JP7042451B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7042451B2
JP7042451B2 JP2020507202A JP2020507202A JP7042451B2 JP 7042451 B2 JP7042451 B2 JP 7042451B2 JP 2020507202 A JP2020507202 A JP 2020507202A JP 2020507202 A JP2020507202 A JP 2020507202A JP 7042451 B2 JP7042451 B2 JP 7042451B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
unit
pixel portion
light receiving
solid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020507202A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019180863A1 (ja
Inventor
学 薄田
繁 齋藤
三佳 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Publication of JPWO2019180863A1 publication Critical patent/JPWO2019180863A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7042451B2 publication Critical patent/JP7042451B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Description

本開示は、固体撮像装置に関し、特に、大規模な画素回路を必要とする固体撮像装置に関する。
CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等の固体撮像装置は、受光部を有する複数の半導体集積回路(単位画素)を2次元状に配列して撮像領域を構成し、被写体からの光信号を電気信号に変換して画像を出力する。イメージセンサの感度は、入射光量に対する受光部の出力電流の大きさによって定義されるため、入射光を確実に受光部に導入することが感度向上のためには重要な要素となる。
ところで、近年の先進運転支援システム(Advanced Driver Assistance System:ADAS)技術の進展に伴い、自動車へのADASシステム導入が急速に進んでおり、従来の輝度画像の取得に加えて、被写体の距離を算出する距離画像(Time of Flight:TOF)センサへの要望が高まってきている。距離画像センサは、被写体の距離を画素ごとに算出するための大規模な画素回路が必要となる。このため、画素回路の配置領域に入射する光をいかに損失なく受光部に導入するかが課題となる。
近年、受光部と信号読み出しのための出力回路部とを分離し、受光部を配置する画素(受光画素)上に形成するマイクロレンズを、出力回路部を形成する画素(回路画素)まで延伸して配置することにより、感度ロスを低減する構造が提案されている。
例えば、特許文献1では、緑色画素を市松模様状に配置した上で、青色画素と赤色画素とを1行毎及び1列毎に交互に配置し、また、上下左右を緑色画素に囲まれた画素領域に回路画素を配置した構造が提案されている。回路画素は、緑色用、青色用及び赤色用の3種類があり、各色の受光画素とそれに対応した回路画素との中間の位置に転送ゲート電極を配置している。
特開2016-58818号公報
しかしながら、特許文献1に記載された構成では、緑色画素に対して、受光画素と回路画素の中間の位置に転送ゲート電極が配置されるため、マイクロレンズを回路画素上に延伸したとしても、入射光の一部がゲート電極に阻まれて、受光ロスが発生する。また、3×3画素の領域に着目すると、赤色画素と青色画素とは2画素分が含まれるのに対し、緑色画素は4画素分が含まれるレイアウトとなっている。このため、色のバランスが崩れる結果、色の再現性が低下してしまうという問題もある。
本開示は、前記従来の問題を解決し、単位画素内に受光画素と回路画素とを配置した固体撮像装置において、回路画素に入射する入射光の受光ロスを低減できるようにすることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本開示は、特定の受光画素を覆う集光レンズの一部を回路画素上に延伸し、該特定の受光画素からの回路画素への電荷の転送を行う転送部を上記集光レンズの長軸方向から離して配置する構成とする。
具体的に、本開示は、固体撮像装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、本開示の一態様は、2次元状に配置された複数の画素を備え、複数の画素は単位構造を含み、該単位構造は、それぞれ、第1の受光部と該第1の受光部を覆う第1の集光レンズとを含む第1の画素部と、第2の受光部と該第2の受光部を覆う第2の集光レンズとを含む第2の画素部と、第1の画素部及び第2の画素部によりそれぞれ光電変換された信号電荷を読み出す出力回路部を含む第3の画素部と、第1の画素部により光電変換された信号電荷を出力回路部へ転送する第1の転送部と、第2の画素部により光電変換された信号電荷を出力回路部へ転送する第2の転送部とを有している。第1の画素部は、第3の画素部における平面視での縦方向又は横方向に隣接して配置され、第2の画素部は、第3の画素部における平面視での対角方向に隣接して配置され、第2の転送部は、平面視で第2の画素部と第3の画素部との間に配置され、第1の集光レンズは、その一部が第3の画素部の上に延伸しており、第1の転送部は、第1の画素部、第2の画素部及び第3の画素部における互いに対向する角部に配置される。
