JP7050204B1 - 高濃度有機物含有排水の排水処理設備および排水処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
TOCが20000mg/L以上の高濃度有機物含有排水を活性汚泥により生物学的に処理するための排水処理設備であり、
TOCが前記高濃度有機物含有排水の0.05倍以下の低濃度有機物含有排水を活性汚泥の存在下で好気性処理する好気性処理槽と、
前記高濃度有機物含有排水を、活性汚泥により硝酸態窒素類の存在下で嫌気性処理する嫌気性処理槽と、
を備え、
前記好気性処理槽で前記低濃度有機物含有排水を好気性処理した後の活性汚泥を、前記高濃度有機物含有排水および硝酸態窒素類と共に前記嫌気性処理槽に連続的または間欠的に供給し、
前記嫌気性処理槽から、嫌気性処理後の嫌気性処理水および嫌気性処理後の活性汚泥を連続的または間欠的に抜出し、
前記嫌気性処理槽から抜出された前記嫌気性処理後の活性汚泥を前記好気性処理槽に環流させるように構成されていると共に、前記嫌気性処理槽に供給される前の活性汚泥の酸化還元電位を測定するための装置および混合浮遊物濃度を測定するための装置を備えている。
TOCが20000mg/L以上の高濃度有機物含有排水を活性汚泥により生物学的に処理するための排水処理設備であり、
TOCが前記高濃度有機物含有排水の0.05倍以下の低濃度有機物含有排水を活性汚泥の存在下で脱窒処理する脱窒槽と、
前記高濃度有機物含有排水を、活性汚泥により硝酸態窒素類の存在下で嫌気性処理する嫌気性処理槽と
前記脱窒槽から供給される排水を活性汚泥の存在下で好気性処理する好気性処理槽と、
を備え、
前記脱窒槽で前記低濃度有機物含有排水を脱窒処理した後の活性汚泥を、前記高濃度有機物含有排水および硝酸態窒素類と共に前記嫌気性処理槽に連続的または間欠的に供給し、
前記嫌気性処理槽から、嫌気性処理後の嫌気性処理水および嫌気性処理後の活性汚泥を連続的または間欠的に抜出し、
前記嫌気性処理槽から抜出された前記嫌気性処理後の活性汚泥を前記脱窒槽に環流させるように構成されていると共に、前記嫌気性処理槽に供給される前の活性汚泥の酸化還元電位を測定するための装置および混合浮遊物濃度を測定するための装置を備えている。
TOCが20000mg/L以上の高濃度有機物含有排水を活性汚泥により生物学的に処理する排水処理方法であり、
TOCが前記高濃度有機物含有排水の0.05倍以下の低濃度有機物含有排水を活性汚泥の存在下で、好気性処理槽内で好気性処理する好気性処理工程と、
前記高濃度有機物含有排水を、活性汚泥により硝酸態窒素類の存在下、嫌気性処理槽内で嫌気性処理する嫌気性処理工程と、
前記嫌気性処理槽に供給される前の活性汚泥の酸化還元電位および混合浮遊物濃度を測定する測定工程と、
を含み、
前記好気性処理工程後の活性汚泥を、前記高濃度有機物含有排水および硝酸態窒素類と共に前記嫌気性処理槽に連続的または間欠的に供給し、
前記嫌気性処理工程後の嫌気性処理水および活性汚泥を連続的または間欠的に抜出し、抜出された活性汚泥を前記好気性処理槽に環流させる。
TOCが20000mg/L以上の高濃度有機物含有排水を活性汚泥により生物学的に処理する排水処理方法であり、
TOCが前記高濃度有機物含有排水の0.05倍以下の低濃度有機物含有排水を活性汚泥の存在下で脱窒処理する脱窒処理工程と、
前記高濃度有機物含有排水を、活性汚泥により硝酸態窒素類の存在下、嫌気性処理槽内で嫌気性処理する嫌気性処理工程と、
前記嫌気性処理工程に供給される前の活性汚泥の酸化還元電位および混合浮遊物濃度を測定する測定工程と
前記脱窒処理工程後の排水を活性汚泥の存在下で好気性処理する好気性処理工程と、
、
を含み、
前記脱窒処理工程で前記低濃度有機物含有排水を脱窒処理した後の活性汚泥を、前記高濃度有機物含有排水および硝酸態窒素類と共に前記嫌気性処理槽に連続的または間欠的に供給し、
