JP7041947B2 - 加工用液の回収システムおよび回収方法 - Google Patents

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Description

本発明は、工作機械等の加工機械の稼働中に生じる、切削油、研削油等の加工用液のミストを回収して再利用する加工用液の回収システムおよび回収方法に関する。
マシニングセンタ等の工作機械では、油を主成分とした切削油や水を主成分とした切削液(以下、切削油と呼ぶ)を工具およびワークに噴射して、ワークおよび工具との摩擦を軽減し、過熱を抑制し、いわゆるスプラッシュカバーで覆って切削油や切削屑の飛散を防いでいる。ワーク等に向けて噴射された切削油は切削油タンクに回収されて再利用されるが、切削油の一部は空気と混ざることによってミスト化する。このオイルミストを捕集するために、オイルミストコレクタが用いられる(例えば、特許文献1参照)。オイルミストコレクタは、スプラッシュカバー内のオイルミストを含む空気を、ファンモータで内腔を負圧にした本体に取り込み、フィルターで気液分離し、分離した気体を排気しつつ本体内の底部に捕集した切削油を自重により外部に排出する。オイルミストコレクタで捕集された切削油は、加工用液タンクに回収されて再利用される。
実開昭63-025114号公報
ここで、特許文献1にも開示されているように、オイルミストコレクタの内部を負圧に保ってオイルミストを安定的かつ効率的に捕集するためには、切削油の排出経路を通じてオイルミストコレクタの本体内に外気が侵入するのを防ぐ必要がある。このため、特許文献1では、パッキンでシールしつつ容器をオイルミストコレクタ本体の底面にねじ込み装着し、オイルミストコレクタの排油口への気体の侵入を容器に溜めた切削油で防ぐ方法を開示している。
しかしながら、オイルミストコレクタは、スラッジが溜まりやすいため、高頻度で定期的に分解してメンテナンスする必要があり、特許文献1のような構造では、油を溜めた容器をオイルミストコレクタ本体に対して着脱しなければならず、着脱作業に非常に手間がかかりメンテナンス作業の効率が悪く、また、メンテナンス作業中に油により現場環境が汚染されやすい。さらに、特許文献1のねじ込み式構造では、容器とオイルミストコレクタ本体との間のシールの経年劣化により、油漏れが発生する可能性がある。
加えて、通常、オイルミストコレクタで捕集した切削油を、自重を利用して切削油タンクに回収するため、工作機械の上方にオイルミストコレクタを設置するが、オイルミストコレクタ本体の底面から容器が突出していると、より大きな設置スペースが必要となる。また、容器が装着されるとともに高い位置に設置されたオイルミストコレクタは、メンテナンス作業の作業性をさらに悪化させる。
本発明の目的の一つは、被加工物の切削、研削、研摩等を行う加工機械の加工に用いられる、切削油、切削液、研削油、研削液、研摩油、研摩液等の各種の加工用液から生じたミストを確実に回収しつつ、回収のためのミストコレクタのメンテナンス作業の効率を大幅に改善可能な加工用液の回収システムおよび回収方法を提供することにある。
本発明の回収システムは、貯留タンクから加工室内に供給された加工用液を前記貯留タンクに回収する加工機械において、前記加工室内において加工用液から生じたミストを含むガスをミストコレクタにより収集して気液分離して得られた加工用液をその自重を利用して前記貯留タンクに回収する、加工用液の回収システムであって、
前記ミストコレクタの底部に集められた加工用液を下方に導く前記ミストコレクタの底部から延びる排出管と、
前記排出管を受容する開口部と、加工用液を貯留する内腔と、前記内腔内に配置された前記排出管の先端部が当該内腔に貯留された加工用液に浸漬された状態において当該加工用液の液面のレベルが一定レベルを超えると加工用液をオーバーフローさせるための排出口とを有し、前記ミストコレクタとは独立に可動の容器と、
一端部が前記排出口に接続され、加工用液を前記貯留タンクへ直接的に排出可能又は前記加工室から前記貯留タンクへの前記加工用液の回収経路に排出可能な位置に他端部が配置された回収管と、
を有し、
前記容器の全体が上面視で前記ミストコレクタの外側に配置された状態で、前記ミストコレクタで集めた加工用液の回収が可能に構成されたことを特徴とする。
本発明の回収方法は、貯留タンクから加工室内に供給された加工用液を前記貯留タンクに回収する加工機械において、前記加工室内において加工用液から生じたミストを含むガスをミストコレクタにより収集して気液分離して得られた加工用液をその自重を利用して前記貯留タンクに回収する、加工用液の回収方法であって、
前記ミストコレクタとは独立に可動な容器の開口部を通じて、前記ミストコレクタの底部に集められた加工用液を下方に導く前記ミストコレクタの底部から延びる排出管の先端部を、当該容器に貯留された加工用液内に配置し、
