JP7040915B2 - 樹脂成形体の製造方法及びそれを成形する成形型 - Google Patents

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    • H01R43/24Assembling by moulding on contact members

Description

本発明は、複数のバスバーが一列に並べて設けられた樹脂成形体の製造方法及びそれを成形する成形型に関する。
従来、樹脂成形体には、複数の導通性のバスバーが一列に並べられて、他の電子機器の素子等と電気的に接続されるターミナルを備えたものがある。ターミナルを構成する複数のバスバーは、ターミナルの製造時に一度に配置するため又は位置決め等のためにタイバーによって繋がれている。最終的にはタイバーが切断された状態でバスバーが一列に並べられてターミナルとなる。このような複数のバスバーが一列に並べられたターミナルを備えた樹脂成形体の製造方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1の樹脂成形体の製造方法は、一方の型と他方の型とからなる成形型を用意し、タイバーによって繋がれた複数のバスバーを一方の型にセットし、一方の型と他方の型とを型締めする。この他方の型に進退可能に設けられた切断パンチによって成形の樹脂が充填される空洞の内部でタイバーを切断し、切断パンチを後退させて、成形型の空洞の内部に樹脂を充填することで、ターミナルを得る。さらに、このターミナルを別途成形された筐体に組み込むことで所望の樹脂成形体が得られる。
特開平02-273478号公報
ところで、バスバーを一方の型にセットして他方の型で型締めした後、一度に樹脂成形体を成形すれば、工数削減やターミナル用の一次金型を廃止でき好ましい。
また、樹脂成形体によっては、樹脂成形体の基準面から突出する突出部が形成され、該突出部にターミナルが配置されるものがある。突出部には、樹脂成形体の基準面と角度を持って延在する壁面が設けられる。
ターミナルは複数のバスバーの端部からなり、これらのバスバーの端部に他電子機器の素子が接続されるので、複数のバスバーの端部には位置決め精度が求められる。そのため、ターミナルからなるべく近い位置にタイバーを設けることができれば、複数のバスバー間の位置精度が向上する。
しかしながら、他方の型には、突出部の壁面を成形するための壁成形面が設けられ、肉厚確保のために該壁成形面からある程度距離を取った位置に切断パンチを設ける必要があるので、ターミナルが配置される突出部の壁面から離れた位置にタイバーを設けざるを得ない。
本発明の目的は、かかる従来技術の問題点に鑑み、成形型に切断パンチを配置したうえで、タイバーの位置を、壁面に近い位置に配置することができる樹脂成形体の製造方法を提供することにある。
発明に係る樹脂成形体の製造方法は、
少なくとも2つの型によって構成された樹脂成形に用いる成形型の前記2つの型のうち一方の型に、タイバーによって互いに結合された複数の導電性のバスバーであって該複数のバスバーの端部によってターミナルを構成する該複数のバスバーがセットされ、
前記2つの型のうち他方の型に進退可能にセットされた切断パンチの前進状態によって、前記成形型の樹脂が充填される空洞の内部で前記結合が切断され、
前記結合が切断された後に前記空洞の内部に樹脂を充填し、樹脂充填完了時には前記切断パンチは後退状態であり、前記切断パンチの刃と切断された前記タイバーとの間には樹脂が充填される樹脂成形体の製造方法において、
前記他方の型の前記樹脂成形体の製品形状を成形する形状面であって、前記バスバーから離れて配置された型基準面によって、樹脂成形体の基準面を成形し、
前記基準面から突出し、前記ターミナルが配置される突出部の少なくとも一部を、前記他方の型に設けられた面により形成し、
前記切断パンチの側面の少なくとも一部を、前記切断パンチの後退状態においても前記成形型の前記空洞の内部に露出させて前記側面によって前記樹脂成形体の前記基準面と角度を持って延在する前記突出部の壁面の少なくとも一部を成形し、
前記切断パンチの側面であって、前記壁面の少なくとも一部を成形する前記切断パンチの側面から屈曲して延在する面を、前記切断パンチの後退状態においても前記成形型の前記空洞の内部に露出させて、前記壁面と前記基準面とを結合するリブ形状の少なくとも一部を成形することを特徴とする。