前記嫌気性処理工程後の嫌気性処理水および活性汚泥を連続的または間欠的に抜出し、抜出された活性汚泥を前記脱窒処理工程に環流させる。
以下、本発明の実施の形態に関して詳細に説明する。但し、本発明はこれに限定されるものではなく、記述した範囲内で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ記載された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態に関しても、本発明の技術的範囲に含まれる。なお、本明細書においては特記しない限り、数値範囲を表す「A~B」は、「A以上、B以下」を意味する。
本発明の一態様に係る排水処理設備1について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の一態様に係る排水処理設備1を示す模式図である。図1に示すように、排水処理設備1は、好気性処理槽2と、嫌気性処理槽3と、酸化還元電位(Oxidation-Reduction Potential:ORP)測定装置5と、混合浮遊物(Mixed Liquor Suspended Solids :MLSS)測定装置6とを備える。排水処理設備1において、好気性処理槽2で好気性処理した後の活性汚泥B1は嫌気性処理槽3に供給され、嫌気性処理槽3で嫌気性処理した後の活性汚泥B2は、好気性処理槽2に戻される。好気性処理槽2と、嫌気性処理槽3との間には、ORP測定装置5と、MLSS測定装置6とが設置されている。
好気性処理槽2では、低TOC排水ALを活性汚泥の存在下に好気性処理する。好気性処理槽2は、例えば、図1に示すように、内部に曝気機(エアレーター21)を備えてもよい。この曝気機21により、空気Dを吹き込みながら、連続的または間欠的に低TOC排水ALを供給し、この低TOC排水ALに含まれる有機態炭素を活性汚泥Bにより分解する。好気性処理槽2としては、通常の好気性処理槽を用いてもよい。
嫌気性処理槽3における活性汚泥B1の使用量は、高TOC排水AHのTOC量、有機態炭素の種類などにより異なるが、高TOC排水AHのTOC量と、MLSS換算の活性汚泥の使用量との質量比(TOC/MLSS)で0.5kg-TOC/(kg-MLSS・日)以下であってもよい。また、嫌気性処理槽3の容積を小さくしうる観点より、0.15kg-TOC/(kg-MLSS・日)以上であってもよい。好気性処理槽2から抜出された活性汚泥B1は、全部が嫌気性処理槽3に供給されてもよく、その一部が嫌気性処理槽3に供給されてもよい。
NO3 -+2H→NO2 -+H2O (1)
および式(2)
NO2 -+3H→1/2N2+H2O+OH- (2)
に従って反応させて窒素N2に還元する脱窒素菌が含まれている。本発明の一態様に係る排水処理設備1では、高TOC排水AHに含まれる有機態炭素が、この水素供与体として働くことにより分解されるものと考えられる。例えば、高TOC排水AHが有機態炭素として酢酸CH3COOHを含む場合には、この酢酸が水素供与体となり、下記式(3)
CH3COOH+2H2O→2CO2+8H (3)
に従い分解して、水素Hを生成する。
嫌気性処理槽3に供給される前の活性汚泥B1は、ORP測定装置5によって酸化還元電位(ORP)を測定され、MLSS測定装置6によって混合浮遊物(MLSS)濃度を測定される。ORP測定装置5およびMLSS測定装置6は、好気性処理後の好気性処理水AL1に懸濁された活性汚泥B1または沈降分離槽で好気性処理水AL1から分離された活性汚泥B1などを輸送するための槽と槽とを接続する輸送管内に設置されてもよく、別途計測槽を設けて、計測槽内に設置されてもよい。インライン測定ができる観点からは、輸送管に設置されることが好ましい。
