JP7051017B1 - 通信システム、通信管理装置、集約装置、ソフトウェア配布方法およびソフトウェア配布プログラム - Google Patents

通信システム、通信管理装置、集約装置、ソフトウェア配布方法およびソフトウェア配布プログラム Download PDF

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Abstract

無線マルチホップネットワークを構成可能な集約装置(3-1,3-2)と、集約装置(3-1,3-2)を管理するHES(2)と、を備える通信システムであって、集約装置(3-1,3-2)を動作させるためのプログラムは、通信制御および管理を行う通信制御プログラムと、アプリケーションプログラムとを備え、HES(2)は、集約装置(3-1,3-2)のそれぞれの機能に応じたアプリケーションプログラムを集約装置(3-1,3-2)にそれぞれ配布する。

Description

本開示は、マルチホップ通信を行うことが可能な通信装置を含む通信システム、通信管理装置、通信装置、ソフトウェア配布方法およびソフトウェア配布プログラムに関する。
近年、省エネルギー型社会への関心が高まり、電力量の自動検針による消費電力の可視化、および電力の需給制御などを可能とするスマートメーターと呼ばれる自動検針装置の導入が推進されている。
多数のスマートメーターは、マルチホップネットワークを構成し、各スマートメーターは、マルチホップネットワークにおける親局である集約装置(コンセントレーター)へ向けて計量データを送信する。電力量の自動検針のためのネットワークは、集約装置を複数備え、各集約装置が集約した計量データを、ヘッドエンドシステム(HES:Head End System)と呼ばれる通信管理装置が収集する。このようなマルチホップネットワークは、電力量に限らず、ガスの自動検針データ、センサの計測データなどを収集するためにも構築されることがある。
特許文献1には、電力量などの自動検針のために用いられるマルチホップネットワークにおける集約装置であるゲートウェイ間の負荷分散を行う技術が開示されている。
特許第5518254号公報
上記特許文献1に記載の技術では、複数の集約装置は全て同じ機能を有する。全て同じ機能を有する従来の集約装置では、通信制御を含む集約装置としての全ての機能が一体となって提供されるファームウェアプログラムを実行することで、集約装置としての機能を実現していた。
一方、近年、電力量の自動検針のために構築されたこのようなネットワーク(以下、SM(Smart Meter)ネットワークと呼ぶ)を、社会インフラストラクチャとして活用することが検討されている。例えば、スマートメーターネットワークを用いて、電力量以外を計量する各種メーター、監視、制御、データ収集などのための各種センサなどから、データを収集するサービスが検討されている。また、近年、電力量の計量データを収集する集約装置に設置場所などに応じた異なる役割を持たせることで、集約装置をエッジ処理装置として利用することが検討されている。
集約装置の役割が多様化して、異なる役割の集約装置が複数存在する場合、役割ごとに製品の出荷時にファームウェアプログラムを搭載すると、ファームウェアプログラムの管理に手間がかかるとともに、役割ごとに生産台数も管理することになり、生産効率が低下する。例えば、集約装置の役割に関わらず共通な機能、例えば通信機能を、別々のファームウェアファイルの一部として多重管理する必要に迫られる。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、集約装置の生産効率の低下を抑制しつつ役割に応じたプログラムを集約装置に搭載させることが可能な通信システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる通信システムは、無線マルチホップネットワークを構成可能な複数の通信装置と、通信装置を管理する通信管理装置と、を備える。複数の通信装置は無線マルチホップネットワークにおける親局となる複数の集約装置を含み、集約装置を動作させるためのプログラムは、通信制御および管理を行うための複数の集約装置間で共通する通信制御プログラムと、集約装置の機能に応じたアプリケーションプログラムとを備える。通信制御プログラムは集約装置の設置時に搭載されており、アプリケーションプログラムは集約装置の設置時に搭載されておらず、通信管理装置は、複数の集約装置のそれぞれの機能に応じたアプリケーションプログラムを複数の集約装置にそれぞれ配布する。
本開示にかかる通信システムは、集約装置の生産効率の低下を抑制しつつ役割に応じたプログラムを集約装置に搭載させることができるという効果を奏する。
実施の形態にかかる通信システムの構成例を示す図 SMネットワークの一例を示す図 集約装置の機能構成例を示す図 センサデータの収集も行う集約装置の機能構成例を示す図 SMの機能構成例を示す図 配電管理装置の機能構成例を示す図 集約装置のハードウェア構成例を示す図 集約装置のプログラム構成例を示す図 HESの機能構成例を示す図 アプリファイルの配布方法の一例を示すチャート図 第1対応情報の一例を示す図 第2対応情報の一例を示す図 アプリファイルの配布方法の別の一例を示すチャート図 アプリファイルの配布方法の別の一例を示すチャート図 集約装置へ配信するアプリの一例を示す模式図 アプリの起動手順の一例を示すチャート図 アプリ状態通知の送信を分散させた場合の動作の一例を示すチャート図
以下に、実施の形態にかかる通信システム、通信管理装置、通信装置、ソフトウェア配布方法およびソフトウェア配布プログラムを図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、実施の形態にかかる通信システムの構成例を示す図である。本実施の形態の通信システムは、電力量の自動検針システムに用いられるとともに、配電系統の管理制御のためにも用いられる。本実施の形態の通信システムは、図1に示すように、通信管理装置であるヘッドエンドシステム(以下、HESと略す)2と、集約装置3-1,3-2と、スマートメーター(以下、SMと略す)5-1,5-2,5-11,5-12と、配電管理装置10-1,10-2とを備える。
SM5-1,5-2,5-11,5-12は、電力量の計量データを送信する端末装置である。SM5-1,5-2,5-11,5-12は、電力量の自動検針のためにそれぞれ需要家設備13-1,13-2,13-11,13-12による電力の使用量を計量し、計量データを対応する集約装置3-1,3-2へ送信する。需要家設備13-1,13-2,13-11,13-12は、配電線7からの電力が供給される需要家における負荷、発電装置、蓄電設備などである。負荷は、電力を消費する機器である。なお、SM5-1,5-2,5-11,5-12のうち少なくとも1つは、発電量など需要家からの逆潮流を計量してもよい。図1に示した例では、高圧系統の配電線7に変圧器8-1~8-3が接続され、変圧器8-1~8-3によって電圧変換された電力が低圧系統の配電線に供給される。これにより、各需要家設備に配電線7から電力が供給される。配電線7の電圧は、SVR(Step Voltage Regulator)9などの電圧制御機器により制御される。変圧器8-1~8-3は、例えば、柱上変圧器である。需要家設備13-1,13-2は、変圧器8-2に接続され、需要家設備13-11,13-12は、変圧器8-3に接続される。図示は省略しているが変圧器8-1にも需要家設備が接続されている。
