JP7039917B2 - 冷却器 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却器に関する。
従来、冷却器に複数の板状フィンを設けていた(例えば、特許文献1参照)。また、冷媒流路に突起部を設けること(例えば、特許文献2参照)、および、複数のフィンプレートを連結部材により連結すること(例えば、特許文献3参照)が知られている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特表2012-533868号公報
[特許文献2] 特開2008-172014号公報
[特許文献3] 特開2015-225953号公報
冷却器における半導体チップの冷却効率を高めるためには、冷却への寄与が小さい領域の冷媒流量を減らし、冷却への寄与が大きい領域の冷媒流量を増加させることが望ましい。
本発明の第1の態様においては、半導体チップを冷却するための冷却器を提供する。冷却器は、半導体チップを上部に配置するための上板と、複数の板状フィンと、連結バーとを備えてよい。複数の板状フィンは、上板の下部に配置されてよい。複数の板状フィンは、各々の間に冷却水の流路を形成してよい。連結バーは、複数の板状フィンに連結されてよい。連結バーは、連結バーの本体部から流路へ各々突出する複数の櫛歯部を有してよい。冷却器は、延伸方向と直交する平面において、少なくとも複数の櫛歯部と複数の板状フィンとにより規定される複数の開口を有してよい。延伸方向は、冷却器を上面視した場合に複数の板状フィンが延伸する方向であってよい。複数の開口は、半導体チップの下部を通過しない第1流路に設けられる第1開口と、半導体チップの下部を通過する第2流路に設けられる第2開口とを有してよい。第2開口は、第1開口よりも大きくてよい。第1開口を規定する櫛歯部の突出長さは、第2開口を規定する櫛歯部の突出長さよりも長くてよい。延伸方向と直交する方向であって、複数の櫛歯部が突出する方向と直交する方向における複数の櫛歯部の各幅は同じであってよい。
連結バーは、前方上部連結バーおよび前方下部連結バーを含んでよい。前方上部連結バーおよび前方下部連結バーは、延伸方向において冷却水の入口と半導体チップの下部との間の異なる位置に設けられてよい。前方上部連結バーは、半導体チップの下部よりも冷却水の入口に近接して設けられてよい。前方上部連結バーは、複数の板状フィンの上部に連結されてよい。前方下部連結バーは、冷却水の入口よりも半導体チップの下部に近接して設けられてよい。前方下部連結バーは、複数の板状フィンの下部に連結されてよい。
半導体チップの下部を通過する第2流路において、前方下部連結バーの櫛歯部と前方上部連結バーの櫛歯部とが、延伸方向において重らなくてよい。
半導体チップの下部を通過しない第1流路において、前方下部連結バーの櫛歯部と前方上部連結バーの櫛歯部との少なくとも一部が、延伸方向において重なってよい。
半導体チップの下部を通過しない第1流路において、前方下部連結バーの櫛歯部の上端は、前方上部連結バーにおける本体部の下端よりも上方に位置してよい。これに代えて、第1流路において、前方上部連結バーの櫛歯部の下端は、前方下部連結バーにおける本体部の上端よりも下方に位置してもよい。
冷却器は、複数の第2流路を有してよい。前方上部連結バーと入口との間に位置し延伸方向に直交する平面において、複数の第2流路の各々は、大貫通孔と、小貫通孔とのいずれかを含んでよい。大貫通孔は、第2開口と第4開口との延伸方向における重なりを含んでよい。第2開口は、前方上部連結バーの櫛歯部により上端が規定されてよい。第4開口は、前方下部連結バーの櫛歯部により下端が規定されてよい。大貫通孔における第4開口は、相対的に開口面積が大きい第4開口であってよい。小貫通孔は、第2開口と第4開口との延伸方向における重なりを含んでよい。小貫通孔における第4開口は、相対的に開口面積が小さい第4開口であってよい。
冷却水の入口および出口は、延伸方向において複数の板状フィンを間に挟んで異なる位置に設けられてよい。冷却器は、複数の第2流路を有してよい。前方上部連結バーと入口との間に位置し延伸方向に直交する平面において、複数の第2流路の各々は、大貫通孔と、小貫通孔とのいずれかを含んでよい。小貫通孔は、大貫通孔に比べて入口または出口に近い位置に設けられてよい。
冷却水の入口および出口は、延伸方向における複数の板状フィンの一の端部側に共に設けられてもよい。冷却器は、複数の第2流路を有してよい。前方上部連結バーと入口との間に位置し延伸方向に直交する平面において、複数の第2流路の各々は、相対的に開口面積が大きい大貫通孔と、相対的に開口面積が小さい小貫通孔とのいずれかを含んでよい。大貫通孔は、小貫通孔に比べて入口および出口に近い位置に設けられてよい。
冷却器は、延伸方向において、半導体チップの下部と冷却水の出口との間の位置に少なくとも一つの連結バーをさらに備えてよい。
冷却器は、延伸方向において半導体チップの下部と冷却水の出口との間の異なる位置に、各々連結バーに対応する後方上部連結バーと後方下部連結バーとを備えてよい。後方上部連結バーは、半導体チップの下部よりも冷却水の出口に近接して設けられてよい。後方上部連結バーは、複数の板状フィンの上部に連結されてよい。後方下部連結バーは、冷却水の出口よりも半導体チップの下部に近接して設けられてよい。後方下部連結バーは、複数の板状フィンの下部に連結されてよい。
前方上部連結バーおよび前方下部連結バーの間隔は、後方上部連結バーおよび後方下部連結バーの間隔よりも狭くてよい。
半導体チップの下部を通過しない第1流路において、前方上部連結バーの櫛歯部と前方下部連結バーの櫛歯部との延伸方向における重なり長さは、後方上部連結バーの櫛歯部と後方下部連結バーの櫛歯部との延伸方向における重なり長さよりも長くてよい。
半導体チップの下部を通過する第2流路において、後方下部連結バーの櫛歯部の突出長さは、前方下部連結バーの櫛歯部の突出長さよりも長くてよい。
複数の板状フィンの各々は、凹部を有してよい。凹部には、連結バーが配置されてよい。凹部は、突起部を含んでよい。突起部は、延伸方向と平行な方向において連結バーと接触してよい。
冷却器は、少なくとも2つの連結バーを備えてよい。少なくとも2つの連結バーは、冷却水の入口と半導体チップの下部との間、または、半導体チップの下部と冷却水の出口との間において、延伸方向において離間されてよい。延伸方向における2つの連結バーの間隔は、2つの連結バーの本体部における各々の延伸方向における厚み以上であってよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
第1実施形態における冷却器100の斜視図を示す図である。 冷却器100を有する半導体モジュール200の上面図を示す図である。 連結バー30を示す図である。 連結バー40を示す図である。 1つの板状フィン20と、連結バー30および連結バー40との関係を示す斜視図である。 図4のA‐A断面を示す図である。 (A)は、図2のB‐B断面を示す図である。(B)は、B‐B断面における第1流路70および第2流路72を示す図である。 (A)は、図2のC‐C断面を示す図である。(B)は、C‐C断面における第1流路70および第2流路72を示す図である。 入口16および出口18と、貫通孔との位置関係を示す図である。 図2のD‐D断面を示す図である。 図2のE‐E断面を示す図である。 図2のF‐F断面を示す図である。 半導体モジュール200の回路図である。 比較例における半導体モジュール400の断面を示す図である。 熱抵抗シミュレーションを行った、冷却器100を有する半導体モジュール300の上面図を示す図である。 図12Aに対応する回路図を示す。 図12Aおよび図12Bに示す例と図12Aに示す冷却器に替えて図11に示す冷却器310を用いる比較例とにおける熱抵抗シミュレーション結果を示す図である。 第1変形例における図2のE‐E断面を示す図である。 第2変形例における図2のE‐E断面を示す図である。 第3変形例における図2のE‐E断面を示す図である。 第4変形例における図2のD‐D断面を示す図である。 第5変形例における図2のD‐D断面を示す図である。 第6変形例における図2のD‐D断面を示す図である。 第2実施形態の半導体モジュール210において、入口16および出口18と、貫通孔との位置関係を示す図である。 第3実施形態の半導体モジュール220において、入口16および出口18と、貫通孔との位置関係を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、第1実施形態における冷却器100の斜視図を示す図である。図1においては、理解を容易にすることを目的として、冷却器100における、上板10と、冷却水の入口16および出口18と、複数の板状フィン20と、連結バー30、40、50および60とを示す。なお、図1においては、後述する下板12および側板14を省略する。また、図1においては、入口16および出口18における冷却水Wの主な流れ方向を矢印にて示す。