また、本開示の他の態様は、2次元状に配置された複数の画素を備え、複数の画素は単位構造を含み、単位構造は、それぞれ、第1の受光部と該第1の受光部を覆う第1の集光レンズとを含む第1の画素部と、第2の受光部と導波路とを含む第2の画素部と、第1の画素部及び第2の画素部によりそれぞれ光電変換された信号電荷を読み出す出力回路部を含む第3の画素部と、第1の画素部により光電変換された信号電荷を出力回路部へ転送する第1の転送部と、第2の画素部により光電変換された信号電荷を出力回路部へ転送する第2の転送部とを有している。第1の画素部は、第3の画素部における平面視での縦方向又は横方向に隣接して配置され、2の画素部は、第3の画素部における平面視での対角方向に隣接して配置され、第2の転送部は、平面視で第2の画素部と第3の画素部との間に配置され、第1の集光レンズは、その一部が第3の画素部の上に延伸しており、第1の転送部は、第1の画素部、第2の画素部及び第3の画素部における互いに対向する角部に配置される。
本発明によれば、単位画素内に受光画素と回路画素とを配置した固体撮像装置において、回路画素に入射する入射光の受光ロスを低減することができる。
図1は第1実施形態に係る固体撮像装置の2次元配列された画素を示す模式的な部分平面図である。 図2は図1のI-I線における模式的な断面図である。 図3は第1実施形態の一変形例に係る固体撮像装置を示す模式的な部分平面図である。 図4は第2実施形態に係る固体撮像装置の2次元配列された画素を示す模式的な部分平面図である。 図5は第3実施形態に係る固体撮像装置の2次元配列された画素を示す模式的な部分平面図である。
第1実施形態に係る固体撮像装置は、2次元状に配置された複数の画素を備え、複数の画素は単位構造を含み、該単位構造は、それぞれ、第1の受光部と該第1の受光部を覆う第1の集光レンズとを含む第1の画素部と、第2の受光部と該第2の受光部を覆う第2の集光レンズとを含む第2の画素部と、第1の画素部及び第2の画素部によりそれぞれ光電変換された信号電荷を読み出す出力回路部を含む第3の画素部と、第1の画素部により光電変換された信号電荷を出力回路部へ転送する第1の転送部と、第2の画素部により光電変換された信号電荷を出力回路部へ転送する第2の転送部とを有している。第1の画素部は、第3の画素部における平面視での縦方向又は横方向に隣接して配置され、第2の画素部は、第3の画素部における平面視での対角方向に隣接して配置され、第2の転送部は、平面視で第2の画素部と第3の画素部との間に配置され、第1の集光レンズは、その一部が第3の画素部の上に延伸しており、第1の転送部は、第1の画素部、第2の画素部及び第3の画素部における互いに対向する角部に配置される。
これによれば、第1の画素部を覆う第1の集光レンズは、その一部が出力回路部を含む第3の画素部の上に延伸し、且つ、第1の画素部からの信号電荷を出力回路部へ転送する第1の転送部は、第1の画素部、第2の画素部及び第3の画素部における互いに対向する角部に配置される。これにより、第1の集光レンズの第3の画素部上部分から入射する入射光が出力回路部のゲート電極等に阻まれることなく、第1の受光部に入射される。その結果、回路画素である第3の画素部に入射する入射光の受光ロスを低減することができる。その上、例えば、RGBカラーイメージングにおいて、2×2画素の領域に赤色、緑色及び青色の各画素を1つずつ配置することが可能となるので、色のバランスを保つことが可能となる。
第1実施形態において、第1の転送部は、第1の集光レンズの長軸に対して第2の転送部と互いに対向する位置に配置されていてもよい。
このようにすると、第1から第3の各画素部を2次元状に敷き詰めることが容易となる。
第1実施形態において、第1の画素部と第2の画素部とは、互いに異なる波長帯域の光を受光してもよい。
この場合に、第1の画素部は、第2の画素部よりも長波長帯域の光を受光してもよい。
これによれば、長波長帯域の光は短波長帯域の光と比べて感度が低いため、回路画素である第3の画素の上に延伸する第1の受光レンズを有し、感度を向上した第1の画素部に長波長帯域の光を受光させるので、高感度化を実現することができる。
また、第1実施形態において、第1の画素部と第2の画素部とは、同一波長帯域の光を受光してもよい。
これによれば、例えば、赤外線センサとしての用途に有効である。
第1実施形態において、第1の受光部と第2の受光部とは、第1の集光レンズと第2の集光レンズとの大きさの違いに応じて、互いに平面形状が異なっていてもよい。
これによれば、第1の受光部の平面積は、第2の受光部の平面積よりも実質的に大きくなるため、回路画素部である第3の画素部の上に延伸した第1の集光レンズからの屈折光を受ける第1の受光部における光の感度が向上する。
第2実施形態に係る固体撮像装置は、2次元状に配置された複数の画素を備え、複数の画素は単位構造を含み、該単位構造は、それぞれ、第1の受光部と該第1の受光部を覆う集光レンズとを含む第1の画素部と、第2の受光部と導波路とを含む第2の画素部と、第1の画素部及び第2の画素部によりそれぞれ光電変換された信号電荷を読み出す出力回路部を含む第3の画素部と、第1の画素部により光電変換された信号電荷を出力回路部へ転送する第1の転送部と、第2の画素部により光電変換された信号電荷を出力回路部へ転送する第2の転送部とを有している。第1の画素部は、第3の画素部における平面視での縦方向又は横方向に隣接して配置され、第2の画素部は、第3の画素部における平面視での対角方向に隣接して配置され、第2の転送部は、平面視で第2の画素部と第3の画素部との間に配置され、集光レンズは、その一部が第3の画素部の上に延伸しており、第1の転送部は、第1の画素部、第2の画素部及び第3の画素部における互いに対向する角部に配置される。
これによれば、第1の画素部を覆う光レンズは、その一部が出力回路部を含む第3の画素部の上に延伸し、且つ、第1の画素部からの信号電荷を出力回路部へ転送する第1の転送部は、第1の画素部、第2の画素部及び第3の画素部における互いに対向する角部に配置される。これにより、集光レンズの第3の画素部上部分から入射する入射光が出力回路部のゲート電極等に阻まれることなく、第1の受光部に入射される。その結果、回路画素である第3の画素部に入射する入射光の受光ロスを低減することができる。その上、レンズを設けていない第2の画素部には、可視光の明暗(例えば、モノクローム(monochrome)、以下、モノクロと呼ぶ。)に感度を持たせ、第3の画素部の上に延伸したレンズを持つ第1の画素部には、より長波長の赤外線に感度を持たせることができる。
