JP6071831B2 - 開閉弁及び蒸気タービン - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、蒸気タービンシステムにおける蒸気供給ラインに主蒸気止め弁などとして使用される開閉弁、並びに、この蒸気タービンに関するものである。
一般的な蒸気タービンシステムは、ボイラ、高圧タービン、中圧タービン、低圧タービン、発電機などを有して構成されている。そして、ボイラで発生した主蒸気を高圧タービン、中圧タービン、低圧タービンの順に送り、発電機を駆動して発電を行っている。
このように構成された蒸気タービンシステムで使用される蒸気弁は、ケーシング内に弁体が移動自在に支持され、蓋がボルトにより締結された構造となっている。このような従来の蒸気弁として、例えば、下記特許文献に記載されたものがある。
特開2010−043591号公報 特開2005−048639号公報
このように構成された蒸気タービンシステムにて、主蒸気が600℃以上の高温となることから、発生した蒸気が各ラインを流れるとき、この各ラインに設けられた蒸気弁が高温状態に加熱されることとなる。蒸気弁は、ケーシングに入口と出口が90度の角度をなして形成されており、入口から流入した高温の蒸気を適正に出口に案内するため、入口に対向するケーシングの内面にバッフルが形成されている。ところが、このバッフルは、ケーシングより厚さが薄いことから、蒸気タービンの起動時に早期に高温となり、ケーシングの内面とバッフルの基端部との間に熱応力が作用(応力集中)し、寿命が低下してしまうという問題がある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、熱応力の発生を抑制可能とする開閉弁を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の開閉弁は、内部に流路が設けられるケーシングと、前記ケーシングにおける前記流路に連通するように略直角方向を向いて設けられる蒸気入口部及び蒸気出口部と、前記蒸気入口部に対向する前記ケーシングの内面に配置されて前記蒸気入口部から流入する蒸気を前記蒸気出口部側に案内するバッフルと、前記バッフルを前記ケーシングに固定する締結ボルトと、を有することを特徴とするものである。
従って、ケーシングに対してバッフルを別部材とし、このバッフルが締結ボルトによりケーシングの内面に固定されている。そのため、ケーシング内に高温の蒸気が流入してケーシングよりバッフルの方が高温となっても、ケーシングとバッフルが別部材であることから、両者の熱伸び量が相違しても、ケーシングの内面とバッフルの基端部との間に大きな熱応力が作用することはなく、この熱応力の発生を抑制することで高寿命化することができる。
本発明の開閉弁では、前記ケーシングは、前記蒸気出口部に対向する位置から内部に延出する支持部が設けられ、前記支持部に前記蒸気出口部の中心軸方向に沿って移動自在で前記流路を開閉可能な弁体が支持され、前記バッフルは、前記蒸気入口部から流入して前記支持部の両側を流れる蒸気の干渉を防止する2つの案内面を有することを特徴としている。
従って、バッフルは、2つの案内面により蒸気入口部から流入して支持部の両側を流れる蒸気の干渉を防止することができ、蒸気の安定した流れを確保することができる。
本発明の開閉弁では、前記ケーシングは、前記バッフルの取付面から外方に向けて貫通しないねじ孔が形成され、前記バッフルは、貫通する取付孔が形成され、前記締結ボルトは、前記ケーシングの内部から前記取付孔を貫通して前記ねじ孔に螺合することで、前記バッフルが前記ケーシングに固定されることを特徴としている。
従って、ケーシングの内面に形成されたねじ孔は、外方に貫通していないことから、ケーシングの内部を流れる蒸気の漏洩を防止することができる。
本発明の開閉弁では、前記バッフルは、前記取付孔に連通して前記締結ボルトの頭部が侵入する凹部が設けられることを特徴としている。
従って、締結ボルトの頭部が凹部に隠れることから、バッフルにより蒸気入口部からケーシングの内部に流入した蒸気を適正に蒸気出口部に案内することができる。
本発明の開閉弁では、前記ケーシングは、外方から前記バッフルの取付面に向けて貫通する取付孔が形成され、前記バッフルは、前記ケーシングへの取付面から外方に向けて貫通しないねじ孔が形成され、前記締結ボルトは、前記ケーシングの外部から取付孔を貫通して前記ねじ孔に螺合することで、前記バッフルが前記ケーシングに固定されることを特徴としている。