SM5-1,5-2,5-11,5-12は、無線マルチホップネットワークを構成可能な通信装置の一例である。SM5-1,5-2は、計量結果を示す計量データを、集約装置3-1へ送信する。SM5-11,5-12は、計量結果を示す計量データを、集約装置3-2へ送信する。集約装置3-1,3-2は、対応するSM5-1,5-2,5-11,5-12から計量データを収集し、収集した計量データを、ネットワーク4を介してHES2へ送信する。ネットワーク4は、例えば光回線ネットワーク、携帯電話ネットワークであるが、これらに限定されない。集約装置3-1,3-2は、無線マルチホップネットワークを構成可能な通信装置の一例である。集約装置3-1,3-2は、例えば、電柱などに設置されるが、設置位置は電柱に限定されない。図1に示した例では、集約装置3-1は、変圧器8-2が設置される電柱に設置され、集約装置3-2は、変圧器8-3が設置される電柱に設置されている。
HES2は、集約装置3-1,3-2から計量データを収集し、収集した計量データをメーターデータ管理システム(MDMS(Meter Data Management System))1へ送信する。MDMS1は、HES2から受信した計量データを管理する。
配電管理装置10-1,10-2は、配電系統の監視および制御のために、変圧器の電圧、電流などの計測結果を取得し、計測結果をHES2へ送信する。配電管理装置10-1,10-2は、集約装置3-1,3-2と同様に、ネットワーク4を介してHES2と接続される。配電管理装置10-1は、変圧器8-1の電圧、電流などを取得する。また、配電管理装置10-2も、図示は省略した変圧器の電圧、電流などを取得する。詳細は後述するが、配電管理装置10-1,10-2と集約装置3-1,3-2とは、ハードウェアは共通であり、搭載するソフトウェアの違いによってそれぞれの機能が分けられる。また、配電管理装置10-1,10-2は、図示しないSMから、SMが備える計測機能により計測された電圧、電流、有効電力および無効電力のうち少なくとも1つを、計測データとして収集してもよい。これらの計測データも、配電系統の監視および制御のために用いられる。HES2は、配電系統の監視および制御のために用いられる計測データを、配電管理装置10-1,10-2から受信すると、配電系統の制御のための通信ネットワークである配電ネットワーク11を介して、配電系統を管理し制御する配電制御システム12へ計測データを送信する。配電ネットワーク11は例えば光通信ネットワークであるがこれに限定されない。配電制御システム12は、受信した計測データを用いて配電線7など配電系統の各設備を管理し制御する。
センサ6-1~6-3は、監視制御のために設けられたセンサ、またはガス、水道など電力量以外の自動検針のためのメーターであり、センサ6-1~6-3により取得されたセンサデータは、SM5-11,5-12を介して、集約装置3-2によって収集される。集約装置3-2は、センサデータをHES2へ送信する。このように、集約装置3-2に対応するエリアでは、SM5-11,5-12と集約装置3-2とを含む無線マルチホップネットワークであるSMネットワークが社会インフラストラクチャとして活用され、電力量以外のセンサ6-1~6-3のセンサデータの収集に用いられる。HES2は、受信したセンサデータを、図示しない収集装置へ送信する。収集装置は、センサデータを用いた処理を実施する。センサデータは、例えば、電力量以外の自動検針のためのセンサデータまたは監視制御のためのセンサデータである。例えば、センサデータが、ガスの検針データであれば、収集装置は、ガスの自動検針のための処理を実施し、センサデータが監視制御のためのデータであれば、収集装置は、センサデータを用いた監視制御を実施する。
なお、図1では、集約装置を2台、配電管理装置を2台図示しているが、各装置の数は図1に示した例に限定されず、一般には図1に示した例より多数である。また、集約装置3-1,3-2に接続されるSMは、図1では図の簡略化のためそれぞれ2台図示しているが、実際にはより多数のSMが接続され、SMと集約装置3-1,3-2とにより無線マルチホップネットワークが構築される。HES2の管理の対象となる配電線7についても一般には複数であり、配電線7の数も図1に示した例に限定されない。配電線7に接続されるSVR9の数も図1に示した例に限定されない。
次に、SMネットワークについて説明する。図2は、本実施の形態のSMネットワークの一例を示す図である。図2では、集約装置3-1を親局とする無線マルチホップネットワークを示しているが、図示を省略するが、集約装置3-2を親局とする無線マルチホップネットワークも構築されている。
図2に示した例では、集約装置3-1およびSM5-1~5-9は、無線マルチホップネットワークを構成しており、経路制御プロトコルに従って周期的に制御メッセージを交換し、経路情報、すなわち無線マルチホップネットワークにおける接続位置に関する情報を、トポロジー情報として保持している。経路制御プロトコルの一例は、RPL(IPv6(Internet Protocol version 6) Routing Protocol for Low power and Lossy Networks)であるが、経路制御プロトコルはこれに限定されない。SM5-1~5-9は、経路制御プロトコルにしたがって通信経路を決定し、集約装置3-1との間で通信を行う。図2に示した破線は、通信経路を示しており、例えば、SM5-7は、SM5-4およびSM5-2を介して集約装置3-2と通信を行う。
次に、集約装置3-1,3-2、SM5-1、配電管理装置10-1の機能構成例について説明する。図3は、集約装置3-1の機能構成例を示す図である。図3に示すように、集約装置3-1は、通信部31、計量データ収集部32および記憶部33を備える。
通信部31は、SMとの間で無線通信を行うとともに、HES2との間で、HES2との間のネットワーク4に応じた通信を行う。ネットワーク4は、上述したように、例えば、光回線ネットワーク、携帯電話ネットワークなどである。計量データ収集部32は、SM5-1~5-9から計量データを収集する処理を実施する。通信部31は、SM5-1~5-9から受信した計量データを記憶部33へ格納する。SM5-1~5-9からの計量データの収集は、例えば定期的に行われる。計量データ収集部32は、通信部31を介して、HES2から、計量データの収集のための情報、SM5-1~5-9との通信に関する制御のための情報、SM5-1~5-9の監視のための情報などを受信し、受信した情報に基づいて、通信部31を介してSM5-1~5-9へ制御信号を送信する。
計量データ収集部32は、HES2から計量データの収集周期を受信すると、収集周期ごとに、各SM5-1~5-9へ計量データの送信を指示することで計量データを収集してもよいし、各SM5-1~5-9へ収集周期を通知することで、SM5-1~5-9によって自発的に収集周期ごとに送信される計量データを受信してもよい。また、計量データ収集部32は、記憶部33に格納されている計量データを読み出して、通信部31を介してHES2へ送信する。集約装置3-1は、HES2からの指示に基づいて、SM5-1~5-9からの計量データの収集処理、SM5-1~5-9の監視のための制御などを実施する。
