JP7040320B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents
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Description
第1実施形態について、図1~図6を参照して説明する。最初に図1、図2を参照し、第1実施形態の概要を説明する。図2には燃料噴射弁90の全体構成を示し、図1には、燃料噴射弁90の先端部の拡大断面を示す。燃料噴射弁90は、内燃機関の気筒内や吸気通路に噴孔50から高圧燃料を噴射する装置である。
次に第2~第6実施形態は、それぞれ第1実施形態に対し、ガイドプレート又は噴孔プレートの構成が異なる。各実施形態のガイドプレート及び噴孔プレートの符号は、前述の実施形態と異なる構成の場合、それぞれ「30」及び「40」に続く3桁目に実施形態の番号を付し、前述の実施形態と実質的に同じ構成の場合、前述のガイドプレート又は噴孔プレートの符号を援用する。
第3実施形態について、第1実施形態の図6(b)に対応しガイド溝43の形状を示す図8を参照して説明する。第3実施形態ではガイド溝43が略台形状に形成されている。すなわち、噴孔50から等距離の位置におけるガイド溝43の周方向の幅が、径方向外側の第1連通路31側で相対的に大きく、径方向内側の第2連通路32側で相対的に小さく形成されている。ガイド溝43の深さは一定であるため、噴孔50から等距離の位置における通路断面積について、第1連通路31側の断面積が第2連通路32側の断面積よりも大きく形成されていることになる。なお、第3実施形態のガイド溝43以外の構成は、第1実施形態と同様である。
第4実施形態について、第1実施形態の図6(b)に対応しガイド溝44の形状を示す図9、図10を参照して説明する。なお、第4実施形態のガイド溝44として、変形例を含めた4通りの構成のガイド溝44A、44B、44C、44Dを示す。以下の説明中、各ガイド溝に共通する事項については符号を「44」として記す。また、図中の実線矢印は燃料の流れを表す。
第5実施形態について、図11、図12を参照して説明する。図11(a)、(b)は第1実施形態の図4(a)、(b)に対応し、図12(b)は第1実施形態の図6(b)に対応する。図11(b)に示すように、第5実施形態の噴孔プレート405は、周方向の4箇所に三日月形状の噴孔55が形成されている。
第6実施形態について、第1実施形態の図4~図6に対応する図13~図15を参照して説明する。第6実施形態は、弁軸Avを中心として放射状に4つのテーパ状噴孔50を有する点は第1実施形態と同様である。ただし、第1実施形態の噴孔プレート401は、共通の中央溝42に接続される4つのガイド溝41が形成されているのに対し、第6実施形態の噴孔プレート406は、互いに隔離された4つの燃料室46が形成されている。
上記実施形態のうち第1、第5、第6実施形態について、シミュレーションによる効果検証結果を比較例と対比して図16に示す。比較例は各実施形態と共通の弁ボディ10、ニードル20、及び、第1、第6実施形態と同様のテーパ状の噴孔50を有する噴孔プレートを備える。ただし、噴孔プレートにはガイド溝や燃料室は形成されておらず、また、連通路を有するガイドプレートは設けられていない。したがって、シート部燃料通路15を通過した燃料は噴孔50に向かって画一的に流れ、上記実施形態のように相対する方向の燃料が噴孔入口付近で衝突することはない。
第6実施形態の変形例である第7実施形態について、図17~図20を参照して説明する。図17(a)及び図18(a)に示すように、第7実施形態のガイドプレート307では、複数の連通路36、37は、噴孔50の周囲に回転対称に、噴孔プレート407の端面に対して傾斜して形成されている。図18(a)にて、噴孔プレート406の端面に対する連通路36、37の傾斜角を「θi」と記す。傾斜角θiは、0°<θi<45°の範囲にあることが好ましい。また、図17(b)に示すように、燃料室47は、ニードル20側から視てほぼ円形に形成されている。
第6実施形態の別の変形例である第8実施形態について、図21~図23を参照して説明する。図21(a)に示すように、第8実施形態のガイドプレート308では、噴孔50に対し径方向外側に形成された第1連通路36の開口面積Aは、噴孔50に対し径方向内側に形成された第2連通路37の開口面積Bよりも大きい。なお、図21(b)に示す噴孔プレート406は、図13(b)に示す第6実施形態の噴孔プレート406と実質的に同一である。
(1)上記実施形態では、弁軸Avを中心として放射状に4つの噴孔50、55が形成されているが、他の実施形態では、弁軸Avを中心として放射状に、4つ以外の複数の噴孔が形成されてもよい。また、例えば第1の半径の同心円上に放射状に形成された第1群の噴孔と、第2の半径の同心円上に放射状に形成された第2群の噴孔とが周方向に交互に配置されてもよい。
15 ・・・シート部燃料通路(燃料通路)、
20 ・・・ニードル(弁体)、
301、302、306、307、308・・・ガイドプレート、
31、36・・・第1連通路、 32、37・・・第2連通路、
401、405、406、407・・・噴孔プレート、
41、43、44・・・ガイド溝、 46、47・・・燃料室、
50、55 ・・・噴孔、
90 ・・・燃料噴射弁。
Claims (15)
- 弁座面(13)を有する弁ボディ(10)と、
前記弁ボディの中心軸である弁軸(Av)に沿って往復移動可能であり、基端側に移動したとき前記弁座面との間に燃料通路(15)を形成し、先端側に移動したとき前記弁座面のシート部(14)に当接して前記燃料通路を遮断する弁体(20)と、
