JP7038458B2 - プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プログラム、情報処理方法及び情報処理装置に関する。
インターネットの普及に伴い、インターネットを介して各種の情報が提供されている。特許文献1では、健康管理対象者の情報に基づいて、健康管理対象者の健康状態又は栄養状態等に最適なアドバイスを提供する健康管理サーバが開示されている。特許文献1に開示された健康管理サーバでは、健康管理対象者の栄養情報に応じて専門家によるアドバイスの提供が可能である。
特開2019-23919号公報
しかし、特許文献1に開示されたような従来のシステムでは、ユーザが食べた食品(食事内容)に関して詳細な情報を正確に把握することは難しく、詳細な情報を収集できない状況では、ユーザが食べた食品(食事内容)やユーザが特定した食品を考慮して適切なアドバイスを提供することは難しいという問題がある。また、従来の方法では、対象者に対して受動的にアドバイスを提供するにとどまり、特定の食品を摂取することによって達成される項目に基づいてユーザの目標達成を支援するようなアドバイスを提供することは難しかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ユーザに適切なアドバイスを提供することが可能なプログラム等を提供することにある。
本発明の一態様に係るプログラムは、サブスクリプション方式で購入した食品について、ユーザが摂取した食品に関するユーザ摂取情報を取得し、取得したユーザ摂取情報及び前記ユーザの識別情報を情報処理部へ出力し、前記ユーザ摂取情報に応じたアドバイス情報を前記情報処理部から取得し、取得したアドバイス情報を表示部に表示する処理をコンピュータに実行させる。
本発明の一態様にあっては、ユーザに適切なアドバイスを提供することができる。
情報処理システムの構成例を示す模式図である。 サーバ及びユーザ端末の構成例を示すブロック図である。 サーバに記憶されるDBの構成例を示す模式図である。 サーバに記憶されるDBの構成例を示す模式図である。 サーバに記憶されるDBの構成例を示す模式図である。 サーバに記憶されるDBの構成例を示す模式図である。 ユーザ情報の登録処理手順の一例を示すフローチャートである。 ユーザ情報の登録処理手順の一例を示すフローチャートである。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 アドバイスの提供処理手順の一例を示すフローチャートである。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 学習モデルの構成例を示す模式図である。 実施形態2におけるユーザ情報の登録処理手順の一例を示すフローチャートである。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 スコア算出ルールDBの構成例を示す模式図である。 実施形態3におけるアドバイスの提供処理手順の一例を示すフローチャートである。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 実施形態4の会員情報DBの構成例を示す模式図である。 分類条件DBの構成例を示す模式図である。 ユーザ分類処理手順の一例を示すフローチャートである。 クラス内での共有処理手順の一例を示すフローチャートである。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 実施形態5におけるユーザ情報の登録処理手順の一例を示すフローチャートである。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 実施形態6におけるユーザ情報の登録処理手順の一例を示すフローチャートである。 目標量DBの構成例を示す模式図である。 実施形態7の登録画面例を示す模式図である。 目標情報の入力画面例を示す模式図である。 実施形態7におけるアドバイスの提供処理手順の一例を示すフローチャートである。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 実施形態8におけるアドバイスの提供処理手順の一例を示すフローチャートである。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 実施形態9におけるアドバイスの提供処理手順の一例を示すフローチャートである。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 実施形態10におけるアドバイスの提供処理手順の一例を示すフローチャートである。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 実施形態11におけるアドバイスの提供処理手順の一例を示すフローチャートである。 ユーザ端末の画面例を示す模式図である。 目標値の設定例を示す模式図である。 目標値の設定例を示す模式図である。
以下に、本開示のプログラム、情報処理方法及び情報処理装置について、その実施形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施形態1)
サブスクリプション方式で販売される食品を購入するユーザに各種のアドバイスを提供する情報処理システムについて説明する。本実施形態においてサブスクリプション方式とは、商品を購入する都度料金を支払う従来の方式ではなく、一定の対価によって任意の期間内(一般的には一日以上の期間内)に一定範囲内の商品をユーザがどれだけ消費してもよいという販売方式を指す。このような販売方式では、例えばユーザの支払額に応じて所定期間における商品の消費量の上限が設定され、ユーザは、所定期間内に消費量の上限まで商品を消費できる。このようなサブスクリプション方式で食品を販売する場合、例えば所定期間毎に所定量(消費量の上限)の食品がユーザに届けられ、ユーザは、届けられた食品の中から食べたい時に食べたいものを選んで食べることができる。なお、サブスクリプション方式で購入した食品の入手方法については、店頭で店員から手渡しされる方法、ユーザの自宅等に配送される方法等、どのような方法であってもよいが、ユーザが食べたい時に手元にあるようにユーザの自宅等に配送される方法が好ましく、一定期間分の食品をまとめてユーザに配送する方法が更に好ましい。食品をまとめて配送することにより、ユーザが食品を手に取るまでのハードルを下げることができ、ユーザは自身の消費欲求により忠実に食品を消費することができる。このようにユーザの消費欲求に忠実に消費された食品の消費量(食べた量)を消費日時(食べた日時)と共にユーザから収集した場合、ユーザの消費欲求に忠実な消費情報(食品の摂取情報)を収集することができる。さらに、サブスクリプション方式においては商品ラインナップにおける摂取情報を収集することで、同時に当該食品における非摂取情報(商品ラインナップに入っておりユーザが消費できる状態であったにも関わらず消費されなかった商品、すなわち「サブスクリプション方式で購入した食品以外の食品」に関する情報)についても把握することができる。従って、本発明において特に指定がない場合、「サブスク食品の摂取情報(単に「食品の摂取情報」と称する場合もある)」を用いた実施形態においては、「サブスク食品の非摂取情報」をさらに用いることができ、そうすることで後述のように欲求に忠実に消費された食品に関するユニークな情報を得ることができる。従って、ユーザから情報を取得する期間が長期に亘った方が、より有用な消費情報を得ることができるため好ましく、具体的にはその期間が1週間以上に亘ることが好ましく、1ヶ月以上に亘ることがより好ましい。このような消費情報は、ユーザによる購入の意思決定を経た従来の販売方式では得られないユニークな情報である。従来の販売方式では、ユーザが商品を購入するか否かを判断した上で購入した商品のみが消費対象となるので、欲しいけれども購入しなかった商品は消費対象とならない。すなわち、サブスクリプション方式特有の事情として、ユーザが消費(購入または摂取)した商品情報(単に「消費情報」と称する場合がある)のみならず、商品ラインナップに入っておりユーザが消費できる状態であったにも関わらず消費されなかった商品に関する情報(単に「非消費情報」と称する場合がある)を含みうる。食品分野において、このようなサブスク食品における消費情報および非消費情報(特に非消費情報)は従来利用されてこなかった情報であり、従来から存在するユーザが漫然と消費した食品(例えば日々のメニューなど)に基づく情報や、無意識あるいは意識的な思い込みなどのバイアスを含むことで実態と乖離しうる嗜好調査(アンケートなど)に基づく情報とは全く異なる、欲求に忠実に消費された(あるいはされなかった)食品に関するユニークな情報を得ることができる。従って、サブスクリプション方式で販売された商品を消費対象とした消費情報を収集することで、従来よりもユーザの消費欲求が反映された消費情報を収集できる。なお、以下では、本実施形態のサブスクリプション方式で販売される食品を「サブスク食品」と呼ぶ。
図1は、情報処理システムの構成例を示す模式図である。本実施形態の情報処理システム100は、サーバ10及び複数のユーザ端末20等を含み、サーバ10及びユーザ端末20はインターネット等のネットワークNを介して通信接続されている。サーバ10は、種々の情報処理及び情報の送受信が可能な情報処理装置であり、例えばサーバコンピュータ又はパーソナルコンピュータ等である。サーバ10は、複数台設けられてもよいし、1台のサーバ装置内に設けられた複数の仮想マシンによって実現されてもよいし、クラウドサーバを用いて実現されてもよい。ユーザ端末20は、サブスク食品を購入するユーザの端末であり、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置(コンピュータ)であり、専用の端末によって構成されていてもよい。また本実施形態の情報処理システム100は、各ユーザが使用するウェアラブルデバイス30を含み、対応するユーザ端末20及びウェアラブルデバイス30は無線通信が可能である。ウェアラブルデバイス30は、体温、血圧、心拍数、脈拍等のユーザの生体情報、歩数、移動距離、移動時間等の運動情報、睡眠時間等の睡眠情報を計測できるように構成されている。ウェアラブルデバイス30は、通信相手のユーザ端末20が予め設定されており、計測した各種の情報を通信相手のユーザ端末20へ送信する。ウェアラブルデバイス30は、図1に示すような腕時計型に構成されていてもよく、眼鏡型、指輪型等に構成されていてもよい。なお、本実施形態の情報処理システム100は、サーバ10を備えずに、複数のユーザ端末20をノードとするブロックチェーン(分散型台帳技術又は分散型ネットワーク)によって構成されていてもよい。
本実施形態の情報処理システム100では、ユーザ端末20は、ユーザによって入力されたユーザに関する各種の情報を受け付ける処理、受け付けた情報をサーバ10へ送信する処理等種々の情報処理を行う。サーバ10は、ユーザ端末20から受信したユーザに関する情報を登録する処理、登録した情報に基づくアドバイスをそれぞれのユーザに提供する処理等種々の情報処理を行う。なお、サーバ10は、ウェブサーバの機能を有し、サブスク食品の購入要求等をネットワークN経由で受け付ける食品販売サイト(図示せず)をネットワークN上で公開していてもよい。
図2は、サーバ10及びユーザ端末20の構成例を示すブロック図である。サーバ10は、制御部11、記憶部12、通信部13、入力部14、表示部15、読み取り部16等を含み、これらの各部はバスを介して相互に接続されている。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)又はGPU(Graphics Processing Unit)等の1又は複数のプロセッサを含む。制御部11は、記憶部12に記憶してある制御プログラム12Pを適宜実行することにより、サーバ10が行うべき種々の情報処理及び制御処理等を実行する。
記憶部12は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等を含む。記憶部12は、制御部11が実行する制御プログラム12P及び制御プログラム12Pの実行に必要な各種のデータ等を予め記憶している。また記憶部12は、制御部11が制御プログラム12Pを実行する際に発生するデータ等を一時的に記憶する。また記憶部12は、後述する商品情報DB(データベース)12a、販売セットDB12b、会員情報DB12c、アドバイスDB12d等を記憶する。商品情報DB12a、販売セットDB12b、会員情報DB12c及びアドバイスDB12dは、サーバ10に接続された他の記憶装置に記憶されてもよく、サーバ10が通信可能な他の記憶装置に記憶されてもよい。
通信部13は、有線通信又は無線通信によってネットワークNに接続するためのインタフェースであり、ネットワークNを介して他の装置との間で情報の送受信を行う。入力部14は、例えばマウス及びキーボード等を含み、サーバ10を管理する管理者による操作入力を受け付け、操作内容に対応した制御信号を制御部11へ送出する。表示部15は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等であり、制御部11からの指示に従って各種の情報を表示する。入力部14及び表示部15は一体として構成されたタッチパネルであってもよい。
読み取り部16は、CD(Compact Disc)-ROM、DVD(Digital Versatile Disc)-ROM、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード等を含む可搬型記憶媒体1aに記憶された情報を読み取る。記憶部12に記憶される制御プログラム12P及び各種のデータは、制御部11が読み取り部16を介して可搬型記憶媒体1aから読み取って記憶部12に記憶してもよい。また、記憶部12に記憶される制御プログラム12P及び各種のデータは、制御部11が通信部13を介して他の装置からダウンロードして記憶部12に記憶してもよい。
ユーザ端末20は、制御部21、記憶部22、通信部23、入力部24、表示部25、読み取り部26、カメラ27等を含み、これらの各部はバスを介して相互に接続されている。ユーザ端末20の各部21~26は、サーバ10の各部11~16と同様の構成であるので、構成についての詳細な説明は省略する。なお、ユーザ端末20の記憶部22は、制御部21が実行する制御プログラム22Pに加えて、本開示のプログラムであり、ユーザの食事、運動、睡眠等に関する各種の情報(ユーザ情報)に応じた適切なアドバイスをサーバ10から取得する処理を行うためのアドバイスアプリケーションプログラム22AP(以下ではアドバイスアプリ22APという)を記憶する。また記憶部22は、例えば入力部24を介して入力されたユーザの食事、運動、睡眠等に関する各種の情報(ユーザ情報)を記憶する構成であってもよい。また、ユーザ端末20の通信部23は、ネットワークNに接続するためのインタフェースに加えて、ウェアラブルデバイス30と無線通信するためのインタフェースを有する。なお、通信部23は、ケーブルを介した有線通信によってウェアラブルデバイス30と通信するように構成されていてもよい。
カメラ27は、レンズ及び撮像素子等を有し、レンズを介して入射した光を撮像素子にて光電変換して画像データを取得する。カメラ27は、制御部21からの指示に従って撮影を行い、取得した画像データ(撮影画像)を逐次記憶部22へ送出して記憶部22に記憶させる。なお、ユーザ端末20は、カメラ27が内蔵された構成のほかに、外部カメラの接続が可能なカメラ接続部を備える構成でもよく、外部カメラとの間で無線通信を行うカメラ通信部を備える構成でもよい。この場合、カメラ接続部又はカメラ通信部は、外部カメラにて取得された画像データの入力を受け付け、入力された画像データを逐次記憶部22へ送出して記憶させる。
図3A~図5は、サーバ10に記憶されるDB12a~12dの構成例を示す模式図である。図3Aは商品情報DB12aを、図3Bは販売セットDB12bを、図4は会員情報DB12cを、図5はアドバイスDB12dをそれぞれ示す。商品情報DB12aは、サブスクリプション方式で販売されている商品(サブスク食品)に関する情報を記憶する。図3Aに示す商品情報DB12aは、商品ID列、種別列、商品名列、原材料列、アレルギー情報列、栄養成分列、価格列、在庫状況列等を含み、商品IDに対応付けて商品(サブスク食品)に関する情報を記憶する。商品ID列は、販売対象のサブスク食品のそれぞれに割り当てられた識別情報(商品ID)を記憶する。種別列は、商品を食品の形態、原材料、製造方法等によって区分した種別を記憶し、例えば野菜スティック、野菜ペースト、ヌードル、果物スティック、果物ペースト等を記憶する。商品名列は商品に付けられた名称を記憶し、原材料列は商品に含まれる食材の名称を記憶し、アレルギー情報列は商品に含まれるアレルギー食材(アレルギーを引き起こす可能性のある食材)の名称を記憶する。栄養成分列は商品を摂取することによって得られるエネルギー及び栄養成分の成分名及び摂取量を対応付けて記憶する。なお、エネルギー及び栄養成分の摂取量は、例えばスティック状の食品については1本での摂取量を用い、ペースト状の食品については100gでの摂取量を用いる等、所定量の商品に対する摂取量を用いればよい。価格列は商品の価格を記憶し、在庫状況列は商品の在庫数等を記憶する。商品情報DB12aに記憶される商品IDは、新たな販売対象の商品の情報が登録される際に、制御部11によって発行されて記憶される。商品情報DB12aに記憶される種別、商品名、原材料、アレルギー情報、栄養成分及び価格の各情報は、制御部11が例えば通信部13又は入力部14を介して新たな販売対象の商品の各情報を取得した場合に、制御部11によって記憶される。商品情報DB12aに記憶される在庫状況は、例えば制御部11が通信部13又は入力部14を介して商品の製造数を受け付けた場合に、制御部11によって製造数が加算され、例えば制御部11が通信部13又は入力部14を介して商品の販売数を受け付けた場合に、制御部11によって販売数が減算される。商品情報DB12aの記憶内容は図3Aに示す例に限定されず、販売対象のサブスク食品に関する各種の情報を記憶することができる。例えば、サブスク食品の保存方法、賞味期限、製造会社及び製造工程に関する情報等を商品情報DB12aに記憶してもよい。
販売セットDB12bは、販売対象の商品セットに関する情報を記憶する。図3Bに示す販売セットDB12bは、セットID列、セット名列、セット内容列、価格列、在庫状況列等を含み、セットIDに対応付けて商品セットに関する情報を記憶する。セットID列は、販売対象の商品セットのそれぞれに割り当てられた識別情報(セットID)を記憶し、セット名列は商品セットに付けられた名称を記憶する。セット内容列は、商品セットに含まれる各商品の商品名及び個数を対応付けて記憶する。価格列は商品セットの価格を記憶し、在庫状況列は商品セットの在庫数等を記憶する。販売セットDB12bに記憶されるセットIDは、新たな販売対象の商品セットの情報が登録される際に、制御部11によって発行されて記憶される。販売セットDB12bに記憶されるセット名、セット内容及び価格の各情報は、制御部11が例えば通信部13又は入力部14を介して新たな販売対象の商品セットの各情報を取得した場合に、制御部11によって記憶される。販売セットDB12bに記憶される在庫状況は、例えば制御部11が通信部13又は入力部14を介して商品セットの製造数を受け付けた場合に、制御部11によって製造数が加算され、例えば制御部11が通信部13又は入力部14を介して商品セットの販売数を受け付けた場合に、制御部11によって販売数が減算される。販売セットDB12bの記憶内容は図3Bに示す例に限定されず、用意された商品セットに関する各種の情報を記憶することができる。なお、商品セットは、同一商品を複数個含むセット、同一種別の異なる商品を含むセット、異なる種別の商品を含むセット、初めての購入者に勧めるお試し用のセット、販売者が紹介したい商品のセット等を用いることができる。
会員情報DB12cは、サーバ10から各種のアドバイスを受けるために会員登録したユーザに関する情報を記憶する。図4に示す会員情報DB12cは、会員ID列、パスワード列、氏名列、メールアドレス列、住所列、年齢列、性別列、出身地列、思想信条列、ベジタリアン度列、嗜好情報列、思考傾向列、生体情報列、運動情報列、睡眠情報列、購入セット列、購入履歴列、摂取履歴列等を含み、会員IDに対応付けて、会員であるユーザの情報を記憶する。会員ID列は、会員登録したユーザのそれぞれに割り当てられた識別情報(会員ID)を記憶し、パスワード列は、会員登録する際に又は会員登録した後にユーザが設定したパスワードを記憶する。氏名列、メールアドレス列、住所列、年齢列、性別列、出身地列及び思想信条列はそれぞれ、会員登録する際に又は会員登録した後にユーザが入力(指定)した氏名、メールアドレス、住所、年齢、性別、出身地、思想信条(例えば宗教)を記憶する。なお、年齢の代わりに生年月日が記憶されてもよく、出身地は生まれた国又は地域、育った国又は地域等を用いることができ、思想信条は例えば信仰している宗教等を用いることができる。ベジタリアン度列、嗜好情報列、思考傾向列、生体情報列、運動情報列、睡眠情報列はそれぞれ、会員登録する際に又は会員登録した後にユーザが指定したベジタリアン度、嗜好情報、思考傾向、生体情報、運動情報、睡眠情報を記憶する。ベジタリアン度はユーザのベジタリアンの程度を示す情報であり、例えば動物性の食品を食べない完全菜食主義者を示すビーガン、乳製品は食べるラクトベジタリアン、卵は食べるオボベジタリアン等がある。嗜好情報は食品及び食材等に関するユーザの好み(好き嫌い)の傾向を示す情報であり、例えばグルテンを摂らないタイプ(グルテンフリー)、動物性食品を摂らないタイプ(植物性食品のみ)、添加物を摂らないタイプ等がある。思考傾向はユーザの日常生活又は生活習慣における考え方の傾向を示す情報であり、例えば残飯等のゴミの削減を意識しているタイプ(エコ意識が高い)、高価であっても品質の良いものを購入したいタイプ、価格を優先するタイプ等がある。生体情報はユーザの身体の状態に関する各種の情報を含み、例えば身長、体重、体脂肪率、体温、血圧、心拍数、脈拍等を含む。また生体情報はユーザが受けた健康診断の結果、医療機関等で受けた検査の結果等を含んでもよい。運動情報はユーザが行った運動に関する情報であり、例えば運動の種類(内容)と運動時間とを含む。睡眠情報はユーザの睡眠に関する情報であり、例えば睡眠時間、就寝時刻(睡眠開始時刻)、起床時刻(睡眠終了時刻)、睡眠中の脈拍の情報等を含む。購入セット列は、ユーザがサブスクリプション方式で購入するように登録した商品セットのセット名を記憶し、購入履歴列は、ユーザが購入した商品又は商品セットの情報と購入日とが対応付けてある購入情報を記憶する。摂取履歴列は、ユーザが購入した商品のうちで食べた商品の情報と食べた日時(摂取日時)とが対応付けてある摂取情報を記憶する。なお、摂取情報は、ユーザが食べた商品の情報の代わりに、ユーザが商品を食べたことによって摂取されたエネルギー及び栄養成分の情報を含んでもよい。例えば商品情報DB12aに記憶される栄養成分情報の他、商品を販売する企業が提供するWEBサイト等から得られる情報、「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」に基づく情報、または「日本人食事摂取基準(2015年版)」に基づく情報が挙げられる。
会員情報DB12cに記憶される会員IDは、新たに会員登録するユーザの情報が登録される際に、制御部11によって発行されて記憶される。会員情報DB12cに記憶される他の情報は、制御部11が例えば通信部13又は入力部14を介してユーザの各情報を取得した場合に、制御部11によって記憶され、通信部13又は入力部14を介して変更指示を取得した場合に、制御部11によって変更される。なお、会員情報DB12cに記憶される生体情報、運動情報、睡眠情報、購入履歴、摂取履歴のそれぞれは、制御部11が通信部13を介してユーザ端末20から各情報を取得する都度、制御部11によって会員情報DB12cに蓄積される(追加して記憶される)。会員情報DB12cの記憶内容は図4に示す例に限定されず、会員登録したユーザに関する各種の情報をユーザ毎に記憶することができる。例えばユーザの家族構成、ユーザがアレルギー反応を起こす食品又は食材の情報、趣味、日常生活における目標等を会員情報DB12cに記憶してもよい。また、生体情報、運動情報、睡眠情報、摂取履歴等は、会員情報DB12cに記憶されるほかに、記憶部12の所定領域又は他の記憶装置に記憶されてもよい。この場合、生体情報列、運動情報列、睡眠情報列、摂取履歴列のそれぞれは、各情報を読み出すための情報(例えばデータの記憶場所を示すファイル名)を記憶する。会員情報DB12cは1つのDBである構成に限定されず、複数のDBに分割して各情報を記憶する構成であってもよい。
アドバイスDB12dは、ユーザ(ユーザ端末20)に提供するアドバイスに関する情報を記憶する。図5に示すアドバイスDB12dは、アドバイスID列、提供条件列、アドバイス内容列等を含み、アドバイスIDに対応付けてアドバイスの提供条件及びアドバイス内容を記憶する。アドバイスID列は、アドバイスのそれぞれに割り当てられた識別情報(アドバイスID)を記憶する。提供条件列は、アドバイスを提供すべき提供条件を記憶し、例えば栄養成分、運動、睡眠等の過不足に関する条件、身体の状態に関する条件、アドバイスを提供するタイミング(季節、時間帯等)に関する条件等を記憶する。これにより、ユーザの食生活を含む日常生活及び身体の状態に応じて、またアドバイスの提供タイミングに応じて、異なるアドバイス内容をアドバイスDB12dに登録することができる。アドバイス内容列は、食事、運動、睡眠等の生活習慣に関してユーザに提案すべきアドバイスメッセージ、サブスク食品を食べることによる地球環境に対する貢献に関してユーザに通知すべきメッセージ等を記憶する。食事に関するアドバイスとしては、例えば食物繊維及びタンパク質等の各種栄養成分の摂取量、GI値(グリセミック指数)が低い食品の摂取量、GI値を抑制するための食品の食べ合わせ及び食べる順序、食事時間等を提案するアドバイスが含まれる。運動に関するアドバイスとしては、運動の種類及び運動時間を提案するアドバイス、ユーザが運動したくなるようなメッセージ等が含まれる。睡眠に関するアドバイスとしては、睡眠時間、就寝時刻、起床時刻、就寝前の行動、起床後の行動等を提案するアドバイスが含まれる。また、地球環境に対する貢献に関するメッセージとしては、サブスク食品の摂取量(食べた量)に応じて保護できる地球環境に関するメッセージが含まれ、例えばサブスク食品の摂取量に応じて削減できるCO2 の排出量の削減量を通知するメッセージが含まれる。なお、アドバイスメッセージは、医師、看護師、薬剤師、栄養士、スポーツトレーナ、研究者等の専門家による、食事、運動、睡眠等を含む生活習慣に関する各種のアドバイス(当該生活習慣の改善に伴って期待される効果に関するアドバイス、例えば心身(ストレス、作業性、身体機能)に関するアドバイスも含まれる。より具体的には、食事を含む生活習慣に関するアドバイスには、当該生活習慣の改善に伴って期待される腸内環境改善や、ストレス軽減や、作業能率向上、身体機能向上、或いは認知機能向上に関するアドバイスが含まれる)を含む。アドバイスDB12dに記憶されるアドバイスIDは、新たなアドバイスが登録される際に制御部11によって発行されて記憶される。アドバイスDB12dに記憶される他の情報は、制御部11が例えば通信部13又は入力部14を介して新たなアドバイスに関する各情報を取得した場合に、制御部11によって記憶される。アドバイスDB12dの記憶内容は図5に示す例に限定されず、様々な内容のアドバイスメッセージが記憶されていてもよく、また、アドバイスに関する各種の情報を記憶することができる。
以下に、本実施形態の情報処理システム100において、ユーザがユーザ端末20を用いてユーザに関する情報(ユーザ情報)をサーバ10に登録する際に各装置が行う処理について説明する。図6及び図7はユーザ情報の登録処理手順の一例を示すフローチャート、図8A~図10Bはユーザ端末20の画面例を示す模式図である。図6及び図7では左側にユーザ端末20が行う処理を、右側にサーバ10が行う処理をそれぞれ示す。以下の処理は、ユーザ端末20の記憶部22に記憶してある制御プログラム22P及びアドバイスアプリ22APに従って制御部21によって実行され、サーバ10の記憶部12に記憶してある制御プログラム12Pに従って制御部11によって実行される。以下の処理の一部を専用のハードウェア回路で実現してもよい。以下の処理において、ユーザは、サーバ10からアドバイスを取得するために予め会員登録しているユーザであり、自身の会員ID及びパスワードを用いてサーバ10に対してログイン処理を行っているものとする。なお、サーバ10の制御部11(登録部)は、ユーザが会員登録する場合に、ユーザ端末20からユーザの氏名、パスワード、メールアドレス、住所等の会員登録に必要な個人情報を取得し、取得した各情報を会員情報DB12cに登録する。その際、制御部11は、会員IDを発行し、会員IDに対応付けて各情報を記憶する。
本実施形態の情報処理システム100において、ユーザは、自身に関する情報(ユーザ情報)を登録又は変更したい場合、ユーザ端末20を用いてユーザ情報を入力してサーバ10へ送信し、サーバ10に登録させる。なお、ユーザは、アドバイスアプリ22APをユーザ端末20に起動させることによってユーザ情報の入力画面(登録画面)をユーザ端末20に表示させ、入力画面を介してユーザ情報を入力する。またユーザ端末20が、ネットワークN経由でウェブサイトを閲覧するためのウェブブラウザを記憶部22に記憶している場合、ユーザは、ブラウザをユーザ端末20に起動させることによってサーバ10にアクセスし、サーバ10からユーザ情報の入力画面(登録画面)を取得してもよい。
ユーザ端末20の制御部21は、入力部24を介してユーザからアドバイスアプリ22APの起動指示を受け付けた場合、アドバイスアプリ22APを起動させる。その後、制御部21は、入力部24を介してユーザ情報の登録又は変更の指示を受け付けた場合、図8Aに示すような登録画面を表示部25に表示する(S11)。図8Aは、ユーザ情報を入力するための入力画面(登録画面)の最初の画面例を示しており、図8Aに示す画面は、入力(登録)するユーザ情報の種類の選択を受け付ける選択画面である。図8Aに示す画面は、入力(登録)するユーザ情報として、ユーザのプロフィール、身体の情報、運動・睡眠の情報、食事の情報、購入内容のいずれかを選択できるように構成されている。図8Aに示す画面において、プロフィール、身体の情報、運動・睡眠の情報、食事の情報、購入内容のいずれかが入力部24を介して選択された場合、制御部21は、選択されたユーザ情報の入力指示を受け付ける。