かかる構成によれば、成形型の2つの型のうち一方の型にタイバーによって互いに結合された複数のバスバーを一度にセットするので、複数のバスバーをバラバラにセットする場合よりも組付け工数が短縮される。他方の型に進退可能にセットされた切断パンチの前進状態によってタイバーの結合が切断され、樹脂充填完了時には切断パンチの後退状態であるので切断パンチの刃と切断されたタイバーとの間に樹脂が充填される。他方の型のバスバーから離れて配置された型基準面によって、樹脂成形体の基準面が成形されるが、該基準面と角度を持って延在する壁面の少なくとも一部を、切断パンチの後退状態においても成形型の空洞の内部に露出させた切断パンチの側面で形成するので、切断パンチを壁面に接する位置に配置することができる。タイバーを切断する切断パンチが壁面に接するので、成形型に切断パンチを配置したうえで、タイバーの位置を、壁面に近い位置に配置することができる。
また、切断パンチの側面であって、壁面の少なくとも一部を成形する切断パンチの側面から屈曲して延在する面を、切断パンチの後退状態においても成形型の空洞の内部に露出させるので、樹脂成形体の壁面を補強するリブを、壁面の成形と同時に成形することができる。
本発明の樹脂成形体を成形する成形型は、
少なくとも2つの型によって構成された樹脂成形体を成形する成形型であって、
前記2つの型のうち一方の型には、タイバーによって互いに結合された複数の導電性のバスバーであって該複数のバスバーの端部によってターミナルを構成する該複数のバスバーがセットされる支持部が設けられ、
前記2つの型のうち他方の型には、進退可能なように前記結合を切断する切断パンチが設けられ、
前記成形型の空洞の内部へ樹脂を充填する時には、前記切断パンチは後退状態とすることができ、前記切断パンチの前記タイバーとの間に樹脂を充填することのできる樹脂成形体を成形する成形型において、
前記他方の型には、前記樹脂成形体の基準面となる製品形状を成形する形状面であって前記バスバーから離れて配置された型基準面、及び該基準面から突出して前記ターミナルが配置される突出部の少なくとも一部を形成する面が設けられており、
前記切断パンチの側面の少なくとも一部には、前記切断パンチが後退した状態においても前記空洞の内部に露出されるとともに、前記側面によって前記樹脂成形体の基準面と角度を持って延在する前記突出部の壁面の少なくとも一部を成形する壁成形面が設けられており、
前記切断パンチの側面には、前記壁面の少なくとも一部を成形する壁成形面から屈曲して延在し、前記後退した状態においても前記空洞の内部に露出させて、前記壁面と前記基準面とを結合するリブ形状の少なくとも一部を成形するリブ成形面が設けられていることを特徴とする。
かかる構成によれば、成形型の2つの型のうち一方の型には、タイバーによって互いに結合された複数のバスバーを一度にセットする支持部が設けられるので、複数のバスバーを一次のセットすることで、複数のバスバーをバラバラにセットする場合よりも組付け工数が短縮される。他方の型には進退可能にセットされた切断パンチが設けられ、該切断パンチの前進状態によってタイバーの結合が切断され、樹脂充填完了時には切断パンチの後退状態であるので切断パンチの刃と切断されたタイバーとの間に樹脂が充填される。他方の型のバスバーから離れて配置された型基準面が設けられ、該型基準面によって樹脂成形体の基準面が成形されるが、該基準面と角度を持って延在する壁面の少なくとも一部を、切断パンチの後退状態においても成形型の空洞の内部に露出させた切断パンチの側面で形成するので、切断パンチを壁面に接する位置に配置することができる。タイバーを切断する切断パンチが壁面に接するので、成形型に切断パンチを配置したうえで、タイバーの位置を、壁面に近い位置に配置することができる。
また、切断パンチの側面には、壁面の少なくとも一部を成形する壁成形面から屈曲して延在し、後退した状態においても空洞の内部に露出させて、壁面と基準面とを結合するリブ形状の少なくとも一部を成形するリブ成形面が設けられているので、樹脂成形体の壁面を補強するリブを、壁面の成形と同時に成形することができる。
図1Aは本発明に係る樹脂成形体の構造を示す要部斜視図である。図1Bは本発明に係るバスバー及び基板の斜視図である。 図2Aは本発明に係る成形型にバスバーをセットする工程を説明する断面図である。図2Bは図2Aの2B-2B線断面図である。 図3Aは本発明に係るタイバーを切断する工程を説明する断面図である。図3Bは図3Aの3B-3B線断面図である。 図4Aは本発明に係る成形型の空洞に樹脂を充填する工程を説明する断面図である。 図4Bは図4Aの4B-4B線断面図である。 図4Cは比較例に係る成形型の断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1Aに示すように、本発明の一実施形態に係る樹脂成形体1は、本体部2と、該本体部2から突出するコネクタとしての突出部3と、該突出部3と本体部2とを繋ぐリブ4とを備えている。