図4は、センサデータの収集も行う集約装置3-2の機能構成例を示す図である。集約装置3-2は、集約装置3-1と同様に、通信部31、計量データ収集部32および記憶部33を備える。通信部31、計量データ収集部32および記憶部33の動作は、集約装置31-と同様である。集約装置3-2は、さらに、センサ6-1~6-3のセンサデータを収集するためのセンサデータ収集部34を備える。センサデータ収集部34は、SM5-11,5-12を介してセンサ6-1~6-3からセンサデータを収集する処理を行う。センサデータ収集部34は、例えば、HES2からの指示に基づいて、センサデータの収集を、通信部31を介してSM5-11,5-12に指示する。通信部31は、SM5-11,5-12を介してセンサ6-1~6-3から受信したセンサデータを記憶部33に格納する。なお、集約装置3-2の記憶部33は、このように計量データに加えてセンサデータを格納するが、データを記憶するという機能は集約装置3-1の記憶部33と共通である。また、センサデータ収集部34は、記憶部33に格納されたセンサデータをHES2へ送信する。このように、集約装置3-2は、集約装置3-1と同様に計量データの収集機能を有するとともに、センサデータの収集機能も有する。
図5は、SM5-1の機能構成例を示す図である。SM5-1は、通信部41、制御部42、記憶部43およびメーター44を備える。通信部41は、他のSMおよび集約装置3-1との間で通信を行う。制御部42は、通信部41を介して集約装置3-1から受信した制御信号に基づいてSM5-1の動作を制御する。メーター44は、電力量を計量する。メーター44により計量された計量データは制御部42により記憶部43に格納される。制御部42は、記憶部43に格納された計量データを、通信部41を介して集約装置3-1へ送信する。メーター44は、計量データだけでなく、電圧、電流、有効電力、および無効電力のうちの少なくとも1つを計測可能であってもよい。SM5-~5-9,5-11,5-12の構成および動作は、SM5-1と同様である。ただし、SM5-11,5-12の制御部42は、計量データに関する動作に加えて、センサ6-1~6-3からデータを収集するための動作も行う。
図6は、配電管理装置10-1の機能構成例を示す図である。配電管理装置10-1は、集約装置3-1と同様の通信部31および記憶部33と、電圧管理部35を備える。電圧管理部35は、変圧器8-1の電圧、電流などを計測する計器36から電圧の計測データを取得し、取得した計測データを記憶部33に格納する。電圧管理部35は、記憶部33に格納された計測データを、通信部31を介してHES2へ送信する。HES2は、配電管理装置10-1から計測データを受信すると、上述したように、配電ネットワーク11を介して配電制御装置12へ送信する。また、HES2は、配電制御装置12から配電管理装置10-1を制御するための制御信号を受信すると、当該制御信号を配電管理装置10-1へ送信する。このようにして、HES2は、配電制御システム12と配電管理装置10-1との間の通信を中継する。配電管理装置10-2の機能構成および動作は、配電管理装置10-1と同様である。
図7は、集約装置3-1のハードウェア構成例を示す図である。図7に示すように、集約装置3-1は、通信装置101、制御装置102および記憶装置103により実現される。通信装置101は、通信処理回路、アンテナなどで構成される。制御装置102は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)などのプロセッサである。記憶装置103は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、磁気ディスクなどを含む。
図3に示した通信部31は、通信装置101と制御装置102により実現される。例えば、制御装置102により記憶装置103に格納された通信制御のためのプログラムが実行されることで、制御装置102が通信装置101を用いた通信を制御する。図3に示した計量データ収集部32は、制御装置102により実現される。例えば、制御装置102により記憶装置103に格納されたデータ収集のためのプログラムが実行されることで、制御装置102が計量データ収集部32として機能する。図3に示した記憶部33は、記憶装置103により実現される。
以上述べたように、集約装置3-1と、集約装置3-2とは、役割が異なるため、機能が一部異なっている。今後、SMネットワークの様々な用途への利用が期待されており、集約装置の役割の多様化が望まれている。このように機能が多様化していること、また後から機能の追加もあり得ることも考慮すると、役割ごとに専用の集約装置のハードウェアを製造すると生産効率が低下する。このため、ハードウェアを共通化し、プログラムすなわちソフトウェアを異ならせることで多様な機能を実現していくことが望ましい。また、集約装置3-1と、配電管理装置10-1,10-2とは、機能構成が異なるが、共通する機能もあるため、集約装置3-1と同じハードウェアを用いて配電管理装置10-1を実現することも検討されている。
すなわち、例えば、図7に示したハードウェアを用いて、搭載するプログラムを変更することで、異なる機能を実現することが検討されている。この場合、図4、図6に示した集約装置3-2、配電管理装置10-1のそれぞれ通信部31は、集約装置3-1の通信部31と同様に、通信装置101と制御装置102とにより実現される。図4に示した集約装置3-2の計量データ収集部32およびセンサデータ収集部34は、集約装置3-1の計量データ収集部32と同様に制御装置102により実現される。図6に示した配電管理装置10-1の電圧管理部35は、集約装置3-1の計量データ収集部32と同様に制御装置102により実現される。図4、図6に示した記憶部33は、記憶装置103により実現される。以下、集約装置3-1,3-2、配電管理装置10-1,10-2など、共通するハードウェアを用いる装置を、集約装置3とも記載する。すなわち、集約装置3と記載した場合には、集約装置3-1,3-2を含むとともに、配電管理装置10-1,10-2も含む。
集約装置3が実現する役割(機能)は、上述した計量データの収集、センサデータの収集、変圧器の電圧などの収集(電圧器の負荷管理)以外にも次のような機能が挙げられる。
(1)電圧などの管理:集約装置3が、変圧器の監視のための計測データとして、SM5-1~5-9,5-11,5-12による電圧、電流、無効電力および有効電力のうち少なくとも1つの計測データを収集する。計測データは、HES2を介して例えば配電制御システム12等へ送信される。または、配電線に直接接続されたセンサから、電圧の計測値を取得して収集し、HES2を介して例えば配電制御システム12等へ送信する。
(2)分散電源制御:需要家の発電装置、蓄電設備などの分散電源をSM5-1~5-9,5-11,5-12を介して制御する。短時間に一斉に制御する必要があり、例えば、HES2が、配電制御システム12からの指示に従って、集約装置3に、制御対象の分散電源を指定して制御電文を配下のSM群に対して一斉通知するように指示する。
(3)在宅/不在判定:電力量の計量データの時系列データを分析して、各需要家が在宅であるか不在であるかを判定する。判定結果は、宅配等における再配達の削減、介護、見守りサービス等のために、各業者等に提供される。在宅/不在の判定は、たとえば、集約装置3により行われる。この判定は、ある時間帯の電力量が当該需要家のその時間帯の平均値より高いか否かなどにより行われてもよいし、AI(Artificial Intelligence)を用いて行われてもよい。単にある時間の使用電力量が高くても不在の可能性があるといったように、ある時間だけの電力量だけにより単純に在宅/不在を判定すると十分な精度が得られない可能性もある。すなわち、在宅時の電力消費の時系列パターンと、不在時の時系列パターンとは需要家によって異なる。このため、これらのパターンをAIにより学習し、学習結果を用いて在宅/不在判定を行うことで判定精度を向上させることができる。
