JP7051066B2 - スライス肉のトレー盛付装置 - Google Patents
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このような豚ばらの部分肉がスライサーによってリブに沿う方向に薄くスライスされた豚ばらスライス肉は、短冊状の細長い形状となるので、適宜分断されたり短く折り畳まれて販売用の小トレーに盛り付けられスーパーの店頭など販売される。
しゃぶしゃぶ用などの1~2mm程度に薄切された豚ばらスライス肉は、通常、スライサーで連続して切り出されるスライス肉を先のスライス肉に一部が重なるうろこ状に積重ねられてコンベヤ上に取り出されたものを1パック分ずつに区切って両端を内側に折畳み図4の(2)に示されるような形態で盛り付けられている。
このように複数枚が重ねられた状態で両端が折り畳まれた豚ばらスライス肉は、互いに付着するので調理する際に一枚ずつ剥がすことが難しかった。
この文献には、コンベヤ上で食肉片の端部を折畳み片12dで上面に折り返し、ほぼ一定の長さに揃えてから反転装置で反転させて容器内に移し替える構成が記載されている。又、特許文献2には、食肉のスライス片をコンベヤ上で一枚ずつ搬送方向に対して横方向に折り曲げてコンベヤ終端部から容器内に排出される構成が記載されていて、横折り機構としてスライス肉の両側を回転体6で上向きに折り曲げたものをコンベヤ終端部で反転させて折り曲げられた側を下向きにしている。
上記いずれの構成においてもスライス肉を一枚ずつコンベヤ上で上方に折り返したものをコンベヤ終端部で折り畳まれた側が下になるよう反転させて容器内に移し替えており、容器内に移し替えられときにコンベヤに貼り付き持ち回りが起きるのでスライス肉を等間隔で整然とトレー内に反転落下させることが難しかった。
すなわち、請求項1に記載の発明は、スライサーから切り出されたスライス肉(m)を外周に受け取って搬送する回転体(6)と、この回転体(6)の頂上付近に配置されスライス肉(m)の両端を折り畳む折畳み手段(9)とを備え、前記折畳み手段(9)には、前記回転体(6)によって搬送されるスライス肉(m)をこの回転体(6)の外周に上側から押し付けてスライス肉(m)の折り畳み位置を規定する左右の折畳規制棒(12,12)と、この左右の折畳規制棒(12,12)の延長線上に回動中心を有した左右の折畳み具(14,14)を備え、前記回転体(6)上のスライス肉(m)がこの回転体(6)の外周と前記左右の折畳規制棒(12,12)とによって挟持された状態にあるときに、前記左右の折畳み具(14,14)が上方回動し前記左右の折畳規制棒(12,12)を越えて反転して、スライス肉(m)の両端を持ち上げて内側に折り畳む構成とし、前記折畳み手段(9)によって両端が折り畳まれたスライス肉(m)を前記回転体(6)から剥ぎ取り、このスライス肉(m)の折り畳まれた両端側が下になるように搬送コンベヤ(8)の始端部上に1枚ずつ反転移送する移送片(7)を備え、前記搬送コンベヤ(8)を間欠作動させることによって、前記搬送コンベヤ(8)の始端部上に反転移送されるスライス肉(m)を、その一部の部位が、先に反転移送されたスライス肉(m)の上に重なる状態として1パック分の枚数ごとに区切り、この1パック分の枚数のスライス肉(m)を、前記搬送コンベヤ(8)の終端部からトレー(16)内に落下させて盛り付ける構成としたスライス肉のトレー盛付装置とする。
又、一枚ずつ折り畳まれてうろこ状に積み重なっているので調理する際に取り出し易い。
本発明に係る豚ばらスライス肉用のスライサーは、特に限定されるものではないが、本実施例においては、図1に要部の概略が示されているように、底部に送り出コンベヤ1と、上部に肉押さえ具2とを有した肉箱3と、肉箱3の先端には送り出し方向に位置調節されてスライス厚みを規制する当て板4が、当て板4の上端部には切り出し口を隔ててバンドナイフ5が備えられ、上下方向に往復移動する肉箱3が上動するときに、肉箱3に載置された豚ばらの部分肉の先端がバンドナイフ5によって切削され豚ばらスライス肉mとして切り出し口から切り出される構成とされている。
回転体6の外周には受け取ったスライス肉mがバンドナイフ5に付着して引かれないように針状の突起が形成される。このことは常に定位置でスライス肉mを受け取りずれることのないように搬送し、定位置で待機中の折畳み手段に正確に引き渡すという豚ばらスライス肉のトレー盛付手段における具備すべき重要な要件である。
この回転体6を肉箱3の上動速度に関連させて図示しないサーボモーターを回転させることで、豚ばらスライス肉mを切り出されたままの状態で常に定位置に来るよう整然と取り出すことができる。
折畳み手段9に係る回転体6は、外周に針状突起が形成された複数個のドーナツ状の円盤状部材10,10が所定の間隙を保って並設されており、スライサーの肉箱3の揺動に関連して回転しスライサーから切り出される豚ばらスライス肉mを切り出される速度に合わせて受取り、切り出し口に設けられたのれん状の押さえ杆11によって豚ばらスライス肉mを針状突起に押し付けて姿勢が乱れないように保持させる。
押さえ杆11の川下位置には、回転体6の針状突起に係合したまま回転体6の回転に伴い搬送される豚ばらスライス肉mを上側から針状突起に押しつけることができる位置に豚ばらスライス肉mの折畳み位置を規制する左右1対の折畳規制棒12,12が搬送方向に沿って延設される。