第2実施形態において、第1の転送部は、集光レンズの長軸に対して第2の転送部と互いに対向する位置に配置されていてもよい。
このようにすると、第1から第3の各画素部を2次元状に敷き詰めることが容易となる。
第2実施形態において、第1の画素部と第2の画素部とは、互いに異なる波長帯域の光を受光してもよい。
この場合に、第1の画素部は、第2の画素部よりも長波長帯域の光を受光してもよい。
これによれば、長波長帯域の光は短波長帯域の光と比べて感度が低いため、回路画素である第3の画素の上に延伸する第1の受光レンズを有し、感度を向上した第1の画素部に長波長帯域の光を受光させるので、高感度化を実現することができる。
第2実施形態において、第1の画素部と第2の画素部とは、同一波長帯域の光を受光してもよい。
これによれば、例えば、赤外線センサとしての用途に有効である。
第2実施形態において、第1の受光部の平面積は、第2の受光部の平面積よりも大きくてもよい。
これによれば、回路画素部である第3の画素部の上に延伸した第1の集光レンズからの屈折光を受ける第1の受光部における光の感度が向上する。
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物又はその用途を制限することを意図しない。また、各図面において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、その説明を省略する。また、各構成部材の寸法比は便宜上に過ぎず、実寸比を表すものではない。
(第1実施形態)
本開示の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は第1実施形態に係る固体撮像装置の平面構成を示している。図2は図1のI-I線における断面構成を示している。ここで、「平面」とは、固体撮像装置100における受光面の法線方向から見た面をいう。
図1に示すように、本実施形態に係る固体撮像装置100は、単位構造10が2次元状に配置されて構成されている。ここでは、単位構造10は2×2画素構成である。単位構造10は、マイクロレンズ101Aと受光部102Aとを含む第1の画素部としての受光画素Ar、Agと、マイクロレンズ101Bと受光部102Bとを含む第2の画素部としての受光画素Bbと、各画素Ar、Ag及びBbによりそれぞれ光電変換された信号電荷を読み出す出力回路部103を含む第3の画素部としての回路画素Cとを有している。受光画素Ar、Agは、回路画素Cに対して、平面視で縦方向又は横方向に隣接して配置される。これに対し、受光画素Bbは、回路画素Cに対して平面視で対角方向に隣接して配置される。なお、本実施形態においては、受光画素Ar、Agは、縦方向と横方向とで受光する光の波長帯域をそれぞれ異なる帯域に設定しているが、同一の波長帯域を設定してもよい。
各受光画素Ar、Agの上にそれぞれ配置されるマイクロレンズ101Aは、その一部が回路画素Cの上に延伸するように配置されている。図1及び図2に示す例では、マイクロレンズ101Aは、例えば楕円形状としている。但し、この楕円形状は幾何学的な楕円ではなく、通常、樹脂からなるレンズ材料の形成方法によっては長円形状となることもある。本実施形態においては、便宜上、楕円形状と呼ぶ。これにより、図2に示すように、回路画素Cに入射する光の一部を、例えば受光画素Arの方向に屈折することができるので、当該受光画素Arの感度を最大で1.5倍程度に引き上げることができる。図1及び図2は、固体撮像装置100として、RGBカラーイメージングの場合の一例であり、高い感度を必要とする緑色(G)と、シリコン(Si)における光吸収率が低い長波長帯域の赤色(R)とを受光画素Ag、Arにそれぞれ割り当てている。これに対し、ほぼ円形状のマイクロレンズ101Bであって、該マイクロレンズ101Bが回路画素Cの上に延伸しない受光画素Bbには、青色(B)を割り当てている。
また、本実施形態においては、受光画素Ar、Agを覆うマイクロレンズ101Aだけでなく、それぞれのカラーフィルタ106r、106gにおいても、その一部を回路画素Cの上に延伸して配置している。このように、カラーフィルタ106r、106gをマイクロレンズ101Aに合わせて形成することにより、ノイズ光を低減することができる。なお、通常のカラーフィルタの構成材料は、レンズ材料とは異なり、平面形状を曲線状に形成し難いため、マイクロレンズ101Aと外形状がほぼ一致する平面多角形状、例えば六角形状としている。また、互いに隣接するカラーフィルタ106r、106g及び106bは互いに重ならないように配置される。
さらに、本実施形態においては、図1に示すように、受光画素Ar、Agの受光部102Aと、受光画素Bbの受光部102Bとは、マイクロレンズ101Aとマイクロレンズ101Bとの大きさの違いに応じて、互いの平面形状が異なっている。すなわち、受光部102Aの平面積は、マイクロレンズ101Aの一部が回路画素Cの上へ延伸して配置されているのに対応して、受光部102Bの平面積よりも大きい。この構成により、回路画素Cの上に延伸したマイクロレンズ101Aからの屈折光を受ける受光部102Aにおける光の感度をより向上することができる。
また、図2に示すように、単位構造10における、各受光画素、例えば受光画素Arは、n型又はp型シリコンからなる半導体基板12の受光面側に光電変換部を含む受光回路(図示せず)を有している。さらに、半導体基板12の主面(受光面)の上には層間絶縁膜14が形成され、該層間絶縁膜14の内部には複数の配線層15が積層されて形成されている。半導体基板12における光電変換部の上側部分には、層間絶縁膜14を選択的に除去してなる開口部が形成されている。この開口部は、高屈折率絶縁材料16、例えば窒化シリコン(SiN)、酸窒化シリコン(SiON)又は炭窒化シリコン(SiCN)等が埋め込まれることにより、入射光の導波路107として機能する。
