JP7042124B2 - プラズマ装置用電源装置 - Google Patents
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Description
なお、電極棒27,28、電極ホルダ29,30には、任意の大きさ、周波数の交流電圧が印加される。
電流センサ94は電源92の電流を検出するものであり、電源92は、交流電源93、A/D(交流直流)変換器95等を含む。電源92において、交流電源93から出力された交流電圧がA/D変換器95において直流電圧に変換されて出力される。なお、電流センサ94によって検出される電流である検出電流値は、プラズマ装置の消費電流に対応する。
第1ないし第4スイッチング素子101~104は、ゲートGに制御信号が入力されているときだけ、ドレインDとソースSとの間が導通する。第1スイッチング素子101,第4スイッチング素子104のゲートGにON信号が入力された場合と、第2スイッチング素子102,第3スイッチング素子103のゲートGにON信号が入力された場合とでは、電流の向きが逆になる。
その後、アーク放電において、処理ガスに大きなエネルギが付与されるため、誘電体バリア放電においてプラズマ化されなかった処理ガスも、良好にプラズマ化することができる。また、誘電体バリア放電を受けた処理ガスは、すでにエネルギポテンシャルが高い状態にあるため、アーク放電を受けることにより、より一層、プラズマ化し易くなる。なお、放電空間21の、一対の電極ホルダ29,30の間の部分と、一対の電極棒27,28の下流側端部27s,28sの間の部分との両方で放電が起きることは、それぞれの部分において、光が発生させられることにより確認された。
D=ON時間/(ON時間+OFF時間)×100
とされる。以下、本明細書において、正弦波形の交流電圧が得られるようにパルス幅制御が行われる場合のデューティ比を基準デューティ比Dと称する。
なお、平滑回路97は不可欠ではない。例えば、交流電圧の周波数が高い場合、デューティ比が細かに変化するようにパルス幅制御が行われた場合等には、平滑回路97がなくても、滑らかに変化する交流電圧の瞬時値を得ることができる。
具体的には、立ち上がり時における区分R1(後半部分)~R4、R9(後半部分)~R12の各々において、補正デューティ比DAは、図8Bに示すように、基準デューティ比Dに補正値α0を加えた値、(0+α0)%、(30+α0)%、(70+α0)%、(90+α0)%とされる。立ち下がり時における区分R6~R9(前半部分)、R14~1(前半部分)の各々における補正デューティ比DAは基準デューティ比Dと同じ値とされる。この場合の瞬時値Wrisは図8Aの実線が示すように変化する。なお、本実施例において、補正値αは0以上の値とされる。補正値α0は、例えば10%とすることができる。
また、瞬時値Wrisと瞬時値Wsinとで、電圧がゼロとなる点(ゼロ点)ZP,ZNと、電圧の正のピーク点PP,負のピーク点PNとは一致する。また、瞬時値Wrisは、ゼロ点ZPから正のピーク点PPに向かって滑らかに単調増加し、負のピーク点PNからゼロ点ZPに向かって滑らかに単調増加する。さらに、瞬時値Wrisは、正のピーク点PPから負のピーク点PNに向かってゼロ点ZNを経て滑らかに単調減少する。
本実施例においては、図12に示すように、補正値αが、検出電流値が大きくなるのに伴って連続的に小さくなる値に決定されるようにした。図12に示す補正値αと消費電流との関係は予め取得されて記憶されている。本実施例においては、電流センサ94によって検出された電流である検出電流値と図12に示す関係とに基づいて補正値αが決定される。
ステップ1(以下、S1と略称する。他のステップについても同様とする)において、検出電流値が取得され、S2において、検出電流値と図12に示す関係とに基づいて補正値αが求められる。S3において、立ち上がり時の区分R1(後半部分)~R4、R9(後半部分)~12の各々の基準デューティ比DにS2において求められた補正値αが加えられて、補正デューティ比DAが決定される。そして、S4において、補正デューティ比DAに基づいてパルス幅制御が行われる。
DA=ON時間/(ON時間+OFF時間)×100
ON時間=DA×(ON時間+OFF時間)/100
また、上述のパルス幅制御部、電源92、スイッチング回路96、平滑回路97、昇圧器98等により、プラズマ装置用電源装置16が構成される。