まず制御部21は、図8Aに示す画面において、プロフィール、身体の情報、運動・睡眠の情報のいずれかのユーザ情報に対する入力指示を受け付けたか否かを判断する(S12)。いずれかのユーザ情報に対する入力指示を受け付けたと判断した場合(S12:YES)、制御部21は、選択されたユーザ情報の入力画面を表示部25に表示する(S13)。なお、図8Aに示す画面においてプロフィールが選択された場合、制御部21は、図8Bに示すようなプロフィールの入力画面を表示する。図8Bに示す入力画面は、ユーザの年齢及び性別を含む属性情報、ユーザの出身地、思想信条、ベジタリアン度、食事(食品及び食材)に対する好み(嗜好)、主義及び考え方(思考)等を含むプロフィール情報を入力するための入力欄をそれぞれ有する。年齢の入力欄には所定の年齢又は所定の年齢層から任意の1つを選択できるプルダウンメニューが設けられており、プルダウンメニューを用いて任意の年齢又は年齢層の入力が可能である。性別の入力欄には男性又は女性を選択できるラジオボタンが設けられており、ラジオボタンを用いて性別の入力が可能である。出身地の入力欄には所定の出身地(国又は地域)から任意の1つを選択できるプルダウンメニューが設けられており、プルダウンメニューを用いて任意の出身地の入力が可能である。思想信条の入力欄には所定の思想信条(例えば宗教)から任意の1つを選択できるプルダウンメニューが設けられており、プルダウンメニューを用いて任意の思想信条の入力が可能である。ベジタリアン度の入力欄にはベジタリアン度を示す所定の情報(ビーガン、ラクトベジタリアン等)から任意の1つを選択できるプルダウンメニューが設けられており、プルダウンメニューを用いて任意のベジタリアン度の入力が可能である。食事に対する好み及び考え方の入力欄には入力部24を介して任意のコメントの入力が可能である。なお、制御部21は、例えばユーザがユーザ端末20を用いてネットワークN経由で閲覧したウェブサイト(例えば料理のレシピサイト)の閲覧履歴から、ユーザの食事に対する好み及び考え方を抽出する処理を行ってもよい。この場合、食事に対する好み及び考え方の入力欄には、制御部21が閲覧履歴から抽出した情報が入力される。プロフィールの入力画面は、図8Bに示す構成に限定されず、各入力欄は、任意の情報が入力部24を介して入力できるように構成されていてもよく、所定の選択肢から任意の1つを選択できるようにプルダウンメニューが設けられていてもよい。
また図8Aに示す画面において身体の情報が選択された場合、制御部21は、図9Aに示すような身体の情報の入力画面を表示する。図9Aに示す入力画面は、ユーザの身長、体重、血圧(最高血圧、最低血圧)、心拍数、体脂肪率、脈拍、体温、排便数、血糖値等を含む生体情報(身体の状態に関する情報)を入力するための入力欄をそれぞれ有する。それぞれの生体情報の入力欄には入力部24を介して任意の数値の入力が可能であるが、各入力欄に所定の選択肢から任意の1つを選択できるプルダウンメニューが設けられていてもよい。また、ユーザ端末20はウェアラブルデバイス30で計測可能な生体情報の計測値をウェアラブルデバイス30から取得することができ、図9Aに示す入力画面において、生体情報の各入力欄にはウェアラブルデバイス30から取得された生体情報の計測データが入力される。具体的には、ウェアラブルデバイス30で計測可能な体温、血圧、心拍数、脈拍等の計測値が各入力欄に入力されて表示される。なお、ユーザ端末20は、ウェアラブルデバイス30以外の計測器による計測値を取得するように構成されていてもよく、この場合、計測器から取得した計測値がそれぞれ対応する入力欄に表示される。なお、計測器としては、身長を計測する身長計、体重及び体脂肪率を計測する体重計、脈拍を計測する脈拍計、血糖値を計測する血糖計測器等を用いることができる。身体の情報の入力画面は、図9Aに示す構成に限定されず、服用中の薬の種類及び量、既往歴(病歴)、喫煙及び飲酒の頻度及び量、医療機関等で行った血液検査及び尿検査を含む各種の検査の検査結果、健康診断又は人間ドック等で得られた各種の検査の検査結果等の入力欄を有していてもよい。なお、検査結果のデータは、検査結果が記載された用紙をカメラ27で撮影することによって取得するように構成されていてもよい。この場合、ユーザ端末20は、検査結果が記載された用紙をカメラ27で撮影し、得られた撮影画像からOCR(Optical Character Recognition)にてテキストデータを生成することによって検査結果を読み取る。そしてユーザ端末20は、読み取った検査結果から各種のデータを抽出することにより、ユーザの生体情報を取得することができる。なお、検査結果の用紙を撮影した撮影画像からOCRにてテキストデータを生成する処理は、ユーザ端末20以外の装置(例えばサーバ10)が行う構成でもよい。
更に図8Aに示す画面において運動・睡眠の情報が選択された場合、制御部21は、図9Bに示すような運動・睡眠の情報の入力画面を表示する。図9Bに示す入力画面は、運動の種類と、運動量又は運動時間とを含む運動内容(運動情報)を入力するための入力欄と、睡眠時間、就寝時刻及び起床時刻を含む睡眠情報を入力するための入力欄とを有する。運動の種類の入力欄には所定の種類から任意の1つを選択できるプルダウンメニューが設けられており、プルダウンメニューを用いて任意の運動の種類の入力が可能である。運動量又は運動時間の入力欄には入力部24を介して任意の数値の入力が可能である。また、ユーザ端末20はウェアラブルデバイス30で計測可能な運動情報に関する計測値をウェアラブルデバイス30から取得することができ、図9Bに示す入力画面において、ウェアラブルデバイス30から取得した運動情報に関する計測値が各入力欄に入力される。また、図9Bに示す画面は、運動情報の入力欄を追加するための追加ボタンが設けられており、追加ボタンが操作された場合、新たな運動内容の入力欄が表示される。睡眠情報の各入力欄には入力部24を介して任意の数値の入力が可能であるが、所定の数値から任意の1つを選択できるプルダウンメニューが設けられていてもよい。また、睡眠情報の各入力欄にも、ユーザ端末20がウェアラブルデバイス30から取得した睡眠情報に関する計測値が入力されてもよい。運動・睡眠の情報の入力画面は、図9Bに示す構成に限定されず、例えば運動情報及び睡眠情報として、入力部24を介して任意のコメントの入力が可能な入力欄が設けられていてもよい。また、運動・睡眠の情報の入力画面は、運動及び睡眠に関する情報に加え、ユーザの日常生活における各種行動に関する情報(行動情報)が入力される構成であってもよい。
ユーザは、図8B~図9Bに示すような入力画面において、入力可能な各情報をそれぞれの入力欄に入力する。ユーザ端末20の制御部21は、ユーザによって入力された各情報(ユーザ情報)を入力部24を介して受け付け(S14)、受け付けた各情報をそれぞれ対応する入力欄に表示する。なお、ユーザ端末20は、以前に入力された情報を記憶部22に記憶しておいてもよく、この場合、制御部21は、図8B~図9Bに示すような入力画面を表示部25に表示した際に、入力済みの情報をそれぞれ対応する入力欄に表示する。入力済の情報が表示された入力画面において、入力欄に表示された各情報は、入力部24を介して修正可能であり、ユーザは、各入力欄に情報を入力するだけでなく、入力済みの情報を適宜修正することができる。また、図8B~図9Bに示すような入力画面において計測器から取得可能な情報については、制御部21は、定期的に又は入力画面を表示部25に表示させた際に計測器から各情報を取得し、取得した各情報をそれぞれ対応する入力欄に表示する。
図8B~図9Bに示す入力画面は、入力された各情報(ユーザ情報)をサーバ10に登録する処理の実行を指示するための登録ボタンと、登録処理の終了(中止)を指示するためのキャンセルボタンとを有する。制御部21は、入力部24を介して登録ボタンが操作されたか否かに応じて、ユーザ情報の登録処理の実行指示(登録指示)を受け付けたか否かを判断し(S15)、登録指示を受け付けていないと判断した場合(S15:NO)、ステップS14の処理を繰り返す。登録指示を受け付けたと判断した場合(S15:YES)、制御部21は、入力画面を介して入力された各情報(ユーザ情報)とユーザの会員IDとを対応付けてサーバ10へ送信し(S16)、サーバ10にユーザ情報の登録を指示する。具体的には、図8Bに示す入力画面を介してプロフィール情報(ユーザの属性情報、嗜好情報、思考傾向)が入力された場合、プロフィール情報と会員IDとがサーバ10へ送信される。また図9Aに示す入力画面を介して身体の情報が入力された場合、身体の情報(生体情報)と会員IDとがサーバ10へ送信され、図9Bに示す入力画面を介して運動・睡眠の情報が入力された場合、運動・睡眠の情報と会員IDとがサーバ10へ送信される。なお、ユーザの会員IDは、例えばアドバイスアプリ22APに設定されている。
サーバ10の制御部11は、ユーザ端末20が送信したユーザ情報を取得し、取得したユーザ情報を会員情報DB12cに登録する(S17)。具体的には、制御部11は、ユーザ端末20から会員ID及びユーザ情報を取得し、取得した会員IDに対応付けて、取得したユーザ情報の各情報を会員情報DB12cに記憶する。なお、既に会員情報DB12cに記憶されている情報については、ユーザ端末20から新たに取得した各情報を追加して記憶させてもよく、上書きで記憶させてもよい。また、ユーザ情報に含まれる各情報を現在日時(更新日時)に対応付けて記憶させてもよい。ユーザ端末20から取得した各情報を逐次追加して記憶させる場合、サーバ10は、ユーザ端末20から時系列のユーザ情報を取得することができ、時系列のユーザ情報を蓄積できる。また、各情報を上書きで記憶させる場合、サーバ10は、最新のユーザ情報を保持することができる。
制御部11は、ユーザ端末20から取得したユーザ情報を会員情報DB12cに記憶した後、ユーザ情報の登録終了をユーザ端末20に通知する(S18)。ユーザ端末20の制御部21は、サーバ10から登録終了を通知された場合、ユーザ情報の登録終了を示す画面を表示部25に表示する(S19)。なお、制御部21は、ユーザ情報の登録終了画面を表示する代わりに、図8Aに示す画面を表示部25に表示させることによって、入力画面(登録画面)の最初の画面に表示を戻してもよい。ステップS12において、制御部21は、図8Aに示す画面においていずれかのユーザ情報に対する入力指示を受け付けていないと判断した場合(S12:NO)、ステップS13~S19の処理をスキップする。
次に制御部21は、図8Aに示す画面において、食事の情報(ユーザ情報)に対する入力指示を受け付けたか否かを判断する(S20)。食事の情報に対する入力指示を受け付けたと判断した場合(S20:YES)、制御部21は、図10Aに示すような食事の情報の入力画面を表示部25に表示する(S21)。図10Aに示す食事の情報の入力画面は、ユーザが購入したサブスク食品のうちで、ユーザが食べた(摂取した)サブスク食品の情報(ユーザ摂取情報)を入力するための入力欄を有する。具体的には、食事の情報の入力画面は、ユーザが食べた商品(サブスク食品)の商品名、食べた量(摂取量)、食べた日(日付)、食べた時間帯を入力するための入力欄をそれぞれ有する。食べたサブスク食品の商品名の入力欄には、販売対象の商品又はユーザが購入したサブスク食品から任意の1つを選択できるプルダウンメニューが設けられており、プルダウンメニューを用いて任意の商品名の入力が可能である。例えば、販売対象のサブスク食品の商品名一覧、又はユーザが購入したサブスク食品の商品名一覧が記憶部22に記憶されている場合、制御部21は、記憶部22から商品名一覧を読み出し、読み出した商品名一覧を表示したプルダウンメニューを、商品名の入力欄に設けることができる。また、上述したような商品名一覧が記憶部22に記憶されていない場合、制御部21は、上述した商品名一覧をサーバ10から取得し、取得した商品名一覧を表示したプルダウンメニューを、商品名の入力欄に設けてもよい。また、図10Aに示すように、商品名の入力欄に設けられるプルダウンメニューに、ユーザが購入してまだ食べていないサブスク食品の商品名一覧を表示してもよい。この場合、ユーザのサブスク食品の購入履歴及び摂取履歴が記憶部22に記憶されていれば、制御部21は、購入履歴及び摂取履歴に基づいて、未消費の(まだ食べていない)サブスク食品を特定し、未消費のサブスク食品の商品名一覧を生成してプルダウンメニューに表示してもよい。このとき制御部21は、購入履歴及び摂取履歴に基づいて、未消費のサブスク食品の残量を特定し、未消費のサブスク食品の商品名一覧と共に各サブスク食品の残量をプルダウンメニューに表示してもよい。また、ユーザのサブスク食品の購入履歴及び摂取履歴が記憶部22に記憶されていない場合、制御部21は、購入履歴及び摂取履歴をサーバ10の会員情報DB12cから取得し、取得した購入履歴及び摂取履歴に基づいて、未消費のサブスク食品の商品名一覧を生成してプルダウンメニューに表示してもよい。なお、サーバ10の制御部11が、会員情報DB12cに記憶してある購入履歴及び摂取履歴に基づいて、未消費のサブスク食品の商品名一覧の生成、及び各サブスク食品の残量の特定を行ってもよい。この場合、制御部21は、サーバ10から取得した商品名一覧及び各サブスク食品の残量をプルダウンメニューに表示すればよい。なお、ユーザが既に食べたサブスク食品又は購入していないサブスク食品の商品名は、選択できないようにプルダウンメニューに表示してもよく、プルダウンメニューに表示されないようにしてもよい。このような構成により、ユーザは自身が食べた商品を容易に選択することができ、入力操作が容易となる。また、図10Aに示すように各サブスク食品の残量を表示した場合には、ユーザはサブスク食品の残量も容易に把握できる。
食べた量の入力欄には複数の数値から任意の数値を選択できるプルダウンメニューが設けられており、プルダウンメニューを用いて任意の数値の入力が可能である。なお、プルダウンメニューは、例えば食べた商品としてペースト状の食品が入力された場合、グラム数(重さ)を選択できるように構成され、スティック状の食品が入力された場合、個数を選択できるように構成されている。食べた日及び食べた時間帯(摂取タイミング)の入力欄にはそれぞれ複数の日付及び時間帯から任意の日付及び時間帯を選択できるプルダウンメニューが設けられており、プルダウンメニューを用いて任意の日付及び時間帯の入力が可能である。食事の情報の入力画面は、図10Aに示す構成に限定されず、各入力欄は、任意の情報が入力部24を介して入力できるように構成されていてもよい。
ユーザは、図10Aに示すような入力画面において、自身が食べたサブスク食品の商品名、食べた量及び日時(日付、時間帯)の各情報をそれぞれの入力欄に入力する。ユーザ端末20の制御部21は、ユーザによって入力された各情報(食事の情報)を入力部24を介して受け付け(S22)、受け付けた各情報をそれぞれ対応する入力欄に表示する。図10Aに示す入力画面は、入力された各情報(食事の情報)をサーバ10に登録する処理の実行を指示するための登録ボタンと、登録処理の終了(中止)を指示するためのキャンセルボタンとを有する。制御部21は、入力部24を介して登録ボタンが操作されたか否かに応じて、食事の情報の登録処理の実行指示(登録指示)を受け付けたか否かを判断し(S23)、登録指示を受け付けていないと判断した場合(S23:NO)、ステップS22の処理を繰り返す。登録指示を受け付けたと判断した場合(S23:YES)、制御部21は、入力画面を介して入力された各情報(食事の情報、ユーザ摂取情報)とユーザの会員IDとを対応付けてサーバ10へ送信し(S24)、サーバ10に食事の情報(ユーザ情報)の登録を指示する。
サーバ10の制御部11(取得部)は、ユーザ端末20が送信した食事の情報(ユーザ摂取情報)を取得し、取得した食事の情報を会員情報DB12cに登録する(S25)。具体的には、制御部11は、ユーザ端末20から会員ID及び食事の情報を取得し、取得した会員IDに対応付けて会員情報DB12cに記憶してある摂取履歴に、取得した食事の情報を記憶する。ここでは、制御部11は、既に会員情報DB12cに記憶されている摂取履歴に、ユーザ端末20から取得した食事の情報を追加して記憶させる。制御部11は、ユーザ端末20から取得した食事の情報を会員情報DB12cに記憶した後、食事の情報の登録終了をユーザ端末20に通知する(S26)。ユーザ端末20の制御部21は、サーバ10から登録終了を通知された場合、食事の情報の登録終了を示す画面を表示部25に表示する(S27)。なお、ここでも、制御部21は、食事の情報の登録終了画面を表示する代わりに、図8Aに示す画面を表示部25に表示させることによって、登録画面の最初の画面に表示を戻してもよい。ステップS20において、制御部21は、図8Aに示す画面において食事の情報に対する入力指示を受け付けていないと判断した場合(S20:NO)、ステップS21~S27の処理をスキップする。
更に制御部21は、図8Aに示す画面において、購入内容に対する入力指示(変更指示)を受け付けたか否かを判断する(S28)。購入内容に対する入力指示を受け付けたと判断した場合(S28:YES)、制御部21は、図10Bに示すような購入内容の入力画面を表示部25に表示する(S29)。図10Bに示す購入内容の入力画面は、ユーザが登録するサブスク食品の購入内容を入力するための入力欄を有する。具体的には、購入内容の入力画面は、予め販売会社側で用意している商品セットの購入(セットで購入)を選択するための入力欄と、ユーザが任意の商品の購入(単品で購入)を選択するための入力欄とを有する。商品セットを選択するための入力欄には、予め用意してある商品セットから任意の1つを選択できるプルダウンメニューが設けられており、プルダウンメニューを用いて任意の商品セットの入力が可能である。単品の商品を選択するための入力欄には、商品の種類(商品名)と注文数とを入力するための入力欄を有する。商品の種類の入力欄には販売対象の商品から任意の1つを選択できるプルダウンメニューが設けられており、注文数の入力欄には複数の数値から任意の数値を選択できるプルダウンメニューが設けられている。また、図10Bに示す画面では、単品の商品の入力欄を追加するための追加ボタンが設けられており、追加ボタンが操作された場合、新たな入力欄が表示される。なお、購入内容の入力画面は、表示された際に、既に登録済みの購入内容を表示しており、表示された購入内容は入力部24を介して変更(修正)可能である。購入内容の入力画面は、図10Bに示す構成に限定されず、各入力欄は、任意の情報が入力部24を介して入力できるように構成されていてもよい。
ユーザは、購入したい商品セット又は商品を変更したい場合、図10Bに示すような入力画面において、それぞれの入力欄に表示してある各情報を、変更したい購入内容にそれぞれ入力又は変更する。ユーザ端末20の制御部21は、ユーザによって入力された変更後の購入内容を入力部24を介して受け付け(S30)、受け付けた購入内容をそれぞれ対応する入力欄に表示する。図10Bに示す入力画面は、入力された購入内容への変更をサーバ10に指示するための変更ボタンと、変更処理を終了(中止)するためのキャンセルボタンとを有する。制御部21は、入力部24を介して変更ボタンが操作されたか否かに応じて、購入内容の変更処理の実行指示(変更指示)を受け付けたか否かを判断し(S31)、変更指示を受け付けていないと判断した場合(S31:NO)、ステップS30の処理を繰り返す。変更指示を受け付けたと判断した場合(S31:YES)、制御部21は、入力画面を介して入力された変更後の購入内容とユーザの会員IDとを対応付けてサーバ10へ送信し(S32)、サーバ10に購入内容の変更を指示する。
サーバ10の制御部11は、ユーザ端末20が送信した購入内容を取得し、取得した購入内容を会員情報DB12cに登録する(S33)。具体的には、制御部11は、ユーザ端末20から会員ID及び購入内容を取得し、取得した会員IDに対応付けて会員情報DB12cに記憶してある購入セットに、取得した購入内容を記憶する。ここでは、制御部11は、会員情報DB12cに記憶されている購入セットに対して、ユーザ端末20から新たに取得した購入内容を上書きで記憶させればよい。制御部11は、ユーザ端末20から取得した購入内容を会員情報DB12cに記憶した後、購入内容の登録終了をユーザ端末20に通知する(S34)。ユーザ端末20の制御部21は、サーバ10から登録終了を通知された場合、購入内容の登録(変更)終了を示す画面を表示部25に表示する(S35)。ここでも、制御部21は、購入内容の登録終了画面を表示する代わりに、図8Aに示す画面を表示部25に表示させることによって、登録画面の最初の画面に表示を戻してもよい。ステップS28において、制御部21は、図8Aに示す画面において購入内容に対する入力指示を受け付けていないと判断した場合(S28:NO)、ステップS29~S35の処理をスキップして処理を終了する。
上述した処理により、本実施形態の情報処理システム100では、ユーザ端末20を用いてユーザの属性情報、プロフィール情報、身体の状態に関する情報(生体情報)、運動に関する情報、睡眠に関する情報、ユーザが食べた食品の種類、量(摂取量)及び摂取タイミング等のユーザ情報が入力されてサーバ10に登録される。なお、ユーザ情報には、ユーザのベジタリアン度、食品に関する嗜好又は主義に関する情報(嗜好情報)、日常生活における思考傾向(意識していること)等が含まれる。また、ユーザ情報は、運動及び睡眠を含む日常生活における生活習慣(習慣となっている行動)に関する情報(行動情報)、日常生活における身体機能情報(痛み、痺れ、関節可動域、身体柔軟性、姿勢、筋力、バランス能力、移動機能、口腔機能)を含んでもよい。また、ユーザがサブスク食品を食べることによって発信された、体調及び気持ちの変化に関するコメント、日常生活におけるストレスに関するコメント、学習や仕事などの作業性に関するコメント、記憶や物忘れなどの認知に関するコメント、或いは他のユーザにお勧めしたいサブスク食品又はサブスク食品を使った料理のレシピ等に関する情報(共有情報)を含んでもよい。更に、上述した処理により、本実施形態の情報処理システム100では、ユーザ端末20を用いて、ユーザが購入したい商品の購入内容(注文内容)の変更が可能となる。また、サブスク食品に関してユーザが摂取した食品の摂取量及び摂取タイミングに関する情報に加えて、前述した入力情報(特に行動情報及び/又は生体情報)を組み合わせることで、ユーザへのより適切なアドバイス(現在又は将来の疾病リスクや後述する各種の基準に基づくスコアに応じたアドバイス等)の提供を実施することができる。また、サブスク食品が後述する任意の栄養成分を有効量以上含有する食品である場合、または栄養成分、及び有用成分を含有する食品である場合、当該栄養成分、若しくは有用成分、又は栄養成分及び有用成分の両方によって期待できる健康機能に基づいてアドバイスを行うことができるためより好ましい。
上述したようにサーバ10は、ユーザに関する各種の情報を逐次登録し、登録した情報に応じて、ユーザに適切なアドバイスを提供する。次に、情報処理システム100において、サーバ10が各ユーザのユーザ情報に応じたアドバイスを提供する際に各装置が行う処理について説明する。図11はアドバイスの提供処理手順の一例を示すフローチャート、図12A及び図12Bはユーザ端末20の画面例を示す模式図である。図11では左側にユーザ端末20が行う処理を、右側にサーバ10が行う処理をそれぞれ示す。以下の処理は、ユーザ端末20の記憶部22に記憶してある制御プログラム22P及びアドバイスアプリ22APに従って制御部21によって実行され、サーバ10の記憶部12に記憶してある制御プログラム12Pに従って制御部11によって実行される。以下の処理の一部を専用のハードウェア回路で実現してもよい。
情報処理システム100において、ユーザは、サーバ10からアドバイスの提供を受けたい場合、アドバイスアプリ22APをユーザ端末20に起動させ、アドバイスアプリ22APを介してサーバ10に対してアドバイスを要求する。なお、ユーザは、アドバイスアプリ22APをユーザ端末20に起動させることによってホーム画面(起動画面)をユーザ端末20に表示させ、ホーム画面を介してアドバイスの要求を行うことができる。ユーザ端末20の制御部21は、入力部24を介してユーザからアドバイスアプリ22APの起動指示を受け付けた場合、アドバイスアプリ22APを起動させてホーム画面を表示部25に表示する。その後、制御部21は、入力部24を介してアドバイスの要求指示を受け付けた場合、サーバ10に対してアドバイスの要求を行う。なお、制御部21は、アドバイスアプリ22APを起動させた時点で、ユーザからの要求指示を受け付けることなく、サーバ10に対してアドバイスの要求を行ってもよい。この場合、ユーザは、アドバイスアプリ22APを起動させる操作を行えばよく、アドバイスの要求指示に関する操作を行う必要がない。また制御部21は、アドバイスアプリ22APを起動させた後(即ち、アドバイスアプリ22APの動作中に)、定期的に又は予め設定された時刻が到来する都度、サーバ10に対してアドバイスの要求を行ってもよい。
ユーザ端末20の制御部21は、アドバイスアプリ22APを起動した場合、サーバ10にアドバイスを要求するタイミングが到来したか否かを判断する(S41)。例えば、制御部21は、ホーム画面を介してアドバイスの要求指示を受け付けた場合、アドバイスの要求タイミングが到来したと判断する。また制御部21は、アドバイスアプリ22APの起動処理を行った場合にアドバイスの要求タイミングが到来したと判断してもよく、所定時間が経過した場合、又は予め設定された時刻が到来した場合にアドバイスの要求タイミングが到来したと判断してもよい。制御部21は、アドバイスの要求タイミングが到来していないと判断した場合(S41:NO)、他の処理を行いつつ待機する。
制御部21は、アドバイスの要求タイミングが到来したと判断した場合(S41:YES)、サーバ10に対してアドバイスを要求する(S42)。具体的には、制御部21は、ユーザの会員IDとアドバイスを要求する要求信号とをサーバ10へ送信する。サーバ10の制御部11は、ユーザ端末20からアドバイスの要求を受け付けた場合、ユーザ端末20から受信した会員IDに対応付けて会員情報DB12cに記憶してあるユーザ情報を読み出す(S43)。そして制御部11(情報処理部)は、読み出したユーザ情報に対する適切なアドバイス情報を、アドバイスDB12dの記憶内容に基づいて生成する(S44)。制御部11は、会員情報DB12cに記憶してあるユーザ情報の少なくとも一部、及びアドバイスが要求された時間帯(時刻)等を考慮して、提供すべきアドバイス情報を生成する。例えば、制御部11は、会員情報DB12cから読み出したユーザの摂取履歴に基づいて、ユーザが摂取した栄養成分の摂取量と、推奨される目標摂取量とを比較し、比較結果(栄養成分に対する過不足状況)に対応付けてアドバイスDB12dに登録してあるアドバイス内容を読み出し、読み出したアドバイス内容を用いて、提供すべきアドバイス情報を生成してもよい。なお、栄養成分の目標摂取量は、外部の装置から取得して設定してもよく、ユーザが自ら設定してもよい。また、栄養成分の目標摂取量との比較は、例えば1日毎の摂取量を用いて行ってもよく、12時間毎、6時間毎、3時間毎、1時間毎等の所定時間における摂取量を用いて行ってもよい。このとき制御部11は、不足している栄養成分を、ユーザが購入したサブスク食品で補給できる場合、購入したサブスク食品を食べること及び食べるタイミング(摂取方法)、購入したサブスク食品を用いた料理のレシピ(調理方法)に関するアドバイス情報を生成してもよい。よって、所定時間における摂取量に基づく栄養成分の過不足状況に応じたアドバイス情報を生成することにより、ユーザが栄養成分の過不足状況を手軽に改善できるようなアドバイスの提供が可能となる。また、不足している栄養成分を補給できるサブスク食品がある場合、制御部11は、このサブスク食品の購入をお勧めするアドバイス情報を生成してもよい。この場合、サブスク食品の販売を促進することが期待できる。更に、サブスク食品以外の食材及び食品も含み、不足している栄養成分を補給できる食材、食品、料理のレシピに関するアドバイス情報を生成してもよい。
また制御部11は、ユーザの年齢、性別、出身地、思想信条等に対応付けてアドバイスDB12dに登録してあるアドバイス内容を用いてアドバイス情報を生成してもよく、ユーザのベジタリアン度、嗜好情報、思考傾向等に対応付けてアドバイスDB12dに登録してあるアドバイス内容を用いてアドバイス情報を生成してもよい。この場合、ユーザの属性、食材及び食品に関する嗜好、主義、考え方等を考慮したアドバイス情報を生成できる。また制御部11は、ユーザの生体情報が示す身体の状態、運動情報が示す運動量、睡眠情報が示す睡眠量等に対応付けてアドバイスDB12dに登録してあるアドバイス内容を用いてアドバイス情報を生成してもよい。この場合、ユーザの身体の状態、運動量、睡眠量等を考慮したアドバイス情報を生成できる。また、ユーザの摂取履歴、生体情報、運動情報、睡眠情報等のように時系列の情報を用いる場合、制御部11は、任意の時点又は任意の期間に亘る情報から特定されるユーザの身体の状態、運動量、睡眠量等に応じたアドバイス情報を生成してもよい。また制御部11は、ユーザのサブスク食品の摂取履歴に基づいて、継続してサブスク食品を消費しているユーザに対して、ユーザのサブスク食品の消費傾向に応じたアドバイス情報を生成することもできる。このように、制御部11は、ユーザ情報に基づいて、食事、運動、睡眠等のユーザの日常生活での行動(生活習慣)に関するアドバイス、ユーザの日常生活での心身(ストレス、作業性、身体機能)に関するアドバイス情報を生成する。この場合、ユーザがサブスク食品を食べることによって発信された、体調及び気持ちの変化に関するコメント、日常生活におけるストレスに関するコメント、学習や仕事などの作業性に関するコメント、記憶や物忘れなどの認知に関するコメント等に基づいてアドバイス情報を生成できる。