この一対の折畳規制棒12,12の間隔が折り畳まれた豚ばらスライス肉mの長さとなる。
又、この間隔内に豚ばらスライス肉mを上側から針状突起に押し付けてずれないようにする規制棒13,13を適宜設けることが好ましい。
折畳み具14は、折畳規制棒12の川下側の略延長線上に回動中心を設けた回動駆動部材15の回動軸に装着され豚ばらスライス肉の下面を受ける受け面を有したフォーク状に構成され、豚ばらスライス肉mが折畳規制棒12,12に対向する折り畳まれる位置に到達し針状突起の先端と折畳規制棒12,12を含む複数の規制棒とによって挟持された状態にあるときに、図3の矢印に示されるように回動駆動部材15によって上方に向けて回動され、豚ばらスライス肉mの両端が折畳み具14のフォーク状の受け面に接して持ち上げられ内側に折り畳まれる。
移送片7によって反転移送される両端が折り畳まれた豚ばらスライス肉mは、受取側の搬送コンベヤ8を適宜間欠走行させることによって、先のスライス肉mと一部が重なるうろこ状に積み重ねられ1パック分の枚数毎に区切られて終端部まで順次搬送される。
この際、搬送コンベヤ8の終端部には、搬送コンベヤ8の表面に近接した状態で走行方向に反して回転する移送ローラー17を配設して持ち回りを防止し豚ばらスライス肉mをスムーズにトレー16内に落下させることが好ましい。
又、搬送コンベヤ8の終端部は固定して、トレー16を搬送方向に移動させて盛り付けるようにしてもよい。
本発明においては、豚ばらスライス肉mが切り出される前から針状突起に突き刺されずれないように保持され、その状態の保ったままで両端を折り畳み、移送片7で剥離される位置まで搬送し、移送片7で搬送コンベヤ8上に1パック分を積み重ねて豚ばらスライス肉mが互いに付着し合った纏まった形態にすることで姿勢が崩れ難くなり、搬送コンベヤ8の終端部からトレー16に盛り付けられる際にも乱れ難いので整然と盛り付けられたトレー盛付品を得ることができる。
7 移送片
8 搬送コンベヤ
9 折畳み手段
12 折畳規制棒
14 折畳み具
16 トレー
Claims (3)
- スライサーから切り出されたスライス肉(m)を外周に受け取って搬送する回転体(6)と、この回転体(6)の頂上付近に配置されスライス肉(m)の両端を折り畳む折畳み手段(9)とを備え、
前記折畳み手段(9)には、前記回転体(6)によって搬送されるスライス肉(m)をこの回転体(6)の外周に上側から押し付けてスライス肉(m)の折り畳み位置を規定する左右の折畳規制棒(12,12)と、この左右の折畳規制棒(12,12)の延長線上に回動中心を有した左右の折畳み具(14,14)を備え、
前記回転体(6)上のスライス肉(m)がこの回転体(6)の外周と前記左右の折畳規制棒(12,12)とによって挟持された状態にあるときに、前記左右の折畳み具(14,14)が上方回動し前記左右の折畳規制棒(12,12)を越えて反転して、スライス肉(m)の両端を持ち上げて内側に折り畳む構成とし、
前記折畳み手段(9)によって両端が折り畳まれたスライス肉(m)を前記回転体(6)から剥ぎ取り、このスライス肉(m)の折り畳まれた両端側が下になるように搬送コンベヤ(8)の始端部上に1枚ずつ反転移送する移送片(7)を備え、
前記搬送コンベヤ(8)を間欠作動させることによって、前記搬送コンベヤ(8)の始端部上に反転移送されるスライス肉(m)を、その一部の部位が、先に反転移送されたスライス肉(m)の上に重なる状態として1パック分の枚数ごとに区切り、
この1パック分の枚数のスライス肉(m)を、前記搬送コンベヤ(8)の終端部からトレー(16)内に落下させて盛り付ける構成とした
スライス肉のトレー盛付装置。 - 前記回転体(6)を、外周に針状の突起が形成された複数の円盤状部材(10)を所定の間隙を空けて並設した構成とし、
前記左右の折畳み具(14,14)を、スライス肉(m)の両端下面を受ける面を有したフォーク状に構成し、この左右の折畳み具(14,14)を前記左右の折畳規制棒(12,12)の延長線上に設けた回動軸に装着し、
この左右の折畳み具(14,14)を、前記複数の円盤状部材(10)の間隙内に没入した状態で待機させ、この待機位置から上方回動させてスライス肉(m)の両端を折り畳む構成とした
請求項1に記載のスライス肉のトレー盛付装置。 - 前記回転体(6)の外周に針状の突起を形成し、
この回転体(6)によって搬送されるスライス肉(m)を前記針状の突起に上側から押し付ける規制棒(13,13)を、前記左右の折畳規制棒(12,12)の間隔内に設けた
請求項1または請求項2に記載のスライス肉のトレー盛付装置。
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Family Applications (1)
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- 2017-10-31 JP JP2017210171A patent/JP7051066B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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