Claims (5)
- 電源から出力される電圧について、前記電圧のパルスの幅であるパルス幅の制御を行って、交流電圧を一対の電極に印加してプラズマを発生させるプラズマ装置の電源装置であって、
正弦波交流電圧と比較して電圧の立ち上がりを早くする立上がり時パルス幅制御部と、前記電圧の立ち下りを遅くする立下り時パルス幅制御部との少なくとも一方を含むパルス幅制御部を含み、
前記パルス幅制御部が、前記電源に流れる電流に基づいて前記パルス幅を制御する電流依拠パルス幅制御部を含み、
前記電流依拠パルス幅制御部が、前記パルス幅を、前記正弦波交流電圧に対応するパルス幅に補正値を加えた大きさとするパルス幅決定部と、前記補正値を、前記電流がしきい値より大きい場合は小さい場合より小さい値に決定する係数決定部とを含むプラズマ装置用電源装置。 - 電源から出力される電圧について、前記電圧のパルスの幅であるパルス幅の制御を行って、交流電圧を一対の電極に印加してプラズマを発生させるプラズマ装置の電源装置であって、
正弦波交流電圧と比較して電圧の立ち上がりを早くする立上がり時パルス幅制御部と、前記電圧の立ち下りを遅くする立下り時パルス幅制御部との少なくとも一方を含むパルス幅制御部を含み、
前記パルス幅制御部が、前記電源に流れる電流に基づいて前記パルス幅を制御する電流依拠パルス幅制御部を含み、
前記電流依拠パルス幅制御部が、前記パルス幅を、前記正弦波交流電圧に対応するパルス幅に補正値を加えた大きさとするパルス幅決定部と、前記補正値を、前記電流が大きくなるのに伴って連続的に小さくなる値に決定する係数決定部とを含むプラズマ装置用電源装置。 - 電源から出力される電圧について、前記電圧のパルスの幅であるパルス幅の制御を行って、交流電圧を一対の電極に印加してプラズマを発生させるプラズマ装置の電源装置であって、
正弦波交流電圧と比較して電圧の立ち上がりを早くする立上がり時パルス幅制御部と、前記電圧の立ち下りを遅くする立下り時パルス幅制御部との少なくとも一方を含むパルス幅制御部を含み、
前記パルス幅制御部が、前記電源に流れる電流に基づいて前記パルス幅を制御する電流依拠パルス幅制御部を含み、
前記電流依拠パルス幅制御部が、前記パルス幅を、前記正弦波交流電圧に対応するパルス幅に補正値を加えた大きさとするパルス幅決定部と、前記補正値を、前記電流が大きくなるのに伴って段階的に小さくなる値に決定する係数決定部とを含むプラズマ装置用電源装置。 - 前記電源が、交流電源と、前記交流電源によって出力される交流電圧を直流電圧に変換して出力する交流直流変換器とを含み、
当該プラズマ装置用電源装置が、前記交流電源に流れる電流と前記交流直流変換器に流れる電流との少なくとも一方を検出する電流センサを含む請求項1ないし3のいずれか1つに記載のプラズマ装置用電源装置。 - 前記電流依拠パルス幅制御部によって前記パルス幅が制御されて得られた交流電圧は、前記正弦波交流電圧と比較して前記パルス幅が制御されて得られた交流電圧の波形のゼロ点、正のピーク点および負のピーク点が時間軸上で移動せず、かつ、前記ゼロ点から前記正ピーク点までの間と、前記負のピーク点から前記ゼロ点までの間とにおいて電圧瞬時値が滑らかに単調増加し、かつ、前記正ピーク点から前記ゼロ点を経て前記負のピーク点までの間で前記電圧瞬時値が滑らかに単調減少するものである請求項1ないし4のいずれか1つ記載のプラズマ装置用電源装置。
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JP2018052984A JP7042124B2 (ja) | 2018-03-20 | 2018-03-20 | プラズマ装置用電源装置 |
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JP2018052984A JP7042124B2 (ja) | 2018-03-20 | 2018-03-20 | プラズマ装置用電源装置 |
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JP2018052984A Active JP7042124B2 (ja) | 2018-03-20 | 2018-03-20 | プラズマ装置用電源装置 |
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