JP7048308B2 - 導電性金属端子、導電性金属端子付きアルミニウム電線、及び導電性金属端子付きアルミニウム電線の製造方法 - Google Patents

導電性金属端子、導電性金属端子付きアルミニウム電線、及び導電性金属端子付きアルミニウム電線の製造方法 Download PDF

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本発明は、導電性金属端子、導電性金属端子付きアルミニウム電線、及び導電性金属端子付きアルミニウム電線の製造方法に関する。
従来、自動車用のワイヤーハーネスには、主に芯線が銅製や銅合金製の電線が使用されていたが、近年、車体の軽量化のために芯線を銅製等からアルミニウム又はアルミニウム合金製に変更したアルミ電線を使用する割合が多くなってきている。特許文献1には、銅端子の接続部にアルミニウム電線のアルミニウム導体を載置して、抵抗溶接機又は超音波溶接機により、アルミニウム導体端末部分を溶融させることで、銅端子の接続部と導通接続がなされていることが開示されている。
特許第4825906号公報
アルミニウム電線と導電性金属端子とを接合する場合、単純圧着(カシメ)では経時的に緩みが生じ、アルミニウム電線と導電性金属端子間の接触が十分に確保できず、安定した電気的接続を確保することが困難となる問題が生じていた。抵抗溶接や超音波接合も検討されるも、溶接屑飛散の発生、ホーン先端の故障や不均一接合の問題が生じていた。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、アルミニウム電線との安定した電気的接続が確保され易い導電性金属端子を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、他の機器と接続する接続部と、前記接続部と導通し、かつアルミニウム電線を支持する支持部と、前記支持部に支持されたアルミニウム電線の少なくとも一部の領域を覆う蓋部と、を有することを特徴とする導電性金属端子を提供する。
また、前記蓋部は、前記支持部に向かって押す力が加えられることにより、前記アルミニウム電線を前記支持部に固定してもよい。また、前記蓋部と前記支持部とを結合する結合部をさらに有し、前記結合部は、前記支持部に向かって押す力が前記蓋部に加えられることにより、前記蓋部と前記支持部との間を切り離してもよい。
また、前記蓋部と前記支持部とを結合する結合部をさらに有し、前記結合部は、前記支持部に向かって押す力が前記蓋部に加えられることにより、前記蓋部が前記アルミニウム電線に接した状態で、前記蓋部と前記支持部との間が結合された状態が維持されていてもよい。
また、前記結合部には、前記蓋部が前記支持部に向かって押される方向と直交する向きにおいて延伸する溝が形成されていてもよい。また、前記支持部の前記接続部が設けられている側とは反対側の端部に設けられており、かつ前記アルミニウム電線を固定する挟持部をさらに有していてもよい。
また、前記支持部は、前記アルミニウム電線が載置される底部と、前記底部の両端に形成されている側面部と、を有していてもよい。また、前記蓋部は、前記蓋部が前記支持部に向かって押す力が加えられることで、前記アルミニウム電線が前記支持部に固定された状態で、前記側面部と接触しない位置に設けられていてもよい。
また、前記底部又は前記側面部の少なくともいずれか一方には、穴部が形成されていてもよい。また、前記蓋部は、前記支持部の側の面に形成された突起を有していてもよい。
また、前記蓋部は、複数の係合部を有し、前記支持部は、前記複数の係合部が挿入されている複数の穴部を有していてもよい。
本発明の第2の態様においては、アルミニウム電線と、前記アルミニウム電線に固定される導電性金属端子と、を有し、前記導電性金属端子は、電気機器と接続する接続部と、前記接続部と導通し、かつアルミニウム電線を支持する支持部と、前記支持部に支持されたアルミニウム電線の少なくとも一部の領域を覆う蓋部と、を有することを特徴とする導電性金属端子付きアルミニウム電線を提供する。
本発明の第3の態様においては、アルミニウム電線を準備する工程と、電気機器と接続する接続部と、前記接続部と導通し、かつアルミニウム電線を支持する支持部と、前記支持部に支持されたアルミニウム電線の少なくとも一部の領域を覆う蓋部と、を有する導電性金属端子を準備する工程と、前記支持部に前記アルミニウム電線を載置する工程と、前記蓋部を前記支持部に向かって押すことで、前記支持部に支持されたアルミニウム電線の一部の領域を前記支持部と前記蓋部とで固定する工程と、前記固定する工程の後に、前記アルミニウム電線を前記支持部及び前記蓋部に接合する工程と、を有することを特徴とする導電性金属端子付きアルミニウム電線の製造方法を提供する。