なお、本実施形態のサブスク食品は食材の可食部だけでなく非可食部も含めて製造された食品を含む。本開示における食材の「非可食部」とは、食材の通常飲食に適さない部分及び通常の食習慣では廃棄される部分を示し、具体的には例えば「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」(厚生労働省が定めている食品成分表)に記載されている廃棄部位である。また、本実施形態のサブスク食品に使用される食材は、ヒトの飲食に供される食品(「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」に掲載されている食品)であればどのようなものでもよいが、植物、即ち食用植物であることが好ましく、植物としては「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」に記載されている分類のうちの豆類、種実類、野菜類、穀類、果実類、イモ類、きのこ類、藻類等を用いることができる。なお、食材の「可食部」とは食材全体から廃棄部位(非可食部)を除いた部分を示す。食材の非可食部は、摂食性又は他の食材との相性が悪く、一般的に喫食に用いられずに廃棄されることが多い。しかし、本実施形態のサブスク食品に食材の非可食部を含有する場合、食材の廃棄量を削減することができる。よって、本実施形態のサブスク食品を食べることによって、食材(非可食部)の廃棄処理による地球環境への負荷を軽減することができ、地球環境の保護に寄与できる。従って、制御部11は、ユーザの摂取履歴に基づいて食事及び栄養成分に関するアドバイスだけでなく、地球環境の保護に対する貢献についてのアドバイス情報を生成してもよい。この場合にも、制御部11は、それぞれのサブスク食品及びサブスク食品の摂取量に対応付けてアドバイスDB12dに登録してあるアドバイス内容を用いて、地球環境の保護に対する貢献についてのアドバイス情報を生成することができる。更に、本実施形態のサブスク食品に食材の可食部及び非可食部を共に含有することが好ましく、同一種類の食材に由来する可食部及び非可食部を共に含有することが更に好ましく、同一種類かつ同一個体の食材に由来する可食部及び非可食部を共に含有することが最も好ましい。
上述したように、本実施形態では、ユーザ情報の少なくとも一部に応じて、ユーザに提供すべきアドバイス情報が生成される。なお、アドバイスDB12dの記憶内容に基づいて、複数のアドバイス情報が生成された場合、制御部11は、生成した全てのアドバイス情報を、提供すべきアドバイス情報としてもよく、ランダムに選択した1つのアドバイス情報を、提供すべきアドバイス情報としてもよい。また、アドバイスDB12dに記憶してある各アドバイスに対して優先度を設定しておくことにより、複数のアドバイス情報が生成された場合に、優先度の高いアドバイス情報を、提供すべきアドバイス情報としてもよい。
なお、本実施形態のサブスク食品は、任意の栄養成分の含有量が有効量以上(例えば食品表示法における栄養強調表示が可能な基準値以上)であることが好ましい。また、サブスク食品は一種、又は二種以上の有用成分を含有することが好ましい。上記において有用成分とは、例えば食品表示基準(平成27年内閣府令第10号)の別表第9に定められている栄養成分以外の成分で、健康、運動機能、美容等の維持や改善に有用であって、具体的には、ポリフェノール、カロテノイド、クロロフィル、ビタミンU等が挙げられる。栄養成分の含有量に関して、具体的には、補給ができる旨の表示、適切な摂取ができる旨の表示、添加していない旨の表示、絶対表示(高い旨、含む旨)、絶対表示(含まない旨、低い旨)、相対表示(強化された旨、低減された旨)、無添加強調表示(糖類、ナトリウム塩等)ができる程度の量であることが好ましい。更に具体的には、サブスク食品中における食物繊維含有量(特に不溶性食物繊維含有量)が3質量%以上、より好ましくは4質量%以上、より好ましくは5質量%以上、より好ましくは6質量%以上、より好ましくは7質量%以上、より好ましくは8質量%以上、更に好ましくは9質量%以上であることが好ましく、1サービングサイズ(サブスク食品を通常1回分として食べる量に該当し、例えば食べきりサイズの製品であれば1個が該当する)当たりに含有される食物繊維量(特に不溶性食物繊維量)が1g以上、より好ましくは2g以上、より好ましくは3g以上であることが好ましい。このような栄養成分を含有するサブスク食品であることで、特定期間内におけるユーザの当該食品に含有される栄養成分摂取量を消費日時と共にユーザから収集することができ、従来知ることができなかった当該栄養成分の効果的な摂取タイミング、摂取方法を知ることができ、ひいてはユーザに従来よりも効果的な栄養成分の摂取タイミング及び摂取方法を提案できるため好ましい。また、本実施形態のサブスク食品は、上記栄養成分又は有効成分を含有する有用食材であることが好ましく、更には食物繊維(特に食物繊維局在部位に由来することが好ましく、食材の非可食部に由来することが更に好ましい)を含有する食材を用いて製造されている食品(食物繊維含有食品)であることが好ましく、不溶性の食物繊維(特に不溶性食物繊維局在部位に由来することが好ましく、食材の非可食部に由来することが更に好ましい)を含有する食材を用いて製造されている食品(不溶性食物繊維含有食品)であることが更に好ましい。不溶性食物繊維局在部位とは、食材全体において不溶性食物繊維が局在する部位であり、具体的には、可食部における不溶性食物繊維含有割合よりも高い不溶性食物繊維含有割合を有する部位を意味する。本開示における不溶性食物繊維局在部位とは、食材全体において不溶性食物繊維が局在する部位、具体的には、食材における可食部よりも高い不溶性食物繊維含有割合を有する部位を表し、乾燥状態において、より好ましくは可食部の1.1倍以上、更に好ましくは1.2倍以上、更に好ましくは1.3倍以上、更に好ましくは1.4倍以上、更に好ましくは1.5倍以上、更に好ましくは1.6倍以上、更に好ましくは1.7倍以上、更に好ましくは1.8倍以上、更に好ましくは1.9倍以上、最も好ましくは2.0倍以上の不溶性食物繊維含有割合を有する部位を表す。また、不溶性食物繊維局在部位(特に非可食部)における不溶性食物繊維含有割合が、乾燥質量換算で10質量%超、更に好ましくは11質量%超、更に好ましくは12質量%超、更に好ましくは13質量%超、更に好ましくは14質量%超、更に好ましくは15質量%超、更に好ましくは16質量%超、更に好ましくは17質量%超、更に好ましくは18質量%超、更に好ましくは19質量%超、更に好ましくは20質量%超であることが好ましい。また、食物繊維局在部位についても上記と同様である。なお、本開示における「乾燥質量換算」とは、水分が0質量%における質量換算値を指す。なお、試料中の水分量の測定は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)に準じて測定することができる。本開示における食物繊維局在部位又は不溶性食物繊維局在部位は、前述する食材の「可食部」の一部(例えば野菜類、穀類、豆類又は果実類の種皮部分、特には豆類の種皮部分)であっても「非可食部」であってもよいが、不溶性食物繊維局在部位が「非可食部」であることが好ましい。また、本開示のサブスクリプション方式で購入する食品全体の合計質量に対する、食物繊維局在部位又は不溶性食物繊維局在部位(特に非可食部)の含有量は、1質量%以上であることが好ましく、より好ましくは3質量%以上、更には5質量%以上であることが好ましい。一方、上限は通常限定されないが、好ましくは70質量%以下、より好ましくは60質量%以下、更には50質量%以下としてもよい。また、本開示のサブスクリプション方式で購入する食品全体の合計質量に対する、食物繊維局在部位又は不溶性食物繊維局在部位(特に非可食部)を含む食材全体の含有量は、3質量%以上であることが好ましく、より好ましくは5質量%以上、更には9質量%以上であることが好ましい。一方、上限は通常限定されないが、好ましくは70質量%以下、より好ましくは60質量%以下、更には50質量%以下としてもよい。一般的に食材の非可食部は食物繊維又は不溶性の食物繊維を多く含んでいるので、本実施形態のサブスク食品のように食材の可食部だけでなく非可食部も含めて食品を製造することにより、食材の栄養成分を無駄なく摂取することが可能な食品を提供できるためより好ましい。よって、本実施形態のサブスク食品は、食物繊維等の栄養成分を効率よく摂取することができると共に、廃棄量を削減できる食品である。
サーバ10の制御部11は、機械学習又は深層学習によって学習させた学習済みモデルを用いて、各ユーザのユーザ情報に応じたアドバイス情報を生成してもよい。この場合、例えば会員情報DB12cに記憶してあるユーザ情報の少なくとも一部、及びアドバイスが要求された時間帯(時刻)等を入力とし、入力された情報に基づいて最適なアドバイス情報を演算し、演算した結果(アドバイス情報)を出力するように学習された学習済みモデルを使用することができる。このような学習済みモデルは例えばCNN(Convolution Neural Network)、RNN(Recurrent Neural Network)、LSTM(Long Short-Term Memory)等で構築することができる。
図13は学習モデルの構成例を示す模式図である。図13に示す学習モデルは、ユーザ情報のうちのサブスク食品の摂取情報(具体的には、野菜スティック及び野菜ペーストの消費量)及び生体情報を入力とし、サブスク食品の摂取情報及び生体情報が入力された場合に、提供すべきアドバイスを特定するように学習した学習モデルである。図13に示す学習モデルは、入力層、中間層及び出力層から構成されており、入力層は3個の入力ノードを有し、それぞれの入力ノードには、サブスク食品の摂取情報として野菜スティックの消費量及び野菜ペーストの消費量とユーザの生体情報とが入力される。なお、図13では1つの入力ノードに生体情報が入力される構成を例示しているが、体脂肪率、血圧等の複数種類の生体情報が入力されるように構成した場合、それぞれの生体情報が入力される入力ノードが設けられる。また、入力ノードに入力される各情報(各数値)は、1日分の情報であってもよく、1週間等の所定期間に亘る時系列の情報であってもよい。例えば1週間に亘るサブスク食品の摂取履歴、1週間の体脂肪率の変化等を入力するように構成してもよく、この場合、所定期間における各種の履歴及び変化を考慮したアドバイスを特定できる。
入力ノードに入力された各データは中間層に入力される。中間層は複数(図13では3層)の全結合層を有し、各層のノードは、各層間の重み付け係数や関数を用いて、入力されたデータに基づく出力値を算出し、算出した出力値を後の層のノードに入力する。中間層は、各層のノードの出力値を順次後の層のノードに入力することにより、最終的に出力層の各出力ノードにそれぞれの出力値を与える。出力層は複数の出力ノードを有し、それぞれの出力ノードは、アドバイスDB12dに記憶してあるアドバイスのそれぞれに対する判別確率を出力する。例えば第1の出力ノードはアドバイスDB12dに記憶してあるアドバイスIDがA001のアドバイスに対する判別確率を出力し、第2の出力ノードはアドバイスIDがA002のアドバイスに対する判別確率を出力する。それぞれの出力ノードが出力する判別確率は、それぞれの出力ノードに対応付けられたアドバイスIDのアドバイスが、入力層に入力されたデータに対して適切である可能性を示す。出力層の各出力ノードの出力値は例えば0~1.0の値であり、全ての出力ノードから出力される判別確率の合計が1.0となる。入力層の入力ノードの数、中間層の層数、出力層の出力ノードの数は図13に示す例に限定されない。学習モデルは、図13に示すように中間層が多層に構成されたニューラルネットワーク(深層学習)に限定されず、種々の機械学習のアルゴリズムによって構築された学習モデルを用いてもよい。
なお、ユーザの年齢、性別、出身地、思想信条等のユーザ情報に応じたアドバイス情報を生成する場合、ユーザの年齢、性別、出身地、思想信条の情報を入力とし、これらの情報が入力された場合に、提供すべきアドバイスを特定するように学習した学習モデルを用いればよい。また、ユーザのベジタリアン度、嗜好情報、思考傾向等のユーザ情報に応じたアドバイス情報を生成する場合、ユーザのベジタリアン度、嗜好情報、思考傾向の情報を入力とし、これらの情報が入力された場合に、提供すべきアドバイスを特定するように学習した学習モデルを用いればよい。更に、ユーザの運動情報、睡眠情報等のユーザ情報に応じたアドバイス情報を生成する場合、ユーザの運動情報、睡眠情報の情報を入力とし、これらの情報が入力された場合に、提供すべきアドバイスを特定するように学習した学習モデルを用いればよい。このように、アドバイス情報を特定する際に考慮すべきユーザ情報を入力とし、入力されたユーザ情報に適したアドバイス内容を特定するように学習させることにより、任意のユーザ情報に対して最適なアドバイスを特定することができる。このような学習モデルを用いてアドバイスを特定することにより、ユーザの身体の状態(体調)等を考慮したアドバイスを生成できる。また、学習モデルを用いる場合、アドバイスを提供するタイミング毎に異なる学習モデルを用いてもよい。例えば、季節毎に異なる学習モデル、時間帯毎に異なる学習モデル等を用いてユーザ情報に応じたアドバイスを特定してもよい。この場合、アドバイスを提供するタイミング(季節、時間帯等)も考慮した最適なアドバイスを生成できる。
上述したような学習モデルは、入力すべきユーザ情報と、このユーザ情報に対応するアドバイスのアドバイスIDとを1セットとする教師データを用いて学習する。図13に示す学習モデルでは、サブスク食品の摂取情報及びユーザの生体情報と、この摂取情報及び生体情報に対応するアドバイスIDとを1セットとする教師データを用いて学習を行う。教師データに用いるアドバイスは、対応するユーザ情報に対して医師等の専門家が勧めるアドバイス、ユーザ情報に係るユーザが効果を得られたと感じたアドバイス等とすることができる。学習モデルは、教師データに含まれるユーザ情報(入力すべき情報)が入力ノードのそれぞれに入力された場合に、教師データに含まれるアドバイスIDに対応する出力ノードから1.0の出力値が出力され、他の出力ノードから0.0の出力値が出力されるように学習する。なお、学習モデルは、中間層における各層のノードを結合する重み付け係数及び関数を最適化するように学習する。学習モデルの学習処理は、サーバ10で行ってもよく、他の装置で行ってもよい。
制御部11(出力部)は、ユーザ情報に応じたアドバイス情報を生成した場合、図12Aに示すようにアドバイス情報を表示したアドバイス画面をユーザ端末20へ送信(出力)する(S45)。ユーザ端末20の制御部21は、サーバ10からアドバイス画面を受信(取得)した場合、受信したアドバイス画面を表示部25に表示する(S46)。図12Aに示すアドバイス画面は、食事に関するアドバイスメッセージを表示しており、図12Aに示すアドバイスメッセージは、例えばユーザの食事内容(摂取情報)に基づいて生成された内容である。なお、図12Aに示すアドバイスメッセージは、ユーザの食事内容に加えて、ユーザの血糖値の情報(生体情報)も考慮して生成されてもよい。アドバイス画面は、表示されたアドバイス情報の保存を指示するための保存ボタンと、保存せずに表示の終了を指示するためのキャンセルボタンとを有する。制御部21は、アドバイス画面において、入力部24を介して保存ボタンが操作された場合、表示されていたアドバイス情報を、例えばこの時点の日時情報に対応付けて記憶部22に記憶する。これにより、ユーザ端末20は、サーバ10から提供されたアドバイスを、提供された日時に対応付けて蓄積することができる。
上述した処理により、本実施形態の情報処理システム100では、サーバ10は、会員情報DB12cに登録してあるユーザ情報に基づいて、ユーザに提供すべき適切なアドバイスを生成して提供することができる。なお、サーバ10が提供するアドバイスは、会員情報DB12cに登録してあるユーザ情報の少なくとも一部に基づいて生成された内容であり、またアドバイスの提供タイミング(時刻又は時間帯)に応じて異なる内容であってもよい。これにより、サーバ10は、ユーザの属性情報、プロフィール情報、身体の情報、運動の情報、睡眠の情報、食べたサブスク食品の情報等のユーザに関する情報に基づいて、食事、運動及び睡眠を含むユーザの行動における生活習慣に関する各種のアドバイス、ユーザの日常生活での心身(ストレス、作業性、身体機能)に関する各種のアドバイス、地球環境の保護に対する貢献に関するアドバイスを提供できる。なお、アドバイスの内容に応じて、アドバイスの提供条件を適切に設定しておくことにより、ユーザに関する各種の情報に応じてユーザに提供すべき適切なアドバイスを生成することができる。本実施形態の情報処理システム100において、ユーザ端末20が、ユーザ情報に応じたアドバイス情報を生成するように構成することもできる。例えば、ユーザ端末20がユーザ情報及びアドバイスDB12dを記憶部22に記憶する場合、制御部21がユーザ情報に応じたアドバイス内容をアドバイスDB12dの記憶内容に基づいて特定できる。また、ユーザ端末20がユーザ情報及びアドバイスDB12dに加えて学習モデルを記憶部22に記憶している場合にも、制御部21は、ユーザ情報に応じたアドバイス内容を学習モデルを用いて特定できる。
本実施形態の情報処理システム100において、サーバ10は、ユーザ端末20からのアドバイス要求に応じて、ユーザに提供すべきアドバイスを生成して提供する構成に限定されない。例えば、サーバ10は、定期的に又は予め設定された時刻が到来した場合に、ユーザに提供すべきアドバイスを生成して提供してもよい。このような構成の場合、例えばサーバ10の制御部11は、所定時間が経過した場合、又は設定時刻が到来した場合に、会員情報DB12cに登録してある各ユーザのユーザ情報に基づいて、各ユーザに提供すべきアドバイス情報を生成し、各ユーザの会員IDに対応付けてアドバイス情報を記憶部12に記憶しておく。なお、制御部11は、会員ID及びアドバイス情報に加えて、アドバイス情報を生成した日時も記憶部12に記憶しておいてもよい。一方、ユーザ端末20は、アドバイスアプリ22APを起動した際にサーバ10にアクセスしてアドバイス情報を取得し、取得したアドバイス情報をホーム画面(起動画面)に表示するように構成されていてもよい。図12Bはアドバイス情報を表示したホーム画面の例を示しており、ホーム画面にアドバイス情報を表示した場合には、ユーザはアドバイスアプリ22APをユーザ端末20に起動させるだけで、ホーム画面においてアドバイスを確認することができる。なお、サーバ10は、各ユーザに提供すべきアドバイス情報を生成した場合、記憶部12に記憶する代わりに、生成したアドバイス情報をユーザ端末20へプッシュ通知してもよい。この場合、ユーザ端末20は、新しいアドバイス情報を受信したことを表示部25に表示できるので、新しいアドバイス情報があることをユーザに通知できる。
図12Bに示すホーム画面には、ユーザの摂取情報に基づく食物繊維、タンパク質及び脂質に関する摂取状況と、運動情報に基づく歩数に関する運動状況とが表示されている。これらの情報は、ユーザ端末20がサーバ10からアドバイス情報を取得する際にサーバ10から取得した情報であってもよく、前回アドバイスアプリ22APを終了した時点で記憶部22に記憶した情報であってもよい。なお、摂取状況及び運動状況における目標値はユーザによって設定された目標値であってよく、属性情報毎に推奨されている目標値であってもよい。このようにホーム画面は、アドバイスだけでなく、ユーザの食事、運動及び睡眠等の日常生活における情報を表示させることにより、ユーザの現在状況を通知してもよい。またホーム画面には、他の栄養成分の摂取状況、他の運動の実行状況、睡眠状況等ユーザの状況を示す情報の表示を指示するための「詳しくみる」ボタンが表示されている。図示は省略するが、ホーム画面において「詳しくみる」ボタンが操作された場合、制御部21は、他の栄養成分の摂取状況、他の運動の実行状況、睡眠状況等を表示する。この場合も、表示される各情報は、ユーザ端末20がサーバ10から取得した情報であってもよく、前回アドバイスアプリ22APを終了した時点で記憶部22に記憶した情報であってもよい。更にホーム画面は、それぞれの栄養成分の摂取状況、それぞれの運動の実行状況、睡眠状況等に関する詳細情報の表示指示を受け付けるように構成されている。例えば食物繊維の摂取状況に関する詳細情報の表示指示を受け付けた場合、制御部21は、食物繊維に関する摂取情報をサーバ10から取得し、取得した摂取情報に基づいて、例えば1日毎の食物繊維の摂取量の推移を示すグラフを生成して表示する。また、歩数の運動状況に関する詳細情報の表示指示を受け付けた場合、制御部21は、歩数に関する運動情報をサーバ10から取得し、取得した運動情報に基づいて、例えば1日毎又は1週間毎の歩数の推移を示すグラフを生成して表示する。更に、睡眠時間に関する詳細情報の表示指示を受け付けた場合、制御部21は、睡眠時間に関する睡眠情報をサーバ10から取得し、取得した睡眠情報に基づいて、例えば1日毎の睡眠時間の推移を示すグラフを生成して表示する。なお、サーバ10は、ユーザ端末20から詳細情報を要求された場合、要求された栄養成分、運動情報、睡眠情報を会員情報DB12cから読み出してユーザ端末20へ送信する。またサーバ10は、例えば直近の1週間又は1ヶ月等の所定期間における栄養成分の摂取情報、運動情報、睡眠情報をユーザ端末20へ送信してもよい。
またホーム画面は、ユーザの生体情報に関する詳細情報を表示するように構成されていてもよい。例えばユーザの血圧に関する詳細情報の表示指示を受け付けた場合、制御部21は、血圧に関する生体情報をサーバ10から取得し、取得した生体情報に基づいて、例えば1日毎の血圧の推移を表示する。またユーザの体重に関する詳細情報の表示指示を受け付けた場合、制御部21は、体重に関する生体情報をサーバ10から取得し、取得した生体情報に基づいて、例えば1日毎の体重の推移を示すグラフを生成して表示する。このように生体情報の推移を表示することにより、ユーザは自身の身体の状態の変化を把握できる。なお、図12Aに示すアドバイス画面においても、図12Bに示すホーム画面と同様に、ユーザの摂取情報、運動情報又は睡眠情報が表示されるように構成してもよい。この場合にも、図12Aに示すアドバイス画面を介して、それぞれの栄養成分の摂取状況、それぞれの運動の実行状況、睡眠状況等に関する詳細情報が表示されるように構成してもよい。
本実施形態の情報処理システム100において、ユーザ端末20は、サーバ10から取得したアドバイス内容に対して、ユーザによる評価を受け付けるように構成されてもよい。このような構成によれば、ユーザの評価をアドバイス内容にフィードバックさせることができ、評価の低いアドバイス内容を更新することにより、ユーザにとって有効なアドバイスを用意することができる。例えば図12A又は図12Bに示す画面において、表示されたアドバイスが役に立ったことを入力する評価ボタン(いいねボタン)を設け、評価ボタンによる評価内容に応じて、内容を更新すべきアドバイスを選別するようにしてもよい。またアドバイスに対する評価を例えば5段階評価で受け付け、評価の低いアドバイスの内容を更新するようにしてもよい。なお、アドバイスに対してユーザが行った評価の内容は、サーバ10へ送信されて会員情報DB12cに記憶されてもよい。
本実施形態の情報処理システム100において、ユーザ端末20のユーザに提供されるアドバイスはサーバ10で生成される構成に限定されず、例えばユーザ端末20が生成して表示部25に表示してもよい。この場合、ユーザ端末20は、入力部24を介して入力された各種のユーザ情報及びアドバイスDB12dを記憶部22に記憶しておき、制御部21(情報処理部)がアドバイスDB12dの記憶内容に基づいて、記憶部22に記憶してあるユーザ情報の少なくとも一部に応じたアドバイス情報を生成するように構成することができる。
(実施形態2)
サブスク食品だけでなく、サブスク食品以外の食品(以下では一般食品と呼ぶ)も摂取対象(消費対象)とし、サーバ10に登録される各ユーザの摂取履歴に一般食品の摂取情報も含まれる情報処理システムについて説明する。本実施形態の情報処理システムは、実施形態1の情報処理システム100と同様の装置にて実現可能であるので、構成についての説明は省略する。なお、本実施形態のサーバ10において会員情報DB12cに記憶される摂取履歴は、ユーザが食べたサブスク食品の情報及び食べた日時(摂取日時)だけでなく、ユーザが食べた一般食品の情報及び食べた日時が含まれる。なお、摂取履歴は、ユーザが食べたサブスク食品及び一般食品の情報の代わりに、ユーザがサブスク食品及び一般食品を食べたことによって摂取されたエネルギー及び栄養成分の情報を記憶してもよい。
本実施形態の情報処理システム100では、ユーザ端末20は、入力部24からの入力によって、ユーザが食べた食品の摂取情報を受け付ける処理だけでなく、ユーザが食べた食品をカメラ27で撮影することによって摂取情報を受け付ける処理を行う。またサーバ10は、ユーザ端末20から、ユーザが食べた食品の撮影画像を取得した場合、撮影画像を解析してユーザが食べた食品の情報、又はユーザが食べた食品によって摂取した栄養成分の情報を特定する処理を行う。なお、撮影画像からユーザが食べた食品の情報、又は摂取した栄養成分の情報を特定する処理は、サーバ10が行う構成のほかに、ユーザ端末20が行う構成でもよい。この場合、ユーザ端末20は、カメラ27で撮影した画像を解析することにより、ユーザが食べた食品の情報、又は摂取した栄養成分の情報を特定し、特定した摂取情報をサーバ10へ送信する。
図14は、実施形態2におけるユーザ情報の登録処理手順の一例を示すフローチャート、図15A及び図15Bはユーザ端末20の画面例を示す模式図である。図14に示す処理は、図6及び図7に示す処理において、ステップS22,S23の間にステップS51~S53を追加し、ステップS25の前にステップS54~S55を追加したものである。図6及び図7と同じステップについては説明を省略する。また、図14では、図6中の各ステップ及び図7中のステップS28~S35の図示を省略している。
本実施形態の情報処理システム100において、ユーザ端末20及びサーバ10は、図6及び図7中のステップS11~S22と同様の処理を行う。これにより、ユーザ端末20は、図8B~図9Bの入力画面を介して入力されたユーザの情報(プロフィール情報、身体の情報、運動の情報及び睡眠の情報)を受け付けた場合に、受け付けた情報をサーバ10へ送信し、サーバ10は、ユーザ端末20から受信したユーザ情報を会員情報DB12cに登録する。
本実施形態のユーザ端末20は、ステップS21で、図15Aに示すような食事の情報の入力画面を表示部25に表示する。図15Aに示す食事の情報の入力画面は、図10Aに示す入力画面と同様の構成を有し、更にユーザが食べた食事及び食品をカメラ27で撮影するための写真撮影ボタンを有する。なお、図15Aに示す入力画面は、ユーザが食べた食事の内容、又は食べた食事によって摂取した栄養成分の内容を、例えばテキストデータで入力するための入力欄を有していてもよい。この場合、制御部21は、入力欄を介して、ユーザが食べた食事の内容、又は摂取した栄養成分の内容を受け付けることができる。
ユーザは、図15Aに示す入力画面において、自身が食べたサブスク食品、食べた日及び時間帯の各情報をそれぞれの入力欄に入力する。これにより、ユーザ端末20の制御部21は、ユーザが入力したサブスク食品の摂取情報(食事の情報)を受け付ける(S22)。なお、制御部21は、受け付けた各情報をそれぞれ対応する入力欄に表示する。またユーザは、自身が食べたサブスク食品及び一般食品(食事)をカメラ27で撮影したい場合、入力部24を介して写真撮影ボタンを選択操作する。制御部21は、入力部24を介して写真撮影ボタンが操作されたか否かに応じて、ユーザが食べた食事のカメラ27による撮影の実行指示(撮影指示)を受け付けたか否かを判断する(S51)。撮影指示を受け付けていないと判断した場合(S51:NO)、制御部21は、ステップS23の処理に移行する。撮影指示を受け付けたと判断した場合(S51:YES)、制御部21は、カメラ27を起動し(S52)、入力部24を介した撮影指示に応じて撮影を行って撮影画像を取得する(S53)。制御部21は、食事の撮影画像を取得した場合、例えば図15Bに示すように撮影画像を食事の情報の入力画面に表示する。図15Bに示す入力画面には、食事の撮影をやり直すための「撮り直す」ボタンが表示されている。「撮り直す」ボタンが操作された場合、制御部21は、再度カメラ27を起動し、入力部24を介した撮影指示に応じて再度撮影画像を取得し、取得した撮影画像を食事の情報の入力画面に表示する。なお、ユーザは、自身が食べた一般食品だけでなくサブスク食品についても、入力欄を介して摂取情報を入力する代わりにカメラ27で撮影してもよい。従って、制御部21は、ユーザが食べた一般食品だけでなく、ユーザが食べたサブスク食品についても撮影画像を取得することによって、サブスク食品の摂取情報を受け付けてもよい。図15Bに示す入力画面において登録ボタンが操作された場合、即ち、制御部21が登録指示を受け付けた場合(S23:YES)、制御部21は、入力画面を介して入力された食事の情報(入力欄を介して入力された摂取情報及び撮影画像)とユーザの会員IDとを対応付けてサーバ10へ送信する(S24)。
本実施形態のサーバ10の制御部11は、ユーザ端末20から食事の情報を取得した場合、撮影画像が含まれるか否かを判断する(S54)。撮影画像が含まれると判断した場合(S54:YES)、制御部11は、撮影画像を解析してユーザが食べた食事の内容を特定する(S55)。制御部11は、例えばテンプレートマッチングによって撮影画像中に写っている食品、食材、料理の種類を特定する。この場合、食品、食材及び料理を撮影した撮影画像から抽出された画像特徴量を示すテンプレートを予め記憶部12に記憶しておき、制御部11は、撮影画像からテンプレートに一致する領域を検知した場合、検知した領域が、テンプレートに対応する食品、食材又は料理の領域であると特定する。制御部11は、撮影画像に含まれる全ての食品、食材及び料理を特定する。なお、制御部11は、撮影画像に含まれる食品、食材及び料理を特定する代わりに、撮影画像に含まれる食品、食材及び料理を食べることによって摂取される栄養成分の種類及び摂取量を特定する構成でもよい。また制御部11は、機械学習又は深層学習によって各種の食品、食材、料理等について予め学習させた学習済みモデルを用いて、撮影画像中の食品、食材及び料理の種類を特定してもよい。この場合、撮影画像を入力とし、入力された撮影画像中の食品、食材又は料理の種類及び量を出力するように学習された学習モデルを用いればよい。なお、学習モデルは、撮影画像が入力された場合に、撮影画像に写っている食品、食材、料理を食べることによって摂取される栄養成分の種類及び摂取量を出力するように学習されたモデルであってもよい。このような学習済みモデルは例えばCNNで構築することができる。
制御部11は、ユーザ端末20から取得した食事の情報に撮影画像が含まれないと判断した場合(S54:NO)、ステップS55の処理をスキップする。その後、制御部11は、ユーザ端末20から取得した食事の情報と、撮影画像から特定した食事の情報とを会員情報DB12cに登録する(S25)。これにより、ユーザ端末20で入力画面中の入力欄を介して入力された摂取情報だけでなく、ユーザ端末20のカメラ27で撮影された食事の内容(摂取情報)が会員情報DB12cに登録される。その後、サーバ10の制御部11及びユーザ端末20の制御部21は、ステップS26以降の処理を実行する。
