JP7047274B2 - 包装材及びその製造方法、包装容器並びに蓋体 - Google Patents
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Description
しかしながら、このような包装材の中でも、例えば、電子レンジで使用される包装容器に用いられるものは、包装材の表面が上記のような金属層で形成されていると、電子レンジ内のマイクロ波が金属層表面で反射して、火花が生じ、電子レンジの故障や事故を招く危険性があり、また、包装容器内の内容物を十分に加熱することができない。
[1]少なくとも、プラスチックフィルム、光沢印刷層及びシーラント層が、この順に外層側から積層されている構成を備えた包装材であって、前記光沢印刷層がパール顔料を含み、かつ、0.5質量%以下のカーボンブラックを含む、包装材。
[2]前記パール顔料は、白色パール顔料及び干渉パール顔料のうちから選ばれる1種以上と、着色パール顔料のうちから選ばれる1種以上とを含む、上記[1]に記載の包装材。
[3]電子レンジ用である、上記[1]又は[2]に記載の包装材。
[4]上記[1]~[3]のいずれか1項に記載の包装材を製造する方法において、前記光沢印刷層は、前記パール顔料を含むインキで形成され、前記インキに含まれる溶剤の1気圧における沸点が150℃以下であることを特徴とする包装材の製造方法。
[6]前記包装容器がパウチである、上記[5]に記載の包装容器。
[7]収容部を有する容器本体と、前記収容部を封止するように前記容器本体に接合された蓋体とを備えた蓋付容器であり、前記蓋体が前記包装材で形成されている、上記[5]に記載の包装容器。
[8]電子レンジ用である、上記[5]~[7]のいずれか1項に記載の包装容器。
[9]レトルト容器である、上記[5]~[8]のいずれか1項に記載の包装容器。
[10]上記[1]~[3]のいずれか1項に記載の包装材で形成されている蓋体。
また、本発明の製造方法によれば、前記包装材を簡便に製造することができる。
本発明の包装材は、少なくとも、プラスチックフィルム、光沢印刷層及びシーラント層が、この順に外層側から積層されている構成を備えているものである。そして、前記光沢印刷層がパール顔料を含み、かつ、0.5質量%以下のカーボンブラックを含むことを特徴としている。
このように、パール顔料を用いて光沢印刷層を形成することにより、金属層や高輝度アルミペーストを用いることなく、金属光沢による美観を生じさせることができる。
このように、パール顔料は、金属そのものではなく、主に金属酸化物により構成されてなるものであるが、金属光沢感を生じさせることができる着色剤である。
白色パール顔料は、雲母の被覆層が二酸化チタン等の無色高屈折率材料であり、かつ被覆層の厚みが0.1~0.15μm程度と比較的小さいものであり、光のほぼすべての波長を反射するため、白色もしくは銀色に見える。
干渉パール顔料は、雲母の被覆層が二酸化チタン等の無色高屈折率材料であり、かつ被覆層の厚みが白色パール顔料よりも大きく、0.15μm超のものである。この厚みによって、反射光及び透過光が変化し、種々の干渉色を生じる。虹彩色パールと呼ばれる場合もある。
着色パール顔料は、有彩色であり、雲母の被覆層を酸化第二鉄等の有色高屈折率材料としたもの、白色パール顔料の周囲をさらに酸化第二鉄等の有色高屈折率材料もしくはその他の有色顔料で被覆したもの、又は、雲母の被覆層中に顔料やその他の着色剤を添加したもの等がある。
この場合、特に、あらゆる方向から見ても深みのある金色の光沢感を得るためには、着色パール顔料として、白色パール顔料の周囲を酸化第二鉄で被覆した着色パール顔料又は雲母の被覆層が酸化第二鉄である着色パール顔料を用いることが好ましく、さらには、白色パール顔料及び干渉パール顔料のうちから選ばれる1種以上として、白色パール顔料を用いることがより好ましい。
カーボンブラックは、着色パール顔料の着色剤成分として含まれていてもよいが、パール顔料とは別に、光沢印刷層中に固形分として含まれていることが好ましい。
なお、パール顔料以外に光沢印刷層中に含まれる着色成分は、輝度を低下させることから、光沢印刷層中のパール顔料以外の着色成分の含有量は、0.5質量%以下であることが好ましい。
これらのうち、印刷時の作業環境及び食品衛生等の観点から、芳香族系溶剤は含まないことが好ましい。
このため、パール顔料を含むインキに用いられる溶剤としては、ミネラルスピリットのような高沸点の溶剤を用いることは好ましくなく、1気圧における沸点が150℃以下であることが好ましく、より好ましくは130℃以下、さらに好ましくは120℃以下である。
図1~3に、本発明の包装材の厚み方向の積層構成の概略を示す。図1~3においては、上が外層側であり、下が内層側である。包装材1は、少なくとも、プラスチックフィルム2、光沢印刷層3a及びシーラント層4が、この順に外層側から積層されていればよく、構成層として、その他の層を含んでいてもよい。
