JP2015081144A - 断熱カップ - Google Patents

断熱カップ Download PDF

Info

Publication number
JP2015081144A
JP2015081144A JP2013233468A JP2013233468A JP2015081144A JP 2015081144 A JP2015081144 A JP 2015081144A JP 2013233468 A JP2013233468 A JP 2013233468A JP 2013233468 A JP2013233468 A JP 2013233468A JP 2015081144 A JP2015081144 A JP 2015081144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
sleeve
inner cup
outer periphery
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013233468A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015081144A5 (ja
Inventor
哲也 生駒
Tetsuya Ikoma
哲也 生駒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IKOMA KAGAKU KOGYO KK
Original Assignee
IKOMA KAGAKU KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IKOMA KAGAKU KOGYO KK filed Critical IKOMA KAGAKU KOGYO KK
Priority to JP2013233468A priority Critical patent/JP2015081144A/ja
Publication of JP2015081144A publication Critical patent/JP2015081144A/ja
Publication of JP2015081144A5 publication Critical patent/JP2015081144A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

【課題】PPを含む合成樹脂製のシートにより成形した断熱カップを廉価にて生産、提供する。
【解決手段】開口部11が形成された樹脂製のインナーカップ10と、インナーカップの胴部に被装するスリーブ50とを備えている。インナーカップの胴部外周にエンボス部13を形成し、エンボス部を、凸状菱形部14を構成単位面とする複数個の同一形状の凸状菱形部を連続することによりインナーカップ胴部外周に隆起したパターンとして形成する。スリーブをインナーカップに被装した状態でインナーカップの胴部外周とスリーブの胴部内周との間に空隙部16を形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、断熱カップに関するものである。
従来、ラーメン等の即席食品を包装するための容器として
(1)ポリスチレンペーパー(PSP)製カップ
(2)紙製カップ
(3)ポリプロピレン(PP)製シート成形カップ
等が提案されている。
PSP製カップにあっては、断熱性には優れるものの防湿性、バリヤー性の点で充分ではなく、紙製カップにあっては、断熱性、防湿性、移り香遮断性の点で問題があった。また、PP製シート成形カップにあっては、防湿性、移り香遮断性の点で優れているものの、紙カップ同様断熱性に問題があった。
ところで、近年、地球温暖化や消費者の品質意識の向上などから、即席食品を保存するための断熱カップには食品在庫期間中の防湿対策が求められており、防湿性に優れるPP製シート成形カップの必要性が高まっている
同時に、即席食品容器は、通例、手で胴部を持って、或いは底部に指を掛け持ちながら食べることが多く、胴部や底部の断熱性も必要な要素となっている。
また、販売時の防塵、防湿を目的に外装シュリンクフィルムが施されるが、このシュリンクフィルムを破る際、シュリンクフィルムが容器に密着していると破ることが困難となるため、容器底部に糸尻を形成して糸尻の高さを利用し指で破ることが有効とされている(4mm以上が好ましい)
以上の観点より、即席食品向け容器には防湿性や移り香遮断性に優れたPP製シート成形カップで、胴部及び底部に高温のお湯に対応した断熱性を備え、且つ底部に高い糸尻を備えたものの必要性が生じている。
