JP7044615B2 - X線管 - Google Patents

X線管 Download PDF

Info

Publication number
JP7044615B2
JP7044615B2 JP2018077001A JP2018077001A JP7044615B2 JP 7044615 B2 JP7044615 B2 JP 7044615B2 JP 2018077001 A JP2018077001 A JP 2018077001A JP 2018077001 A JP2018077001 A JP 2018077001A JP 7044615 B2 JP7044615 B2 JP 7044615B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anode
housing
cover
ray tube
cover electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018077001A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019186093A (ja
Inventor
淳 石井
務 稲鶴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hamamatsu Photonics KK filed Critical Hamamatsu Photonics KK
Priority to JP2018077001A priority Critical patent/JP7044615B2/ja
Priority to KR1020190041836A priority patent/KR20190119530A/ko
Priority to US16/380,105 priority patent/US10825638B2/en
Priority to CN201910289408.8A priority patent/CN110379696A/zh
Publication of JP2019186093A publication Critical patent/JP2019186093A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7044615B2 publication Critical patent/JP7044615B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/04Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
    • H01J35/08Anodes; Anti cathodes
    • H01J35/112Non-rotating anodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/04Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/04Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
    • H01J35/08Anodes; Anti cathodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/16Vessels; Containers; Shields associated therewith
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2235/00X-ray tubes
    • H01J2235/16Vessels
    • H01J2235/165Shielding arrangements

Landscapes

  • X-Ray Techniques (AREA)