本例のZ軸は、X軸およびY軸に直交する軸である。本例のX、YおよびZ軸は、右手系を構成する。X、YおよびZ軸は、冷却器100および後述する半導体モジュール200等における相対的な方向を示すために用いられる。Z軸方向は、必ずしも重力方向と平行でなくてよい。本明細書において、Z軸方向と平行な方向を指す表現として「上」および「下」等を用いるが、これらの用語もまた重力方向における上下方向に限定されない。なお、相対的に入口16に近い位置を「上流」および「前方」と称し、相対的に出口18に近い位置を「下流」および「後方」と称する場合がある。
冷却器100は、上板10の上部に配置された半導体チップを冷却する機能を有してよい。冷却器100は、ヒートシンクとも呼ばれる。上板10は、入口16から出口18へ冷却水が流れるケースの一部であってよい。冷却器100は、当該ケースの内部に複数の板状フィン20を有する。つまり、複数の板状フィン20は、上板10の下部に配置される。半導体チップからの熱は、少なくとも上板10および板状フィン20を介して冷却水に伝達されてよい。冷却水と上板10および板状フィン20との熱交換により、冷却器100は半導体チップを冷却してよい。
複数の板状フィン20の各々の間には、冷却水の流路が形成されてよい。冷却器100の外部にはポンプが設けられてよい。当該ポンプは、板状フィン20間の流路に冷却水を流す動力源であってよい。各流路において、冷却水は板状フィン20の前方の端部(-Y方向の端部)の位置から後方の端部(+Y方向の端部)の位置へ流れてよい。なお、冷却水は、水およびエチレングリコールの混合物であってよく、純水であってもよい。冷却水は、水と他のLLC(ロング・ライフ・クーラント)との混合物であってもよい。冷却水は、他の冷却液であってもよい。
冷却器100を上面視した場合に、複数の板状フィン20は特定の方向に延伸してよい。本例において、板状フィン20の延伸方向25は、Y軸方向である。本例の板状フィン20は、Y軸方向においてジグザクに延伸する部分を有する。ただし、他の例において板状フィン20は、ジグザクに延伸する部分に代えて、Y軸方向において直線上に延伸する部分を有してもよい。
連結バー30、40、50および60の各々は、隣り合う複数の板状フィン20同士がX軸方向において所定の間隔だけ離間するように、複数の板状フィン20に連結されてよい。例えば、連結バーにおける本体部と2つの櫛歯部とにより形成される凹部が、板状フィン20の凹部と噛み合うことにより、連結バーと板状フィン20とは連結される。これにより、連結バーと板状フィン20との相対的位置が固定されてよい。板状フィン20は、各板状フィン20の延伸方向が平行で、隣り合う板状フィン20が所定の間隔で離間するよう、並列に配置されてよい。
本例において、連結バー30は前方上部連結バーに対応し、連結バー40は前方下部連結バーに対応し、連結バー50は後方上部連結バーに対応し、連結バー60は後方下部連結バーに対応する。本例の連結バー30および50は、複数の板状フィン20の上部に連結される。これに対して、本例の連結バー40よび60は、複数の板状フィン20の下部に連結される。本例において、連結バー30および40は、連結バー50および60よりも上流に配置される。また、本例において、連結バー30は連結バー40よりも上流に配置され、連結バー50は連結バー60よりも下流に配置される。
図2は、冷却器100を有する半導体モジュール200の上面図を示す図である。図2に示す様に、冷却器100は、+X方向端部の側板14‐1と、-X方向端部の側板14‐2と、前方(-Y方向端部)の側板14‐3と、後方(+Y方向端部)の側板14‐4とを有する。なお、本例においては、X軸方向に3個、Y軸方向に2個、合計6個(=3×2)の半導体チップ90が上板10上に配置される。なお、図2においては、上板10から上部の構成を省略しているので、半導体チップ90の下部を破線にて示す。
本例において、冷却水の入口16は前方の側板14‐3に連結され、冷却水の出口18は後方の側板14‐4に連結される。入口16および出口18は、延伸方向25において複数の板状フィン20を間に挟んで異なる位置に設けられてよい。本例において、入口16および出口18は、冷却器100を上面視した場合の矩形における中心に対して点対称な位置に設けられる。入口16および出口18は、当該矩形の対角線上に設けられてよい。
本例の板状フィン20は、Y軸方向に平行な直線部26とY軸方向においてジグザクに延伸する波状部28とを有する。本例において、板状フィン20の直線部26は入口16近傍と出口18近傍とに設けられ、板状フィン20の波状部28は2つの直線部26の間に連続的に設けられる。
冷却器100において、少なくとも2つの連結バーは、延伸方向25において離間されてよい。入口16近傍の直線部26‐1には、複数の連結バーが位置してよい。本例においては、入口16近傍の直線部26‐1に、一対の連結バー30および40が設けられる。一対の連結バー30および40が板状フィン20の直線部26‐1に連結することで、板状フィン20の波状部28に連結する場合に比べて、連結バー30および40および板状フィン20の連結構造をより簡易にし、さらに、連結バー30および40と板状フィン20とをより強固に連結することができる。
連結バー30および40は、延伸方向25において冷却水の入口16と、半導体チップ90の下部との間の異なる位置に設けられてよい。本例の連結バー30および40は、半導体チップ90の下部よりも上流に位置する入口16近傍の直線部26‐1に設けられる。本例の連結バー30は、半導体チップ90の下部よりも冷却水の入口16に近接して設けられ、本例の連結バー40は、冷却水の入口16よりも半導体チップ90の下部に近接して設けられる。
入口16近傍においては、冷却水が勢いよく流入するので、冷却水の運動エネルギーが出口18近傍に比べて大きい。そこで、本例においては、1つの連結バーではなく、上下一対の連結バー30および40により冷却水の流れを部分的に妨げる。これにより、1つの連結バーの櫛歯部により貫通孔を設ける場合に比べて、櫛歯部の長さを短くしても後述の貫通孔を形成することができるので、連結バーが冷却水から受ける物理的な負荷を軽減することができる。また、冷却水の流速を適切に調整することもできる。さらに、上部の連結バー30を下部の連結バー40よりも上流に配置することにより、Z軸方向の流れを調節することができる。例えば、冷却水の流路における半導体チップ90の下部において、上側(チップ側)の冷却水の流速を下側の流速よりも高くすることができる。それゆえ、より効率的に冷却水が上板10からの熱を除去することができる。
また、延伸方向25において、半導体チップ90の下部と冷却水の出口18との間の位置に少なくとも一つの連結バーが設けられてよい。これにより、X軸方向において板状フィン20をさらに安定的に固定することができる。本例の冷却器100は、出口18近傍の直線部26‐2に一対の連結バー50および60を有する。なお、他の例においては、出口18近傍の直線部26‐2に連結バーを設けなくてもよく、1つの連結バーだけを設けてもよい。出口18近傍に1つの連結バーだけを設ける他の例においては、冷却器100の部品点数を少なくし、冷却器100の製造コストおよび製造時間等を低減することができる。
