JP7049799B2 - 両軸受リール - Google Patents
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本発明の実施形態による両軸受リール100は、図1に示すように、リール本体1と、ハンドル2と、スプール10と、クラッチ操作部材11とを、備える。図2に示すように、両軸受リール100は、スプール駆動機構13と、クラッチ機構16と、クラッチ制御機構20と、クラッチ戻し機構22(図4を参照)とを、さらに備える。
図1及び図2に示すように、リール本体1は、フレーム7と、第1側カバー8aと、第2側カバー8bと、備える。フレーム7は、第1側板7aと、第2側板7bと、複数の連結部7cとを、有する。図2に示すように、第1側板7aと第2側板7bとの間には、スプール10と、クラッチ機構16とが、設けられる。
図4に示すように、クラッチ操作部材11は、スプール軸心CAまわりの周方向において、リール本体1に回動可能に支持される。クラッチ操作部材11は、図3に示す第1位置(実線)と、図3に示す第2位置(破線)との間において移動可能に、リール本体1に設けられる。
スプール駆動機構13は、スプール10を糸巻き取り方向に駆動する。図3に示すように、スプール駆動機構13は、モータ12と、第1回転伝達機構24と、第2回転伝達機構25とを、有する。
第1回転伝達機構24は、モータ12の回転をスプール10に伝達する。具体的には、図3に示すように、第1回転伝達機構24は、第1ギア部材60と、第2ギア部材61と、ピニオンギア32と、を有する。第1ギア部材60には、遊星歯車機構(図示しない)を介してモータ12の回転が伝達される。第2ギア部材61は、機構装着板9bの第3支持部9e(図4を参照)に回転可能に装着され、第1ギア部材60に噛み合う。
第2回転伝達機構25は、ハンドル2の回転をスプール10に伝達する。図3及び図4に示すように、第2回転伝達機構25は、ハンドル2が一体回転可能に連結される駆動軸30と、駆動ギア31と、駆動ギア31に噛み合う第3ギア部材62と、ドラグ機構23とを有する。
図2に示すように、クラッチ機構16は、スプール軸14のクラッチピン16aと、ピニオンギア32のクラッチ凹部16bとから、構成される。クラッチピン16aは、スプール軸14に設けられる。クラッチピン16aの両端部それぞれは、スプール軸心CAから離れる第1径方向において、スプール軸14から突出している。
図4に示すように、クラッチ制御機構20は、クラッチカム40と、クラッチ爪44とを、有している。詳細には、クラッチ制御機構20は、図4に示すように、クラッチカム40と、クラッチヨーク41と、ガイド部材49と、2本の第2バネ部材42と、クラッチ爪44と、第3バネ部材48とを、有する。
クラッチカム40は、クラッチ機構16を、クラッチオン状態及びクラッチオフ状態のいずれか一方から、クラッチオン状態及びクラッチオフ状態のいずれか他方に切り換えるために、用いられる。
図4、図5A、図5B、及び図7に示すように、クラッチヨーク41は、クラッチカム40に係合可能に構成される。また、クラッチヨーク41は、ピニオンギア32とともに、スプール軸方向に移動可能に構成される。クラッチヨーク41は、クラッチオン位置(図7の破線位置)とクラッチオフ位置(図7の実線位置)との間で、移動可能に構成される。
図4に示すように、ガイド部材49は、機構装着板9b例えば第1支持部9cに、固定されている。ガイド部材49には、2本のガイド軸49aが設けられている。2本のガイド軸49aは、クラッチヨーク41の一対のガイド孔41cに、各別に挿通される。
2本の第2バネ部材42は、クラッチヨーク41を、クラッチオフ位置からクラッチオン位置に向けて、付勢する。図4に示すように、第2バネ部材42は、例えばコイルばねである。第2バネ部材42は、2本のガイド軸49aそれぞれに装着される。2本の第2バネ部材42は、第1側カバー8aの内側面とクラッチヨーク41との間に配置される。これにより、クラッチヨーク41は、第2バネ部材42によって、スプール10側に向けて、付勢される。
図3に示すように、クラッチ操作部材11が第1位置(実線)から第2位置(破線)に向けて移動する場合、クラッチ爪44はクラッチカム40を第1回転方向R1に回転させる(図5A及び図5Bを参照)。
図4に示すように、第3バネ部材48は、クラッチ爪44を、クラッチカム40(本体部40a)に向けて、付勢する。第3バネ部材48は、例えば捩じりコイルばねである。第3バネ部材48の一端はクラッチ爪44に引っ掛けられ、第3バネ部材48の他端はクラッチ操作部材11(装着部11b)に引っ掛けられる。
図4に示すように、クラッチ戻し機構22は、リターンギア52(回転部材の一例)と、連結復帰部材55と、第4バネ部材57とを、有している。
リターンギア52は、ハンドル2の回転に連動して回転する。リターンギア52は、連結復帰部材55を介して、クラッチカム40を回転させる。これにより、クラッチ機構16がクラッチオフ状態からクラッチオン状態に切り換えられる。
図5A及び図5Bに示すように、連結復帰部材55は、リターンギア52及びクラッチカム40と係合可能に構成される。また、連結復帰部材55は、リターンギア52との係合及びクラッチカム40との係合を、解除可能に構成される。