Description

本発明の一形態は、X線管に関する。
特許文献1~3は、X線管に関する技術を開示する。特許文献1の技術は、X線管を構成する部品の組み立て精度の向上に関する。特許文献2の技術は、X線管構造の単純化による放電発生の抑制に関する。特許文献3の技術は、X線量の制御の高精度化に関する。
特許第4068322号公報 特許第4712727号公報 特開昭57-25660号公報
特許文献1~3のX線管は、筐体と陽極との間に電位差を有する。この電位差によって、電子銃から発せられた電子は陽極に設けられたターゲットに導かれる。電位差を発生させるために、陽極には高電圧が印可される。この高電圧の印可により、陽極の周囲には強い強度を有する電界が生じるので、陽極と筐体との間で不要な放電が生じやすくなる。
そこで本発明は、放電の発生を抑制し得るX線管を提供することを目的とする。
本発明の一形態であるX線管は、電子を受けてX線を発生するターゲットを含むと共に軸線の方向に延びる本体部を有する棒状の陽極と、ターゲットが配置された陽極の先端側を収容すると共に筐体連結部によって陽極の基端側が固定される真空筐体と、真空筐体の内部に配置されると共にカバー連結部によって陽極に連結され、筐体連結部を包囲するカバー電極と、を有し、陽極は、本体部の表面から軸線と交差する方向に突出する鍔部を備え、カバー連結部は、鍔部よりも陽極の基端側に配置される。
真空筐体内に生じる電界の状態は、各部材の固定部の表面形状の影響を受け得る。ここで、このX線管では、陽極を真空筐体に固定する筐体連結部は、カバー電極によって包囲される。一方、カバー電極は、カバー連結部によって陽極に固定され、カバー連結部は、陽極に設けられた鍔部よりも陽極における基端側に配置される。よって、これらの固定部は電極によって覆われるため、電界に及ぼす影響を緩和することができる。その結果、局所的に電界強度が強まることが抑制されるので、放電の発生を抑制できる。
上記のX線管において、鍔部とカバー電極とが当接してもよい。この構成によれば、鍔部及びカバー電極が近接するため、その周囲の電界が安定しやすくなる。
上記のX線管において、鍔部の外面は、真空筐体の内部空間に露出する第1主面を含み、カバー電極の外面は、真空筐体の内部空間に露出する第2主面を含み、第1主面及び第2主面は、同一の仮想曲面に含まれてもよい。この構成によれば、鍔部とカバー電極との境界を円滑にすることで、境界部分が電界に及ぼす影響を緩和できる。その結果、局所的に電界強度が強まることがさらに抑制されるので、放電の発生をいっそう抑制できる。
上記のX線管において、カバー連結部は、カバー電極によって包囲されてもよい。この構成によれば、カバー連結部の周囲の電界をより安定化させることができる。
上記のX線管において、カバー連結部は、カバー電極を鍔部に対して接合してもよい。この構成によれば、カバー連結部を鍔部で覆いつつ、カバー電極を安定に固定することができる。
上記のX線管において、筐体連結部は、真空筐体に固定される筐体連結部材と、陽極に固定される陽極連結部材と、を含み、陽極連結部材は、筐体連結部材に対して固定されてもよい。この構成によれば、真空筐体と陽極との連結において生じ得る内部応力を、筐体連結部材及び陽極連結部材によって負担することが可能になる。従って、真空筐体及び陽極において不要な変形や応力が発生することを抑制できる。
上記のX線管において、真空筐体は、軸線に沿って内側に向けて延びる円筒部を含み、円筒部の内部と真空筐体の内部とは、円筒部の一方の端部に設けられた陽極及び筐体連結部によって互いに隔てられ、陽極連結部材を筐体連結部材に接合した部分は、円筒部の内部に配置されてもよい。この構成によれば、陽極連結部材を筐体連結部材に接合した部分は、円筒部の内部に配置される。従って、円筒部の内部にまで外部からの冷却媒体が入り込みやすく、陽極に発生した熱を効率よく排出することができる。
本発明によれば、放電の発生を抑制し得るX線管が提供される。
X線管の構成を示す断面図である。 筐体連結部及びカバー連結部を拡大して示す断面図である。 第1変形例に係る筐体連結部及びカバー連結部を拡大して示す断面図である。 第2変形例に係る筐体連結部及びカバー連結部を拡大して示す断面図である。 第3変形例に係る筐体連結部及びカバー連結部を拡大して示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、「上」、「下」等の所定の方向を示す語は、図面に示される状態に基づいており、便宜的なものである。
X線管3の構成について説明する。図1に示されるように、X線管3は、いわゆる反射型X線管と呼ばれるものであり、内部を真空に保持する真空外囲器としての真空筐体10と、電子発生ユニットとしての電子銃11と、ターゲットTとを備えている。電子銃11は、例えば、高融点金属材料等からなる基体に易電子放射物質を含浸させたカソードCを有する。また、ターゲットTは、例えば、タングステン等の高融点金属材料からなる板状部材である。ターゲットTの中心は、X線管3の管軸AX上に位置している。電子銃11及びターゲットTは、真空筐体10の内部に収容されており、電子銃11から出射された電子がターゲットTに入射するとX線が発生する。発生したX線は、X線出射窓33aを介して外部に照射される。
真空筐体10は、主として、絶縁性材料(例えばガラス)により形成された絶縁バルブ12と、X線出射窓33aを有する金属部13とから構成されている。金属部13は、陽極となるターゲットTが収容される本体部31(金属筐体部)と、陰極となる電子銃11が収容される電子銃収容部32とを有する。
本体部31は、筒状に形成されており、内部空間Sを有している。本体部31の一端部(外側端部)には、X線出射窓33aを有する蓋板33が固定されている。X線出射窓33aの材料は、X線透過材料であって、例えばベリリウムやアルミニウム等である。蓋板33によって、内部空間Sの一端側が閉鎖されている。本体部31は、フランジ部311と、円筒部312と、テーパ部313とを有する。フランジ部311は、本体部31の外周に設けられており、X線発生装置に固定される部分である。円筒部312は、本体部31の一端部側において円筒状に形成された部分である。
