JP2017129967A - 配信システム及びその配信方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、ソフトウェアのアップデート方法としては、インターネット経由で所定の配信管理サーバーから配信を行うか、USB経由/イントラネット経由のアップデートツールを使用する方法がある。
配信管理サーバーは、ネットワーク機器に対してインターネットを利用してソフトウェアの配信を行う。そして、配信管理サーバーは、ソフトウェアを高速に配信するため、インターネットに接続されたストレージにソフトウェアを転送して、外部サーバーに配信する機能を持たせている。
一方、配信管理サーバーと連携するライセンス管理サーバーは、アプリを商品として管理している。市場の機器にインストールされているアプリのライセンスは、ネットワーク機器を特定する識別であるシリアルNo.に紐づけられたライセンスと、シリアルNo.に紐づけられていないライセンスの二種類に分類される。
特許文献1には、ネットワーク機器内にインストールされている複数のアプリ毎のライセンスの必要性を判別してアプリのアクティベートを実施するか否かを判断する方法が記載されている。
そのため、配信管理サーバーのみの判断で配信を行ってしまうと不適切なアプリ配信となる課題がある。 また、ネットワーク機器の中には、アプリの情報が配信管理サーバーに通知されていない場合があり、こうしたアプリが不明のネットワーク機器にはアプリの配信予約ができないという課題がある。
また、ライセンスの形態として、ネットワーク機器に紐づいていないライセンスがある。このようなライセンスの場合にも、適切に各ネットワーク機器にアプリをバージョンアップできるようなシステムが望まれていた。
ネットワーク機器とネットワークを介して通信する配信システムであって、配信対象のアプリケーションと該アプリケーションを配信する対象のネットワーク機器とが選択された際に、ライセンス管理システムに、前記選択されたネットワーク機器を特定する識別子、前記選択されたネットワーク機器に対応する仕向け識別子、前記選択されたアプリケーションの識別子、及び、前記選択されたアプリケーションのバージョンを示す情報を含む問合せを送信する送信手段と、前記問合せの応答として、前記ライセンス管理システムからバージョン属性を受信する受信手段と、前記バージョン属性に基づき、前記選択されたアプリケーションが前記選択されたネットワーク機器に対して適用可能か否かを判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果に基づき、前記選択されたアプリケーションの前記選択されたネットワーク機器に対する配信予約を行う予約手段と、を有し、前記予約手段は、前記判断手段により前記バージョン属性に基づき前記選択されたアプリケーションが前記選択されたネットワーク機器に対して適用できないと判断された場合、前記選択されたアプリケーションの前記選択されたネットワーク機器に対する配信予約を行わないことを特徴とする。
図1は本発明におけるネットワークを介して接続されたネットワーク機器と配信システムの全体図を示すものである。図1には複数会社のシステムがネットワークで接続されているものが示されている。
なお、本発明は、図1と同等機能を達成できれば同一の構成でなくても実施可能である。
外部サーバー106には、PC107,ホスト108、データベース109が、LAN110で接続されている。外部サーバー106は、配信管理サーバー111のソフトウェアを高速に配信するためサービスを持っている。
配信管理サーバー111とデータベース112はLAN113で接続されており、LAN113は、インターネット120に接続されている。なお、データベース112は、物理的に配信管理サーバー111内に存在してもよい。さらに、配信管理サーバー111からアクセス可能であれば、インターネット120を経由した別の場所に存在しても構わない。なお、LAN113とLAN116、LAN119は同一としてもよく、データベース112とデータベース115とデータベース118はデータを送受信してデータを共有しても構わない。
また、配信管理サーバー111は、複数の情報処理装置からなる配信システムとして実現することが可能である。各情報処理装置に配信管理サーバー111の機能を分けて配置しても良いし、各情報処理装置にそれら全ての機能を配置して負荷分散されるように協調動作しても良い。
なおデータベース118は、物理的に監視センターホスト117内に存在してもよい。さらに、監視センターホスト117からアクセス可能であれば、インターネット120を経由した別の場所に存在しても構わない。