前記ミストコレクタから延びる排出管から供給された、一定レベルを超える加工用液を前記容器の排出口からオーバーフローさせ、
一端部が前記排出口に接続された回収管の他端部を、加工用液を前記貯留タンクへ直接的に排出可能又は前記加工室から前記貯留タンクへの前記加工用液の回収経路に排出可能な位置に配置して、前記ミストコレクタで集めた加工用液を前記貯留タンクへ回収する方法であり
前記容器の全体が上面視で前記ミストコレクタの外側に配置された状態で、前記ミストコレクタで集めた加工用液の回収を行うことを特徴とする。

本発明によれば、ミストコレクタで集めた加工用液を回収して貯留する容器をミストコレクタとは別個独立に可動としたので、ミストコレクタをメンテナンスする際には、加工用液は既に容器に回収されており、加えて、容器はミストコレクタとは独立しているので、ミストコレクタのメンテナンス作業の効率が大幅に改善され、現場環境が汚染されない。
また、本発明によれば、加工用液を回収する容器が可動であるので、ミストコレクタの配置の自由度が増し、ミストコレクタをメンテナンス作業しやすい位置に設置することが可能になり、また、単一のミストコレクタを複数の加工機械のミスト回収に共通に使用可能となる。
本発明の一実施形態に係る加工用液の回収システムの概略図。 本発明の他の実施形態に係る加工用液の回収システムの概略図。 本発明のさらに他の実施形態に係る加工用液の回収システムの概略図。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
第1実施形態
図1を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る加工用液の回収システムの概略図である。
なお、本発明において、「加工用液」とは、マシニングセンタ、旋盤等による切削加工や、研削盤等による研削加工、研摩機等による研摩加工などワークを加工する際に、潤滑、冷却などを目的に使用される各種の切削油や研削油等の油性の液体や、水を主成分とした切削液や研削液等を含み、加工中にミストが生じて回収する必要がある液体を含む。また、本実施形態では、加工用液として、切削油を用いる場合について説明する。
図1において、基準面B上に設置された工作機械1は、例えば、マシニングセンタであるが、説明の便宜上、マシン本体の図示は省略する。加工室2は、図示しないスプラッシュカバーで画定される閉空間であり、この加工室2内でワークの切削加工が行われる。
加工室2の下方の基準面B上には、切削油MLを貯留する貯留タンク40および切削油を噴射するための噴射ポンプ50が設置されている。噴射ポンプ50は、連通管51を通じて貯留タンク40から供給される切削油MLを、吐出管52に吐出する。吐出管52の端部は、加工室2内に設けられており、吐出管52の端部に接続された噴射ノズル53から、図示しないワークや切削工具に向けて切削油MLが噴射される。
加工室2の底面3は、噴射ノズル53から噴射された後に落下する切削油MLを受け止めて排出口4に集めることができるように、排出口4に向かって傾斜している。排出口4には、回収管11の一端が接続され、回収管11の他端は、貯留タンク40の上部に接続されている。これにより、排出口4に集められた切削油MLは、回収管11内に自重により落下し、回収管11を通じて貯留タンク40内に回収され、再び、切削加工に利用される。
ここで、噴射ノズル53から噴射された切削油MLの一部は、ガスGと混ざることでオイルミストMSとなる。オイルミストMSを放置しておくと、これが加工室2から外部に漏れて現場環境を汚染する可能性がある。このため、加工室2の上部には、オイルミストコレクタ30が配置され、オイルミストコレクタ30の取り込み口31は加工室2の上部とダクト10によって連通している。
オイルミストコレクタ30は、その内腔33内に、ヒュームフィルター35およびファンモータ37を有している。ヒュームフィルター35は取り込み口31の直近に設けられ、加工室2内のオイルミストMSを含むガスGが内腔33内に吸い込まれる際に、気液分離機能により、ガスGとオイルミストMSを分離する。分離されたオイルミストMSは、オイルミストコレクタ30の底面32に切削油MLとして集められる。底面32は、排出口36に向けて傾斜しており、底面32に落下した切削油MLは、自重を利用して排出口36に向けて移動する。
ファンモータ37は、モータ駆動のファンであり、オイルミストコレクタ30の内腔33のガスGを排気管39に排気する。ファンモータ37の排気作用により、オイルミストコレクタ30の内腔33は負圧に保たれる。ここで重要なことは、オイルミストコレクタ30の内腔33を負圧に保つためには、排出口36を通じて外部から空気を侵入させないことである。内腔33が排出口36を通じて大気に開放されていると、オイルミストコレクタ30の内腔33の圧力が大気圧にほぼ等しくなり、加工室2内のオイルミストMSを含むガスGをオイルミストコレクタ30内に効率よく吸引できなくなるからである。