例えば、図1~3に示すように、光沢印刷層3aとシーラント層4との間に、両面に接着剤層6を介して積層された中間基材層5を有していてもよい。また、図2に示すように、光沢印刷層3aの外層側に絵柄印刷層3bを有してもよいし、図3に示すように、光沢印刷層3aと並列して絵柄印刷層3bを有していてもよい。また、図3に示すように、光沢印刷層3aの内層側に白色地色印刷層3dを有していてもよい。なお、図示しないが、図1又は2の光沢印刷層3aの内層側に白色地色印刷層3dを有していてもよい。
また、プラスチックフィルム2と光沢印刷層3aとの間や、光沢印刷層3aとシーラント層4との間に、ガスバリア層(図示せず)が形成されていてもよい。
(1)プラスチックフィルム/光沢印刷層/中間基材層/シーラント層
(2)プラスチックフィルム/ガスバリア層/光沢印刷層/シーラント層
(3)プラスチックフィルム/ガスバリア層/光沢印刷層/中間基材層/シーラント層
(4)プラスチックフィルム/光沢印刷層/ガスバリア層/中間基材層/シーラント層
なお、光沢印刷層3aを外側から視認できるようにする観点から、光沢印刷層3aよりも外層側に形成される層は、光透過性を有するものとする。
以下、各層について説明する。
プラスチックフィルム2は、包装材1の外層側の基材として役割を担うものであり、光沢印刷層3aを外観から視認できるように、光透過性を有する材料で構成される。
具体的には、例えば、ポリエチレン(PE)系やポリプロピレン(PP)系等のポリオレフィン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル-スチレン共重合体(AS)樹脂、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS)樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)、エチレン-ビニルエステル共重合体ケン化物、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル系樹脂、各種ナイロン(Ny)等のポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アセタール系樹脂、セルロース系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(PVDC)等が挙げられる。これらの中でも、汎用性の観点からは、ポリオレフィン系樹脂が好ましく、耐熱性や強度等の観点からは、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂が好ましい。
プラスチックフィルムは、一軸延伸又は二軸延伸されたものであってもよい。また、上記のうちの2種以上の樹脂フィルムが積層された複合フィルムであってもよい。
電子レンジ用やレトルト容器用の包装材のプラスチックフィルムの具体例としては、ポリエステルフィルムの単体、ナイロン等のポリアミドフィルムの単体、ポリエステルフィルム及びポリアミドフィルムの一種以上を含む複合フィルムが挙げられる。前記複合フィルムの例としては、PET/Ny/PET、外層側からPET/Nyの構成からなる共押出し延伸フィルムが挙げられる。また、前記複合フィルムとしては、ポリエステルフィルム及びポリアミドフィルムの1種以上と、エチレン-ビニルアルコール共重合体フィルム及びポリ塩化ビニリデンフィルムの1種以上とを組み合わせることも好ましい。
本発明の包装材は、プラスチックフィルム2とシーラント層4との間に、パール顔料を含む光沢印刷層3aを有している。この光沢印刷層3aが金属光沢感による美観を生じさせる。
光沢印刷層3aは、図1又は2に示すように、包装材1の全面にわたって形成されていてもよく、あるいはまた、図3に示すように、包装材1の面内の一部のみに形成されていてもよい。また、図2に示すように、包装材1の全面にわたって形成された光沢印刷層3aの外層側の一部に絵柄印刷層3bを有していてもよい。また、図3に示すように、包装材1の同じ面内に並列して、光沢印刷層3a及び絵柄印刷層3bを有していてもよい。
また、光沢印刷層3aによって、文字、図形、記号、模様、パターン等の絵柄を形成してもよい。
印刷層は、プラスチックフィルム2やガスバリア層の内層側の表面に裏刷り印刷することにより形成されることが好ましい。あるいはまた、中間基材層5やシーラント層4の外層側の表面に表刷り印刷した後、プラスチックフィルム2やガスバリア層に接着剤層を介して貼り合わされることにより形成されるものであってもよい。また、包装材1に対して全面印刷であっても、部分印刷であってもよい。