連結バー50および60は、延伸方向25において半導体チップ90の下部と冷却水の出口18との間の異なる位置に設けられてよい。本例の連結バー50および60は、半導体チップ90の下部よりも下流に位置する出口18近傍の直線部26‐2に設けられる。本例の連結バー50は、半導体チップ90の下部よりも冷却水の出口18に近接して設けられ、本例の連結バー60は、冷却水の出口18よりも半導体チップ90の下部に近接して設けられる。
なお、本例の冷却器100は上流から下流にかけて対称的な構造を有しているので、冷却水が流れる方向を本例とは反対にしてもよい。つまり、本例の出口18を冷却水の入口とし、且つ、本例の入口16を冷却水の出口としてもよい。本例においては、冷却器100が上流から下流にかけて対称的な構造を有さない場合と比較して、半導体モジュール200の組み立てが容易になる点が有利である。
図3Aは、連結バー30を示す図である。なお、図3Aにおいては、連結バー30を実線で示す。これに対して、上板10の上部に配置される半導体チップ90と、第1流路70に設けられる第1開口71と、第2流路72に設けられる第2開口73とを破線にて示す。本例において、第1流路70は半導体チップ90の下部を通過しない流路であり、第2流路72は半導体チップ90の下部を通過する流路である。なお、第2流路72‐1と第2流路72‐2との差異については後述する。
本例の連結バー30は、本体部32と複数の櫛歯部34とを含む。複数の櫛歯部34は、本体部32から冷却水の流路へ各々突出してよい。本例の櫛歯部34は、本体部32から-Z方向に延伸する。本体部32のZ軸方向長さは、X軸方向における任意の位置において同じであってよい。これに対して、櫛歯部34のZ軸方向長さはX軸方向の位置に応じて異なってよい。
櫛歯部34のZ軸方向長さは、第1流路70と第2流路72とで異なってよい。本例の連結バー30において、第1流路70における櫛歯部34‐1のZ軸方向長さは、第2流路72における櫛歯部34‐2のZ軸方向よりも長い。本例の連結バー30において、第1流路70における櫛歯部34‐1のZ軸方向長さはL1であり、第2流路72における櫛歯部34‐2のZ軸方向長さはL2である(L2<L1)。なお、本例において、櫛歯部34のZ軸方向長さは、本体部32の下端から櫛歯部34の下端までの長さである。複数の櫛歯部34のX方向の各幅は同じであってよい。
第1開口71および第2開口73の上端は、櫛歯部34により規定されてよい。第1開口71および第2開口73の下端は、後述する下板12の上端により規定されてよい。また、第1開口71および第2開口73のX軸方向における両端は、X軸方向に隣接する2つの板状フィン20により規定されてよい。ただし、+X方向の端部に位置する第1開口71の+X方向の端面は、側板14‐1により規定されてよい。同様に、-X方向の端部に位置する第1開口71の-X方向の端面は、側板14‐2により規定されてよい。
連結バー30において、1つの第1開口71の開口面積は1つの第2開口73の開口面積よりも小さい。開口面積は、図3Aに示す様に、Y軸方向から見た各開口の面積であってよい。また、本例において、第1流路70における第1開口71の開口面積の総和もまた、第2流路72における第2開口73の開口面積の総和よりも小さい。なお、本例においては、第1開口71の数は、第2開口73の数よりも小さい。第1開口71を第2開口73よりも小さくすることにより、半導体チップ90に対する冷却の寄与が小さい第1流路70における冷却水の流量を減らし、半導体チップ90に対する冷却の寄与が大きい第2流路72における冷却水の流量を増加させることができる。これにより、第1開口71の面積と第2開口73の面積とが同じである場合に比べて、半導体チップ90の冷却効率を高めることができる。
図3Bは、連結バー40を示す図である。図3Aと同様に、連結バー40を実線で示す。これに対して、半導体チップ90と、第3開口76と、第4開口78とを破線にて示す。本例において、第3開口76の開口面積は、第1開口71の開口面積と同じである。また、本例において、第4開口78の開口面積は、第3開口76の開口面積よりも大きい。
連結バー40は、本体部42と複数の櫛歯部44とを含んでよい。複数の櫛歯部44は、本体部42から冷却水の流路へ各々突出してよい。本例において、櫛歯部44は本体部42から+Z方向に延伸する。本体部42のZ軸方向長さは、X軸方向における任意の位置において同じであってよい。これに対して、櫛歯部44のZ軸方向長さはX軸方向の位置に応じて異なってよい。
連結バー40における櫛歯部44のZ軸方向長さもまた、第1流路70と第2流路72とで異なってよい。本例の連結バー40において、第1流路70における櫛歯部44‐1のZ軸方向長さは、第2流路72における櫛歯部44‐2および44‐3のZ軸方向よりも長い。本例の連結バー40において、第1流路70における櫛歯部44‐1のZ軸方向長さはL3であり、第2流路72における櫛歯部44‐2および44‐3のZ軸方向長さは各々L4およびL5である(L4、L5<L3)。なお、L3は、連結バー30の第1流路70における櫛歯部34‐1のZ軸方向長さL1と等しくてよい(L3=L1)。本例において、櫛歯部44のZ軸方向長さは、本体部42の上端から櫛歯部44の上端までの長さである。複数の櫛歯部44のX方向の各幅は同じであってよい。
本例では、X軸方向において冷却水の入口16および出口18の間に半導体チップ90‐2が位置する。また、半導体チップ90‐2が配置された領域をX軸方向において挟む2つの領域に、半導体チップ90‐1および90‐3がそれぞれ配置されている。半導体チップ90‐2の下部に位置する第2流路72‐2における櫛歯部44‐3のZ軸方向長さはL5である。これに対して、X軸方向において半導体チップ90‐2を挟む半導体チップ90‐1および90‐3の下部に各々位置する第2流路72‐1における櫛歯部44‐2のZ軸方向長さはL4である。本例において、L4はL5よりも大きい(L5<L4)。L5は、連結バー30の第2流路72における櫛歯部34‐2のZ軸方向長さL2と等しくてよい(L5=L2)。第2流路72‐1および第2流路72‐2は、第1流路70を間に挟んでY軸方向に平行に配置されてよい。さらに、第2流路72‐2は、X軸方向において、2つの第2流路72‐1の間に配置されてよい。
本例の第4開口78は、相対的に開口面積が小さい第4開口78‐1と、相対的に開口面積が大きい第4開口78‐2とを含む。第4開口78‐1は、長さL5の櫛歯部44‐3により下端が規定される開口であり、第4開口78‐2は、長さL4の櫛歯部44‐2により下端が規定される開口である。なお、本例において、第4開口78‐2と第2開口73との開口面積は、同じである。
第3開口76および第4開口78の上端は、上板10の下端により規定されてよい。また、第3開口76および第4開口78のX軸方向における両端は、2つの板状フィン20により規定されてよい。ただし、+X方向の端部に位置する第3開口76の+X方向の端面は、側板14‐1により規定されてよい。同様に、-X方向の端部に位置する第3開口76の-X方向の端面は、側板14‐2により規定されてよい。
連結バー40においても、1つの第3開口76の開口面積は1つの第4開口78の開口面積よりも小さい。また、本例において、第1流路70における第3開口76の開口面積の総和もまた、第2流路72における第4開口78の開口面積の総和よりも小さい。なお、本例においては、第3開口76の数も、第4開口78の数よりも小さい。