図1には、配信管理サーバー111とデータベース112およびライセンス管理サーバー114とデータベース115および監視センターホスト117とデータベース118が1つずつしか示されていない。しかし、実際には、多くのネットワーク機器および監視装置からの情報収集や、ライセンス管理や、ソフトウェア配信の負荷分散を行なうために、複数のシステムに分散処理をさせるケースもある。
図2(a)において、CPU201は本装置上の各処理を司る。
書換え不可能なROM202は本装置の各処理に関わるプログラムやデータを記憶する。
HDD204は、本装置の各処理に関わるプログラムやデータ、および一時的なデータ、監視対象のネットワーク機器に関する情報、およびネットワーク機器から収集した情報などを記憶する。たとえば、稼働情報などがハードディスクに保存される。
監視センターホスト117、ライセンス管理サーバー114、配信管理サーバー111の場合、種々のプログラム(後述する図4(a)の処理を含む)をHDD204に記憶している。このプログラムは、RAM203を一時保存領域として使用し、CPU201によって呼び出され実行される。
表示部206は、本装置の動作状況や、本装置上で動作する各プログラムが出力する情報を表示する。
NetworkI/F208は、ネットワーク経由でLANおよびインターネット120に接続し、外部と情報交換を行う。
外部機器I/F207は外部記憶機器等を接続する。それら要素がシステムバス209により結び付き、データをやりとりしている。
画像形成部303は、イメージリーダ302で読み込んだ原稿やNetworkI/F305からネットワーク経由で受信したデータを印刷画像に変換・印刷出力する。
排紙部304は印刷出力した紙を排出し、ソートやステイプルといった処理を施す。
NetworkI/F305はネットワーク経由でLANおよびインターネット120に接続し、外部と情報交換を行う。
RAM308は、本装置の各処理に関わる一時的なデータを電気的に記憶でき、かつ書き換え可能である。
HDD309は本装置の各処理に関わるプログラムやデータ、および一時的なデータ、本装置へ送信されてきたユーザデータなどを記憶する。
操作部310は本装置への指示入力を受け付ける。表示部311は本装置の動作状況および操作部310に対する操作に関わる情報を表示する。そしてそれらがシステムバス312により結び付き、データをやりとりしている。
なお、ネットワーク機器自身が監視のための情報を送信する機能を持つネットワーク機器128では、ROM307或いはHDD309内に、前記監視データ送出処理にかかわるプログラムやデータを保持している。
702から707は、コントローラ701のシステムの構成を表す。ネットワーク機器128は、コントローラ701とコントローラ701に制御されるエンジン708から構成される。
702は通信I/F部であり、コントローラ701と配信管理サーバー111、外部サーバー106との通信を司る。
703は、コントローラ701の通信データ制御部であり、通信I/F部702から受信した通信データを制御する。ネットワーク機器128は、配信管理サーバー111等とSOAPメッセージにより通信を行い、通信データ制御部703は、SOAP通信の制御を実行するものである。具体的なSOAP通信に係る処理については、図4(b)とともにまとめて後述する。
707は、データ記憶部であり、コントローラ内のソフトウェアデータの記憶や、一時記憶領域として使用する。
709は、ライセンス管理サーバー114の通信I/F部であり、ネットワーク機器のコントローラとライセンス管理サーバー114との通信を司る。
710は、ライセンス管理サーバー114の通信データ制御部であり、通信I/F部709から受信した通信データを制御する。ライセンス管理サーバー114は、配信管理サーバー111等とSOAPメッセージにより通信を行い、通信データ制御部710は、SOAP通信の制御を実行するものである。具体的なSOAP通信に係る処理については、図4(a)とともにまとめて後述する。
711は、データ制御部であり、ライセンス管理サーバー114内のデータの制御を司る。
712は、アプリ登録部であり、アプリの情報をデータ記憶部714に登録する。
713は、アプリ検索部であり、アプリの検索をデータ記憶部714より行う。
714は、データ記憶部であり、ライセンス管理サーバー114内にアプリ情報を記憶する。
715は、監視センターホスト117の通信I/F部であり、ネットワーク機器のコントローラと監視センターホスト117との通信を司る。
