JP7046360B2 - アーク溶接チップの消耗状態検査装置及び消耗状態検査方法 - Google Patents
アーク溶接チップの消耗状態検査装置及び消耗状態検査方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7046360B2 JP7046360B2 JP2018084764A JP2018084764A JP7046360B2 JP 7046360 B2 JP7046360 B2 JP 7046360B2 JP 2018084764 A JP2018084764 A JP 2018084764A JP 2018084764 A JP2018084764 A JP 2018084764A JP 7046360 B2 JP7046360 B2 JP 7046360B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- arc
- wire hole
- cross
- contour line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Description
図1は、実施形態1に係る消耗状態検査装置1を概略的に示す。この消耗状態検査装置1は、アーク溶接チップ100の消耗状態を検査するためのものであり、工場の生産ラインに配置されている。消耗状態検査装置1は、特に、溶接ワイヤ102(図7参照)が挿通されるワイヤ孔101が形成されたアーク溶接チップ100の、該ワイヤ孔101の周辺形状を光切断法により計測することで、アーク溶接チップ100の消耗状態を検査する。消耗状態検査装置1による検査は、アーク溶接チップ100の使用開始から一定期間が経過したときや、当該アーク溶接チップ100によって溶接された部材の溶接状態に不具合が生じたとき等に実行されるようになっている。
アーク溶接チップ100の消耗状態が使用限界状態にあると判定する。すなわち、図7(a)及び(b)に示すように、ワイヤ孔101の中心軸CAからの距離Dは同程度であったとしても、ワイヤ孔101の内面の傾斜角度αが異なることがある。このため、図7(b)のように、上記傾斜角度αが大きく、ワイヤ孔101の内面が中心軸CAに対して大きく傾斜している場合、溶接ワイヤ102がワイヤ孔101の内面の傾斜に沿って曲がったときに、該溶接ワイヤ102の先端が溶接位置から大きくずれてしまう。よって、ワイヤ孔101の中心軸CAに対するワイヤ孔101の内面の傾斜角度αに基づいて、アーク溶接チップ100の使用限界状態を判定することで、アーク溶接チップ100の消耗状態の適切に判定することができる。
以下、実施形態2について、図面を参照しながら詳細に説明する。尚、以下の説明において実施形態1と共通の部分については、同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
ここに開示された技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
10,210 保持装置(保持手段)
20 センサユニット(計測手段)
21 レーザ装置(照射手段、計測手段)
22 受光装置(計測手段)
30,230 回転装置(回転手段)
50,150 コントロールユニット(計測手段、判定手段)
51 判定部(判定手段)
60 表示装置(判定手段)
100 アーク溶接チップ
101 ワイヤ孔
102 溶接ワイヤ
CA ワイヤ孔の中心軸
RA 回転軸
SP 光切断面
α ワイヤ孔の中心軸に対する該ワイヤ孔の内面の傾斜角度
Claims (4)
- 溶接ワイヤが挿通されるワイヤ孔が形成されたアーク溶接チップの消耗状態検査装置であって、
上記アーク溶接チップを保持する保持手段と、
上記保持手段に保持された上記アーク溶接チップにスリット光を照射する照射手段を含み、上記スリット光で形成される光切断面で上記アーク溶接チップを切断したときの、該アーク溶接チップの断面輪郭線像を計測するための計測手段と、
上記計測手段により計測された複数の断面輪郭線像に基づいて、上記アーク溶接チップの消耗状態を判定するための判定手段と、
上記保持手段に保持された上記アーク溶接チップ又は上記照射手段を、上記ワイヤ孔の中心軸と同軸の回転軸周りに回転させる回転手段と、を備え、
上記保持手段に保持された上記アーク溶接チップと上記照射手段とは、上記回転軸上に位置するように配設され、
上記照射手段は、上記光切断面が、上記ワイヤ孔の上記中心軸を含むように、上記アーク溶接チップに対して上記スリット光を照射すべく構成され、
上記計測手段は、上記回転手段により上記アーク溶接チップ又は上記照射手段を回転させて、上記ワイヤ孔の上記中心軸を含む光切断面で上記アーク溶接チップを切断したときの上記断面輪郭線像を、上記ワイヤ孔の上記中心軸周りの複数箇所で計測するように構成され、
上記判定手段は、上記複数箇所で計測された各断面輪郭線像に基づいて、該アーク溶接チップの消耗状態を判定するように構成されていることを特徴とするアーク溶接チップの消耗状態検査装置。 - 溶接ワイヤが挿通されるワイヤ孔が形成されたアーク溶接チップの消耗状態検査装置であって、
上記アーク溶接チップを保持する保持手段と、
上記保持手段に保持された上記アーク溶接チップにスリット光を照射する照射手段を含み、上記スリット光で形成される光切断面で上記アーク溶接チップを切断したときの、該アーク溶接チップの断面輪郭線像を計測するための計測手段と、
上記計測手段により計測された複数の断面輪郭線像に基づいて、上記アーク溶接チップの消耗状態を判定するための判定手段と、を備え、
上記判定手段は、上記計測手段で計測した各断面輪郭線像に対して、上記ワイヤ孔の中心軸に対する該ワイヤ孔の内面の傾斜角度をそれぞれ算出し、算出した各傾斜角度のうち最大の角度が所定角度以上であるときには、上記アーク溶接チップの消耗状態が使用限界状態にあると判定するように構成されていることを特徴とするアーク溶接チップの消耗状態検査装置。 - 溶接ワイヤが挿通されるワイヤ孔が形成されたアーク溶接チップの消耗状態検査装置であって、
上記アーク溶接チップを保持する保持手段と、
上記保持手段に保持された上記アーク溶接チップにスリット光を照射する照射手段を含み、上記スリット光で形成される光切断面で上記アーク溶接チップを切断したときの、該アーク溶接チップの断面輪郭線像を計測するための計測手段と、
上記計測手段により計測された複数の断面輪郭線像に基づいて、上記アーク溶接チップの消耗状態を判定するための判定手段と、を備え、
上記判定手段は、上記ワイヤ孔の中心軸方向から見たときの該ワイヤ孔の形状である、上記ワイヤ孔の内径形状であって、上記計測手段で計測した各断面輪郭線像に基づいて算出される、使用後の上記アーク溶接チップにおける上記ワイヤ孔の内径形状に基づいて、上記アーク溶接チップの消耗状態を判定するように構成されていることを特徴とするアーク溶接チップの消耗状態検査装置。 - 溶接ワイヤが挿通されるワイヤ孔が形成されたアーク溶接チップの消耗状態検査方法であって、
上記アーク溶接チップを保持台に保持する工程と、
保持された上記アーク溶接チップに対して、照射手段により上記ワイヤ孔を横断するようにスリット光を照射して、該スリット光で形成される光切断面上の上記アーク溶接チップの断面輪郭線像を、上記ワイヤ孔の深さ方向の断面輪郭線を含んで計測する輪郭線計測工程と、