連結バー40においても、第3開口76を第4開口78よりも小さくすることにより、半導体チップ90に対する冷却の寄与が小さい第1流路70における冷却水の流量を減らし、半導体チップ90に対する冷却の寄与が大きい第2流路72における冷却水の流量を増加させることができる。また、連結バー40においては、X軸方向において入口16および出口18から最も遠い第2流路72‐2における第4開口78‐2を、X軸方向において入口16または出口18に最も近い第2流路72‐1における第4開口78‐1よりも大きくする。これにより、第2流路72‐2における第2開口73と第4開口78‐2との延伸方向25における重なり面積は、第2流路72‐1における第2開口73と第4開口78‐1との延伸方向25における重なり面積よりも大きくなる。Y軸方向から第2流路72を見たとき、櫛歯部34の先端と櫛歯部44の先端とのギャップとして規定される開口のZ軸方向の長さを比較すると、第2流路72‐2の開口の方が第2流路72‐1の開口より大きくなる。それゆえ、第2流路72間における冷却水の流量アンバランスを低減することができる。
図4は、1つの板状フィン20と、連結バー30および連結バー40との関係を示す斜視図である。本例において、連結バー40は、連結バー30よりも下流側(+Y方向側)に位置する。上板10および半導体チップ90側の連結バー30が、連結バー40よりも上流側に位置する。また、本例において、櫛歯部34と櫛歯部44とはZ軸方向において向き合うが、Z軸方向において重ならない。本例において、板状フィン20の直線部26は、Z軸方向において連結バー30の凹部36と連結バー40の凹部46とに噛み合うように配置される。
図5は、図4のA‐A断面を示す図である。図5は、板状フィン20を通るY‐Z平面に平行な断面図である。なお、図5においては、上流の直線部26に加えて、下流の直線部26を合わせて示す。板状フィン20は凹部21を有してよい。凹部21はさらに突起部24を含んでよい。本例の凹部21は、+Z方向または-Z方向にへこんだ板状フィン20の切り欠き部分である。板状フィン20は、1つの連結バーと連結する位置に1つの凹部21を有してよい。本例の板状フィン20は、連結バー30および50に対応して上流および下流の各上部に配置される凹部21‐1および21‐3と、連結バー40および60に対応して上流および下流の各下部に配置される凹部21‐2および21‐4とを有する。
上部の凹部21‐1は、本体部32の下部が接触する底部22を有してよい。凹部21‐3も同様に、本体部52の下部が接触する底部22を有してよい。凹部21の底部22と本体部32および52の底部とはそれぞれ、ロウ材により接着されてよい。連結バーが凹部21に連結された後において、本体部32および52の上部と板状フィン20の上部とは、突起の無い略平坦な面を形成してよい。
また、下部の凹部21‐2は、本体部42の上部が接触する頂部23を有してよい。凹部21‐4も同様に、本体部62の上部が接触する頂部23を有してよい。凹部21の頂部23と本体部42および62の頂部とはそれぞれ、ロウ材により接着されてよい。連結バーが凹部21に連結された後において、本体部42および62の下部部と板状フィン20の下部とは、突起の無い略平坦な面を形成してよい。
突起部24は、板状フィン20の上部に設けられた凹部21‐1および21‐3の上部と、板状フィン20の下部に設けられた凹部21‐2および21‐4の下部とにそれぞれ設けられてよい。突起部24は、延伸方向25に突出してよい。突起部24は、延伸方向25と平行な方向において、凹部21に配置される連結バーと接触してよい。これにより、板状フィン20と連結バーとを強固に固定することができる。本例の板状フィン20は、1つの凹部21につき2つの突起部24を有する。ただし、他の例においては、1つの凹部21につき1つの突起部24が設けられてもよい。
本例においては、凹部21‐1においてY軸方向に向かい合う2つの突起部24間の離間長さが、連結バー30の本体部32におけるY軸方向の長さよりも小さい。凹部21‐2、凹部21‐3および凹部21‐4においても、同様に、Y軸方向における2つの突起部24間の離間長さは、本体部42、52または62におけるY軸方向の長さよりも小さい。連結バー30の本体部32と一対の突起部24とが噛み合う場合に、突起部24は本体部32から押されて変形してよい。変形された突起部24の復元力により、連結バー30の本体部32と板状フィン20とが固定されてよい。他の本体部42、52および62も、同様に突起部24を変形させてよい。なお、突起部24は、連結バーの本体部にめり込んでもよい。また、他の例においては、+Z方向および-Z方向へ板状フィン20の突起部24を押圧することにより、板状フィン20の突起部24と、連結バー30、40、50または60の本体部32、42、52または62とを接触させてもよい。
図6の(A)は、図2のB‐B断面を示す図である。B‐B断面は、連結バー30と入口16との間に位置し、Y軸方向に直交するX‐Z平面に平行な、半導体モジュール200の断面である。本例の半導体モジュール200は、冷却器100と、積層基板80と、複数の半導体チップ90とを備える。図6の(A)に示す様に、冷却器100は下板12を有する。上板10、下板12および前後左右4つの側板14は、板状フィン20を収容するケースを構成してよい。なお、図6の(A)において、連結バー30は連結バー40よりも手前に位置する。
B‐B断面においては板状フィン20を省略するが、連結バー30の凹部36には、1つの板状フィン20の上部が嵌ってよい。また、連結バー40の凹部46には、1つの板状フィン20の下部が嵌ってよい。さらに、板状フィン20は、凹部36および凹部46に嵌っていないY軸方向の位置においては、上板10から下板12までZ軸方向に延伸してよい。
上板10、下板12および側板14、連結バー30、40、50および60、ならびに、板状フィン20は、銅(Cu)、アルミニウム(Al)またはマグネシウム(Mg)で形成されてよく、銅(Cu)、アルミニウム(Al)またはマグネシウム(Mg)上にさらにニッケル(Ni)のめっきが施されてもよい。冷却器100を熱伝導率が比較的高い銅またはアルミニウム等の金属で形成することにより、熱伝導率が比較的低い絶縁物等で形成する場合と比べて、上板10および板状フィン20と冷却水との熱交換を促進することができる。上記の銅は銅を主成分とする合金を、アルミニウムはアルミニウムを主成分とする合金を、また、ニッケルはニッケルを主成分とする合金を、それぞれ含んでよい。
積層基板80の下部は上板10に接し、積層基板80の上部は半導体チップ90に接してよい。積層基板80は、第1金属配線層82と、絶縁物層84と、第2金属配線層86とを有してよい。絶縁物層84はZ軸方向において第1金属配線層82と第2金属配線層86とに挟まれてよい。第1金属配線層82および第2金属配線層86は、絶縁物層84に比べて、X軸およびY軸方向の長さが小さくてよい。
第1金属配線層82上には、半導体チップ90が設けられてよい。第1金属配線層82は、複数の半導体チップ90間を電気的に接続する配線を含んでよい。第1金属配線層82は、銅(Cu)またはアルミニウム(Al)で形成された配線層であってよい。
絶縁物層84は、第1金属配線層82と第2金属配線層86との間に設けられた絶縁基板であってよい。絶縁物層84は、窒化ケイ素(SiN)、窒化アルミニウム(AlN)または酸化アルミニウム(Al)等のセラミックの焼結体であってよい。
絶縁物層84は、大電流が流れる半導体チップ90と金属製の冷却器100との電気的絶縁を確保する機能を有してよい。絶縁物層84により、冷却器100全体を金属で形成しても、半導体チップ90と冷却器100との電気的絶縁を担保することができる。冷却器100の一部または全体を絶縁物で形成する場合に比べて、冷却器100全体を金属で形成すれば、冷却効率の面で優位である。積層基板80は、少なくとも1つの半導体チップ90を含む群ごとに分割され設けられてもよい。
