JP7042483B2 - 治療提案書生成システム - Google Patents

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Description

本発明は、歯科診療機関において、患者に治療方針や治療金額を提案する治療提案書生成システムに係るものである。
現在、日本の医療現場において、医師が患者に対して、治療に関する説明(方法、費用、効果や危険性等)を十分に行い、患者の承諾を得た上で治療を行う、所謂インフォームドコンセントという考え方が広まっている。
また、患者情報や治療データは日々蓄積され、膨大なものとなることから、これらをコンピュータによって管理し、治療実績の向上が図られている。
特許文献1には、歯疾患の患部の現症、予定される終末処置形態、治療段階毎の治療形態等をコンピュータ上に蓄積、整理することで、患者個々の患部症状に合わせた説明画像を表示する歯科総合画像システムが記載されている。これにより、患者との円滑なコミュニケーションを図り、治療内容を十分に理解させることが可能となる。
特許文献2には、歯科医が、患者に口腔内の状態や今後の治療方針等を説明する際に、繰り返し使用可能で場所を取らず、歯科知識に乏しい患者も理解し易く、容易に補綴物を選択できる説明・閲覧用の歯科用シート及び歯科用冊子が記載されている。これにより、短時間で的確に、治療方針・治療内容・治療方法を患者に説明することが可能となる。
特許第3241091号公報 実用新案登録第3089354号公報
しかしながら、特許文献1に記載の歯科総合画像システムは、治療に際して、患部の現症と、治療後に予想される終末処置形態とを同時に分割表示し、比較するのみであり、口腔内の歯列全体における、各歯の現症を個別に表示し、比較する方法は記載されていない。よって、症状の異なる歯ごとに最適な治療方法を選択することや、症状の程度により優先順位をつけ、効率的に治療を行っていくことが困難である。
また、特許文献2に記載の歯科用シート及び歯科用冊子は、上顎、下顎それぞれの歯列全体を表示できるものの、補綴物の装着前及び装着後の状態を比較するのみであり、各歯の症状を個別に表示する方法は記載されていない。
本発明は上記のような実状に鑑みてなされたものであり、患者の口腔内の歯列全体において、各歯の症状及び治療に関する情報を個別に表示することで、患者に最適な治療方針を提案する治療提案書の生成が可能な治療提案書生成システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、
患者の口腔内の歯の状態に基づいて、患者に対する治療提案書の生成を支援する治療提案書生成システムであって、
歯の症状情報及び症状情報に対する治療方法情報を有する治療パターン情報を登録する、治療パターン情報登録手段と、
前記治療パターン情報に応じた価格情報を登録する価格情報登録手段と、
前記治療パターン情報に基づいて、患者の各歯についての現症情報を個別に入力する現症情報入力手段と、
前記現症情報、前記価格情報に基づいて治療プランを生成する治療プラン生成手段と、
前記症状情報に基づいて歯の治療優先度情報を入力する、治療優先度情報入力手段と、
前記治療プラン及び前記治療優先度情報に基づいて治療提案書を生成する、治療提案書生成手段を備えることを特徴とする。
本発明による治療提案書を用いれば、医師は、各歯の現症情報及び治療の優先度に基づいて効率的な治療方針を決定し、患者に提案することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記現症情報は、現症情報入力画面を介して表示され、
前記現症情報入力画面は、現症情報入力部と、歯列表示部と、口腔内画像取込部と、を備え、
前記歯列表示部は、前記口腔内画像取込部を用いて取り込んだ口腔内画像を、歯列画像と共に表示可能であることを特徴とする。
このような構成とすることで、医師は、患部を確認しながら、正確な現症情報の入力が可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記歯列表示部は、前記現症情報入力部に入力された前記現症情報に基づいて、視覚的に前記現症情報を表示可能であることを特徴とする。
このような構成により、医師は、文字情報だけでなく、視覚情報も用いることで、患者への現症の説明が容易となる他、患者の現症に対する理解度を向上させることが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記歯列表示部は、前記現症情報入力部に入力された前記現症情報に基づいて、前記歯列画像内の各歯の色を変更して表示可能であることを特徴とする。
このような構成とすることで、患者は、各歯の異常の有無等の状態を即座に識別することができ、現症に対する理解度がさらに向上する。
本発明の好ましい形態では、前記治療パターン情報及び前記価格情報に基づいて、歯の治療にかかる費用の見積に関する見積情報を生成する見積情報生成手段を備えることを特徴とする。
このような構成とすることで、治療提案書に見積に関する情報を含めることができ、優先度及び金銭面を総合的に勘案して、治療方針の決定及び提案を行うことができるため、治療方針の効率及び患者の治療方針に対する満足度を向上させることが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記治療パターン情報登録手段は、一の前記症状情報に対して、異なる二以上の治療方法情報が紐づけられた、異なる二以上の治療パターン情報の登録を受け付け、
前記治療プラン生成手段は、前記異なる二以上の治療パターン情報を有する、二以上の治療プランを生成することを特徴とする。
このような構成とすることで、治療プランの選択肢が増えるため、より最適な治療方針の決定及び提案を行うことが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記異なる二以上の治療パターン情報は、自己負担時の治療パターン情報と、保険適用時の治療パターン情報と、を有することを特徴とする。
このような構成とすることで、治療パターン情報の選択肢が増え、特に費用や治療方法が大きく異なる自己負担時及び保険適用時の治療パターン情報を比較し、より最適な治療方針の決定及び提案を行うことが可能となる。
本発明の好ましい形態では、一の前記治療プランは、自己負担時の治療パターン情報のみ若しくは保険適用時の治療パターン情報のみで構成されていることを特徴とする。
このような構成とすることで、治療プランの選択肢が増え、特に費用や治療方法が大きく異なる自己負担時及び保険適用時の治療プランを比較し、より最適な治療方針の決定及び提案を行うことが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記見積情報は、前記治療優先度情報に紐づけられ、
前記見積情報生成手段は、前記治療優先度情報に基づいて、治療提案書に含める前記見積情報を決定することを特徴とする。
このような構成とすることで、治療優先度によって治療提案書に含める治療パターン情報を設定することができるため、患者の要望に合わせた治療提案書の生成が可能となる。
本発明の好ましい形態では、治療の内容に関する情報を参考資料情報として登録する、参考資料情報登録手段を備え、前記治療提案書生成手段は、前記参考資料情報を利用して治療提案書を生成することを特徴とする。
このような構成とすることで、治療方針の提案と同時に、専門用語等、患者の理解が不十分と思われる事項を図や写真を利用して説明することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、歯列情報変更画面を介して歯列情報を変更するための、歯列情報変更手段を備え、
前記歯列情報変更画面は、歯列を表示する歯列表示部を有し、
前記歯列情報は、前記歯列を形成する各歯の前記歯列情報変更画面内での表示位置を決定するための位置情報を有していることを特徴とする。
このような構成とすることで、例えば、歯並びの矯正治療を行う患者に対して、治療状況等の説明を、視覚的に分かり易く伝えることが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記位置情報は、前記歯列表示部の範囲外に変更可能であることを特徴とする。
このような構成とすることで、歯並びと共に、視覚的に歯の欠損の有無を治療提案書に反映させることが可能となる。
本発明の好ましい形態では、治療内容一括登録画面を介して治療方法及び治療に必要な材料の少なくとも何れか一方を各歯について複数指定するための、治療内容一括登録手段を備えることを特徴とする。
