JP7046755B2 - 加工台車 - Google Patents

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本発明は、溶接,切断あるいは切削などを行う加工トーチを搭載し加工対象材に対して走行する加工台車に関し、例えば、隅肉溶接あるいは突合わせ溶接を行う溶接トーチを搭載し溶接対象材の開先に沿って自走する溶接台車、に関する。
この種の加工台車は、台車本体を車輪で支持し台車本体に搭載した電気モータで、動力伝達機構を介して車輪を回転駆動する。台車本体で加工トーチを支持する。隅肉溶接を行う溶接台車は、水平方向に配置された鋼板と該鋼板上に垂直方向に配置された鋼板との間の開先に倣って走行するように、台車本体は、垂直鋼板に当接する倣いローラを装備している。また、台車本体の下側(裏側)には、磁石が装備されこれが水平鋼板を吸引し、台車本体の車輪を水平鋼板に押し付ける(例えば特許文献1および2)。台車本体上の操作盤には、走行開始を指示する起動スイッチ,走行停止を指示する停止スイッチ,走行方向切替えスイッチ及び溶接/走行切替えスイッチがある。いずれも、オペレータが手動操作するものである。加工台車の左右側面には、それぞれ左走行を停止する左リミットスイッチおよび右走行を停止する右リミットスイッチがあり、これらは走行台車が左走行限界に達した時および右走行限界に達した時に、水平鋼板上又はその外側の指標部材にリミットスイッチの操作ボタンが当たり、リミットスイッチ閉から開に切替わって、電気モータへの通電を遮断する(例えば特許文献1および2)。加工台車の車輪は、水平鋼板との接触摩擦を大きくするために一般にはゴム又は樹脂タイヤであるが、加工台車上の加工具の溶接アークや切削火炎の熱輻射による車輪の劣化を抑制するために前面車輪の側面部を遮熱板で保護することが行われている。また、加工具の先端部を遮熱板の開口から突き出して遮熱板によって加工具後方への熱輻射を遮断することも行われている(例えば特許文献2)。
特許第3472004号公報 特開平10-85989号公報
例えば、隅肉溶接において加工台車が左方向に走行する場合は加工台車の左側にリミットスイッチが取り付けられており、溶接の終端部までくると左側のリミットスイッチが閉から開に切替わって加工台車が停止する。一方、加工台車が右方向に走行する場合は加工台車の右側にリミットスイッチが取り付けられており、溶接の終端部までくると右側のリミットスイッチは閉から開に切り替わって加工台車が停止する。一般的に隅肉溶接は隅肉部を両面同時に溶接するので、加工台車は左側に走行する加工台車と右側に走行する加工台車の2種類が必要となる。しかし、オペレータにとっては1種類の加工台車で簡易に左右走行方向を切替えができるのが望ましい。また、運搬,配置などの持ち運び作業や狭い空間での溶接などの加工作業を容易にするために加工台車は小型であるのが好ましいが、小型にするほど溶接熱輻射による台車上電気モータやモータ駆動電気回路の温度上昇が大きくなる。電気モータの温度が上昇すると回転数が上昇し台車速度(溶接速度)が上昇するので好ましくない。
本発明は、作業者が使い易い加工台車を提供することを目的とする。
(1)車輪で支持された台車本体,該台車本体に搭載された電気モータ,該電気モータの回転動力を前記車輪に伝達する動力伝達機構および前記電気モータを正転/逆転駆動して前記台車本体を左,右走行駆動するモータ駆動装置を備え、