従って、締結ボルトがケーシングの外部から取付孔を貫通してねじ孔に螺合してバッフルをケーシングに固定するため、作業性を向上することができる。
本発明の開閉弁では、前記ケーシングの内面と前記バッフルとの間にシール部材が介装されることを特徴としている。
従って、ケーシングとバッフルとの間にシール部材が介装されることで、ケーシングの内部を流れる蒸気の漏洩を防止することができる。
また、本発明の蒸気タービンは、蒸気ラインに開閉弁が設けられることを特徴とするものである。
従って、開閉弁を有する蒸気タービンを高寿命化することができる。
本発明の開閉弁及び蒸気タービンによれば、蒸気入口部から流入する蒸気を蒸気出口部側に案内するバッフルを締結ボルトによりケーシングに固定するので、ケーシングの内面とバッフルの基端部との間に大きな熱応力が作用することはなく、この熱応力の発生を抑制することで高寿命化することができる。
図1は、第1実施形態の開閉弁としての主蒸気止め弁を表す断面図である。 図2は、主蒸気止め弁の断面を表す図1のII−II断面図である。 図3は、バッフルの取付構造を表す断面図である。 図4は、蒸気タービンシステムを表す概略構成図である。 図5は、第2実施形態の開閉弁としての主蒸気止め弁におけるバッフルの取付構造を表す断面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る開閉弁及び蒸気タービンの好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の開閉弁としての主蒸気止め弁を表す断面図、図2は、主蒸気止め弁の断面を表す図1のII−II断面図、図3は、バッフルの取付構造を表す断面図、図4は、蒸気タービンシステムを表す概略構成図である。
第1実施形態の蒸気タービンシステムにおいて、図4に示すように、高圧タービン101と中圧タービン102と低圧タービン103は、同軸上に連結されると共に、発電機104が同軸上で連結されている。ボイラ105は、主蒸気ライン106により高圧タービン101に連結され、主蒸気ライン106に主蒸気止め弁(MSV)107と蒸気加減弁(GV)108が設けられている。
高圧タービン101は、低温再熱ライン109によりボイラ105の再熱器(図示略)に連結され、更に高温再熱ライン110により中圧タービン102に連結され、高温再熱ライン110に再熱蒸気止め弁111とインターセプト弁112が設けられている。中圧タービン102は、クロスオーバライン113により低圧タービン103に連結されている。そして、この低圧タービン103は、復水器114が設けられ、この復水器114は、復水ライン115によりボイラ105に連結され、復水ライン115に給水ポンプ116が設けられている。
従って、ボイラ105で発生した主蒸気は、主蒸気ライン106を通り、主蒸気止め弁107及び蒸気加減弁108を経て高圧タービン101に送られて膨張仕事を行う。そして、高圧タービン101で仕事をした蒸気は、低温再熱ライン109を経て再熱器に送られて再熱され、高温再熱ライン110を通り、再熱蒸気止め弁111及びインターセプト弁112を経て中圧タービン102に送られる。その後、中圧タービン102で仕事をした蒸気は、クロスオーバライン113を通って低圧タービン103に送られる。この低圧タービン103で仕事をした蒸気は、復水器114で復水にされ、給水ポンプ116により復水ライン115を通ってボイラ105に還流される。そして、発電機104は、各タービン101,102,103により駆動されることで発電を行う。
ここで、本発明の開閉弁として適用される主蒸気止め弁107について詳細に説明する。
主蒸気止め弁107において、図1及び図2に示すように、ケーシング11は、中空形状をなし、下部に蒸気入口部12が形成され、側部に蒸気出口部13が形成されている。即ち、ケーシング11は、中心線O1方向に沿って形成される蒸気入口部12と、中心線O2方向に沿って形成される蒸気出口部13とが直交する方向をなして形成されることで、内部に90度で屈曲する流路14が設けられており、この流路14に流体としての主蒸気が流通可能となっている。また、ケーシング11は、側部に蒸気出口部13に対向する位置に開口部15が形成されており、この開口部15を閉塞するように蓋16が固定されている。即ち、この蓋16は、フランジ部17と、このフランジ部17から開口部15に嵌合してケーシング11内に延出するボス部(支持部)18とが一体に形成されて構成されている。そして、この蓋16は、ボス部18が開口部15に嵌合し、フランジ部17がケーシング11に密着した状態で、複数のボルト19によりケーシング11に固定されている。