電子銃収容部32は、円筒状に形成されており、本体部31の一端部側の側部に固定されている。本体部31の中心軸線(すなわち、X線管3の管軸AX)と電子銃収容部32の中心軸線とは、略直交している。電子銃収容部32の内部は、電子銃収容部32の本体部31側の端部に設けられた開口32aを介して、本体部31の内部空間Sと連通している。
電子銃11は、カソードCと、ヒータ111と、第1グリッド電極112と、第2グリッド電極113とを備えており、各構成の協働によって発生する電子ビームの径を小さくすること(微小焦点化)ができる。カソードC、ヒータ111、第1グリッド電極112及び第2グリッド電極113は、それぞれ平行に延びる複数の給電ピン114を介して、ステム基板115に取り付けられている。カソードC、ヒータ111、第1グリッド電極112及び第2グリッド電極113は、それぞれに対応する給電ピン114を介して外部から給電される。
絶縁バルブ12は、略筒状に形成されている。絶縁バルブ12の一端側は、本体部31に接続されている。一方、絶縁バルブ12の他端側には、内方に向けて延びる円筒状の内筒部12aが設けられている。つまり、絶縁バルブ12の他端部は、Z方向から見た絶縁バルブ12の中央部に孔部が画成されるように、全周にわたって内側に折り返されている。
絶縁バルブ12の内筒部12aは、筐体連結部15(固定部)を介して、陽極61(ターゲットTが先端側に固定されたターゲット支持部60)を保持している。ターゲット支持部60は、例えば銅材等により棒状の円柱状に形成されており、Z方向に延在している。ターゲット支持部60の先端側には、絶縁バルブ12側から本体部31側に向かうにつれて電子銃11から遠ざかるように傾斜する傾斜面60aが形成されている。ターゲットTは、傾斜面60aと面一になるように、ターゲット支持部60の端部に埋設されている。
ターゲット支持部60(陽極61)の基端側の先端部である基端部60bは、絶縁バルブ12の下端部(すなわち、折り返し位置)よりも外側に突出しており、図示しない電源部に接続されている。本実施形態では、真空筐体10(金属部13)が接地電位とされており、陽極61(ターゲット支持部60)にプラスの高電圧が供給されるが、それとは異なる電圧印加形態を用いても良い。
ターゲット支持部60(陽極61)の基端側には、基端部60b側から順に、円柱状に延びる円柱部60c、第1拡径部60d、第2拡径部60e及び第3拡径部60f(鍔部)が形成され、先端側(傾斜面60a側)に向かって延びる延在部60kへとつながっている。第1拡径部60dは、円柱部60cよりも外径(管軸AXに垂直な方向の断面の径)が拡大された円柱状(リング状)の部分である。第2拡径部60eは、第1拡径部60dよりも外径が更に拡大された円柱状(リング状)の部分である。第3拡径部60fは、第2拡径部60eよりも外径が更に拡大された円柱状(リング状)の部分であり、ターゲット支持部60(陽極61)の中で最大の外径を有する。特に本実施形態においては、絶縁バルブ12の内筒部12aの内径(ターゲット支持部60(陽極61)の基端側が挿通される絶縁バルブ12の中央部の孔部の径)よりも大きな外径を有するが、必ずしもそれを満たす必要はない。
筐体連結部15は、金属等からなる。筐体連結部15は、陽極61(ターゲット支持部60)を絶縁バルブ12の他端部(内筒部12aの上端部)に対して固定するための部材として、第1固定部16と、第2固定部17とを有している。第1固定部16は、円筒状の部材である。第1固定部16の内径は、第1拡径部60dの外径と略一致している。第1固定部16の外径は、第2拡径部60eの外径と略一致している。第1固定部16の一端部には、第1拡径部60dが挿通されている。この状態で、第1固定部16は、ターゲット支持部60(陽極61)に固定されている。
第2固定部17は、第1固定部16の外径と略一致する内径を有する内筒部17aと、絶縁バルブ12の内筒部12aと略同径の外筒部17bと、内筒部17aの上端と外筒部17bの上端とを接続し、Z方向から見て円環状の接続部17cとを有する。外筒部17bの下端部は、絶縁バルブ12の他端部(内筒部12aの上端部)の端面に差し込まれるように融着されている。この状態で、内筒部17aは、絶縁バルブ12に固定されている。一方、内筒部17aには、内筒部17aの下端位置と第1固定部16の下端位置とが略一致するように、ターゲット支持部60(陽極61)に固定された第1固定部16が挿通されている。この状態で、第1固定部16と内筒部17aとを接合している。このようにして、陽極61(ターゲット支持部60)は、第1固定部16及び第2固定部17を介して、絶縁バルブ12の他端部に固定されている。
また、筐体連結部15は、カバー電極19を陽極61(ターゲット支持部60)に対して固定するための部材として、第3固定部18(カバー連結部)を有している。カバー電極19は、絶縁バルブ12の内筒部12aと第2固定部17の外筒部17bとの融着部分(接合部分)を外方から覆うように包囲する電極部材である。カバー電極19は、特に発生しやすい上記融着部分への放電による絶縁バルブ12の損傷を防止するために設けられる。カバー電極19は、第3拡径部60fの下面に当接するリング部19aと、カバー電極19の包囲面(外周面)を構成する外周部19bとを有している。リング部19aの内径は、第2拡径部60eの外径と略一致している。リング部19aには、第2拡径部60eが挿通されている。第3固定部18は、円筒状の部材である。第3固定部18の内径は、第2拡径部60eの外径と略一致している。第3固定部18は、第2拡径部60e及び第1固定部16の一部に嵌め込まれている。すなわち、第2拡径部60e及び第1固定部16の一部は、第3固定部18に挿通されている。リング部19aは、第3固定部18によって第3拡径部60fに対して押さえ込まれている。このようにして、カバー電極19は、第3固定部18を介して、陽極61(ターゲット支持部60)に固定されている。