上述した処理により、ユーザ端末20は、ユーザが食べた食事を撮影した画像をサーバ10へ送信し、サーバ10は、ユーザ端末20から受信した撮影画像に写っている食事(食品、食材、料理)の内容を取得することができる。よって、本実施形態においても、ユーザ端末20を用いてユーザの属性情報、プロフィール情報、ユーザの身体の状態に関する情報(生体情報)、運動に関する情報、睡眠に関する情報、ユーザが食べた食品の種類、摂取量及び摂取タイミング等の情報(ユーザ情報)が入力されてサーバ10に登録できる。また、ユーザが食べる直前に食事を撮影する場合、撮影日時を食事の摂取日時とすることができるので、撮影日時から食事の摂取タイミング(摂取日時)を自動で取得することができる。なお、本実施形態では、サブスク食品だけでなく一般食品についても、ユーザが食べた食品及び食材の種類、摂取量及び摂取タイミングを登録できる。
本実施形態のユーザ端末20及びサーバ10は、図11に示す処理と同様の処理を行うことができる。よって、ユーザ端末20及びサーバ10が同様の処理を行うことにより、サーバ10に登録されたユーザ情報に応じたアドバイス情報がユーザ端末20に提供される。
本実施形態では、上述した実施形態1と同様の効果が得られる。また本実施形態では、ユーザ端末20において、ユーザは入力部24を介して、自身が食べた食事(サブスク食品及び一般食品)の情報を入力するだけでなく、カメラ27で撮影することによって、自身が食べた食事の情報を入力することができる。また本実施形態では、ユーザが食べたサブスク食品だけでなく一般食品の摂取情報に応じたアドバイスの提供が可能となる。本実施形態の情報処理システム100においても、上述した実施形態1で適宜説明した変形例の適用が可能である。
(実施形態3)
ユーザに関する各種の情報(ユーザ情報)を用いて、各種の基準に基づくスコアを算出してユーザに提供する情報処理システムについて説明する。本実施形態の情報処理システムは、実施形態1の情報処理システム100と同様の装置にて実現可能であるので、構成についての説明は省略する。なお、本実施形態のサーバ10の記憶部12は、図3A~図5に示すDB12a~12dに加えてスコア算出ルールDB12eを記憶する。
図16はスコア算出ルールDB12eの構成例を示す模式図である。スコア算出ルールDB12eは、ユーザの食事の状況、運動の状況、身体の状態、睡眠の状況等を含むユーザ情報に基づいて、ユーザを評価するスコアを算出する際のルールを記憶する。図16に示すスコア算出ルールDB12eは、ルールID列、項目列、指標列、加点基準列、配点列、1日の最大得点列等を含み、ルールIDに対応付けて、スコアを算出する際のルールに関する情報を記憶する。ルールID列は、ルールのそれぞれに割り当てられた識別情報(ルールID)を記憶する。項目列は、ルールの項目を記憶し、例えば食事に関するルールの場合は「食事」が記憶され、運動に関するルールの場合は「運動」が記憶され、身体の状態に関するルールの場合は「身体」が記憶される。また本実施形態のサブスク食品に対するユーザの支持度又は共感度に関するルールの場合、項目列に「支持度」が記憶される。なお、本実施形態のサブスク食品は、植物性の食材を使用し、食材の可食部だけでなく非可食部も使用して製造されていることが好ましい。この場合、植物性の食材を好む、地球環境の保護に貢献したい、エコ意識が高い等のユーザの嗜好情報、思考傾向、ベジタリアン度等に基づいて、本実施形態のサブスク食品に対するユーザの支持度をスコアで表すことができる。指標列は、各項目についてスコアを算出する際に加点対象とする指標を記憶し、加点基準列は、各指標についてスコアを算出する際の加点基準を記憶し、配点列は、加点基準に示された基準値を満たすか否かに応じて加点される得点を記憶する。なお、図16に示す配点列は、基準値を満たす(基準値以上である)場合の得点、基準値を満たさない(基準値未満である)場合の得点、ユーザによる入力がない場合(記録なし)の得点をそれぞれ記憶する。図16に示す例では、例えば1回の食事で摂取した食物繊維の摂取量が、ユーザの属性に応じた基準値以上であった場合に1.0点が加点され、基準値未満であった場合に0.5点が加点され、食事に関する情報が入力(登録)されていない場合(即ち、記録なしの場合)に加点なしとするルールが記憶されている。なお、ユーザの属性に応じた基準値は、スコア算出ルールDB12eに記憶されていてもよく、記憶部12の所定領域に記憶されていてもよい。1日の最大得点列は、各項目について1日に加点可能な点数を記憶する。なお、最大得点は1日当たりに加点可能な点数のほかに、1週間当たりに加点可能な点数であってもよく、12時間又は6時間等の所定時間当たりに加点可能な点数であってもよい。スコア算出ルールDB12eに記憶されるルールIDは、新たなルールが登録される際に、制御部11によって発行されて記憶される。スコア算出ルールDB12eに記憶される他の情報は、制御部11が例えば通信部13又は入力部14を介して新たなルールの各情報を取得した場合に、制御部11によって記憶される。スコア算出ルールDB12eの記憶内容は図16に示す例に限定されず、スコアを算出する際に参照するルールに関する各種の情報を記憶することができる。
本実施形態の情報処理システム100では、ユーザ端末20及びサーバ10は、図6及び図7に示す処理と同様のユーザ情報の登録処理を行う。これにより、ユーザ端末20は、ユーザの属性情報、プロフィール情報、生体情報、運動情報、睡眠情報、摂取情報(食事の情報)等のユーザ情報を受け付けることができ、サーバ10は、ユーザ端末20を介して入力されたユーザ情報を会員情報DB12cに登録することができる。
図17は、実施形態3におけるアドバイスの提供処理手順の一例を示すフローチャート、図18はユーザ端末20の画面例を示す模式図である。図17に示す処理は、図11に示す処理において、ステップS43,S44の間にステップS61を追加したものである。図11と同じステップについては説明を省略する。本実施形態の情報処理システム100において、ユーザ端末20及びサーバ10は、図11中のステップS41~S43と同様の処理を行う。これにより、サーバ10は、ユーザ端末20からアドバイスの要求を受け付けた場合に、ユーザ端末20から受信した会員IDに対応付けて会員情報DB12cに記憶してあるユーザ情報を読み出すことができる。
そして、サーバ10の制御部11は、読み出したユーザ情報に応じたスコアを、スコア算出ルールDB12eの記憶内容に基づいて算出する(S61)。具体的には、制御部11は、ユーザ情報から、スコア算出ルールDB12eに基づいてスコアの算出に用いる指標に関する情報を抽出し、指標に関する情報に応じた加点を行うことによりスコアを算出する。例えば制御部11は、ユーザ情報から食物繊維に関する摂取情報を抽出し、食物繊維の摂取情報と、食物繊維に関する加点基準及び配点とに基づいて、加点すべき点数を特定する。これによりユーザが食べた食事の内容、又は食事によって摂取された栄養成分の内容に基づくスコアが算出される。また制御部11は、ユーザ情報から歩数に関する運動情報を抽出し、抽出した歩数と、歩数に関する加点基準及び配点とに基づいて、加点すべき点数を特定する。これによりユーザの運動の内容に基づくスコアが算出される。また制御部11は、ユーザ情報から生体情報を抽出し、抽出した生体情報について加点基準を満たすか否かに応じて、加点すべき点数を特定する。これによりユーザの身体の状態(生体情報)に応じたスコアが算出される。制御部11は、スコア算出ルールDB12eに記憶してある各指標について、加点すべき点数を特定し、合計点数を算出することにより、ユーザのスコアを算出する。即ち、制御部11は、ユーザの食事に関する情報に基づくスコア、運動及び睡眠等の日常生活における行動に関する情報に基づくスコア、身体の状態に関する情報に基づくスコア等を算出する。
なお、本実施形態のサブスク食品は、不溶性食物繊維を多く含む食材の非可食部を含む食品である場合、食物繊維を効率よく摂取できると共に、廃棄される部位が少ないので地球環境の保護に貢献できる。よって、制御部11は、ユーザのサブスク食品の摂取状況(摂取履歴)に基づいて、サブスク食品を食べることによる地球環境の保護に対する貢献度を示すスコアを算出することもできる。例えば制御部11は、ユーザ情報からサブスク食品の摂取情報を抽出し、サブスク食品の摂取量と、摂取量に応じた加点基準及び配点とに基づいて、加点すべき点数を特定する。これによりユーザが食べたサブスク食品の摂取量に基づく地球環境の保護に対する貢献度を示すスコアが算出される。なお、サブスク食品の消費量が多いほど、サブスク食品に対するユーザの支持度は高いと考えられるので、サブスク食品の消費量に応じて、本実施形態のサブスク食品に対するユーザの支持度を示すスコアも算出できる。また、ユーザの思想信条、ベジタリアン度、嗜好情報、思考傾向等に基づいて、本実施形態のサブスク食品に対するユーザの支持度を示すことができ、このようなユーザの支持度を示すスコアを算出することもできる。例えば制御部11は、ユーザ情報からユーザの思想信条、ベジタリアン度、嗜好情報、思考傾向等の情報を抽出し、抽出した情報について加点基準を満たすか否かに応じて、加点すべき点数を特定する。これにより、ユーザの食事(食品又は食材)に対する嗜好情報、又は日常生活における考え方に関する思考傾向に基づいて、本実施形態のサブスク食品に対するユーザの支持度を示すスコアが算出される。制御部11は、スコア算出ルールDB12eに記憶してある全ての指標に基づく加点を合計することによって総合的なスコアを算出してもよく、それぞれの項目毎に項目スコアを算出してもよい。また制御部11は、食事、運動及び睡眠の項目に関する指標に基づく加点を合計した生活スコアを算出してもよく、ユーザの思想信条、ベジタリアン度、好情報、思考傾向、サブスク食品の摂取量等の指標に基づく加点を合計したサブスク食品支持スコアを算出してもよい。なお、地球環境の保護に対する貢献度を示すスコアは、生活スコアに加算してもよく、サブスク食品支持スコアに加算してもよく、単独のスコアとして用いてもよい。
制御部11は、ユーザ端末20からアドバイスを要求された場合にスコアを算出する構成に限定されない。例えば制御部11は、ユーザ端末20からユーザ情報を受信して会員情報DB12cに記憶した場合に、記憶したユーザ情報に基づいてユーザのスコアを更新してもよい。具体的には、会員情報DB12cに記憶したユーザ情報によってスコアに加算すべき点数があるか否かを判断し、加算すべき点数があると判断した場合に、スコアに加算することによってユーザのスコアを更新してもよい。この場合、会員情報DB12cに記憶してあるユーザ情報を更新する都度、ユーザのスコアを算出し直すことができる。なお、制御部11は、算出し直したスコアを、例えば会員情報DB12cに記憶しておくことにより、ユーザ端末20からアドバイスを要求された場合に、会員情報DB12cに記憶してあるスコアを読み出すことによってユーザのスコアを特定してもよい。
そして制御部11は、ユーザ情報に対するアドバイス情報を、アドバイスDB12dの記憶内容に基づいて生成する(S44)。なお、本実施形態では、制御部11は、ユーザ情報に加えてステップS61で算出したスコアに応じたアドバイス情報を生成してもよい。この場合、アドバイスDB12dには、ユーザ情報だけでなく、ユーザ情報に基づいて算出されたスコアに関する提供条件に対応付けて、このような提供条件で提供すべきアドバイス内容が記憶されている。そして、制御部11は、算出したスコア及び生成したアドバイス情報を表示したアドバイス画面をユーザ端末20へ送信する(S45)。ユーザ端末20の制御部21は、サーバ10からアドバイス画面を受信し、図18に示すようなアドバイス画面を表示部25に表示する(S46)。図18に示すアドバイス画面は、図12Bに示すアドバイス画面と同様の構成を有し、更にユーザ情報に基づいて算出されたスコアを表示する。図18に示すアドバイス画面には、1日に対する総合スコア、生活スコア及び支持スコアが表示されているが、総合スコアのみが表示されてもよく、生活スコア及び支持スコアのみが表示されてもよい。なお、各スコアは、1日に対するスコアであってもよく、1週間に対するスコアであってもよい。また、アドバイス画面は、前日のスコアとの比較結果を表示してもよく、直近の1週間の各日のスコアを列挙して表示してもよい。また、上述した実施形態2のようにユーザ端末20のカメラ27で食事を撮影した画像を摂取情報としてサーバ10に登録する構成の場合、サーバ10は、図18に示すように食事の撮影画像を表示したアドバイス画面を生成してユーザ端末20に提供してもよい。
上述した処理により、サーバ10は、ユーザ端末20から取得して会員情報DB12cに記憶してあるユーザ情報に基づいて、ユーザの身体の状態、食事、運動及び睡眠の状況等に対する評価を示すスコアを算出してユーザに提供することができる。また、ユーザの嗜好情報又は思考傾向に基づくサブスク食品に対する支持度を示すスコアをユーザに提供することができる。
本実施形態では、上述した各実施形態と同様の効果が得られる。また本実施形態では、ユーザ端末20を介して入力されたユーザ情報に基づいて、ユーザに提供すべきアドバイスを特定できるだけでなく、ユーザの状況を評価するスコアを算出することができる。よって、ユーザ情報に応じたアドバイスだけでなく、ユーザ情報に応じたスコアをユーザに提供することができる。なお、ユーザは自身の状況を数値(スコア)で把握できるので、自身の食事、運動、睡眠等の生活習慣に関する状況が良いのか否かを容易に把握できる。本実施形態の構成は実施形態2の情報処理システム100にも適用でき、実施形態2の情報処理システム100に適用した場合であっても同様の効果が得られる。また、本実施形態の情報処理システム100において、上述した各実施形態で適宜説明した変形例の適用が可能である。なお、本実施形態の情報処理システム100において、ユーザ端末20のユーザの状況を評価するスコアはサーバ10で算出される構成に限定されず、例えばユーザ端末20が算出してもよい。この場合、ユーザ端末20は、入力部24を介して入力された各種のユーザ情報及びスコア算出ルールDB12eを記憶部22に記憶しておき、制御部21(情報処理部)がスコア算出ルールDB12eの記憶内容に基づいて、記憶部22に記憶してあるユーザ情報の少なくとも一部に応じたスコアを算出するように構成することができる。
(実施形態4)
ユーザに関する各種の情報(ユーザ情報)に基づいて、ユーザを複数のクラス(ユーザ分類)に分類する情報処理システムについて説明する。本実施形態の情報処理システムは、実施形態1の情報処理システム100と同様の装置にて実現可能であるので、構成についての説明は省略する。なお、本実施形態のサーバ10の記憶部12に記憶してある会員情報DB12cは、図4に示す会員情報DB12cの構成と若干異なる。また、本実施形態のサーバ10の記憶部12は、図3A~図5に示すDB12a~12dに加えて分類条件DBを記憶する。
図19は実施形態4の会員情報DB12cの構成例を示す模式図、図20は分類条件DBの構成例を示す模式図である。本実施形態の会員情報DB12cは、図4に示す実施形態1の会員情報DB12cの構成に加えてクラスID列及びコメント列を有する。クラスID列は、ユーザ情報に基づいて各ユーザが分類されたクラスを示す識別情報(クラスID)を記憶し、制御部11がユーザ情報に基づいて各ユーザを分類した場合に、分類したクラスのクラスIDが制御部11によって記憶される。コメント列は、ユーザがユーザ端末20を用いて入力したコメントを記憶し、制御部11が通信部13を介してユーザ端末20からコメントを受信した場合に、制御部11によって記憶される。
分類条件DBは、ユーザの属性、嗜好情報、思考傾向、身体の状態、食事の状況、運動の状況、睡眠の状況等に応じてユーザを複数のクラスに分類する際の分類条件を記憶する。図20に示す分類条件DBは、クラスID列、分類条件列等を含み、クラスIDに対応付けて、各クラスにユーザを分類する際の分類条件を記憶する。クラスID列は、予め設定された複数のクラスのそれぞれに割り当てられた識別情報(クラスID)を記憶する。分類条件列は、クラスIDが示すクラスに各ユーザを分類する際の条件を記憶する。分類条件は、年齢及び性別等の属性情報による分類条件であってもよく、出身地、思想信条及びベジタリアン度等のプロフィール情報による分類条件であってもよく、体重、血圧及び血糖値等の生体情報による分類条件であってもよく、運動情報又は睡眠情報等による分類条件であってもよく、購入セット又は摂取履歴等による分類条件であってもよい。このように分類条件は、ユーザ情報に含まれる1又は複数の情報に関する条件を組み合わせたものであってもよい。分類条件DBに記憶されるクラスIDは、新たなクラス(分類条件)が登録される際に、制御部11によって発行されて記憶される。分類条件DBに記憶される分類条件は、制御部11が例えば通信部13又は入力部14を介して新たなクラスの分類条件を取得した場合に、制御部11によって記憶される。分類条件DBの記憶内容は図20に示す例に限定されず、ユーザが分類されるクラスに関する各種の情報を記憶することができる。例えば、各クラスに付けられた名前(クラス名)、各クラスに分類されたユーザの会員IDが分類条件DBに記憶されてもよい。
本実施形態の情報処理システム100では、ユーザ端末20及びサーバ10は、図6及び図7に示す処理と同様のユーザ情報の登録処理を行う。これにより、ユーザ端末20は、ユーザの属性情報、プロフィール情報、生体情報、運動情報、睡眠情報、摂取情報(食事の情報)等のユーザ情報を入力部24を介して取得することができ、サーバ10は、ユーザ端末20を介して入力されたユーザ情報を会員情報DB12cに登録することができる。また本実施形態では、ユーザ端末20は、ユーザ情報に加えて任意のコメントを入力部24を介して取得するように構成されており、ユーザ端末20を介して入力されたコメントもサーバ10の会員情報DB12cに記憶される。なお、ユーザ端末20を介して入力されるコメントは、ユーザがサブスク食品を食べることによる体調及び気持ちの変化に関するコメント、他のユーザにお勧めしたいサブスク食品又はサブスク食品を使った料理のレシピ等、どのようなコメントであってもよい。
また、本実施形態のユーザ端末20及びサーバ10は、図11に示す処理と同様のアドバイス提供処理を行う。これにより、サーバ10は、ユーザ端末20から取得して登録してある各ユーザのユーザ情報に応じたアドバイスをユーザ端末20に提供することができる。なお、本実施形態では、ユーザ情報に基づいて各ユーザがクラス(ユーザ分類)毎に分類されるので、クラス毎にアドバイスDB12dを設定することができる。即ち、各クラスに応じたアドバイスDB12dが記憶部12に記憶してあり、サーバ10は、ユーザのクラスに応じたアドバイスDB12dに基づいて、このユーザのユーザ情報に応じたアドバイスを生成する。このようにクラス毎にアドバイスDB12dを設けることにより、各ユーザにより適したアドバイスの生成が可能となる。また、サーバ10が各ユーザのユーザ情報に応じたアドバイスを学習済みモデルを用いて特定する構成の場合、クラス毎に異なる学習済みモデルを設けてもよい。この場合にも、クラス内容をより反映した適切なアドバイスの生成が可能となる。
本実施形態のサーバ10は、ユーザ端末20から取得して会員情報DB12cに記憶してある各ユーザ情報に基づいて、各ユーザを複数のクラスに分類する処理を行う。図21は、ユーザ分類処理手順の一例を示すフローチャートである。以下の処理は、サーバ10の記憶部12に記憶してある制御プログラム12Pに従って制御部11によって実行され、以下の処理の一部を専用のハードウェア回路で実現してもよい。
本実施形態の情報処理システム100において、サーバ10の制御部11は、クラスに分類すべき分類対象のユーザがいるか否かを判断する(S71)。例えば制御部11は、新たに会員登録するユーザのユーザ情報を通信部13又は入力部14を介して取得し、取得したユーザ情報を会員情報DB12cに記憶した場合、このユーザを分類対象とし、分類対象のユーザがいると判断する。また制御部11は、既に会員登録しているユーザのユーザ端末20から、ユーザ分類の実行要求を取得した場合に、このユーザを分類対象とし、分類対象のユーザがいると判断してもよい。更に制御部11は、定期的に全てのユーザのクラスを分類し直してもよく、この場合、制御部11は、定期的に又は予め設定された時刻が到来した場合に、全てのユーザを分類対象とし、分類対象のユーザがいると判断してもよい。分類対象のユーザがいないと判断した場合(S71:NO)、制御部11は処理を終了する。
分類対象のユーザがいると判断した場合(S71:YES)、制御部11は、1人の分類対象のユーザ情報を会員情報DB12cから読み出し(S72)、読み出したユーザ情報から、分類条件DBの記憶内容に基づいて、このユーザを分類すべきクラスを特定する(S73)。例えば制御部11は、会員情報DB12cから読み出したユーザ情報に含まれる各情報が、分類条件DBに記憶された各クラスの分類条件に合致するか否かを判断し、分類条件に合致するクラスがある場合、分類対象のユーザのクラスに特定する。なお、制御部11は、ユーザ情報の各情報が複数のクラスの分類条件に合致する場合、複数のクラスを特定してもよい。また、ユーザ情報の各情報がいずれのクラスの分類条件にも合致しない場合、制御部11は、ユーザ情報の各情報に最も近い分類条件を特定し、特定した分類条件のクラスを特定してもよい。
制御部11は、分類対象のユーザのクラスを特定した場合、特定したクラスのクラスIDを、分類対象のユーザの会員IDに対応付けて会員情報DB12cに記憶する(S74)。これにより、各ユーザが分類されたクラスの情報を会員情報DB12cにて管理することができる。また制御部11は、特定したクラスのクラスIDを、分類対象のユーザのユーザ端末20へ送信する(S75)。これにより、各ユーザが分類されたクラスの情報をユーザ端末20でも管理することができ、ユーザ端末20が、受信したクラスIDを表示部25に表示した場合には、ユーザが分類されたクラスをユーザに通知することができる。サーバ10はクラスIDの代わりに、クラスを示す情報又はクラスに付けられた名前等をユーザ端末20に提供してもよく、この場合、ユーザは、自身が分類されたクラスの内容を容易に把握することができる。なお、制御部11は、分類したクラスのクラスIDを、分類対象のユーザのユーザ端末20に提供する必要はなく、サーバ10(会員情報DB12c)でのみ管理する構成であってもよい。
制御部11は、ステップS75の処理後、ステップS71の処理に戻り、他の分類対象のユーザがいるか否かを判断し(S71)、他の分類対象のユーザがいると判断した場合(S71:YES)、この分類対象のユーザについて、ステップS72~S75の処理を行う。これにより、制御部11は他の分類対象のユーザについても、ユーザ情報に応じたクラス分類を行い、分類したクラスのクラスIDを会員情報DB12cに登録する。
上述したようにサーバ10は、ユーザ情報に基づいて各ユーザをクラス分類しており、各クラスのユーザ間で、各ユーザに関する情報を共有できるように構成されている。図22はクラス内での共有処理手順の一例を示すフローチャート、図23A及び図23Bはユーザ端末20の画面例を示す模式図である。図22では左側にユーザ端末20が行う処理を、右側にサーバ10が行う処理をそれぞれ示す。以下の処理は、ユーザ端末20の記憶部22に記憶してある制御プログラム22P及びアドバイスアプリ22APに従って制御部21によって実行され、サーバ10の記憶部12に記憶してある制御プログラム12Pに従って制御部11によって実行される。以下の処理の一部を専用のハードウェア回路で実現してもよい。
本実施形態の情報処理システム100において、ユーザは、自身と同じクラスに分類された他のユーザに関する情報(共有情報)を取得したい場合、アドバイスアプリ22APを介してサーバ10に対して他のユーザに関する情報の共有を要求する。なお、ユーザは、ユーザ端末20がアドバイスアプリ22APを起動させた場合に表示されるホーム画面を介して情報共有の要求を行うことができる。例えば図23Aに示すホーム画面は、他のユーザに関する情報の共有を要求するための「他のユーザをみる」ボタンを有する。図23Aに示すホーム画面において「他のユーザをみる」ボタンが操作された場合、制御部21は、情報共有の要求指示を受け付ける。よって、ユーザ端末20の制御部21は、アドバイスアプリ22APを起動させてホーム画面を表示した後、入力部24を介して情報共有の要求指示を受け付けたか否かを判断する(S81)。要求指示を受け付けていないと判断した場合(S81:NO)、制御部21は、他の処理を行いつつ待機する。
情報共有の要求指示を受け付けたと判断した場合(S81:YES)、制御部21は、サーバ10に対して情報共有を要求する(S82)。具体的には、制御部21は、ユーザの会員IDと情報共有を要求する要求信号とをサーバ10へ送信する。なお、制御部21は、アドバイスアプリ22APを起動させた時点で、ユーザからの情報共有の要求指示を受け付けることなく、サーバ10に対して情報共有を要求してもよい。また制御部21は、アドバイスアプリ22APを起動させた後(即ち、アドバイスアプリ22APの動作中に)、定期的に又は予め設定された時刻が到来する都度、サーバ10に対して情報共有を要求してもよい。
サーバ10の制御部11は、ユーザ端末20から情報共有の要求を受け付けた場合、会員情報DB12cの記憶内容に基づいて、ユーザ端末20のユーザが分類されたクラスを特定する(S83)。具体的には、制御部11は、ユーザ端末20から取得した会員IDに対応付けて会員情報DB12cに記憶してあるクラスIDを読み出すことにより、ユーザ端末20のユーザのクラスを特定する。そして、制御部11は、特定したクラスに分類された他のユーザに関するユーザ情報を会員情報DB12cから読み出す(S84)。具体的には、制御部11は、特定したクラスのクラスIDが会員情報DB12cに記憶されているユーザを特定し、特定したユーザのユーザ情報を会員情報DB12cから読み出す。なお、同じクラスのユーザが複数いる場合、全てのユーザのユーザ情報を会員情報DB12cから読み出す。そして、制御部11は、読み出したユーザ情報に基づいて、同じクラスに分類された各ユーザ間で共有される共有情報を生成する(S85)。例えば制御部11は、他のユーザの属性情報、プロフィール情報、サブスク食品の購入履歴、サブスク食品及び一般食品を含む食事の情報、運動及び睡眠等の日常生活における行動の情報を含む共有情報を生成する。なお、各ユーザは、サーバ10に登録してあるユーザ情報に含まれる各情報に対して、他のユーザに公開するか否か(公開又は非公開)を設定しており、制御部11は、公開が設定されている情報のみを用いて共有情報を生成する。これにより、ユーザが他のユーザに公開したくない情報は公開されないので個人情報を保護することができる。
また、本実施形態の情報処理システム100では、ユーザに関する各種の情報に加えて任意のコメントがユーザ端末20を用いて入力されてサーバ10(会員情報DB12c)に登録できるように構成されている。よって、制御部11は、会員情報DB12cに登録してあるコメントを含む共有情報を生成してもよい。また、ユーザがサーバ10から取得したアドバイスに対して行った評価の内容がサーバ10の会員情報DB12cに記憶されている場合、制御部11は、共有情報に、アドバイスに対するユーザの評価を含めてもよい。このような共有情報を用いることにより、サーバ10から提供されたアドバイスが有効であったか否かをクラス内のユーザ間で共有することができる。上述した処理により、制御部11は、クラス毎(ユーザ分類毎)に共有情報を生成できる。
制御部11は、情報共有を要求してきたユーザのクラスにおける共有情報を生成した場合、生成した共有情報をユーザ端末20へ送信する(S86)。ユーザ端末20の制御部21は、サーバ10が送信した共有情報を受信した場合、図23Bに示すように、受信した共有情報をホーム画面に表示する(S87)。図23Bに示すホーム画面では、図23Aに示すホーム画面に対して、サーバ10から受信した共有情報が追加表示されている。図23Bに示す共有情報は、他のユーザ(ユーザ1)の年齢、性別、ベジタリアン度、サブスク食品の購入履歴(購入セットのセット名及び購入期間)及びコメントを含んでいる。上述した処理により、サーバ10は、各クラスに分類されたユーザにおける各種の情報(共有情報)を、各クラスに分類されたユーザのユーザ端末20に提供することにより、同じクラスに分類されたユーザ間でユーザに関する各種の情報を共有することができる。なお、同じクラスに分類されるユーザは、食生活、生活習慣、嗜好情報、思考傾向等において類似する点があると予想される。よって、類似するユーザ間で情報を共有することにより、各ユーザにとって有益な情報を効率よく提供できることが期待される。
本実施形態の情報処理システム100において、サーバ10は、ユーザ端末20から情報共有を要求された場合に、ユーザに提供すべき共通情報を生成する構成に限定されない。例えば、サーバ10は、定期的に又は予め設定された時刻が到来した場合に、各クラスにおける共有情報を生成する構成でもよい。この場合、例えばサーバ10の制御部11は、所定時間が経過した場合、又は設定時刻が到来した場合に、各クラスについて、クラスに分類されたユーザのユーザ情報に基づいて、クラス内のユーザ間で共有すべき共有情報を生成し、生成した共有情報をクラスIDに対応付けて、例えば分類条件DBに記憶しておく。そして、サーバ10は、ユーザ端末20から情報共有を要求された場合に、このユーザのクラスに対応する共有情報を分類条件DBから読み出してユーザ端末20に提供する。この場合にも、図23Bと同様に、ホーム画面に共有情報を表示させることができる。またサーバ10は、クラス毎の共有情報を生成した場合、分類条件DBに記憶する代わりに、生成した共有情報をユーザ端末20へプッシュ通知してもよい。この場合、ユーザ端末20は、新しい共有情報を受信したことを表示部25に表示できるので、新しい共有情報があることをユーザに通知できる。よって、ユーザは、情報共有を要求することなく、自身が分類されたクラスの共通情報を取得することができ、自身が知りたい可能性の高い情報を効率よく得ることができる。
本実施形態では、上述した処理により、各ユーザをユーザ情報に基づいてクラス分類する。ここで、本実施形態のサブスク食品が、予めユーザの手元に配送されている場合(特にサブスク食品が一定期間分の食品をまとめてユーザに配送する食品、換言すると「ユーザが消費の都度購入した食品」ではない場合)、ユーザの消費欲求に従って消費される食品である。従って、サブスク食品の摂取情報は、ユーザの消費欲求に忠実な消費情報(食品の摂取情報)と言える。さらに、摂取情報に加えて非消費情報(サブスク食品の非摂取情報)を含むことで、さらにユニークかつ精度の高い分析が可能になる。本実施形態では、サブスク食品の摂取情報(摂取履歴)を含むユーザ情報(特に非摂取情報を含むことが好ましい)に基づいて各ユーザをクラス分類するので、ユーザの欲求により適した高精度のクラス分類が可能となる。また、このようにユーザを分類する各クラスは、ユーザの欲求をより適切に反映したクラスとなるので、クラスに応じたアドバイスを提供することにより、ユーザに最適なアドバイスの提供が可能となる。また、各クラスに分類されたユーザ間で情報を共有することにより、共感度の高い情報の共有が可能となる。