716は、監視センターホスト117の通信データ制御部であり、通信I/F部715から受信した通信データを制御する。監視センターホスト117は、配信管理サーバー111等とSOAPメッセージにより通信を行い、通信データ制御部710は、SOAP通信の制御を実行するものである。具体的なSOAP通信に係る処理については、図4(a)とともにまとめて後述する。
718は、機器データ登録部であり、ネットワーク機器の情報をデータ記憶部720に登録する。
719は、機器データ検索部であり、ネットワーク機器のデータ検索をデータ記憶部720より行う。
720は、データ記憶部であり、監視センターホスト117内にネットワーク機器のデータ情報を記憶するデータベース118に記憶される。
721は、配信管理サーバー111の通信I/F部であり、ネットワーク機器のコントローラと配信管理サーバー111との通信を司る。
722は、配信管理サーバー111の通信データ制御部であり、通信I/F部721から受信した通信データを制御する。配信管理サーバー111は、ライセンス管理サーバー114等とSOAPメッセージにより通信を行い、通信データ制御部710は、SOAP通信の制御を実行するものである。具体的なSOAP通信に係る処理については、図4(a)とともにまとめて後述する。
723は、データ制御部であり、配信管理サーバー111内のデータの制御を司る。
725は、ファームデータ検索部であり、ソフトウェアの検索をデータ記憶部726より行う。
726は、データ記憶部であり、配信管理サーバー111内に配信用のファームデータの情報を記憶するデータベース112のデータが記憶される。
前述したように、外部サーバー106は、配信管理サーバー111のソフトウェアを高速に配信するためサービスを持ち、配信管理サーバー111より定期的にソフトウェアデータが転送されている。
728は、配信部であり、データ記憶部730に登録されているデータをコントローラ701に高速に配信する。
729は、データ管理部であり、データ受信部727から受信したデータをデータ記憶部730に記憶させる。また、配信部728に配信用のデータを供給する。
730は、データ記憶部である。
収集情報処理部404では、監視装置122、132、133またはネットワーク機器128から受信した情報をそのまま、または加工し、データベースアクセス部406を介してデータベース112、あるいはデータベース118に格納する。
SOAP通信部501は、監視センターホスト117もしくは、配信管理サーバー111によりNetworkI/F208を介して受信したSOAPデータを、SOAPメッセージ解析部503に渡す。また、SOAPメッセージ作成部502により作成したSOAPデータをNetworkI/F208を介して監視センターホスト117、配信管理サーバー111に送信する。
機器情報処理部505は、ネットワーク機器の稼働情報を、情報蓄積部506に蓄積する。
情報蓄積部506に蓄積したデータは、機器情報処理部505を介してそのままSOAPメッセージ作成部502に渡され、監視センターホスト117へ送信される。
本シーケンスは、配信管理サーバー111がネットワーク機器128に対して、アプリを配信するまでの流れについて説明する。
S802において、配信管理サーバー111はネットワーク機器128から受信したアプリ情報をデータベース112に登録する。
S803において、監視センターホスト117の画面から配信対象のネットワーク機器128がユーザにより選択され、選択されたネットワーク機器128を特定する識別子であるシリアルNo.が配信管理サーバー111に通知される。
S804において、配信管理サーバー111は配信対象ネットワーク機器128のライセンス状態を調べるために、S803で通知されたシリアルNo.をライセンス管理サーバー114に通知する。
S806において、ライセンス管理サーバー114はS805で確認した結果の情報を返す。
S807において、配信管理サーバー111は、S806の情報を参照して配信対象のアプリの配信可否を判断する。
S809において、ネットワーク機器128はポーリング通信により監視センターホスト117に配信指示情報を要求する。
S810において、監視センターホスト117は配信指示情報をポーリング通信のレスポンス情報として返す。
S811において、ネットワーク機器128は配信管理サーバー111に配信予約情報を要求する。配信予約情報は図9に示すように、配信する日時情報を指す。
S812において、配信管理サーバー111はネットワーク機器128に配信予約情報を通知する。
S813において、ネットワーク機器128は、配信予約日時になったため配信要求通知を配信管理サーバー111に対して通知する。
S815において、ネットワーク機器128は配信管理サーバー111に対してアップデート完了通知を行う。