オイルミストコレクタ30の排出口36には、排出管38が接続されている。排出管38は、排出口36から自重を利用して排出される切削油MLを下方に導くように設けられている。排出管38には、樹脂製の可撓性のチューブや、金属製のチューブを使用できるが、排出口36から自重で落下する切削油MLの流れを妨げないように設けられる。
容器100は、有底の筒状部材であり、材料は特に限定されないが、本実施例では、金属製である。容器100は、上端部に開口部101を有し、内部に切削油MLを溜めるための内腔102を有する。さらに、貯留する切削油MLの液面LS1のレベルが所定のオーバーフローレベルOFLに達すると、切削油MLを外部にオーバーフローさせるための排出口103を容器100の側壁面に有する。この排出口103の外側には、管継手104が設けられている。なお、排出管38内の切削油MLの液面LS2の位置は、オイルミストコレクタ30を稼働中は内腔33が負圧になるので、容器100内の切削油MLの液面LS1のレベルよりも高い位置にある。
管継手104には、回収管120の一端部120aが着脱自在に嵌合挿入されている。回収管120の形成材料は特に限定されないが、回収管120の他方端部120bを任意の位置に配置できることから、可撓性の樹脂製チューブを用いることが好ましい。回収管120の他方端部120bは、貯留タンク40に切削油MLを、自重を利用して回収できる位置であればいずれの位置にも配置可能であるが、本実施形態では、容器100を設置した側の加工室2の底面3上に配置している。回収管120の他方端部120bから排出される切削油MLは、底面3に落下した後、傾斜した底面3を排出口4に向かって自重で移動し、回収管11を通じて貯留タンク40に回収される。このように、回収管120の他方端部120bの配置を任意に選択できるので、回収管120の長さを最小限にすることができる。
容器100は、支持台110により支持されているが、容器100はオイルミストコレクタ30の配置とは独立に移動可能であり、また、任意の高さに配置できる。容器100からオーバーフローした切削油MLを貯留タンク40に戻すためには、容器100の排出口103をオイルミストコレクタ30より低い位置するとともに、容器100の排出口103を貯留タンク40よりも高い位置に配置すればよい。
容器100は、その開口部101を通じて排出管38の先端部38aを内腔102内に受容可能となっている。排出管38の先端部38aは、内腔102に溜めた切削油ML内に配置され、先端部38aは大気に開放しない。これにより、オイルミストコレクタ30内に排出管38および排出口36を通じて気体が侵入するのを防ぐことができる。なお、容器100の内腔102には、初期状態において、切削油MLは存在しないので、あらかじめ外部から切削油MLを供給して排出管38の先端部38aが切削油ML内に常時浸漬された状態にしておくことが好ましい。
オイルミストコレクタ30は、使用状況にもよるが、内部にスラッジが溜まるため、通常は1~2か月程の周期で、分解清掃するメンテナンス作業が必要である。
本実施形態では、捕集した切削油MLを溜めるための容器100をオイルミストコレクタ30とは別個独立に設け、しかも、オイルミストコレクタ30とは独立に可動としている。オイルミストコレクタ30が捕集した切削油MLは容器100にすべて回収されているので、メンテナンス作業の際に、オイルミストコレクタ30を分解したとしても大量の切削油MLが漏れ出すことがなく、また、必要に応じて、容器100をメンテナンス作業する場所から離れた場所に移動させておくことで、メンテナンス作業の作業性がより向上する。
また、本実施形態によれば、オイルミストコレクタ30の底面は平坦で、突出部がないので、工作機械1の上面に容易に設置可能である。
第2実施形態
図2を参照して本発明の第2の実施形態について説明する。なお、図1において、第1の実施形態と同様の構成部分には同一の符号を使用している。
本実施形態では、オイルミストコレクタ30を工作機械1の上部ではなく、より下方の位置に配置している。オイルミストコレクタ30は、所定高の支持台150により支持されている。
第1の実施形態では、容器100をオイルミストコレクタ30とは独立にかつ可動に配置したことで、オイルミストコレクタ30のメンテナンス作業の効率を大幅に改善することができるが、工作機械1の上部にオイルミストコレクタ30を配置しているので、梯子等を用いて工作機械1の上部に登ってメンテナンス作業する必要がある。
本実施形態では、梯子等を用いて工作機械1の上部に登らずに、基準面B上でメンテナンス作業ができる高さにオイルミストコレクタ30を配置しているので、メンテナンス作業がさらに容易になる。また、オイルミストコレクタ30の底面側から作業する必要がなく側面側から作業すればよい点においても有利である。