PP製シート成形カップの胴部の断熱構造として、PP製インナーカップと板紙製スリーブの中間層にコルゲート加工紙やエンボス加工紙を配したものが提案されている。(特許文献1)
また、PP製シート成形カップの底部の断熱構造としてPP製インナーカップ本体の形状により糸尻を形成しているものが提案されている。(特許文献2)
特開平7−81005 特開2008−239160
しかしながら、コルゲート加工紙層やエンボス加工紙層を有する断熱カップにあっては、その構造の複雑さから低速での生産に限られ、また材料費も上乗せとなることにより、断熱カップを廉価に生産できないという問題点があった。
加えて、PP製インナーカップ本体の形状により糸尻を形成するには、その形状の複雑さから金型代が高価である、生産速度が上がらない、原料の使用量が増えるなどの制約から断熱カップを廉価に生産できないという問題点があった。
したがって、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的はPPを含む合成樹脂製のシート(以下、「PP系シート」という。)により成形した断熱カップを廉価にて生産、提供することにある。
本発明の他の目的は、容器の断熱性が高い断熱カップを提供することにある。
本発明のもう一つ他の目的は、圧縮強度(座屈強度)の高い断熱カップを提供することにある。
本発明のもう一つ他の目的は、断熱カップの外周面への印刷による表現の制約がなく、販売者、内容物などの食品表示や商品のアピールなどの点で優れた断熱カップを提供することにある。
本発明のさらにもう一つ他の目的は、利用者がカップの胴部、糸尻のいずれを持っても触れる手に熱さを感じさせない断熱カップを提供することにある。
本発明のさらにもう一つ他の目的は、外装シュリンクフィルムによりカップ全体が被着される場合に、外装シュリンクフィルムを破り取ることが容易な開封性に優れた断熱カップを提供することにある。
本発明に係る断熱カップは、開口部が形成された樹脂製のインナーカップと、該インナーカップの胴部に被装するスリーブとを備えた断熱カップであって、前記インナーカップの胴部外周にエンボス部を形成し、該エンボス部を、凸状菱形部を構成単位面とする複数個の同一形状の凸状菱形部を連続することにより前記インナーカップ胴部外周に隆起したパターンとして形成し、前記スリーブを前記インナーカップに被装した状態で前記インナーカップの胴部外周と前記スリーブの胴部内周との間に空隙部を形成したことを特徴としている。
前記スリーブを前記インナーカップに板紙層を巻装することにより形成し、前記スリーブの下端部を内側に折り込み接着剤を配して一体化させて前記スリーブに折込み部を形成し、該折込み部の内周に前記インナーカップの側面下端外周を当接係合させ、前記折込み部の内周と前記インナーカップの側面下端外周が当接係合した状態で前記折込み部によりカップに糸尻を形成することが好適である。
さらに、カップ全体を外装シュリンクフィルムにより被着することが好適である。
前記凸状菱形部は、中央に頂部が形成され、手で断熱カップの胴部を持つと頂部を備えた前記インナーカップの当該胴部外周と前記スリーブの胴部内周とは点接触し、前記インナーカップより前記スリーブへの熱伝導を少なく抑えこみ断熱に寄与する構成とすることが好適である。
前記インナーカップは、単層ないし2層以上の熱可塑性樹脂シートにより成形することができ、2層以上の積層構造、例えば、最内層、中間層、最外層を持った3層構造に成形することもできる。この場合、素材となる樹脂シートとしてPP製フィラーシート(ポリプロピレン樹脂とポリエチレン(PE)のブレンド品に20〜30%のケイ酸マグネシウムを混入させた中間層と、表裏両層にポリプロピレンとポリエチレンのブレンドの層を有する三層構造のシート)を用いることができる。
本発明に係る断熱カップは、開口部が形成された樹脂製のインナーカップと、該インナーカップの胴部に被装するスリーブとを備えた断熱カップであって、前記スリーブは前記インナーカップに板紙層を巻装することにより形成され、前記スリーブの下端部を内側に折り込み接着剤を配して一体化させて前記スリーブに折込み部を形成し、該折込み部の内周に前記インナーカップの側面下端外周を当接係合させ、前記折込み部の内周と前記インナーカップの側面下端外周が当接係合した状態で前記折込み部によりカップに糸尻が形成され、前記スリーブを前記インナーカップに被装した状態で前記インナーカップの胴部外周と前記スリーブの胴部内周との間に空隙部を形成したことを特徴とする断熱カップとすることもできる。
上記構成を備えた本発明によれば、次ぎの効果を奏する。
