JP7048883B2 - 発光装置及びその製造方法 - Google Patents
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Description
図1は、実施形態に係る発光装置100の一例を示す。発光装置100は、発光素子10と、波長変換部材20と、を備える。発光素子10は、発光面10aと、発光面10aの反対側の電極形成面10bと、を備える。波長変換部材20は、樹脂部材21と蛍光体粒子22とを有する。波長変換部材20は、発光素子10の発光面10a上に配置される。波長変換部材20は、平面視において発光素子10の発光面10aの中央部L1の直上に位置する第1領域R1と、平面視において第1領域R1を囲む外周部L2の直上に配置される第2領域R2と、を有する。第1領域R1の厚みは第2領域R2の厚みよりも薄く、かつ、第1領域R1における樹脂部材21中の蛍光体粒子22の密度は、第2領域R2における樹脂部材21中の蛍光体粒子22の密度より高い。
また、図3A、図3Bは、発光素子10の一例を示す図である。発光素子10は、透光性基板11を含み、第一導電型半導体層、発光層、第二導電型半導体層を備えた積層構造体12と、素子電極13と、を備える。
波長変換部材20は、発光素子10の発光面10aの中央部L1の直上に配置される第1領域R1を有し、第1領域R1を囲む外周部L2の直上に配置される第2領域R2を有する。第1領域R1は、図2B、図2Cに示すように、第2領域R2よりも厚みが薄く、第2領域R2よりも蛍光体粒子22の密度が高い。
中央部L1は、例えば、発光素子10に一辺の長さに対して50%~95%の直径を有する円形の領域とすることができる。
また、凹部R3の側面20dは必ずしも凹部R3の底面20cに対して傾斜している必要はなく、凹部R3の底面20cに対して略垂直であってもよい。
透光性接着剤30は、発光素子10からの光を波長変換部材20に導光させるための光伝播層としても機能する。発光素子10の透光性基板11の屈折率n1、透光性接着剤30の屈折率n2、波長変換部材20の屈折率n3とすると、n1>n2>n3を満たす関係性とすることが好ましい。これにより、より効率よく光を発光素子10からの光を波長変換部材20内に伝播させることができ、光取り出し効率の高い発光装置100とすることができる。
まず、蛍光体粒子22の密度が略均一な平板状の波長変換部材20を準備する。この板状の波長変換部材20は、平面視において発光素子10より大きい面積であり、複数の発光装置分の大きさを備えることができる。ここでは、発光素子10の平面形状が四角形であり、1つの発光装置100において波長変換部材20の平面形状が、発光素子10の平面形状と略相似の四角形である場合を一例として例示している。
図5は、実施形態2に係る発光装置200の一例を示す図である。実施形態2では、波長変換部材20の側面が被覆部材40で被覆されている点が実施形態1と異なる。これにより、発光領域と非発光領域とのコントラストが高い発光装置とすることが出来る。
本実施形態によれば、波長変換部材20を移動させる工程において、第1領域R1の形成を同時に行うため、効率的である。
次に、図7Hに示すように、発光素子10間で、被覆部材40を切断することで、個片化された発光装置200を得ることができる。
発光素子は、半導体層を含む積層構造体と、素子電極と、を備える。素子電極は、積層構造体の同一面側に、正負一対の電極となるように配置されている。素子電極は、例えば、図3Bに示すように、同一の面積または形状を有することができる。ただし、これに限らず、異なる形状であってもよい。
また、発光素子はさらに、絶縁性の保護膜や光反射層などを有していてもよい。
波長変換部材は、発光素子から発せられた光の波長変換を行う蛍光体粒子と透光性の樹脂部材とを備える。ただし、波長変換部材には、これらの他に、拡散剤又は光散乱材、ガラスクロス及びフィラー等が含有されていてもよい。
波長変換部材の第2領域の厚みは適宜変更でき、例えば、30~300μm程度とすることができる。例えば、70~200μm程度の厚みであれば、押圧することで容易に第1領域を形成することができる。
蛍光体粒子としては、当該分野で公知の材料を使用することができる。例えば、セリウムで賦活されたイットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)系蛍光体、セリウムで賦活されたルテチウム・アルミニウム・ガーネット(LAG系蛍光体、ユウロピウム及び/又はクロムで賦活された窒素含有アルミノ珪酸カルシウム(CaO-Al2O3-SiO2)系蛍光体、ユウロピウムで賦活されたシリケート((Sr,Ba)2SiO4)系蛍光体、βサイアロン蛍光体、KSF系蛍光体(K2SiF6:Mn)、CASN、もしくはS-CASNなどが挙げられる。これにより、可視波長の一次光及び二次光の混色光(例えば白色系)を出射する発光装置とすることができる。
波長変換部材に含有される樹脂部材は透光性のものが好ましく、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、これらの変性樹脂又はこれらの樹脂を1種以上含むハイブリッド樹脂等などが挙げられる。
透光性接着剤としては、上述した樹脂部材と同じ材料を用いることができる。
