JP7051398B2 - 開閉弁及び蒸気タービンシステム - Google Patents

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本発明は、例えば、蒸気タービンシステムにおける蒸気供給ラインに主蒸気加減弁などとして使用される開閉弁、並びに、この開閉弁が適用される蒸気タービンシステムに関するものである。
一般的な蒸気タービンシステムは、ボイラ、高圧タービン、中圧タービン、低圧タービン、発電機などを備えて構成されている。そして、ボイラで生成された主蒸気を高圧タービン、中圧タービン、低圧タービンの順に送り、発電機を駆動して発電を行っている。この蒸気タービンシステムにて、ボイラから高圧タービンに蒸気を供給する主蒸気ラインに蒸気弁が設けられている。この蒸気弁としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載された蒸気弁は、中空形状をなして蒸気入口と蒸気出口を有するケーシングと、ケーシング内に移動自在に設けられて蒸気入口と蒸気出口とを連通する流路を開閉する弁体と、弁体の弁棒に連結される駆動装置とから構成されている。
ところで、高圧タービンの緊急停止時には、この蒸気弁を急速閉止することで、高圧タービンへの蒸気の供給を早急に停止している。蒸気弁は、ケーシング内に弁体を移動自在に支持することから、弁体の裏側とケーシングとの間に密閉された空間部が形成されている。そのため、蒸気弁の閉止時に、弁体を移動して閉止位置に移動するとき、空間部の容積が拡大することから密閉された空間部の圧力が低下し、弁体の急速な移動を阻害してしまう。即ち、弁体が開放位置から閉止位置に移動するとき、弁体が閉止位置に到達する直前で移動速度が低下する現象(ジャンピング現象)が発生する。すると、蒸気弁の閉止が遅れてしまう。そのため、特許文献1に記載された蒸気弁では、弁体の頭頂部にバランス孔を設け、空間部とその外部との圧力バランスを取ることで、弁体を安定して移動可能としている。
特開2011-252410号公報
上述した特許文献1に記載された蒸気弁では、空間部とその外部とを弁体の頭頂部に設けられたバランス孔により連通し、弁体を安定して移動可能としている。蒸気弁は、弁体に連結された弁棒がケーシングに移動自在に支持され、ケーシング外に延出された端部に駆動装置が連結されている。空間部は、密閉状態であるものの、弁棒とケーシングとの間に摺動隙間がある。そのため、弁体にバランス孔を設けると、蒸気弁の開放時に、流路を流れる蒸気がバランス孔から空間部に流れ込み、空間部の流れ込んだ蒸気が摺動隙間から外部に漏洩する。すると、高圧タービンに供給される蒸気の供給量が減少してしまう。
本発明は上述した課題を解決するものであり、弁体の安定した作動を可能にすると共に、蒸気の外部漏洩を抑制可能とする開閉弁及び蒸気タービンシステムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の開閉弁は、中空形状をなして蒸気入口部及び蒸気出口部が設けられるケーシングと、前記ケーシングにおける前記蒸気入口部と前記蒸気出口部とを連通する流路を開閉する弁体と、前記弁体を前記ケーシングに移動自在に支持することで前記弁体と前記ケーシングとの間に密閉されたバランス室を形成するガイド部と、前記流路と前記バランス室とを連通すると共に前記弁体が前記流路を全開したときに閉止される連通部と、を備えることを特徴とするものである。
従って、弁体が流路を開放する位置から流路を閉止する位置に移動するとき、バランス室の容積が拡大することから圧力が低下しようとするが、流路の蒸気が貫通部を通してバランス室に流動することから、バランス室における圧力の低下が抑制される。そのため、弁体が閉止位置に到達する直前で移動速度が低下する現象の発生が抑制され、弁体の安定した作動を可能にすることができる。また、この貫通部は、弁体が流路を全開したときに閉止されることから、蒸気の供給時に、流路を流れる蒸気が貫通部からバランス室に流動することはなく、蒸気の外部漏洩を抑制可能とすることができる。
本発明の開閉弁では、前記連通部は、前記弁体による前記流路の開度が予め設定された第1所定開度以下の範囲で開放されることを特徴としている。
従って、弁体が流路を開放する位置から流路を閉止する位置に移動するとき、弁体による流路の開度が第1所定開度になると開放されることから、流路の開度が第1所定開度より大きい領域で貫通部を閉止して蒸気の外部漏洩を抑制することができる一方、流路の開度が第1所定開度以下の領域で、貫通部を開放してバランス室における圧力の低下を抑制することができ、弁体の安定した作動と蒸気の外部漏洩抑制との両立を可能とすることができる。
本発明の開閉弁では、前記第1所定開度は、30%以下に設定されることを特徴としている。