本実施形態では、上述した各実施形態と同様の効果が得られる。また本実施形態では、ユーザ端末20を介して入力されたユーザ情報に基づいて、各ユーザをクラス毎に分類し、クラスに応じたアドバイスを提供することができる。よって、ユーザ情報に応じたアドバイス内容をクラス毎に異ならせることができ、また、医師等の専門家による生活習慣、ストレス、身体機能、作業性、認知等に関する各種のアドバイスの内容をクラス毎に異ならせることができる。よって、よりユーザに適したアドバイスの特定及び提供が可能となる。また、本実施形態の構成は実施形態2~3の情報処理システム100にも適用でき、実施形態2~3の情報処理システム100に適用した場合であっても同様の効果が得られる。また、本実施形態の情報処理システム100において、上述した各実施形態で適宜説明した変形例の適用が可能である。
(実施形態5)
ユーザが購入したサブスク食品において、ユーザがまだ食べていない残りのサブスク食品の管理(在庫管理)をサーバ10が行う情報処理システムについて説明する。本実施形態の情報処理システムは、実施形態1の情報処理システム100と同様の装置にて実現可能であるので、構成についての説明は省略する。なお、本実施形態のサーバ10は、会員情報DB12cに記憶してある購入履歴によって、ユーザが購入したサブスク食品の種類及び購入量を管理している。またサーバ10は、会員情報DB12cに記憶してある摂取履歴によって、ユーザが食べたサブスク食品の種類及び摂取量(食べた量)を管理している。従って、サーバ10は、各ユーザの購入履歴及び摂取履歴に基づいて、各ユーザにおける残りのサブスク食品の種類及び量を特定できるので、各ユーザにおけるサブスク食品の在庫管理を行うことができる。本実施形態のサーバ10は、ユーザ端末20からユーザの食事の情報(摂取情報)を取得した場合に、この食事によって消費されたサブスク食品に基づいてサブスク食品の残量を更新する。本実施形態の会員情報DB12cは、図4に示す会員情報DB12cの構成に加えて、サブスク食品の残量を記憶する残量列(図示せず)を有しており、サーバ10は、各ユーザのサブスク食品の残量を特定した場合に、会員情報DB12cに記憶してあるサブスク食品の残量を更新する。
図24は、実施形態5におけるユーザ情報の登録処理手順の一例を示すフローチャート、図25A及び図25Bはユーザ端末20の画面例を示す模式図である。図24に示す処理は、図6及び図7に示す処理において、ステップS25,S26の間にステップS91~S98を追加したものである。図6及び図7と同じステップについては説明を省略する。また、図24では、図6中の各ステップ及び図7中のステップS28~S35の図示を省略している。
本実施形態の情報処理システム100において、ユーザ端末20及びサーバ10は、図6及び図7中のステップS11~S25と同様の処理を行う。これにより、ユーザ端末20は、図8B~図9Bの入力画面を介して入力されたユーザの情報(プロフィール情報、身体の情報、運動の情報、睡眠の情報及び食事の情報)を受け付けた場合に、受け付けた情報をサーバ10へ送信し、サーバ10は、ユーザ端末20から受信したユーザ情報を会員情報DB12cに登録する。サーバ10の制御部11は、ステップS25でユーザ端末20から取得した食事の情報を会員情報DB12cに記憶した後、会員情報DB12cに記憶した食事の情報と、既に会員情報DB12cに記憶してある購入履歴とに基づいて、この時点でのサブスク食品の残量を特定する(S91)。例えば制御部11は、ユーザが購入済みのサブスク食品から、ユーザが食べた(消費した)サブスク食品を除いた残りをサブスク食品の残量に特定する。従って、本実施形態の会員情報DB12cに記憶される摂取履歴は、ユーザが食べたサブスク食品の種類及び消費量であることが望ましい。また、会員情報DB12cにサブスク食品の残量が記憶してある場合、記憶してある残量から、ユーザが食べたサブスク食品を差し引くことにより、更新後のサブスク食品の残量を特定してもよい。
制御部11は、特定したサブスク食品の残量が所定量よりも少ないか否かを判断する(S92)。例えば制御部11は、単純にサブスク食品の残量が、予め設定された所定量よりも少ないか否かを判断してもよく、サブスク食品の残量が、購入量に対する所定割合よりも少ないか否かを判断してもよく、サブスク食品の残量が、次にユーザ宛にサブスク食品が配送される予定日までの日数に応じた量(所定量)よりも少ないか否かを判断してもよい。なお、所定量は、次の配送予定日までにサブスク食品の残量がなくならない量であることが望ましい。また、制御部11は、ユーザのサブスク食品の消費ペースも考慮して、サブスク食品の残量が、次の配送予定日までに在庫がなくならない量であるか否かを判断してもよい。サブスク食品の残量が所定量よりも多いと判断した場合(S92:NO)、制御部11はステップS26の処理に移行し、食事の情報の登録終了をユーザ端末20に通知する(S26)。そしてユーザ端末20の制御部21は、ステップS27以降の処理を行う。
サブスク食品の残量が所定量よりも少ないと判断した場合(S92:YES)、制御部11は、サブスク食品を追加購入するための画面をユーザ端末20に提供する。このとき、制御部11は、ユーザの購入履歴及び摂取履歴に基づいて、ユーザが購入している商品セット(購入内容)の変更を提案すべきであるか否かを判断する(S93)。例えば、ユーザが購入している商品セットに含まれる商品量(購入量)に対して、ユーザが所定期間に消費するサブスク食品の消費量が多く、常にサブスク食品の不足が発生している場合、制御部11は、商品数が多い商品セットへの変更を提案すべきであると判断する。逆に、ユーザが購入している商品セットに対してユーザの消費量が少なく、常にサブスク食品の余剰が発生している場合、制御部11は、商品数が少ない商品セット、或いは、食べ易い商品又は料理に使用し易い商品の商品セットへの変更を提案すべきであると判断してもよい。
購入内容の変更を提案する必要はないと判断した場合(S93:NO)、制御部11は、図25Aに示すような追加購入画面を生成する(S94)。図25Aに示す追加購入画面は、図10Bに示す購入内容の入力画面と同様の構成を有し、更に、現在購入中の商品セットの追加購入(いつものセットを購入)を選択するための入力欄(チェックボックス)を有する。また追加購入画面は、図25Aに示すように、ステップS91で特定したサブスク食品の残量を表示してもよい。これにより、ユーザはサブスク食品の残りの食品を容易に把握することができ、追加購入すべきであるか否かを容易に判断できる。更に、図25Aに示す追加購入画面は、他のユーザが購入している商品セットに関する情報の共有を要求するための「他のユーザの購入状況をみる」ボタンを有する。なお、追加購入画面は、図10Bに示す入力画面における変更ボタンの代わりに、入力された内容でサブスク食品の追加購入を要求するための購入ボタンが設けられている。制御部11は追加購入画面を生成した後、ステップS97の処理に移行する。
一方、購入内容の変更を提案すべきであると判断した場合(S93:YES)、制御部11は、購入内容の変更を提案する提案情報を生成する(S95)。例えば制御部11は、ユーザの消費頻度が高いサブスク食品を特定し、特定したサブスク食品を含む商品セットへの変更を提案する提案情報を生成する。また制御部11は、ユーザの摂取履歴に基づいて、ユーザが好む可能性の高いサブスク食品を特定し、特定したサブスク食品を含む商品セットへの変更を提案する提案情報を生成してもよい。これにより、制御部11は、図25Bに示すように、ユーザが購入する可能性の高い商品セットをおすすめするメッセージを生成する。そして制御部11は、生成した提案情報を含む追加購入画面を生成する(S96)。ここでは制御部11は、例えば図25Aに示す追加購入画面の冒頭に、図25Bに示すような提案情報を表示した画面を生成する。
制御部11は、ステップS94又はステップS96で生成した追加購入画面をユーザ端末20へ送信し(S97)、ユーザ端末20の制御部21は、サーバ10から受信した追加購入画面を表示部25に表示する(S98)。なお、サーバ10が購入内容を提案する必要はないと判断した場合、ユーザ端末20には図25Aに示すような追加購入画面が表示され、サーバ10が購入内容を提案すべきであると判断した場合、図25Aに示す追加購入画面に、図25Bに示すようなメッセージ(提案情報)が表示された画面が表示される。制御部21は、ステップS98の処理後、ステップS30の処理に移行し、ステップS30以降の処理を実行する。なお、本実施形態では、ステップS31において、制御部21は、追加購入画面中の購入ボタンが入力部24を介して操作されたか否かに応じて、追加購入の実行指示(購入指示)を受け付けたか否かを判断する。そして制御部21は、追加購入の実行指示を受け付けたと判断した場合、追加購入画面を介して入力された追加購入内容とユーザの会員IDとを対応付けてサーバ10へ送信し(S32)、サーバ10に追加購入の実行を要求する。サーバ10の制御部11は、ユーザ端末20から追加購入の実行要求を受け付けた場合、ユーザ端末20から取得した追加購入の購入内容を購入履歴として会員情報DB12cに登録し(S33)、更に追加購入に係る購入処理を実行する。購入処理は一般的な購入手続きに係る処理であるので詳細については説明を省略するが、例えば、購入料金の支払いに係る処理、サブスク食品の配送手配に係る処理等を含む。
また追加購入画面において「他のユーザの購入状況をみる」ボタンが操作された場合、制御部21は、他のユーザの購入状況に関する情報の共有指示を受け付け、サーバ10に対して購入状況に関する情報の共有を要求する。サーバ10は、ユーザ端末20から購入状況に関する情報の共有要求を受け付けた場合、他のユーザの購入状況に関する情報(購入履歴)を会員情報DB12cから読み出し、購入状況に関する共有情報を生成する。なお、サーバ10は、要求してきたユーザが分類されたクラスを特定し、特定したクラスに分類された他のユーザの購入状況に関する情報(購入履歴)から購入状況に関する共有情報を生成してもよい。そしてサーバ10は、生成した共有情報をユーザ端末20へ送信することにより、他のユーザの購入状況を提供することができる。
本実施形態では、上述した各実施形態と同様の効果が得られる。また本実施形態では、各ユーザが購入したサブスク食品の残量を管理することができ、残量が少なくなった場合に追加購入をユーザに提案することができる。またこのとき、購入内容を変更すべきであるユーザについては購入内容の変更を提案することにより、サブスク食品の販売促進を図ることができる。本実施形態の構成は実施形態2~4の情報処理システム100にも適用でき、実施形態2~4の情報処理システム100に適用した場合であっても同様の効果が得られる。また、本実施形態の情報処理システム100において、上述した各実施形態で適宜説明した変形例の適用が可能である。
(実施形態6)
ユーザが購入したサブスク食品における残量の管理(在庫管理)をユーザ端末20が行う情報処理システムについて説明する。本実施形態の情報処理システムは、実施形態1の情報処理システム100と同様の装置にて実現可能であるので、構成についての説明は省略する。なお、本実施形態のユーザ端末20は、サブスク食品の購入履歴及び摂取履歴を記憶部22に記憶している。これにより、ユーザ端末20は、ユーザが購入したサブスク食品の種類及び購入量、ユーザが食べたサブスク食品の種類及び摂取量を管理することができる。よって、本実施形態のユーザ端末20は、ユーザの購入履歴及び摂取履歴に基づいて、残りのサブスク食品の種類及び量を特定でき、サブスク食品の在庫管理を行うことができる。なお、本実施形態のユーザ端末20は、入力部24を介してユーザの食事の情報(摂取情報)を取得し、取得した摂取情報をサーバ10に登録した後に、サブスク食品の残量を更新する。
図26は、実施形態6におけるユーザ情報の登録処理手順の一例を示すフローチャートである。図26に示す処理は、図6及び図7に示す処理において、ステップS27,S28の間にステップS101~S103を追加したものである。図6及び図7と同じステップについては説明を省略する。また、図26では、図6及び図7中のステップS11~S26の図示を省略している。
本実施形態の情報処理システム100において、ユーザ端末20及びサーバ10は、図6及び図7中のステップS11~S27と同様の処理を行う。これにより、ユーザ端末20は、図8B~図9Bの入力画面を介して入力されたユーザの情報(プロフィール情報、身体の情報、運動の情報、睡眠の情報及び食事の情報)を受け付けた場合に、受け付けた情報をサーバ10へ送信する。そしてサーバ10は、ユーザ端末20から受信したユーザ情報を会員情報DB12cに登録する。ユーザ端末20の制御部21は、ステップS27で、サーバ10から通知された食事の情報の登録終了を示す画面を表示した後、記憶部22に記憶してあるサブスク食品の購入履歴及び摂取履歴に基づいて、この時点でのサブスク食品の残量を特定する(S101)。ここでは、制御部21は、上述した実施形態5ではサーバ10の制御部11が行った図24中のステップS91と同様の処理を行うことによって、サブスク食品の残量を特定できる。
制御部21は、特定したサブスク食品の残量が所定量よりも少ないか否かを判断する(S102)。ここでは、制御部21は、上述した実施形態5ではサーバ10の制御部11が行った図24中のステップS92と同様の処理を行うことによって、サブスク食品の残量が所定量よりも少ないか否かを判断する。サブスク食品の残量が所定量よりも多いと判断した場合(S102:NO)、制御部21はステップS28の処理に移行し、ステップS28以降の処理を行う。
サブスク食品の残量が所定量よりも少ないと判断した場合(S102:YES)、制御部21は、サブスク食品を追加購入するための追加購入画面を表示部25に表示する(S103)。ここでの追加購入画面は、例えば図25Aに示す画面と同様の構成を有し、サブスク食品の残量を通知すると共に、サブスク食品の追加購入の要求を受け付ける。制御部21は、追加購入画面を表示部25に表示した後、ステップS30の処理に移行し、ステップS30以降の処理を実行する。これにより、本実施形態では、制御部21は、ステップS29で表示された購入内容の入力画面、又はステップS103で表示された追加購入画面のいずれかを介して、購入内容又は追加購入内容を受け付ける。そして制御部21は、受け付けた購入内容又は追加購入内容でのサブスク食品の購入をサーバ10に要求し、サーバ10によって購入処理が実行される。
本実施形態では、上述した各実施形態と同様の効果が得られる。また本実施形態では、ユーザが購入したサブスク食品の残量をユーザ端末20で管理することができ、残量が少なくなった場合に追加購入をユーザに提案できる。このように残量が少なくなったタイミングでサブスク食品の追加購入を提案することにより、サブスク食品の販売促進を図ることができる。本実施形態の構成は実施形態2~5の情報処理システム100にも適用でき、実施形態2~5の情報処理システム100に適用した場合であっても同様の効果が得られる。また、本実施形態の情報処理システム100において、上述した各実施形態で適宜説明した変形例の適用が可能である。
上述した各実施形態の情報処理システム100において、ユーザによるサブスク食品の消費量(摂取量)を自動で計測する構成が設けられていてもよい。例えば、サブスク食品を種類別に収納するストッカーと、それぞれのストッカーに収納されたサブスク食品の合計の重さを計測する計測器と、計測器が計測する重さが減少した場合に、減少した重さに応じてこの種類のサブスク食品の消費量を算出する演算部とが設けられていてもよい。例えば野菜スティックのサブスク食品の場合、1本の重さは予め分かっているので、減少した重さから、消費された野菜スティックの本数を算出できる。また野菜ペーストのサブスク食品の場合、減少した重さがそのまま野菜ペーストの消費量となる。このような構成を備えることにより、ユーザがストッカーからサブスク食品を取り出した場合に、取り出されたサブスク食品の種類及び量(消費量)を特定できる。よって、ユーザは、ユーザ端末20を介してサブスク食品の摂取情報を入力する必要がなく、操作負担を軽減できる。なお、計測器による計測結果がユーザ端末20へ送信され、ユーザ端末20が、計測結果に基づいてサブスク食品の消費量を算出してもよい。また、ユーザ端末20は、計測器から取得した計測結果をサーバ10へ送信し、サーバ10が、取得した計測結果と前回の計測結果とに基づいてサブスク食品の消費量を算出してもよい。なお、サブスク食品の消費量を算出する代わりに、計測器が計測した重さに基づいて、サブスク食品の残量を算出する構成でもよい。この場合でも、サブスク食品の残量の変化に基づいて、サブスク食品の消費量を特定できる。
(実施形態7)
所定の栄養成分に対するユーザの目標摂取量、又は、地球環境に対するユーザの目標貢献量に基づいて、ユーザにサブスク食品の摂取を提案する情報処理システムについて説明する。本実施形態では、例えば1ヶ月のような所定期間における目標摂取量又は目標貢献量に基づいて、ユーザに提案すべきサブスク食品を特定するが、所定期間は1ヶ月に限定されない。特に本発明における目標値が達成困難な目標(例えば、公的機関が何らかの対策を講じなければ解決困難な社会問題に関する目標が挙げられ、より具体的には当該目標が、「欠乏が健康の保持増進に影響を与えている栄養成分」や「過剰な摂取が健康の保持増進に影響を与えている栄養成分」のような、公的機関が数値目標を掲げて摂取を推奨または抑止する程度に達成困難な食品摂取によって達成される目標が挙げられる)である場合、本発明によればその目標達成のために適した食品とその組み合わせを採用し、中間目標を複数設定し、使用者の目標達成を可能とするため好ましい。特に食事は毎日継続的に行うという特性上、そのバリエーションを確保しなければ飽きられてしまい継続が難しいが、達成困難な目標に寄与度が高い公知の食品(例えばサプリメント)は総じて味のバリエーションに乏しく、その食品を用いたメニューも類似したものになりがちであるという問題が存在した。しかし、本発明によって、消費者が興味を有している食品と関連性が高く、且つ目標寄与度の高い食品を採用することができ、消費者が飽きにくく継続性のある達成方法とすることができる。特に、主食として用いられる麺類、パン類、人造米等の食品で目標寄与度の高い食品、具体的には豆類加工品であるそれら主食食品を重点的に採用して調理法や摂取法を始めとする達成方法を出力することで、多様性を確保しつつ継続性のある達成方法を提示できるためより好ましい。本実施形態の情報処理システムは、実施形態1の情報処理システム100と同様の装置にて実現可能であるので、構成についての説明は省略する。なお、本実施形態のサーバ10の記憶部12は、図3A~図5に示すDB12a~12dに加えて目標量DB12fを記憶する。
図27は目標量DB12fの構成例を示す模式図である。目標量DB12fは、所定の栄養成分に対して所定期間におけるユーザの目標摂取量及び摂取済み量、並びに、地球環境に対して所定期間におけるユーザの目標貢献量及び貢献済み量を記憶する。図27に示す目標量DB12fは、会員ID列、栄養成分の目標摂取量列及び摂取済み量列、地球環境の目標貢献量列及び貢献済み量列等を含み、会員IDに対応付けて、各ユーザが設定した目標量(目標摂取量及び目標貢献量)と、目標量に対する達成量(摂取済み量及び貢献済み量)とを記憶する。会員ID列は、会員登録したユーザの会員IDを記憶する。栄養成分の目標摂取量列は、所定の栄養成分に対してユーザが設定した目標摂取量及び目標摂取熱量(目標摂取カロリー)を記憶する。所定の栄養成分は例えば、欠乏が健康の保持増進に影響を与えている栄養成分、及び過剰な摂取が健康の保持増進に影響を与えている栄養成分を用いることができる。本実施形態における「欠乏が健康の保持増進に影響を与えている栄養成分」(又は「過剰な摂取が健康の保持増進に影響を与えている栄養成分」)の例として、栄養成分表示ハンドブック(令和元年8月東京都福祉保健局健康安全部食品監視課発行)において「その欠乏や過剰な摂取が国民の健康の保持増進に影響を与えている栄養成分等」として規定されている栄養成分のうちで、「補給ができる旨の表示(栄養成分の量が多いことを強調)」(又は「適切な摂取ができる旨の表示(栄養成分の量又は熱量が少ないことを強調)」)に該当する栄養成分を挙げることができる。具体的には、「欠乏が健康の保持増進に影響を与えている栄養成分」には、タンパク質、食物繊維、亜鉛、カリウム、カルシウム、鉄、銅、マグネシウム、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、葉酸等が挙げられる。また、「過剰な摂取が健康の保持増進に影響を与えている栄養成分」には、熱量、脂質、飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、コレステロール、糖類、ナトリウム等が挙げられる。よって、栄養成分の目標摂取量列には、上述したような栄養成分の少なくとも1つに対してユーザが設定した目標摂取量が記憶され、栄養成分の摂取済み量列には、上述したような栄養成分のそれぞれに対してユーザが摂取済みの成分量が記憶される。
地球環境の目標貢献量列は、地球環境に対する貢献に対してユーザが設定した目標貢献量を記憶する。本発明における地球環境とは、地球において人、生物を取り巻く家庭・社会・自然などの外的な事の総体を指し、海洋環境や大気環境に例示される自然環境のみならず、社会環境まで含まれる広義の環境概念であり、本実施形態でも同様の意味を有する。より具体的には、本発明における地球環境に対する目標の代表的な例として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標である、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)における17のゴール、169のターゲット、232の指標のうちのいずれか又は複数が挙げられる。より具体的には、温室効果ガスの排出量の削減量(特に二酸化炭素の削減量、更にはカーボンフットプリントの削減量)、産業廃棄物の廃棄量の削減量(ゼロエミッション率、リサイクル率、再資源化率の向上)、フードロスの削減量(特に廃棄物の削減量、更には食品非可食部の廃棄量の削減量)、水資源の有効活用(特に水使用量の削減量、排水量の削減量)等の項目が挙げられ、本実施形態でもこれらの目標を地球環境に対する貢献目標項目として用いることができ、各目標項目に対する目標数値についても同項目における目標値を採用することができる。よって、地球環境の目標貢献量列には、上述したような項目の少なくとも1つに対してユーザが設定した目標貢献量が記憶され、地球環境の貢献済み量列には、上述したような項目のそれぞれに対してユーザが貢献済みの貢献量(削減量)が記憶される。目標量DB12fに記憶される会員IDは、例えば会員情報DB12cに新たな会員が登録された場合に、登録された会員IDが制御部11によって記憶される。目標量DB12fに記憶される目標量(目標摂取量及び目標貢献量)は、制御部11が通信部13を介して各目標量を取得した場合に、制御部11によって記憶される。目標量DB12fに記憶される達成量(摂取済み量及び貢献済み量)は、制御部11が通信部13を介してユーザが摂取した食品(サブスク食品及び一般食品)に関する情報を取得した場合に、ユーザが摂取した食品による達成量を制御部11が特定して記憶する。目標量DB12fの記憶内容は図27に示す例に限定されず、目標量DB12fに記憶される栄養成分及び地球環境に対する貢献に関する項目は、上述した例に限定されない。
本実施形態の情報処理システム100では、ユーザ端末20及びサーバ10は、図6及び図7に示す処理と同様のユーザ情報の登録処理を行う。これにより、ユーザ端末20は、ユーザの属性情報、プロフィール情報、生体情報、運動情報、睡眠情報、摂取情報(食事の情報)等のユーザ情報を受け付けることができ、サーバ10は、ユーザ端末20を介して入力されたユーザ情報を会員情報DB12cに登録することができる。なお、本実施形態では、ユーザ端末20は、上述したユーザ情報に加えて、栄養成分に対するユーザの目標摂取量及び地球環境に対するユーザの目標貢献量を受け付けてサーバ10(目標量DB12f)に登録する処理を行う。従って、本実施形態では、ユーザ情報の入力画面(登録画面)が、図8Aに示す実施形態1の構成とは若干異なり、ユーザ情報の登録処理が図6及び図7に示す処理とは若干異なる。
図28Aは実施形態7の登録画面例を示す模式図、図28Bは目標情報の入力画面例を示す模式図である。本実施形態の登録画面は、図8Aに示す構成に加えて、入力(登録)するユーザ情報として、ユーザの目標情報を選択できるように構成されている。図28Aに示す画面において、目標情報が選択された場合、ユーザ端末20の制御部21は、図28Bに示すような目標情報の入力画面を表示部25に表示する。図28Bに示す目標情報の入力画面は、予め設定された栄養成分に対する目標摂取量を入力するための入力欄と、予め設定された地球環境に対する目標貢献量を入力するための入力欄とを有する。目標摂取量の入力欄及び目標貢献量の入力欄にはそれぞれ、予め各栄養成分又は地球環境に対する貢献項目に対して設定された数値(量)のうちのいずれかを選択できるプルダウンメニューが設けられている。なお、選択可能な各数値は、例えばユーザの食習慣又は生活習慣等から決定してもよい。或いは、サブスク食品を選択し、当該食品中に含有される栄養成分から決定することもできる。また、目標摂取量の入力欄及び目標貢献量の入力欄は任意の数値が入力できるように構成されていてもよい。なお、目標情報の入力画面において、ユーザが既に登録済みの目標量については登録内容が表示されていてもよい。このような構成の場合、ユーザは既に登録済みの目標量を確認できる(或いは登録履歴を時系列に確認することが可能である)と共に、変更したい場合には変更することができる。或いは、目標量を達成する設定期間を選択することができ、上記目標量、設定期間を複数選択することもできる。具体的には、一日の摂取目標量を設定し、朝食、昼食、夕食、間食などの設定、或いは時間帯での設定を可能とする。或いは一週間の摂取目標量を曜日ごとに設定し、曜日ごとの設定は、前記一日の摂取目標量の繰り返し設定も可能である。更には、ユーザのスケジュール表等と連動し、特別日の設定を行う等個別設定も可能とする。図28Bに示す目標情報の入力画面では、栄養成分に対する目標摂取量の入力欄に対応付けて「以上」又は「以下」が表示されている。或いは、目標摂取量の達成期間を設定し、上記設定期間を複数設定し、例えば段階的に選択することも可能である。具体的には、熱量、脂質及び糖類に対して「以下」が表示され、食物繊維及びタンパク質に対して「以上」が表示されている。これにより、食物繊維及びタンパク質のように、欠乏が健康の保持増進に影響を与えている栄養成分については、入力欄に下限値が入力され、入力された値以上の値が目標摂取量として受け付けられる。一方、熱量、脂質及び糖類のように、過剰な摂取が健康の保持増進に影響を与えている栄養成分については、入力欄に上限値が入力され、入力された値以下の値が目標摂取量として受け付けられる。なお、各栄養成分に対する「以上」又は「以下」は変更可能であってもよい。また、地球環境に対する貢献項目については、入力欄に下限値が入力し、入力された値以上の値が目標貢献量として受け付けられる。
ユーザは、図28Bに示す入力画面において、自身が目標を設定したい栄養成分又は地球環境に対する貢献項目を選択し、対応する入力欄に目標量を入力する。ユーザ端末20の制御部21は、目標情報の入力画面において登録ボタンが操作された場合、入力画面を介して入力された目標情報(栄養成分に対する目標摂取量又は地球環境の貢献項目に対する目標貢献量)とユーザの会員IDとを対応付けてサーバ10へ送信し、サーバ10に目標情報の登録を指示する。サーバ10の制御部11(目標摂取量取得部、目標貢献量取得部)は、ユーザ端末20から目標情報を取得し、取得した目標情報を会員IDに対応付けて目標量DB12f(目標摂取量記憶部、目標貢献量記憶部)に記憶する。これにより、ユーザがユーザ端末20を介して入力した栄養成分に対する目標摂取量又は地球環境の貢献項目に対する目標貢献量がサーバ10(目標量DB12f)に登録される。
また本実施形態では、サーバ10は、ユーザ端末20から摂取情報(食事の情報)を受信した場合に、ユーザが摂取した食品による各栄養成分の摂取量(摂取済み量)と、地球環境に対する貢献量(貢献済み量)とを特定し、特定した摂取量及び貢献量を目標量DB12fに登録する処理を行う。具体的には、図7中のステップS25の処理後、サーバ10の制御部11は、ユーザ端末20から取得した食事の情報に基づいて、この食事によってユーザが摂取した栄養成分量及び地球環境に対する貢献量(達成量)を特定する。例えばそれぞれの食品(サブスク食品及び一般食品を含む)を食べた場合に達成できる栄養成分量及び地球環境に対する貢献量(達成量)を予め記憶部12又は他のサーバに登録しておく。そして制御部11は、ユーザの食事内容に含まれる食品を抽出し、それぞれの食品に対応する栄養成分量及び地球環境に対する貢献量を記憶部12又は他のサーバから取得する。制御部11は、取得した達成量を会員IDに対応付けて目標量DB12fに記憶する。なお、制御部11は、既に目標量DB12fに記憶してある摂取済み量及び貢献済み量に、取得した達成量を加算して目標量DB12fに記憶する。これにより、所定期間(例えば1ヶ月)において、ユーザが達成した栄養成分量及び地球環境に対する貢献量を逐次更新して記憶することができる。
上述したように本実施形態では、ユーザ毎に、栄養成分に対する目標摂取量及び地球環境に対する目標貢献量がサーバ10に設定される。また、ユーザの摂取情報(食事の情報)がユーザ端末20からサーバ10へ送信される都度、食事によってユーザが達成した栄養成分の摂取量及び地球環境に対する貢献量がサーバ10に蓄積される。上述した構成において、本実施形態のサーバ10は、例えばユーザがサーバ10から提供されるウェブサイトを閲覧中にウェブサイトに表示されたサブスク食品を選択した場合に、選択されたサブスク食品と、ユーザが設定した目標量とに基づいて、ユーザにより適したサブスク食品を提案(アドバイス)する処理を行う。
図29は、実施形態7におけるアドバイスの提供処理手順の一例を示すフローチャート、図30A及び図30Bはユーザ端末20の画面例を示す模式図である。図29では左側にユーザ端末20が行う処理を、右側にサーバ10が行う処理をそれぞれ示す。以下の処理は、ユーザ端末20の記憶部22に記憶してある制御プログラム22P及びアドバイスアプリ22APに従って制御部21によって実行され、サーバ10の記憶部12に記憶してある制御プログラム12Pに従って制御部11によって実行される。以下の処理の一部を専用のハードウェア回路で実現してもよい。