以下、図2を参照しながら、陽極61と真空筐体10との筐体連結部15についてさらに詳細に説明する。また、内周面とは管軸AX側の面であり、外周面は管軸AX側と反対側の面とする。
筐体連結部15は、第1固定部16(陽極連結部材)と、第2固定部17(筐体連結部材)と、を有する。第1固定部16は、ロウ付けや溶接等による接合部B1によって陽極61(ターゲット支持部60)に対して固定されている。一方、第2固定部17は、絶縁バルブ12に対して固定されている。そして、第1固定部16は、第2固定部17に対してロウ付けや溶接等による接合部B2によって固定されている。このような構造によって、陽極61(ターゲット支持部60)が絶縁バルブ12に固定されている。この筐体連結部15によれば、真空筐体10の外部に露出された円柱部60cの長さを長くすることができる。円柱部60cには、外部からの冷却媒体(例えば絶縁オイル)が接触することができる。つまり、熱移動に供する接触面積が増えるので、陽極61(ターゲット支持部60)から熱を効率よく移動させることができる。
第1固定部16は、円筒形状の部品である。第1固定部16の端部16aには、第1拡径部60dが差し込まれる。端部16aは、陽極61(ターゲット支持部60)の端面60gに当接する。この当接によって、管軸AXにおける陽極61(ターゲット支持部60)に対する第1固定部16の位置が決まる。第1固定部16と第1拡径部60dとの間には、ロウ付けや溶接等による接合部B1が設けられる。つまり、第1固定部16は、第1拡径部60dに対して固定されている。
管軸AXに沿った第1固定部16の長さは、管軸AXに沿った第1拡径部60dの長さより長い。従って、第1固定部16は、端面60hよりも基端部60b側に突出する。つまり、第1固定部16の内周面は、第1拡径部60dと対面する部分と、円柱部60cと対面する部分と、を含む。円柱部60cは、第1拡径部60dよりも外径が小さい。従って、第1固定部16と円柱部60cとの間には、隙間D1が形成される。この隙間D1によれば、陽極61(ターゲット支持部60)と外部からの冷却媒体(例えば絶縁オイル)との接触面積が増える。従って、陽極61(ターゲット支持部60)から冷却媒体へ熱が移動しやすくなる。
第2固定部17は、内筒部17aと、外筒部17bと、接続部17cと、を有する一体の部品である。
内筒部17aは、円筒形状の部分である。端部17a1は、接続部17cと連続する。内筒部17aには、第1固定部16が差し込まれる。具体的には、第1固定部16の端部16bは、内筒部17aの端部17a1から差し込まれる。そして、第1固定部16の端部16bは、内筒部17aの端部17a2と略面一である。つまり、内筒部17aの内周面は、その全てにおいて第1固定部16の外周面と対面する。一方、内筒部17aの外周面は、外筒部17b及び絶縁バルブ12の内筒部12aに対面する。例えば、内筒部17aの径は、絶縁バルブ12の内筒部12aの径より小さいので、内筒部17aと絶縁バルブ12の内筒部12aとの間には、隙間D2が形成される。
外筒部17bは、円筒形状の部分である。外筒部17bの一方の端部17b1は、接続部17cと連続する。端部17b2には、絶縁バルブ12の端部12a1が接続される。より詳細には、外筒部17bの径方向の大きさは、絶縁バルブ12の内筒部12aの大きさに対応する。つまり、外筒部17bの端部17b2は、絶縁バルブ12の内筒部12aの端部12a1と対面する。そして、端部17b2は、絶縁バルブ12に融着されている。具体的には、端部17b2は、絶縁バルブ12の端面に埋め込まれるように固定されている。従って、外筒部17bの肉厚は、絶縁バルブ12の肉厚よりも薄い。
端部17a2は、第1固定部16の端部16bとの接続部分である。当該接続部分には、例えば接合部B2が形成される。そして、接続部分は、絶縁バルブ12の内筒部12aの内側において、開口側に位置するので、接続作業の作業性が向上する。
ところで、陽極61(ターゲット支持部60)には、基端部60bを介して外部の電源部から高い電圧が印可される。この電圧に起因して、陽極61(ターゲット支持部60)の周囲には強い電界が生じる。第1固定部16及び第2固定部17は、金属製の部品である。従って、これらの第1固定部16及び第2固定部17にも高い電圧が印加される。つまり、筐体連結部15の周囲には、放電しやすい状態が発生し得る。電界の分布は、筐体連結部15などの形状の影響を受ける。例えば、直角状の角部では、電界の強さが高まりやすい。そうすると、筐体連結部15が有する角部の近傍では、電界の強さが高まりやすい。例えば、第2固定部17における外筒部17bと接続部17cの角部付近の空間では、電界の強さが高まりやすい。電界の強さが高まると、放電が発生する可能性が増加する。そこで、これらの形状の周囲における電界の強さを緩和するために、カバー電極19が設けられている。カバー電極19は、陽極61(ターゲット支持部60)に対して固定されていると共に、電気的にも接続されている。従って、カバー電極19は、陽極61(ターゲット支持部60)及び筐体連結部15と同電位である。
カバー電極19は、円筒形状を有する部品である。より詳しくは、円筒形状の基端側と、略円錐状に縮径する先端側とが滑らかに接続された外形を有し、略同形状の内部空間S1を有している。カバー電極19の先端部(リング部19a)は、陽極61(ターゲット支持部60)と当接する。さらに、リング部19aは、陽極61(ターゲット支持部60)に対してカバー連結部70によって固定されている。
リング部19aとは逆側の基端部19cは、開口19c1を有する。他方の基端部19cの位置は、管軸AXの方向において、第1固定部16の端部16bよりも基端部60b側である。同様に、基端部19cの位置は、管軸AXの方向において、第2固定部17の端部17a2よりも基端部60b側である。つまり、第1固定部16及び第2固定部17は、カバー電極19の内部空間S1の内部に位置する。その結果、筐体連結部15の全体は、カバー電極19の内部空間S1の内部に位置する。
要するに、カバー電極19は、筐体連結部15を覆っている。