従って、弁体が流路を開放する位置から流路を閉止する位置に移動するとき、弁体による流路の開度が30%になると開放されることから、蒸気の流量調整を行うほとんどの領域で、蒸気の外部漏洩を抑制することができると共に、バランス室の負圧が高くなる領域で、弁体の安定した作動を可能にすることができる。
本発明の開閉弁では、前記連通部は、前記ガイド部または前記弁体に設けられることを特徴としている。
従って、連通部をガイド部または弁体に設けることで、構造の簡素化を図ることができる。
本発明の開閉弁では、前記連通部は、前記弁体による前記流路の開度が前記第1所定開度より小さい予め設定された第2所定開度以下の範囲で閉止されることを特徴としている。
従って、弁体が流路を開放する位置から流路を閉止する位置に移動するとき、弁体による流路の開度が第1所定開度になると開放され、弁体による流路の開度が第2所定開度になると閉止される。即ち、貫通部は、弁体が流路を全閉したときに閉止されることから、蒸気の供給停止時に、流路を流れる蒸気が貫通部からバランス室に流動することはなく、蒸気の外部漏洩を抑制可能とすることができる。
本発明の開閉弁では、前記第2所定開度は、20%以下に設定されることを特徴としている。
従って、貫通部は、弁体による流路の開度が20%になると閉止されることから、蒸気の微少量供給時に、流路を流れる蒸気が貫通部からバランス室に流動することはなく、蒸気の外部漏洩を抑制可能とすることができる。
本発明の開閉弁では、前記連通部は、前記ガイド部に設けられる第1連通部と前記弁体に設けられる第2連通部を有することを特徴としている。
従って、連通部として、ガイド部に設けられる第1連通部と、弁体に設けられる第2連通部を設けることで、最適なタイミングで貫通部を開閉することができ、弁体の安定した作動を可能にすることができると共に、蒸気の外部漏洩を抑制可能とすることができる。
また、本発明の蒸気タービンシステムは、排ガスの熱を回収して蒸気を生成するボイラと、蒸気により駆動する蒸気タービンと、前記ボイラが生成した蒸気を前記蒸気タービンに供給する蒸気供給系統と、前記蒸気供給系統に設けられる前記開閉弁と、を備えることを特徴とするものである。
従って、ボイラは、排ガスの熱を回収して蒸気を生成し、蒸気供給系統により蒸気タービンに供給され、蒸気タービンは、この蒸気により駆動することができる。このとき、蒸気供給系統の開閉弁にて、弁体が流路を開放する位置から流路を閉止する位置に移動するとき、バランス室の容積が拡大することから圧力が低下しようとするが、流路の蒸気が貫通部を通してバランス室に流動することから、バランス室における圧力の低下が抑制される。そのため、弁体が閉止位置に到達する直前で移動速度が低下する現象の発生が抑制され、弁体の安定した作動を可能にすることができる。また、この貫通部は、弁体が流路を全開したときに閉止されることから、蒸気入口部から流路を通って蒸気出口部に流れる蒸気が貫通部からバランス室に流動することはなく、蒸気の外部漏洩を抑制可能とすることができる。その結果、システムの稼働率を向上することができる。
本発明の開閉弁及び蒸気タービンシステムによれば、弁体の安定した作動を可能にすることができると共に、蒸気の外部漏洩を抑制可能とすることができる。
図1は、第1実施形態の開閉弁が適用された主蒸気弁の全閉状態を表す断面図である。 図2は、主蒸気弁の全開状態を表す断面図である。 図3は、主蒸気弁の小開状態を表す断面図である。 図4は、加減弁の急速閉止時における開度を表すグラフである。 図5は、蒸気タービンシステムを表す概略構成図である。 図6は、第2実施形態の開閉弁が適用された主蒸気弁の全閉状態を表す断面図である。 図7は、主蒸気弁の全開状態を表す断面図である。 図8は、主蒸気弁の小開状態を表す断面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る開閉弁及び蒸気タービンシステムの好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
[第1実施形態]
図5は、蒸気タービンシステムを表す概略構成図である。
第1実施形態において、図5に示すように、蒸気タービンシステム100は、ボイラ101と、蒸気タービン102と、発電機103と、復水器104と、蒸気供給系統105と、給水供給系統106とから構成されている。
ボイラ101は、例えば、排熱回収ボイラであって、図示しないが、熱交換器として、過熱器と蒸発器と節炭器とを有している。ボイラ101は、ガスタービン(図示略)からの排ガスが内部を通過することで、過熱器、蒸発器、節炭器の順に熱回収を行うことで蒸気を生成する。蒸気タービン102は、高圧タービン111と中圧タービン112と低圧タービン113とにより構成されている。高圧タービン111と中圧タービン112と低圧タービン113は、同軸上に配置されると共に、発電機103が同軸上で連結されている。