また、前記固定する工程の前に、前記導電性金属端子が有する挟持部で前記アルミニウム電線を前記導電性金属端子に固定する工程をさらに有していてもよい。
本発明によれば、導電性金属端子においてアルミニウム電線との電気的接続が確保され易くなるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る導電性金属端子付きアルミニウム電線の構成を示す。 図1に示す導電性金属端子付きアルミニウム電線の構成をAの向きから見た構成を示す。 導電性金属端子付きアルミニウム電線の断面図である。 第2の実施形態に係る導電性金属端子付きアルミニウム電線の構成を示す。 図4に示す導電性金属端子付きアルミニウム電線の構成をBの向きから見た構成を示す。 第2の実施形態に係る蓋部の構成を示す。
<第1の実施形態>
[導電性金属端子付きアルミニウム電線Sの概要]
図1は、第1の実施形態に係る導電性金属端子付きアルミニウム電線Sの構成を示す図である。図2は、図1に示す導電性金属端子付きアルミニウム電線Sの構成をAの向きから見た構成を示す図である。図3は、導電性金属端子付きアルミニウム電線Sの断面図である。
導電性金属端子付きアルミニウム電線Sは、アルミニウム電線2に導電性金属端子1が設けられている電線である。
従来、電線に端子を接合する場合、以下の3つの接合方法が用いられている。
1)圧着による接合
2)抵抗溶接による接合
3)超音波による接合
以下、それぞれの接合方法について説明する。
1)圧着による接合
圧着による接合は、例えば電線の先端を端子の内側に挿入し、端子の外側から端子を押す力をかけることにより電線の先端を端子で挟み込むことで、電線の先端を端子と接着する接合方法である。圧着による接合の場合、応力緩和が発生し、接合部において強度が弱くなったり、隙間発生による抵抗が大きくなったりする。例えば、アルミニウム電線-銅端子間接合の様な異種金属の場合、電食が発生する。この結果、電気的特性が不安定になる他、接触抵抗の増大、線径の減少による電気抵抗増大、更には断線が生じる恐れがある。これに対応するため、接合部にコーティングを施す必要があるが十分でない。
2)抵抗溶接による接合
抵抗溶接は、溶接する部材の金属を重ね合わせた状態で、溶接する部材を電極で挟み、適当な加圧力を加えて電流を流すことで、溶接する部位の接触抵抗に発生するジュール熱で溶接する部材を溶融接着させる金属接合法である。抵抗溶接による接合の場合、電極に溶けたアルミニウムが付着するためクリーニングの必要がある。加えて、圧着接合と同様に、電食が発生し、電気的特性が不安定になるほか、接触抵抗の増大、線径の減少による電気抵抗増大、更には断線が生じる恐れがある。
3)超音波による接合
超音波による接合は、接合する部材に超音波振動を与えることにより金属表面の酸化被膜などを除去することで表面層の不純物を飛散させ、金属原子間の引力を利用して固相接合状態を作り出す接合方法である。超音波による接合を用いる場合、超音波振動子が生成した超音波を発するホーンが電線に接触することにより、電線にダメージを与える恐れがある。ホーンとは、振動エネルギーを伝達させるための共振体である。
導電性金属端子付きアルミニウム電線Sは、1)~3)の端子と電線の各接合方法において生じる問題に対応することができる。以下、第1の実施形態に係る導電性金属端子付きアルミニウム電線Sの構成を説明する。
[導電性金属端子付きアルミニウム電線Sの構成]
導電性金属端子付きアルミニウム電線Sは、導電性金属端子1とアルミニウム電線2とを有する。導電性金属端子1は、例えばアルミニウム製、銅製、ニッケル製、又はステンレス製である。導電性金属端子1は、アルミニウム電線2に固定される。導電性金属端子1の構成の詳細は後述する。
アルミニウム電線2は、例えばアルミニウム撚線21である。アルミニウム電線2は、例えば断面が円形状である。アルミニウム撚線21は、複数の細いアルミニウム線211がまとめられて、被覆部212で被覆された状態の電線である。
導電性金属端子1は、接続部11、支持部12、蓋部13、結合部14、及び挟持部15を有する。接続部11は、他の機器と接続する部分である。他の機器は、例えば電気機器である。接続部11は、例えば穴が形成されており、当該穴と電気機器に形成されている穴とに、ねじを挿入して締め付けることにより電気機器に接続される。
支持部12は、接続部11と導通し、かつアルミニウム電線2を支持する部分である。支持部12は、断面が略U字形状、底の丸い略V字形状、又は底が平らの領域を有することが望ましい。支持部12には、アルミニウム撚線21の被覆部212が剥がされた複数のアルミニウム線211が接している。