ビヒクルとしては、例えば、ポリエチレン系樹脂や塩素化ポリプロピレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン系樹脂、スチレン-ブタジエン共重合体、フッ化ビニリデン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、ポリブタジエン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、アルキッド系樹脂、エポキシ系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、熱硬化型ポリ(メタ)アクリル系樹脂、メラミン系樹脂、尿素系樹脂、ポリウレタン系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン系樹脂、マレイン酸樹脂、ニトロセルロースやエチルセルロース、アセチルブチルセルロース、エチルオキシエチルセルロース等の繊維素系樹脂、塩化ゴムや環化ゴム等のゴム系樹脂、石油系樹脂、ロジン、カゼイン等の天然樹脂、アマニ油や大豆油等の油脂類等、及び溶剤が挙げられる。これらは、1種単独でも、2種以上を併用してもよい。溶剤としては、上述したパール顔料を含むインキに用いられるものと同様の溶剤を用いることが好ましい。
さらに、必要に応じて、例えば、充填剤、安定剤、可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の光安定剤、分散剤、増粘剤、乾燥剤、滑剤、帯電防止剤、架橋剤等の任意の添加剤を添加することができる。
本発明の包装材は、プラスチックフィルム2とシーラント層4との間に、絵柄印刷層3bを有していてもよい。絵柄印刷層3bは、例えば、光沢印刷層3aの外層側に形成したり(図2)、包装材1の同じ面内に光沢印刷層3aと並列するように形成したりすることができる(図3)。
絵柄印刷層3bの厚みは特に限定されるものではなく、1.5~5μm程度であることが好ましく、より好ましくは1.5~3μmである。
本発明の包装材は、図3に示すように、光沢印刷層3aの内層側に、白色地色印刷層3dを有することが好ましい。白色地色印刷層3dを形成することにより、被包装物の種類等によっては、該被包装物の見栄えをよくすることができる。
このような白色地色印刷層3dが光沢印刷層3aの内層側に接して設けられる場合、通常、パール顔料の透過光(パール顔料の反射光の補色)が白色地色印刷層3dで反射し、パール顔料による金属光沢感が低下しやすいが、本発明では、光沢印刷層3aに少量のカーボンブラックが含まれていることによって、白色地色印刷層3dによるパール顔料の透過光の反射が抑制され、包装材1の金属光沢感と、内層側から見た場合の見栄えとを両立させることができる。
白色地色印刷層3dは、包装材の面内の一部のみに形成してもよいが、被包装物の見栄えをよくするという効果を発揮しやすくさせる観点から、図3に示すように、包装材1の全面にわたって形成することが好ましい。白色地色印刷層3dは単色ベタ印刷で形成されることが好ましい。
白色地色印刷層3dの厚みは特に限定されるものではなく、1.5~5μm程度であることが好ましく、より好ましくは1.5~3μmである。
シーラント層4は、内層側の面が被包装物と直接接触し、被包装物を保護する役割を担うものである。特に、包装材1で液状物の包装容器が形成される場合には、液状物が浸透しないような材質であることが好ましく、また、シーラント層4の最内層が、パウチ化等のために、ヒートシール性を有していることが好ましい。
前記PP系樹脂は、目的に応じて使い分けることが好ましい。具体的には、耐寒性能を重視する場合(例えば、冷凍食品の包装材)には、エチレン-プロピレンブロック共重合体が好ましく、また、透明性を重視する場合には、エチレン-プロピレンランダム共重合体が好ましく、また、耐熱性重視の場合は、PP単独重合体が好ましい。また、自動蒸通機構を備えた容器の場合、高温時にシール強度の低下により蒸気を抜けやすくさせる観点から、エチレン-プロピレンブロック共重合体が好ましい。
なお、シーラント層4を多層構成として、シーラント層4の容器本体と接合される側(包装材における最内層)のみにイージーピール性を付与してもよい。
ガスバリア層は、プラスチックフィルム2とシーラント層4との間のいずれかに、必要に応じて設けることができる。ガスバリア層は、包装材1による被包装物と包装材1の外部環境との間で、酸素や水蒸気等の透過を遮断する役割を担うものである。また、可視光や紫外線等の透過を遮断する遮光性も付与するものであってもよい。ガスバリア層は、1層のみから構成されるものであっても、2層以上の複数層で構成されてもよい。
ガスバリア層が、光沢印刷層3aの外層側に形成される場合には、プラスチックフィルム2と同様に、光沢印刷層3aを外観から視認できるように、光透過性を有する材料で構成される。