前記弁ボディの先端に設けられ、前記弁軸から径外方向に向かって放射状に燃料を噴射する複数の噴孔(50、55)が形成された噴孔プレート(401、405、406、407)と、
前記噴孔プレートの前記弁体側に設けられ、前記弁体側の通路と前記噴孔プレート側の通路とを連通する複数の連通路(31、32、36、37)が形成されたガイドプレート(301、302、306、307、308)と、
を備え、
前記噴孔の中心軸である噴孔軸(Ah)は前記弁ボディの基端側から先端側に向かって径外方向に傾斜し、前記噴孔の出口断面積(So)は入口断面積(Si)より大きく、
複数の前記連通路は、前記噴孔をはさんで前記弁軸からの距離が互いに異なる位置に形成されている燃料噴射弁。 - 前記噴孔プレートは、各前記噴孔を含む周方向の所定範囲に形成され前記ガイドプレートの前記連通路に連通する複数のガイド溝(41、43、44)が形成され、
前記弁軸及び前記噴孔軸を含む平面において、前記噴孔の径方向内側の内壁を第1内壁(51、551)とし、前記噴孔の径方向外側の内壁を第2内壁(52、552)とし、
前記噴孔に対し径方向外側に形成された前記連通路を第1連通路(31)とし、前記噴孔に対し径方向内側に形成された前記連通路を第2連通路(32)とすると、
前記噴孔は、前記第2内壁の前記弁軸に対する傾斜角度(θ2)が前記第1内壁の前記弁軸に対する傾斜角度(θ1)より大きくなるように形成されており、
前記連通路及び前記ガイド溝は、前記第1連通路を通過し前記ガイド溝を前記第1内壁に向かって流れる流速である第1流速(V1)が、前記第2連通路を通過し前記ガイド溝を前記第2内壁に向かって流れる流速である第2流速(V2)より大きくなるように構成されている請求項1に記載の燃料噴射弁。 - 前記弁軸及び前記第1連通路の中心を含む平面において、前記弁座面の延長線は、前記第1連通路の流入側開口面(311)と交わる請求項2に記載の燃料噴射弁。
- 前記弁軸及び前記第1連通路の中心を含む平面において、前記弁座面の延長線は、さらに前記第1連通路の流出側開口面(312)と交わる請求項3に記載の燃料噴射弁。
- 前記ガイドプレート(302)は、前記噴孔プレート側の面に、径方向外側から内側に向かって前記噴孔プレート側に傾斜し、前記第1連通路から前記ガイド溝に流入する燃料を前記噴孔の入口に誘導する傾斜部(34)が形成されている請求項2~4のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
- 前記弁軸及び前記噴孔軸を含む平面において、前記傾斜部の延長線は、前記噴孔の前記第2内壁と干渉せずに前記第1内壁と交わる請求項5に記載の燃料噴射弁。
- 前記ガイド溝(43)は、前記噴孔から等距離の位置における少なくとも一部の通路断面積について、前記第1連通路側の断面積が前記第2連通路側の断面積よりも大きく形成されている請求項2~6のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
- 前記ガイド溝(44)は、前記第1連通路側の領域の溝幅方向の中心線である第1連通路中心線(C1)が前記第2連通路側の領域の溝幅方向の中心線である第2連通路中心線(C2)に対し周方向の一方側にオフセットしており、
前記ガイド溝の溝幅方向の中心線が前記第1連通路中心線から傾斜し第2連通路中心線に移行する径方向の領域を移行領域とすると、
前記噴孔は、入口の少なくとも一部が前記移行領域に重なるように配置されている請求項2~6のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。 - 前記ガイド溝は、前記第1連通路側の領域、前記移行領域、及び、前記第2連通路側の領域にわたって周方向の一方側の辺と他方側の辺とが平行である請求項8に記載の燃料噴射弁。
- 前記噴孔(55)は、前記弁軸に直交する平面において、前記噴孔プレートの径外方向に膨らみ且つ互いに異なる曲率を有する2つの曲線により前記第1内壁(551)及び前記第2内壁(552)が規定される三日月形状に形成されている請求項2~9のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
- 前記ガイドプレート(306、307、308)は、前記噴孔の数より多い数の前記連通路(36、37)が形成されており、
前記噴孔プレート(406、407)は、1つ以上の前記噴孔及び2つ以上の前記連通路が開口し、互いに隔離された複数の燃料室(46、47)が形成されている請求項1に記載の燃料噴射弁。 - 前記燃料室は、各前記噴孔に対し1つ形成されている請求項11に記載の燃料噴射弁。
- 前記複数の連通路は、前記噴孔を中心として対称に配置されている請求項11または12に記載の燃料噴射弁。
- 前記複数の連通路は、前記燃料室(47)に燃料の旋回流が生成されるように、前記噴孔の周囲に回転対称に、前記噴孔プレートの端面に対して傾斜して形成されている請求項11~13のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
- 前記噴孔に対し径方向外側に形成された前記連通路である第1連通路(36)の開口面積は、前記噴孔に対し径方向内側に形成された前記連通路である第2連通路(37)の開口面積よりも大きい請求項11~13のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
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