上記輪郭線計測工程で計測された上記断面輪郭線像に基づいて、上記アーク溶接チップの消耗状態を判定する判定工程と、を含み、
上記輪郭線計測工程は、上記アーク溶接チップ又は上記照射手段を、上記ワイヤ孔の中心軸と同軸の回転軸周りに回転させながら、上記ワイヤ孔の上記中心軸を含む光切断面で上記アーク溶接チップを切断したときの上記断面輪郭線像を、上記ワイヤ孔の上記中心軸周りの複数箇所で計測する工程であり、
上記判定工程は、上記複数箇所で計測された複数の上記断面輪郭線像に基づいて、該アーク溶接チップの消耗状態を判定する工程であることを特徴とするアーク溶接チップの消耗状態検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018084764A JP7046360B2 (ja) | 2018-04-26 | 2018-04-26 | アーク溶接チップの消耗状態検査装置及び消耗状態検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018084764A JP7046360B2 (ja) | 2018-04-26 | 2018-04-26 | アーク溶接チップの消耗状態検査装置及び消耗状態検査方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019188441A JP2019188441A (ja) | 2019-10-31 |
JP7046360B2 true JP7046360B2 (ja) | 2022-04-04 |
Family
ID=68389760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018084764A Active JP7046360B2 (ja) | 2018-04-26 | 2018-04-26 | アーク溶接チップの消耗状態検査装置及び消耗状態検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7046360B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000024779A (ja) | 1998-07-09 | 2000-01-25 | Hitachi Zosen Corp | 溶接チップの寿命評価方法および装置 |
JP2005224814A (ja) | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Fuji Heavy Ind Ltd | 溶接チップの磨耗度検出装置及び検出方法 |
-
2018
- 2018-04-26 JP JP2018084764A patent/JP7046360B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000024779A (ja) | 1998-07-09 | 2000-01-25 | Hitachi Zosen Corp | 溶接チップの寿命評価方法および装置 |
JP2005224814A (ja) | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Fuji Heavy Ind Ltd | 溶接チップの磨耗度検出装置及び検出方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019188441A (ja) | 2019-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6754439B2 (ja) | レーザビームによる接合中に接合継ぎ目を監視するための方法および装置 | |
JP6194996B2 (ja) | 形状測定装置、形状測定方法、構造物の製造方法、及び形状測定プログラム | |
CA2774745C (en) | Welding head and method for joining a workpiece | |
JP2003154483A (ja) | 亀裂自動補修方法及びその装置 | |
KR101754732B1 (ko) | 실시간 모니터링이 가능한 전극팁 검사장치 및 이를 구비한 용접장치 | |
WO2017145518A1 (ja) | レーザ加工機における加工ノズル検査装置及び方法 | |
US20100007733A1 (en) | Optical surveillance device | |
JP6055970B2 (ja) | X線回折装置を用いた表面硬さ評価方法およびx線回折測定装置 | |
JP2002331383A (ja) | 切断監視装置 | |
JP7046360B2 (ja) | アーク溶接チップの消耗状態検査装置及び消耗状態検査方法 | |
JP2001272215A (ja) | ねじの測定方法及びその装置並びにねじ形状合否判定装置 | |
JP2018054430A (ja) | 検査装置及び計測軌道経路生成方法 | |
JP6152323B2 (ja) | 加工装置 | |
JP2014190899A (ja) | X線回折測定装置及びx線回折測定システム | |
JP6252178B2 (ja) | 形状測定装置、姿勢制御装置、構造物製造システム、及び、形状測定方法 | |
JP7005832B2 (ja) | スポット溶接用電極の良否判定装置 | |
JP2019195815A (ja) | 溶接用チップの検査装置及び検査方法 | |
KR101953888B1 (ko) | 결함 분석을 위한 3차원 검사 장비 및 이의 위치 보정 방법 | |
EP4033203B1 (en) | Probe and method for optical measurement of a bore and a countersink | |
JPH11251799A (ja) | 部品認識方法および部品検査、実装方法 | |
JP7280516B2 (ja) | X線回折測定装置 | |
WO2018037485A1 (ja) | 生産用の装置及び生産用の装置の制御方法 | |
JP3792918B2 (ja) | スパークプラグ検査方法及びスパークプラグ製造方法 | |
JPH10281733A (ja) | 肉盛り部品の肉厚測定方法及び装置 | |
JP7464430B2 (ja) | 溶接部の良否判定方法及び溶接部の良否判定装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210217 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220111 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220126 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220301 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220315 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7046360 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |