JP7044691B2 - オプション受けおよび身体支持装置 - Google Patents
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Description
本発明の第1実施形態に係る身体支持装置10を、図1から図7に基づいて以下に説明する。
図1に示す本実施形態の身体支持装置10は、例えば、介護用ベッド等として利用できるベッドであり、床面上に設置されている。なお、身体支持装置10に関しては、例えば特願2016-009816号(発明の名称:連結フレームおよびこれを備えるベッド装置、出願日:2016年1月21日)の内容を援用する。この特許出願は、この援用によりその全体が組み込まれる。
身体支持装置10を第3方向Zに沿って平面視した場合に、身体支持装置10は、第1方向Xよりも、第1方向Xに直交する第2方向Yに短い。第1方向Xは、身体支持装置10上に横たわる被介護者の身長の方向となる。
ボトム11は、背ボトム(Back section)21と、腰ボトム(Seat section)22と、脚ボトム(Leg section)23と、を備えている。これらの背ボトム21、腰ボトム22および脚ボトム23は、第1方向Xに沿ってこの順に並んでいる。背ボトム21は、被介護者の背を支える。腰ボトム22は、被介護者の腰を支える。脚ボトム23は、被介護者の脚を支える。
図4に示すように、足ボトム25は、複数のパネル26と、エッジ27と、を備えている。
パネル26は、第1方向Xよりも第2方向Yに長い。パネル26は、第1方向Xに複数(図示の例では4つ)配置されている。図5に示すように、各パネル26は、第2方向Yに延びる上面26aと、上面26aにおける第2方向Yの両端部から下方に延びる一対の側面26bと、を備えている。各パネル26における第1方向Xの中央部は、第1方向Xの端部に比べて、第3方向Zに窪んでいる。すなわち、各パネル26の上面26aにおける第1方向Xの中央部には、第2方向Yに延びる窪み26cが設けられている。
またパネル26の形状も、上記形状に限られない。例えば、パネル26が第2方向Yより第1方向Xに長くてもよい。更に足ボトム25(ボトム11)が、パネル26に代えて、被介護者の身体を支持できる程度の強度を具備する網体(金網)を備えていてもよい。
図1に示すように、架台12は、床面に設置されるベースフレーム31と、ボトム11を支持する図示しないメインフレームと、ベースフレーム31に対してメインフレームを昇降させる図示しない昇降機構と、背ボトム21を移動させる図示しない背上げ機構と、脚ボトム23を移動させる図示しない膝上げ機構と、メインフレームを第1方向Xに挟んで配置されたボード34、35と、を備えている。
背上げ機構は、JIS T 9254:2015に記載された背上げ機能を、身体支持装置10に実装させている。
膝上げ機構は、JIS T 9254:2015に記載された膝上げ機能を、身体支持装置10に実装させている。
ボード34、35は、背ボトム21に並んで配置されたヘッドボード34と、脚ボトム23に並んで配置されたフットボード35と、を備えている。
フットレスト40は、被介護者が尖足になることを防止する。なお、フットレスト40に関しては、例えば特願2012-096123号(発明の名称:ベッド用フットレスト、出願日:2012年4月19日)の内容を援用する。この特許出願は、この援用によりその全体が組み込まれる。フットレスト40は、いわゆる尖足板である。
図1から図3に示すように、フットレスト40は、ボトム11に取り付けられるオプション受け41と、オプション受け41に取り付けられるパネル42(オプション)と、パネル42を覆うクッションパッド43と、を備えている。
図2から図4に示すように、オプション受け41は、パネル42が装着される第1部品70と、第1部品70をボトム11に固定する第2部品50と、を備えている。第1部品70は、第2方向Yに一対配置されている。一対の第1部品70には、共通のパネル42が取り付けられる。
図2および図3に示すように、第1部品70は、第2方向Yに一対配置されている。各第1部品70は、第1部材71と、第2部材72と、を備えている。
第1部材71は、ボトム11上に配置される板材73と、板材73の上方に配置されるパイプ材74と、板材73とパイプ材74とを連結するフレーム材75と、を備えている。板材73は、ボトム11の上面に載置される。板材73は、マットレス13とボトム11との間に配置される。板材73およびパイプ材74は、第1方向Xに延びる。板材73は、平板状に形成されている。
図4に示すように、第2部品50は、一対の第1部品70をボトム11に固定し、身体支持装置10用のパネル42を身体支持装置10に取り付ける。本実施形態では、1つの第2部品50が一対の第1部品70の両方をボトム11に固定するのではなく、複数の第2部品50が各第1部品70を個別にボトム11に固定する。第2部品50は、各第1部品70に対して第1方向Xに複数配置されている。第2部品50は、マットレス13によって覆われる。各第2部品50は、ボトム11に配置される第1部材51と、第1部材51に対して回転してボトム11に接触する第2部材52と、第1部材51と第2部材52とを連結する軸53と、を備える。