本体部2の表側上部に樹脂成形体1の基準面5が設けられ、突出部3の背側に基準面5と角度を持って延在する壁面6が設けられ、該壁面6と基準面5とを結合するようにリブ4が設けられ、該リブ4の根本部分、基準面5及び壁面6を結合するように補強部7が設けられている。
次にバスバー11について説明する。
図1Bに示すように、複数のバスバー11は成形型20(図2A参照)にセットされる前の状態である。複数の導電性のバスバー11は、タイバー12によって互いに結合されている。基板10は、樹脂成形体1の成形後にバスバー11がはんだ付けされるが、樹脂成形体1成形後のバスバー11との位置関係を示すために想像線で示す。
バスバー11は、想像線で示す基板10から上方に延びる基端部13と、該基端部13の上端から横方向に延在する横導通部14と、該横導通部14の途中に形成れて保持ピン22(図2A参照)が挿入される位置決め孔15と、横導通部14の端部から上方に延在する縦導通部16と、該縦導通部16の上端から横方向に延び他の電子機器の素子等と電気的に接続されるターミナル17とを備えている。
次に成形された状態の樹脂成形体1及びバスバー11について説明する。
図1A、図1B及び図4Aに示すように、樹脂成形体1が成形された状態で、バスバー11は樹脂成形体1に一体的に設けられる。詳細には、樹脂成形体1の本体部2の内側に沿ってバスバー11の横導通部14が配置され、突出部3の内部で壁面6と略平行に縦導通部16が配置され、突出部3の開口8にターミナル17が配置される。基準面5は、樹脂成形体1の内部で複数のバスバー11が共通に延在する方向に平行である。
次に成形型20について説明する。
図1A、図1B、図2A及び図2Bに示すように、成形型20は、少なくとも2つの型によって構成された樹脂成形体1を成形するものであり、可動型としての一方の型21と、固定型としての他方の型31と、樹脂成形体1のいわゆるアンダーカット部を形成するスライド型41とを備えている。スライド型41は、他方の型31に移動可能に設けられている。
2つの型のうち一方の型21には、タイバー12によって互いに結合された複数の導通性のバスバー11がセットされる支持部23と、後述する切断パンチ32がタイバー12の結合を切断するときに切断パンチ32の先端、及び切断されたタイバー12を逃がすための凹部24と、が設けられている。
2つの型のうち他方の型31には、進退可能なようにタイバー12による複数のバスバーの結合を切断する切断パンチ32と、樹脂成形体1の基準面5となる製品形状を成形する形状面であって、バスバー11から離れて配置された型基準面33と、が設けられている。
切断パンチ32の側面34の少なくとも一部には、切断パンチ32が後退した状態においても空洞50の内部に露出されるとともに、側面34によって樹脂成形体1の基準面5と角度を持って延在する壁面6の少なくとも一部を成形する壁成形面35が設けられている。
さらに、切断パンチ32の側面34には、壁面6の少なくとも一部を成形する壁成形面35から屈曲して延在し、後退した状態においても空洞50の内部に露出させて、壁面6と基準面5とを結合するリブ4形状の少なくとも一部を成形するリブ成形面36が設けられている。成形型20の空洞50の内部へ樹脂を充填する時には、切断パンチ32は後退状態とすることができ、切断パンチ32のタイバー12との間に樹脂を充填することができる。
スライド型41には、バスバー11の先端部となるターミナル17を支持するターミナル支持部42が設けられている。
次に以上に述べた成形型20による樹脂成形体1の製造方法を説明する。
図2A及び図2Bに示すように、一方の型21の支持部23にタイバー12によって互いに結合された複数の導電性のバスバー11をセットし、保持ピン22を位置決め孔15に通して一方の型21に対してバスバー11を位置決めする(バスバーセット工程)。
一方の型21を他方の型31側に移動させ、図3A及び図3Bに示すように、型締めされた状態において、切断パンチ32の前進状態によって成形型20の樹脂が充填される空洞50の内部でタイバー12による複数のバスバー11の結合が切断される。このとき、切断パンチ32の先端が凹部24まで前進することで、切断されたタイバー12が凹部24内に曲がった状態で収納され、複数のバスバー11が切り離された状態となる(タイバー切断工程)。