(4)デマンドレスポンスの信頼度判定:需要家がデマンドレスポンスにどの程度協力するかの応答度合いを判定する。例えば、集約装置3が、デマンドレスポンスの発行時刻と各需要家の計量データの履歴とを保持し、保持しているデータを分析することで、当該デマンドレスポンスに応じて需要家が消費電力を変化させたか否かを分析する。例えば、デマンドレスポンスの発行に対応して使用電力量を削減した需要家については、デマンドレスポンスの応答度合いを高い値とし、デマンドレスポンスが発行されても使用電力量が変化しない需要家は、応答度合いを低い値にする。また、この応答度合いの判定はAIを用いて行われてもよい。この結果は、例えば、デマンドレスポンスの効果の予測に用いられる。
上記のように、集約装置3に関して多様な機能が期待されている。なお、以上述べた機能は、例示であり、集約装置3が実現する機能は上記以外のものであってもよい。
一方、従来の集約装置は、全ての集約装置の機能が同一であったため、通信制御、管理およびデータ収集のアプリケーションの機能が全て1つのファームウェアファイルとして提供されていた。したがって、機能を変更するには、ファームウェアファイル全体を入れ替える必要がある。このため、集約装置により機能が異なることが有る場合には、機能によって製品の出荷時に異なるファームウェアプログラムを搭載することになり、機能ごとに集約装置を管理して出荷することになり出荷準備の作業の手間が増え生産効率が低下する。また、機能の一部をバージョンアップする際にも、ファームウェアファイル全体を入れ替える必要がある。したがって、ファームウェアファイルを変更するために、HES2から当該ファームウェアファイルを送信すると通信帯域を圧迫することになる。また、機能の変更、バージョンアップの際には集約装置自体の動作を全て停止させることになる。
そこで、本実施の形態では、集約装置3-1,3-2の機能を実現するためのプログラムを、通信制御および管理を行う通信制御プログラムと、アプリケーションを実行するための基盤となる基盤プログラムと、各集約装置3-1,3-2の個別の機能を実現するためのアプリケーションプログラムとに分ける。そして、HES2が、集約装置3-1,3-2の機能に応じたアプリケーションプログラムを集約装置3-1,3-2へ配布することで、集約装置3-1,3-2の生産効率の低下を抑制しつつ機能に応じたプログラムを集約装置に搭載させることができる。
図8は、本実施の形態の集約装置3-1,3-2のプログラム構成例を示す図である。図8の左側の図は、従来の集約装置のプログラム構成を示し、図8の右側の図は、本実施の形態の集約装置3-1,3-2のプログラム構成例を示す。図8に示すように、従来は、OS(Operating System)上で、通信制御(Communication Control)、管理(Management)およびアプリケーション(Application)が一体化された1つのプログラムが動作する。これに対して、本実施の形態では、OS上で、共通的な処理である通信制御(Comm. Control)および管理(Management)を実現するための通信制御プログラムと、アプリケーションを実行するための基盤(Framework/Platform)となる基盤プログラムとが動作する。そして、基盤プログラムにより各アプリケーションプログラムが実行される。
基盤プログラム上では、アプリケーションプログラム(以下、アプリと略す)は、複数動作可能である。計量データの収集の機能、センサデータの収集の機能といった各機能が1つのアプリにより実現されてもよいし、1つの機能が複数のアプリにより実現されてもよい。本実施の形態では、このように、複数のプログラムにより、集約装置3-1,3-2の動作を実現し、アプリケーションプログラムのファイルをHES2が各集約装置3-1,3-2へ配布する。このため、集約装置3-1,3-2の機能を変更する場合に、必要なアプリだけをHES2が各集約装置3-1,3-2に配布すればよいため、通信帯域の圧迫を抑制することができる。また、アプリのバージョンアップの際にも、対応するアプリのファイルだけを集約装置3-1,3-2に配布すればよいため、通信帯域の圧迫を抑制することができる。
また、集約装置3-1,3-2の設置時には、共通する通信制御プログラムおよび基盤プログラムだけを搭載しておき、集約装置3-1,3-2の設置後に、集約装置3-1,3-2の設置場所に応じて要求される機能を実現するためのアプリのファイルを集約装置3-1,3-2へ配布する。これにより、集約装置3-1,3-2の設置時に、集約装置3-1,3-2内に搭載されるアプリを管理する必要がなく、集約装置3-2が設置されるべき場所に集約装置3-1に対応したプログラムが搭載された装置を設置してしまうなどといった設置誤りを考慮する必要がなく、設置作業を効率化することができる。なお、設置後には、どの場所にどのハードウェアを設置したかは製品の固体の識別番号などにより管理する。
同様に、配電管理装置10-1,10-2の機能をアプリにより実現し、当該アプリのファイルをHES2から配布することで、集約装置3-1,3-2と共通するハードウェアを用いて、配電管理装置10-1,10-2を実現することができる。すなわち、配電管理装置10-1,10-2も、無線マルチホップネットワークを構成可能な通信装置である。
図9は、本実施の形態のHES2の機能構成例を示す図である。HES2は、図9に示すように、通信部21、状態情報取得部22、配布管理部23および記憶部24を備える。通信部21は、集約装置3-1,3-2、配電管理装置10-1,10-2、MDMS1および配電制御システム12との間でそれぞれ通信を行う。また、通信部31は、図示は省略しているが、センサデータを収集する収集装置をはじめとして、SMネットワークを用いたサービスを実現するための装置とも通信を行うことが可能である。以下、集約装置3-1,3-2、配電管理装置10-1,10-2など、共通するハードウェアを用いる装置を、集約装置3とも記載する。すなわち、集約装置3と記載した場合には、集約装置3-1,3-2を含むとともに、配電管理装置10-1,10-2も含む。
記憶部24には、集約装置3と当該集約装置3が有するべき機能との対応が第1対応情報として格納されている。第1対応情報は、集約装置3の識別番号と当該集約装置3の機能との対応を示す機能対応情報である。また、記憶部24には、機能とアプリとの対応を示すアプリ対応情報である第2対応情報も格納されている。第1対応情報、第2対応情報は、オペレータにより、図示を省略した入力手段を介してHES2に入力されてもよいし、他の装置から送信されて記憶部24に格納されてもよい。また、記憶部24には、集約装置3に配布するアプリのファイルであるアプリファイルが格納されている。なお、図9は、単にアプリファイルと記載しているが、記憶部24には集約装置3の各機能に対応するアプリファイルが格納されているため、実際のアプリファイルは複数である。なお、アプリファイルは、HES2の記憶部24に記憶される代わりに、他の装置に格納されていてもよい。この場合、HES2は、アプリファイルを集約装置3へ配布する際に、対応するアプリを当該他の装置から取得する。
状態情報取得部22は、集約装置3から、通信部21を介して、当該集約装置3に搭載されているアプリを示す情報を受信し、受信した情報、第1対応情報および第2対応情報を用いて、当該集約装置3に配布すべきアプリを判定し、判定したアプリを、通信部21を介して集約装置3へ通知する。