ボイラ101は、主蒸気ラインL1により高圧タービン111に連結され、主蒸気ラインL1に主蒸気弁114が設けられている。主蒸気弁114は、主蒸気止め弁(以下、止め弁)115と主蒸気加減弁(以下、加減弁)116により構成されている。高圧タービン111は、低温再熱ラインL2によりボイラ101の再熱器(図示略)に連結され、再熱器は、高温再熱ラインL3により中圧タービン112に連結されている。高温再熱ラインL3は、再熱蒸気止め弁117とインターセプト弁118が設けられている。中圧タービン112は、クロスオーバラインL4により低圧タービン113に連結されている。そして、この低圧タービン113は、復水器104が設けられ、この復水器104は、復水ラインL5によりボイラ101に連結され、復水ラインL5に給水ポンプ119が設けられている。
この場合、主蒸気ラインL1と高温再熱ラインL3とクロスオーバラインL4により蒸気供給系統105が構成され、低温再熱ラインL2と復水ラインL5により給水供給系統106が構成される。
そのため、ボイラ101で生成された主蒸気は、主蒸気ラインL1を通り、主蒸気弁114(止め弁115、加減弁116)を経て高圧タービン111に送られて膨張仕事を行う。そして、高圧タービン111で仕事をした蒸気は、低温再熱ラインL2を通って再熱器に送られて再熱され、高温再熱ラインL3を通り、再熱蒸気止め弁117及びインターセプト弁118を経て中圧タービン112に送られる。その後、中圧タービン112で仕事をした蒸気は、クロスオーバラインL4を通って低圧タービン113に送られる。この低圧タービン113で仕事をした蒸気は、復水器104で復水にされ、給水ポンプ119により復水ラインL5を通ってボイラ101に還流される。このとき、発電機103は、蒸気タービン102(高圧タービン111、中圧タービン112、低圧タービン113)により駆動されることで発電を行う。
ここで、まず、本発明の開閉弁が適用された主蒸気弁114(止め弁115、加減弁116)の構成について詳細に説明する。図1は、第1実施形態の開閉弁が適用された主蒸気弁の全閉状態を表す断面図、図2は、主蒸気弁の全開状態を表す断面図、図3は、主蒸気弁の小開状態を表す断面図である。
図1に示すように、主蒸気弁114は、止め弁115と加減弁116とが組み合わされた組合せ弁である。止め弁115は、蒸気タービン102の緊急停止時に閉止することで、蒸気タービン102への蒸気の供給を停止するものである。加減弁116は、開度を制御することで蒸気タービン102への蒸気の供給量を調整すると共に、閉止することで蒸気タービン102への蒸気の供給を停止するものである。以下の説明にて、開度とは、止め弁115や加減弁116が開放されている量(割合%)であり、全閉位置での開度が0%であり、全開位置での開度が100%を全開状態とする。
主蒸気弁114は、ケーシング11と、止め弁115の第1弁体12と、加減弁116の第2弁体13と、第2弁体13を移動自在に支持するガイド部14とを備えている。
ケーシング11は、中空形状をなし、一側部に蒸気入口部21が形成され、他側部に蒸気出口部22が形成されている。ケーシング11は、水平方向に沿う中心線O1に沿って蒸気入口部21が形成され、水平方向に沿う中心線O2に沿って蒸気出口部22が形成されている。中心線O1と中心線O2は、平行をなし、鉛直方向に沿って所定距離ずれている。また、ケーシング11は、上部に位置して開口部23が形成されており、この開口部23を閉塞するように蓋24がボルト(図示略)により固定されている。この蓋24は、板形状保なしている。
止め弁115の第1弁体12は、ケーシング11に支持され、加減弁116の第2弁体13は、蓋24に支持されている。第1弁体12と第2弁体13は、鉛直方向に沿う中心線O3に沿って同一直線状を移動自在に支持されている。この中心線O3は、中心線O1,O2と直交している。そのため、ケーシング11は、内部に蒸気入口部21と蒸気出口部22とを連通する中心線O1,O2,O3に沿って屈曲する流路25が設けられており、この流路25に蒸気が流通可能となっている。
ケーシング11は、下部に円筒形状をなすスリーブ26が内外を貫通して固定されている。スリーブ26は、中心線O3に沿って配置されており、内部に第1弁棒27が軸方向に沿って移動自在に支持されている。第1弁棒27は、一端部に第1弁体12が連結され、他端部に第1駆動装置28が連結されている。そのため、第1駆動装置28により第1弁棒27を介して第1弁体12を中心線O3に沿って移動することができる。また、ケーシング11の上部に固定された蓋24は、円筒形状をなすスリーブ29が内外を貫通して固定されている。スリーブ29は、中心線O3に沿って配置されており、内部に第2弁棒30が軸方向に沿って移動自在に支持されている。第2弁棒30は、一端部に第2弁体13が連結され、他端部に第2駆動装置31が連結されている。そのため、第2駆動装置31により第2弁棒30を介して第2弁体13を中心線O3に沿って移動することができる。