図5A及び図5Bに示すように、第4バネ部材57は、連結復帰部材55をリターンギア52及びクラッチカム40に向けて、付勢する。詳細には、第1係合部55bがリターンギア52に向かい、且つ第2係合部55cがクラッチカム40に向かうように、第4バネ部材57は連結復帰部材55を付勢する。
図5Aに示すように、クラッチ機構16がクラッチオン状態である場合、例えば、ピニオンギア32のクラッチ凹部16b及びスプール軸14のクラッチピン16aが係合している場合、クラッチ爪44は、クラッチカム40の第1ラチェット歯40bを押圧可能に係合している。この状態において、クラッチ操作部材11が第1位置から第2位置へと操作されると、クラッチ爪44によって第1ラチェット歯40bが押圧され、クラッチカム40が第1回転方向R1に回転する。
図5Bに示すように、クラッチ機構16がクラッチオフ状態である場合、連結復帰部材55は、リターンギア52の突起部52a及びクラッチカム40の第1ラチェット歯40b(40b1)に、係合している。詳細には、連結復帰部材55の第1係合部55bが突起部52aに係合し、連結復帰部材55の第2係合部55cが第1ラチェット歯40b(40b1)に係合している。この状態における連結復帰部材55の姿勢が、係合姿勢である。
前記実施形態では、図6に示すように、クラッチカム40の第1ラチェット歯40b及び第2ラチェット歯40cが、周方向において、本体部40aの外周部に交互に配置される場合の例を示した。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
2 ハンドル
10 スプール
11 クラッチ操作部材
16 クラッチ機構
20 クラッチ制御機構
21 係合解除構造
40 クラッチカム
40b ラチェット歯
40c 第1位置決め部
40h 第2位置決め部
41 クラッチヨーク
41e 第1突出部
44 クラッチ爪
44c 第2突出部
51 第1バネ部材
R1 第1回転方向
Claims (9)
- リール本体と、
前記リール本体に回転可能に支持されるスプールと、
前記スプールを回転可能に構成されるハンドルと、
前記ハンドルの回転に連動して回転する回転部材と、
前記ハンドル及び前記スプールを連結し且つ前記ハンドル及び前記スプールの連結を解除するクラッチ機構と、
前記クラッチ機構を連結状態及び連結解除状態のいずれか一方から前記連結状態及び前記連結解除状態のいずれか他方に切り換えるために、前記スプールの第1回転中心軸まわりの一方向に回転可能に構成されるクラッチカムと、
前記回転部材及び前記クラッチカムの間に配置され、前記クラッチ機構が前記連結解除状態である場合に前記回転部材及び前記クラッチカムに係合し、前記クラッチ機構が前記連結状態である場合に前記回転部材との係合を解除する連結復帰部材と、
第1位置と前記第1位置から離れた第2位置との間で移動可能に構成され、前記第1位置から前記第2位置に向けて移動させることによって前記クラッチカムを前記一方向に回転させるクラッチ操作部材と、
前記クラッチ操作部材を前記第2位置から前記第1位置に向けて付勢する第1付勢部材と、
を備える両軸受リール。 - 前記クラッチカムの回転方向は、前記第1回転中心軸まわりの時計回り及び反時計回りのいずれか一方であり、
前記回転部材の回転方向は、前記回転部材の第2回転中心軸まわりの時計回り及び反時計回りのいずれか他方である、
請求項1に記載の両軸受リール。 - 前記クラッチ機構を前記連結解除状態から前記連結状態に切り換えるために、前記回転部材が前記連結復帰部材を押圧し且つ前記連結復帰部材が前記クラッチカムを押圧することによって、前記クラッチカムは回転する、
請求項1又は2に記載の両軸受リール。 - 前記クラッチ機構が前記連結解除状態から前記連結状態に切り換わる場合に、前記連結復帰部材が前記クラッチカムの押圧によって回動することによって、前記連結復帰部材及び前記回転部材の係合、及び前記連結復帰部材及び前記クラッチカムとの係合が、解除される、
請求項1から3のいずれか1項に記載の両軸受リール。 - 前記クラッチ機構が前記連結状態である場合、前記クラッチカムは、前記連結復帰部材の姿勢を保持する、
請求項1から4のいずれか1項に記載の両軸受リール。 - 前記連結復帰部材を前記回転部材及び前記クラッチカムに向けて付勢する第2付勢部材、
をさらに備える請求項1から5のいずれか1項に記載の両軸受リール。 - 前記連結復帰部材は、前記回転部材に係合可能な第1係合部と、前記クラッチカムに係合可能な第2係合部とを、有し、
前記連結復帰部材の回動軸心は、前記回転部材及び前記クラッチカムの間、且つ前記第1係合部及び前記第2係合部の間に、配置される、
請求項1から6のいずれか1項に記載の両軸受リール。 - 前記回転部材は、前記第1係合部が係合可能な第1被係合部を、有し、
前記クラッチカムは、前記第2係合部が係合可能な第2被係合部を、有する、
請求項7に記載の両軸受リール。 - 前記クラッチ機構が前記連結解除状態である場合、前記第1係合部が前記第1被係合部に係合し、前記第2係合部が前記第2被係合部に係合し、
前記クラッチ機構が前記連結状態である場合、前記第1係合部及び前記第1被係合部の係合が解除され、前記第2係合部及び前記第2被係合部の係合が解除され、前記第2被係合部は前記連結復帰部材の姿勢を保持する、
請求項8に記載の両軸受リール。
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