結合が切断された後に切断パンチ32を後退させる。このとき、図4A及び図4Bに示すように、切断パンチ32の先端を型基準面33の近傍まで後退させ、切断パンチ32の一部を成形型20の空洞50の内部に露出させる(切断パンチ後退工程)。
空洞50の内部に樹脂を充填し、樹脂充填完了時には切断パンチ32は後退状態であり、切断パンチ32の刃37と切断されたタイバー12との間には樹脂が充填される(樹脂充填工程)。
このとき、他方の型31の樹脂成形体1の製品形状を成形する形状面であって、バスバー11から離れて配置された型基準面33によって、樹脂成形体1の基準面5が成形される(基準面成形工程)。
また、切断パンチ32の側面の少なくとも一部を、切断パンチ32の後退状態においても成形型20の空洞50の内部に露出させて、側面34によって樹脂成形体1の基準面5と角度を持って延在する壁面6の少なくとも一部が成形される(切断パンチの壁面成形工程)。
また、切断パンチ32の側面34であって、壁面6の少なくとも一部を成形する切断パンチ32の側面34から屈曲して延在する面(リブ成形面)36を、切断パンチ32の後退状態においても成形型20の空洞50の内部に露出させることで、壁面6と基準面5とを結合するリブ4の形状の少なくとも一部が成形される(切断パンチのリブ成形工程)。
また、切断パンチ32の刃37が先端から基端に向かって傾斜し又は凹んでおり、この切断パンチ32の刃37の傾斜又は凹みを成形型20の空洞の内部に露出させることで、壁面6及びリブ4の根元を補強する補強部7が形成される(切断パンチの補強部成形工程)。
切断パンチの補強部成形工程により、補強部7を、壁面6及びリブ4の成形と同時に成形することができる。さらに、補強部7が樹脂成形体1の壁面6及びリブ4の基端に付け加えられることで補強効果が向上する
他方の型31を後退させて型開きし、樹脂成形体1を取り出すことで、バスバー11が一体的に設けられた樹脂成形体1を得る。
図4Cは比較例の成形型100であり、成形型100は、固定型101、可動型102、スライド型103とから構成れている。固定型101には、進退可能に切断パンチ104が設けられている。切断パンチ104は、樹脂成形体の壁面を成形する壁成形面105から距離L1ほど距離を取って配置されている。切断パンチ104の移動方向の下方において、可動型102に凹部106が設けられている。
比較例の固定型101には壁成形面105が設けられているが、切断パンチ104からの肉厚確保のために、上述のように壁成形面105からある程度の距離L1を離した位置に切断パンチ104を設ける必要があるので、樹脂成形体のターミナルが配置される突出部の壁面から離れた位置に、バスバー間を結合するタイバーを設けざるを得ない。
比較例に対して、本発明の実施形態は、図4Aに示すように、切断パンチ32の側面34の一部を成形型20の空洞50に露出させるため、樹脂成形体1の突出部3の壁面6から切断パンチ32までの距離をゼロにできる。このため、バスバー11間を接続するタイバー12を壁面6に近づけることができ、ターミナル17の位置精度を向上させることができる。
以上のように、本実施形態によれば、成形型20の2つの型のうち一方の型21にタイバー12によって互いに結合された複数のバスバー11を一度にセットするので、複数のバスバー11をバラバラにセットする場合よりも組付け工数が短縮される。他方の型31に進退可能にセットされた切断パンチ32の前進状態によってタイバー12の結合が切断され、樹脂充填完了時には切断パンチ32の後退状態であるので切断パンチ32の刃37と切断されたタイバー12との間に樹脂が充填される。他方の型31のバスバー11から離れて配置された型基準面33によって、樹脂成形体1の基準面5が成形されるが、該基準面5と角度を持って延在する壁面6の少なくとも一部を、切断パンチ32の後退状態においても成形型の空洞50の内部に露出させた切断パンチ32の側面34で形成するので、切断パンチ32を壁面6に接する位置に配置することができる。タイバー12を切断する切断パンチ32が壁面6に接するので、成形型20に切断パンチ32を配置したうえで、タイバー12の位置を、壁面6に近い位置に配置することができる。これにより、ターミナル17に近い位置で複数のバスバー間の位置決め精度を向上させることができ、結果、ターミナル17の位置精度を向上させることができる。
また、切断パンチ32の側面34であって、壁面6の少なくとも一部を成形する切断パンチ32の側面34から屈曲して延在する面(リブ成形面)36を、切断パンチ32の後退状態においても成形型の空洞50の内部に露出させるので、樹脂成形体1の壁面6を補強するリブ4を、壁面6の成形と同時に成形することができる。