前記モータ駆動装置は、オペレータが操作子を押すと閉で離すと開に戻るモーメンタリ起動スイッチ,モーメンタリ停止スイッチ,左右リミットスイッチおよび走行方向切替えスイッチの直列接続回路と、前記モーメンタリ起動スイッチが一時的に閉じられ前記直列接続回路に通電があると前記モーメンタリ起動スイッチをバイパスして前記直列接続回路の通電を継続し前記停止スイッチ又は左右リミットスイッチの開により前記直列接続回路の通電が停止すると前記モーメンタリ起動スイッチのバイパスを解除する自己保持回路,前記走行方向切替えスイッチの左右方向切替えに連携して前記電気モータの正転/逆転駆動を切替える切替回路、および、前記直列接続回路に通電がある間前記切替回路を介して前記電気モータに通電するモータ付勢回路、を含
前記電気モータおよび前記モータ駆動装置を外ケースで覆い、該外ケースの、前記台車本体に装備する加工トーチの加工対象に対向する正面壁と前記電気モータとの間に遮熱板を立て、しかも該遮熱板と前記電気モータとの間に耐熱シートを配置した、
加工台車。
例えば、走行方向切替スイッチを左方向走行に定めて起動スイッチを一瞬閉じると、自己保持回路が起動スイッチをバイパスするので、起動スイッチが開に戻っても直列接続回路の通電が継続し加工台車が左方向に走行する。加工台車が左方向に走行中に左リミットスイッチが閉から開に切替わると、走行方向切替スイッチが左リミットスイッチに直列であるので直列接続回路の通電が停止し、加工台車が停止するとともに、自己保持回路がモーメンタリ起動スイッチのバイパスを解除するので、直列接続回路の通電停止が継続する。そこでオペレータが走行方向切替えスイッチを右方向走行に切替えてから起動スイッチを押すと自己保持回路が起動スイッチをバイパスするので、起動スイッチが開に戻っても直列接続回路の通電が継続し加工台車が右方向に走行する。すなわち、停止スイッチを押さなくても走行方向切替えスイッチを右方向走行に切替えそして起動スイッチを押せば加工台車は右方向に走行する。同様に、加工台車が右方向に走行中に右リミットスイッチが閉から開に切替わると、走行方向切替スイッチが右リミットスイッチに直列であるので直列接続回路の通電が停止し、加工台車が停止するとともに、自己保持回路がモーメンタリ起動スイッチのバイパスを解除するので、直列接続回路の通電停止が継続する。そこでオペレータが走行方向切替えスイッチを左方向走行に切替えてから起動スイッチを押すと自己保持回路が起動スイッチをバイパスするので、起動スイッチが開に戻っても直列接続回路の通電が継続し加工台車が左方向に走行する。すなわち、停止スイッチを押さなくても走行方向切替えスイッチを左方向走行に切替えそして起動スイッチを押せば加工台車は左方向に走行する。
加工台車が走行中にオペレータが停止スイッチを一瞬でも開(停止)にすると、直列接続回路の通電が停止して加工台車が停止し、自己保持回路がモーメンタリ起動スイッチのバイパスを解除するので、直列接続回路の通電停止(加工台車の走行停止)が継続する。このような場合でも、走行方向切替えスイッチを右又は左方向走行にして起動スイッチを押すと自己保持回路が起動スイッチをバイパスするので、起動スイッチが開に戻っても直列接続回路の通電が継続し加工台車が右又は左方向に走行する。すなわち、停止スイッチを押さなくても走行方向切替えスイッチを右又は左方向走行にして起動スイッチを押せば加工台車は右又は左方向に走行する。
(2)前記自己保持回路は、前記直列接続回路を通して給電されるリレーコイルおよび前記モーメンタリ起動スイッチに並列に接続され該リレーコイルの通電により閉じ通電停止により開くリレー接点で構成された、上記(1)に記載の加工台車。
(3)前記電気モータは直流モータであり、前記切替回路は、走行方向切替えスイッチの左右方向切替えに連動して該電気モータへの通電を正転通電/逆転通電に切替える通電方向切替えスイッチを含む、上記(1)に記載の加工台車。
)前記自己保持回路,前記切替回路および前記モータ付勢回路は前記電気モータの背部に配置した、上記()に記載の加工台車。