図2においては、各マイクロレンズ101Aのそれぞれの一部が、回路画素Cの上側部分にまで延伸し、該マイクロレンズ101Aによって、各導波路107の内側に入射光が屈折する様子を模式的に表している。上述したように、回路画素Cに入射する光の一部が各受光画素Arの方向に屈折するので、各受光画素Arにおける受光感度を向上することができる。なお、導波路(開口部)107の内壁の半導体基板12の主面との角度(テーパ角)θを90°よりも小さく、すなわち鋭角にすることが好ましい。例えば、このテーパ角θは60°以上且つ85°以下程度が好ましい。これにより、テーパ角θを90°程度とする場合と比べて、導波路107への、すなわち光電変換部への光の取り込み量を増やすことができる。
また、各受光画素Ar、Ag及びBbには、それぞれ、光電変換部から光電変換された電荷を転送する転送部104A、104Bと、該転送部104A、104Bにより転送された電荷を蓄積する電荷蓄積部105A、105Bとが設けられている。具体的には、受光画素Ar、Agには、転送部104A及び電荷蓄積部105Aが配置されている。受光画素Bbには、転送部104B及び電荷蓄積部105Bが配置されている。各電荷蓄積部105A、105Bは、回路画素Cに設けられた増幅トランジスタのゲート電極(図示せず)と配線により接続されている。
また、図1に示すように、受光画素Bbの転送部104Bは、受光画素Bb内の角部で且つ回路画素Cとの間に配置されている。同様に、受光画素Ar、Agの転送部104Aは、受光画素Ar、Ag、Bb、及び回路画素Cにおける互いに対向する角部に配置されている。換言すれば、受光画素Ar、Agの転送部104Aは、回路画素Cの上に延伸したマイクロレンズ101Aの長軸110、111における軸線上を避けて配置される。望ましくは、転送部104Aは、マイクロレンズ101Aの長軸110、111に対して転送部104Bと対向する位置に配置するのがよい。
このような配置とすることにより、平面楕円形状のマイクロレンズ101Aの一部を回路画素C上に延伸した際に、入射光の一部がゲート電極に阻まれることにより生じる受光ロスが低減される。さらには、転送部104A、104B及び配線を、互いに隣接するマイクロレンズ101A、101Bの間に配置することにより、当該転送部104A、104Bが受光画素Ar、Ag、Bbの間の遮光の役目も果たす。その結果、隣接する他の画素への混色を抑制するという効果も期待できる。
また、図1に示す固体撮像装置100は、異なる画素間の信号電荷を加算しない、すなわち、各画素回路Cがそれと隣接する1画素分の信号電荷を処理するので、解像度が低下することがない。
なお、図1に示す固体撮像装置100は、RGBカラーイメージングの場合の一例であったが、本開示はこれに限られず、同一波長帯域の光を受光する撮像装置に用いてもよい。例えば、TOFセンサ等の近赤外光の受光を必要とするような距離画像センサに対しても、本開示の構成を用いることができる。
(第1実施形態の一変形例)
図3に第1実施形態の一変形例に係る固体撮像装置100Aの平面構成を示す。
図3に示すように、本変形例に係る固体撮像装置100Aは、各受光画素Bbにおける回路画素Cと対向する角部であって、転送部104A、104B及び電荷蓄積部105A、105Bが設けられていない領域に、該回路画素Cから延伸した回路部103Aを形成している。具体的には、各回路画素Cは、その4つの側部が平面視での縦方向及び横方向に延伸したマイクロレンズ101Aに覆われると共に、その3つの角部には電荷蓄積部105A、105B等がそれぞれ形成されている。従って、受光画素Bbにおける4つ目の角部(図3の右下の角部)には、マイクロレンズ101A及びマイクロレンズ101Bに覆われず、且つ電荷蓄積部105A、105B等も形成されない未使用領域、いわゆるデッドスペースが存在している。そこで、本変形例においては、このデッドスペースに回路部103Aを設けている。
回路部103Aには、固体撮像装置100AがRGBカラーイメージングである場合は、例えばカウント回路等を設けることができる。また、固体撮像装置100Aが距離画像(TOF)センサである場合は、より回路規模が大きい、例えば演算回路等を設けることができる。
(第2実施形態)
以下、本開示の第2実施形態について図面を参照しながら説明する。
図4は第2実施形態に係る固体撮像装置の平面構成を示している。
図4に示すように、本実施形態に係る固体撮像装置200は、単位構造20が2次元状に配置されて構成されている。ここでは、単位構造20は2×2画素構成である。単位構造20は、マイクロレンズ201Aと受光部202Aとを含む第1の画素部としての受光画素Airと、導波路207と受光部202Bとを含む第2の画素部としての受光画素Bwと、各画素Air及びBwによりそれぞれ光電変換された信号電荷を読み出す出力回路部203Aを含む第3の画素部としての回路画素Cとを有している。受光画素Airは、回路画素Cに対して、平面視で縦方向又は横方向に隣接して配置されている。受光画素Bwは、回路画素Cに対して平面視で対角方向に隣接して配置されている。
なお、本実施形態においても、第1実施形態の一変形例と同様に、マイクロレンズ201Aに覆われず、且つ電荷蓄積部205A、205B等も形成されないデッドスペースには、例えば、TOFセンサ等に有用で回路規模が比較的に大きい演算回路を含む回路部203Aを設けている。
各受光画素Airの上にそれぞれ配置されるマイクロレンズ201Aは、その一部が回路画素Cの上に延伸するように配置されている。図4に示す例では、マイクロレンズ201Aは、例えば楕円形状としている。但し、楕円形状に限られず、長円形状でもよい。これにより、回路画素Cに入射する光の一部を、例えば受光画素Airの方向に屈折することができるので、当該受光画素Airの感度を最大で1.5倍程度に引き上げることが可能となる。図4は、固体撮像装置200として、モノクロと赤外(infrared:IR)カラーとのイメージングの場合の一例であり、光吸収率が低い長波長帯域の赤外光IRを受光画素Airに割り当てている。
また、本実施形態においては、受光画素Airを覆うマイクロレンズ201Aだけでなく、それぞれのIRフィルタ206irにおいても、その一部を回路画素Cの上に延伸して配置している。このように、IRフィルタ206irをマイクロレンズ201Aに合わせて形成することにより、ノイズ光を低減することができる。なお、ここでは、マイクロレンズ201Aと外形状がほぼ一致する平面多角形状、例えば六角形状としている。また、互いに隣接するIRフィルタ106irは互いに重ならないように配置される。
さらに、図4に示すように、受光画素Airの受光部202Aと、受光画素Bwの受光部202Bとは、互いの平面形状が異なっている。すなわち、受光部202Aの平面積は、マイクロレンズ201Aの一部が回路画素Cの上へ延伸して配置されているのに対応して、受光部202Bの平面積よりも大きい。この構成により、回路画素Cの上に延伸したマイクロレンズ201Aからの屈折光を受ける受光部202Aにおける光の感度をより向上することができる。
また、各受光画素Air及びBwには、それぞれ、光電変換部から光電変換された電荷を転送する転送部204A、204Bと、該転送部204A、204Bにより転送された電荷を蓄積する電荷蓄積部105A、105Bとが設けられている。具体的には、受光画素Airには、転送部204A及び電荷蓄積部105Aが配置されている。受光画素Bwには、転送部204B及び電荷蓄積部205Bが配置されている。各電荷蓄積部205A、205Bは、回路画素Cに設けられた増幅トランジスタのゲート電極(図示せず)と配線により接続されている。
また、図4に示すように、受光画素Bwの転送部204Bは、受光画素Bw内の角部で且つ回路画素Cとの間に配置されている。同様に、受光画素Airの転送部204Aは、受光画素Air、Bw、及び回路画素Cにおける互いに対向する角部に配置されている。換言すれば、受光画素Airの転送部204Aは、回路画素Cの上に延伸したマイクロレンズ201Aの長軸210、211における軸線上を避けて配置される。望ましくは、転送部204Aは、マイクロレンズ201Aの長軸210、211に対して転送部204Bと対向する位置に配置するのがよい。
このような配置とすることにより、平面楕円形状のマイクロレンズ201Aの一部を回路画素C上に延伸した際に、入射光の一部がゲート電極に阻まれることにより生じる受光ロスが低減される。さらには、転送部204A、204B及び配線を、互いに隣接するマイクロレンズ201Aの間に配置することにより、当該転送部204A、204Bが受光画素Air、Bwの間の遮光の役目も果たす。その結果、隣接する他の画素への混色を抑制するという効果も期待できる。
なお、固体撮像装置200における2つの受光画素Airが画素回路Cを挟む領域の断面構成は、図2と同様である。
このように、図4に示す固体撮像装置200は、異なる画素間の信号電荷を加算しない、すなわち、各画素回路がそれと隣接する1画素分の信号電荷を処理するので、解像度が低下することがない。
また、本実施形態においては、長波長帯域の光(赤外光)を受光する画素にのみ画素回路上に延伸するマイクロレンズを設けるため、長波長帯域の光に対する感度が向上する。その上、マイクロレンズの基板上での形成密度が低下するので、該マイクロレンズの生産性も向上して、製造歩留まりが高くなる。
従って、本実施形態に係る固体撮像装置200は、モノクロイメージ及び赤外イメージを必要とするイメージセンサに対して有用である。
(第3実施形態)
以下、本開示の第3実施形態について図面を参照しながら説明する。
図5は第3実施形態に係る固体撮像装置の平面構成を示している。
図5に示すように、本実施形態に係る固体撮像装置300は、単位構造30が2次元状に配置されて構成されている。ここでは、単位構造30は2×2画素構成である。単位構造30は、マイクロレンズ301Aと受光部302Aとを含む第1の画素部としての受光画素Air、マイクロレンズ301Bと受光部302Bとを含む第2の画素部としての受光画素Birと、各画素Air及びBirによりそれぞれ光電変換された信号電荷を読み出す出力回路部303Aを含む第3の画素部としての回路画素Cとを有している。受光画素Airは、回路画素Cに対して、平面視で縦方向又は横方向に隣接して配置されている。受光画素Birは、回路画素Cに対して平面視で対角方向に隣接して配置されている。
なお、本実施形態においても、第1実施形態の一変形例と同様に、マイクロレンズ301A、301Bに覆われず、且つ電荷蓄積部305A、305B等も形成されないデッドスペースには、例えば、TOFセンサ等に有用で回路規模が比較的に大きい演算回路を含む回路部303Aを設けている。
各受光画素Airの上にそれぞれ配置されるマイクロレンズ301Aは、その一部が回路画素Cの上に延伸するように配置されている。図1に示す例では、マイクロレンズ301Aは、例えば楕円形状としている。但し、楕円形状に限られず、長円形状でもよい。これにより、回路画素Cに入射する光の一部を、例えば受光画素Airの方向に屈折することができるので、当該受光画素Airの感度を最大で1.5倍程度に引き上げることが可能となる。図5は、固体撮像装置300として、赤外(IR)イメージングの場合の一例であり、単位構造30においては、シリコンにおける光吸収率が低い、より長波長帯域の赤外光IRを受光画素Airに割り当てている。
また、本実施形態においては、各受光画素Airを覆うマイクロレンズ301Aだけでなく、それぞれのIRフィルタ306irにおいても、その一部を回路画素Cの上に延伸して配置している。このように、IRフィルタ306irをマイクロレンズ301Aに合わせて形成することにより、ノイズ光を低減することができる。なお、ここでは、マイクロレンズ301Aと外形状がほぼ一致する平面多角形状、例えば六角形状としている。また、互いに隣接するIRフィルタ306irは互いに重ならないように配置される。
さらに、図5に示すように、受光画素Airの受光部302Aと、受光画素Birの受光部302Bとは、マイクロレンズ301Aとマイクロレンズ301Bとの大きさの違いに応じて、互いの平面形状が異なっている。すなわち、受光部302Aの平面積は、マイクロレンズ301Aの一部が回路画素Cの上へ延伸して配置されているのに対応して、受光部302Bの平面積よりも大きい。この構成により、回路画素Cの上に延伸したマイクロレンズ301Aからの屈折光を受ける受光部302Aにおける光の感度をより向上することができる。