ガスバリア層の一例である蒸着膜としては、例えば、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、カリウム(K)、スズ(Sn)、ナトリウム(Na)、ホウ素(B)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)等の無機物又はこれらの酸化物により形成することができる。これらの中でも、包装材が電子レンジ用である場合は、被包装物の食品等を電子レンジのマイクロ波で十分に加熱できるようにする観点から、ケイ素酸化物やアルミニウム酸化物、マグネシウム酸化物等の無機酸化物が好ましい。
蒸着膜の形成方法としては、例えば、真空蒸着やスパッタリング、イオンプレーティング等の物理蒸着(PVD)法、プラズマ化学気相成長や熱化学気相成長、光化学気相成長等の化学蒸着(CVD)法等が挙げられる。
ガスバリア層の一例であるガスバリア性塗布膜としては、例えば、一般式R1 nM(OR2)m(式中、R1、R2は炭素数1~8の有機基、Mは金属原子である。nは0以上の整数、mは1以上の整数を表し、n+mはMの原子価である。)で表される少なくとも1種以上のアルコキシドと、ポリビニルアルコール系樹脂及び/又はエチレン-ビニルアルコール共重合体とを、ゾル-ゲル法触媒、酸、水及び有機溶剤の存在下で、ゾル-ゲル法により重縮合して得られた塗工液を塗布し、50~300℃で、0.05~60分間加熱処理することにより形成することができる。
塗布方法としては、例えば、グラビアロールコーター等のロールコート、スプレーコート、スピンコート、ディッピング、刷毛、バーコート、アプリケータ等の塗布手段により行うことができる。1回又は複数回の塗布で、塗布膜の乾燥膜厚が0.01~30μm程度となることが好ましく、より好ましくは0.05~20μm、さらに好ましくは0.1~10μmである。
ガスバリア性塗布膜は、ガスバリア性の向上の観点から、蒸着膜の表面に形成されることが好ましい。
(1’)プラスチックフィルム/蒸着膜/光沢印刷層/シーラント層
(2’)プラスチックフィルム/蒸着膜/ガスバリア性塗布膜/光沢印刷層/シーラント層
(3’)プラスチックフィルム/光沢印刷層/蒸着膜/中間基材層/シーラント層
(4’)プラスチックフィルム/光沢印刷層/ガスバリア性塗布膜/蒸着膜/中間基材層/シーラント層
中間基材層5は、包装材1の強度の向上や加工適性の向上、包装材の風合いの変化を目的としたり、他の層を形成するための基材として用いたりするために、必要に応じて設けられる層である。中間基材層の構成材料としては、例えば、プラスチックフィルムや紙等が挙げられる。
プラスチックフィルムの場合は、光沢印刷層3aの外層側に形成される上述したプラスチックフィルム2と同様のものを用いることができる。
紙の場合は、包装材1に、賦形性や耐屈曲性、剛性等の特性を付与することもでき、例えば、高サイズ性の晒又は未晒のクラフト紙、純白ロール紙、板紙、種々の加工紙等を使用することができる。紙の坪量は、通常、50~600g/m2程度のものが好ましく、より好ましくは60~500g/m2、さらに好ましくは70~450g/m2である。包装材1が軟包装用途である場合は、150g/m2未満であることが好ましく、紙カップや液体紙容器等の紙容器用途の場合は、200g/m2以上であることが好ましい。
包装材1においては、各構成層は、各層間の接合強度の向上の観点から、接着剤層6を介して積層されていてもよい。接着剤層6は、公知のドライラミネート用接着剤を用いた方法により形成することができる。
ドライラミネート用接着剤としては、例えば、ポリ酢酸ビニル系接着剤、ポリアクリル酸エステル系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、エチレン共重合体系接着剤、セルロース系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、ポリイミド系接着剤、尿素樹脂やメラミン樹脂等によるアミノ樹脂系接着剤、フェノール樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤(例えば、ポリオールとイソシアネート化合物との硬化物)、反応型(メタ)アクリル酸系接着剤、クロロプレンゴムやニトリルゴム、スチレン-ブタジエンゴム等によるゴム系接着剤、シリコーン系接着剤、アルカリ金属シリケートや低融点ガラス等による無機系接着剤等が挙げられる。
包装材1は、図7に示すように、プラスチックフィルム2とシーラント層4との間の一部の領域に、熱軟化性樹脂層7を有していてもよい。