配布管理部23は、集約装置3から、通信部21を介して、アプリの配布要求を受信すると、配布要求にしたがって、アプリファイルを集約装置3へ送信する。
HES2は、集約装置3と同様に、通信装置101、制御装置102および記憶装置103を備える。なお、HES2を実現するハードウェアは集約装置3を実現するハードウェアとは一般的には異なっており、HES2は、コンピュータシステムである。したがって、HES2は、一般には、通信装置101、制御装置102および記憶装置103に加え、さらに、マウス、キーボードなどの入力部、ディスプレイ、モニタなどの表示部を備えてもよい。HES2の機能のうち本実施の形態のアプリ配布すなわちソフトウェア配布に関連する機能は、ソフトウェア配布プログラムが実行されることにより実現される。
本実施の形態のソフトウェア配布プログラムが実行可能な状態になるまでのコンピュータシステムの動作例について説明する。上述した構成をとるコンピュータシステムであるHES2には、たとえば、図示しないCD(Compact Disc)-ROMドライブまたはDVD(Digital Versatile Disc)-ROMドライブにセットされたCD-ROMまたはDVD-ROMから、ソフトウェア配布プログラムが記憶装置103にインストールされる。そして、ソフトウェア配布プログラムの実行時に、記憶装置103から読み出されたソフトウェア配布プログラムが記憶装置103に格納される。この状態で、制御装置102は、記憶装置103に格納されたプログラムに従って、本実施の形態のHES2のソフトウェア配布処理を実行する。
なお、上記の説明においては、CD-ROMまたはDVD-ROMを記録媒体として、ソフトウェア配布プログラムを提供しているが、これに限らず、ハードウェア構成、提供するプログラムの容量などに応じて、たとえば、通信部105を経由してインターネットなどの伝送媒体により提供されたプログラムを用いることとしてもよい。
本実施の形態のソフトウェア配布プログラムは、HES2に、集約装置3からアプリ状態情報を受信するステップと、アプリ状態情報を用いて、複数の集約装置3のそれぞれの機能に応じたアプリケーションプログラムを決定し、決定したアプリケーションプログラムを複数の集約装置3にそれぞれ配布するステップと、を実行させる。
次に、HES2による集約装置3へのソフトウェア配布方法、すなわち、アプリファイルの配布方法について説明する。図10は、本実施の形態のアプリファイルの配布方法の一例を示すチャート図である。図10では、集約装置3-1にアプリファイルを配布する例を示しているが、集約装置3-2、配電管理装置10-1,10-2などにアプリファイルを配布する場合もこの例と同様である。図10に示す集約装置3の動作は、図7に示した制御装置102が、あらかじめ搭載されている通信制御プログラムを実行することにより実現される。このため、集約装置3にアプリファイルが全く搭載されていない状態でも、集約装置3は図10に示す動作を行うことができる。
集約装置3-1は、設置されて初回に起動された際などに、図10に示すように、アプリ状態通知の電文をHES2へ送信する(ステップS1)。アプリ状態通知は、各集約装置3が自身に搭載されているアプリファイルをHES2に伝達するための通知であり、装置識別番号(装置ID(IDentifier))と、記憶装置103に格納されているアプリファイルを示すアプリ状態情報とを示す。アプリ状態情報は、集約装置3が搭載しているアプリを示す情報である。ステップS1は、詳細には、図7に示した制御装置102が、記憶装置103を参照して、集約装置3が自身に搭載されているアプリファイル判定し、通信装置101を用いてアプリ状態通知の電文を送信する。
HES2は、アプリ状態通知の電文を受信すると、配信アプリを判定する(ステップS2)。すなわち、HES2は、アプリ状態情報を用いて集約装置3-1へ配布するアプリを決定する。詳細には、まず、状態情報取得部22が、集約装置3-1から受信したアプリ状態通知に含まれる装置IDと第1対応情報とを用いて、集約装置3-1に対応する機能を判定する。
図11は、第1対応情報の一例を示す図である。図11に示すように、第1対応情報では装置IDと機能の識別情報である機能IDとが対応づけられている。状態情報取得部22は、この第1対応情報を参照して、アプリ状態通知に格納されている装置IDに対応する機能IDを求める。次に、状態情報取得部22は、第2対応情報を用いて、機能IDに対応するアプリの識別情報であるアプリIDを求める。図12は、第2対応情報の一例を示す図である。図12に示すように、第2対応情報では、機能IDと当該機能に対応するアプリIDとが対応づけられている。なお、アプリIDであるApp10、APP21などの添え字の右側の数値はアプリのバージョンを示している。例えば、App21は、App20がバージョンアップにより更新されたものであることを示す。状態情報取得部22は、この第2対応情報を参照して、第1対応情報を用いて求めた機能IDに対応するアプリIDを求める。状態情報取得部22は、求めたアプリIDに対応するアプリのうち、集約装置3-1から受信したアプリ状態情報に含まれていないアプリがある場合、当該アプリを集約装置3-1へ配信するアプリ(配信アプリ)と判定する。
図10の説明に戻る。HES2は、配信アプリのアプリIDを示すアプリ情報を通知する電文を、集約装置3-1へ送信する(ステップS3)。詳細には、状態情報取得部22が、通信部21を介して、アプリ情報を通知する電文を集約装置3-1へ送信する。
集約装置3-1は、アプリ情報通知を受信すると、通知されたアプリ情報に基づいて、アプリ取得要求の電文をHES2へ送信する(ステップS4)。集約装置3-1は、通知されたアプリ情報に含まれるアプリIDを指定して対応するアプリの取得を要求する電文をHES2へ送信する。
HES2は、集約装置3-1から、アプリ取得要求を受信すると、アプリ取得要求に対応するアプリファイルを集約装置3-1へ送信する(ステップS5)。詳細には、配布管理部23が、通信部21を介してアプリ取得要求を受信すると、アプリ取得要求に格納されたアプリIDに対応するアプリファイルを記憶部24から読み出し、通信部21を介して集約装置3-1へ送信する。
集約装置3-1は、HES2からアプリファイルを受信すると、当該ファイルを保存する(ステップS6)。詳細には、制御装置102が、通信装置101を介してアプリファイルを受信すると、当該ファイルを記憶装置103に格納する。
以上の動作により、集約装置3-1は、自身の機能に対応したアプリファイルを取得することができる。その後も、アプリの更新、集約装置3-1の機能変更などの可能性があるため、例えば、定期的に、集約装置3-1は、ステップS1のアプリ状態通知の送信を行う。また、このアプリ状態通知を送信する周期は、全集約装置3で共通であってもよいし、異なる複数の周期に各集約装置3を割当てることで、アプリ状態通知を送信する周期を分散させてもよい。
また、図10では、集約装置3-1がアプリ状態通知を送信し、HES2がアプリ情報を集約装置3-1へ通知した後に、集約装置3-1からアプリ取得要求を送信することで集約装置3-1がアプリファイルを取得したが、アプリファイルの配布方法はこの例に限定されない。
図13は、本実施の形態のアプリファイルの配布方法の別の一例を示すチャート図である。図13に示した例では、図11に示した例と同様に、集約装置3-1がアプリ状態通知を送信すると、HES2がアプリファイルを集約装置3-1へ送信する(ステップS5)。このように、集約装置3-1がアプリファイルの取得要求を待たずに、HES2が、アプリファイルを送信してもよい。