図6の(B)は、B‐B断面における第1流路70および第2流路72を示す図である。図6の(B)に示す様に、本例の冷却器100は、複数の第1流路70と複数の第2流路72とを有する。第2流路72の各々は、大貫通孔77と小貫通孔75とのいずれかを含んでよい。本例においては、第2流路72‐1は、小貫通孔75を有する。小貫通孔75は、第2開口73と第4開口78‐1とのY軸方向における重なりを含んでよい。これに対して、第2流路72‐2は、大貫通孔77を有する。大貫通孔77は、第2開口73と第4開口78‐1よりも開口面積が大きい第4開口78‐2とのY軸方向における重なりを含んでよい。
大貫通孔77は、半導体チップ90‐2の下部における第2流路72‐2において、X軸方向に隣接する一対の板状フィン20間の間隙と、櫛歯部34‐2と櫛歯部44‐3とのZ軸方向の隙間とにより形成(定義)されてよい。これに対して、小貫通孔75は、第2流路72‐1において、X軸方向に隣接する一対の板状フィン20間の間隙と、櫛歯部34‐2と櫛歯部44‐2とのZ軸方向の隙間とにより形成(定義)されてよい。
既に図3Bの説明において述べたように、小貫通孔75が設けられる第2流路72‐1における櫛歯部44‐2の突出長さは、大貫通孔77が設けられる第2流路72‐2における櫛歯部44‐3の突出長さよりも長い。これに対して、櫛歯部34‐2の突出長さは、第2流路72‐1および72‐2において同じである。それゆえ、延伸方向25(Y軸方向)から見たとき、大貫通孔77の開口面積は、小貫通孔75の開口面積に比べて大きい。また、小貫通孔75は、大貫通孔77に比べて入口16または出口18に近い第2流路72‐1に設けられる。これにより、第2流路72‐1および72‐2間における冷却水の流量アンバランスを低減することができる。第2流路72-2における大貫通孔77の開口面積の総和は、いずれかの第2流路72-1における小貫通孔75の開口面積の総和よりも大きい。第2流路72‐1、72‐2のそれぞれに含まれる櫛歯部34と櫛歯部44の対の数は同じであってもよいし、異なってもよい。
本例の貫通孔は、第1の連結バー(例えば、連結バー30)からこれに近接する第2の連結バー(例えば、連結バー40)までにおけるY軸方向の任意の位置において開口が連続的に形成されていることを意味する。貫通孔は、近接する2つの連結バーから更に延伸してよい。貫通孔は、連結バー30から連結バー50まで連続的に形成された開口を有してもよい。
図7の(A)は、図2のC‐C断面を示す図である。C‐C断面は、延伸方向25において連結バー30と連結バー40との間に位置しY軸方向に直交するX‐Z平面に平行な半導体モジュール200の断面である。C‐C断面における上板10、下板12および側板14で囲まれる内部空間では、連結バー40および複数の板状フィン20のみが示されている。
図7の(B)は、C‐C断面における第1流路70および第2流路72を示す図である。B‐B断面と同様に、冷却器100は、X‐Z平面において、第1流路70に設けられる第1開口71と、第2流路72に設けられ第1開口71よりも大きい第2開口73とを有する。また、第2流路72‐2は大貫通孔77を有し、第2流路72‐1は小貫通孔75を有する。
図8は、入口16および出口18と、貫通孔との位置関係を示す図である。図8は、図2に対応する冷却器100の上面図である。ただし、図8においては、第2流路72における貫通孔の位置関係を理解が容易になることを目的として、小貫通孔75および大貫通孔77を実線にて示し、第1流路70、第2流路72および半導体チップ90の範囲を破線にて示す。図8においては、板状フィン20を省略している点にも注意されたい。
本例において、連結バー50は連結バー30と同じ構造を有し、連結バー60は連結バー40と同じ構造を有する。それゆえ、第2流路72‐1は上流および下流に小貫通孔75を有し、第2流路72‐2は上流および下流に大貫通孔77を有する。上述のように、入口16に最も近い位置に第2流路72‐1を配置し、出口18に最も近い位置に第2流路72‐1を配置し、X軸方向において2つの第2流路72‐1の間に第2流路72‐2を配置することにより、冷却水の流量アンバランスを低減することができる。なお、入口16から出口18に至る流路において、冷却水はX軸方向にも流れてよい。例えば、側板14‐3および14‐4近傍において、冷却水Wの一部はX軸方向に流れる。
図9Aは、図2のD‐D断面を示す図である。D‐D断面は、延伸方向25と平行なY‐Z平面における半導体モジュール200の断面である。D‐D断面は、第2流路72‐1の断面でもある。ただし、理解を容易にするために、側板14は省略する。第2流路72‐1において、櫛歯部44‐2と櫛歯部34‐2とは、延伸方向25において重らないので、連結バー30および40は小貫通孔75を形成する。同様に、連結バー50および60も、小貫通孔75を形成する。これにより、第1流路70に比べて第2流路72の流量を増加させることができるので、半導体チップ90をより効率的に冷却することができる。なお、櫛歯部54‐1および54‐2は、櫛歯部34‐1および34‐2に各々対応する。また、櫛歯部64‐1、64‐2および64‐3は、櫛歯部44‐1、44‐2および44‐3に各々対応する。
本例の冷却器100は、上流に連結バー30および40を有し、下流に連結バー50および60を有する。連結バー30、40、50および60のY軸方向における厚みは、それぞれTFU、TFD、TBU、TBDである。連結バー50は本体部52と櫛歯部54‐2とを有し、連結バー60は本体部62と櫛歯部64‐2とを有する。なお、D‐D断面の延伸方向25において、各連結バーと各連結バーにおける櫛歯部とは同じ厚みを有する。また、延伸方向25における連結バー30および40の間隔はdであり、延伸方向25における連結バー50および60の間隔はdである。
延伸方向25における2つの連結バーの間隔dは、2つの連結バーの本体部における各々の延伸方向25における厚みT以上であってよい。本例においては、TFUおよびTFD≦dであり、TBUおよびTBD≦dである。これにより、本体部32からロウ材が垂れ落ちて、櫛歯部34‐2と櫛歯部44‐2とが連結されて、第2流路72‐1が狭くなることを防ぐことができる。
図9Bは、図2のE‐E断面を示す図である。E‐E断面は、延伸方向25と平行なY‐Z平面における半導体モジュール200の断面である。E‐E断面は、第1流路70の断面でもある。ただし、理解を容易にするために、側板14は省略する。第1流路70において、櫛歯部44‐1と櫛歯部34‐1との少なくとも一部が、延伸方向25において重なる。これにより、半導体チップ90の下部を通過しない第1流路70においては、第2流路72に比べて冷却水の流量を制限することができる。
図9Cは、図2のF‐F断面を示す図である。F‐F断面は、延伸方向25と平行なY‐Z平面における半導体モジュール200の断面である。F‐F断面は、第2流路72‐2の断面でもある。ただし、理解を容易にするために、側板14は省略する。第2流路72‐2において、櫛歯部44‐3と櫛歯部34‐2とは、延伸方向25において重らないので、連結バー30および40は大貫通孔77を形成する。同様に、連結バー50および60も、大貫通孔77を形成する。これにより、第1流路70に比べて第2流路72の流量を増加させることができ、さらに、第2流路72間の流量アンバランスを低減することができる。
図10は、半導体モジュール200の回路図である。半導体モジュール200は、車のモーターを駆動する車載用パワーモジュールの一部であってよい。半導体モジュール200において、複数の半導体チップ90‐1から90‐6の各々は、RC‐IGBT半導体チップであってよい。RC‐IGBT半導体チップにおいて、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)および還流ダイオード(FWD)は一体形成され、且つ、IGBTおよびFWDは逆並列に接続されてよい。なお、図10においては、FWDの記号を省略しているが、各半導体チップ90はFWDを有してよい点に注意されたい。