このような構成とすることで、治療方法や治療に必要な材料を各歯について複数指定できるため、複数の治療方法や材料を組み合わせた複雑な治療を施す場合であっても、少ない手順で簡易に治療内容を登録することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、複数本登録画面を介して複数の歯に同一の治療プランを一括で登録するための、複数本登録手段を備えることを特徴とする。
このような構成とすることで、複数の歯に同一の治療プランを一括で登録できるため、治療提案書の生成を効率的に行うことが可能となる。
本発明の好ましい形態では、治療比較画面を介して治療前及び治療後の各歯の状態を比較するための、治療比較手段を備えることを特徴とする。
このような構成とすることで、治療前及び治療後の各歯の状態を、一つの画面を介して表示できるため、治療の進捗度を患者に的確に説明することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記歯列表示部は、前記口腔内画像の表示を左右又は上下に反転可能であることを特徴とする。
このような構成とすることで、患者に治療内容等を説明する際の利便性が向上する。特に、鏡を用いて口腔内の画像を撮影し場合、口腔内画像が上下逆となって現症情報入力画面に表示されることとなるが、ユーザーは、即座に正しい向きでの表示に変更することが可能となる。
本発明は、患者の口腔内の歯の状態に基づいて、患者に対する治療提案書の生成を支援する治療提案書生成プログラムであって、
コンピュータを歯の症状情報及び症状情報に対する治療方法情報を有する治療パターン情報を登録する、治療パターン情報登録手段と、
前記治療パターン情報に応じた価格情報を登録する価格情報登録手段と、
前記治療パターン情報に基づいて、患者の各歯についての現症情報を個別に入力する現症情報入力手段と、
前記現症情報、前記価格情報に基づいて治療プランを生成する治療プラン生成手段と、
前記症状情報に基づいて歯の治療優先度情報を入力する、治療優先度情報入力手段と、
前記治療プラン及び前記治療優先度情報に基づいて治療提案書を生成する、治療提案書生成手段と、として機能させることを特徴とする。
本発明は、患者の口腔内の歯の状態に基づいて、患者に対する治療提案書の生成を支援する治療提案書生成装置であって、
歯の症状情報及び症状情報に対する治療方法情報を有する治療パターン情報を登録する、治療パターン情報登録手段と、
前記治療パターン情報に応じた価格情報を登録する価格情報登録手段と、
前記治療パターン情報に基づいて、患者の各歯についての現症情報を個別に入力する現症情報入力手段と、
前記現症情報、前記価格情報に基づいて治療プランを生成する治療プラン生成手段と、
前記症状情報に基づいて歯の治療優先度情報を入力する、治療優先度情報入力手段と、
前記治療プラン及び前記治療優先度情報に基づいて治療提案書を生成する、治療提案書生成手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、患者の口腔内の歯列全体において、各歯の症状及び治療に関する情報を個別に表示することで、患者に最適な治療方針を提案する治療提案書の生成が可能な治療提案書生成システムを提供することができる。
本発明の実施形態1に係る治療提案書生成装置のハードウェア構成図である。 本発明の実施形態1に係る治療提案書生成装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態1に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの患者指定画面の画面表示例である。 本発明の実施形態1に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの現症情報入力画面の画面表示例である。 本発明の実施形態1に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの(a)現症リストの生成要求画面の画面表示例、(b)現症リストの一例である。 本発明の実施形態1に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの(a)治療プラン生成画面の初期状態の画面表示例、(b)表示パターン確認画面の画面表示例である。 本発明の実施形態1に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの(a)治療プラン全体編集画面の画面表示例、(b)治療プラン個別編集画面の画面表示例である。 本発明の実施形態1に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの(a)口腔内画像入力画面の画面表示例、(b)口腔内画像が表示された治療プラン全体編集画面の画面表示例である。 本発明の実施形態1に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの治療提案リスト及び治療見積リストの生成要求画面の画面表示例である。 本発明の実施形態1に係る治療提案書生成装置において生成される、(a)治療提案リストの一例、(b)治療見積リストの一例である。 本発明の実施形態1に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの(a)参考資料情報の生成要求画面の画面表示例、(b)参考資料の一例である。 本発明の実施形態1に係る治療提案書を生成するための処理フローチャートである。 本発明の実施形態2に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの患者指定画面の画面表示例である。 本発明の実施形態2に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの歯列情報変更画面の画面表示例(歯列情報変更前)を示す図である。 本発明の実施形態2に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの歯列情報変更画面の画面表示例(歯列情報変更後)を示す図である。 本発明の実施形態2に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの歯列帳票の生成要求画面の画面表示例である。 本発明の実施形態2に係る治療提案書生成装置において生成される歯列帳票の一例である。 本発明の実施形態2に係る治療提案書を生成するための処理フローチャートである。 本発明の実施形態3に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの患者指定画面の画面表示例である。 本発明の実施形態3に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの現症情報入力画面の画面表示例である。 本発明の実施形態3に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの治療プラン生成画面の初期状態の画面表示例である。 本発明の実施形態3に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの(a)治療比較画面の画面表示例、(b)治療比較印刷画面の画面表示例である。 本発明の実施形態3に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムのプラン操作画面の画面表示例である。 本発明の実施形態3に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの複数本登録画面の画面表示例である。 本発明の実施形態3に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの参考資料印刷画面の画面表示例である。 本発明の実施形態3に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの(a)治療プラン全体編集画面の画面表示例、(b)治療プラン個別編集画面の画面表示例である。 本発明の実施形態3に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの治療内容一括登録画面の画面表示例である。 本発明の実施形態3に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの(a)口腔内画像入力画面の画面表示例、(b)口腔内画像が表示された治療プラン全体編集画面の画面表示例である。 本発明の実施形態3に係る治療提案書生成装置において表示される治療提案書生成システムの治療提案書、治療見積書、治療見積兼承諾書及び表紙の生成要求画面の画面表示例である。 本発明の実施形態3に係る治療提案書生成装置において生成される、(a)治療見積兼承諾書の一例、(b)表紙の一例である。