本発明の一態様に係る排水処理設備1は、ORP測定装置5およびMLSS測定装置6以外の計器を備えてもよい。計器としては、例えばpH計、溶存酸素(DO)計などが挙げられる。計器が設置される場所は、ORP測定装置5およびMLSS測定装置6と同様に、好気性処理槽2と、嫌気性処理槽3との間の輸送管内、または好気性処理槽2と嫌気性処理槽3との間に備えられた計測槽内であることが好ましい。pH計を備えることにより、嫌気性処理槽3に供給される活性汚泥B1のpHを測定することができる。例えば、脱窒素細菌はpH7~9程度において好適に生育できるため、pHを測定することにより、脱窒素細菌の活性の高さを評価することができる。また、DO計を備えることにより、嫌気性処理槽3に供給される活性汚泥B1の溶存酸素濃度を測定することができる。例えば、嫌気性処理槽3においては、溶存酸素が存在しない状態で好適に嫌気性処理が行われるため、溶存酸素濃度の測定が求められる。また、これらの計器を嫌気性処理槽3ではなく、輸送管内または計測槽内に備えることにより、嫌気性処理槽3に供給される前のpH、DOなどを測定することができ、嫌気性処理槽3へ供給する高TOC排水AHの供給量を予め制御することが可能になる。
本発明の一態様に係る排水処理方法は、好気性処理工程と、測定工程と、嫌気性処理工程とを含む方法である。
好気性処理工程は、[好気性処理槽2]で説明した、好気性処理槽2内で行われる好気性処理である。
測定工程は、[ORP測定装置5およびMLSS測定装置6]で説明したように、ORP測定装置5およびMLSS測定装置6によって嫌気性処理槽3に供給される前の活性汚泥B1のORP値およびMLSS濃度を測定する工程である。測定工程において、ORPおよびMLSS濃度の他に、pH、DOが測定されてもよい。
・嫌気性処理槽3への高TOC排水AHの供給量。
・嫌気性処理槽3への硝酸態窒素類Cの供給量。
・嫌気性処理槽3への活性汚泥B1の供給量。
嫌気性処理工程は、[嫌気性処理槽3]で説明した、嫌気性処理槽3内で行われる嫌気性処理である。
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図2は、本実施形態に係る排水処理設備1bを示す模式図である。図2に示すように、排水処理設備1bは、実施形態1の排水処理設備1と同様に、好気性処理槽2、嫌気性処理槽3、ORP測定装置5およびMLSS測定装置6を備える。排水処理設備1bは、好気性処理槽2の前段に脱窒槽4をさらに備え、脱窒槽4と嫌気性処理槽3との間にORP測定装置5aおよびMLSS測定装置6aをさらに備えてもよい。
脱窒槽4は、低TOC排水ALを脱窒処理する。脱窒槽4は、〔実施形態1〕において説明した嫌気性処理槽3とは、別の槽である。
本実施形態に係る排水処理設備1bは、実施形態1の排水処理設備1と同様に、好気性処理槽2(沈降分離槽23)と嫌気性処理槽3との間にORP測定装置5およびMLSS測定装置6を備えてもよい。また、脱窒槽4と嫌気性処理槽3との間にORP測定装置5aおよびMLSS測定装置6aをさらに備えてもよい。ORP測定装置5と5aとは同じ装置であってよく、MLSS測定装置6と6aとは同じ装置であってよい。
本実施形態に係る排水処理方法は、実施形態1の排水処理方法の好気性処理工程、嫌気性処理工程、測定工程に加え、脱窒処理工程と、第2の測定工程とを含んでもよい。
脱窒処理工程は、好気性処理工程の前に、低TOC排水を脱窒処理する工程であり、[脱窒槽4]で説明した、脱窒槽4内で行われる脱窒処理である。
測定工程は、実施形態1の測定工程と同様に、ORP測定装置5およびMLSS測定装置6によって嫌気性処理槽3に供給される前の活性汚泥B1のORP値およびMLSS濃度を測定する工程である。
第2の測定工程は、脱窒処理工程と、嫌気性処理工程との間に、脱窒処理工程後の活性汚泥B3の酸化還元電位および混合浮遊物濃度を測定する工程である。第2の測定工程は、[ORP測定装置5、5aおよびMLSS測定装置6、6a]で説明した、ORP測定装置5aおよびMLSS測定装置6aによって活性汚泥B3の酸化還元電位および混合浮遊物濃度を測定する工程である。このように、測定工程を含むことにより、脱窒処理工程後の活性汚泥B3のORP値およびMLSS濃度を測定することができる。