S816は、時間の区切り符号を示す。この符号がついている箇所は連続的な処理ではなく、各々の通知があるまで待機することを示す。
902は、ネットワーク機器128を一意に識別する識別子であるネットワーク機器128のシリアルNo.を示す。
903は、ネットワーク機器128にインストールされているアプリ名を示す。
904は、ネットワーク機器128にインストールされているアプリのアプリIDを示す。アプリIDとはアプリを一意に識別する番号である。
905は、ネットワーク機器128にインストールされているアプリのバージョンを示す。
907は、ネットワーク機器128がアプリのインストールを許可しているかどうかを司るインストール許可フラグを示す。ONの場合はインストール可能であり、OFFの場合はインストールをすることが不可能となる。
1002は、ネットワーク機器128を一意に識別する識別子であるネットワーク機器128のシリアルNo.を示す。
1004は、ネットワーク機器128にインストールされているアプリのアプリIDを示す。
1005は、ネットワーク機器128にインストールされているアプリのバージョンを示す。
1007は、ネットワーク機器128がアプリのインストールを許可しているかどうかを司るインストール許可フラグを示す。
本実施例では、シリアルNo.が存在する商品(図8(a))と、存在しない商品(図8(b))のライセンス形態を1107、1207の識別子で表現している。
ライセンス管理サーバー114では商品という単位でライセンスを発行しており、商品の中には複数のアプリが存在する。
1102は、商品の名称である商品名を示す。
1103は、アプリの名称であるアプリ名を示す。
1105は、アプリのバージョン属性のFromバージョンを示す。
1106は、アプリのバージョン属性のToバージョンを示す。
1105と1106はアプリのアップデート処理を実行可能なアプリバージョン範囲を示しており、図8(a)の商品においてFromバージョンとToバージョンの範囲でアップデート指示をライセンス管理サーバー114では許可している。Toバージョンとはバージョンアップの終点となるバージョンを示す。
1107は、商品のライセンス形態を示す。商品のライセンス形態には本実施例ではネットワーク機器128に関連づいているもの、関連づいていないものの2つに大別される。
1109は、商品の販売地域を特定するための仕向け情報を示す。
1110は、ライセンス発行履歴を示す。発行履歴とはライセンスが発行された日時を示す。
1111は、ライセンスが発行された際に発番される番号であるライセンスIDを示す。
1202は、商品の名称である商品名を示す。
1203は、アプリの名称であるアプリ名を示す。
1204は、アプリのアプリIDを示す。
1205は、アプリのバージョン属性のFromバージョンを示す。
1206は、アプリのバージョン属性のToバージョンを示す。
1207は、商品のライセンス形態を示す。
1209は、ライセンス発行履歴を示す。
1210は、ライセンスIDを示す。
図8(a)にはシリアルNo.1108が存在するが図8(b)にはシリアルNo.は存在しない。
1302は、ネットワーク機器128を一意に識別する識別子であるネットワーク機器128のシリアルNo.を示す。
1303は、1302で指定されているネットワーク機器128に対する配信スケジュールを示す。
1304は、1302で指定されているネットワーク機器128に対する配信対象アプリのアプリIDを示す。
1305は、配信対象アプリのバージョンを示す。
1306は、強制アップデートの可否を示す。
本フローは、配信管理サーバー111が監視センターホスト117より配信対象のネットワーク機器128が選択されたことの通知を受けてから、配信予約の可否を判断する処理について説明する。
S1401において、配信管理サーバー111は監視センターホスト117からネットワーク機器128が選択されたことを示す情報を受信する。
S1402において、配信管理サーバー111の画面で配信対象となるアプリが選択される。
S1404において、配信管理サーバー111はライセンス管理サーバー114からバージョン属性と、仕向け情報を含む応答(結果情報)を受信する。なお、S1403とS1404の処理については追って、図11で説明する。
S1406において、配信管理サーバー111で通常アップデートが選択された場合、S1407に進み、そうでなければS1415に進む。
S1407において、配信管理サーバー111は、強制アップデートフラグをOFFに設定する。強制アップデートフラグとは強制アップデートであることを示す識別子であり、図12に示す1301の配信予約情報に含まれる。