)前記モーメンタリ起動スイッチ,前記モーメンタリ停止スイッチおよび前記走行方向切替えスイッチを装備した操作盤は、前記外ケースの、前記電気モータの背部上方の傾斜部に装備した、上記()に記載の加工台車。
上記(1)乃至(3)によれば、加工台車の始動あるいは走行方向切り替えのとき、オペレータは、停止スイッチを操作することなく起動スイッチを操作するだけで加工台車の走行を開始することができる。すなわち簡易に左右方向切替えや走行再開ができ、オペレータ操作が容易になる。
外ケースが加工トーチの溶接アークあるいは切削炎による熱輻射を遮断するが、外ケース正面壁の温度が上昇する。この温度上昇による熱輻射を外ケース内において遮熱板が遮断し、更に耐熱シートと空気層が遮熱板の昇温による熱輻射が電気モータに及ぶのを抑止するので、外ケース内電気モータの温度上昇は小さくなる。よって温度上昇による電気モータの回転数変化は少なく、加工台車の走行速度変動が小さいので、加工台車をより小型化してオペレータ操作を容易にすることができる。
上記(4)および(5)によれば、前記自己保持回路,前記切替回路および前記モータ付勢回路ならびに前記操作盤への熱輻射が電気モータで遮られ、これらの温度上昇が小さい。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明により明らかになろう。
本発明の一実施例である溶接台車10の、上方から見下ろした平面図である。 図1に示す溶接台車10の、溶接トーチ1の先端側から見た正面図である。 図1に示す溶接台車10の左側面図である。 図1に示す溶接台車10の、下方から見上げた底面図である。 図1に示す溶接台車10の左側面図であるが、台車本体上の外ケースを破断してその内部を示す。 図1に示す溶接台車10の走行駆動機構の断面図である。 図1に示す溶接台車10の台車本体の横断面図でありその下部に装備した磁石を示す。 図5に示す外ケース内において電気モータの背部に配置されたモータ駆動装置の電気回路構成を示す電気回路図である。
図1を参照すると、本発明の1実施例である溶接台車10の台車本体11の左右側面にはローラ支持アーム12L,12Rが装着されており、これらのアームの先端に、倣いローラ13L,13Rが、垂直軸(z軸)を中心に回転自在に装着されている。台車本体11は4個の車輪14LF,14RF,14LR,14RR(図4)で下支持されている。
図6を参照すると、車輪14RF,14RRは車軸15に固着されており、車軸15と一体で回転する。車軸15には傘歯歯車16およびスプロケットホイール17が固定されており車軸15と一体で回転する。傘歯歯車16に噛合う傘歯歯車18は、直流モータ19の出力軸に連結されている。もう1組の車輪14LF,14LRが固着した車軸20(図4)にもスプロケットホイール21が固定されており、図示を省略したチェーンがスプロケットホイール17と21に架け渡されており、これにより、車軸15が回転すると同速度で車軸20が回転する。すなわち、直流モータ19の回転によって車輪14LF,14RF,14LR,14RRが同一速度で同一方向に回転する。台車本体11の左,右側面には、常閉型の左,右リミットスイッチ35L,35R(図1,図4)があり、溶接台車10が左走行しているとき左走行制限部材に左リミットスイッチ35Lが当たると、該スイッチ35Lが閉から開に切替わって、直流モータ19の通電が絶え、溶接台車10は停止する。溶接台車10が右走行しているとき右走行制限部材に右リミットスイッチ35Rが当たると、該スイッチ35Rが閉から開に切替わって、直流モータ19の通電が絶え、溶接台車10は停止する。溶接トーチ1が発生する溶接アークによる前面側車輪14LF,14RFへの熱輻射を遮熱カバー30L,30Rが遮る(図1,図2,図4)。