本発明の変形例について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本変形例に係る排水処理設備1cは、TOCが20000mg/L以上の高TOC排水AHを活性汚泥により生物学的に処理するための排水処理設備である。図3は、本変形例に係る排水処理設備1cの模式図である。図3に示すように、排水処理設備1cは、実施形態2の排水処理設備1bと同様に、好気性処理槽2、嫌気性処理槽3、脱窒槽4、ORP測定装置5a、およびMLSS測定装置6aを備える。しかし、排水処理設備1cは、好気性処理後の活性汚泥B1が嫌気性処理槽3に供給されないという点で排水処理設備1bとは異なる。
本変形例に係る排水処理方法は、実施形態2の排水処理方法と同様に、脱窒処理工程、嫌気性処理工程、好気性処理工程、および測定工程を含むが、好気性処理工程後の活性汚泥B1が嫌気性処理槽3に供給されないという点で実施形態2の排水処理方法とは異なる。
2 好気性処理槽
3 嫌気性処理槽
4 脱窒槽
5、5a ORP測定装置
6、6a MLSS測定装置
AH 高濃度有機物含有排水
AH1 嫌気性処理水
AL 低濃度有機物含有排水
AL1 好気性処理水
B、B1、B2、B3 活性汚泥
C 硝酸態窒素類
Claims (6)
- TOCが20000mg/L以上の高濃度有機物含有排水を活性汚泥により生物学的に処理するための排水処理設備であり、
TOCが前記高濃度有機物含有排水の0.05倍以下の低濃度有機物含有排水を活性汚泥の存在下で好気性処理する好気性処理槽と、
前記高濃度有機物含有排水を、活性汚泥により硝酸態窒素類の存在下で嫌気性処理する嫌気性処理槽と、
を備え、
前記好気性処理槽で前記低濃度有機物含有排水を好気性処理した後の活性汚泥を、前記高濃度有機物含有排水および硝酸態窒素類と共に前記嫌気性処理槽に連続的または間欠的に供給し、
前記嫌気性処理槽から、嫌気性処理後の嫌気性処理水および嫌気性処理後の活性汚泥を連続的または間欠的に抜出し、
前記嫌気性処理槽から抜出された前記嫌気性処理後の活性汚泥を前記好気性処理槽に環流させるように構成されていると共に、前記嫌気性処理槽に供給される前の活性汚泥の酸化還元電位を測定するための装置および混合浮遊物濃度を測定するための装置を備え、
前記装置の測定値に基づき、前記好気性処理後の活性汚泥の酸化還元電位が-350mV~-50mVの範囲、かつ混合浮遊物濃度が10000~25000mg/Lの範囲になるように、前記高濃度有機物含有排水、前記硝酸態窒素類および前記好気性処理後の活性汚泥のうち少なくとも1つの前記嫌気性処理槽への供給量を制御する、排水処理設備。 - 前記好気性処理槽の前段に、前記低濃度有機物含有排水を脱窒処理する脱窒槽と、
前記脱窒槽と、前記嫌気性処理槽との間に、第2の酸化還元電位を測定するための装置および第2の混合浮遊物濃度を測定するための装置と、
を備え、
前記脱窒槽から前記嫌気性処理槽へ活性汚泥を連続的または間欠的に供給する、請求項1に記載の排水処理設備。 - TOCが20000mg/L以上の高濃度有機物含有排水を活性汚泥により生物学的に処理するための排水処理設備であり、
TOCが前記高濃度有機物含有排水の0.05倍以下の低濃度有機物含有排水を活性汚泥の存在下で脱窒処理する脱窒槽と、
前記高濃度有機物含有排水を、活性汚泥により硝酸態窒素類の存在下で嫌気性処理する嫌気性処理槽と
前記脱窒槽から供給される排水を活性汚泥の存在下で好気性処理する好気性処理槽と、を備え、
前記脱窒槽で前記低濃度有機物含有排水を脱窒処理した後の活性汚泥を、前記高濃度有機物含有排水および硝酸態窒素類と共に前記嫌気性処理槽に連続的または間欠的に供給し、
前記嫌気性処理槽から、嫌気性処理後の嫌気性処理水および嫌気性処理後の活性汚泥を連続的または間欠的に抜出し、