半導体チップ90‐1においては、エミッタ電極が入力端子N1に、コレクタ電極が出力端子Uに、それぞれ電気的に接続してよい。半導体チップ90‐2においては、エミッタ電極が入力端子N2に、コレクタ電極が出力端子Vに、それぞれ電気的に接続してよい。半導体チップ90‐3においては、エミッタ電極が入力端子N3に、コレクタ電極が出力端子Wに、それぞれ電気的に接続してよい。さらに、半導体チップ90‐4においては、エミッタ電極が出力端子Uに、コレクタ電極が入力端子P1に、それぞれ電気的に接続してよい。半導体チップ90‐5においては、エミッタ電極が出力端子Vに、コレクタ電極が入力端子P2に、それぞれ電気的に接続してよい。半導体チップ90‐6においては、エミッタ電極が出力端子Wに、コレクタ電極が入力端子P3に、それぞれ電気的に接続してよい。
各半導体チップ90‐1から90‐6は、半導体チップ90の制御電極パッドに入力される信号により交互にスイッチングされてよい。本例において、各半導体チップ90はRC‐IGBTであるので、スイッチ・オン時にIGBT領域が発熱し、スイッチ・オフ時にFWD領域が発熱してよい。入力端子P1は外部電源の正極に、入力端子N1は負極に、出力端子Uは負荷にそれぞれ接続してよい。複数の半導体チップ90‐1、90‐2および90‐3は半導体モジュール200における下アームを、複数の半導体チップ90‐4、90‐5および90‐6は半導体モジュール200における上アームを構成してよい。
入力端子P1、P2およびP3は互いに電気的に接続されてよく、また、他の入力端子N1、N2およびN3も互いに電気的に接続されてよい。本例の半導体モジュール200は、出力端子U、VおよびWを有する三相交流インバータ回路として機能してよい。
図11は、比較例における半導体モジュール400の断面を示す図である。半導体モジュール400は、冷却器310と、積層基板80と、複数の半導体チップ90とを有する。積層基板80および半導体チップ90は、第1実施形態と同じであってよい。比較例における冷却器310は、連結バー30、40、50および60を有しない点で、第1実施形態の冷却器100と異なる。また、半導体モジュール400では、後述する半導体モジュール300と同様に入口116、出口118、側板114および半導体チップ90‐1aから90‐6bが配置され、主回路が構成されている。
図12Aは、熱抵抗シミュレーションを行った、冷却器100を有する半導体モジュール300の上面図を示す図である。半導体チップ90、入口116、出口118、小貫通孔75および大貫通孔77の位置関係を示す。半導体モジュール300では、側板114‐2に入口116が、側板114‐1に出口118がそれぞれ設けられている。入口116および出口118は、連結バー30、40、50および60の延伸方向(X軸方向)に平行に配置されている。なお、入口116および出口118は、図12Aのように板状フィン20の延伸方向25に直交する方向(X軸方向)に配置されてもよいし、他の例として、図8の入口16および出口18のように延伸方向25に平行な方向(Y軸方向)に配置されてもよい。図12Aの例の様に、入口116を板状フィン20の延伸方向25に直交する方向(X軸方向)に平行に配置すると各第2流路72に供給される冷却水量のばらつきが小さくなり好ましい。入口116から供給される冷却水Wの少なくとも一部は、側板114‐3および114‐4近傍において、連結バー30および50に沿ってX軸方向に流れてよい。
図12Bは、図12Aに対応する回路図を示す。なお、本熱抵抗シミュレーションにおいては、各アームにおいて半導体チップ90を2つ並列に設けた。各アームの2つのチップを延伸方向25に沿って設けた。本例において、半導体チップ90‐4aおよび90‐1aは、出力端子Uの下アームを構成し、半導体チップ90‐4bおよび90‐1bは、出力端子Uの上アームを構成する。同様に、本例において、半導体チップ90‐5aおよび90‐2aは、出力端子Vの下アームを構成し、半導体チップ90‐5bおよび90‐2bは、出力端子Vの上アームを構成する。また、本例において、半導体チップ90‐6aおよび90‐3aは、出力端子Wの下アームを構成し、半導体チップ90‐6bおよび90‐3bは、出力端子Vの上アームを構成する。
図12Cは、図12Aおよび図12Bに示す例と図12Aに示す冷却器に替えて図11に示す冷却器310を用いる比較例とにおける熱抵抗シミュレーション結果を示す図である。横軸はシミュレーションで熱抵抗を評価した位置を示す。本シミュレーションにおいては、図12Bに示した各端子N1、P1、N2、P2、N3およびP3に接続された半導体チップ90‐4a、90‐4b、90‐5a、90‐5b、90‐6aおよび90‐6bにおけるX‐Y平面の中央部の熱抵抗を評価した。縦軸は、熱抵抗Rth[℃/W]である。なお、熱抵抗Rthは、ΔT[℃]=Rth[℃/W]×PLOSS[W]により定義されてよい。ここで、ΔT[℃]は、半導体チップ90と上板10との温度差であり、PLOSS[W]は、各半導体チップ90におけるエネルギー損失である。
図12Cの結果から明らかなように、第1実施形態の各半導体チップにおける熱抵抗Rthの大きさは、比較例に比べて低減された。加えて、第1実施形態における熱抵抗Rthの大きさのばらつきも、比較例に比べて低減された。第1実施形態においては、連結バー30、40、50および60を設け、第1流路70における冷却水の流量を下げ、第2流路72における冷却水の流量を上げることにより、効率的に半導体チップ90を冷却することができたと言える。
図13Aは、第1変形例における図2のE‐E断面を示す図である。E‐E断面は第1流路の断面である。図13Aにおいて、櫛歯部44‐1の上端は連結バー30の本体部32の下端よりも上方に位置する。例えば、櫛歯部44‐1の上端と上板10との距離は0mmより大きく1mm以下である。なお、櫛歯部34‐1の下端は、連結バー40の本体部42の上端に一致する。櫛歯部44‐1の上端と上板10との距離は、第1流路70における冷却水の流量に応じて調節してよい。これにより、第1流路70における冷却水の流量を第2流路に比べて低減することができ、その低減の程度を調節することもできる。
また、本例においては、櫛歯部64‐1の上端もまた、連結バー50の本体部52の下端よりも上方に位置する。例えば、櫛歯部64‐1の上端と上板10との距離も0mmより大きく1mm以下である。なお、櫛歯部54‐1の下端もまた、連結バー60の本体部62の上端に一致する。このように、第1流路70における冷却水の流量は、上流および下流において調節してよい。
図13Bは、第2変形例における図2のE‐E断面を示す図である。図13Bにおいて、櫛歯部34‐1の下端は、連結バー40の本体部42の上端よりも下方に位置する。例えば、櫛歯部34‐1の下端と下板12との距離は0mmより大きく1mm以下である。なお、櫛歯部44‐1の上端は、連結バー30の本体部32の上端に一致する。櫛歯部34‐1の下端と下板12との距離は、第1流路70における冷却水の流量に応じて調節してよい。これにより、第1流路70における冷却水の流量を第2流路に比べて低減することができ、その低減の程度を調節することもできる。
また、本例においては、櫛歯部54‐1の下端もまた、連結バー60の本体部62の上端よりも下方に位置する。例えば、櫛歯部54‐1の下端と下板12との距離も0mmより大きく1mm以下である。なお、櫛歯部64‐1の上端もまた、連結バー50の本体部52の上端に一致する。このように、第1流路70における冷却水の流量は、上流および下流において調節してよい。また、上流においては図13Aの構成を採用し、下流においては図13Bの構成を採用してよい。これに代えて、下流においては図13Aの構成を採用し、上流においては図13Bの構成を採用してもよい。