支持部12は、底部121と側面部122とを有する。底部121は、アルミニウム電線2が載置される部分である。側面部122は、底部121の両端に形成されている。具体的には、側面部122は、左側面部123と右側面部124とを有する。左側面部123は、底部121の左端から底部121と直交して形成されている。右側面部124は、底部121の右端から底部121と直交して形成されている。
支持部12がこのように底部121と底部121の両端に形成されている側面部122とを有する構成であることから、導電性金属端子1とアルミニウム電線2とを、例えば抵抗溶接する場合、溶けたアルミニウムが導電性金属端子1から流れ出さないようにすることができる。また、底部121と側面部122とを有する支持部12は、支持部12が底部121のみで形成されている場合に比べて、導電性金属端子1とアルミニウム電線2との接合面積を大きくすることができるので、支持部12とアルミニウム電線2との接続をより強固にし、電気的接続を確保し易くすることができる。
また、底部121又は側面部122の少なくともいずれか一方には、穴部125が形成されている。導電性金属端子1は、穴部125が形成されていることで、導電性金属端子1とアルミニウム電線2とが接合される際に、アルミニウム電線2の溶融したアルミニウムが支持部12の内側から穴部125を通って支持部12の外側に流れ出ることにより、溶融したアルミニウムが接続部11の方向に向かって飛散し、接続部11に付着することを防止できる。
蓋部13は、支持部12に支持されたアルミニウム電線2の少なくとも一部の領域を覆う部分である。蓋部13は、底部121と直交する方向において、底部121の上方に位置する。
蓋部13は、支持部12に向かって押す力が加えられることにより、アルミニウム電線2を支持部12に固定する。具体的には、蓋部13は、支持部12に向かって加圧することにより、蓋部13の支持部12の側の面がアルミニウム電線2の一部の領域に接し、アルミニウム電線2の一部の領域は、支持部12の底部121と蓋部13とで挟まれることで固定される。
蓋部13が、このように支持部12に向かって押す力が加えられることで、複数のアルミニウム線211と支持部12との間の隙間、及びアルミニウム撚線21の複数のアルミニウム線211間の隙間を生じづらくすることができる。このように、導電性金属端子1が蓋部13を有することにより、導電性金属端子1は、アルミニウム電線2との接続をより強固にし、電気的接続が確保され易くなる。
また、蓋部13は、支持部12の側の面に形成された突起131を有してもよい。突起131は、例えば滑らかな略半球面の形状を有する。図3に示すように、蓋部13が支持部12に載置されたアルミニウム電線2に接合された状態では、突起131は、アルミニウム電線2に埋もれている。導電性金属端子1は、蓋部13に突起131が設けられていることで、蓋部13が支持部12に向かって押す力が加えられることにより、アルミニウム電線2が支持部12と蓋部13とで固定された状態で、突起131をアルミニウム電線2の内側に挿入することができる。また、導電性金属端子1は、蓋部13が突起131を有することで、蓋部13とアルミニウム電線2との接触面積を大きくすることができる。
よって、導電性金属端子1は、蓋部13が突起131を有することで、例えば抵抗溶接時にアルミニウム電線2の内側からアルミニウム電線2に電流が流れるようにすることができる。この結果、導電性金属端子1は、蓋部13に突起131が設けられていることで、アルミニウム電線2への熱の均一伝達効果が向上する。
また、図3に示すように、蓋部13は、蓋部13が支持部12に向かって押す力が加えられた後にも、アルミニウム電線2が支持部12に固定された状態で、側面部122と接触しない位置に設けられている。具体的には、蓋部13が支持部12に向かって押す力が加えられることで蓋部13とアルミニウム電線2とが接触し、アルミニウム電線2が支持部12に固定された状態で、蓋部13の左側面部123側の端部は、左側面部123と接しておらず、蓋部13の右側面部124側の端部は、右側面部124と接していない。
導電性金属端子1は、このように蓋部13が側面部122と接触しない位置に設けられていることで、例えば抵抗溶接によってアルミニウム電線2と接合する場合、蓋部13と支持部12とが短絡することなく、アルミニウム電線2に電流を流すことができる。また、導電性金属端子1は、このように蓋部13が側面部122と接触しない位置に設けられていることで、超音波接合によってアルミニウム電線2と接合する場合、蓋部13の振動領域を確保することができる。
アルミニウム電線2の先端から一部の領域を支持部12に載置し易くするために、導電性金属端子1の支持部12にアルミニウム電線2が載置されていない状態では、蓋部13の先端と底部121との間の距離が、アルミニウム電線2の径よりも大きい。