カバー電極19は、リング部19aに設けられた開口19a1を有する。開口19a1には、陽極61(ターゲット支持部60)の第2拡径部60eが差し込まれる。そして、開口19a1を囲むリング部19aの主面19a2は、リング状の平面であり、第3拡径部60fの裏面(ターゲット支持部60の基端側の面)60f1と面接触した状態で当接する。この裏面60f1へのリング部19aの当接によって、管軸AXの方向におけるカバー電極19の陽極61(ターゲット支持部60)に対する位置が決まる。つまり、第3拡径部60fの裏面60f1は、カバー電極19の位置決め部を構成する。
管軸AXの方向から見たとき、裏面60f1の形状は、第2拡径部60eを囲む環状の平面である。管軸AXの方向から見たリング部19aの形状は、この裏面60f1の形状に対応する。具体的には、裏面60f1の内径(つまり、第2拡径部60eの外径)は、リング部19aの内径(つまり開口19a1の内径)と略等しい。また、裏面60f1の外径(つまり第3拡径部60fの最大外径)は、リング部19aの外径と略等しい。ここで、リング部19aの外径とは、管軸AXからリング部19aとカバー電極19の表面19fとが連続する部分までの長さを言う。従って、リング部19aは、第3拡径部60fから管軸AXと交差する方向に突出しない。換言すると、第3拡径部60fは、カバー電極19との境界において、カバー電極19の表面19fと略連続的な円滑面を形成する(同一の仮想曲面に含まれる)ような表面60f2(第1主面)を有する。より具体的には、管軸AXに沿った方向の断面において、第3拡径部60fは、その表面60f2(第1主面)が、陽極61(ターゲット支持部60)の延在部60kの表面から突出して裏面60f1に至るまでの形状変化が略連続的な円滑面となるように形成されており、陽極61(ターゲット支持部60)の表面から滑らかに突出する突起を、その突出方向に沿って、所望の位置で割断したような形状である。
次に、カバー電極19を陽極61(ターゲット支持部60)に取り付けるカバー連結部70について説明する。カバー電極19は、カバー連結部70を構成する第3固定部18によって陽極61(ターゲット支持部60)に対して固定されている。第3固定部18は、円筒形状を有する部品である。第3固定部18の端部18aには、陽極61(ターゲット支持部60)の第2拡径部60eが差し込まれる。そして、端部18aは、リング部19aの裏面19a3に当接する。
管軸AXの沿った第3固定部18の長さは、管軸AXに沿った第2拡径部60eの長さよりも長い。従って、第3固定部18の内周面は、第2拡径部60eの外周面に接する部分と、第1固定部16の外周面に接する部分と、を含む。第3固定部18の端部18bは、この第1固定部16に対してロウ付けや溶接等による接合部B3により固定されている。第3固定部18の端部18bは、第1拡径部60dの下端面よりも基端部60b側に突出する。しかし、第3固定部18の端部18bは、第2固定部17とは接しない。具体的には、第3固定部18の端部18bは、接続部17cから管軸AXの方向に離間している。なお、第3固定部18の端部18bは必ずしも第1拡径部60dの下端面よりも基端部60b側に突出する必要はなく、第1拡径部60dと対向する位置にあってもよい。
ここで、第3固定部18の内径は、リング部19aの開口19a1の内径と略等しいため、第3固定部18の外径は、リング部19aの開口19a1の内径よりも大きい。従って、第3固定部18の端部18aは、リング部19aの裏面19a3に当接する。そうすると、リング部19aの開口19a1側の縁部は、第3拡径部60fの裏面60f1と第3固定部18の端部18aとに挟まれる。カバー電極19は、この挟持構造によって、第3拡径部60f(鍔部)よりも陽極61の基端側(基端部60b側)において、ターゲット支持部60に対して固定される。換言すると、実施形態のカバー連結部70は、カバー電極19が陽極61(ターゲット支持部60)に対して直接にロウ付けや溶接などの接合により固定されるものではない。なお、カバー連結部70は、この構造に限定されない。その他のカバー連結部70については後述する。
[作用効果]
以下、実施形態に係るX線管3の作用効果について説明する。
X線管3は、電子を受けてX線を発生するターゲットTを含むと共に管軸AXの方向に延びる本体部を備えた棒状の陽極61(ターゲット支持部60)と、ターゲットTが配置された陽極61(ターゲット支持部60)の先端側を収容すると共に筐体連結部15によって陽極61(ターゲット支持部60)の基端側が固定される真空筐体10と、真空筐体10の内部に配置されると共にカバー連結部70によって陽極61(ターゲット支持部60)に連結され、筐体連結部15を包囲するカバー電極19と、を備える。陽極61(ターゲット支持部60)は、本体部の表面から管軸AXと交差する方向に突出する第3拡径部60f(鍔部)を備え、カバー連結部70は、第3拡径部60fよりも陽極61の基端側に配置される。
真空筐体10内に生じる電界の状態は、各部材の固定部の表面形状や表面状態等の影響を受け得る。ここで、このX線管3では、陽極61を真空筐体10に固定する筐体連結部15は、カバー電極19によって包囲される。一方、カバー電極19は、カバー連結部70によって陽極61に固定され、カバー連結部70は、陽極61に設けられた第3拡径部60fよりも陽極61における基端側に配置される。よって、陽極61を真空筐体10に固定するための固定部である筐体連結部15と、カバー電極19を陽極61に固定するための固定部であるカバー連結部70はカバー電極19や第3拡径部60fといった同電位の電極によって覆われた位置に配置されるため、真空筐体10内の電界に及ぼす影響を緩和することができる。その結果、局所的に電界強度が強まることが抑制されるので、放電の発生を抑制できる。
第3拡径部60fとカバー電極19とは当接している。この構成によれば、第3拡径部60f及びカバー電極19が近接するため、その周囲の電界が安定しやすくなる。また、カバー電極19を確実に位置決めすることができる。