蓋16は、ボス部18に中心線O2方向に沿って支持孔20が形成されており、この支持孔20内にブッシュ21を介して支持軸22が軸方向(中心線O2方向)に沿って移動自在に支持されている。この支持軸22は、先端部に円盤形状をなす弁体23が設けられている。一方、ケーシング11は、蒸気出口部13に弁座24が形成されており、弁体23が密着可能となっている。また、支持軸22は、基端部がケーシング11及び蓋16の外部に延出されており、図示しないアクチュエータが連結されている。そのため、アクチュエータを駆動すると、支持軸22を介して弁体23を移動することができる。
また、この弁体23は、弁座24に密着して流路14と蒸気出口部13とを遮断する位置(図1に示す位置)と、弁座24から流路14側に移動して流路14と蒸気出口部13とを連通する位置(図1で右方に移動した位置)とに移動可能となっている。即ち、アクチュエータにより支持軸22を介して弁体23を前進すると、この弁体23が弁座24に密着して流路14を閉塞し、主蒸気の流れを停止することができる。一方、アクチュエータにより支持軸22を介して弁体23を後退すると、この弁体23が弁座24から離間して流路14を開放し、主蒸気を流すことができる。
また、ケーシング11は、蒸気入口部12に対向する内面に蒸気入口部12から流入する主蒸気を蒸気出口部13側に案内するバッフル25が配置されている。そして、このバッフル25は、ケーシング11とは別部材として設けられ、締結ボルト26によりケーシング11に固定されている。
ケーシング11は、湾曲した外面11a及び内面11bとを有し、蒸気入口部12に対向する上部に外面11a及び内面11bを貫通する取付孔11cが形成されている。バッフル25は、図1から図3に示すように、長手方向に沿う端面31と、この端面31の両側で蒸気入口部12から流入してボス部18の両側を流れる主蒸気の干渉を防止する2つの案内面32,33と、ケーシング11の内面11bに密着可能な取付面34と、この取付面34から端面31側に向けて形成されたねじ孔35とを有している。
端面31は、蒸気入口部12に対向し、中心線O2方向に沿って形成されている。案内面32,33は、端面31からケーシング11の内面11bに段差なく滑らかに連続する凹状の湾曲面である。取付面34は、ケーシング11の内面11bと同様の曲率半径を有する凸状の湾曲面である。ねじ孔35は、取付面34から端面31側に向けて形成されるものの、途中で閉塞して端面31に貫通していない。
締結ボルト26は、頭部41と、軸部42と、ねじ部43を有し、軸部42とねじ部43を合せた長さは、取付孔11cの長さより長く、取付孔11cとねじ孔35を合せた長さより短く設定されている。
また、ケーシング11の内面11bとバッフル25の取付面34との間にガスケット(シール部材)51が介装されている。
そして、この締結ボルト26は、ケーシング11の外部から取付孔11c及びガスケット51を貫通してねじ部43がバッフル25のねじ孔35に螺合することで、バッフル25は、ケーシング11の内面11bにおける所定の位置に固定される。
従って、図1及び図2に示すように、弁体23が弁座24に密着して流路14を閉塞する位置にあるとき、流路14に主蒸気が流れることはない。この状態から、アクチュエータにより支持軸22を介して弁体23を移動し、弁体23が弁座24から離れて流路14を開放する位置にあるとき、流路14に主蒸気を流すことができる。即ち、蒸気入口部12から流路14に流入した主蒸気は、ボス部18の両側をケーシング11の内面11bに沿って流れ、各主蒸気の流れは、バッフル25の各案内面32,33によって蒸気出口部13側に案内されることで、両者の干渉による流れの乱れが防止される。そして、バッフル25の各案内面32,33に案内された主蒸気は、弁体23と弁座24との隙間を通って蒸気出口部13から排出される。
このとき、バッフル25は、各案内面32,33に高温の主蒸気が当接することで高温となり、ケーシング11との間に温度差が発生する。ところが、ケーシング11に対してバッフル25が別部材であることから、ケーシング11とバッフル25の熱伸び量が異なっても、ケーシング11の内面11bやバッフル25の取付面34側に大きな熱応力が作用することはない。