また、蓋部13の接続部11側とは反対側の端部が、蓋部13の接続部11側の端部よりも、底部121と直交する方向において底部121との間の距離が大きくなるように傾斜している。蓋部13がこのような構成を有することにより、導電性金属端子1は、支持部12と蓋部13との間にアルミニウム電線2の先端を挿入し易い。
また、傾斜している蓋部13の先端と底部121との間の底部121と直交する方向における距離が、アルミニウム電線2の径よりも大きく、傾斜している蓋部13の途中の部分と底部121との間の底部121と直交する方向における距離がアルミニウム電線2の径と等しくすることもできる。蓋部13がこのような構成を有することにより、導電性金属端子1は、アルミニウム電線2の先端を支持部12と蓋部13との間に挿入するときに、アルミニウム電線2の先端が蓋部13の途中の部分に接することで、アルミニウム電線2の先端の位置決めをすることができる。
結合部14は、蓋部13と支持部12とを結合する部分である。蓋部13は、結合部14によって、支持部12と結合されていることで、支持部12と一体的に形成されている。結合部14は、支持部12に向かって押す力が蓋部13に加えられることにより、蓋部13と支持部12との間を切り離す。結合部14は、一端が底部121に結合し、他端が蓋部13に結合している。結合部14は、底部121と蓋部13との間は、例えば、外側に突出した曲線状の領域を有している。結合部14は、底部121と直交する方向において、蓋部13の底部121側の面のうちの少なくとも一部の領域が、底部121に載置されたアルミニウム電線2の上端よりも高い位置となるように蓋部13と結合している。
結合部14には、蓋部13が支持部12に向かって押される方向と直交する向きにおいて延伸する溝141が形成されている。例えば、溝141は、結合部14の曲線状の領域に形成されている。溝141が延伸する向きは、例えば底部121の蓋部13側の面と略平行である。溝141は、例えば、結合部14の外側に形成されている。
結合部14に溝141が形成されていることで、結合部14は、支持部12に向かって押す力が蓋部13に加えられることにより、蓋部13と支持部12との間を切り離す。導電性金属端子1は、蓋部13が支持部12から切り離されることによって、蓋部13と支持部12との間に抵抗溶接用の電圧を印加することで、蓋部13と支持部12とが短絡することなく、アルミニウム電線2に電流を流すことができる。
挟持部15は、支持部12の接続部11が設けられている側とは反対側の端部に設けられており、かつアルミニウム電線2を固定する部分である。挟持部15は、例えば断面が略コ字形状を有しており、挟持部15の内側にアルミニウム電線2を固定することができる。挟持部15は、底部151、左側面部152、及び右側面部153を有する。底部151は、アルミニウム電線2が載置される部分である。左側面部152は、底部151の左端から上方に向かって延伸する部分である。右側面部153は、底部151の右端から上方に向かって延伸する部分である。
挟持部15は、挟持部15の内側にアルミニウム電線2が載置された状態で、挟持部15の両側の端部を近づけるように力が加えられることにより、挟持部15の内側に載置されているアルミニウム電線2を挟み込むことで、アルミニウム電線2を導電性金属端子1に固定する。具体的には、挟持部15は、アルミニウム電線2が底部151に載置された状態で、左側面部152の底部151と接続されている側とは反対側の端部と、右側面部153の底部151と接続されている側とは反対側の端部とを近づけるように力が加えられることで、アルミニウム電線2を挟み込んで固定する。
導電性金属端子1は、このように支持部12、及び蓋部13とは別に、挟持部15を有することで、抵抗溶接又は超音波によってアルミニウム電線2を支持部12及び蓋部13と接合する作業を行う間に、アルミニウム電線2が移動してしまうことを防止できる。また、導電性金属端子1は、導電性金属端子1が挟持部15を有することにより、導電性金属端子1とアルミニウム電線2との接続をより強固にすることができる。
上述したように、導電性金属端子1は、支持部12に支持されたアルミニウム電線2の少なくとも一部の領域を覆う蓋部13を有する。よって、導電性金属端子1は、アルミニウム電線2と接合する際における抵抗溶接接合、又は超音波接合を効果的に実現できる端子となり得る。以下に抵抗溶接による接合の場合、又は超音波による接合の場合における効果を具体的に述べる。
抵抗溶接の場合、具体的には、以下の効果を奏する。
導電性金属端子1は蓋部13を有することで、抵抗溶接時に熱が均一にアルミニウム電線2に伝達され易い。また、導電性金属端子1は蓋部13を有することで、抵抗溶接の際に溶けたアルミニウムが接続部11に付着しづらくなる。また、導電性金属端子1は蓋部13を有することで、導電性金属端子1とアルミニウム電線2との接合の強度を向上させることができる。
また、超音波による接合の場合、具体的には、以下の効果を奏する。
導電性金属端子1は蓋部13を有することで、超音波接合機器の先端ホーンから発せられた超音波を均一にアルミニウム電線2に伝達することができる。例えば、導電性金属端子1は蓋部13を有しない場合、超音波接合機器の先端ホーンとアルミニウム電線2との接触面が不均一となり、耐食性の低下又は断線等が発生し、電気的特性に変化が生じてしまう。
また、超音波による接合の場合、蓋部13はアルミニウム電線2と固相接合することで、導電性金属端子1とアルミニウム電線2との固相接合の面積に加えて、蓋部13は固相接合の面積を増大させる。よって、アルミニウム電線2を導電性金属端子1に超音波による接合をする場合、アルミニウム電線2は蓋部13及び支持部12に固相接合され、アルミニウム電線2の曲げに対する強度を保持しつつ、アルミニウム電線2と導電性金属端子1との接合における強度を向上させることができる。
このように、導電性金属端子付きアルミニウム電線Sは、抵抗溶接による接合、及び超音波による接合に適した端子となり得る。また、導電性金属端子1を用いることで、導電性金属端子1とアルミニウム電線2との電気的接続が確保され易くなる。
[導電性金属端子付きアルミニウム電線Sの製造方法]
以下、第1の実施形態に係る導電性金属端子付きアルミニウム電線Sの製造方法を説明する。
まず、アルミニウム電線2を準備する。次に、導電性金属端子1を準備する。次に、支持部12にアルミニウム電線2を載置してから、左側面部152及び右側面部153が近づくように力を加えて、挟持部15にアルミニウム電線2を挟み込む。
次に、蓋部13を支持部12に向かって押すことで、支持部12に支持されたアルミニウム電線2の一部の領域(すなわち、支持部12及び蓋部13と接合する領域)を支持部12と蓋部13とで固定する。次に、アルミニウム電線2を支持部12及び蓋部13に接合する。アルミニウム電線2を支持部12及び蓋部13に接合する方法としては、例えば、抵抗溶接による接合、又は超音波による接合を用いることができる。抵抗溶接による接合を実行する場合、支持部12と蓋部13との間に所定の電流を流す。また、超音波による接合を実行する場合、超音波振動子が生成した超音波を発するホーンを蓋部13に当てる。このようにして、導電性金属端子付きアルミニウム電線Sが製造される。
なお、導電性金属端子1が挟持部15を有していない場合、支持部12にアルミニウム電線2を載置した後に、蓋部13を支持部12に向かって押すことで、アルミニウム電線2を固定してもよい。
<第2の実施形態>
図4は、第2の実施形態に係る導電性金属端子付きアルミニウム電線Saの構成を示す図である。図5は、図4に示す導電性金属端子付きアルミニウム電線Saの構成をBの向きから見た構成を示す図である。図6は、第2の実施形態に係る蓋部13aの構成を示す図である。図6(a)は、第2の実施形態に係る蓋部13aを表側から見た構成を示す図である。図6(b)は、第2の実施形態に係る蓋部13aを裏側から見た構成を示す図である。
第2の実施形態に係る導電性端子付きアルミニウム電線Saは、第1の実施形態に係る導電性端子付きアルミニウム電線Sと比べて、支持部12aに左側面穴部126a及び右側面穴部127aが形成されている点と、蓋部13及び結合部14の代わりに蓋部13aを有する点で異なる。
左側面穴部126aは、左側面部123に形成されている穴である。右側面穴部127aは、右側面部124に形成されている穴である。左側面穴部126aは蓋部13aの左係合部133aが挿入される穴である。右側面穴部127aは蓋部13aの右係合部134aが挿入される穴である。蓋部13aは、蓋部13と同様に、支持部12aに支持されたアルミニウム電線2の少なくとも一部の領域を覆う部分である。蓋部13aは、導電性金属端子1aの蓋部13a以外の部分、例えば、接続部11、支持部12a、挟持部15とは結合されておらず、これらの部材とは別体の部材である。
蓋部13aは、蓋部本体132a、左係合部133a、右係合部134a、溝部135a、突起136a、及び規制部137aを有する。蓋部本体132aは、支持部12aに支持されたアルミニウム電線2の少なくとも一部の領域を覆う部分である。具体的には、蓋部本体132aは、支持部12aに支持されたアルミニウム電線2の少なくとも一部の領域に上方から接する部分である。左係合部133aは、左側面穴部126aに挿入される突起である。左係合部133aは、蓋部本体132aの短手方向における左端に形成されている。右係合部134aは、右側面穴部127aに挿入される突起である。右係合部134aは、蓋部本体132aの短手方向における右端に形成されている。