第3拡径部60fの外面は、真空筐体10の内部空間に露出する表面60f2を含み、カバー電極19の外面は、真空筐体10の内部空間に露出する表面19f(第2主面)を含む。表面60f2及び表面19fは、同一の仮想曲面に含まれる。この構成によれば、第3拡径部60fとカバー電極19との境界を円滑にすることで、境界部分が電界に及ぼす影響を緩和できる。その結果、局所的に電界強度が強まることがさらに抑制されるので、放電の発生をいっそう抑制できる。
カバー連結部70は、カバー電極19によって包囲されている。この構成によれば、カバー連結部70の周囲の電界をより安定化させることができる。
筐体連結部15は、真空筐体10に固定される第2固定部17と、陽極61(ターゲット支持部60)に固定される第1固定部16と、を含む。第1固定部16は、第2固定部17に対して固定される。この構成によれば、真空筐体10と陽極61(ターゲット支持部60)との連結において生じ得る内部応力を、第1固定部16及び第2固定部17によって負担することが可能になる。従って、真空筐体10及び陽極61(ターゲット支持部60)において不要な変形や応力が発生することを抑制できる。
真空筐体10は、管軸AXに沿って内側に向けて延びる内筒部12aを含み、内筒部12aの内部と真空筐体10の内部とは、内筒部12aの一方の端部に設けられた陽極61(ターゲット支持部60)及び筐体連結部15によって互いに隔てられ、第2固定部17を第1固定部16に接合した部分は、内筒部12aの内部に配置される。この構成によれば、第2固定部17を第1固定部16に接合した部分(例えば接合部B2)は、内筒部12aの内部に配置される。従って、従って、内筒部12aの内部にまで外部からの冷却媒体が入り込みやすく、陽極61に発生した熱を効率よく排出することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
実施形態に係るX線管3において、カバー電極19は、第3拡径部60fと第3固定部18とに挟持される構造により、陽極61(ターゲット支持部60)に対して固定されていた。カバー電極19を陽極61(ターゲット支持部60)に対して固定する構造は、以下に示す第1変形例のX線管3Aが有するカバー連結部70A、第2変形例のX線管3Bが有するカバー連結部70B、及び第3変形例のX線管3Cが有するカバー連結部70Cであってもよい。
[第1変形例]
図3に示すように、第1変形例のX線管3Aは、カバー連結部70Aを有する。カバー連結部70Aは、リング部19aを第3拡径部60fの裏面60f1に対してロウ付けや溶接などにより直接に接合する。
具体的には、カバー電極19Aは、リング部19aから管軸AXの方向に延びる円筒部19dを有する。この円筒部19dは、例えば、第3固定部18と同様の形状を有している。従って、カバー電極19Aは、第3固定部18の一方の端部18aがリング部19aの開口19a1を囲む縁部に連結されたものと同じと見てよい。この円筒部19dの内周面は、第2拡径部60e及び第1固定部16に接する。つまり、陽極61(ターゲット支持部60)及び第1固定部16に接するカバー電極19Aの長さが長くなる。例えば、円筒部19dを有しない場合には、カバー電極19と第2拡径部60eとが接する長さは、リング部19aの肉厚長さだけである。つまり、円筒部19dによって、カバー電極19Aを安定して陽極61(ターゲット支持部60)へ固定することができる。
そして、カバー連結部70Aは、リング部19aの主面19a2を、第3拡径部60fの裏面60f1へ接合する。例えば、カバー連結部70Aは、ロウ付けや溶接等による接合部B4により接合する。このとき、接合部B4は、表面60f2と表面19fの境界に露出させない。なお、カバー連結部70Aは、円筒部19dの内周面を第2拡径部60eに対して接合部B4などにより直接に接合してもよい。さらに、円筒部19dの内周面を、第1固定部16の外周面にさらに接合してもよい。この構成によれば、カバー連結部70Aは、カバー電極19Aを陽極61(ターゲット支持部60)に対して接合される。従って、部品点数を少なくすることができる。
[第2変形例]
図4に示すように、第2変形例のX線管3Bは、カバー連結部70Bを有する。カバー連結部70Bは、第1変形例のカバー連結部70と同様に、カバー電極19Bを陽極61(ターゲット支持部60)に対して直接に固定する。具体的には、カバー連結部70Bは、ネジ構造によってカバー電極19Bを陽極61(ターゲット支持部60)に対して固定する。より詳細には、カバー電極19Bは、円筒部19eを有する。この円筒部19eは、内周面に設けられた雌ねじ19e1を有する。そして、陽極61(ターゲット支持部60)の第2拡径部60eは、外周面に設けられたおねじ60e1を有する。このおねじ60e1に、円筒部19eの雌ねじ19e1が螺合することにより、陽極61(ターゲット支持部60)に対してカバー電極19Bが固定される。このカバー連結部70Bによれば、カバー電極19Bを容易に陽極61(ターゲット支持部60)へ取り付けることができる。
[第3変形例]
図5に示すように、第3変形例のX線管3Cは、カバー連結部70Cを有する。カバー連結部70Cは、変形例2のカバー電極19Bのようにカバー電極19Cを直接に陽極61(ターゲット支持部60)へ固定するものではなく、実施形態と同様に固定用の部品を用いる点で共通する。具体的には、第3変形例のカバー連結部70Cは、いわゆるCリング71と、第2拡径部60eに設けられた溝60e2と、を含む。Cリング71は、溝60e2に対して嵌め込まれている。従って、管軸AXの方向における陽極61(ターゲット支持部60)に対するCリング71の位置が決まる。そして、Cリング71の外周縁は、リング部19aの内径よりも大きい。つまり、Cリング71の主面は、リング部19aの裏面19a3と対面する。Cリング71の内側は、溝60e2に嵌っているので、Cリング71は陽極61(ターゲット支持部60)に対して管軸AXの方向に移動しない。その結果、リング部19aは、第3拡径部60fの裏面60f1とCリング71の主面とに挟持される。このカバー連結部70によっても、カバー電極19を容易に陽極61(ターゲット支持部60)へ取り付けることができる。
3…X線管、AX…管軸。