本実施形態の情報処理システム100において、ユーザは、例えばサーバ10がネットワークN経由で公開しているウェブサイトをユーザ端末20を用いて閲覧中に、ウェブサイトに表示されたサブスク食品のうちで興味を持ったサブスク食品を入力部24にて選択する。例えば図30Aに示すように、複数種類のサブスク食品が表示してあるウェブサイトにおいて、ユーザは任意の食品を選択する。ユーザ端末20の制御部21は、表示中のウェブサイトを介していずれかのサブスク食品が選択されたか否かを判断しており(S111)、選択されていないと判断した場合(S111:NO)、他の処理を行いつつ待機する。いずれかのサブスク食品が選択されたと判断した場合(S111:YES)、制御部21は、選択されたサブスク食品の商品ID及びユーザの会員IDをサーバ10へ送信する(S112)。なお、商品IDは例えばウェブサイト中に記載されており、会員IDは例えばアドバイスアプリ22APに設定されている。
サーバ10の制御部11は、ユーザ端末20から商品ID及び会員IDを受信した場合、会員IDに対応付けて目標量DB12fに記憶してある目標情報(栄養成分の目標摂取量及び地球環境の目標貢献量)と、達成済み量(栄養成分の摂取済み量及び地球環境の貢献済み量)とを読み出す(S113)。なお、制御部11は、目標量(目標摂取量又は目標貢献量)が登録してある栄養成分及び地球環境に対する貢献項目について、目標量及び達成済み量を読み出せばよい。次に制御部11は、ユーザが選択したサブスク食品を食べることによって達成可能な栄養成分量及び地球環境に対する貢献量(達成可能量)を取得する(S114)。それぞれのサブスク食品を食べることによって達成可能な栄養成分量及び地球環境に対する貢献量は、例えば商品情報DB12aに予め記憶されており、制御部11は、商品IDに対応する達成可能量を商品情報DB12aから読み出す。なお、それぞれのサブスク食品に対応する達成可能量は、他のサーバに記憶されていてもよく、この場合、制御部11は、各サブスク食品に対応する達成可能量を他のサーバから取得してもよい。
次に制御部11は、ステップS113で読み出した目標情報及び達成済み量と、ステップS114で取得した達成可能量とに基づいて、ユーザに提案すべきサブスク食品を特定する(S115)。例えば制御部11(達成摂取量取得部、達成貢献量取得部)は、販売対象のサブスク食品のそれぞれについて、食べることによって達成可能な栄養成分量及び地球環境に対する貢献量(達成可能量)を取得する。ここでも制御部11は、それぞれのサブスク食品に対応する達成可能量を商品情報DB12a又は他のサーバから取得する。そして制御部11は、栄養成分に対するユーザの目標摂取量からユーザの摂取済み量を差し引いた残りの目標摂取量を算出し、残りの目標摂取量を達成(実現)するために摂取すべきサブスク食品を特定する。例えば目標摂取量として所定量以上の値が設定されている栄養成分について、制御部11は、販売対象のサブスク食品の中で、ユーザが選択したサブスク食品よりも達成可能な栄養成分量が多いサブスク食品を抽出し、提案すべきサブスク食品に特定する。ここでは、残りの目標摂取量が、ユーザが選択したサブスク食品によって達成可能な栄養成分量よりも多い場合に、提案すべきサブスク食品を特定してもよい。また、目標摂取量として所定量以下の値が設定されている栄養成分について、制御部11は、販売対象のサブスク食品の中で、ユーザが選択したサブスク食品よりも達成可能な栄養成分量が少ないサブスク食品を抽出し、提案すべきサブスク食品に特定する。ここでは、残りの目標摂取量が、ユーザが選択したサブスク食品によって達成可能な栄養成分量よりも少ない場合に、提案すべきサブスク食品を特定してもよい。同様に制御部11は、地球環境に対するユーザの目標貢献量からユーザの貢献済み量を差し引いた残りの目標貢献量を算出し、残りの目標貢献量を達成(実現)するために摂取すべきサブスク食品を特定する。例えば制御部11は、販売対象のサブスク食品の中で、ユーザが選択したサブスク食品よりも達成可能な貢献量が多いサブスク食品を抽出し、提案すべきサブスク食品に特定する。ここでも、残りの目標摂取量が、ユーザが選択したサブスク食品によって達成可能な貢献量よりも多い場合に、提案すべきサブスク食品を特定してもよい。なお、複数の栄養成分又は複数の地球環境に対する貢献項目に対して目標量が設定されている場合、制御部11は、それぞれの目標量により近づくようなサブスク食品を、提案すべきサブスク食品に特定する。また制御部11は、ユーザの嗜好情報(食事の好み)も考慮して、ユーザの好みに適したサブスク食品を、提案すべきサブスク食品に特定してもよい。
また、本実施形態におけるサブスク食品が「欠乏が健康の保持増進に影響を与えている栄養成分」が「高い旨」、「含む旨」又は「強化された旨」を強調表示できる程度の含有量を有する場合、及び/又は、「過剰な摂取が健康の保持増進に影響を与えている栄養成分」が「低い旨」、「含まない旨」又は「低減された旨」を強調表示できる程度の含有量を有する場合、ユーザ受容性が高い栄養成分を適切な量摂取できるようなサブスク食品を特定することができる。例えば、タンパク質及び/又は食物繊維に対して高い目標摂取量が設定され、熱量に対して低い目標摂取量が設定されている場合、タンパク質及び/又は食物繊維が「高い旨」、「含む旨」又は「強化された旨」を強調表示できる程度の含有量を有する食品であり(より具体的には、食物繊維を8質量%以上含有する食品であることが好ましく、更には糖質に対する食物繊維含有割合が0.15以上である食品であることが好ましく、豆類加工品を主たる原料とする食品(特に主食として用いられる麺類、パン類、人造米)であることが好ましい)、且つ、熱量が「低い旨」、「含まない旨」又は「低減された旨」を強調表示できる程度の含有量を有する食品を特定することが好ましい。
制御部11(生成部)は、ステップS115で特定したサブスク食品に基づいて、図30Bに示すようなアドバイス情報を生成する(S116)。図30Bは、図30Aに示す画面において野菜スティック[ビーツ]がユーザに選択された場合に表示されるアドバイス画面例を示す。図30Bに示すアドバイス画面では、ユーザが設定した目標情報として食物繊維の目標摂取量及び水使用量の目標削減量と、達成済み情報として食物繊維の摂取済み量及び水使用量の削減量とが表示される。また、図30Bに示す画面では、選択された野菜スティック[ビーツ]よりも食物繊維を効率良く摂取できる野菜ペースト[ビーツ]を提案するメッセージが表示されており、ユーザが選択した野菜スティック[ビーツ]による食物繊維量と、提案する野菜ペースト[ビーツ]による食物繊維量とを比較する情報が表示されている。なお、提案するサブスク食品が、ユーザが選択したサブスク食品よりも地球環境に対する貢献量が多い場合、図30Bに示す画面に、選択されたサブスク食品よりも地球環境に対する貢献量が多い他のサブスク食品を提案するメッセージが表示される。その際、ユーザが選択したサブスク食品による地球環境に対する貢献量と、提案するサブスク食品による地球環境に対する貢献量とを比較する情報が表示されてもよい。また、図30Bに示す画面では、提案するサブスク食品を用いたメニュー(摂取方法及び調理方法)を表示するためのリンクが設定されており、このリンクを介して、提案されたサブスク食品を用いたメニューが提供される。なお、図30Bに示す画面に、提案するサブスク食品を用いてメニューが表示されてもよい。
制御部11は、生成したアドバイス情報を表示したアドバイス画面をユーザ端末20へ送信する(S117)。ユーザ端末20の制御部21は、サーバ10からアドバイス画面を受信し、図30Bに示すようなアドバイス画面を表示部25に表示する(S118)。図30Bに示すように、ユーザ端末20は、図30Aに示す表示画面の上に重ねて、サーバ10から受信したアドバイス画面を表示するが、このような構成に限定されない。上述した処理により、ユーザがユーザ端末20を用いてウェブサイトを閲覧中に任意のサブスク食品を選択した場合、サーバ10は、ユーザの目標情報をより達成できるサブスク食品を特定し、ユーザにアドバイスを提供することができる。これにより、ユーザは、自身が設定した目標を達成するためのアドバイスの提供を受けることができる。
本実施形態では、上述した各実施形態と同様の効果が得られる。また本実施形態では、ユーザが閲覧画像を介して任意のサブスク食品を選択した場合に、ユーザの目標情報を達成するためのアドバイスを受けることができる。その際、ユーザが選択したサブスク食品と、提案するサブスク食品とにおいて、ユーザの目標に対する達成可能量を提供することができる。よって、ユーザは、サブスク食品の購入及び摂取を検討する際に、自身の目標に対する達成可能度合を考慮することができる。更には、ユーザが設定した任意の期間における達成計画における達成度合いを確認し、達成計画を実現するためアドバイスを受け考慮することができる。本実施形態の構成は実施形態2-6の情報処理システム100にも適用でき、実施形態2-6の情報処理システム100に適用した場合であっても同様の効果が得られる。なお、本実施形態の構成を上述した実施形態4に適用した場合、各ユーザの栄養成分に対する目標摂取量又は地球環境に対する目標貢献量に応じたクラス分類が可能となる。また、本実施形態の情報処理システム100において、上述した各実施形態で適宜説明した変形例の適用が可能である。
本実施形態において、ユーザ自身が目標情報を設定する構成に限定されない。例えば、年齢、性別、出身地(国又は地域)、宗教、ベジタリアン度合、食事に関する好みの傾向(嗜好情報)等の情報に応じて、各栄養成分に対する目標摂取量及び地球環境の貢献項目に対する目標貢献量を予め記憶部12又は他のサーバに登録しておいてもよい。この場合、サーバ10の制御部11は、ユーザの上述した情報に応じた目標量を記憶部12又は他のサーバから取得し、ユーザの目標情報に設定してもよい。また制御部11は、このような情報を公開しているウェブサーバから、ユーザに応じた目標情報(特に、公的機関が数値目標を掲げて摂取を推奨または抑止する程度に達成困難な食品摂取によって達成される目標情報)を取得して設定してもよい。例えば、食物繊維に対する目標摂取量は、「日本人の食事摂取基準(2020年版)」における「II 各論,1 エネルギー・栄養素」の「1-4 炭水化物,4 食物繊維」の「表2食物繊維の目標量を算定するために参照した値(g/日)」に記載された摂取量(中央値)を用いることができる。また、各国で公開されている各栄養成分の摂取基準から、ユーザの出身地又は居住地に応じた目標量を取得して目標情報に用いてもよい。このような構成の場合、ユーザの状況に応じた目標量を自動的に設定できる。また、ユーザがダイエット中である等のようにユーザの食習慣又は生活習慣に応じた目標量を自動的に設定することが可能となる。具体的には、ユーザIDに関連付けられた出身国又は居住地に応じた摂取基準がシステムによって選択され同摂取基準に記載された摂取量を用いることができる。例えば米国における、食物繊維に対する目標摂取量は、「2015-2020 Dietary Guidelines for Americans」における「Appendix 7. Nutritional Goals for Age-Sex Groups Based on Dietary Reference Intakes & Dietary Guidelines Recommendations」の「Table A7-1. Daily Nutritional Goals for Age-Sex Groups Based on Dietary Reference Intakes & Dietary Guidelines Recommendations」の一覧から、ユーザの年齢、性別に対応した「Dietary Fiber, g」に記載された摂取量を用いることができる。或いは、ユーザの出身地又は居住地が英国であれば、食物繊維に対する目標摂取量は、「Nutrition Requirements_Revised August 2019」における「Dietary Fibre」の一覧から、ユーザの年齢に応じた「Age group」に記載された摂取量を選択し用いることができる。各国で公開されている各栄養成分の摂取基準は、上記に限定されず、記憶部に記憶されたデータ、或いはネットワークN経由で公開されている各国の行政機関、研究機関のウェブサイト等の情報から取得することができる。前記公的機関の摂取基準を目標摂取量として設定する以外にも、推奨量として設定し、ユーザ毎の目標摂取量と比較し、ユーザが推奨量との比較によりマニュアルで目標値を変更することが可能であり、あるいはシステムが推奨量との差異でユーザに目標値設定に対するアドバイスを実行することも可能である。図39A及び図39Bは目標値の設定例を示す模式図である。図39A及び図39Bに示すように、推奨量と、ユーザの目標摂取量とに差がある場合、推奨量と目標摂取量との差異に基づいて、目標摂取量を推奨量に近づく値に変更してもよい。このようにユーザに対する推奨量に基づいて目標値を設定することにより、ユーザに適した目標値の設定が可能となる。
また、上述したようにユーザの情報に基づいて他のサーバ等から取得した目標情報を、サーバ10がユーザ端末20へ提供し、ユーザ端末20が、図28Bに示す目標情報の入力画面を表示する際に、サーバ10から提供された目標情報(各目標量)を表示してもよい。この場合、ユーザは、自身の状況(年齢、性別、出身地、宗教等)における一般的な目標情報を把握することができ、自身の目標情報を適切に設定することが可能となる。よって、ユーザは達成可能な範囲での目標情報の設定が可能となる。
(実施形態8)
上述した実施形態7は、ユーザが閲覧中のウェブサイトを介してサブスク食品を選択した場合に、他のサブスク食品を提案する構成である。本実施形態では、ユーザがウェブサイトを介して一般食品を選択した場合に、サブスク食品を提案する情報処理システムについて説明する。本実施形態の情報処理システムは、実施形態7の情報処理システム100と同様の装置にて実現可能であるので、構成についての説明は省略する。なお、本実施形態では、会員情報DB12cに記憶するためにユーザ端末20からサーバ10へ送信される摂取履歴は、ユーザが食べたサブスク食品の情報だけでなく、ユーザが食べた一般食品の情報も含まれる。
本実施形態の情報処理システム100では、ユーザ端末20及びサーバ10は、図6及び図7、並びに図14に示す処理と同様のユーザ情報の登録処理を行う。これにより、ユーザ端末20は、ユーザの属性情報、プロフィール情報、生体情報、運動情報、睡眠情報、摂取情報(食事の情報)等のユーザ情報を受け付け、サーバ10は、ユーザ端末20を介して入力されたユーザ情報を会員情報DB12cに登録することができる。また、本実施形態のユーザ端末20及びサーバ10は、上述した実施形態7と同様のユーザ情報の登録処理を行い、栄養成分に対するユーザの目標摂取量及び地球環境に対するユーザの目標貢献量をサーバ10(目標量DB12f)に登録する。更に本実施形態のサーバ10は、上述した実施形態7と同様に、ユーザ端末20から摂取情報(食事の情報)を受信した場合に、ユーザが摂取した食品(サブスク食品及び一般食品)による各栄養成分の摂取量(摂取済み量)と、地球環境に対する貢献量(貢献済み量)とを目標量DB12fに登録する。
よって、本実施形態においても、ユーザ毎に、栄養成分に対する目標摂取量及び地球環境に対する目標貢献量がサーバ10に設定され、食事によってユーザが達成した栄養成分の摂取量及び地球環境に対する貢献量がサーバ10に蓄積される。本実施形態のサーバ10は、例えばユーザが任意のウェブサイトを閲覧中にウェブサイトに表示された食品(一般食品)を選択した場合や、ウェブサイトに食品が直接的又は間接的に特定できる情報が表示され、表示された食品情報に基づいて食品(一般食品)がシステムによって選択された場合に、これらユーザまたはシステムによって選択された一般食品(両者をまとめて単に「ユーザが選択した食品」と称する場合がある)と、ユーザが設定した目標量とに基づいて、ユーザに適したサブスク食品をアドバイスする処理を行う。
図31は、実施形態8におけるアドバイスの提供処理手順の一例を示すフローチャート、図32A及び図32Bはユーザ端末20の画面例を示す模式図である。図31に示す処理は、図29に示す処理において、ステップS111~S112の代わりにステップS121~S122を追加し、ステップS114の代わりにステップS123を追加したものである。図29と同じステップについては説明を省略する。本実施形態の情報処理システム100において、ユーザは、例えばネットワークN経由で公開されている任意のウェブサイトをユーザ端末20を用いて閲覧中に、興味を持った一般食品を入力部24にて選択する。例えば図32Aに示すように、カルボナーラのレシピを公開しているウェブサイトにおいて、ユーザは、カルボナーラの写真を選択する。なお、ユーザは、ウェブサイトに表示されている材料からスパゲッティ又はベーコン等の食材を選択してもよい。ユーザ端末20の制御部21は、表示中のウェブサイトを介していずれかの一般食品が選択されたか否かを判断しており(S121)、選択されていないと判断した場合(S121:NO)、他の処理を行いつつ待機する。
いずれかの一般食品が選択されたと判断した場合(S121:YES)、制御部21は、選択された食品の情報及びユーザの会員IDをサーバ10へ送信する(S122)。ここでは制御部21は、選択された食品の種類(メニュー)、料理名等を特定し、特定した食品情報(特定情報)をサーバ10へ送信する。なお、食品情報は、例えばウェブサイト中の記載内容から取得できる情報を用いる。食品情報は、食品が直接的又は間接的に特定できる情報であればよく、例えば食品の文字表記(例:「パ」「ス」「タ」という文字の組み合わせ(から「パスタ」が特定される))、食品の写真(例:パスタを撮影した写真(から「パスタ」が特定される))、食品の音声(例:「パ」「ス」「タ」という音声の組み合わせ(から「パスタ」が特定される))、食品の成分(例:パスタに特徴的な香気成分(から「パスタ」が特定される)、パスタに特徴的なアミノ酸組成(から「パスタ」が特定される))、食品と一般的に関連性が高い情報(例:牛の画像(と関連性が高い食品である「牛肉」「牛乳」が特定される)、22世紀から来た設定の猫型ロボット(と関連性が高い食品である「どら焼き」が特定される))、あらかじめ設定された食品との関連付け情報において食品と対応する情報(例:スポーツジムの写真(とユーザ又はAI(Artificial Intelligence:人工知能)が作成した関連付け情報によってあらかじめ関連付けられた対応食品である「低糖質/高たんぱく質の食品」が特定される))などが例示される。また、特定情報によって特定される食品は、特定の食品であってもよく(例:パスタ)、その食品が属する上位概念のグループであってもよく(例:麺類)、その食品の目標情報に関する特徴によって規定される食品(例:「低糖質/高たんぱく質の食品」、「フードロスが削減された食品」)であってもよい。サーバ10の制御部11は、ユーザ端末20から食品情報及び会員IDを受信した場合、ユーザに対応する目標情報(栄養成分の目標摂取量及び地球環境の目標貢献量)と、達成済み量(栄養成分の摂取済み量及び地球環境の貢献済み量)とを目標量DB12fから読み出す(S113)。
本実施形態では、制御部11は、ユーザが選択した一般食品によって達成可能な栄養成分量及び地球環境に対する貢献量(達成可能量)を取得する(S123)。ここでは制御部11は、一般食品に含まれる食材を特定し、それぞれの食材による達成可能量を取得する。例えば、カルボナーラ(一般食品)が選択された場合、制御部11は、カルボナーラに含まれる食材として、スパゲッティ及びベーコン等の食材を特定し、各食材による達成可能量を取得する。それぞれの食材による達成可能量は、例えば記憶部12又は他のサーバに予め記憶しておき、制御部11は、それぞれの食材に対応する達成可能量を記憶部12又は他のサーバから取得する。また、メニュー(食品の種類)毎に、メニューに含まれる食材のそれぞれによる達成可能量をネットワークN経由で公開しているウェブサーバがある場合、制御部11は、ウェブサーバから取得してもよい。なお、ユーザが選択した一般食品が、例えばスパゲッティ又はベーコン等の食材である場合、制御部11は、選択された食材による達成可能量を取得すればよい。
その後、サーバ10の制御部11及びユーザ端末20の制御部21は、ステップS115~S118の処理を行う。これにより、サーバ10は、ユーザの目標情報及び達成済み量と、ユーザが選択した一般食品による達成可能量とに基づいて、ユーザに提案すべきサブスク食品を特定し、特定したサブスク食品を提案するアドバイス画面をユーザ端末20に提供する。なお、本実施形態では、ステップS115において、制御部11は、ユーザに提案すべきサブスク食品として、例えばユーザが選択した一般食品の代替食品として使用できるサブスク食品を特定する。その際にも、制御部11は、ユーザの栄養成分に対する目標摂取量から摂取済み量を差し引いた残りの目標摂取量を達成するために摂取すべきサブスク食品を特定する。また、制御部11は、ユーザの地球環境に対する目標貢献量から貢献済み量を差し引いた残りの目標貢献量を達成するために摂取すべきサブスク食品を特定する。なお、複数の栄養成分又は複数の地球環境に対する貢献項目に対して目標量が設定されている場合、制御部11は、それぞれの目標量により近づくようなサブスク食品を、提案すべきサブスク食品に特定する。例えば、糖類又は脂質の目標摂取量に低い値が設定され、タンパク質の目標摂取量に高い値が設定されている場合に、制御部11は、糖類又は脂質の摂取量が低く、タンパク質の摂取量が高いサブスク食品を特定する。或いは、ユーザが設定した目標量を達成する期間において、入力時時点までの摂取量と摂取目標量から算出された達成度合いから達成期間中に目標量を達成するために最適なサブスク食品の消費量と上記消費するためのレシピを選択することができる。またフードロスの目標削減量に高い値が設定され、食物繊維の目標摂取量に高い値が設定されている場合に、制御部11は、フードロスの削減量が高く、食物繊維の摂取量が高いサブスク食品を特定する。また制御部11は、ユーザの嗜好情報(食事の好み)も考慮して、ユーザの好みに適したサブスク食品を特定してもよい。
図32Bは、図32Aに示す画面においてカルボナーラの画像がユーザに選択された場合に表示されるアドバイス画面例を示す。図32Bに示すアドバイス画面では、図30Bと同様に、ユーザが設定した目標情報として食物繊維の目標摂取量及び水使用量の目標削減量と、達成済み情報として食物繊維の摂取済み量及び水使用量の削減量とが表示される。また、図32Bに示す画面では、選択されたメニュー(ここではカルボナーラ)に含まれるスパゲッティについて、市販されている一般的なスパゲッティよりも食物繊維を効率良く摂取できる野菜ヌードル(サブスク食品)を提案するメッセージが表示されており、一般的なスパゲッティによる食物繊維量と、提案する野菜ヌードルによる食物繊維量とを比較する情報が表示されている。なお、提案するサブスク食品が、ユーザが選択した一般食品よりも地球環境に対する貢献量が多い場合、図32Bに示す画面に、選択された一般食品よりも地球環境に対する貢献量が多いサブスク食品を提案するメッセージが表示されてもよい。その際、ユーザが選択した一般食品による地球環境に対する貢献量と、提案するサブスク食品による地球環境に対する貢献量とを比較する情報が表示されてもよい。また、図32Bに示す画面では、提案するサブスク食品を用いたメニュー(摂取方法及び調理方法)を表示するためのリンクが設定されている。
本実施形態では、上述した各実施形態と同様の効果が得られる。また本実施形態では、ユーザがユーザ端末20を用いてウェブサイトを閲覧中に任意の食品を選択した場合に、ユーザの目標情報を達成するためのサブスク食品に関するアドバイスを受けることができる。その際、ユーザが選択した食品と、提案するサブスク食品とにおいて、ユーザの目標に対する達成可能量を提供することができるので、ユーザは、自身が設定した目標の達成可能度合を考慮して、サブスク食品の購入及び摂取を検討することができる。本実施形態の構成は実施形態2-6の情報処理システム100にも適用でき、実施形態2-6の情報処理システム100に適用した場合であっても同様の効果が得られる。また、本実施形態の情報処理システム100において、上述した各実施形態で適宜説明した変形例の適用が可能である。
本実施形態において、ユーザの栄養成分に対する目標摂取量及び地球環境に対する目標貢献量は、予めサーバ10(目標量DB12f)に登録してある構成に限定されない。例えば、ユーザが閲覧中のウェブサイトを介して食品(サブスク食品及び一般食品)を選択した場合に、栄養成分に対する目標摂取量及び地球環境に対する目標貢献量の入力画面をユーザ端末20に表示し、この時点で目標量を取得する構成でもよい。この場合でも、ユーザの目標量と、選択された食品による達成可能量とに基づいて、より目標量を達成できるサブスク食品のアドバイスを提供することができる。このような構成の場合、会員登録していないユーザであっても、入力した目標量に基づくサブスク食品の提案を受けることが可能となる。
(実施形態9)
サブスク食品に対する購入希望量、又は任意の栄養成分に対する摂取希望量に基づいて、ユーザにサブスク食品の購入を提案する情報処理システムについて説明する。本実施形態の情報処理システムは、実施形態1の情報処理システム100と同様の装置にて実現可能であるので、構成についての説明は省略する。本実施形態の情報処理システム100では、ユーザ端末20及びサーバ10は、図6及び図7に示す処理と同様のユーザ情報の登録処理を行う。これにより、ユーザの属性情報、プロフィール情報、生体情報、運動情報、睡眠情報、摂取情報等のユーザ情報が、ユーザ端末20を介して入力されてサーバ10の会員情報DB12cに登録される。また、本実施形態では、ユーザ端末20及びサーバ10は、図11に示す処理と同様のアドバイスの提供処理を行う。これにより、サーバ10に登録されたユーザ情報に応じたアドバイスがサーバ10からユーザ端末20に提供される。例えば、生体情報中のBMIが適正値と比較し改善が必要である情報、摂取情報で目標設定から逸脱している情報等から改善を促すアドバイスを生成する一方で、嗜好情報で麺類を好むなどの情報からサブスク食品中の思考情報に従った麺類を選択し、生体情報の改善、目標値を実現するサブスク食品の利用方法を提案する具体的なアドバイスの生成を可能とする。
本実施形態のサーバ10は、ユーザがサブスク食品に対する購入希望量、又は任意の栄養成分に対する摂取希望量を指定した場合に、希望内容を達成するためのサブスク食品をアドバイスする処理を行う。図33は、実施形態9におけるアドバイスの提供処理手順の一例を示すフローチャート、図34A及び図34Bはユーザ端末20の画面例を示す模式図である。図33に示す処理は、図29に示す処理において、ステップS111~S115の代わりにステップS131~S134を追加したものである。図29と同じステップについては説明を省略する。
本実施形態の情報処理システム100において、ユーザは、ユーザ端末20にアドバイスアプリ22APを実行させて購入希望情報の入力画面を表示させる。ユーザ端末20の制御部21は、ユーザによる操作に従って、アドバイスアプリ22APを起動し、図34Aに示すような購入希望情報の入力画面を表示部25に表示する。図34Aに示す画面は、サブスク食品の購入希望量として野菜スティックの商品名及び注文数を入力するための入力欄と、野菜ペーストの商品名及び注文数を入力するための入力欄とを有する。また、図34Aに示す画面は、栄養成分の摂取希望量として栄養成分の項目及び希望量を入力するための入力欄を有する。栄養成分の項目の入力欄には複数の栄養成分から任意の1つを選択できるプルダウンメニューが設けられており、希望量の入力欄には複数の数値から任意の数値を選択できるプルダウンメニューが設けられている。なお、栄養成分の摂取希望量として、複数の栄養成分に対する摂取希望量が入力できる構成であってもよい。また、図34Aに示す画面は、入力された栄養成分の希望摂取量を達成する期間を複数の期間の中から選択するためのチェックボックスを有する。図34Aに示す例では、1食、1日、1週間又は1ヶ月のいずれかの選択が可能に構成されている。
ユーザは、購入したいサブスク食品が決まっている場合、購入希望情報の入力画面において、サブスク食品の商品名及び注文数をそれぞれの入力欄に入力する。またユーザは、購入したいサブスク食品が決まっておらず、摂取したい栄養成分及び摂取量が決まっている場合、購入希望情報の入力画面において、栄養成分の項目及び希望量をそれぞれの入力欄に入力する。購入希望情報の入力画面において、ユーザは、サブスク食品の購入希望量又は栄養成分の摂取希望量を入力した後、アドバイス表示ボタンを操作する。或いは、制限したい栄養成分の項目及び希望量を夫々の入力欄に入力する。購入希望情報の入力画面において、ユーザは、アドバイス表示ボタンを操作し、前記希望量、及び会員IDに対応するユーザ情報に応じたアドバイスを参照した後、サブスク食品の購入希望量又は栄養成分の摂取希望量を入力することを可能とする。
ユーザ端末20の制御部21は、購入希望情報の入力画面を介して、サブスク食品の購入希望量又は栄養成分の摂取希望量(即ち、購入希望情報)を受け付けたか否かを判断しており(S131)、受け付けていないと判断した場合(S131:NO)、他の処理を行いつつ待機する。購入希望情報を受け付けたと判断した場合(S131:YES)、制御部21は、アドバイス表示ボタンが操作された後に、入力された購入希望情報をサーバ10へ送信する(S132)。
サーバ10の制御部11は、ユーザ端末20から購入希望情報を受信した場合、販売対象のサブスク食品による達成可能量を取得する(S133)。なお、制御部11は、購入希望情報がサブスク食品の商品名及び注文数である場合、購入希望情報に含まれるサブスク食品による達成可能量を取得し、購入希望情報が栄養成分の項目及び希望量である場合、全てのサブスク食品による達成可能量を取得する。なお、サブスク食品による達成可能量は、例えば商品情報DB12a又は他のサーバから取得可能である。そして制御部11は、ユーザ端末20から受信した購入希望情報に基づいて、ユーザに提案すべきサブスク食品を特定する(S134)。例えば購入希望情報がサブスク食品の商品名及び注文数である場合、制御部11は、購入希望情報に含まれるサブスク食品に類似するサブスク食品、達成可能量がより多いサブスク食品等を特定する。また購入希望情報が栄養成分の項目及び希望量である場合、制御部11は、栄養成分の希望量を達成するためのサブスク食品を特定する。
