第4情報を受信することと、
    変更後の前記少なくとも1つの制御パラメータを前記第2クライアントへ送信することと、をさらに含み、
    前記第4情報は、前記時点Tでの前記交通状況を予測する際に使用され、前記方法は、ネットワークエンティティにおいて実行される、方法。
  8. 第2クライアントを制御するための装置であって、
    ある時点Tでの第1クライアントの位置を決定することを可能にする複数の第1クライアントの各々の第1情報を受信し、
    前記時点Tでの前記第2クライアントの周囲の交通状況を、前記複数の第1クライアントから受信される前記第1情報を用いて予測し、
    前記時点Tでの予測される前記交通状況に基づいて、前記第2クライアントの少なくとも1つの制御パラメータを変更するという操作決定をし、
    前記操作決定に基づいて、Tから適応遅延D adap を減算した時点において、前記第2クライアントの前記少なくとも1つの制御パラメータの前記変更を履行する、
    ように構成される、装置。
  9. 請求項2~7のいずれか1項の方法を実行する、ようにさらに構成される、請求項の装置。
  10. クライアントを制御するための方法であって、
    時点T-pにおいて前記クライアントの第1情報を収集することと、
    時点Tでの前記クライアントの位置を決定することを可能にする第2情報を、前記第1情報に基づいて生成することと、
    前記第2情報を制御エンティティへ送信することと、
    前記制御エンティティから少なくとも1つの変更後の第1制御パラメータを受信することと、
    前記少なくとも1つの変更後の第1制御パラメータに基づいて、少なくとも1つの第2制御パラメータの変更を決定することと、
    時点Tにおいて、又はTから適応遅延Dadapを減算した時点において、前記クライアントにおける変更後の前記少なくとも1つの第2制御パラメータを履行することと、
    を含む方法。
  11. 請求項10の方法であって、
    前記第1情報に基づいて、時点Tにおける前記クライアントの第3情報を予測すること、をさらに含み、
    前記第3情報は、前記時点Tでの前記クライアントの位置を決定することを可能にし、前記第2情報は、前記第3情報を少なくとも部分的に含む、方法。
  12. 請求項10又は11の方法であって、前記第2情報は、前記第2情報が関連する時点を識別することを可能にするインジケーションを含む、方法。
  13. 請求項1012のいずれか1項の方法であって、
    環境についてのデータを受信すること、をさらに含み、
    前記少なくとも1つの第2制御パラメータの前記変更の前記決定は、前記決定のために前記環境についての前記データを用いること、をさらに含む、方法。
  14. クライアントであって、
    時点T-pにおいて前記クライアントの第1情報を収集し、
    時点Tでの前記クライアントの位置を決定することを可能にする第2情報を、前記第1情報に基づいて生成し、
    前記第2情報を制御エンティティへ送信し、
    前記制御エンティティから少なくとも1つの変更後の第1制御パラメータを受信し、
    前記少なくとも1つの変更後の第1制御パラメータに基づいて、少なくとも1つの第2制御パラメータの変更を決定し、
    時点Tにおいて、又はTから適応遅延Dadapを減算した時点において、前記クライアントにおける変更後の前記少なくとも1つの第2制御パラメータを履行する、
    ように構成される、クライアント。
  15. 請求項1113のいずれか1項の方法を実行する、ようにさらに構成される、請求項14のクライアント。
  16. 装置の少なくとも1つのプロセッサにより実行されるプログラムコードを含むコンピュータプログラムであって、前記プログラムコードの前記実行は、前記少なくとも1つのプロセッサに、請求項1~のいずれか1項又は請求項1013のいずれか1項に記載の方法を行わせる、コンピュータプログラム。
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