Claims (7)

  1. 電子を受けてX線を発生するターゲットを含むと共に軸線の方向に延びる本体部を有する棒状の陽極と、
    前記ターゲットが配置された前記陽極の先端側を収容すると共に筐体連結部によって前記陽極の基端側が固定される真空筐体と、
    前記真空筐体の内部に配置されると共にカバー連結部によって前記陽極に連結され、前記筐体連結部を包囲するカバー電極と、を備え、
    前記陽極は、前記本体部の表面から前記軸線と交差する方向に突出する鍔部を有し、
    前記カバー連結部は、前記鍔部よりも前記陽極の前記基端側に配置される、X線管。
  2. 前記鍔部と前記カバー電極とが当接する、請求項1に記載のX線管。
  3. 前記鍔部の外面は、前記真空筐体の内部空間に露出する第1主面を含み、
    前記カバー電極の外面は、前記真空筐体の内部空間に露出する第2主面を含み、
    前記第1主面及び前記第2主面は、同一の仮想曲面に含まれる、請求項1又は2に記載のX線管。
  4. 前記カバー連結部は、前記カバー電極によって包囲される、請求項1~3の何れか一項に記載のX線管。
  5. 前記カバー連結部は、前記カバー電極を前記鍔部に対して接合する、請求項1~4の何れか一項に記載のX線管。
  6. 前記筐体連結部は、前記真空筐体に固定される筐体連結部材と、前記陽極に固定される陽極連結部材と、を含み、
    前記陽極連結部材は、前記筐体連結部材に対して固定される、請求項1~5の何れか一項に記載のX線管。
  7. 前記真空筐体は、前記軸線に沿って内側に向けて延びる内筒部を含み、
    前記内筒部の内部と前記真空筐体の内部とは、前記内筒部の一方の端部に設けられた前記陽極及び前記筐体連結部によって互いに隔てられ、
    前記陽極連結部材を前記筐体連結部材に接合した部分は、前記内筒部の内部に配置される、請求項6に記載のX線管。
JP2018077001A 2018-04-12 2018-04-12 X線管 Active JP7044615B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018077001A JP7044615B2 (ja) 2018-04-12 2018-04-12 X線管
KR1020190041836A KR20190119530A (ko) 2018-04-12 2019-04-10 X선관
US16/380,105 US10825638B2 (en) 2018-04-12 2019-04-10 X-ray tube
CN201910289408.8A CN110379696A (zh) 2018-04-12 2019-04-11 X射线管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018077001A JP7044615B2 (ja) 2018-04-12 2018-04-12 X線管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019186093A JP2019186093A (ja) 2019-10-24
JP7044615B2 true JP7044615B2 (ja) 2022-03-30