そして、制御部11は、特定したサブスク食品を提案するアドバイス情報を生成する(S116)。例えば購入希望情報がサブスク食品の商品名及び注文数である場合、制御部11は、購入希望情報に含まれるサブスク食品に加えて、ステップS134で特定したサブスク食品の購入及び摂取を提案するアドバイス情報を生成する。また購入希望情報が栄養成分の項目及び希望量である場合、制御部11は、ステップS134で特定したサブスク食品によって、栄養成分の希望量を達成するためのアドバイス情報を生成する。図34Bは、図34Aの画面において、栄養成分の摂取希望量として、1ヶ月に1000gの食物繊維の摂取が入力された場合に表示されるアドバイス画面例を示す。図34Bに示すアドバイス画面では、食物繊維を1ヶ月で1000g摂取するためのサブスク食品のセットが表示されている。
制御部11は、生成したアドバイス情報を表示したアドバイス画面をユーザ端末20へ送信し(S117)、ユーザ端末20の制御部21は、サーバ10から受信したアドバイス画面を表示部25に表示する(S118)。上述した処理により、ユーザがユーザ端末20を用いて購入希望情報を入力した場合に、サーバ10は、購入希望情報に沿ったサブスク食品のアドバイスを提供することができる。これにより、ユーザは、自身が入力した購入希望情報を達成するために購入すべきサブスク食品のアドバイスを受けることができる。なお、アドバイス画面に、それぞれのサブスク食品を使用したメニューが表示されていてもよい。
本実施形態では、上述した各実施形態と同様の効果が得られる。また本実施形態では、ユーザがユーザ端末20を用いて購入希望情報を入力することにより、購入希望情報を達成するためのサブスク食品に関するアドバイスを受けることができる。よって、ユーザは、購入したいサブスク食品が決まっていない場合に、摂取したい栄養成分を指定することによって、摂取したい栄養成分の摂取希望量を達成できるサブスク食品のレコメンドを受けることができる。或いは、制限したい栄養成分の項目及び希望量を入力することにより、購入希望情報を入力することにより、栄養成分制限希望情報を達成するための推奨されるサブスク食品の購入情報に関するアドバイスを受けることができる。よって、ユーザは、サブスク食品の購入及び摂取を検討する際に、レコメンドされた商品を考慮することによって、ユーザが希望する目標を達成するためのサブスク購入方法によりサブスク商品を利用可能とする。本実施形態の構成は実施形態2-8の情報処理システム100にも適用でき、実施形態2-8の情報処理システム100に適用した場合であっても同様の効果が得られる。また、本実施形態の情報処理システム100において、上述した各実施形態で適宜説明した変形例の適用が可能である。
本実施形態において、サブスク食品に対する購入希望量、又は任意の栄養成分に対する摂取希望量に加えて、地球環境に対する貢献希望量に基づいて、貢献希望量を達成するためのサブスク食品をレコメンドする構成でもよい。また、既に会員登録しているユーザであれば、購入希望情報の入力画面を介して入力された購入希望情報に加えて、会員情報DB12cに登録してあるユーザ情報に含まれる各種の情報に基づいて、ユーザにレコメンドするサブスク食品を特定してもよい。例えば、ユーザの購入希望情報、購入履歴、摂取履歴、運動情報、睡眠情報、生体情報、嗜好情報、心身情報(ストレス、作業性、身体機能)等のうちのいずれか又は複数の情報に基づいて、ユーザにレコメンドするサブスク食品を特定してもよい。
(実施形態10)
上述した実施形態7,8は、ユーザが閲覧中のウェブサイトを介して食品(サブスク食品又は一般食品)を選択した場合に、ユーザに適したサブスク食品を提案する構成であるが、本実施形態では、ユーザが閲覧中のウェブサイトの内容に応じて、ユーザに適した食品(サブスク食品以外の食品も含む)を提案する情報処理システムについて説明する。なお、本実施形態においてユーザに提案する食品は一般的な食品が対象となる。具体的には、本実施形態においてユーザに提案される食品は、サブスクリプション方式で販売される食品(販売対象のサブスク食品)であってもよく、サブスク以外の方式で販売される食品(例えばウェブサイト又は店舗で販売される食品)であってもよい。もちろん、本実施形態の情報処理システムを提供する対象となるユーザも、サブスクリプション方式で食品を購入していない一般ユーザが対象であってもよく、既にサブスクリプション方式で食品を購入しているユーザであってもよい。さらには、本実施形態の情報処理システムを提供する者と同一人であるか又は法律的若しくは経済的に同一人と同視し得るような関係にある者によって提供されるサブスクリプションサービスによって食品を購入しているユーザであってもよく、その他の者によって提供されるサブスクリプションサービスによって食品を購入しているユーザであってもよい。本実施形態の情報処理システムは、実施形態7の情報処理システム100と同様の装置にて実現可能であるので、構成についての説明は省略する。また本実施形態では、会員情報DB12cに記憶するためにユーザ端末20からサーバ10へ送信される摂取履歴は、ユーザが食べたサブスク食品の情報だけでなく、ユーザが食べた一般食品の情報が含まれていてもよい。
本実施形態の情報処理システム100では、ユーザ端末20及びサーバ10は、図6及び図7、並びに図14に示す処理と同様のユーザ情報の登録処理を行う。これにより、ユーザ端末20は、ユーザの属性情報、プロフィール情報、生体情報、運動情報、睡眠情報、摂取情報(食事の情報)等のユーザ情報を受け付け、サーバ10は、ユーザ端末20を介して入力されたユーザ情報を会員情報DB12cに登録する。また、上述した実施形態7と同様に、本実施形態のユーザ端末20は、栄養成分に対するユーザの目標摂取量及び地球環境に対するユーザの目標貢献量をサーバ10(目標量DB12f)に登録し、サーバ10は、ユーザ端末20から受信した摂取情報に基づいて、ユーザが摂取した食品による各栄養成分の摂取量と、地球環境に対する貢献量とを目標量DB12fに登録する。
よって、本実施形態においても、ユーザ毎に、栄養成分に対する目標摂取量及び地球環境に対する目標貢献量がサーバ10に設定され、食事によってユーザが達成した栄養成分の摂取量及び地球環境に対する貢献量がサーバ10に蓄積される。本実施形態のサーバ10は、例えばユーザが任意のウェブサイトを閲覧中にウェブサイトに表示された内容に応じて、ユーザに適した食品をアドバイスする処理を行う。
図35は、実施形態10におけるアドバイスの提供処理手順の一例を示すフローチャート、図36A及び図36Bはユーザ端末20の画面例を示す模式図である。図35に示す処理は、図29に示す処理において、ステップS111~S112の代わりにステップS141~S143を追加し、ステップS114~S115の代わりにステップS144~S145を追加したものである。図29と同じステップについては説明を省略する。本実施形態の情報処理システム100では、ユーザが、例えばネットワークN経由で公開されている任意のウェブサイトをユーザ端末20を用いて閲覧している場合に、ユーザ端末20及びサーバ10は以下の処理を行う。ユーザは、例えば図36Aに示すように、食品ロスに関する情報を表示しているウェブサイトを閲覧しているとする。なお、ユーザが閲覧するウェブサイトは、図36Aに示す構成に限定されず、各種の栄養成分に関する情報、地球環境に対する貢献に関する情報、食事、運動又は睡眠に関する情報等、各種の情報を表示しているウェブサイトであってもよい。
ユーザ端末20の制御部21は、ユーザがウェブサイトの閲覧中であるか否かを判断しており(S141)、ウェブサイトの閲覧中でないと判断した場合(S141:NO)、他の処理を行いつつ待機する。ウェブサイトの閲覧中であると判断した場合(S141:YES)、制御部21は、ウェブサイトの表示内容(閲覧内容)を取得し(S142)、取得した閲覧内容及びユーザの会員IDをサーバ10へ送信する(S143)。例えば制御部21は、ウェブサイトに記載されたタイトルの内容を閲覧内容(特定情報)として取得してもよく、ウェブサイト中での出現回数が多い単語を特定し、特定した単語を閲覧内容(特定情報)として取得してもよい。サーバ10の制御部11は、ユーザ端末20から閲覧内容及び会員IDを受信する。これにより、制御部11(特定情報取得部)は、ユーザが閲覧中のウェブサイトの表示内容を特定する特定情報を取得することができる。その後、制御部11は、ユーザに対応する目標情報(栄養成分の目標摂取量及び地球環境の目標貢献量)と、達成済み量(栄養成分の摂取済み量及び地球環境の貢献済み量)とを目標量DB12fから読み出す(S113)。
本実施形態では、制御部11は、例えばユーザの購入履歴及び摂取履歴を会員情報DB12cから読み出し(S144)、閲覧内容と、ユーザの目標情報及び達成済み量と、ユーザの購入履歴及び摂取履歴とに基づいて、ユーザに提案すべき食品を特定する(S145)。例えば、ユーザの閲覧内容に応じて、ユーザに提案すべき食品を予め記憶部12に登録しておき、制御部11は、ユーザ端末20から受信した閲覧内容に基づいて、ユーザに提案すべき食品を特定する。例えば、食品ロス(フードロス)等地球環境に関する閲覧内容に対応付けて、地球環境に対する貢献量が高い(例えば食品ロスの削減量が多い)食品を登録しておく。この場合、制御部11は、図36Aに示すウェブサイトを閲覧中のユーザに提供すべき食品として、地球環境に対する貢献量が高い食品を特定する。また運動又は筋肉トレーニング等に関する閲覧内容に対応付けて、タンパク質の摂取量が多い食品を登録しておく。この場合、制御部11は、運動又は筋肉トレーニングに関するウェブサイトを閲覧中のユーザに提供すべき食品として、タンパク質の摂取量が多い食品を特定できる。このように、ユーザの閲覧内容に応じた食品を特定した後、特定した食品の中から、目標情報を達成するための食品を更に特定する。ここでも制御部11は、目標情報(栄養成分の目標摂取量及び地球環境の目標貢献量)から、達成済み量(栄養成分の摂取済み量及び地球環境の貢献済み量)を差し引いた残りの目標量を達成するための食品を特定してもよい。具体的には、制御部11(目標量取得部)は、ユーザの目標情報を目標量DB12fから取得する。また、制御部11(寄与量取得部)は、例えばサブスクリプション方式で販売される食品(販売対象のサブスク食品)、ウェブサイト又は店舗を介して販売される各種の食品のそれぞれについて、達成可能な栄養成分量及び地球環境に対する貢献量(達成寄与量)を取得する。そして制御部11は、それぞれの食品による達成寄与量(達成可能量)に基づいて、目標情報(目標量)をより達成できる食品を特定する。なお、制御部11は、ユーザの購入履歴及び摂取履歴を考慮して、ユーザの購入頻度又は摂取頻度が高い食品、又は低い食品を特定してもよい。上述したように、本実施形態では、ユーザの閲覧内容に応じた食品であって、ユーザの目標情報を達成するための食品が、ユーザに提案すべき食品に特定される。なお、ユーザに提案すべき食品は、閲覧内容に応じた食品のうちで、ユーザの購入履歴又は摂取履歴に応じた食品であってもよく、ユーザの食品に関する嗜好(好み)又は主義に関する嗜好情報に適合する食品であってもよい。
その後、サーバ10の制御部11及びユーザ端末20の制御部21は、ステップS116~S118の処理を行う。これにより、サーバ10は、ステップS145で特定した食品を提案するアドバイス画面をユーザ端末20に提供する。図36Bは、図36Aに示すウェブサイトを閲覧中に表示されるアドバイス画面例を示す。図36Bに示すアドバイス画面では、図36Aに示すウェブサイトの表示内容に応じて、ユーザが設定した目標情報と、目標情報に対する達成済み量とが表示される。図36Bに示す例では、ユーザが設定した目標情報としてフードロスの目標削減量と、フードロスの達成済み削減量とが表示されている。また、図36Bに示す画面では、ユーザの目標情報を更に達成するための食品を提案するメッセージが表示されている。これにより、ユーザが閲覧中のウェブサイトの内容に応じて、ユーザが設定した目標情報を達成するための食品に関するアドバイスを提供することができる。なお、図36Bに示す画面に、特定された食品の摂取方法及び調理方法(メニュー)が表示されていてもよい。
本実施形態では、上述した各実施形態と同様の効果が得られる。また本実施形態では、ユーザがユーザ端末20を用いてウェブサイトを閲覧中に、閲覧内容に応じた食品であり、ユーザの目標情報を達成するための食品に関するアドバイスを受けることができる。よって、閲覧内容に応じた食品、即ち、ユーザが興味のある食品に関するアドバイスの提供が可能となる。また、その際、提案する各食品において、ユーザの目標に対する達成寄与量が提供されるので、ユーザは、自身が設定した目標の達成可能度合を考慮して、各食品の購入及び摂取を検討することができる。このように、本実施形態では、ウェブサイトの閲覧をトリガーとして、閲覧内容に応じた食品であって、ユーザが設定した目標情報を達成するための食品の提案が可能となる。本実施形態の構成は実施形態2-6,8-9の情報処理システム100にも適用でき、実施形態2-6,8-9の情報処理システム100に適用した場合であっても同様の効果が得られる。また、本実施形態の情報処理システム100において、上述または後述する各実施形態で適宜説明した変形例の一部構成について、必要に応じて対象となる食品をサブスク食品から(サブスク食品以外の食品も含む)一般食品へと変更し、情報処理システムを提供する対象となるユーザも、(サブスクリプション方式で食品を購入していないユーザを含む)一般ユーザへと変更するなど適宜調整して本実施形態へ適用することが可能である。
本実施形態において、ユーザが閲覧中のウェブサイトの内容に応じて、ユーザに提案すべき食品を特定する処理は、サーバ10が行う構成に限定されない。例えば、ウェブサイトの内容から直接的又は間接的に特定できる食品情報などに応じて、ユーザに提案すべき食品をユーザ端末20に登録しておくことにより、ユーザ端末20が、ユーザがウェブサイトの閲覧中に、閲覧内容に応じた食品を特定することができる。この場合でも、ユーザ端末20は、閲覧内容に応じた食品から、目標情報を達成するための食品を更に選択してもよく、ユーザの購入履歴及び摂取履歴に応じた食品を更に選択してもよい。
本実施形態においても、ユーザの栄養成分に対する目標摂取量及び地球環境に対する目標貢献量は、予めサーバ10(目標量DB12f)に登録してある構成に限定されない。例えば、ユーザがウェブサイトの閲覧中の任意のタイミングで、栄養成分に対する目標摂取量及び地球環境に対する目標貢献量の入力画面をユーザ端末20に表示し、この時点で目標量を取得する構成でもよい。この場合でも、ユーザの目標量と、ユーザに提案すべき食品による達成寄与量とに基づいて、より目標量を達成できる食品のアドバイスを提供することができる。また、栄養成分に対する目標摂取量及び地球環境に対する目標貢献量を、ユーザの属性情報等から特定して用いてもよい。このような構成の場合、会員登録していないユーザであっても、閲覧中のウェブサイトの内容に応じた食品の提案を受けることが可能となる。
(実施形態11)
上述した実施形態8は、ユーザが閲覧中のウェブサイトを介して一般食品を選択した場合に、ユーザに適したサブスク食品を提案する構成である。本実施形態では、上述した実施形態8において、ユーザが選択した一般食品に含まれる各食材について、代替可能な食材(食品)を提案する情報処理システムについて説明する。本実施形態の情報処理システムは、実施形態8の情報処理システム100と同様の装置にて実現可能であるので、構成についての説明は省略する。
図37は、実施形態11におけるアドバイスの提供処理手順の一例を示すフローチャート、図38はユーザ端末20の画面例を示す模式図である。図37に示す処理は、図31に示す処理において、ステップS123,S115の代わりにステップS151~S154を追加したものである。図31と同じステップについては説明を省略する。本実施形態の情報処理システムにおいて、ユーザ端末20の制御部21及びサーバ10の制御部11は、図31中のステップS121~S122及びS113の処理を行う。これにより、ユーザ端末20の制御部21は、表示中のウェブサイトを介して一般食品が選択された場合に、選択された食品の情報をサーバ10へ送信する。なお、図32Aに示すウェブサイトにおいてカルボナーラの写真が選択された場合、制御部21は、選択された食品の情報(カルボナーラ、又はカルボナーラに使用される食材の情報)をサーバ10へ送信する。サーバ10の制御部11は、ユーザが設定した目標情報と、達成済み量とを目標量DB12fから読み出しておく(S113)。
本実施形態では、制御部11は、ユーザが選択した一般食品に含まれる食材を特定する(S151)。例えば、ユーザが選択した食品や、ウェブサイトに食品が直接的又は間接的に特定できる情報が表示され、表示された食品情報に基づいて食品がシステムによって選択された場合に、当該ユーザまたはシステムによって選択された食品(両者をまとめて単に「ユーザが選択した食品」と称する場合がある)に使用される食材の情報がユーザ端末20から送信されていた場合、制御部11は、受信した情報から、ユーザが選択した食品に含まれる食材を特定する。また、ユーザが選択した食品のメニューがユーザ端末20から送信されていた場合、制御部11は、受信したメニューに一般的に使用される食材を、例えば各種の食品のメニューを公開しているサーバから取得してもよい。次に制御部11は、ユーザが選択した食品に含まれる食材から、代替食材(代替食品)に置き換えが可能な食材を特定する(S152)。例えば、スパゲッティ(パスタ)の代替食品として野菜ヌードルを対応付けて記憶部12に登録しておくことにより、制御部11は、野菜ヌードル(代替食品)に置き換え可能な食材としてスパゲティを特定できる。また、牛乳又は生クリームの代替食品としてパスタソース(クリームソース)を対応付けて記憶部12に登録しておくことにより、制御部11は、パスタソース(代替食品)に置き換え可能な食材として牛乳又は生クリームを特定できる。よって、例えば、ユーザによってカルボナーラ(一般食品)が選択された場合、カルボナーラに含まれる食材として、スパゲッティ、ベーコン、牛乳等の食材が特定され、代替食品に置き換えが可能な食材としてスパゲッティ及び牛乳が特定される。
そして制御部11は、代替食品に置き換え可能な食材及び代替食品のそれぞれについて、食材によって達成可能な栄養成分量及び地球環境に対する貢献量(達成可能量)を取得する(S153)。それぞれの食材による達成可能量(達成寄与量)は、例えば記憶部12又は他のサーバに予め記憶しておき、制御部11は、それぞれの食材に対応する達成可能量を記憶部12又は他のサーバから取得する。
制御部11は、ステップS113で読み出した目標情報及び達成済み量と、ステップS153で取得した各食材の達成可能量とに基づいて、代替食品に置き換え可能な食材について、ユーザに提案すべき食品(代替食品)を特定(選定)する(S154)。ここでは、制御部11は、代替食品に置き換え可能な食材のそれぞれについて、各食材による達成可能量よりも、代替食品による達成可能量の方が多い場合に、この代替食品をユーザに提供すべき食品に特定する。なお、制御部11は、ユーザの目標情報から達成済み量を差し引いた残りの目標情報を達成するために摂取すべき代替食品を、ユーザに提供すべき食品に特定する。なお、ここでの代替食品は、販売対象のサブスク食品であってもよく、ウェブサイト又は店舗を介して販売される食品であってもよい。
その後、サーバ10の制御部11及びユーザ端末20の制御部21は、ステップS116~S118の処理を行う。これにより、サーバ10は、ユーザが選択した食品に含まれる食材のうちで、代替食品に置き換え可能な食材に対して、ユーザの目標情報を達成するための食品(代替食品)を提案するアドバイス画面をユーザ端末20に提供できる。図38は、図32Aに示す画面においてカルボナーラの画像がユーザに選択された場合に表示されるアドバイス画面例を示す。図38に示すアドバイス画面では、ユーザが設定した目標情報(食物繊維の目標摂取量及び水使用量の目標削減量)と、達成済み情報(食物繊維の摂取済み量及び水使用量の削減量)とが表示される。また、図38に示す画面では、選択されたメニューに含まれるスパゲッティについて、一般的なスパゲッティよりも食物繊維を効率良く摂取できる野菜ヌードルを提案し、牛乳について、牛乳よりも食物繊維を効率良く摂取できる野菜のパスタソースを提案するメッセージが表示されている。このように、ユーザが選択した食品に含まれる食材の中で、代替食材に置き換え可能な食材のそれぞれについて、代替食材への置き換えを提案するアドバイスを行うことができる。
本実施形態では、上述した各実施形態と同様の効果が得られる。また本実施形態では、ユーザがウェブサイトを閲覧中に任意の食品を選択した場合に、選択された食品に含まれる食材の中で、代替食品への置き換えが可能な食材について、ユーザの目標情報を達成するための代替食品に関するアドバイスを受けることができる。本実施形態の構成は実施形態2-7,9-10の情報処理システム100にも適用でき、実施形態2-7,9-10の情報処理システム100に適用した場合であっても同様の効果が得られる。また、本実施形態の情報処理システム100において、上述した各実施形態で適宜説明した変形例の一部構成について、必要に応じて対象となる食品をサブスク食品から(サブスク食品以外の食品も含む)一般食品へと変更し、情報処理システムを提供する対象となるユーザも、サブスクリプション方式で食品を購入していない一般ユーザへと変更するなど適宜調整して本実施形態への適用が可能である。
上述した各実施形態の情報処理システム100において、サーバ10の制御部11は、ユーザに提供するアドバイス情報を生成する際に、会員情報DB12cに記憶してあるユーザ情報に加えて、サブスク食品の中でユーザが現在購入又は摂取していないサブスク食品も考慮してもよい。これにより、例えばユーザが購入又は摂取したことがないサブスク食品や、過去に購入または摂取していたが現在はしていないサブスク食品の購入をレコメンドするアドバイス情報の生成が可能となる。なお、ユーザが購入又は摂取していないサブスク食品の情報は、ユーザがユーザ端末20を介して入力してサーバ10に登録してもよい。また、サーバ10が、販売対象のサブスク食品から、ユーザが購入済みのサブスク食品以外のサブスク食品を特定し、特定したサブスク食品を、ユーザが現在購入又は摂取していないサブスク食品としてもよい。
上述した各実施形態の情報処理システム100において、ユーザ端末20の制御部21は、ユーザ情報を入力する画面を表示し、ユーザにユーザ情報の入力を促し、各種ユーザ情報を受け付けることができる。サーバ10の制御部11は、一般ユーザである場合に、ユーザ情報の入力がない、またはユーザ情報の一部の情報の入力があっても会員情報DB12cにユーザの識別情報が記憶されていないという情報から、一般ユーザであることを判断することができる。一般ユーザであるという情報を入力したユーザのユーザ端末20の制御部21は、ユーザに会員の登録を実行するか否かの表示をすることができる。ユーザが会員の登録を実行した場合は、続けて各種ユーザ情報を入力する画面を表示し、ユーザ情報を受け付け、サーバ10は、ユーザ端末20を介して入力されたユーザ情報を会員情報DB12cに登録する。登録後、アドバイス提示までの手順における各種効果については、前述した同等の効果が得られるものである。ユーザ端末20の制御部21は、ユーザが会員登録を、例えば「後で」などの表示を選択することによって保留した場合であっても、入力された情報から、サーバ10の制御部11によって入力されたユーザの属性、嗜好情報、思考傾向、身体の状態、食事の状況、運動の状況、睡眠の状況等に応じてユーザ会員情報と、会員情報DB12cに記憶されている情報から、近似するユーザ情報から(例えば近似ランキング情報、又はAIによるユーザ思考予測学習情報等により)最適なアドバイスを生成することができる。或いは、前記ユーザ情報に基づく分類を行い、分類条件DB中でユーザの対象となる分類情報から最適なアドバイスを生成することも可能である。
上述した各実施形態の情報処理システム100において、サーバ10がアドバイスを提供する提供先は、ユーザ端末20に限定されず、例えばユーザの保護者、家族、友人、介助者等の端末(ユーザ端末20)であってもよい。この場合、アドバイスの提供先の端末を予めサーバ10に登録しておくことにより、サーバ10がユーザに対するアドバイス情報を生成した場合に、ユーザの保護者等にアドバイス情報を提供することができる。よって、ユーザ自身のほかにもアドバイス情報を提供することにより、ユーザの食事、運動、睡眠等に関する各種の情報をユーザと保護者等との間で共有することができ、ユーザの生活習慣の改善、ストレス、身体機能、作業性、認知の改善につながることが期待される。
上述した各実施形態の情報処理システム100において、ユーザ端末20がアドバイスアプリ22APを実行することによって実現する処理を複数のアプリケーションプログラムに分けて構成してもよい。例えば、ユーザ端末20が入力部24等を介してユーザに関する情報(ユーザ情報)を取得してサーバ10に蓄積させる処理と、サーバ10に蓄積されたユーザ情報に応じたアドバイスをサーバ10から取得する処理とを各別のアプリケーションプログラムで実現するように構成してもよい。この場合、ユーザ端末20の制御部21は、ユーザ情報を蓄積するためのプログラムを実行することにより、入力部24等を介してユーザの属性情報、プロフィール情報、生体情報、運動情報、睡眠情報、ユーザが食べた食品の種類、摂取量及び摂取タイミング(ユーザ摂取情報)等のユーザ情報を受け付けてサーバ10へ送信する処理を行う。また、制御部21は、アドバイスを取得するためのプログラムを実行することにより、ユーザの会員ID(識別情報)をサーバ10へ送信してアドバイスを要求し、ユーザのユーザ情報に応じたアドバイスをサーバ10から取得して表示部25に表示する処理を行う。このような構成とした場合であっても、上述した各実施形態と同様の処理が可能であり、同様の効果が得られる。なお、サーバ10に蓄積されるユーザ情報は、ユーザ端末20に記憶されたアプリケーションプログラムを介して入力されてもよく、ネットワークN経由で公開されている所定のウェブサイトを介して入力されてもよい。また、ユーザ情報が他の記憶装置に記憶されている場合に、サーバ10が他の記憶装置から取得するように構成されていてもよい。
また、上述した各実施形態の情報処理システム100において、サーバ10が行う処理を複数のサーバに分散させてもよい。例えば、サーバ10が各ユーザ端末20から取得するユーザ情報を蓄積する処理と、サーバ10が蓄積したユーザ情報に応じたアドバイスを各ユーザ端末20に提供する処理とを各別のサーバで行ってもよい。この場合、ユーザ情報を蓄積する蓄積サーバは、ユーザ端末20を用いて入力されたユーザに関する各種の情報(ユーザ情報)を取得して、図4に示すような会員情報DB12cに蓄積する処理を行う。一方、アドバイスを提供する提供サーバは、例えばユーザ端末20からの要求に応じて、ユーザ端末20に対応するユーザのユーザ情報を蓄積サーバから取得し、取得したユーザ情報に応じたアドバイスを、例えば図5に示すようなアドバイスDB12dの記憶内容に基づいて生成してユーザ端末20へ出力する処理を行う。このとき、提供サーバは、例えばユーザ端末20からユーザの会員ID(識別情報)を取得してアドバイスの要求を受け付けており、受け付けた会員IDに対応するユーザ情報を蓄積サーバから取得し、取得したユーザ情報に応じたアドバイスを生成する。このように生成されたアドバイスを取得したユーザ端末20は、取得したアドバイスを表示部25に表示することにより、ユーザ端末20のユーザに、ユーザ情報に応じたアドバイスを提供できる。例えば、サブスク食品を販売する販売会社が蓄積サーバによってユーザ情報の蓄積を行い、蓄積されたユーザ情報を用いて、アドバイスを提供する提供会社が提供サーバによって各ユーザに適したアドバイスを提供するように構成することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものでは無いと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味では無く、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 情報処理システム
10 サーバ
11 制御部
12 記憶部
13 通信部
20 ユーザ端末
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
25 表示部
27 カメラ
12a 商品情報DB
12c 会員情報DB
12d アドバイスDB

Claims (73)

  1. サブスクリプション方式で購入した食品について、ユーザが摂取した食品に関するユーザ摂取情報を取得し、
    所定の栄養成分に対する前記ユーザの目標摂取量を取得し、
    取得したユーザ摂取情報、目標摂取量及び前記ユーザの識別情報を情報処理部へ出力し、
    前記ユーザ摂取情報及び目標摂取量に応じて、前記所定の栄養成分に対する前記目標摂取量を実現するための、前記サブスクリプション方式で販売される食品の摂取方法及び調理方法に関する情報、及び、前記ユーザによって選択された食品を摂取することによる前記所定の栄養成分の摂取量と、前記サブスクリプション方式で販売される食品を摂取することによる前記所定の栄養成分の摂取量とを比較する情報を含むアドバイス情報を前記情報処理部から取得し、
    取得したアドバイス情報を表示部に表示する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  2. 前記ユーザによって選択された食品は、ウェブサイトに表示された食品のうちで前記ユーザが選択した食品、又は、前記ユーザが閲覧するウェブサイトに表示された、食品が直接的又は間接的に特定できる食品情報に基づいてシステムによって選択された食品を含む
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 食品が直接的又は間接的に特定できる前記食品情報は、食品の文字表記、食品の写真、食品の音声、食品の成分、食品と一般的に関連性が高い情報、又は、あらかじめ設定された食品との関連付け情報において食品と対応する情報を含む
    請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記食品情報によって特定される食品は、特定の食品、当該食品が属する上位概念のグループに含まれる食品、又は、当該食品の目標情報に関する特徴によって規定される食品を含む
    請求項2又は3に記載のプログラム。
  5. 前記アドバイス情報は、前記ユーザによって選択された食品に含まれる食材のうちで、前記サブスクリプション方式で販売される食品に置き換え可能な食材に対して、前記目標摂取量を実現するための、前記サブスクリプション方式で販売される食品に関する情報を含む
    請求項1から4までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  6. 前記所定の栄養成分は、欠乏が健康の保持増進に影響を与えている栄養成分であり、