第1面56は、第2面54から第3方向Zに沿って下方に延びている。第1面56は、通気口26dを通してボトム11の上面26aの下方に進入している。第1面56は、第2方向Yに並ぶ複数の通気口26dのうち、最も端に位置する通気口26dに配置される。
第2部材52の第2端部52bには、切り欠き52cが設けられている。切り欠き52cは、第1部分52dと、第2部分52eと、を備えている。第2部材52を第1方向Xから見た側面視において、第1部分52dは、第2方向Yに直線状に延び、第2部分52eは、第3方向Zに直線状に延びている。第2部分52eは、第3方向Zに対して傾斜している。第2部材52がボトム11に接触した状態で、切り欠き52cの第1部分52dは、ボトム11の上面26aにおける通気口26dの開口周縁部上に配置される。通気口26dには、第2部材52のうち、切り欠き26cの第1部分52dより下方に位置する部分が配置されている。
上記オプション受け41をボトム11に取り付けるときには、一対の第1部品70をそれぞれボトム11に配置し、これらの第1部品70を、第2部品50によってボトム11に固定する。このとき作業者は、マットレス13をボトム11から完全に取り外して作業しもよい。また作業者は、マットレス13の端部をめくりあげ、第1部品70および第2部品50を、マットレス13とボトム11との間に差し込んで作業してもよい。
第1部材51が、第1面56を更に備えている。したがって、第2部品50がボトム11に対して相対的に変位しようとするときに、例えば、第1面56が通気口26dの内周面に突き当たること等により、この変位を抑制することができる。
以上より、第2部品50をボトム11に対してより高精度に位置決めすることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る身体支持装置10Aを、図8および図9を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図8および図9に示すように、第2部品90は、第1部品70がボトム11から意図せずに外れることを規制する。第2部品90は、第2方向Yに離れて配置された第1部材91および第2部材92と、第1部材91および第2部材92を連結する第3部材93と、を備えている。
第1面96は、第2面94から第3方向Zに沿って下方に延びている。第1面96は、通気口26dを通してボトム11の上面26aの下方に進入している。第1面96は、第2方向Yに並ぶ複数の通気口26dのうち、最も端に位置する通気口26dに配置される。
第2部品50や第2部品90が、通気口26dとは異なる開口に配置されてもよい。
例えば、オプション受け41が、サイドサポートに用いられてもよい。前記サイドサポートは、ボトム11の第2方向Yの端部に設けられる。前記サイドサポートは、クッション性を具備しており、ボトム11からわずかに上方に突出する。前記サイドサポートは、ボトム11上の被介護者が第2方向Yに寝返りをうって、被介護者が第2方向Yの端部に移動したときに被介護者に接触する。これにより、被介護者は、自身が第2方向Yの端部に到達したことを気付き、被介護者のボトム11(マットレス13)からの転落が抑制される。
オプション受け41が、足ボトム25とは異なるボトム11(例えば、背ボトム21や腰ボトム22、膝ボトム24)に取り付けられてもよい。
11 ボトム
11a 第1領域
11b 第2領域
26d 通気口(開口)
41 オプション受け
42 パネル(オプション)
50 第2部品
51 第1部材
52 第2部材
54 第2面
55 第3面
56 第1面
70 第1部品
90 第2部品
91 第1部材
92 第2部材
Y 第2方向(一方向)
Claims (7)
- 身体支持装置のボトムにオプションを取り付けるオプション受けであって、
前記オプションが固定される一対の第1部品と、
前記一対の第1部品を前記ボトムに固定する第2部品と、を備え、
前記第1部品は、
前記ボトム上に配置される板材と、
前記板材から上方に延びるフレーム材と、を備え、
前記第2部品は、前記ボトムの開口の内周縁の一部であり互いに向かい合う第1領域および第2領域それぞれに接触する第1部材および第2部材を備え、
前記第1部材は、前記第1部品を前記ボトムに固定し、
前記第2部材は、前記第1部材に連結され、前記第1部材に対して相対的に変位できるオプション受け。 - 前記第1部材と前記第2部材とは、軸回りに相対的に回転する請求項1に記載のオプション受け。
- 前記第1部材と前記第2部材とは、互いに離れる向きに付勢される請求項1に記載のオプション受け。
- 前記第1部材は、
前記開口に配置され前記第1領域に接触する第1面と、
前記第1面から突出し、前記ボトムを挟んで互いに対向する第2面および第3面と、を備える請求項1から3のいずれか1項に記載のオプション受け。 - 前記第2部品は、前記ボトム上に配置されるマットレスによって覆われる請求項1から4のいずれか1項に記載のオプション受け。
- 前記一対の第1部品に、共通の前記オプションが固定される請求項1から5のいずれか1項に記載のオプション受け。
- 開口が形成されたボトムと、
請求項1から6のいずれか1項に記載のオプション受けと、
前記オプション受けにより前記ボトムに取り付けられたオプションと、を備える身体支持装置。
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