第1弁体12は、円柱形状をなし、上部に平坦面41が形成され、外周部にリング形状をなす嵌合部42が形成され、下部に球面形状をなす第1シール面43が形成されている。そして、第1弁体12は、下部(第1シール面43)の中心位置に第1弁棒27の一端部が連結されている。第2弁体13は、円柱形状をなし、上部に第1円筒部44が形成され、下部に第2円筒部45が形成されている。第2円筒部45は、内径が第1円筒部44の外径とほぼ同寸法に設定され、外径が第1円筒部44の外径より大きい寸法に設定されており、第2弁体13の外周部に段差部46が形成されている。また、第2円筒部45は、内部に第1弁体12を収容可能な収容部47が設けられており、内周面に第1弁体12の嵌合部42が軸方向に沿って移動自在に嵌合している。更に、第2円筒部45は、下部に球面形状をなす第2シール面48が形成されている。この第2シール面48は、第1弁体12の第1シール面43とほぼ同様の曲率に設定されている。そして、第2弁体13は、上部の中心位置に第2弁棒30の一端部が連結されている。
一方、ケーシング11は、流路25を構成するために、中心線O3に沿って円形状をなす開口部51が形成されている。この開口部51は、第1弁体12及び第2弁体13の外径より小さい寸法に設定されている。そして、ケーシング11は、開口部51の周囲にリング形状をなす弁座52が形成されている。そのため、第1弁体12の第1シール面43と第2弁体13の第2シール面48がこの弁座52に密着することで、流路25を閉止することができる。
ガイド部14は、円筒形状をなし軸方向における一端部に水平フランジ部53が設けられ、水平フランジ部53が蓋24の下面にボルト(図示略)により固定されている。このガイド部14は、内径が第2円筒部45の内径とほぼ同寸法に設定され、外径が第2円筒部45の外径とほぼ同寸法に設定されている。そして、ガイド部14は、内周面に第2弁体13の第1円筒部44が軸方向に沿って移動自在に嵌合している。そのため、蓋24とガイド部14と第2弁体13とにより密閉された空間部としてバランス室54が形成されている。また、スリーブ29は、このスリーブ29の内周面と第2弁棒30の外周面との隙間に対流する蒸気を排出する排出孔55が形成され、排出孔55に排出ライン56が連結されている。
第1弁体12は、第1駆動装置28により第1シール面43が弁座52に密着して流路25を閉止する位置(図1に示す位置)と、第1シール面43が弁座52から離間して流路25を開放する位置(図2または図3に示す位置)とに移動することができる。また、第2弁体13は、第2駆動装置31により第2シール面48が弁座52に密着して流路25を閉止する位置(図1に示す位置)と、第2シール面48が弁座52から離間して流路25を開放する位置(図2に示す位置)とに移動することができる。
また、主蒸気弁114は、流路25とバランス室54とを連通すると共に、第2弁体13が流路25を全開したときに閉止される連通部としてのバランス孔61が設けられている。バランス孔61は、ガイド部14に形成されており、1個または周方向に所定間隔で複数設けられている。このバランス孔61は、第2弁体13による流路25の開度が予め設定された第1所定開度以下の範囲で開放されるものである。この第1所定開度とは、30%以下であることが好ましく、20%以下であることが最適である。
なお、本実施形態では、バランス孔61は、ガイド部14に形成したが、第2弁体13に形成してもよい。即ち、流路25とバランス室54とを連通すると共に、第2弁体13が流路25を全開したときに閉止される連通部としてのバランス孔61を第2弁体13に設けてもよい。
次に、主蒸気弁114(止め弁115、加減弁116)の作用について詳細に説明する。
図2に示すように、主蒸気弁114の開放時、止め弁115の第1弁体12は、第1駆動装置28により第1シール面43が弁座52から離間して流路25を開放する全開位置に位置すると共に、加減弁116の第2弁体13は、第2駆動装置31により第2シール面48が弁座52から離間して流路25を開放する全開位置に位置している。このとき、蒸気入口部21からケーシング11の流路25に流入した蒸気は、各シール面43,48と弁座52との間を通って蒸気出口部22に流れる。そのため、図5に示すように、ボイラ101で生成された主蒸気は、主蒸気ラインL1から全開状態にある主蒸気弁114(止め弁115、加減弁116)を通って高圧タービン111に送られる。また、図2に示すように、加減弁116の第2弁体13は、第1円筒部44の端部が蓋24に当接すると共に、段差部46がガイド部14の先端部に当接し、第1円筒部44がガイド部14の内側に位置してバランス孔61を閉止している。そのため、流路25の蒸気がバランス孔61を通ってバランス室54に流動することはなく、排出ライン56からの蒸気の外部漏洩が抑制される。
