JP7046125B2 - インモールドラベル付き容器およびインモールドラベル付き容器の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明に係るインモールドラベル付き容器は、外周面において容器軸方向に互いに異なる位置に、容器軸方向に沿う縦断面視において直線状に延びるストレート部と、前記縦断面視において前記ストレート部とは異なる形状をなす異形状部と、が形成された容器本体と、前記容器本体の外周面において、前記ストレート部および前記異形状部にわたって一体に貼着されたインモールドラベルと、を備え、前記異形状部には、周方向の全周にわたって連続して延びる稜線部が容器軸方向に間隔をあけて複数配置され、前記異形状部の下端には、周方向の全周にわたって連続して延びる前記稜線部が配置され、前記容器本体の外周面の下端部に形成されたストレート部において前記インモールドラベルが貼着された部分には、径方向の外側に突出するとともに環状に形成され、このインモールドラベル付き容器の射出成型に用いられる金型における吸引孔の吸引跡としての周条部が形成され、前記異形状部の下端に位置する前記稜線部と前記周条部との容器軸方向の間隔は、容器軸方向に隣り合う前記稜線部同士の間隔よりも狭いことを特徴とする。
ここで第1形成部は、ストレート部を形成する。したがって、この第1形成部に開口する吸引孔からインモールドラベルを吸引することで、例えば、第2形成部に開口する吸引孔からインモールドラベルを吸引する場合などに比べて、インモールドラベルをキャビティの内面に密着させ易くすることができる。その結果、インモールドラベルをキャビティの内面に、高精度に位置決めした状態で配置することができる。これにより、容器本体の外周面にインモールドラベルを精度良く貼着することが可能になり、異形状部とインモールドラベルとの位置ずれを抑え、インモールドラベルにしわが形成されるのを抑えることができる。なお、ストレート部には周条部が形成されるものの、この周条部は、前記しわ等とは異なり、位置や形状、大きさを調整することが可能であり、インモールドラベル付き容器の外観性に与える影響を抑えることができる。
図1および図2に示すように、インモールドラベル付き容器10は、容器本体11と、インモールドラベル12と、を備えている。
胴部13は、全体として下方から上方に向かうに従い漸次拡径する筒状に形成されている。胴部13の上端開口縁には、径方向の外側に向けて突出するフランジ部15が設けられている。胴部13は、容器軸Oに直交する横断面視において、全体として真円形状に形成されている。胴部13の外周面は、容器本体11の外周面を形成している。
周条部24は、ストレート部16においてインモールドラベル12が貼着された部分だけでなく、インモールドラベル12が貼着されていない部分にも形成されている。周条部24は、後述するように吸引跡である。
この製造方法では、図3に示すように、金型30を用いてインモールドラベル付き容器10を射出成型する。
雄型31は、雌型32内に進入する進入突部34を有する。進入突部34は、胴部13の内周面のうち、底部14よりも上側に位置する部分と、底部14の上面と、を形成する。雌型32は、胴部13の内周面のうち、底部14よりも下側に位置する部分および底部14の下面と、胴部13の外周面と、を形成する。
金型30の内面は、第1形成部37と、第2形成部38と、を備えている。第1形成部37は、ストレート部16を形成する。第2形成部38は、異形状部17を形成する。第1形成部37および第2形成部38は、外型36に形成されている。
吸引孔39は、キャビティ33の内面において第1形成部37に開口する。吸引孔39は、外型36に形成されている。吸引孔39は、外型36の全周にわたって設けられている。吸引孔39は、外型36を第1分割型41と第2分割型42とに分割している。
ゲート孔40は、内型35において底部14の下面を形成する部分に開口している。ゲート孔40は、容器本体11を形成する成形材料をキャビティ33に射出する。
その後、インモールドラベル付き容器10から雄型31および雌型32を離脱させることで、インモールドラベル付き容器10を金型30から取り出す。
その結果、インモールドラベル12をキャビティ33の内面に、高精度に位置決めした状態で配置することができる。これにより、容器本体11の外周面にインモールドラベル12を精度良く貼着することが可能になり、異形状部17とインモールドラベル12との位置ずれを抑え、インモールドラベル12にしわが形成されるのを抑えることができる。なお、ストレート部16には周条部24が形成されるものの、この周条部24は、前記しわ等とは異なり、位置や形状、大きさを調整することが可能であり、インモールドラベル付き容器10の外観性に与える影響を抑えることができる。