蓋部13aは、支持部12aに支持されたアルミニウム電線2の少なくとも一部の領域を覆うようにアルミニウム電線2の上方に載置された状態で、左係合部133aが、左側面穴部126aに挿入されており、右係合部134aは、右側面穴部127aに挿入されている。導電性金属端子1aは、このように蓋部13aが複数の係合部を有し、支持部12aが当該複数の係合部が挿入されている複数の穴部を有することで、蓋部13aとアルミニウム電線2との接合時、例えば抵抗溶接時又は超音波による接合時に、蓋部13aが大きく移動することを防ぐことができる。
また、左側面穴部126aは、第1領域1261a及び第2領域1262aを有する。第1領域1261aは、左側面穴部126aにおける上方に位置する領域である。第1領域1261aの幅は、左係合部133aの幅と略同じ、又は左係合部133aの幅よりも僅かに小さい。第2領域1262aは、左側面穴部126aにおける第1領域1261aよりも下方に位置する領域である。第2領域1262aの幅は、第1領域1261aの幅よりも大きい。
また、右側面穴部127aは、第1領域1271a及び第2領域1272aを有する。第1領域1271aは、右側面穴部127aにおける上方に位置する領域である。第1領域1271aの幅は、右係合部134aの幅と略同じ、又は右係合部134aの幅よりも僅かに小さい。第2領域1272aは、右側面穴部127aにおける第1領域1271aよりも下方に位置する領域である。第2領域1272aの幅は、第1領域1271aの幅よりも大きい。
左側面穴部126a及び右側面穴部127aは、このように上方に左係合部133a及び右係合部134aの幅と略同じ幅の第1領域1261a、1271aと、第1領域1261a、1271aよりも下方に第1領域1261a、1271aよりも幅の広い第2領域1262a、1272aとを有する。よって、左側面穴部126a及び右側面穴部127aにおいては、上方に位置する第1領域1261a及び第1領域1271aには、それぞれ左係合部133a及び右係合部134aが圧入され、下方に位置する第2領域1262a及び1272aは、それぞれ左係合部133a及び右係合部134aを移動させ易い。
導電性金属端子1aは、蓋部13aを支持部12aに向かって押し下げることで、左係合部133aは、第2領域1262aに位置し、右係合部134aは、第2領域1272aに位置する。この結果、導電性金属端子1aは、蓋部13aの左係合部133aと左側面穴部126aの縁との間、及び蓋部13aの右係合部134aと右側面穴部127aの縁との間に隙間を生じさせ、抵抗溶接時に蓋部13aと支持部12aとが短絡することなく、アルミニウム電線2に電流を流すことができ、かつ超音波接合時に蓋部13aの振動領域を確保することができる。
また、左側面穴部126aに左係合部133aが挿入された状態における左側面穴部126aの残りの領域、例えば第2領域1262a、及び右側面穴部127aに右係合部134aが挿入された状態における右側面穴部127aの残りの領域、例えば第2領域1272aは、導電性金属端子1aとアルミニウム電線2とが接合される際に、アルミニウム電線2の溶融したアルミニウムが支持部12aの内側から支持部12aの外側に流れ出るための領域となる。この結果、導電性金属端子1aは、溶融したアルミニウムが接続部11の方向に向かって飛散し、接続部11に付着することを防止することができる。
溝部135aは、蓋部本体132aに形成されている溝である。溝部135aは、例えば蓋部本体132aの長手方向において延伸している。突起136aは、蓋部本体132aの裏側の面、すなわち蓋部13aが支持部12aに支持されたアルミニウム電線2の少なくとも一部の領域を覆うように載置された状態においてアルミニウム電線2の少なくとも一部の領域と接する面に形成されている。突起136aは、溝部135aの縁に沿って形成されている。
突起136aは、突起131と同様に、蓋部13aが支持部12aに向かって押す力が加えられることにより、アルミニウム電線2が支持部12aと蓋部13aとで固定された状態で、アルミニウム電線2の内側に挿入される。また、導電性金属端子1aは、蓋部13aが突起136aを有することで、蓋部13aとアルミニウム電線2との接触面積を大きくすることができる。
規制部137aは、支持部12aに支持されたアルミニウム電線2が接続部11の側に向かって移動することを規制する機能を有する。規制部137aは、蓋部本体132aの長手方向における接続部11側とは反対側の端部に形成されている。具体的には、規制部137aは、規制部137aの蓋部本体132aと接続されている側とは反対側の端部が規制部137aの蓋部本体132aと接続されている側の端部よりも蓋部本体132aと直交する方向において上方に位置するように、蓋部本体132aと所定の角度で傾斜して形成されている。