    前記目標摂取量は、取得した値以上の値である
    請求項1から5までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  7. 前記欠乏が健康の保持増進に影響を与えている栄養成分は、タンパク質、食物繊維、亜鉛、カリウム、カルシウム、鉄、銅、マグネシウム、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、又は、葉酸のうちの少なくとも1つを含む
    請求項に記載のプログラム。
  8. 前記所定の栄養成分は、過剰な摂取が健康の保持増進に影響を与えている栄養成分であり、
    前記目標摂取量は、取得した値以下の値である
    請求項1から7までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  9. 前記過剰な摂取が健康の保持増進に影響を与えている栄養成分は、熱量、脂質、飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、コレステロール、糖類、又は、ナトリウムのうちの少なくとも1つを含む
    請求項に記載のプログラム。
  10. 前記所定の栄養成分に対して前記ユーザが摂取済みの成分量を取得する処理を含み、
    前記アドバイス情報は、前記所定の栄養成分に対する目標摂取量から、前記摂取済みの成分量を差し引いた残りの目標摂取量を実現するための、前記サブスクリプション方式で販売される食品に関する情報を含む
    請求項1から9までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  11. 所定期間に前記ユーザが摂取した食品に関する摂取済み情報を取得し、
    取得した摂取済み情報及び前記ユーザの識別情報を前記情報処理部へ出力し、
    前記摂取済み情報に応じて、前記所定の栄養成分に対する目標摂取量、又は、前記ユーザの食品に関する嗜好を実現するための、前記サブスクリプション方式で販売される食品の摂取方法及び調理方法に関する情報を含む前記アドバイス情報を前記情報処理部から取得する
    処理を前記コンピュータに実行させる請求項1から10までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  12. サブスクリプション方式で購入した食品について、ユーザが摂取した食品に関するユーザ摂取情報を取得し、
    地球環境に対する前記ユーザの目標貢献量を取得し、
    取得したユーザ摂取情報、目標貢献量及び前記ユーザの識別情報を情報処理部へ出力し、
    前記ユーザ摂取情報及び目標貢献量に応じたアドバイス情報を前記情報処理部から取得し、
    取得したアドバイス情報を表示部に表示する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  13. 前記地球環境に対する目標貢献量は、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)における目標量を含む
    請求項12に記載のプログラム。
  14. 前記地球環境に対する目標貢献量は、温室効果ガスの排出量の削減量、産業廃棄物の廃棄量の削減量、フードロスの削減量、水使用量の削減量、又は、排出量の削減量の少なくとも1つを含む
    請求項12又は13に記載のプログラム。
  15. 前記アドバイス情報は、前記地球環境に対する目標貢献量を実現するための、前記サブスクリプション方式で販売される食品の摂取方法及び調理方法に関する情報を含む
    請求項12から14までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  16. サブスクリプション方式で購入した食品について、ユーザが摂取した食品に関するユーザ摂取情報を取得し、
    取得したユーザ摂取情報及び前記ユーザの識別情報を情報処理部へ出力し、
    前記ユーザ摂取情報に応じた、前記サブスクリプション方式で購入した食品を摂取することによる地球環境に対する貢献に関するアドバイスを含むアドバイス情報を前記情報処理部から取得し、
    取得したアドバイス情報を表示部に表示する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  17. 前記サブスクリプション方式で購入した食品は、所定期間毎に所定量がユーザに配送される食品、又は、一定期間分がまとめてユーザに配送される食品である
    請求項1から16までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  18. 前記ユーザ摂取情報は、前記サブスクリプション方式で販売される食品のうちで、前記ユーザが摂取していない食品に関する情報を含む
    請求項1から17までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  19. 前記ユーザ摂取情報は、前記サブスクリプション方式で購入した食品以外の食品に関する情報を含む
    請求項1から18までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  20. 前記ユーザ摂取情報は、前記ユーザが摂取した食品の摂取量及び摂取タイミングに関する情報を含む
    請求項1から19までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  21. 前記ユーザの行動に関する行動情報を取得し、
    取得した行動情報及び前記ユーザの識別情報を前記情報処理部へ出力する
    処理を前記コンピュータに実行させる請求項1から20までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  22. 前記ユーザの生体情報を取得し、
    取得した生体情報及び前記ユーザの識別情報を前記情報処理部へ出力する
    処理を前記コンピュータに実行させる請求項1から21までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  23. 前記ユーザの食品に関する嗜好又は主義に関する嗜好情報を取得し、
    取得した嗜好情報及び前記ユーザの識別情報を前記情報処理部へ出力する
    処理を前記コンピュータに実行させる請求項1から22までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  24. 前記食品に関する他のユーザとの共有情報を取得し、
    取得した共有情報を前記情報処理部へ出力する
    処理を前記コンピュータに実行させる請求項1から23までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  25. 前記サブスクリプション方式で販売される食品に対する購入希望量、又は所定の栄養成分に対する摂取希望量を取得し、
    取得した購入希望量又は摂取希望量、前記サブスクリプション方式で購入した食品に関する情報、前記ユーザ摂取情報、前記サブスクリプション方式で購入した食品以外の食品に関する情報、前記ユーザの行動に関する行動情報、前記ユーザの生体情報、及び、前記ユーザの食品に関する嗜好又は主義に関する嗜好情報のうちの1又は複数の情報と、前記ユーザの識別情報とを前記情報処理部へ出力し、
    出力した情報に応じて、前記サブスクリプション方式で販売される食品の種類及び購入量を含む前記アドバイス情報を前記情報処理部から取得する
    処理を前記コンピュータに実行させる請求項1から24までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  26. 所定期間における前記ユーザの目標摂取熱量を取得し、
    取得した目標摂取熱量及び前記ユーザの識別情報を前記情報処理部へ出力し、
    前記ユーザの目標摂取熱量を実現するための、前記サブスクリプション方式で販売される食品の摂取方法及び調理方法に関する情報を含む前記アドバイス情報を前記情報処理部から取得する
    処理を前記コンピュータに実行させる請求項1から25までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  27. 前記サブスクリプション方式で購入する食品は、一種、又は二種以上の有用成分、又は栄養成分を含有する食品であって、栄養成分を食品表示法における栄養強調表示が可能な基準値以上含有する食品である
    請求項1から2までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  28. 前記サブスクリプション方式で購入する食品は、食物繊維を含有する食品である
    請求項1から2までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  29. 前記サブスクリプション方式で購入する食品は、食物繊維局在部位を含有する食品である
    請求項1から2までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  30. 前記サブスクリプション方式で購入する食品は、食材の非可食部を含有する食品である請求項1から29までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  31. 前記アドバイス情報は、前記ユーザの食事及び行動を含む生活習慣に関するアドバイスを含む
    請求項1から30までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  32. 前記アドバイス情報は、前記ユーザが摂取した食品によって摂取される栄養成分の内容に基づいて特定されるスコアを含む
    請求項1から31までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  33. 前記アドバイス情報は、前記ユーザが摂取した食品の摂取量及び摂取タイミングに関する情報に基づいて特定されるスコアを含む
    請求項1から32までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  34. 前記アドバイス情報は、前記ユーザの行動情報に基づいて特定されるスコアを含む
    請求項1から33までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  35. 前記アドバイス情報は、前記ユーザの生体情報に基づいて特定されるスコアを含む
    請求項1から34までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  36. 前記アドバイス情報は、前記ユーザの摂取情報、又は前記ユーザの食品に関する嗜好又は主義に関する嗜好情報に基づいて特定される、前記サブスクリプション方式で購入する食品に対する前記ユーザの支持度に関するスコアを含む
    請求項1から3までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  37. 前記アドバイス情報は、前記サブスクリプション方式で購入した食品の摂取方法及び調理方法に関する情報を含む
    請求項1から3までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  38. 前記ユーザ摂取情報を含むユーザ情報に基づいて前記ユーザが分類されたユーザ分類の他のユーザが前記サブスクリプション方式で購入している食品の情報、前記他のユーザの食事及び行動を含む生活習慣に関する情報、又は、前記他のユーザによって入力されたコメントのうちの少なくとも1つを含む共有情報を前記情報処理部から取得し、
    取得した共有情報を表示部に表示する
    処理を前記コンピュータに実行させる請求項1から3までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  39. 前記サブスクリプション方式で購入した食品のうちで前記ユーザが摂取していない残りの食品の情報を表示部に表示する
    処理を前記コンピュータに実行させる請求項1から3までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  40. 前記サブスクリプション方式で購入した食品のうちで前記ユーザが摂取した食品の摂取量と、前記サブスクリプション方式において前記ユーザが登録した所定期間における購入量とに基づいて追加購入画面を表示部に表示する
    処理を前記コンピュータに実行させる請求項1から39までのいずれかひとつに記載のプログラム。
  41. サブスクリプション方式で販売される食品を購入するユーザを登録し、
    登録した前記ユーザの端末から、前記サブスクリプション方式で購入された食品について前記ユーザが摂取した食品に関するユーザ摂取情報を取得し、
    前記ユーザの端末から、所定の栄養成分に対する前記ユーザの目標摂取量を取得し、
    取得したユーザ摂取情報、目標摂取量及び前記ユーザの識別情報を対応付けて記憶部に記憶し、
    前記ユーザ摂取情報及び目標摂取量に応じて、前記所定の栄養成分に対する前記目標摂取量を実現するための、前記サブスクリプション方式で販売される食品の摂取方法及び調理方法に関する情報、及び、前記ユーザによって選択された食品を摂取することによる前記所定の栄養成分の摂取量と、前記サブスクリプション方式で販売される食品を摂取することによる前記所定の栄養成分の摂取量とを比較する情報を含むアドバイス情報を生成し、
    生成したアドバイス情報を前記ユーザの端末へ出力する
    処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
  42. 前記所定の栄養成分に対して前記ユーザが摂取済みの成分量を取得し、
    前記所定の栄養成分に対する目標摂取量から、前記摂取済みの成分量を差し引いた残りの目標摂取量を実現するための、前記サブスクリプション方式で販売される食品に関する情報を含む前記アドバイス情報を生成する
    処理を前記コンピュータが実行する請求項41に記載の情報処理方法。
  43. サブスクリプション方式で販売される食品を購入するユーザを登録し、
    登録した前記ユーザの端末から、前記サブスクリプション方式で購入された食品について前記ユーザが摂取した食品に関するユーザ摂取情報を取得し、
    地球環境に対する前記ユーザの目標貢献量を取得し、
    取得したユーザ摂取情報、目標貢献量及び前記ユーザの識別情報を対応付けて記憶部に記憶し、
    前記ユーザ摂取情報及び目標貢献量に応じたアドバイス情報を前記ユーザの端末へ出力する
    処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
  44. 前記ユーザによって選択された食品を摂取することによる前記地球環境に対する貢献量を取得し、
    取得した前記地球環境に対する貢献量に基づいて、前記地球環境に対する前記ユーザの目標貢献量を実現するための、前記サブスクリプション方式で販売される食品の摂取方法及び調理方法に関する情報を含む前記アドバイス情報を生成し、
    生成したアドバイス情報を前記ユーザの端末へ出力する
    処理を前記コンピュータが実行する請求項43に記載の情報処理方法。
  45. サブスクリプション方式で販売される食品を購入するユーザを登録し、
    登録した前記ユーザの端末から、前記サブスクリプション方式で購入された食品について前記ユーザが摂取した食品に関するユーザ摂取情報を取得し、
    取得したユーザ摂取情報及び前記ユーザの識別情報を対応付けて記憶部に記憶し、
    前記ユーザ摂取情報に応じた、前記サブスクリプション方式で購入した食品を摂取することによる地球環境に対する貢献に関するアドバイスを含むアドバイス情報を前記ユーザの端末へ出力する
    処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
  46. 前記ユーザ摂取情報は、前記サブスクリプション方式で購入した食品以外の食品に関する情報を含む
    請求項41から45までのいずれかひとつに記載の情報処理方法。
  47. 前記ユーザ摂取情報は、前記ユーザが摂取した食品の摂取量及び摂取タイミングに関する情報を含む
    請求項41から46までのいずれかひとつに記載の情報処理方法。
  48. 前記ユーザの行動に関する行動情報、前記ユーザの生体情報、又は、前記ユーザの食品に関する嗜好又は主義に関する嗜好情報のうちの少なくとも1つを前記ユーザの端末から取得し、
    取得した行動情報、生体情報又は嗜好情報を前記ユーザの識別情報に対応付けて記憶部に記憶する
    処理を前記コンピュータが実行する請求項41から47までのいずれかひとつに記載の情報処理方法。
  49. 前記サブスクリプション方式で購入する食品は、食物繊維局在部位を含有する食品である
    請求項41から48までのいずれかひとつに記載の情報処理方法。
  50. 前記サブスクリプション方式で購入する食品は、食材の非可食部を含有する食品である
    請求項41から49までのいずれかひとつに記載の情報処理方法。
  51. 前記ユーザの食事及び行動を含む生活習慣に関するアドバイスを含むアドバイス情報を生成し、
    生成したアドバイス情報を前記ユーザの端末へ出力する
    処理を前記コンピュータが実行する請求項41から50までのいずれかひとつに記載の情報処理方法。
  52. 前記ユーザが摂取した食品によって摂取される栄養成分に基づいて特定されるスコア、前記ユーザの行動情報に基づいて特定されるスコア、前記ユーザの生体情報に基づいて特定されるスコア、或いは、前記ユーザの摂取情報又は前記ユーザの食品に関する嗜好又は主義に関する嗜好情報に基づいて特定される、前記サブスクリプション方式で購入する食品に対する前記ユーザの支持度に関するスコアを算出し、
    算出したスコアを含むアドバイス情報を前記ユーザの端末へ出力する
    処理を前記コンピュータが実行する請求項41から51までのいずれかひとつに記載の情報処理方法。
  53. 前記サブスクリプション方式で購入した食品の摂取方法及び調理方法に関する情報を含むアドバイス情報を生成し、
    生成したアドバイス情報を前記ユーザの端末へ出力する
    処理を前記コンピュータが実行する請求項41から52までのいずれかひとつに記載の情報処理方法。
  54. 前記ユーザの端末から、前記ユーザ摂取情報を含むユーザ情報を時系列で取得し、
    時系列で取得した前記ユーザ情報を前記ユーザの識別情報に対応付けて記憶部に記憶し、
    前記記憶部に記憶した時系列の前記ユーザ情報のうちの任意の時点又は期間におけるユーザ情報に応じたアドバイス情報を生成する
    処理を前記コンピュータが実行する請求項41から53までのいずれかひとつに記載の情報処理方法。
  55. 前記ユーザ摂取情報を含むユーザ情報に基づいて各ユーザを複数のユーザ分類のいずれかに分類する
    処理を前記コンピュータが実行する請求項41から54までのいずれかひとつに記載の情報処理方法。
  56. 前記ユーザ分類のそれぞれに応じたアドバイス情報を記憶部に記憶し、
    前記ユーザ分類のそれぞれに分類された各ユーザの端末へ、前記ユーザ分類に応じたアドバイス情報を出力する
    処理を前記コンピュータが実行する請求項55に記載の情報処理方法。
  57. 前記ユーザ分類毎に、それぞれのユーザ分類に分類されたユーザが前記サブスクリプション方式で購入している食品の情報、前記ユーザの食事及び行動を含む生活習慣に関する情報、又は、前記ユーザによって入力されたコメントのうちの少なくとも1つを含む共有情報を生成し、
    生成した共有情報を、それぞれのユーザ分類に分類されたユーザの端末に出力する
    処理を前記コンピュータが実行する請求項55又は56に記載の情報処理方法。
  58. 前記ユーザ毎に、前記サブスクリプション方式で購入した食品の購入量と、前記サブスクリプション方式で購入した食品のうちで前記ユーザが摂取した食品の摂取量とを前記ユーザの識別情報に対応付けて記憶部に記憶し、
    前記ユーザ毎に、前記サブスクリプション方式で購入した食品のうちで前記ユーザが摂取していない残りの食品を特定し、
    特定した残りの食品の情報を前記ユーザの端末へ出力する
    処理を前記コンピュータが実行する請求項41から57までのいずれかひとつに記載の情報処理方法。
  59. 前記ユーザの摂取情報に基づいて、前記サブスクリプション方式において前記ユーザが登録した所定期間における前記食品の購入量の変更を提案する提案情報を生成し、
    生成した提案情報を前記ユーザの端末へ出力する
    処理を前記コンピュータが実行する請求項41から58までのいずれかひとつに記載の情報処理方法。
  60. 請求項1から40までのいずれかひとつに記載のプログラムが記憶してある記憶部
    を備える情報処理装置。
  61. サブスクリプション方式で販売される食品を購入するユーザを登録する登録部と、
    登録した前記ユーザの端末から、前記サブスクリプション方式で購入された食品について前記ユーザが摂取した食品に関するユーザ摂取情報を取得する取得部と、
    前記ユーザの端末から、所定の栄養成分に対する前記ユーザの目標摂取量を取得する目標摂取量取得部と、
    取得したユーザ摂取情報、目標摂取量及び前記ユーザの識別情報を対応付けて記憶する記憶部と、
    前記ユーザ摂取情報及び目標摂取量に応じて、前記所定の栄養成分に対する前記ユーザの目標摂取量を実現するための、前記サブスクリプション方式で販売される食品の摂取方法及び調理方法に関する情報、及び、前記ユーザによって選択された食品を摂取することによる前記所定の栄養成分の摂取量と、前記サブスクリプション方式で販売される食品を摂取することによる前記所定の栄養成分の摂取量とを比較する情報を含むアドバイス情報を生成する情報処理部と、
    生成したアドバイス情報を前記ユーザの端末へ出力する出力部と
    を備える情報処理装置。
  62. 記サブスクリプション方式で販売される食品を摂取することによる前記所定の栄養成分の摂取量を取得する達成摂取量取得部を備え
    前記情報処理部は、取得した前記所定の栄養成分の摂取量に基づいて、前記所定の栄養成分に対する前記ユーザの目標摂取量を実現するための、前記サブスクリプション方式で販売される食品の摂取方法及び調理方法に関する情報を含む前記アドバイス情報を生成す
    求項61に記載の情報処理装置。
  63. サブスクリプション方式で販売される食品を購入するユーザを登録する登録部と、
    登録した前記ユーザの端末から、前記サブスクリプション方式で購入された食品について前記ユーザが摂取した食品に関するユーザ摂取情報を取得する取得部と、
    地球環境に対する前記ユーザの目標貢献量を取得する目標貢献量取得部と、
    取得したユーザ摂取情報、目標貢献量及び前記ユーザの識別情報を対応付けて記憶する記憶部と、
    前記ユーザ摂取情報及び目標貢献量に応じたアドバイス情報を前記ユーザの端末へ出力する出力部と
    を備える情報処理装置。
  64. 前記ユーザ摂取情報及び目標貢献量に応じたアドバイス情報を生成する情報処理部
    を更に備える請求項63に記載の情報処理装置。
  65. サブスクリプション方式で販売される食品を購入するユーザを登録する登録部と、
    登録した前記ユーザの端末から、前記サブスクリプション方式で購入された食品について前記ユーザが摂取した食品に関するユーザ摂取情報を取得する取得部と、
    取得したユーザ摂取情報及び前記ユーザの識別情報を対応付けて記憶する記憶部と、
    前記ユーザ摂取情報に応じた、前記サブスクリプション方式で購入した食品を摂取することによる地球環境に対する貢献に関するアドバイスを含むアドバイス情報を前記ユーザの端末へ出力する出力部と
    を備える情報処理装置。
  66. 前記ユーザ摂取情報に応じた、前記サブスクリプション方式で購入した食品を摂取することによる地球環境に対する貢献に関するアドバイスを含むアドバイス情報を生成する情報処理部
    を更に備える請求項65に記載の情報処理装置。
  67. サブスクリプション方式で販売される食品を購入するユーザを登録する登録部と、
    登録した前記ユーザの端末から、前記サブスクリプション方式で購入された食品について前記ユーザが摂取した食品に関するユーザ摂取情報を取得する取得部と、
    取得したユーザ摂取情報及び前記ユーザの識別情報を対応付けて記憶する記憶部と、
    地球環境に対する前記ユーザの目標貢献量を取得する目標貢献量取得部と、
    取得した目標貢献量を前記ユーザの識別情報に対応付けて記憶する目標貢献量記憶部と、
    前記サブスクリプション方式で販売される食品を摂取することによる前記地球環境に対する貢献量を取得する達成貢献量取得部と、
    取得した前記地球環境に対する貢献量に基づいて、前記地球環境に対する前記ユーザの目標貢献量を実現するための、前記サブスクリプション方式で販売される食品の摂取方法及び調理方法に関する情報を含むアドバイス情報を生成する情報処理部と
    生成したアドバイス情報を前記ユーザの端末へ出力する出力部と
    を備える情報処理装置。
  68. サブスクリプション方式で販売される食品を購入するユーザを登録し、
    登録した前記ユーザの端末から、前記サブスクリプション方式で購入された食品について前記ユーザが摂取した食品に関するユーザ摂取情報を取得し、
    前記ユーザの端末から、所定の栄養成分に対する前記ユーザの目標摂取量を取得し、
    取得したユーザ摂取情報、目標摂取量及び前記ユーザの識別情報を対応付けて記憶部に記憶し、
    前記ユーザ摂取情報及び目標摂取量に応じて、前記所定の栄養成分に対する前記目標摂取量を実現するための、前記サブスクリプション方式で販売される食品の摂取方法及び調理方法に関する情報、及び、前記ユーザによって選択された食品を摂取することによる前記所定の栄養成分の摂取量と、前記サブスクリプション方式で販売される食品を摂取することによる前記所定の栄養成分の摂取量とを比較する情報を含むアドバイス情報を生成し、
    生成したアドバイス情報を前記ユーザの端末へ出力する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  69. サブスクリプション方式で販売される食品を購入するユーザを登録し、
    登録した前記ユーザの端末から、前記サブスクリプション方式で購入された食品について前記ユーザが摂取した食品に関するユーザ摂取情報を取得し、
    地球環境に対する前記ユーザの目標貢献量を取得し、
    取得したユーザ摂取情報、目標貢献量及び前記ユーザの識別情報を対応付けて記憶部に記憶し、
    前記ユーザ摂取情報及び目標貢献量に応じたアドバイス情報を前記ユーザの端末へ出力する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  70. サブスクリプション方式で販売される食品を購入するユーザを登録し、
    登録した前記ユーザの端末から、前記サブスクリプション方式で購入された食品について前記ユーザが摂取した食品に関するユーザ摂取情報を取得し、
    取得したユーザ摂取情報及び前記ユーザの識別情報を対応付けて記憶部に記憶し、
    前記ユーザ摂取情報に応じた、前記サブスクリプション方式で購入した食品を摂取することによる地球環境に対する貢献に関するアドバイスを含むアドバイス情報を前記ユーザの端末へ出力する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  71. サブスクリプション方式で販売される食品を購入するユーザを登録し、
    登録した前記ユーザの端末から、前記サブスクリプション方式で購入された食品について前記ユーザが摂取した食品に関するユーザ摂取情報を取得し、
    取得したユーザ摂取情報及び前記ユーザの識別情報を対応付けて記憶部に記憶し、
    地球環境に対する前記ユーザの目標貢献量を取得し、
    取得した目標貢献量を前記ユーザの識別情報に対応付けて前記記憶部に記憶し、
    前記サブスクリプション方式で販売される食品を摂取することによる前記地球環境に対する貢献量を取得し、
    取得した前記地球環境に対する貢献量に基づいて、前記地球環境に対する前記ユーザの目標貢献量を実現するための、前記サブスクリプション方式で販売される食品の摂取方法及び調理方法に関する情報を含むアドバイス情報を生成し、
    生成したアドバイス情報を前記ユーザの端末へ出力する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  72. サブスクリプション方式で購入された食品について、ユーザが摂取した食品に関するユーザ摂取情報、所定の栄養成分に対する前記ユーザの目標摂取量及び前記ユーザの識別情報を取得し、
    前記ユーザ摂取情報及び目標摂取量に応じて、前記所定の栄養成分に対する前記目標摂取量を実現するための、前記サブスクリプション方式で販売される食品の摂取方法及び調理方法に関する情報、及び、前記ユーザによって選択された食品を摂取することによる前記所定の栄養成分の摂取量と、前記サブスクリプション方式で販売される食品を摂取することによる前記所定の栄養成分の摂取量とを比較する情報を含むアドバイス情報を前記ユーザに対応する端末装置へ出力する
    処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
  73. ユーザの識別情報を情報処理部へ出力し、
    サブスクリプション方式で購入した食品について、前記識別情報に対応するユーザが摂取した食品に関するユーザ摂取情報、及び所定の栄養成分に対する前記ユーザの目標摂取量に応じて、前記所定の栄養成分に対する前記目標摂取量を実現するための、前記サブスクリプション方式で販売される食品の摂取方法及び調理方法に関する情報、及び、前記ユーザによって選択された食品を摂取することによる前記所定の栄養成分の摂取量と、前記サブスクリプション方式で販売される食品を摂取することによる前記所定の栄養成分の摂取量とを比較する情報を含むアドバイス情報を前記情報処理部から取得し、
    取得したアドバイス情報を表示部に表示する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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