また、各受光画素Air、Birには、それぞれ、光電変換部から光電変換された電荷を転送する転送部304A、304Bと、該転送部304A、304Bにより転送された電荷を蓄積する電荷蓄積部305A、305Bとが設けられている。具体的には、受光画素Airには、転送部304A及び電荷蓄積部305Aが配置されている。受光画素Birには、転送部304B及び電荷蓄積部305Bが配置されている。各電荷蓄積部305A、305Bは、回路画素Cに設けられた増幅トランジスタのゲート電極(図示せず)と配線により接続されている。
また、図5に示すように、受光画素Birの転送部304Bは、受光画素Bir内の角部で且つ回路画素Cとの間に配置されている。同様に、受光画素Airの転送部304Aは、受光画素Air、Bir、及び回路画素Cにおける互いに対向する角部に配置されている。換言すれば、受光画素Airの転送部304Aは、回路画素Cの上に延伸したマイクロレンズ301Aの長軸310、311における軸線上を避けて配置される。望ましくは、転送部304Aは、マイクロレンズ301Aの長軸310、311に対して転送部304Bと対向する位置に配置するのがよい。
このような配置とすることにより、平面楕円形状のマイクロレンズ301Aの一部を回路画素C上に延伸した際に、入射光の一部がゲート電極に阻まれることにより生じる受光ロスが低減される。さらには、転送部304A、304B及び配線を、互いに隣接するマイクロレンズ301A、301Bの間に配置することにより、当該転送部304A、304Bが受光画素Air、Birの間の遮光の役目も果たす。その結果、隣接する他の画素への混色を抑制するという効果も期待できる。
なお、本実施形態においても、固体撮像装置300における2つの受光画素Airが画素回路Cを挟む領域の断面構成は、図2と同様である。
このように、図5に示す固体撮像装置300は、異なる画素間の信号電荷を加算しない、すなわち、各画素回路がそれと隣接する1画素分の信号電荷を処理するので、解像度が低下することがない。
本実施形態に係る固体撮像装置300は、赤外光等の単一波長帯の光を受光する構成において、単位構造内の特定の画素に対して画素回路の上に延伸するマイクロレンズを設けている。このため、画素回路に入射する入射光の一部を該画素回路上に延伸したレンズから受光画素に取り込むことが可能となるので、回路画素への入射光の受光ロスを低減することができる。
従って、本実施形態に係る固体撮像装置300は、TOFセンサ等の近赤外光の受光を必要とするような距離画像センサに対して有用である。
本開示に係る固体撮像装置は、大規模な画素回路を必要とする固体撮像装置に利用可能であり、特に、画素毎に被写体までの距離を算出する距離画像センサ等に応用でき、産業上有用である。
100、100A、200、300 固体撮像装置
Ar、Ag、Air 受光画素(第1の画素部)
Bb、Bw、Bir 受光画素(第2の画素部)
C 回路画素(第3の画素部)
10、20、30 単位構造
12 半導体基板
14 層間絶縁膜
15 配線層
16 高屈折率絶縁材料
101A、201A、301A マイクロレンズ(第1の集光レンズ)
101B、301B マイクロレンズ(第2の集光レンズ)
102A、102B、202A、202B、302B 受光部
103、103A、203A、303A 出力回路部
104A、104B、204A、204B、304A、304B 転送部
105A、105B、205A、205B、305A、305B 電荷蓄積部
106g、106r、106b カラーフィルタ
206ir、306ir IRフィルタ
107、207、307 導波路

Claims (8)

  1. 2次元状に配置された複数の画素を備え、
    前記複数の画素は、単位構造を含み、
    前記単位構造は、それぞれ、
    第1の受光部と該第1の受光部を覆う第1の集光レンズとを含む第1の画素部と、
    第2の受光部と該第2の受光部を覆う第2の集光レンズとを含む第2の画素部と、
    前記第1の画素部及び第2の画素部によりそれぞれ光電変換された信号電荷を読み出す出力回路を含む第3の画素部と、
    前記第1の画素部により光電変換された信号電荷を前記出力回路へ転送する第1の転送部と、
    前記第2の画素部により光電変換された信号電荷を前記出力回路へ転送する第2の転送部とを有し、
    前記第1の画素部は、前記第3の画素部における平面視での縦方向又は横方向に隣接して配置され、
    前記第2の画素部は、前記第3の画素部における平面視での対角方向に隣接して配置され、
    前記第2の転送部は、平面視で前記第2の画素部と前記第3の画素部との間に配置され、
    前記第1の集光レンズは、その一部が前記第3の画素部の上に延伸しており、
    前記第1の転送部は、前記第1の画素部、第2の画素部及び第3の画素部における互いに対向する角部に配置され
    前記第1の転送部は、前記第1の集光レンズの長軸に対して前記第2の転送部と互いに対向する位置に配置される、固体撮像装置。
  2. 2次元状に配置された複数の画素を備え、
    前記複数の画素は、単位構造を含み、
    前記単位構造は、それぞれ、
    第1の受光部と該第1の受光部を覆う第1の集光レンズとを含む第1の画素部と、
    第2の受光部と該第2の受光部を覆う第2の集光レンズとを含む第2の画素部と、
    前記第1の画素部及び第2の画素部によりそれぞれ光電変換された信号電荷を読み出す出力回路を含む第3の画素部と、
    前記第1の画素部により光電変換された信号電荷を前記出力回路へ転送する第1の転送部と、
    前記第2の画素部により光電変換された信号電荷を前記出力回路へ転送する第2の転送部とを有し、
    前記第1の画素部は、前記第3の画素部における平面視での縦方向又は横方向に隣接して配置され、
    前記第2の画素部は、前記第3の画素部における平面視での対角方向に隣接して配置され、
    前記第2の転送部は、平面視で前記第2の画素部と前記第3の画素部との間に配置され、
    前記第1の集光レンズは、その一部が前記第3の画素部の上に延伸しており、
    前記第1の転送部は、前記第1の画素部、第2の画素部及び第3の画素部における互いに対向する角部に配置され
    前記第1の画素部と前記第2の画素部とは、互いに異なる波長帯域の光を受光し、
    前記第1の画素部は、前記第2の画素部よりも長波長帯域の光を受光する、固体撮像装置。
  3. 請求項1記載の固体撮像装置において、