熱軟化性樹脂層7を、図7に示すように、包装材1の縁部近傍の一部に形成し、かつ、熱軟化性樹脂層7を、室温以下の温度環境では所定の強度を有するが、高温の温度環境では強度が低下する樹脂から構成することにより、電子レンジで加熱し、包装容器内の圧力が上昇した際に、シーラント層4の一部が破壊するとともに、熱軟化性樹脂層7の一部が界面剥離又は凝集破壊し、蒸気を逃がすことができる。詳しくは、後述する自動蒸通機構の第2の実施形態において説明する。
本発明の包装容器は、少なくとも一部が、前記包装材で形成されているものである。
前記包装材で形成されることにより、金属そのものが用いられていなくても、金属光沢による高級感のある包装容器が得られる。
前記包装材は、金属光沢による高級感を付与したい所望の部分に適用されればよく、包装容器の全体が前記包装材で形成されても、あるいはまた、一部のみに前記包装材が用いられてもよい。
なお、包装材をヒートシールにより加工する場合、高輝度アルミペーストによる金属光沢層が形成された包装材は、ヒートシール時に、高輝度アルミペースト中のアルミニウム粒子の距離が近接するため、電子レンジ用の包装材においては、電子レンジ内のマイクロ波による火花の発生の危険性が増大する。これに対して、本発明の包装材は、ヒートシール加工した場合においても、このような危険性を生じることはない。
包装容器の形状としては、パウチや蓋付容器が挙げられる他、カップやトレー等が挙げられる。これらの包装容器は、前記包装材を一部に含むものである。すなわち、前記包装容器は、紙を中間基材層5として含む包装材で形成されたものであってもよい。
パウチの具体的形状は、例えば、後述する図5に示すような電子レンジ用のパウチの形状が挙げられる。なお、パウチは、レトルト容器(高温、高圧での殺菌処理された容器)であってもよく、さらには、電子レンジ用の包装容器やレトルト容器以外の容器であってもよい。
また、蓋付容器の具体的形状としては、収容部を有する容器本体と、前記収容部を封止するように前記容器本体に接合された蓋体とを備えた構成を有し、前記蓋体が前記包装材で形成されたものが挙げられる。
前記包装容器は、電子レンジ用として好適に用いることができる。また、前記包装容器は、レトルト容器としても用いることができる。
また、この際、プラスチックフィルム2としては、ポリエステルフィルムの単体、ナイロン等のポリアミドフィルムの単体、ポリエステルフィルム及びポリアミドフィルムの1種以上を含む複合フィルムを用いることが好ましい。
また、この際、中間基材層5としては、ポリエステルフィルムの単体、ナイロン等のポリアミドフィルムの単体、ポリエステルフィルム及びポリアミドフィルムの1種以上を含む複合フィルム、並びに紙のうちのいずれかを用いることが好ましい。
また、この際、シーラント層4としては、プロピレン単独重合体、エチレン-プロピレンブロック共重合体、エチレン-プロピレンランダム共重合体等のPP系樹脂やHDPEが好ましい。
(A1)PET/光沢印刷層/Ny/エチレン-プロピレンブロック共重合体
(A2)PET/ガスバリア層/光沢印刷層/Ny/エチレン-プロピレンブロック共重合体
(A3)PET/光沢印刷層/ガスバリア層/Ny/エチレン-プロピレンブロック共重合体
(A4)PET/光沢印刷層/PET/エチレン-プロピレンブロック共重合体
(A5)PET/ガスバリア層/光沢印刷層/PET/エチレン-プロピレンブロック共重合体
(A6)PET/光沢印刷層/ガスバリア層/PET/エチレン-プロピレンブロック共重合体
(A7)共押出し延伸フィルム(PET/Ny/PET)PET/光沢印刷層/PET/エチレン-プロピレンブロック共重合体
(A8)共押出し延伸フィルム(PET/Ny/PET)/ガスバリア層/光沢印刷層/PET/エチレン-プロピレンブロック共重合体
(A9)共押出し延伸フィルム(PET/Ny/PET)/光沢印刷層/ガスバリア層/PET/エチレン-プロピレンブロック共重合体
(A10)PBT/光沢印刷層/Ny/エチレン-プロピレンブロック共重合体
(A11)PBT/ガスバリア層/光沢印刷層/Ny/エチレン-プロピレンブロック共重合体
(A12)PBT/光沢印刷層/ガスバリア層/Ny/エチレン-プロピレンブロック共重合体
なお、電子レンジ用の包装容器において、後述する第2の実施形態の自動蒸通機構の構成を採用する場合、プラスチックフィルム2とシーラント層4との間の一部に、上述した熱軟化性樹脂層7を形成すればよい。
図4に、本発明の包装容器の一実施形態である電子レンジ用のパウチの一例を示す。図4に示すパウチ10は、胴部11と底部12とをヒートシールして形成されたスタンディング形式の電子レンジ用のパウチである。図4に示すように、胴部11は、互いに対向して配置された表主面シート13aと裏主面シート13bとからなる一対の主面シート13を含み、重ね合わせられた一対の主面シート13の側縁14近傍が互いにヒートシールされている。一対の主面シート13の下縁15間に、底部12を形成する底面シート16が配置されている。