図14は、第3変形例における図2のE‐E断面を示す図である。本例において、櫛歯部34‐1のZ軸方向の長さL1Fは、櫛歯部54‐1のZ軸方向の長さL1Bよりも長い。また、櫛歯部44‐1のZ軸方向の長さL3Fは、櫛歯部64‐1のZ軸方向の長さL3Bよりも長い。そして、本例の第1流路70において、櫛歯部34‐1と櫛歯部44‐1との延伸方向25における重なり長さLは、櫛歯部54‐1と櫛歯部64‐1との延伸方向25における重なり長さLよりも長い。これにより、下流に比べて運動エネルギーが大きい上流の連結バーにおいては、適切に冷却水の流れを抑制することができ、下流の連結バーにおいては、冷却水の流れに対する抵抗を上流に比べて低減することができる。
図15は、第4変形例における図2のD‐D断面を示す図である。なお、図15から図17においては、図面の見易さを考慮して、貫通孔の表記を省略する。本例において、連結バー30および40の間隔dは、連結バー50および60の間隔dよりも狭い。これにより、下流に比べて運動エネルギーが大きい上流の連結バーにおいては、適切に冷却水の流れを抑制することができ、下流の連結バーにおいては、冷却水の流れに対する抵抗を上流に比べて低減することができる。さらに、下流の連結バー間の間隔dが上流の連結バー間の間隔dより広いので、下流の連結バー50および60の組み立てが容易になる点も有利である。
図16は、第5変形例における図2のD‐D断面を示す図である。本例の第2流路72において、櫛歯部64‐2の突出長さL4Bは、櫛歯部44‐2の突出長さL4Fよりも長い。一例において、櫛歯部64の突出長さL4Bは、櫛歯部44の突出長さL4Fの1.5倍以上5倍以下であってよく、2倍以上4倍以下であってよく、2.5倍以上3倍以下であってもよい。これにより、下流において冷却水の流れを上板10に向けることができる。なお、本例において、櫛歯部34‐2の突出長さL2Fと櫛歯部54‐2の突出長さL2Bとは、同じである。本例においては、L4BとL4Fとが同じである場合に比べて、圧力損失を低減しつつ、かつ、上流に比べて冷却されにくい下流における冷却効率を向上させることができる。
図17は、第6変形例における図2のD‐D断面を示す図である。本例の冷却器100は、下流の連結バーとして、1つの連結バーを有する。これにより、下流において上下一対の連結バーを設ける例に比べて、圧力損失を低減することができる。なお、本例の冷却器100は、連結バー50を有せず、連結バー60を有する。これにより、半導体チップ90‐4、90‐5および90‐6の直下において、冷却水の流れを上板10に向けることができるので、上流に比べて冷却されにくい下流における冷却効率を向上させることができる。
図18は、第2実施形態の半導体モジュール210において、入口16および出口18と、貫通孔との位置関係を示す図である。本例においては、冷却水の入口16および出口18が延伸方向25において重なる位置に設けられる。この場合、入口16または出口18に近い流路ほど冷却水が流れやすく、入口16または出口18から遠い流路ほど冷却水が流れにくい。
そこで、本例においては、X軸方向において入口16または出口18に最も近い流路であって、半導体チップ90の下部を通過する流路を、小貫通孔75を有する第2流路72‐1とする。これに対して、X軸方向において入口16または出口18から最も遠い流路であって、半導体チップ90の下部を通過する流路を、大貫通孔77を有する第2流路72‐2とする。これにより、第2流路72間の流量アンバランスを低減することができる。また、本例においても、第1実施形態と共通する構成においては、同じ有利な効果を得ることができる。なお、入口16から出口18に至る流路において、冷却水はX軸方向にも流れてよい。例えば、側板14‐3近傍において、冷却水Wの流れは入口16から±X方向にも分岐する。また、例えば、側板14‐4近傍において、±X方向における冷却水Wの流れは出口18に向かう。
図19は、第3実施形態の半導体モジュール220において、入口16および出口18と、貫通孔との位置関係を示す図である。本例においては、複数の半導体チップ90の配置が上述の例と異なり、X軸方向に2個、Y軸方向に3個、合計6個(=2×3)の半導体チップ90が上板10上に配置される。なお、冷却水Wの主な流れ方向を矢印にて示す。
また、冷却水の入口16および出口18は、延伸方向25における複数の板状フィン20の一の端部側に共に設けられる。本例の入口16および出口18は、X軸方向に離間するように共に側板14‐3に連結される。また、本例の半導体モジュール220は、入口16および出口18の間には、側板14‐3から延伸方向25に延伸し、側板14‐4には達しない仕切用板状フィン29を有する。仕切用板状フィン29は、入口16から側板14‐3に沿って出口18へ経路を遮断する機能を有してよい。本例の冷却水は、略U字状に流れることができる。より具体的には、本例の冷却水は、側板14‐3における入口16から、延伸方向25において側板14‐3に対向する側板14‐4に進み、その後、側板14‐4近傍においてX軸方向に進み、さらにその後、側板14‐4から側板14‐3における出口18へ流れることができる。
大貫通孔77は、小貫通孔75に比べて入口16および出口18に近い位置に設けられてよい。本例において、入口16に最も近い第2流路72は、上流から下流の順に、大貫通孔77および小貫通孔75を有する。これに対して、出口18に最も近い第2流路72は、上流から下流の順に、小貫通孔75および大貫通孔77を有する。入口16から流入する冷却水の勢いに起因して、側板14‐4近傍においても冷却水は勢いよく流れ得る。それゆえ、本例においては、側板14‐4近傍を大貫通孔77とはせずに、小貫通孔75とする。本例においても、第1実施形態と共通する構成においては、同じ有利な効果を得ることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順序で実施することが必須であることを意味するものではない。
10・・上板、12・・下板、14・・側板、16・・入口、18・・出口、20・・板状フィン、21・・凹部、22・・底部、23・・頂部、24・・突起部、25・・延伸方向、26・・直線部、28・・波状部、29・・仕切用板状フィン、30・・連結バー、32・・本体部、34・・櫛歯部、36・・凹部、40・・連結バー、42・・本体部、44・・櫛歯部、46・・凹部、50・・連結バー、52・・本体部、54・・櫛歯部、60・・連結バー、62・・本体部、64・・櫛歯部、70・・第1流路、71・・第1開口、72・・第2流路、73・・第2開口、75・・小貫通孔、76・・第3開口、77・・大貫通孔、78・・第4開口、80・・積層基板、82・・第1金属配線層、84・・絶縁物層、86・・第2金属配線層、90・・半導体チップ、100・・冷却器、114・・側板、116・・入口、118・・出口、200・・半導体モジュール、210・・半導体モジュール、220・・半導体モジュール、300・・半導体モジュール、310・・冷却器、400・・半導体モジュール

Claims (16)

  1. 半導体チップを冷却するための冷却器であって、
    半導体チップを上部に配置するための上板と、
    前記上板の下部に配置され、各々の間に冷却水の流路を形成する複数の板状フィンと、
    前記複数の板状フィンに連結された連結バーと
    を備え、
    前記連結バーは、前記連結バーの本体部から前記流路へ各々突出する複数の櫛歯部を有し、
    前記冷却器は、前記冷却器を上面視した場合に前記複数の板状フィンが延伸する延伸方向と直交する平面において、少なくとも前記複数の櫛歯部と前記複数の板状フィンとにより規定される複数の開口を有し、
    前記複数の開口は、
    前記半導体チップの下部を通過しない第1流路に設けられる第1開口と、
    前記半導体チップの下部を通過する第2流路に設けられ、前記第1開口よりも大きい第2開口と
    を有し、
    前記第1開口を規定する櫛歯部の突出長さは、前記第2開口を規定する櫛歯部の突出長さよりも長い、冷却器。
  2. 前記延伸方向と直交する方向であって、前記複数の櫛歯部が突出する方向と直交する方向における前記複数の櫛歯部の各幅は同じである
    請求項1に記載の冷却器。
  3. 半導体チップを冷却するための冷却器であって、