主蒸気弁114の全開状態から、全閉状態に移行するとき、止め弁115は、第1駆動装置28により第1弁体12を図2の下方へ移動し、第1シール面43を弁座52に密着させると共に、加減弁116は、第2駆動装置31により第2弁体13を図2の下方へ移動し、第2シール面48を弁座52に密着させる。すると、図1に示すように、止め弁115の第1弁体12は、第1シール面43が弁座52に密着して流路25を閉止すると共に、加減弁116の第2弁体13は、第2シール面48が弁座52に密着して流路25を閉止する。
加減弁116は、流路25を開放している第2弁体13が流路25を閉止する位置に移動するとき、バランス室54の容積が拡大することからバランス室54の圧力が低下しようとする。このとき、図3に示すように、第2弁体13による流路25の開度が第1所定開度(30%)になると、第2弁体13の第1円筒部44とガイド部14との相対位置が変わり、バランス孔61が開放される。そのため、第2弁体13が流路25を閉止する途中でバランス孔61が開放され、流路25の蒸気の一部がバランス孔61からバランス室54に流動することとなり、バランス室54の圧力低下が抑制される。すると、第2弁体13は、バランス室54の圧力の影響を受けることなく、迅速に作動して流路25を閉止することができる。
この加減弁116の全閉作動時における流路25の開度の変化について説明する。図4は、加減弁の急速閉止時における開度を表すグラフである。
図1及び図4に示すように、時間t1にて、加減弁116は、制御装置(図示略)から急速閉止指令が入力されると、第2駆動装置31により第2弁体13を全開位置から全閉位置に移動させる。このとき、本実施形態のように、第2弁体13の閉止途中でバランス孔61が開放されると、バランス室54の圧力低下が抑制される。そのため、第2弁体13は、図4に実線で示すように、バランス室54の負圧力の影響を受けることなく、時間t2にて、流路25を閉止することができる。一方、従来のように、バランス孔61が設けられていないと、バランス室54の容積が拡大することで内部圧力が低下する。そのため、第2弁体13は、図4に一点鎖線で示すように、閉止位置に到達する直前でバランス室54の負圧力を受け、移動速度が低下する現象(ジャンピング現象)が発生してしまい、時間t2より遅れた時間t3にて、流路25を閉止する。本実施形態の加減弁116は、閉止時間が短いtaとなるが、従来の加減弁は、閉止時間が長いtbとなってしまう。
このように第1実施形態の開閉弁にあっては、中空形状をなして蒸気入口部21及び蒸気出口部22が設けられるケーシング11と、ケーシング11における蒸気入口部21と蒸気出口部22とを連通する流路25を開閉する第2弁体13と、第2弁体13をケーシング11に移動自在に支持することで第2弁体13とケーシング11との間に密閉されたバランス室54を形成するガイド部14と、流路25とバランス室54とを連通すると共に第2弁体13が流路25を全開したときに閉止されるバランス孔61とを設けている。
従って、第2弁体13が流路25を開放する位置から流路25を閉止する位置に移動するとき、バランス室54の容積が拡大することから圧力が低下しようとするが、流路25の蒸気がバランス孔61を通してバランス室54に流動することから、バランス室54における圧力の低下が抑制される。そのため、第2弁体13が閉止位置に到達する直前で移動速度が低下する現象の発生が抑制され、第2弁体13の安定した作動を可能にすることができる。また、このバランス孔61は、第2弁体13が流路25を全開したときに閉止されることから、蒸気の供給時に、流路25を流れる蒸気がバランス孔61からバランス室54に流動することはなく、蒸気の外部漏洩を抑制可能とすることができる。
第1実施形態の開閉弁では、第2弁体13による流路25の開度が予め設定された第1所定開度以下の範囲でバランス孔61が開放されるようにしている。従って、第2弁体13が流路25を開放する位置から流路25を閉止する位置に移動するとき、第2弁体13による流路25の開度が第1所定開度になると開放されることから、流路25の開度が第1所定開度より大きい領域でバランス孔61を閉止して蒸気の外部漏洩を抑制することができる。一方、流路25の開度が第1所定開度以下の領域で、バランス孔61を開放してバランス室54における圧力の低下を抑制することができ、第2弁体13の安定した作動と蒸気の外部漏洩抑制との両立を可能とすることができる。