図14は、本実施の形態のアプリファイルの配布方法の別の一例を示すチャート図である。図14に示した例では、HES2が、アプリ状態通知の送信を要求する状態取得要求の電文を集約装置3-1へ送信する(ステップS8)。集約装置3-1は、状態取得要求を受信すると、図10に示した例と同様に、アプリ状態通知を送信する(ステップS1)。ステップS1以降の動作は図10に示した例と同様である。このように、集約装置3-1は、HES2からの指示があった場合にアプリ状態通知を送信するようにしてもよい。また、HES2からの指示があった場合のアプリ状態通知の送信と、図10に例示したような集約装置3-1の自発的なアプリ状態通知との送信とを組み合わせて実施してもよい。なお、ステップS8,ステップS1の後、図13に示した例と同様に、ステップS5を実施してもよい。
HES2および集約装置3は、上記のような動作を実施することで、集約装置3ごとの機能を実現するためのアプリファイルを配布することができる。すなわち、本実施の形態では、通信装置を動作させるためのプログラムは、通信制御および管理を行う通信制御プログラムと、アプリケーションプログラムとを備え、HES2は、複数の集約装置3のそれぞれの機能に応じたアプリケーションプログラムを複数の集約装置3にそれぞれ配布する。これにより、集約装置3の機能を実現するための初回のアプリファイルの配布を行うことができるとともに、同様の動作で、機能の変更、プログラムのバージョンアップ、機能の追加が実施でき、機能の変更、プログラムのバージョンアップ、機能の追加に柔軟に対応することができる。また、各集約装置3の機能の実現に必要なアプリファイルを選択して配布しているため、一体化したファイルを送信する場合に比べてファイル容量を抑えることができ、通信帯域の圧迫を抑制することができる。図15は、集約装置3-1,3-2へ配信するアプリの一例を示す模式図である。図15に示した例では、集約装置3-1は設置された直後でありアプリが1つも搭載されていない状態であり、集約装置3-2には、アプリIDがApp20,App30の2つのアプリが搭載されている状態である。この状態で、集約装置3-1がアプリ状態通知をHES2へ送信する際には、アプリ状態通知には搭載されているアプリが無いことを示す情報が格納される。一方、集約装置3-2がアプリ状態通知をHES2へ送信する際には、アプリ状態通知にはApp20,App30の2つを示す情報が格納される。
ここで、第1対応情報、第2対応情報がそれぞれ図11、図12に示したものであるとし、図11のX、Xがそれぞれ集約装置3-1,3-2に対応する装置IDであるとする。HES2は、第1対応情報、第2対応情報およびアプリ状態通知に基づいて集約装置3-1の配信アプリをアプリIDがApp10のアプリであると判定し、アプリ状態通知にApp10を格納して集約装置3-1へ送信する。また、HES2は、第1対応情報、第2対応情報およびアプリ状態通知に基づいて集約装置3-2の配信アプリをアプリIDがApp21,App31のアプリであると判定し、アプリ状態通知にApp21,App31を格納して集約装置3-1へ送信する。
これにより、集約装置3-1,3-2は、図10に示した手順で、それぞれに必要なアプリファイルの取得を要求してアプリファイルを取得することができる。なお、集約装置3-2は、アプリ状態通知App21,App31のそれぞれに対応するバージョンアップ前のApp20,App30を保持している。このため、集約装置3-2は、App21,App31の取得後に、App20,App30を削除してもよい。
次に、アプリファイルを取得した後のアプリの起動手順について説明する。図16は、アプリの起動手順の一例を示すチャート図である。まず、HES2が、アプリの起動を要求するアプリ起動要求を送信する(ステップS11)と、集約装置3-1がアプリ起動応答を返信する(ステップS12)。図16に示すように、集約装置3-1の制御装置102は、各プログラムによる動作を行う。図16の通信制御/管理は、通信制御プログラムにより実現される機能部を示す、OSはOSにより実現される機能部を示し、PFは基盤プログラムにより実現される機能部を示し、アプリはアプリケーションプログラムにより実現される機能部を示す。
アプリ起動応答の返信後、通信制御/管理は、OSにコンテナ起動を指示する(ステップS13)。なお、コンテナはハードウェアのリソースを抽象化した単位である。ここでは、アプリケーションプログラムの実行に用いられるコンテナを示す。OSは、PFにコンテナ起動を指示する(ステップS14)。PFは、指示にしたがって、ファイルを読み出し(ステップS15)、コンテナを起動し(ステップS16)、これによりアプリファイルに基づいてアプリケーションプログラムが実行される。アプリケーションプログラムが実行されると、アプリケーションプログラムにより実現される機能部が、完了通知をPFへ伝達する(ステップS17)。PFは、完了通知を受け取ると完了通知をOSへ伝達し(ステップS18)、OSは完了通知を受けとると完了通知を通信制御/管理へ伝達する(ステップS19)。以上の処理により、アプリの起動が完了する。以降、アプリにより実現される集約装置3の各機能部が動作する。
次に、アプリファイルの配信タイミングの分散について説明する。上述したように、本実施の形態では、HES2は、必要なアプリファイルだけを集約装置3に配信するため、配布するファイルの容量を抑制することはできるが、例えば、定期的に集約装置3がアプリファイルを取得する場合、複数の集約装置3に一度にアプリファイルを配信すると一時的に通信回線が混雑する可能性がある。このため、アプリファイルの配信のタイミングを分散させるようにしてもよい。分散させる方法としては、どのような方法を用いてもよいが例えば、以下に述べる固定分散、ランダム分散、局所的分散などの方法を用いることができる。
固定分散では、MAC(Media Access Control)アドレスなど各集約装置3に固有に割当てられた識別番号によって集約装置3をグループ分けし、グループごとに当該グループに対して割り当てられたタイミングで各集約装置3がアプリファイルを取得する。すなわち、グループ間でアプリの配布タイミングを異ならせる。例えば、図10に例示したようにアプリ状態通知を集約装置3が送信することでアプリファイルの取得が開始される場合、アプリ状態通知を送信するタイミングがグループごとに指定される。例えば、1日に一度、各集約装置3がアプリ状態通知を送信する場合、1番目のグループの集約装置3は0時にアプリ状態通知を送信し、2番目のグループの集約装置3は0時30分にアプリ状態通知を送信し、3番目のグループの集約装置3は1時にアプリ状態通知を送信するといったように、アプリ状態通知を送信する時間をずらす。または、各集約装置3がアプリ状態通知は任意の時刻で送信し、アプリ取得要求の送信時刻を上記のようにグループごとに異ならせるようにしてもよい。また、図14に示すようにHES2が状態取得要求を送信する場合には、状態取得要求の送信時刻を同様にグループごとに異ならせてもよいし、アプリ取得要求の送信時刻を上記のようにグループごとに異ならせるようにしてもよい。
図17は、アプリ状態通知の送信を分散させた場合の動作の一例を示すチャート図である。図17に示した例では、集約装置3-1と集約装置3-2とは異なるグループに属している。集約装置3-1およびHES2は、図10に示した例と同様にステップS1~S5の処理を実施する。このとき、集約装置3-1と同じタイミングで集約装置3-2がアプリ状態通知を送信すると、アプリファイルの取得のタイミングが重なってしまう可能性がある。このため、集約装置3-2は、集約装置3-1のアプリ状態通知を送信タイミングからΔTだけ経過した後に、集約装置3-1と同様にアプリ状態通知を送信する。固定分散では、ΔTはグループごとに異なる値が定められる。