また、発光素子と波長変換部材を長期間安定的に接着するために、適度な強度を有していることが好ましい。従って、必ずしも剛性であることは要さず、波長変換部材を損傷することなく保持し得る程度に柔軟性を有していることが好ましい。
透光性接着剤は、発光素子から放出される光をなるべく減衰させずに波長変換部材に伝播させる部材が好ましい。また、長期間の耐光性や耐熱性も求められるため、透明度の高いシリコーン系樹脂が好適である。
被覆部材は、光反射性樹脂により構成することができる。光反射性樹脂とは、発光素子からの光に対する反射率が高く、例えば、反射率が70%以上の樹脂を意味する。光反射性樹脂としては、例えば透光性樹脂に、光反射性物質を分散させたものを使用できる。光反射性物質としては、例えば、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウムなどを用いることができる。光反射性物質は、粒状、繊維状、薄板片状などを用いることができる。特に、繊維状の光反射性物質のものは被覆部材の熱膨張率を低くして、例えば、発光素子との間の熱膨張率差を小さくできるので、好ましい。光反射性樹脂に含まれる樹脂材料としては、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性の透光性樹脂であるのが好ましい。特に、耐光性、耐熱性に優れるシリコーン樹脂が好適である。
100a…光取り出し面
10 発光素子
10a 発光面
L1 中央部
L2 外周部
10b 電極形成面
11 透光性基板
12 積層構造体
13 素子電極
20 波長変換部材
R1 第1領域
R2 第2領域、
R3 凹部
20a 第1面
20b 第2面
20c 凹部の底面
20d 凹部の側面
21 樹脂部材
22 蛍光体粒子
30 透光性接着剤
40 被覆部材
50 ピン
60 支持シート
70 吸着部品
80 光反射シート
80a 開口部
Claims (13)
- 中央部と前記中央部を囲む外周部からなる発光面と、前記発光面の反対側の電極形成面と、を備える発光素子と、
蛍光体粒子と樹脂部材を有し、前記発光素子の前記発光面の中央部の直上に配置される第1領域と、前記発光素子の前記発光面の外周部の直上であって平面視において前記第1領域の外周に配置される第2領域とを有する、波長変換部材と、を備え、
前記第1領域の厚みは、前記第2領域の厚みよりも薄く、かつ、第1領域における前記樹脂部材中の前記蛍光体粒子の密度は、前記第2領域における前記樹脂部材中の蛍光体粒子の密度より高い、発光装置。 - 前記第1領域は、凹部を有し、前記凹部の周辺において前記樹脂部材中の前記蛍光体粒子の密度が高い、請求項1に記載の発光装置。
- 前記凹部が前記発光素子の発光面と対向する位置に配置され、前記凹部内から前記発光素子の発光面にわたって透光性接着剤が配置されている、請求項2に記載の発光装置。
- 前記蛍光体粒子は、YAG、S-CASN、LAG、KSFからなる群の一種である、請求項1から3のいずれか1項に記載の発光装置。
- 前記蛍光体粒子の粒径は2μm~20μmである、請求項1から4のいずれか1項に記載の発光装置。
- 発光面と、前記発光面の反対側の電極形成面と、を備える発光素子を準備する工程と、
蛍光体粒子と樹脂部材を有する板状の波長変換部材を押圧して、前記樹脂部材中の前記蛍光体粒子の密度が高い第1領域と、前記第1領域の外側に前記第1領域より前記樹脂部材中の前記蛍光体粒子の密度が低い第2領域を有する波長変換部材を形成する工程と、
前記第1領域が前記発光素子の前記発光面の直上に位置するよう前記波長変換部材を配置する工程と、を含み、
前記押圧は、支持シートに貼りつけた前記板状の波長変換部材を前記支持シートの側からピンで突き上げることにより行う、発光装置の製造方法。 - 前記第1領域が前記第2領域よりも厚みが薄くなるよう前記波長変換部材を押圧する、請求項6に記載の発光装置の製造方法。
- 前記第1領域は、凹部を有し、前記凹部の周辺において前記樹脂部材中の前記蛍光体粒子の密度が高くなるよう前記波長変換部材を押圧する、請求項7に記載の発光装置の製造方法。
- 前記凹部を形成する工程は、前記板状の波長変換部材の第2面を吸着部品で吸着し、前記波長変換部材の第2面と対向する第1面の、前記吸着された部分と対向する領域を前記ピンで突き上げることを含む、請求項8に記載の発光装置の製造方法。
- 前記波長変換部材に前記凹部を形成した後、前記波長変換部材を前記吸着部品で吸着した状態で前記波長変換部材を前記発光素子上に移動させ、前記発光素子に配置する、請求項8から9のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。
- 前記発光素子の発光面上に透光性接着剤を配置し、前記波長変換部材と前記発光素子とを接着する工程を含む、請求項6から10のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。
- 前記蛍光体粒子は、YAG、S-CASN、LAG、KSFからなる群の一種である、請求項6から11のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。
- 前記蛍光体粒子の粒径は2μm~20μmである、請求項6から12のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。
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