(1)PP系シートにより成形したインナーカップの形状を簡易なコップ形状とすることができ、金型代が安価、成型速度の向上、及び原材料使用量の削減などで廉価に生産できる断熱カップが得られる。
(2)容器の断熱性が高い断熱カップが得られる。
(3)圧縮強度(座屈強度)が高く、例えば、倉庫保管時のパレット段積みによるカップの変形を生じにくい断熱カップが得られる。
(4)断熱カップの外周面への印刷による表現の制約がなく、販売者、内容物などの食品表示や商品のアピールなどの点で優れた断熱カップが得られる。
(5)利用者がカップの胴部、糸尻のいずれを持っても触れる手に熱さを感じさせない断熱カップが得られる。
(6)カップ全体が外装シュリンクフィルムにより被着される場合に、外装シュリンクフィルムを破り取ることが容易な開封性に優れた断熱カップが得られる。
本発明の第1の実施例に係る断熱カップの斜視図を示す。 図1に示す断熱カップの中央縦断面略図を示す。 図1に示す断熱カップに形成された糸尻の構成を示す断面拡大略図を示す。 図1に示す断熱カップを構成するインナーカップの正面図を示す。 図1に示す断熱カップを構成するインナーカップの中央縦端面略図を示す。 図4におけるX−X断面一部拡大端面略図を示す。 図4におけるY−Y断面一部拡大端面略図を示す。 本発明の第2の実施例に係る断熱カップの中央縦断面略図を示す。 図8に示す断熱カップを構成するインナーカップの正面図を示す。 図8に示す断熱カップを構成するインナーカップの中央縦端面略図を示す。 比較例1の断熱カップの中央縦端面略図を示す。 比較例1の断熱カップを構成するインナーカップの正面略図を示す。 比較例2の断熱カップの中央縦端面略図を示す。 比較例2の断熱カップを構成するアウターカップの正面図を示す。 比較例2の断熱カップを構成するインナーカップの正面図を示す。
図1〜図3に本発明に係る断熱カップの第1の実施例を示す。また、図4〜図7にこの断熱カップを構成するインナーカップを示す。
これらの図において、断熱カップ1は、インナーカップ10と、蓋材30と、前記インナーカップの胴部に被装される紙製のスリーブ50から構成されている。
インナーカップ10は、PPとPEのブレンドの熱可塑性樹脂シートにより成形されている。また、インナーカップ10は、開口部11を備えるとともに該開口部周縁にフランジ部12が形成されている。
前記インナーカップ10の胴部外周10Aにはエンボス部13が形成されている(図4参照)。このエンボス部13は、凸状菱形部14を構成単位面とする複数個の同一形状の凸状菱形部14,14・・・を連続して形成し、インナーカップ胴部外周に隆起したパターンを形成して構成している。前記スリーブ50をインナーカップ10に被装した状態でインナーカップ10の胴部外周10Aとスリーブ50の胴部内周50Aとの間に空隙部16,16・・・が形成される。
前記凸状菱形部14の中央に頂部15が形成され、手で断熱カップ1の胴部を持つと頂部15を備えたインナーカップ10の当該胴部外周とスリーブ50は点接触しインナーカップ10よりスリーブ50への熱伝導を少なく抑えこみ断熱に寄与する構成としている。前記インナーカップ10の外周上縁部とスリーブ50の内周上縁部は接着される。
前記蓋体30は、前記フランジ部12においてヒートシールされてインナーカップ10を密閉する。
前記インナーカップ10の外側には、前記のとおり、前記スリーブ50が被装され、前記スリーブは板紙層を備え、該板紙層は外筒として前記インナーカップ10に巻装して形成される。かくして、断熱カップ1の外周面への印刷による表現の制約がなく、販売者、内容物などの食品表示や商品のアピールなどの点で優れた断熱カップの形成が可能である。
前記スリーブ50の下端部は内側に折り込まれ接着剤70を配して一体化させてスリーブに折込み部57が形成され、この折込み部の内周にインナーカップの側面下端外周が当接係合し、折込み部の内周とインナーカップの側面下端外周が当接係合した状態で折込み部により断熱カップに糸尻60が形成されている(図3参照)。
断熱カップ1は透明な外装シュリンクフィルム80により被着されている。
したがって、利用者がカップの胴部、糸尻のいずれを持っても触れる手に熱さを感じさせない断熱カップが得られるとともに、スリーブ50の糸尻60は深く形成することができるためカップ全体に被着される外装シュリンクフィルム80を糸尻側から指などでひっかけて破り取ることが容易な開封性の良好な断熱カップが得られる。また、断熱カップ1に強い縦圧縮(フランジ部12と糸尻60との間に加えられる圧縮)の負荷かかってもインナーカップ10の胴部に巻装された板紙層のスリーブ50と、該スリーブの下部に形成された糸尻60により、座屈に十分耐えうる構成となっているため圧縮強度の強い断熱カップが得られる