第1実施形態の開閉弁では、第1所定開度を30%以下に設定している。従って、第2弁体13が流路25を開放する位置から流路25を閉止する位置に移動するとき、第2弁体13による流路25の開度が30%になると開放されることから、蒸気の流量調整を行うほとんどの領域で、蒸気の外部漏洩を抑制することができると共に、バランス室54の負圧が高くなる領域で、第2弁体13の安定した作動を可能にすることができる。
第1実施形態の開閉弁では、バランス孔61をガイド部14に設けている。従って、構造の簡素化を図ることができる。また、バランス孔61を第2弁体13に設けても、同様の作用効果を奏することができる。
また、第1実施形態の蒸気タービンシステムにあっては、排ガスの熱を回収して蒸気を生成するボイラ101と、蒸気により駆動する蒸気タービン102と、ボイラ101が生成した蒸気を蒸気タービン102に供給する蒸気供給系統105と、蒸気供給系統105に設けられる主蒸気弁114とを設けている。
従って、ボイラ101は、排ガスの熱を回収して蒸気を生成し、蒸気供給系統105により蒸気タービン102に供給され、蒸気タービン102は、この蒸気により駆動することができる。このとき、蒸気供給系統105の主蒸気弁114にて、第2弁体13が流路25を開放する位置から流路25を閉止する位置に移動するとき、バランス室54の容積が拡大することから圧力が低下しようとするが、流路25の蒸気がバランス孔61を通してバランス室54に流動することから、バランス室54における圧力の低下が抑制される。そのため、第2弁体13が閉止位置に到達する直前で移動速度が低下する現象の発生が抑制され、第2弁体13の安定した作動を可能にすることができる。また、このバランス孔61は、第2弁体13が流路25を全開したときに閉止されることから、蒸気の供給時に、流路25を流れる蒸気がバランス孔61からバランス室54に流動することはなく、蒸気の外部漏洩を抑制可能とすることができる。その結果、蒸気タービンシステム100の稼働率を向上することができる。
[第2実施形態]
図6は、第2実施形態の開閉弁が適用された主蒸気弁の全閉状態を表す断面図、図7は、主蒸気弁の全開状態を表す断面図、図8は、主蒸気弁の小開状態を表す断面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図6に示すように、主蒸気弁114は、止め弁115と加減弁116とが組み合わされた組合せ弁である。主蒸気弁114は、ケーシング11と、止め弁115の第1弁体12と、加減弁116の第2弁体13と、第2弁体13を移動自在に支持するガイド部14とを備えている。主蒸気弁114の基本的な構成は、第1実施形態と同様であることから、詳細な説明は省略する。
第1弁体12は、下部に第1シール面43が形成され、第1シール面43に第1弁棒27の一端部が連結されている。第2弁体13は、上部に第1円筒部44が形成されると共に、下部に第2円筒部45が形成され、中間部に段差部46が形成されている。第2円筒部45は、下部に球面形状をなす第2シール面48が形成され、上部に第2弁棒30の一端部が連結されている。一方、ケーシング11は、開口部51の周囲にリング形状をなす弁座52が形成されている。第1弁体12の第1シール面43と第2弁体13の第2シール面48がこの弁座52に密着することで、流路25を閉止することができる。
ガイド部14は、内周面に第2弁体13の第1円筒部44が軸方向に沿って移動自在に嵌合している。そのため、蓋24とガイド部14と第2弁体13とにより密閉された空間部としてバランス室54が形成されている。また、主蒸気弁114は、流路25とバランス室54とを連通すると共に、第2弁体13が流路25を全開したときに閉止される連通部としてのバランス孔62,63が設けられている。第1バランス孔62は、ガイド部14に形成されており、1個または周方向に所定間隔で複数設けられている。第2バランス孔63は、第2弁体13の第1円筒部44に形成されており、1個または周方向に所定間隔で複数設けられている。但し、第1バランス孔62と第2バランス孔63は、周方向における同一位置に形成されており、ガイド部14に対して第2弁体13が軸方向に移動するとき、所定の位置で一致するようになっている。
このバランス孔62,63は、第2弁体13による流路25の開度が予め設定された第1所定開度(例えば、30%)以下の範囲で開放されるものである。また、バランス孔62,63は、第2弁体13による流路25の開度が第1所定開度より小さい予め設定された第2所定開度以下の範囲で閉止されるものである。この第2所定開度は、20%以下に設定されることが好ましい。
次に、主蒸気弁114(止め弁115、加減弁116)の作用について詳細に説明する。
図7に示すように、主蒸気弁114の開放時、止め弁115の第1弁体12は、第1駆動装置28により第1シール面43が弁座52から離間して流路25を開放する全開位置に位置すると共に、加減弁116の第2弁体13は、第2駆動装置31により第2シール面48が弁座52から離間して流路25を開放する全開位置に位置している。このとき、蒸気入口部21からケーシング11の流路25に流入した蒸気は、各シール面43,48と弁座52との間を通って蒸気出口部22に流れる。そのため、図5に示すように、ボイラ101で生成された主蒸気は、主蒸気ラインL1から全開状態にある主蒸気弁114(止め弁115、加減弁116)を通って高圧タービン111に送られる。また、図7に示すように、加減弁116の第2弁体13は、第1円筒部44の端部が蓋24に当接すると共に、段差部46がガイド部14の先端部に当接し、第1円筒部44がガイド部14の内側に位置して各バランス孔62,63が軸方向にずれており、各バランス孔62,63を閉止している。そのため、流路25の蒸気がバランス孔62,63を通ってバランス室54に流動することはなく、排出ライン56からの蒸気の外部漏洩が抑制される。
主蒸気弁114の全開状態から、全閉状態に移行するとき、止め弁115は、第1駆動装置28により第1弁体12を図2の下方へ移動し、第1シール面43を弁座52に密着させると共に、加減弁116は、第2駆動装置31により第2弁体13を図2の下方へ移動し、第2シール面48を弁座52に密着させる。すると、図6に示すように、止め弁115の第1弁体12は、第1シール面43が弁座52に密着して流路25を閉止すると共に、加減弁116の第2弁体13は、第2シール面48が弁座52に密着して流路25を閉止する。
加減弁116は、流路25を開放している第2弁体13が流路25を閉止する位置に移動するとき、バランス室54の容積が拡大することからバランス室54の圧力が低下しようとする。このとき、図8に示すように、第2弁体13による流路25の開度が第1所定開度(30%)になると、第2弁体13の第1円筒部44とガイド部14との相対位置が変わり、第1バランス孔62と第2バランス孔63が一致して開放される。そのため、第2弁体13が流路25を閉止する途中でバランス孔62,63が開放され、流路25の蒸気の一部がバランス孔62,63からバランス室54に流動することとなり、バランス室54の圧力低下が抑制される。すると、第2弁体13は、バランス室54の圧力の影響を受けることなく、迅速に作動して流路25を閉止することができる。
そして、図6に示すように、主蒸気弁114が全閉状態に移行すると、第1弁体12の第1シール面43が弁座52に密着すると共に、第2弁体13の第2シール面48を弁座52に密着し、流路25を閉止する。このとき、第1円筒部44の第1バランス孔62とガイド部14の第2バランス孔63が軸方向にずれて各バランス孔62,63が閉止される。そのため、流路25の蒸気がバランス孔62,63を通ってバランス室54に流動することはなく、排出ライン56からの蒸気の外部漏洩が抑制される。蒸気ガスタービンシステム10の起動時、主蒸気弁114を開度が20%より小さい微開状態とし、ボイラ101で生成した微少の蒸気を蒸気タービン102に供給する必要がある。本実施形態では、主蒸気弁114の全閉時に、各バランス孔62,63を閉止することから、流路25の蒸気がバランス孔62,63を通ってバランス室54に流動して外部漏洩することがなく、蒸気タービン102への蒸気量を高精度に制御できる。
このように第2実施形態の開閉弁にあっては、ケーシング11の流路25とバランス室54とを連通すると共に第2弁体13が流路25を全開したときに閉止されるバランス孔62,63を設けている。
従って、第2弁体13が流路25を開放する位置から流路25を閉止する位置に移動するとき、バランス室54の容積が拡大することから圧力が低下しようとするが、流路25の蒸気がバランス孔61を通してバランス室54に流動することから、バランス室54における圧力の低下が抑制される。そのため、第2弁体13が閉止位置に到達する直前で移動速度が低下する現象の発生が抑制され、第2弁体13の安定した作動を可能にすることができる。また、このバランス孔62,63は、第2弁体13が流路25を全開したときに閉止されることから、蒸気の供給時に、流路25を流れる蒸気がバランス孔62,63からバランス室54に流動することはなく、蒸気の外部漏洩を抑制可能とすることができる。