図1乃至図3を参照すると、台車本体11には前後スライド機構22があり、この機構22によって昇降機構23が支持され、この昇降機構23によってトーチホルダ24が支持されている。トーチホルダ24には溶接トーチ1が装着される。前後スライド機構22および昇降機構23はいずれも手動調節機構である。台車本体11の右側面には、吊りアーム44の下端部が固着されており、吊りアーム44の上端部には取手45が固着されている。オペレータは取手45を握って加工台車10を持ち運びできる。
図4乃至図7を参照する。台車本体11の下方には厚板状の磁石26が、溶接台車10が配置される水平鋼板の上面に対して略平行な水平姿勢と略垂直な起立姿勢に回転自在に台車本体11で支持されている。磁石26は、水平姿勢で水平鋼板方向にN,S極が分布するので、水平姿勢では水平鋼板を強く吸引するが、起立姿勢では水平鋼板を吸引する力は殆どない。磁石26の回転軸27には操作レバー28が固着され、また引張コイルスプリング29の一端が連結されている(図7)。操作レバー28を図2,図3および図7に示すように垂直に立てると、回転軸27が回転し磁石26は台車本体11の上面に垂直な起立姿勢となりこのときの回転角度に引張コイルスプリング29の引張り力が維持する。水平鋼板上に溶接台車を載置しているときに操作レバー28を図4および図5に示すように水平鋼板に略平行な水平姿勢にすると、磁石26が水平鋼板に対して略平行になって水平鋼板に対する磁石26の吸引力が増大し、これにより磁石26が水平鋼板に対して略平行な姿勢を維持する。
図1乃至図3および図5を参照すると、台車本体11には外ケース31が装着されている。外ケース31は、台車本体11上に搭載した直流モータ19およびモータ駆動装置32(32SH,32MD,32AS)を覆う(図5)。外ケース31の内部には、直流モータ19およびモータ駆動装置32の他に、遮熱板33及び耐熱シート34がある(図5)。遮熱板33は、溶接トーチ1の加工対象に対向する正面壁(外ケース31の前面壁)と直流モータ19の間にあって、正面壁からの直流モータ19への熱輻射を遮る。この実施例では遮熱板33はアルミ板である。遮熱板33と直流モータ19との間にある耐熱シート34は、遮熱板33から直流モータ19への熱輻射を遮る。この実施例では耐熱シート34は、炭化繊維で織った耐火布をシリコンで両面コーティングした耐火シートである。外ケース31が溶接トーチの溶接アークによる熱輻射を遮断するが、外ケース正面壁の温度が上昇する。この温度上昇による熱輻射を外ケース31内において遮熱板33が遮断し、更に耐熱シート34と空気層が遮熱板の昇温による熱輻射が直流モータ19に及ぶのを抑止するので、直流モータ19の温度上昇は小さい。よって温度上昇による直流モータ19の回転数変化は少なく、溶接台車の走行速度変動が小さいので、溶接台車をより小型化してオペレータ操作を容易にできる。
図8に、直流モータ19を正,逆転駆動するモータ駆動装置32の電気回路構成を示す。モータ駆動装置32は、直列接続回路32SC,自己保持回路32SH,モータ付勢回路32MDおよび切替回路32ASで構成されている。ヒューズ42,パイロットランプ43,溶接/走行指示スイッチ41、ならびに、直列接続回路32SCのオペレータが操作子を押すと閉で離すと開に戻るモーメンタリ起動スイッチ36,モーメンタリ停止スイッチ37,走行方向切替えスイッチ38(38F,38S,38T)、および、速度設定用の可変抵抗40は、外ケース31の、直流モータ19の背部上方の傾斜部に装備した操作盤46(図3,図5)、に備わり、オペレータによる操作が可能である。溶接/走行指示スイッチ41の開は走行のみの指示、閉は走行および溶接の指示であり、これらの指示を図示を省略した溶接電源に与える。