図8〜図10に本発明に係る断熱カップの第2の実施例を示す。
実施例2に係る断熱カップ101は、
(1)インナーカップ110と、蓋材130と、インナーカップの胴部に被装される紙製のスリーブ150から構成されている点;
(2)インナーカップ110は、PPとPEのブレンドの熱可塑性樹脂シートにより成形されている点;
(3)インナーカップ110は、開口部111を備えるとともに該開口部周縁にフランジ部112が形成されている点;
(4)スリーブ150をインナーカップ110に被装した状態でインナーカップ110の胴部外周110Aとスリーブ150の胴部内周150Aとの間に空隙部116,116・・・が形成されている点;
(5)インナーカップ110とスリーブ150とは接着している点;
(6)蓋体130は、フランジ部112においてヒートシールされてインナーカップ110を密閉している点;
(7)インナーカップ110の外側には、スリーブ150が被装され、スリーブはインナーカップ110に板紙層を巻装することにより形成されている点;
(8)スリーブ150の下端部を内側に折り込み接着剤170を配して一体化させてスリーブに折込み部157を形成し、折込み部の内周にインナーカップの側面下端外周を当接係合させ、折込み部の内周とインナーカップの側面下端外周が当接係合した状態で折込み部により断熱カップに糸尻160が形成されている点;
(9)断熱カップ101は透明な外装シュリンクフィルム180により被着されている点;
は第1の実施例と同じであるが、
(10)インナーカップ110の胴部外周110Aにはエンボス部が形成されていない点;
が第1の実施例と異なる。
したがって、この実施例2に係る断熱カップは、開口部が形成された樹脂製のインナーカップと、該インナーカップの胴部に被装するスリーブとを備えた断熱カップとして形成され、前記スリーブは前記インナーカップに板紙層を巻装することにより形成され、前記スリーブの下端部を内側に折り込み接着剤を配して一体化させて前記スリーブに折込み部を形成し、該折込み部の内周に前記インナーカップの側面下端外周を当接係合させ、前記折込み部の内周と前記インナーカップの側面下端外周が当接係合した状態で前記折込み部によりカップに糸尻が形成され、前記スリーブを前記インナーカップに被装した状態で前記インナーカップの胴部外周と前記スリーブの胴部内周との間に空隙部が形成される。
この実施例2によれば、前記インナーカップ110の外側には、前記スリーブ150が被装され、前記スリーブは板紙層を備え、該板紙層は外筒として前記インナーカップ110に巻装して形成され、断熱カップ101の外周面への印刷による表現の制約がなく、販売者、内容物などの食品表示や商品のアピールなどの点で優れた断熱カップの形成が可能である。
また実施例2によれば、利用者がカップの胴部、糸尻のいずれを持っても触れる手に熱さを感じさせない断熱カップが得られるとともに、スリーブ150の糸尻160は深く形成することができるためカップ全体に被着される外装シュリンクフィルム180を糸尻側から指などでひっかけて破り取ることが容易な開封性の良好な断熱カップが得られる。また、断熱カップ101に強い縦圧縮(フランジ部112と糸尻160との間に加えられる圧縮)の負荷かかってもインナーカップ110の胴部に巻装された板紙層のスリーブ150と、該スリーブの下部に形成された糸尻160により、座屈に十分耐えうる構成となっているため圧縮強度の強い断熱カップが得られる
[断熱カップの圧縮強度試験(座屈強度試験)および断熱性試験]
本発明に係る断熱カップ1,101と比較例1、比較例2の各断熱カップについて、次の試験方法により、圧縮強度試験(座屈強度試験)および断熱性試験を行った。
(比較例1:図11、図12参照)
断熱カップ201は、合成樹脂シートを成形してなるインナーカップ210と内側にエンボス加工を施したスリーブ(紙ラベル)250から構成され、インナーカップにスリーブを装着して二重容器とした断熱カップとして形成されている。インナーカップ210の底部周縁に糸尻260を形成し、糸尻260の内側に上向き傾斜部290を介して略平坦な凹陥部291が形成されている(特許文献2の図4参照)
(比較例2:図13ないし図15参照)
断熱カップ301は、PSにより成形されたインナーカップ310とアウターカップ350を嵌合させた、PS2重構造のカップとして形成されている。インナーカップの胴部中央外周に深い溝を有する縦リブ318が形成されている。紙製の外筒は具備していない。
(圧縮強度試験(座屈強度試験)の測定方法)
断熱カップを圧縮強度測定機に縦置きにセットし、クロスヘッドスピードを50mm/minに設定して縦荷重を加え、断熱カップが座屈したときの荷重を測定した。