ランダム分散では、各集約装置3が個別の乱数を生成し、定期的な送信タイミングから、乱数に応じた時間待機した後に、アプリ状態通知、またはアプリ取得要求のタイミングを決定する。すなわち、ランダム分散では、集約装置ごとにアプリケーションプログラムの配布タイミングをランダムに異ならせる。また、図13に示すように、アプリ取得要求を受信せずにHES2がアプリファイルを送信する場合には、HES2がアプリ状態通知の取得ごとに乱数を発生させて、乱数に応じた待機時間待機した後にアプリファイルを送信してもよい。ランダム分散では、図17に示したΔTはランダムに決定される。
局所的分散では、各集約装置3が互いに連携してアプリファイルの取得タイミングが重ならないようにする。例えば、各集約装置3が、アプリファイルの取得要求の一定時間前に周辺の集約装置3にアプリファイルの取得を通知する。そして、各集約装置3は、他の集約装置3から受信した通知に基づいて、他の集約装置3がアプリファイルの取得を要求するタイミングを避けて、アプリファイルの取得を要求する。
なお、以上述べた例では、HES2が、第1対応情報を保持することで、各集約装置3に対応する機能を把握するようにしたが、これに限らず、各集約装置3の機能が確定している場合には、集約装置3が、自身に対応する機能を示す機能IDをアプリ状態通知に含めて送信してもよい。この場合、HES2は、第1対応情報を用いずに、受信したアプリ状態通知と第2対応情報とを用いて、集約装置3に配布するアプリのアプリIDを求めることができる。
また、アプリ状態通知に各集約装置3が設置されている設置場所を示す位置情報を追加してもよい。この場合、HES2が、設定されている場所と機能IDとの対応を示す位置対応情報である第3対応情報を保持し、アプリ状態通知に含まれる位置情報と第3対応情報とを用いて集約装置3に対応する機能IDを求めてもよい。また、特定の地域で使用されるアプリファイルが定められている場合、HES2が、アプリ状態通知に含まれる位置情報を用いて、特定の地域に設置されている集約装置3に当該アプリファイルを配信するようにしてもよい。また、地域ごとにアプリで使用されるパラメータファイルが異なる場合には、HES2は、地域とパラメータファイルとの対応を保持しておき、保持している対応と位置情報とに基づいて、パラメータファイルを集約装置3に送信してもよい。
また、各集約装置3が、配下に接続されたSM5-1~5-9,5-11,5-12、蓄電設備などの機器を識別する識別情報をアプリ状態通知に含めて送信し、HES2が、これらの機器の識別情報と対応するアプリIDとの対応を機器対応情報として保持し、この対応とアプリ状態通知に格納された識別情報とを用いて、集約装置3に配布するアプリを決定してもよい。
なお、以上説明した集約装置3のアプリケーションプログラムの配布方法をSM5-1~5-9,5-11,5-12のプログラムの配布に適用してもよい。SM5-1~5-9,5-11,5-12についても、上述したように、計量データを収集する機能に加えて、センサデータを収集する機能、分散電源を制御する機能などを有する場合がある。SM5-1~5-9,5-11,5-12の機能はファームウェアプログラムにより実現されるため、各SM5-1~5-9,5-11,5-12に応じたファームウェアプログラムをHES2が、同様の手順で配布してもよい。または、SM5-1~5-9,5-11,5-12のプログラムも集約装置3と同様に、図8の右側に示した構成として、HES2から集約装置3と同様にアプリを配布するようにしてもよい。このように、本実施の形態のソフトウェア配布方法の適用先は、集約装置3に限らず無線マルチホップネットワークを構成することが可能な通信装置であればよい。また、集約装置3は、無線マルチホップネットワークを構成することが可能であればよく、実際に設置されて運用される際には無線マルチホップネットワークを構成していなくてもよい。すなわち、集約装置3の機能によっては、配下にSMが存在しない状態で運用されてもよい。
以上のように、本実施の形態では、集約装置3のプログラムを共通機能である通信制御および管理を行うプログラムと、アプリケーションプログラムとに分け、HES2が集約装置3の機能に応じたアプリケーションプログラムを、集約装置3に配布するようにした。これにより、集約装置3の生産効率の低下を抑制しつつ役割に応じたプログラムを集約装置に搭載させることができる。また、集約装置3のプログラム全体を配布する必要がなく、各集約装置3の役割に応じたアプリケーションプログラムを配布するので、通信帯域の圧迫を抑制することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 MDMS、2 HES、3-1,3-2 集約装置、4 ネットワーク、5-1~5-9,5-11,5-12 スマートメーター(SM)、6-1~6-3 センサ、7 配電線、8-1~8-3 変圧器、9 SVR、10-1,10-2 配電管理装置、11 配電ネットワーク、12 配電制御システム、13-1,13-2,13-11,13-12 需要家設備、21,31,41 通信部、22 状態情報取得部、23 配布管理部、24,33,43 記憶部、32 計量データ収集部、34 センサデータ収集部、35 電圧管理部、42 制御部、44 メーター、101 通信装置、102 制御装置、103 記憶装置。

Claims (19)

  1. 無線マルチホップネットワークを構成可能な複数の通信装置と、
    前記通信装置を管理する通信管理装置と、を備え、
    前記複数の通信装置は前記無線マルチホップネットワークにおける親局となる複数の集約装置を含み、
    前記集約装置を動作させるためのプログラムは、通信制御および管理を行うための前記複数の集約装置間で共通する通信制御プログラムと、前記集約装置の機能に応じたアプリケーションプログラムとを備え、
    前記通信制御プログラムは前記集約装置の設置時に搭載されており、前記アプリケーションプログラムは前記集約装置の設置時に搭載されておらず、
    前記通信管理装置は、前記複数の集約装置のそれぞれの機能に応じた前記アプリケーションプログラムを前記複数の集約装置にそれぞれ配布することを特徴とする通信システム。
  2. 前記集約装置は、前記集約装置が搭載している前記アプリケーションプログラムを示す情報であるアプリ状態情報を前記通信管理装置へ送信し、
    前記通信管理装置は、前記アプリ状態情報を用いて前記集約装置へ配布する前記アプリケーションプログラムを決定することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記集約装置は前記アプリ状態情報と前記集約装置の識別番号とを前記通信管理装置へ送信し、
    前記通信管理装置は、前記集約装置の識別番号と当該集約装置の機能との対応を示す機能対応情報と、前記集約装置の機能と前記アプリケーションプログラムとの対応を示すアプリ対応情報とを保持し、受信した前記識別番号および前記アプリ状態情報と、前記機能対応情報と、前記アプリ対応情報とを用いて前記集約装置へ配布する前記アプリケーションプログラムを決定することを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記集約装置は前記アプリ状態情報と前記集約装置の設置場所を示す位置情報とを前記通信管理装置へ送信し、