Family

ID=68162081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018077001A Active JP7044615B2 (ja) 2018-04-12 2018-04-12 X線管

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10825638B2 (ja)
JP (1) JP7044615B2 (ja)
KR (1) KR20190119530A (ja)
CN (1) CN110379696A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002299098A (ja) 2001-03-29 2002-10-11 Hamamatsu Photonics Kk X線発生装置
US20030068013A1 (en) 1998-02-06 2003-04-10 Hamamatsu Photonics K.K. X-ray tube, x-ray generator, and inspection system
JP2003132826A (ja) 2001-10-19 2003-05-09 Hamamatsu Photonics Kk X線管、及び、x線管の製造方法
JP2004207053A (ja) 2002-12-25 2004-07-22 Hamamatsu Photonics Kk X線管
WO2006070586A1 (ja) 2004-12-27 2006-07-06 Hamamatsu Photonics K.K. X線管及びx線源
JP2009245806A (ja) 2008-03-31 2009-10-22 Hamamatsu Photonics Kk X線管及びこのx線管を具備したx線発生装置
US20120257721A1 (en) 2010-03-26 2012-10-11 Xl Co., Ltd. X-ray tube having non-evaporable getter

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2845559A (en) 1953-10-09 1958-07-29 Westinghouse Electric Corp Structure for high voltage tube
JPS3728601Y1 (ja) 1960-05-30 1962-10-23
JPS5513889Y2 (ja) 1973-12-28 1980-03-28
DE2855905A1 (de) 1978-12-23 1980-06-26 Licentia Gmbh Vorrichtung mit einer roentgenroehre
JPS5725660A (en) 1980-07-21 1982-02-10 Toshiba Corp X-ray tube
GB2089109B (en) 1980-12-03 1985-05-15 Machlett Lab Inc X-rays targets and tubes
DE3142281A1 (de) * 1981-10-24 1983-05-05 Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg Roentgenroehre mit einem metallteil und einer gegenueber dem metallteil positive hochspannung fuehrenden elektrode
IL71676A0 (en) 1984-04-27 1984-12-31 Israel State X-ray tube
JPS6318757U (ja) 1986-07-23 1988-02-06
US5077771A (en) 1989-03-01 1991-12-31 Kevex X-Ray Inc. Hand held high power pulsed precision x-ray source
JPH03110753A (ja) 1989-09-26 1991-05-10 Iwasaki Electric Co Ltd メタルハライドランプ始動装置
JP3032271B2 (ja) 1990-10-12 2000-04-10 株式会社東芝 回転陽極型x線管
JPH0729487A (ja) 1993-07-12 1995-01-31 Toshiba Corp X線管の組立方法
JP2713860B2 (ja) 1994-04-26 1998-02-16 浜松ホトニクス株式会社 X線管装置
JPH08129980A (ja) 1994-10-28 1996-05-21 Shimadzu Corp X線管用陽極
DE19536247C2 (de) 1995-09-28 1999-02-04 Siemens Ag Röntgenröhre
JP3159663B2 (ja) 1997-03-07 2001-04-23 株式会社東芝 回転陽極型x線管の製造方法
JP4015256B2 (ja) 1998-02-06 2007-11-28 浜松ホトニクス株式会社 X線管
JP4216394B2 (ja) 1999-03-15 2009-01-28 株式会社東芝 X線管装置
JP4261691B2 (ja) 1999-07-13 2009-04-30 浜松ホトニクス株式会社 X線管
JP4216579B2 (ja) 2002-12-26 2009-01-28 浜松ホトニクス株式会社 X線源
US7031433B2 (en) 2004-02-27 2006-04-18 Hamamatsu Photonics K.K. X-ray source and a nondestructive inspector
JP4370576B2 (ja) * 2004-12-28 2009-11-25 株式会社島津製作所 X線発生装置
US9648710B2 (en) * 2013-11-19 2017-05-09 Varex Imaging Corporation High power X-ray tube housing

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030068013A1 (en) 1998-02-06 2003-04-10 Hamamatsu Photonics K.K. X-ray tube, x-ray generator, and inspection system
JP2002299098A (ja) 2001-03-29 2002-10-11 Hamamatsu Photonics Kk X線発生装置
JP2003132826A (ja) 2001-10-19 2003-05-09 Hamamatsu Photonics Kk X線管、及び、x線管の製造方法
US20050058253A1 (en) 2001-10-19 2005-03-17 Hamamatsu Photonics K. K. X-ray tube and method of producing the same
JP2004207053A (ja) 2002-12-25 2004-07-22 Hamamatsu Photonics Kk X線管
WO2006070586A1 (ja) 2004-12-27 2006-07-06 Hamamatsu Photonics K.K. X線管及びx線源
US20080107237A1 (en) 2004-12-27 2008-05-08 Tutomu Inazuru X-Ray Tube and X-Ray Source
JP2009245806A (ja) 2008-03-31 2009-10-22 Hamamatsu Photonics Kk X線管及びこのx線管を具備したx線発生装置
US20120257721A1 (en) 2010-03-26 2012-10-11 Xl Co., Ltd. X-ray tube having non-evaporable getter

Also Published As

Publication number Publication date
KR20190119530A (ko) 2019-10-22
CN110379696A (zh) 2019-10-25
US10825638B2 (en) 2020-11-03
US20190318900A1 (en) 2019-10-17
JP2019186093A (ja) 2019-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7773726B2 (en) X-ray tube and X-ray source
KR101237653B1 (ko) X선관 및 이를 포함하는 x선원
KR101240770B1 (ko) X선관 및 이를 포함하는 x선원
EP1950788B1 (en) X-ray tube and x-ray source including same
JP2007066694A (ja) X線管
KR101240779B1 (ko) X선관 및 이를 포함하는 x선원
JP7048396B2 (ja) X線管
JP2009245806A (ja) X線管及びこのx線管を具備したx線発生装置
JP7044615B2 (ja) X線管
JP2009026600A (ja) 電子銃およびx線源
US10943759B2 (en) X-ray tube
US11875965B2 (en) X-ray tube
US10825641B2 (en) X-ray tube
US11087946B2 (en) X-ray tube
JP7469547B2 (ja) X線管、及びx線発生装置
JP6945584B2 (ja) X線管
US10916401B2 (en) X-ray tube

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220317

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7044615

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150