蓋部13aが支持部12aに支持されたアルミニウム電線2の少なくとも一部の領域を覆うように載置された状態において、規制部137aの蓋部本体132a側とは反対側の端部は、例えばアルミニウム電線2の被覆部212の長手方向における端部と接している。アルミニウム電線2は、アルミニウム電線2の先端付近においては、被覆部212が剥がされているため、アルミニウム電線2の被覆部212の長手方向における先端は、アルミニウム線211の長手方向における先端よりも後方に位置している。
蓋部13aをアルミニウム電線2と接合する際には、例えば、抵抗溶接を用いる場合、電極を蓋部13aの中央にあてることで蓋部13aを支持部12aに向かって押す。また、蓋部13aをアルミニウム電線2と接合する際に、例えば超音波による接合を用いる場合は、蓋部13aの上面の中央にホーンをあてることで、蓋部13aを支持部12aに向かって押す。電極又はホーンの形状によっては、電極又はホーンは、蓋部13aの全体にあてることで蓋部13aを支持部12aに向かって押す。
[変形例]
上記第1の実施形態では、結合部14は、支持部12に向かって押す力が蓋部13に加えられることにより、蓋部13と支持部12との間を切り離す例を示したが、結合部14は、支持部12に向かって押す力が蓋部13に加えられることにより、蓋部13がアルミニウム電線2に接した状態で、蓋部13と支持部12との間が結合された状態が維持されていてもよい。
この場合、支持部12に向かって押す力が蓋部13に加えられることにより、蓋部13の支持部12の側の面がアルミニウム電線2の一部の領域に接し、アルミニウム電線2の一部の領域は、支持部12の底部121と蓋部13とで挟まれることで固定される。
蓋部13と支持部12とが結合部14で結合されているとしても、例えば、抵抗溶接による接合の場合、蓋部13からアルミニウム電線2の一部の領域に電流が流れるため、アルミニウム電線2の一部の領域は溶融して、蓋部13は、アルミニウム電線2の一部の領域に接合する。支持部12に向かって押す力が蓋部13に加えられることにより、蓋部13がアルミニウム電線2に接した状態で、蓋部13と支持部12との間が結合された状態が維持されることで、例えば接合後に蓋部13が外れて紛失してしまうことを防ぐことができる。
[第1の実施形態に係る導電性金属端子1による効果]
第1の実施形態に係る導電性金属端子1は、他の機器と接続する接続部11と、接続部11と導通し、かつアルミニウム電線2を支持する支持部12と、支持部12に支持されたアルミニウム電線2の少なくとも一部の領域を覆う蓋部13と、を有する。
第1の実施形態に係る導電性金属端子1は、支持部12に支持されたアルミニウム電線2の少なくとも一部の領域を覆う蓋部13を有する。よって、導電性金属端子1は、蓋部13を有することで、アルミニウム電線2との電気的接続が確保され易くなる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
S、Sa・・・導電性金属端子付きアルミニウム電線
1、1a・・・導電性金属端子
11・・・接続部
12、12a・・・支持部
121・・・底部
122・・・側面部
123・・・左側面部
124・・・右側面部
125・・・穴部
126a・・・左側面穴部
1261a・・・第1領域
1262a・・・第2領域
127a・・・右側面穴部
1271a・・・第1領域
1272a・・・第2領域
13、13a・・・蓋部
131・・・突起
132a・・・蓋部本体
133a・・・左係合部
134a・・・右係合部
135a・・・溝部
136a・・・突起
137a・・・規制部
14・・・結合部
141・・・溝
15・・・挟持部
151・・・底部
152・・・左側面部
153・・・右側面部
2・・・アルミニウム電線
21・・・アルミニウム撚線
211・・・アルミニウム線
212・・・被覆部

Claims (11)

  1. 他の機器と接続する接続部と、
    前記接続部と導通し、かつアルミニウム電線を支持する支持部と、
    前記支持部に支持されたアルミニウム電線の少なくとも一部の領域を覆い、抵抗溶接をするための電流を流すための電極又は超音波接合をするための超音波を発するホーンによって前記支持部に向かって押す力が加えられている間、前記アルミニウム電線を前記支持部に固定する蓋部と、
    前記蓋部と前記支持部とに結合する結合部と、
    を有し、