このように第1実施形態の主蒸気止め弁にあっては、内部に流路14が設けられるケーシング11と、ケーシング11における流路14に連通するように略直角方向を向いて設けられる蒸気入口部12及び蒸気出口部13と、蒸気入口部12に対向するケーシング11の内面11bに配置されて蒸気入口部12から流入する主蒸気を蒸気出口部13側に案内するバッフル25と、バッフル25をケーシング11に固定する締結ボルト26とを設けている。
従って、ケーシング11内に高温の主蒸気が流入してケーシング11よりバッフル25の方が高温となっても、ケーシング11とバッフル25が別部材であることから、両者の熱伸び量が相違しても、ケーシング11の内面11bとバッフル25の基端部との間に大きな熱応力が作用することはなく、この熱応力の発生を抑制することで高寿命化することができる。
第1実施形態の主蒸気止め弁では、ケーシング11は、蒸気出口部13に対向する位置から内部に延出するボス部18を設け、このボス部18に蒸気出口部13の中心軸O2方向に沿って移動自在で流路14を開閉可能な弁体23を支持し、バッフル25に蒸気入口部12から流入してボス部18の両側を流れる主蒸気の干渉を防止する2つの案内面32,33を設けている。従って、バッフル25は、2つの案内面32,33により蒸気入口部12から流入してボス部18の両側を流れる主蒸気の干渉を防止することができ、主蒸気の安定した流れを確保することができる。
第1実施形態の主蒸気止め弁では、ケーシング11に外方からバッフル25の取付面34に向けて貫通する取付孔11cを形成し、バッフル25にケーシング11への取付面34から外方に向けて貫通しないねじ孔35を形成し、締結ボルト26がケーシング11の外部から取付孔11cを貫通してねじ孔35に螺合することで、バッフル25をケーシング11に固定している。従って、締結ボルト26がケーシング11の外部から取付孔11cを貫通してねじ孔35に螺合してバッフル25をケーシング11に固定することとなる。そのため、締結ボルト26によるバッフル25の締結作業をケーシング11の外部で行うことが可能となり、作業性を向上することができる。
第1実施形態の主蒸気止め弁では、ケーシング11の内面11bとバッフル25の取付面34との間にガスケット51を介装している。ガスケット51によりケーシング11の内部を流れる主蒸気の漏洩を防止することができる。
[第2実施形態]
図5は、第2実施形態の開閉弁としての主蒸気止め弁におけるバッフルの取付構造を表す断面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第2実施形態の主蒸気止め弁にて、図5に示すように、ケーシング11は、蒸気入口部12(図1参照)に対向する内面に蒸気入口部12から流入する主蒸気を蒸気出口部13(図1参照)側に案内するバッフル61が配置されている。そして、このバッフル61は、ケーシング11とは別部材として設けられ、締結ボルト62によりケーシング11に固定されている。
ケーシング11は、湾曲した外面11a及び内面11bとを有し、蒸気入口部12に対向する上部に内面11bから外面11a側を向いて形成されたねじ孔11dが形成されている。このねじ孔11dは、内面11bから外面11a側に向けて形成されるものの、途中で閉塞して外面11aに貫通していない。バッフル61は、長手方向に沿う端面71と、この端面71の両側に形成されて主蒸気の干渉を防止する2つの案内面72,73と、ケーシング11の内面11bに密着可能な取付面74と、端面71に形成された凹部75と、この凹部75から取付面74に向けて貫通する取付孔76とを有している。
端面71は、蒸気入口部12に対向し、中心線O2(図1参照)方向に沿って形成されている。案内面72,73は、端面71からケーシング11の内面11bに段差なく滑らかに連続する凹状の湾曲面である。取付面74は、ケーシング11の内面11bと同様の曲率半径を有する凸状の湾曲面である。凹部75は、締結ボルト62の頭部81が侵入するものである。取付孔76は、凹部75から取付面74に貫通して形成されている。
締結ボルト62は、頭部81と、軸部82と、ねじ部83を有し、軸部82とねじ部83を合せた長さは、取付孔76の長さより長く、取付孔76とねじ孔11dを合せた長さより短く設定されている。また、締結ボルト62は、頭部81の長さが凹部75の長さより短く設定されている。