前記嫌気性処理槽から抜出された前記嫌気性処理後の活性汚泥を前記脱窒槽に環流させるように構成されていると共に、前記嫌気性処理槽に供給される前の活性汚泥の酸化還元電位を測定するための装置および混合浮遊物濃度を測定するための装置を備え、
前記装置の測定値に基づき、前記脱窒処理後の活性汚泥の酸化還元電位が-350mV~-50mVの範囲、かつ混合浮遊物濃度が10000~25000mg/Lの範囲になるように、前記高濃度有機物含有排水、前記硝酸態窒素類および前記脱窒処理後の活性汚泥のうち少なくとも1つの前記嫌気性処理槽への供給量を制御する排水処理設備。 - TOCが20000mg/L以上の高濃度有機物含有排水を活性汚泥により生物学的に処理する排水処理方法であり、
TOCが前記高濃度有機物含有排水の0.05倍以下の低濃度有機物含有排水を活性汚泥の存在下で、好気性処理槽内で好気性処理する好気性処理工程と、
前記高濃度有機物含有排水を、活性汚泥により硝酸態窒素類の存在下、嫌気性処理槽内で嫌気性処理する嫌気性処理工程と、
前記嫌気性処理槽に供給される前の活性汚泥の酸化還元電位および混合浮遊物濃度を測定する測定工程と、
を含み、
前記好気性処理工程後の活性汚泥を、前記高濃度有機物含有排水および硝酸態窒素類と共に前記嫌気性処理槽に連続的または間欠的に供給し、
前記嫌気性処理工程後の嫌気性処理水および活性汚泥を連続的または間欠的に抜出し、抜出された活性汚泥を前記好気性処理槽に環流させ、
前記測定工程の測定値に基づき、前記好気性処理工程後の活性汚泥の酸化還元電位が-350mV~-50mVの範囲、かつ混合浮遊物濃度が10000~25000mg/Lの範囲になるように、前記高濃度有機物含有排水、前記硝酸態窒素類および前記好気性処理工程後の活性汚泥のうち少なくとも1つの前記嫌気性処理槽への供給量を制御する、高濃度有機物含有排水の排水処理方法。 - 前記好気性処理工程の前に、前記低濃度有機物含有排水を脱窒処理する脱窒処理工程と、
前記脱窒処理工程と、前記嫌気性処理工程との間に、前記脱窒処理工程後の活性汚泥の酸化還元電位および混合浮遊物濃度を測定する第2の測定工程と、
をさらに含む、請求項4に記載の排水処理方法。 - TOCが20000mg/L以上の高濃度有機物含有排水を活性汚泥により生物学的に処理する排水処理方法であり、
TOCが前記高濃度有機物含有排水の0.05倍以下の低濃度有機物含有排水を活性汚泥の存在下で脱窒処理する脱窒処理工程と、
前記高濃度有機物含有排水を、活性汚泥により硝酸態窒素類の存在下、嫌気性処理槽内で嫌気性処理する嫌気性処理工程と、
前記嫌気性処理工程に供給される前の活性汚泥の酸化還元電位および混合浮遊物濃度を測定する測定工程と
前記脱窒処理工程後の排水を活性汚泥の存在下で好気性処理する好気性処理工程と、
を含み、
前記脱窒処理工程で前記低濃度有機物含有排水を脱窒処理した後の活性汚泥を、前記高濃度有機物含有排水および硝酸態窒素類と共に前記嫌気性処理槽に連続的または間欠的に供給し、
前記嫌気性処理工程後の嫌気性処理水および活性汚泥を連続的または間欠的に抜出し、抜出された活性汚泥を前記脱窒処理工程に環流させ、
前記測定工程の測定値に基づき、前記脱窒処理工程後の活性汚泥の酸化還元電位が-350mV~-50mVの範囲、かつ混合浮遊物濃度が10000~25000mg/Lの範囲になるように、前記高濃度有機物含有排水、前記硝酸態窒素類および前記脱窒処理工程後の活性汚泥のうち少なくとも1つの前記嫌気性処理槽への供給量を制御する、高濃度有機物含有排水の排水処理方法。
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JP2007296436A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Egs:Kk | 高濃度有機物含有排水の排水処理方法 |
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