    前記第1の画素部と前記第2の画素部とは、同一波長帯域の光を受光する、固体撮像装置。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の固体撮像装置において、
    前記第1の受光部と前記第2の受光部とは、前記第1の集光レンズと前記第2の集光レンズとの大きさの違いに応じて、互いの平面形状が異なる、固体撮像装置。
  5. 2次元状に配置された複数の画素を備え、
    前記複数の画素は、単位構造を含み、
    前記単位構造は、それぞれ、
    第1の受光部と該第1の受光部を覆う集光レンズとを含む第1の画素部と、
    第2の受光部と導波路とを含む第2の画素部と、
    前記第1の画素部及び第2の画素部によりそれぞれ光電変換された信号電荷を読み出す出力回路を含む第3の画素部と、
    前記第1の画素部により光電変換された信号電荷を前記出力回路へ転送する第1の転送部と、
    前記第2の画素部により光電変換された信号電荷を前記出力回路へ転送する第2の転送部とを有し、
    前記第1の画素部は、前記第3の画素部における平面視での縦方向又は横方向に隣接して配置され、
    前記第2の画素部は、前記第3の画素部における平面視での対角方向に隣接して配置され、
    前記第2の転送部は、平面視で前記第2の画素部と前記第3の画素部との間に配置され、
    前記集光レンズは、その一部が前記第3の画素部の上に延伸しており、
    前記第1の転送部は、前記第1の画素部、第2の画素部及び第3の画素部における互いに対向する角部に配置され
    前記第1の転送部は、前記集光レンズの長軸に対して前記第2の転送部と互いに対向する位置に配置される、固体撮像装置。
  6. 2次元状に配置された複数の画素を備え、
    前記複数の画素は、単位構造を含み、
    前記単位構造は、それぞれ、
    第1の受光部と該第1の受光部を覆う集光レンズとを含む第1の画素部と、
    第2の受光部と導波路とを含む第2の画素部と、
    前記第1の画素部及び第2の画素部によりそれぞれ光電変換された信号電荷を読み出す出力回路を含む第3の画素部と、
    前記第1の画素部により光電変換された信号電荷を前記出力回路へ転送する第1の転送部と、
    前記第2の画素部により光電変換された信号電荷を前記出力回路へ転送する第2の転送部とを有し、
    前記第1の画素部は、前記第3の画素部における平面視での縦方向又は横方向に隣接して配置され、
    前記第2の画素部は、前記第3の画素部における平面視での対角方向に隣接して配置され、
    前記第2の転送部は、平面視で前記第2の画素部と前記第3の画素部との間に配置され、
    前記集光レンズは、その一部が前記第3の画素部の上に延伸しており、
    前記第1の転送部は、前記第1の画素部、第2の画素部及び第3の画素部における互いに対向する角部に配置され
    前記第1の画素部と前記第2の画素部とは、互いに異なる波長帯域の光を受光し、
    前記第1の画素部は、前記第2の画素部よりも長波長帯域の光を受光する、固体撮像装置。
  7. 請求項5記載の固体撮像装置において、
    前記第1の画素部と前記第2の画素部とは、同一波長帯域の光を受光する、固体撮像装置。
  8. 請求項5~7のいずれか1項に記載の固体撮像装置において、
    前記第1の受光部の平面積は、前記第2の受光部の平面積よりも大きい、固体撮像装置。
JP2020507202A 2018-03-22 2018-03-22 固体撮像装置 Active JP7042451B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/011327 WO2019180863A1 (ja) 2018-03-22 2018-03-22 固体撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019180863A1 JPWO2019180863A1 (ja) 2021-03-11
JP7042451B2 true JP7042451B2 (ja) 2022-03-28

Family

ID=67986903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020507202A Active JP7042451B2 (ja) 2018-03-22 2018-03-22 固体撮像装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7042451B2 (ja)
WO (1) WO2019180863A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112859046B (zh) * 2021-01-19 2024-01-12 Oppo广东移动通信有限公司 光接收模组、飞行时间装置及电子设备

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001036920A (ja) 1999-07-21 2001-02-09 Canon Inc 撮像装置及びそれを用いた撮像システム
JP2008294218A (ja) 2007-05-24 2008-12-04 Sony Corp 固体撮像素子とその製造方法及び撮像装置
US20090140304A1 (en) 2007-11-30 2009-06-04 Sony Corporation Solid-state imaging device and camera
US20110242376A1 (en) 2010-04-02 2011-10-06 Sony Corporation Solid-state imaging device and method for manufacturing the same, and electronic apparatus and camera module
US20150350583A1 (en) 2014-06-03 2015-12-03 Semiconductor Components Industries, Llc Imaging systems having image sensor pixel arrays with sub-pixel resolution capabilities