    前記電極又は前記ホーンによって前記蓋部を前記支持部に向かって押す力が前記蓋部に加えられる前には、前記結合部を介して前記蓋部と前記支持部とが結合する状態になっており、前記電極又は前記ホーンによって前記蓋部を前記支持部に向かって押す力が前記蓋部に加えられることにより、前記結合部が前記蓋部と前記支持部とを結合しない状態に変化することを特徴とする導電性金属端子。
  2. 前記結合部には、前記蓋部が前記支持部に向かって押される方向と直交する向きにおいて延伸する溝が形成されていることを特徴とする、
    請求項に記載の導電性金属端子。
  3. 前記支持部の前記接続部が設けられている側とは反対側の端部に設けられており、かつ前記アルミニウム電線を固定する挟持部をさらに有することを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の導電性金属端子。
  4. 前記支持部は、
    前記アルミニウム電線が載置される底部と、
    前記底部の両端に形成されている側面部と、
    を有することを特徴とする、
    請求項1からのいずれか一項に記載の導電性金属端子。
  5. 前記蓋部は、前記蓋部が前記支持部に向かって押す力が加えられている間、前記アルミニウム電線が前記支持部に固定された状態で、前記側面部と接触しない位置に設けられていることを特徴とする、
    請求項に記載の導電性金属端子。
  6. 前記底部又は前記側面部の少なくともいずれか一方には、穴部が形成されていることを特徴とする、
    請求項又はに記載の導電性金属端子。
  7. 前記蓋部は、前記支持部の側の面に形成された突起を有することを特徴とする、
    請求項1からのいずれか一項に記載の導電性金属端子。
  8. 前記蓋部は、複数の係合部を有し、
    前記支持部は、前記複数の係合部が挿入されている複数の穴部を有することを特徴とする、
    請求項に記載の導電性金属端子。
  9. アルミニウム電線と、
    前記アルミニウム電線に固定される導電性金属端子と、
    を有し、
    前記導電性金属端子は、
    電気機器と接続する接続部と、
    前記接続部と導通し、かつアルミニウム電線を支持する支持部と、
    前記支持部に支持されたアルミニウム電線の少なくとも一部の領域を覆い、抵抗溶接をするための電流を流すための電極又は超音波接合をするための超音波を発するホーンによって前記支持部に向かって押す力が加えられている間、前記アルミニウム電線を前記支持部に固定する蓋部と、
    前記蓋部と前記支持部とに結合する結合部と、
    を有し、
    前記電極又は前記ホーンによって前記蓋部を前記支持部に向かって押す力が前記蓋部に加えられる前には、前記結合部を介して前記蓋部と前記支持部とが結合する状態になっており、前記電極又は前記ホーンによって前記蓋部を前記支持部に向かって押す力が前記蓋部に加えられることにより、前記結合部が前記蓋部と前記支持部とを結合しない状態に変化することを特徴とする導電性金属端子付きアルミニウム電線。
  10. アルミニウム電線を準備する工程と、
    電気機器と接続する接続部と、前記接続部と導通し、かつアルミニウム電線を支持する支持部と、前記支持部に支持されたアルミニウム電線の少なくとも一部の領域を覆い、抵抗溶接をするための電流を流すための電極又は超音波接合をするための超音波を発するホーンによって前記支持部に向かって押す力が加えられている間、前記アルミニウム電線を前記支持部に固定する蓋部と、前記蓋部と前記支持部とに結合する結合部と、を有し、前記電極又は前記ホーンによって前記蓋部を前記支持部に向かって押す力が前記蓋部に加えられる前には、前記結合部を介して前記蓋部と前記支持部とが結合する状態になっており、前記電極又は前記ホーンによって前記蓋部を前記支持部に向かって押す力が前記蓋部に加えられることにより、前記結合部が前記蓋部と前記支持部とを結合しない状態に変化する導電性金属端子を準備する工程と、
    前記支持部に前記アルミニウム電線を載置する工程と、
    前記蓋部を前記支持部に向かって押している間、前記支持部に支持されたアルミニウム電線の一部の領域を前記支持部と前記蓋部とで固定する工程と、
    前記固定する工程の後に、前記アルミニウム電線を前記支持部及び前記蓋部に接合する工程と、
    を有することを特徴とする導電性金属端子付きアルミニウム電線の製造方法。
  11. 前記固定する工程の前に、前記導電性金属端子が有する挟持部で前記アルミニウム電線を前記導電性金属端子に固定する工程をさらに有することを特徴とする、
    請求項10に記載の導電性金属端子付きアルミニウム電線の製造方法。
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