第2実施形態の開閉弁では、バランス孔62,63は、第2弁体13による流路25の開度が第1所定開度より小さい予め設定された第2所定開度以下の範囲で閉止されるようにしている。従って、第2弁体13が流路25を開放する位置から流路25を閉止する位置に移動するとき、第2弁体13による流路25の開度が第1所定開度になると開放され、第2弁体13による流路の開度が第2所定開度になると閉止される。即ち、バランス孔62,63は、第2弁体13が流路25を全閉したときに閉止されることから、蒸気の供給停止時に、流路25を流れる蒸気がバランス孔62,63からバランス室54に流動することはなく、蒸気の外部漏洩を抑制可能とすることができる。
第2実施形態の開閉弁では、第2所定開度を20%以下に設定している。従って、バランス孔62,63は、第2弁体13による流路の開度が20%になると閉止されることから、蒸気の微少量供給時に、流路25を流れる蒸気がバランス孔62,63からバランス室54に流動することはなく、蒸気の外部漏洩を抑制可能とすることができる。
第2実施形態の開閉弁では、ガイド部14に第1バランス孔62を設け、第2弁体13に第2バランス孔63を設けている。従って、最適なタイミングでバランス孔62,63を開閉することができ、第2弁体13の安定した作動を可能にすることができると共に、蒸気の外部漏洩を抑制可能とすることができる。
なお、上述した実施形態では、本発明の開閉弁を、主蒸気弁114における主蒸気加減弁116に適用したが、主蒸気弁114として主蒸気止め弁115と主蒸気加減弁116を別体に構成し、別体の主蒸気加減弁116に本発明の開閉弁を適用してもよい。
また、上述した実施形態では、本発明の開閉弁を、蒸気タービンシステムにおける主蒸気加減弁116に適用して説明したが、主蒸気止め弁115、再熱蒸気止め弁117、インターセプト弁118に適用してもよい。また、本発明の開閉弁は、蒸気タービンシステムに限らず、同様の構成を有する弁であれば、いずれの開閉弁にでも適用することができる。
11 ケーシング
12 第1弁体
13 第2弁体(弁体)
14 ガイド部
21 蒸気入口部
22 蒸気出口部
25 流路
27 第1弁棒
28 第1駆動装置
30 第2弁棒
31 第2駆動装置
43 第1シール面
44 第1円筒部
45 第2円筒部
48 第2シール面
52 弁座
54 バランス室
61 バランス孔(連通部)
62 第1バランス孔(連通部、第1連通部)
63 第2バランス孔(連通部、第2連通部)
100 蒸気タービンシステム
101 ボイラ
102 蒸気タービン
103 発電機
104 復水器
105 蒸気供給系統
106 給水供給系統
111 高圧タービン
112 中圧タービン
113 低圧タービン
114 主蒸気弁
115 主蒸気止め弁
116 主蒸気加減弁(開閉弁)

Claims (6)

  1. 中空形状をなして蒸気入口部及び蒸気出口部が設けられるケーシングと、
    前記ケーシングにおける前記蒸気入口部と前記蒸気出口部とを連通する流路を開閉する弁体と、
    前記弁体を前記ケーシングに移動自在に支持することで前記弁体と前記ケーシングとの間に密閉されたバランス室を形成するガイド部と、
    前記流路と前記バランス室とを連通すると共に前記弁体が前記流路を全開したときに閉止される連通部と、
    を備え、
    前記連通部は、前記弁体による前記流路の開度が予め設定された第1所定開度以下の範囲で開放され、前記弁体による前記流路の開度が前記第1所定開度より小さい予め設定された第2所定開度以下の範囲で閉止される、
    ことを特徴とする開閉弁。
  2. 前記第1所定開度は、30%以下に設定されることを特徴とする請求項1に記載の開閉弁。
  3. 前記第2所定開度は、20%以下に設定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の開閉弁。
  4. 前記連通部は、前記ガイド部に設けられる第1連通部と前記弁体に設けられる第2連通部を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の開閉弁。
  5. 前記連通部は、前記ガイド部または前記弁体に設けられることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の開閉弁。
  6. 排ガスの熱を回収して蒸気を生成するボイラと、
    蒸気により駆動する蒸気タービンと、
    前記ボイラが生成した蒸気を前記蒸気タービンに供給する蒸気供給系統と、
    前記蒸気供給系統に設けられる請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の開閉弁と、
    を備えることを特徴とする蒸気タービンシステム。
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