JP7047481B2 - 積層体および包装袋 - Google Patents
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Description
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。図1乃至図3は本発明の第1の実施の形態を示す図である。なお、図1乃至図3に示されている構成には、図示と理解のしやすさの便宜上、サイズ及び縮尺等が実物のそれらから変更されている部分が含まれうる。
まず、図1により、本実施の形態による包装袋の概要について説明する。
次に、図2により、上述した包装袋10に用いられる積層体について説明する。
保護層21は、外部の衝撃等から積層体20を保護するための層である。この保護層21を構成する材料としては、例えばポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ナイロンなどのポリアミド、または、ポリプロピレンなどのポリオレフィンといったプラスチックを用いることができる。なお、保護層21を構成するプラスチックフィルムは、一軸または二軸に延伸されていることが好ましい。また、保護層21は、単一の層で構成されていても良く、複数の層で構成されていても良い。また、保護層21の厚みは、例えば6μm以上30μm以下とすることができる。
光遮断層22は、外部からの光が包装袋10内に進入することを遮断する層である。この光遮断層22は、金属箔を含んでいても良い。この金属箔としては、酸素ガスおよび水蒸気等の透過を阻止するガスバリア性や、可視光および紫外線等の透過を阻止する遮光性の点からは、アルミニウム箔が好ましい。なお、金属箔の厚みは、例えば6μm以上15μm以下とすることができる。
中間層24は、包装袋10の耐突き刺し性を向上させ、包装袋10の強度を高める層である。この中間層24を構成する材料としては、例えばポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ナイロンなどのポリアミドといったプラスチックを用いることができる。なお、中間層24を構成するプラスチックフィルムは、一軸または二軸に延伸されていることが好ましい。また、中間層24は、単一の層で構成されていても良く、複数の層で構成されていても良い。このように、積層体20に中間層24を設けることにより、包装袋10の耐突き刺し性を向上させることができる。また、中間層24の厚みは、例えば12μm以上25μm以下とすることができる。
シーラント層23は、積層体20同士を接着させるための層であり、包装袋とした場合に最内層側となるものである。このシーラント層23は、熱によって相互に融着し得る熱可塑性樹脂により形成される層である。
接着剤層25、26、27は、任意の2層を接着する場合に設けられる層であり、例えば、保護層21と光遮断層22との間や、光遮断層22と中間層24との間に設けることができる。
次に、図5を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。図5は本発明の第2の実施の形態による積層体の一例を示す概略断面図である。図5に示す第2の実施の形態は、積層体の層構成が異なるものであり、他の構成は上述した第1の実施の形態と略同一である。図5において、第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。また、図5に示されている構成には、図示と理解のしやすさの便宜上、サイズ及び縮尺等が実物のそれらから変更されている部分が含まれうる。
次に、図6を参照して本発明の第3の実施の形態について説明する。図6は本発明の第3の実施の形態による積層体の一例を示す概略断面図である。図6に示す第3の実施の形態は、積層体の層構成が異なるものであり、他の構成は上述した第2の実施の形態と略同一である。図6において、第2の実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。また、図6に示されている構成には、図示と理解のしやすさの便宜上、サイズ及び縮尺等が実物のそれらから変更されている部分が含まれうる。
保護層として、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡社製、E5100、厚さ12μm)を準備した。また、光遮断層として、アルミニウム箔(東洋アルミ社製、1N30、厚さ7μm)を準備した。また、中間層として、二軸延伸ナイロンフィルム(ユニチカ社製、ONBC、厚さ15μm)を準備した。また、シーラント層として、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(アイセロ社製、L-535、厚さ120μm)を準備した。
PET/DL/ALM/DL/ONy/DL/LLDPE
「/」は層と層の境界を表している。左端の層が、積層体の外面を構成する層であり、右端の層が、積層体の内面を構成する層である。
「PET」は、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを意味する。「DL」は、接着剤を含む接着剤層を意味する。「ALM」は、アルミニウム箔を意味する。「ONy」は、二軸延伸ナイロンフィルムを意味する。「LLDPE」は、直鎖状低密度ポリエチレンフィルムを意味する(以下同様)。
実施例1で得られた各積層体20のシーラント層23同士をヒートシールして、図1に示す包装袋10を5個作製した。この際、第1端部シール部131及び第2端部シール部141の第1方向D1に沿った幅は、それぞれ、8mmであった。また、側端部シール部151の第2方向D2に沿った幅は、8mmであった。続いて、図1に示すVII線で囲まれる領域を刃物で切断し、放射照度測定試験の試験片10A(図8参照)を5個作製した。この際、シール部(側端部シール部151)の第1方向D1に沿った長さは、8mmであった。続いて、図8に示す実験装置により、放射照度測定試験を行った。
実施例1で得られた各積層体20のシーラント層23同士をヒートシールして、図1に示す包装袋10を5個作製した。この際、まず、第2端部14が開口した空の包装袋10を準備し、この包装袋10内に紫外線硬化型インクを充填した。次に、包装袋10の第2端部14近傍をヒートシールすることにより包装袋10の第2端部14を閉鎖し、インクが封入された包装袋10を得た。この際、第1端部シール部131及び第2端部シール部141の第1方向D1に沿った幅は、それぞれ、8mmであった。また、側端部シール部151の第2方向D2に沿った幅は、8mmであった。続いて、包装袋10を30日間保管し、包装袋10内のインクが硬化しているか否かを確認した。
アルミニウム箔の面のうち、二軸延伸ナイロンフィルム側の面の表面粗さRaが0.08μmであり、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム側の面の表面粗さRaが0.44μmであったこと、及びアルミニウム箔の面のうち二軸延伸ナイロンフィルム側の面に光吸収層が設けられていること、以外は実施例1と同様にして、図5に示す積層体20Aを作製した。この場合、アルミニウム箔を準備する際に、光遮断層として、アルミニウム箔の面のうち二軸延伸ナイロンフィルム側の面に黒色顔料を含むインクを印刷した印刷層(厚さ2μm)を形成した。そして、実施例1と同様にして、放射照度測定試験及び硬化性試験を行った。
PET/DL/ALM/印/DL/ONy/DL/LLDPE
「印」は、印刷層を意味する(以下同様)。
光吸収層を二軸延伸ナイロンフィルムの面のうちアルミニウム箔側の面に設けたこと、以外は実施例2と同様にして、図6に示す積層体20Bを作製した。この場合、二軸延伸ナイロンフィルムを準備する際に、光遮断層として、二軸延伸ナイロンフィルムの面のうちアルミニウム箔側の面に黒色顔料を含むインクを印刷した印刷層(厚さ2μm)を形成した。そして、実施例1と同様にして、放射照度測定試験及び硬化性試験を行った。
PET/DL/ALM/DL/印/ONy/DL/LLDPE
光吸収層を二軸延伸ナイロンフィルムの面のうち直鎖状低密度ポリエチレンフィルム側の面に設けたこと、以外は実施例3と同様にして、図7に示す積層体20Cを作製した。そして、実施例1と同様にして、放射照度測定試験及び硬化性試験を行った。
PET/DL/ALM/DL/ONy/印/DL/LLDPE
アルミニウム箔の面のうち、二軸延伸ナイロンフィルム側の面の表面粗さRaが0.08μmであり、PETフィルム側の面の表面粗さRaが0.44μmであったこと、以外は実施例1と同様にして、積層体を作製した。そして、実施例1と同様にして、放射照度測定試験及び硬化性試験を行った。
PET/DL/ALM/DL/ONy/DL/LLDPE
11 第1面
12 第2面
131 第1端部シール部
141 第2端部シール部
151 側端部シール部
20 積層体
20A 積層体
20B 積層体
20C 積層体
21 保護層
22 光遮断層
22a 面
22b 面
22c 光吸収部
22d 光吸収層
23 シーラント層
24 中間層
24a 面
24b 面
24c 光吸収層
Claims (6)
- インクジェット用のインクを封入するための包装袋に用いられる積層体であって、
少なくとも、保護層と、光遮断層と、シーラント層とをこの順に備え、
前記光遮断層の面のうち前記シーラント層側の面の少なくとも一部に、表面粗さRaが0.2μm以上0.6μm以下である光吸収部が設けられている、積層体。 - 前記光遮断層は、金属箔を含む、請求項1に記載の積層体。
- 前記金属箔は、アルミニウム箔である、請求項2に記載の積層体。
- 前記光遮断層と、前記シーラント層との間に位置する中間層を更に備える、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の積層体。
- 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の積層体を用いた、インクジェット用のインクを封入するための包装袋であって、
第1面と、
第2面とを備え、
前記第1面と前記第2面とは、シール部において接着され、
前記光吸収部は、少なくとも前記シール部に位置する、包装袋。 - 前記シール部に、前記包装袋内に収容されたインクを注出する注出口が設けられた、請求項5に記載の包装袋。
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JP2018043282A JP7047481B2 (ja) | 2018-03-09 | 2018-03-09 | 積層体および包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019155661A JP2019155661A (ja) | 2019-09-19 |
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
WO2006046464A1 (ja) | 2004-10-29 | 2006-05-04 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | 紫外線硬化型インク梱包体 |
JP2010285221A (ja) | 2009-05-13 | 2010-12-24 | Pacplus Co Ltd | 包装材及びこれを用いた包装袋 |
JP2011126211A (ja) | 2009-12-19 | 2011-06-30 | Roland Dg Corp | インク収容容器 |
Family Cites Families (1)
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JP2678008B2 (ja) * | 1988-03-22 | 1997-11-17 | 日東電工株式会社 | 反射防止板の製造方法 |
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2018
- 2018-03-09 JP JP2018043282A patent/JP7047481B2/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010285221A (ja) | 2009-05-13 | 2010-12-24 | Pacplus Co Ltd | 包装材及びこれを用いた包装袋 |
JP2011126211A (ja) | 2009-12-19 | 2011-06-30 | Roland Dg Corp | インク収容容器 |
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