そして、一対の主面シート13及び底面シート16によって囲まれる領域内に、内容物を収容する収容空間17が形成される。底面シート16は、収容空間17側に向かって凸状に曲げられ、その周縁近傍を、重なり合う主面シート13の下部とともにヒートシールされている。底面シート16が一対の主面シート13の下端の形状を保持することにより、パウチ10に自立性が付与され、スタンディング形式のパウチとすることができる。
パウチ10は、表主面シート13aと裏主面シート13bの上縁18の間に開口19が形成されており、開口19から内容物を収容することができる。内容物を収容後、開口19が形成されている上縁18近傍をヒートシールすることにより密封することができる。パウチ10から、内容物を取り出す際は、ノッチ23から上縁18近傍を引き裂いて開封する。
なお、包装材1が用いられるシート以外のシートは、例えば、包装材1において、パール顔料を含む光沢印刷層3aが形成されていないものや、印刷層を含まないもの等を用いることができる。
包装容器が電子レンジ用である場合、内容物である食品等の加熱調理により発生する蒸気によってパウチ内の圧力が上昇した際に、収容空間内の蒸気を自動的に外部に逃がし、パウチの破裂を防止する自動蒸通機構を有することが好ましい。自動蒸通機構は、容器の周縁近傍に形成することが好ましい。
図4に示す電子レンジ用のパウチ10は、上記のような開口22、第1未シール領域21及び収容空間17側に張り出したヒートシール部(張出部25a)によって、自動蒸通機構20が形成されている。具体的には、加熱により容器内の圧力が上昇した際に、ヒートシール部25のうち、張出部25aの箇所が強い負荷を受けて、先に剥離するため、収容空間17と第1未シール領域21とが連通し、外部に蒸気を逃がすことができる。
図4に示すような形態の自動蒸通機構のさらなる詳細は、特開2015-120550号公報や特開2016-74457号公報、特開2016-74458号公報に記載されている。
図8に示すパウチ10は、図7に示す包装材(プラスチックフィルム2とシーラント層4との間であって、縁部近傍の一部に熱軟化性樹脂層7を有する包装材)の縁部周辺をヒートシールしてパウチ化したものである。また、図9は、図8のパウチ10の縁部周辺のヒートシール部25のXI-XIでの断面図である。
図8に示すように、熱軟化性樹脂層7は、パウチ10のヒートシール部25の少なくとも一部の領域において、パウチを封止するヒートシール部25の内縁から外縁にわたって形成されていることが必要になる。このような位置に設けられた熱軟化性樹脂層7は、電子レンジで加熱されて高温になることによってその強度が低下する。
図9に示すように、パウチ10のヒートシール部25において、熱軟化性樹脂層7は、電子レンジで加熱等されて包装容器10内の空気の膨張や内容物からの発生する蒸気によって内圧が上昇したとき、ヒートシール部25内縁近傍のシーラント層4の任意の箇所Aを起点として、シーラント層4の一部が破壊するとともに、熱軟化性樹脂層7の一部が界面剥離又は凝集破壊する(破線Bは、シーラント層4が破壊し、熱軟化性樹脂層7が界面剥離又は凝集破壊する仮想線を示している。)。その結果、当該破壊箇所から空気や蒸気が抜け、内容物を飛散させることなく、パウチ10の内圧を低下させることができる。
なお、第2の実施形態の自動蒸通機構は、後述する蓋付容器に適用することも可能である。
(B1)PET/光沢印刷層/熱軟化性樹脂層/LLDPE
(B2)PET/ガスバリア層/光沢印刷層/熱軟化性樹脂層/LLDPE
(B3)PET/光沢印刷層/ガスバリア層/熱軟化性樹脂層/LLDPE
(B4)Ny/光沢印刷層/熱軟化性樹脂層/LLDPE
(B5)Ny/ガスバリア層/光沢印刷層/熱軟化性樹脂層/LLDPE
(B6)Ny/光沢印刷層/ガスバリア層/熱軟化性樹脂層/LLDPE
図5及び6に、本発明の蓋付容器の実施形態の一例を示す。図5は上面図であり、図6は図5のIV-IV断面図である。図5及び6に示す蓋付容器30は、収容部31が形成された容器本体32と、容器本体32の収容部31を封止するように容器本体32に接合された蓋体33とを備えている。図5においては、容器本体32の形状は、略矩形状であるが、特に限定されるものではない。また、容器本体32は、その成形方法も特に限定されるものではなく、例えば、射出成形により成形されたトレーや、深絞り成形によって形成された容器であってもよい。
また、容器本体32の材質は、蓋体33と接合されるものであることから、通常、PPやPET等の熱可塑性樹脂等であり、特に、電子レンジ用の蓋付容器である場合は、耐熱性等の観点から、PPが好適に用いられる。
蓋体33と容器本体32との接合は、具体的には、容器本体32のフランジ部34の接合ライン35でなされている。接合ライン35は、例えば、蓋体33とフランジ部34とのヒートシールにより形成されたものであっても、接着剤層等の別個の構成要素で形成されたものであってもよい。