例えば、実施形態1~3では治療提案書生成装置を用いて実現した治療提案書生成システムの構成、動作などについて説明するが、クライアント端末並びに治療提案書生成サーバなど複数の装置を備えた治療提案書生成システムや、同様の構成の方法、コンピュータプログラム、記録媒体なども、同様の作用効果を奏することができる。また、プログラムは、記録媒体に記憶させてもよい。この記録媒体を用いれば、例えばコンピュータに前記プログラムをインストールすることができる。ここで、前記プログラムを記憶した記録媒体は、例えばCD-ROM等の非一過性の記録媒体であっても良い。
実施形態1~3では、医療機関に設置されたコンピュータに、治療提案書生成プログラムをインストールした治療提案書生成装置1を用いて、ユーザーである歯科医師が治療提案書の生成を行う場合について説明する。
<実施形態1>
以下、図1~図12を用いて、本実施形態に係る治療提案書生成装置について説明する。図1は、本実施形態に係る治療提案書生成装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。治療提案書生成装置1は、CPU101と、RAM102と、記憶部103と、外部の装置と通信を行うためのインターフェースである通信部104と、タッチパネルや物理キーボード等の入力部105と、ディスプレイ等の出力部106と、を備えている。また、記憶部103は、オペレーティングシステム107と、治療提案書生成プログラム108などが記録されている。治療提案書生成プログラム108は、オペレーティングシステム107と協調してその機能を発揮するものである。
なお、実施形態2及び実施形態3に係る治療提案書生成装置1のハードウェア構成も同様である。
図2は、本実施形態に係る治療提案書生成装置1の機能構成例を示す機能ブロック図である。治療提案書生成装置1は、治療パターン情報登録手段2と、価格情報登録手段3と、参考資料情報登録手段4と、患者情報登録手段5と、現症情報入力手段6と、現症リスト生成手段7と、治療プラン生成手段8と、治療優先度情報入力手段9と、見積情報生成手段10と、治療提案書生成手段11と、を備えている。
<管理者機能:初期設定>
ユーザーは、初期設定として、治療パターン情報登録手段2を用いて、歯に関する症状情報及び症状情報に対する治療方法情報の登録を行う。
症状情報は、例えば、虫歯や詰め物(インレー、アンレー)・被せ物(クラウン)の状態、歯そのものの有無等、歯に関する症状を示す情報である。
治療方法情報は、例えば、矯正や切削、インプラント、充填等、症状情報に対応して登録される治療方法を示す情報である。インプラントや充填など材料を用いる治療に関しては、治療に用いる材料の情報が含まれてもよい。また、任意の一の歯が有する一の症状に対し複数の治療方法が考えられる場合、任意の一の歯に対して、同一の症状情報で異なる治療方法情報を登録することができる。特に、治療方法が大きく異なる、自己負担時の治療方法情報と、保険適用時の治療方法情報と、を登録することができる。
なお、一の症状情報とそれに対する一の治療方法情報をまとめて、一の治療パターン情報とする。
また、初期設定として、価格情報登録手段3を用いて、治療パターン情報に応じた価格情報の登録を行う。ユーザーは、医療機関の経営方針や経営状況、治療に要する労力等に合わせて、治療パターン情報ごとに個別で価格情報を登録することができる。特に、費用が大きく異なる、自己負担時の価格情報と、保険適用時の価格情報と、を登録することができる。
また、初期設定として、参考資料情報登録手段4を用いて、患者に治療の説明をする上で必要な情報が記載された参考資料情報の登録を行う。参考資料情報の例として、インプラントや歯周病といった専門用語の説明資料、歯に関する基礎的な知識に関する資料等が挙げられる。
<運用機能:現症情報入力>
患者情報登録手段5は、治療提案書の生成、編集、提供を行う対象となる患者が、治療提案書生成装置1に登録されていない新規の患者である場合に、患者情報の登録を行う。
図3(a)は、患者指定画面W1の画面表示例である。
患者指定画面W1には、現症情報入力画面W2を表示するための表示切替部W11と、患者情報登録手段5により登録された患者情報が表示される患者情報表示部W12と、患者情報編集画面Zを表示するための患者情報編集部W13と、が表示されている。
ユーザーは、患者情報表示部W12に一覧表示された患者リストの中から、治療提案書の生成、編集、提供を行う患者を選択する。
図3(b)は、患者情報編集画面Zの画面表示例である。
患者情報編集画面Zにおいて、名前や住所、生年月日等の変更を行える他、患者ごとの保険負担額を変更可能な、保険負担額変更部Z1が表示されている。
現症情報入力手段6は、患者の現症情報の入力を行う。現症とは、患者が受診した時点で示す自覚的症状および他覚的所見の総称のことである。ユーザーは、患者を診察した上で、各歯についての現症情報を、後述する現症情報入力部W21及び歯列表示部W22に入力することができる。
図4は、現症情報入力画面W2の画面表示例である。
現症情報入力画面W2には、現症情報入力部W21(症状情報入力部W211、治療方法情報入力部W212)と、歯列表示部W22と、口腔内画像取込部W23と、が表示されている。
ユーザーは、現症情報入力手段6を用いて、選択した患者の各歯における症状を、予め登録された症状情報から選択し、症状情報入力部W211に入力する。次に、治療パターン情報登録手段2により登録した治療方法情報が、入力した症状情報に応じて、治療方法情報入力部W212に自動的に入力される。治療方法情報は、治療方法情報入力部W212のプルダウンメニューより、適宜変更可能である。画面の中心の歯列表示部W22には、上顎又は下顎の歯列全体の模式図が表示され、画面の右半分には、歯列全体の内、ユーザーから見て左半分の各歯の症状及び治療方法を選択し、入力する。画面の左半分についても同様である。
また、歯列表示部W22には、歯列全体の模式図及び口腔内画像が表示されている。口腔内画像は、口腔内画像取込部W23を用い、治療提案書生成装置1に予め登録された口腔内画像から選択することで表示される。これにより、患部を確認しながら正確な現症情報の登録が可能となる。この口腔内画像は適宜表示、非表示を切り替えられる他、適宜拡大、縮小することもできる。
また、ユーザーは、現症情報入力手段6を用いて、歯列全体の模式図における各歯についての現症情報を入力する。具体的には、歯列表示部W22に表れているように、欠損している歯を非表示とする、異常のある歯を赤色等任意の色に着色する、といったことが行える。さらに、歯に詰め物(インレー、アンレー)が施されている場合、一の歯の模式図上に詰め物の模式図が表示される。
現症リスト生成手段7は、現症情報入力画面W2を介して入力された現症情報に基づいて、現症リストの生成を行う。
図5の(a)は、治療提案書生成装置1における、現症リストの生成要求画面W3の画面表示例である。
生成要求画面W3には、口腔内画像切替部W31、コメント入力部W32、定型コメント保存部W33と、が表示されている。
ユーザーは、口腔内画像切替部W31を用いることで、現症リストに表示される画像を、歯列全体の模式図から、治療提案書生成装置1に予め登録された口腔内画像に切り替えることができる。また、コメント入力部W32に、現症リストを生成した際に掲載するコメントを適宜入力できる。
また、ユーザーは、定型コメント保存部W33に、患者に現症等を説明する上で頻繁に使用される定型コメントを予め保存しておくことができ、コメント入力部W32に、適宜定型コメントを反映させることができる。(b)に、現症リスト生成手段7を用いて生成した現症リストを一例として示す。
<運用機能:治療プラン生成>
治療プラン生成手段8は、患者の各歯の治療パターン情報及び価格情報を一覧で表示する治療プランの生成を行う。
図6は、(a)治療プラン生成画面W4の初期状態の画面表示例、(b)表示パターン確認画面W5の画面表示例である。
(a)治療プラン生成画面W4には、一覧表示部W41と、治療プラン操作部W42と、が表示されている。
ユーザーは、治療プラン生成手段8を用いて、現症情報入力画面より入力した各歯の治療パターン情報を、一覧表示部W41に一覧表示し、治療プランを生成する。このとき、一覧表示を行う前に、(b)の画面が表示され、自己負担時の治療パターン情報、保険適用時の治療パターン情報どちらで一覧表示するか確認を行う。自己負担時の治療パターン情報を表示する場合、この治療パターン情報に対応した自己負担時の価格情報が表示される。保険適用時の治療パターン情報を表示する場合も同様である。
また、ユーザーは、治療プラン操作部W42を用いて、治療プランの新規登録や治療プランの保存、治療プランの別名登録、治療プランの名称変更、治療プランの削除を、個別の画面(図示せず)を介して行うことができる。
治療優先度情報入力手段9は、各歯の症状情報に基づいて治療優先度情報の入力を行う。本例では、治療優先度の評価方法として数字での5段階評価としているが、段階数を増減しても良いし、SランクやAランク等アルファベットでの段階評価を採用しても良い。
図7は、(a)治療プラン全体編集画面W6の画面表示例、(b)治療プラン個別編集画面W7の画面表示例である。
(a)治療プラン全体編集画面W6には、一覧表示部W61と、歯列表示部W62と、治療優先度情報入力部W63と、口腔内画像切替部W64と、が表示されている。
ユーザーは、治療優先度情報入力手段9を用いて、治療優先度情報入力部W63に各歯の治療優先度情報を入力する。また、入力した治療パターン情報の削除、治療パターン情報の追加、プラン名の変更等を行うことができる。さらに、一覧表示の中から一の行を選択することで、図8(b)の編集画面となり、各歯の治療に関する情報を総合的に編集することができる。
また、ユーザーは、口腔内画像切替部W64を用いることで、歯列表示部W62に表示されている歯列全体の模式図を口腔内画像に切り替えることができる。
なお、治療優先度情報を入力は、現症情報入力の際に行う構成としても良い。
図8は、(a)口腔内画像入力画面W8の画面表示例、(b)口腔内画像が表示された治療プラン全体編集画面W9の画面表示例である。
ユーザーは、口腔内画像入力画面W8を介して、治療提案書生成装置1に予め登録された口腔内画像の中から、治療プラン全体編集画面に表示する画像を選択する。選択された画像は、歯列全体の模式図に替わって、治療プラン全体編集画面に表示される。
また、ユーザーは、治療前(現症)又は治療後の口腔内画像を表示した治療プランを元に、治療提案書の生成することができる。これにより、ユーザーは、治療前と治療後の歯の状態を比較しながら、患者に治療完了の説明を行うことができる。
なお、この口腔内画像の表示は任意であり、歯列全体の模式図の表示のまま、治療プランの生成を完了しても良い。
<運用機能:治療提案書生成>
見積情報生成手段10は、治療パターン情報及び価格情報に基づいて、歯の治療にかかる費用の見積に関する見積情報の生成を行う。即ち、ユーザーは、見積情報生成手段10を用いて、治療提案書に含まれている治療パターン情報に応じた価格情報の合計値を生成することができる。
治療提案書生成手段11は、治療プラン及び治療優先度情報に基づいて、治療提案書の生成を行う。治療提案書には、治療提案リスト、治療見積リスト、参考資料等、数種類の資料が含まれる。
図9は、治療提案リスト及び治療見積リストの生成要求画面W10の画面表示例である。
生成要求画面W10には、治療優先度情報選択部W101と、コメント入力部W102と、定型コメント保存部W103と、が表示されている。
ユーザーは、治療優先度情報選択部W101より、治療提案リスト及び治療見積リストに含める治療パターン情報の絞り込みを行うことができる。これにより、歯全体を治療する場合の治療方針や見積が記載された治療提案書、治療優先度の高い歯のみを治療する場合の治療方針や見積が記載された治療提案書等、患者の要望に応じて柔軟な治療提案書の生成を行うことが可能となる。
また、ユーザーは、治療提案リスト及び治療見積リストに掲載するコメントを、コメント入力部W102に適宜入力できる。また、定型コメント保存部W103には、患者に治療状況等を説明する上で頻繁に使用される定型コメントを予め保存しておくことができ、コメント入力部W102に、適宜定型コメントを反映させることができる。
図10に、治療提案書生成手段11を用いて生成した(a)治療提案リスト、(b)治療見積リストを一例として示す。
図11の(a)は、参考資料情報の生成要求画面W14の画面表示例である。
生成要求画面W14には、コメント入力部W141が表示されている。
ユーザーは、参考資料に掲載するコメントを、コメント入力部W141に適宜入力できる。(b)に、治療提案書生成手段11を用いて生成した参考資料を一例として示す。
図12を用いて、患者の口腔内の各歯に関する情報の登録から、治療提案書の生成までの全体の流れについて説明する。
まず、ステップS1で初期設定を行う。
具体的には、治療パターン情報登録手段2、価格情報登録手段3、参考資料情報登録手段4を用いて、症状情報、治療方法情報、価格情報、参考資料情報を登録する。
ステップS2では、患者の現症情報の入力を行う。
まず、新規患者の治療提案書を生成する場合(ステップS2-1でY)、患者情報登録手段5を用いて、その都度、新規患者情報を登録する(ステップS2-2)。既存の患者の治療提案書を生成する場合(ステップS2-1でN)、ステップS2-3に進む。
次いで、患者の口腔内における各歯の現症を、現症情報入力手段6を用いて入力する(ステップS2-3)。
次いで、現症リストを生成するか否かの選択を行う(ステップS2-4)。生成する場合(ステップS2-4でY)、現症リスト生成手段7を用いて生成を行う(ステップS2-5)。生成しない場合(ステップS2-4でN)、ステップS3に進む。
ステップS3では、治療プラン生成手段8を用いて、治療プランの生成を行う。
まず、新規治療プランの生成を決定し、(ステップS3-1)次いで、治療パターン情報及び価格情報を自己負担時、保険適用時の何れの場合で一覧表示するかを選択する(ステップS3-2)ことで、治療プランを生成する。
次いで、各歯の治療優先度情報を、治療優先度情報入力手段9を用いて入力する(ステップS3-3)。
次いで、治療プランの修正を行う場合(ステップS3-4でY)、その都度、修正項目を選択し、修正を行う(ステップS3-5)。治療プランの修正を行わない場合(ステップS3-4でN)、ステップS3-6に進む。
次いで、口腔内画像の入力を行う場合(ステップS3-6でY)、上顎及び下顎それぞれの画像を選択し、口腔内画像を入力する(ステップS3-7)ことで、治療プランの生成を完了する。口腔内画像の入力を行わない場合(ステップS3-6でN)、そのまま治療プランの生成を完了し、ステップS4に進む。
ステップS4では、治療提案書生成手段11を用いて、治療提案書の生成を行う。
まず、治療提案リストを生成するか否かの選択を行う(ステップS4-1)。生成する場合(ステップS4-1でY)、治療優先度情報の選択を行い(ステップS4-2)、治療提案リストに記載する治療パターン情報を絞り込み、治療提案書生成手段11を用いて生成を行う(ステップS4-3)。生成しない場合(ステップS4-1でN)、ステップS4-4に進む。
次いで、治療見積リストを生成するか否かの選択を行う(ステップS4-4)。生成する場合(ステップS4-4でY)、治療優先度情報の選択を行い(ステップS4-5)、治療見積リストに記載する治療パターン情報を絞り込み、治療提案書生成手段11を用いて生成を行う(ステップS4-6)。生成しない場合(ステップS4-4でN)、ステップS4-7に進む。
次いで、参考資料を生成するか否かの選択を行う(ステップS4-7)。生成する場合(ステップS4-7でY)、治療提案書生成手段11を用いて生成を行う(ステップS4-8)。生成しない場合(ステップS4-7でN)、治療提案書の生成を終了する。
以上の各ステップにより、患者の口腔内の各歯に関する情報が処理され、治療提案書が生成される。
本実施形態によれば、各歯の現症情報及び治療の優先度を個別に表示することできるため、ユーザーは、優先度に応じた効率的な治療方針を決定し、患者に提案することが可能となる。
また、現症情報入力画面W2に、歯列画像と共に口腔内画像を表示することで、ユーザーは、患部を確認しながら正確な現症情報の登録が可能となる。
また、歯列表示部W22に、視覚的に現症情報を表示することで、ユーザーは、患者への現症の説明が容易となる他、患者の現症に対する理解度を向上させることが可能となる。
また、視覚的な現症情報として、異常のある歯の色を着色する表示を行うことで、患者は、各歯の異常の有無を即座に識別することができ、現症に対する理解度がさらに向上する。
また、治療提案書に見積に関する情報を含めることができ、優先度及び金銭面を総合的に勘案して、治療方針の決定及び提案を行うことができるため、治療方針の効率及び患者の治療方針に対する満足度を向上させることが可能となる。
また、治療パターン情報の選択肢が増えるため、より最適な治療方針の決定及び提案を行うことが可能となる。特に費用や治療方法が大きく異なる自己負担時及び保険適用時の治療パターン情報を比較し、より最適な治療方針の決定及び提案を行うことが可能となる。
また、治療プランの選択肢が増えるため、より最適な治療方針の決定及び提案を行うことが可能となる。特に費用や治療方法が大きく異なる自己負担時及び保険適用時の治療プランを比較し、より最適な治療方針の決定及び提案を行うことが可能となる。
また、治療優先度によって治療提案書に含める治療パターン情報を設定することができるため、患者の要望に合わせた治療提案書の生成が可能となる。
また、治療方針の提案と同時に、専門用語等、患者の理解が不十分と思われる事項を図や写真を利用して説明することが可能となる。
<実施形態2>
次いで、図13~図18を用いて、本実施形態に係る治療提案書生成装置1について説明する。なお、実施形態2において、前述の実施形態1と基本的に同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を簡略化する。
本実施形態における治療提案書生成装置1は、更に、歯列情報変更手段12を備えている。
歯列情報変更手段12は、歯列情報の変更を受け付けるための手段である。本実施形態では、歯列情報変更手段12は、歯列情報変更画面X3に表示された歯列の模式図において、各歯Tが有する位置情報の変更を受け付ける。
<管理者機能:初期設定>
実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
<運用機能:歯列情報変更>
図13は、患者指定画面X1の画面表示例である。
患者指定画面X1には、実施形態1と同様に、現症情報入力画面X2を表示するための表示切替部X11と、患者情報登録手段5により登録された患者情報が表示される患者情報表示部X12と、患者情報編集画面Zを表示するための患者情報編集部X13と、が表示されている。
また、歯列情報変更画面X3を表示するための表示切替部X14が表示されている。
ユーザーは、患者情報表示部X12に一覧表示された患者リストの中から、治療提案書の生成、編集、提供を行う患者を選択する。
なお、現症情報入力画面X2は、現症情報入力画面W2と同様であるため、説明を省略する。
図14は、歯列情報変更画面X3における、歯列情報変更前の画面表示例である。
歯列情報変更画面X3には、上顎又は下顎の歯列の模式図が表示された歯列表示部X31と、歯列表示切替部X32と、歯列情報保存部X33と、初期位置復元部X34と、歯列帳票生成部X35と、が表示されている。
歯列情報は、歯列の模式図を形成する各歯Tの画面内での表示位置を決定する位置情報を有している。
ユーザーは、歯列情報変更手段12を用いて、各歯Tが有する位置情報を変更する。変更手段としては、マウスやタッチパネルを用いたドラッグ操作や、物理キーボードを用いた座標値の入力等が考えられる。位置情報は、歯列情報変更画面X3内などの所定範囲内であれば、任意の位置に変更することができる。
また、ユーザーは、歯列表示切替部X32を用いて、位置情報の変更対象を、上顎又は下顎の歯列の何れかに切り替えることができる。
図15は、治療提案書生成装置1の歯列情報変更画面X4における、上顎又は下顎の歯列情報変更後の画面表示例である。このように、各歯Tが有する位置情報を変更した状態で、歯列情報保存部X33を用いることで、位置情報変更後の歯列の模式図を、選択した患者固有の歯列情報として、治療提案書生成装置1内に保存することができる。登録された各歯Tの有する位置情報は、現症情報入力画面W2における歯列表示部W22や、治療プラン生成画面W4の歯列表示部、治療プラン全体編集画面W6の歯列表示部W62等において表示される歯列の模式図の表示のために利用されてもよく、表示位置が変更された模式図がこれらに表示されてもよい。
また、初期位置復元部X34を用いることで、各歯Tの位置情報変更後の歯列の模式図を、図14の歯列表示部X31に示す様な歯列の模式図に復元することができる。
<運用機能:治療提案書生成>
図16は、歯列帳票生成部X35を用いることにより表示される、歯列帳票の生成要求画面X5の画面表示例である。
生成要求画面X5には、位置情報変更後の、歯列表示部X31内に表示された上顎及び下顎の歯列の模式図が、上下方向に並んで表示されている。
なお、位置情報を歯列表示部X31外に変更した歯Tについては、歯列帳票には表示されない。即ち、患者の歯列に歯の欠損がある場合、欠損部にあたる歯Tの位置情報を歯列表示部X31外に変更することで、欠損部を歯列帳票に反映させることができる。また、この欠損部にインプラント治療を施した際、患者の歯列情報変更画面X3を介して、欠損部にあたる歯Tの位置情報を、再度歯列表示部X31内に変更することで、容易に治療状況を歯列帳票に反映させることができる。
図17に、治療提案書生成手段11を用いて生成した歯列帳票を一例として示す。歯列帳票の下部には、患者への治療に関する説明を行う際等に用いられるメモ欄Mが設けられている。
図18を用いて、患者の口腔内の各歯に関する情報の登録から、治療提案書の生成までの全体の流れについて説明する。
まず、ステップS21では、患者の歯列情報の変更を行う。
まず、新規患者の治療提案書を生成する場合(ステップS21-1でY)、患者情報登録手段5を用いて、その都度、新規患者情報を登録する(ステップS21-2)。既存の患者の治療提案書を生成する場合(ステップS21-1でN)、ステップS21-3に進む。
次いで、歯列情報変更手段12を用いて、歯列表示部X31に表示された歯列の模式図を、患者の歯並びに合わせた表示に変更し、歯列情報を入力する(ステップS21-3)。
ステップS22では、治療提案書生成手段11を用いて、治療提案書の生成を行う。
具体的には、歯列帳票を生成するか否かの選択を行う(ステップS22-1)。生成する場合(ステップS22-1でY)、治療提案書生成手段11を用いて生成を行う(ステップS22-2)。生成しない場合(ステップS22-1でN)、治療提案書の生成を終了する。
以上の各ステップにより、患者の口腔内の各歯に関する情報が処理され、治療提案書が生成される。
本実施形態によれば、歯列の模式図を、患者の歯並びに合わせた表示とすることができる。これにより、例えば、歯並びの矯正治療を行う患者に対して、治療状況等の説明を、視覚的に分かり易く伝えることが可能となる。
また、各歯Tの有する位置情報を、歯列表示部X31の範囲外に変更可能とすることで、歯並びと共に、歯の欠損の有無を歯列帳票に反映させることが可能となる。
<実施形態3>
次いで、図19~図30を用いて、本実施形態に係る治療提案書生成装置1について説明する。なお、実施形態3において、前述の実施形態1と基本的に同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を簡略化する。
本実施形態における治療提案書生成装置1は、更に、治療比較手段13と、複数本登録手段14と、治療内容一括登録手段15と、を備えている。
治療比較手段13は、現症と治療後それぞれの口腔内画像を一つの画面に表示する。
複数本登録手段14は、複数の歯に対し同一の治療プランを登録する。
治療内容一括登録手段15は、一の歯に対し、治療方法や治療に用いる材料を複数登録する。
なお、治療方法及び治療に用いる材料を一括して治療内容と称することとする。
<管理者機能:初期設定>
実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
<運用機能:現症情報入力>
図19は、患者指定画面Y1の画面表示例である。
患者指定画面Y1には、実施形態1と同様に、現症情報入力画面Y2を表示するための表示切替部Y11と、患者情報登録手段5により登録された患者情報が表示される患者情報表示部Y12と、患者情報編集画面Zを表示するための患者情報編集部Y13と、が表示されている。
また、歯列情報変更画面Y3を表示するための表示切替部Y14が表示されている。
ユーザーは、患者情報表示部Y12に一覧表示された患者リストの中から、治療提案書の生成、編集、提供を行う患者を選択する。
なお、歯列情報変更画面Y3は、歯列情報変更画面X3と同様であるため、説明を省略する。
図20は、現症情報入力画面Y2の画面表示例である。
現症情報入力画面Y2には、実施形態1と同様に、現症情報入力部Y21(症状情報入力部Y211、治療方法情報入力部Y212)と、歯列表示部Y22と、口腔内画像取込部Y23と、が表示されている。
また、口腔内画像の表示を左右反転させる画像左右入替部Y24と、上下反転させる画像上下入替部Y25と、が表示されている。
また、歯に詰め物(インレー、アンレー)が施されている場合、一の歯の模式図上に詰め物の模式図が表示される。
図21は、治療プラン生成画面Y4の初期状態の画面表示例である。
治療プラン生成画面Y4には、実施形態1と同様に、一覧表示部Y41が表示されている。
また、本実施形態における治療プラン生成画面Y4には、更に、治療比較画面Y5を表示するための治療比較画面表示部Y42と、プラン操作画面Y7を表示するためのプラン操作画面表示部Y43と、複数本登録画面Y8を表示するための複数本登録画面表示部Y44と、参考資料印刷画面Y9を表示するための参考資料印刷画面表示部Y45と、が表示されている。
図22は、(a)治療比較画面Y5の画面表示例、(b)治療比較印刷画面Y6の画面表示例である。
(a)治療比較画面Y5には、患者の治療前の口腔内の画像が表示される現症表示部Y51と、患者の治療後の口腔内の画像が表示される治療後表示部Y52と、画面印刷部Y53と、が表示されている。
(b)治療比較印刷画面Y6は、画面印刷部Y53を操作することにより表示される。治療比較印刷画面Y6には、印刷対象とする画像の数を選択する画像数選択部Y61と、印刷対象とする画像を選択する印刷対象画像選択部Y62と、選択した画像の印刷場所を選択する印刷場所選択部Y63と、が表示されている。
図23は、プラン操作画面Y7の画面表示例である。
ユーザーは、プラン操作画面Y7を介して、治療プランの新規登録や治療プランの保存、治療プランの別名登録、治療プランの名称変更、治療プランの削除を行うことができる。これにより、実施形態1において、治療プラン操作部W42により個別の画面を介して編集していた治療プランに関する上記各情報を、一つの画面を介して編集することができる。
図24は、複数本登録画面Y8の画面表示例である。
複数本登録画面Y8には、治療対象指定部Y81と、一括指定部Y82と、治療プラン編集部Y83と、が表示されている。
ユーザーは、複数本登録手段14を用いることで、治療対象指定部Y81に表示されている歯列の模式図を介して、同一の治療プランを登録する歯を複数選択することができる。また、一括指定部Y82を介して、全ての歯、上顎の歯のみ又は下顎の歯のみを一括で指定することができる。
図25は、参考資料印刷画面Y9の画面表示例である。
参考資料印刷画面Y9には、参考資料情報登録手段4を用いて登録された、患者に治療の説明をする上で必要な情報が記載された参考資料情報の一覧が表示されている。
ユーザーは、左端に設けられた選択部Y91により、印刷対象とする参考資料情報を複数選択することができる。
図26は、(a)治療プラン全体編集画面Y10の画面表示例、(b)治療プラン個別編集画面Y15の画面表示例である。
(a)治療プラン全体編集画面Y10には、実施形態1と同様に、一覧表示部Y101と、歯列表示部Y102と、治療優先度情報入力部Y103と、口腔内画像切替部Y104と、が表示されている。
また、治療内容一括登録画面Y16を表示するための、治療内容一括登録画面表示部Y105が表示されている。即ち、ユーザーは、所定の歯番号をクリックすることで、その歯番号に対応する治療内容一括登録画面Y16を表示することができる。
図27は、治療内容一括登録画面Y16の画面表示例である。
治療内容一括登録画面Y16は、例えば、治療方法としてインプラントが選択されている場合の画面表示例である。
ユーザーは、治療内容一括登録手段15を用いて、インプラントに用いる歯の材料や、GBR(骨造成)、サイナスリフトといった治療方法を、左端に設けられた選択部Y161により複数選択し、登録することが可能である。
図28は、(a)口腔内画像入力画面Y17の画面表示例、(b)口腔内画像が表示された治療プラン全体編集画面Y18の画面表示例である。
ユーザーは、実施形態1と同様に、口腔内画像入力画面Y17を介して、治療提案書生成装置1に予め登録された口腔内画像の中から、治療プラン全体編集画面に表示する画像を選択する。選択された画像は、歯列全体の模式図に替わって、治療プラン全体編集画面に表示される。
また、(a)口腔内画像入力画面Y17には、口腔内画像の表示を左右反転させる画像左右入替部Y171と、上下反転させる画像上下入替部Y172と、が表示されている。
図29は、治療提案書、治療見積書、治療見積兼承諾書及び表紙の生成要求画面Y19の画面表示例である。
生成要求画面Y19には、実施形態1と同様に、治療優先度情報選択部Y191と、コメント入力部Y192と、定型コメント保存部Y193と、が表示されている。
図30に、治療提案書生成手段11を用いて生成した(a)治療見積兼承諾書、(b)表紙を一例として示す。(a)治療見積兼承諾書の下部には、患者が自身に施される治療プランの内容に承諾したことを示すための承諾部が設けられている。また、(b)表紙には、治療提案書の提供を行う患者の患者情報の内、患者の名前が紐づいており、自動的に患者の名前が表示される。
本実施形態によれば、治療方法や治療に必要な材料を各歯について複数指定できるため、複数の治療方法や材料を組み合わせた複雑な治療を施す場合であっても、少ない手順で簡易に治療内容を登録することが可能となる。
また、複数の歯に同一の治療プランを一括で登録できるため、治療提案書の生成を効率的に行うことが可能となる。
また、治療前及び治療後の各歯の状態を、一つの画面を介して表示できるため、治療の進捗度を患者に的確に説明することが可能となる。
また、口腔内画像の表示を左右又は上下に反転可能であることで、患者に治療内容等を説明する際の利便性が向上する。特に、鏡を用いて口腔内の画像を撮影し場合、口腔内画像が上下逆となって現症情報入力画面に表示されることとなるが、ユーザーは、即座に正しい向きでの表示に変更することが可能となる。
なお、前記実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
1 治療提案書生成装置
101 CPU
102 メモリ
103 記憶部
104 通信部
105 入力部
106 出力部
107 オペレーティングシステム
108 治療提案書生成プログラム
2 治療パターン情報登録手段
3 価格情報登録手段
4 参考資料情報登録手段
5 患者情報登録手段
6 現症情報入力手段
7 現症リスト生成手段
8 治療プラン生成手段
9 治療優先度情報入力手段
10 見積情報生成手段
11 治療提案書生成手段
12 歯列情報変更手段
13 治療比較手段
14 複数本登録手段
15 治療内容一括登録手段
W1 患者指定画面
W11 表示切替部
W12 患者情報表示部
W13 患者情報編集部
W2 現症情報入力画面
W21 現症情報入力部
W211 症状情報入力部
W212 治療方法情報入力部
W22 歯列表示部
W23 口腔内画像取込部
W3 現症リストの生成要求画面
W31 口腔内画像切替部
W32 コメント入力部
W33 定型コメント保存部
W4 治療プラン生成画面
W41 一覧表示部
W5 表示パターン確認画面
W6 治療プラン全体編集画面
W61 一覧表示部
W62 歯列表示部
W63 治療優先度情報入力部
W64 口腔内画像切替部
W7 治療プラン個別編集画面
W8 口腔内画像入力画面
W9 治療プラン全体編集画面
W10 治療提案リスト及び治療見積リストの生成要求画面
W101 治療優先度情報選択部
W102 コメント入力部
W103 定型コメント保存部
W14 参考資料情報の生成要求画面
W141 コメント入力部
X1 患者指定画面
X11 表示切替部
X12 患者情報表示部
X13 患者情報編集部
X14 表示切替部
X2 現症情報入力画面
X3 歯列情報変更画面
X31 歯列表示部
X32 歯列表示切替部
X33 歯列情報保存部
X34 初期位置復元部
X35 歯列帳票生成部
X4 歯列情報変更画面
X5 歯列帳票の生成要求画面
Y1 患者指定画面
Y11 表示切替部
Y12 患者情報表示部
Y13 患者情報編集部
Y14 表示切替部
Y2 現症情報入力画面
Y21 現症情報入力部
Y211 症状情報入力部
Y212 治療方法情報入力部
Y22 歯列表示部
Y23 口腔内画像取込部
Y24 画像左右入替部
Y25 画像上下入替部
Y3 歯列情報変更画面
Y4 治療プラン生成画面
Y41 一覧表示部
Y42 治療比較画面表示部
Y43 プラン操作画面表示部
Y44 複数本登録画面表示部
Y45 参考資料印刷画面表示部
Y5 治療比較画面
Y51 現症表示部
Y52 治療後表示部
Y6 治療比較印刷画面
Y61 画像数選択部
Y62 印刷対象画像選択部
Y63 印刷場所選択部
Y7 プラン操作画面
Y8 複数本登録画面
Y81 治療対象指定部
Y82 一括指定部
Y83 治療プラン編集部
Y9 参考資料印刷画面
Y91 選択部
Y10 治療プラン全体編集画面
Y101 一覧表示部
Y102 歯列表示部
Y103 治療優先度情報入力部
Y104 口腔内画像切替部
Y15 治療プラン個別編集画面
Y16 治療内容一括登録画面
Y161 選択部
Y17 口腔内画像入力画面
Y171 画像左右入替部
Y172 画像上下入替部
Y18 治療プラン全体編集画面
Y19 生成要求画面
Y191 治療優先度情報選択部
Y192 コメント入力部
Y193 定型コメント保存部
T 歯
M メモ欄

Claims (22)

  1. 患者の口腔内の歯の状態に基づいて、患者に対する治療提案書の生成を支援する治療提案書生成システムであって、
    歯の症状情報及び症状情報に対する治療方法情報を有する治療パターン情報を登録する、治療パターン情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に応じた価格情報を登録する価格情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に基づいて、患者の各歯についての現症情報を個別に入力する現症情報入力手段と、
    前記現症情報、前記価格情報に基づいて治療プランを生成する治療プラン生成手段と、
    前記症状情報に基づいて歯の治療優先度情報を入力する、治療優先度情報入力手段と、
    前記治療プラン及び前記治療優先度情報に基づいて治療提案書を生成する、治療提案書生成手段を備え
    前記現症情報は、現症情報入力画面を介して表示され、
    前記現症情報入力画面は、現症情報入力部と、歯列表示部と、口腔内画像取込部と、を備え、
    前記歯列表示部は、前記口腔内画像取込部を用いて取り込んだ口腔内画像を、歯列画像と共に表示可能であり、前記口腔内画像の表示を左右又は上下に反転可能であることを特徴とする、治療提案書生成システム。
  2. 患者の口腔内の歯の状態に基づいて、患者に対する治療提案書の生成を支援する治療提案書生成システムであって、
    歯の症状情報及び症状情報に対する治療方法情報を有する治療パターン情報を登録する、治療パターン情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に応じた価格情報を登録する価格情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に基づいて、患者の各歯についての現症情報を個別に入力する現症情報入力手段と、
    前記現症情報、前記価格情報に基づいて治療プランを生成する治療プラン生成手段と、
    前記症状情報に基づいて歯の治療優先度情報を入力する、治療優先度情報入力手段と、
    前記治療プラン及び前記治療優先度情報に基づいて治療提案書を生成する、治療提案書生成手段と、
    歯列情報変更画面を介して歯列情報を変更するための、歯列情報変更手段と、を備え、
    前記歯列情報変更画面は、歯列を表示する歯列表示部を有し、
    前記歯列情報は、前記歯列を形成する各歯の前記歯列情報変更画面内での表示位置を決定するための位置情報を有していることを特徴とする、治療提案書生成システム。
  3. 前記位置情報は、前記歯列表示部の範囲外に変更可能であることを特徴とする、請求項2に記載の治療提案書生成システム。
  4. 患者の口腔内の歯の状態に基づいて、患者に対する治療提案書の生成を支援する治療提案書生成システムであって、
    歯の症状情報及び症状情報に対する治療方法情報を有する治療パターン情報を登録する、治療パターン情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に応じた価格情報を登録する価格情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に基づいて、患者の各歯についての現症情報を個別に入力する現症情報入力手段と、
    前記現症情報、前記価格情報に基づいて治療プランを生成する治療プラン生成手段と、
    前記症状情報に基づいて歯の治療優先度情報を入力する、治療優先度情報入力手段と、
    前記治療プラン及び前記治療優先度情報に基づいて治療提案書を生成する、治療提案書生成手段と、
    治療内容一括登録画面を介して治療方法及び治療に必要な材料の少なくとも何れか一方を各歯について複数指定するための、治療内容一括登録手段と、を備えることを特徴とする、治療提案書生成システム。
  5. 患者の口腔内の歯の状態に基づいて、患者に対する治療提案書の生成を支援する治療提案書生成システムであって、
    歯の症状情報及び症状情報に対する治療方法情報を有する治療パターン情報を登録する、治療パターン情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に応じた価格情報を登録する価格情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に基づいて、患者の各歯についての現症情報を個別に入力する現症情報入力手段と、
    前記現症情報、前記価格情報に基づいて治療プランを生成する治療プラン生成手段と、
    前記症状情報に基づいて歯の治療優先度情報を入力する、治療優先度情報入力手段と、
    前記治療プラン及び前記治療優先度情報に基づいて治療提案書を生成する、治療提案書生成手段と、
    複数本登録画面を介して複数の歯に同一の治療プランを一括で登録するための、複数本登録手段と、を備えることを特徴とする、治療提案書生成システム。
  6. 前記歯列表示部は、前記現症情報入力部に入力された前記現症情報に基づいて、視覚的に前記現症情報を表示可能であることを特徴とする、請求項1に記載の治療提案書生成システム。
  7. 前記歯列表示部は、前記現症情報入力部に入力された前記現症情報に基づいて、前記歯列画像内の各歯の色を変更して表示可能であることを特徴とする、請求項1又は6に記載の治療提案書生成システム。
  8. 前記治療パターン情報及び前記価格情報に基づいて、歯の治療にかかる費用の見積に関する見積情報を生成する見積情報生成手段を備えることを特徴とする、請求項1~7の何れかに記載の治療提案書生成システム。
  9. 前記見積情報は、前記治療優先度情報に紐づけられ、
    前記見積情報生成手段は、前記治療優先度情報に基づいて、治療提案書に含める前記見積情報を決定することを特徴とする、請求項8に記載の治療提案書生成システム。
  10. 前記治療パターン情報登録手段は、一の前記症状情報に対して、異なる二以上の治療方法情報が紐づけられた、異なる二以上の治療パターン情報の登録を受け付け、
    前記治療プラン生成手段は、前記異なる二以上の治療パターン情報を有する、二以上の治療プランを生成することを特徴とする、請求項1~9の何れかに記載の治療提案書生成システム。
  11. 前記異なる二以上の治療パターン情報は、自己負担時の治療パターン情報と、保険適用時の治療パターン情報と、を有することを特徴とする、請求項10に記載の治療提案書生成システム。
  12. 一の前記治療プランは、自己負担時の治療パターン情報若しくは保険適用時の治療パターン情報のみで構成されていることを特徴とする、請求項11に記載の治療提案書生成システム。
  13. 治療の内容に関する情報を参考資料情報として登録する、参考資料情報登録手段を備え、前記治療提案書生成手段は、前記参考資料情報を利用して治療提案書を生成することを特徴とする、請求項1~12の何れかに記載の治療提案書生成システム。
  14. 治療比較画面を介して治療前及び治療後の各歯の状態を比較するための、治療比較手段を備えることを特徴とする、請求項1~13の何れかに記載の治療提案書生成システム。
  15. 患者の口腔内の歯の状態に基づいて、患者に対する治療提案書の生成を支援する治療提案書生成プログラムであって、
    コンピュータを歯の症状情報及び症状情報に対する治療方法情報を有する治療パターン情報を登録する、治療パターン情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に応じた価格情報を登録する価格情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に基づいて、患者の各歯についての現症情報を個別に入力する現症情報入力手段と、
    前記現症情報、前記価格情報に基づいて治療プランを生成する治療プラン生成手段と、
    前記症状情報に基づいて歯の治療優先度情報を入力する、治療優先度情報入力手段と、
    前記治療プラン及び前記治療優先度情報に基づいて治療提案書を生成する、治療提案書生成手段と、として機能させ
    前記現症情報を、現症情報入力画面を介して表示させ、
    前記現症情報入力画面は、現症情報入力部と、歯列表示部と、口腔内画像取込部と、を備え、
    前記歯列表示部は、前記口腔内画像取込部を用いて取り込んだ口腔内画像を、歯列画像と共に表示可能であり、前記口腔内画像の表示を左右又は上下に反転可能であることを特徴とする、治療提案書生成プログラム。
  16. 患者の口腔内の歯の状態に基づいて、患者に対する治療提案書の生成を支援する治療提案書生成装置であって、
    歯の症状情報及び症状情報に対する治療方法情報を有する治療パターン情報を登録する、治療パターン情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に応じた価格情報を登録する価格情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に基づいて、患者の各歯についての現症情報を個別に入力する現症情報入力手段と、
    前記現症情報、前記価格情報に基づいて治療プランを生成する治療プラン生成手段と、
    前記症状情報に基づいて歯の治療優先度情報を入力する、治療優先度情報入力手段と、
    前記治療プラン及び前記治療優先度情報に基づいて治療提案書を生成する、治療提案書生成手段を備え
    前記現症情報は、現症情報入力画面を介して表示され、
    前記現症情報入力画面は、現症情報入力部と、歯列表示部と、口腔内画像取込部と、を備え、
    前記歯列表示部は、前記口腔内画像取込部を用いて取り込んだ口腔内画像を、歯列画像と共に表示可能であり、前記口腔内画像の表示を左右又は上下に反転可能であることを特徴とする、治療提案書生成装置。
  17. 患者の口腔内の歯の状態に基づいて、患者に対する治療提案書の生成を支援する治療提案書生成プログラムであって、
    コンピュータを歯の症状情報及び症状情報に対する治療方法情報を有する治療パターン情報を登録する、治療パターン情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に応じた価格情報を登録する価格情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に基づいて、患者の各歯についての現症情報を個別に入力する現症情報入力手段と、
    前記現症情報、前記価格情報に基づいて治療プランを生成する治療プラン生成手段と、
    前記症状情報に基づいて歯の治療優先度情報を入力する、治療優先度情報入力手段と、
    前記治療プラン及び前記治療優先度情報に基づいて治療提案書を生成する、治療提案書生成手段と、
    歯列情報変更画面を介して歯列情報を変更するための、歯列情報変更手段と、として機能させ、
    前記歯列情報変更画面は、歯列を表示する歯列表示部を有し、
    前記歯列情報は、前記歯列を形成する各歯の前記歯列情報変更画面内での表示位置を決定するための位置情報を有していることを特徴とする、治療提案書生成プログラム。
  18. 患者の口腔内の歯の状態に基づいて、患者に対する治療提案書の生成を支援する治療提案書生成装置であって、
    歯の症状情報及び症状情報に対する治療方法情報を有する治療パターン情報を登録する、治療パターン情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に応じた価格情報を登録する価格情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に基づいて、患者の各歯についての現症情報を個別に入力する現症情報入力手段と、
    前記現症情報、前記価格情報に基づいて治療プランを生成する治療プラン生成手段と、
    前記症状情報に基づいて歯の治療優先度情報を入力する、治療優先度情報入力手段と、
    前記治療プラン及び前記治療優先度情報に基づいて治療提案書を生成する、治療提案書生成手段と、
    歯列情報変更画面を介して歯列情報を変更するための、歯列情報変更手段と、を備え、
    前記歯列情報変更画面は、歯列を表示する歯列表示部を有し、
    前記歯列情報は、前記歯列を形成する各歯の前記歯列情報変更画面内での表示位置を決定するための位置情報を有していることを特徴とする、治療提案書生成装置。
  19. 患者の口腔内の歯の状態に基づいて、患者に対する治療提案書の生成を支援する治療提案書生成プログラムであって、
    コンピュータを歯の症状情報及び症状情報に対する治療方法情報を有する治療パターン情報を登録する、治療パターン情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に応じた価格情報を登録する価格情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に基づいて、患者の各歯についての現症情報を個別に入力する現症情報入力手段と、
    前記現症情報、前記価格情報に基づいて治療プランを生成する治療プラン生成手段と、
    前記症状情報に基づいて歯の治療優先度情報を入力する、治療優先度情報入力手段と、
    前記治療プラン及び前記治療優先度情報に基づいて治療提案書を生成する、治療提案書生成手段と、
    治療内容一括登録画面を介して治療方法及び治療に必要な材料の少なくとも何れか一方を各歯について複数指定するための、治療内容一括登録手段と、として機能させることを特徴とする、治療提案書生成プログラム。
  20. 患者の口腔内の歯の状態に基づいて、患者に対する治療提案書の生成を支援する治療提案書生成装置であって、
    歯の症状情報及び症状情報に対する治療方法情報を有する治療パターン情報を登録する、治療パターン情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に応じた価格情報を登録する価格情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に基づいて、患者の各歯についての現症情報を個別に入力する現症情報入力手段と、
    前記現症情報、前記価格情報に基づいて治療プランを生成する治療プラン生成手段と、
    前記症状情報に基づいて歯の治療優先度情報を入力する、治療優先度情報入力手段と、
    前記治療プラン及び前記治療優先度情報に基づいて治療提案書を生成する、治療提案書生成手段と、
    治療内容一括登録画面を介して治療方法及び治療に必要な材料の少なくとも何れか一方を各歯について複数指定するための、治療内容一括登録手段と、を備えることを特徴とする、治療提案書生成装置。
  21. 患者の口腔内の歯の状態に基づいて、患者に対する治療提案書の生成を支援する治療提案書生成プログラムであって、
    コンピュータを歯の症状情報及び症状情報に対する治療方法情報を有する治療パターン情報を登録する、治療パターン情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に応じた価格情報を登録する価格情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に基づいて、患者の各歯についての現症情報を個別に入力する現症情報入力手段と、
    前記現症情報、前記価格情報に基づいて治療プランを生成する治療プラン生成手段と、
    前記症状情報に基づいて歯の治療優先度情報を入力する、治療優先度情報入力手段と、
    前記治療プラン及び前記治療優先度情報に基づいて治療提案書を生成する、治療提案書生成手段と、
    複数本登録画面を介して複数の歯に同一の治療プランを一括で登録するための、複数本登録手段と、として機能させることを特徴とする、治療提案書生成プログラム。
  22. 患者の口腔内の歯の状態に基づいて、患者に対する治療提案書の生成を支援する治療提案書生成装置であって、
    歯の症状情報及び症状情報に対する治療方法情報を有する治療パターン情報を登録する、治療パターン情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に応じた価格情報を登録する価格情報登録手段と、
    前記治療パターン情報に基づいて、患者の各歯についての現症情報を個別に入力する現症情報入力手段と、
    前記現症情報、前記価格情報に基づいて治療プランを生成する治療プラン生成手段と、
    前記症状情報に基づいて歯の治療優先度情報を入力する、治療優先度情報入力手段と、
    前記治療プラン及び前記治療優先度情報に基づいて治療提案書を生成する、治療提案書生成手段と、
    複数本登録画面を介して複数の歯に同一の治療プランを一括で登録するための、複数本登録手段と、を備えることを特徴とする、治療提案書生成装置。
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