    前記通信管理装置は、前記集約装置の設置場所と当該集約装置の機能との対応を示す位置対応情報と、前記集約装置の機能と前記アプリケーションプログラムとの対応を示すアプリ対応情報とを保持し、受信した前記位置情報および前記アプリ状態情報と、前記アプリ対応情報とを用いて前記集約装置へ配布する前記アプリケーションプログラムを決定することを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  5. 前記集約装置は前記アプリ状態情報と前記集約装置に接続される機器の識別情報とを前記通信管理装置へ送信し、
    前記通信管理装置は、前記集約装置に接続される機器の識別情報と前記アプリケーションプログラムとの対応を示す機器対応情報とを保持し、受信した前記識別情報および前記アプリ状態情報と、前記機器対応情報とを用いて前記集約装置へ配布する前記アプリケーションプログラムを決定することを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  6. 前記集約装置の識別番号を用いて前記集約装置をグループ分けし、グループ間で前記アプリケーションプログラムの配布タイミングを異ならせることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の通信システム。
  7. 前記集約装置ごとに前記アプリケーションプログラムの配布タイミングをランダムに異ならせることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の通信システム。
  8. 前記無線マルチホップネットワークを構成可能な前記複数の通信装置は、電力量の計量データを送信する端末装置を含み、
    前記複数の集約装置のうち少なくとも1つは、前記端末装置から前記計量データを収集することを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の通信システム。
  9. 前記機能は、電力量以外の自動検針のためのセンサデータまたは監視制御のためのセンサデータを収集する機能を含むことを特徴とする請求項8に記載の通信システム。
  10. 前記機能は、変圧器の監視のための計測データを収集する機能を含むことを特徴とする請求項8または9に記載の通信システム。
  11. 前記機能は、需要家の蓄電設備の制御を行う機能を含むことを特徴とする請求項8から10のいずれか1つに記載の通信システム。
  12. 前記機能は、前記計量データを分析して需要家が在宅であるか不在であるかを判定する機能を含むことを特徴とする請求項8から11のいずれか1つに記載の通信システム。
  13. 前記機能は、前記計量データを用いて、デマンドレスポンスに応じて需要家が消費電力を変化させたか否かを分析する機能を含むことを特徴とする請求項8から12のいずれか1つに記載の通信システム。
  14. 変圧器の電圧または電流を計測する配電管理装置を備え、
    前記集約装置を実現するハードウェアである機器は、前記配電管理装置として用いることも可能であり、
    前記配電管理装置は、前記通信制御プログラムが設置時に搭載されており、前記配電管理装置の機能に対応するアプリケーションプログラムは前記配電管理装置の設置時に搭載されておらず、
    前記通信管理装置は、前記配電管理装置に前記配電管理装置の機能に対応するアプリケーションプログラムを配布することを特徴とする請求項1から13のいずれか1つに記載の通信システム。
  15. 無線マルチホップネットワークを構成可能な複数の通信装置を管理する通信管理装置であって、
    前記複数の通信装置は前記無線マルチホップネットワークにおける親局となる複数の集約装置を含み、
    前記集約装置を動作させるためのプログラムは、通信制御および管理を行うための前記複数の集約装置間で共通する通信制御プログラムと、前記集約装置の機能に応じたアプリケーションプログラムとを備え、
    前記通信制御プログラムは前記集約装置の設置時に搭載されており、前記アプリケーションプログラムは前記集約装置の設置時に搭載されておらず、
    前記通信管理装置は、前記複数の集約装置のそれぞれの機能に応じた前記アプリケーションプログラムを前記複数の集約装置にそれぞれ配布することを特徴とする通信管理装置。
  16. 無線マルチホップネットワークを構成可能な複数の通信装置を備える通信システムにおける複数の集約装置のうちの1つであって、
    前記複数の集約装置は、前記無線マルチホップネットワークにおける親局であり、
    前記集約装置を動作させるためのプログラムは、通信制御および管理を行うための前記複数の集約装置間で共通する通信制御プログラムと、前記集約装置の機能に応じたアプリケーションプログラムとを備え、
    前記通信制御プログラムは前記集約装置の設置時に搭載されており、前記アプリケーションプログラムは前記集約装置の設置時に搭載されておらず、
    前記集約装置を管理する通信管理装置から前記アプリケーションプログラムを受信することを特徴とする集約装置
  17. 前記集約装置が搭載している前記アプリケーションプログラムを示す情報であるアプリ状態情報を前記通信管理装置へ送信することを特徴とする請求項1に記載の集約装置
  18. 無線マルチホップネットワークを構成可能な複数の通信装置と、前記通信装置を管理する通信管理装置と、を備える通信システムにおけるソフトウェア配布方法であって、
    前記複数の通信装置は前記無線マルチホップネットワークにおける親局となる複数の集約装置を含み、
    前記集約装置を動作させるためのプログラムは、通信制御および管理を行う通信制御プログラムと、アプリケーションプログラムとを備え、
    前記通信制御プログラムは前記集約装置の設置時に搭載されており、前記アプリケーションプログラムは前記集約装置の設置時に搭載されておらず、
    前記集約装置は、前記集約装置が搭載している前記アプリケーションプログラムを示す情報であるアプリ状態情報を前記通信管理装置へ送信し、
    前記通信管理装置は、前記アプリ状態情報を用いて、前記複数の集約装置のそれぞれの機能に応じた前記アプリケーションプログラムを決定し、決定した前記アプリケーションプログラムを前記複数の集約装置にそれぞれ配布することを特徴とするソフトウェア配布方法。
  19. 無線マルチホップネットワークを構成可能な複数の通信装置と、前記通信装置を管理する通信管理装置と、を備え、前記複数の通信装置は前記無線マルチホップネットワークにおける親局となる複数の集約装置を含み、前記集約装置を動作させるためのプログラムは、通信制御および管理を行うための前記複数の集約装置間で共通する通信制御プログラムと、前記集約装置の機能に応じたアプリケーションプログラムとを備える通信システムにおける前記通信管理装置に、
    前記集約装置から、前記集約装置が搭載している前記アプリケーションプログラムを示す情報であるアプリ状態情報を受信するステップと、
    前記アプリ状態情報を用いて、前記複数の集約装置のそれぞれの機能に応じた前記アプリケーションプログラムを決定し、決定した前記アプリケーションプログラムを前記複数の集約装置にそれぞれ配布するステップと、
    を実行させ、
    前記通信制御プログラムは前記集約装置の設置時に搭載されており、前記アプリケーションプログラムは前記集約装置の設置時に搭載されていないことを特徴とするソフトウェア配布プログラム。
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