US20160071893A1 (en) 2014-09-08 2016-03-10 Canon Kabushiki Kaisha Imaging device and imaging system
WO2017150246A1 (ja) 2016-02-29 2017-09-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 撮像装置、及びそれに用いられる固体撮像素子

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001036920A (ja) 1999-07-21 2001-02-09 Canon Inc 撮像装置及びそれを用いた撮像システム
JP2008294218A (ja) 2007-05-24 2008-12-04 Sony Corp 固体撮像素子とその製造方法及び撮像装置
US20090140304A1 (en) 2007-11-30 2009-06-04 Sony Corporation Solid-state imaging device and camera
JP2009135319A (ja) 2007-11-30 2009-06-18 Sony Corp 固体撮像装置及びカメラ
US20110242376A1 (en) 2010-04-02 2011-10-06 Sony Corporation Solid-state imaging device and method for manufacturing the same, and electronic apparatus and camera module
JP2011216826A (ja) 2010-04-02 2011-10-27 Sony Corp 固体撮像装置とその製造方法、並びに電子機器及びカメラモジュール
US20150350583A1 (en) 2014-06-03 2015-12-03 Semiconductor Components Industries, Llc Imaging systems having image sensor pixel arrays with sub-pixel resolution capabilities
US20160071893A1 (en) 2014-09-08 2016-03-10 Canon Kabushiki Kaisha Imaging device and imaging system
JP2016058818A (ja) 2014-09-08 2016-04-21 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像システム
WO2017150246A1 (ja) 2016-02-29 2017-09-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 撮像装置、及びそれに用いられる固体撮像素子
US20190007592A1 (en) 2016-02-29 2019-01-03 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Imaging device and solid-state imaging element used in same

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2019180863A1 (ja) 2021-03-11
WO2019180863A1 (ja) 2019-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11605660B2 (en) Solid-state imaging device, manufacturing method thereof, and camera with alternatively arranged pixel combinations
KR102577844B1 (ko) 이미지 센서
US8633559B2 (en) Solid-state imaging device, method of manufacturing the same, and electronic apparatus
US7990444B2 (en) Solid-state imaging device and camera
US9245919B2 (en) Solid-state image pickup apparatus
JP6724212B2 (ja) 固体撮像素子および電子機器
KR20090004465A (ko) 고체촬상장치 및 카메라 모듈
JP2012023137A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
JP5331119B2 (ja) 固体撮像素子および撮像装置
JP5504382B2 (ja) 固体撮像素子及び撮像装置
KR20100007562A (ko) 이미지 센서의 제조 방법
JP4264248B2 (ja) カラー固体撮像装置
JP7042451B2 (ja) 固体撮像装置
JP4070639B2 (ja) Ccd型カラー固体撮像装置
KR102472276B1 (ko) 이미지 센서
US20140285691A1 (en) Solid state imaging device
JP2006202907A (ja) 撮像素子
JP2011243785A (ja) 固体撮像素子
US12074188B2 (en) Image sensor
JP2006165329A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220225

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7042451

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151