なお、以上に本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。実施形態では、一方の型21を可動型とし、他方の型31を固定型としたが、これに限定されず、一方の型21を固定型とし、他方の型31を可動型としてもよい。
また、実施形態では、成形型20を開いているときに切断パンチ32を前進状態にしておいて他方の型31を移動させ、切断パンチでタイバー12を切断したが、これに限定されず、成形型20を開いているときは切断パンチ32を後退状態にしておいて他方の型31を移動させ、型閉じした後に切断パンチ32を前進させてタイバー12を切断しても差し支えない。
また、実施例では切断パンチ32を後退させてから空洞50内部に樹脂を充填したが、本発明は空洞50内部に樹脂が満たされたときに切断パンチ32が後退していればよいため、これに限定されず、例えば切断パンチ32が後退している最中に空洞50内部への樹脂の充填を開始してもよい。
1…樹脂成形体、4…リブ、5…基準面、6…壁面、11…バスバー、12…タイバー、20…成形型、21…一方の型、23…支持部、31…他方の型、32…切断パンチ、33…型基準面、34…切断パンチの側面、35…壁成形面、36…リブ成形面(壁成形面から屈曲して延在する面)、50…空洞。

Claims (2)

  1. 少なくとも2つの型によって構成された樹脂成形に用いる成形型の前記2つの型のうち一方の型に、タイバーによって互いに結合された複数の導電性のバスバーであって該複数のバスバーの端部によってターミナルを構成する該複数のバスバーがセットされ、
    前記2つの型のうち他方の型に進退可能にセットされた切断パンチの前進状態によって、前記成形型の樹脂が充填される空洞の内部で前記結合が切断され、
    前記結合が切断された後に前記空洞の内部に樹脂を充填し、樹脂充填完了時には前記切断パンチは後退状態であり、前記切断パンチの刃と切断された前記タイバーとの間には樹脂が充填される樹脂成形体の製造方法において、
    前記他方の型の前記樹脂成形体の製品形状を成形する形状面であって、前記バスバーから離れて配置された型基準面によって、樹脂成形体の基準面を成形し、
    前記基準面から突出し、前記ターミナルが配置される突出部の少なくとも一部を、前記他方の型に設けられた面により形成し、
    前記切断パンチの側面の少なくとも一部を、前記切断パンチの後退状態においても前記成形型の前記空洞の内部に露出させて前記側面によって前記樹脂成形体の前記基準面と角度を持って延在する前記突出部の壁面の少なくとも一部を成形し、
    前記切断パンチの側面であって、前記壁面の少なくとも一部を成形する前記切断パンチの側面から屈曲して延在する面を、前記切断パンチの後退状態においても前記成形型の前記空洞の内部に露出させて、前記壁面と前記基準面とを結合するリブ形状の少なくとも一部を成形することを特徴とする樹脂成形体の製造方法。
  2. 少なくとも2つの型によって構成された樹脂成形体を成形する成形型であって、
    前記2つの型のうち一方の型には、タイバーによって互いに結合された複数の導電性のバスバーであって該複数のバスバーの端部によってターミナルを構成する該複数のバスバーがセットされる支持部が設けられ、
    前記2つの型のうち他方の型には、進退可能なように前記結合を切断する切断パンチが設けられ、
    前記成形型の空洞の内部へ樹脂を充填する時には、前記切断パンチは後退状態とすることができ、前記切断パンチの前記タイバーとの間に樹脂を充填することのできる樹脂成形体を成形する成形型において、
    前記他方の型には、前記樹脂成形体の基準面となる製品形状を成形する形状面であって前記バスバーから離れて配置された型基準面、及び該基準面から突出して前記ターミナルが配置される突出部の少なくとも一部を形成する面が設けられており、
    前記切断パンチの側面の少なくとも一部には、前記切断パンチが後退した状態においても前記空洞の内部に露出されるとともに、前記側面によって前記樹脂成形体の基準面と角度を持って延在する前記突出部の壁面の少なくとも一部を成形する壁成形面が設けられており、
    前記切断パンチの側面には、前記壁面の少なくとも一部を成形する壁成形面から屈曲して延在し、前記後退した状態においても前記空洞の内部に露出させて、前記壁面と前記基準面とを結合するリブ形状の少なくとも一部を成形するリブ成形面が設けられていることを特徴とする樹脂成形体を成形する成形型。
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