(断熱性試験の測定方法)
断熱カップを治具に固定した状態で、断熱カップに一定量(320ミリリットル程度)の沸騰水を入れて蓋体を被せた。フォースゲージを用いて5Nの力で断熱カップを押さえた状態で温度計を起動させ測定を開始した。表面温度センサを一定の圧力で断熱カップの外筒の中央部に押し付け断熱カップの表面温度を測定した。測定開始から3分間のピーク値を測定し、3回同様の試験を行い、3回の平均値をカップ表面温度の測定値とした。
試験結果を表1に示す。
Figure 2015081144
1 断熱カップ
10 インナーカップ
11 開口部
12 フランジ部
13 エンボス部
14 凸状菱形部
15 頂部
16 空隙部
30 蓋体
50 スリーブ
57 折込み部
60 糸尻
70 接着剤
80 シュリンクフィルム
101 断熱カップ
110 インナーカップ
111 開口部
112 フランジ部
116 空隙部
130 蓋体
150 スリーブ
157 折込み部
160 糸尻
170 接着剤
180 シュリンクフィルム

Claims (6)

  1. 開口部が形成された樹脂製のインナーカップと、該インナーカップの胴部に被装するスリーブとを備えた断熱カップであって、
    前記インナーカップの胴部外周にエンボス部を形成し、該エンボス部を、凸状菱形部を構成単位面とする複数個の同一形状の凸状菱形部を連続することにより前記インナーカップ胴部外周に隆起したパターンとして形成し、
    前記スリーブを前記インナーカップに被装した状態で前記インナーカップの胴部外周と前記スリーブの胴部内周との間に空隙部を形成したことを特徴とする断熱カップ。
  2. 開口部が形成された樹脂製のインナーカップと、該インナーカップの胴部に被装するスリーブとを備えた断熱カップであって、
    前記スリーブは前記インナーカップに板紙層を巻装することにより形成され、
    前記スリーブの下端部を内側に折り込み接着剤を配して一体化させて前記スリーブに折込み部を形成し、
    該折込み部の内周に前記インナーカップの側面下端外周を当接係合させ、
    前記折込み部の内周と前記インナーカップの側面下端外周が当接係合した状態で前記折込み部によりカップの糸尻が形成され、
    前記スリーブを前記インナーカップに被装した状態で前記インナーカップの胴部外周と前記スリーブの胴部内周との間に空隙部を形成したことを特徴とする断熱カップ。
  3. 前記スリーブは前記インナーカップに板紙層を巻装することにより形成され、
    前記スリーブの下端部を内側に折り込み接着剤を配して一体化させて前記スリーブに折込み部を形成し、
    該折込み部の内周に前記インナーカップの側面下端外周を当接係合させ、
    前記折込み部の内周と前記インナーカップの側面下端外周が当接係合した状態で前記折込み部によりカップの糸尻が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の断熱カップ。
  4. さらに、外装シュリンクフィルムによりカップ全体が被着されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一項に記載の断熱カップ。
  5. 前記凸状菱形部が、中央に頂部を備えていることを特徴とする請求項1,3,4いずれか一項に記載の断熱カップ。
  6. 前記インナーカップが、単層ないし2層以上の熱可塑性樹脂シートにより成形されていることを特徴とする請求項1ないし5いずれか一項に記載の断熱カップ。
JP2013233468A 2013-10-23 2013-10-23 断熱カップ Pending JP2015081144A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013233468A JP2015081144A (ja) 2013-10-23 2013-10-23 断熱カップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013233468A JP2015081144A (ja) 2013-10-23 2013-10-23 断熱カップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015081144A true JP2015081144A (ja) 2015-04-27
JP2015081144A5 JP2015081144A5 (ja) 2016-02-12

Family