S1409において、配信管理サーバー111は、適用可能かを判断し、適用可能であればS1410に進み、適用不可能であればS1416に進む。
S1410において、配信管理サーバー111は、S1404でライセンス管理サーバー114から受信したバージョン属性から、現在選択されているアプリが適用可能かを判断する。シリアルNo.に紐づくライセンスであれば、図8(a)に示すようにバージョン属性(From)1105と、バージョン属性(To)1106が返却されるので、その情報を元に配信管理サーバー111は適用可否を判断する。判断方法としては、現在選択されているアプリのバージョンがバージョン属性(From)1105からバージョン属性(To)1106の範囲内に存在するかを確認する。存在すれば適用可能とし、存在しなければ適用不可能と判断する。
S1412において、配信管理サーバー111は、ネットワーク機器128のインストール許可フラグから、現在選択されているアプリが適用可能かを判断する。
S1413において、配信管理サーバー111は、適用可能かを判断し、適用可能であればS1414に進み、適用不可能であればS1416に進む。
S1414において、配信管理サーバー111は、配信予約を許可する。
S1415において、配信管理サーバー111は、強制アップデートと認識して強制アップデートフラグをONに設定して、S1414に進み、配信を許可する。
S1416において、配信管理サーバー111は、配信予約を不許可にする。
本フローはライセンス管理サーバー114に配信管理サーバー111からS1403にて情報が送信されてから、そのレスポンスであるS1404で返すまでの処理について説明を行う。
S1501において、ライセンス管理サーバー114は配信管理サーバー111から、ネットワーク機器128のシリアルNo.、仕向け識別子、アプリID及びバージョンを受信する。
S1503において、ライセンス管理サーバー114はライセンス発行履歴があるかを判断し、ライセンス発行履歴がある場合はS1504に進み、ない場合はS1505に進む。
S1504において、ライセンス管理サーバー114は商品情報テーブル1101からバージョン属性をアプリIDとバージョンをキーにして検索を行う。そして、検索した情報であるバージョン属性(From)1105と、バージョン属性(To)1106をメモリに記憶する。
S1506において、ライセンス管理サーバー114は仕向け識別子をキーとして、ライセンス管理サーバーの商品情報テーブル1101から仕向け情報を検索する。
S1507において、ライセンス管理サーバー114は仕向け情報が一致するのであればS1508に進み、そうでなければS1509に進む。
S1508において、ライセンス管理サーバー114は図8(a)のライセンス管理サーバーの商品情報テーブル1101から仕向け識別子と合致したとメモリに記憶する。
S1509において、ライセンス管理サーバー114は図8(a)のライセンス管理サーバーの商品情報テーブル1101から仕向け識別子と合致しなかったとメモリに記憶する。
S1510において、ライセンス管理サーバー114は、メモリに記憶した内容を配信管理サーバーに通知する。
本フローは、監視センターホスト117からネットワーク機器128に配信指示する処理について説明する。
S1601において、監視センターホスト117は配信管理サーバー111からの配信指示通知を受信する。
S1602において、監視センターホスト117はネットワーク機器128からの配信指示情報の要求の受信を待機する。ネットワーク機器128は一定間隔で監視センターホスト117とポーリング通信をしている。監視センターホスト117がネットワーク機器128からの配信指示情報の要求を受信した場合、S1603の配信指示はポーリング通信のレスポンスとしてネットワーク機器128に配信指示を通知する。
本フローは、ネットワーク機器128のアプリのアップデート処理を説明する。
S1701において、ネットワーク機器128はポーリングを行い監視センターホスト117から配信指示情報を受信する。
S1702において、ネットワーク機器128は配信管理サーバー111に配信予約情報を要求する。
S1704において、ネットワーク機器128は配信予約情報1301のアプリIDと、自身にインストールされているアプリのアプリIDを比較して一致するアプリIDがあるかを判断する。一致するアプリIDがあればS1705に進み、なければS1710に進む。
S1705において、ネットワーク機器128は配信予約情報1301に登録されている日時で配信管理サーバー111に配信要求を行う。配信要求とはアップデート後のアプリに関する情報をサーバーから取得するリクエスト通知である。
S1707において、ネットワーク機器128は配信管理サーバー111からアプリをダウンロードする。
S1708において、ネットワーク機器128はアプリのアップデートを行う。
S1709において、ネットワーク機器128はアプリのアップデートを完了して、その結果を配信管理サーバー111に通知する。
S1710において、ネットワーク機器128は配信管理サーバー111にエラー通知を行う。
本フローは、配信管理サーバー111のアプリアップデート処理を説明する。
S1801において、配信管理サーバー111はネットワーク機器128から配信予約情報要求を受信する。
S1802において、配信管理サーバー111はネットワーク機器128に配信予約情報を送信する。
S1804において、配信管理サーバー111はネットワーク機器128にアプリのURLを返信する。
S1805において、配信管理サーバー111は、ネットワーク機器128からアプリのアップデート完了通知を受信する。
実施例2は実施例1をベースとした発展形であり、図8(b)のシリアルNo.が紐づいていないライセンスに関しても、バージョンアップ属性を判断するための方法を説明している。図15から図17は本発明の実施例2を示す。
S1901において、配信管理サーバー111は、S1404でライセンス管理サーバー114から返却された情報に、バージョン属性がないかどうか判断する。前述した通り、バージョン属性がない場合は、本発明では図8(b)のシリアルNo.に紐づいていないライセンスであることを示している。シリアルNo.に紐づいていないライセンスの場合はS1902に進み、紐づいたライセンスの場合はS1414の配信予約許可の処理を行い終了する。
2002は、ネットワーク機器128を一意に識別する番号であるネットワーク機器128のシリアルNo.を示す。
2003は、2002で指定されているネットワーク機器128に対する配信スケジュールを示す。
2004は、2002で指定されているネットワーク機器128に対する配信対象アプリのアプリIDを示す。
2005は、配信対象アプリのバージョンを示す。
2006は、強制アップデートの可否を示す。
2007は、ライセンスIDフラグを示す。先の図9の配信予約情報とは、この点が異なっている。
S2101において、ネットワーク機器128はS1703で受信した配信管理サーバー111からの配信予約情報を参照してライセンスIDフラグがONになっているかを確認する。ライセンスIDフラグがONの場合はS2102に進み、そうでない場合はS1704に進む。
S2103において、ネットワーク機器128は配信管理サーバーからキャンセル指示がきていないかを判断する。キャンセル指示がきていなければS1706以降の処理に進み、きていたら、S1710に進み、配信管理サーバー111にエラー通知を行い終了する。
S1801〜S1805は図14と同様の操作を示しているので説明を省略する。
S2201において、配信管理サーバー111はネットワーク機器128からライセンスIDを受信したかを判断し、受信した場合はS2202に進み、そうでない場合はS1803に進む。
S2203において、配信管理サーバー111は配信予約情報1301のライセンスIDフラグをOFFに変更する。
S2204において、配信管理サーバー111は、ライセンス管理サーバー114からバージョン属性の結果を受信する。
S2207において、配信管理サーバー111は、ネットワーク機器から配信要求を受信する。
S2208において、配信管理サーバー111は、ネットワーク機器128にキャンセル指示を通知して処理を終了する。
S2301において、ライセンス管理サーバー114は配信管理サーバー111からライセンスIDを受信する。S2302において、ライセンス管理サーバー114はライセンスIDからライセンス形態を識別するためにライセンス発行履歴を参照する。ライセンス発行履歴は図8(b)のライセンス管理サーバーの商品情報テーブル1201からライセンスIDをキーにして検索を行う。
S2303において、ライセンス管理サーバー114はライセンス発行履歴があるかを判断し、ライセンス発行履歴がある場合はS2304に進み、ない場合はS2305に進む。
S2305において、ライセンス管理サーバー114はバージョンアップ属性が存在しないとメモリに記憶する。
S2306において、ライセンス管理サーバー114はメモリに記憶した内容を配信管理サーバー111に通知する。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (6)