さらに、ストレート部16が、容器本体11の外周面における下端部に配置されている。したがって、このストレート部16に周条部24が形成されていても、インモールドラベル付き容器10の外観性を一層確保することができる。
なお図4では、凹凸部51が形成されている領域をハッチングしており、凹凸部51の具体的な形態は図6に示している。ただし図6では、周条部24の図示を省略している。
なお図示の例では、第1ストレート部101および第2ストレート部102はいずれも、容器軸Oに直交する横断面視において、正多角形状に形成されている。
11 容器本体
12 インモールドラベル
16 ストレート部
17 異形状部
24 周条部
30 金型
33 キャビティ
37 第1形成部
38 第2形成部
39 吸引孔
O 容器軸
Claims (4)
- 外周面において容器軸方向に互いに異なる位置に、容器軸方向に沿う縦断面視において直線状に延びるストレート部と、前記縦断面視において前記ストレート部とは異なる形状をなす異形状部と、が形成された容器本体と、
前記容器本体の外周面において、前記ストレート部および前記異形状部にわたって一体に貼着されたインモールドラベルと、を備え、
前記異形状部には、周方向の全周にわたって連続して延びる稜線部が容器軸方向に間隔をあけて複数配置され、
前記異形状部の下端には、周方向の全周にわたって連続して延びる前記稜線部が配置され、
前記容器本体の外周面の下端部に形成されたストレート部において前記インモールドラベルが貼着された部分には、径方向の外側に突出するとともに環状に形成され、このインモールドラベル付き容器の射出成型に用いられる金型における吸引孔の吸引跡としての周条部が形成され、
前記異形状部の下端に位置する前記稜線部と前記周条部との容器軸方向の間隔は、容器軸方向に隣り合う前記稜線部同士の間隔よりも狭いことを特徴とするインモールドラベル付き容器。 - 前記容器本体の外周面の下端部に形成されたストレート部は、前記容器本体の外周面の上端部に形成されたストレート部よりも容器軸方向に大きいことを特徴とする請求項1に記載のインモールドラベル付き容器。
- 前記異形状部には、一方向に沿って延びる第1凹溝と、前記一方向に交差する他方向に沿って延びる第2凹溝と、がそれぞれ複数ずつ形成され、
前記第1凹溝および前記第2凹溝はそれぞれ、このインモールドラベル付き容器を径方向から見た正面視において、容器軸方向および周方向の双方に対して傾斜する方向に沿って延び、互いに周方向に反転した形状をなし、
前記異形状部には、前記第1凹溝および前記第2凹溝により、前記正面視で矩形状を呈する単位構成面部が複数区画され、
各前記単位構成面部は、前記正面視で周方向に長い菱形状を呈していることを特徴とする請求項1または2に記載のインモールドラベル付き容器。 - 外周面において容器軸方向に互いに異なる位置に、容器軸方向に沿う縦断面視において直線状に延びるストレート部と、前記縦断面視において前記ストレート部とは異なる形状をなす異形状部と、が形成された容器本体と、
前記容器本体の外周面において、前記ストレート部および前記異形状部にわたって貼着されたインモールドラベルと、を備え、
前記異形状部には、周方向の全周にわたって連続して延びる稜線部が容器軸方向に間隔をあけて複数配置され、
前記異形状部の下端には、周方向の全周にわたって連続して延びる前記稜線部が配置されたインモールドラベル付き容器を、キャビティを有する金型を用いて射出成型するインモールドラベル付き容器の製造方法であって、
前記キャビティの内面において前記ストレート部を形成する第1形成部と、前記異形状部を形成する第2形成部と、にわたって前記インモールドラベルを配置する配置工程と、
前記キャビティの内面において前記第1形成部に開口する吸引孔から前記インモールドラベルを吸引した状態で、前記キャビティに、前記容器本体を形成する成形材料を射出する射出工程と、を有し、
前記射出工程では、前記容器本体の外周面の下端部に形成されたストレート部において前記インモールドラベルが貼着された部分に、前記吸引孔の吸引跡としての周条部が、径方向の外側に突出するとともに環状に、かつ、前記異形状部の下端に位置する前記稜線部と前記周条部との容器軸方向の間隔が、容器軸方向に隣り合う前記稜線部同士の間隔よりも狭くなるように形成されることを特徴とするインモールドラベル付き容器の製造方法。
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