直列接続回路32SCは、起動スイッチ36,停止スイッチ37,左右リミットスイッチ35L,35Rおよび切替えスイッチ38(38F)をこの順番で直列に接続したものであり、この直列接続回路32SCに、自己保持回路32SHのリレーコイル39Cが直列に接続されている。直列接続回路32SCからリレーコイル39Cに通電があると、リレーコイル39Cは、第1リレー接点39Fおよび第2リレー接点を開から閉に切替える。第1リレー接点39Fは起動スイッチ36に並列接続されているので、リレーコイル39Cに通電があると第1リレー接点39Fにより起動スイッチ36がバイパスされる。
停止スイッチ37,左右リミットスイッチ35L,35R、又は切替えスイッチ38(38F)が開いてリレーコイル39Cの通電が絶えると、第1リレー接点39Fおよび第2リレー接点が開き、第1リレー接点39Fの開により、起動スイッチ36のバイパス電路が開になるので、リレーコイル39Cの通電停止が継続する。
リレーコイル39Cの通電が停止しているときに、走行方向切替スイッチ38(38F,38S,32AS)を左又は右方向走行に定めて起動スイッチ36を一瞬閉じると、自己保持回路32SHのリレーコイル39Cに通電があり、これにより第1リレー接点39F,第2リレー接点39Sが閉じられて第1リレー接点39Fが起動スイッチ36のバイパス電路を閉じる(起動スイッチ36をバイパスする)。その後は、起動スイッチ36が開に戻っても、第1リレー接点39Fが直列接続回路32SCの停止スイッチ37以降に通電するので、リレーコイル39Cの通電が継続する(自己保持状態)。
切替えスイッチ38(38F,38S,38T)を左方向走行に設定し溶接台車10が左方向走行しているとき、左リミットスイッチ35Lが閉から開に切替わると、切替えスイッチ38(38F)が左リミットスイッチ35Lに直列であるので直列接続回路32SCの通電が停止し、溶接台車10が停止するとともに、自己保持回路32SHのリレーコイル39Cの通電が止まって、自己保持リレー接点39F,39Sが解放(開)されてモーメンタリ起動スイッチ36のバイパスを解除するので、直列接続回路32SCの通電停止が継続する。そこでオペレータが走行方向切替えスイッチ38を右方向走行に切替えてから起動スイッチ36を一瞬押すと自己保持回路32SHが起動スイッチ36をバイパスするので、起動スイッチ36が開に戻っても直列接続回路32SCの通電が継続し溶接台車が右方向に走行する。すなわち、停止スイッチ37を押さなくても走行方向切替えスイッチ38を右方向走行に切替えそして起動スイッチ36を押せば溶接台車は右方向に走行する。同様に、溶接台車10が右方向に走行中に右リミットスイッチ35Rが閉から開に切替わると、走行方向切替スイッチ38(38F)が右リミットスイッチ35Rに直列であるので直列接続回路32SCの通電が停止し、溶接台車10が停止するとともに、自己保持回路32SHがモーメンタリ起動スイッチ36のバイパスを解除するので、直列接続回路32SCの通電停止が継続する。そこでオペレータが走行方向切替えスイッチ38を左方向走行に切替えてから起動スイッチ36を押すと自己保持回路32SHが起動スイッチ36をバイパスするので、起動スイッチ36が開に戻っても直列接続回路32SCの通電が継続し溶接台車が左方向に走行する。すなわち、停止スイッチ37を押さなくても走行方向切替えスイッチ38を左方向走行に切替えそして起動スイッチ36を押せば溶接台車は左方向に走行する。
溶接台車が走行中にオペレータが停止スイッチ37を一瞬でも開(停止)にすると、直列接続回路32SCの通電が停止して溶接台車10が停止し、自己保持回路32SHがモーメンタリ起動スイッチ36のバイパスを解除するので、直列接続回路32SCの通電停止(溶接台車10の走行停止)が継続する。このような場合でも、走行方向切替えスイッチ38を右又は左方向走行にして起動スイッチ36を押すと自己保持回路32SHが起動スイッチ36をバイパスするので、起動スイッチ36が開に戻っても直列接続回路の通電が継続し溶接台車10が右又は左方向に走行する。すなわち、停止スイッチ37を押さなくても走行方向切替えスイッチ38を右又は左方向走行にして起動スイッチ36を押せば溶接台車10は右又は左方向に走行する。
1:溶接トーチ
10:溶接台車
11:台車本体
12L,12R:ローラ支持アーム
13L,13R:倣いローラ
14LF,14RF,14LR,14RR:車輪
15:車軸
16:傘歯歯車
17:スプロケットホイール
18:傘歯歯車
19:直流モータ
20:車軸
21:スプロケットホイール
22:前後スライド機構
23:昇降機構
24:トーチホルダ
26:磁石
27:回転軸
28:操作レバー
29:引張コイルスプリング
30L,30R:遮熱カバー
31:外ケース
32(32SC,32SH,32MD,32AS):モータ駆動装置
33:遮熱板
34:耐熱シート
35L,35R:左,右リミットスイッチ
36:モーメンタリ起動スイッチ
37:モーメンタリ停止スイッチ
38:3連(38F,38S,38T)の切替えスイッチ
39C:リレーコイル
39F:第1リレー接点
39S:第2リレー接点
40:可変抵抗(速度設定ボリューム)
41:溶接/走行指示スイッチ
42:ヒューズ
43:パイロットランプ
44:吊りアーム
45:取手
46:操作盤

Claims (5)

  1. 車輪で支持された台車本体,該台車本体に搭載された電気モータ,該電気モータの回転動力を前記車輪に伝達する動力伝達機構および前記電気モータを正転/逆転駆動して前記台車本体を左,右走行駆動するモータ駆動装置を備え、
    前記モータ駆動装置は、オペレータが操作子を押すと閉で離すと開に戻るモーメンタリ起動スイッチ,モーメンタリ停止スイッチ,左右リミットスイッチおよび走行方向切替えスイッチの直列接続回路と、前記モーメンタリ起動スイッチが一時的に閉じられ前記直列接続回路に通電があると前記モーメンタリ起動スイッチをバイパスして前記直列接続回路の通電を継続し前記停止スイッチ又は左右リミットスイッチの開により前記直列接続回路の通電が停止すると前記モーメンタリ起動スイッチのバイパスを解除する自己保持回路,前記走行方向切替えスイッチの左右方向切替えに連携して前記電気モータの正転/逆転駆動を切替える切替回路、および、前記直列接続回路に通電がある間前記切替回路を介して前記電気モータに通電するモータ付勢回路、を含
    前記電気モータおよび前記モータ駆動装置を外ケースで覆い、該外ケースの、前記台車本体に装備する加工トーチの加工対象に対向する正面壁と前記電気モータとの間に遮熱板を立て、しかも該遮熱板と前記電気モータとの間に耐熱シートを配置した、
    加工台車。
  2. 前記自己保持回路は、前記直列接続回路を通して給電されるリレーコイルおよび前記モーメンタリ起動スイッチに並列に接続され該リレーコイルの通電により閉じ通電停止により開くリレー接点で構成された、請求項1に記載の加工台車。
  3. 前記電気モータは直流モータであり、前記切替回路は、走行方向切替えスイッチの左右方向切替えに連動して該電気モータへの通電を正転通電/逆転通電に切替える通電方向切替えスイッチを含む、請求項1に記載の加工台車。
  4. 前記自己保持回路,前記切替回路および前記モータ付勢回路は前記電気モータの背部に配置した、請求項1記載の加工台車。
  5. 前記モーメンタリ起動スイッチ,前記モーメンタリ停止スイッチおよび前記走行方向切替えスイッチを装備した操作盤は、前記外ケースの、前記電気モータの背部上方の傾斜部に装備した、請求項に記載の加工台車。
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