例えば、フランジ部34が容器本体32の中央に向かって突出した突出部34aを有しており、この突出部34aに沿って、接合ライン35も容器の中央に向かって凸状に形成された突出ライン35aを有している。このような形態で接合ライン35が形成されていることにより、加熱による蓋付容器30内の圧力上昇に伴い、接合ライン35のうち、突出ライン35aの箇所から剥離しやすくなり、容器本体32の収容部31と外部とを連通させることができ、蓋付容器30内の蒸気を外部に逃がすことができる。
なお、図5及び6に示す蓋付容器30においては、突出部34aが、フランジ部34の対向する長辺上に、それぞれ形成されているが、突出部34aは、必ずしも2個形成されていなくてもよい。
本発明の蓋体は、上述した本発明の包装材で形成されているものである。
蓋体を構成する包装材は、上述した(1)~(4)のいずれかの積層構成とすることが好ましい。
また、蓋体が電子レンジ用やレトルト容器として用いられる場合、プラスチックフィルム2としては、ポリエステルフィルムの単体、ナイロン等のポリアミドフィルムの単体、ポリエステルフィルム及びポリアミドフィルムの1種以上を含む複合フィルムを用いることが好ましい。
また、蓋体が電子レンジ用やレトルト容器として用いられる場合、中間基材層5としては、ポリエステルフィルムの単体、ナイロン等のポリアミドフィルムの単体、ポリエステルフィルム及びポリアミドフィルムの1種以上を含む複合フィルム、並びに紙のうちのいずれかを用いることが好ましい。
また、蓋体が電子レンジ用やレトルト容器として用いられる場合、シーラント層4としては、耐熱性とイージーピール性とを兼ね備えた樹脂からなるフィルムを用いることが好ましい。このようなフィルムは容器の種類により異なるが、容器が汎用樹脂であるPP系樹脂の場合、PPと、PE、ポリブテン及びポリスチレンから選ばれる1種以上とを混合した樹脂からなるフィルムを用いることが好ましい。なお、シーラント層4を多層構成として、シーラント層の容器本体と接合される側(包装材における最内層)のみにイージーピール性を付与してもよい。
(C1)PET/光沢印刷層/Ny/イージーピール性を備えたシーラント層
(C2)PET/ガスバリア層/光沢印刷層/Ny/イージーピール性を備えたシーラント層
(C3)PET/光沢印刷層/ガスバリア層/Ny/イージーピール性を備えたシーラント層
(C4)PET/光沢印刷層/PET/イージーピール性を備えたシーラント層
(C5)PET/ガスバリア層/光沢印刷層/PET/イージーピール性を備えたシーラント層
(C6)PET/光沢印刷層/ガスバリア層/PET/イージーピール性を備えたシーラント層
(C7)Ny/光沢印刷層/Ny/イージーピール性を備えたシーラント層
(C8)Ny/ガスバリア層/光沢印刷層/Ny/イージーピール性を備えたシーラント層
(C9)Ny/光沢印刷層/ガスバリア層/Ny/イージーピール性を備えたシーラント層
(C10)Ny/光沢印刷層/EVOH/イージーピール性を備えたシーラント層
(C11)Ny/EVOH/光沢印刷層/イージーピール性を備えたシーラント層
(実施例1)
外層側から、プラスチックフィルム/蒸着膜/ガスバリア性塗布膜/光沢印刷層/白色地色印刷層/接着剤層/中間基材層/接着剤層/シーラント層の順に積層された包装材サンプルを作製した。各層の構成は下記のとおりである。
・プラスチックフィルム:PET(厚み12μm)
・ガスバリア層:プラスチックフィルムの一方の表面に、コロナ放電処理を施した後、厚み10nmのケイ素酸化物の蒸着膜を形成した。さらに、酸素及びアルゴンの混合ガスによるプラズマ処理を施した後、エチルシリケート及びポリビニルアルコールを主成分とする塗工液をグラビアロールコーターで塗布することにより、乾燥膜厚300nmのガスバリア性塗布膜を形成した。
・光沢印刷層:ガスバリア層の表面の全面に、下記の光沢印刷層用金色インキ1をグラビア印刷して乾燥し、乾燥膜厚3μmの光沢印刷層を形成した。
・白色地色印刷層:さらに、光沢印刷層の上の全面に、白色顔料インキをグラビア印刷して乾燥し、乾燥膜厚3μmの白色地色印刷層を形成した。
・中間基材層:白色地色印刷層の表面に、ポリウレタン系接着剤を用いたドライラミネート法により、延伸Ny(厚み15μm)を貼り合わせた。
・シーラント層:中間基材層の表面に、ポリウレタン系接着剤を用いたドライラミネート法により、CPP(エチレン-プロピレンブロック共重合体の単層フィルム、厚み70μm)を貼り合わせた。
・白色パール顔料(平均粒径15μm):10質量部
・有色パール顔料(雲母の被覆層が酸化第二鉄である有色パール顔料、平均粒径15μm):20質量部
・カーボンブラック:0.001質量部
・沈降防止剤(微粒子シリカ):0.1質量部