- ネットワーク機器とネットワークを介して通信する配信システムであって、
配信対象のアプリケーションと該アプリケーションを配信する対象のネットワーク機器とが選択された際に、ライセンス管理システムに、前記選択されたネットワーク機器を特定する識別子、前記選択されたネットワーク機器に対応する仕向け識別子、前記選択されたアプリケーションの識別子、及び、前記選択されたアプリケーションのバージョンを示す情報を含む問合せを送信する送信手段と、
前記問合せの応答として、前記ライセンス管理システムからバージョン属性を受信する受信手段と、
前記バージョン属性に基づき、前記選択されたアプリケーションが前記選択されたネットワーク機器に対して適用可能か否かを判断する判断手段と、
前記判断手段の判断の結果に基づき、前記選択されたアプリケーションの前記選択されたネットワーク機器に対する配信予約を行う予約手段と、を有し、
前記予約手段は、前記判断手段により前記バージョン属性に基づき前記選択されたアプリケーションが前記選択されたネットワーク機器に対して適用できないと判断された場合、前記選択されたアプリケーションの前記選択されたネットワーク機器に対する配信予約を行わないことを特徴とする配信システム。 - 前記判断手段は、バージョン属性がなし、または、前記バージョン属性で示すバージョンの範囲に前記選択されたアプリケーションのバージョンが含まれる場合は、前記選択されたアプリケーションが前記選択されたネットワーク機器に対して適用可能と判断することを特徴とする請求項1に記載の配信システム。
- 前記受信手段は、さらに、前記問合せの応答として、前記ライセンス管理システムから仕向け情報を受信し、
前記判断手段は、さらに、前記仕向け情報に基づき、前記選択されたアプリケーションが前記選択されたネットワーク機器に対して適用可能か判断し、
前記予約手段は、前記判断手段により前記仕向け情報に基づき前記選択されたアプリケーションが前記選択されたネットワーク機器に対して適用できないと判断された場合、前記選択されたアプリケーションの前記選択されたネットワーク機器に対する配信予約を行わないことを特徴とする請求項1又は2に記載の配信システム。 - 前記判断手段は、さらに、前記選択されたネットワーク機器から通知されたアプリケーションのインストール許可フラグに基づきアプリケーションが適用可能か判断し、
前記予約手段は、前記判断手段により前記インストール許可フラグに基づき前記選択されたアプリケーションが前記選択されたネットワーク機器に対して適用できないと判断された場合、前記選択されたアプリケーションの前記選択されたネットワーク機器に対する配信予約を行わないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の配信システム。 - 前記ライセンス管理システムは、
前記配信システムから受信したネットワーク機器を特定する識別子に基づき、前記選択されたアプリケーションのライセンス発行履歴があることが確認できた場合は、前記バージョン属性を配信システムに応答する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の配信システム。 - ネットワーク機器とネットワークを介して通信する配信システムにおける配信方法であって、
配信対象のアプリケーションと該アプリケーションを配信する対象のネットワーク機器とが選択された際に、ライセンス管理サーバーに、前記選択されたネットワーク機器を特定する識別子、前記選択されたネットワーク機器に対応する仕向け識別子、前記選択されたアプリケーションの識別子、及び、前記選択されたアプリケーションのバージョンを示す情報を含む問合せを送信する送信ステップと、
前記問合せの応答として、前記ライセンス管理サーバーからバージョン属性を受信する受信ステップと、
前記バージョン属性に基づき、前記選択されたアプリケーションが前記選択されたネットワーク機器に対して適用可能か否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップにおける判断の結果に基づき、前記選択されたアプリケーションの前記選択されたネットワーク機器に対する配信予約を行う予約ステップと、を有し、
前記予約ステップでは、前記判断ステップにより前記バージョン属性に基づき前記選択されたアプリケーションが前記選択されたネットワーク機器に対して適用できないと判断された場合、前記選択されたアプリケーションの前記選択されたネットワーク機器に対する配信予約が行われないことを特徴とする配信方法。
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