    半導体チップを上部に配置するための上板と、
    前記上板の下部に配置され、各々の間に冷却水の流路を形成する複数の板状フィンと、
    前記複数の板状フィンに連結された連結バーと
    を備え、
    前記連結バーは、前記連結バーの本体部から前記流路へ各々突出する複数の櫛歯部を有し、
    前記冷却器は、前記冷却器を上面視した場合に前記複数の板状フィンが延伸する延伸方向と直交する平面において、少なくとも前記複数の櫛歯部と前記複数の板状フィンとにより規定される複数の開口を有し、
    前記複数の開口は、
    前記半導体チップの下部を通過しない第1流路に設けられる第1開口と、
    前記半導体チップの下部を通過する第2流路に設けられ、前記第1開口よりも大きい第2開口と
    を有し、
    前記連結バーは、前方上部連結バーおよび前方下部連結バーを含み、
    前記前方上部連結バーおよび前記前方下部連結バーは、前記延伸方向において前記冷却水の入口と前記半導体チップの下部との間の異なる位置に設けられ、
    前記複数の板状フィンの上部に連結された前記前方上部連結バーは、前記半導体チップの下部よりも前記冷却水の入口に近接して設けられ、
    前記複数の板状フィンの下部に連結された前記前方下部連結バーは、前記冷却水の入口よりも前記半導体チップの下部に近接して設けられる、冷却器。
  4. 前記半導体チップの下部を通過する前記第2流路において、前記前方下部連結バーの櫛歯部と前記前方上部連結バーの櫛歯部とが、前記延伸方向において重らない
    請求項に記載の冷却器。
  5. 前記半導体チップの下部を通過しない前記第1流路において、前記前方下部連結バーの櫛歯部と前記前方上部連結バーの櫛歯部との少なくとも一部が、前記延伸方向において重なる
    請求項またはに記載の冷却器。
  6. 前記半導体チップの下部を通過しない前記第1流路において、
    前記前方下部連結バーの櫛歯部の上端は、前記前方上部連結バーにおける本体部の下端よりも上方に位置する、または、
    前記前方上部連結バーの櫛歯部の下端は、前記前方下部連結バーにおける本体部の上端よりも下方に位置する
    請求項に記載の冷却器。
  7. 前記冷却器は、複数の前記第2流路を有し、
    前記前方上部連結バーと前記入口との間に位置し前記延伸方向に直交する平面において、複数の前記第2流路の各々は、
    前記前方上部連結バーの櫛歯部により上端が規定される前記第2開口と、前記前方下部連結バーの櫛歯部により下端が規定される第4開口であって、相対的に開口面積が大きい前記第4開口との、前記延伸方向における重なりを含む、大貫通孔と、
    前記第2開口と、前記第4開口であって、相対的に開口面積が小さい前記第4開口との、前記延伸方向における重なりを含む、小貫通孔と
    のいずれかを含む
    請求項からのいずれか一項に記載の冷却器。
  8. 前記冷却水の入口および出口は、前記延伸方向において前記複数の板状フィンを間に挟んで異なる位置に設けられ、
    前記冷却器は、複数の前記第2流路を有し、
    前記前方上部連結バーと前記入口との間に位置し前記延伸方向に直交する平面において、複数の前記第2流路の各々は、
    前記前方上部連結バーの櫛歯部により上端が規定される前記第2開口と、前記前方下部連結バーの櫛歯部により下端が規定される第4開口であって、相対的に開口面積が大きい前記第4開口との、前記延伸方向における重なりを含む、大貫通孔と、
    前記第2開口と、前記第4開口であって、相対的に開口面積が小さい前記第4開口との、前記延伸方向における重なりを含む、小貫通孔と
    のいずれかを含み、
    前記小貫通孔は、前記大貫通孔に比べて前記入口または前記出口に近い位置に設けられる
    請求項からのいずれか一項に記載の冷却器。
  9. 前記冷却水の入口および出口は、前記延伸方向における前記複数の板状フィンの一の端部側に共に設けられ、
    前記冷却器は、複数の前記第2流路を有し、
    前記前方上部連結バーと前記入口との間に位置し前記延伸方向に直交する平面において、複数の前記第2流路の各々は、
    前記前方上部連結バーの櫛歯部により上端が規定される前記第2開口と、前記前方下部連結バーの櫛歯部により下端が規定される第4開口であって、相対的に開口面積が大きい前記第4開口との、前記延伸方向における重なりを含む、大貫通孔と、
    前記第2開口と、前記第4開口であって、相対的に開口面積が小さい前記第4開口との、前記延伸方向における重なりを含む、小貫通孔と
    のいずれかを含み、
    前記大貫通孔は、前記小貫通孔に比べて前記入口および前記出口に近い位置に設けられる
    請求項からのいずれか一項に記載の冷却器。
  10. 前記冷却器は、前記延伸方向において、前記半導体チップの下部と前記冷却水の出口との間の位置に少なくとも一つの前記連結バーをさらに備える
    請求項からのいずれか一項に記載の冷却器。
  11. 前記冷却器は、前記延伸方向において前記半導体チップの下部と前記冷却水の出口との間の異なる位置に、各々前記連結バーに対応する後方上部連結バーと後方下部連結バーとを備え、
    前記複数の板状フィンの上部に連結された前記後方上部連結バーは、前記半導体チップの下部よりも前記冷却水の出口に近接して設けられ、
    前記複数の板状フィンの下部に連結された前記後方下部連結バーは、前記冷却水の出口よりも前記半導体チップの下部に近接して設けられる
    請求項10に記載の冷却器。
  12. 前記前方上部連結バーおよび前記前方下部連結バーの間隔は、前記後方上部連結バーおよび前記後方下部連結バーの間隔よりも狭い
    請求項11に記載の冷却器。
  13. 前記半導体チップの下部を通過しない前記第1流路において、前記前方上部連結バーの櫛歯部と前記前方下部連結バーの櫛歯部との前記延伸方向における重なり長さは、前記後方上部連結バーの櫛歯部と前記後方下部連結バーの櫛歯部との前記延伸方向における重なり長さよりも長い
    請求項11または12に記載の冷却器。
  14. 前記半導体チップの下部を通過する前記第2流路において、前記後方下部連結バーの櫛歯部の突出長さは、前記前方下部連結バーの櫛歯部の突出長さよりも長い
    請求項11から13のいずれか一項に記載の冷却器。
  15. 前記複数の板状フィンの各々は、前記連結バーが配置される凹部を有し、
    前記凹部は、前記延伸方向と平行な方向において前記連結バーと接触する突起部を含む
    請求項1から14のいずれか一項に記載の冷却器。
  16. 半導体チップを冷却するための冷却器であって、
    半導体チップを上部に配置するための上板と、
    前記上板の下部に配置され、各々の間に冷却水の流路を形成する複数の板状フィンと、
    前記複数の板状フィンに連結された連結バーと
    を備え、
    前記連結バーは、前記連結バーの本体部から前記流路へ各々突出する複数の櫛歯部を有し、
    前記冷却器は、前記冷却器を上面視した場合に前記複数の板状フィンが延伸する延伸方向と直交する平面において、少なくとも前記複数の櫛歯部と前記複数の板状フィンとにより規定される複数の開口を有し、
    前記複数の開口は、
    前記半導体チップの下部を通過しない第1流路に設けられる第1開口と、
    前記半導体チップの下部を通過する第2流路に設けられ、前記第1開口よりも大きい第2開口と
    を有し、
    前記冷却器は、前記冷却水の入口と前記半導体チップの下部との間、または、前記半導体チップの下部と前記冷却水の出口との間において、前記延伸方向において離間された、少なくとも2つの前記連結バーを備え、
    前記延伸方向における2つの前記連結バーの間隔は、2つの前記連結バーの本体部における各々の前記延伸方向における厚み以上である、冷却器。
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