そして、この締結ボルト62は、ケーシング11の内部から凹部75及び取付孔76を貫通してねじ部83がケーシング11のねじ孔11dに螺合することで、バッフル61は、ケーシング11の内面11bにおける所定の位置に固定される。
なお、第2実施形態の主蒸気止め弁の作用は、第1実施形態と同様であることから、説明は省略する。
このように第2実施形態の主蒸気止め弁にあっては、ケーシング11にバッフル61の取付面74から外方に向けて貫通しないねじ孔11dを形成し、バッフル61に貫通する取付孔76を形成し、締結ボルト62がケーシング11の内部から取付孔76を貫通してねじ孔11dに螺合することで、バッフル61をケーシング11に固定している。
従って、ケーシング11の内面11cに形成されるねじ孔11dは、このケーシング11の外方に貫通していないことから、ケーシング11の内部を流れる主蒸気の漏洩を防止することができる。
第2実施形態の主蒸気止め弁では、バッフルの端面71に、取付孔76に連通して締結ボルト62の頭部81が侵入する凹部75を設けている。従って、締結ボルト62の頭部81が凹部75に隠れることから、頭部81が蒸気入口部12からケーシング11の内部に流入した蒸気の流れを阻害することはなく、バッフル61によこの蒸気を適正に蒸気出口部13側に案内することができる。
なお、上述した実施形態では、バッフルを1本のボルトにより固定したが、複数本のボルトにより固定してもよい。また、バッフルを板形状としたが、この形状に限定されるものではない。
また、上述した実施形態では、本発明の開閉弁を、蒸気タービンシステムにおける主蒸気止め弁107に適用したが、蒸気加減弁108、再熱蒸気止め弁111、インターセプト弁112に適用することもできる。また、本発明の開閉弁は、蒸気タービンシステムに限らず、同様の構成を有する弁であれば、いずれの開閉弁にでも適用することができる。
11 ケーシング
11c 取付孔
11d ねじ孔
12 蒸気入口部
13 蒸気出口部
14 流路
16 蓋
22 支持軸
23 弁体
24 弁座
25,61 バッフル
26,62 締結ボルト
32,33,72,73 案内面
34,74 取付面
35 ねじ孔
76 取付孔
101 高圧タービン
102 中圧タービン
103 低圧タービン
104 発電機
107 主蒸気止め弁(開閉弁)
108 蒸気加減弁
111 再熱蒸気止め弁
112 インターセプト弁

Claims (5)

  1. 内部に流路が設けられるケーシングと、
    前記ケーシングにおける前記流路に連通するように略直角方向を向いて設けられる蒸気入口部及び蒸気出口部と、
    前記蒸気入口部に対向する前記ケーシングの内面に配置されて前記蒸気入口部から流入する蒸気を前記蒸気出口部側に案内するバッフルと、
    前記バッフルを前記ケーシングに固定する締結ボルトと、
    を有し、
    前記ケーシングは、前記バッフルの取付面から外方に向けて貫通しないねじ孔が形成され、前記バッフルは、貫通する取付孔が形成され、前記締結ボルトは、前記ケーシングの内部から前記取付孔を貫通して前記ねじ孔に螺合することで、前記バッフルが前記ケーシングに固定される、
    ことを特徴とする開閉弁。
  2. 前記バッフルは、前記取付孔に連通して前記締結ボルトの頭部が侵入する凹部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の開閉弁。
  3. 前記ケーシングは、前記蒸気出口部に対向する位置から内部に延出する支持部が設けられ、前記支持部に前記蒸気出口部の中心軸方向に沿って移動自在で前記流路を開閉可能な弁体が支持され、前記バッフルは、前記蒸気入口部から流入して前記支持部の両側を流れる蒸気の干渉を防止する2つの案内面を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の開閉弁。
  4. 前記ケーシングの内面と前記バッフルとの間にシール部材が介装されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の開閉弁。
  5. 蒸気ラインに請求項1から請求項4のいずれか一項の開閉弁が設けられることを特徴とする蒸気タービン。
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