第3実施形態
図3を参照して本発明の第3の実施形態について説明する。
本実施形態では、複数台(2台)の工作機械1A,1Bの加工室2がそれぞれダクト10A,10Bを介して共通のオイルミストコレクタ30Aに接続されている。
オイルミストコレクタ30Aは、天井部に取り込み口31Aを有し、これにT状管継手34が接続されている。T状管継手34には、ダクト10A,10Bが接続されている。取り込み口31Aの直近には、ヒュームフィルター35Aが設けられている。
本実施形態では、オイルミストコレクタ30Aを工作機械1A,1Bの上部ではなく、より下方の位置に配置している。オイルミストコレクタ30Aは、所定高の支持台150により支持されている。
容器100に回収された切削油MLは、一方の工作機械1Aに設けられた貯留タンク40に直接回収される。
本実施形態によれば、第1および第2の実施形態において得られる格別顕著な効果に加えて、複数台の工作機械1A,1Bに共通のオイルミストコレクタ30Aを使用することで、メンテナンス作業に要する総工数を大幅に削減できる。すなわち、工作機械毎にオイルミストコレクタを設けると、工作機械の台数分のオイルミストコレクタのメンテナンス作業が必要となるが、本実施形態では、オイルミストコレクタ30Aのメンテナンス作業だけでよい。
上記各実施形態では、マシニングセンタ等の切削加工機械を例に挙げて説明したが、本発明の適用対象は、これに限定されるわけではなく、研削加工、研摩加工等のあらゆる加工が含まれる。加工用液として、油性の切削油を例に挙げたが、これに限定されるわけではなく、水を主成分とする切削液、研削液、研摩液等、ミストが発生するものであれば本発明の対象に含まれる。
1,1A,1B 工作機械
2 加工室
3 底面
4 排出口
10,10A,10B ダクト
11 回収管
30 オイルミストコレクタ
31、31A 取り込み口
32 底面
33 内腔
34 T状管継手
35,35A ヒュームフィルター
36 排出口
37 ファンモータ
38 排出管
39 排気管
40 貯留タンク
50 噴射ポンプ
100 容器
101 開口部
102 内腔
103 排出口
104 管継手
110 支持台
120 回収管
150 支持台
ML 切削油
MS オイルミスト
OFL オーバーフローレベル
LS1、LS2 液面
G ガス

Claims (2)

  1. 貯留タンクから加工室内に供給された加工用液を前記貯留タンクに回収する加工機械において、前記加工室内において加工用液から生じたミストを含むガスをミストコレクタにより収集して気液分離して得られた加工用液をその自重を利用して前記貯留タンクに回収する、加工用液の回収システムであって、
    前記ミストコレクタの底部に集められた加工用液を下方に導く前記ミストコレクタの底部から延びる排出管と、
    前記排出管を受容する開口部と、加工用液を貯留する内腔と、前記内腔内に配置された前記排出管の先端部が当該内腔に貯留された加工用液に浸漬された状態において当該加工用液の液面のレベルが一定レベルを超えると加工用液をオーバーフローさせるための排出口とを有し、前記ミストコレクタとは独立に可動の容器と、
    一端部が前記排出口に接続され、加工用液を前記貯留タンクへ直接的に排出可能又は前記加工室から前記貯留タンクへの前記加工用液の回収経路に排出可能な位置に他端部が配置された回収管と、
    を有し、
    前記容器の全体が上面視で前記ミストコレクタの外側に配置された状態で、前記ミストコレクタで集めた加工用液の回収が可能に構成されたことを特徴とする回収システム。
  2. 貯留タンクから加工室内に供給された加工用液を前記貯留タンクに回収する加工機械において、前記加工室内において加工用液から生じたミストを含むガスをミストコレクタにより収集して気液分離して得られた加工用液をその自重を利用して前記貯留タンクに回収する、加工用液の回収方法であって、
    前記ミストコレクタとは独立に可動な容器の開口部を通じて、前記ミストコレクタの底部に集められた加工用液を下方に導く前記ミストコレクタの底部から延びる排出管の先端部を、当該容器に貯留された加工用液内に配置し、
    前記ミストコレクタから延びる排出管から供給された、一定レベルを超える加工用液を前記容器の排出口からオーバーフローさせ、
    一端部が前記排出口に接続された回収管の他端部を、加工用液を前記貯留タンクへ直接的に排出可能又は前記加工室から前記貯留タンクへの前記加工用液の回収経路に排出可能な位置に配置して、前記ミストコレクタで集めた加工用液を前記貯留タンクへ回収する方法であり
    前記容器の全体が上面視で前記ミストコレクタの外側に配置された状態で、前記ミストコレクタで集めた加工用液の回収を行うことを特徴とする回収方法。
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