ID=53011963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013233468A Pending JP2015081144A (ja) 2013-10-23 2013-10-23 断熱カップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015081144A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020175961A (ja) * 2020-07-27 2020-10-29 株式会社吉野工業所 インモールドラベル付き容器およびインモールドラベル付き容器の製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0286442U (ja) * 1988-12-21 1990-07-09
JP2003034369A (ja) * 2001-07-26 2003-02-04 Fuji Seal Inc 断熱容器及びその製法
JP2003312635A (ja) * 2002-04-23 2003-11-06 Toppan Printing Co Ltd 紙製断熱カップ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0286442U (ja) * 1988-12-21 1990-07-09
JP2003034369A (ja) * 2001-07-26 2003-02-04 Fuji Seal Inc 断熱容器及びその製法
JP2003312635A (ja) * 2002-04-23 2003-11-06 Toppan Printing Co Ltd 紙製断熱カップ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020175961A (ja) * 2020-07-27 2020-10-29 株式会社吉野工業所 インモールドラベル付き容器およびインモールドラベル付き容器の製造方法
JP7046125B2 (ja) 2020-07-27 2022-04-01 株式会社吉野工業所 インモールドラベル付き容器およびインモールドラベル付き容器の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2746906A1 (en) Takeout food bag
KR20000054854A (ko) 단열 용기
RU2633240C2 (ru) Двухсекционный пластмассовый контейнер и упаковка для пищевых продуктов, включающая в себя такие контейнеры
US20120205430A1 (en) Disposable insulated container and method of making
JP2005008153A (ja) 合成樹脂製壜体
WO2015145601A1 (ja) 複合容器および複合容器の積み重ね構造
JPH11321936A (ja) 断熱容器
CN201592846U (zh) 一种浅装食品密封盒
JP2015081144A (ja) 断熱カップ
AU2013206023B2 (en) An improved composite cup structure
JP3953992B2 (ja) 断熱性紙製容器
JP5939569B2 (ja) 複合容器
RU2680502C2 (ru) Лоток
JP3967129B2 (ja) 断熱紙容器
CN202124155U (zh) 折叠成型的一次性纸杯
JP5740148B2 (ja) 保冷容器
JP5195050B2 (ja) 紙製缶容器用オーバーキャップ
KR20110097105A (ko) 홀더가 있는 일회용 컵
CN208412738U (zh) 一种用于食品包装的一次性包装盒
CN202754284U (zh) 奶片一体化包装盒
JP2003128104A (ja) 紙製の多角形かぶせ蓋
TWI545060B (zh) Composite cup structure improved
CN205293516U (zh) 一种食品包装袋
JP2014084175A (ja) 断熱カップ
JP2000007057A (ja) 断熱容器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151125

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160906

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170307