・バインダー樹脂(ポリウレタン系樹脂):10質量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテル、酢酸ノルマルプロピル、酢酸エチル、イソプロパノールの混合溶剤):60質量部
実施例1において、印刷層を下記に示す構成として、それ以外は、実施例1と同様にして、包装材サンプルを作製した。
・印刷層:ガスバリア層の表面に、下記の光沢印刷層用金色インキ2(高輝度アルミニウムペースト)をグラビア印刷して乾燥し、乾燥厚み3μmの光沢印刷層を形成した。
・アルミニウム鱗片:7質量部
・有機系黄色顔料:3質量部
・沈降防止剤(微粒子シリカ):2質量部
・バインダー樹脂(ポリウレタン系樹脂):20質量部
・溶剤1(ミネラルスピリット):7質量部
・溶剤2(プロピレングリコールモノメチルエーテル、酢酸ノルマルプロピル、酢酸エチル、イソプロパノールの混合溶剤):70質量部
実施例1の光沢印刷層用金色インキ1のうち、カーボンブラックを含まない光沢印刷層用金色インキ3を用い、それ以外は実施例1と同様にして、包装材サンプルを作製した。
なお、比較例1の包装材サンプルは、ミネラルスピリットに起因すると思われる溶剤臭がわずかに認められた。
(実施例2)
実施例1で作製した包装材サンプルを用いて、図4に示すようなパウチ10を作製して密封した。
比較例1で作製した包装材サンプルを用いて、図4に示すようなパウチ10を作製して密封した。
その結果、実施例2のレトルトパウチは、20点のいずれも変化は認められなかった。一方、比較例3のレトルトパウチは、20点中7点が、光沢印刷層が形成されている部分で穴開きを生じた。
このことから、本発明の包装材で作製したレトルトパウチは、130℃以上でのハイレトルトパウチ処理を施した場合であっても、電子レンジでの加熱調理等に安全に適用できるものであると言える。
2 プラスチックフィルム
3a 光沢印刷層
3b 絵柄印刷層
3d 白色地色印刷層
4 シーラント層
5 中間基材層
6 接着剤層
7 熱軟化性樹脂層
10 パウチ
11 胴部
12 底部
13 主面シート
14 側縁
15 下縁
16 底面シート
17 収容空間
18 上縁
19 開口
20 自動蒸通機構
21 第1未シール領域
22 開口
23 第2未シール領域
24 ノッチ
25 ヒートシール部
30 蓋付容器
31 収容部
32 容器本体
33 蓋体
34 フランジ部
35 接合ライン
Claims (14)
- 少なくとも、プラスチックフィルム、光沢印刷層及びシーラント層が、この順に外層側から積層されている構成を備えた包装材であって、
前記光沢印刷層が、パール顔料と、0.0001質量%以上0.01質量%以下のカーボンブラックとを含み、前記パール顔料は、白色パール顔料及び干渉パール顔料のうちから選ばれる1種以上と、着色パール顔料のうちから選ばれる1種以上とを含む、包装材。 - 電子レンジ用である、請求項1に記載の包装材。
- 少なくとも、プラスチックフィルム、光沢印刷層及びシーラント層が、この順に外層側から積層されている構成を備えた包装材であって、
前記光沢印刷層がパール顔料を含み、かつ、0.0001質量%以上0.01質量%以下のカーボンブラックを含み、電子レンジ用である、包装材。 - 前記光沢印刷層の内層側に、前記光沢印刷層と接触して白色地色印刷層を有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の包装材。
- 請求項1~4のいずれか1項に記載の包装材を製造する方法において、
前記光沢印刷層は、前記パール顔料を含むインキで形成され、前記インキに含まれる溶剤の1気圧における沸点が150℃以下であることを特徴とする包装材の製造方法。 - 少なくとも一部が、請求項1に記載された包装材で形成されている包装容器。
- 前記包装容器がパウチである、請求項6に記載の包装容器。
- 収容部を有する容器本体と、前記収容部を封止するように前記容器本体に接合された蓋体とを備えた蓋付容器であり、前記蓋体が前記包装材で形成されている、請求項6に記載の包装容器。
- 電子レンジ用である、請求項6~8のいずれか1項に記載の包装容器。
- 少なくとも一部が、請求項3に記載された包装材で形成されている包装容器。
- 前記包装容器がパウチである、請求項10に記載の包装容器。
- 収容部を有する容器本体と、前記収容部を封止するように前記容器本体に接合された蓋体とを備えた蓋付容器であり、前記蓋体が前記包装材で形成されている、請求項10に記載の包装容器。
- レトルト容器である、請求項6~12のいずれか1項に記載の包装容器。
- 請求項1~4のいずれか1項に記載の包装材で形成されている蓋体。
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